神話

キリスト教等に名を残す堕天使で、一般的にはサタンと同一視される。
悪魔の代名詞的存在。
イザヤ書の14章に記された「Helel Ben Shahar(明けの明星、シャヘルの子ヘレル)」が、前後の描写から神に挑んで地に落とされた存在として誤解されたことから生まれた存在である。
なお、曙の神・シャレムと黄昏の神・シャヘルの双子神をその原型とする説はバーバラ・ウォーカーによる創作である。
元はカナン(ウガリット)神話の金星神であり「猛々しきもの」として名を馳せた戦神のアッタル(アシュタル)である。エルとアシェルトの息子であるアッタルは冥界に行っているバアルの代わりに玉座につくが、その力量は不足とされて失敗し冥府に下っていったという話がありルシファー堕天の原型と言われている。

元々は神の右側に座する天使であり、美貌と能力は全ての天使の頂点に立つ存在であったが、神と対立した為、地獄に堕とされ悪魔となった。
キリスト教の七大罪のひとつ「傲慢」を司る(ベリアルという説もある)。
その名は「光をもたらすもの」の意で、明けの明星、金星を司る。

ミカエリスのリストでは聖者ヨハネまたはフランチェスコに対抗する驕慢の悪魔とされる。

公式

アニメ作品「Persona4 the ANIMATION」第25話(TV放映版最終話)に登場。
テレビの世界を膨張させんとするアメノサギリとの戦いのクライマックスにおいて、自称特別捜査隊の面々のペルソナの進化に併せるような形で降臨。
公言はされていないが、同一の存在であるルシフェルが所有する万能属性攻撃スキル「明けの明星」と思われる攻撃を発動させ、アメノサギリの巨体を一撃で爆滅、「人の秘める可能性」を示すことで稲羽市に蔓延する霧を払った。

非公式

ファミコン版の女神転生シリーズからその名を連ねる、最古参の常連悪魔のひとり。
通称「閣下」。
アルカナの頂点にあるペルソナ・ルシフェルとは同一の存在で、天においてはルシフェルであり、地に堕ちてからはルシファーである、というのは日本でよく言われる間違い。
過去作からその存在は「支配という名の秩序に対する反逆者」、「自立・自由・解放、ひいては混沌のイコン」であるCHAOSの総大将というスタンスで描かれている。

  • デジタル・デビル物語 女神転生
ロキセトを打倒した中島朱実、白鷺弓子の両者を飛鳥の地に作り上げた大魔宮に誘った張本人であり、本作の最終ボス。
FC版では禍々しさ漂う大魔王の姿だが、リメイク版では堕天した事を思わせる天使に似た姿に変化している。
完全回復魔法・メディカルを使うため、それを封じる「白龍の玉」が無いと倒せない。

  • デジタル・デビル物語 女神転生II
前作において中島達に敗北し、東京の地下深くに氷漬けの姿で封印されるが、物語終盤に封印が解け、魔界の支配者として再度君臨する。
主人公が取るルート次第では共闘を申し出ることもあり、承諾した場合サタンの背後で糸を引く唯一神に闘いを挑むこととなる。

  • 真・女神転生
交戦することは無いが、ルイ・サイファーの名を名乗り荒廃した東京の各地に出没。ゆりこことリリスと再会させたり、CHAOSルートでは白金台にいる魔王・ベルゼブブを紹介したりと、様々な形で主人公に関与してくる。
属性がCHAOSの場合、ラストでその真の姿を顕し、主人公達にCHAOSの時代の到来を告げ去っていく。

  • 真・女神転生II
魔界およびTOKYOミレニアムによって迫害されたかつての東京に住むミュータントをはじめとするガイア教の思想的枢軸であり、サタン-唯一神と対立する。
モロクから吸収した生体マグネタイトを用いて九頭龍を覚醒させ、千年王国のプロトタイプとも言うべきTOKYOミレニアムの壊滅を画策する。
属性がLAW・NEUTRALの場合、魔界の王として主人公と戦うこととなるが、属性がCHAOSの場合は終盤に仲魔となる。

  • 真・女神転生if...
物語に直接関与することはないが、「Lv99の魔王」として登場。
仲魔・パートナーの程度差こそあれ「40後半から60程度」のレベルがあれば十分に最終ボスと渡り合える本作において、最低でも作成条件にLv90が求められるその存在は、「創ること自体が目的」と揶揄される。

  • 魔神転生
魔界の奥部にそびえ立つ巨城・パンデモニウムを支配する魔王。
実は主人公と共に戦うヒロインの女性の生みの親であり、荒廃した地上世界を自浄するべく、自らを含めた魔界の魔王、そして神すら見捨てた世界を裁こうとするサタンを打倒する力を持った人間を魔界に召還する使命を彼女に与えていた。
主人公が取ってきたルートによっては、その真相が明らかとなる。

  • 魔神転生II~SPIRAL NEMESIS~
「アクシズ」「アムネジア」「パラノイア」と呼ばれる三重構造の世界を統べる四体の高位神格「代行者」の一角で、魔界たるパラノイアの支配者の一人。
「CHAOS-LIGHT」の属性を体現する存在。
三つの世界が共にあり、共に認識される「共存」の道を模索する一方、NEUTRALルートにおいて交戦して倒した場合、本作と前作との明確な繋がりが彼の口から語られる。

  • 女神異聞録ペルソナ、およびペルソナ2罪/罰
「悪魔」アルカナの最強ペルソナとして登場。
「女神異聞録ペルソナ」では、その姿は電脳悪魔絵師こと金子一馬氏によってリデザインされている。
そのペルソナ・ルシファーの外見は、四肢を鎖で繋がれた無表情な人型であり、「神に逆らい仇なす咎人」といった側面が押し出されたものである。
「女神異聞録ペルソナ」では唯一降魔・発動可能なキャラはセベク編の隠しパーティーメンバー・城戸玲司だけである。

  • 真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-(マニアクス)
少年や老紳士の姿を借りて主人公の前に姿を現し、主人公にマガタマを植え付けて悪魔の力を与える。
マニアクスにおいては、魔人との戦いを経てアマラ深界の最深部までたどり着いた場合に限り、「なぜ主人公に悪魔の力を与えたか」が明らかとなり、最終的には彼の力を見極めるべく、大魔王たる真の姿を顕して戦うこととなる。
メギド系魔法に代表される万能属性スキルにすら耐性を持ち、高いクリティカル率を誇る通常攻撃、運の要素も多分に絡む回避不能スキル等を擁し、まさに最終ボスに相応しい強さと、圧倒的な威厳を備える。

  • 女神異聞録デビルサバイバー
二周目以降(ユズルート除く)、隠しボスとして7日目に永田町・国会議事堂前に姿を顕す。
物語の核心たる「ベル神の王位争い」にも特に関心を抱いておらず、配下のベル・ゼブブを目付け役として遣わせるに留めていたが、ベル・ゼブブを斃した主人公らには興味を示し、「退屈しのぎ」と称して戦いを挑んでくる。
久方ぶりの東京御光臨ということもあり、最終ボスを含めて他の登場悪魔とは次元の違う戦闘能力を誇る。
※HPの減少具合によって耐性・スキル構成を変化させてくるが、中でも特殊攻撃「メギドラダイン」は使えば使うほど威力が上がる、という特性を持つ。
そのため、もたもた戦っているとまともに交戦する暇もなく全滅する。
その存在は、高位の神魔を苦もなく行使する登場人物一同に「桁違いのバケモノ」「もう絶対に会いたくない」とまで言わしめるほど。
倒せば合体で作れるようになるが、天使メタトロン×魔王ロキという物語の影で存在する悪魔同士の合体というのは何か隠喩的ですらある。

  • デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王
「ルイ」を名乗る金髪の青年の姿で登場し、行く先々で主人公の前に姿を見せる他、時には主人公の力量を見込んで様々な別件依頼を持ちこんでくる。
別件依頼を引き受ける過程でその真の姿を現し、「戯れ」と称して彼に闘いを挑んでくる。

それ以外は、大概ミルクホール「新世界」で飲んだくれている。

  • 真・女神転生STRANGE JOURNEY
金髪の女性の姿を借りて、物語の先々で主人公の前に姿を見せる。
過去作の例にもれず、CHAOSサイドの代行者的役割を担っているが、本作におけるCHAOSの属性軸とは若干異なった思想を時折垣間見せる。

能力

審判」コミュがMAXに到達することで合体可能となる。
大いなる反逆者。
初期レベル・能力こそ高いが、耐性や所持スキルがいささか魅力に欠けるのが難点。特に、ゴールデンでは比較的楽にペルソナのレベルや能力を上げられるようになったために利点がさらに薄まり、実質勝利の雄たけび用(その雄たけびもテトラブレイクなどからのスキル変化で出現しうる)。シャッフルタイムに頼らない素の能力はまぎれもなくトップクラスなので、スキル調整などで補ってあげよう。

初期Lv:93

ブフダイン(初期)ブレイブザッパー(初期)コンセントレイト(初期)氷結ハイブースタ(94)
魔術の素養(95) 光反射(96) 電撃吸収(98) 勝利の雄たけび(99) 

物理耐性、光弱点、闇無効

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最終更新:2015年01月25日 10:34