A foolish man


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17話 A foolish man


「ねえ……あなたは、どうして、この殺し合いに乗ろうと思ったの?」

エリアB-4の、今は使われていない分校。
その教室の一つで、床に正座をするような形で座り込み、
血が溢れる腹部を右手で押さえ苦しそうに息を荒げながら、
狐獣人の少女――伊賀榛名は目の前に立つダークエルフの男――ダーエロに問う。
ダーエロの右手には、血の付いたハンティングナイフが握られている。

「……」
「教えてくれても、良いでしょ? どうせ私、もう長くないみたいだし」
「大事な人が、この殺し合いに参加させられてるんだよ……。
その人が死んだら、俺は、もう生きていけないんだ……。
だから、その人を優勝させるために、俺は……」

ダーエロはこの殺し合いに乗った大まかな理由を榛名に話した。

「……それが理由? 馬鹿みたい」
「何?」

だが理由を聞いた榛名は脂汗をかきながらも、呆れたような表情を浮かべ、
ダーエロを嘲るような口調で言う。

「そんな事して、その大事な人が喜ぶと思う?
私だったら絶対無理。逆に殴ってでも目を覚まさせるよ」
「……確かにそうだな。でも、俺はこれしか思い付かないんだよ。
首には爆弾付きの首輪がはまっていて、脱出も到底無理だ。
だから……」
「……ホント、馬鹿、みたい。いつか後悔する時が、来るよ」
「……」

ダーエロはハンティングナイフを榛名の喉元に突き刺し、止めを刺した。
喉笛から大量の血を噴き出しながらも、榛名は意識が消えるその瞬間まで、
ダーエロの事を睨み続けていた。

「馬鹿、か。確かに馬鹿だろうな俺は」

ダーエロは自嘲気味に語った。

「だけど、それでも俺はやらなきゃならないんだ」

榛名が持っていた自動拳銃、ベレッタM92FSを拾い上げ、
更に彼女のデイパックからベレッタの予備マガジン3個と特殊警棒、
水と食糧を抜き取り自分のデイパックに移し替える。
装備をハンティングナイフからベレッタM92FSへと変えた。
榛名によって数発発砲されたがまだ弾は残っている筈だった。

「ムシャ、弟子五郎、すまない、だけど俺は……ヘレンたんを優勝させる」

その胸に固い決意を秘めたダークエルフの男は、
血みどろの殺し合いの中へと身を投じて行く。



【伊賀榛名@オリキャラ・再登場組  死亡】
【残り  37人】



【一日目/朝方/B-4南部分校跡】
【ダーエロ@VIPRPG】
[状態]健康
[装備]ベレッタM92FS(10/15)
[所持品]基本支給品一式、ベレッタM92FS予備マガジン(15×3)、特殊警棒、
 ハンティングナイフ、水と食糧
[思考・行動]
 基本:ヘレンたんを優勝させる(自分は自害する)。
 1:ムシャ、弟子五郎とは出来れば会いたくない。
[備考]
 ※魔法が一切使えなくなっています。


※B-4一帯に銃声が響きました。
※B-4南部分校跡内に伊賀榛名の死体とデイパック
(水と食糧抜きの基本支給品一式入り)が放置されています。


≪支給品紹介≫
【ハンティングナイフ】
狩猟において仕留めた獲物を解体するのに使われる鋭利で頑丈なナイフ。

【ベレッタM92FS】
イタリアのベレッタ社により1975年に開発された自動拳銃。
装弾数が15発と豊富で操作性も高く、上部が大きく切り欠かれたスライドにより
排莢不良も起こりにくい上軽量で発射時の反動も比較的少ない。
現在、世界で最も信頼性が高く、知名度が高い拳銃として知られている。
本ロワに登場するM92FSはスライド脱落事故防止のために耐久性向上がなされた改良版。
撃鉄部分が大きく露出しているのが特徴。

【特殊警棒】
伸縮可能な金属製の警棒。強度の面で若干不安はあるが、
打撃武器としてはそれなりに有効。




今日心許ナシ 時系列順 Loose
今日心許ナシ 投下順 Loose

ゲーム開始 伊賀榛名 死亡
ゲーム開始 ダーエロ 過ちを過ちにしたくないのが僕らだろう
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