ゆっくりいじめ系789 ドスまりさとゆうか3


注意!!!
俺設定大量
他作者様の設定パクってます
そして改変してます
ご都合主義
微妙にHENTAIネタあり
ドス設定有り
可愛がられるゆっくり有り
誤字脱字があるかも知れない
パロディがそこらかしこに

fuku2193とfuku2220の続きです

こんな駄文でも構わない方、「どんとこーい!!!」な上○次郎教授な方
どうぞご覧下さいませ







              • 10.履行
「これを冬の食料に足してくれ」
ドスまりさ率いるゆっくりの群れはゆっくりからすれば山のような食料を前にして満面の笑みを浮かべた。もちろん、ドスまりさも例外ではない。
青年の畑から強奪した食料だけでも切り詰めれば8割のゆっくりは冬を越せるくらいの量があったが、これから頂く食料と合わせれば一匹の犠牲者も出さずに冬を越せる

『里長さん!ありがとう!!! これで冬もゆっくり越せるよ!!!』
笑顔でお礼を言うドスまりさ。他のゆっくり達も呼応する。「おじさん!!ありがとうね!!!」

「いいさ、ところでドスまりさ、昨日里の若い者が君の群れに襲われたと言っていたのだが、本当かね?」
『ゆっ!!!!』
「し、しらないよ!!!」「ど、ドスまりさがそんないなかくさいことするわけないわよ!」
ドスまりさは焦った。もしかして昨日の人間の事を信用しているのではないか?

『し、し・・・知らないよ!!! まりさ達畑を襲ってなんかいないよ!!!』
「そうかね、なら良いのだが」

(ゆ!そうだ!!! 良いことを思いついたよ!!!)
『ゆっ!!! きっと最近現れた大きいまりさがやったんだよ!!!』
ドスまりさは浮かんだ案をすぐさま使った

昨日自分が否定した「群れ以外のゆっくりのせいにする」を名案としてひらめいたのだ。
そこに「最近現れた」を付け加えた事により、今までの言い訳とはひと味違うと考えたのだろう。さすが餡子脳
「そーだよ! きっとそいつらのしわざだよ!!!」「わかるよー、そいつらがわるいんだよー!」
取り巻き達も肯定した。

「残念だな・・・仕方ないこれからはその大きいゆっくりの対策を立てなければならないなぁ」
『ゆっ! がんばってね!!! それじゃ、まりさ達はお野菜持って帰るよ』
取り巻き達が余計なこという前に帰ってしまおうと思ったドスまりさは早々に食料を取り巻き達に運ばせ始めた。

里の長はせっせと食料を運ぶゆっくり達を無表情で見て、運び終えると自分の家に引き返していった。






              • 11.人間
ゆっくりたちは巣である洞窟に食べ物を運び終え、思う存分にゆっくりしていた。
「「「「「ゆっゆ〜♪ ゆっく〜り〜でき〜るよ〜♪」」」」」
『これでみんなゆっくりできるよ!!!』
「やったね! ドスまりさ!!!」
群れのゆっくり達は人間から貰った大量の食料を前にして喜び、踊ったり、歌っていたりしていた。


『そうだ! 冬を越したらあのお兄さんにご飯分けてあげようね!!!』
「ゆ〜! もったいないよ!!!」「ドスまりさ! そんなもったいないことしちゃだめみょん!!」
『何言ってるの!!! まりさ達が迷惑をかけちゃったんだから、ちゃんとお詫びするんだよ!!!』
「まりさのいうとおりだよ!!にんげんにめいわくをかけちゃったんだからおわびするんだよ!!!」
ドスまりさの人間へのお詫びについて肯定するゆっくりと否定するゆっくり。
怪我をさせておきながら残飯を渡して、はい終わり。としようとすることが相手への侮辱であることは全く考えない。さすが餡子脳

「ドスまりさ!!! そしたらあのゆうかをむれにいれようよ!!! そうすればごはんがいっぱいたべられるよ」
『ゆっ!! そうだね・・・』
ゆうかの事を言われ、思い出したくないことを思い出したドスまりさは意気消沈してしまった。
ドスまりさは知っていたのだ。自分の体当たりを喰らい、そのあとまりさに何度も踏みつぶされたゆうかは助からないであろう事を

ゆうかが死ぬこと自体は大した問題ではない。問題は、あの人間が復讐に来るのではないかということだ。
人間一人だけで来たのならばドスまりさが相手をすれば特に問題なく倒せる。だが、ドスまりさが相手になる前に群れのゆっくりが犠牲になることも考え得る。
自分の群れの者はゆっくりさせてあげたい。

「むきゅ! まりさ、ゆうかのこともだいじょうぶよ!!! たとえゆうかがしんでもにんげんがかいゆっくりのためにいのちをはったりなんてしないわ!!!」

それは間違いである。
自分の最も愛する者をただの所有物として考える者がいるだろうか?
自分の最も愛する者の苦境を黙って見ている事が出来る者はいるのだろうか?
自分の最も愛する者を辱められ、怒れない者がいるだろうか?
自分の最も愛する者を無惨に殺され、無感情でいられる者がいるだろうか?

ドスまりさはこの洞窟内にカツカツというゆっくりでは立てることの出来ない音を聞いた。

青年はドスまりさを見ていた。やはり大きい。この巨大な洞窟でなければ収まることが出来ないであろう。
周りのゆっくり達は、初めての人間の襲撃にとまどっていた。

誰かが潰されたわけではないが初めての人間の襲撃に警戒しているのだ。
ある者はドスまりさに寄り、ある者は脹らんで威嚇したり、またある者は逃げる準備をしていた。
『何をしに来たの!!?』
ドスまりさは厳しい口調で青年に問う。

ドスまりさが青年に対し、言葉で質問したことに対し、青年は手に持ったボウガンで返答をした。
ズンッ!!
ボウガンから放たれた矢はボウガンに仕組まれた装置により発射口で着火し、矢じりを一瞬だけ燃やし、そしてドスまりさに刺さった。

『ゆ"ぎゃあ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!』
ドスまりさに刺さった矢は餡子に到達していた。そのため、ドスまりさは今まで上げたことのないゆっくり特有の悲鳴を上げる。
青年はドスまりさの様子に構うことなく二発目、三発目の矢を放つ。
このドスまりさは自分が傷つくような「戦い」をしたことがない。今までは相手がほとんどゆっくりであり、戦闘力には大きな差があるため無傷で勝ち続けてきた。
そのため「痛み」というものをほとんど経験したことがない。巨大で傷のつきにくい体は久しい痛みに対して過剰なまでに反応した。

『ゆ"る"ざな"い"よ"!!!ま"り"ざに"ごんな"酷い"ごとずる"人間はじね"え"え"ぇ"ぇ"ぇ!!!!』
痛みを堪えながら洞窟内を高速で跳ね回り、青年に体当たりを喰らわせようとする。
青年は岩の陰を移動し、体当たりをやり過ごしながら、ボウガンに矢を装填する。
ドスまりさは岩場を屈みながら移動する青年を見失う。そしてその目が青年を捜している内に青年はボウガンの矢を放つ。

『い"ぎぃ"い"い"い"い"い"い"!!!! い"だい"よ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!!』
ドスまりさはさらに混乱する。敵の姿が見えず、ただ痛みだけは確実に自分に届く。
その混乱のためか、自分のしでかした過ちに気付くことが出来ない。

群れのゆっくり達はすでに半数近くが逃げ始めていた。
青年を恐れてではない。むしろゆっくり達が恐れていたのはドスまりさだ。
ドスまりさが跳ね回る度に踏みつぶされる個体が出ているのだ。だが、誰一人としてドスまりさを責めたりしない。
ドスまりさは自分たちのために戦っている。そのことを餡子脳は認識しているから。

岩場の陰から打ち続けたボウガンの矢は残すところあと一本。
青年はしばらくそのままでやり過ごそうとしたが、ドスまりさの危険が残る洞窟内で自分も戦おうとする勇気をもったゆっくりによって阻まれる。

「ゆ"う"う"う"ぅ"ぅ"ぅ!!! よ"くもれ"いぶだぢのな"がま"を"ごろじだなあぁぁ!!! ごろ"じでや"る"ぅ"ぅ」
直径50CMほどの大型のゆっくりれいむだ。
青年は驚いた。まさか、殺そうと思っていた相手が自分からやってくるとは。
大型れいむはそんな青年の気も知らずに体当たりを試みる。
しかし、大型れいむの体当たりは効果を発揮することはなかった。
(あれ? めのまえにおにいさんがいるのになんでれいむとまっt・・・・・!!!)

気がついた頃にはもう遅かった。れいむは青年が抜いたナタに目から突撃していたのだ。
青年はナタを引き抜き、横一文字に裂かれたれいむの目に腕を突っ込む。
「ゆ"ゅ"ぅ"・・・・ うぎゃあ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!!!!」
洞窟内に絶叫が響き渡る。

「ゆうかになめた真似してくれたお礼だよ。苦しんで死ね!!!」
れいむは思い出した。昨日の襲撃で自分がゆうかを押さえつけていたことを。
この人間は自分の顔を覚えていたのか・・・
青年は叫んだ直後に眼窩に手を突っ込んだまま洞窟の壁に叩きつける。

「ぶびゅっ!!!」
いくら大型とはいえしょせん饅頭。れいむは洞窟内の汚い模様となった。
しかし、死ねない。だからといって仲間達は大型れいむを助けることは出来ない。大型れいむは青年の希望通り苦しんで死ぬことになった。

痛みに混乱し、見当違いな場所を暴れ回っていたドスまりさが大型れいむの絶叫を聞いて我に返った。
しかし、時すでに遅く大型れいむはいびつな放射状の模様となっていた。
『れ、れ゛い゛む゛う゛う゛う゛ぅう゛う゛ぅうう゛ぅう゛ぅう゛ぅぅう゛ぅう゛うぅうう゛う゛!!!!!!』

ドスまりさはやっと青年を見つけることが出来た。
『どう゛じでごん゛な゛ごどずる゛の゛お゛お゛おぉお゛お゛ぉお゛ぉお゛お゛おぉお゛!!!!!!』
「裏切り者の始末だよ。粗大ゴミ」
青年は静かに答えた。

『じら"な"いよ"お"おおおお"お"おぉ"ぉお"おお!!!!!! ばりざだぢはう"ら"ぎっでない"よ"おお"おぉぉ"ぉおぉ"お!!!』
「お前達は俺の畑を襲った。そして俺の、ゆうかを殺そうとしただろ?」

『どぼじでえ!!!いぎでるならべづにいいじゃないぃぃぃ!!!!』
ドスまりさは青年にまた体当たりを喰らわせようと跳躍を再開する。

青年はまた岩陰に隠れ攻撃をやり過ごそうとするが、自分の仲間を殺されたゆっくりたちはそれを許さない。
別の大型れいむと大型まりさが青年の背中に体当たりを当てる。
青年は大型ゆっくり二体の体当たりを受け転んでしまう。
そこに大型ゆっくり二体がのしかかり、動きを封じる。

「ゆーゆっゆっゆ! れいむたちをころそうとしたばつだよ!!! ゆっくりしんでね!!!」
「まりさたちにかとうなんて、ひゃくねんはやいんだぜ!!!」
『ゆっ!!! まりさ! れいむ! ありがとう! お兄さん! 絶対逃がさないよ! 諦めて死んでねーーーー!!!』
「あきらめろ? あきらめろだと
なるほど、おまえ達らしいいいぐさだ 嘘と打算で生きてきたおまえたちのな」

青年は大型ゆっくり達をはね除け、ドスまりさを正面から見据える。その手に武器はない。
「人間をなめるな化け物め!!! 来い! 闘ってやる!!!」

青年の顔は鬼のような・・・いや鬼よりも恐ろしい怨念をまとった顔になっていた。その顔を見たゆっくり達はたとえようのない恐怖に襲われた。
ドスまりさとて例外ではない。今まで生きてきた中であまり恐ろしいものは見たことがない。精々、人間に虐待され命を失ったゆっくりの断末魔の表情くらいだ。
だが、これと比べれば、断末魔の恐ろしい表情など可愛らしいものだと思った。

もはや一秒たりともこの人間を生かしておく訳にはいかない。この人間の痕跡を完全に消さなければ永遠にゆっくりできないと感じた。
ドスまりさは青年を殺すことだけを考え、底面に力を溜め、跳ねる。しかし跳躍の途中でドスまりさの体から力が抜け、正面から地面に激突した。
『ゆぎぎ・・・』ドスまりさの怒りは一度跳躍を失敗したくらいでは収まらない。続けて飛び跳ねようとする。だが

『どおじでええぇぇえ!!! どうじでぴょんぴょんでぎないのぉおおぉぉおお!!』
ゆっくり達はドスまりさにかけより「だいじょうぶ!?」「しっかりしてよドスまりさぁ!!!」と励ましている。

ドスまりさの体に刺さった矢の矢じりから煙が絶えず立っていた。
今でも煙を立てながら矢じりはゆっくりと燃え続けている。
矢じりで燃え続けるものの正体は「ゆ取り線香」と呼ばれるものだ。
ゆっくり達の嫌う臭いを出しながら燃焼する製品。同時に、ゆっくりに使いつづければ短時間で死の直前まで追い込むことが出来ることを虐待お兄さんが証明していた。
まだドスまりさが現れる前、ゆっくり対策にと、行商から買った品物だ。






一日前、虐待お兄さんの家にて
「そうか、ドスまりさを始末するのか・・・」
虐待お兄さんは静かに言った。青年はこくりと頷く

「しかし、君は何か武器を持っているのかい?」
「ボウガンくらいなら・・・」
「それじゃ、駄目だ。痛がることがあっても決して殺せないよ。そうだ、君に策を授けよう。」

虐待お兄さんの策は

1ドスまりさをゆ取り線香で弱らせる
2ゆ取り線香で弱ると必ずドスまりさはドスパークを撃つはずだ
3ドスパーク発射までに爆弾を投げ込み爆発させる

というものだった。
「しかし、ゆ取り線香ならあるが、爆弾なんて物騒なものは家にないよ」
「僕のお気に入りで良ければあげるよ。 これならどうだろう? 小型のダイナマイトだ。」
なぜそんな物を? と聞きたくなったが、やめておいた、彼は虐待お兄さん。つまりはそういうことだ

「だが、問題がないわけではない。ドスまりさは大型のゆっくりだからね。普通のゆっくりよりは効き目が薄いだろうね
だから、ちょっと嗅がせるだけでは駄目だ。常に煙を吸っているような状態にさせなければね。」
「難題だね。まさかドスまりさにゆ取り線香を貼り付けるなんて出来やしないだろうし・・・。いっそ心中した方が早い気さえするよ」
「おいおい、早まったことを言わないでくれよ。君は僕の数少ない友人なんだから。あんなゴミ饅頭と心中なんて、身の毛がよだつよ
それに、君が死んだらゆうかが悲しむだろう? っと、一応言っておくね。博士から連絡があってね、ゆうかは何とか持ちこたえたようだよ。
今はポンコツなボディーガードに守られて眠っているらしいよ。」
「それは本当かい! よかった・・・ 」
青年に笑顔が戻った。何よりも大事なパートナーの無事を聞けたから

「そう、だから出来れば君には危険なことをして欲しくないんだよ。 復讐ならまた日を改めれば成功率は高くなる」
「いや、ゆうかの無事を聞いたら尚更駆除しなきゃ駄目だ。たぶん、奴らは何かの拍子でまたゆうかを襲うかも知れないし、里だって例外でないはずだよ」
「そうかい、そこまで言うならもう止めはしないよ。頑張ってくれ。僕も及ばずながら手を貸すよ」
(復讐のためでなく、守るため・・・か。あのハナタレが随分成長したものだな)
虐待お兄さんは残り一本の小型ダイナマイトを青年に渡してくれた。そしてボウガンの発射口に取り付けるパーツを渡してくれた。
「さっきの問題の答えだよ。矢じりに線香をくっつければいい。そうすればドスまりさの体に付いて燃え続けるはずだよ。
それに、ダイナマイトの着火にも役立つさ」





それはここで大きな役割を果たした。


群がっているゆっくり達を踏みつぶしながら、青年は先ほど不意打ちを当ててきた大型ゆっくりに向かう

「「ゆ"ぎゃ"あ"あ"あ"ああぁ"ぁ"ぁああ"ああ"ああ"!!!」」
青年は恐怖をまき散らす表情のまま、先ほど青年に攻撃した大型のれいむとまりさの眼窩に腕を突き刺した。
「お前達も苦しんで死ねえええぇえぇぇええええぇ!!!!!」
ばちゃッ! べちょッ!
汚らしい音を立て、先ほどの大型れいむと同じ運命を辿るまりさとれいむ。
(あと二匹・・・)
青年の表情は笑っていた。怨念のこもった笑い顔は先ほどの表情よりも禍々しく、そして恐ろしいものだった。

(やっぱり、にんげんのはたけに手をださなければよかった・・・)
そう後悔するのはゆうかに生殖器を食いちぎられたまりさ。


『みんな・・・ゆっくりどいてね・・・ドスパークを使うよ・・・』
ドスまりさは気力を振り絞り、最大の攻撃であるドスパークで決着を付けることを伝え、ゆっくり達を退かせた。

青年は怨念のこもった笑顔のままボウガンを拾い、そして光り輝くドスまりさの口中を狙い、放つ。

ドオォォォン!!!

加薬付きの矢はドスまりさの口に溜まったエネルギーに接触した途端、爆発した。
爆発に巻き込まれたゆっくり達は物言わぬ煤となったが、直前に逃げ出した個体は爆風に後押しされ、出口に向かった。

「にげなきゃころされるんだぜ!!! はやく、はやく!!!! ゆ"っ!!!!」
「あとはお前だけだあぁ!!! にがさぁなぁぁい!!!」

まりさの目の前にはあの青年。まりさの前に立ちふさがり、殴り殺そうと拳を振りかぶる。

「ぎゅべッ!!」
ゆうかを直接傷つけた物達は全て始末した。青年の顔からは怨念が消え、穏やかな物になっていた。
そう思っていた。






































『ゆっぐりじでいってね!!!』
ドスまりさはまだ生きていたのだ。ゆ取り線香に命をかすめ取られながらも、ドスパークとダイナマイトの爆発をその身に受けながらも
誤算だった。目からは餡子の涙を流し、あちこちの裂けた部分から餡子を垂れ流しながら、その名の示すとおり、ゆっくりと青年に向かってくる
(しまった!!!)
青年は爆発で止めを刺したと勘違いしていた。
わずかな時間でドスまりさは青年を「ゆっくりさせる程度の能力」で止められるまでに回復したのだ。

『おまえざえ・・・ぉまえざえいなげればああぁぁぁあああぁ!!!!』
(済まない・・・ゆうか・・・!)
青年は死を覚悟した。
だがその覚悟は不要の物となった。

「ドスまりさ!!! これはいったいどうしたことだ!?」
里長の叫び声にドスまりさは安堵した。

「なんてことをしてくれたんだお前は!!!」
里長は青年の胸ぐらを掴み、張り手を一発与えた。
「おい! お前達!!! 早くドスまりさに手当を!!!」
里の者達がドスまりさに餡子の補充と破れた皮の修復を施していく。


ドスまりさはうれしさから餡子ではない涙を流していた。
(里の人たちがまりさ達を助けに来てくれたんだ!!!)











              • Final.信頼
青年のドスまりさ襲撃から半年が経った。
季節は春。始まりの春だ。

「調子はどうだね?ドスまりさ」
洞窟から里の大きな建物に運ばれたドスまりさ

『うん・・・、まだ辛いけどだいぶ良くなったよ・・・』
「それは良かった」
里長はドスまりさを里の者達に手当てさせ、この建物まで運んでこさせた。
「まあ、私の手にかかればこの程度はすぐにでも治せるものだ」
その後の治療については博士が指揮を取り、的確な判断の下ドスまりさを回復に向かわせた。
「僕が里長に伝えてなかったら、君は死んでいただろうね・・・」
笑顔で呟く虐待お兄さん。

「ふたりともよくやってくれた。」
博士と虐待お兄さんに礼を言う里長。

『博士、お兄さんありがとうね・・・』
ドスまりさも二人に礼を言う。

「礼には及びませんよ。僕もドスまりさに死なれては困りますからね・・・」
「まあ、昔からよしみだ。気にするな」
うむうむと頷く里長

「では、そろそろ君の群れの仲間とご対面してもらおうかね」
里長が手を叩くと里の者達が荷車に群れのゆっくり達を乗せてやってきた。

(群れのみんなと会うのは久しぶりだな・・・みんな里の優しい人たちにお世話されてきたんだろうな・・・)
ドスまりさは笑顔で群れのゆっくり達を迎え、そしてその笑顔はすぐに凍り付いた。

群れのゆっくり達はどれもこの世の物とは思えない表情で死んでおり、生きている物も多少いたが「ゆへへへ・・・」と白目を剥いて笑っているだけの物となっていたのだ。

「ゅ・・・まりさぁ・・・」
『れ、れいむ!?れいむうううぅううぅぅぅうう!!!』

群れの副リーダーにして、ドスまりさの最も愛するれいむは片目を失い、あちこちに穴が開いていた。それによく見ると前よりも二回り小さくなっている。

『どおおおぉおぉなってるのおおおぉぉぉおぉぉ!!!!』
ドスまりさはあまりの事に驚きを隠せない。

「ん? どうかしたかね?」
淡々と答える里長。

『なんでみんなじんでるのおおぉぉぉぉ!!?』
泣きながら訴えるドスまりさ

「なんでって、裏切り者達に制裁を与えていたんだ。死ぬ物が出ても当然だろう?」
『じら"な"いよ"お"おおおお"お"おぉ"ぉお"おお!!!!!! ばりざだぢはう"ら"ぎっでない"よ"おお"おぉぉ"ぉおぉ"お!!!』
半年前青年とやりとりしたことを今里長と繰り返す。
「まさか、君たちは里の者達が君たちが自分で押しつけてきた約束を自分たちから反故にしてきた事がばれてないとでも思っていたのかね?
半年前、あの青年の畑を襲撃したことも、そのときに彼の飼いゆっくりを殺そうとしたこともみんな知っていたよ。
それだけではないぞ、今まで民家に盗みに入ったことも、畑を何度も襲撃していたことも知っていたさ!
だが、それは些細な問題だ。君たちが真摯に謝ってくれれば我々は君たちを理解しただろう。
だが、お前達は裏切った! 群れ以外のゆっくり達に罪をなすりつけ! 我々に嘘を吐き続け! ついには里の者に大怪我を負わせた!
あの青年はな、お前達の襲撃の時にお前に突進されて大怪我を負っていたんだ・・・もしかしたら死んでいたかも知れない。 私は最後の賭に出たよ。
もし、あのとき、私の質問に嘘でなく本当の事を言ってくれたならば、軽い制裁だけですませようと思ったのだよ。
だがお前達は最後の最後まで我々を裏切った!!! また無実の者に罪を着せ、逃げおおせようとした!!!
だがな、私は生まれてこのかた裏切り者は 一人だって許したことはありはしないんだ!
お前達には地獄の苦しみを味わって死んで貰うとしようか・・・
そう思ったからあのときお前達を全員捕獲したんだ。あの青年に獲物を奪われる前にね・・・」

「ああ、安心しな。ここにいないゆっくりは私の研究室で今も地獄の苦しみを味わっているよ」
「ああ、僕も少々預かっていますよ。みんな僕の役に立っていますよ・・・ククク」
二人は悪意の溢れる笑顔で言った。


ドスまりさは理解してしまった。自分たちの嘘がずっとばれ続けていたことを。
そして何より助けてくれた訳じゃない。簡単に死なせないためにみんな捕まって、酷いことをされたんだ・・・と
そして、これから自分が苦しむのだと・・・

ドスまりさは逃げようとするが動けない。今まで「安静にしろ」と言われていたので動くことはしなかったが、それでも体が全く動かなかったのだ。
「ああ、そうだった。お前の底面は『改造』したから動けないぞ。
あと、お前のドスパークとやらも、『ゆっくりさせる程度の能力』とやらも使えないようにしておいてやったからな。
精々、苦しみ抜いて死ぬことだね」

博士がそう言うと、里長は博士を連れて外へ出た。
「さて、まずは君の大好きなれいむちゃんがこの半年間どんな事をしていたか、ビデオに撮ってあるから一緒に見ようか・・・」
虐待お兄さんはゆっくり達の死体と共に運ばれたテレビとビデオデッキをセットし、一本のビデオを再生した。
そこには発情したゆっくりありすに輪姦されるれいむが映っていた。延々とれいむは犯され続けていた。
輪姦の数日後の映像が流れる。犯し尽くされたれいむの体のあちこちに穴が開いて、様々な所から赤ゆっくりを生もうとしている事が見て取れる。
映像が切り替わり、れいむの出産シーンが流れる。体中のあちこちから赤ゆっくりが顔を出し、れいむは声も出せないほどに苦しんでいる。
きゅぽーんと小気味よい音を立て、まず背中から赤ありすを出産した。それを機に他の赤ゆっくり達が音を立てれいむの体から生まれてくる
「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」
れいむに挨拶する赤ゆっくり達。出産するときは般若のような表情だったれいむも心なしかうれしそうに赤ゆっくりに挨拶する。
「ゆっくりしt「びぎゅ!!!」「ぎゅべ!!!」「ぐぎゅ!!」「ごべ!!」「いぎゅ!!!」」
いれむの挨拶を待つことなく、人間の拳が赤ゆっくり達を一匹ずつ丁寧に潰していった。
「でいぶのあがぢゃんがあああぁぁぁ!!!!!」
泣き叫ぶれいむに赤ゆっくりを殺した人間が殴りかかる。
その拳はまだ塞がっていない産道を直撃し続け、れいむは口がきけなくなるまで殴られ続けた。

『れ、れ゛い゛む゛う゛う゛う゛ぅう゛う゛ぅうう゛ぅう゛ぅう゛ぅぅう゛ぅう゛うぅうう゛う゛!!!!!!』
「ふふふ、わかったかい? 君がいない間れいむは散々犯された挙げ句に赤ゆっくりを目の前で殺され続けたんだよ。
博士はね、れいむにいろいろな場所から赤ゆっくりを産めるように改造したのさ、だから子供を産むのはかなり辛かっただろうし、
それだけ愛情もあっただろうねぇ。それを目の前で殺され続けたんだよ?狂いたくても狂えないように、死にたくても死ねないように治療してあげたしね。
しかも、これを半年間ずっと続けてきたからねぇ、おかげでれいむの体は小さくなったし、穴も塞がらなくなっちゃったけどね
でも最後の方なんて僕の預かってる全ゆっくりの子供を無理矢理孕まされたんだよ?あれはすごく気持ち悪かったよ。ククク」

わざとドスまりさの神経を逆なでするような言葉を選んで語る虐待お兄さん。
ドスまりさは悪態をつき続けるが、包丁を持った里の人間達が建物に集合した頃には恐怖で凍り付いた。
そして群れの被害者による報復が始まる。全員がドスまりさに包丁を突き立て、抉る。
終わるころにはドスまりさはハリネズミのようになっていた。

「さあ、傷の手当てをしようねドスまりさ・・・」
『もう、殺して・・・』
もはやドスまりさには生きる気力も残っていなかった
「簡単に殺してやると思ったのかい? 僕を誰だと思っているのさ・・・ ただのお兄さんではない! 君たちを虐待する者だ!」
もはやドスまりさの運命は決まってしまった。








「ゆうか、怪我はもう大丈夫なのかい?」
「うん! もう平気だよ! それよりお兄さん、畑、目茶苦茶なままだね・・・」
「まあ、しばらく大変だろうけど二人とも無事なんだ。何とかなるさ!」
「また二人で頑張ろうね! お兄さん!」
季節は春。始まりの春だ。
一人と一匹はお互いの無事を感謝し、また歩き始める。

「おーい!」
「あ、博士! お久しぶりです。どうしたんですか?」
「ああ、君に治療費を請求しに来たんだ」
博士は驚くほどに高額な治療費が記載された請求書を青年に突きつけるのだった。





終わり







後書き
こんな駄文に付き合ってくださった方々、本当にありがとうございました。
妄想をメモ帳に書き連ねていくうちにこのSSの第一弾が出来上がっていました。

本当はもうちょっといろいろな人物とか出す予定でしたが、結局出さずに終わってしまいました。
いろいろシナリオを考えたんですよね、青年とゆうかが死ぬENDとか、里の人間が全員で群れを全滅させるとか。
青年を「怨念お兄さん」というおかしなお兄さんにしてみたり。
「超HENTAIお兄さん」にしてドスまりさを群れのゆっくり達の前で変態雌奴隷調教させてみたり(実に気持ち悪いですね)
ロボまりさを出してみたり。虐待お兄さんが仲間を連れてきてみんなで虐待とか。
嗚呼、無念。

あとこのSSのタイトルなんですが、何を付ければ良いのか分からず適当に付けてしまいました。
タイトルを付けて下さったwikiの方にこの場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

「ゆっくり研究所」という単語が出ましたが、他作者様のそれとは別の物としています
名称こそ同じだが、場所も目的も違うものと思っていただいて構いません

他にも他作者様の設定を借りた場面がいくつかあります。
そちらにも厚く御礼申し上げます。

それでは失礼します




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最終更新:2008年09月14日 08:46
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