ゆっくりいじめ系2770 れいむとれみりゃ親子いじめ

「ゆっくりしていってね!」
何処かから侵入して来た、金色のバッジをつけたれいむが俺に声をかける。
ゆっくりするも何も俺の家の庭だよ。

「ここはなかなかゆっくり出来そうなぷれいすだね。
 れいむのおうちにするよ!」

戯言をほざくれいむを無視して庭のハーブに水をやる。
各種ミントやローズマリー、レモンバーム、他にも色々。
今日は少し暑いし、ミントティーでも作ろうか。

「お兄さん!ここはれいむのおうちだよ!お兄さんはゆっく…」
バンッ!
れいむに当たらないように注意しながら、思い切り地面を踏む。
れいむはビクッと体を震わせる。

「いいか。お前は俺の家の庭に勝手に入ってきている。
 本来なら踏み潰されても文句は言えないんだ。
 今すぐ出て行け。忠告したからな。不細工な餡子脳でも俺の言った意味位わかるな?」

「どうしてそんなこというのっ!?
 れいむはかわいいんだよっ。
 わかった…おにいさんはゆっくりできないばかなひとなんだね!
 どれいにいってこらしめてあげるよ!
 もうこうかいしてもおそいよ!」

キラリと金色に光るバッジを見せつけながら自信満々に台詞を喋るれいむ。
現在位置発信機能搭載型か。都市部でよく見る型のバッジだな。
緊急ボタンを押せば飼い主が契約してるセキュリティー企業から派遣された
業者が駆けつけてくるはずだ。
業者が家に入るのを拒むことも出来るが、その場合は飼い主が血相を変えて
怒鳴り込んでくるだろう。
場合によっては、ゆっくりを誘拐したとか言いかねないかもしれない。
下手すると裁判所から手紙が来ることになる。

「そのバッジがどうかしたのか?」
「ゆゆっ!きんいろバッジのかちもわからないなんて、ほんとうのばかだね!
 このバッジはすごいんだよっ。とくべつなゆっくりにしかあたえられないんだよ!」
「へぇー」
「ゆっくりショップでもきんいろバッジをつけているゆっくりはめったにいないよ!
 こんなすばらしいれいむをみられるだけでもかんどうものなんだよ!
 それにこのきんいろバッジのボタンをおすと、どれいがすぐにくるんだよ。
 ゆっくりできないばかはゆっくりしないでしんでねっ!」

確かに金色バッジをつけられるゆっくりは多くない。本来ならば。
最近は飼い主の見栄から大金を積んで金色バッジを獲得したゆっくりも増えている。
目の前のこいつは本当は銅色バッジですら危ないだろうに…よく飼う気になったもんだ。
手のかかるゆっくりほど可愛い、という変態かね?

お下げを使って器用に金色バッジのボタンを押すれいむ。
おそらく業者は10分もしない内に来るはずだ。
れいむはニヤニヤと薄ら笑いを浮かべている。

ゆっくり種対象のセキュリティ企業によって構成されている、ゆっくりセキュリティ協会で
公表されている統計データを思い起こす。
そのデータでは緊急ボタンを押したゆっくりの生存率は5分で7割、8分で5割
10分を過ぎると3割以下になると書かれていたはずだ。
ゆっくりという生き物の脆弱さを考えれば至極普通の数値だろう。

事実ゆっくりセキュリティ協会のサイトでも飼いゆっくりを自由に外に出すことは危険だと
強調している。本来ゆっくりなんて外に出していい生き物じゃない。
きっちりとした教育を受けたゆっくりならば飼い主と一緒ではない限り外に出たりしない。
もし外に出たとしても決して飼い主の目の届かない距離には行かない。
飼い主の保護を直接受けられない場所へ出て行くことが極めて危険であることもわからないのが
ゆっくりらしいといえばらしいのだけど。
そしてそのゆっくりらしさが企業の儲けの源泉でもあるのだろう。

なおセキュリティ各社で多少の差はあるものの、現場に派遣された業者が到着するのは平均8~10分は
かかるようだ。
結果的に業者の仕事の半分以上は死骸回収になる。
だからかセキュリティ企業に勤める人は意外と虐待派もいるらしい。
飼いゆっくりがどんな最期を迎えたのかを想像することが、この上なく楽しいと思うタイプの人には
向いているのかもしれない。俺は想像よりは虐待する方が好きだけど。

今回も業者の人の仕事は死骸回収作業になるだろう。
飼い主のクレームを受けるのも仕事の内だろうから同情はしない。
一度部屋にもどって今回の道具を持ってくることにする。

虐待用に使用している部屋の扉を開けると、中に居るゆっくり共が皆こちらを不安そうな顔で見る。
俺が胴付れみりゃ親子のゲージの前に来ると部屋の中の空気がさらに緊張したものとなる。
いつも自分達の赤ゆっくりを食われたり、おもちゃにされたりしているからな。
他ゆっくり向け虐待道具として飼っているが、俺はれみりゃが嫌いだ。
しゃべりかたが特にイラッとくる。何がおぜうさま(笑)だ。肉饅め。
れみりゃを理不尽に暴力で死の手前まで追い込むことなど日常茶飯事で、子れみりゃは3匹生まれたが
既に2匹は俺の気まぐれな虐待で死亡している。
残りの1匹もおぜうさまとしての矜持などとっくの昔に粉砕されて、ストレス過多でいつ死んでもおかしくない。
そんな腐りかけた肉饅の子れみりゃでも、俺が虐待すると親れみりゃは気が狂わんばかりに大声で無様に泣き叫ぶ。
美しき親子愛だね。死ねよ。


電話が鳴っている。
おそらくれいむの飼い主が契約しているセキュリティ業者が、俺の家に迷い込んだれいむを保護する許可を求める
内容だろうから無視。
聞いた話では保護に協力するとセキュリティ業者から謝礼と場合によっては飼い主からのお礼が届くらしいが
俺は別に謝礼が欲しい訳じゃない。


「むーしゃ、むーしゃ…それなりー」
窓から庭のハーブを齧りながら勝手な感想を言う餡子餅の姿が見える。
携帯電話のカメラ機能でハーブを齧るれいむを何枚も撮る。


「れみりゃ。さっき俺が言ったこと理解しているな?」
「はいっ!あのれいむをゆっくりできなくすることですっ!れいむであそんだりしません!」
ビクビクと怯えながら返事をする親れみりゃ。
「そうだ。もし上手く出来れば、おまえら親子をあの部屋から出してやってもいいぞ。」
「はいっ、がんばります!」
親れみりゃは極度の緊張と現状を打開する微かな希望に満ちた声で元気よく返事する。
子れみりゃは親れみりゃの後ろに隠れて俺を伺っている。
れみりゃ親子をれいむから見えないように配置してから、れいむへ声をかける。

「…ハーブ美味いか?」
「ゆっ、まだいたの?この草ふしあわせーじゃないけど、しあわせーでもないよ。
 れいむはもっとあまあまのようなものをたべたいよ!
 はやくもってきてね。ぐずなばかでも、あまあまをもってくることはできるよね?
 はやくもってこないとれいむ、おこるよっ!」
ぴこぴことお下げを動かしながら、ぷくーと膨れ面をするれいむ。

「そうか。あまあまは残念ながらないけど、肉饅ならあるぞ。」
「あまあまがないなんてやっぱりぐずなばかだね!しょうがないからにくまんでゆるしてあげるよ。
 かんだいなれいむにかんしゃしないとだめだよ!」
「まあそう怒るな。可愛い(失笑)れいむが台無しだぞ。
 ほら、肉饅だ。二つあるから二つともやるよ。」

うっうー!とキモい声で鳴く肉饅を両手で掴んでれいむの眼前に差し出す。
今まで眼前の人間よりも自分が優位に立っていた(と勝手に思い込んでいた)れいむの顔色が
真っ青になる。

「ぞれ゛はに゛ぐま゛んじゃないでしょー!
 い゛や゛ぁぁぁ!!れみりゃ、い゛や゛だぁぁぁ!!!」
「おぜうさまのためにぎせいになるんだどぉ!」
「ぎせいになることはとってもめいよなことなんだどぉー!!」
必死で逃げるれいむ。そのれいむに自分たちの未来がかかっているので必死でおいかけるれみりゃ親子。
本来捕食者と被捕食者の関係にある両者が競争すれば、結果は明らかだ。

がしっと親れみりゃの右手がれいむをつかむ。
普段ならば本能的に捕まえたゆっくりを虐めて中身の味を向上させるのだが、今回はそんなことを
しれいられない。そのままがぶり、と親れみりゃがれいむを齧る。
「い゛だい゛よぉぉぉー!!!ぐずはみてないではやくたすけろぉぉぉ!!!」
「ん~?いつものれいむとあじがちがうどぉ。なんだかいいにおいのするれいむだどぉ~
 いっしょにたべるどぉ~」
かぷり、と子れみりゃもれいむを齧りだす。
「おいしいどぉ!これはおぜうさまにぴったりなえれがんとなあじだどぉ~
 …これはおいしくないからポイだどぉ~」
食べられない金色バッジを放り投げる子れみりゃ。
二匹のれみりゃがれいむを浅ましく貪る。
「や゛め゛でぇぇぇぇ!!!れいむたべないでぇぇぇ!!!」
だがれみりゃ親子にはれいむの台詞など耳に入っていない。

「おーい、写真とるぞー こっち向けー」
「きれいにとってほしいんだどぉー!」
「おぜうさまはみんなのにんきものなんだどぉー」
「はいはい。ほら、撮るぞ。れいむを真ん中にして撮るから。」
パシャ、パシャと数枚の写真を携帯電話で撮影する。
口元を汚した二匹のれみりゃが、口元の汚れの原因のれいむと仲良く一緒に写っている。

「も゛うやだぁぁ…れ゛いむ゛…おうち…かえ…る…
 だれか…だすげ…ろぉ…はやぐぅぅ…!」

既に餡子が出すぎたため、放置していても死ぬのは確実だ。
確実だけど、最期にれいむに絶望で彩られた素敵な思い出つくってあげないとね。

「 ゆ  っ  く  り   し  ん  で  ね !
 もう助からないよ。絶対に。
 オレンジジュースのペットボトル丸ごとかけても無理だから。
 あとさ、お前おうち帰るって言わなかった?
 お前のおうちは此処だろう、れいむ。
 さっき自分で言ったじゃないか。『ここはれいむのおうちだよ!』って。
 もう忘れたのかな?ばかなの?れいむだからばかなの?」
「ゆぎぃ…の゛ろ゛っでや゛るぅ…じねぇ…じんで…じま゛え…」
「お前等に呪われる度に死んでたら命幾つあっても足りねえよ、ボケ。
 そんなこともわからないんだねーかわいそうな子なんだねー」
「あ゛あ゛…あ゛…も゛っ…どゆ゛っ…くり…じたがっだ…よ゛…」

クワッと目を見開くれいむ。
れいむの黒目がぐるり、と上へ向き意識によって体内に止められていたうんうんを垂れ流し出す。
お金持ちの飼いゆっくりの座という、ゆっくり達が捜し求めるぷれいす中でも頂上に位置する
ゆっくりぷれいすを手に入れながら、生来の愚かさ故にそのぷれいすを失ったれいむは今死んだ。


残り少ないハーブ入り餡子饅頭をれみりゃ親子は幸せそうに頬張る。
与えられた任務が達成できた喜びを気色の悪いおぜうさまダンスで表現する親れみりゃ。
子れみりゃも親れみりゃにつられて拙いダンスを披露する。
餡子でべちゃべちゃに汚れた口からうっうー、と耳障りな間延びした
声を出して踊るれみりゃ親子。
足元には金色バッジと2本のお下げ、それとれみりゃに踏まれて
土だらけの2つのリボン。

呼び鈴がなった。

予想通り業者の人だった。
飼いれいむがいる筈なので保護させてほしい、と。
名刺を貰ってから、素直にれいむが居た場所へと通す。
れいむだった残滓を見て業者の人はため息をつく。
「一応確認なのですが、貴方がやった訳ではありませんね?」
「ええ。『たまたま居た』れみりゃ達が、探されているれいむを食べてしまいました。
 見てましたから。」
「では、貴方はれみりゃに襲われているれいむを助けなかったんですか?」
「はい。ああ、飼いゆっくりに危害を加えることが条例で禁じられているのは勿論わかっていますよ。
 でも条例では危害を加えるのが禁じられているだけで、勝手に私有地に入ってきた上に
 人の物を荒らす馬鹿で間抜けな飼いゆっくりを保護する義務なんて、どこにも記載されて
 いませんから。私の言い分、何か間違っていますか?」
「間違ってはいませんが……あの、貴方はゆっくりが嫌いなのですか?」
「嫌いなゆっくりもいる、というのが一番わかりやすいでしょうね。
 れみりゃは嫌いです。存在そのものがイラッとするんで。
 残りのゆっくりは特にどうとも思いません。ただ人の土地に入って自分のおうちだ、とかいう
 馬鹿は種類を問わず大嫌いです。きっちりと躾けられた飼いゆっくりや、ゆっくりという身の程を
 わきまえている分別ある野良ゆっくりはむしろ好きな方かもしれませんね。」
「そうですか…
 では一応このれみりゃ2匹をれいむを殺害したということで処分する、という形にしたいのですが宜しいでしょうか?」
「勿論ですよ。煩いでしょうから、1匹今潰しますよ。」
相手の返事を聞かずに子れみりゃを頭から踏み潰す。
靴の下からなかなか食欲をそそる匂いが立ち込める。
「そんなことしなくて良いですから!こちらで全て処分しますから!」
「そうですか?じゃ、お願いしますね。」
「れいむとれみりゃを入れる袋とってきますから、その間その大きな方のれみりゃ捕まえていてください。
 潰さない様にしてくださいね!」

親れみりゃを見るとまだ状況を把握しきれていないのか、呆然とした表情で潰された子れみりゃを
揺すっている。
まるで眠ってしまった子供を優しく起こす母親だな、とふと思った。
夢から覚めないと駄目なのは親れみりゃの方だけど。

親れみりゃの顔に足を近づけて、子れみりゃの顔だったものを見せる。
さっきより可愛くなった子れみりゃと感動のご対面だ。
顔をくしゃくしゃに歪める親れみりゃ。
そりゃそうだ、もう虐待されなくて済むはずだったのに。
最後に残った1匹とようやく幸せに暮らすはずだったのにね。
もう無理だもんね。あはは。

「れ、れみりゃの…れみりゃのぶり゛でぃ゛ーな゛ごども゛がぁぁぁぁ!!!!
 どおして…どおしてぇぇぇ!!!?」
「黙れよ。お前のその声、俺は大嫌いなんだ。
 少し静かにしろよ。
 それにしてもお前等、本物の馬鹿だったんだな。
 飛んで逃げればよかったのに。背中にある羽根は偽物か?」

うつ伏せになる様に背中を踏みつけながら声をかけてやる。
俺が喋った羽根を使って飛んで逃げる、という手段に気づいた親れみりゃは
必死で逃げようとしている。れみりゃを潰さない様に足に加える力を加減する。
ジタバタともがく様子はお嬢様どころか亀だ。
でも、俺はおぜうさまダンスを踊ってる時よりも今のその姿の方が好きだよ。
その間抜けな短い手足がとってもぷりてぃーだよ、れみりゃ。

「袋取って来ましたから、もう離して良いですよ。」
「あ、そうですか。じゃ、お願いしますね。あと念のためもう一度言っておきますが、このれみりゃは
 野良のれみりゃですから。私は自分の飼うゆっくりにはちゃんとバッジつけて、家の中で飼いますし。
 もしも外に出るときには私から絶対離れない様にしますんで。」

業者の人は俺の皮肉に気づいているのだろうけど、特に反応せずに親れみりゃと、子れみりゃだった肉饅
それにれいむのお下げ、リボン、金色バッジを袋に詰め込む。

「ご迷惑おかけしました。回収作業終わりました。」
「あ、そうだ。もしれいむの飼い主さんが何か言ってきたらこの写真見せてあげてください。
 れいむが私の庭で育てているハーブを勝手に食べている写真、れみりゃ達がれいむを
 食べている写真です。先程頂いた名刺に書かれているアドレスに送っておきますので。」
「…ありがとうございます。では、失礼致します。」
全くそう思っていない口調で挨拶すると、業者の人は去っていった。
袋からはれみりゃの叫び声が漏れ出している。悲しみと怒りと絶望が良い感じにブレンドされている。
酷く醜く、それでいて妙に心地よい響きだ。

あの親れみりゃに待っている未来は、せいぜいれいむの飼い主の持って行き様の無い怒りの
発散道具か、加工所行きのどちらかだろうなぁ。
ま、どっちになるにしても残りの余生をゆっくり楽しく過ごしてね。
ばいばい、れみりゃ。




後書き

初めてゆっくり虐待もの書いてみました。
今までは見てるだけだったのですが、ふと書いてみたくなりまして。
バッジの色を金で左右できるとか、ゆっくり向けのセキュリティーサービス企業とか
思いついたものを勝手に入れてます。

少しでも面白いと思ってくだされば幸いです。
またアイデアが浮かんだら気ままに書いてみたいと思います。

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最終更新:2022年01月31日 02:27
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