必要なもの
PC(VNCサーバ)、ザウルス標準OS用SD、この代替OS用SD(HC)(2G以上)、SDカードリーダ
ルートファイルシステムのダウンロード
ルートファイルシステムはサイズが大きすぎて置き場所がありません。いろんな無料サイトを探してみましたが公開できるところはなさそうなので、Bittorrentで公開することにしました。
このトレントファイルを使ってダウンロードしてください。
PCへのLinuxOSのインストール
VNCサーバとして使用するOSをインストールします。VNCサーバなら何でもかまわないのですがWindows用のVNCサーバは転送速度が遅いためyoutubeが見れません。
X-Window-SystemのVNCサーバが使えるOSをインストールすることをお勧めします。
VmWareのゲストOSとしてインストールした方がよいでしょう。このOSは動画サーバとしても動作しますのでハードディスクはできるだけ大きく割り当てたほうがよいでしょう。
またVNC接続のためssh、動画サーバとしての動作のためsamba、ffmpegのインストールが必要です。
以下のコマンドでインストールします。
sudo aptitude install openssh-server samba ffmpeg
SSH認証はSSH公開鍵認証にした方がよいです。
sambaで/tmpとホームディレクトリを公開してください。
画面サイズを800x600にしてください。
リモート・デスクトップの設定を行ってください。
共有
・他のユーザが自分のデスクトップを表示できるにチェックしてください。
・他のユーザがデスクトップを操作できるにチェックしてください。
セキュリティ
チェックを全部はずします。
ザウルスのNANDバックアップ
ザウルスを元に戻せるようにNANDバックアップを行ってください。
ここなどを参考に。
ザウルスのOSバックアップ
標準OSをブートローダから起動するためOSをNANDから取得します。
これをザウルスにインストールします。
インストールしたアプリを起動します。ペンギンアイコンのカーネルバックアップというアプリを起動しbackupボタンをタッチします。するとディレクトリ選択ウィンドウが出るので下記画像のようにカーネルをバックアップするディレクトリを選択してください。ディレクトリ選択後バックアップを開始します。
バックアップされたファイルはzImageとuImageです。zImageはカーネルアップデートでNANDに書き込み、元にもどすことができます。uImageはu-bootによってブートする標準カーネルです。標準カーネルでブートしたい時に使用します。
ザウルスにu-bootをインストール
u-bootはザウルスのカーネルアップデートによってインストールします。
これをダウンロードしファイル名をzImageに変更します。
ここの
カーネルの入れ換え手順を参考にカーネルアップデートを行ってください。
インストール用SD(HC)のパーティション設定
u-bootはLCDドライバが動いていないため起動時ブートパーティション選択ができません。そのためパーティションは以下のように設定してください。
パーティション番号 |
用途 |
ファイルシステム |
サイズ |
パーティション1 |
ブートパーティション |
fat or vfat or fat32 |
2M以上 |
パーティション2 |
スワップ |
スワップパーティション |
128M |
パーティション3 |
ルートファイルシステム |
ext3,4とか |
1.2G以上 |
ルートファイルシステムの展開
ダウンロードしたルートファイルシステムをインストール用SD(HC)のパーティション3に展開します。
sudo tar xvfj zaurus_squeeze_01.tar.bz2 -C /media/?????????
カーネルのインストール
cat uImage_akita_01_001 uImage_akita_01_002 > uImage
(このwikiサイトは1ファイル上限1Mバイトまでなのでファイル分割しました。)
としてuImageファイルを作成します。
できたuImageファイルを上記インストール用SD(HC)のパーティション1にコピーします。
ザウルスのタッチパネルキャリブレーション
タッチパネルのキャリブレーションを行います。
作成したSD(HC)でブートしX画面が表示されたらメニューよりログアウトを選択しコンソール画面にします。
rootでログインしキャリブレーションを行います。
(設定してあるログイン名、パスワード login:root passwd:zaurus、login:zaurus passwd:zaurus)
以下のコマンドを入力して下記画面が表示されたらスタイラスで+をポイントしキャリブレーションを行います。
ts_calibrate
ザウルスの無線LAN設定
/etc/network/interface、/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを設定します。
最終更新:2010年10月03日 23:52