ゆっくりいじめ系1167 ゆっくりゆうかの一生

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ゆっくりゆうかの一生

人里より少し離れた場所には小さな花畑が存在している
どれも色とりどりの花を咲かせ、それには精一杯生きようとする意志が感じられる
そんな花畑にゆっくりが一匹、ひょこひょこと動いてる
緑髪をしたゆっくりゆうかだ
ゆうかは花を育てて愛でる事で「ゆっくり」できる
そのためかゆうか種は生まれて子ゆっくりまで育つと自分から土を弄り、花を育てようとする
彼女の父も母も姉もそうであった
ゆうか種は基本的に単独でいる事を好み、群れになることを嫌うゆっくりだ
他のゆっくりはせっかく育てた花を食べてしまう上に
花も野菜も食べられるものはなんでも生えていると思っているためかゆうかはゆっくりが大嫌いであった

「ゆゆ!はながたくさんはえてるんだぜ!」「なかなかいいところなんだぜ!」「まりささまのゆっくりプレイスにするんだぜ!」

そして花畑にやってきたのはゆうかの大嫌いなゆっくり
それもゲスまりさと呼ばれるまりさ種だ
本来まりさ種はスタンダートタイプを初めとしたれいむ種と同じく数多くの変種が存在する
その中でも最も嫌われ、ドスすら手を焼くのがゲスまりさだ
自分が危なくなると裏切りは当たり前
家や食料を奪い、自分のものにしようとする窃盗
快楽を求めて無垢なゆっくりの強姦
自分が最も楽にゆっくりできるのようにする他のゆっくりにはない悪知恵
根拠無き自信で人間に立ち向かう無謀さ
そして彼らは例外無く、その自信で自滅を繰り返し、何処かで新たなゲスが生まれていく
まるで世界がそれを必要にしているように生まれるのだ

「ゆっくりおはなをたべるんだz「ゆっくりしね!!」ゆぷぁ!?」

元気よく咲いた花に近づき大きな口を開いて食べようとする
しかしそれを邪魔したのはゆうかだ
基本的のゆっくりの中では身体能力に優れていても隙だらけになっているまりさを攻撃するのは簡単だ
まともにゆうかのたいあたりを喰らったまりさは二回三回と引っくり返る

「ゆ゛ゆ゛!なんでまりささまのおしょくじをじゃまするんだぜ!」「くうきのよめないゆうかなんだぜ!」「おしおきがひつようなんだぜ!」

三匹のまりさは自分の食事を邪魔されて大変ご立腹のようだ
しかし腹の中が煮え返っているのはまりさではなくゆうかでないことに気づかない

「いっかいはみのがしてやる…ゆっくりでてけ」
「なにいってるんだせ!ここはまりささまがみつけたゆっくれプレイスなんだせ!」
「はなをひとりじめするなんてゆっくりできないゆうかなんだせ!」
「ゆ!ゆ!ゆ!このゆうかはひとりでまりさたちにいどむきなの?ばかなの?しぬの?」

まったくの聞き耳持たず
しかしそれを予測しているゆうかは驚きなど無い。むしろ自分勝手のゆっくりとして当然の反応だ
危機感能力を持つある程度賢いゆっくりならばすぐに謝って逃げていただろう
しかしゲスまりさを初めとした能天気のゆっくりにはゆうかの怒りが気づかない

「…そう。ならゆっくりしね」

一匹のまりさの頬が噛み千切られた

「ゆ………?」

皮という壁を失ったまりさは内臓であり、血液であり、脳である餡子が漏れる

「ゆゆゆ…?」

それは一瞬の事。ゆっくりであるまりさにはそれは気づけない

「ゆ゛、あ゛ああ゛あ゛あ゛?!ばりさ゛さ゛まのぼっぺがあ゛あぁ゛ぁ゛?!!」

ようやく気づいた。痛みと餡子の漏れる恐怖にまりさは震えた

「い゛ばい゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!ばん゛ござんがも゛れ゛る゛ぅ゛!!」

頬の千切れる痛みと餡子の漏れる恐怖にのたうち回る
その結果、傷を広げる状態になり、餡子は更に漏れる形になった

「ゆ゛びぃ゛、ゆびぃ゛…ぼぐも゛や゛っだな゛ぁ゛!」

すでにだぜ口調ではないまりさ。それはゲスまりさが余裕ではなく命の危険を示す証だ
それを見逃すゆうかではない

「ゆっくりつぶれろ」
「ゆ゛ぶしっ!」

重量の乗せたゆうかの押しつぶしでまりさは原型を留めず潰れた
残るは二匹。しかしそれらはすでに逃げる準備を始めてる

「ゆっくりにげるんだぜ!」「ドスにたすけてもらうんだせ!」

自分の力では適わずと判断したまりさはドスに頼んでゆうかを殺してもらおうと考える
ドスは優しい。人間の里で畑を荒らしても少々怒られるだけですぐに許してくれる
言い換えれば上に立つものとして優しすぎる馬鹿とも言えるがだからこそ利用しやすい
自分を被害者として伝えれば簡単にドスは信用し、ゆうかを殺しにかかるだろう
だが、それはゆうかから逃げればの話である

「ゆっくりにがさない」

ゆうかは口内にあるキノコを噛み始め、力を収束させる
そして口を大きく開くと一気に解き放つ!
ゆうかの口から光線が発射されたそれは本来はドスのみが使えるドスパークだ
しかし威力は人間でも黒炭にしかねないがゆうかのドスパークは火傷をする程度
それでも饅頭であるゆっくりに対しては十分の威力がある

「ゆ゛ぎあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?ま゛り゛ざざまの゛あ゛んよ゛があ゛ぁぁ゛ぁ゛」
「いたい゛ん゛だぜえ゛ぇ゛!あ゛る゛げな゛い゛ん゛だぜぇ゛ぇ゛ぇ゛!」

元々ゆうか種は足が遅いのが多い
そこでゆうかは離れている敵に攻撃する手段が必要であった
のうかりんの猟銃があるように、ゆうかの離れた敵に攻撃する手段はドスパークとなったのだ
しかしこれには色々な説がある
ドスの使うドスパークのオリジナルは本来、ゆうかの技である説があるのだがことの真相は不明である

まりさの底部は火で焼かれたように黒焦げになっている
ゆうかのドスパークは正確にまりさの足を狙い打ったのだ
底部を焼かれたゆっくりは二度と跳ねたり歩いたりすることが出来ない
野生のゆっくりだとそれは一生ゆっくりできないと言っていい
何せ天敵が多く、ちょっとした天候ですら簡単に死んでしまう。最悪群れごと全滅という脆弱さだ
足を焼かれる=死ぬという図式がゆっくりの中では常識なのだ

「ゆ゛っぐり゛み゛のみじでぼじいん゛たぜ!ま゛り゛さ゛はびっし゛にあ゛やばるん゛だぜ!」
「だずげでぐれ゛だらずっぎりもじであ゛げるんだぜ!お゛はな゛さ゛んも゛だぐざん゛たべでぶげるんだぜ!」

この期に及んで命乞いである。おお、ぶざまぶざま
さり気無く厚かましいお願いをしているのはゲスたる由縁か

ゆうかはゆっくりと底部を焼かれたまりさ達に近づく
ニッコリと可愛らしい笑顔をまりさに向けるとまりさはほっとした
助けてくれると思ったのだろう。そんなわけない

「いいひめいをあげてゆっくりしね」

ゆうかは花を育て、他のゆっくりに敵対する習性を持つ
そしてそれ以外にも捕らえたゆっくりを生かさず殺さず拷問して楽しむ習性がある
ゆっくりふらんは獲物を嬲り殺すに似ているが、ゆうかの拷問はそれこそ死ぬ事が許されない
全ては己の快楽のために自分のつがいとなったゆうか以外のゆっくりですら虐めるのだ

そこからまりさ達の地獄が始まった
皮を餡子が出ない範囲に齧り取られ、帽子をばらばらに噛み千切り、汚物塗れにされて捨てられ
眼球を抉られ空洞となった目に枝を突っ込まれて餡子をかき混ぜられ、金色の髪の毛の一本一本を抜き取られ
丁寧に、ちまちまと、それでいて永遠に続くであろう痛みは続き、まりさが苦しむ度にゆうかの笑い声が花畑に響いた

ゆうかの拷問は長くて一週間は続く
それはゆっくりの体力と精神が一週間しか持たないからだ
まりさは三週間も続いた
三週間も続く拷問はもはやまりさとしての姿を留めていない
もちもちとした皮は既にぼろぼろで所々餡子が洩れ、眼球のない目は何も映さず奥の餡子が見えるだけ
さらさらとした髪の毛も既に数本しか生えていない。側から見れば波兵頭に見える
精神も完全に破壊されている
一匹のまりさは言葉がはっきりと喋れていない。「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ」と呻くだけである
もう一匹は「ゆっくりしていってね!」としか言わなくなった
ゆうかはこの二匹に飽きてきた
ある程度の拷問をし、精神が壊れて反応を示さなくなったからだ

ゆうかはこの二匹を花畑の近くに埋めた
埋葬ではない。花の肥料として使うからである
風が吹いた。花が風で揺れると同時に花の生えた地面が見える

「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ?」「わかわかわかわかわかるよよーよー??!」「ちんぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽう」「ゆ゛ぐりゆぐりゆぐり」
「くぎゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅ」「ととゆかいゆいはぁぁぁ??」「おはおはおはおななななさん」「ゆひひひひひ」

数多くのゆっくりが埋められていた
これはゆうかの花畑を襲いゆっくりプレイスにしようとした群れの末路だ
みな、ゆうかに拷問を受け、精神が壊された後に埋められ、そのままになっているのだ
中には既に物言わずの饅頭になっているゆっくりもいるがそれは幸せなほうだろう
拷問を受けず、精神も異常のない状態で埋められ、だんだんと生きたまま花の肥料になり、精神が壊されたものもいるのだ

花も育てられてゆっくりも虐められる
ゆうかは「ゆっくり」していた
とても「ゆっくり」していた
大嫌いなゆっくりを苦しめる事が出来てとても満足していた

再びこの花畑を求めて馬鹿なゆっくりはやってくるだろう
そしてその度に虐め、嬲り、蔑む

ゆうかは笑っていた
とてもいい笑顔で
それはゆっくりが「ゆっくり」をしている証拠であった



森にある洞窟
そこにはゆっくりの群れが住んでいる
ただの群れではない。巨大饅頭であるドスが管理する群れだ

ドスは悩んでいた
食料が足りないのだ
普通の群れなら足りるだろうがドスの管理下におかれた群れは爆発的にゆっくりの数が増えてしまう
命の危険が極端に減ってしまい、ドスが群れの数を管理しようとしても自分勝手のゆっくりは聞き耳持たず
勝手にすっきりをして大量の赤ゆっくりを実らせ産んでしまうのだ
それを殺して数を揃えようにもドスは優しすぎた。むしろ群れが増えた事で喜んだ
その結果、群れの数は増える一方で食料が森の食べ物だけでは足りないのだ

人間さんに頼んで食料を貰うべきか…

しかしその考えは最後の手段だ
人間はゆっくりに険悪している
一部は愛で派もいるらしいがそれでも畑に被害を与え、
自己中心的の害虫であるゆっくりは人里にいるだけで殺されてしまうほどだ
ドスなら人間に勝てるかもしれない
しかしそれは一対一の条件でだ
数、知恵、力
人間に敵対するとゆっくりはゆっくりできなくなってしまう
なぜなら人間はゆっくりにはない力を持っている。知恵も持っている
下手に刺激しては群れを壊滅させられる危険性もある

どうしようか…

ドスは悩んでいた。いっその事増えすぎたゆっくりを潰せばいいのにドスにはそれが出来なかった
以前、それを進言してきたゆっくりできないぱちゅりーを永遠にゆっくりできなくしてやった

仕方ない、ゆっくり食料を探すよ

考え付いたのは少し離れたところまでの食料探しだ
食料を探すチームと共にゆっくりと洞窟から出る
ドスは洞窟の奥から指示を出したり巣に進入した外敵から群れのゆっくりを守ったりとする
しかし今回は食料がチームだけでは集まらないのだ
ドスの大きい体を生かした距離稼ぎとたくさんの食料を運ぶためにドス自ら食料集めに出たのだ
ドスと食料チームは食べ物があるであろう道に進んだ

そしてその行き先はゆうかの花畑であった



『すごい!たくさんお花さんがはえてるよ!!』「ゆっくりできるね、ドス!」「これでおちびちゃんのごはんがとれるんだぜ!」

ドスの辿り着いたのはたくさんの花が生えた花畑だ
美味しそうな花がたくさん生えている事にドスはとても喜んだ

よかった。これでみんなとゆっくりできるよ

全ての花を集めても三日で消え去るだろうが餡子脳は目先の感動で気づかない

『みんな!ゆっくりお花さんを取って巣に運ぶよ!』
「わかったんだぜ、ドス」
「ゆっくりはやくすにはこぶよ!」

食料チームはドスの帽子から飛び降りると頬にたくさんの空気を詰める
そうすると地面に落ちたとき、痛みがなく、ゆっくりと地面に付く事が出来る

「ゆっくりでてけ!」

ゆうかだ。おそらく花目当てのゆっくりがいる事を察したゆうかは土いじりをやめて急いで駆けつけたのだろう

『ゆ!ゆうかだね!ゆっくりしていってね!!』
「うるさい、ゆっくりはゆっくりでてけ!」
『ゆゆ!?ゆっくりできないゆうかだね!』

話が噛み合っていない
ゆうかは早く帰って欲しかった
ドスとの体格差の分、勝てないと判断したのだろう

『実はね、ドスの群れのご飯が少ないからお花さんを取ろうと思ってるの!』
「!はなはゆうかがそだてたんだ!ゆっくりにあげるはなはない!」

ドスの発言に怒りが支配する
これは敵だ。花を害する敵だ

「ゆっくりはこぶんだぜ!」
「おはなさん、ゆっくりたべられてね!むーしゃむーしゃ、しあわせー!」
「だめだよ、れいむ!かってにたべちゃ!」

ドスとの口論の間にゆっくりと花が抜き取られ、食べれていく
ゆうかはそれに気づくと口内のキノコを齧るとドスパークの準備に入る

「ゆっくりし『ゆっくり我慢してね!』ゆぶぅ!?」

ドスがゆうかの体を押しとめた
言っても聞かないゆうかがめんどくさくなり、このような強攻策に出たのだろう

「ゆ゛ゆ゛う゛!」

体が動かない。大きく重いドスの重量でゆうかの体はまったく身動きが取れなかった
口内にはドスパークのエネルギーが残っている

「ゆっくりしね!」

自分の乗っかかるドスに向けて発射した

『ゆゆ!ちょっと熱いよ!』

まりさの底部を黒焦げにしたゆうかのドスパーク
しかしドスにはちょっと焦げ目を作る程度で終わったのだ

『本当にゆっくりできない子だね!お仕置きだよ!』

ドスはゆうかから離れると威力を抑えたたいあたりをゆうかにぶつける
体格の差があるゆうかとドスでは威力を抑えてもまるで人間に蹴られたようにぶっ飛んでいく

「ドスにさからうなんて…おお、おろかおろか」
「おはなさんをひとりじめするゆうかにはいいきみなんだぜ!」
「さすがドス!れいむにできないことをへいきにやってのける!そこにしびれるあこがれるぅ!」

数十分程時間が経っただろうか
ドスはその間にゆうかに「お仕置き」を、チームは花を取っていく
花の下にいる埋もれたゆっくりはゆっくりに気づかないようだ

「ドス!おはなさんをぜんぶとったよ」
「ゆっくりすにもどるんだぜ!」
『ご苦労様!じゃあ、みんなでゆっくり帰ろうね!それとゆうかはちゃんと反省してね!』

ドスは大量の花とゆっくりを帽子に乗せるとゆっくりと洞窟に帰ろうとする
後に残されたのはぼろぼろになったゆうかとゆっくり達に荒らされた元花畑であった


ゆうかの目には涙が浮かんでいた

なんでこんな事になったんだろう

自分勝手に荒らすゆっくりを倒せず無様に返り討ちにされた
その結果、大事に育てていた花は全て取られてしまった

ゆうかの父も母もそうであった
まだゆうかが幼い頃、ゆっくりの群れに両親の育てた花を荒らされ、数の暴力で強かった両親は殺されてしまった
それからだ。ゆうかが極度にゆっくり嫌いになったのは
ゆっくりをゆっくりできなくしてやる拷問に磨き上げ、ゆうかはその快楽に酔っていた
自分と両親をゆっくりできなくしてやったゆっくりをこの手でゆっくりできなくする

ゆうかはだんだんと意識が薄れていった
脳裏に廻るは大好きな両親と生き別れになった姉
ゆうかの最後は「ゆっくり」する事無く、この世を去っていった


(おわり)

今まで書いたもの
のうかりんランド①、②
ぺにぺに饅頭

あとがき
肉まんあんまん姉妹を書くと言いながらなに別のを書いてるの?馬鹿なの?死ぬの?作者は
ごめんね、まじでごめんね
次回こそ書いてみせるよ!

ここから↓は「ドスの行いにストレスでマッハ」な方のおまけです






ゆうかが息を引き取って数分後、黒い翼を持つゆっくりがそれに近づいた

「…!なるほど、これは…」

そのゆっくりはゆっくり嫌いで有名な体つきのきめぇ丸だ
小ばかした顔にシェイクをしてゆっくりをゆっくりしてやらないきめぇ丸だがその顔は怒りに燃えていた
きめぇ丸はゆうかが好きだった。それは愛しているという感情ではなく、友達という感覚に近いだろう
ゆっくりをゆっくりできなくさせるその巧みにきめぇ丸はゆうかを尊敬してる部分があった

「いったい誰が…」

きめぇ丸は辺りを見回す
犯人は害虫饅頭であるゆっくりで確定してるきめぇ丸
だがゆっくりはそこらにいて犯人の特定は難しい
しかし

「おお、ぶようじんぶようじん」

それは足跡だ
大きな袋で地面を擦りながら移動したそれはドスサイズだと判る

「おお、かたきうちかたきうち」

きめぇ丸はゆうかを抱きかかえると空高く飛ぶ
全ては友のため、害虫駆除をしなければ満足に逝けないだろう
きめぇ丸の翼が羽ばたくとドスのいる住処に飛んでいった


ゆうかがドスに襲撃されて三日の日が流れた
ドスの群れでは食料不足になっていた
ゆうかの花を食いつぶした挙句、またもや赤ちゃんを増やしたのだ

『ゆぅ…もう足りないよ』
「ドス!ごはんがないちちびちゃんがげんきでないんだぜ!」
「ごはんがほしいよ!れいむのおなかがぺこぺこだよ!」

もうドスの群れの周辺には食べられそうなのはほとんどない
増やして食べて増やして食べての結果である
全てはドスの決断力の無さが起きたことであった

『ゅぅ…人間さんに食料を分けてもらいにいくよ』

群れに衝撃が走る
あれだけ人間は関わるべきでないと教えていたドスが人間に食料を分けてくると言ったのだ

「ドス!ドスはにんげんさんがゆっくりできないっていったよ!」
「そうだぜ!わざわざきけんをおかすひつようはないぜ!」
『でも、このままじゃ食べ物が足りないよ。大丈夫!人間さんも分かってくれるよ!!』

「ほう、ナニが分かってくれるんだ、糞饅頭」

自信たっぷりの答えに質問する声がした
ゆっくり達は声のしたほうに振り向く
そこには…

「に、に、にんげんだあぁぁぁ!」

人間がいた。しかし、それは唯の人間ではない
ゆっくりを虐待し、それを生きがいとする男
その名も「虐待お兄さん」であった

「おにーしゃん、ゆっきゅりできゅりゅ?」
「おにーさん、ゆっくりしていってね!」

そして人間の怖さを知らぬ赤ゆっくりと子ゆっくりが近づいていく
人間が巣に来るのは予想外だったが子供達の可愛さに人間もメロメロだ
親ゆっくりは真剣にそう思っている。しかし、ドスは違った

『赤ちゃん、ゆっくりにげ』
「おらぁ!」ぶちゅべちゃぐちゅ

お兄さんは踏み潰した。躊躇いも無く、踏み潰されたそれはただの饅頭となった

「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!あかちゃんがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ゆ゛ヴぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!な゛んでづぶぢじゃんの゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「んー、いい叫びだ。だがまだ足りないなぁ…」

お兄さんはいい感触のする赤ちゃんを踏み潰し、それを叫び、悲しむゆっくりに大変すっきりとしている
しかしまだ足りない。極限まで虐待してからこそ満足できるのだ

『ゆ゛ゆ゛ゆ゛!お兄さん!赤ちゃんを殺した罪は重いよ!一人で来たのが間違いだったね!!ゆっくりし「別に一人じゃねーぞ」』

言葉を遮るお兄さん
広いドスの部屋から続々と人間が入ってくる
そう、それはきめぇ丸はドスのいる地図が書かれた手紙をゆっくり虐待をする者に適当にばら撒きまくったのだ
何の因果から「ドスを虐められると聞いてやってきました」と外の世界からやってきたお兄さんもいる

村一番の虐待お兄さんがいた
初心者の虐待お兄さんがいた
虐待の真髄を極めた虐待お兄さんがいた
外の世界からやってきた虐待お兄さんがいた
ゆっくり虐めに目覚めた虐待妖怪がいた
虐待する事で快感を覚える虐待お姉さんがいた
傷だらけの虐待お兄さんがいた
服を着ていないHENTAIお兄さんがいた
足技で虐待する虐待お兄さんがいた

そして───
ゆっくりを虐待する事を日常とする虐待お兄さんがいた

「「「「「「「「「「「ヒャア!虐待だぁ!!」」」」」」」」」」」

世界から集う虐待お兄さんの虐待
ドスを含むゆっくりの悲鳴はすぐに上がり、それが止まる事はなかった


「おぉ、ゆっくりゆっくり」

きめぇ丸はゆっくりの来ない眺めのいい場所でゆうかを埋葬した
そこには一輪の花が咲かせている

「おぉ、きれいきれい」

それはとても綺麗だった
きめぇ丸は細い目で花を見つめると顔を上げ、空に飛び上がる。何処かに飛んでいった
姿がだんだん見えなくなるきめぇ丸に花は静かにきめぇ丸を見守っているように見えた


(おわり)

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最終更新:2011年07月30日 02:16
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