ゆっくりいじめ系1191 どすの加工所

人里離れた山奥の更に奥地。人はおろか妖怪さえ立ち入らない
大きな森があった。
人の手のいっさい入らない、誰からも忘れ去られた森。
その森には沢山の生物が昔ながらの生活を営んでいた。
そして最近、とある生物がその森の新しい住人となった。



「ゆゆっゆ~♪ここが噂のゆっくりプレイスだね!とってもゆっくりできそうなところだね!」
「おか~しゃん~おなかちゅいたー。」
「むきゅん!いもうとがおなかをすかしてるわ!はやくおひるにしましょう!」
森を抜けてきたのはれいむ一家だった。親はれいむだけである。父親であったぱちゅりーは狩りの時の事故で死んでしまった。
それ以来、れいむが一人で子育てをしてきた。しかし二人だけとはいえ、子育てから巣の手入れ、そして狩りをこなすのは
れいむ一人には負担が大き過ぎた。さらに3か月後には冬に入る。このまま越冬の準備をするのは無理だと判断した。
ゆえに、冬に入る前になんとかどこかの群れに入れてもらおうと考えたのである。
引っ越しを考えたれいむは風の噂でとある群れの話を聞いた。森の洞窟の前に住む素敵な群れの話を。
大量の甘い食糧を持ち、誰からも襲われない素晴らしい群れだという。



れいむ一家は洞窟の前にある群れへ近づいた。するとどこからか一人のまりさが近づいてきた。
「「ゆっくりしていってね!!!」」
「ゆっきゅりしていってね!!!」
「ゆゆ、まりささまはゆっくりしてるんだぜ。それよりれいむ達はここの群れに入りにきたのかだぜ?」
「そうだよ!群れに入りたいんだよ!」
「なら、どすのところにいかないと駄目なんだぜ!ついてくるんだぜ!」
まりさはそう言うと群れの中へ歩きだした。れいむ達もまりさの後を追う。



群れの中へ足を踏み入れた。そこは今まで見たどの群れより発展していた。
巣の真ん中に掘られた大きな穴の中には、保育所や大きな備蓄庫。巣の外には泥などで作った見張り台。更には病院のような建物まであるのだ。

例えどすとぱちゅりーのいる群れでも、せいぜい備蓄庫と保育所があるぐらいだろう。ゆっくりの群れとしては異例である。
そしてそこに住むゆっくり達も他の群れとは違っていた。普通のゆっくりに比べずっと体格が良い。
また肌もモチモチとしており、飾りもピカピカであった。おそらく良い餌を毎日食べているのだろう。
皆がゆっくりとしていた。れいむはここに来たのは正解だと確信した。
「むきゅ~ん。すごいわおかーさん!」
子供も始めてみる光景に興奮する。でもぱちゅりーなのでちょっとむせる。
そして奥へたどり着いた。洞窟の入口にはどすの家があった。そしてまりさはれいむ達に向かって。
「この中がどすの家なんだぜ!このまま入るんだぜ!」
言われるままれいむ達は立派な家へ入っていった。



中に入ると中央に長であるどすの姿が見えた。他のゆっくりよりも遥かに大きい体格、ただのまりさにはには決して出せない威圧感。
そして後ろ髪に付けられたりぼんの数を見ても、このどすが相当信頼されているのがわかる。
「ゆっくりしていってね!!!」
「むきゅん、ようこそ!ゆっくりしてるようで安心したわ。」
右には参謀のぱちゅりーがいた。そして左には・・・



「ふ・・・ふらんはゆっくりできないよ!こどもたちはれいむの口に入ってね!」
ふらんである。時にれみりゃさえ捕食するふらん種はゆっくり達の天敵である。さらに捕まえたゆっくりを嬲りながら殺す
性格が恐ろしさに拍車をかけていた。れいむは子供たちを口に入れると威嚇行動を初めた。
ぷくーと、元の二倍近い大きさになるれいむ。ゆっくりの一般的な威嚇行動である。ふらんを目の前にしても逃げない辺り、
流石は母性が強いれいむ種と言ったところか。
ふらんに対して威嚇をし続けるれいむに対して、どすはゆっくりとした口調で言った。


「れいむ!おちついてね!このふらんはれいむ達を襲ったりしない良いフランだよ!」
「ぷくー・・・ゆ?」
確かに、何故かふらんは襲ってこない。むしろどすとすーりすーりしてるぐらいだ。

「ふらんだけじゃないわ。この群れにはれみりゃも居るわ。でもみんな仲良くゆっくりしてるわ!」
「ゆゆ~すごいんだね!れいむ感激したよ!」
警戒を解いたれいむは子供たちを外にだす。そして尊敬のまなざしでどすに近づくと
「れいむ達をこの群れに入れてね!れいむがんばって働くよ!」
「わかったよ!外のまりさに空いてるお家に案内させるね!明日になったらぱちゅりーに仕事場へ案内させるね!」


「ゆっゆっゆ~ゆゆゆのゆ~♪」
「むきゅ~むきゅ~」
「ゆっゆゆ~♪」
れいむ達は上機嫌で外に出ていった。れいむ達が外に出たのを確認すると、どすは思い出したかのようにぱちゅりーに話しかけた。
「ぱちゅりー、加工所は大丈夫?前に捕まえたのも死にはじめたし、餡子が足りなくなると困るよ?」
ぱちゅりーは答える。
「そうね・・・もうすぐ冬だし。食糧はちゃんとあるけど、また狩りに出かけるべきよどす!」
どすはゆゆゆと唸ると、
「そうだね、冬にゆっくりできなくなるのは嫌だからね!みんなを集めて明日の夜、狩りに行こうね!ふらんも手伝ってね!」
いきなり呼ばれてびっくりしたふらん。しかし照れたように顔を真赤にしながらも答える。
「・・・ふらんがんばる。」


次の日、れいむ達は案内された家で目覚めた。前の家よりは多少狭かったが、親子三人で住むに広すぎるぐらいである。
そして親子は、まりさからお祝いとして貰った、黒くて甘い『餡子』なる物を食べていた。一度、人間が美味しい羊羹をくれたことがあったが
それ以上に美味しいものだった。
「むーちゃ、むちゃー、ちあわせー!!」
「むきゅん!おいしいわ・・・ゲホゲホ!」
「まだ量はあるからゆっくりたべていいんだよ!ゆっくりあじわってね!!」
みんながそれを美味しそうに食べていた。


れいむは子供たちを保育所へ預けると、どすの家へ向かった。どすの家の前にはぱちゅりーが居る。どうやら待っていたようだ。
「「ゆっくりしていってね!!!」」
お決まりの挨拶をするとぱちゅりーが話を切り出す。
「れいむの仕事場へあんないするわ。ついてきてね。」
「ゆっくりりかいしたよ!」
案内されたのはどすの家よりさらに奥、洞窟の中であった。
入口にはみょんが二人とめーりんが一人。どうやら門番であるようだ。
「なかにはいるわ。広いから迷わないでね。」
ぱちゅりーを見失わないよう後を追うれいむ。周りを見渡すと、複数の備蓄庫や、越冬用の巣穴がある。
ぱちゅりーに聞くと、この群れでは冬は洞窟の中でみんなで過ごすらしい。


洞窟の最奥にたどり着く。ぱちゅりー曰くこの群れの重要な施設らしい。
そこには三つの道があった。
まっすぐな道と左右に一本づつの道である。
そしてそこへたどり着いて入って最初に耳に入った声が





「いやぁ!はなぢんだぜえ゛え゛!!!おぎゃあ゛じゃんだづけ゛る゛ん゛だじぇえ゛え゛え゛え゛!!!」
赤ゆっくりの泣き叫ぶの声だった。それも一人や二人ではない。10人や20人でもない。
多すぎて判断が付かなかった。。
ここでは様々なゆっくりが赤ちゃん達を自らの口の中に無理やり押し込み、右から左へと運んでいた。
誰一人、声を気にしてる者はいない。
異様な光景にれいむはぱちゅりーに慌てて質問した。
「ゆゆ!ぱちゅりー!これはいったいなんなの?赤ちゃんを虐めるゆっくりはゆっくりできないんだよ!」
ぱちゅりーは極めて冷静な態度で受け答える。
「おちついてれいむ。これには理由があるの。案内するからついてきてね。」
渋々言うとおりにするれいむ。
施設の中を歩き始めた。しかし先へ先へ進むにつれて運ばれてくる赤ちゃんとその泣き声は大きくなってくる。
そして右奥の部屋の前にたどり着いた。扉の前にいたれいむが扉を開ける。

広い部屋にでた。そしてそこに居たのは、檻に入れられたにんっしんっ中のゆっくり達だった。
それも一人や二人じゃない。おそらく50近い数は居るだろう。
そして彼らはやせ細っていた。栄養失調気味である。にんっしんっをしすぎて、かつ栄養が足りないとこうなると
知り合いのけーねが言っていたのをれいむは思い出した。

そして檻の外にいるゆっくり達は、檻を監視している。
すると、一匹のまりさの頭の上の蔦についてるゆっくりがモゾモゾと動き出した。もうすぐ生まれるのだろう。
それに気づいまりさが叫ぶ。
「だめだよあかちゃん!ゆっくりうまれないでね!ずっとそこにいてね!」
か細い声で親からとは思えない発言をするまりさ。しかし生まれる前のゆっくりには聞こえるはずもなく、無事に元気な赤まりさが生まれた。
「ゆゆ・・・おかーしゃん。ゆっきゅりしていってね!!!」
それをみた監視のちぇんは、檻の中に入っていく。そして今生まれた赤ちゃんの前に来ると、赤まりさを摘みあげた。
「おねーしゃんもゆっく・・・ゆゆ!なにちゅるんだぜ!ゆっきゅりはなちゅんだぜ!おきゃあしゃんたちゅけて!!!」

赤まりさの発言を無視してれいむ達が来た道を行くちぇん。檻の中のおかあさんはと言うと
「ごべんね・・・ばりざのあがぢゃんごべんね・・・」と泣いていた。ただしもはや泣くほどの水分もないのか
泣き声だけであるが。
赤まりさが連れて行かれるのと同時に、檻の中にありすが入ってきた。すでに臨戦体制のぺにぺにをまりさに向けて
「ゆふふふ~ありすのとかい仕込みのテクニックですっきりさせるわよ~。ありすがりーどしてあげるわ~」
そうして始まるすっきりータイム。最早死んでいるのか区別がつかないまりさは、一切抵抗しなかった。



「れいむ。」
ぱちゅりーが呆然としているれいむに話しかけた。
「ここはね。加工場なのよ。れいむは加工場をしっているかしら?」
もちろんれいむも知っていた。人間に捉えられたゆっくりのほとんどがそこへ行くのだ。
一度いったら二度と帰ってこれない加工所。ゆっくりは食べ物になるという。
れいむも他のゆっくりが連れて行かれる所を見たことがあった。
だから納得がいかなかった。
「ゆゆ!かこうじょはゆっくりできないところだよ!」
「ええそうよ。でもわたしたちはゆっくりできるわ。、順番に説明するわね。」
ぱちゅりーは近くの椅子に座ると、説明をし始めた。
「まず、檻にいるゆっくりは違う群れや群れに入ってないゆっくりをつれてきたの。そうしてここで赤ちゃんを産ませてるわ。
産まれたらすぐに違う部屋につれいくの。そこで1~2か月ほどそだてるわ。もちろん食事は群れのあまりものよ。
そうして育ったあかちゃんは真ん中の部屋へつれていくの。そこで『餡子』に加工するの。れいむにはこれをやってもらおうわ。」

ぱちゅりーの発言が信じられなかった。ゆっくりは余程の事がない限り、同族を殺すことも食べることもない。
そして普通の群れならば同族殺しは問答無用で死刑である。ましてや食糧にするなど考えられない。
「どうしてそんなゆっくりできないことをするの!!!ひどいよ!!!れいむおこるよ!」
怒りだすれいむにぱちゅりーは相変わらず落ち着いた様子で答える。
「れいむ、これは良いことなのよ。栄養たっぷりの食糧だから群れのみんなもいつもゆっくりできるわ。
それにこの食糧のお陰でれみりゃ達と協力して暮らせるのよ。」
れいむは思い出し、そして気づいた。昨日まりさに貰った黒くて甘くて美味しい『餡子』を。あれが何なのかを
「でも・・・」
しかし到底れいむには納得できなかった。同族殺しはゆっくりの数少ない倫理観に引っかかるものだ。
ぱちゅりーは焦らせるように
「れいむがこの仕事が嫌ならいいわ・・・でも、そしたられいむがこの檻に入ることになるわよ!」
「い・・・いやだよ!れいむはゆっくりしないではたらくよ!だから檻にいれないでね!」
流石に脅されては従うしかない。れいむは諦めた。
「ならまた案内するわ。」



左奥の部屋に入ると、そこには大量のこども達が居た。産まれたてから2か月ほどの子ゆっくりまで
れいむからありす、果てはれてぃやれみりゃなどまで様々な種類のゆっくりがいた。
その子供たちは広い部屋を自由に遊びまわっている。一応、れみりゃ達捕食種と普通種は分けられていた。
「ここである程度まで成長したら、真ん中の道へ連れていくの。そこで餡子に加工するのよ!」

「うー!うー!れみ☆」
「りゃ☆」
「うー☆。う~れみりゃたちのダンスはびゅ~てほぉだどぉ~はやくまんまにもみせたいんだどぉ~♪」
「ざぐやー♪ぷでぃんぐがほしいんだどぉ~♪れみりゃはおなかがすいたどぉ~」
子れみりゃたちはうれしそうに踊っていた。その様子を見たれいむは哀しくなってきた。
捕食種といえど子供である。その最後を理解してしまっただけに母性の強いれいむは哀しみを抱いた



次は真ん中の部屋に向かった。『かこうじょ』と下手な字で書かれていた。
そして中に入る。想像してたよりもそこは酷かった。
中は左右の部屋よりも広い空間だあったが、床や壁一面にゆっくりの皮や餡子がへばりついていた。
そしてそこでは、今日加工する分の子ゆっくりたちが集めらていた。
「ゆゆん!・・・なにするの!ゆっくりできないならとっととごはんをおいてきえてね!」
「きゅえてね!ゆっきゅりしないでごひゃんもってきゅてね!」
「とかいはのありすをこんなくさいとこにいれるなんて!いなかものはやばんね!」
「ちーんぽ!」
「ゆぅ、おなかちゅいたよ!」
「ごはんたべちゃい!」


子供たちは口々に不満を漏らす。しかしそれを特に気せず、運んできたゆっくり達は新たに通路から来たゆっくり達を見て
「ゆゆ!じゅんびできたよ!」
「こっちもじゅんびできたよーいまからしごとなんだねー」
「今日の夜はすわことさなえと・・・オンバシラー!!!」
「べ・・・別に誘ってほしいわけじゃないわよ!で・・・でもあなたがどうしてもっていうなら///]
リーダーが来るまでの待ち時間、和気あいあいとしゃべっていた。


しばらくしてここのリーダーであるまりさがやってきた、そして一緒にきたもこう達に話しかける。
「ゆっくり燃やしていってね!」
「もこー!もっこもっこにしてやんよ!」

そう言って周りを囲んだもこうたち。子ゆっくり達も気づいたが関係ない。
もこう達は子ゆっくり達に向け細々とした炎を吐き始めた。

「ゆゆ!あついよ!ここはゆっくちできにゃいよ!」
「ゆっくりしないでにげようね!」
そういって子ゆっくり達は逃げだそうとする。
しかし炎の壁を突破できるはずもなく、結果的には中央に押しくら饅頭のごとく集まるだけだった。


「どうじでどいでぐれ゛な゛い゛の゛お゛お゛お゛!!!れいむはあづい゛んだよ゛お゛お゛お゛!!!」
「おねえしゃんあづい゛よ゛お゛お゛お゛!!!」
「焼かれてるんだよねーわかるよー」
「どがいばのあんよがああああああ!!!!」
「れいむはまりさのたてになってね!」
子ゆっくりの叫びが聞こえ始めた。死なないように燃やされてるとはいえ、その熱さは堪らないだろう。
みな皮膚がドロリと溶け始めていた。目の上の皮が溶け、目が塞がったゆっくりや、無理に突破しようとして飾りを燃やすゆっくり、そして押しつぶされて餡子を吐き出すゆっくりなどなど。ちょっとした地獄だった。

そろそろ頃合いだと思ったまりさは、もこうたちを止めた。

子ゆっくりは死んではいなかった。しかし重度の火傷を負っている。歩けるものはいない。
そして子供たちの大半は親へ助けを求めてた。

まりさをそれを見て準備が整ったのを確認し、言い放った。
「おまえたちは親に捨てられたんだよ!ゆっくりしぬんだぜ!」
「ゆゆ・・・うそいわないでね!おかーしゃんはれいみゅたちをみちゅてないよ!」
「ならなんでも助けに来ないの!親ならすぐ助けるよね!」
心当たりがあるのか、黙りだす子供たち。それに追い討ちをかける。
「あいつらは自分がゆっくりしたいからおまえたちを見捨てたんだよ!ゆっくりりかいしてね!」
それが真実だった。




        • 10秒ほど経っただろうか。
まりさの発言で黙っていた子供たちは口を開いた
「うわああああああんん!!!だづげでぐだざい゛い゛い゛!!」
「ばりざをみづでるなんでざい゛でい゛だあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

口を開いた瞬間、親への怒りを爆発させた。これで更に美味しくなる。
確認すると、持ってきた木の棒を加えて、周りを囲んだ。
そして一匹づつ子ゆっくりを潰していった。全員無言である。
「ゆぎゃ!ゆぎゃ!だ・・だづけでゆげァ!」
「どがいばのありすをごろずなんでざいでいのくぎゃぁ!!!!」
「おがーしゃんなんてしんじゃええええ!!!!ゆがああああ!!!」
もはや逃げることも抵抗もできない子ゆっくり達は一匹づつ丁寧に潰されていった。
「ゆぐ!」だの「ゆべし!」だの断末魔が聞こえてくる。しかしここが大事な場面。
殺す時はゆっくりと叩き潰す。いきなり頭なんぞもってのほか。あんよから潰すのが基本である。
この作業に慣れたゆっくりは、飾りを食いちぎったり、助けると安心させてから潰したりなど、絶望させるのには慣れていた。
そうしてゆっくりと時間をかけていった。だいたい二時間程だろうか
全員を潰したそこは餡子と皮だけの空間であった。

その餡子を今度は集める作業が始まる。丁寧に集めた餡子はうーぱっくの中に入れる。
餡子だのクリームだのいろいろまじってはいるが、それらはまとめて入れていた。
区分けの作業は備蓄庫の方で行うらしい。
そのうーぱっくは外の穴の中の備蓄庫へ飛んでいく。そこで各家庭に配られたり、貯蔵されるのだ。
最近では餡子を利用したオヤツの開発をしているらしい。ぱちゅりーはその責任者であるらしく、ちょっぴり自慢げに
れいむに話した。


一連の行動を見たれいむはあまりのショックに餡子を少し吐いてしまった。
ぱちゅりーに背中をさすられながら、今の作業の疑問をぱちゅりーに質問した。

「ゆ・・・なんであんなひどいことするの?痛めつけるなんて可哀想だよ!」
「ああするともっとおいしくなるのよ。他にも串刺しにして三日ぐらい放置したり、目の前で一人一人れみりゃが引きちぎったりしてるわ。」
「れみりゃたちは?」
「れみりゃたちはふらんたちが加工するわ。今日はもうやっちゃったけど。」



一通り聞かれた後、れいむが落ち着いと分かると、ぱちゅりーがリーダーのまりさに命令を下した。
「まりさ!この子は新人さんだから面倒を見てあげてね!とりあえず今日の分はまだ残ってるから、それをやらせてあげてね!」
「ゆっくりりかいしたぜ!よろしくなんだぜれいむ!」
さっきの意地悪い笑みとは真逆の爽やかな笑みでれいむに話かけるまりさ。よくみればかなりの美ゆっくりだった。
思わず見とれるほど輝いてる金髪の髪。手入れの行き届いた帽子。そして逞しいぷっくりとした肉体。
これほどの美ゆっくりはそうはいない。これほどのまりさと働けるらな少しは気が楽になりそうだなとれいむは思った。



一方保育所。様々なゆっくりが集まってお歌を歌ったり、走り回ったり、勉強をしたりしていた。
今はお昼の時間である。今日のメニューは花とムカデ。そして『餡子』である。
「みんな、ゆっくりたべるのよ!」
担当のありすは一人一人見回っていた。硬くて食べれない赤ゆっくり達には柔らかくして食べさせていた。
お花を嫌がるれみりゃ一部のゆっくり達も何とか宥めて食べさせる。
餡子だけしか食べないのは駄目というのがどすの決めたルールであった。
万が一餡子が取れなくなった時や、群を離れ巣立ちをした時のことも考えてのことだ。

ありすは二人のゆっくりに近づいた。今日初めてやってきたれいむ一家の子供たちである。
「ゆっくりできているかしら?なにかあったらゆっくりしないでいってね。」
「ゆっきゅりしてるよー!この餡子おいちいよ!」
餡子を気に入った赤れいむはうれしそうに食べている。隣も子ぱちゅりーも嬉しそうだ。
「あまあまおいしいどぉ~♪ふらんもたべるんだどぉ~」
「あまあまうまい。でもれみりゃはちかづくな。」

幸せそうな子供たちがそこに居た。みんながゆっく遊び、ゆっくりと学び、ゆっくりと食事を取る。
夜になればそれぞれの家庭でゆっくりと家族団らんのひと時を過ごして眠るのだろう。



れいむが越してきてから数ヶ月後。長く厳しい冬も終わりをつげ、新たな始まりを告げる春がやってきた。
冬を無事過ごした群れの中ではにんっしんっ中のゆっくりが数多くいた。そしてあの一家でも


「れいむ!みんな!ごはんもらってきたぜ!餡子ももらってきたからゆっくりたべてね!!!」
「ありがとうまりさ!ゆっくりたべるよ!」
「れいむのぶんをすこしおかーさんにあげるね!ゆっくりいもうとをうんでね!」
「むきゅ~。おとーさん。ごはんたべたら隣のまりさのところにいってくるわ!」
新しい家族になったのはリーダーのまりさであった。あれ以来順調に中を深めたようだ。
れいむの頭には四つの赤ゆっくりが生えていた。これからも幸せな生活を送ることだろう。


一方、洞窟へたくさんのゆっくりがやってきた。他の群れを襲ってきたゆっくりと、襲われた群れや、単独のゆっくりである。
連れてこられたゆっくりは子供を除きほとんどにんっしんっしていた。
襲った時についでにすっきりーしたのだ。これにより激しい抵抗ができないので簡単に連れてこれる。
一列に並んで運ばされてる中、二人のゆっくりが列を乱した。れみりゃとまりさである。
「いっしょに逃げるんだぜれみりゃ!縄は解いたから早く飛ぶんだぜ」
「う~♪にげるんだどぉー♪飛べばあまあまもどすも怖くないどぉ~」
どうやら手を組んだらしい。まりさは何故かにんっしんっしてなかったので動きは早い。
れみりゃの頭にまりさは乗っかり、いざ空へ飛び立とうとして、


ふらんに羽を噛みちぎられた。
「いっだい゛どぉがぁぁぁぁ・・・うどぉ・・・・」
あまりの痛みに叫びだそうとしたれみりゃ。しかしすぐに喉を深く噛まれたれみりゃは、まともな呼吸もできなかった。
そして他のゆっくり達もれみりゃに噛みつく。重点的に足狙いである。
じたばだしてるれみりゃを尻目にまりさはばれないように静かに逃げた。
「そろーり、そろーり」
などと自分で効果音をつけてである。無論すぐばれた。目の前に立ちふさがったのはれいむ
しめた!とまりさはほくそ笑む。れいむならば簡単に突破できると踏んだのだ。
「ゆっくりしねえええ!!!!・・・ゆべえ!!!」
しかしその考えは浅はかだった。まりさの渾身の体当たりも、れいむのお腹に簡単に弾かれるのであった。
ゆっくりの成長にとって甘さは重要である。野生では滅多にとれない甘さを幼い頃から定期的に取ってきたこの群れのゆっくりは
他のゆっくりとは比べようもないほどの圧倒的な身体能力を身につけたのだ。

「ま・・・まりさは悪くないんだぜ!れみりゃが逃げようとべえ!!!ゆ、ゆっくりゆるすんだぜべええええ!!!やめて!!!
まりざじんぢゃう゛!!!」
数人かがりで死ぬまでボコボコにされるまりさ。れみりゃの方もむーしゃ、むーしゃと食べられていた。


どすはその光景を遠くからゆっくり見ていた。自分の群れが立派になったことを誇りに思っていた。
元々はどすの欲求からだった。まだ普通のまりさだった幼き頃。怪我をしていた所を人間に拾われ、育てられたまりさは、三日に一度甘いオヤツを貰っていた。
そして怪我も治り、まりさは野生へ返してもらった。しかし数日後、自分が森の食糧では満足できなくなったことを知った。
あの味をもう一度・・・しかし野生にはあの味はない。はちみつならなんとかなるが、定期的に食べれるシロモノではない。
だからといって人間の里に行くのは論外だ。自分を助けてくれた人間を失望させたくない。

考えに考えたまりさはある日、ゆっくりの巣を見つけた。そこに居たのは赤れいむが1匹と寝ているまりさが一匹
まりさは育児を放り投げているようだ。赤ゆっくりは巣の外ではしゃぎすぎて、何かにぶつかったのだろう。餡子が漏れてた。
「おかーしゃんたづけでえええ!!!でいぶいちゃい!!!」
泣き叫ぶ赤れいむ。しかしまりさは気付かない。
見かねたどすは赤れいむの傷をペロペロと舐めてあげた。
「ゆ~ゆ~。いちゃいのがなおっていきゅよ!おねーさんありがちょね!」
赤れいむの無邪気な笑み。しかしどすはそれどころではなかった。傷をなめた時に気づいたのだ。
この赤れいむから漏れ出している物が、あの甘いオヤツと同じ味がする事に・・・

「ゆ!おねーしゃんどうじでえべぇ!」
一瞬だった。どすは赤れいむを丸かじりにした。そして口の中で甘みを堪能する。
「ゆゆ・・・この味だよ!人間さんから貰ったのはこの味だよ!・・・簡単だね!こうやって取ればいいんだね!」
それからのどすの狩りは普通のゆっくりとは違くなった。巣を見つけ監視し、親の居ない隙を狙い子供を捕食する様は
むしろ捕食種である。
そうやっていくうちに、最初に食べた子供より後に食べたこの方が美味しいことに気づいた。
色々と試していくうちに、怖がってる子のほうが美味しいことに気づいた。


そうして数年が過ぎ、まりさはどすになっていた。どすは群れを持ち、他のゆっくりをゆっくりさせたがる習性がある。
半分は失敗に終わり、どすはどこかへ消えていくものであるが。
このどすもそれに習って群れを作った。そして皆にもこの餡子をゆっくりと味わってほしい。
そう考えたどすは、ゆっくりを餡子へと加工する加工所を作り上げた。
規模はどんどん広がり、れみりゃやふらん達も手伝うようになり、群れはとてもゆっくりできる群れになった。
こんなにゆっくりできる群れを持てて幸せだと・・・どすはそんな思いにふけながら、口をモグモグとしている。
「ゆぐ!ゆげ!でいぶのあだまがぁぁ!!!」
「おがーじゃんだづけでえ゛え゛え゛!!!」
「ありづはだべぼのじゃな゛い゛い゛!!!」
「う゛ーう゛ー!」
れみりゃのコリコリとした足を味わい、ありすのクリームの絶妙な味に舌鼓を打った。
れいむ達は一度吐き出そうと思った。そうやって何回かに分けて食べれば甘くなる。
「そのあとは・・・家が足りないってぱちゅりーが言ってたね。みんなで素敵なお家をたてるよ!」
どすは今にも空へ飛び立てそうな勢いで跳ねだした。







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最終更新:2008年10月18日 04:24
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