機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
本編 | ||||
FC | 桃太郎伝説 | おとぎ話を題材にしたコミカルRPG。 | 良 | |
X68 | 桃太郎伝説 | FC版ベースの移植作。原作に忠実ながらマシンパワーを活かして華やかな出来に。 | ||
PCE | 桃太郎伝説ターボ | FC版ベースの移植作。 | 良 | |
携帯 | 桃太郎伝説モバイル | リメイク作。前編と後編の2部構成になっている。 | ||
PCE | 桃太郎伝説II | 『桃伝ターボ』の続編。主役級以外の人気キャラのほとんどはここで初登場した。 | 良 | |
SFC | 新桃太郎伝説 | 『桃伝』の続編。打って変わってシリアスなシナリオが特徴。 | 良 | |
PS/Win | 桃太郎伝説 | 『新』の要素も加えた『桃伝』のリメイク作。 | なし | |
外伝 | ||||
PCE/FC/GB | 桃太郎伝説外伝 | 夜叉姫、浦島太郎、貧乏神が主人公になるオムニバス短編集。 | ||
カップリング | ||||
GBC | 桃太郎伝説1→2 | 『ターボ』『II』のカップリング。タイトル通りの『1』→『2』強制等が問題に。 | 劣化 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
FC | 桃太郎電鉄 |
当初は『桃伝』のセルフパロディだった。 初代ゆえ、後とは異なるシステムも多い。まだ貧乏神はいなかった。 |
良 |
PCE/FC/ GB/Switch |
スーパー桃太郎電鉄 |
借金・カード・貧乏神の初登場。全員で目的地が共通になり、シリーズの基盤を整備。 Switchでは『令和』の早期購入特典としてFC版をDL配信し、後に一般販売。 |
|
PCE/SFC/ GB/Switch |
スーパー桃太郎電鉄II |
グラフィックがかなり強化され雰囲気が向上。キングボンビー&ミニボンビー初登場。 Switchでは『桃鉄ワールド』の早期購入特典としてSFC版をDL配信。 |
良 |
SFC/GG | スーパー桃太郎電鉄III |
強化された貧乏神・キングボンビーの悪行。そしてメカボンビーの初登場。 新カードも続々登場しプラス・マイナス両方の要素が進化してIIの完全上位互換。 |
良 |
SFC | スーパー桃太郎電鉄DX |
まさにデラックスと呼ぶべき豪華な出来。 本作のBGMは現在まで使われている。銀河鉄道・大恐慌初登場。 |
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桃太郎電鉄HAPPY |
桃鉄の集大成の1つ。ボンビラス星・運賃改正初登場。 さくまのブログによると、当初本作でシリーズをハッピーエンドにする予定だった。 |
||
PS | 桃太郎電鉄7 |
ギーガボンビー誕生の巻。シリーズで定着した要素は本作で整った。 カードの進行・便利の区分化、CPUの「さくま」が本作から登場。 |
良 |
GB | 桃太郎電鉄jr. ~全国ラーメンめぐりの巻~ |
『桃鉄7』がベース。専用目的地を巡るバラエティゲームのルールが初登場。 ラーメンにちなんだ駅を旅しよう。 |
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PS | 桃太郎電鉄V |
ハルマゲド~ン襲来の巻。据え置き最後の2Dマップ。バラエティゲームも多数収録。 本編で桃太郎ランドを購入すると、ミニゲームを遊べるモードが出現。 |
良 |
PS2 | 桃太郎電鉄X ~九州編もあるばい~ |
『X』は「ばってん」と読む。いつもの全国編マップの他、九州編マップも同時収録。 新要素「デボンドビス」が難点。 |
なし |
PS2/GC | 桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻 |
カードが使えなくなりマスに対して悪行を行う、ブラックボンビーが初登場。 本作から物件の高額化が顕著に。 |
良 |
桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー! |
全国編のほか、西日本のみが舞台の「西日本編」を収録。 ハリケーンボンビー、ボンビー・モンキーが初登場。 |
||
PS2 | 桃太郎電鉄USA |
北アメリカが舞台の桃鉄。スペースボンビーのほか、さまざまな独自要素も搭載。 「月面」「海底」「過去の世界」といったマップがある。 |
良 |
GBA | 桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ! |
『桃鉄12』がベースの携帯機版。手持ちのカードをデッキとして登録できる。 ピヨピーが初登場。 |
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PS2 | 桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻 |
キング・ハリケーン・ギーガ・ブラック・ミサイルの五大ボンビーが登場。 絶好調システムや、日本のマップが大きく変わる大型イベントも搭載された。 |
|
PS2/Wii | 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! |
北海道が移動する大型イベントが搭載。 Wii/360版はWi-Fiで全国順位を競えるが、オンライン対戦は不可となっている。 |
良 |
360 | 桃太郎電鉄16 GOLD | ||
DS | 桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN |
「DS初の桃鉄」と宣伝されたが、実際はガラケーアプリの移植。 システムまでほぼガラケー版のままだったためファンの不評を買った。 |
シリ不 |
桃太郎電鉄20周年 |
DS版の桃鉄オリジナル作品。ネット対戦にも対応。 織田信長をはじめとした歴史ヒーローの異常なまでの強さが賛否を呼んだ。 |
賛否両論 | |
Wii | 桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻 |
マップが従来のおよそ1.5倍の広さにスケールアップ。 当初『20周年』名義だったが、発売延期の末別タイトルに。 |
不安定 |
PSP | 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! |
『2010』ベースの移植作。チームを組んでプレイするタッグマッチモードが追加。 日本を舞台にした、最後のハドソン製桃鉄。 |
|
DS | 桃太郎電鉄WORLD |
世界を舞台にした桃鉄。『20周年』に続きネット対戦に対応。 ハドソンによって開発・販売された最後の作品。 |
|
3DS | 桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! |
任天堂からの発売となったシリーズ復活作。開発はヴァルハラゲームスタジオが担当。 震災駅や復興イベントなど東日本大震災に焦点を当てた新システムを搭載。 |
改善* |
Switch | 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ |
約11年ぶりの据置機新作。ステイホーム需要もあってシリーズ最高の400万本を記録。 キャラデザが完全に変わった他、最凶最悪のボンビーであるデストロイ号が新登場。 |
良 |
桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~ | 『令和』をベースとしつつ、『WORLD』と同様に世界を舞台にしたSwitch版桃鉄第2弾。 | 良 | |
非さくまあきら作品 | |||
SS | 桃太郎道中記 |
江戸時代の日本を舞台とした桃鉄。『桃鉄DX』がベース。 さくまあきらが関わっていない故にナンバリングに含まれない。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
携帯 | 桃太郎電鉄JAPAN豪華版 |
ガラケー通常版に追加要素を加えた作品。 一部機種でプリインストールされている。 |
||
iOS | 桃太郎電鉄JAPAN+ |
さらに追加要素を加えた作品。 1年対戦のみ無料。860円の買い切り課金をすると30年までプレイできる。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
桃太郎活劇 / 桃太郎電劇 | |||
PCE | 桃太郎活劇 |
桃太郎伝説の設定を基にしたアクションゲーム。 低難易度は誰でもクリアできる作りになっているのが特徴。 |
良 |
GB | 桃太郎電劇 | 桃を投げつけるアクションゲーム。 | |
桃太郎電劇2 | さらに進化した電劇。 | ||
桃太郎まつり | |||
GBA | 桃太郎まつり | バラエティゲーム集。世界観は『桃伝1→2』に基づく。 | |
PS | 桃太郎まつり 石川六右衛門の巻 | 上記GBA版のマイナーチェンジ版で、桃伝シリーズの実質的な最終作。 | |
桃太郎コレクション(カップリング) | |||
GB | 桃太郎コレクション | ハドソンゲーム缶vol.2。『スーパー桃鉄II』と『電劇』のカップリング。 | |
桃太郎コレクション2 | ハドソンゲーム缶vol.4。『桃伝外伝』と『電劇2』のカップリング。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
FC | 忍者らホイ! 痛快うんがちょこ忍法伝!! |
さくまあきらをはじめ『桃伝』スタッフが制作。 一部システムが流用されている他、和風ギャグRPGという『桃伝』の作風も受け継がれている。 |
|
GB | ジャングルウォーズ |
「キム皇」こと木村初がシナリオ・ゲームデザインを担当。さくまも監修として参加する。 『桃伝』の影響を受けた部分が多く、ある意味「兄弟作」といえる。 |
良 |
SFC | ジャングルウォーズ2 古代魔法アティモスの謎 | 上記の続編。ジャングル鉄道などのサブイベントが豊富。 | |
ザ・ラストバトル | キム皇監修、キャラデザ土居孝幸のRPG。よくあるファンタジー世界だが独特の「味」がある。 | スルメ | |
PS | さくま式人生ゲーム | キャラクターデザイン含めて、さくまあきらが監修。 | |
PS2/GC | ドリームミックスTV ワールドファイターズ | 桃太郎、貧乏神が参戦。 | なし |
PS2 | ボボボーボ・ボーボボ ハジけ祭 | キングボンビーがゲスト出演。 | ク |
Switch/Win | ビリオンロード |
旧桃鉄スタッフだった土居孝幸や井沢ひろしが手掛けたテーブルゲーム。 ゲーム性は桃鉄と酷似している。 |
ハドソン発売のRPGシリーズ。
昔話「桃太郎」の世界観をベースに「金太郎」「浦島太郎」等様々な昔話の要素がミックスされており、『新』を除けばシナリオもギャグが満載で明るい雰囲気となっている。
現在は『電鉄』シリーズが主流となっており、PS/Winでのリメイク版発売以降、伝説シリーズは発売されていない。
ハドソン発売のボードゲームシリーズ。
プロデューサーは『桃太郎伝説』のさくまあきら、キャラクターデザインは土居孝幸。声に出すとわかる通り『桃伝』のパロディタイトルだが、結果的には本家よりも多くの作品が発表される有名シリーズとなった。
シリーズ1作目は、1988年発売のFC『桃太郎電鉄』で、2作目のPCE『スーパー桃太郎電鉄』では多くのルールが変更され、現在まで続くシステムのの基礎を確立している。
プレイヤーは鉄道会社の社長となり、手番順にサイコロを振って、出た目の数だけ日本地図を模したマップを自由に進む。
物件を購入できる駅や資金の増減するマス、目的地(*1)などを巡って、一定期間内に所持金と不動産資産を合わせた総資産の向上を目指す(*2)。
1ターンは1ヶ月間にあたり、毎年決まった時期には決算として大きな収入がある。他にも、ターンの前後にイベントが発生することがある。
各駅で購入できる物件は、実際の観光地や名物・特産品を反映させたものが多く、地域色豊かに作られている。
季節に応じたイベント、『桃伝』譲りのユーモアや発売年に合わせた時事ネタ、それらを面白おかしくコミカルに描いたイラストCGなども、ボードゲームとしてのシステム以外の部分に込められた本シリーズ独自の魅力である。
また本家直輸入の「貧乏神」は、場を引っ掻き回す恒例のお荷物キャラとして、「スリの銀次」はその年に流行した時事ネタ絡みの人物やアイテム等への変装と、一瞬で多額の所持金を容赦なく奪い去っていくさまで対戦模様に華を添える。
こうして本作はハドソンを代表する看板シリーズの1つとなり、ゲーム機だけでなく携帯電話向けのアプリやアナログボードゲームなど様々な形態で、数年ごとに新作をリリースしていた。
だが、2012年にハドソンがコナミに吸収された後は制作側とコナミ社内に確執があったことがさくまあきら氏のTwitterアカウントで明かされ、突如として『桃鉄』シリーズの終了が表明された。
これを受けたコナミ側は、シリーズ続行に向けてさくまと話し合いを続けている旨のリリースを発表(参考リンク)。
しかし、事実と異なる部分があるとさくま側が火に油を注ぐ発言を自身のTwitterで行うなど、続編のリリースは一時期絶望的と思われていた。
しかし、任天堂へのライセンスアウトという形式(*3)で2016年12月22日に『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』が発売され、シリーズが復活。
その後、コナミ側が開発環境を整備するという約束の下、総監督さくまあきら・発売元コナミの体制で2020年に『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が発売された。
ゲーム以外では2008年にパチスロ、2009年・2012年にパチンコ化された。
伝説シリーズの新作・移植・リメイク及び電鉄シリーズの過去作のリメイクの要望について、さくま氏は「ハドソン側で保存されていたはずの伝説シリーズのプログラムが紛失してしまった」「電鉄シリーズもハドソンが『11』以前の作品のプログラム・ソースコードを全て廃棄してしまった」と明言しており、実現は絶望的である。
近年では、Switchの作品の早期購入特典として過去の桃鉄シリーズの作品が配信されているケースもある。