ゆっくりいじめ系930 ゆっくりヘルニア(前)

※最終的には復讐を遂げますが、ゆっくりにボロクソにされる人間が出て来ます。
 前後編です。まとまりねぇな、だらしねぇ。しかも本格的な腰痛いじりは後編なんだ。
 そんなんですが、構わんですたい!てな男気溢れる方は読んでいってください。



  • ヘルニア(前)



地べたに倒れながら男は考える

こいつは・・・・・ こいつだけは・・・・・

「ゆっへっへ! よわっちい じじいは そこで おねんね してると いんだぜ!!」

しぬまでゆっくりしていってね!!
そう吐き捨て、眼前のド腐れ饅頭は男を背にした。
その姿は段々と小さくなってゆき、ついには見えなくなってしまった。

男は泣いた
そういえば泣いたのなんて何年ぶりだろう。だが俺はなぜ泣いているんだ。
痛いから?確かに痛いがどうだろうか・・・。ならば苦しいから?ちょっとそれも違うなぁ・・・。
溢れる涙を止められない程の激情一方で、一部の冷静な部位でそんな呑気なことを考える。

「ああ、なんだ。泣くほど悔しいのか。」

男は理解し、目を閉じた。
あんなもののために泣かされるのも癪だが、その思いがかえって心を抉る。
そんな袋小路から逃れるよう、男は唇を噛み締めた。
鉄臭いな、そこで男は考えるのをやめた。



「あー。不便だな、こん畜生よ。」

何やらブツブツ言いながら、びっこを引きずる男が1人。彼はしがない百姓である。
取り立て正義の主張もしないが、かといって悪事に走ることも無い。ただ全うに平和に日々を生きている。
そんな彼だが悩みが一つ。ある時いつものように畑仕事に勤しんでいると激しい痛みが走った。
電撃のような衝撃。彼は不幸にも腰を痛めてしまい、その後長らくの養生を必要とするはめとなった。
そんな彼の腰だが、今ではすっかり也を潜めて、また平和な日々が訪れていた・・・あの日までは。



「ゆっへへー!! にんげんはまりささまにたべものをよこすんだぜー!!」

不意に襲った急激な重みに、思わず男は倒されてしまった。

ここは山中
今年の畑仕事も無事終えることの出来た男は、山の恵みにあやかろうと籠を背負い歩いていた。
籠の中には好物の舞茸が詰まっており、ホクホク気分で帰路についていた。そんな男を見る影ひとつ。

「にんげんのくせに まりささまのもりで きのこをぬすむなんて ふてぇやつなんだぜ!」

そう言い放つ彼女はこの山に住むゆっくりまりさ。何やら傲慢なことを言うまりさの瞳は好物の茸を映していた。
そうして次の瞬間、まりさは木の上から勢いよく籠の中へと飛び込んだ。

「どわっちゃあぁ!!??」

派手にすっ転ぶ男

「いっつつつ・・・いきなり何すんだ!!」
「ゆふーん、ここはまりささまのもりだぜ! だからこれもまりささまのものなんだぜ!!」

抗議の声をあげる男に対し、まりさは舞茸を租借しながら不敵に笑う。
流石にこれには男も立腹、ひとつぶん殴ってやろうと足に力を入れた。だが

「っづわ!!?」

短く呻いてうずくまってしまった。先ほどの衝撃で腰の痛みが再燃してしまったらしい。

「ゆっふっふ、ばかなことしないで じじいははいつくばってるんだぜ!!」

唸る男を前にむーしゃむーしゃと茸を汚らしく食べるまりさ。
散々男をからかった饅頭は鼻歌を歌いながら、動けぬ男を残し山の中へと消えていった。
数刻後。男は幸運にも通りすがった村人により取り止めを得たものの、腰はすぐには良くならなかった。

季節は巡り冬が訪れた
男の体は幾分ましになったものの、刺し込むような寒さは患った腰を日々苦しめた。

またもや巡り今は春
和らぐ寒さに腰もほぐれる。このころになって、ようやく男は杖を手放すことが出来た。
びっここそ引くものの、充分に回復した男はあることを決意する。無論、あのまりさへの復讐である。
男は元来温和な性格であったが、非道な行いを冒したあのゆっくりだけは許せなかった。

すぐには殺すまい、少なくとも俺の味わった分はお返しせんとな・・・

こうして男の山狩りの日々がはじまった。
痛めた腰には負担であったが、それも復讐の前には些細なことであった。
そうしてついに、再び彼は彼女と出合った。この時男は心から山の神に感謝した。
ゆっくりは簡単に冬を越せるほど強い生物ではない。
仮に越えたとして、自身の愚かさから破滅するもの、強者の糧になるものが大半なのだ。
再び巡り会えたこれは、神の粋な計らいとしか考えられなかった。

「ゆゆ?にんげんが まりささまのもりになんのようなんだぜ!?」

破れたリボンの特徴的な帽子から間違い無さそうであったが、男は一応確認してみることにした。

「お前、去年の秋にここいらで人間おそって茸奪ったことないか?」

きのこ? その言葉にまりさは微かな記憶をたどる。そして

「ゆ!!もしかしてあのときのじじい?いたいめに あいたくなければ たべものを よこすんだぜ!!」

目の前の男、その正体が以前不意打ちとはいえ倒したことのある人間だとわかると同時に、その態度はよりふてぶてしくなった。

「あいにく、腐れ饅頭にごちそうするもんなんざ無くてね。欲しければ力ずくで取ってみればどうだ?」
「はん!ばかなじじいだね!そんなにいたいめにあいたければ また たてなくしてやるんだぜ!!」

鼻で笑うとゆっへっへと下卑た笑いを浮かべて饅頭は飛び掛る、だが男は微動だにしない。

「どうした?手加減してくれてんのか?」
「ゆっく!つ、つぎはてかげんしてやらないんだぜ??」

そう負け惜しみを吐き出すと、再度ぼむんぼむんと体当たりを繰り返す。
しばらくそんなやりとりを繰り返し、ようやくまりさに焦りの色が現れはじめた。

(ゆぐ・・・もしかしてあんまりきいてないんだぜ? ここはいちどにげてようすをみるべきなんだぜ)

いくら餡子とは言え、借りにも野生動物の脳である。
本能が危険を訴えはじめて、ついには逃走を決意した瞬間

「あれれ~?こんな弱っちいジジイ1人も倒せないの?雑魚なの?死ぬの?」
「ゆぐっ・・・!!!」
「やっぱりまりさは口だけなんだね。うんこちゃんなんだね、仕方ないね。」
「ゆっがああああああああああ!!!」

顔を真っ赤にし攻撃を再開するするまりさ。
男の一言はまりさのプライドを刺激するに充分であった。
頭に血の昇り切ったまりさは逃げることを忘れ、ただがむしゃらに男を責め続けた。

「おいおい、それじゃ俺どころか赤ちゃんゆっくりだって倒せないぞ?赤ちゃんすら倒せんとか、なんてまりさはやちゃちぃの~♪」
「そんな攻撃で最強(笑)とかwwwwwトンガリコーンが歯茎に刺さるほうがよっぽど痛いわwwwww」
「あーあーばてちゃって。だらしねぇなぁ、ああもうだらしねぇ!!なんつーかファック・ファッキン・ファッケストだわ。」

次々に放たれる暴言の数々。まりさは心も体も疲れ果て、とうとう動けなくなってしまった。

「あれま、本当に終わりかい。それじゃそろそろ俺の番かね。」

男はそういってまりさを掴む。

シビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ
「ゆべべべべべべべべべべべべべべべべべべ!!!??」

目にも留まらぬビンタのラッシュがまりさを襲う。

「ゆがっかはぁっ!! や、やべろぉ!!」
「おいおい、はじまったばかりじゃんかー。そーんな遠慮すんなってー。」
「えんりょなんかばばばばばばばばばばばばばば!!!!???」

そうして男のフルコースがはじまる!! 果たして次々繰り出される虐待の数々にまりさは耐えられるのか!?

※長いのでダイジェストでお送りします
  • 1秒間に16連射のサミング
  • 帽子で鼻をかむ
  • 握りっ屁
  • 髪にガム
  • ミカン汁レーザー
  etc......etc........

そんな感じで死なない程度に地味な嫌がらせをたっぷりと行い、わりかしスッキリしたお兄さんはついに本来の目的のものを手に取った。

「ゆ・・・・・それ・・・・・・なに・・・?」
「んー? ただの板金。」

そういって男が手にしたのは1枚の鉄板。何の変哲もない文字通り只の板である。

「それでは、入ります。」
「ゆが!? あぎゃあああああああ!!? ばば、ばりざ!ばりざのぜなががああああぁぁぁぁ!!!」
「あれ?ここ背中なの? じゃ、もうちょい下げっかねーっと・・・」
「いびゅうううぅぅぅぅぅぅぅ!!!??」

ミチミチミチ・・・

男はそういって鉄板をゆっくりの背中に抉りこんで行く。
刃物のように鋭くないそれが体を掻き回すたび、酷く鈍い痛みと異物感がまりさを襲った。
男はまりさの足の少し上、人体で言うウナジのあたりに鉄板を表半分が見えるように位置取ると、何やら液体をかけ始めた。

「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!じみるうううぅぅぅぅぅ!!!」
「我慢しろって。これはゆっくり用の治療薬、結構高かったんだから溢すともったいないだろが。」

何やら臭い液を全身にかけられ、それがまるで体を溶かすように熱い。まりさはこれが毒で、もうここで死んでしまうと思ったほどだ。
ところがどうしたことだろう、何と本当に傷が塞がっていくではないか。これは本当に薬だったのだ。

「ゆ、ゆゆゆ・・・?」
「さっすが値段の分だけはあるな、もう痛くないだろ?」
「じじい・・・どういうつもり・・・?」

まりさには男の真意がわからず、思わず尋ねる

「ん?どうって?」
「なんでまりさのこと きずつけといて ちりょうなんかするの?」
「いや、流石に可哀想かなーって。あのまま放っとくとなんか死にそうだったし。流石にそれはねぇ?」
「・・・・・・ふ・・・・・ふ・・・・・」

まりさがワナワナと震えだす。
途端「ふざけるなあぁ!!」そう言って男に飛び掛るはずだった・・・のだが

「ゆべばっ!!!??」
「お、上手くいったか。」

途端まりさの下半身を激痛が襲う。それにより勢いづいたまりさは上手く飛べず、派手につんのめった。

「ゆ・・・ぐぐぐ・・・どうなっでるの・・・!?」
「それはだね、俺が埋め込んだ板金が君の腰を圧迫してるんだ。いくら傷が治ったとはいえ、金属までは分解出来ないからね。」
「ゆ・・・・・!!!」
「ちなみに傷が塞がる時癒着したから、無理に剥がせば中身が溢れて死んじゃうよ?つまり、もう二度と君は跳ねられないわけだ。 
 ま、なめくじみたいにズリズリ這いつくばれば移動もできるし、死ぬことはないだろうよ。」

さて・・・そうつぶやいて男がまりさに近づく。
まりさは涙目になりながら必死に這って逃げようとする。だが馴れぬ動きで上手く動けない。

「もしさ、さっき謝ってくれれば、板金をぬいて許そうかとも思ったんだけどね。」
「あ・・・ああああああああああああ!!!!!」

まりさの震えは止まらない。もうまりさの心には恐怖以外の感情が存在していなかった。

「す、すす、すずずずず、ずびばぜんでじだああぁぁぁ!!!おに”い”ざんごべんな”ざいいぃぃぃぃ!!!」
「いいよ謝らなくても・・・許さないから。」
「ひいいいいいぃぃぃぃぃ!!!??」
「命まではとらないよ、だからせいぜい・・・・・」

ゆ っ く り し て い っ て ね

「ゆううぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
「・・・・・椎間板の重みを知れ。」

男は蹴飛ばしたまりさが見えなくなるのを確認し、山を降りる準備を始めるのだった。









作者・ムクドリ( ゚д゚ )の人


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最終更新:2009年03月15日 17:26
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