ゆっくりいじめ系3003 ゆっくりしないでね!3

ゆっくりしないでね!3
テストようやく終わりました;w;

駄文でよければ見てください。;w;






男は唖然としてた。あのゆっくり一家全員に地獄をみせるつもりだった。しかし地獄を見せる前にれいむと実ゆっくりは逃げてしまった。

自分の家は木々が生い茂る山に接しており、あのゆっくりは恐らくこの山に逃げただろう。

木々の生い茂る場所に逃げたゆっくりを探すことはとても大変だ。

すぐにカツオ(犬)を使い追跡しようと考えた





たまらなく悔しかった。ゆっくりごときに踊らされたことが。自分のエゴをゆっくりごときに通せなかったことが。

あの逃げれたゆっくり一家はこれからどこかでゆっくりし、無駄な生を謳歌すると思うとくやしさで気が触れそうだった。

足をみるとまりさが脛のあたりを必死に残った歯で噛みついていた。

かなり痛い。噛まれた部分は見えないが血が滲んでいるだろう

「糞饅頭・・・・・お前には・・・・生きてきたことを後悔させてやるからな・・絶対に」

男は忌々しそうに呟くと噛みつかれながら部屋の隅においてある蠅叩きを手に取る

そしてそれを全力で振るう

パァン!!!

「ゆびゃあ!!!!」

まりさはゆん生の中で一度も感じたことのない異質な痛みにたまらず悲鳴を上げる

その拍子に男の脛から口を放してしまう

「ゆびゃあああああああああ!!!いだいいいいいいいいいいいいいい!!!」

まりさは男の周りでのたうち回っていた。まりさの肌は脂汗を分泌し始め、徐々にとヌメりを帯びてくる。

ゆっくりの肌は人間の肌よりも痛みに対して敏感だという報告もある。

激しく痛がるまりさを見ても一切の慈悲を見せずに、男は何度も蠅叩きでまりさを叩く。

パァン!!「ゆびゃあ!!!」パァン!!「いじゃい!!!」パァン!!「やめじぇ!!!」パァン!!「ぐぎゅ!!?」

まりさの肌に蠅叩きの網目が無数に付き、全身が赤く腫れあがるころにはまりさ餡子をブクブクと吐き出しながら痙攣していた。

「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ「パァン!!」ゆ゛っ!!?」

痙攣していてもなお叩く男。その手は止まらない。まりさの反応はだんだんと小さくなってゆく。

日が高く昇りかけた頃になり、叩くだけ叩いて疲れたのか男は手を止める。

「ハァ・・ハァ・・・糞・・肩と腕がいてえ・・・わかってると思うんだ・・・」

ちらりとまりさをみると、ヌメりきった全身に網目模様が付き餡子の色が滲んでいる。所々小さくではあるがまりさの肌は破け液状餡子が流れ痛々しい。

痙攣し、気絶してるまりさを見てめんどくさそうな顔をした後

男は小麦粉を水で溶き、それをハケでまりさの全身を塗りたくり、傷の補修をする。

「このまま死んだら楽だからな。お前らはもっと生き地獄を味わうべきだ ・・・・・・・・わかってると思うんだ(ボソッ)」

満身創痍のまりさを先ほどまで入れていた透明のケースに放り投げるように入れ、蓋を閉める。

「くそ・・・あの逃げた赤饅頭を追わないとゆっくりしちまう・・・・」

そう、男はまりさを叩くことに夢中になりすぎてれいむを追うことを忘れてしまった。そのことを後悔する男。

「クソッ!・・・・・・明日は仕事なかったら今からでも探しに行けるんだが・・・・・・・・」

男は明日から10日ほど連続で仕事をする予定になっている。仕事内容は農家の土地に出没するゆっくり駆除などである。

れいむを追って地獄を見せたいところだが明日の仕事を休むわけにはいかない。

それに農家のゆっくり駆除はそれなりに肉体労働であるため明日に疲れを残すわけにはいかないと考えていた。

「くっそ・・・絶対見つけ出して地獄を見せてやるからな・・・」





れいむは運がよかった。逃げている間に捕食者やゆっくりに仇なす動物などに出くわさなかったのである。

さらに幸運なことに倒れるまで逃げ続けた結果、その付近の群れの一員に倒れているところを発見され群れによって保護されていた。





れいむが男のところから逃げ出してから丁度3日。

れいむは保護された先で、夢を見ていた。

れいむの寝ている場所には藁や羽毛が敷き詰められており、とても気持ちよさそうであったがれいむはひどくうなされている。

夢の中、れいむは朽ちた木の洞に作ったおうちの中で、子ゆっくりに成りかけの我が子と最愛の夫であるまりさを探す。

「ゆぅ・・・れいむのかわいいおちびちゃん・・・ゆっくりしていってね・・・どこにいるかおしえてね」

れいむは意識していないが、現実世界で無いそこは雑音が一切入ってこない、まさに無音の世界であった。

「ゆぅ・・どこにいるの!おかーさん怒るよ?ゆっくりしないで出てきてね」

何の返事も返ってこない事にれいむの表情は焦燥の色がでてくる。

「ゆぅ・・・スーー(息を吸う音)  ゆっくりしていってね!!!!」

全力でゆっくりしていってねを言う。しかし返事はどこからも聞こえない。

れいむの顔は泣きそうであった。

洞の中を探すのはやめて外へ出ようとした時、洞の中から何やら気配を感じた。振り返ると子れいむ2匹と子まりさ2匹が洞の中で座っていた

「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」」」」

元気よくゆっくりしていってねをする子ゆっくり達

「ゆっ!ゆっくりしていってね!!どこにってたのおちびちゃん?あまり心配させないでね!ぷんぷん!!」

子ゆっくりたちはそう言う母れいむの顔を見ると、笑顔でれいむの側までやってきてす〜りす〜りした。

「おきゃーさんだーいしゅきー」「ゆっゆ〜♪」「おきゃーしゃんのほっぺゆっくちゆっくち」「しゅりしゅり〜」

子ゆっくりたちは一斉に甘えだす。れいむは「ゆっ くすぐったいよおちびちゃん♪すーりすーり」

れいむの顔は先ほどと違ってとても幸せそうな顔をしている。

「とってもゆっくりできるおちびちゃんたちだね!ゆっくりし「「「「ゆぎゃあああああああああああああああ

あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」ゆゆ!!!びっくりしたよ!!」

子ゆっくりたちは一斉に苦しみ始めた。餡子を吐き出し、その丸い身体をグネグネと捩りながら苦しみ出す。

「「いじゃいよ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙ぎゃあ゙あ゙じゃあ゙あ゙あ゙あ゙ん゙!!!たじゅげじぇええ」」

子ゆっくり達の身体が分泌された脂汗にぬらぬらとてかり、髪の毛が一斉に抜け始め、まむまむに相当する場所が黒く炭化し始めてきた。

「おちびちゃんだぢどぼじだの゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!?まりざあ!!?まりざあ!助けてよ!!おちびちゃんたちが!!」

悲鳴を上げた後れいむは最愛の夫であるまりさに助けを求めるがまりさはどこにも現れない。

子ゆっくりたちは全身が薄く焦げ、変わり果てた姿となり、プルプルと震えているだけの丸い物体となっている。

「まりざああああ!!!おちびちゃんたぢがああああああああああ!!!!ゆっ!!」

れいむは洞に差し込む光が急に少なくなったことに驚き、洞の内側から外をみるとそこには

笑う人間さんと・・・見るからに強そうな犬さんが・・そして生気の抜け、目の焦点が合っていない最愛のまりさが・・・洞の前に差し込む光をさえぎる形で立っていた。





絶望感がれいむを襲う。

「おちびちゃんにげてえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」

れいむは夢から覚めた。全身に寝汗がびっしょりとついていた。未だ気分が悪い。

仰向けのままあたりを見回す。どうやら土に掘ってある洞の中らしい。ゆっくりにしては大きい洞でとても住みやすそうであった。

「気づいたのねれいむ。外傷らしいところは無さそうだし、ただの疲労でしょう。安心していいわよ、むきゅ。」

洞の奥から発せられた声。仰向けに寝かされていた身体をグネグネと捩りながら起こし声の主を探す。

そこにはぱちゅりーが居た。れいむよりも二回りほど大きい。おそらく長生きした個体なのであろう。

そして地面を見てみるとれいむの下にはおふとんさんがひいてあった。

それはれいむの尋常ではない量の寝汗により湿り気を帯び縮みきっている。

「ゆぅ・・ここは・・」

「ここはドスが率いる群れの巣の一つよ。あなたは群れの近くで倒れてたのを発見されてここまでもってきたのよ、むきゅ。」

「ゆぅ・・・介抱してくれてどうもありがとうね・・・」

「どういたしまして。むきゅん。でもお礼ならドスと運んできてくれたゆっくりに言ってね、むきゅん。」

れいむは何かを思い出したようにハッする仕草をしたあと、周りをキョロキョロと見始めた。

「ねえぱちゅりー。おちびちゃんたち見なかった?」

「あの飾りのない子たちの事ね?あの子たちなら今は群れのれいむが世話をしてるわ。安心してね。今連れてくるわね。むきゅん。

待っている間にこれ食べておいてね。子持ちなんだから遠慮しないでね、むきゅん。」

そういうとぱちゅりーはバインバインと跳ねながら洞の外へいってしまった。

ぱちゅりーの子持ちという言葉にはっとするれいむ。上を向いてみると茎があり、それにはたった一つ、実ゆっくり(れいむ種)が付いていた。

れいむは他の実ゆっくりが人間さんにゆっくり出来ないことをされて潰れたのを「ゆ゙ぅ゙」と言って思い出す。

寝ている間あまり食べてなかったせいで実ゆっくりは頬がコケて、かなり痩せ細っていた。

その表情は実ゆっくり特優のうっすら笑顔を浮かべている寝顔ではなく、何かに苦しんでいるようなそんな表情であった。

「ゆゔ?!おちびちゃん!!ゆっくりしていってね!?今ごはんむーしゃむーしゃするからねっ!」

れいむはぱちゅりーが食べてといった食べ物を急いで口にする。

「むーしゃむーしゃ・・・・・し・・し・・しあわせーーーー!!!?」

長い間食べ物を口にしていない、空腹による美味しかったというだけではない。どれもれいむにとってそれ自体がごちそうであった。

干し野イチゴや干しイチジク、木の実さんに芋虫や虫さんや野菜さん。どれもとてもゆっくりできた。

バクバクバクと普段ならばれいむ一匹ではとても食べ切れない量をすぐに完食してしまった。

「ゆふー とってもおいしかったよ!」

実れいむを見上げてみると先ほどまでの苦しそうな寝顔は無くなり、とても安らかな顔つきになっている。

そしてゆっくりではあるが、目に見える速度でゆっくりと膨らんでゆく。栄養(餡子)行き渡っているのだろう。それを見てれいむはゆっくりできた。

「待たせたわねれいむ」

ぱちゅりーがれいむのところに戻ってきた。その後ろにはれいむが二匹おり、

その二匹は大きな葉っぱを口を使って担架のようにし、子ゆっくり(作者には判別不能であるがその内訳はれいむ種1まりさ種1)二匹を運んできた。

二匹の子ゆっくりは、未だ寝たきりであり、黒く炭化したまむまむと髪の毛の状態(ハゲ)はそのままであった。

しかし、全身焼けただれ、黒っぽくなっていた肌は少しだがゆっくり本来の肌色を取り戻していた。

「ゆうっ!おちびちゃんたち!!ゆっくりしていってね!!!」

といい、れいむは二匹の子ゆっくりにすーりすーりをする。

とするとどうだろう。子ゆっくりたちの肌はまだカサついてはいるが、元のフニっとし、すべすべな肌を若干ではあるが取り戻していた。

「おきゃーしゃん!ゆっくちしていっちぇにぇ!!まりしゃはもうだいじょうぶだよ!ここの群れはとってもゆっくちしてりゅよ!」

あれだけの怪我を負い、元気が無くしていたまりさが元気を取り戻したことに驚くれいむ。

「れいみゅのごはんも用意してくれてとってもゆっくちできたよ。しあわせ〜だったよ。ゆんゆん。」

「むきゅん  子ゆっくりたちの状態が酷かったから秘伝のお薬をつかったのよ 大分よくなったみたいね。むきゅん。

まだ完治はしてないけど栄養のあるものを食べさせていればもっとよくなるわ。」

「この辺りはドスの管理もあって、とっても食料が豊富で、えいよーのあるものがたくさんあるからゆっくりできるよ」

と運んできたれいむが言う。

母れいむは子ゆっくりたちを見ると若干前よりも大きくなり、そしてぷっくりとしていると感じた。全身火傷で失った肌の艶も少しではあるが出てきている。

完治も夢じゃないかもしれない。えいよーのあるゆっくりしたものを食べさせてもらったんだなあと思う。

どうやらこの群れは見ず知らずのれいむたちにとてもとても手厚い介抱をしてくれたようだとれいむは理解した。

人間にあれだけ酷いことをされ、傷つき落ち込んでいた心に親切にされたという事実が浸みわたりれいむは涙が自然と出てきた。

「ゆゅゅ・・・ありがとおぉぉ・・ほんとにありがとね・・れいむ  うれしいよ  とってもゆっくりできるよ・・・」

この暖かい気持ち  「ゆっくり」だ。それを感じながられいむは「ゆんゆん」と泣き始めた。

「むきゅん。別に当たり前の事をしただけよ。困った時はお互いさまでしょう?」

照れながら言うぱちゅりー。

そんなぱちゅりーを見ながられいむは子ゆっくりに聞こえないようにそっとある質問をする。

「ねえぱちゅりー・・・髪と・・・その・・まむまむは治るかな・・」

「むきゅう・・・髪は時間がかかるでしょうが治ると思うわ。むきゅん。 でも・・まむまむはむきゅん、正直に言うわ。

治らないわ・・・肌と違って、秘伝のお薬を使っても、まむまむは手の施しようがなかったのよ。ごめんなさいね・・・むきゅう・・」

ぱちゅりーはそう言って少し残念そうにうつむいた。

「そっか・・・ごべんでぇ・・おちびちゃん・・・・・守ってあげられなくて・・・ゆ・・ゆぅ・・・・ゆえええええええん」

またれいむは泣き始めた。もうおちびちゃんたちは胎生出産をすることができなくなってしまった。まだ蔦を使ってでの出産は可能ではあるが、

我が子の不憫さにどうしても涙が出てきてしまう。

「お取り込み中のところちょっといいかな?」

ゆぅゆぅ泣いているところに、の太い声が聞こえた。

どうやら洞の外から発せられた声のようだ。声の主を確認するためにれいむは洞から顔を出す。

そこには洞には到底入りきらないようなサイズのまりさ・・・ドスがいた。3メートル近くはあるだろうか。羆もびっくりなサイズである。

穏やかな顔とは裏腹に身体中には歴戦のものと思われる傷跡が無数にあった。

「ゆぅ!ドスだね れいむたちを助けてくれてありがとね とても感謝してるよ! ゆっくりしていってね!」

「ゆっくりしていってね、れいむ。ここは人間さんから貸してもらったドスたちのゆっくりぷれいすだよ。群れのみんなから聞いたけど大変な目に遭ったんだってね。

れいむさえよければ子供たちの傷が治るまで居ていいからね。」

れいむの顔がパァっと明るくなる。ここはなんてゆっくりしたところだろうかとれいむは思う。

「ありがとうドス。子どもたちもとってもゆっくりできてるよ。ドスのおかげだよ」

「どういたしましてだよ、れいむ。ところであの子ゆっくりたちの傷って、やったの人間さんでしょ?」

突然今回の悲劇の核心を突く言葉に顔を硬直させるれいむ。

「でい゙ぶだぢばな゙に゙も゙じでな゙い゙の゙に゙・・・・・・い゙ぎな゙り゙人間ざん゙が・・・ゆ゙ぅぅぅ・・・酷い゙ごどを゙・・・ゆぅぅぅぅ・・」

いきなり泣き出し、嗚咽を漏らすれいむ。

「やっぱりそうなんだね。でも安心してね。ここは人間さんとの協定があるからゆっくりできるよ。ゆっくりしていってね!」

この群れは人間と協定を結んでいた。ドスはそれをれいむに説明した。

おおまかな協定内容はこうだ。





1 ゆっくりたちはマツタケやイワタケなど人間にとって高価な山の幸を広範囲にわたって探し、人間がやるように綺麗に収穫し、それを人間に献上する。

または、ゆっくりが狩れない高価な食材の位置を人間に伝えたり、綺麗な石(宝石の類)なども見つけたらそれも献上する。

2 献上する際、ドスは人間たちに群れの繁殖状況等を報告する。

3 人間は献上されている限りゆっくりを殺さない。そして人間は集落で捕まえた虫や出来そこないの野菜や野菜くず、普段食べないような木の実などを適当に渡す。

4 一つの番が子供を産むのは生涯をかけて3匹まで。それを守れないゆっくりは群れによって永遠にゆっくりさせられるか追放である。

ただし何かしらの理由で成ゆっくりになれなかった場合や災害で群れの総数が著しく減った場合にはそれは適用されない。

5 人間側が増えすぎだと判断した場合、群れでそのゆっくりを処理するか、この村の人間の縄張りの外まで連れていくか人間に渡すかのどちらかを選んでもらう。

6 人間と争いは絶対に起こしてはならない。それはこの村の人間に限ったことではない。

7 この辺りの土地は人間さんのものである。よって、ゆっくりは人間さんの慈悲でこの土地に住まわせてもらっているだけであって、

ゆっくりはこの土地がゆっくりのものであるということをいかなる場合においても主張することはできない。

8 条約が守られない場合ゆっくりはこの土地から出ていくか、永遠にゆっくりすることを選んでもらう。 

などと、ゆん口調節までさせられているかなり不平等な協定内容ではあったが、守っている限りここのゆっくり達の生活は安寧としたものであった。

そして追加情報は、この付近の人間さんはここ以外の人間さんよりも気性が荒くなく、ゆっくりできるらしい。

そして、冬籠りの際の食糧援助などもしてもらえるらしい。

「ゆう?・・そうなんだ・・じゃあ、ゆっくりドスの気持ちに甘えさせてもらうね」

「ゆ!そうしてね。この群れにはまだまだ余裕があるからゆっくりしていってね。」

そう言い残しドスは自分の巣へ帰って行ってしまった。

「むきゅ れいむは今日から子供達が治るまでここに住めばいいと思うわ。丁度だれも住んでなかったから」

「ゆ!ありがとうぱちゅりー。そうさせてもらうね。」

「それじゃあわたしは自分のおうちにかえるわね。ゆっくりしていってねれいむ。おちびちゃんたち。」

「「「ゆっくりしていってね(ゆっきゅりしていっちぇにぇ)」」」

ぱちゅりーが出て行って、れいむと子ゆっくり二匹になったれいむ一家。

「おきゃーしゃん ゆっくちゆっくち」

子ゆっくりたちが母れいむに甘えてくる。れいむはそれをすりすりで返した。

(れいむたちはこれからゆっくりできる。でも・・でも・・まりさが心配だよ。きっとまだ生きてるよね!れいむ心配だよ。

おちびちゃんたちがもう少し大きくなったら探しに行くよ!だからまりさ・・絶対生きててね!)

頭に生えている実ゆっくりを見つめる。もうすぐ生まれるだろうと本能的にれいむは感じ取った。

「ゆぅ・・れいむのおちびちゃん・・安心してゆっくり生まれてね・・絶対れいむが守ってあげるからね・・・」

れいむはそう心に誓う。





それからのれいむ一家の生活はとてもゆっくりしたものであった。

子ゆっくりたちは成長し、野球ボールサイズからソフトボールサイズとなり、赤ちゃん言葉が抜け、そして肌は昔のように柔らかさとハリを取り戻していた。

子ゆっくりたちは寝た切りの状態から赤ゆっくりと同じくらいの運動量をこなせるくらい回復していた。

頭からはまばらではあるが、うっすらと髪の毛が生え始め、その色の違いによりれいむかまりさかを見分けることができる。

そして新たに生まれた赤ちゃんゆっくり。蔦に成っていた実ゆっくりの最後の生き残りである赤れいむは元気に生まれ、今は帽子のない姉たちと元気に遊んでいる。

その赤れいむはいまや家族のアイドル的存在である。れいむは赤れいむを見るたびにこのおちびちゃんをまりさに見せてあげたいと思うのであった。

「おちびちゃんゆっくりしていってね!」

「おねーちゃんゆっくちゆっくち」

「おちびちゃんたち!ゆっくりしてるね!ゆっくりしていってね!」

「ゆっくり(ち)していってね(にぇ)!」

子供たちは赤ゆっくりと鬼ごっこをしたり、ゆっくりごっこをしたりでとても生き生きとしていた。

「ふわあああああ〜〜〜むにゃむにゃ・・・れーみゅもうちゅかれちゃよ・・・ゆっきゅりおひるねしちゃいよ」

「ゆっ!そうだねおちびちゃん。おねーちゃんたちと一緒にお昼寝しようね!」

そういって昼寝を始める子供達。母れいむはそれを見ながらゆっくりした気分に包まれていた。

今の家族はすべてこの赤れいむが中心に回っていると言っても過言ではない。赤れいむは一家にとってはとっても愛らしく、可愛く、まるで天使のようであった。

それから子供達を起こさないようにそっと巣(仮)を出て、昼寝から覚めた後のおやつとなるものを探しに回る。

まりさのことは心配だ。しかし、今は子供達を自分の力で生きられるようにすることが先だろう。まずはえいよーのあるものをしっかり食べて成長することが第一。

れいむはそれがまりさの願いでもあると考える。

「ゆふふふふ・・おちびちゃんたち喜んでくれるかな・・」

れいむはやわらかい花を口にくわえ巣へ戻る。

巣では子ゆっくり達と赤れいむが仲良く寄り添い、ゆーゆーと言いながら寝ていた。

「ゆっくりしたおちびちゃんたちだね!れいむうれしいよ。」

れいむは子供達が起きないように静かに巣に入ったが、赤れいむはその気配に気づき目が覚めた。

「ゆぅ〜おきゃーしゃん ゆっくちおはよう!ゆっくりしていってね!」

「ゆっくりしていってね!おちびちゃんたち!おやつもってきたよ!」

「ゆわーい」

「おやつおやつー」

「ゆっくち、ゆっくち」

子ゆっくりは花にかぶりつく。うっすらと甘い味、フローラルな香りがとてもゆっくりさせてくれる

「「むーしゃむーしゃ ゆゆ〜しあわせ〜」」

赤れいむには母れいむが噛みほぐしたものを口うつしで与えてやる。

「ゆー しあわしぇー!」

親ゆっくりも子ゆっくりも赤れいむもそこでの生活は何もかもがゆっくりできた。ずっとここにいたい。ここには「ゆっくり」がある。

だがそんなゆっくりした生活はもう終わる。

なぜなら人間が連日の仕事を終え、一家を探し始めたからである。





「ちっ、この付近にはあの糞饅頭いないっぽいな」

男は忌々しげに舌うちをし、足元に転がっている成体のゆっくりまりさを蹴り飛ばす。

ズン!!「ゆげぇ!!」

蹴られたまりさは10メートルほど先に落下した。

「まりさああああああああ!!!」

「おとおおおしゃああああああん!!」

それを見ていたれいむと子ゆっくりたちは声を上げる。

男はあのまりさの妻であるれいむとその子供達を探しに森まできていた。

その際ゆっくりを見つけては禿げた子ゆっくり二匹を連れたれいむは知らないかと聞きまわった。

知らないと答えたゆっくりはみな適度に重傷を負わされ、まむまむを割かれ、目を潰され、舌を引き抜かれた。男は子供も大人も区別なく平等にそれを行った。

今この男によって新たに捕えられた一家が男の尋問を受けている。

一家がおさんぽ(笑)中に歌を歌いながら歩いていたのを男に発見されたのだ。

一家の構成は親れいむ、親まりさ、子れいむ×3 子まりさ×2であった。

ゆっくり一家は一切拘束は受けていないが、逃げたら犬に食い殺されることを知っている。

なぜなら、この一家の親達は子供だけでも逃がそうとした。その際一番早く逃げようとした子まりさに向かって、ゆっくりでは一生かかっても出せない

速度でカツオが飛びかかり、食い殺したのであった。次にその妹であるれいむを食い殺した。

まだ子供は3匹残ってはいるが、犬による圧力で、一家全員金縛りにかかりそこから動くことができない。

「なあれいむ・・お前は知らないのか?正直に答えてくれたら助けてやるぞ。その苦しみから解放させてやる」

「ゆ・・・ゆゆゆゆゆ・・・しらないよ・・・・ほんとうに知らないよ・・・おちびちゃんだけでも逃がしてほしいよ・・・・」

泣きながらガタガタと震えれいむは男に懇願する。

「そうか知らないのか。ならこんな舌はいらないよね。こんなまむまむはいらないよね。こんな目はいらないよね」

そう言うと男は子れいむを持ち上げる

「ゆっくりやめてね!おちびちゃんを放してね!」

男はそれを無視し、子れいむに手を伸ばす。

恐怖を感じた子れいむは親に助けを求める。必死に。

「おぎゃーしゃーんたすけてえええええええええ「ブスリ」ぴぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!?」

人差し指を子れいむのまむまむに深く突き立てる。子れいむの全身から謎の液体が大量に分泌されぬるぬるぬめぬめしてくる。

「だいじょうぶだって!こんなのすぐ終わるんだから」

突き立てた指をぐりぐりと回し、その穴を広げ、その広がったスペースに中指も入れる。その際子れいむのまむまむは裂けた。

「いぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

指を引き抜き、手をチョキの形にし、両目に指を突き立てる。

「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

「やめてええええええええええええええええええええええ!!!!?おちびちゃああああああああああああああああん!!!??しっかりしてえええええ!!!?」

「れいむおねえちゃああああああああああああああん!!!?」

指を抜いても未だ悲鳴を上げ、大きな口をあけている子れいむ。男はその大きく開けられた口に、手を無理やりその口に入りきれない手を突っ込む。

その際、口の端がぶちぶちと音を立てて裂ける。

「ゆぐぐぐっぐぐっぐうぐぐ!!!??」

たまらずさらに悲鳴を上げる子れいむ。男はその悲鳴を無視し、ぬるぬるした舌を全力で掴み一気に引き抜いた。

ブツッ!!!

「!!!!!!!????????????!!!!!!!!?????」

悲鳴は消えた。代わりに物凄い形相をしてしーしーとうんうんを撒き散らしながら、ビッタンビッタンと跳ねまわる子れいむが居た。

子れいむの周りには無理やり手を突っ込まれた事により折れたり抜けたりした歯がいくつも転がっていた。

「おちびちゃああああああああああああああああん!!!?」

今度は子まりさに同じことをしようと手を伸ばした瞬間

「やめてね!!!!!」

先ほど蹴り飛ばした親まりさが叫んだ。

「まりさ達は知らないけど、この森をあの山に向かってずっと行ったところにドスのいる群れがあるよ・・・そこなら誰かそのれいむの居場所知ってるかもしれないよ・・・

まりさ達はしらないよ・・・お願いだよ人間さん・・もう酷いことしないで・・・まりさ達を見逃してほしいよ・・・・・」

まるい身体をクニって曲げている。本人は土下座のつもりだ。

(ふむ・・・どうやらこの一家は何も知らないみたいだな・・・このままこいつらを尋問を続けるのは時間の無駄か。

ドスの群れまで行って適当に捕まえた奴を尋問したほうがいいかもしれないな)

「わかった。尋問はもうやめてやる。俺も忙しいしな。情報を提供してくれた礼だ。楽に死なせてやる・・」

「ゆへ?」

男はまりさのところまで全力で助走をつけ、渾身の力を込めて蹴りあげた。

ドグシャッ!!「ゆべっ」

まりさは鈍い音を立てて、餡子を飛び散らせながら勢いよく木に激突し爆ぜた。

「ゆ・・・・?まりさ・・・?」

「おとうさん・・・?」

「ゆっくり・・・ゆっくり返事してね・・・?」

現状を把握しきれていないゆっくり一家。

「カツオ。食ってもいいぞ」

把握する間もなく死なせてあげようとするのは男の情報をくれたゆっくりに対する僅かな慈悲でもあった。

カツオがその言葉が発せられた途端、爆発するような速度で親れいむとの間を縮め、食らいつき、右側頭部を食い千切る。

「ゆぎゅ!!?」

側頭部の皮を飲み込んだ後、餡子をひたすらガフッガフッと音を立てながら貪るカツオ。

「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!まりざあああああああああたずげでええええええええ!!!?」

「おきゃあああああああしゃああああああん!!!?」

「ゆっくりしてええええええ!!!」

恐怖と痛みにより甘みを増した餡子を美味しそうに貪るカツオ。れいむの反応が段々と小さくなり

「ゆゆゆゆ・・・ああああああああああああ・・・ああ・・・お・・・・ち・・・・・・・に・・・・・げ・・・」

餡子を食い漁られまともに言葉を発することができないれいむ。




そのれいむが最後に見たものは、




愛する「おちびちゃん」が一匹残らず脳天から男の足に踏み抜かれ、




目やあにゃる、ゆっくりの身体の所々から命の素である餡子を盛大に噴出し、




そのあまりにも短い生涯を終える光景であった。

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最終更新:2011年07月30日 02:06
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