ゆっくりいじめ系1526 僕はこうして育ちました

注意
  • 過去作品『僕はこうして生まれました』の親子が登場
  • ドス登場
  • 死ぬゆっくり無し
  • 下ネタ有



父:会社員。ゆっくりをレイプすることに喜びを感じる生粋の変質者。きめぇ丸と子作りという生物史に喧嘩を売るという偉業を達成した救いようの無い男
 浮気性のため現在そのきめぇ丸とは別居中。年間ゆっくりレイプ数で世界記録を持っており未だ破られていない(というか誰もしない)。あとしょうもないことしか言わない
息子:学生。人間とゆっくりの間に生まれた子供。見た目は人間そのものだが、血に餡子が混じっていたり小麦と水で傷の治りが早まるなどゆっくり分を含んでいる
  胴つきのゆっくりと人間の見分けが出来ない、体の性質上ゆっくりに好かれやすいなど苦労が絶えない。男手一つで自分を育ててくれた父を尊敬はしているが…







「登山でよく『山を征服する』って言うだろ? つまり登山家を山レイパーと呼んでも…」
「良くないよ」
40リットルサイズのザックを背負い、その中に登山道具を一式詰め込んで二人は登山道を進んでいた
平日ということもあり他の登山者は見かけなかった
「僕は期末テストの代休だから良いとして、父さんは会社休んで良かったの?」
「最近は休日も出勤してたし有給も大分溜まっていたからな、休んだって誰も文句言わないさ」
本日は快晴。山の空気はどこまでも澄んでいて、気温も低すぎず高すぎずの絶好の登山日和だった
「父さんの登山道具は相当使い込んでるように見えるけど、学生時代に何かやってたの?」
「クラブに所属してたんだ。言って無かったか?」
「初耳だよ」
最近仕事の都合でお互いの時間が合わず同じ家で生活していながら中々話す機会がなかったため、今回父がこの登山を提案した
親子水入らずということで他の者は連れて来なかった


【危険!! 必ず一人ずつ渡って下さい】
そんな二人の前に長さ20mほどの吊り橋とそう書かれた看板が掛かっていた。10m下には渓流が流れている
所々縄が擦れていたり結びが緩んでおり、底に敷かれた板も薄く板同士の間隔も広かった
「これドリフのセットみたいに壊れること前提で作られたんじゃないか?」
「『一人ずつ渡れ』だって・・・」

「「・・・・・・・・・」」

無言のままお互いを見詰め合う
「実は父さん腱鞘炎で今はチョキしか出せないんだ…」
「・・・嘘だ、今朝から普通に使ってただろ」
「思い出してみろ。今日父さんは左手をメインで使っていた。家のドアノブを回した時も、切符を買った時も」
「あれ? そうだったっけ?」
心理戦。相手の腹を探り合い、裏の裏まで読もうと画策する


「「ジャンケンッ!!」」


恐る恐る慎重に。心許無い厚さの板の上を歩く息子
「ギシって! 底の板が今ギシっていった!!」
「ちょっ! 怖いこと言うな!! 父さんそういうのスンゴイ苦手だから!!」
息子が渡り終えそのしばらく後に父も渡る
「なんだ意外に丈夫に・・・・・ミチっって! 今ここの縄がミチっって鳴った!!」
「あ~~~~この板ささくれてる~~~~」
「うそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」

そんなこんなで親子二人無事に渡り終えた


「最悪だ、心拍数半端なく上昇した。帰りあの橋絶対に落ちるぞ。なぁ?」
「・・・・・」
どこか釈然としない様子の息子
「チョキしか出さないって・・・腱鞘炎だって…」
「どうして信じるからなぁそんな嘘。そのへん相変わらず餡子脳だぞ。今回の試験のそれなりに成績は良いのになんでだ?」
「僕が聞きたいよ」


山頂についた二人

「予定通り、丁度昼時だな」
腕時計で時間を確認してから、ザックを開けて昼食の準備をする
ガスボンベ、小型コンロ、鍋、飯ごう、まな板、ナイフ、食材、水の入ったペットボトルを地面に並べる
「お前はあんまり火に近づくなよ。焼きたてのクロワッサンみたいな香りがするから」
そして父の指示の下、二人で手際良く調理していく
「すごいね。相当経験積んだんだね」
父があまりにもその動作が手馴れていたいため思わず感嘆した
「こんな山なんてまだまだ序の口さ。険しい所じゃテントを張って天候が落ち着くまで3日4日ずっと篭ってることだって常さ」
「そうなんだ」

談笑しながら、出来上がった順に料理を食べていく

途中、父がぽつりと呟いた
「言っとくがこれからが本番だからな、まだ気を抜くなよ?」
「ここもう頂上だよ、山岳部はここから何かするの?」
彼が怪訝な顔をして尋ねると父も怪訝な顔をした
「山岳部? 父さんはそんな部には所属していないぞ」
「え? でも登山する部活なんて…」
「父さんは山ではなく、山や森に住むゆっくりを(性的な意味で)征服するクラブに所属していた。母さんとであったのもその活動を通してだな」
「だからなんで毎回そういう話にもってこうとするかなぁ? 途中まですごく父親らしかったのに」
今日一日で築いた尊敬が一気に崩壊した
「当時やんちゃな私は社会の型にはまるのが大嫌いだった、そして同好の士を募りこの部を立ち上げたんだ」
「立ち上げるな。しかも集えるな」
「だが共に酒を酌み交わした仲間も今じゃあみんな社会人だ。あれだけ息巻いていた父さんもサラリーマンという型にはまったつまらない人間になってしまった」
父は自嘲気味に笑った
「心配しなくても父さんは十分に人の道から外れてるから」
開いた口が開かないとモノの例えで言うが、彼は今それを体験した
「とにかくたらふく食って力を蓄えとくんだ。大自然を甘く見るなよ」
「レイプ目的で登山する人にだけは言われたくない」

食べ終え、一服してから父はザックのポケットから地図とコンパスを取り出す
「これからこの付近にあるゆっくりの巣に突入する。そしてゆっくりを心行くまでレイプしようと思います」
「・・・・」


それからしばらくして


「親子はぁ~~~ゆっくりに巣にぃ~~~~~到着したぁ~~~~(ナレーション風)」
「どこの滞在記だよ・・・しかもそのモノマネ全然似てないし」
二人の前には大きな洞窟があった
「言っとくけど、僕は父さんを止めるためについて来たんだからね。父さんに賛同してついて来たんじゃ絶対にないから」
(ツンデレ?)
「違う」
(心読んじゃったよこの子。もしかしてエスパー?)
「言いたいことが全部顔に出てるよ」

巣に入り口にはゆっくりれいむとまりさがいた。見張りだった
「第一村人発見(ナレーション風)」
「だから似てないから。いい加減にしないと怒るよ?」
「ゆゆっ! あなたたちだれ?」
「おまえらゆっくりできるのかだぜ?」
その反応からして二匹は人間を見たことが無いらしい。それほどまでにその場所は登山道から離れていた
「今日は君たちをレイプし・・・うごあ゛ぁ゛」
後ろから息子が父の股間を蹴り上げた。登山用の分厚い靴が容赦なくめりこむ
不自然な姿勢で前かがみになる父は森進一の動作にそっくりだった。余談だが、後にこの動きをマスターした父はその年の忘年会を大いに盛り上げることになる
倒れた父を無視して彼は二匹の前にしゃがみこむ
「騒がせてごめんね、僕達すぐに帰るから」
しかし二匹は彼を見た瞬間、目の色が変わった
「お、お、お、おにーさん!! れ、れいむと、れいむといっしょに!!」
「ぬけがけはゆるさないんだぜ!! このおにいさんはまりさのあいてをこれから!!」
二匹は恋する乙女の顔になっていた
「恐るべしゆっくりフェロモン。きっとお前はその二匹に魅了的な同種として見られてるんだろうな」
父が何事も無かったように立っていた
「そんな・・・潰すつもりで蹴ったのに」
「甘いな息子よ、ゆっくりをレイプする者は皆“こっかけ”を会得しているのだよ。いつゆっくりが股間に体当たりしてくるかわからんからな。てか潰す気かよ、弟か妹が欲しくないのか?」
「被害者は僕だけで十分だろ」
「ぷんぷんっ! れいむをむししないでね!!」
「まりさとしっぽりしたところにいこうだぜ!!」
二匹はまだ彼にアプローチをかけていた
「良いなぁ父さんもそれぐらいモテてみたいよ」
「そんなこと言ってないでなんとかしてよ!」
「しょうがないな」
父はまりさの方を面倒くさそうに掴み上げる
「なにするんだぜじじい!! いますぐにはなしてかれとすっきりさせろだぜ!!」
まりさを無視して息子の方を見る
「ゆっくりには的確な力で突くとしばらく行動不能になる部位がある」
彼に見えるようにまりさの体を指でなぞる
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛」
不自然な声を上げながらまりさは体を小刻みに震わせた
そのなぞる指がある一点でピタリと止まった
「それがこの“ツボ”だ」
言って、その部分に指を押し込んだ
「いぎぃぃぃ!!」
目を大きく見開き、だらしなく口を開けてまりさは失神した
「これならゆっくりを傷つけずに済むからな。お前もやってみろ」
「ええ、ああ・・・うん」
先ほどから鬱陶しく話しかけてくるれいむを持ち上げる
「ゆゆ~~~~~ん♪」
意中の相手に抱え上げられてれいむは上機嫌だった
「そのれいむのツボは右耳のスグ下だな」
「みんな同じ位置じゃないの?」
「場所には個体差がある」
彼は父に言われた場所に指を当てる
「ここかな?」
押してみた
「い゛ぐぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうううぅうぅぅぅぅぅぅっぅううううううぅぅぅぅぉうっぅぅっぅぅう!!!!!」
全身から砂糖水を発汗してれいむは気絶した
「このツボってまさか・・・」
「性感帯。またの名をGスポットという。一子相伝の秘技だ」
「げぇ…」
顔にかかった砂糖水を拭う。水あめのような粘り気がして少しだけ不快だった
「今日はお前にこれを会得してもらう。素晴らしきレイプライフにこの技は欠かせないぞ」
「全力でお断りします」
「これが使えたら今みたいにゆっくりに絡まれた時に便利だぞ?」

色々説得されてとりあえず教わることになった

先ほどの二匹を使い、その場で講義を始める
「熟練の一流整体師は患者の体を一目見ただけでそのツボがわかるという。これも同じ原理だ」
れいむのツボを指差す
「ある程度経験を積めばそのゆっくりをジっと見ていると、その点の位置がなんとなくわかるようになる。まぁお前なら5~6匹つつけば感覚は掴めるだろ」
「・・・・・」
突き刺さる息子の視線が痛い。すごく痛い。明らかに異常者を見る目だった
「帰ろうか、まず病院に行こう?」
「むぅ…しょうがないな」
父は大きく息を吸い込んだ
「みなさーーーん!! ここに素敵なゆっくりがいますよぉぉぉぉぉ!!」
巣の中にその声が反響してすぐに戻ってきた
「ゆ? なになに?」
「うるさいよっ! ゆっくりしずかにしてね!」
「だれかいるよ」
「あれがどすのいってたにんげん?」
声を聞きつけて、中から他のゆっくりがわらわらと集まってくる
そこで彼と目があう
「「「「ゆーーーーっ!!!」」」」
次の瞬間には、彼は巣のゆっくり達に取り囲まれていた
群がり足に頬をこすりつけられたため、彼は身動きが取れない
「これで嫌が上でも、お前はあの技を習得せざるを得なくなった」
突然踵を返して父は巣から出て行こうとする
「ちょっと、何処行くの!?」
「ドスを探してくる。巣の中にいないみたいだから・・・・か、勘違いしないでよね! 私はドスをレイプしたいのが目的で、あんたをドスから守るためなんかじゃ絶対にないんだからね!!(裏声)」
「いちいちウゼェよ!!」
「じゃ、父さんお前が出来る子だって信じてるから」
そう言い残して本当に行ってしまった
「その言葉は別の時に言って欲しかった・・・・・」
その場には彼と発情期真っ盛りのゆっくりの群れが残された

「おにーさん! れいむとけっこんしよう!!」
「あなたなんていうゆっくりなの!?」
「ありすのおっとに!!」
「むきゅーー!!」
「てんこをぶってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「すてきなかていをつくりたいんだねえ、わかるよぉ」

次から次へと質問と求婚の声が上がる
「うぐ・・・」
足を崩されて倒れてしまい、彼の体に十数匹のゆっくりが殺到していた
それは砂糖菓子に群がるアリのような状態だった
(まずい。重みで意識が朦朧としてきた)
この状況を打破するためには不服だが父の言う通りにするしかなかった
「というか点なんて見えるわけ…」
諦めかけたそのとき、目の前にいたちぇんの体に黒い点が薄っすらと浮かび上がってきた
目の錯覚かと思い大きく瞬きしたがその点は消えなかった。他のゆっくりにも同様にその点が見えて、皆それぞれ位置が違った
レイプ魔の人間とゆっくりの間に生まれた彼だからこそ見えるモノだった
「うわぁ。なんか見えてきたんですけど…」
見えた驚きよりも確実に人間離れしていく自分に絶望した
とりあえず潰されるわけにもいかないので、その点を押してみることにした




父は手ごろな大きさの石を見つけて、その上に腰掛けて休憩していた
「いるんだろ? 姿を見せたらどうだ?」
『よくわかったね。にんげんさん』
茂みの中から現れたのはドスまりさだった。食料を探しに出た帰りだった
「うおっ!? ドスが本当にいたよ!!」
『あてずっぽうでいったの?』
「まさか、私の股間レーダーはmaid in japanだ。精密製は世界規格をはるかに凌駕する」
ちなみにサイズも純日本製だった。日本の小型化技術を侮ってはならない
『おじさんなにもの?』
「こんにちは森進一です・・・・ごめん、嘘です、ゆっくりレイパーです。突然ですみませんがセフレになってください」






「いがぜでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! おながいだからてんこもみんなみたいにいがぜでぇぇぇぇぇぇぇ!! じらさないでぇぇぇぇぇぇ!!」
ゆっくりてんこの哀願が洞窟に響く
「ののしりながらすっきいさせてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「・・・・・・このM嬢がっ! いじめてもつまんないんだよ!!」
乱暴に眉間にあった点を突いた
「うちょうてんっ!!!!!!」
てんこは白目を剥いて痙攣した。口からは滝のように涎が流れる
「はぁ・・・」
彼の周りを見回してため息を吐いた
周囲には砂糖水まみれでアへ顔のまま気絶するゆっくりが散乱していた
「なんという酒池肉林」
そんな時、父が戻ってきた
「どう見たって地獄絵図だろ」
「ゆっくりレイパーの息子はレベルが上がって【Gスポット突き】を覚えた。テレテレッテッテー♪」
「うるせぇ!!」
「『このM嬢がっ! いじめてもつまんないんだよ!!』・・・・・・とか、チョーウケるんですけど~~~?」
二の腕で口を隠してクスクスと笑った
「てめぇ・・・」

『ゆゆ! みんなどうしたの!?』

父の後にドスまりさがいた
「ちょっ! なんでドスがいるんだよ!? 父さんが相手するんじゃないの!?」
「ムリ コイツ ヒグマ ヨリ ツヨイ」
「どうしてカタコト?」
『あれ? すにしらないこがいるよ』
すっきりの顔をした仲間達と手を砂糖水まみれにして立っている魅力的なゆっくり(ドスまりさにはそう見える)
その状態をみたドスまりさはここで何が起きたか瞬時に理解した
ドスまりさも他の仲間同様に彼に一目惚れしてしまった
『ま゛り゛さ゛もなかまにいれでええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!』
巨体にも係わらず、素早い動きで素敵な恋人候補に飛びついた
生命の危機を感じた彼は咄嗟に身を翻しドスの体当たりを捌き、肘によるゼロ距離打拳でドスまりさの点をついた。生存本能による反射的行動だった
「見事だ」
息子の成長ぶりに父は腕を組み満足気にうなずいた
「オラァ!!」
そしてドスに打拳を入れたときの反作用を利用して、壁にもたれて腕を組む父との間合いを一瞬で詰めその股間を再び蹴りあげた
「い゛の゛う゛っ!!」
今度は完全な不意打ちだったため父は防御不能だった
「ご、ごめん。なんかよくわかんないけど体が勝手に。多分日頃のうっぷんが…」
「すみませんご先祖様、日本の少子化問題にこれ以上貢献出来そうに・・・・・・・・ガク」
「父さーーーーーーーーーーん!!」
とりあえずここをさっさと離れようと、父に肩を貸して巣を出ようとする

『ま゛っ゛て゛よ゛う゛・・・・』

地獄の底から昇ってくるような低いうめき声が背後から聞こえた
起き上がったドスまりさがそこにいた
その目は充血し血走っていた

『ま゛り゛さ゛と・・・もっと・・・すっきりしようよ・・・』
粘菌のような緩やかな動きで彼に近づく
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
荷物を捨て、両手で父を支えながら全速力で走った
速度が上がり父の方がすごく辛そうな顔をしたが気にしてはいられなかった
ドスまりさも徐々に追いかける速度が上がってきた

しばらく走ると例の吊り橋が見えてきた。まりさはすぐそこまで迫っていた
流石に吊り橋の上までは追ってこないと考えて、危険を承知で二人で渡る
だが彼の一歩目で底板がいきなり割れた
「早っ! 割れるの早っ!!」
足場を失った彼は重心を失いそのまま橋の下に体が傾く
「急いだ結果がこれだよ!!」
ゆっくり特有の諦めのセリフを吐いた
だがその落下を阻止したのは父だった
「しっかりしろ!」
『ゆぎぎぎぎぎ・・・』
右手が彼の手を掴み、左手が後ろにいるドスまりさの髪を一房掴んでいた
ドスまりさも髪を引かれた痛みで正気に戻り、彼の救出に協力していた
父もドスも歯を全力で食いしばる
「ここそんなに高くないし川も深いから多分落ちても…」
「馬鹿なこと言うな!! お前水に弱いだろうが!!」
その顔は今までに息子には見せたことの無い、『必死』という言葉がぴったりな表情だった
「いくら父さんとドスでも、流石に持ち上がらないよ。このままじゃ二人まで」
「お前助けたら絶対に一発殴るからな!! お前にもしものことがあったら死んだ母さんに申し訳が立たないだろ!!」
「勝手に殺さないで下さい」

「 ? 」

絶対絶命の彼の前に一つの影が現れた
「どうも。あなたの母、きめぇ丸です」
空を飛ぶことの出来る彼女はニヒルに笑いながら彼の体にロープを巻きつけた
「とりあえずこれで大丈夫です」


その後、父、母、ドスの力により彼は無事に引き上げられた


彼は橋の前にぺたりと座り込んでいた。遅れてやって来た死の恐怖で彼は心を震わせていた
「お前はさっきまで生死の狭間にいたわけだが、お前に股間を蹴られた父さんも精子の狭間にいます。まあこんなこともあろうかと海外の精子バンクに6億預けてある私に死角は無いが」
(こういうこと言わなかったら素直に尊敬できるのに…)
だが不思議とその言葉で彼の心は平常を取り戻すことができた
「ところで、どうして母さんがここに?」
「これは異な事を、この登山は『親子水入らず』のはずですが?」
「お前を驚かせようと直前まで黙っていたんだが、私の手違いがあって頂上で合流できなかったんだ」
「お陰で探しましたよ。まあ最高のタイミングで出てこられたので良しとしましょう」
父が彼を洞窟に残して外に出たのはドスまりさが目的ではなく、きめぇ丸と合流するためだった(実際はドスの登場により叶わなかったが)
「まりさも助けてくれてありがとう」
『おっとをたすけるのはつまとしてとうぜんのことだよ』
顎を前に突っ張って「えっへん」という動作をした
「ははは“夫”だってさ、母さん」
「ふふふ“妻”だそうですよ」
「はははははははははは」「ふふふふふふふふふふ」
夫婦は顔を合わせて笑いあった
両者の額には青筋が浮かんでいた
「「貴様に息子はやらん!!」」
同時にドスまりさに蹴りを入れて川に突き落とした
『どぼぢでえええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・…』
声の終焉と共に大きな水柱が上がった
「なにするんだよ二人とも! あきらかにやりすぎだろ!?」
「心配ない、ここから少し流れると浅瀬だから彼女ならちゃんと戻ってこられる」
「息子を勝手に夫呼ばわりして、あまつさえ生命の危機にさらした奴にはちゃんと灸を据えて置かないと」
元々自分たちがここに来なければそんなことは無かったと反論しようと思ったが、この二人に何を言っても無駄だと思いやめた

「さて、荷物を取ってきてそろそろ下山しようか。母さんも今日ぐらいは家で食べていってもいいだろう? 久しぶりに家族が揃ったんだ」
「そうですね。お言葉に甘えましょう。今夜くらい夫婦のよりを戻しても」
「ああもう、なんで息子の前でそんな話するかなあ」

呆れたようにそう言ったが「家族が揃った」という言葉で彼の口元が微妙に緩んでいたのをこの夫婦は見逃さなかった





終わり











~おまけ~
注意
  • R-18
  • 残念な展開
  • 見ても後悔しないという決意が必要








「ふう」
自室に戻りベッドに腰を下ろして一息つく
今日は色々とあり疲れたが、その分楽しくもあった
洞窟であったことを思い出す
どのゆっくりも自分の指の一押しで絶頂を迎えた、次から次に「もっとして」と詰め寄ってきた
終わってからは正常に戻ったが、あの時はまるで何かに取り憑かれたように無我夢中だった
「あれ?」
考えていたら何故か下半身に血液が集まってきた
「テスト期間で最近あの子にも合ってなかったからなあ」
そんな言い訳がましい独り言を呟きベルトに手をかける
「そうやって自家発電ですか?」
「うわっ!! か、母さん…」
きめぇ丸が突然部屋に入ってきた
「な、なんのよう? せめてノックを」
「これは失礼、ただ息子の成長具合を確認しようかと」
彼の前まで来る
「どういう意味?」
屈み手を彼の膝の上に置く
「言った通りの意味です」
その手を彼の股間にスライドさせていく
「ん…ちょ、ちょっと」
「ズボン越しでも形がわかるほど膨張してますね。ゆっくりの手は滑々で人間よりもプニプニしてるから気持ちいいでしょう?」
ズボンの膨らみを執拗に撫でられる
「ふざけるのもいい加減に」
「ふざける? 私はいたって真面目ですよ?」
「あぐっ」
爪先で乱暴にひっかかれた
「駄目だよ僕ら親子じゃ…」
「半分ゆっくりのあなたが人間の道徳心を通す義理があるのですか? それに親子だから興奮するというもの」

手で擦るのを止めて、膝の上に向かい合う形で跨り彼の首に手を回す
首筋を舐めて彼を挑発する
膝の上で服越しにきめぇ丸の下着の感触がして、彼の劣情を嫌でも掻き立てた

「私は悔しかった」
僅かに彼女の声のトーンが下がったのを彼は敏感に感じ取った
「母さん?」
「あなたが大きくなるまで母親と名乗ることができなくて」
きめぇ丸は彼の耳元で囁く
「もしあなたが幼い時に自分が人間とゆっくりの間に生まれた存在だということを知ったら、きっと正常な精神でいられないと私たちは判断しました」
「だからずっと父さんだけが家に?」
「そうです。だから私はあなたに合うことが出来なかった。母親らしいことを何一つしてあげられなかった、いつも遠くから見守るだけで抱きしめることすら満足に…」
「僕、知ってるよ」
「?」
彼もきめぇ丸の背中に手を回した。抱き寄せるように自分の胸に彼女を招き込む
「赤ん坊のときの…すごく曖昧な記憶だけど、父さん以外の人に抱き締められた覚えがあるんだ」
二人の体がピッタリと密着する
「父さんの腕は固くてちょっとだけ嫌だったけど、その人の腕は柔らかくて温かくて。その時僕は「ああこの人が僕の母さんなんだ」って思ったんだ」
「まさかそんな・・・・・・覚えていてくれたなんて」
「当然じゃないか、あなたは僕の母さんなんだから」
「親はいなくともやはり子は育つのですね」
彼女が顔を埋める彼の胸は涙でほんのり湿っていた

無言のままただ抱き合う
それは数秒だったのか、数分だったのか二人にはわからない
だが二人の間に出来ていた溝を埋めて平らにしていくのには十分な時間だった
「親子の時間はここまでです。ここから先は…」
それ以上は言わなかった
言わなくてもお互いにわかっていた
彼は彼女に首筋に優しく口付けしたあと、服のボタンに手をかけて一つずつ丁寧に









「こんな感じでどうだろうか?」
「むきゅうー! とってもはいとくてきで、かんのうてきだわ!! それと『こんなおばさんにこうふんするなんて』というせりふもいれたほうがいいわ」
「この後は、ゆっくりフェロモンで一儲けしようとした企業が、そのフェロモンの持ち主である息子を拉致って無理矢理精液を搾り取ろうとする怒涛の展開に…」


「山から帰ってくるなり、なにをやってるんですかあの二人は?」
「さぁ…」







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最終更新:2008年11月17日 16:00
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