直感! ばらんす★らびりんす

【ちょっかん ばらんすらびりんす】

ジャンル アクションパズル
対応機種 Wii(Wiiウェア)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 ゲームロフト
発売日 2009年12月8日
定価 500Wiiポイント
プレイ人数 1人
備考 2019年1月31日にWiiウェアの購入期間は終了済み
判定 なし
ポイント 傾け迷路ボール転がし
直感ではわかり辛い操作性


概要

  • Wiiウェアや携帯電話コンテンツなどの配信ゲームソフトをメインに活動するメーカー、ゲームロフトがリリースしたアクションパズルゲーム。
  • 例えるならば、学校の図画工作などで作った人も多いであろう、箱を傾けビー玉を転してゴールを目指す箱庭迷路をそのまま3Dゲーム化したような内容というべきか。
    • 本作と同系統のWiiジャケットソフトとしては、ハドソンの『コロリンパシリーズ』がある。また、本作の2D版といえる存在のソフトとしてマーベラスエンターテイメントの『かたむきスピリッツ』がある。
  • 一人プレイ専用、全30ステージ構成、主なモードは「通常、チャレンジ、タイムアタック」の三種類。

主なルール

  • 使用する対応コントローラーはWiiリモコン、もしくはバランスWiiボードのどちらかである。コントローラーを傾かせる事により、それに沿って迷路全体も傾く。それを駆使しボールを転がして、各ステージに定められたゴール地点に導くのが目的となる。
    • 迷路内にはワープポイントやジャンプポイントといった仕掛けがあり、ステージによってはそれらを利用する事が求められる。また、リモコンを早く振るとボールが壁を飛び越えられる場面もあり、これもクリアの必至行動になる。
    • なお、本作はモード選択のボタン使用などを除けば、傾けと振り以外の一切の操作は必要としない。
  • 迷路から脱線してボールを迷路の外に放ってしまったり、迷路内の所々に点在する落し穴に落としてしまうミスとなる。しかし、本作は原則的にゲームオーバー条件はなく、ミスしても落ちた少し前の地点から戻されるだけで何度でもやり直しが可能であり、いわば残機無制限状態となっている。
  • クリアしたステージは通常のモードの他に、チャレンジモードとしてプレイできる。チャレンジは所々に散らばる宝石を集めつつ、ゴールを目指さなくてはならず、一つでも宝石を取り損ねてしまうとゴールができない。また、ミスするとステージ最初からやり直しになり、取った宝石がすべてリセットされてしまうというペナルティが発生する為、通常とは難易度は比較にならない程に高い。
    • さらに全ステージをクリアすると、タイムアタックモードが解禁される。これはチャレンジのルールに加え、厳しい制限時間も設置され、その難易度はチャレンシ以上にきついものとなっている。
    • チャレンジ、タイムアタックにて好成績クリアすると、ネームエントリーが可能(Wi-Fiなどには非対応)。

評価点

  • グラフィックは怪しげなミステリアスな雰囲気が醸し出されており、デザインセンスは優秀であろう。ステージが進むにつれ迷路の色彩が変化してマンネリ化を感じさせない工夫もいい感じである。

問題点

  • ルールはわかりやすいゲームなのだが、だからといって難易度がお手軽なのかといわれると決してそんな事はない。はっきりいって、クリアするには相当なプレイスキルと慣れが必要とされるハードな一作であるのだ。
    • 本作の難易度を上げている要因は以下の事が挙げられる。
      • リモコン感知が敏感気味で、ちょっとした操作のつもりでも大きく迷路が傾いてしまう事が(特に慣れないうちは)頻繁してしまう。
      • 迷路をどの位傾けたのかが直感的、視覚的に分かり辛く、ボールの動きがやたらと読みにくい。本作にはリモコン傾けの軸表示といったものが存在しないのも読みにくさに拍車をかけている有様。というかゲームタイトルに偽りありな気がしてならないのだが…。
      • 広い迷路になると、ボールがどこにあるのか、地形がどうなっているのかという把握が困難であり、この辺も直感的にプレイする事を阻害している。画面の小さいテレビでプレイすると、もう目にも当てられない状況になるのは避けられないと思われる。
      • 他には、転がしたボールの動きが早くてブレーキをかけるのが困難、落とし穴がブラックホール並の吸い込みぶりで油断してると穴に持っていかれやすい、などがある。
      • また、後半ステージにはボールを二つ同時に操る場面があり、片方がミスすると両者ミスとなってしまう影響で、難易度が他ステージ以上にとんでもない事になっているのも厄介である。
    • 本作の難易度の高さはメーカー側も認めており、ゲーム内の説明書では「多大なる慣れが必要かもしれません」と表記されている。
    • もちろん、通常モードからして茨の道であり、チャンレジやタイムアタックに挑むとなるともう…。

総評

子供はおろか、大人でも泣きたくなるような難易度であり、見た目のライトさに惹かれてプレイしたら泣くハメになる恐れは十分に考えられる作品であろう。
ただ、逆にいえばやりがいのあるソフトでもあり、価格の安さな割には長時間遊べると思われる。もっとも、死にまくりのトラウマに多大なるストレスを感じなければの話であるが…。

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最終更新:2021年09月21日 10:02