ゆっくりいじめ系2934 皆既日食の日

予備校で夏期講習受けていたから見れなかったよ。
そもそも曇りだったよ。
いじめとは無関係な文章が多いですが、その割には虐待ぜんぜん無いです。
夏、という設定でお願いします。

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数年に一度の大天体ショー。
この地域も皆既日食帯に含まれており、人々は珍しい体験が出来ると賑やかである。

「明日、学校の校庭を使って、理科の先生が観測会開くだろ。お前はどうする?一緒に行くか?」
「私と?いいの?だったら行く!」
「良し、決まりだな。太陽見ても平気な眼鏡持っているか?」
「あっ、ない・・・どうしよう」
「俺二つ持ってるから、一個貸してやるよ」
「本当!?ありがとう!」
「いいっていいって、気にするな」
「明日が楽しみだね!」



近くの森の中ーーー

「おい!そっちに一個行ったぞ!逃がすなよ!潰せ!」
「了解!そりゃあ!」
「ゆべっ!」
「潰したぞ!そっちは!?」
「大丈夫だ!足の辺りを狙って刺したから早々逃げられはしない。ほら、そこにもいるぞ!」
「こいつ!」
「ゆぼべっ!」
「○○!そっちにもいるぞ!」
「任せろ!」
「ゆぎゃあ!」

「しかしこの辺りのゆっくりも数が増えたな」
「ああ。農家だけでなく、子供たちにも被害があるようだから、どうにか全部駆除したいんだがな・・・」
「潰しても潰しても沸いてきやがる。出鱈目過ぎる」
「(ゆっくりにげるよ!おちびちゃんたちゆっくりしずかについてきてね!)」
「「「(ゆっくちわかったよ!)」」」
「(むれまでいけば、きっとだいじょうぶだよ!・・・ゆ?あんよさん、うごいてねぇ!)」
「(おかーさん!ゆっくししちゃだめだよぉ!)」
「ああ、言った傍からまた出てきやがった!」
「逃がすか!このやろう!」
「ゆぶぅうう!」
「「「おかーさぁん!?」」」
「子供も逃がすなよ!」
「わかってる!纏めて!」
「ゆぼっ!」「ぶべっ!」「ぼふっ!」
「ゆ゙っ・・・どぶぢで、ごん゙なごど・・・」
「なかなかしぶといな。ほらっ!」
「も゙っどゆ゙っぐえっ!・・・」
「全部潰したか?」
「多分な。ゆっくりしていってね・・・ゆっくりしていってね・・・」
「居ないみたいだな。引き揚げるか」

この青年たちは、ボランティアでゆっくりを駆除している。
ゆっくりによる損害の増大を受けて、立ち上がった勇士達だ。

「そういえば、お前は明日どうする?」
「は?明日は駆除の要請は無いぞ?」
「違う違う。日食だよ、日食」
「ああ、日食な。どうすっかなぁ。あ、そういえば、弟が隣ん家の女の子誘うってはしゃいでたな」
「はぁ?まじかよ!リアル充実してますってか!俺彼女いないのに・・・」
「・・・。餡子塗れの姿見たら、誰も近寄って来ねーと思うんだが」
「なんでだよ!俺達は善意でやってるんだぞ!」
「先輩の場合は、趣味が入ってるからじゃないっすか?ほら、饅頭潰すとき、なんというかトリプってるんすよ」
「うるせー!リーダーのやり方に口を出すな!あーー彼女欲しーーー!」
「まあ明日は普通に見に行くぞ。小学校で観測会あるだろ」
「先輩も行くんすか?俺も妹に連れてけってせがまれてるんすよ。めんどくさい・・・」
「まあそういうなって。眼鏡は用意してあるか?」
「それならバッチリっすよ!妹のも俺のも一昨日買いました」
「万端だな。妹さんを楽しませてやれよ」
「うっす!」
「彼女欲しーーー!」
「うるせぇ」



            • 翌日

「にーちゃん、それじゃ行ってくるよ!」
「おお、気を付けてな。太陽を直視するのは絶対に駄目だからな」
「わかってるって!行ってきます!」

お隣さんの家へ
ぴんぽーん

「準備できた?日差しが強いから、帽子を忘れるなよ」
「うん!大丈夫!」
「良し!行くか!」


そして学校・・・

滅多に無いこと、ということで、県外からも人が多数来訪し、テレビ局の取材も来ている。
駅前の商店街の面々も出店を並べており、さながらお祭りの様である。

「お兄ちゃん、あれ買って!」
「待て待て待て、そこまでしてやるとは言ってないぞ。それに財布にそんな余裕は無い」
「買ってくれないの・・・」
「くっ、そんな顔をしても駄目なものは駄目だ!」
「ううう・・・」
「わ、わかったよ、一つだけな」
「二つ!かき氷とじゃがバタ!」
「嘘泣きかよ!卑怯だ・・・」
「えへへー」


「やぁ、待たせちゃったかな?」
「いいえ、そうでもないわ」

こちらは先ほどのお兄さん。この日食を恋人と一緒に見ようというのである。リーダーかわいそ。

「しかし××先生は相変わらずだな」
「もう9年前になるのかしら?」
「そうだな。9年前もここで獅子座流星群の観測会を開いたんだっけ」
「ええ。その時はあなたが誘ってくれたわ」
「む。思い出すとなんか恥ずかしいな」
「ふふっ。弟君も、上手くいくかしら?」
「知ってるのか」
「あの子が嬉しそうに話してくれたもの」
「なるほど。そのぶんだと、上手くいきそうだ」


『ガガッ。あーあー、テステス。マイクテスト。』

日食も間近となった。

『えー、学校長を務めさせて貰っている、××です。本日は天気にも恵まれ、絶好の観測日和となりました。ま
ずは観測に先立って、この企画を立案された△△先生とご協力頂きました多くの方ににお礼を申し上げます。此
度の観測会においては、遠方からも遥々お越し下さった方もおり、誠に嬉しい限りでございます。ここでの新し
い出会いが、皆様に良い変化を生み出せたらと、願っております。そして、この日食により、子供達が一層科学
に関心を持てばと思っております。本日は大変暑い日ですので、熱射病、日射病に気を付けて下さい』

ぱちぱちぱち・・・

『保健室より連絡です。月の影に入るといっても、太陽の光はとても強いので、絶対に眼鏡無しでは見ないよう
にして下さい。眼鏡の無い方は、体育館側の本部にて予備がございますので、貸し出しを致します。数に限りが
ありますので、多く持っていらっしゃる方から借りるなどもお願い致します。また、気分が悪くなった方は、本
部隣の救急所までお越しください。ゴミについてお願いします。ゴミ箱は、本部前、西校門前、南校門前、プー
ル前の4箇所にあります。ゴミはゴミ箱へ。分別回収にご協力お願いします』


そして、世紀の天文ショーが幕を開ける。



      • 一方、その頃の森の中では。

「ゆっゆ~ん。ゆっくりしてるね~」
「きょうはこわいおにーさんたちきてないよ!」
「ちょっとあついけど、たいようさんぽかぽかのいいひだね~」

ボランティアの駆除活動もなく、ゆっくりたちは平和を謳歌していた。
夏の暑い日とはいえ、絶好のゆっくり日和(?)である。
群れの全てが、開けた広場(のつもり)に集まって、思い思いにくつろいでいる。

「ゆ~~~ゆ~~~れいむはゆっくり~~~「ゆーー」みんなもゆっくり~~~「ゆーー」きょうはとっても~
~~「ゆっゆっゆ」ゆっくりしたーひ~~~」

「ゆー。れいむはとってもおうたがじょうずだねぇ!」
「ゆっゆっ!とてもゆっくりしているよ!」
「てれるよー。みんなもゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」

「おかーさん。むーしゃむーしゃしたいよ!おなかすいたよ!」
「ゆっ!そうだね!ごはんのじかんだね!じゃああそこのくささんをたべようね!」

きょうはとってもいいひだ。あしたもまたゆっくりしよう。
全てのゆっくりが、そう思っていた。


「ゆう?なんだかくらくなってきたよ!」
「どうしたの!?」
「まわりがくらいよ!もうよるさんがやってきたの?」
「ゆうう?そんなはずはないよ!まだゆっくりできるじかんのはずだよ!」

日が、大きく欠け始めた。

「おかーしゃん!?なんだかさむくなっちぇきたよ!ぶるぶる」
「ゆっ?おちびちゃん、おかーさんとすりすりしてほかほかしようね!こっちにきてね!」

「ゆゆっ!たいようさん!たいようさんが!」

あるゆっくりが異変の原因に気付いた。

「なに?たいようさんがなんなの!?」
「たいようさんがへってるよ!たいようさんがすくないよ!」
「ゆゆ~っ!たいようさん、まってね!まだよるにははやいよ!ゆっくりまってね!」
「たいようさんゆっくりしていってね!!!ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりーーー!ゆっくりぃぃぃぃ!?」


ちょっと離れたところにある、れみりゃの群れ。

「うー?くらくなってきたんだどー?もうよるかどー?」
「うー。きっとれみりゃさまのかり☆しゅまにひかれてやってきたんだどー」
「このれみりゃさまのかり☆しゅまにきづくとはよるもなかなかやるんだどー」

「うー、さっそくあまあまをさがすんだどぅー」
「「「「ゔーーー!」」」」

日食にパニックになっている群れに、れみりゃが飛来する。

「うー!あまあまがいっぱいだどー!」
「あまあまいっぱい、きょうはいいひだどー!」
「「「「「れ、れ、れ、れみりゃだぁあああ!」」」」」
「なんでひるにれみりゃがいるのーーー!ゆっくりできないいいい!?」
「あまあまいただきまーーす、だどー!」
「やべでね!あんこざんずわなでね゙ぇえええ!」
「ちゅーちゅーだど~。あまあまだどう~」
「あじずのとがいばなくりーむがぁあああ!」
「みょぉおーーん!?」
「ゆぐっ!あ、あじずをはなすんだぜ!」
「うるさいんだど~。こんなのはぽいっだどぅ~」
「ゆべんっ!」

さながら阿鼻叫喚の図である。ある饅頭は餡子を吸い出され永遠にゆっくりしてしまい、ある饅頭は木に叩き付
けられて永遠にゆっくりしてしまった。

太陽が完全に隠れる。

「まっくらだよぉおおお!なにもみえないよぉおおお!」
「まっくらなんだねー!!!わがらないよ゙ぉおおおお!!!!」

饅頭には見えなくとも、元来夜行性のれみりゃには状況が把握できる。

「あまあま、まだいっぱいだどう~~☆」

「おちびちゃん!ゆっくりしないでおかーさんのおくちにはいってね!」
「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」
「みんなはいったね!これでゆっくりできるよ!」
「あまあままとめてちゅーちゅーだどう!」
「お、おちびちゃんはれいむがゆっくりまもゆぎゃああああ!」
「「「どぼじでおがーざんのおぐぢでいだいの゙ぉおおお!!!」」」

「ゆゆう!みんなはま、まりさがまも、まもももるよ!」
「うー?なまいきだどうー。ぐんぐにるーー!」
「ゆごべぇええええ!」

「はんぶんこだどう。なかよくわけるんだどう」
「わがっ!?わがばだいよ゙ーーー!わがばだいよ゙ーーー!わがばだぼぶっ!」

「う~。このまんじゅうをいすにしてかり☆しゅまてきなおしょくじにするどう☆」
「ごんあのどがいばじゃないぃいいいい・・・」
「ちいさいあまあまはあんこがすくないどう。たくさんたべるどう☆」
「やめてねぇええ!まりさのあかちゃんゆっくりたべないでねぇえええ!」

「でいぶぅうううう!」
「ばでぃざぁああああ!」
「う~。うるさいんだどう。うるさいまんじゅうはこうだどう~」
「ゆぬべぇえええ!」
「ゆぼべぇえええ!」

隠れた親の口ごと永遠にゆっくり。
ぐんぐにる(ただの棒っきれ)に貫かれて永遠にゆっくり。
引き千切られて永遠にゆっくり。
椅子として上に座られ、生まれたばかりの赤ゆを貪られ永遠にゆっくり。
番同士仲良く殴り潰され永遠にゆっくり。

「たいようさん!ゆっくりしないでかってきてねぇええええ!!!」
「まだよるさんじゃないよぉおおお!!!」
「ここのほうがゆっくりできるぅよぉおお!!!」
「ゆっくりしていってねぇええ!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!」

食べられようとしているゆっくりには、もはや太陽がまた来ることを願うことしか出来ない。

「ゆっくりぃいいい!ゆっくりぃいいい!」
「おぢびぢゃん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!ゆっくりしてねぇええ」

「ゆげぇええ!」「ゆばべぇええ!」「ゆぶぅうう!」「びょんぅうう!?」

そして、太陽が再び姿を現し始めた。
勿論、そんなゆっくりたちの願いが通じたわけでは断じてないが。

「ゆうう!?たいようさん、たいようさんだよ!」
「ゆっぐりぃ!?たいようさん、はやくきてねぇえ!」
「ばやぐぎでねぇえ゙え゙え゙え゙!!」
「ゆ゙っぐりじないでいぞいでね!ゆ゙っぐりじないでいぞいでね!」

太陽の再来は、あまりにもゆっくりしていて、ゆっくりたちには永遠のように思えた。
残ったゆっくりは、全て太陽のほうを凝視する。

「う~。まだまだあまあまたべるどう」
「う~?なんだかからだがむずむずするどぅ~?」
「うう!?何でたいようがでてるんだどううう!?」
「どげるどううう!どけるどううう!」
「ざぐやぁあああ!ざぐやぁあああ!」
「うーーーーー!うーーーーー!」

しかし、太陽の光は強烈だった。僅かながらに姿を見せているだけだが、すぐにれみりゃの体を焼き焦がす。

「たいようさん、もっといそいでね!」
「れみりゃはゆっくりできないんだよ!!!」
「ゆっくりーー!ゆっくりーー!」

もっとはやく。もっとはやく。
ゆっくりたちは太陽に促しの目線を向ける。

それを嘲笑うかのように、太陽の動きはゆっくりである。

その間も、れみりゃの最期の足掻きにより、群れは数をどんどん減らす。

やがて、太陽はその姿を、完全に取り戻す。

「だいよぶざん、あじがどうねぇえ゙え゙え゙!!!!」
「ゆ゙ーーー!ゆ゙っぐりぃい゙い゙い゙い゙!!」

れみりゃ達は全て消え去った。脅威は無くなった。
だが、
群れは、悲惨と言う他無かった。ぐちゃぐちゃになった饅頭、千切れ千切れになった饅頭、中身を残していない
饅頭。最早群れと呼べるほどの数は無い。

しかし、幸か不幸か、その惨状を見ずに済んだ。

「ゆがぁ!?おべべが!おべべがみえないよぉお!!」
「まっくらだよ!!なんにもみえないよ!!」
「おべべ!おべべがあづぅい゙い゙い゙い゙」
「わがらないよ・・・わがらないよ・・・」
「ごん゙あ゙の゙ぜんぜんどがいばじゃないぃいいい!」
「おかーさん!どこぉ!?どこなのぉ!?」
「ゆぐっ・・・も゙っどゆ゙っぐり゙じだがっ・・・・・・」

太陽の強力すぎる光が、凝視していたゆっくりたちの眼を焼ききってしまった。その眼に光が戻ることは、もう
無い。
前が見えず満足に動くことの出来ない饅頭では、近いうちに他の森の住民達に片付けられるだろう。



ーーー学校に戻る

「きれいだったね・・・。」
「ああ、そうだな。特にダイヤモンドリングってのが凄かったな」
「次に見れるのは、三年後だって!また見たいねぇ」
「また一緒に見に行くか?」
「ほんとう!?じゃあ、楽しみにしてるね!」

幻想的な時間は終わり、校長が閉会の言葉を告げている。
そんな中、少年は、次回の日食に必ず少女を連れて行こうと誓った。


~~~おまけ~~~

「くそーーー。結局いい出会いなんて無かったぞ!彼女欲しーーー」
「あ、先輩!明日はここの清掃のボランティアっすね。がんばりましょう!」
「な、なんだってーーーー!」


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22日に書いてみた。まあ見れては無いけど。
虐待はしてないし、余分な文は多いけど、別にいいよね?
N○Kの特番の映像凄かった。船の上で見たかった。
三年後には部分日食が、二十六年後には新潟や北関東で皆既日食が見られるらしいですよ。

実は四歳のとき、タイで見たことあるんだよね。


今までに書いたもの

いないってば!
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まりさのドキドキ思考ゲーム

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ゆっくりの神様

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最終更新:2011年07月28日 12:39
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