RPGツクールVX Ace

【あーるぴーじーつくーる ぶいえっくす えーす】

ジャンル RPG制作ツール
対応機種 Windows XP/Vista/7 日本語版(32/64bit版OS両対応)
メディア CD-ROM 1枚
発売元 【パッケージ版】角川ゲームス
【Steam】Degica
開発元 エンターブレイン
発売日 2011年12月15日
定価 【パッケージ版】13,440円
【Steam】6,980円
レーティング CERO:A(全年齢対象)
ポイント ツクールシリーズの「切り札」
VXをベースに正当進化
『RGSS』の評価は高い
初心者でも馴染み易い
価格が大人向け
ツクールシリーズリンク

概要

『RPGツクールシリーズ』の最新作。前作をベースにシステムを強化した最新作。お馴染みのRGSSも『3』になり、製作の幅が広がった。

特徴

  • アクターに個性が付くようになった
    • 敵の攻撃の的にされやすかったり、TPと呼ばれるゲージを戦闘後も引き継げるなど様々な『特徴』を設定出来るようになった。
    • 上手く使えばスタンダードなRPG戦士から絶対に死なない死神、あらゆる攻撃を防ぐ聖騎士などが作成可能。
  • ステータスの幅が増えた
    • VXではHP・MP・攻撃力・防御力・精神力・敏捷性だけだったがAceでは魔法防御・運が新たに設定出来る。
  • スキルカテゴリ
    • 魔法や特技などを分けて設定することが可能。今までは1つに収められていたので解り易くなった。
      • 剣技と魔法を操る『魔法戦士』を作る時などに便利。
  • 二つ名と設定
    • 職業とは別に設定するものでキャラクターのイメージがし易くなる。
      • 『正義の剣士』などの正統派の紹介から『邪○心眼の使い手』などの中二病満載の紹介まで。

長所

  • マップタイルの導入が簡単になった
    • 前作では限られた枠にしか入れることが出来なかったが今作では加工をすることもなく設定が可能に。
      • これによって様々な形のダンジョンが作れたり、過去から未来と言ったような演出方法にも使えるようになった。
  • アニメーションが豊富になった
    • 新たに加わった武器必殺技に加え、属性毎の召喚魔法も設定出来る。
  • 透明機能
    • オープニングで主人公を表示させたくない場合に使用する。
      • 前作も含めた作品では透明化するイベントコマンドを使ったり、グラフィックを設定していないアクターを作る必要があっただけに地味に好評。
  • これ以外にも様々なシステムが追加・改修されている

短所

  • 前作より価格が高め
    • 前作のVXが10,290円(税抜9,800円)と10,000円前後で購入できたのに対し、Aceは13,440円と以前のWin版ツクールに比べてもやや高めである。
      • 上記の通り値段相応の機能は備えている感じはあっても、10,000円を超えると値段的にやや手を出しづらい印象がある。
      • 一方、「steam」においては時折割引セールが行われる時がある(70%OFF等)。
  • データの互換
    • 同じVXだからデータの移行も出来ると思ったツクラーが多かったのだが、実際はグラフィックや音楽などしか共有出来ず、製作したデータは別物である為、移行は出来ない。
      • この為、Aceに移行するツクラーの中にはVXに留まったり、2000に戻る者もいた。
  • 『実は』初心者には厳しい?
    • デフォルトの設定が充実している為、初心者にも取っ付き易い今作だがイベントコマンドなどで違いを見せないと似たような作品しか作れない。
    • またRGSSもバージョンアップしているので2などで作り慣れているツクラーならともかく、Aceから始めたツクラーは覚えることが増えてしまっている。
      • あれやこれや期待した初心者ツクラー達は色々な意味で挫折することに。
    • 前述の価格の高さも初心者にとっては敷居が高く感じるかもしれない。
  • キャラクター生成ツール
    • ある意味、これが一番の短所かもしれないと言わしめた機能。
      • 自分でオリジナルキャラクターが作れる!という触れ込みだがその実はRTPキャラとは馴染まない絵柄・真正面を向いているなど散々な批判を受けた。
      • とは言え、グラフィック加工能力を持たないユーザーには有難がられたが……。
  • midiファイルがインポート画面で表示されない仕様
    • midiとはツクラーにはお馴染みの軽くて有難がられる音楽ファイルの1つ
    • Aceでも問題無く使用出来るのだがインポート画面の欄には表示されない仕様にツクラー達は戸惑った。

総評

VXとは別物までに進化したツクールシリーズ最新作。 ニコニコ動画とタイアップしたコンテストも開催されることもあり、その衰えは未だ知らず。 しかし、体験版まで配布出来ずにエターなるツクラーも多く、門扉の狭さが伺える。

余談

  • 伝説のモンスター『スライモ』
    • Ace体験版が配布された時に入っていたサンプルゲームの登場モンスター。
      • 単に『スライム』の打ち間違えなのだが、その妙にしっくり来る語感のせいでツクラーの作ったゲームに『スライモ』が登場することも。
  • RPGツクール SUPER DANTE & RPGツクール2 楽曲データ集(デジタルリマスター版)
    • エンターブレインの通販サイトで購入すると貰える特典CD
    • その名の通り、SFC2作のoggとmp3ファイルが入っているファンなら感涙ものの特典
      • oggファイルは素材に使用することが出来る。
  • PCゲーム配信サービスであるSteamで「RPG Maker VX Ace」として発売されている。
    • ただし日本語には対応していない。