ゆっくりいじめ系2464 被虐のみょん_その一(後編)

から)



一方みょんの巣では

「ちるの、だいようせい、何があったのか話してほしいみょん」

まずだいようせいが事情を話した。
いつものように群れの仲間と遊んでいたら、突然へんなにおいがしてきて、意識が飛び
気がついたら目の前に昔仲のよかったちるのがいた。
なぜかは分からないけどとてもムラムラしてしまい襲ってしまった。
何度かすっきりーすると頭が冴えてきて、自分のしでかした事に気付いてしまった。
目の前のちるのの頭には茎が生え、下あごのあたりは少しだけ量が増えてた。
正気には戻ったものの、周りは自分と同じようにおかしくなってしまった群れの仲間ばかり。
幸い、ちるのは仲間の死体に隠れていたから、あとは自分がこのままちるのを隠せば
なんとかこの場をやり過ごせる。
意識のないちるのを守ろうと決意した瞬間
「ゆくちっ!」
ちるののくしゃみで顔が凍り、そのまま気絶した。
との事だった。

ちるのは
「あたい! れいぱーたちをやっつけてるとれいぱーのしたいをぶつけられたんだよ!」
「あたい! そらをとんでにげようとおもったら、だれかにきられたんだよ!」
「あたい! そのときにみたんだよ! ドスのこどものまりさを!」
要約すると美まりさにレイパーの死体で動きを封じられ、切られた。
との事だった。

「なるほど…察するにあのまりさがせかせかとみんなを切って
れいぱー達の餌食に仕立て上げたという事になるね。」
「あのゲスがみんなにナメタ真似したことでてんこの怒りが有頂天になった
この怒りはしばらくおさまる事を知らない!」
まりさの暴挙に怒り心頭のてんこ。

「おじゃまするよ!!!」
深夜なのにみょんの巣に訪問者がやってきた。
みょんは美まりさの刺客かと警戒し、木剣を咥えて入り口に向かう。
そこにいたのは死んだと思っていたちぇんと、見たことのないらんであった。

「ちぇん! いままでどこいってたみょん!? みんな心配してたんだぞ!!!」
みょんは危険はないと判断し、二匹を巣に案内した。

みょんは今までの経緯を簡単に二匹に説明し、
「そっちでは何があったのか教えてほしいみょん」
「わかったよー。あのときねー、ちぇんは誰かに切られて倒れてたんだよー
そしたら、ここのらんしゃまがちぇんを連れて逃げてくれたんだよー
命拾いしたんだねー。わかるよねー」

「なるほど、らんがちぇんを助けてくれたのか。>>らん感謝」
「いやそれほどでも…」
らんは照れくさそうに身をよじる。
そして、少し間を置いて話し始めた。

「あれは今日の昼間の事だったよ。
らんはいつものように長ゆかりんや幹部ゆっくり達と会議をしていたよ。
そしたらへんな臭いがしてきて、みんなの様子がおかしくなってきたの。
危ない予感がしたから長ゆかりんを避難所に匿ってから外に出たらみんなれいぱーになってて、
この群れに向かっていったんだよ。
らんも体が熱くなって、ここまで付いてきたんだけど、ちぇんがまりさに切られたのを見て
助けなきゃっておもったんだ。
それで、ちぇんを近くの洞窟に匿って、周りの様子が落ち着いた頃にちぇんと一緒に
らんの群れにいったんだ。群れに戻ってみたら、群れのみんなが黒くなって死んでて、
ゆ、ゆぐ、ううぅぅぅうぅ!!!」
むせび泣くらん。
ちぇんは寄り添い、頬ずりして慰める。

「ぐすん、ありがとう、ちぇん。
それで、生き残った長ゆかりんとわずかな仲間にごはんを食べさせて、
誰か信頼できるゆっくりを探そうと思って、ここへ来たんだ。」
「わかるよー! みょんは信頼できるんだよー!」

「なるほど……、今回のれいぱー、あ、失礼」
「いいよ…、実際らんも多分誰かをれいぷして殺したかもしれないから…」
「らんしゃま…」
すっかり落ち込むらん。

「うん、とりあえず今回の突然みんなれいぱーになったんだよね?」
「こぉん…」
「…もしかしたら、"あれ"かもしれないね。明日、確かめてみるみょん」
「確かめるって、何を確かめるのさ!」
ちるのが訪ねるが、みょんは明日になったら分かるさとだけ言い、
眠りについた。

そして翌日。
広場に集まるゆっくり達。皆広場の中央に集まっているみょんの一行に釘付けとなっていた。
みょんとてんこ。この二匹だけでなく、死んだと思われてたちるのとちぇんまでいる。
それどころか、群れのゆっくりでない、だいようせいとらんまでいる。

「ゆ、着いたよ!」
ドスまりさ一行のお出ましである。
美まりさがみょん一行の顔を見たとたん
「ゆええええ! なんで生きてるのおおおお!!?」
死んだと思っていたちるのとちぇんを見て驚き、叫んだ。
二匹はキッと美まりさをにらみ続けた。

「ちるのとちぇんが生きてたよ!!! よかったね!!!」
ちるのとちぇんの生還を喜ぶドスまりさ。
その傍らにいるらんとだいようせいには気付いていないようだ。

「むきゅ! それでは今日の裁判を開廷するわ!!!」
参謀ぱちゅりーが高らかに宣言する。

「証言者は前に出てね!!!」
「ゆっ!」
証言するために前に出たのは
まりさ、れいむ、ちぇん
の三匹。

「むきゅ、まずはまりさよ!」
「ゆ、あのてんこはゆっくり出来ないゆっくりなんだぜ!!!
この間、まりさが一緒にゆっくりしてやろうとしたら体当たりしてきたんだぜ!!!」

「次、ちぇん!」
「てんことみょんは仲良しなんだよー!
きっとふたりで他の弟子ゆっくりをゆっくりできなくしたんだよ! わかるよねー?」

「次、れいむ!」
「ゆ! わかったよ! てんことみょんは悪いゆっくりだよ!!!」

実はこの三匹、美まりさにみょんを殺すように唆した連中だった。
れいむをみょんに殺されたまりさ。群れ一番の狩りの名手だったれいむ。
群れで一番けんかが強かったちぇん。
美ぱちゅりーの作戦は証人としてこの三匹にてんこが悪者になるような証言をさせ、
その上でみょんもてんこも有罪で死刑にする。というものだった。
あらかじめ「てんこ=悪」と群れのゆっくり達に植え付けておけば、
単純なゆっくりはそれを鵜呑みにするだろう。
たとえ、多少他のゆっくり達から好かれていたとしても。

「おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?」てんこが訪ねる。
「雑音は聞かない主義みょん」とみょん
「何か言ったのか?」とらん
「あたいの頭には何もないよ!」⑨ですからね。

みょん一行は何のことやらとへらへらと三匹をせせら笑った。

「こぉん! 次はらんが証言するよ!」
「昨日、ちぇんがそこにいるまりさに切られて倒れたかららんが
ちぇんを安全な場所まで避難させたんだよ!!!」
「あたい! みたよ! まりさがにやにや笑いながらあたいを見てたんだ!!!」
二匹の証言で美まりさにも容疑がかかった。

「むきゅ! まって! らんとだいようせいはどこの群れのゆっくりなの?」
美ぱちゅりーが二匹に訪ねた。

「こぉん! らん達は向こうから来たよ!!!」
「あ、よく見たらそのだようせい、昨日のれいぱーの一匹だよ!!!
みょんはれいぱーをかくまってるんだね! 悪いゆっくりだよ!!!」

「「「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆぅ!!?」」」」」
群れのゆっくり達がざわめく。
レイパー達は昨日ドスが全滅させたはずなのに何故?

「まりさ何言ってるの!? だいちゃんはあたいを守ってくれたんだよ!!!
れいぱーなわけないでしょ!!!」
「ちるのちゃん…」
すかさずちるのが叫ぶ。
本当は数回レイプされた後でだいようせいは正気に戻ったのだが、
ちるのは親友を助けるためなのか、単に忘れているだけなのか、だいようせいを庇う。

「ゆゆゆゆ、まりさが犯人なの!? みょんが犯人なの!? どっちなのおおおぉぉぉお!!!」
一匹のありすが混乱し、喚く。
結局、群れの者達ではどちらがクロなのか判断できないのだ。

「むきゅ、このままじゃらちが開かないわ! 仕方ないわ!
ここは『決闘』に判決を委ねるわ!!!」

「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆぅ!!?」」」
またもざわめくゆっくり達。
決闘で判決を下すなんて、早々あることでは無い。

「ゆ、分かったよ! まりさは無実だから戦うよ!!!」
「委細承知みょん」

しかも、両者とも木剣を持ち、群れの中でもドスまりさに次ぐ実力者。
勝敗はおそらく生死をもって決まるだろう。
そのような恐ろしいことが今まさに行われようとしているのだ。


両者ともに広場中央へ、そして木剣を構える。
「むきゅー! 両者、ゆっくり始めるのよ!!!」

美ぱちゅりーの合図で決闘が始まる。

美まりさは積極的にみょんに斬りかかる。
みょんは木剣を盾代わりにし、攻撃をいなす。
しかし、わずかにみょんの皮に切り傷が入る。
本来であればこの程度、取るに足らない怪我で済むはず…なのだが、

「!!!…ゆぐわあああああぁぁぁぁぁああ!!!」
突然目を見開き、苦しみ悶えるみょん。

「何でみょんが痛がってるの!? わからないよー!!!」
「あたいでも痛くないくらいのかすり傷だよ! みょん弱すぎるよ!!!」
「どう見ても破壊力ばつ牛ンには見えないのだが…」
みょんの弟子達には訳が分からなかった。
確かにかすり傷を負わされたが、それであんなに痛がるわけがない。

美まりさの木剣には粉末状にした唐辛子を水で溶いた物が塗り込まれている。
昨日、美ぱちゅりーがてんこを悪役に仕立て上げる作戦が失敗した際に
決闘で決着をつける事を提案し、さらに、美まりさが負けないように、
少しでも皮に入れば地獄のような激痛をもたらす唐辛子を木剣に塗り込んだのだ。

美まりさはそんな小細工しなくても勝てる自信があったが、
美ぱちゅりーに説得され渋々この作戦を使うことにした。
あまりの効果の高さに、美まりさ自身が驚いた。
多少、苦戦を予想していたが、それどころかこれなら楽勝ではないか。

「ゆ! まりさの強さを思い知ってね!!!」
カツン!
「ゆぃぎいいぃぃい!!!」
カツン
「ゆっぐあああぁぁぁぁあああ!!!」
カツン
「あぐううぅうぅぅう!!!」
美まりさの攻撃をぎりぎりのところでいなすが、いなし切れなかった斬撃がわずかにみょんを切り裂く。
元々傷だらけだった体にさらに赤みを帯びた切り傷が追加されていく。

「ゆひぃ、ゆひぃ…」
ちょろちょろちょろ…
ついにみょんは失禁までしてしまった。

「ゆ、ゆはははは! みょんはしーしーもらしちゃったよ!
だらしないね! 馬鹿だね! 恥ずかしくないの!?」
ここぞとばかりにみょんを馬鹿にする美まりさ。
憎い相手がここまで無様な姿をさらしてくれるのだ。
美まりさはすっかり有頂天になり、みょんをさらに馬鹿にする。

「ゆぅっ、ぎぎぎぎぎ…!」
歯を食いしばり美まりさの暴挙に激しい怒りを感じているのはみょんの弟子達。
みょんは絶対に手出しをするなと彼女たちに言っていたため耐えているが、
それももはや時間の問題だろう。
三匹の目は完全に見開かれ、美まりさに対する憎悪に満ちあふれている。

美まりさは攻撃をゆるめることなく、少しずつみょんを刻んでいった。
「ゆ、ぜぇ、はぁ、そろそろ止めを刺すよ!!!」

調子に乗りすぎたせいでバテてしまった美まりさは垂直に木剣を咥え、
みょんを串刺しにせんと突撃する。
(もうみょんは虫の息だよ! 最後は串刺しにして殺すよ!!!)

みょんは虚ろな目で美まりさを見据え、
すっ、
「ゆっ!?」
素早く美まりさの一撃をかわし、地面に激突したまりさに木剣を突き立てた。

「ゆぎゃあああああぁぁぁああああ!!!
いだい! まりざのおめめがあああぁぁぁぁ!!!」
木剣は美まりさの側頭部から目玉まで貫いていた。

みょんは「はぁ、はぁ」と息をつく。

「む、むきゅ! もう勝負ありよ!!! 止めよ! やめ!」
美ぱちゅりーはあわてて決闘の終了を告げた。
ドスまりさも参謀ぱちゅりーも美ぱちゅりーもまさかみょんが勝つなどとは予想だにしていなかった。
「まりざああああ!!! じっがりじでえええぇぇぇえ!!!」
ドスまりさはドスん! ドスん! と音を立て娘の元へ跳ねゆく。
急いで美まりさを手当てしなければ!
その思いで美ぱちゅりーは決闘を終了させたのだが

ずるっ
「ゆげぇっ!」
みょんは木剣を美まりさから引き抜く。
木剣には潰れた美まりさの目玉がへばりついていた。

「…」
みょんは美まりさに何かを告げ、美まりさに背を向け、てんこ達の下へ戻ろうとする。

「きだないみょんはしねえええぇえぇぇぇえ!!!」
ドスまりさが美まりさに跳ね寄ろうとしたそのとき、
美まりさはみょんに襲いかかった。

「みょん! あぶないよ!!!」
てんこが叫ぶがみょんは薄ら笑いを浮かべ、木剣を垂直に咥えた。

「じねえええぇぇええぇぇぇ!!!」
もうすぐまりさの木剣が届きそうなところでみょんはその場で一回転した。

「ゆぎぃっ!?」
群れのゆっくり達には目視できないほどの速度で繰り出された斬撃は美まりさを上下に両断した。

ずぱっ! べしゃ!
美まりさの口から上が切断され、跳ね寄るドスまりさにぶつかった。
美まりさの下の部分は力なく垂れ、綺麗に切断された髪の毛がみょんの一撃の威力を物語っていた。

「ゆ、ゆ、ゆ、ゆぎゃあああああああああああ!!!」
ドスまりさは愛娘の無惨な死に様についにパニックを起こし、暴れ始めた。

どんっ!
ぐちゃ
「ぴぎゅ!」
「ゆげぇ!」
「もっど、ゆっぐrぶびゃ!」
ところ構わず暴れ回るドスまりさ。
不幸にも集まったゆっくり達はドスまりさの下敷きになり、
中身をぶちまけ果てた。

「やめでえええ!!!!」
「れいむのあかちゃんがああああ!!!!」
「どすのばかあああああ!!!」
泣き叫び、逃げまどうゆっくり達。
皆パニックを起こし、広場は完全にパニック状態。

「まずいみょん! ドスが暴れ出した! 一旦逃げるみょん!!!」
みょんはてんこ達の下へ行き、全員に逃げるように指示し、この場を離れることにした。
「一旦みょんのおうちに戻るみょん!!!」

逃げる途中
「ちょっと待つみょん!」
みょんは全員を呼び止める。

「みょんは用事があって行かなきゃいけない所があるみょん!
らんとだいようせいは付いてくるみょん!!
てんこ達はみょんのおうちで待機してるみょん!!!」
ぶーたれるてんこ達を無視し、らんとだいようせいを伴いてんこ達と別行動を開始する。

一方群れのゆっくり達は
「やべで! まりざをづぶざないでね!!!」
れいむの敵を取らんと暗躍していたまりさである。
美まりさを唆し、みょんを始末させようとしたのに美まりさは返り討ち。
ふがいないゆっくりめと考えるもつかの間、今度はドスまりさが暴れ出した。
もたもたしているうちにドスまりさにのしかかられてしまったのだ。

「ゆべべべ! ぼっど、ゆっぐ、ぶげぁ!」
ドスまりさに潰され、断末魔を最後まで言うことも出来ないままれいむの下へ旅立った。

「むきゅー! ぱちゅりー! 今は一旦逃げるのよ!!!」
参謀ぱちゅりーは錯乱し、群れのゆっくり達を潰して回っているドスまりさや
逃げまどい自滅していく群れのゆっくり達から逃れようと美ぱちゅりーと共に逃走を始めた。

「てんこ! らんしゃま無事かなー? わかるかなー?」
「だいじょうぶだよ! あたいがいれば大丈夫だよ!」
「みょんがついてるから大丈夫だと思った(リアル話)」
てんこ、ちぇん、ちるのはみょんの巣に避難していた。
みょんの巣は入り口があまり大きくない洞窟であるため、
ドスまりさが近くで暴れても被害は無いと考えられる。
そのため、みょんはドスまりさの暴走をここでやり過ごすことを提案したのだ。

「ところで、ちるのはこれからどうするの? わからないよー」
「あたいは…だいちゃんといっしょに暮らすよ!!!」
「ちぇんもらんしゃまのところに行くんだよ! 一緒だね! わかるよー!!!」
ちるのとちぇんは呑気にこれからの事を話し合っていた。
ちるのはこれからはだいようせいと一緒に暮らし、
ちぇんはらんについて行って、らんの群れの復興の手伝いをするのだという。
わいわいきゃっきゃとはしゃぐ二匹。
そわそわしながらみょんの帰りを待つてんこ。

ところ変わって、
「むきゅー! お母さん! どこにいるの!!!」
何だかんだで結局参謀ぱちゅりーとはぐれてしまった美ぱちゅりー。

「まりさ…、む、む、むきゅううぅぅううぅぅぅぅぅん!!! むきゅううぅぅぅうぅぅううん!!」
美ぱちゅりーはみょんに殺されてしまった美まりさの事を思い出し、泣き出した。
「せめてぱちぇだけでもゆっくりするわ…」
美ぱちゅりーは一匹でとぼとぼと川沿いに歩いていった。
後ろからつけられているのに気づけなかったのは、美まりさを失った悲しみからか。

美ぱちゅりーは群れのゆっくり達が決して入らない花畑に来ていた。
この花畑の花のほとんどがゆっくりにとって劇薬になる成分が含まれていて、
うかつに食べる者が出ないようにと参謀ぱちゅりーが出入りを禁止にしていた。
そして、ここはかつて美まりさと美ぱちゅりーがよく逢い引きしていた

公認の仲ではあったが、群れの中では周囲の目が気になったのであろう。

「むきゅぅ…」
美ぱちゅりーはぼろぼろとと涙を流す。
誰よりも愛したまりさがまさか自分がこの群れに入れた
傷だらけの汚いみょんに殺されるなんて思いも寄らなかった。

美まりさがみょんに色目を使われて辟易しているという愚痴を聞かされ、
美ぱちゅりーは責任を感じた。
まさか、あの汚らしいみょんが身の程知らずにも美まりさに色目を使うなんて。
汚らしいまんじゅうは使い捨てにされるべきと考えていたぱちゅりーは
このときからみょんを暗殺する手だてを考え始めていた。
しかし、みょんは生意気にも強い。下手に手下を送れば返り討ち。
それどころか手下が自分を裏切って、みょんに自分の事を話すかもしれない。
毒殺も考えたが、みょんは自分で取ってきたえさしか食べない。
毒殺をもくろんだゆっくりもいたがみょんは「ではまずおまえが食べろ」と言い、
そのゆっくりに毒入りの餌を食べさせ殺した。
そんな中、まりさがついにみょんから免許皆伝を言い渡され、ある作戦を思いついた。

それがレイパー襲撃に乗じて他の弟子ゆっくり達を皆殺しにする作戦だ。
これなら合法的にみょんを亡き者に出来る。ドスまりさにみょんの処刑をさせることも出来る。
レイパーは危険だが、とても強くなった美まりさなら多少の危険も問題ないだろうと判断し、
この作戦を美まりさに話した。
さらに美まりさにレイパーがいやがる臭いがする花の花粉を付け、安全対策も施した。

しかし、まりさが死亡確認を怠り、みょんの近くに弟子ゆっくりがいることを
確認しなかったために生存者が現れてしまった。
それどころか、まりさの所業を目撃した者まで現れた。

苦肉の策であった決闘で判決を下す策も念には念を入れ、
絶対に負けないようにと木剣に唐辛子も塗り込んだし、完璧だった。
それをあざ笑うかのようにまりさは串刺しにされ、真っ二つにされてしまった。

そして、娘を失ったドスまりさの暴走。
すべて自分があのみょんを群れに引き入れようと考えたのが間違いだった。

「へぇ、こんなところがあったとは知らなかったみょん」
「むぎゅっ!?」
何故みょんはこの秘密の場所に!?
後を付けられていたとは思いも寄らなかったぱちゅりーは思考が停止した。

「一度、ぱちゅりーとはお話ししてみたいと思っていたみょん」
「むきゅ!!! あんたなんかと話すことはないわ!!!」
「まぁ、そういうなって、こんな話はどう?
昨日、この群れを襲ったれいぱー集団の話なんだけど」
「むぎぃっ!?」
ぱちゅりーはびくりと体を硬直させるがみょんは気にせず話を続ける。

「見たことのないらんとだいようせいが一緒にいたでしょ?
あれ、実は昨日のれいぱーなんだよ?」
「むぎゅ!?」
ぱちゅりーはうすうす感づいてはいた。
美まりさはだいようせいがレイパーだと言っていたし、
らんともあろう者がレイパーをかき分けてちぇんを助けた話にしても不自然すぎる。

「そ、それがどうしたのよ…」
「うん、それでね、片方はたまたま襲ったのが昔の親友だから正気に戻れて、
もう一方は群れの幹部になるくらいしっかりしたゆっくりだから正気に戻れたんだよ
でも、おかしいよね? れいぱーになったゆっくりが正気に戻るなんて、あり得ないのにね?」
「む、むきゅ…レイパーだって満足すればしばらくの間は正気に戻れるわ…」
「だとしたらさらにおかしいよね? ちるのは死ななかったし、らんに至ってはれいぷもしてないよ?」
優しく、まるで母親が娘に諭すように語りかけるみょん。

「でもね、みょんはこの現象を知ってるんだよ
これはインスタントれいぱーだね?
ぱちゅりーの後ろのお花…それをお水につけると、花粉さんを出すよね?
その花粉さんをかぐと一時的にレイパーになる。
ぱちゅりーはこれを利用して、らんの群れのゆっくり達をれいぱーにしたてあげたんでしょ?」
「むきゅっ、っ! ど、どどこにそんな証拠があ、あるって言うのよ!!!」
明らかに動揺するぱちゅりー。

「そのお花さんの事は旅をしていた時にゆうかに教えてもらったから間違いないよ。
それに、ぱちゅりー昨日こういったよね『れいぱーが攻めてきた』って…
そのときはほとんど何も見えなかったんだよ? なんでれいぱーが攻めてきたって分かったの?」
「む、むきゅ、むぎゅぅぅぅ…」
言葉が詰まる。

みょんはふぅと一息つき、
「…まぁ、このことを言っても誰も信用してくれないだろうけどね。」
「む、むきゅ! そうよ! 誰も信用しないわ! それが本当のことだったとしてもね!!!
むきゅきゅ! いいわ教えてあげるわ! たしかにこのお花を使ってむこうの群れの連中を
インスタントれいぱーにしたわ! でも、あんたが何を言っても誰も信用しないわ!
ぱちぇは知らんぷりすればいいだけだもん! あんたはぱちぇをれいぷしようとしたって事にするわ!
せいぜいドスに殺されるがいいわ!!!」
みょんの挑発に乗り、暴露するぱちゅりー。

「やっぱりお前が真犯人だったみょん。聞いた? らん! だいようせい!」
「なんであんなことしたんですか!? そのせいでみんな死んじゃったんですよ!?」
「よくも、よくもみんなの群れを壊したな!!! このゆっくり殺し!!!」
「むきゅ!?」
「ぱちゅりー、お前はかわいいけど、ちょっとおつむが足りないみょん
この二人がいるって予想できなかったとはね。」
「だましたわね! 卑怯よ!!!」
「何とでも言うがいいみょん。
せっかくだからもうちょっとだけいいこと教えてやるみょん
みょんがこの群れにいてやったのはお前を殺すためだみょん!」
「むきゅ!?」
「みょんは気に入ったかわいいゆっくりなぶり殺しにするのが大好きなんだみょん!
あのまりさはみょんの"別の趣味"に使わせてもらったよ!!!
無様だったよね! 自分が勝っていると勘違いしてたら串刺しにされて!
『みょんはわざと食らってやったんだよ? それに唐辛子まで塗って、それでも勝てないなんて、
ゲスで愚図でどうしようもないゴミまりさだみょん!』って言ってやったら顔真っ赤にして
襲いかかって、みょんは笑いをこらえるのに精一杯だったみょん! ぷぶ! ゲラゲラゲラ!」
己が惨殺した美まりさをあざけ笑うみょん。

「む…ぎゅ、ぎゅぅ!」
美ぱちゅりーは怒りに打ち震えた。
自分の愛した美まりさがこんなゲスなみょんにコケにされ、惨殺されたことを。

「ま、それはさておき、お前は本当に救えないくらいのゲスだみょん!」
「あんたの方がゲスじゃないいいいぃぃぃ!!!」
怒りにまかせ叫ぶぱちゅりー。

「いやいや、みょんはいろんなゲスを見てきたけど、
嫌いなゆっくりを始末するために他の群れのゆっくりをれいぱーにして、
同じ群れの仲間まで殺すようなゲス、みょんは見たこと無いみょん
……ねぇ、お二人さん?」
歯を食いしばり、目を血走らせていたらんとだいようせいに話しかける。
今にも美ぱちゅりーを八つ裂きにせんと構えている。

「ぱ、ぱちゅは悪くないわ!!! 悪いのはそこにいるみょんよ!!!」
「黙れ!!! この薄汚いゆっくり殺しがあぁぁぁ!!!」
らんの迫力に美ぱちゅりーは縮み上がる。

「よくも! よくも群れのみんなを!!! 殺してやる! 絶対殺してやる!!!」
「まぁ、ちょっと待つみょん!」
ギロリとみょんをにらみつける。

「よく聞くみょん。こいつはただ殺すだけじゃつまらないみょん。
みょんだって、せっかくだからこのぱちゅりーですっきりーしたいし」
「な…何を言ってるんですか!?」
「それに…」
ぺろり
「きゃっ!」
「こぉん!」
まむまむをみょんに舐め上げられ、思わず声が出てしまう二匹。

「二人ともインスタントれいぱーの副作用でしばらくはすっきりーを我慢しちゃいけないみょん
下手に我慢したられいぱーになっちゃうから。ここはこのぱちゅりーに責任を取ってもらって、
ここでたっぷりとすっきりさせて貰おうみょん!!!」
にやにや笑いながらぱちゅりーをレイプしようと提案するみょん。
二匹は理性でインスタントレイパー状態を押さえ込んだため、実はかなり性欲がたまっていた。
そのため、みょんが言うとおり、これ以上性欲をためるとまたレイパー化する可能性がある。

二匹はお互いの顔を見合わせた。
言葉はいらなかった。
これ以上、ちるのに迷惑をかけないため、ちぇんを襲ったりしないようにするため。
そして、美ぱちゅりーの奸計にはめられ、レイパーとして死んでいった仲間の敵を取るため。
二匹は死ぬまでこのぱちゅりーを犯して殺すことを決意した。

「覚悟は決まったみたいみょんね」
みょんは花畑から一輪の花をむしって、それを美ぱちゅりーに無理矢理食べさせた。

「今の花は、一時的ににんっしんっ!できない体にするお花だみょん。
これで黒くなって死ぬことはないみょん。」
「そ、そんなの聞いたこと…」
「当たり前だみょん、これはゆうか位しか知らない情報だみょん。
ちなみに、人間と一緒に暮らすゆっくりはこの花を加工した食べ物を
食べて、ひっにんっ!するらしいみょん」
「さぁ、お二人さん。このぱちゅりーでたくさん楽しむみょん…」


二匹は口をだらしなく開け、焦点の合わない目で美ぱちゅりーを凝視し、
そして
「「んほおおおおおおぉぉぉぉぉおおおぉぉぉおおお!!!」」

数十分後
「ふぅ、さすがに楽しみすぎたかな」
みょんは満足げに美ぱちゅりーを見る。
クリームをはき出し、体中を精蜜で汚され、目は虚ろで何かぶつぶつ言っている。
らんとだいようせいはぐったりし、呼吸を荒げていた。
「ちょ、ちょっとがんばりすぎちゃった…」
「こ、こおぉぉぉん…」
だいようせいはちるのでそれなりに性欲を解消できていたのでそんなに消耗していなかったが、
ちぇんに手を出さなかったらんはすべての欲望を吐き出したためか、かなり消耗していた。

「さて、このぱちゅりーの具合も結構よかったけど、そろそろ潮時だみょん。
いまからみんなを連れてくるから二人はそこでゆっくり休んでるみょん。」
みょんはがぶりとぱちゅりーの底部に噛みつき、そのまま池の畔へ。

「さぁ、これでお別れみょん。最後に何か言いたいことはあるか?」
「いやぁ…じにたぐn」ぼちゃん
「まぁ、最後まで言わせる気は無いけどね」
みょんは池に沈みゆく美ぱちゅりーの姿をうっとりと眺める。
恐怖と絶望。シンプルだが今までのどの表情よりも綺麗だとみょんは思った。

「てんこ! ちるの! ちぇん! 無事か!?」
自分の巣に戻り、三匹の安否を確認する。

「てんこは天人属性のリアル饅頭属性だから一目置かれる存在。
そんなてんこをこんなに待たせた浅はかさは愚かしい」
「あたい! 無事だよ!!! だいちゃんは? どこ?」
「ちょっと遅すぎだよー! わかってねー!」
三匹の安全を確認し、ほっと一息つく。
自分が育てた連中だから大丈夫だと思ってはいても心配していたのだ。
それでも自分の欲望を優先させたあたりやはり餡子脳と言わざるを得ない。

「あっちでらんとだいようせいを待たせてる。付いてくるみょん」
「わかったよー!」

ドスまりさはみょんの巣から離れた場所で暴れているため、
一行は気が触れたドスまりさと鉢合わせにならずに移動できた。

「らんしゃまあああぁぁぁ!!!」
「ちぇええぇぇぇぇん!!!」
「だいちゃん!」
「ちるのちゃん!」
頬ずりし、お互いの無事を喜び合う四匹。

「らん達はこれからどうするんだみょん?」
「らんは群れに帰って群れの復興に尽力するよ」
「ちぇんはらんしゃまと一緒に行くよ!!!」
「あたい! だいちゃんと一緒に行くよ!」
「わたしもみんなと一緒に群れに帰ります!
それで、ちるのちゃんと一緒に暮らします!」
四匹はこのまま南に向かい、らんとだいようせいの群れで暮らすと宣言し、
固まって移動を始めた。
その道中でのこと。
「あたい! 何でにんっしんっ!してるの!?」
今更自分が胎生妊娠していることに気付いたらしい。
「私たちの子供だよ! 一緒に育てようね!」
だいようせいは少しだけ困った顔をして諭す。
「うん! わかったよ!!!」
元気に返事をするちるの。


一方、みょんとてんこは
「てんこ、みょんはこれから東に向かうみょん! てんこも付いてくるみょん!」
「てんこは一緒に行くことを誘われたくて誘われるんじゃない誘われてしまう者がてんこ」
いつもの調子で返事をするてんこ。
意味を理解しきれなかったが、とりあえず肯定として受け取ろうとみょんは決め、
てんこに頬ずりする。

「さあ、いくみょん!」
みょんは高らかに宣言した所で、突然何かの衝撃を受け、意識を失った。
「…ょん! りして……みょ…」
意識を失う直前に見た物は遠ざかる地面とてんこ。
てんこは何かを叫んでいたようだが、みょんには聞き取ることが出来なかった。















      • 美まりさの木剣の長さ<<<みょんの木剣の長さ
→あまりその辺のこと考えてません。

      • みょんの"別の趣味"とは?
→次回書きます。
カンのいい方は気付いているかもしれませんね。

      • ○○がおかしいのだが
→いつものことです。気にしてはいけません。


今まで書いたSS
ドスまりさとゆうか1~3
ゆっくり闘技場(性)1
不幸なきめぇ丸
名物餡玉
行列の出来るゆっくり
スカウトマンゆかりん前・後
ファイティング親子とゆっくり
まりさの商売
ぱちゅりーの失敗1~4
盲点
進化
ぶっかけ!ぱちゅりー!
短い話しを一つだけ
ありふれた話
対決!ドスまりさ!

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年07月30日 02:11
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。