一騎当千 Shining Dragon
【いっきとうせん しゃいにんぐどらごん】
ジャンル
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爆乳ハイパーバトル(アクション)
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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マーベラスエンターテイメント
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開発元
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ドリームファクトリー
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発売日
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2007年7月26日
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価格(税抜)
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通常版: 6,800円 限定版: 8,800円
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レーティング
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CERO:C(15才以上対象)
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廉価版
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Best Collection: 2008年8月7日/2,800円(税抜)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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2007年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
何もかもが手抜き 低レベルかつ適当なグラフィック 原作ガン無視の適当な格闘性 適当なゲームバランス ドリフ2度目のコピペゲー
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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一騎当千シリーズ Shining Dragon / Eloquent Fist / XROSS IMPACT
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概要
三国志をモチーフにしたお色気系格闘漫画『一騎当千』を題材としたキャラゲーの第1弾。本作のオリジナル闘士として貂蝉が登場する。
物語はアニメ版『一騎当千(無印)』から『一騎当千Dragon Destiny』の間を軸としたオリジナルストーリー。ゲームシステムのほとんどは『格闘美神 武龍』からの流用で、キャラデータも残っている。
ちなみに、開発元の「ドリフ」ことドリームファクトリーは本作の半年近く前に発売された『APPLESEED EX』(発売:セガ)でも、同社がそれよりも過去に手がけた『クリムゾンティアーズ』(発売:カプコン。開発はスパイクと共同)のシステム等を流用していた。
『一騎当千』でおなじみの、戦闘により服が剥げる描写もある。のだが……。
問題点
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まず何と言っても、全く別のゲーム作品のデータを流用していることが最大の問題。
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念のために書いておくと、『一騎当千』と本作の元となった『格闘美神 武龍』は作者・設定などあらゆる面で何の繋がりもない別作品である。そのデータを丸ごと流用して、しかもキャラデータが残ったままというのはどうなのだろうか。
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データを流用した結果、前作の問題点を解消できていたならまだ救いはあった。しかし本作にはそのような要素は一切無い。
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コンボがちょっと違うだけで、キャラ性能にはあまり差がない。選べるキャラも少ない。
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男性キャラは周瑜公瑾ただ一人。「『一騎当千』に男なんていらないんじゃないの?」という意見もあったのかもしれないが、原作には曹操や夏候惇などの強い男性キャラもおり、彼らが使えないのは少し寂しい。
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基本的に技は殴り蹴りが主体で、他は…ない。投げ技、寝技、特殊技等の格闘の基本すら出来ていない始末。一部のキャラは原作でそれらの技をしっかり使っているのに……。
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攻撃を受け、地面に倒れ伏した相手に対してはわざわざスライディングキックを食らわせないと攻撃が命中しない。普通に考えて、一番攻撃を当てやすいはずなんだが。跳刀地背拳でも恐れているのだろうか?
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動きもモッサリしていて爽快感がない。
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打撃音も「ペシ」「テシ」と平手打ちで戦ってるような音。
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まあ武器で戦う関羽や趙雲あたりはそれなりにカッコいい音が出るが、素手で戦う連中はてんでダメ。
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要するに、このゲームで行う戦闘は「平均値に近い性能のキャラでひたすら相手を叩き、蹴飛ばしていくだけ」というもの。
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さらに致命的なことに、3Dグラフィックがカクカクしていて最悪の出来。
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表情も絶無に等しく、マネキン人形か安物のフィギュアのようなテキトーなポリゴンなので服が剥げても全然萌えない上、興奮もしない。
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一騎当千と言えばミニスカが売りだが、靴下やパンツなどの下着類はボディペインティングと見紛うほど下手。
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同キャラで対戦する場合、双方一点の曇りもなく完全に同じ人物同士で殴り合うことになる。
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せっかくのオリジナルストーリーが面白くない。いくら番外編の様な扱いとはいえもう少し練ってほしいものである……。
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こんな出来なのにロード時間は一丁前に長い。10秒以上待たされるのはザラ。
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OPムービーもあるが『Dragon Destiny』の主題歌に乗せただけのアニメとゲーム画面の使い回しムービー。
評価点
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操作自体は非常に簡単で、ハメるかハメられるかといった大雑把なバランス故にボタン連打のみでも結構勝てる。そのためアクションゲームが苦手なプレイヤーにも安心してプレイできる。
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しかし逆に言うと、歯ごたえが無いとも言える。そもそもそんな人がわざわざプレイするほどの価値があるかどうかは……。
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会話パートのキャラ絵はよくできている。各キャラのグラフィックは少なくとも流用元よりはマシになっている。あくまでも「マシ」なだけで、良いわけではない。
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また、戦闘中に服が剥げるとキャラグラフィックも服が破損しているためそこは抜かりが無い。
総評
あまりにも酷い内容に、プレイヤーからは「原作レイプ」などと称されてしまう羽目に。
クソゲー扱いされた作品のデータを流用して作られた本作は、見事に二の舞となってしまった。
余談
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KOTY'07の選評において、ドリフは本作及び『APPLESEED EX』が併せて次点入りした事から「クソゲーマイスター」と呼ばれるに至った。
最終更新:2023年11月16日 20:06