ゆっくりれみりゃ系いじめ63 帽子のないれみりゃ

いきなりだが今日のターゲットはれみりゃ。冬に食べたいゆっくりナンバー1である。
さっそく目標の場所へ向っていった。事前に下調べしてあるのですぐ着いた。

月の光が照らす開けた広場。木々の伐採した跡地であるそこが、れみりゃたちの社交場である。夏のこの時期は基本的に毎日集まっているようだ。
「「「「れみ☆りあ☆うー!」」」」
「う-!すばらしいだんすだどぉ~♪でもちょっとつかれたどぉ~♪さくやー!ぷでぃんー!」
「う~♪みゃんみゃ~だっこぉ~だっこぉ~♪」
ざっと30匹ぐらいだろうか。れみりゃの集団がダンスを踊ったり他のゆっくりを食していた。
おそらくこの辺りの全てのれみりゃが集まったのだろう。
予想以上に多かったが足りるかな・・・うん大丈夫だ。

俺は木の蔭からそっとれみりゃたちの前に出た。俺に気づいたれみりゃ達はこちらへ近寄ってくる。
「う~?ぐどんなにんげんがでてきたどぉ~♪」
「がおー!たーべちゃーうぞー!」
「ぷでぃんをもってきたらこころのひろいれみりゃはゆるしてあげるどぉ~♪」
「みゃみゃにさからうとたべられちゃうぞー♪」
予想通り餌をねだってきた。俺は持っていた袋を開けると、そこからクッキーを一個一個れみりゃにあげていった。
「おいしいどぉ~♪にんげんにしてはなかなかだどぉ~♪もっとたくさんもってくるんだどぉー♪」
そんな事を言いながら食していくれみりゃ達。食事が始まり数分ほど経っただろうか。れみりゃ達は突然倒れ出した。
「う・・・ねむいんだどぉ・・・おねむだ・・・どぉ・・・」
全員が寝たのを確認すると、俺は30匹のうち15匹の帽子を回収した。そしてとりあえず帰宅することにした



夜明けも近くなりれみりゃ達は目を覚ました。そして目を覚ましてすぐに頭の異変に気づいた。
「うー!れみりゃのえれがんとなぼうしがないどぉー!」
「れみりゃのぼうじがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!どうじでないどぉーーー!!!!」
「みゃんみゃー!れみぃえれがんとじゃなくなったどぉー!!!いやだどー!」
帽子を失くした15匹は大混乱であった。
その様子を見た、他の15匹がれみりゃたちの肩を叩く。その顔は天使のような笑顔である
「だいじょうぶだどぉ~れみりゃたちはえれがんとだどぉ~♪」
「かわいいれみりゃにわるいこなんていないどぉ」
「ぼうしがなくてもふつくしいどぉ~」
「いっしょにさがすんだどぉ~♪」
などと励まし始めた。それを聞いたれみりゃ達は涙目で抱きつく。
「ありがどぉー!!!!えれがんとなおぜうさまをともだちにもって、れみりゃしあわせだどぉー!!!」
ワンワン泣き始めた。


その様子を遠くから眺めていた俺は思わず舌打ちをしてしまった。
ゆっくりは飾りのない同族に対しては『ゆっくりできない子』として殺すのさえ辞さない。しかしれみりゃには何故かその法則が通じないのだ。
こうなったら実験するしかないだろう。常識的に考えて・・・
俺はさっそく家に帰って実験の準備に取り掛かった。仕事?自営業だし今日は休みにする。



そうしてまた夜が来た。俺は荷物を持ってあの場所へ向かう。茂みで待機していると案の定れみりゃたちはやってきた。
「みつからなかったどぉ・・・なんでだどぉ・・・」
「うー!きにしちゃだめなんだどぉ~♪きっとみつかるどぉ~♪」
「このあまあまでもたべてげんきだすどぉ~♪」
森にはれみりゃ達の会話と「いぎゃいよ!!!でいぶをだべないでええええ!!!!」
というゆっくり達の悲痛な叫び声が響き渡っていた。
俺は昨日と同じように目の前に飛び出した。するとれみりゃ達は昨日と全く同じように近づいてくる。
「う~!きのうのにんげんだどぉ~♪」
「きょうもあまあまをよこすんだどぉ~♪」
どうやら警戒していないようだ。普通に考えれば帽子泥棒は俺だと気づきそうなものなのだが。
さて、ここからは昨日と同じ展開なので端折らせて頂こう。眠らせた後に残りの15匹の帽子を袋に入れておく。
昨日と違う点と言えば、そこから帽子を一個だけ手に取り、れみりゃ達を無理やり起こしたぐらいだろう。

「ううー!なにするどぉー!れみりゃをおこすなんてぶれい・・・うー!!!!えれがんとなぼうじがぁあああ!!!」
「うー!がえぜえええ!!!!れみりゃのぼうじがえぜええええ!!!!」
慌てふためいてるれみりゃ達へ、追いうちをかけた。
「一個だけ帽子を拾ったよ。でも誰のか分からないからとりあえず僕が持ってるよ。持ち主はゆっくり手をあげてね!」


れみりゃ達からはガヤガヤと声が聞こえる。しかし一匹の子れみりゃがその空気を壊した。
子れみりゃが手をあげようとした。しかしそれは親れみりゃに突き飛ばされてあえなく失敗。
「なにずるんだどぉお゛!!!」
声をあげて叫ぶ子れみりゃ。対して親れみりゃはというと
「うるざいどぉー!あれはれみりゃのぼうじだどぉー!ぶざいぐなこのものじゃないどぉー!」
「み゛ゃんみ゛ゃーー!!!れみりゃぶざいぐじゃないどぉー!えれがんとな・・・」
「うるさいどぉー!!!ぼうしのないこはえれがんとじゃないどぉー!!!ゆっくりしぬどぉー!!」
そして子れみりゃの羽を食いちぎる親れみりゃ
「いっだいいいいいい!!!!!みゃんびゃごべんなざいでびりゃはぶざいぐなぶだでずう゛う゛う゛!!!!」
「ぶざいぐなぶだはだべられるどぉー!!!」
あ~あついに食っちまったよ我が子を。周りのゆっくりもそれぞれ大喧嘩を始めたようだ。
「あれはれみりゃのぼうじー!かざりのないぶざいぐはしぬんだどぉ~」
「うー!うー!ぶざいぐだがらやさしくしてあげたんだどぉ~♪かんちがいするなどぉ~♪」
「れみりゃのかりすまにかんしゃしないなんてさいていだどぉー!!!」

ん?つまりアレか?こいつらは同情で帽子なしのれみりゃに優しくしてたと思ったが。
実は自分より劣ったれみりゃを見て憐れんだだけなのか?
女の子が自分より不細工な子に対してやたら「え?わたし不細工だって?○○ちゃんぜんぜんそんなことないよ~。かわいいじゃん!目がぱっちりしてるしさ~」
とか言う話だったのかこれ。うわ感動して損した。

こうして俺はちょっとしたショックを受けている間に、どうやら決着がついたようだ。
生き残ったのは、最初に子を殺したれみりゃ。
「ううう・・・おにさーん。それはれみりゃのぼうしだどぉ~」
ヨロヨロのまま手をあげたれみりゃ。羽もボロボロだが一日もすれば回復するだろう。俺は約束通り、れみりゃに帽子を返してあげた。
「れみ☆りあ☆うー!えれがんとなおぜうさまだどぉ・・・・?」
帽子を取り戻してやっと冷静になれたのか。辺りを見回したれみりゃはこの肉まんだらけの広場に気づいた。
「なんでみんなしんでるどぉー!!!!うー!れみりゃのあがちゃん・・・あがちゃぁああああああんんん!!!!しっかりするどぉおおおお!!!」
無残な姿になった我が子を抱いて泣いているれみりゃ。いやアンタが半分ほど食ったんですけどね。
そして今思うに、その帽子はその子の帽子じゃなかのか?別にいいけど。

こうして俺はまた一つゆっくりの真実を知ったのだった。
おそらく人生を生きるにおいて無駄な知識ではあるが。
最後にれみりゃの目の前に持っていた帽子を全て置いて行った。

「うー?なんでぼうじがこんなにあるんだどぉー・・・・う!ううう・・・ごべんなざいだどぉおおおおおおお!!!!!
あがしゃんゆるじでだどぉおおおおおお!!!!」
己の過ちに気付いたのか。まあ鼻孔を擽る肉の香りに釣られてふらんがやって来たようなので、その声もじきに止むだろう。
俺は夜の森を後にした。




【あとがき】
一部スレの内容を使わせていただきました。
勢いで書いたので見づらい部分が多々あるかもしれません

過去作
悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1
悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2
悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3
お兄さんとドスれいむ
鬼意屋敷殺人事件
どすの加工所
幻想樹の迷宮
幻想樹の迷宮Ⅱ
徹夜でゆっくりしようぜ!
徹夜でゆっくりしようぜ!2
地震
ゆーうーかい
ゆーうーかい 解決編
ゆーうーかい番外編 ~ゆっくりプレイス~
ゆっくりパニック
れみりゃをむーしゃむしゃー


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最終更新:2022年01月31日 02:11
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