紅魔館×ゆっくり系1 ゆっくりピクニック

 今日は紅魔館のピクニックの日である。
 最近、昼間に起きているようになったレミリアが思いつきで開催したものだが、主とその妹以外は基本的に昼型の紅魔館である。
 メイドたちも前日から嬉しそうに準備をしていた。
「全員集まったようね。それじゃあ出発しましょう」
 レミリアの合図で数十人のピクニックが始まった。
 その中には、図書館から無理矢理連れてこられたパチュリーも含まれている。
「う~! さくや~、れみりゃもいく~♪」
「ふらんもいぐー♪」
 ふと、後ろから咲夜を呼ぶ声がする。
 振り向くと、屋敷に住み着いているゆっくりれみりゃとフラン。
 二匹とも手に日傘をもってよたよたと走ってくる。
 とたんにレミリアが顔をしかめる。
「アレは私の予備の日傘じゃない、しかも私の鞄まで背負ってるし。咲夜! 今すぐあの二匹を昼食に加えなさい」
 高貴な自分の物が泥臭いゆっくりに手に握られている、それは決して我慢できるものでは無いようだ。
「まぁまぁ、お嬢様。ゆっくり達がしたことですし。二匹ともピクニックの為に頑張って用意したんですから」
 いつの間にか、ゆっくりを自分のもとへ来させた咲夜がそう言ってなだめる。
「これはれみりゃのだよ!! れみりゃじゅんびちたの!!!」
「ふりゃんもじゅんびしたの!!! だからふりゃんにょなの!!」
 そう言って二匹は、大きめのポーチを開けて中身を見せる。
 そこの中には、無造作に詰め込まれたお菓子、蝋燭台、置物などなど。
 どれもレミリアの部屋に置かれていたものばかりだった。
「この、中華まん……」
 それ以上語らず、二匹の首を締め上げるレミリア。
「がー!! ひゅー、ひゅー」
 必死に暴れて離そうとするが、力の差が歴然なのでそれもかなわない。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
 口から肉汁の泡を吹き、みるみる顔が真っ青になっていく。
「お嬢様! おやめください」
 あと少し、と言うところで時間を止めてレミリアの手から二匹を助ける。
 当の二匹は咲夜にしがみ付いて泣いている。
「ざぐやーざくやー!! わるいひどがいじめるよー!!!」
「ざぐやー!! わるいひどをやっつげでー! ゆぐっりじねーー!!!」
「はいはい。もうだいじょうぶですよ」
 そう言って、両手で抱きしめて慰める咲夜は、顔だけをレミリアの方に向ける。
「お嬢様! 変えの品は直ぐに準備いたしますので気を荒げないでください」
「だって咲夜、そいつが私の……」
「この二匹は、メイド達も可愛がっているんですよ。少し我侭ですけど、まだ小さいんですから、大目に見てやってください。」
 ねぇ、と他のメイド達に視線を向ける。
 皆一様にハイ、とか、そうです、と言ってはいるが本心でないのは丸分かりだ。
 しかも、先日咲夜と一緒に買い物に出かけた二匹のゆっくりが居なくなった。
 それらは最近になって庭に住み着いたのだが、それでも咲夜は懸命に街中を探し回った。
 それからは、一番初めのゆっくりであり、屋敷内で生活していたこの二匹を今まで以上に大事にするようになった。
 外は危ないので買い物にも連れて行かず、庭に出るときも休憩中のメイドを呼び出して監視させた。
 それゆえ、最近はれみりゃ達が泣こうものなら目を真っ赤にして飛んでくる、凄い溺愛ぶりを発揮しているのだ。
 当然、今日も自室に置いていこうと思ったのだが、どうやら事前にこの事をしってこっそりと準備していたようだ。
 ちまちまとポーチにモノをつめる二匹を想像して、思わず顔がにやける咲夜。
 それを見てため息をつくレミリア。
「……、まぁいいわ。私の邪魔にならないようにして頂戴」
 この場はそれだけ言って引き下がる。
 レミリアとしても、折角のピクニックに水を挿したくはないのだろう。
「う~♪、こんどいじめたら、しゃくやにいいづけてやる!!!」
「ゆっくりしね!!! ゆっくりしね!!!」
 ゆっくりの性か。
 既に泣き止み、ふてぶてしい笑顔でレミリアにそう言い放つ。
 レミリア達が反応する前に、咲夜の手からはなれ列の中ではしゃいでいた。
「いいわ、先を急ぎましょう」
 それを合図にまた歩を進める一向。
 二匹のゆっくりは、自分達からすればかなり早く歩いている事が不満らしく、咲夜に文句を言って歩く速度を遅らせた。
 今日のピクニックは色々と波乱に満ちている。
 満足そうに笑いながら、ヒョコヒョコと傘にバランスを取られつつ進んでいく二匹を見て、咲夜以外の誰もがそう思った。
 ペースは遅くなったが、それでもお昼前には目的地に着くことができた。
 小悪魔が提案した小高い丘の上、近くには綺麗な川も流れている。
 程なくて、全員が集まったのを確認しレミリアが挨拶をする。
「さて皆、今日はゆっくり羽を伸ばして、明日からまた頑張って頂戴」
 レミリアが言い終わると、各々がシートを広げて昼食の時間が始まった。
 一番見晴らしの良い場所に陣取ったシートには、レミリア・フランドール・パチュリー・小悪魔・紅・咲夜という、何時ものメンバーが陣取る。
「たまには全員でピクニックも良いものね」
「お姉様、それ私が食べようと思ってたのに……」
「早い者勝ちよ! パチェ、本ばかり読んでいないで景色を楽しんだら?」
「さっき見たわ。……小悪魔、それは私じゃなくて、きちんとあなたが食べなさい」
「ギクッ」
 屋敷にいる時とあまり変わっていない様にも見えるが、本心では全員楽しんでいるのようだ。
「そうだ。咲夜、霊夢とそれから魔理沙も呼んできて頂戴。折角だから大人数で楽しみましょう」
「畏まりました」
 既に昼食を食べ終えた咲夜は、そのまま博麗神社へと飛んでいった。
 ここに戻ってくるまでには一時間は掛かるだろうか?
 一方、れみりゃとフランの二匹は我が者顔で走り回っている。
「ゆくっりしね! ゆっくりしね!」
「いだい! さくやー! さくやー!」
 フランに傘で殴られながら、必死で傘を盾にして防ぐれみりゃ。
 既に何度か殴られたのか、顔は醜い泣き顔になっていた。
 幾ら泣いても咲夜は来れないのだが、もはや口癖に様になっているれみりゃに言ってもしょうがない。
「う~、おなかへった~♪」
「ぐすっ。れ、れみりゃもへった~♪」
 お腹が減ったら仲直り、一瞬で醜い笑顔に戻ったれみりゃと二人で、また日傘をさしてシートをうろつく。
「う~♪ がぁお~♪」
「れみりゃも! れみりゃも! がぁお~、た~べちゃうぞ~♪」
 ずんずんとシートの上に土足で上がりながら縦断していく、メイド達が遊んでいたトランプの山を蹴飛ばし、殆ど残っていないランチボックスは、中身が気に入らないようでまた蹴飛ばす。
 メイドたちは咲夜が怖くて黙って見ているだけ。
 それがいっそう二匹をエスカレートさせる。
「う~♪ う! がぁお~! た~べちゃうぞ~」
 さくやがいたシートを覚えていたれみりゃ、しかし既に咲夜はいなかった。
 が、変わりにまだまだ沢山残っているランチボックスを見つけて大声で踊り出す。
「う~♪ うっう~♪」
「ふらんもするのぉ! う~う~♪」
 なにが楽しいのか、日傘を持ったまま起用にたどたどしいヒゲダンスを踊る二匹。
 一通り踊り終わると、今一度ランチボックスに向き直り一言。
「れみりゃごはんたべるぅー♪ どって~」
「ふりゃんもたべるー♪ はやくどって~」
 にぱーっとステレオ笑顔で話す二匹。
 自分達でとれる距離にある上に、そんなふてぶてしい顔で言われても取る人はこの席にはいないだろう。
 勿論、直ぐ取ってくれる咲夜もこの付近にはいない。
「……。あぅ。はっ、はーい、れm……どうぞー」
 周りの空気に耐えられなくなった小悪魔が、慎重に言葉を選んで二匹に差し出す。
 その手のには大きなおにぎりが二つ。
 和風なお弁当、と言うレミリアの提案で今日のお弁当は全て和風のもので締められた。
 中でもおにぎりは、初めて一緒に外で食べる主に食べてもらいたくて、小悪魔が一生懸命作ったもの。
 何故かは知らないが、おにぎりを作っただけなのに、彼女の手には沢山の絆創膏がしてあった。
「がぁおーーー!!!」
 地面に落ちていくおにぎり、勢いよくれみりゃが叩き落としたからだ。
「あっ」
 それを踏みつけるれみりゃ、見ていたフランも倣う。
「れみりゃは、さんどいっちたべたいの!! こんなのいらない!!」
「ふらんもさんどいっちたべちゃい♪ さんどいっち!!」
 ズカズカとシートに上がりこんで、バスケットの中身をおにぎりごとを全て踏みつけ、勝利のヒゲダンスを踊る二匹。
「う~♪ さんどいっち♪ さくやのさんどいっちたべるぅ~♪」
「さくやのさんどいっち! ふらんもたべる~♪」
「お前達! いいかげんn「そうですか、サンドイッチが食べたいんですか?」」
 レミリアがこの場で不夜城レッドを繰り出そうとした時に、小悪魔が微笑みながら二匹に聞き返す。
 人間以上の生き物なら分かるが『目が笑ってない』という状態だ。
 レミリアもいそいそと退散する、オーラは既に大悪魔そのものだったから。
「うっう~♪ さんどいっち! はやくたべるぅ~♪ はやくしないどさくやにいいつけちゃうぞ~♪」
「う~♪ はやくもってこないならゆっくりしね♪ さくやにおこられてゆっくりしね♪」
 異常な気配にも気付かずに命令する二匹、この性格は似ている吸血鬼とゆっくりの性格が合わさってできたものだろうか。
「はいはい直ぐ用意しますよ♪」
 今度は目も笑って、そう答える小悪魔。
 バンザイして喜ぶ二匹。
「「う~♪ しゃんどいっじ~♪ うーーー!! ? うー! う゛わ゛ーーー!!!!」」
 勢いよく風が吹いた瞬間、二匹とも自分の片腕が切れ取られていた。
 一瞬何が起こったのか分からなかった二匹だが、直ぐに痛みが押寄せて状況を理解する。
「うーー? !! う゛わ゛ーー!! う゛わ゛ーーー!!!」
「ゆ゛っぐりしんじゃう゛! ゆ゛っぐりしんじゃう゛!」
「はいはい、直ぐ準備しますから泣かないでくださいね♪」
 ブチッ、ブチッっと二匹の羽を引きちぎる、二匹は口から肉汁の涎を出しながら絶叫している。
「「うあーー!! ざぐあーーー!! ざぐあどごーーー!!!」」
「そんなに涎を垂らさなくても、後ちょっとですよ」
 羽二枚で同じゆっくりの腕を包んでサンドイッチの出来上がり。
「はい♪ どうぞめしあがれ♪」
 有無を言わさず、サンドイッチを元のゆっくりの口に無理矢理ねじ込んでいく。
「むぐむぐ!! ごれはれみりゃのおでで!! れみりゃのおででなの!! むぐ……」
「ちがうの! むぐむぐ……、これはさんどいっちじゃないの!!!」
「美味しいですか? そもそも最初のサンドイッチは、サンドイッチ伯爵が……」
 二匹の口を押さえつけながら、サンドイッチの薀蓄を語り出す小悪魔。
「……なんですよ。ねっ、レミリア様、フランドール様」
「「はっはいっ!!!」」
 パチュリーの後ろにしがみ付いていた二人。
 急に話を振られたので思わず声が上ずった。
「よかったー、あってました。と言うわけです、美味しかったですか?」
 押させていた手を離して尋ねる小悪魔。
 なみだ目になりながら、なんとか完食した様だ。
「うーー! おいちくない! ざくやにいいつげでやるーーーー!!!」
「ゆっくりしね!!! ざくやにおごられでゆっくりじね!!!」
「えー、美味しくなかったんですか?」
 額に指を置いて考えるポーズをする小悪魔、その間に二匹の欠損部も再生したようだ。
「う~♪ さくやにいいつけやる~♪」
「ゆっくりしね♪」
 小悪魔の目線まで飛んで得意げにしゃべり出す、このまま咲夜を探して飛び回るつもりだろう。
「あっ、わかりました♪」
 そう言って、今度は一気に羽を切り落とす。
「れみry……ぶんぎゃ!!!」
「ぼぎょあ!!!」
 羽がなくなった二匹は、勢いよく地面に飛び込んで顔面とお腹を強打。
 その後勿論泣き喚く。
「そういえば、れみりゃさまは甘いほうが宜しかったんですね。反対にフラン様はお肉の方が宜しかったんですね!」
 すぐ準備します、と宣言し手早くサンドイッチを作っていく。
 今度は両腕を使って大盛りにするつもりらしい。
 程なくして出来上がったそれを口にねじ込む。
「どうですかぁ? おいしいですかぁ? おいしいですよねぇ? ご自分がすきなものですからねぇ? それも上質な肉と餡子ですもんねぇ?」
 今度はがっちり押さえ込んでいるので口も開けない。
 飲み込んだ頃を見計らって手を離してやる。
「う゛わ゛ーーー!!!! ざくや!!! ざぐやどごーーーー!!! ごわいひどがいるよーーー!!!」
「ゆっぐりじね!!! ざくやにいじめられでゆっくりじんでーーー!!!!」
 傘を畳んで、ペチペチ叩いてくる二匹。
「ああこわいですねぇ♪ だったらー、言いつけられなければいいんですよね?」
「「う? うーーーー!!!」」
 小高い丘、そこから勢いよく蹴り落とされる二匹。
 蹴り落とした小悪魔は終始ニコニコ。
 ニコニコしながら丘のの下まで飛んでゆく。
「はいはいー縛りますよ♪」
 二人を手足を縛って近くの大きな洞窟へ、ポイッ。
 後生大事に持っていた傘もポイ。
 そして、ありの子を散らすように出てくる沢山のゆっくり霊夢と一匹のアリスほか二匹。
「おねーさん、ありすのおうちにれみりゃがはいってきたよ」
「それは、私からの贈り物ですよ。ちょっと早いけれど、人は夏と冬に二回贈り物をするんです、特に都会の人はいっぱい貰うんですよ」
「ゆっ!! ありすはとかいはだよ!!! しかたがないからこれももらってあげるよ!!!」
「アリィス、モットトカァイハァ」
「トカイハー」
「ふふ、ありがとうございます。きつく縛ってあるし、魔法もかかっているので絶対外れないですよ。知ってると思ういますけど、れみりゃもふらんも少し残しておくと再生しますから、これから越冬するあなた達にはもってこいでですよ」
「しってるよ! そんなこと、とかいではじょうしきだよ!!! おねえさんはいなかものだから、しらないんだね!!!」
「そうですか、よくしってるますね。では、私はこれで失礼します」
 そういって近くにいた一匹のゆっくり霊夢の頭を撫でる。
「ゆゆ! おねえしゃんもゆっくりちていってね!!」
 そう言って、仲間と一緒に戻ろうとした一匹を川に遠投。
 ご馳走に夢中な他の家族は全く気付かなかった。
「むしゃむしゃ♪ おいしー」
「うっめぇ、これめっちゃうめー」
「だめだよ、そんなことばつかっちゃ、でなーのときにわらわれるよ!」
「はーい」
「う゛あ゛ーーーー!!! ざぐやー!!!!」
「ゆっくりしんじゃうよーーーーーーー!!!」
 美味しそうに餌にかぶり付く声を聞きながらその場を後にする。
 丘に戻り、シートまで飛んでいく。
 どうやら、咲夜はまだ戻ってきていないようだ。
 ほっと一安心知ってシートに目をやる。
「えっ」
 本を読みながら、潰れたおにぎりを食べている主。
 ふと、こちらに気付いて一瞬目が合うが、直ぐにまた本に目を落とす。
「パチュリー様! 汚いですよ、お屋敷にもどったら急いで何か作りますから」
「大丈夫よ、シートの上に落ちたのだし汚れた部分はちゃんととったから」
「でも、でも」
「それにね」
 目に涙をいっぱい浮かべている小悪魔を諭すように話す。
「こんなにしょっぱいおにぎりじゃ、蟻も食べてくれないわ」
「ぱちゅりーざまー!」
「抱きつかないで、涙で本にしみが出来る」
「あう」
 魔法で突き飛ばされた小悪魔、その目線の先には咲夜がいた。
「さっさくやさん、あの、その……」
「わかってるわ、れみりゃ様とフラン様が悪戯したんでしょ。ここは私が片付けるから大丈夫よ」
 手馴れた手つきで片付け始める、霊夢と魔理沙は、と姉妹が聞いてきたが二人とも留守でした、とだけ言って作業を再開する。
 モノの数分で掃除が終わり、いとしのゆっくりを探す咲夜。
「れみりゃさま、フラン様! 和食は合わないだろうと思いまして、さくやがサンドイッチとミルフィーユを作ってきましたよ、ミルクセーキもよく冷えていますよ」
 しかし、反応はない。
 何時もだったら、醜い顔をさらして駆け寄ってくるのだが。
「れみりゃさまー……、フランさまー……。へんねぇ、あなた達二人を見なかった?」
 近くにいたメイドに聞く。
 ここで踊っていました。
 違うメイドに聞く。
 ここで遊んでいました。
 何人のメイドに聞いても、二匹の足取りを辿るような答えは摘めなかった。
 まるで事前に口裏を合わせたような答えに、あっちへフラフラこっちへフラフラと走り回る咲夜。
「その二匹ならあっちに駆け出していったわ」
「パッドしか見てないけどね」
 そう言ったのはレミリアとフラン。
「「まさか私達にもお守りをしておいてくださいなんて、言わないわよね?」」
 丁寧に肯定し、一目散にその方角へ向かう。
 あの綺麗な川ものある森の反対側。
 ゆっくり達が沢山住んでいる森へと。


 その後さすがに主を放ってはおけないので、皆で帰る前に戻ってきた咲夜だが、その日から雪が振る一ヶ月の間、暇を見つけたはあの森に探しに行っていたようだ。

 この事を契機に、姉妹が小悪魔に妙に礼儀正しくなったり、小悪魔の部屋が豪華になったり。
 小悪魔に投げられた直後、子供の数を正確に把握していたアリスは食後に一匹足りない事に気付いたが、都会派の親は反抗期の子供を持ってこそだと訳の分からない理屈で軽く流したり。
 味を占めたアリス一家が雪が降り始めた頃、里に下りて半数が高値で売られたり。
 暇な越冬中に、偶然傘の開き方が分かり得意げに傘で遊んだり、自分達のポーチの中身を得意げに説明して自分の宝物にするアリスを見て、自分達のモノだと傲慢に主張する二匹がまた食べられたりするが、それはまた別な話。

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最終更新:2011年07月27日 23:38
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