鎌鍬従姉妹2
(前回の話はコチラ→鎌鍬従姉妹1)
778 :1/2:2007/05/14(月) 10:44:16
- 前に従姉妹の話を投下した者です。
実の妹から絶縁されて初めて義実家の毒に晒された姉が嫁いびりされて、
それに怒りまくった妹が鎌と鍬を持って姉義実家を〆たやつ。
姉旦那をハートマン専任軍曹のごとく〆上げた後、姉は義実家からのいじめはしばらくなかったそう。
しかし半年も経てば嫌がらせが地味に始まった。
内容は妹のことで、女に学があるとロクなことないとか、
(妹は超一流大学の研究員です)
姉妹そろってできそこないだとか。
姉も今度こそは言い返した。
言い返したのだが、義両親からちくちくと責められ半泣き。
それを知った妹がまたもや烈火のごとく怒った。
ここまでが妹の話。
で、これからが俺が見た話。
姉義実家は豪農。どっかの大学の農学部の研修に使われたりするほど。
それだけでかい農地の収穫は義実家だけでは間に合わず、義実家親戚や、嫁親戚を呼ぶ。
これだけでかい土地があるのよありがたく手伝いなさいオホホみたいな感じ。
- 779 :2/2:2007/05/14(月) 10:45:49
- そんなわけでタケノコ刈りに妹+俺ら兄弟(若い戦力のみ)が参上。
タケノコ刈りなんか初めてだし、Gパンでいいよな?なんて話をしてたんだが、
当日妹がしてきた格好は、胸が開いてる体のラインを強調するワンピースにハイヒール。
自宅から鍬持参。
あっけに取られる一同。そのままの格好で山に登り、次々とタケノコを掘り当てる妹。
ちなみに俺らは2個くらい。
肩に担ぐ籠になみなみとタケノコを収穫し、ハイヒールなのにするすると山を下る。
一同の中で一番収穫したのは妹だった。
そしてそれから調理開始。
あらおばさま(姉の義母)、皮剥くの遅いですわね邪魔でしてよオホホ、と言い放ち、
台所を姉とともに占領。
ビールを飲んでる男衆に、赤に触りたいなら風呂に入れ、
飯を食いたいなら使わないタケノコを洗って灰汁を抜けと尻叩き。
男衆からはブーイングの嵐だったが、
「一番タケノコを取ったのは誰だ?大きな口叩くのなら行動に移してから言いな役立たずが!」
と目の前で薪割のごとくタケノコを真っ二つ。
黙って従う男衆。
- 780 :3/2:2007/05/14(月) 10:47:14
- 仕上がった料理はこれまた絶品。
さらにお茶を汲む、ビールをつぐ、おかわりを盛るなどの気遣いも忘れない。
ここまで来ると男衆もメロメロ。
学のある女は口ばかりだと言っていた義実家両親は黙りっぱなし。
最後、皿洗いとタケノコの保存処理を終えた妹は、
では論文が残ってますのでと、鍬をかついでハイヒールを高らかに鳴らし帰って行った。
ちなみに料理の味付けは100%姉がやった。
さすがお姉ちゃん、見習いたいわと姉の料理上手をアピール。
帰り際にも、ありがとうお姉ちゃん、借りてた辞書と大学ノートが研究に大いに役立ったわと姉の学歴もアピール。
終始、姉あっての自分というスタンスを崩さなかった。
つまり姉≫妹。
姉に何かしたらもれなく妹に仕返しされるという構図が出来上がり、
今のところ姉は義実家からの嫌がらせはないらしい。
この後、論文がと言って帰ったくせに、
あまりの疲労のため3日間寝込んだのは姉にも内緒だと言っていた。
- 811 :778:2007/05/14(月) 11:19:29
- ハイヒールで山は可能。
特に下るときはかかとを土に突き刺して歩いてた。
従兄弟ももともと農家だし、タケノコ刈りと稲刈り田植えはお茶の子さいさいだとさ。
キャバ嬢スタイルで行った理由としては、ジャージにスニーカーなら誰でも山に入れるだろ?
泥だらけになれば誰でもタケノコ探せるし。
だから見返してやりたくてオシャレしてったんだって。
ただ、新芽を傷めるから自分の土地ではハイヒールなんて絶対履かないらしい。
俺は従兄弟に惚れてねえよw
おっかねぇ。
なにより怖いのが、この義実家は東京だということだ。
続きはコチラ→鎌鍬従姉妹3
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