TANK! TANK! TANK!

【たんく! たんく! たんく!】

ジャンル 体感型バトルパーティーゲーム(シューティングゲーム)
対応機種 アーケード(SYSTEM ES1)
Wii U
発売・開発元 バンダイナムコゲームス
稼動開始日【AC】 2009年
発売日【Wii U】 ダウンロード版: 2012年12月26日
パッケージ版: 2013年2月21日
定価【Wii U】 ダウンロード版: 無料+追加コンテンツ毎の料金
パッケージ版: 5,040円
判定 良作


概要

  • 旧ナムコから発売された『トーキョーウォーズ』とほぼ同様のシステムを持つアーケードゲーム。ゲーム内容は戦車パイロットとなり、仲間と協力して巨大な敵と戦ったり乱闘したりする、パーティーゲームのようなもの。
    • Wii U版はDL版とパッケージ版の両方で発売。DL版は基本コンテンツが無料で、残りはそれぞれが有料となっており*1、全てのコンテンツを購入するとパッケージ版と同じ価格になる。

基本システム

  • AC版はレースゲームの筐体のようなデザインになっており、縦長のスクリーンが設置されている。
  • カメラ機能も搭載されており、プレイヤーの顔を撮影出来る。撮影した顔はゲーム内において自機のパイロットとして使用される他、Wii U版では後述のオレコングモードにも使用される。もちろん、写真やイラストがあれば二次元キャラなどをパイロットにすることも可能。
    • シートは自機がダメージを受けるなどすることで震動するが、設定でいつでもOFFにできる。
  • Wii U版ではWii U GamePad、Wiiリモコンのどちらでも操作可能。さらにGamePadのみでのプレイも可能。
  • 基本の武装は戦車砲だが、戦闘中に出現するアイテムを取ることで変化する。AC版やWii U版(ストーリーミッション以外のモード)では連続で弾を撃てるマシンガン、発射したまま振り回せる火炎放射器、敵を痺れさせ動けなくするプラズマ弾、無数の誘導ミサイルを放つ多弾ミサイル、弾数は少ないが強力な破壊力を有する巨大ミサイル、直線上の標的を一気になぎ払うメガビーム、最弱だがスピードが早くなる水鉄砲がある。
    • Wii U版のストーリーミッションでは選んだ戦車ごとに違う武装が追加される。黄色は特殊武器か連射武器で、青は強力な武器だが出現率は黄色よりも低い。
  • DL版は全てのコンテンツを購入すればパッケージ版と同じ値段になる。

ゲームモード

みんなで巨大な敵と戦う

  • 協力プレイモード。他のプレイヤーと共に無数の雑魚敵や巨大敵との戦闘を行う。戦闘終了後には破壊した建物や敵の総数が表示され、インターネットに接続されていれば都道府県及び全国におけるランキングが表示される。
  • ハイスコアを競うにはうってつけのモード。ちなみに味方を誤射してもダメージはない。
  • HPがゼロになっても何度でも復活できるが、その分時間はロスしてしまう。

みんな敵同士で戦う

  • バトルロイヤルモード。全てのプレイヤーが敵同士になって戦う。制限時間内に対戦相手を多く撃破したプレイヤーの勝利。
  • このモードでは対戦相手を撃破するとアイテムが出現するようになっている。

みんなでチームに分かれて戦う

  • チームバトルであること以外は、みんな敵同士で戦うモードと同じ。

怪獣バスターズ パワードモード

  • 期間限定で配信されたAC版限定モード。ウルトラシリーズのウルトラ怪獣と戦うことができる。
  • ちなみにこのモードでは戦車本体や多弾ミサイル、巨大ミサイルがウルトラマンをイメージしたカラーリングになる。

ストーリーミッション

  • Wii U版限定モード。ストーリー毎に決められた敵と戦う。全36ミッション。
    • このモードでは制限時間がゼロになる以外にも、あらかじめ設定されている残機が0になってもミッション失敗となる。
    • 登場する敵はみんなで巨大な敵と戦うモードでお馴染みのものはもちろん、本モード限定の敵も多数登場する。*2
  • このモードでのみ、いくつもの戦車を選択して使用することが可能。*3戦車ごとに性能は全く異なる物となっており、ミッションをクリアする毎に経験値を積んで強くなっていく。さらにクリアメダルを多く集めれば、使用可能な戦車も増えていく。

オレコングモード!

  • Wii U版限定モード。Wii U GamePadを使用したプレイヤーが巨大敵「コング」*4となり、戦車チームと戦う。GamePadには俯瞰視点のコングが表示される。
    • コングはパワーアップチャンス時にGamePadを横に振ることで一時的に金色になってパワーアップ状態になり、パンチをしながら前進するほか、ゲージが貯まれば非常に強力なビーム攻撃も繰り出せる。
    • 取り巻きとしてプロペラが付いた一頭身のコング型雑魚も出現するがコング側からすればあまりあてにできない。
  • ちなみにコングや雑魚敵の顔は撮影したプレイヤーの顔になる。
    • また、コングは撃破された際になぜかダブルピースをしながら爆散する。

評価点

シンプルな操作

  • 操作方法は実に単純。自機を動かしつつ、照準を合わせてひたすら撃ちまくるのみ。老若男女問わず簡単に操作できる。
  • さらに(ストーリーミッションを除いて)やられても何度でも復活できるので、基本的に操作が下手なプレイヤーも安心。

ぶち壊す爽快感

  • 敵だけでなく、邪魔な建物も粉砕可能。巨大ミサイルやメガビームでまとめて粉砕すると非常にスカッとする。
    • ただし、外したり明後日の方向に撃つと戦車長に怒られたりしてしまう。

問題点

CPUの設定

  • ストーリーミッションでは一人プレイでもCPUがお供に付くのだが、このCPUの頭が悪い。敵の群れに突っ込んで袋だたきにされたり、プレイヤーが取ろうと思ったアイテムを目の前で奪い取っていくのは毎度の事である。さらに敵が姿を見せていない時でも撃ちまくるため、アイテムをとっても無駄撃ちしてしまうことも多い。
    • ただし、積極的に敵を倒してくれたり、プラズマ弾で的確に巨大ボスの足止めをしてくれるので、馬鹿ではあっても役立たずではない。
      • 逆にパーティープレイ時のCPUは強い。こちらの動きを的確に捉え、後ろから連続攻撃してくることもしばしば。

総評

  • シンプルな操作で誰でも楽しめるのが本作の大きな魅力。Wii U版なら友人や家族と一緒に家庭で楽しめること請け合いである。
  • 一人でプレイしても楽しいが、複数人でプレイすればもっと楽しいと言えるだろう。

余談

  • 巨大敵の1つである戦艦の残骸を被ったサイボーグのタコは名称はAC版は「巨大ダコ」、Wii U版では「クラーケン」となっている。
  • HPゲージが表示される巨大敵は、ゲージの横にボディカラーと同じ色をしたアイコンが表示されるが、レッドドラゴンに限っては専用のアイコンが用意されている。*5
  • アーケード版公式サイトから設置店舗を探せたが、15年9月下旬頃からどの都道府県で検索しても設置店舗名が記載されなくなってしまった。
  • AC版に使われているSYSTEM ES1はバンダイナムコ初のPCアーキテクチャーベース基板であったSYSTEM N2の後継基板で、2008年稼働の『弐輪 -NIRIN-』が初登場作。

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最終更新:2020年07月15日 11:06

*1 基本コンテンツのみの場合はプレイが1日3回までという制限が付いているが、有料コンテンツを1つでも購入すると制限が撤廃される。

*2 ブラッククモロボやブラックドラゴンはAC版にも登場しているが、Wii U版ではストーリーミッションでしか戦えない。

*3 ただし1Pのみ。2Pはサポートタンクとしての出撃となり、種類の変更はできない。

*4 ストーリーミッションに登場するアーマーコングとそっくりだがボディカラーや攻撃モーション、内部装甲などが異なる。

*5 ただし画面内にいない時の位置表示のアイコンは汎用のものが使われている。