ゆっくりいじめ系493 ゆっくりペットショップ

※現代にゆっくりがいたら、という話です。
※某ゆっくりの飼い方のマンガに影響を受けてます。
※虐め分はいつも通り軽いです。


『ゆっくりペットショップ』












ゆっくりペットショップの朝は早い。

部屋の明かりをつけ、窓のブラインドを上げる。
そして店内に並んでいるゆっくりの入ったケースに掛った暗幕を外していく。

「ゅ…ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりしていってね!!!」

光に反応してケースの中のゆっくり達が目を覚まして鳴き声を上げた。
れいむ種とまりさ種がほとんどだが、他のゆっくり種も大抵取り揃えている。
レティ種やゆゆこ種、もこう種などのレア種はさすがに高価なので入荷できてない。

成体のゆっくりは基本二匹組でケースに入れ、子ゆっくりは最低でも5匹以上セットでケースに入れてある。
赤ちゃんゆっくりはある程度育つまで親ゆっくりと一緒に倉庫の飼育用ケースの中だ。
ゆっくりはさびしがり屋なので一匹だけではゆっくり出来ないし、
赤ちゃんゆっくりに至っては親がいないと食事もままならなず死んでしまうのだ。


「ゆっゆっゆっゆ」
「ゆっゆ~」
「ゅ~」
「ゆゆゆーっ」

ケースの中のゆっくり達は鳴きながらケースの中を自由に飛び跳ねている。
中に入れてあるボールで遊んでいるゆっくりもいる。
「ゆっくりしていってね!!」という定番の挨拶は感情が高ぶった時や挨拶時にしか言わない。
普段は「ゆっ、ゆっ」と鳴く。
インコみたいに簡単な言葉なら覚えるのだが記憶力の良い生物ではないので数日で忘れてしまう。

餌を持った皿をケースの中に入れてあげると中のゆっくり達は皿に殺到して餌を食べていく。
満腹になると幸せそうな表情を浮かべ、体を震わせて喜びを表現する。
この時に食べカスが散らかるが、放っておけばゆっくり達が舐めとるので掃除する必要がなくて楽だ。
後は給水器の水を取り換えて店内のゆっくり達の準備は完了だ。


次は倉庫の飼育ケースへ向かう。
倉庫の飼育ケースにはゆっくり家族のケースと子ゆっくりだけを集めたケースが複数あってこちらも皆ゆっくりとしている。

私がケースに近づくと親ゆっくりはこちらを向いて鳴いてくる。

「ゆっくりしていってね!!!」

それに続いて赤ちゃんゆっくり達も親を真似て鳴く。

「「「「「「ゆっくりちていっちぇね!!」」」」」」

まだ舌足らずな鳴き声だが、何度か繰り返すうちにちゃんと鳴けるようになる。

赤ちゃんのいる方のケースに餌を持ったお皿を入れると、お皿へは親ゆっくりだけが近づいてくる。
赤ちゃんゆっくり達はまだ親ゆっくりが咀嚼して柔らかくなった餌しか食べられないのだ。

「ゆむゆむゆむ…ゆぺっ」

親ゆっくりがお皿に柔らかくなった餌を吐き出すと今度は赤ちゃんゆっくりがお皿の周りに集まって食事しだした。
赤ちゃんゆっくりが食事する様子を親ゆっくりは優しい笑みを浮かべて見ていたのでこの時に親ゆっくりにも餌を手渡しで食べさせてあげる。
何せ親ゆっくりがいないことにはこの商売が成り立たなくなるので特に大事にしている。
まずゆっくりを大量生産出来ないし、赤ちゃんゆっくりを育てるのも親ゆっくりが一番上手い。

その調子で他のゆっくり家族にも餌を与え、水を取り換えてあげる。


次は親離れさせたばかりの子ゆっくりだけを集めたケースの世話する時間。
ゆっくりをペットとして売り出す以上、気性の荒いものや傷モノは店に出すわけにはいかない。
なので店に出す前に子ゆっくりだけのケースを作って生活させ、『選別』を行う。
この時間が何よりの楽しみである。

最初にれいむ種とまりさ種の入ったケースを見ると隅の方で震えているゆっくりれいむがいた。
特に外傷は見当たらない。親と離れたばかりで寂しいのだろう。もう数日待ってもこの調子なら処理が必要になる。
他を見ると複数のまりさが一人のれいむに飲み水を吹きかけて虐めていた。
ゆっくりは水に弱い。飲むのならば良いが体に長く吹きつけられると皮がふやけ、最終的に皮が破れて中身の餡子が漏れて死に至る。

水をかけられたれいむはというと起きてからずっと水を吹きかけられたのか皮がぶよぶよになって今にも千切れそうだ。

「ゅ…ゅ…」

体を小さく震わせて声にも元気がなくなっている。餡子が外に漏れ出してないが放っておけば死ぬだろう。

「ゆー!」
「ゆっゆ~」

対してまりさ達は弱い者いじめをして楽しんでいる。
ゆっくりは大抵親から離れたストレスからこうして他のゆっくりにストレスを発散することがある。
しかし周りのゆっくりもその様子を見て怯えているし、許せるレベル悪戯でもないのでまりさ達と死にかけのれいむをケースから取り出した。
小型のケースにまりさ達とれいむを分けて入れておいてまずはこのケースの餌と水を取り換えておく。

「ゆっゆっゆ」
「ゆむゆむゆむ…」

怯えていたゆっくり達もその原因のゆっくりがいなくなったので元気に食事を始めた。



小型のケースに入れたゆっくり達だが、残念ながらここまでだ。
悪戯するまりさ達はこのまま育っても気質は変わらないだろうし時間を割いてまで更生させるつもりもない。
れいむも同じでわざわざ治療する時間も勿体ないので『ミキサー』と書いてある箱の中に放り込んでおく。このれいむが死んでも代わりは居るもの。
まりさ達はミキサーする前にすることがある。

まりさ達を倉庫の水道近くへ運んでいく。
そこには子ゆっくりが入るぐらい直径のあるメスシリンダーを複数置いてある。
これは水を使って他のゆっくりを虐め、商品価値を無くさせた悪いゆっくりを処刑するための道具だ。
いくつかのメスシリンダーには水が満杯で、底には生気のない瞳をしたゆっくり達が沈んでいた。
棒でも差し込めばゆっくりの体は抵抗なく棒を通すことだろう。
試しにパチンコ玉を落としてみたらメスシリンダーの中が茶色に染まった。

このメスシリンダーの中に悪戯したまりさ達を一匹ずつ別々に入れる。

「ゆっ! ゆっ!!」
「ゆっくりしていってね!!」
「ゆゆゆっ!!」

十分に動くことのできない場所に入れられてご立腹のようなので早速頭を冷やしてあげよう。
メスシリンダー上部にある蛇口の栓を少しだけ緩める。水滴が一滴ずつゆっくりと滴るように緩める。

ポツン
「ゅ?」

ポツン
「ゆー?」

水滴が帽子にかかって不思議そうにするまりさ達。
まりさ種にとって幸せなのはメスシリンダーの底に水が溜まり始めるまで自分の危機に気付かないことか。
しかし最後には例外なく同じ結末を辿る。

まりさの帽子に落ちた水滴は帽子の傾斜に従ってまりさの背中側へ流れていく。

「ゅ?」

背中に冷たい何かが当たってまりさはきょろきょろし始めた。
また水滴が落ちる。また背中側へ流れる。
まりさ達がその正体に気が付いたのはメスシリンダーの底に水が薄く張ってようやくだった。

「ゅゅ…? ゆゅーっ」
「ゆー! ゆー!」

ゆっくりにとっての足である体の底が濡れて危機感を覚えたらしく
いつも餌をあげている私に向かって激しく鳴いてくる。
瞳には涙が浮かび、足元をひどく気にしている。

「ゆっ、ゆっ、ゆっ」

一匹のまりさがジャンプし始めた。
ジャンプすることで少しでも水に浸り続けるのを避けようとしたのだろう。
だがそれは時間稼ぎにすらならない。そうしている間にも水滴が天から落ちてきて徐々に水かさは増していく。
時間さえあればずっと眺め続けていたいものだが、他の子ゆっくりの世話もあるのでこの場は放置しておく。
後でまた見にくることとする。



次はぱちゅりー種のケースを見る。
数匹中身を吐いて死んでた。
しかし体の弱いぱちゅりーにはよくあること。これ以上他のぱちゅりーにストレスを与えないためにも手際よく死体をミキサーの箱に放り込んだ。
ぱちゅりーはペットに申し分ない性格をしてるが体の弱さが玉に瑕(きず)だ。




ありす種のケースは安全だった。今日は、何事もないようだ。
というのもありす種は基本的に大人しい性格なのに荒れるときは激しく荒れる。
ひどいときはケース内のありす種が全滅していたこともあった。
なのでデリケートな飼育が必要だ。




れみりゃ種のケースには体無しのれみりゃが数匹いる。体ありのれみりゃは希少なので個人経営のこの店にはおいてない。

「うー、うー」

と上機嫌なれみりゃ達の中、一匹のれみりゃが他のれみりゃに噛みつかれていた。
牙は危ないので幼少のときに抜いているのだが、そうとう強く噛まれたようで中身が流れ出ている。

「う"ー、う"あー」

噛まれた方は顔をゆがませ、涙を流しながら逃げようと必死だ。
だが逃げるにはこのケースは狭すぎて逃げられずに何度も噛まれて体中至る所に噛み傷があった。
再生力の高いれみりゃ種なのでこの程度の傷は放っておいても治る。
噛まれた方は放っておいても良いとして、噛んだ方の悪いれみりゃをケースから取り出す。

「うー! うー!」

楽しんでいる所を邪魔されて不機嫌そうに唸り声を上げる。
そんなれみりゃを店の裏へと運んでいく。

店の裏にはすでにカラスが獲物を狙って待っていた。
他のゆっくりを噛む悪いゆっくりは啄まれて死んでもらう。
店の裏にある柵に囲まれた中にはリボンや帽子の残骸が散らばっている。ここがれみりゃの最後のおうちとなるのは言うまでもない。

「うー、うー♪」

柵の中に放たれたれみりゃは初めて味わう外の気持ちよさに機嫌が直っていた。
朝の暖かな日差しとケースの中では味わえない自然の風。そして見たことのない生き物。

「うー、うー、うあうあ♪」

これがれみりゃ式の挨拶だ。れみりゃは満面の笑みを浮かべて柵の中に降り立ったカラスへ飛び跳ねて近づいていく。羽は飾りなので飛べないのだ。

「うーう"っ!?」

再び楽しそうに鳴き声を上げたれみりゃの頭にカラスの鋭い嘴が刺さった。
二羽目のカラスが後頭部をつつく。三羽目は頬だ。

「う"っ、う"あ"っ!? ぅ"……ぁ"っ…」

瞬く間にれみりゃはカラスたちの波に飲み込まれた。苦しそうな鳴き声も徐々に聞こえなくなる。
たまに帽子の切れ端や髪の毛が辺りに散らばる。

5分もしないうちにれみりゃの生きていた証は帽子の切れ端と少しの髪の毛だけしか無くなっていた。




そんな調子で倉庫のゆっくり達の世話と処理を終えた。
後は店の出入り口の鍵を開けて扉にかかった看板を裏返し、『営業中』を表にして開店だ。

開店後しばらくするとお客さんがバラバラと来客してくる。
買いに来たもの3割。見に来ただけのもの5割。残りの1割は「うちのゆっくりが~なんですけど」と飼育方法を聞きにくる人だ。
誰もお客のいない時間はゆっくりを苛めていたいけどそんな所を見られたらイメージダウンもいいところ。
外ではゆっくり好きの店長さんで通っているのだ。
いや、内でもゆっくりは大好きだ。ただゆっくりのいろんな顔を見たいだけ。
愛なのだから仕方がない。


「ゆーっ! ゆーっ!」
「ゆっゆっゆ~」
「ゆゆゆ~」

昼時になると店内のゆっくり達が騒がしくなる。
飯はまだかと俺の方を向いて飛び跳ねるゆっくり達の元へ餌を持っていく。
後は朝と同じように餌を分け与えていくがここでもゆっくり達は悪さを行う。

「ゆー! ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」
「ゆゆゆゆ~♪ ゆっくりしていってね!!!!」

れいむ種がまりさ種の分まで餌を食べてしまったので涙ながらに抗議するまりさ。
そんなまりさに対してれいむは見せつけるように食べカスも舐めとっていた。

「ゆ"~! ゆ"~!」

悔しそうに泣くまりさとは対照的にれいむは勝ち誇って胸、いや顎を張っていた。
このケースのれいむとまりさのペアは、ここ数日いつもれいむがまりさを押しのけて餌を奪っていた。
ゆっくり種の食事の取り合いは珍しいことではないので一々処罰してもキリがない。しかし何度も餌を奪うようなら処罰せざるを得ない。
れいむをケースから取り出し、残ったまりさには餌を与える。

食事を奪ったれいむは倉庫へ連れていく。
ちょうど見ていたお客さんに「そのゆっくりをどうするの?」と聞かれたので、
「悪い子は躾をやりなおすんですよ。明日にはケースに戻ります」とだけ言っておく。
だが明日ケースに入るのは別のれいむだったりする。


倉庫の隅、仕切りで囲まれた中に大きめの机がある。
机の上には釘を脳天から貫かれて机に固定された数匹のゆっくりがいた。

「ゆ"っ…」
「ゅっゅっ……」
「ゅ"、ゅ"、ゅ"」

体を貫かれた痛みに苦しんで涙を流すもの、体をなんとか動かそうともがき続けるもの、焦点の合わない瞳で空を見ているだけのもの。
この机にいるゆっくりはどれも餌を奪った悪いゆっくりだ。餌を与えず運動も出来ない状態にしてゆっくりと餓死させている。
釘で刺して机に張り付けなくても透明な箱に閉じ込めれば済む話だが、釘で貫いたのは単なる趣味だ。

「ゆ、ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」

れいむは腕の中で恐怖で震えながら鳴き声を上げた。仲間の苦しそうな姿が怖いようだ。
そんなれいむを机に設置させて釘を頭に打ち込む。柔らかい体なので釘は簡単に貫通する。

「ゅゅーっ!? ゆっゅゅぃ!」

突然の痛みに暴れだすれいむを押さえつけ、金槌で釘を打ちつけてれいむを机に固定した。

「ゆぅぅ…ゆっぐりじでいっでね…!」

泣きながら脱出しようと体をよじる。

「ゆ"っ!?」

動こうとすると貫かれた部分を中心に激痛が走り、悲鳴をあげる。
ここでれいむは痛みをかき消そうとしたのか体をさらに激しく動かした。

「ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"!! ゆ"ゆ"っ、ゆ"ゆ"っ!!!?」

少し動いただけでも激痛が走るのに激しく動けばどうなるのかは想像に難くない。
ここでれいむはやっと大人しくなった。
それでも断続的な痛みに苦しそうな顔をしてプルプルと震えてはいたが。
後はこれを放っておけば周りのゆっくりのように体の痛みよりも空腹感の方が苦しくなっていくのだ。


店を長く開けるのも良くないのでそろそろ店に戻ろうとしたが、空腹のゆっくり達が物欲しそうな顔でこちらを見ていることに気が付いた。
そう言えば自分の昼飯を食べていなかった。
せっかくなのでこのゆっくり達の目の前でおにぎりを食べることにした。

「ゆ、ゅ…」
「ゅっぐりじで、いっでね…」
「………」
「ゆぎ、ゆぎぃっ! ゆゅ」

ゆっくり達の反応は様々だ。
痛みで目の前のおにぎりどころではないゆっくり。
羨ましそうにおにぎりを見つめて涎を垂らすゆっくり。
おにぎりを見ているものの声も出せないほど衰弱したゆっくり。

そんなゆっくり達を見ながらの食事はなかなか乙なものだった。
お礼に動けないゆっくり達の目の前にご飯粒を置いてからその場を離れた。

最後に振り返ると、舌を必死に伸ばしてご飯粒を食べようと無駄な努力をしていたのでつい微笑ましくて笑ってしまった。



店に戻る前に、朝にメスシリンダーへ入れておいたまりさ達の様子を見ることにした。

「ゅ"…ゅぶぷ…!」
「ゆっぷっ! ゆっ…ぶくぶく」
「ゆっ……ゆっ……ゅっ…」

メスシリンダーに溜まる水はまりさの下半身ほどの高さまでになっていた。
ゆっくりの体型上そのままでは口が水の中に沈んでしまうので、まりさ達は必死に跳ねていた。
しかしその跳ねる高さは低い。
足代わりでもあるゆっくりの底がふやけたのも一因だし、そもそも水の中で飛び跳ねるのは相当体力を使うので子まりさには飛び跳ね続けるのは辛いだろう。
まりさ達のうち一匹なんかは跳ねて息を吸い込もうとして水も一緒に飲み込んでしまったらしい。
跳ねることが出来なくなり暗い瞳で宙を見ていた。
水滴が帽子に当たるとピクリと反応するからまだ生きているみたいだが、こんな状態ならもう沈めてやってもいいだろう。

そのゆっくりの上にある蛇口を緩めて一気に沈めてやることにした。
数秒もしないうちにそのまりさの入ったメスシリンダーは満杯になり、底には完全に光を失った瞳でこちらを見続けるまりさの姿があった。
そんな仲間の様子を見て隣のまりさ二匹は泣きながらジャンプしつづけていた。

しかしそんなまりさ達の努力は報われる訳もなく、一分もしないうちにまりさ達は水の底の住人となった。





店に戻るとちょうどゆっくりが喧嘩していた。喧嘩と言っても一方的なものだ。
子ゆっくり達の入っているケースでちぇん種がありす種に体当たりしている。

「わかるよー。わかるよー!」
「ゆっ、ゆ"っ! ゆ"ゆ"っ」

ちぇん種は他のゆっくり種とは違って「わかるよ」「わからないよ」の二通りの鳴き声を発する。
快適なら「わかるよー」と鳴き、不快なら「わからないよー」と鳴くだけで実際には何も分かってない。

ありすは涙をこらえながらちぇんの体当たりを受け続けている。
見るとちぇんの尻尾が荒れていて、床には尻尾の毛がハラハラと散らばっていた。
どうもありすがちぇんの尻尾を噛んだのが原因らしい。しかしひどいことをする。
尻尾が汚いちぇんはそれだけでも価値が下がる。このちぇんは尻尾の一部が禿げているのでもはや価値は無いに等しい。
よって処分だ。

体当たりしているちぇんを取り出してまたも倉庫へ連れていく。
ありすも処分しようかと思ったが今はありすの在庫が少ないので我慢する。
ちょうど来客したがきっと冷やかしだろうと決めつけてイソイソと奥へ。


過剰な暴力をしていたちぇんには体罰こそふさわしいだろう。

「わからないよー! わからないよー!!」

ちぇんは私の手に捕まえられて不満そうな声をあげてジタバタする。
尻尾をパタパタさせながら私の手の中でもがくちぇんが可愛いのでデコピンで顔を打つ。

「わか……わからないよ! わからないよぉぉぉ!!!」

デコピンされて一瞬何をされたのか分からず固まったちぇんだが、すぐに顔に響く痛みに泣き出してしまった。
二本の尻尾をピーンと立たせて泣きわめくちぇんの姿にに苛めたい感情が刺激され、さらにデコピンを続ける。

「わからな、に"ゃ!? わがらないに"ゃ!? わ"がっ!? に"ゃっ」

ちぇんが泣く暇もないほどのデコピンの連続。泣く隙はなくとも猫のような悲鳴で鳴いてくれる。
なおもデコピンを続けるととうとう人間で言う鼻の辺りから餡子が漏れ始めた。

「わ"がら"っ、な"い"…っ!!」

デコピンにも飽きたので今度は尻尾を握る。
尻尾の感触をいくらか楽しんだあと、二本ある尻尾のうち一本を引きちぎった。

「わ"、わ"がら"な"い"よ"!?」

大事な尻尾を千切られて、デコピンで潰れかけた顔をさらにゆがませて苦しそうな鳴き声をあげた。
もう一本の尻尾も引きちぎる。再び悲鳴が響く。
ちぇんの尻尾の生えていた部分からは中身が少しずつ流れ出てしまっている。

「わがら、わがらない…よ……」

尻尾が無くなって途端に元気、というよりも生気を失っていくちぇん。
そろそろ終わりにしようか。
左右の手の平でちぇんを潰していく。

「わ"っ、がっ、ら"っ、な"い"ぃぃぃ!!」

おてての皺と皺を合わせて幸せとはまさにこのこと。
手の平で押し潰したちぇんはもうわかることもわからないことも無くなった。
ちぇんの処理の終わり、もう用はないのでミキサーの箱に放り込んだ。






夕方の六時にゆっくりペットショップは閉店する。
店の出入り口を施錠して窓のブラインドを下げてゆっくり達の餌を替える。
この時にも喧嘩したり他のゆっくりの分まで餌を食べるゆっくりは処分する。

例えば他のゆっくりを押しつぶそうとしたありすは万力で押しつぶし、
ゆっくり苛めに参加した冷たい性格のゆっくりは冷凍庫に入れたりと色々だ。


ケースの中のゆっくりがゆっくりし始めたらケースに暗幕をかける。

「ゅ…」
「ゆっくりしていってね…」
「ゆー…ゅー…」

ゆっくり達は暗くなればすぐに眠りだす。暗幕をはずせばすぐに目を覚ますだろうけどゆっくりのストレスになるのでやめておく。


倉庫のゆっくり達も同じように寝かしつける。
ゆっくり親子のケースでは、私を見て寝る時間だと気づいた親ゆっくりが赤ちゃんゆっくりを自分の傍へと呼びよせる。
赤ちゃんゆっくりが集まると私の方を向くと合図の鳴き声を発する。

「ゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」

暗幕をかけると中からは早速寝息が聞こえる。
そんな感じで他のゆっくり親子も寝かしつけると倉庫には幸せそうな寝息と、苦しそうなゆっくりのうめき声だけが響いた。



ゆっくり達を寝かしつけたが私の仕事はまだ残っている。
明日のゆっくり達の餌を寝る前に準備するのだ。

ミキサーと書かれた箱の中には数匹のゆっくり達が詰まっていた。
大半は死んでいるが何匹かは力の無い鳴き声を上げて何とか生きている。
言うまでもないが、この箱に入ったゆっくりの結末はミキサーで刻まれることだ。

タイ焼き屋や工場なんかで見られる巨大なミキサーに箱のゆっくり達を放り込んでいく。
中に放り込まれたゆっくり達は明日の朝までゆっくりとかき混ぜられて他のゆっくりの餌になる。
一説には遺伝子が取り込まれるとかなんとか。
少なくとも恐怖を味わわせただけあって美味しい餌になるのでゆっくり達は残さず食べてくれている。


とにかくこれで今日の業務は全ておしまい。
自分の時間を過ごしたらもう寝よう。
何せゆっくりペットショップの朝は早い。

明日も問題を起こすゆっくりが出ることを願いつつ、私は眠りについた。











by ゆっくりしたい人

キャラに個性を出さないように虐めようかと思ったけど難しいものですね。
個人的には机に刺したゆっくりを一日中ゆっくりと眺めたいなぁと自分で書いてて思ったり。



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最終更新:2008年09月14日 07:45
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