ゆっくりいじめ系2508 ゆっくり○○○りー

※胴付きゆっくりがでます
 厨ゆっくり注意
 あとあんまりいじめてない









「ハッピーバスデイトゥーユー、ぱちゅりー。おめでとう」
「むきゅう!ありがとうおにいさん!」
「満1歳の誕生日だな、ぱちゅりー。何か欲しいプレゼントはあるか?」
「むきゅ・・・・・・」
「どうした?黙ってちゃ解らないぞ?」
「・・・・・・ぱちゅは、あれがほしいわ」
「え?アレって・・・えぇ!?アレ!?アレが欲しいの!?」
「むきゅう・・・・・・だめ?」
「いや、駄目ってわけじゃないけど、その・・・大丈夫なのか、ぱちゅりー?」
「むきゅ!だいじょうぶよ、おにいさん!」
「・・・・・・本当に?」
「ほんとうよ!ほんとうにだいじょうぶだから、おねがい、おにいさん!」
「・・・・・・本当の本当に?」
「だいじょうぶだから!だからおねがい、ぱちゅにあれをください!」
「・・・・・・そこまで頼まれたら断れないんだけどな」
「むきゅっ!?いいの、おにいさん!?」
「嫌だって言ってもどうせ勝手に持ち出すだろう?それくらいならくれてやるさ」
「ありがとう、おにいさん!ぱちゅ、このごおんはいっしょう・・・・・・」
「いやいいから。それより、もし無理だったらちゃんと返すこと。いいな、ぱちゅりー?」
「むきゅ!わかったわ、おにいさん!」

そんなやり取りをしたぱちゅりーの誕生日であった。










ゆっくり○○○りー










それから一ヶ月。
俺とぱちゅりーは散歩に出かけていた。

ぱちゅりーの手にはあの日のプレゼントが握られている。
どうやらよっぽど嬉しかったらしく、あれから肌身離さず持ち歩いているというわけだ。

「むきゅー♪おにいさん、かぜがきもちいいわね」

モヤシなはちゅりーの身に余るものではないかと最初は心配していたが、どうやらそれも杞憂だったようだ。
どうせならもっと早くにあげても良かったのかもしれない。

「ゆっへっへ!!じじい、まりささまにおやさいをよこすのぜ!!」
「ゆぅっ!!れいむとまりさのためにじじいはあまあまもってきてね!!」

とか何とか思っていたら、いきなり野良ゆっくり共が飛び出してきた。
下卑た顔で餌を要求する奴ら。口悪いなぁこいつら。

「なにしてるんだぜ!?さっさとまりささまにおやさいもってこいのぜ!!」
「ゆっ!?まりさ、このじじいはきっとばかなんだよ!!だかられいむたちのいってることがわからないんだよ!!」

なんかこっちを無視して勝手に盛り上がっている野良共。
いや解ってるけど反応したくねぇんだよ。

「ゆっ!つかえないじじいなのぜ!そんなやくたたずはまりささまがころしてやるのぜ!」
「ゆぅ~!かっこいいよぉ、まりさ~!」

いまどきの野良ならこんな態度をとればどうなるか知っているだろうに、こいつらはそんなこともお構いなしに悪態をつきまくってくる。
野良になって日が浅いのか、よっぽど幸運だったか、もしくは底抜けのアホなのだろう。

「まりささまのいうことがりかいできないばかはゆっくりしね!」
「ゆ~ん!まりさぁ、そんなばかなんかころしちゃってね!」

ぽよぽよと跳ねながら近付いてくる野良まりさ。
あんまり触りたくないなぁ。そう思って、足を上げたその時・・・

「そこまでよ!!」

ぱちゅりーが割って入った。
俺を守るようにぱちゅりーは立ちふさがっている。

「ゆっ!?まりさ、ぱちゅりーだよ!!」
「ぱちゅりーがいったいなんのようなのぜ!?じゃまだからさっさとどくのぜ!!」

突然の闖入者に驚く野良2匹。
正直俺もちょっと驚いてる。何してんのお前。

「おにいさんをきずつけようとするものはこのぱちゅがゆるさないわ!」

キッと野良まりさをにらみつけながら宣言するぱちゅりー。
ちょっと感動。あとでナデナデしてやろう。

「ゆひひひひひひ!!ぱちゅりーにゆるされなくってもけっこうだぜ!!」
「よわっちいぱちゅりーがれいむたちにかてるとおもってるの!?ばかなの!?しぬの!?」

ぱちゅりーを口汚く罵る野良2匹。
ゆひひひひって。久しぶりに聞いたぞキメェ。あと殺す。

「おにいさん、このぷれぜんと、あずかっててほしいの・・・・・・」
「ぱちゅりー、お前・・・・・・」
「だいじょうぶよ!すぐにこのまりさたちをやっつけるから、あんしんして!」

お前それ死亡フラグ立ててるよ。
そう思っても決して声に出さない。あとついでにぱちゅりーのプレゼントを預かる。

「まりさー!そんなぱちゅりーなんかころしちゃってね!」
「むきゅっ!」
「ゆっくりできないぱちゅりーは、まりささまにたおされてゆっくりしね!」

野良れいむのイラつく声援を受けながら、野良まりさはぱちゅりーに襲い掛かった。




































「ぼぇ゛っ!!!?」

奇妙な声を出しながら野良まりさは道路に叩きつけられた。
もちろん叩きつけたのはぱちゅりーだ。

俺は見た。
まりさがぱちゅりーにぶつかろうとしたその瞬間、ぱちゅりーはまりさを片手で捕まえ跳躍、ぶんぶんと振り回しながら道路に叩きつけたのだ。
見紛う事なきメキシカンタイフーン。お前一体どこでその技覚えたんだ。

やっぱりアレの影響かもしれない。って言うかアレのせいに決まってる。
一ヶ月前、俺がぱちゅりーに贈ったものの正体。
それは広辞苑だ。
対人間ですら鈍器となるそれを、脆弱極まりないはずのぱちゅりーは一ヶ月肌身離さず持ち続けた。
そりゃあ鍛えられるってものだろう。

ぱちゅりー改めまちょりーが野良まりさに告げる。

「むきゅ。もうけっちゃくはついたわ。さっさとたちさりなさい」
「ゆげっ・・・!?い、いまのはなにかのまちがいなんだぜ!!まりささまはつよいんだぜ!!」

どうやら野良まりさの闘志はまだ折れていないらしい。見上げた根性だが、止めといた方がいいと思う。

「こんどこそ!!ぱちゅりーはまりささまにやられてゆっくりし・・・ぎぇっ!?」

あ、また捕まえられた。

「むきゅ!!」

まちょりーは思いっきり腕を振り回し、野良まりさを叩きつける。片手で。
右に。左に。壁に。道路に。何回も何回も何回も。うわ、すげぇ痛そう。

「ぼぎゅぇ゛っ!!ぶぉ゛っ!!え゛べっ!!ばびぃ゛っ!!」

ようやくまちょりーは野良まりさを開放した。
倒れ伏した野良まりさを見下ろすまちょりー。超強そう。

「ゆ・・・・・・ゆぎ・・・・・・」
「ばりざあああああああああああああああああああ!!!!」

最早息も絶え絶えといったところの野良まりさを見て泣きながら絶叫する野良れいむ。

「ばりざじっがりじでええええええ!!!いまでいぶのおながにはばりざのあがぢゃんがいるんだよおおおおおお!!!!」
「ゆ・・・・・・!?な、なんだってだぜ・・・・・・!?」

ここで非常にどうでもいい事が発覚した。
どうやらこの野良れいむの腹の中には野良まりさの餓鬼がいるらしい。
本当にどうでもいい。

「ばりざあああああああ!!!おながのあがぢゃんのだめにもがっでえええええええええ!!!」
「ゆ・・・・・・ゆゆ・・・・・・!!」

フラフラと立ち上がる野良まりさ。
まるでその目はチンピラから改心して己の信念のために戦う男のように澄んでいた。
え?なにいきなりいい人になったみたいな展開になってるの?

「まりさ・・・・・・ひくきはないのね・・・・・・?」
「ゆへへっ・・・・・・すまないのぜ・・・・・・まりさは・・・たいせつなものをせおっちまったのぜ・・・・・・」

なんかいきなり戦う者だけに通じ合う会話みたいなものをしだすまちょりーと野良まりさ。
いやちょっと待てよ。何なのこれ?何?俺がおかしいの?

「ぱちゅりー・・・・・・よわっちいとか、ゆっくりしてないとかいって・・・すまなかったのぜ・・・」
「いいのよ、まりさ・・・」
「ありがとうなのぜ・・・もうひとつたのみをきいてくれないのぜ・・・?」
「ぱちゅでよければいくらでもきくわ、まりさ・・・」
「まりさと、ほんきで・・・たたかってほしいのぜ・・・そうすれば・・・もしまけても・・・くいなくいけるのぜ・・・」
「!まりさ、あなたってゆっくりは・・・!」

80年代ジャンプ的会話を続けるまちょりーと野良まりさ。
もう突っ込むまい。

「わかったわまりさ!このぱちゅりー、ぜんしんぜんれいのこぶしをもっておあいてするわ!」
「それをきけて・・・あんしんしたんだぜ・・・!」

「いくぜ、ぱちゅりー・・・!ゆあああああああああああ!!!」

そう言って、野良まりさは跳躍した。
疾い。どこにそんな力があったのかというほどの速度。今までとは比べ物にならぬほどの疾さをもって、まちょりーに肉薄する野良まりさ。
思わず真面目になって解説してしまった。

「むきゅう!!」

だが、そんな野良まりさをまちょりーは掴んだ。
自身の最高の攻撃。それを受け止められて野良まりさは満足したのだろう。
まちょりーの指の間から、野良まりさの穏やかな笑みを垣間見た気がした。

まちょりーがキッと眦を上げた。
全力で戦った相手には全力で礼をしようというのだろう。
そうでなければ野良まりさとの約束を違えることになる。

「おわかれよ!!」

別れの言葉と共に、野良まりさの顔面を握りつぶす。
ぱちぇどうこく。
なんとなくだが、旋風が巻き起こっているような気がした。あ、目にゴミが入った。痛い。

野良まりさの・・・否、まりさの遺体がまちょりーの手から落ちる。
まちょりーは咄嗟にまりさを抱え、そっと道路にまりさを下ろした。

ズタズタとなった表情からは何も読み取ることが出来ないが、このまりさはゆん生の最後に何か大切なものを得たような気がする。
いつの間にかこのノリに慣れはじめた俺が言うのだから間違いない。

「さよなら・・・まりさ。あなたもまさしくともだったわ・・・」

そうだ。このまりさは強敵(とも)だった。これからもこのまりさは俺とぱちゅりーの胸の中に生き続けr

「ゆげぇっ!まりさがやられちゃったよぉ!」

空気を読まずに野良れいむが声を上げる。

「ぷんぷん!まったくまりさはつかえないね!れいむのためにじじいたちをころすこともできないなんて!」

・・・ほぉ。

「せっかくおなかのなかにあかちゃんがいるってうそもついてまりさのやるきをださせたのに!ほんとうにぐずだね!」

あれ嘘だったんかい。この野良れいむ本当にいい根性してやがる。

「ゆっ!でもじじいとぱちゅりーはまりさにきをとられてるね!あのぐずもおとりくらいにはつかえるね!」

俺もまちょりーも思いっきりお前のこと凝視してるけどな。まちょりーに至っては睨んですらいる。

「じじいとばかなぱちゅりーがあのぐずまりさにきをとられているすきにれいむはにげr」
「にがさないわよ」

ガシッとまちょりーが野良改め屑れいむの後頭部を鷲掴みにする。
どうやらまちょりーは強敵(とも)をここまで侮辱されたのではらわたが煮えくり返ってるらしい。

「れっれいむをはなしてね!れいむはまりさがしんでしんぐるまざーになっちゃんたんだよ!」

じたばたと暴れてまちょりーから逃げ出そうとする屑れいむ。
いや嘘だって知ってるから。お前がでかい声で言ってるの聞いちゃったから。

「れいむはかわいそうなしんぐるまざーになんだよ!!かわいそうだとおもうなられいむにあまあまちょうだいね!!」

いきなりでかい態度で食い物を要求し始める屑。
うぜぇ。久々に殺したくなった。

「きいてるの!?ばかなの!?しぬの!?だまってないでれいむにあまあまちょうだいね!!」
「・・・・・・わかったわ、れいむ。ぱちぇがれいむをつれていってあげるわ」
「ゆっ!?つてれく!?どこに!?ゆっ!!もしかしたらゆっくりできるゆっくりぷれいす!?」
「ちがうわ、れいむ。れいむがいくところは、もっとべつのばしょよ」
「ゆっ!?なに!?どこ!?もったいぶらないで、さっさとれいむにおしえてね!!」

「げすゆっくりは、かこうじょにいけ」

本日二度目のぱちゅどうこく。
屑れいむの絶叫が青空に響き渡った。










おわり











―――――
何を書きたいのか自分でもわからない書き溜めです。
最初は
ぱちゅりーに広辞苑持たせたら面白そうじゃね?

まちょりー面白くね?

なぜか80年代ジャンプノリ
となってしまいました。反省している。

全く関係ない話なんだけどゆうかはギガンテックプレッシャーとジェノサイドカッター使えると思う。
というか使わせたい。
というか書く。いつか書く。書きたい。


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最終更新:2009年04月18日 23:32
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