「「「ゆっくりしていってね!」」」
ドアを開けるとそこには毎度お馴染みのセリフを吐いたゆっくりれいむとまりさの家族が居た、
―――居間の家具という家具全てを荒らして
「・・・・・・」
余りの惨状に言葉を失い、その場に立ち尽くしてしまった
それから何分位経ったろう、足元の饅頭が
「ここはれーむたちのうちだよ!ゆっくりでてってね!」
「ゆっくりできないおじさんはたべものをおいてゆっくりでてくんだぜ!」
などと罵声を浴びせながら俺の脚に体当たりをしている
だが、たかが饅頭程度がぶつかってきたところでマッサージにもなりやしない
場違いにもそんなのんきな事が頭の中をよぎった、そしてそれと同時にあるものに気がついた
2年間大切に育ててきたオオクワガタ、いやオオクワガタだったものの頭部がそこに転がっていることに
「!!!!」
我に返り足元の饅頭共を蹴飛ばして駆け寄ると、無残にもオオクワは頭部を残して食い散らかされている。
周りには土が散乱しているので、たぶんこいつらが飼育ケースをひっくり返したのだろう。
しばらくすると背中に少し衝撃を感じた。
また饅頭共が体当たりを始めたようだ、しまいには
「まりさをけとばすなんてゆっくりできないおじさんだぜ!ゆっくりしぬんだぜ!」
「れーむたちをおこらせるなんてばかなおじさんだね!ゆっくりしね!」
ときやがる
普通の人ならばここで全てのゆっくりを踏み潰すだろうが・・・残念ながら俺にそれはできない・・・
なぜなら俺は「虐待お兄さん」だからだ!!ゆっくりをそんなに優しく殺すつもりなど毛頭ない!!!
「ゆ!そろそろおじさんをたおせそうだぜ!」
とかほざいてる子まりさを一匹つまみ上げ・・・・
「ゆ!おそらをとんでるみた」
思いっきり床に叩き付けてやった
「ゆぶびゅうううううううう!!??」
「おお、まだ生きてたかぁ、力加減間違えたかねーこりゃ」
と言ってもすでに餡子が漏れ出して虫の息だ
その一部始終を見ていた母れいむは子まりさにかけより
「れいむのこどぼがあああああああ!!!どうじてこんなことするのおおおお!?」
「あれぇ?母親のクセにそんな事も分からないのぉ?・・・じゃあ子供に聞いてみようか♪」
母れいむを蹴り飛ばし、俺に体当たりをかましていたもう一匹の子れいむをつまみ上げる
「ゆ・・・ゆ・・ゆっくりしていってね!」
声が震えている。俺は笑顔で答えてやった
「さて・・・君たちはここで何をしてたのかな・・・?」
「そんなことよりれいむをはなしt・・・ぷぎいいいいいいいぃ!!!??」
俺の指が子れいむの体に食い込んだ、もちろん死なせない
「もう一度聞こうか・・・ここで何をしてたのかな?」
「ひゅっ・・みんなで、ひゅ、ゆっくりしてたよ・・」
見りゃ分かる
「ところであそこにいる虫さんは君たちが食べたのかな?」
オオクワガタの残骸を指差してみせる
「ゆっ!れーむたちでむーしゃむーしゃしたよ!とってもゆっくりしたあじだったよ!」
なるほど、一匹では勝てないと悟り大勢で仕留めたんだな、
それにしてもこの野郎さっきのは演技か
「そーかそーか、でもあれお兄さんの育てた虫なんだよねー」
「ゆっ!ちがうよ!あれはれーむたちがみつけたむしさんだよ!おじさんばかなの?しぬの?」
ああ、もうさっきまでされてたこと忘れたのか、さすが饅頭
だがまだ聞くことがある
「それよりれいむ達の家族は何人家族かな?」
「ぜんぶでにじゅうくらいいるよ!!みんなゆっくりしてるよ!!」
ここにはいるゆっくりはせいぜい5・6匹、明らかに人数が合わない
てことは何匹か他の部屋にいるな。
それにしても二十匹とは・・・虐めがいがある。
「よし!君たちの家族はとてもゆっくりしてるからお兄さんが特別に遊んでやろう!」
そう言うとゆっくり達は目を輝かせながらこちらを向いた
「ゆ!ほんとうなんだぜ!?」
「ああ、本当さ。でも遊ぶ前にご飯を食べないと、虫さんだけじゃ足りないだろ?だから他の子達も呼んで来てくれるかな?」
俺は母れいむに向かってそう言った
すると母れいむは目を輝かせて
「ゆゆっ!!わかったよ!ゆっくりごはんをよういしてね!!!」
と言った
おお、キモいキモい
ていうか本当に忘れてんだな、俺がやったこと
「ゆ!れーむもよびにいくよ!おじさんおろしてね!」
指の食い込んでいる子れいむが言った
「いやいや、君にもう一つ言いたいことがあってね」
「ゆ?」
ちなみに他のゆっくりたちはもうこの部屋からいなくなっている
「どーしたのおじさん!!はやくしてね!!!」
「俺はまだ20代だあああああ!!!」
俺の指が更に食い込む
「ゆびゃああああああぁぁあっがぁっ・・!もっ・・ど・・ゆっく・・りじ」
「言わせるかぁ!!」
子れいむが言うより先に俺は指に力を込め子れいむを握り潰した
「フウッフ~♪すっきりー!!!」
ちなみに今のは俺である
「いやぁ~、ゆっくり虐待はやっぱ最高だな~、心が若返る!!」
そう言いながら厨房に向かう途中、最初に虐待した子まりさが転がっているのを見つけた
「ゆっ・・ゆっ・・・おにいさんたすけてぇ・・・」
「ああ、お前いたのか!それにしてもお兄さんなんて嬉しいなあ、じゃあお礼に助けてあげよう!」
思いっきり踏み潰してやった
このゆっくりの断末魔が聞けなかったのが少し残念だがまあそれは気にしないことにする
「なぜならこれからゆっくり達と遊ぶんだからな・・・先に逝けたお前らはラッキーかもしれんぜ?」
俺はそう言うと潰したゆっくりを回収し、料理を始めた
――15分後――
「おじさんおそいんだぜ!!」
「れーむたちをまたせないでね!!」
おお、本当にこりゃ二十匹位いるなぁ
親れいむと親まりさが1匹ずつ、子れいむが6匹、子まりさが4匹、赤れいむと赤まりさが3匹ずつといったところか
「いやー待たせてごめんねー、はいどうぞ」
俺が出したのはチャーハン、スープ、エビチリと野生のゆっくり達なら一生お目にかかれない中華料理のフルコース
毎日木の実や虫しか食べていないゆっくり達は我先にと料理に飛び掛った
「うっめ!!めっちゃうっめ!!」
「むーしゃ、むーしゃ!ちあわちぇー!!」
あーあ、テーブル汚しちゃって、誰が掃除すると思ってんだ
それにしてもあの体によくこの量入るなー・・・おっと、もう完食しやがった
「これでしばりゃくゆっくちできりゅね!」
今のは赤れいむだ
残念、しばらくしたらゆっくりできなくなるんだよ
「おじさん!もっとくれなんだぜ!!」
図々しい奴だ、子供がいなくなったことはどうでもいいのか。
どっちにしろまた餌を与えるつもりはない
こんな豪華な料理をゆっくり達に食わせたのは全て次のセリフの為だ
「じゃあおじさんに〝かくれんぼ〟で勝ったゆっくりには毎日今食べたようなご馳走をあげよう」
一瞬で饅頭共の36個の目がこちらを向く
そして俺は更に続けた
「しかも君達専用のゆっくりぷれいすを差し上げよう!どうだい?」
ゆっくりという言葉に反応し饅頭共は騒ぎ始めた
「ゆゆゆ!ぜったいおじさんにかってみせるよ!」
「まりさがかってまいにちゆっくりするんだぜ!!」
「ゆゆ~♪みんなでゆっくりするよ~」
よし、そろそろ頃合だな
「でも!お兄さんに負けたゆっくりは・・・ゆっくりできなくします」
一瞬饅頭たちが凍りついた
ゆっくりできなくする―――それはゆっくりする為に生きるゆっくり達にとって最も恐れていることだ
だが一匹の子れいむは言った
「ゆ!だいじょうぶだよ!れーむたちはにんげんなんかにまけないよ!」
すると次々とゆっくり達がそのゆっくりに集まり始めた。両親のゆっくりが制止したにも関わらず
結局両親ゆっくり達もこのかくれんぼに参加することにしたようだ
「じゃあ決まったみたいだね!」
「ゆっふっふ!いつでもいいよおじさん!!」
「ぜんいんでおじさんにかってまいにちゆっくりするよ!」
ほう、余裕たっぷりといったところか
野生のゆっくりは人間の恐ろしさを知らない、だから好きなんだけどね!!!
「じゃあルールを説明しようか」
「ゆっくりはやくしてね!!」
どっちだよ、と心の中でつぶやきながら続ける
「まずは5分数えるからその間に君達が隠れて、それから3時間経つまでにおじさんが君達を探し出し見つけたゆっくりを片っ端からゆっくりできなくするよ、理解したかな?」
「ゆっくりりかいしたよ!!」
怪しいもんだ、まあせいぜい今の内にゆっくりしてな
「じゃあ始めるよー・・・・」
ゆっくり達はいかにも自信満々って顔だ、俺に見つかった時はどんな顔すんのかねくっくっく・・・
「スタートッ!!!」
素早く後ろを向いて俺は目覚まし時計を3時間5分後にセットする!
あとは待つだけ・・・・ん?
「・・・ここにかくれればみつかんないよ・・・」
「・・・れーむはあたまがいいんだぜ・・・」
おっとっと、これじゃ不公平だね。そういうと俺は目を閉じ耳にティッシュを詰めた
そしてあっという間に5分、虐待お兄さん出撃!
「よーしいっくぞー!」
この瞬間だけは童心に帰れる、いやー楽しっ!
「まずは俺の部屋からかな!」
―――二階 自室―――
やっぱりそこも荒らされていた、雑誌はやぶかれ、ごみ箱は漁られ、ハムスターの餌が入った袋もひっくり返してある
だが俺は気にしない、なぜなら記念すべきかくれんぼで最初の犠牲者を見つけたからだ
だが直ぐには殺さない
「うーんゆっくりたちはかくれるのがうまいなあぜんぜんみつからないよー(棒読み)」
布団が小刻みに震えている、笑っているんだろう
「ここにもいないんじゃーゆっくりはもういないなーほかへいこう(棒読み)」
バタンッ
「・・・やったぜれーむ!」
「にんげんたらほんとにばかだねー、ゆっゆっゆ!!」
「これでまりさたちはまいにちゆっくりできるぜ!ゆっくっく」
布団の中に隠れていたのは子れいむと子まりさの2匹、余程嬉しいんだろう笑いっぱなしだ
その会話の様子を虐待お兄さんは扉越しで聞いていた
「はあはあ・・・れ・・れいむっ・・・!」
「まりさぁぁぁ!!」
- !この饅頭どもあろうことか人の布団で交尾してやがる!
まあ全部想定済みだけどね♪あんな狭いところでくっついて笑ったりしちゃあそうなるわなwww
「れ・・・れいむううううすっぎりずるよおおおおお!!」
今だ!!
バタンッ!!
「そーいえばこのへやにわすれものしちゃったなー!!(棒読み)」
「!!」
子れいむと子まりさは驚きで交尾を中断させられた、よりによって絶頂寸前で
「いやーやっぱりわすれてなかったなーほかのへやにいこー(棒読み)」
バタンッ
俺が出て行くのを確認すると、二匹は再び交尾を始めた
「さっぎはじゃまされぢゃったけどごんどはすっぎりさぜるよおおお!」
「いいよおおおばりざあああああ!!」
ほう、無理矢理中断したせいで今度は絶頂が早いようだ
だが・・・させん!!
バタンッ
「いやーやっぱりわすれものしてたかもお(棒読み)」
「ゆぐっ・・・・!?」
そう・・・これぞ必殺「絶頂寸止め」!!
何度も絶頂を妨げられたゆっくりにとってはたまったもんじゃないだろう!!
だからといってすっきりしたらゆっくりできなくなる!!
「ずっぎりざぜでよおおおおおおお!!」
- だが14回を超えたあたりで少し飽きてきたのですっきりさせてやることにした
「「はあ・・・はあ・・・すっ・・すっきりーーー!!」」
そしてすかさず
バタンッ!!
「ああーふとんがよごれてるーせんたくしなきゃー(棒読み)」
そういうと掛け布団でゆっくりを包み洗濯機の前まで持ってきた、よい子の皆は真似するなよっ?
「ゆ!?くらいよ!せまいよ!」
「ゆあああ!おがあざあああん!!」
「だれがだずげでえええええええ!!」
「もっとゆっぐりぢだいよおおおおお!!」
はい、オール無視ー
「そぉい!!」
洗濯機に掛け布団(+ゆっくり)を放り込みスイッチオン!!
洗濯機がガタガタいいはじめた
「いやー古い洗濯機は音がうるさくて不便だなー」
そういいながら俺は漫画を読み始める
「いやああああ!!だぢでえええええ!!」
「いだいよおお!!れーむのあんこがあああああ!」
「やっぱ古い洗濯機もいいなー、はっはっは」
「おにいざああああん!だじでええええ!!」
「あっ」
何を思ったか俺は洗濯機のスイッチを切りフタを開けた
「いやいや大事なこと忘れてたよ」
「ゆ゛・・・そうだよ!!まりさだちをだずけてね!!!」
「洗剤入れんの忘れてた」
そう言いながらおもむろに取り出した洗濯用洗剤(液体型)をゆっくりにかけてやる
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!じみるよおおおおおお!!!」
「いだいよおお!!おじざんどおぢでこんなことずるのおおおおおおおお!!」
「洗濯開始ー」
スイッチを押し再度漫画を読み始める
「だずげでええええええええ!!」
「もういやああああおうぢがえるうううううう!!!」
「ばりざのかわいいおめめがあああああああ!!」
「おえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「ゆぎゃああああでいぶうううううう!!!」
――10分後――
「あーまりさとれいむ見っけー」
俺の指差した先には掛け布団に絡みついた髪の毛と二匹の髪飾りだけがくっついていた
残りゆっくり 16匹 残り時間 2時間35分
もちろん続く
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
こんにちはHILOです。今回がゆ虐SS初投稿なんですが・・・・
初投稿で続編物なんて少し無謀だったかと今更ながら思っています
それと多少修正を加えました
この作品はもし自分の家にゆっくりがいたら自分ならどうするか、という視点で作っています
お見苦しい点も多々あったと思いますが、どうか暖かい目で見守ってください
では、
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしていってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
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_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
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r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
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`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
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最終更新:2011年07月30日 01:57