バーニングファイト

【ばーにんぐふぁいと】

ジャンル ベルトスクロールアクション
対応機種 アーケード(MVS)
販売・開発元 SNK
稼働開始日 1991年
プレイ人数 1~2人(同時プレイ)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2008年5月7日/900Wiiポイント
アーケードアーカイブス
【PS4/One/Switch】2017年9月28日/823円(税8%込)
判定 ゲームバランスが不安定
バカゲー
ポイント コテコテな大阪テイスト全開
システム面は『ファイナルファイト』そっくり
ゲームバランスは劣悪そのもの


ストーリー

光と影が同居する街、ニューヨーク。圧倒的な支配力で暗躍する巨大シンジゲート。その筆頭「キャステローラ・ファミリー」にたった2人で立ち向かう刑事がいた。
怪物コンビ「デューク・エドワーズ」と「ビリー・キング」は過激な捜査の末、組織壊滅まであと一歩のところまで追い詰めるが、国外逃亡を許してしまう。
情報をつかみ日本へと飛んだ彼らの見たものは、関西の夜を支配する犯罪組織「平和組」と手を組み、大阪の街を我がもの顔で荒らす「キャステローラ・ファミリー」の姿だった。
2人は大阪で、彼らのように組織壊滅に単身で挑む凄腕刑事「リュウ・サエバ」に出会った。が、法の網をかい潜っての卑劣な手口に捜査は難航。「これ以上、奴らをのさばらしておく訳にはいかない」
しびれを切らした3人は刑事の証しである拳銃を残し、ついに敵アジトへの突入を決意する。
いま、ネオンきらめく街で、日米の正義と悪が激しく火花を散らす。男たちの戦いに終わりはくるのだろうか。


概要

  • ネオジオ初期に発売されたベルトスクロールアクションだが、色々な意味でネオジオゲーマーに有名な作品。
  • 大阪ミナミらしき場所を舞台に、ヤクザとマフィアが結託した組織を潰す為、3人の刑事が暴れまわるという、リアルな大阪人が見ても異様としか思えない世界観が特徴。
    • 本作の出る2年前に、大阪を舞台に、アメリカと日本の刑事コンビがヤクザと戦うハリウッド映画『ブラック・レイン』が上映されており、おそらくそこから影響を受けている*1
  • プレイヤーキャラクターはマフィアを追ってアメリカからやってきた刑事の「デューク・エドワーズ」と「ビリー・キング」、2人と組んだ日本の刑事「リュウ・サエバ」の3人。
    • なお、刑事たちは上層部に痺れを切らし拳銃を置いてくるなど免職覚悟で挑んでいるため、おおよそ警察とは思えない喧嘩スタイルになっている。
  • 全5面。協力プレイ可能。

プレイヤーキャラクター

+ 3名から選択
  • デューク・エドワーズ
    • 国籍:アメリカ
      年齢:27歳
      生年月日:1964年7月27日
      星座:獅子座
      血液型:A
      趣味:ドライブ
      好きな色:ブルー
      身長:186センチ
      体重:79キロ
      胸囲:92センチ

      メトロシティでは「マッドデューク」の名で裏の世界の人間からも恐れられている。
      昔は手のつけられないほどのワルだったらしく、彼の強さは天性のボクシングセンスと数え切れないほどのストリートバトルによるもの。
      ニューヨーク市警にて最多始末書数を更新中だ。
      • バランスタイプ。仕様上、バランスタイプと呼ぶには性能面がやや厳しいが、リュウより幾分かはマシとも言われている。ハイパーアタックは前に少し進みながらきりもみ状の回転アッパーカットを放つ「サブマリンスクリュー」。
  • リュウ・サエバ
    • 国籍:日本
      年齢:27歳
      生年月日:1964年12月27日
      星座:山羊座
      血液型:AB
      趣味:スキー
      好きな色:赤
      身長:175センチ
      体重:67キロ
      胸囲:85センチ

      日本の警察においてはかなりの異質な存在。幼い頃から犯罪を憎み、警官となるまでにあらゆる武術をマスター。 スイーパーではない
      無鉄砲さには自信を持っていたが「デューク」と「ビリー」に出会い、その大胆すぎる行動に逆に驚かされている。
      バネを活かした柔軟な攻撃はパワー以上の破壊力を誇る。
      • スピードタイプ。しかしキャラクターの仕様上(問題点部分、クセがありすぎるリュウの欄参照の事)、かなりクセが強く上級者向けと言える。ハイパーアタックはその場で放つ「旋風脚」。
  • ビリー・キング
    • 国籍:アメリカ
      年齢:30歳
      生年月日:1961年7月20日
      星座:蟹座
      血液型:O
      趣味:サーフィン
      好きな色:グレー
      身長:198センチ
      体重:94キロ
      胸囲:102センチ

      暴力グループのヘッド時代、「デューク」を付け狙っていたが決闘に敗れ更生。大学では巨体を活かしてアメフトのベストプレイヤーに三年連続で選抜される。
      将来のスタープレイヤーと期待されたが「デューク」を追って刑事に。
      子供や女性の人気者だが、卑劣な悪漢に対しては凄まじく凶暴な一面を持つ。
      • パワータイプ。後述の仕様などもあってか、本作では一番扱いやすいプレイヤーキャラクター。ハイパーアタックは高速で突撃する「ハイパータックル」。

基本システム

  • 8方向レバー+3ボタン(パンチ、ジャンプ、キック)で操作。
    • 基本的な操作体系はほぼ『ファイナルファイト』に準ずる。
    • また『ファイナルファイト』に無い操作として、3ボタンを使用するキック*2があるため、操作は『ダブルドラゴン』に少し近い。
    • パンチとジャンプボタンを同時に押すことで体力を消費して強力な攻撃を放つハイパーアタック(メガクラッシュ)が使える。
    • 「ナイフ」「角材」「空きビン」などの武器は拾って使用する事も出来るが、本作の武器は使用時間制限(約10秒)があり、時間経過で自動的に手放してしまう。また、武器や回復アイテムは拾わないと一定時間がすぎたら消滅してしまうため持ち越しが難しい。
    • 時間制限こそ課されるものの、本作の武器アイテムは威力・判定・出の速さなどが総じて高めになっており、拾って損をすることはあまりない。
  • 道中には店のショーケース、看板、自動販売機が出てくるが、これらはれっきとしたアイテムボックスであり、破壊すると中からアイテムが出てくる。
  • ステージ中に「↑IN」という表示がある建物があり、その建物に入ると制限時間内にオブジェクトを破壊する場面になる。オブジェクトを破壊できれば体力が完全回復する「パワードリンク」や、ボーナス得点が得られる金塊が手に入る。
    • なお、アイテムの入手方法は「時間内にバーのピアノを破壊」「家具店のショーケースを破壊」「コンビニ内のコピー機を破壊」するといったもの。およそ刑事という設定からはかけ離れているとしか思えないが、NGCD版の説明書によれば、これらのバーやコンビニは組の資金源となっている店、所謂「フロント企業」であるので遠慮はいらないらしい。特定のステージには風俗店の客引きの親父やホームレスもプレイヤーを抑えるだけの無害な敵キャラクターとして登場するが、この二人も組の人間とのこと。

おバカな点

  • ボス敵が変なのばかり
    • 何故か受身を多用する桜吹雪の入れ墨をした肥満体ヤクザ「おんどりゃ」と声を上げながらドスで突っ込んでくる極道女両手に刀を持って切り裂き攻撃をしてくるサムライもどき、といった感じで、まともな敵はほとんどいない。
    • 1面ボス「ヘイケ・ユージロー」との戦いは、最初にトラックの荷台から投げられてくる火炎瓶をかわしつつ、トラックを破壊するというものだが、完全に破壊するとタイヤがコロコロと転がってくる(無論当たるとダメージ)。
      そして、画面右から上述の肥満体ヤクザが出てきて壊れたトラックを画面右に押しやった後、「俺が相手だ」と言ってプレイヤーに戦いを挑んでくるという、シュールな展開となっている。
    • 2面中ボスの一人「トム・アンダーソン」とは地下街の噴水前の広場で戦う事になるが、噴水前の像を壊して登場し、「イチバーン!」と叫びながらアックスボンバーをかましてくる金髪の巨漢は明らかにハルク・ホーガンである。あちらがアンドレ・ザ・ジャイアントを起用したからだろうか。
    • 3面ボスは前述の二刀流使いなのだが、名前は「ニトウ・リュウジ」。センスを感じる。なお最終面のボスラッシュにも色違いが登場するが、そちらの名前は「ニトウ・リュウゴ」である。
    • ラスボスの「キャステローラ」は杖と杖からの銃撃(いわゆる仕込み銃)で攻撃してくるところは一見ありがちなのだが、登場時には何故か大阪弁で「オウキニィ(大きに)」と発言する上、こっちの攻撃を避ける際のジャンプ移動が かなりアホ丸出しなモーション という、プレイヤーの腹筋を崩壊させてしまうような代物。

問題点

  • ゲームバランスが極めて劣悪
    • 連続技ヒット時のグラフィック表示とヒット音が明らかにズレているため、本当に当たっているのかどうか疑わしくなってくる。
    • 他のベルトスクロールアクションのように攻撃ボタンを連打すると、こちらの連続技の最中に平然と割り込んでくるためしっかり目押しする必要がある。
    • 敵の攻撃力が非常に高いため、最弱ポジションと思われるザコ敵「ヨシオ」や「ヤス」にすら囲まれると体力ゲージを半分以上あっさりと奪われる事態が多々ある。
    • 本作には起き上がり後の無敵時間が存在しないため、突進攻撃やジャンプ踏み潰しを多用してくるデブの敵「ダフィー」が複数出現する場所でダウンしてしまうと、起き上がりに踏み潰しを重ねられたり、もう一度突進を喰らうケースが非常に多く、ダフィー1体相手でもそのままハメ殺される事も多々ある。当然ダフィー以外の敵がいればその分ハメ殺しの危険性は跳ね上がる。
      • ダフィーによるハメが有名だが、実は先述の「ヨシオ」系統の敵もダウン効果付きの攻撃をかましてくるため、場合によってはヨシオ1体にライフ10割持っていかれることも。
    • 鎖を持ったザコ敵「ジョニー」と「ジャック」はジャンプ攻撃をしてくるが、これは攻撃モーションに入った瞬間から地上技に対して完全無敵のため*3、理不尽に攻撃を喰らってしまう。おまけに攻撃力も異様に高く、バックステップでこちらの攻撃を避けるなど行動パターンもかなり厄介。
    • 同じザコ敵であっても時折体力が若干異なる個体が混じる箇所があり、〇回殴れば倒せると思って油断するとミリ残しして反撃してくる場合がある。
    • 投げ技も使えるが非常に弱く、使ったとしても気休め程度。むしろ暴発して他の敵に攻撃されるリスクの方が高い。
    • シーンの切り替わりでは体力が完全回復するのだが、火力の都合で体力最大からでもすぐに溶けるため焼け石に水。
    • 場面の切り替わり直後と、プレイヤーが1機死んだ後にAボタンを連打すると、何故かメガクラッシュが出るという仕様があり、敵に当てても体力を消耗しない上、本作のメガクラッシュは威力が高いので、忘れずに使うようにすると少しだけ楽になる。
  • クセがありすぎるリュウ
    • 3人のプレイヤーキャラクターの内、リュウはクセが大きくほぼ他の2人の下位互換気味になっている。
    • メガクラッシュが唯一前進しないタイプの物なので当てるのが難しいだけでなく、威力自体も他のプレイヤーキャラクターよりも低く命中した敵が自身の背後に飛んでいく場合もあり、使いにくい。
    • 通常キックの発生が他2人より遅い上、「高威力で発生の早くて優秀な飛び蹴り」か「遅くて割り込まれやすく低威力の回し蹴り」になるか完全にランダムとなっており、プレイヤースキルよりも運を問われやすい。テクニカルすぎる故にただでさえクリアが困難な作品ながら、彼の1コインクリアは更に困難。
    • 本作のクリアを目指すなら、メガクラッシュやキックの使いこなしが必要不可欠だが、この性能はいただけない。唯一ジャンプ攻撃の発生だけは3人中最速なので、一部ボスに対しては若干有利に戦える。
    • ちなみに、最もクリアしやすい(使いやすい)のは意外にもパワータイプのビリー。理由はキックの発生が遅いものの威力がある上に一種類しかなく安定性があり、ランダムでパンチが高威力になる、メガクラッシュが横へ大きく移動するタイプで移動距離も長い、ジャンプ攻撃の発生が早く判定も強めなど総じて高水準に仕上がっており、難易度の高い後半面を(少しだけ)楽に進行できることから。
      • なお、残るデュークもメガクラで前進するだけリュウより使いやすいが移動距離は短い上、ジャンプ攻撃の発生が遅い、ビリーよりパンチの威力が低い、リュウ同様キックにランダム性がある(威力は一定)などこちらもこちらでクセは強め。

評価点

  • グラフィックの描き込みは良好
    • 1面の戎橋近辺らしき商店街、3面の鶴橋らしき下町などは雰囲気が非常によく出ている。
    • 1面ではくいだおれ人形ならぬ「飲み倒れ人形」があるが、これも破壊すると中からアイテムが出てくるアイテムボックス扱い。
  • ステージ構成も凝っている。
    • 2面の梅田らしき地下街では実際にある動く歩道(平面エスカレーター)を活かした面白い面構成になっているなどは評価できる。
  • BGMも全体的に好評。
    • 今となっては後の龍虎の拳を彷彿とさせる。ちなみにBGMを手掛けたのは同年に『ロボアーミー』の曲も手掛けた「YAMAPY-1」こと山田泰正氏。 
    • 実際、『龍虎の拳』の楽曲制作には山田氏も参加している。
  • 敵を倒す爽快感はある。
    • 敵の火力は異常に高い反面、体力は全体的に低く設定されているため上手く攻撃を叩き込めれば1セットで簡単に撃破できる。そのため、メガクラッシュや打撃の連打で敵をなぎ倒すことが出来る(もっとも前述の通り、ボタンを連打していても割り込まれるときはあるのだが)。

総評

グラフィックの描き込みの細かさや、突っ込みどころにあふれた世界観が魅力(?)的だが、劣悪なゲームバランスから、無理ゲーとして扱われるのが常である。
決して完成度の高い名作とは言えない作品なので、「これぞ大阪クオリティ」と割り切って楽しむべきであろう。


家庭用移植

  • 家庭用ネオジオ版(1991年8月9日発売 19,800円)
  • ネオジオCD版(1994年9月9日発売 4,800円)
    • ROM版と同内容。起動時のローディングで全内容を読み込んでオンメモリで動作するため、ローディング時間は問題にならない。最初のロード時間もCDZなら30秒程度である。ちなみに本作の説明書で上記の解説が書かれている。
  • アーケードアーカイブス(2017年9月28日配信開始 823円)
    • Switch/PS4/Xbox Oneで購入可。他のアケアカでの配信作品同様オンラインランキング等にも対応している。現在では一番安く手軽に購入できるので今から本作をプレイしたいのであれば基本的にはこちらをオススメする。

余談

  • 当時のSNK本社の所在地は大阪府吹田市江坂であり、2面後半の電車出発後に一瞬「SNK」と書かれたビルが背景に映る。
  • 近年、バグ利用技が発見されており、RTA走者がバグ技利用プレイを公開したことで一般にも知られるようになったものがある。
    • 1面ボス「ヘイケ・ユージロー」戦の前に登場するトラックは 「プレイヤーがアイテムドロップを調整することで強引にピストルをボス戦に持ち込んだ場合、出てきたトラックをピストル1発で倒せてしまう」 というバグが有る。 その後、何故かトラックがいきなり消えてしまい*4、ユージローが何もない空間を押し戻していくモーションが見られる。 この一連の流れが実にシュール過ぎて笑いを誘うことも。
    • 但し、このバグ技は運絡みの要素が非常に強く、 失敗するとトラックは消えるものの火炎瓶を投げつけてくる荷台のチンピラと動かないタイヤだけがそのまま残り、トラックを殴ろうにも対象物が存在しない状態なのでゲームが進行せず、黙ってタイムオーバーを待つしかない という悲惨な結果になってしまう。もし、このバグ技を試したいのなら運を天に任せるつもりで臨むようにしたい。
  • 本作のプレイヤーキャラクターの一人の「デューク」は後に『KOF2000』のラモンのアナザーストライカーとして登場している他、『ネオジオバトルコロシアム』の「ユウキ」の技の「サブマリンスクリュー」の強化ver.の演出にゲスト出演している。
    • 加えて、『KOF14』のエンディングの一つで本作の3面らしき背景が登場しているので、今後は本作のキャラクターが『KOF』に出場する可能性もなくはないのかもしれない。
  • 『ストリートファイターV』において『ファイナルファイト タフ』のルシアがDLCとして登場した際、VトリガーⅠの技名が「バーニングファイト」であったことが話題を呼んだ。
  • ネオジオミニに本作が収録された際、ファミ通の特集記事では「マチカネタゾ!*5」「マタンカイ!*6」「一部ではRTAが盛ん*7で不思議な人気を誇っている」と紹介されている。
  • 本作のBGMには洋画の劇伴等からの盗作疑惑のあるBGMが存在するが、表立って問題にはなっていない。
  • 「何から何まで『ファイナルファイト』にそっくりなこのゲームは、後にカプコンから訴えられることになる。」と解説している書籍が存在するが、ソースは不明であり、生みの親である西谷氏がその事を知らなかった事*8、後にVCやアーケードアーカイブスでの移植版が配信されている事から現在は信憑性自体が非常に薄いと認識されている。
    • とはいえ、本作のリュウ・サエバは主役3人で唯一の日本人という立場といいオレンジ色の衣装といいハイパーアタックの設定がまんま『ファイナルファイト』の「ガイ」である。

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最終更新:2024年02月14日 15:49

*1 ゲーム同様「こんな大阪というかこんな日本ねーよ」という描写の映画であったが。

*2 パンチよりもリーチが長く、本作の攻略の要となる要素の一つ。

*3 攻撃モーションに入ると終了まで完全無敵になるという仕様は、SNK製のベルトスクロールアクションではかなり多く、お約束だったりする。

*4 自動的に荷台のチンピラも倒せて、当たるとダメージを食らうタイヤも2個転がってくるというおまけ付き

*5 3面ボス、ニトウ・リュウジ登場時のセリフ。

*6 2面中ボス、ヘイケ・アズサ登場時のセリフ。

*7 詳細は割愛するが、数年前に動画サイトに投稿されたRTAがきっかけでマイナー気味だった本作の知名度が大きく上がり、それ以後ポツポツとRTAに挑戦する者が現れているため。

*8 西谷氏の弁では「この手の模倣は特許として裁判に持ち込む根拠に乏しく、訴えること自体難しい」とも述べている。