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37 名前:無名武将@お腹せっぷく 投稿日:2006/07/08(土) 12:14:07
一体何なんだこの状況は。殺し合いだと?何故そんなことをしなければならない!
理不尽さへの怒りや恐怖。彼の中に渦巻いていたそれらは城を一歩出た途端に吹き飛んだ。
狩る者と狩られる者。そこにいたのは只の獣だった。
手に手に武器を携えた野獣。追いつめられている弱き獣。
そのか弱き獲物とは…曹繰!
それを認識した瞬間、彼、張繍もまた支給された山刀を握って獣となった。
めちゃくちゃにその刃を振り回した。梢が無駄に落とされて散る。
曹繰が脅えて逃げる。待て待て。共に楽しもうではないか。
愉快だった。愉快で愉快で震えが走る。
本当は自分はずっとこうしたかったのかもしれない。
ずっとあのチビを叩き斬ってその臓物を引きずり出してやりたかったのかもしれない。
いや確かに恨みはあったかもしれない。恐怖だって抱いていた。でも自分は何もそこまでは!
自分は人だ。獣ではない。まだ人だろう?まだ?ではいずれ獣になるのか。もう獣なのか?
わからない。わからないのだ。私はどうしたらいいのか。
自分が今恐ろしいのか幸せなのかさえわからないのだ。
わからない、わからないのだ…誰か教えてくれ、私はどうすればいいのか、そして私は何を望んでいるのか。
教えてくれ、誰か、賈ク…賈文和!

@張繍【山刀】
※ くるっている。賈クの呼びかけがあれば正気に戻るかもしれません。

【賈ク 生存確認】

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最終更新:2007年11月18日 10:31
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