【こーど おぶ じょーかー】
ジャンル | 思考型デジタルトレーディングカードゲーム | |
対応機種 | アーケード(RINGEDGE) | |
発売・開発元 | セガ | |
稼働開始日 | 初代2013年7月11日 | |
Ver.1.1 -アルカナの覚醒- 2013年12月11日 | ||
Ver.1.2 Re:BIRTH 2014年4月24日 | ||
Ver.1.3 begiNNing 2014年11月27日 | ||
Ver.1.4 GroW=Win 2015年7月23日 | ||
Ver.2.0 S 2016年5月26日 | ||
Ver.2.1 EDGE 2017年4月13日 | ||
Ver.2.2 ECHOES 2017年8月8日 | ||
Ver.2.3 THE AGENTS 2017年12月21日 | ||
備考 | 2019年7月11日サービス終了 | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
ポイント |
完全デジタルTCG Ver1.2から基本無料に 思考や駆け引きよりカードパワーがモノをいうバランス 環境の硬直は起こりにくく配慮されている カードゲームアニメのような演出や臨場感は好評 |
本ゲームは数回のアップデートが行われており、ここでは最終バージョンのVer.2.3 THE AGENTSの仕様を原則として記載する。
一部に古いバージョンの情報が含まれている場合があります。
人々の知らない、もう一つの世界…電脳空間[ARCANA]。
現実と表裏一体、瓜二つのその空間は、人の[意識]だけが存在できる可視化された世界…。
―かつて人々は夢を見た。
科学という名の魔法で創り上げた[まやかしの世界]に移住し、理想の世界で永遠に生きる夢を。
それはおそらく、死の神をも恐れぬ所業だったのだろう。
…何が[正義]だったのかはわからない。
愚者達によって引き起こされたサイバーテロにより、その計画は闇に葬られた。
戦場となった[ARCANA]は荒廃し、今や無法地帯となって広大なネットワークの海を漂流している…。
この電脳空間[ARCANA]を監視する、国家情報防衛局内の秘密組織[AST]。
そこに所属する[世界の真実を守る]という使命を持ったエージェント達は、まだ知らない。
自らが世界そのものの断片、1枚のカードであるという事実を…。
今日も[ARCANA]の加護を受けた新たなエージェントが一人。
大いなる[世界]という名の運命の渦に、巻きこまれていく…。
現実と表裏一体、瓜二つのその世界は、
人の意識だけが存在できる
無限の世界…。
(※公式サイトより)
完全デジタル型対戦トレーディングカードゲーム(以下TCG)。
現物のカードを使用せず、ICカードに登録されたプレイヤー情報内で対戦やデッキ編集・トレードを行う。
ゲーム内容としてはオーソドックスなTCG型で、対戦者が交互に行動するターン制。
互いに40枚のカードで構成されたデッキを基に、手札にドロー(デッキから引く)したカードを使って戦い、相手のライフを0にする・あるいは10ラウンド経過時に相手よりライフが多い(同点の場合は後攻勝利)ことが勝利条件。
全てのカードは5つの色(赤・青・緑・黄・紫(*1))+無色のいずれかに属している。また使用コストが設定されており強力なカードはゲーム終盤でないと使用できない。そのため色々なカードをバランスよく活用する必要がある。
「思考型」と銘打たれており、操作テクニックに左右されない純粋な戦略を楽しみたいプレイヤーからの期待は高かったが…。
純粋なTCGに近いスタイルでプレーができる
デジタルカードゲームならではの要素
+ | キャラクターとジョーカーの紹介 |
臨場感のある操作体系
デジタル化によるカード取り回しの効率化
Ver1.2から、基本プレイ無料&プレイ料金の低下
新規プレイヤーへの間口の広さ
ユニットカードのデザインもなかなかに個性的
カード入手難度の緩和
カード性能や対戦バランスは改善が図られているものの、最後まで賛否両論が続いていた。
+ | 最終バージョンで問題視されていたカード例 |
+ | Ver2.3EX1で問題視されていたカード例 |
リアルイベントの開催
『アヴァロンの鍵』キャラの微妙なカードデザイン
+ | 気になるかは個人差があるものの…… |
デジタルTCGという利点を活かした演出やスピーディな処理、対戦を成立させるまでのハードルの低さといった魅力・独自性があり、自分が対戦したい時に相手がいないというTCGプレイヤーの悩みを解決できるゲームであったため、期待するプレイヤーも多かったが、稼働初期からバランス調整に失敗してプレイヤー離れを招いてしまった。
パワーカードで捻じ伏せるゲーム展開という側面は最後まで続いたが、イベントやその報酬カードを含め比較的早い期間で環境が動くように運営され、VerUP毎にカード能力の調整と共に、戦闘演出のスピーディ化・カードショップ機能・サレンダー機能の実装といったプレイヤーの要望に沿った調整が施され続けた結果、十分本格トレーディングカードゲームの醍醐味を味わえるゲームだったと言える。
最初期は「お金がかかるゲームだ」というイメージも強かったが、基本無料化の上にカードが以前より容易に手に入るようになったので金銭的負担は少なくなり、時期・地域によってはプレイ待ちも出るまでに成長した。
その絶頂期から上述の更新頻度低下による不安期を迎え、ちょうど丸6年で稼働終了の運びとなった。
+ | 作品の変遷 |
*1 当初はアヴァロンの鍵と同じく4色だったが、Ver2.0から紫が追加。
*2 呪文や魔法のカードをあらかじめ伏せてセットするシステムは他のTCGでも良くあるが、あくまでも「中には、そうしなければ使えないものもある」という程度である。
*3 ENが100以上の場合回復量は110。
*4 このスターターデッキはTCGとしてはかなり良心的で、非常にバランスの良い基本的なビートダウンデッキとなっている。トライアルデッキだのエントリーデッキだのと称して紙束を売りつけるMTGやヴァイスシュヴァルツに比べて非常に良心的
*5 そもそも『センターポジション』でアイドルチームを組んでいた『パピヨンガール』『スポアガール』は種族サポートとしてのデザインが強く、ガチ構築ではまず共存できない。
*6 数値調整なのか3ptは2015年6月現在は存在しない
*7 アナウンス自体は大概前日なので苦し紛れに見える
*8 「加護」や「固着」のような効果で遮断が可能な場合もあるが、それは特定ユニットへの効果を防いだだけであり、発動そのものを妨害しているわけではない
*9 対処したい戦術をもつデッキを使う相手とマッチするかは不明なので、大量に投入するわけにも行かず対策する側がある意味不利と言える。
*10 後攻側が不利を覆すカードとはいえ結局先攻側も活用できるので大幅に埋めているわけではない。
*11 例えば、ジョーカーカードを使用すると評価が上がるが、使用する前に勝てる状況になったため勝利しに行った場合は評価が落ちてしまう。意味がわからない。
*12 Ver2.0からは共にスターターデッキに含まれていることが更に遭遇率を上げている。
*13 かつては既にLvがそれ以上上がらないユニットへも毎回発動するため余計にうるさかった。現在はその状況では発動しなくなった。