ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子


里から少し離れた池沿いに歩いていると、ゆっくりの家族を発見した。
親はまりさとれいむのつがい、子供はまりさ1匹にれいむ2匹、計3匹の赤ちゃんだ。
赤ちゃんといっても、いわゆるピンポン玉程度のサイズで、赤ちゃんを外に
慣れさせ水の怖さを教えるために連れ出したのだろう。
赤ちゃん3匹は池の前に並んで舌で水を舐めており、その後ろに親が並んで見守っている。

「ゆっくりしていってね」
「「ゆっくりしていってね!」」
声を掛け、定番の挨拶をすると赤ちゃんは無警戒な顔で、
親は若干警戒した顔でこちらを見る。
「いまあかちゃんにみずをおしえてるところだから、
 じゃましないでね!ゆっくりできないならどっかいってね」
「はいはい、ゆっくり邪魔しないよ」
と言いながら早速赤ちゃんまりさを手に取り、親の後ろ側に移動させる。
家族の中で一番池から離れている位置である。
「ゆ?ゆ?」
場所を移された赤ちゃんも他の家族も、掴んだ子供を愛でるでもなく虐待するでもなく
『ただ場所を変える』と言う謎の行動に呆気にとられている。

そこで池の方を指差し、
「あっ!?」
と何かを見つけたかのように叫んだ。家族全員が指刺した方を見つめ、
池から一番離れている赤ちゃんまりさを見ているものが居なくなる。一人を除いて。
その隙に、素早く赤ちゃんまりさを回収し加工所袋に放り込む。
ゆっくりを強制的にゆっくりさせるとか言う便利アイテムだ。

しばらく指差した方向を見ていたが何も発見出来なかった親まりさは振り返り
「どうしたの?なにもないよ?」
と呆れたように生意気な顔を向けるが、赤ちゃんまりさが居なくなった事に
気づく様子はない。中々に間抜けである。
赤ちゃんが居なくなった事を教えて意地悪してあげてもいいが、
今日は赤ちゃんまりさがメインである。
早速他のゆっくりに退場してもらう為に、こちらを向いている親まりさの側頭部と
未だに池の方を眺めている親れいむの後頭部をがっしりと掴み、
えいやっと池に放り投げてやる。

「ゆゆ゛っ!?」
と声を上げたのもつかの間、親ゆっくりは2匹とも勢い良く池に落ちる。
まりさの帽子だけは投げる速度について来れず、池の手前にぱさりと落ちた。
着水の勢いがよかった為、助けを求める声を上げることも出来ず、
沈んで行く2匹から気泡が勢い良く上がる。
急な出来事に唖然としていた赤ちゃんれいむ2匹もはっとしたように騒ぎ出した。
「おがあちゃんぎゃぁぁ!」
「にゃんで!?にゃんでぇー!?」
慌てながらしきりに池に向かって叫ぶ一方で、投げ込んだ人間を責めるような事は
思いつきもしないのだろう。やはり純真な赤ちゃんはかわいい。
かわいいのでこちらは丁寧に扱ってあげる事にする。

おかあしゃんおかあしゃんと騒ぎ続けるれいむを2匹とも掴み上げ、
横に落ちていた親まりさの帽子も取り上げて逆さまに持つ。
「ゆっ?にゃにしゅるの?はにゃしてね!」
嫌がって暴れる赤ちゃん2匹を親の帽子のつばに乗せ、池の水面にそっと帽子を浮かべた。
赤ちゃんにとっては親の帽子は非常に大きいので、帽子の真ん中には乗せず
へりの部分の対角線上に1匹ずつ乗せてバランスを取っている状態だ。
先ほどまで水の怖さを教えられていた赤ちゃんにとって、
急に水の上に浮かべられるのは恐怖なのだろう。
「ゆ!たしゅけてね!しょっちにちゅれていってね!」
と可愛くお願いしてくるが、そっと帽子を沖に向けて押してあげる。
「ゆっくりクルージングを楽しんでね!」

非常にゆっくりとしたスピードではあるが、だんだんと岸から離れていく帽子に
赤ちゃんゆっくりはパニックに陥る。
「みゃぁぁ!たしゅけてね!たじゅけてね!」
と2匹とも帽子のへりの、岸に近い方にずりずりと移動する。さすがに飛び跳ねるのは怖いか。
だが重心が帽子の片方に寄った事で、赤ちゃんのいる側が少し沈んでしまう。
「にゃ!にゃんで!?にゃんでぇぇ!?」
赤ちゃんの餡子脳ではそれが重心のせいだと気付く事も出来ず、また大量の水に対する
恐怖心から、一歩もそこから動く事の出来ない赤ちゃんはだんだんと水に浸されて行き…
「「たちゅボボッ」」
2匹とも仲良く池に落ちてしまった。
これで攫った赤ちゃんまりさを追って来るゆっくりもいまい。


連れて帰った赤ちゃんまりさを、加工場袋から透明なケースに移し変える。
行動を抑制するサイズぴったりの箱ではなく、飼育に用いる水槽タイプである。
直前まで強制的にゆっくりさせる袋に入っていたまりさは、
「ゆ?きょきょどこ?おかあしゃんはぢょこ?」
とキョロキョロしている。袋の外で家族みんなが池の底にダイブした事は
全く判らないようだ。
「ゆっくり聞いてね、お母さん達はね、れみりゃに襲われて
 ゆっくり出来なくなっちゃったんだよ」
親かられみりゃの事は聞いていたのだろうか、赤ちゃんは顔を青くする。
「それでね、まりさの事をゆっくりさせて欲しいって
 お母さんとお父さんに頼まれたから、まりさをここに、連れて来たんだよ」
「ちゃんとここでゆっくりすれば、お母さんの所に帰れるからね」
出来るだけやさしくゆっくり教えてあげると、赤ちゃんでも理解できたのか、
「ゆぅ…わかっちゃよ、ここでゆっきゅりしゅるにぇ!」
お母さんの事が心配で元気は無さそうだが、この状況を受け入れる事は出来たようだ。

「よし、それじゃ記念撮影しよう」
「ゆ?」
自分でもびっくりするくらい脈絡が無い。だが今の姿は撮っておかなくては。
『記念撮影』が何の事かわからない赤ちゃんにカメラを向け、
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしちぇいっちぇね!」
パシャリ。とお決まりの挨拶で注意を逸らした所でシャッターを下ろす。
間を置かずカメラの底部からジー、と音を立ててフィルムが出てくる。
(この位置から出てくるとにんっしんっ!したゆっくりの出産を思い出すなぁ)
と憎たらしい顔でにんっしんっしたまりさが脳裏に浮かぶが本筋はそこではない。
今撮影に使ったのはインスタントカメラで、暗室の設備がなくても現像が可能なのだ。

「なにしちゃの?そりぇゆっきゅりできるもの?」
と聞いてくる赤ちゃんに、早速画像が現れた写真をみせてあげる。
「ほら、これがまりさちゃんだよ」
「ゆ?ゆ?ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」
写真に写ったゆっくりを別人だと思ったのだろう、丁寧に挨拶をしている。
ちょっとごめんね、と赤ちゃんの帽子を取り、写真と並べて見せる。
「ほら、まりさちゃんと同じ帽子被ってるでしょ、
 この写真はね、まりさちゃんを描いた絵みたいなものだよ」
「ゆ!ほんとにおなじおぼうしだね!しゃしんしゃんってすごいね!」
写真の帽子を見ても自分の帽子と同じか認識出来ると確認出来たので、本題に入るとする。
「それでね、この帽子はれみりゃに襲われたときに
 ちょっと傷が出来ちゃったんだ」
「ゆ?そうにゃの?」
「だから、直すまでの間ちょっと預からせてね?直したら返すから」
とありもしない傷の話をすると、「わかっちゃよ、ゆっきゅりなおしてね」と了承する。
母親が自分を預けた人間なら大丈夫、と信頼を寄せてくれているのだろう。


こうして帽子の無い赤ちゃんまりさの世話を、2週間ほどしてあげた。
食事もくず野菜程度だが野生で生まれたゆっくりには十分だ。
なるべく元気に成長するように、たまにオレンジジュースもかけてあげる。
すると成体と呼ぶにはまだ小さいが、ソフトボール大よりやや大きいくらいの
元気なまりさに成長した。
その間ずっと帽子は預かりっぱなしだったが、赤ちゃんの頃からすぐ育て始めたのと
周りに他のゆっくりが居なかったので、本人も帽子が無いこと自体忘れてしまっていた。

「元気にそだったね、まりさはすごくゆっくりしているよ!」
「ありがとう!ここはすごくゆっくりできるよ!」
そうだろうそうだろう。
「それじゃまりさ、これだけ元気になったなら、
 もうお母さんとお父さんの所に帰れるね」
「! みんなにあえるの?」
もう暫く会っていなかったのだ、会いたい気持ちも強くなっているだろう。
最初の頃は夜泣きしてたものなぁ。
でもお母さんも他の家族も池の水に溶けちゃってるなぁ。
「それじゃ、帽子が無いままだといけないから、直した帽子を返すね」
「ゆゆっ!そういえばぼうしをなおしてもらってたね!
 ゆっくりかえしてね!」
と急かすまりさにジャーン、と預かっていた帽子を見せてあげる。
「…?それちいさいよ?かたちはにてるけど、まりさのぼうしじゃないよ?」
「うーん、でもこれがまりさから預かった帽子なんだよ」
と、育成初日に撮った記念写真と取り出して、横に並べて見せる。
「ほら、同じ帽子でしょ?まりさが成長して大きくなったから
 帽子だけ小さく見えるんだよ」
「ゆゆ…ほんとだ、おんなじぼうしだね…」
本来ならまりさ種は体の成長と共に、帽子も体に合わせて大きくなる。
だが赤ちゃんの頃から帽子と離して成長させたこのまりさは、
体がソフトボールサイズ程になっても帽子だけ赤ちゃんサイズなのだった。

「でもおとうさんのぼうしはおおきかったのに、なんで…」
赤ちゃんの頃からすぐにここに連れてこられたとは言え、親まりさなどの
成長して大きくなった帽子を見てきたこのまりさにとって、
自分の帽子だけ小さいままなのは釈然としない所があるのだろう。
でもまりさのお帽子はこれだけでーす☆と言いたいが我慢して、
「まあ、この帽子しかないから、嫌だったら帽子を被らないで
 群れに帰るしかないなぁ」
とこの帽子以外に選択肢が無い事をやさしく伝えてあげる。
「ゆ!ぼうしがないとゆっくりできないよ、
 そのぼうしでがまんするね」
しぶしぶ小さい帽子を、ちょこんと頭に乗せるまりさ。
アンバランスだが新鮮な可愛さがある。

「よし、それじゃお母さんもお父さんも待ってるだろうから
 さっそく森に連れて行ってあげよう」
「おねがいするね、いままでごはんありがとう」
小さい帽子が恥ずかしいのか、ちょっとギクシャクしているが
お礼が出来るなんていいゆっくりじゃないか。
そんなまりさを透明な飼育ケースに入れたまま森まで持って行く。

群れの位置から少し離れたところで、まりさを箱からだしてあげた。
「それじゃ、群れに人間が入るとみんなびっくりしちゃうから、
 ここでお別れだよ、家族と元気でね!」
「ゆ!ありがとう!ゆっくりしていってね!」
群れに戻ってこれた事で帽子の恥ずかしさも忘れ、
ぴょんぴょんと群れに跳ねて行くまりさ。
もちろん里には帰らずに、ここから双眼鏡で様子を見ますとも。

居るはずの無い家族を探して跳ねて行くと、子ゆっくりサイズの
れいむ、まりさ、ありすの定番トリオと遭遇する。
家族とは違うが群れのゆっくりに会えた事でうれしくなったまりさが
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていって…ね?」
元気に挨拶をするが子ゆっくり3匹の様子が不思議な表情をしている。
「ゆ?」
「あなたどうしたの?そんなあかちゃんみたいなぼうしかぶって」
「まりさのぼうしとは、くらべものにならないくらいちいさいんだぜ?」
忘れていた。自分の帽子は赤ちゃんサイズだったんだ。
帽子の事を指摘され、恥ずかしさから顔を赤く染めるまりさ。
その表情がゆっくりの性悪な部分に火をつけていく。

「こんなあかちゃんみたいなぼうしのゆっくりとはゆっくりできないよ」
「あかちゃんはあかちゃんどうし、なかよくゆっくりするんだぜ!」
近くに都合よく、別の赤ちゃんゆっくりが居たのを良い事に、
群れのまりさにその赤ちゃんゆっくり達の方向に突き飛ばされる。
この赤ちゃんゆっくりはまりさ種2匹で、近くに母親と見られるれいむも居る。
「ゆゆっ!」
「にゃにこのおねーちゃん?」
「まりちゃたちとおんなじくらいのおぼうしだね!」
「ゆゆゆっ…」
「おねーちゃんもあかちゃんにゃの?」
「いっちょにゆっくりちまちょー」
親しげな赤ちゃんまりさとは裏腹に、母親れいむの視線は白く突き刺さる。
子ゆっくりサイズなのに赤ちゃんサイズの帽子を被ったまりさの姿は、
加齢臭が漂うのに少女趣味な服で着飾る、痛い人のように移っているのだろう。

恥ずかしさに耐えられなくなったまりさは、つい走って逃げ出してしまった。
「「あかちゃんまりさちゃん、どこいくのー?」」
里の定番トリオからの野次で、もう何も考えられなくなる。
ここから逃げ出したい。この格好で家族に会ったらどう思われるだろうか。

前も見ずに一目散に走っていると、急にやわらかいものとぶつかった。
「ゆべっ!」
目を白黒させながら確認すると、そこには成体ほどの大きなありす。
菩薩のようにやさしい笑みを浮かべて帽子の事を笑う様子もない。
「ゆゆっ、ごめんなさい」
「いいのよ、どうしたのあなた?そんなおぼうしかぶって」
ここでも指摘されるのか。またまりさの頬は紅潮するが、
ありすに馬鹿にする様な笑いが無く、口調もやさしいので
どこかお母さんのような暖かさを感じた…が
「まるであかちゃんのような、ちいさくてかわいいおぼうし…さそってるのかしら?」
と言うやありすの目にギラギラした光が現れだした。
「!?!?」
「かわいいまりさ!かわいいまりさ!あかちゃんのようにかわいがってほしいのね!
 いいわ、わたしとすっきりしましょぉ───ッ♥♥♥」
「ゆ゛ゆ゛ぅっ!?やめ゛でぇぇぇ!」
ありすは幼いゆっくりに欲情するHENTAIだったようだ。
まだ子ゆっくり程度のサイズであるまりさが迫られては、
もはや妊娠に耐えられず朽ちてしまうだろう。

まりさは群れで待っているはずの家族との再開を夢見ながら、
劣情に猛るHENTAIありすに押し倒されるのだった。


おわり。



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最終更新:2008年10月18日 14:33
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