超次元ゲイム ネプテューヌ

【ちょうじげんげいむ ねぷてゅーぬ】

ジャンル RPG

対応機種 プレイステーション3
発売元 コンパイルハート
開発元 コンパイルハート(ネプテューヌチーム)
発売日 2010年8月19日
定価 6,800円(税込)
レーティング CERO:B(12才以上対象)
廉価版 CHコレクション:2011年7月21日/3,990円
判定 バカゲー
ポイント ある意味ガラパゴスすぎるRPG
コンパイルハート版『セガガガ
ゲーム業界……というか"ゲハ"を題材としたゲーム
自重しない萌え&パロ要素&スラングでネ民ホイホイ
コンパイルハート初の単独女性主人公
ネプテューヌシリーズ
公式サイト


ストーリー

四人の女神たちにより守護されている異世界「ゲイムギョウ界」。
しかし世界を守護する女神たちは何千年に渡って争いを続けており、さらに下界では先代守護女神マジェコンヌによりモンスターが溢れかえっていた。
そんな中、女神の一人であるネプテューヌは記憶を失い下界に放り出されてしまうが、世界を創造した史書「イストワール」の声を聞き、ゲイムギョウ界を救う旅に出る。

概要

  • アイディアファクトリーの子会社であるコンパイルハートが開発を手がけた2007年9月27日発売の『アガレスト戦記シリーズ』に続く新しいゲームシリーズ。
    システムは本作の1年前に発売された『トリニティ・ユニバース』をベースにしている。
  • ゲームハード論争をテーマにした異色のRPG。メインキャラクターが第7世代据置ゲームハード、あるいはゲーム会社の擬人化であることが最大の特徴。
    • ゲームハード擬人化キャラであり主役を張る「女神」たちは、人間としての姿から一時的に女神としての姿に変身することができる。
      彼女たちの変身時の姿や統治する国などの様々な要素は、それぞれ実在するゲームハードに由来するものとなっている。
      • 主人公のネプテューヌだけは「ファーストパーティ時代のセガ」と、その系譜の延長線上に当たる仮想のゲーム機がモデル。この関係からネプテューヌの国プラネテューヌは他の3国よりも技術が突出して発展しており、彼女自身のモチーフも「脳波コントローラや自律進化型AIを搭載したハード」がコンセプトとなっている*1
      • 宿敵となる先代女神・マジェコンヌはゲーム機器用コピーツール「マジックコンピューター」が元ネタ。色々な意味でいいのか。
      • 今作のみ、他の女神三人は常に「グリーンハート」「ブラックハート」「ホワイトハート」と呼ばれており、続編で定まった人間時の本名「ベール」「ノワール」「ブラン」は変更可能。
      • 擬人化したハードを女神という信仰対象にしたことで、やもすれば蔑称になりうる「信者」という言葉がまともな言葉に変化しているところにも注目したい(女神間の確執はともかく)。
    • メーカーキャラは、コンパイルハート自身や親会社アイディアファクトリーはもちろん、ガストに日本一ソフトウェア、そして5pb.やレッド・エンタテインメント(RED)が登場。このうち5pb.とREDはDLCで購入しない限りパーティーには登場しないが、5pb.はDLC非導入でも「ふぁいらじ♪」でメインキャラに一切関わらない形として登場はする。
  • なお、メインキャラに萌えてくれと言わんとばかりに、それ以外の脇役は全てフェイスウィンドウ+シルエットでモブキャラ扱い。

システム

  • ゲームの流れ
    • プラネテューヌ*2・ルウィー・ラステイション・リーンボックスという4つの国を移動しつつクエストを受注し、ダンジョンに潜ってそれを達成してゆく、という流れになっている。
    • クエストを終えると「シェア」が変動する。これは仲間加入フラグにも関連しているので、扱いに気をつける必要がある。
    • 一部クエストはイベント進行と関係するものがあり、ストーリー進行はそれらの達成によって行われる。
    • 4つの国は浮島のような形で分断状態にある。ダンジョンを出入りしているとその浮島が移動し、最接近したときのみ移動できる。
    • シナリオに関係ないダンジョンではタイムアタックをする事が出来る。ネットランキングにも対応していて他のプレイヤーと時間を競う事も可能。
    • クエストをクリアした際には5pb.の擬人化キャラである5pb.ちゃんがパーソナリティをやっているラジオ番組「ふぁいらじ♪」で依頼者からのハガキが読まれる。
  • 戦闘
    • ○・△・×を順番に押すことで事前に最大4段まで設定した技を放つ仕様になっており、攻撃の種類によってAPが消費される。技によってはAPが回復する「コンボリンク」や後衛と交代する「バトンタッチ」、女神へと変身する「女神化」といった特性を持つ。
    • R/WディスクというアイテムにPS3内の画像を取り込むことで、任意の名前の魔法として使用できる。正直威力としては物足りないが、面白い試みではある。
      • またパープルハートのお尻の部分にあるNのロゴマークもPS3に取り込んだ画像に変更する事が可能。
    • 女神は「守護女神(ハード)」と呼ばれる女神形態へと変身することが可能(ムービー付き)。これにより、非女神キャラが比肩できないレベルの戦闘能力を発揮できる。
      • その女神の外見はジャケット絵で分かる通りレオタードやらスク水やら全身全霊あざといデザインに統一されている。
      • ムービーはやや冗長だった(素体に変身→肩や頭部などの各パーツが合体、という流れ)せいか、以降のシリーズでは簡潔なものとなった。
    • 回復アイテムが存在せず、回復には専用技を予めセットしておく必要がある。(代わりに回復技用の素材アイテムが存在する)
      • 発動確率は振替式。100%にしておけば当然確実に発動する。
    • いわゆる「逃げる」コマンドも存在せず、消費アイテムを使う必要がある。

おバカな点

  • まだ殺伐とした雰囲気に寄っている本作中だが、すでに主人公のネプテューヌは台詞がパロディまみれだったりと見事なコメディリリーフぶりをみせている。
    • 戦闘開始時に「上から来るよ!気をつけて!!」、戦闘不能時に「復活アイテムキボンヌ…」、不意打ちを受けると「ちょwwwwwおまっwwwww」などすでに自重ゼロ。
    • 会話シーンでも「昨日も洋食、明日も洋食」*5、「青いハリネズミがゲーム会社からパチンコ会社に移動している」*6、「Ren4」*7など、どうでもいいものから危ないものまでネタにしている。

評価点

  • メインキャラがとても可愛い。主人公のおバカ系ロリ(女神時のみ真面目キャラ)、ツンデレ寄りライバル*8、無口or暴言キャラ、巨乳お姉さま、厨二病、癒し系ナース見習い、腹黒幼女、貧乳ヒーロー(そしてボクっ娘アイドル、おバカ系ロリ巨乳)と一通り揃っている。
    • 敵役であるマジェコンヌはオバサ…他大半のメインキャラに比べて見た目がやや年上だが、彼女もネプテューヌのボケにはしっかりツッコミを入れてくれたりといい味をだしている。
    • また、プレイアブルキャラは会話シーンでの立ち絵以外にもステータス画面や戦闘中での立ち絵も存在する。
    • DLC専用キャラの2人もそれぞれに専用イベントがフルボイスかつ複数用意されており、魅力を知るには十分な量となっている。
  • BGM関連。
    • 後述のこともあって全体的に暗めな雰囲気であるBGMが多いが、今作の一部BGMは好印象を与えている物も多い。アレンジ曲こそあるも「mk2」以降の作品では収録されていないため貴重。
      難点としては一部のBGMが、限定版付属のサウンドトラックに収録されていないことか。
    • 特に敵対する3女神との戦闘BGMは評価が高い。それぞれ対応した国の大陸BGMのアレンジではあるが、ジャズ調のグリーンハート戦「The Soul Of Fight」やブラックハート戦「The Gushing Broken Pipe」、ポップ調のホワイトハート戦「WhiteHeart Battle Theme.(サントラ未収録)」がそれぞれのキャラの雰囲気に合っているのが特徴。
      • またその大陸BGMも国のコンセプトに合っており、「雄大なる緑の大地」ことリーンボックスはバイオリンの音色で高貴さを引き出し、「重厚なる黒の大地」ことラステイションはドスの利いた音楽で重々しく、「夢見る白の大地」ことルウィーは打楽器やアコーディオンで明るさを表現するなど評価が高い。
    • またOPテーマである「流星のビヴロスト」もシリーズ中に於ける名曲だと言うファンも多く、シナリオとマッチした歌詞やリズムが一定の人気を与えている。
      歌手のnao氏もイメージ通りに歌うのが難しいとされており、その分曲やゲーム内のイメージを大きく引き出すのに成功したとされている等作曲スタッフもかなり気合が入っている模様。
      • ちなみにOPテーマの作曲には「サガシリーズ」の戦闘曲などで有名な伊藤賢治が携わっているなど、意外にサウンド面は豪華。
  • オート・スキップ機能搭載で、イベントCG・回想の閲覧、台詞枠の非表示化も可能。

賛否両論点

  • おバカネタの充実ぶりは先に述べた通りだが、節操ないレベルで様々なネタを取り込んでいるため、人によってはネタの合う合わないはやはり出てしまう。
  • 単なるネタゲーかと思いきや、本筋のシナリオ自体はだいぶシリアス寄り。キャラの可愛さに反して設定やイベントは相当に重く、そして生々しい(「生まれと違う国の女神を信仰するのは重罪」「他国の女神を毒殺しようとする」など)。現実のゲハ版を皮肉ったネタでもあるが、ここまで来ると過激と言わざるを得ない。
    • ストーリー中の暗い雰囲気やネプテューヌ自身の立場など、シリアス重視の雰囲気はOPテーマで暗示されている。それこそ歌詞の時点で。
  • 加えて女神4人の確執も極めて凄まじいものがあり、下記の通り終盤まで仲間にならなかったり、ネプテューヌに対してやたら喧嘩腰だったりする。*9
    • 現在ではネプテューヌの親友ポジに落ち着いたノワールは本作ではむしろネプテューヌを一番嫌っていた。そして人当たりがいいネプテューヌですら、イストワールに心を一つにしろと言われた時に「過去に3人にボコられたから無理だ」と言ってしまうほど。
    • それに関してはやはり要望も多かった故か、リメイク版『Re;birth1』では一転してコメディ調の雰囲気と4人が早期に仲直りするシナリオへと変更された。
  • サブ・モブキャラは皆シルエットであるが、この点にも賛否が分かれる。
    • シルエットであることで、ストーリーに関わるキャラを増やしやすくなりストーリーの構成を組み込みやすくなるといったメリットがある一方で、キャラの詳細が分かりづらく感情移入しにくくなりどういった人物かを把握しづらいというデメリットがあると言われている。
  • 自由にコンボを組み立てられるコンボメイク機能は、面白いが設定するのに手間がかかる。
    • ボタンの組み合わせが膨大で、スペースを余らせてしまいやすい。
    • 多くても10通りあれば足りる。また×ボタンには基本的にコンボリンクなどをキャンセルする性質があるため扱いにくい。

問題点

  • ゲームバランス
    • 設定的に人間より強いため仕方ない面もあるのだが、性能的に女神が優遇されている点が多い。SP消費で大幅にパワーアップする「女神化」がその筆頭。
    • その中でもネプテューヌの必殺技である全体攻撃スキル「ネプテューンブレイク」が顕著で、中盤以降はこれを連打するだけで戦闘が終わってしまう。
      • 流石に強すぎたと判断されたのか次回作以降では弱体化を受けている。それについてネプテューヌ自身も「敵もゲームバランスも全部まとめてぶっ壊すよ!」と今作の超性能をしっかりネタにしていた。
      • 実際にはノワールの性能が全体的にネプテューヌの上位互換で、必殺技の「インフィニットスラッシュ」もネプテューンブレイクの上位互換なのだが、加入時期の遅さのためそこまで話題にならず、続編以降もあまり弱体化されていない。
    • 後述のように確実にパーティー加入するコンパ、アイエフは必殺技を持たず冷遇されている。なおDLCのメーカーキャラ4人には必殺技がある。
    • 設定ミスとしか思えない、場違いな強さを持つ敵が出現することがある。
      • クリオネ、ヘカントケイル、ウロボロス、アークリンドバルの4体。この内のいずれかに多くのプレイヤーが返り討ちにされたことだろう。クリオネなんかはメディアでよく見かけるそのままの姿なので、油断してかかるとミジンウキマイマイが食われるがごとくなす術もなく葬られる。
    • 2章の鍵集めは4大陸のどこから始めても良い設計になっている。しかしフリーシナリオ形式のため、スタッフ的には大陸を渡り歩きつつ、並行して進めていく想定だったのだろうが、大陸間移動が面倒であり、大陸毎にシナリオが独立しているため当然シナリオを優先するプレイヤーも多く、そして一つの大陸を優先して終えてしまうと2つ目以降の大陸はヌルゲーになる。
      • 一応、一定までシナリオを進めると別の大陸のシナリオを進めるまで、次のシナリオが発生しないようにはなっている。
  • システム関連
    • 敵のガードブレイクがターンではなくリアルタイムで回復。
      • そのためガードブレイクさせたら演出スキップを活用して、とにかく攻撃を連打するのが一番効率がよくなってしまっている。(ただしアプデ前はスキップ自体がなかった)
    • ロード時間が長め。
    • 逃走にもアイテムが必須だが持てる数が5個と非常に少なく、また序盤では結構高価。
    • バグが割とあり、フリーズバグやラスダンの宝箱から手に入るアイテムが消えてしまうバグなど様々。
      • 特にラスダンの宝箱から手に入るアイテムは、設定上は最強防具のはずだが続編が発売しても未実装で完全になかった事にされている。
    • 女神が4人いるのに対し、戦闘に参加できるのは3人。誰か1人が省かれてしまう。
    • 下記の通り女神3人の加入が遅いため、前衛3人+後衛3人のシステムにもかかわらずDLCを導入しない限り、終盤まで後衛は空きっぱなし。
      • また7人目以降の控えキャラに経験値が入らない。
    • 一定距離を歩いたらセーブしてリセット → ロード、を繰り返すとエンカウントを回避できてしまう。
    • 大陸移動が大陸情報から接近するまで時間を飛ばすことができるとはいえ、移動が毎回徒歩であり面倒。
    • ダンジョンにおけるアクション(ハンマーで壁を壊す、サーチで隠し宝箱を見つけるなど)の演出が冗長で、ゲームのテンポを損ねている。しかも、再使用には時間経過が必要。ハンマーなどは特に長い。
      • 宝箱を開けるときも、いちいち正面に移動する。
    • 一度しか入れないイベントダンジョンに、貴重なアイテムが配置されている。取り損ねるとその周では入手できなくなる。
    • シェアの操作方法がダンジョンの攻略のみで、上述の問題点と相まってとても手間がかかる。
    • 難易度を下げると、敵だけでなく味方まで弱体化する。その逆もしかり。
    • 周回プレイ時、レベル、アイテムなどは全て強制的に引き継ぎで要素を選ぶことができない。なお『新次元ゲイム ネプテューヌVII』を除いたシリーズ作品全てが同様の仕様となっている。
  • シナリオ関連
    • 戦闘に参加できるメインキャラのうち、終盤に入るまでのパーティーはネプテューヌ・アイエフ・コンパに限られる。
      • 鳴り物入りであったはずのノワール・ブラン・ベールの加入時期は終盤でしかも条件付き*10。プレイヤーによっては誰も仲間にできないままエンディングを迎えてしまう、もっともノーマルエンドの条件でもあるため意図したものではあるのだろうが。
      • しかもコンティニューを何度かすると、その周回では女神加入の条件を絶対に満たせなくなってしまう
      • 日本一・がすとは中盤で仲間にできるが非プレイヤーキャラ。戦闘で使うためには有料DLCを購入する必要がある。また下記のDLC専用の2人含めて、加入までのイベントで面倒な大陸移動をかなりの回数こなしてサブイベントを起こす必要がある。
        日本一・がすととアイエフ・コンパ・女神3人の会話は豊富なのだが、どういうわけかネプテューヌのみほとんど会話に登場しない。DLCキャラ以外とのサブイベントにはネプテューヌもしっかり登場するため、ネプテューヌが主人公なのに冷遇されている、というわけでもないためかなり謎。
    • 一部のイベントの内容が不自然。説明なしに女神化したのに一切突っ込まれない*11等。
  • DLC関連
    • 有料DLCがそれなりに多く、レベルキャップ解放を買わないと高レベルダンジョンをクリアできない。特にレベルキャップ解放の問題は続編以降にも残ってしまっている。
    • 無料の高難易度DLCダンジョンに序盤のうちから行けてしまう。内部には強力な武器があり、自己責任ではあるものの上記のセーブ&ロードを駆使すれば序盤でも入手可能。勿論ゲームバランスが崩壊する。
      • かといってDLCダンジョンによっては序盤では強い武器、なども存在するため向かうべきタイミングが非常にわかりにくい。
    • DLCキャラの5pb.、REDのイベントが声優の都合がつかなかったのか、二人ともアイエフとしか会話がない。
    • DLCキャラの1人、5pb.の声が棒読み。(中の人が前述した主題歌を担当した歌手のnao氏)
    • PlayStation Storeに繋がってない状態で起動すると、DL済みのDLCでも無効化される
  • コスチューム格差
    • DLC抜きだとカラバリしかないのだが、基本含めてネプテューヌが2着、他の女神が4着、メーカーキャラはカラバリなしとなっている。5pb.、REDに至ってはDLCコスチュームすらない。
    • 主人公であるネプテューヌのコスチュームが他のキャラに数で劣っている、という事自体コスチュームチェンジがあるゲームとしては珍しいのだが、mk2以降もネプテューヌのコスチュームが他の女神に比べて少ないという傾向は大抵のシリーズ作品で共通している
      • 正確に言うと、本作での少なさをそのまま引き継いでいる。そのためか、デフォルトコスチュームが変わる作品では他のキャラと同等の数だけ用意される。

総評

紛れも無くIF作品の血統を継いだ、「買うな。俺は買うが」でおなじみ冥界住人向けの作風。
後にコンパイルハートはその流れを汲んでガラパゴスRPG*12の系譜を打ち出すが、本作はその零号機と言って差し支えないシリーズの幕開けを飾った。

難易度は決して高くはなく戦闘システムも評価されているが、システムの煮詰めが足りていないため要所要所でストレスが溜まる。
しかしキャラの可愛さは本物であり、連発されるネタも他にはないエッセンスを醸し出しており、良くも悪くも目を引く作品となっている。


その後の展開

  • 不満点を一気に解消した続編『mk2』は高評価を得ることに成功している。
    • 続編以降はそれぞれ今作とはパラレルワールドの関係となり、以降の作品でも『mk2(Re;Birth2)』→『V(Re;Birth3)』→『VII』→『ネプシス』の一部要素を除いてそれを貫いているため、ネタを除いて地続きなストーリーはほとんど存在していない。
  • さらにアニメ化他メディアミックスがなされた後に、本作もPSVitaへリメイクされ、シリーズ屈指の好評を得る良作へと生まれ変わった。詳しくは該当ページで。
    • リメイクでシナリオがmk2以降の設定に合わせて大幅に変わった事もあり、結果として本作はシリーズ一作目にして、シリーズ屈指の異色作という稀有なポジションに収まっている。
  • その後、さらなるリメイク作として『Go!Go!5次元GAME ネプテューヌ re★Verse』がPS5で発売。上記のPSV版がベースとなっているものの、PS3版のシナリオが本編とは別に収録されている。
  • シリーズは欧米向けにも発売。向こうのレーティングに合わせジャケットイラストに規制はかかっているが、それでも好評なようである。
    • それにしても有名どころの企業ネタはともかく、日本国内向けのネタを理解できるのだろうか。

余談

  • ノワール、ブラン、ベールの3人はネプテューヌ以前に製作中だったゲームにおいて姫の役として登場する予定だったとのこと。そのせいか3人の衣装はドレス系統なのに対して、1人だけ後発のネプテューヌのみパーカーと明らかに衣装の方向性が違う。
  • 女神の一人であるベール・グリーンハートの武器は槍であるが、これは『クロスエッジ』のヒロインである相羽命から継承したとの事。

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  • PS3
  • 2010年
  • RPG

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最終更新:2023年12月18日 16:04

*1 ちなみにセガも他ならぬ「ネプチューン」という名前でメガドライブに周辺機器である「スーパー32X」を内蔵した一体型ゲームハードを開発していた形跡があったが、最終的に世に出ることはなかった。

*2 セガハードの開発コードネームが惑星名であることが多かったこととかけている。

*3 ゲームでのスライムの初出はTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』とされているが、仕様や姿はドラクエっぽい。

*4 ヨッシーの俗称「でっていう」。任天堂公式では使われていないネタである点に注意。

*5 開発企業の所在地などに合わせてか、Xbox系列は洋ゲータイトルが非常に多いことで知られる。余談だがドリームキャストはXbox系列の源流にあたる存在ともいえる。

*6 言うまでもなくセガがパチンコの大手サミーグループの事実上の傘下に入った事。

*7 いわゆる政治的な時事ネタ。

*8 ただしこの頃のノワールは普通にネプテューヌを嫌っているのであまりツンデレっぽくない。どっちかと言ったら、本作のブランの方がネプテューヌに対してツンデレらしいツンデレをとっている。

*9 ただ、ホワイトハートことブランだけは彼女に勝利した後のイベントで、ネプテューヌに対して喧嘩腰でいたのは、単に彼女が羨ましくて好意を抱いて天邪鬼になっていただけであることをイストワールに明かされてしまう。ネプテューヌ本人からも「好きな子に意地悪したがるってのと一緒」と言われてしまう始末である。実際にネプテューヌに戦いを拒否された(イストワールの救助を優先する為)時は、「……逃げるんだ。聞きたくない。聞くのが怖くなったんでしょ。だから私は……」とがっかりする描写がある。

*10 ラスボス戦までにそれぞれの対応した国のシェアを3分の1以上にし、その上で加入クエストにてタイマンで勝利。

*11 直後に戦闘イベントが発生して、終了するとイベントそのものが終了。そして、そのまま普通にシステムが解禁される。後に変身に驚いた人が現れた時に「私も驚いた」と言及される程度となっている。

*12 「10人中1人が気に入るゲームを目指す」という、「名作」とベクトルが違うニッチな方向性のブランド。