相変わらずの二人

92話 相変わらずの二人


青く澄み渡った空の下、私――大木弓那と、使い魔の人狼――黒牙は、
私達が住む街を見下ろせる小高い丘の上にやって来ていた。
この場所は私と黒牙のお気に入りの場所で、休みの日によくここに来る。
余り人気がないようだったら藪に隠れて青姦なんかも楽しめる。

またこうして黒牙と過ごせるなんて、夢みたいだった。
あの殺し合いで死んだはずの私と黒牙を、どうやったのかは分からないけど、
生き返らせてくれた、リリア・ミスティーズと名乗った女性。
生き返らせてくれた代わりにリリアさんが開催した別の殺し合いの手伝いをさせられる事になった。
最初の開催式の時の、青いタヌキのようなロボットの首輪が爆破された時なんか、
私達の殺し合いの最初の時、男の人の首輪が爆破された時の事を思い出して少し怖かった。

それからしばらくは、黒牙との甘い時間を過ごした。
色々な体位を試してみたり、お尻の方にも挑戦してみた。少し痛かったけれど。

私達を元の世界に帰した後、リリアさんはどうなったのかな。
何だか慌ただしい様子だったけど……何があったんだろう。
でも、それを知る術はもうない。

今、こうして黒牙との日常が戻ってきた。
それだけで、私は嬉しい。

「平和だね……黒牙」
「そうだね、弓那……」

平和な日常、当たり前の事だと思っていたけど、殺し合いを二つも経験した今では、
とても掛け替えのないものだと思えるようになっていた。
だから、黒牙と過ごす時間を、自分の人生を、大切に生きていこう。

「弓那……ごめん」
「え?」
「辛抱たまらん、ここで一発!」
「え!? いや、ちょ、待って待って、流石にここじゃ、いや、あ、
駄目だって! 服脱がせないで、ああ! ブラとパンツ、ちょ、もういい加減に、
ひいいっ!? え!? もう!? 入れるの!? うわ、あらら!?」
「ウォォォォオオオオ!!」
「ひゃ、あ、らめえええええええええええええ~~!!」



この後、私は欲情した黒牙に何度も襲われてしまいました。
まあ、こういうのもひっくるめて、平和な毎日って言うのか、なぁ。




俺得バトルロワイアル――黒牙、大木弓那  姦、じゃなくて完






妖星乱舞 時系列順 それぞれの未来
妖星乱舞 投下順 それぞれの未来

妖星乱舞 黒牙 THE END
妖星乱舞 大木弓那 THE END

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最終更新:2010年09月19日 01:49
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