ゆっくりいじめ系1575 虐待ゆっくり下

虐待ゆっくり上の続編です。


やぁ、俺は元虐待爺さん、つい先日老衰で大往生を果たした虐待命の老人だ。
俺はあの世で巨乳の船頭さんの船に乗せてもらって、対岸にある裁判所で死後の裁きを受けることになった。
俺は当然の様に天国でまたゆっくり達を楽しく虐待できるものと思っていた。

だがしかし、絶壁の様な胸の四季映姫・ヤマザナドゥ(ヤマザナドゥは役職名らしい)という名前の閻魔様に、ゆっくりに三回転生した後地獄行きという非常に厳しい判決を貰った、現実は非情である。
流石の俺もあの時は耳を疑ったね、年のせいかと思って何度聞きなおしてもゆっくりに三回転生した後地獄行き、断固控訴すると言ったのだがあの世の裁判に控訴は無いらしい。
弁護士も呼べないまま俺はゆっくりに転生させられた。

しかし転生してゆっくりになっても、俺の胸に燃えたぎる虐待魂が冷めることはなかった。
ゆっくりに転生した一度目の生は、餡子の繋がった姉妹を食い殺し親の前で二つに割れてありすに食われるという、人間だったころはやった事のない特殊な虐待をやった。
こんな変わった趣向の虐待ができるのならゆっくりになってみるのも悪くない、そう思っていた俺だったが二回目の転生でその考えは間違いだったことが分かった。

何故かというと今俺自身が虐待を受けているからだ。

「おぅ!!ゆっくりせずに早く歩けよ!!親の分までじっくり苦しめよ!!」
「ゆぅ!!ちゅかれたよ!!ゆっくちさせてね!!」
「はぁ、はぁ、糞…俺がこんな目にあうとは…」

野良ゆっくりの身で家に侵入した愚かな母れいむは、パンチパーマの家主に見つかり頭にドスを突き立てられ絶命した。
不幸にもその母れいむに実っていた俺たち姉妹は母体の死の数分後、元気に産声を上げてしまった。
母れいむを殺しただけではイライラの収まらなかったパンチパーマお兄さんに俺達は虐待を受けている。

俺と姉妹のゆっくり達はランニングマシーンに乗せられて、仲良く無制限ランニングをさせられている。
マシーンは非常にゆっくり動いているが、俺達ゆっくりからすれば常に早歩きを強要される速さだ、生まれたばかりの俺達には非常に苦しい運動なのだ。
しかし、歩みを止めてこのマシーンから落ちるとパンチパーマのお兄さんの拳の一撃で叩き潰されてしまう。
最初は十匹以上いた俺達ゆっくり姉妹も、今じゃ俺を含めてたったの六匹しか残っていない。

「れいみゅちゅかれたよ!!ゆっくちちたいよ!!」
「ゆっくちちちゃだめだよ!!おじさんにいびゅ!!!ゆぁぁあ!!!!!ぶぎゅっ!!!!」

妹を励ましていた姉まりさはお兄さんの拳で餡子をぶちまけた。

「おぃ!!!こらぁ!!!俺はお兄さんじゃ!!おじさんじゃないんだよぉ!!!」

ゆっくりを虐待して死ぬのは良い、死を覚悟し肯定したその先にこそ俺の求める虐待道はあると俺は思っている。
そうじゃなきゃドス級ゆっくりやゆっくりめでぃすん、ゆっくりうつほ等の人を殺せる可能性のある危険種は虐待出来ない。
とは言えだ、ゆっくり虐待もできずに死んでいくのは無駄死にだ、俺もやはり死ぬならゆっくりの餡子の海で死にたい。
この際自分の手で皮を切り裂き生温かい餡子をその身に浴びることが出来ずとも、俺をきっかけにゆっくりが苦しむところを見られれば良い。

「ゆっくりしていってね!!」

ランニングマシーンの上で俺は叫ぶ。

「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」

俺のゆっくりしていってね!!に反応して返事を返す姉妹たち。
しかし俺のゆっくりしていってね!!は終わらない、真の覚悟はこれからだ!!

「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」
「「「「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」」」」

俺の全力のゆっくりしていってね!!連呼に姉妹たちも疲れ切った体で返してくる。
ふはははははは!!!無限マラソンで体力を消耗している所に俺のゆっくりしていってね連呼!!、さぁわずかに残った体力をどんどん消耗してパンチパーマに叩きつぶされるが良い。

「おらぁ!!!」
「ゆぎゃ!!!!!」

突如体に炸裂した激痛、ぐしゃりと体が潰れて辺りに餡子が飛び散る、自分の吐いたものだと理解するのに数秒を要した。

「おい!!コラァ!!ゆっくりゆっくりうるさいんだよ!!静かに死ねよ!!」

パンチパーマの怒声と共に自分に向って振ってくる大きな握り拳、死ぬ前に潰れていない方の目で見た最後の光景がそれだった。
結局虐待らしい虐待も出来ずに俺の第二のゆっくりとしての生は終わってしまった。


目を覚ますと、そこは光のない真っ暗な場所だった、しかし不思議と俺は不安を感じ無かった。
ゆっくりとしての本能で自分が何処にいるのかが良く分かるからだ、ここはゆっくりの体内だ。

「ゆぅ~♪ゆっくりおおきくなってね!!」

俺の母親のゆっくりの声が響いてくる、喋り方からしてまたしても俺はゆふらんやきめぇ丸にまたしてもなり損ねたらしい。
はぁ~、また面白みもなくゆっくりれいむやゆっくりまりさなんだろうな、せめてゆっくりみょんに生まれたならば女学生の部屋に乱入して淫語を連発したり楽しみようがあるのだがな。

「ゆぅ~♪ゆっゆ~♪とかいはなあかちゃんになってね!!」

都会派…俺はゆっくりありすの子供なのか、ありすを虐待するのは嫌いではない好きなゆっくりを思いっきり虐待できる思うと良い気分だ。

「ゆ~♪おかえりなさいまりさ!!」
「ゆっくりただいま~!!ありすごはんをもってきたよ!!」

どやら俺のもう一匹の母親の方はゆっくりまりさのようだ、珍しくもない組み合わせのカップルだな。

「む~しゃむ~しゃ!!しあわせ~♪まりさこのむしさんすごくゆっくりしてておいしいわ!!」
「ゆぅ!!くろうしてつかまえてきたかいがあったよ!!ゆっくりたべてかわいいあかちゃんをうんでね!!」

随分と仲の良い番いの様だな、最後の転生でとびっきり虐待し甲斐のあるゆっくりに出会えて俺は幸せだ。
ゆっくりとしての最後の虐待、盛大に楽しもうじゃないか。
カスタードの海の中で声こそ出せないものの、俺はプルプル体を震わせながら笑った。

「ゆゆ!!!まりさおなかのなかであかちゃんがうごいたわ!!!」
「ゆぅ!!!!ほんとう!!ありす!!」
「ほんとだよ!!とってもゆっくりうごいてるよ!!」

ありすは自分のお腹の中に息づく、小さなしかし確かな命の鼓動に母として感激し涙を流す。

「ゆぅ~ぅ‥」
「ありすどうしたの?ゆっくりなかないでねまりさがついてるよ!!すーりすーり」
「ゆぅ‥ありすはだいじゅうぶよ!!まりさがいてこれからあかちゃんもできるんだなーてっおもったらしあわせーってなみだがでてきたんだよ‥」
「ゆゆ?しあわせーなのにないちゃうなんてへんだよ!でもありすがしあわせーでまりさもしあわせーだよ!!」

この時、ありすは優しい夫に頬擦りされながらこの世の幸せをかみしめていた。
優しくて格好良いまりさとお腹の中にいる可愛い赤ちゃんとで幸せで都会派な家庭を築くという幼い頃に見た夢、それがもうすぐ叶うと思うと嬉しくてたまらなかった。
ありすはまだ胎内で育っているの赤ちゃんの中に、生前数多のゆっくりを嬲り殺しにしてきた生粋の虐待師の生まれ変わりがいることは知らない。

ありすはまりさとこれから生まれてくる赤ちゃんのことについて仲良く話し合った。

「まりさ!!あかちゃんがうまれたらたくさんすーりすーりしてあげようね!!」
「ゆゆぅ~♪あかちゃんがうまれるのがとってもたのしみだね!!」

そんな風に楽しく赤ちゃんが生まれた後の計画をまりさと話していると、ありすはまたお腹の中で赤ちゃんがゆっくりゆっくりと動くのを感じた。

「ゆゆゆ!!まりさ!!あかちゃんがまたうごいたよ!!」
「ゆぅ!!げんきですごくゆっくりしたあかちゃんだね!!」

ありすの体内で動いたゆっくりは虐待ゆっくりだった。
彼は暖かくてしっとりとした、とても居心地の良いゆっくりできるカスタードの中を苦虫を噛み潰したような顔で泳いでいた。

さっきから何なんだこの馬鹿ップルは、楽しそうにゆっくりしやがって会話を聞いてるだけで腹が立つ。
幸せそうな二匹の声、なにより幸せそうにゆっくりしているゆっくりの体内に居ることで俺のストレスがマッハだ、精神衛生上すぐにでもこいつ等を苦しめてやりたい。

俺は暫くの間カスタードの海を泳いでいたが、他の部分より柔らかく暖かい場所を見つけた。
お目当ての場所、姉妹の寝ている場所を見つけて俺は思わず微笑んだ。
本当に今すぐにでもこの二匹の泣き声、叫び声を聞きたいが今虐待するのはタイミングが悪い。
俺は目を瞑って過去に行ってきた虐待を思い出しながら気持ちを落ち着けた。

瞼の裏では数多くのゆっくりが悲鳴を上げている、やはり虐待は人間型の身体の方がやりやすい道具を使ったりできるからな、普通種に生まれたのは実に残念だ。

「ゆぅ~まりさだんだんおそとがくらくなってきたね!!そろそろおやすみなさいしようね!!」
「ゆっくりわかったよ!!ありすとあかちゃんたち!!あしたもゆっくりしようね!!すーりすーり!!」
「まりさもおやすみなさい!!すーりすーり!!」

ありすとまりさのすーりすーりは実に二分ほど続いた。
精々楽しんでおけお前達は明日地獄を見る事になる、俺はそんなことを考えながら両親同様に眠りに落ちた。

翌日、母ありすが起きると傍らに寝ていたはずのまりさがいなくなっていた。
葉っぱの上に木の実や柔らかい草そしてありすの好物の蝶が置いてある、恐らく狩りに出かけて行ったまりさが用意しておいてくれたんだろう。

「ゆぅ~まりさったらおこしてくれたらありすがいってらっしゃいのちゅっちゅあげたのに!!」

ありすはまりさの優しい気遣いに思わず頬が緩む。

「ゆっくりいただきます!!!む~しゃむ~しゃ!!しあわせー!!」

ありすはまりさに感謝しながら目の前のご飯をゆっくり食べ始めた。
虐待ゆっくりは親ありすが食事を終えるのを待っていた俺のすぐ隣では姉妹が体を揺らしながらゆっくりしている。

「ゆゆ~♪あかちゃんもゆっくりたべてね!!む~しゃむ~しゃ!!」

ありすはお腹の中でゆっくりと体を揺らす我が子に優しく語りかけながら、慌てず急がず時間をかけてゆっくりと食事をとる勿論十回噛んでから飲み込むのも忘れない。
近くに住んでいる元飼いゆっくりのぱちゅりーが、ご飯をゆっくり食べるとその分赤ちゃんがたくさんゆっくりできると教えてくれたからだ。
ありすはお腹の中で確かに息づいている三つの命が本当に愛しくてたまらなかった。

「ゆ~っぷ!ゆっくりごちそうさま!!とってもゆっくりできたわ!!」

親ありすが満腹になったせいかありすの中のカスタードはほんわりと温かくなって、お腹の中の赤ちゃん達がとてもゆっくりできる状態になっていた。
ありすのお腹の中の赤ちゃんはゆっくりと運動を始めた、ぷるぷると震えたり少しの距離を泳いだりし始めた。

「ゆゆぅ~あかちゃんたちとってもげんきだね!!」

ありすはにっこり笑って目を閉じて、お腹の中の赤ちゃんの様子をゆっくりと感じ始めた。
ゆっくりとお昼寝を始めた子、プルプル震えている子その隣でゆっくりしている子、お腹の中の赤ちゃんがゆっくりできてありすはとっても良い気分だった。

しかし残念ながらその子供たちのうち一匹だけゆっくりしていないゆっくりがいた。
彼はぷるぷると体を震えさせながらイライラしていた、そう虐待ゆっくりだ。

さっきから親ありすの食料を咀嚼する音、とりわけ美味しいものを食べて幸せそうに叫んでいる声が体の中で響いていて俺は非常に不愉快な気分だった、
しかしこの幸せにしている母ありすに、俺が直々に絶望と恐怖をゆっくり味わわせてやれると思うと笑みを抑える事が出来ない。
ふいに右頬に柔らかくてすべすべの何かが優しくこすりつけられた、恐らくは餡子の繋がった俺の姉妹だろう、俺はその姉妹に向かってに向かって思い切り体当たりを仕掛ける。
姉妹は俺の体当たりを食らって飛んでいく、体当たりをした時に体に帽子が当たらなかったので多分ありすだろう、そいつを俺は追いかけていく。

「ゆゆっ!!なんでそんなことするの!!」

ありすはお腹の中で起きた姉妹同士の喧嘩にありすは仰天した。
お腹の中の赤ちゃんは隣にいた赤ちゃんに挨拶をしただけなのにいきなり体当たりをされたのだ、自分のお腹の中で起こった予想外の出来事にありすはパニックに陥る。

「あかちゃんたちゆっくりしなきゃだめだよ!!ゆっくりなかよくしてね!!」

ありすはオロオロしながらお腹の中の赤ちゃんに懸命に語りかけ、忙しなく辺りを這いまわる。

ありすのお腹の中にいた虐待ゆっくりは湧き上がる歓喜を抑えることもせず、喜色満面でさっき自分が弾き飛ばしたまりさを追ってカスタードの中を泳いだ。
カスタードの温度が下がって居心地こそ悪くなったが、今はそんな不快な感触さえも母ありすの苦しみの表れと思えば虐待ゆっくりにとっては甘露に思えた。
ありすの体の中にいるおかげで、今ありすの感じている困惑や恐怖が体に直に染み渡ってくる、普通のゆっくりなら不快に感じるものだが虐待ゆっくりはその感覚に何とも言えない幸せを感じていた。

俺の突き飛ばしたありすは少し離れたところで体を震わせていた、俺が近付いてくることに気づいて必死に逃げようとするが痛みと恐怖で体が引きつっているのだろう、ほとんど前に勧めていない。
俺はさっき突き飛ばしたアリスに近寄ると再び体当たりを喰らわせた、体重を乗せたタックルはまたしてもありすを吹き飛ばした。
生まれる前の声も出せないゆっくり、痛めつけても悲鳴や苦痛の叫びをあげてくれないのは残念だが、その分親ありすが大声で泣き叫んでくれるので虐待ゆっくりはとても良い気分になれた。

「ゆぅ!!けんかしちゃぷくぅぅ!!だよ!!おねがいだからゆっくりしてね!!」

母ありすは体中に汗を浮かべて体を揺らしながら子供たちに語りかけた。
不意に、ぱちゅりーがお腹の中に赤ちゃんがいる時に急に動いたり、ゆっくりしないでいると赤ちゃんがゆっくりできなくなるという言葉を思い出した。
ありすは慌てて動きを止めると、目を閉じてお腹の中の赤ちゃんのために今までの幸せなゆっくりした生活を思い出そうとした。

しかしいくら楽しい思い出を思い出しても、お腹の中の赤ちゃんは小さな妹を虐めようと追いかけている。

「ゆゆぅぅ!!あかちゃんたちゆっくりしてね!!ゆぅ~ゆっくりしてね!!」

母ありすの声を聞きながら虐待ゆっくりは姉妹を追い続けた、震えながら怯えているありすに圧し掛かるとその体の上で何度も飛び跳ねる。

「ゆ!!だめだよ!!どうじでぇぞんなこどずるのぉ!!!!!」

俺に暴行を加えられているうちに口からカスタードでも吐いてしまったのだろう、ついさっきまで暖かかったありすの体はすっかり冷えきりいくら体当たりをしても微動だにしない屍になった。

「ゆぅあぁぁぁああ!!!!!ありじゅのあがじゃんがぁ!!!!ゆべぇぇえぇえ!!」

母ありすはお腹の中の我が子が姉妹を虐め殺すという異常事態にショックを受けて、口からカスタードを吐き出しているようだ。
おかげで周りのカスタードが冷たくなってゆっくりできない、もう少し中にいる可愛い赤ちゃんのことを考えて行動したらどうだ?

「ゆぅぅ…なんで‥なんでありしゅのあがじゃんがぁ…」

母ありすはカスタードを吐きながら虚ろな目で自分に降りかかった理不屈な出来事を誰ともなしに問いかける。
まぁ、恨み事はあの閻魔さんにでも言うんだな、俺を君の腹の中に転生させた彼女にね。

俺は腹の中にもう一匹いる筈の姉妹を殺そうとカスタードの中を泳ぐ。

「ゆぐぅ!!ゆっぐりやめでぇ!!」

母ありすは身重の体で巣の中の木の根に体当たりをする。

姉妹を殺した俺を殺す気の様だ、おお怖い怖い。
しかしお前の腹の中にはもう一匹子供がいるだろ?そいつまで殺してしまうぜ。
俺は未だ種類さえ分からない姉妹を殺すのは次の機会にすることにした、今殺してやって自分の腹の中に姉妹を皆殺しにした悪魔が一匹いる恐怖を味わわせてやるのも良い。
しかしそれではあまりに地味だどうせ最後の虐待になるんだ、最後の一匹を殺すのならばもっと相応しい時期に派手に嬲り殺しにしてやりたい。

「ゆぅ‥なんでどぉじでありじゅのあがじゃんがぢんじゃうのぉ!!!!」

カスタードを口から流しながらありすは泣き喚く。
食料集めから母まりさが帰ってくるまでありすは泣き続けた。

「ゆっくりただいま!!ありすげんきにしてた?」
「ゆぅ‥まりさぁ…あがちゃんが」
「どうしたのあかちゃんになにかあったの?ゆっくりせつめいしてね!!」

母ありすは母まりさに自分の体内で起こった出来事を話した、しかしお腹の中の赤ちゃんが姉妹を殺すなんて話は信じられるはずがない。

「ありすなにいってるの!!じょうだんでもまりさおこるよ!!」
「ゆぅ~!!ちがうわじょうだんじゃないわ!!!とかいはのありすはうそはつかないわ!」
「まりさのあかちゃんはそんなゆっくりしないこじゃないよ!!!おかしなことをいうありすはゆっくりしてないよ!!!あかちゃんのためにもゆっくりしてね!!!」

母まりさは質の悪い冗談に付き合わされたと頬を膨らませて怒りだした。

「ゆぅ‥でもあかちゃ」
「うるさいよ!!!まりさのあかちゃんはゆっくりしたいいこだよ!!!へんなことばっかりいってありすはあかちゃんがかわいくないの!?」
「ゆぅ‥とってもかわいいよ‥」
「それならばかなこといわないでね!!ありすのおなかのなかにはあかちゃんがいるんだよ!!へんなことばっかりいってあかちゃんがないてるよ!!!」

まりさは顔を真っ赤にして頭から湯気を出しながらありすを睨みつける、怯えるありすを見るとまりさはいくらか表情を和らげて語りかける。

「ゆ!ありすがゆっくりできないとあかちゃんがゆっくりできないよ!ともかくごはんをたべてゆっくりしてね!!」
「ゆぅ‥わかったわ!ゆっくりいただきますするわ!」
「ゆぅ~♪きょうはきのみとやくそうさんをとってきたよ!あかちゃんもありすもゆっくりできるとってもゆっくりしたごはんだよ!!ゆっくりたべてね!!」

ありすは強張った笑みでゆっくりと口の中に食事を放り込んでいく。

「む~しゃ‥む~しゃ‥しあわせ~」
「ゆっくりたべてね!む~しゃむ~しゃ!しあわせ~♪」

ありすの隣で嬉しそうにご飯を食べてゆっくりするまりさとは対照的に、ありすの表情は沈んだものでしあわせ~と口には出したがありすは全くゆっくりできないでいた。

(ありすのおなかのなかはおかしいよ‥あかちゃんがゆっくりしてくれなくてくるしいよ‥あかちゃんがあかちゃんをころしちゃったよ‥まりさがしんじてくれないよ!)

体の中心のカスタードはぎりぎりと痛みありすを苦しめる、突如として湧き上がった吐き気に脂汗をかく。

「ゆぅ‥うぅぅ‥」
「む~しゃ!ゆゆ?どうしたのありす?ゆっくりできてないよ!!」
「だいじょうぶだよ‥ありすはだいじょうぶだよ!」
「だいじょうぶなんだね!まりさびっくりしたよ!ゆっくりたべようね!」

ありすの番いのまりさは優しくて狩りが上手なゆっくりだったが、少々短気でかなり頭の悪いゆっくりだった。
まりさに相談してもなんの解決も望めない、ありすは頼りないまりさに小さなため息を一つつくと黙々と食事を続けた。

「すーり♪すーり♪ありすあかちゃんのちょうしはどう?いつうまれるの?」
「ゆぅ~もうすぐよ‥」
「ゆっゆ!!いまからとってもたのしみだよ!!」

頬擦りをしながら嬉しそうにお腹の中の赤ん坊のことを聞いてくるまりさにありすは上の空の生返事をしながら時間が過ぎた。

「ゆぅ~そろそろおねむのじかんだね!!ゆっくりおやすみなさいしようね!」
「わかったわ!ゆっくりおやすみなさい‥」
「ゆぴー‥ゆぴー」
「……」

狩りに出て体が疲れたのかすぐに寝息を立て始めたまりさ、自分と赤ちゃんのために頑張ってくれているのは分かる、しかし自分のことを信じてくれなかったのがとても残念だ。
自分が寝ている間にまた赤ちゃんが赤ちゃんに殺されるかもしれないと思うと怖くてたまらない。

「ゆぅぅ‥ゆぅぅ‥」

泣き声を噛み殺しながらありすは震えていた、ありすは眠りに落ちた後も体内の赤ちゃんが今まで見た事のない恐ろしい何かに虐待される夢にうなされた。

「ゆぅ~ん…ゆっくりねてすっきりだよ!おはようありす!!」
「ゆぅ~…」

翌朝まりさと一緒にありすは目を覚ました、まりさはにこにこと本当に幸せそうに笑っている、対照的にありすは顔色が悪く髪の艶も良くない相当精神的に参っているようだ。

「ゆゆ?げんきがないよだいじょうぶ?」
「だいじょうぶよ‥まりさはゆっくりごはんをとってきてね」
「ゆぅ~…」

ありすの只ならぬ様子に気づいたまりさは今日は一日そばに付いていてやることにした、ありすに優しく微笑みながら気晴らしを提案してみる。

「ゆゆ!!きょうはきのうのごはんがまだあるからごはんはとってこないよ!!それよりまりさはありすといっしょにおそとでひなたぼっこがしたいよ!!」

前日から様子のおかしかったありすを気遣っての判断だ、一度外の風に当ててやれば気も晴れるだろうとまりさは考えた。

「ゆぅぅ‥それどころじゃないわ‥」

小さく呟いたありすだが、まりさの言うように一度外でぽかぽかのお日様を浴びてゆっくりしたくなってきた。
ゆっくりは基本的に自分がゆっくりすることを求める生き物だ、お腹の中の心配をして苦しくなるより何も考えず楽しくゆっくりしたいと考える生き物なのだ。
ゆっくりの中でも賢いありす種の彼女でもカスタードに刻み込まれた本能に逆らうことはできなかった。

「ゆぅ…まりさがどうしてもっていうならいってあげてもいいわ!」
「ゆゆ!!きまりだね!!きょうはまりさとありすとあかちゃんでゆっくりすごそうね!!!」

ありすは大きく重くなった体を揺らしながらゆっくりゆっくり巣の外に出て行った。
暫くぶりに頬を外の風が優しく撫でる、ありすは体を伸ばしたり頭を振って外の空気を吸い込む。
後ろから今日のお弁当を帽子に詰めたまりさが跳ねてくる。

「ゆぅ~とってもいいおてんきだね!!」
「ひさしぶりのおそとはとってもきもちがいいわ!!」

二匹は嬉しそうにお喋りをしながら巣の近くにある空き地に向かって這いずっていく。
二匹は空き地にある切り株の傍でゆっくりし始めた。

ありすは暫くぶりの外での日光浴にとてもゆっくりとした表情でまりさと一緒にゆっくりする。
昨日自分がひどく苦しんだ何かが頭の中からすっと消えていく心地よい感触を楽しみながらありすはまりさと談笑を続ける。

「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー♪」
「とってもとかいはなあじだわ!!おなかのなかのあかちゃんもしあわせー♪だよ!!」

午前中一杯ゆっくり遊んでお昼のお弁当を食べる頃にはありすの悩み、体内の赤ん坊の異常行動はすっかりカスタード製の脳から締め出され記憶の片隅に埋もれてしまっていた。

「そろそろおうちにかえろうね!!」
「うん!おうちにかえったらゆっくりしようねまりさ!!」

それから三日間の間はありすの体には何の異常もなく体内の子供達はすくすくと成長していった。
ありすは巣の中でゆっくりくつろぎながらお腹の中の赤ちゃんに話しかけたり子守歌を歌ったりしてゆっくり過ごした。
その体内に残虐な餡子に飢えた殺戮者が息をしている事も忘れて、母ありすは普通の妊娠をしたゆっくりとしての生活を送った。

四日目の夜、ありすはまりさとの会話の最中にお腹がむずむずし始めた。

「ゆゆ!!おなかがむずむずするわ!!」
「ゆぅ!!ほんと?あかちゃんがうまれるんだね!!」
「ゆうぅ!!おなかがへんだよ…だんだんあかちゃんがでてくるよ!!」

でっぷりと肥え太った母ありすの顎下の穴からは元気な赤ちゃんが顔を出している。

「ゆゆ!!あかちゃんのおかおがみえてるよ!!」
「ゆぅ…まりさもうすぐあかちゃんがうまれるよ!!ゆっくりうけとめてね!!」
「わかったよ!ありすはあんしんしてあかちゃんをうんでね!!」

母まりさは生まれてくる赤ちゃんのクッションになろうとありすの真正面に陣取る、ありすのお腹の中のゆっくりはとっても気持ちよさそうな顔をしている。

「ゆぅ!!だだめよ!!あかちゃんもうすこしまって!!」

突如母ありすの挙げた悲鳴にまりさが反応する、母ありすは先までの苦しそうではあるが同時に気持ちよさそうだった表情を困惑と焦りで染め上げている。

「どうしたのありす!?だいじょうぶ?」
「あかちゃんが…うう…これじゃうめないよ!!!」
「ゆゆ?あかちゃんはあたままででてるよ!!もうすこしだからがんばってね!!!」
「あかちゃんがふたりでそうになってるんだよ!!!」
「ゆ?」

母ありすの必死の訴えに母まりさは不思議そうに首をかしげる、赤ちゃんが二人一緒に出てくるなら二倍ゆっくりできるのに何をそんなに焦って怯えているのかと。
母ありすの慌てる理由はたった一つしかない産道に一匹目がまだ生まれていないのにも関わらずもう一匹の赤ちゃんが入ってきたことだ。

体内妊娠型のゆっくりは赤ちゃんを産む時、産道を全力で窄めて産道から顔まで出ている子供を射出する。
もしもその際二匹のゆっくりが産道の中にいる場合、顔が出ている先頭の赤ゆっくりを生む為に産道を窄めた場合中の赤ゆっくりは潰れて死んでしまうのだ。

「あかちゃんがふたりどうじにうまれるんだね!!まりさはしっかりうけとめるからあんしんしてね!!」
「そうじゃないわ!!!うぅぅ!!うごかないでね!!」
「ゆっくりわかったよ!まりさはうごかないよ!!」
「まりさにいってないよ!!!ありすはあかちゃんにいってるの!!!!!」

さてまだ姉が生まれていないのに産道に潜り込んできたせっかちな赤ゆっくりは虐待ゆっくりだった。
真っ暗な光の無い産道を体を圧迫されながらも虐待ゆっくりは前に前に進んでいく、産道の中はとても温かく眠気を誘うものがあるが虐待ゆっくりは眠気を振り払ってひたすらに産道を進む。
目指すは目前で無防備な姿をさらしている姉ゆっくりの背中だ、脳裏に一度目の転生で味わった姉妹の餡子の味が蘇る。
あの蕩ける様な柔らかい甘さ…生まれる前の姉の柔らかくてすべすべの皮、噛み破ったその先にある至福の味に虐待ゆっくりは涎を垂らす。
虐待ゆっくりは母ありすと母まりさのコントの様な掛け合いを楽しみながらゆっくり産道を進んでいき柔らかい壁にぶつかった。
壁はとても温かくてすべすべでときおりプルプルと震えている、ついに姉ゆっくりに虐待ゆっくりは到達した姉の柔らかい皮を一嘗めするとまだ小さい歯を姉に突き立てる。

「ゆぅ~!!まりさじゃはなしにならないわ!!ちかくのぱちゅをつれてきてね!!」
「ゆゆ?どうしてまりさはあかちゃんがうまれるところみたいよ!!あかちゃんをうけとめたいよ!!」
「あかちゃんがたいへんなの!!!まりさがかえってくるまでがまんするからはやくいってきて!!!!!!」

母ありすの剣幕に押され渋々巣から出ようとした瞬間、母ありす正確には母ありすの産道でゆっくりしているはずの我が子の様子に目を見張る。

「あかちゃんがいたそうにしてるよ!!!!!!へんだよ!!へんだよ!!!」
「ゆぅ!?なにいってるのまりさあかちゃんがいたそうなかおしてるってほんと!!?」
「ほんとだよとってもくるしそうなかおしてるよ!!!」

母まりさの緊迫した血の気の引いた真っ青な表情に母ありすは自分の体に数日前に起こった異常事態、我が子の子殺しを思い出す。

「ゆあぁぁぁっあぁぁあ!!!!!」
「ありすどうしたのおちついてね!!!」
「だずげであがじゃんがあがじゃんをいじめるどっ!!!ゆっぐぢだずっげて!!!!!」

半狂乱になって騒ぎ立てる母ありすに母まりさはすり寄っていく。

「ゆっくりおちついてね!!!」
「ゆがあおあぁぁぁぁぁぁああっぁ!!!!!!!だずげでぇえぇ!!!だずげでぇいえ!!!!!!」
「ゆばっ!!うぅ…」

出産中のゆっくりとは思えない馬鹿力でまりさを跳ね飛ばすありす、床に叩きつけられた母まりさは二つの愛する顔を改めて見てみる。
恐怖と混乱で暴れまくる母ありすの怯えきった顔、ありすから生まれようとしているにもかかわらず顔を苦痛を歪ませて口から少量の餡子を垂らしながら涙を流す我が子。
群れの中でも餡子の足りていない事で有名なまりさも、この状態が自分達の力ではどうにもならない異常事態だということが分かった。

「いいますぐぱちゅをよんでくるよ!!ゆっくりまっていてね!!!」

愛しい妻と我が子に背を向けると母まりさは巣から出て行く、焦りと恐怖で縺れる底部を叱りつけながらまりさは草原を駆ける。

一方巣の中に一匹になったありすは大声で叫びながら両目から涙をあふれさせていた。
赤ちゃんが苦しんでいる赤ちゃんが産めない赤ちゃんを助けられない、この三つがありすの頭の中をぐるぐる回って正常な思考を根こそぎ奪っていた。

「なんでぇ!!!なんでぇえぇええ!!!!!!」

ありすは大声で何かに向かって問いかけながら口から液状のカスタードを流す。
血走った眼で大声で泣き叫び声をあげ続ける母ありすとその体から顔を出し苦痛に呻き声をあげる赤ゆっくり、数分前までの幸せなゆっくりプレイスは地獄の様相を呈していた。
そしてその地獄には苦しむ亡者や罪人だけがいる場所ではない哀れな犠牲者をを責め嬲り苦しめる悪魔、虐待ゆっくりがいた。

虐待ゆっくりは母ありすの絶叫を楽しみながら姉の餡子を口にしていた。
歯で噛み裂いた傷口から尖らせた舌で餡子を掬いとっては口にする、餡子を食べるごとに体中に広がる異様な幸福感に虐待ゆっくりは戸惑っていた、生まれる前のゆっくりがまさかこんなに甘く味わい深いとは。
壊れかかった母ゆっくりのなんともいえない耳触りの良い悲鳴、抵抗することもかなわず徐々に体を削られていく赤ゆっくりの体の震えや温度の変化、俺は今最高の気分だ。
そんな虐待ゆっくりの視界が不意に歪み体中に激痛が走る、体がまるで動かず口からなにか温かいものが出て行く。
地獄に行く前にもう一口と虐待ゆっくりが伸ばした舌が赤ゆっくりに届く事はなくそのまま母ありすの体内で餡子をまき散らすことになった。

「やめでぇぇぇええ!!!!」

母ありすは絶叫しながら虐待ありすに体を齧られていた赤まりさを射出した、これ以上は赤ちゃんの体が持たないと判断してだ。
産道にいたまりさの妹がグチャと音を立てて潰れる音がする、勢いよく産道から飛び出た赤まりさは背中から餡子を流しながらもがいている。

「ゆびゅ!!ゆぁ…ぁぁ」

赤ちゃんをみんな元気に産みたかった赤ちゃんをまりさに受け止めてほしかった、赤ちゃんの舌ったらずなゆっくりしていってね!!に元気にゆっくりしていってね!!を返してあげたかった。
それなのに母ありすはたった一人で怖くて苦しい思いをして大けがをした赤ちゃんを産むためにもう一人の命を奪ってしまった。
そうして産んだ赤ちゃんも背中からぼたぼた餡子を流しながら呻いている、あれじゃもう助からない。

「ゆぁあぁが!!!!!うぅゆぇえあぁぁあああああ!!!!」

母ありすは口からカスタードとともに魂の断末魔を上げる。
体の中心に焼けるような痛みと絶望を感じながら母ありすは壊れた。

「ゆぁ…ゆぅ…」

赤まりさは背中に感じる焼き鏝を押し当てられたような灼熱の痛みを感じながら口から餡子を吐き出す。
産道から外の世界に出て行こうとするとき感じた背中の痛み、徐々に無くなっていく自分の大切な何かに苦しみながらもなんとか生まれる事が出来た。
もう一人の母の柔らかくて温かい体に受け止めてもらえると信じ硬い地面に体を叩きつけられる激痛を味わい、自分をお腹の中で育ててくれた母の嘆きと苦悩に満ちた叫び声を耳にしながら赤まりさは思う。
どうして喜んでくれないのと、体中に感じる苦しさに体を痙攣させながら赤まりさは口をぶるぶると震わせる、背中の焼けるような痛みとは対照的に赤まりさの体は冷えはじめていた。

「ゆぅ…ぅ」

最後に生まれる前にお母さん達に言ってすーりすーりしてもらおうと思っていた言葉を喋ろうとする。

「う…ゆぅ…」

思い出せない‥まりさはおかあさんになんて言いたかったんだろう?
赤まりさは急激に重くなってきた瞼を閉じるその瞬間までそのことを考えていた。



BYゆっくりな人




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最終更新:2008年11月22日 22:07
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