ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ

かつてはたくさんのゆっくりが生息していたこの森も
急速に近代化が進んだ影響で木々が切り倒され巨大な重機により平坦なさら地へと変化していった。

しかし、森の奥のゆっくりプレイスに生息する、れいむとまりさの一家は
そんな事を知る術もなく今日もゆっくりと平和に過ごしていた。


「ゆっくり〜していってね〜♪ゆっくり〜♪」
「「「ゆっくち〜していっちぇね〜♪ゆっくち〜♪」」」

お歌を唄う親れいむと赤ちゃんれいむ3匹
その傍には子まりさと赤ちゃんまりさ3匹。

岩肌の頑丈な窪みに雨水がたまり、2メートル四方程度の水溜りが出来ており
それを囲むようにして赤ちゃんれいむと同じ大きさのピンポン玉くらいの赤まりさが
熱心に子まりさの話を聞いている。

「この水溜りなら落ちても大丈夫だから、ゆっくり練習していってね
お帽子をこうやって逆さにして枝で押さえてから真ん中に跳び乗るんだよ!」

「ゆっ、むずかちいよ!」
「おぼうしさん、ゆっくりうごかないでね!」
「ゆゆゆっ!」バシャーン!

1匹の赤まりさがバランスを崩して水溜りに落ちる。
子まりさは慌てずに、かつて自分の親まりさがしてくれたように口にくわえた枝を伸ばし
水溜まりの赤まりさを突っつくようにして水溜りの浅い部分へ押し出してから岸へ上げる。

「ゆっくりでいいから慌てないでおぼえてね!」


そこへ遠くからぴょ〜ん、ぴょ〜んとゆっくり独特の跳ねる音がして
親れいむ赤れいむもお歌をやめ、子まりさも赤まりさもその音のほうへ集まってきた。

「ゆっくりしていってね!」

「「ゆっくりしていってね!」」
「「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!」」」」」

子まりさよりも一回りもふたまわりも大きい親まりさだ。
森の奥はまだ人間の手が入っていないため自然の果実や木の実、餌となる虫達が豊富にあり
親まりさ1匹が午前中だけ狩に行くことで十分一家全員の食料と蓄える分を持って帰ることが出来た。

「今日は、苺とリンゴがとれたよ、虫さんは乾かして食べるものがないときに食べようね!」

親まりさの帽子は収納スペースが多分にあり、ひっくりかえすと
丸々と完熟した苺が20個と真っ赤なリンゴが4個、それにバッタ等の虫が半分は生きたまま
ワサワサと蠢いていた。

「ゆ〜ん、ばったさんおいちちょうだよ、ゆっくりしてるよ!」
1匹の赤れいむがお尻をピコピコとしながらこびこびに前に進み出て、果物よりも
生きのいい虫の方に興味心身だった。
巣から近い蟻の巣は赤ちゃんたちが面白半分で狩りつくしてしまったため、生きている虫も珍しいのだ。

「だめだよ、虫さんは保存が利くから今食べたらもったいないよ!」
「そうだよ、お母さんれいむの言うとおりだよ」
親れいむと子まりさがそう赤れいむに注意した。

「ゆ〜、れいみゅはいきてるばったさんたべちゃいよ!」
巣穴の近くの蟻の巣が全滅したのは、この赤れいむともう2匹の赤れいむで巣穴を見つけては
そこにおしっこをして蟻が溺れるのをみて楽しんだり
「これは、せいさいだょ!」・・・と
巣穴を掘って、そこにうんうんをして塞いだりしたせいである。
親まりさは時々は子まりさを連れて行っては狩を教えていたが、大きくなるまでは森も危険だから
赤れいむは過保護に育ててきた。
その結果、赤れいむ3匹はゆっくりの中でも少々わがままに育っていたのだ。

「いいよ、今日はばったさんを食べようね!まりさが明日また頑張ってもっと虫さんとってくるよ!」

「ゆっ・・・」
親れいむは親まりさに子供の教育によくないよと促そうと思ったが
まりさの左ほほに小さな切り傷を見つけると、それ以上何も言えなかった。
きっと虫を追いかけて小枝で傷つけてしまったのだろう。
本当はゆっくりしたいだろうに、そんなまりさが自分のつがいである事がれいむには誇りに思えた。

「ぺーろ、ぺーろ」
「ゆっ、れいむくすぐったいよ!」
そのほほ傷をれいむは舐めてあげた。
ゆっくりの体は饅頭なので皮も小麦粉に良く似ている
故に、水分で湿らせて伸ばせばたちどころに小さな傷くらいなら塞がるのだ。
自分自身の舌では届かないため、こういったグルーミングはゆっくり間でよく見る光景である。

「それじゃあ皆、今日は苺さんと虫さんをいただきますしてりんごは明日のごはんにしようね!」

「ゆっくり、いただきます!」
「「「「「いちゃだきます!」」」」」

「むっちゃ、むっちゃ、しあわせー!」

「バッタさんゆっくりまっちぇね!にげないでにぇ!」


その夜

「おかーしゃん、すーりすーり」
「みゃみゃのほっぺはおもちみたいにやわらきゃいよ」

赤ちゃんれいむも赤ちゃんまりさも親れいむと親まりさにすりよって眠る。
子まりさも昼間は姉妹の手前、親に甘えないようにしていたが眠るときは姉妹と一緒に
親れいむと親まりさの間に挟まれるように寝息をたてる。

「みんな、明日もゆっくりしようね。」


こうして、ゆっくりプレイスの平和な一日が過ぎていった。
これがゆっくり出来る最後の一日だとは知らずに・・・。


朝、「ゆっくりしていってね!」の声で
一斉に目を覚ますのがゆっくり一家の通例である。
しかし、今朝はゆっくりの声ではなく不快な機械音によって覚醒させられた。

ガガガガ・・・ゴゴゴゴ
ドドドドドド・・・ガガガガガー

「ゆっ?なんのおと・・・ゆっくりできないよ」
「ゆゆ〜ん、うるしゃくてゆっくちできにゃい」

巣穴の外には見たこともない巨大な鉄の塊が木を薙ぎ倒していたのだ。
ブルドーザーやパワーショベルといったいわゆる重機である。
とうとう、このゆっくりプレイスにも近代化の波が押し寄せてきたのだ。

「よーし、ここにプレハブおったてて開発工事の拠点にするべ」
重機が止まると、ヘルメットを被ったTシャツに作業ズボン首タオル姿の40歳前後の男が降りてきて
あたりを見回し、そう呟いた。

ゆっくり一家の巣穴周辺は森の中にぽっかりと切開かれた平地になっていたため
重機や機材、工事関係者が住むための仮設住宅を建てる場所にうってつけだったのだ。



一家の眠りを妨げられ、自分たちの縄張りに侵入してきた生き物がいる
大黒柱である親まりさは先陣を切って抗議をするため巣穴の偽装を取り除き表にでた。

「ゆっくりしないで、その音を止めてね!
それからまりさのおうちからでていってね!」

「「「ゆっくちでちぇいっちぇね!」」」

その後ろには、危ないから出てこないでねという注意を無視してついてきた
赤れいむが3匹
巣穴の中には親れいむと子まりさ、赤まりさが不安気に外を眺めている。


「あ〜ん?なんだゆっくりじゃねーか」
「おお、なんだよまだ森に残ってたなんて珍しいな」
「こりゃ、例のあれにつかうべか」

よくみると、重機にいた人間だけではなく、ぞろぞろと似たような風体の男たちが次々と増えて
親まりさに近づいてきた。
今この場に15人の男がいるのだが、ゆっくりからしてみれば3以上は数え切れないため
およそ3人より多い
そういった認識になる。

親まりさは自分の言葉が無視されたことで
話し合いの余地はなし、先手必勝にして倒すべし
そう直感し勢いよくぴょーんっと跳びかかった。

実際、この森ではゆっくり以外には小動物も見当たらず
せいぜい、ゆっくりの次に強いのはカマキリ、それから少し大型のかたつむり
まりさは先手必勝の理論でほぼ無傷でそういった強敵を排除してきた実績があった。

時には多勢に無勢、20匹もの蟻に囲まれたこともあったが
勇敢なまりさは家族を守るために容赦なく飛び掛り押しつぶし、圧倒的な戦闘力の差をみせつけ
後悔させるまもなく命を奪ってきたのだ。

「ちょっ、やる気だぜこの饅頭」
一番まりさに近い位置にいた少し若い30半ばの男がヒョイとまりさと体当たりをかわす。

まりさにしてみれば自分の攻撃が回避されるのは始めての経験であった。
「ゆゆっ!」
たらり、とまりさの額に汗がにじむ。

ゆっくりとはいえ栄養状態が良い成体はバスケットボールよりも一回り大きく
重量はマッチョのダンベルに匹敵する。
柔らかいとはいえ修学旅行の枕投げよりは強い衝撃がある事うけあいだ。
かといって、人間からしてみれば子供でも成体ゆっくりに負けるわけがないのだが
この三十路男は、勇猛果敢な親まりさと少し遊んでみたくなった。

さっきまでガニ股だった三十路男は、バイクのニーグリップをするようにやや内股に構えなおし
左半身を前に半身になって、右足かかとの重心を浮かせて爪先立ちのような格好をとる。
右こぶしは自身の顎の辺り、左こぶしは鼻先前から垂直に前に置いて肘をやや伸ばしている。

男の仲間たちはニヤニヤと笑いながら、男が一発でもまりさにからだを触れさせるかどうか
タバコを賭けていた。

「おかーしゃんがんばっちぇ!」
「ゆっくちじじいをやっちゅけちぇね!」
「じじいはゆっくちちんでね!」
赤れいむ達の声援。

「ゆゆ!ゆっくり潰れてね!」
まりさは再度、男の顔面をめがけて飛び掛る。
その刹那、まりさの鼻のあたりにパッっと火花がとぶ錯覚を覚えた。

三十路男の左肘が鞭のようにしなり、手首のスナップを利かせてピシャッとまりさを叩き落したのだ。
ヒュー!っと男の仲間から口笛が鳴る。

まりさにも赤れいむにも何が起こったのかわからない。
一歩も動いていない男の前に見えない壁があるように弾かれたのだ。

「ゆゆぅ?」
体重が乗らないよう手加減があったため、まりさはさほどダメージを受けていない
再度、男に飛び掛る。

ピシャ!ヒュッ、ピシャ!

「ゆべぇ!」
グシャっとまりさが顔面から地面に崩れ落ちる。

今度は赤ゆっくりにも見えた。
一発目はやはりなんらかの見えない壁に阻まれた様でわからなかったがが、同時に男の足がススッと動くと
まりさが落ちる前に、ペニペニのあたりに左手の手の甲で払うように叩いていた。

幸い、まりさのペニペニは発情しなければ内臓されているため
人間の様にタマタマを打ち付けることがないためダメージにはなってない。
しかし、まりさには何が起こったのかやはりわからず
「どぼぢであだらないのおぉぉぉお!」
と喚いていた。

今度はまりさは一旦後ろに退き、助走をつけて飛び掛った。
いまだかつて、どんな生物にも使ったことがないまりさが思いつく限り最大最強の必殺技である。
おそらく同サイズのゆっくり相手にならかなり効果的な攻撃方法であろう。

「ゆっぐりじねぇぇぇえ!」

ニヤリ、三十路男はスッと左こぶしをさげると
キュキュッっと足先で体重移動を行い、垂直に跳んで来るまりさの産道の当たりめがけて
いままで使っていなかった右こぶしを動かした。
半ひねり加えて肩まで前のめりに体重を乗せて放つ渾身の右
人間でもひとたまりのない高速のストレートがまりさの産道にめり込んだ。

「ぶぎゅがぎゃああぁ・・・」
わけのわからない奇声をあげて地面に突っ伏すまりさ。
ぴくぴくと痙攣しながら、水分が放出され失禁していることがわかった。

赤れいむ3匹は、親まりさのしーしーに濡れないように
「ゆっ、きたないよ!」と遠ざかった。

そして、しばらく間をおいて
まりさは相変わらずピクピク痙攣しながら
「まりざのたまたまがぁぁぁああああ・・・」
などと泣きじゃくりはじめた。

それを聞いた男たちは大いに笑い
「まりさのたまたまがぁ♪」
「うははははは」と腹を抱えた。


その惨状を離れた巣穴から見ていた親れいむは涙を流しながら
巣穴の隠すために偽装の枝を口に加えて並べ始めていた。
子まりさは、赤ちゃんたちがまだだよ!と訴えたが
「ごめんね、ごめんね!」と呟きながら巣穴を塞ぐ作業に没頭していた。


「おう、おまえら遊びは終わりだ!仕事にかかれや!」
60代の男がドスの聞いたよく通る声で一括すると
男たちは
「よーし、仮設トイレから設置するぞ」と赤れいむ3匹を手に取る。

いまだ痙攣を続ける親まりさを足でつつき
「巣穴はどこだ?れいむ種がいるってことは、親のれいむがいるってことだろ?」
と巣穴の場所を聞いた。

まりさは
「ゆぐぐぐ・・・まりさに子供はいないよ
その赤ちゃんもまりさと関係ない、人間に飼われてる赤ちゃんの子を預かってるものだから
ゆっくり逃がしてあげてね・・・」

精一杯の嘘に男は「なに、飼いゆっくりの子だって!?」と一瞬動揺するが
赤ゆっくりの
「おかーしゃん、どうちてうちょつくのー!れいみゅはおかーしゃんのこどもだょ!」
という言葉ですぐに無駄になってしまった。

ペッっと唾を吐くと
足でドスンとまりさに重みをかけ
「もう一度聞くぞ巣穴はどこだ?」と問い直した。

「まりざはてんがいこどくだよ・・・だからその赤ちゃんは」

「れいむちゃんよ、巣穴はどこだ?」
赤れいむを握る手に力を少し込めると

「ゆゆ〜、くるちいよ!れいむのおうちはすぐそこだよ!」とあっさり場所を教えた。
男はまりさを踏みつけていた足に体重をかける。
「ゆっ・・・」
ブチッ
頭部を踏み抜く事が、これから起こる不幸に対するせめてもの情けであった。



「へーい、おこんにちわー」

ビクッっと口に加えていた小枝を落とす親れいむ
ほとんど巣穴を塞ぐ作業は終了していたが、結局赤れいむにより場所が明らかになり
簡単に偽装は取り除かれ、たった一つの出口から容赦なく人間の手が入り込んできた。

子まりさは自分の後ろに赤まりさを隠しぶるぶると震えている。
ここに人間が来たということは、あの強いお母さんまりさはもう殺されてしまったのだろうと直感した。

親れいむも子まりさも声を立てないように震えていたが、そんな事はもはや意味をなさず
ひょいひょいと人間の手につかまり捕らえられていった。
赤まりさは感極まって「ゆえ〜ん」っと大泣きを始め
そのせいで暗がりの奥にいた赤まりさは見つからないはずだったのにあっさりと一緒に捕らえられ
先に死んだ親まりさを除いて一家全員が虜となった。


「よ〜し、今日からお前らにはこの簡易トイレの中で働いてもらうぞ」

「くちゃい〜」「ゆっくちできにゃい〜!」
「ゆゆゆ・・・赤ちゃんだけでも助けてあげて!」
と喚いたが、一匹残らずトイレのいわゆるボットン部分に落とされた。

工事現場の簡易トイレは水道のある場所であるなら水洗式にもなるが
このような辺鄙な森では汲み取り式となる
人間の糞尿の始末をするために一家はボットンにおとされたのだ。


すぐにお昼休憩となり、次々と工事現場の男がトイレにかけこみ用をたす
主に小便が多い。
上からジョロローっと落ちてくる臭い汁に親れいむも赤れいむも自分の体にかからないように
壁いっぱいに逃げた。
子まりさと赤まりさはお帽子を傘のようにして耐えている。

「ゆっくちこないでね!しーしーきちゃないよ!」

やがて、小便は溜まってきて
壁に避けても足元が濡れるようになってきた。
一家全員泣きつかれたおめめに、再び涙がにじんでくる。

「すーぱー、うんうんたーいむ♪」

次にトイレに入ってきた男は親まりさを痛めつけたあの三十路男だ。
よっと和式の便座にうんうんスタイルで構えると
ブババッっと汚い音とともに、リアルうんうんが降り注いだ。
これはしーしーの比ではない。
悪臭と不快な重量感にまりさ達も壁沿いに逃げた。
赤れいむと親れいむが壁を占拠していたため、おしあいへしあい結果
1匹の赤れいむが壁から押し出されて、リアルうんうんの直撃をうける。

「ゆぎゃあぁああ!ゆっくちできにゃいよぉぉおお!」

ピンポン玉くらいしかないその体はリアルうんうんに埋没し
脱出するためにはそれを食すしかなかった。
手足のないゆっくりは口でしか、物を動かすことが出来ないのだ。

壁際に逃げられたまりさ達は、それが自分達の明日の姿だとゆっくり理解し
親れいむと一緒にゆんゆん泣いた。

次の日にもなると、簡易トイレは便と小便でいっぱいになってきて
やむなく親れいむが、餡子をはきながらぐびぐびと飲んだり、んぐんぐと塊を体内に押し込んだ。

「ゆっくり見てないで、みんなもやってね!」
と叱ったが、甘やかされた赤れいむはもちろん、赤まりさもそれを拒否して
しかたなく子まりさが一緒に食べた。

「にがいよぉぉおお、くさいよぉぉおお・・・ゆっくりできない・・・」

やがて、初日にうんうんに埋没した赤れいむが半死半生で外に出ようとしたが
一心不乱に食べる、親れいむはついつい赤れいむをかじり飲み込んでいた。

「いちゃいっ!れいみゅだよ!かわいいかわいいれいみゅだよ!」

そんな声は届かず
懐かしい甘みに「むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」と声を漏らした。

子まりさは、赤れいむが食べられたところを目撃してしまい
顔を真っ赤にして親れいむに体当たりをする。

「どぼじでまりさのいもうとをたべちゃうのぉぉおお!」

親れいむは正気に返り、また泣いた。




簡易トイレ生活から数日、便は食べることが出来ても
リアルしーしーは床に溜まってきて、とうとう赤れいむ2匹がとけだしてしまった。

「もっとゆっくりしたかった・・・」「うへっへ♪ゆっくり〜♪していっちぇ・・・♪」

子まりさはお帽子を逆さにして水に浮き、赤まりさも右にならえで帽子に乗る
しかし、赤まりさの1匹はどうしても帽子に乗ること出来なくて
親れいむの頭に乗せてもらった。
成長して大きくなればきっと水に浮くことが出来るからねと、その赤まりさをはげましたが
その夜、寝てる間に赤まりさはおちてしまい、それに当たってしまったもう一匹の赤まりさも水没してしまった。

親れいむは2匹を助けたかったがすでに底面がふやけてしまい
2度と歩くことの出来ない体になっていた。
もはや出来ることといえば残された、子まりさと赤まりさのために少しでもリアルうんうんを食べてあげるくらいだ。

2週間が過ぎた。
親れいむのからだもずっと漬かっていたせいかダルマおとしのように足は完全になくなり
スライム状になって、最後には目まで解けて無残な姿を晒していた。

子まりさにも赤まりさにも、もう親れいむが生きているのか判別することが出来なくて
ただ、ただ一生懸命
リアルうんうんの始末に追われていた。
2匹には希望があった。
うんうんに潰されないようにしーしーだけでこの簡易トイレを満たすことが出来れば
水かさが増して最後には外にでることができると・・・。

「ゆっくりがんばってね!」
「いっちょにいきのこりょうね!」

簡易トイレが設置されてから一ヶ月が過ぎた。
あともう少し、しーしーをしてもらえれば自分たちは助かる。
そんな思いから人が入るたびに
「ゆっくり、しーしーしていってね!」
「しーしーしてくれてありがちょうね!」と言うようになっていた。

これは男達から見慣れた光景である。
親まりさがいると脱出できる水かさが早めに達してしまうため
どのみち早めに処分をするが、最終的にまりさが生き残るのだ。

やがて工事の期日が近づいてきて、そろそろ簡易トイレを撤去しようということになった。
いまでは森は完全に消えていて、そこにはクライアントの館が建っており
もし、まりさがその館の窓を割っておうち宣言をしたりしたら困りもものだ。
だからどうしても生かしておくわけにはいかない。

最終日

簡易トイレに、あの三十路男がやってきた。
子まりさも赤まりさも巣穴から親まりさを痛めつけるところを見ていたため
どうしても、その男が来るとはらわた煮えくり返り
愛想よくする気にならなかった。

「お前ら、ご苦労さん
これはお前らの巣穴にあったリンゴだ。」

「ゆ?」「ゆゆ?」
2匹はあの日のことを思い出した。
赤れいむが我侭を言って、苺と虫を食べることになり
リンゴは次の日にとっておくことになったのだ。

もちろん、ずいぶん時間がたってそのリンゴは腐っている
これは男が市場で買ってきたリンゴだ。
そんなことはゆっくりにはわからないし、三十路男は余計なことを言うつもりはない。

フンっ!と両手で力を込めるとリンゴは握力で砕け
食べやすいように、そしてお帽子が沈まないように小分けにされて2匹に渡された。

子まりさも、赤まりさもゆっくりプレイスにいた事を思い出しながら
泣きながらリンゴをむさぼった
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」

そして、便座を木の板で塞ぎ
その場を後にした。







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最終更新:2009年01月22日 19:06
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