シェリフ
【しぇりふ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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任天堂
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稼動開始日
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1979年
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判定
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良作
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ポイント
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ゲーム&ウオッチより古い 移動方向と攻撃方向が独立するゲームデザイン
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概要
任天堂がファミコンやゲーム&ウオッチよりも前に制作したアーケードゲーム。
特徴
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本作は西部劇を題材としたトップビューアクションゲームである。
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主人公となる保安官、シェリフが多くのならず者を倒して最後に貴婦人を助けるというストーリー。
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主人公の操作は1レバーとボタン付きのダイヤルスイッチで行う。
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レバーで東西南北に移動、ダイヤルスイッチで発砲する向きを8方向に変えボタンで発砲。そのため「歩く方向」と「撃つ方向」は別なものとして操作できる。
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ゲーム画面はいっさいスクロールしない。画面の外側を多くのならず者が徘徊し、それを内側からシェリフが撃つという構図になっている。
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ならず者を全員倒せばクリアだが、ならず者はたまに内側に襲来するので要注意。
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全8ステージのループゲーム。3面と8面をクリアするごとに得点が2倍になる。
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スコア表示もこれを前提としており、8桁表示であるのだが、最初は「0000」と当時よくあるゲームと同様に4桁表示されている。1万点を超えると一度に2桁解禁されてプレイヤーを煽る仕組みになっている。
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難易度は際限なく上がっていき、主に敵の弾速が上昇する。シェリフはレバーを操作してすぐに歩き出すのではなく、かなりの遅延をもって「よっこらしょ」と言わんばかりに歩き始める(発砲操作に対しては機敏に反応する)。更に1000万点を超えたあたりから、4ヶ所あるシェルターが機能しないほどの高速弾幕が展開され、見てからどころか開幕レバー入れっぱなしでも回避困難な攻撃に見舞われる。
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理論上は約45面でカンストする計算だが、先述の仕様もあってかカンスト報告は稀である。
評価点
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操作性が面白い。
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歩く方向と撃つ方向が別になったことにより、後ろに下がりながら前に撃ったり、敵に近づくと見せかけて別な敵を撃ったりと、様々な戦略性がある。
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また、難易度もその操作を前提とした絶妙なバランスであるため、操作性に一度慣れると病み付きになり、大人も子供もやればやるほど楽しくなる。
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本作はこの一点をもってして、本作を知る多くの人間に評価されている。
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ゲーム性以外の細かい部分も凝っている。
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グラフィックは白黒だが、キャラクター造形はそれにあわせてシンプルなデザインにまとまっており、可愛らしい。このあたりはビジュアルにこだわる任天堂の面目躍如といえよう。なお、スペースフィーバー同様にカラーバージョンも存在する。
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1979年の作品であるにも拘らず簡素ながら音楽があり「タンタタン…。タンタタン…。」というリズムはゲームの妨げにならない範囲で盛り上げてくれる。
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また曲のバリエーションも通常パターンのほかに敵の襲来やステージクリアなど多くのパターンが用意されている。
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本作の任天堂純正筐体は、木目が渋く西部劇のような趣がある。
問題点
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入力遅延があるため、アクションゲーム初心者が遊ぶにはきつい部分がある。
総評
1979年の作品にしては工夫が凝らされており、ユニークな操作とあいまって誰でも夢中になるクオリティとなっている。
任天堂ならではの誰でも楽しめる作風は、この時点ですでに完成していたといっても過言ではない。
余談
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移動方向と射撃方向が同期するなどのマイナーチェンジ版『シェリフ2』も存在する。
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変更点は、キャラクターが擬人化?動物に変更される、スコアシステムの変更でヤケクソ的なインフレスコアが出なくなっているなど。
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チャンネルスイッチを装備しない汎用筐体向けだが、本作からのコンバートされたチャンネルスイッチ装備筐体向けにチャンネルスイッチを使用する設定も可能。
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GBAソフトの『メイド イン ワリオ』にて少しアレンジが加えられて移植されている。
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本作の公式な移植作は今のところこの一点のみとなっている。難易度は大幅ダウンしているため、比較的簡単にカンストが達成できる。
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現在はNintendo Switchの『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』で配信されている。
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+追加パックを購入しつつ、少しゲームを進める必要はあるが、携帯モード及び従来のTV画面で遊ぶことも可能。
最終更新:2024年01月08日 06:10