ゆっくりいじめ系587 波乗りまりさ(妊娠編)


波乗りまりさ(にんっしんっ編)




さて、ゆっくりまりさを強制水上生活させて一週間が経過した。
三日くらいで精神崩壊を起こすんじゃないかと予想していたんだが、一週間経過した今でもそれなりに元気があるようだ。
どうやら水槽の壁に映った自分を仲間だと思うことにして自己防衛しているらしい。
ゆっくりとはいえたいしたもんだと思う。

ゆっくりまりさは水上生活にも一応は慣れたようで、帽子から少し乗り出して水を飲んだりしている。
少しでもバランスが崩れれば、そのまま落ちてただの水饅頭になるというのに。
水槽を揺らしてやれば簡単にそうなるけど、それじゃあ面白くないし実験にもならない。
というわけで、そろそろ次の実験をやることにしよう。

「今回の実験は、水上生活での妊娠実験っと」

題名をメモに書き込んでからはたと気づいた。

「水の上で妊娠させても生まれてすぐの赤ん坊が泳げるのか…?」

まぁ、深く考えても仕方ない。
男は度胸だ。何事もやってから考えよう。



水槽の中に居るまりさはバスケットボール大。
交尾にも十分耐えられるだろうから、コイツを母体にする。

とりあえず冷却スプレーでまりさを眠らせる。
次に同じように眠らせた小ゆっくりまりさに振動を起こす機械(道具屋の店主はローターと呼んでいた)を縛り付けて、まりさの上に置く。
小ゆっくり程度の重さなら上に乗っても沈むことは無いだろう。

ローターは遠隔操作が出来るらしく、水槽の蓋を閉めても大丈夫なのだそうだ。
早速ローターのスイッチを入れる。

「ゅゆ? ゆぶぶぶぶぶっくりしていってねねね!!」※セリフを隠すのが面倒なのでお兄さんが水槽の防音性を改良しました。
「ゆゆ?! ゆっくりしていってね!!!」

振動によってまず上の小まりさが目覚める。
少し間をおいて下のまりさも目覚めたようだ。

「ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」

一週間ぶりに聞いた自分以外の声の主を探そうときょろきょろと目を動かしている。
上にいる小まりさはいきなり足元が揺れたのにびっくりしていたが、発情し始めて気にならなくなったようだ。
すっきりー寸前まで高めた後はローターのスイッチを切る。
突然振動が止まり、すっきりーしたくてしょうがない小まりさは足元にいるまりさに気づく。
小まりさの振動が下にも伝わったのか、まりさも少々興奮状態だ。計画通り…!


交尾の状態など描写してもしょうがないので省略する。


小まりさしっかりと種を付けてくれたようなので、ご退場頂く。
双方とも眠らせて小まりさを回収。
生まれてくるであろう赤ん坊の為の栄養(焼き饅頭)になってもらうとしよう。

水槽のまりさにはしっかりと茎が生えてきている。
成長具合を見るに、今日中に生まれ落ちることは無いだろう。
ぱぱっと小まりさだった焼き饅頭を蓋に吊り下げて就寝することにした。

他にやることが無いのかだって?
気にすることじゃないさ。



朝日で目を覚ますと、なにやら水槽が騒がしい。

「まりざのあがぢゃんがぁあああああああ!!!!!」

覗き込んでみるとまりさがなにやら泣き叫んでいる。
まりさの周辺を見れば一目瞭然だった。
赤ん坊は全て水に落ちて死んでいた。

「あー、やっぱりダメか」

上手いこと頭の上にでも落っこちれば助かっただろうに。
でもまぁ、これは予想通りだった。ダメもとでやった結果がコレだよ!だ。

錯乱して水に落ちても困るので、まりさは強制睡眠で別の水槽へご案内。
餡子が溶けた水を取り替えて、まりさを戻して元通り。
暫くして目を覚ましたまりさは、赤ん坊の残骸が浮かんでいないのをみて夢だと判断したようだ。
さすがに餡子が違うね。
先ほどのことなどすっかり忘れて、笑顔で吊るされている焼き饅頭を食べている。

「ゆっくりたべるよ! むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」

予想通りとはいえ失敗したのはがっかりだ。
しかし、一度失敗したくらいでへこたれる訳にはいかない。
そして無駄に幸せそうな饅頭を見ているとアイデアが降ってきた。
足場が無いなら赤ん坊だけが乗れるような足場を作ればいいじゃない。

準備のために半日費やしたが、これならば赤ん坊を産み落とすことが出来ると思う。
一回目と同じ手順で交尾させた後、小さな紙皿と棒切れを幾つかばら撒く。
紙皿は大きさ的にまりさでは乗ることが出来ないし、上手く落とさなければまた餡子の藻屑だ。
その辺はまりさの餡子に期待しておこう。



翌朝目覚めると、またしても水槽が騒がしい。

「ゆっくりしていってね!!!」
「「ゆっくりしちぇいっちぇね!!!」」

また全滅かと思って覗き込んだ水槽の中には、紙皿に乗ってぷるぷるしている赤ん坊ゆっくりまりさが四匹。
その周囲には上手く紙皿に落ちなかった赤ゆっくりまりさの残骸が漂っていた。
見事に親になったまりさは、無事に落とせた赤ん坊に何か話しかけているようだ。

「ゆっくりはねないでね! はねるとゆっくりできなくなるよ!!」

跳ねるとゆっくり出来なくなる?
不思議に思って紙皿のほうを見ると、何枚か裏返しになっているものがあった。
ああ、跳ねたせいで何匹か落ちたわけだ。
犠牲になった赤ゆっくりのためにも、無事な子を死なすわけにはいかないってことか。
なかなか親らしい行動をするもんだ。

一人で納得したので、睡眠引越し水換えのコンボを発動する。
おお、きれいきれい。



次は餌やりだが…とりあえず親まりさと同じ方法でやってみるか。
とりあえず五匹分の焼き饅頭を吊るす。
匂いで目覚めたまりさ親子は、犠牲になったであろう他の赤ん坊のことなどすっかり忘れた様子だ。

「ゆゆ? おかーしゃんあれなに?」
「なになにー?」
「すっごくゆっくりできるごはんだよ!!」
「ゆゆゆ! すごくゆっきゅりできるの?」
「「「たべちゃいたべちゃい!!!」」」
「ゆっくりわかったよ! いまとってあげるからね!!」

親まりさは吊るされた饅頭を口に入れると、えっちらおっちら漕ぎながら赤まりさの紙皿に近づく。
位置取りが悪く赤まりさの表情をみることは出来ないが、きっと期待に満ち溢れてるんだろうな。

「ゆっふりはへてね!!」
「ありがちょうおかあしゃん!!!」

親まりさが饅頭をペッと紙皿へ吐き出す。
ああ、そんなに勢いよく出したらまずいんじゃないか?

「ゆ~? ゆっきゅりちょんでべべべボボボボゴボ…」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!」
「もっちょゆっきゅりし…ちゃ……か…」

勢いがついた饅頭は紙皿へ直撃し、その衝撃で赤まりさは放り出され着水っと。
言わんこっちゃない。いや、何にも言ってないけど。
まりさ親子は目の前で起こった出来事に呆然としたままだ。
だが、この後の光景は容易に想像が出来る。

「これは沈静化させたほうがいいな」

ぱぱぱっと水換えコンボを発動させ、目覚めるまで待つ。

「ゆっくりしていってね!!!」
「「「ゆっくりしちぇいっちぇね!!!」」」

赤ん坊は四匹だったはずだが、別にそんなことはなかったぜ!!である。
餌の匂いに釣られて目覚めた親子四匹は、先ほどと似たようなやり取りを行い親まりさが動き出した。
とはいえ、今度はそう難しいことではない。
赤まりさ用に水面ぎりぎりくらいまで長さを調節したので、そこに誘導すればいいわけだ。

今までのことを多少なりとも覚えているのだろうか、親まりさは餌を取って与えることはしなかった。
そこらへんに浮かんでいる棒切れを、帽子を器用に操り赤まりさのいる紙皿に近づける。
そして自分の棒切れを使って慎重に紙皿の上にのせた。

「おかーしゃんこれなにー?」
「そんなことよりごはんちょうだい!!」
「おなかすいちゃよ!!」

赤まりさたちは親の意図がつかめないようだ。
目の前で親が実践していると言うのに…餡子め。
親まりさはと言うと、赤まりさのブーイングを無視して三匹全てに棒切れを配り終えた。

「これをつかってごはんまでこいでいってね!」
「「「ゆゆゆ!?!!」」」

おお、驚愕驚愕。
しかしそれほど驚くことだろうか?

「このたかさならあかちゃんたちでもたべられるよ!」
「おかーしゃんがちょってくれないの??」
「はたらかざるものくうべからずだよ!!」
「「「ゆゆ…。ゆっきゅりきょぐよ…!」」」

それはゆっくりが言う台詞じゃないだろ…。
ともかく、三匹の赤まりさはそれぞれ自分より大き目の棒切れを使って饅頭へ近づき始めた。

「ゆっきゅりちゅかれたよ…」
「まりしゃがいちばんだよ!」
「ゆゆ! まりしゃのほうがさきにたべるよ!!」
「あわてないでこいでね! ゆっくりがんばってね!!」

早々に自分の分の饅頭を食べ終えた親まりさは子供たちを眺めている。
それほど大きな水槽ではないが、親まりさでも十分広いと言える水槽は赤ん坊たちにとってはとてつもなく広く感じることだろう。
休憩を挟みつつ、ゆっくりと焼き饅頭に近づく赤まりさたち。
ものすごく和む。わざと揺らして怯えさせたいほど和む。
と、一匹の赤まりさが饅頭に辿り着いた。

「ゆっきゅりちゅいたよ! むーしゃむーしゃ」
「ゆゆ! まりしゃもちゃべるよ!」
「あとちょっとだよ! ゆっくりがんばってね!!」
「ゆっきゅりがんばるよ!」
「「しあわせー♪」」

すぐ後に饅頭に辿り着いた赤まりさも食べ始め、遅れた一匹に親まりさが声をかけたりしている。
赤まりさにとっては自分よりも大きな饅頭だから奪い合いになることは無いはずだ。

「やっちょついちゃよ!」
「「すっぎょくゆっきゅりできるよ!」」
「「「しあわせー♪」」」

最後の一匹も食べ終わったようだ。

「これは成功だな。あとは紙皿から卒業させればいい」

メモに書き込みながら呟く。
大きくなれば自重で紙皿ごと沈むので、一匹犠牲になればあとは親まりさが何とかするだろう。

ひとまず成功したので今回はこれまでにして寝ることにした。
今からだと親子は二食ほど抜きになるが、まぁいいや。
飢えは最高のスパイスと言うしね!



続く


あとがき

突発的に書きたくなったので書いた結果がコレだよ!!
前回上げたときはまさか同時に同じネタがくるとは思わなかった。
しかも詰まってたところがクリアされてて俺涙目。
でも面白かった。ついでに少し拝借させてもらいますね。
そして今回はにんっしんっ編と少しばかり家族編が混ざったものに。

次回、波乗りまりさ(こうかい編)(仮)予定は未定だぜ!



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最終更新:2008年09月14日 07:37
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