テイルズ オブ ヴェスペリア

【ているず おぶ う゛ぇすぺりあ】

ジャンル ロールプレイングゲーム
(シリーズ内ジャンル名:「正義」を貫き通すRPG)

対応機種 Xbox360
メディア DVD-ROM 1枚
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 ナムコ・テイルズスタジオ
発売日 2008年8月7日
定価 7,800円
プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他
通信機能 Xbox LIVE対応(ダウンロードコンテンツ配信)
廉価版 プラチナコレクション:2010年6月3日/3,990円
判定 良作
テイルズオブシリーズ関連作品リンク


概要

テイルズ オブシリーズのマザーシップタイトル第10弾。略称は『TOV』『ヴェスペリア』。キャラクターデザインは藤島康介氏。
360版が発売された当初、大作RPGシリーズが360で販売されるということで、大きく注目を浴びることになった。
その約1年後にゲストキャラだったフレン・シーフォ *1 のパーティキャラ昇格、新仲間「パティ・フルール」参加などの追加要素を加えてPS3で移植版が発売されている(後述)。
また、その2週間後に劇場版アニメが公開されたため、売上を大きく伸ばした。

特徴・新要素

戦闘システム「EFR-LMBS(エヴォルドフレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム)」

  • フェイタルストライク
    • 敵の術式への耐久値を0まで減らすと攻撃ヒット時に魔法陣が出る。その時にボタンを押すと雑魚敵には即死、ボス敵には大ダメージを与えることができる。
  • オーバーリミッツ
    • 画面左にオーバーリミッツゲージがあり、通常攻撃・術技を無制限に連携できる、魔術の詠唱時間が0になる、通常技より強力なバーストアーツを使用できるといった効果がある。
    • レベル4までレベルが設定されており、秘奥義を使用するにはレベル3必要。
  • シークレットミッション
    • ボス戦において、特定条件下で特定の術技を使用する、特定のアイテムを使用する等といったシークレットミッションが用意されており、それらの条件を満たすことでレアアイテムの入手や戦闘グレード増加などのボーナスがもらえる。

その他

  • スキル
    • スキルがついている武器を装備した状態で戦い続けることにより、LP(ラーニングポイント)を溜めてスキル習得が完了するシステムになった。
  • アタッチメント
    • シリーズ初登場。装備すると外見の一部に装着される。装備できるのは一つだけで、サイズや位置は変えられない。

評価点

  • トゥーンシェードで表現されたグラフィック面は、次世代機のスペックで写実的に表現されている他のゲームと若干貧相に見えるのが、よく見ると一つ一つかなり細部まで作りこまれておりトゥーンシェードの極みといっても良い。
    • 特にHDで描かれたキャラクターの髪がなだらかに揺れるのは非常に美しい。その筆頭がユーリなのは少々面白いとこでもある。
    • 「次世代機じゃないと出来ないようなグラフィックを目指した」とスタッフが豪語するに相応しい仕上がりとなっている。そのためか、2010年以降に発売されたテイルズよりクオリティが高いと評価する者も存在する。
  • 戦闘システムは『アビス』のそれをベースに更に洗練されており「フリーランで回避が簡単になりがち」や「高速魔術が強い」等といった事を除けば自由度が高い。
    • それでも『アビス』や『ラタトスク』に比べてフリーランが速度低下などで弱体化しているため、以前の様な万能なシステムでは無くなった。それでも十分強力ではあるが。
    • FS(フェイタルストライク)やバーストアーツ、FSチェインなどの新要素は戦略性と爽快感を両立していると結構好評。秘奥義の演出も派手である。
  • 目立ったバグ・不具合が皆無で、ロード時間も早い。やりこみ要素も豊富な点は好評。
  • シリーズファンへのファンサービスやニヤリとできる小ネタも随所にちりばめられている。『アビス』のキャラネタだったり、重要なボスが戦闘前にシリーズ作品名の単語を入れて話してくるなど。
    • 特にとある都市の闘技場ではシナリオが進むと過去のテイルズ作品のキャラクター達と戦う事が出来るようになる
      • その中にはあの『ファンタジア』のダオスも登場する。声は引き継いだ森川氏。
      • ちなみに『デスティニー2』のバルバトスも登場。もちろんこっちがアイテムを使ったときのアレ(知っている人は知っている)も再現。
      • そして『エターニア』からまさかのシゼルが登場した。カットインも美人でありエターニアのファンからも好評である。
  • プレイヤーへの配慮もかなり丁寧。
    • 難易度は初期設定で3段階から選べる。
      • 大体のシリーズの特徴ではあるが、これによりシリーズ初心者でも気軽に高難易度のモードで挑戦する事が可能。
    • サウンド1つとってもステレオ モノラル に加えてサラウンドも選べ、更には戦闘時のボイスやイベント時のボイスや戦闘時のBGMなども個別で設定できるようになっている。
  • ストーリーそのものも、各シーンの一つ一つを見ていけば、プレイヤーを引き込めるような物となっている。
    • 特にシナリオをよく読み込んだ人達からは「イエガー *2 のエピソードはもっと用意して欲しかった」という意見が根強い名キャラとして評価されている。
      それに応えるかのように、PS3版ではイエガー関係のエピソードが更に追加されたり、小説版では彼の一生消えない「影」の部分に当たる過去が書かれている。また戦闘時の専用曲も追加されており曲自体も好評である。
  • スキットの量も多く、キャラクター達の楽しい雑談をたっぷりと聞くことが出来る。
  • 音楽はシリーズお馴染みの桜庭統氏と青山響氏 *3 が担当しており、今作でも中々のクオリティを誇っている。
  • 全体的にキャラクターの人気が高く、特に主人公であるユーリは公式の人気投票において三連覇を獲得するという快挙を成し遂げている。

難点・賛否両論点

  • 音楽は単体で見れば高く評価されるものが多いが、音楽の使いどころを間違えている、という批判が多々見られる。
    • 本来ならシリアスなシーンなのにどうみても笑い所で流れるような気の抜ける音楽が流れたり、逆のパターンがあったり。
    • なんと360版では序盤から終盤までずっとラスボスのテーマが相当な回数で使いまわされている。PS3版では全部新曲に差し替えられた。
  • スキットの発生の遅さ
    • スキットと呼ばれるキャラクター達のちょっとした会話があるのだが、条件を満たしていても一定時間経つまで出てこない。
    • また、その間隔が異様に長く設定されており、基本的に街での散策やダンジョンを歩き終わっても発生していないスキットがあるのは当たり前である。
    • 結果的に期間限定のサブイベントよろしく、意識していても非常に見逃しやすい。
    • 逆に全て見ようとすればダンジョンで敵がいるならまだしも街等では棒立ちして発生を待つ羽目にもなりうる。
  • 戦闘システムについて
    • 戦闘テンポがかなり遅く、シリーズ作品の中ではモッサリとしている。
    • 昔ながらのTP制であり、やはり終盤では回復させても焼け石に水。RPGというよりアクションゲームとして消費するシリーズにとって現在では古臭い物となっている *4
      • 敵を斬るたびにTPが1回復するのだが、消費と回復のバランスが悪い。特技一回につき消費TP20以上などザラなのでそのたった1回を取り返すために20回斬るはめになり作業感が強い。後半になればオレンジグミ一個で数百と回復させられるので、斬って回復はほぼ死に要素となっている。防御されてしまうと回復しない点もそれに拍車をかけている。
    • シリーズ作品によっては、プレイヤーが操作しているキャラが狙われやすいものがあるが、今作は特に酷く、隊列を一番後ろにし、NPC3人全て最前衛だったとしても開幕に敵が全てNPCを無視してプレイヤーに向かって寄ってくるのが当たり前。
      • 決められたルーチンによって動いている今作のNPCに敵の動きを止めさせるのは完全に不可能であり、その結果プレイヤーがどのキャラを操作していても常に数体に追い掛け回されっぱなしで、まともに戦闘を楽しめないという状況が頻発する。
    • ダウン技が非常に多いため、攻略本やサイトを駆使して全ての技の性能を熟知することを強制される。
    • 秘奥義が魅せ技に近い扱いになっており、従来シリーズの中では威力が低くダメージソースとしての活用は厳しい。
    • スキルの習得が装備している武器に依存する。そのため、明らかに弱い武器などを装備する必要ができてしまう。また後半になり仲間が増えてくると、非常に短い時間間隔で誰かがスキルを習得し、そのたびに武器を変更しなければならず、大きな負担となる。
    • 秘奥義を出すと画面が明らかに一時停止している。しかし一戦闘につき、2回目以降なら一時停止しない。
    • 周回時、最高難易度で開始すると敵の防御力が極端に上がり与えるダメージが1になる。『アビス』の問題点がそのままになっている。
    • 高難易度にすると敵が露骨に後衛を集中狙いする様になるが、人型ならまだしもモンスターまでもそれが徹底しており目の前のキャラクターを無視してまで狙う。
      • その為、作品内で「モンスターに知恵は無い」とキャラクターが断言するにも関わらず動きが異様に人工的になりかなり不自然になる。
    • AIの性能が低く仲間との共闘感が薄い。
      • 本作は敵ダウン時の挙動に難が多いため、邪魔にすら感じることがある。
      • ダウン技を全て封印しても、フリーランからの通常攻撃で転ばせる。
    • OVLで敵を吹っ飛ばしてしまうため、発動タイミングによっては効果時間を大量に浪費してしまう。
    • 主人公が常用できる秘奥義が実質的に1つしかない。
    • コンボ中に敵の横槍が入った場合、それに反応して周囲を攻撃できる技を撃つのはまず間に合わないため、攻撃を中断することになりテンポが悪い。
      • ステップが標準装備となっているPS3作品の中では特にまどろっこしく感じられる。
    • 術の詠唱を完了してから、実際に効果が発動するまでが長く、ユーザーの意図するタイミングで発動することが不可能となっている。
      • そのため、発動時における敵の位置は運任せとなっており著しく戦術性に欠ける。
    • ファイアボールなど方向の概念がある術を、詠唱完了時ではなく、詠唱開始時の方向に向かって放つ。もちろん、詠唱開始から完了まで敵が一箇所で止まってくれているなどということは無い。操作キャラで意図的に足止めをすれば話は別だが、狙ったタイミングまで足止めするのは難しい。そのため敵のいる場所に直接発生する術以外は使い物にならず個性が薄い。
      • このようなシステムでありながら発動保証のようなものは一切存在せず、例え詠唱が完了していたとしても発動前に潰されてしまうと術は発動しない。
    • 敵がひたすら距離を開けようと戦闘フィールドをウロウロと逃げ回るだけの動作に入ってしまう事が有り、これが非常に鬱陶しい。
    • 消費TP14で、5秒間完全無敵になる疾風犬という技や「被ダメージの割合が増加する代わりに、消費TPが1になる」という、メリットとデメリットが全く釣り合っていないブッ壊れ性能な要素が平然と存在する。その2つを合わせて使おうものならば…想像するに難くないだろう。
    • 空中コンボを導入することは、本来は戦闘全体の調整にも影響することであり、たった1キャラのみに導入するなど労力に見合わない。当然ながら調整不足な出来となっている。雑魚には無敵、ボスには通用しないと両極端である。
      • 飛んでいる敵も同様に地上戦をメインとしたキャラが多い今作ではそれだけで大きなアドバンテージになっており、地上の敵と違い攻撃後の移動ルーチンが無いため攻撃間隔が非常に早く特にAIがまともに対処出来ず囲まれてあっという間に倒されてしまう。
    • 全てのボスが「ゴリ押し」パターンしかない。その為こちらが貧弱な序盤は好き放題に蹂躙される戦闘ばかりなのに対し、こちらが強くなると逆に蹂躙するだけという戦略性も駆け引きもあったものではないバランス崩壊を起こしている。
+  二周目の世紀末具合
  • シナリオは、最初は盗まれた水道魔導器を追ってお使いを繰り返すというものであるが、その最初に設定される旅の目的自体が従来作品と比べて緊張感に欠け印象が薄い。物語の導入部におけるスケールやインパクトといったものとは無縁。当然、間で起こるイベントもそれ以下の重要度のものが並びやすく、あまり盛り上がらず淡々とした展開が続く。
  • 中盤までの筋は纏まってはいるのだが、最終章に入ってからは伏線もなしに唐突に「精霊」や「マナ」といった単語が登場し説明も無いまま半ば超展開となっていきユーリたちに都合よく事が進んでいく *7
    • ファンからも最終章は微妙、いらなかった等と評価される。最終章はラスボス絡みの矛盾点が生まれたため無いほうが締まっているという意見や、ラスボスと敵対する理由が分かりにくいという意見がある。
    • また世界規模の窮地に立たされる事でユーリの罪が忘れ去られる(正確には特赦が出ている)など、メインテーマの「正義を貫き通す」が蔑ろにされている節もある。
    • 出番が多い割に人物像の描写が薄く、ただの狂人としてフェードアウトしてしまうキャラがいる。設定は存在するのだが描写されないため、初見では置いてけぼりにされる人もいる。壊れた言動などでそこそこ人気がある一方、作中で重大な事件を起こしたり何度も戦ってきたキャラに関して、一狂人のまま顛末も無く話を終わらせてしまうのを受け付けないユーザーもいるなど賛否が分かれている。
  • 期間限定のサブイベントが多い。技の習得イベント、料理のイベントなど、システム的にも無視しがたいタイプのものも中盤から随所にちりばめられている。
    • 中にはその期間限定のイベントを見ないと発生しないイベントもある。このような物は大抵見る気が無いのなら見なくてもいい程度のおまけ要素ではあるが、今作の場合は隠しダンジョンの条件もこれに含まれているので見逃したらセーブがない限り次の周からやり直し。
      • この点に関してはPS3版では隠しダンジョンの条件だけ改善されている。
  • キャラクターについてはシリーズの近作同様賛否があり、シナリオでの描写に問題があるといえる部分が見られる。
    • ユーリとエステルは行動や展開に矛盾があると指摘する声もある。また、PS3版で追加されたパティはXbox360版で存在が示唆されていた点含めて賛否両論。フレンはPS3版で出番増加したためにシナリオに弊害が生じている。
+  ユーリに関する指摘
+  PS3版におけるフレンの参戦に関する指摘
+  エステルに関する指摘
  • その他の問題点
    • 3Dテイルズでは定番だった水着コスチュームが存在しない。(PS3版では追加された)
    • 声付きのシーンで、ボイスがない台詞が入っている。(PS3版では追加された)
    • 2周目以降、レコード(所持ガルドやプレイ時間などプレイデータの記録)を引き継ぐと閲覧済みのスキットが発生しなくなる。引き継げるものは全て引き継ぎたいという人は道中の会話を楽しめなくなってしまう。
      • レコード自体はさほど重要な引き継ぎ要素ではなく、スキットプレイヤーで自由に見ることは可能だが、不評が多かったのか『グレイセス』以降では改善されている。
  • アニメネタなどの内輪ネタが多いのは人によっては拒否感がある。
  • エステルの称号に歴代キャラの「BL」そのままの説明文がある、当然シリーズプレイヤーは腐女子だけではないため批判の方が圧倒的に多い。またエステルは腐女子キャラではないため、エステルの称号としても違和感が強い。
  • エステルが初登場時に着ているドレスが、その服で戦闘があるにも関わらず手に入らない。これに関してはPS3版でも追加されなかった。

総評

本作はXbox360最大のキラータイトルとして期待され、廉価版も含めると最終的に25万本もの売り上げを記録した。これは2013年現在において日本でのXbox360ソフトの最高記録であり、現在もこの記録を破るソフトは存在していない。本作の為だけに本体を購入したというファンも多数存在したという。
問題点は、終盤以降のシナリオの矛盾の多さと、「正義の対比」という複雑な主題を掲げているにも関わらずそれを活かしきれなかったり一方の正義側のみ露骨に持ち上げる歪な構図になってしまっている事、クリア後から大崩壊するゲームバランスなどがあげられる。
また、後述するDLCに関する評価や移植に対する評価などにおいて、本ゲームに付随する内容への評価は大きく割れている。
ただし、戦闘で行える要素は多く、自分の意志でバランス調整を行うことにより面白いゲームとなる。


DLC

  • レベルがDLC販売されたのは、シリーズ中でも本作が初。
    • 他にも合成素材やスキルセット、ゲーム内通貨などが、「本編でも手に入れられるが有料DLCでも購入できる商品」として販売された。
      • また箱版のインタビューでは「本編で入手できないものはDLCとして販売しない *12 」という発言があるがPS3版は…。
  • PS3版でDL販売されたコスチューム(正確には内部的に存在する称号を解禁するためのアンロックキー)は、1つ300円の「なりきりコスチューム」が4種類×9キャラ分、1つ150円の「『TOA』生誕記念コスチューム」がユーリ・エステル・フレンに1つずつの計39種+αが販売されている。
    • 専用称号関連のDLCを全て買うとなると総額は 12,050円 。各種トロフィーには影響しないため、ご利用は計画的に。
  • 2010年5月28日に出た劇場版BD予約特典はユーリ・エステル限定でフェドロック隊コスチューム(ユーリは軽装版。前回は武装版)だが、劇場版では主役クラスだったフレンには何故か用意されなかった。

テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版)

対応機種 プレイステーション3
メディア BD-ROM 1枚
発売日 2009年9月17日
通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信)
廉価版 PlayStation3 the Best:2012年8月2日/3,800円
判定 良作

※360版と異なる内容の項目のみ表記する。

移植版概要

360版と比べると多くの変更点・追加要素がある。問題となった戦闘バランスは若干の改善が見られるものの調整し切れておらず、新キャラ・パティの度重なる乱入は話の腰を折り、フレン加入はテーマの消化に悪影響を及ぼしたと指摘されることも多い。
イベントスキップやアイテム取得時のグラフィック・説明文表示といった機能は後の作品でもお馴染みとなる *13
代表的な変更・追加箇所の例を以下に示す。詳細な内容についてはこちらを参照。

  • 新パーティキャラクターパティ・フルール追加。
  • フレンのパーティ加入時期の増加・延長、正式加入。
  • 「スペシャルフラッグR」(ラピードをパーティトップにすることが可能)追加。
  • 「アーツボール」の追加(術技セット数が2倍に) 。
  • イベントのカメラワーク・演出見直し。イベントスキップ機能追加。
  • 新コスチューム、アタッチメント、術技追加。
  • 新ダンジョン、新ボスキャラクター、新ギガントモンスター追加。
  • サブイベントの追加・拡張。 桜庭氏の新曲12曲追加。
  • 『テイルズ オブ バーサス』初回特典にPS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコードを同梱。
  • メインシナリオのフルボイス化。
  • ゲームバランスが調整された。360版で強すぎると言われた技で、中でも意図的な仕様でないものは修正されている。
    • 数々の無限コンボ・ハメ対策としてボスに鋼体を追加したりなどされたものの、新たに別の手段が発見されており、根本的な解決には至らなかった。
    • 究極のバランスブレイカーとされた「タイダル祭り」は意図的な仕様として、元と近い形で残された。
    • 同じく究極のバランスブレイカーである「疾風犬」は修正されるどころか、この技のスキル変化で被弾するまで攻撃範囲が広がる「幻鋭犬」が追加され悪化した、しかも疾風犬と兼用も可能。
  • 最強クラスの戦闘能力を持つ隠しボスが追加。それに伴い裏ダンジョンも新たに追加された。
  • 闘技場に参加していないパーティメンバーとも対戦する事ができるようになった。

余談

  • 「ユーリの外見が女性的である事」は公式もネタにしている。というかゲーム中に勘違いするモブがいる。
    • 公式のイベントにて、ユーリと担当声優・鳥海にメイド服を着せていた。こういった行動を取る公式に嫌悪感をしめすファンも多い。
      • そもそも彼は長髪であるものの身長180cmと長身で体格も引き締まっており、声も低め…と、年相応の男性らしさを持っており、美形ではあるが女性然としているかと問われれば間違いなくNOである。それを公式からして強引に女性要素と擦り合わせようとする行為そのものへの反感もある *14
      • やや嗜好に踏み入った話になるが、このテのネタはファンの間で非公式に妄想し盛り上がるからこそ栄えるものであり、公式が目をつけて公式化しても「違う、そうじゃない」と顰蹙を買ってしまいがちである。
    • 一迅社の4コマ漫画ではユーリが「俺が女装すると美人過ぎて女性に失礼」と笑いながら語るネタがある。
  • スタッフによるとユーリのコンセプトは「ダークヒーロー」だそうである。暗殺シーンを筆頭にダークな面があるが「孤独、日陰者」 といったイメージは無く、仲間と和気藹々と旅をしたり、町の人や主要人物に頼りにもされる王道の要素も持つ。その為「ダーク」か「王道」か、個人の見解によって分類が分かれる、ある種珍しい主人公でもある。
    • しかし、上記の指摘のように「ダーク」と言うには些か作中で賞賛されてる感が強く、「ダーク風味のいつものテイルズ主人公」という趣旨の評価が下されることも。
  • 主要キャラクターの1人フレンは『ギルティギア』のカイ=キスク、『アビス』のガイ・セシルと共通点が多く容姿も似ている。もっとも、藤島氏は「ガイとフレンは似ていない」と否定している。
    • 漫画家に「キャラの顔が似ている」と言うのは侮辱に等しいが、ガイとフレンは『レディアントマイソロジー3』のOPアニメで共演していたり名コンビとしての人気投票で上位だったりと公式もファンもセットにしたがっている。
    • カイの場合、騎士団の団長を務めた事、服の色、主人公の知人、真面目な性格など、ガイ以上に共通点が多い。
  • 一作目『ファンタジア』の頃からアニメネタを隠し入れる事の多いシリーズだが *15 、本作にも同様のネタがあちこちに仕込まれている。
    • カロルには360版でもカエルのコスチュームがあったのだが、PS3版では更に有料DLCで『ケロロ軍曹』(テイルズ世界とは全く関係ない吉崎観音氏作による漫画&アニメ出身のキャラ)コスチュームが販売された。これはカロルを演じている渡辺久美子氏の声優ネタ。パティを演じている斎藤千和氏もケロロ軍曹で日向夏美役として出演しているため、ケロロ軍曹の姿をしたカロルとパティをパーティに入れて戦闘に勝利するとパティが夏美のセリフを言う。
      • その後テイルズスタジオ監修の『ケロロRPG』が発売されたため、その伏線ではなかったかとも言われている。
    • ジュディスのセリフ「水被って反省なさい」もネタ。これは久川綾氏が担当した水野亜美(美少女戦士セーラームーンシリーズの主要キャラ)の決め台詞である。
  • ヒロインであるエステルは、開発スタッフからもいまひとつ愛されていないと思われる発言がインタビューなどで散見される。このため一部では「今後のクロスオーバー作品で冷遇されるのでは?」と危惧する声もある。今のところ目立った冷遇はないが、他のキャラと比べると外部にあまり登場していない。
    • ちなみに、2012年に発売された『PROJECT X ZONE』には、テイルズオブシリーズ代表としてユーリとエステルがペアユニット、フレンはソロユニットとして参戦している。
    • ただし、2015年に発売された『PROJECT X ZONE 2』ではヴェスぺリアが続投参戦したものの、ユーリとペアユニットを組むキャラがフレンとなり、エステルはソロユニットに変更となった。とはいえ、前作から続投している作品ではそのほとんどがペアユニットの組み合わせが変更となっており、当作品に限った事ではない。
  • 某まとめブログの看板に使われている(無許可)ので、外部からは妙なイメージを持たれる事も。
  • PS3版の攻略本でのスタッフインタビューでは「タイダル祭り」に対して出来る限りの形で残したいと言っている辺り、意図的なバランスであることがうかがえる一方、疾風犬などのバランスブレイカーやハメ技については深く反省している様子もうかがえる。流石にスタッフもやりすぎたと思ったのだろう。
  • 『テイルズ オブ グレイセス』の予約特典はユーリ、リタ、パティのコスチュームが手に入るプロダクトコードだった。(PS3版では魔法カルタの景品)それぞれアスベル、シェリア、ソフィが着用するコスチュームである。
    • これらを加えるとDLCで手に入るヒューバートがフレン、マリクがレイヴンと、『ヴェスペリア』だけ異様にコスチュームの数が多い。しかもヒューバートに至ってはすごく似合ってないと専らの評判である。
    • 他は『デスティニー』『デスティニー2』『シンフォニア』『アビス』のコスが1~3つと非常に偏っている。
  • シンフォニア、アビスから続くシンプルな戦闘システムの最後の作品であり、本作をベースにして発展させたものをプレイしたいという声も一部にはある。
    • 以降の作品は複雑なシステムや仕様が絡むものが多くなり、良くも悪くも戦闘システムの敷居が高くなりつつある故だろう。

添付ファイル

*1 主人公ユーリ・ローウェルの幼馴染

*2 重要な人物であり、言葉遣いこそルー語そのものでかなり笑えるものではあるが、その経歴はまさに今作のテーマである「光と影の対比」を端的に表したかのような経歴を持つ。

*3 従来の田村信二氏。本作の360版からこの名義を使用している。

*4 TP制ならせめてTP最大値が固定な『デスティニー2』方式にしてほしいともいわれる

*5 パーティキャラクターに空中戦メインのキャラがいるため尚更批判される。

*6 一定の状況下でのOVL中は無敵になる事も可能である上、リミッツボトルというゲージを増やすアイテムがあれば裏ボスすら封殺可能。

*7 その中でも特に目に付くのが世界を救うには4体の始祖の隷長を精霊に転生させる、要は事実上死亡させる必要があるのだが、既に死亡している1体、以前の戦いで死を免れない状態になっている1体はともかく、残りの2体が偶然が重なって死亡してしまうというものである。ここでこの偶然が無ければ手詰まりになっていた事は想像に難くない。

*8 テイルズは基本的に悪人と呼べるキャラが少ないというのもあるが

*9 だが、肝心の能力は技の数が乏しく、バーストアーツや秘奥義の使用・FSの発動が不可のため、使い勝手が非常に悪い。

*10 一応スキットではフレン曰く「あまりの性格の差に同一人物とは思えなかった」と説明がされているが、ユーリ達はラピードが匂いで気づいた事もあり、声を聞いた時点で同一人物と瞬時に見抜いているため、理由として納得できるかと言われれば微妙である。

*11 大してダメージを受けていないのに上級魔法を使って回復する、前線で戦うことが多い、こちらの指示に全く従ってくれないなど。

*12 この発言をした郷田努氏はPS3版ではプロデューサーを降りている。

*13 イベントスキップ自体は、2008年発売の『ラタトスクの騎士』が初出だが、飛ばせるのは一部イベントだけだった。

*14 かつて『テイルズオブマガジン』で連載していたカオス系ギャグ漫画「ているずV」では、ユーリ自身が「どこの世界に身長180センチで筋骨ばった野太い声の女がいるんだッ!!」と反論し、ユーリの女装もかなり酷評されている

*15 デッキブラシのアイテム解説が有名アニメ映画『魔女の宅急便』ネタ、アーチェ役のかないみか氏が『それいけ!アンパンマン』にてメロンパンナ役をやっている事からくる「メロンパン好き」発言など。