ゆっくりいじめ系267 愛の劇場 -背徳の饅頭-

愛の劇場 -背徳の饅頭-



ペットを飼うときに"一匹だと可哀想だから二匹飼う"なんてしない方が良い。
二匹だと遊び相手がそばにいるので飼い主を単なる家に置いてくれる人、食事を用意してくれる人としか見なくなるから。
俺もそんな訳で後悔していた。



始まりは家のすぐ近くに住み着いたれいむを見つけたことだった。
ちょうど一人暮らしで寂しくしていた俺は、ペットとして家に迎え入れた。
本当はれいむだけを飼いたかった。
しかし一匹だけだと俺が仕事に行っている間つまらないだろうと思い、ちょうどその時近くにいたまりさをペットに迎え入れた。


最初は退屈しなかった。
ゆっくりは人の言葉を理解して話すことも出来るので家は賑やかになった。

朝は二匹の
「「ゆっくりしていってね!!」」
で目を覚ます。

出かけるときは
「「ゆっくり気を付けてね!!」」
で気持ちよく出かけることが出来た。

帰ってくれば
「「おかえりなさい!! おなかすいたよ!!」」
と元気に出迎えてくれる。

そして寝るときは
「「ゆっくり寝ていってね!!」」
と挨拶してくれた。

それに二匹が複数ある部屋をぴょんぴょんと行ったり来たりと気ままに飛び跳ねる姿で和めるし、
「おにいさんこれなにー?」と、家にある色んなものを興味深げに聞いてくる姿はとても可愛い。
れいむだけを飼いたいと最初に思っていたが、まりさも一緒に飼って正解だった。

と言っても二匹はまだ若いゆっくり、隠れて食糧をあさったり悪戯をしたりもした。
でもちゃんと注意すれば
「ゆっくりりかいしたよ!」
「おにーさんごめんね!」
とちゃんと理解してくれた。




数日経って俺と二匹の間に距離があることに気が付いた。
いや、実は元からそうだったのかも知れないがここ数日はそれが顕著だ。

二匹が俺に話しかけるのは、
朝の「「ゆっくりしていってね!!」」
夜の「「ゆっくり寝ていってね!!」」
後は「おなかがすいたよ!!」
ぐらいだった。

出かける時も帰ってきた時も二匹で遊んでいてこちらには目も向けなくなっていた。
いや、帰ってきたときは
「おなかがすいたよ! ゆっくりしょくじをよういしてね!」
ぐらいなら言うときもある。

俺から何か話しかけても一言二言返事を返すだけで、すぐさま二匹で遊びだす。
しつこく話しかけても二匹で遊びたいようで会話がちょっと途切れると俺から離れて遊びだす。

二匹が人語をしゃべらなかったらまだ良かったかもしれない。
俺の理解できる言葉で、おなかがへった等の最低限のことしか話しかけてこないのが苦痛で寂しくなった。
それでも二匹のゆっくりしている姿が可愛く癒されるのでまだ我慢できた。





だが俺は見てしまった。

それは出勤途中のことだ。
外の世界から幻想入りして来た本を写本しているのだが、その仕事で使う本を家に忘れてしまった。
幸い家に近い場所で気づいたので家に戻ることにした。

家の前に着いた時、家の中からゆっくり達の声が聞こえた。
なんだろう、と家の縁側に回って穴のあいた障子から中を覗く。

「ゆっゆっゆっゆ、かわいいぜれいむぅ!」
「まっまっまりさぁ♪ まりささいこうだよぉ♪」
そこには発情した様子で体を擦りつけ合うペット達の姿があった。
その表情はとても幸せそうで、俺はそんな顔を見たことがなかった。

「ゆゆゆゆゆゆゆぅ♪ ゆっくりすっきりしようねぇ♪」
「うん! れいむもうがまんできないよぉ♪」
「れいむぅ!」「まりさぁ!」
二匹とも絶頂に向けて動きが激しくなる。
汗にしては粘性のある液を撒き散らしながらお互いの体を擦りつける。
そして…

「「すっきりーーー!!」」

すっきりした。
あんな清々しい顔も見たことがない。
お風呂で体を綺麗にしてやったときだってあそこまですっきりしていなかった。

「すっきりできたねー」
「ゆっくりきもちよかったよ!」
事を終えた二匹は体を擦り寄せたまま余韻に浸る。
二匹に漂う雰囲気はまさに恋人同士のそれだった。

もしかしたら言わないだけで二匹きりになりたかったのかも知れない。
そして俺が出かけた後はいつもこうして愛し合っていたのだろう。

「おにいさんがいないとすっきりできていいね」
とまりさは言う。
「ゆ! そんなこといったらだめだよまりさ! おにいさんがいてくれるからゆっくりできるよ!」
「ゆぅ、わかってるよれいむ! でもふたりでいるときがいちばんしあわせー!」
「れ、れいむもだよ…まりさといっしょがしあわせだよ!」
「れいむ、もうすこしおおきくなったらこどもつくろーね!」
「ゅゅ…ぅん……」
真っ赤になって俯くれいむ。まりさはそんなれいむを愛おしそうに見ていた。

そんな様子を見ていた俺は嫉妬していた。
仲良さそうな二匹に。
そしてまた俺は怒りも感じていた。
俺の事を宿と料理を用意してくれるお兄さんとしか思っていない節のある二匹に。

本当はれいむだけ飼いたかったのに。
一匹だけじゃ可哀想だからとまりさも飼った結果がこれだよ。


…いや、まだ遅くないはずだ。
明日から、いや今日からしばらく仕事を休もう。
そしてれいむをまりさから取り返すんだ。

しかし方法が大事だな。
力で奪ってもれいむは俺に心を開かないだろうし、何よりスマートじゃない。
そういえば前に読んだ外来の本に面白い話があったな。
早速試したいがその本は職場だ。
休む旨を伝えるついでに本を取ってくるとしよう。

未だに愛を確かめ合ってる二匹を尻目に俺は職場へと向かった。





「ただいまー」
「ゆ!?」
いつもよりずっと早く帰って来た俺に驚く声が聞こえた。

まりさが慌てて玄関へと飛び跳ねてくる。
「どうしたのおにいさん! おしごとは!?」
まりさ一匹だけ来たのはれいむが先ほどの情事の後を隠してるからか。
珍しく出迎えて話しかけてくるのも時間稼ぎだろうか。

「ああ、今日は仕事終わりだ。それとこれから一週間ばかり休みだ」
「そ、そうなんだ! じゃあいっしゅうかんさんにんでゆっくりできるね!」
満身の笑みとは程遠い笑顔を浮かべて喜ぶ振りをするまりさ。

「ゆ? おにいさんいっしゅうかんやすみ?」
れいむが奥の間から出てきた。
「そうだよ。しばらく三人でゆっくりしような」
「うん! ゆっくりしようね!」
れいむは普通に嬉しそうだった。




俺は計画のため、まずはれいむと二人きりになる必要があった。
そのために二匹には家事を手伝ってもらうことにした。
もちろん、れいむとまりさを一時的に離れ離れにするためであって家事の出来など期待していないが。

二匹にこのことを話すと最初は「ゆっくりあそびたいよ!」と嫌がった。
しかし簡単な仕事であること、がんばったら食事にデザートを付けてあげることを約束したら渋々承諾してくれた。


「じゃあ、まりさは庭の掃除を頼むね。雑草を抜いて一か所にまとめておいてね」
まりさには今まで手入れせずに雑草の林となった家の庭を掃除してもらうことにした。

「ゆ! ざっそうおおすぎるよ! むりだよ!」
「時間はあるからゆっくりやっていいよ」
「ゆぅ…わかった。れいむがんばろうね!」

れいむと一緒に仕事するつもりらしい。
そういえばそれぞれ別の仕事をやってもらうって伝えるのを忘れてた。
俺はれいむを抱えるとその旨を伝える。

「れいむはこっちだ。別の事をしてもらう」
「まりさはれいむといっしょがいいよ!」
「れいむもふたりでおしごとしたいよ!」
「悪いけどやってほしいことが多いんだ。可愛い二人は分かってくれるよな?」

「わかったよ! ゆっくりがんばるね!」
と可愛いと言われて嬉しいれいむは快諾してくれた。
「ゆ、しょうがないね! ゆっくりざっそうむしりするよ!」
まりさも嬉しかったのかとりあえず仕事をやってくれるようだ。

「じゃあゆっくりがんばってね。お夕飯の頃には呼びにくるからね」
まりさにそう言い残すとれいむを連れて俺の寝室へと向かった。




俺の寝室に着くとれいむは不思議そうに聞いてくる。
「ここはおにいさんのへやだよ? ここでなにをするの??」
「ちょっと待ってね」
れいむを畳の上に置いて、俺は部屋の襖を閉める。
「ゆゆ? なんでしめるの??」
「それはね。こうするためだよ」

俺はスイカぐらいの大きさのれいむを両手で捕まえる。
「ゆ?」
「可愛いよれいむ。だからおにいさんと一緒に遊ぼうな」
そう言って俺はれいむを細かく揺らし始めた。

「ゆゆゆゆゆっ! お、おにいさんなにしてるの…!!」
「何って分かるだろ? お兄さんがすっきりさせてあげるよ」
「だだ、だめだよ! すっきりはまりさとだけなの!!」
「そんな悲しいこ言うなよ。こんなに愛してるのに」
「ゆぅぅ…」
突然の告白にれいむは顔を真っ赤にする。
まあ、愛してると言っても"ペットとして"なのだが。

「おにいさんやっぱだめだよぉ! れいむはまりさがっ、まりさが…ゅゅんっ」
まりさが好き。そんな事を言おうとしたので振動を激しくするとれいむは甘い声で鳴いた。
「どうした? 気持ちよかったのか?」
「そ、そんなことない…よぉ。あっうぅ、ゆっくりやめてぇ…」
「でもやめてほしくないって顔に書いてあるよ?」
「かいて、ないよぉ…だから、まりさぁ……」

尚もまりさの事を呼ぶので少しイラっとした俺は黙り、一定のリズムでれいむに振動を与え続けた。
「ゆふっ…ゆっ、んっ、んんん…」
自分の気持ちよくなっている声を押し殺そうとするれいむだったが、振動に耐えきれず喘ぎ声を隠せずにいた。
口の端からは涎がだらしなく垂れ、顔は紅潮し、瞳も焦点があっていない。

ここまでに5分も経っていない。
これ程れいむが感じやすいのはまりさが開発したからだろうか。
そう考えるとまりさに対して怒りが湧いてきた。

俺は怒りをぶつけるようにれいむを激しく振動させる。
「んゆっ!? ゆ、ゆ、ゆゆゆゆゆゆぅぅぅ~~~!!!」
強制すっきりさせる俺の乱暴な攻めに充分に昂っていたれいむは一気に昇りつめていく。
「ゆゆゆゆぅぅ!! だめっ、おにいさんっ!! れいむ、すっきり…すっきりしちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!」

そしてれいむはまりさによってではなく、俺の手によってすっきりさせられた。



「おにいさんひどいよ…どうしてこんなことしたの」
「言っただろ? 愛してるからだよ」
「で、でもれいむにはまりさが…」
「まだ言うのか。まりさの事なんて忘れさせてやるよ」
「ゆうううぅ…まりさあぁぁ…」
れいむは泣き出してしまった。
仕方ない。最初だし今日はこれぐらいにしてやるか。


その後ほとんど仕事の進んでなかったまりさを切り上げさせて家でゆっくりすることにした。
「れいむ! ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね…」
「ゆぅ? れいむどうしたの?」
まりさは沈んだ様子のれいむを見て心配する。
「ううん、なんでもないよまりさ。なんでも…ないよ」
幾ら素直なれいむでも愛するまりさの前で本当のことを言えるはずもない。
かといって嘘をつくほど器用でもないので助け船を出してやる。
「れいむはちょっと疲れちゃったんだよな」
「おにいさん! れいむをつかれさせるなんてだめだよ!」
「ああ、ごめんごめん。明日は簡単な仕事にするからな」
「ゆっくりはんせいしてね!」

その後まりさは疲れているれいむを遊びに誘う訳にもいかず、つまらなさそうにしていた。
日が暮れるとすぐに二匹とも眠りについた。









二日目。
俺は昨日と同じく、まりさに庭掃除をまかせるとれいむを部屋へと連れ出した。
れいむはまりさに心配かけまいと表面上は明るくしていたが、俺と二人きりになると途端に黙り込んだ。
嫌われたものだ。
だがそれも少しの辛抱だ。


「お、おにいさんゆっくりはなしてね…!」
「今日もすっきりしようなれいむ。まりさよりずっと気持ちよくしてやるよ」
そして今日も始まる俺とれいむのすっきりタイム。

「どうだ? 早いのがいいのか? それともゆっくり揺らされるのがいいのか?」
「ゆっうぅ…やめて、やめてよぉ…! ゆっくりはなしてよぉ…」
「じゃあまりさと比べてどっちがすっきりできる?」
「ま、まりさぁ…まりさがいいよぉ…!」
まりさなら調子よく「おにいさんだよ」と言ったかも知れないが、れいむは愚かなほど素直だった。
「まぁ、そこが可愛いんだけど」
「ゅっ?」
おっと、思わず言葉に出しちゃったか。俺自重。
「なんでもないよっと!!」
「ゆむぐぅっ!? ゆ、ゆうぅ~…」

俺はれいむの柔らかい頬をこねくり回しただけである。
だがれいむは急に大人しくなった。
(ゆっくり責められるのが好みか)

「ゆぅ、ゆー…ゆうぅぅ……」
ゆっくり同士の愛撫に近い感覚なのかもな。
れいむは先ほどまでとは一転して大人しく俺の愛撫を受け入れる。
「れいむ、気持ちよさそうだな」
「ゆぅ~、きもちい…くないよぉ…」
「素直に言いなよ。どうせここには俺とれいむしかいないんだから」
「ゆぅ…」

素直にならないので少し激しめに、たぷたぷと頬を揺らせるとれいむはさらに蕩けていく。
「ゆっゆっゆぅぅ。ゆーゆー♪」
(昂ってきたか? このままもっと感じさせてやるよ)

れいむの体は快楽に痺れ、俺の手に体をまかせてくる。
意味のある言葉はしゃべらず、心地良さそうな鳴き声をあげるばかりだ。
「ゆっゆっゆっゆ…ゆゆゆゆゆ…!」
「そろそろすっきりしそうか?」
「し、しそうだよぉ♪」
「そうか気持ちいいんだな?」
「きもちいいよぉぉ…」
「まりさよりも良いんだな?」
「…! ま、まりさぁぁ…」
まりさの顔を思い浮かべたのか瞳に光が戻るれいむ。
しかし尚も続く俺の愛撫に再びトロンと蕩けた。

「どうなんだ? まりさより気持ちいいか?」
「きもち、いい、よぉ…!」
「ちゃんと言ってね。誰より気持ちいいのか。言わないとすっきりさせないよ」
「ま、まりさ! まりさよりきもちいいよぉぉぉ♪」
「ベネ! よく言ったれいむ。素直な子はすっきりさせてあげるよ」

ラストスパートとばかりに俺はれいむを抱えて激しく揺さぶる。
「んほおおぉぉぉぉぉぉぉぉ♪」
今までで一番のオーガズムを味わうれいむはまさにヘブン状態だった。
涙を流し、涎を垂れ流し、全身からは粘り気のある汗を噴き出してそのまま気絶してしまった。




れいむは夢を見ていた。
広々とした草原でまりさとゆっくり遊ぶ夢を。
しかしまりさの顔は白い靄がかかってよく見えなかった。
そしていつの間にかれいむはお兄さんに抱えられていた。
おにいさんのだっこ、あったかいな。
そんな事を考えながら夢の中でれいむは眠りについた。





気絶したれいむが目を覚ました。
「ゆ、ゆぅ…? なんでおうちにいるの?」
訳の分からないことを言う。外で遊んでる夢を見てたのだろうか。

「おはようれいむ。すっきりして寝ちゃったみたいだね」
「ゆぅ、はずかしいからゆっくりいわないでね!」
れいむは顔を染めてツンッとそっぽを向く。
「また明日も二人ですっきりしような」
「すっきりしようね!」
今度はやけに素直だった。

おかしい。気絶するほどイったせいでおかしくなったのか?
元々ゆっくりは性欲と食欲が強いからその欲をより満たしてくれる相手になびくのかな。うーむ。
しかし俺にとっては都合がいい。
深く考えずラッキーとして受け取るとしよう。




その日の夕方にまりさを家へと入れた時もれいむの反応は違った。
「れいむ、ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
と、挨拶は普通だ。

しかし、
「ゆっくりあそぼうね!」
とまりさはれいむを誘うと一緒に遊びだす。
なのだが、れいむは時折俺の方を気にしているようだ。

俺、というよりも俺の手を見てるのか?
なるほど昼間のすっきりが相当気に入ったみたいだな。
これは思ったより早くれいむを俺のものにできそうだ。


結局まりさはれいむが遊びに集中せず俺の方を気にしているのを察したのか今日もつまらなさそうにしていた。










三日目。
まりさをいつものように庭に放してれいむと二人きりになる。
「今日もゆっくりさせてね!!」
部屋に入るとれいむは早速おねだりしてきた。
昨日とは別ゆっくりのようだ。

なので俺は心の中で(いいですとも!)と答えると、
昨日と同じように頬をこねくり回し始める。

やはり頬をこねられるのが好きらしく、れいむはすぐに体の力を抜いて俺に身を任せて快楽に浸っていた。
せっかくなので今日はイく寸前で愛撫を止めて、焦らしに焦らした後にすっきりさせてやることにした。


「ゆっゆっ、ゆゆゆゆゆゆ……ゆ?」
達する寸前で攻め手を止める。
するとれいむはイきたいので俺におねだりしてくる。
「な、なんでとめるのぉ? は、はやくゆっくりしてえぇぇ…」
俺の手に必死で体を擦りつけるが、その程度では俺の与える快感にはまるで及ばず物足りない。
「おにいさぁん…れいむを、れいむをゆっくりさせてよぉぉ」
しかし俺はニヤニヤとれいむを眺めるだけで何もしない。

「ゆ…うぅ…」
れいむの熱が冷めてきたかな、という所で再び俺は責め始める。
「ゆぅっん♪ お、おにいさんうれしいよ! れいむうれしいよぉぉ…!」
待ちわびた快感をその身に受けて悦びを露わにするが、またすぐにイきそうになるので止める。
「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!! と、とめないでえぇぇぇぇ!!」


何度か寸止めを繰り返すとれいむは息も絶え絶えに、
「ゆくっ、おね、が、い…ずっぎ、りざぜ、でぇぇ…」
これ以上やると狂って死ぬんじゃないかと心配になってきたのでイかせてやることにする。

激しくれいむをシェイクするとれいむはすぐに達した。
見るに堪えないアヘ顔で何度も何度も体を痙攣させてイき続ける。
何度か気絶したようだが、我慢しただけすっきりした時の快感はすざましいようで、続く絶頂ですぐに目を覚ました。

最終的に餡子をちょっと吐き出してしまったので流石に焦ってしまったが。


30分ぐらい経ってようやくれいむは落ち着いたようだが、ずっと俺に体を擦りつけてくる。
それはそう、つい数日前にまりさに対してやっていたように。



夕方までれいむを何度かすっきりさせた後、まりさに仕事の終わりを告げて家に入れてあげる。
庭を見ると、大分雑草除去が進んだようだった。
ここ二日れいむとまともに遊べず、日中は庭で一人きりだったのだからずいぶんストレスを溜めていたんだろうな。
雑草をむしってストレス発散するまりさを思い浮かべると気分が良かった。

今夜は二匹とも食事を食べた後すぐ寝てしまった。
れいむはすっきりしすぎて疲れたのだろう。
まりさは言うまでもなく肉体労働で疲れていたからな。

俺は二匹が寝たことを確認すると本を読み始めた。
れいむとまりさの情事を目撃した日に職場から持ってきた本で、宅配の兄ちゃんが人妻を寝取る話だ。
これまでの行動もこの本を参考にしていた。

まぁ寝取る相手が頭の悪いゆっくりなのでこの本ほど回りくどくしたり、ハードにしたりする必要はないのだが。












四日目。
夜遅くまで読書をしていた俺は、何度目かの「ゆっくりしていってね!!」でようやく目を覚ました。

今日も今日で、昼過ぎになったらまりさを庭に放して仕事をさせる。
しかしその前にまりさに話があるからとれいむを先に俺の部屋へ行かせた。
「わかったよ! おにいさんをゆっくりまってるね!」
と、れいむは素直に跳ねていった。

れいむを見届けるとまりさに話しかける。
「まりさ、今日は仕事は少しでいいぞ」
「ゆ?」
「ただし少し仕事したら俺の部屋に来てね」
「おにいさんの部屋に? それよりれいむとゆっくりしたいよ!」
ちなみにまりさはれいむの仕事場が俺の部屋とは知らない。

「れいむも部屋に呼ぶから安心してくれ」
「ならゆっくりおにいさんのへやにいくよ!」
「こらこら、仕事を少しやったらだ」
すぐさま俺の部屋に行こうとするまりさを止める。

「すこしならあしたすこしおおくやればいいよ! おにいさんばかなの??」
「馬鹿はまりさだよ。れいむは今、まりさのために部屋で準備してるんだよ」
「そうなの? ならゆっくりしてからいくよ!!」
適当な事を言ったが、まりさは納得したようだ。

「じゃあここからここまで草むしりしたら俺の部屋まで来いよ」
「ゆっくりがんばるよ!!」
久々にれいむとゆっくり遊べると張り切るまりさの声を背に、れいむの待つ部屋へと向かった。



「おにいさんまってたよ! きょうもすっきりしようね!!」
れいむは俺が来るなり自分からすっきりしようと言いだしてきた。
完全にデレモードだ。
「あぁ、たくさんすっきりさせてやるよ」
俺はれいむを抱えるとまずは優しく撫で始めた。
「ゆぅぅ…すっきり、させてね…」



まりさはゆっくりしないで頑張った結果、5分程度で今日の草むしりを終えた。
「ゆっくりおわったよ! れいむまっててね!」
まりさは意気揚揚とおうちの中へ戻る。

そうだ、せっかくだかられいむをびっくりさせてやろう。
そして驚いたれいむをよしよしと頬を擦り合わせてやるのだ。
顔を真っ赤にして俯くれいむを想像してまりさは思わずニヤケ顔になってしまう。
(れいむ! きょうはいっぱいゆっくりしようね!)
(おにいさんにはわるいけどじゃまだからどこかにいってもらってふたりですっきりしようね!!)

ゆっくりまりさは名に違わぬゆっくりさでソロリソロリと音を立てぬようおにいさんの部屋へと向かう。
見るとおにいさんの部屋の襖は少し開いていた。
そこからそっと中を覗く。

「ゅ"っ!?」
中には確かにれいむがいた。
しかしれいむはおにいさんに抱えられて頬をこねくり回されていた。

(れ、れいむ…? それにおにいさん? なにを、してるの!?)
れいむはおにいさん側を向いており、まりさからは背中しか見えない。
なのでもしかしたら、もしかしたらただ遊んでもらってるだけなのかも知れない。
ただちょっとおにいさんの手がいやらしく、そしてれいむの甘い呻きが聞こえるだけ。

動揺して固まっていたまりさだったが、ふとおにいさんと目が合った。



(お、来たかまりさ)
わざと開けておいた襖の先に口をパクパクさせるまりさがいる。
すぐに騒ぎ立てるかと思ってたけれど、ショックだったのか事態が掴めてないのかまりさはしゃべれずにいるようだ。
せっかく静かにしてくれてるのだかられいむの心を聞かせてやるとしよう。

「れいむどうだ? きもちいいか?」
頬をぷにぷにと捏ねながら尋ねるとすっかり蕩けてしまったれいむは素直に答える。
「きもち、いいよぉ♪」
れいむの言葉にまりさの体がピクッと震えた。
「まりさより、きもちいいか?」
「まりさよりきもちいいよぉぉぉ♪」
まりさが見ているとも知らずれいむはまたも素直に答える。

「あ"あ"あ"あ"…! れ、れいむぅぅぅぅ!!!」
とうとう堪え切れなくなったのかまりさが泣き叫びながら部屋へと飛び込んできた。
まりさの声にハッと驚いたれいむは振り向いてまりさの姿を確認した。
「ま、まりさ…?」
「れいむぅぅ! なんで! なんでおにいさんとぉぉぉぉ!?」
泣きながら、でも微かに怒りを込めながられいむを問い詰める。
「まりさ…なんでここにいるの!?」

「おにいさんがよんだからだよ! おにいさんどういうこと!!?」
今度は俺に向かって問いかけてくる。れいむに向ける声とは違って怒りに満ちた声だった。

「どういうことも何も、こういうことだよ」
俺はれいむへの愛撫を少しだけ再開する。
「ゆっゆっゆぅん…」
れいむはまりさの前だというのに与えられる快楽に対して素直に反応した。

「これいじょうれいむであそばないで! れいむはまりさのこいびとだよ!」
「恋人? じゃあれいむ。お兄さんとまりさどっちとすっきりしたい?」
愛撫を止めてれいむへ質問する。答えは聞くまでもないだろうが。

「おにいさんとめないでもっとやってね! れいむをすっきりさせてぇ!」
俺のテクに酔いしれたれいむはもうまりさを風景の一部分としか捉えていなかった。
ただひたすらに俺を熱っぽい瞳で見つめてくるだけだった。

「あ"、あ"あ"……」
目の前の現実にただ固まるしかないまりさ。
そんなまりさにれいむのイき様を見せ付ける。
れいむを両手で細かく素早く揺さぶると、十分高まっていたれいむはすぐに達した。
「すっきりしちゃうよぉ! ゆっくりすっきりしちゃうのぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!」
「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♪」

れいむはイった。
まりさが見ていようが見ていまいが関係なく、俺と目を合わせながら激しく絶頂へと達した。
俺は床に敷いてあるタオルの上にれいむを優しく降ろしてやる。

少しして情熱の冷めてきたれいむはまりさに向かって一言。
「まりさ? まだ、いたんだ…」
それはれいむを愛するまりさにとっては止めの一言。とてつもなく重い一言。
「れ……ぃ…むぅ……!」
声を絞り上げるようにして愛する者の名を口に出したまりさだったが、この場に耐えきれず急いで部屋から飛び出していった。



家を出ていったのかな? と思ってまりさを探すと庭で呆然としていた。
声をかけても無反応で死んだかと思ったが夕飯時にはちゃっかり家の中へ戻ってきていた。

食事中まりさは俺にべったりのれいむを死んだ魚のような目でじっと見つめていた。
「ゆ? まりさどうしたの?」
れいむがまりさに話しかけると、まりさは心底嬉しそうに笑顔に戻って返事をする。
「な、なんでもないよれいむ! ゆっくりたべてるよ!!」
まりさはさらにれいむと話そうとするが、れいむは再び俺に擦り寄っていた。

れいむは口移しをご希望のようだが、ペットとキスをする趣味はないのでやんわりと断る。
まりさはまた俺とれいむの様子を寂しそうに眺めていた。

結局まりさは用意してやった夕飯をほとんど食べずに残した。
食事の後まりさはれいむを遊びに誘おうとするが口を開くだけで言葉が出ない。
また断られたらどうしよう、おにいさんの方がいいと言われたらどうしようと
昼の出来事がトラウマになったまりさは怖くてれいむを誘えなかったようだ。









五日目

目が覚めるとすでにまりさはいなくなっていた。
れいむをすっきりさせながらまりさについて聞くと、昨夜二匹の寝室でこんなことがあったらしい。




「れ、れいむ。ゆっくりおきてねれいむ!」
「ゆぅ? なにまりさ? ゆっくりねさせてね」
「……れいむ」
「なに? ゆっくりしないではやくはなしてね」
「れいむ! そとでいっしょにゆっくりくらそうよ!」
「ゆ?」

「なかなおりして、であったころみたいにふたりでゆっくりしようよ!」
考え込むれいむにまりさはさらに続ける。
「きれいなもりにおうちをつくってゆっくりくらそうよ!」
「それにれいむとならかわいいあかちゃんができるよ!」

「あと…おにいさんはにんげんだかられいむとはあわないよ! だからおなじゆっくりのまりさと…!」
「まりさ」
れいむは強い意志を秘めた瞳をまりさに向けた。
「れ、れいむ…」
ようやく熱意が伝わったのかとまりさの笑顔が戻る。
だが続くれいむの言葉はまりさの想像したものと逆だった。

「おにいさんをわるくいうまりさとはゆっくりできないよ!!」
「ゆゆっ!?」
「でていくならひとりででていってね!」
「どおじでぞんなごどいうのぉ!? いっしょにゆっくりしようよぉ!!」
「れいむはおにいさんのこいびとだよ! だからおにいさんとゆっくりするの!!」
「なんでぇぇぇ!! あんなにあいしあったのにぃぃぃぃぃ!!!」
「そんなのむかしのことだよ!! れいむがいまあいしてるのはおにいさんだよ! ゆっくりりかいしてね!!」

「あ…うぅ…れいむぅぅぅ……!」
「はなしはゆっくりおわったよ! れいむはもうねるね!」
「ゆぅぁあああああああああああ!!!!!」
泣き叫んで二匹の寝床を飛び出すまりさを追いかけるでもなく、れいむはそのまま眠りについた。






そしてまりさは一匹で家を出た。もうこの付近にはいないだろう。
しかし俺にとってまりさは元々追い出すつもりだったので上手くいったと嬉しいだけ。
俺に抱かれているれいむもまりさが出ていったことに何の陰りもなく、今は快楽によって心が満たされていた。


そうして俺は念願のペットを手に入れた。
れいむは恋人同士と何かを勘違いしているようだがそれはこれから躾けてやればいいだけのこと。
まずは…そうだな。

俺の事をお兄さんじゃなくてご主人様と呼ばせる辺りから始めようか。







by ゆっくりしたい人

ゆっくりしたい人というかゆっくり犯したい人みたいになっちった。
そしてタイトルほど背徳感のないれいむ。まー、ゆっくりだからいいか。

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最終更新:2022年01月31日 01:09
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