れみりゃ拘束虐待~刺したりねじったり固定したり~
ある日、俺はゆっくりれみりゃを森で捕獲した。稀なる幸運だ。
これは日々虐待お兄さんとして清く正しい生活を送っている俺に、神様が下さった贈り物に違いあるまい。
今までは手に入れやすい野生のれいむやまりさ、時たま確保できるゆっくりありすなどで平々凡々とした虐待に明け暮れていたが、
実は以前からこうした大型のゆっくりを手に入れたいと思っていたのだ。
「ああ……俺の、俺だけのれみりゃ……」
「う~♪う~♪」
「うるせぇ!!」
挨拶代わりに、手足と翼に一本ずつ錐を突き刺してみた。
「いだい!!ぢくっとじたどぅ!!おぜうさまになんてことするんだどぅーー!!」
錐は比較的細いので、まだ注射針を刺された程度の痛みしか感じていないようだ。いい感じに虐待魂を刺激する、生意気な言葉を発する余裕さえ見て取れる。
俺は錐に手をかけると……
「あぐっぅぅ!?いだいどぉぉぉぉーー!!じゃぐやぁぁぁぁ!!!!じぃいゃぐやあああああ!!!!!」
ぐるぐるぐるぐると回転させる。少しでも痛みから逃れようと、本来のものよりさらに不恰好なダンスを踊るが、俺の手の動きからは逃れられるはずもない。
ぐるぐる、ぶっちん。
「ぎゃおおおお!!!!!」
ぐるぐる、ぶちん。
「いだだだだだだだだあっあっあっあっああああああ!!!!!」
ばちん。ばちん。
「もげるううううう!!!!れみりゃのごうぎなおつばざがどれぢゃううううう!!!!!!」
数分とかからず、手足四つと翼がねじ切れる。その断面からは肉餡と肉汁が覗いている。
「ほらよっと」
芋虫のようになったれみりゃの胴体部分に錐の一本を突き刺し、床に固定する。
「さて、肉饅を味見するかねっと」
「がえぜええええ!!!おぜうざまのだいじなだいじながらだだどぅぅぅ!!がえぜえええ!!!!」
無視を決め込む。
「うおっ、まずっ。なんだこりゃ。全然喰えたもんじゃないぞ。恥ずかしい肉饅だなあ」
「にぐばんじゃなああああいいいい!!!」
本当はなかなか美味だったが、肉饅頭のこいつはどんなことで増長するかわかったものではない。適当に残して、
「まじゅいまじゅいごみにくは、ぽいっ☆だどぅ~☆」
れみりゃ種の仕草で捨てるそぶりを見せてやる。……隠すだけだ。本当は取っといて後で食べる。
「ぃやべでえええええええ!!!!!れみりゃのおおおおお!!!!」
続いて翼。そういえば、今まで気にした事はなかったがこの部分はどんな味がするのだろう。
肉の出来ばえから考えて、食べられないということはなさそうだが……?
とりあえず食べようとして――もっといいことを思いついた。
「なんじゃこりゃ!!くさっ!!おぜうさまのつばさ、くさっ!!
さすがにこれを食べるとかはないわ~…」
顔を背ける。我ながら迫真の演技だ。
「ぐざぐなんがないどぅ~!!がえぜっ!がえぜえええ!!!」
まあ、これも取っといて後で食べるんだけどね。
「くさいどぅ~☆こんなの生やしててはずかしくないんだどぅ~?」
「ううううううーーーー!!!」
俺は二枚の翼を両手で一枚ずつ持つ。
「いないいない……う~☆」
「うっ?」
さっきまで泣いていたのに、俺のいないいないうーに即座に反応するれみりゃ。
「いないいない…」
「いないいないぃぃ…」
そこで。
「くさっ!!!」
「ぐぢゃぐなんがないっでのにいいいい!!!!!」
もう一回。
「いないいない…」
「いないいないぃぃ…」
「くさっ!!!くさすぎっ!!」
「ぐぢゃぐないぃぃ!!!うぎぃぃぃ!!!!」
しばらくそのようにして、れみりゃの翼をおもちゃにして遊んだ。
「ゆぐぐぐぐ………」
「おっ?」
やがて、過剰なストレスからかれみりゃはとうとう気絶した。寝姿も実に滑稽だ。
そのままれみりゃを眺めていると、感慨が沸き起こる。
「ああ、本当に、いいものを手に入れた……」
こいつをどれだけ激しく、かつエレガントに虐待できるか。俺の器が試される時だ。
* * * *
準備に数ヶ月を要し、ついに俺は自分のれみりゃにふさわしい虐待方法へとたどり着いた。
「ほら、こっちへおいで。おいしいぷでぃんがあるぞ」
滅多にくれてやらないぷでぃんをちらつかせ、大変な思いで清掃し機材を取り付けた地下室へとれみりゃを誘う。
「うー♪やっとぷでぃんをよこすきになったどぅ~?ほめてやるどぅ~☆さっさとそのぷでぃ…」
「何 様 じ ゃ ボ ケ が!!!」
「ゆぎゃあああああ!!!!!」
ぶちぶちぶちっ!!翼の一枚を根本からもぎる。
ちなみにこの翼、メンマというかなんかそんな感じの食感だった。日々の虐待によってどんどん味が濃く、香ばしい独特の風味が出てくるようになってきている。うまい。
「あーくせえくせえまずい」
けなしてやりながらぼりぼりとかじる。あーだのうーだのぐぢゃぐないだのと喚くれみりゃを蹴り転がして地下室へとたどり着く。
「着いたぞ」
「うう~?」
地下室には、ゆっくりの入ったガラス箱を、左右正面の壁に沿って敷き詰めている。さながらゆっくり専門店のように。
「ゆぐううううう!?」
「れみりゃごわい!!!こっちこないでね!!!」
「ゆっぐりでぎないよおおおおおお!!!!」
れみりゃの姿を認めると、一斉に騒ぎ出すゆっくり達。
はじめは呆けていたれみりゃだったが、ゆっくりの声を聞いて、今まで忘れていた捕食種としての自尊心を取り戻し威嚇を始めた。
「ぎゃおぅ~☆たべちゃうどぉ~☆」
「ゆっぐりだすげてえええええ!!!!」
俺はれみりゃの背中を掴み、室の真ん中へと押しやる。
「ほれ」
「う~?」
ゆっくり箱に開けた穴から手を突っ込ませる。
「つっかまえるどぅー!」
突如箱に進入してきた捕食者の手から逃れようとするゆっくり達だが、そのゆっくりした動きのせいで逃げ遅れるものが出る。
「びゃぶううっ!!」
俺はゆっくりゃの手を完全に突っ込ませてから錠をかけ、固定する。逆側の手も、逆側の箱に突っ込んでやる。
「やめろおおお!!!まりざをだずげるんだぜええええ!!!」
「おにいさん!まりさをたすけてね!!」
同じ箱の中にいるんだから、お前が助けろよ。
「たべちゃうどぅ~☆」
と、そこでれみりゃは手を引っこ抜けない自分に気がついた。
「たべられないどぅ~?」
その間に、ゆっくり達は箱の隅、れみりゃの手の届かない安全地帯へと逃げ込む。
「それじゃあな」
俺は地下室を出た。
* * * *
まんじりともせず、血反吐が出るほど待ち遠しく数日をすごした。
ついに自分で決めた刻限がやってくる。頃合いを見計らい、俺は再び地下室へと足を踏み入れる。
いや、あまりのテンションに、踏み入るというよりは踊り込むといった感じだったのは否定できない。
「ヘローエブリワン!!虐待お兄さんだよ!!」
「ゆっ!!!!」
待ち望んでいたその場所――
そこには、俺の望んだままの光景が展開されていた。
「Oh……グレート……」
箱の中には、欠けることのないゆっくりの群体。
室の中央には、両手を固定されてこちらを振り向くこともできないれみりゃ。
れみりゃは俺に気づくと、口汚く騒ぎ始めた。
「たべられないどおおおおお!!!!あしがつかれるどぅぅぅぅぅ!!!ぷっでぃんんんん!!!おででぇぇぇぇ!!!」
支離滅裂だが、言わんとすることは分かる。
- れみりゃは身体を固定されているために、餌をとることができない。
- それのみならず、ゆっくりに手をかじられている。ゆっくりは、普段はガラス箱の内部の餌発生装置から生成される餌で生活しながら、れみりゃが寝るのを見計らって襲撃すればいいのだ。
- 立ちっぱなしで足が疲れている。
計画通りだ。これなら、さぞかし美味しい肉饅になるだろう。
「ソーグレートエブリワン!!!エブリワンはゆっくりしてるかな!!」
「ゆっ!!ゆっ!!!」
「ゆっくりしてるよ!!」
「お兄さんもゆっくりしていってね!!!」
「いぢゃああいいいい!!!おあしぃおあしがいちゃいのおおおお!!!なんとかするんだどぅぅぅぅぅ!!!」
れみりゃをのぞいたゆっくり達は、れみりゃ肉饅という極上の餌を食べてご満悦だ。
俺は叫ぶ。
「ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくりしていってね!!」」
「ゆっぐりでぎないいいい!!!!!」
大合唱が地下室に反響する。あとれみりゃの悲鳴も。
「さてと」
俺はゆっくり箱かられみりゃへと視線を移す。
「おあし……おあしがあああああ……」
両手が固定されているので、座ることもできない。足の力を抜いてしまえば腕がもげる。まさか乳酸菌がたまったりはしないだろうが、予想通りこいつらにとっても立ちっぱなしは辛いらしい。
俺は、じたばたとみっともなく地団太を踏む足に、用意してきたギプスをはめる作業に入った。
「う♪」
一切の刺激がないまま放置され、くたびれきった足に俺の手の感触が心地よかったのか、れみりゃは一瞬機嫌を直す。
「きもち~どぅ~☆」
内心むかつきながらも作業作業。
「そうら、これでおあしを曲げることもできなくなったよ」
さらに、金具で床に固定する。これで地団太を踏むことさえできなくなったわけだ。
「なにしてるどぅー!!そんなことよりはやくおぜうさまをここからだすんだどぅ~!!!!そうしないとたべちゃうどぅ~☆にぱ~☆」
出すわけねーだろ。っていうかまだ状況を理解していない。
「動かせるかい?」
念のため、そして肉饅の頭脳に状況を理解させてやるため問いかける。
「う?」
「おあしが、動かせるか試してみなよ」
「ああああーーーーー!!!!あんあああーーーー!!!!!おあじいいい!!!!おあじがあああ!!!じぇんじぇんうごかないどぅぅぅぅ!!!!」
「そうかい、それはよかった」
「よぐないいいい!!!」
さらに、長方形のガラス箱を取り出し、ゆっくり箱かられみりゃの帽子へと渡す。
「エブリワン、あれをげっとしたらもっとゆっくりできるよ」
「ゆゆっ!!」
「ゆっくりとりにいくよ!!」
左右のガラス箱、その上の方の棚に住んでいたゆっくりたちが我先にとれみりゃの帽子めがけて動き出す。
「れみりゃ、おあしのことはあきらめて(笑)上を見てごらんよ。お帽子が取られちゃうぞ」
俺はれみりゃに教える。れみりゃは言われたとおり自分の頭上を見上げる。
しかし、うぎぎぎと手や翼に力をこめるだけで、どうすることもできない。
「ゆっゆっゆ!!まりささまがゆっくりいちばんのりだぜ!!!」
「ゆぐぐう…にばんめぇ……」
やがて、自分の大切な帽子がゆっくりにもてあそばれはじめるのを見て怒り出すれみりゃ。
「ぎゃお~!!れみりゃのすぺっしゃるなおぼうしにてをだすなんてふとどきものだどぅ~!!たべちゃうどぅ~☆」
しかし、対するゆっくり達の反応は冷淡だ。
「たべちゃうだってさ」
「おお、こわいこわい」
「ぎゃおおう!?ほんどーにたべぢゃうんだどぅーーー!!!」
「おっと!こいつはそっちがわにはわたさないんだぜ!!まりさのなんだぜ!!」
「こっちのはこにもゆっくりわたしてね!!!れいむたちもゆっくりしたいよ!!」
おお、すげえ。相手にもされてない。ゆっくりたちはそれっきりれみりゃに構うことなく、新たな玩具をめぐって一進一退のおいかけっこをはじめる。
一番乗りのまりさは、自分の側から登ってきている後続に声をかける。
「みんな!!ゆっくりかせいするんだぜ!!」
それを見てれいむも、自分の子供に助けを求める。
「おちびちゃん!!おかあさんをたすけてね!!」
「ゆゆぅ~っ!!」
見る見るうちに両側の箱から後続がたどり着き、れみりゃの頭を挟んで引っ張りっこが始まる。
「ゆっゆっゆっゆっ……」
「ゆうううううう!!!」
「おぼうじぃ!!おぼうじがだめになっぢゃうぅぅぅ!!!」
「だぜ!!だぜ!!」
「ゆゆゆゆゆゆ!!!!」
びりっ。
案の定、二つに裂ける帽子。
「あああああんんんんんん!!!!!だがらいっだどにいいいいい!!!!」
滂沱の涙を流すれみりゃ。ゆっくり達はというと各半分ずつを自分側の取り分として納得したようだ。
「いいしょうぶだったぜ!!」
「ゆゆ!!つぎはれいむがゆっくりかつからね!!」
毎日ゆっくりコールを交わす間柄として、両側のゆっくりは仲が良さそうだ。身体を擦り付けあうなど存分にゆっくりし、自分たちの箱へ戦利品を持ち帰る。そして、自分達の箱でまたそれを引きずったり裂いたりして楽しんでいる。
「ゆがががががががが!!!!!!!もうゆるざないんだどぅぅぅぅ!!!!」
「おお、おろかおろか」
「ゆゆっ!!できるものならやってみてね!!」
「ごんどごぞ、ほんどうのほんどうのほんどぅぅに、たべじゃうんだどぅぅぅぅぅ!!!!!ぎゃおおおおおお!!!あああああ!!!!!」
「おばかさんはあいてにしてらんないよ!!そんなことより、あかちゃんとおぼうしであそぶよ!!」
「ゆっ!!!ゆっきゅり!!」
「おぼうじいいいいいい!!!!がえじてぇぇぇぇぇ!!!!!!」
俺は箱に近づき、
「ちょいとごめんよ」
帽子の切れ端を取り出し、かじる。餃子の皮のようなシンプルな味わいだ。
「あぐうううううう!!!!!!!だめえええええ!!!!!!」
半分ほど残し、箱に投げ入れてやる。それも、ゆっくり達の近づかないれみりゃの手の側だ。
「おぼうしとりかえしたどぅ~☆れみりゃ~のだどぅ~☆」
自力で取り返したわけでもないのにこの威張りよう。所詮は肉饅か。しかも、それを手にしてどうするかという点まで気が回ってもいない。ニヤニヤと見守る。
「う~っ?うっう~☆」
「…………」
「うううーーー!!!できないどぅぅぅぅぅ!!!!????」
すぐに挫折する。そりゃそうだ。手に取ったって、頭に持っていきようがないんだからしょうがない。
「なんでだどぅ~!!おぼうじかぶれないどぅぅぅぅーーー!!」
「おぼうしもかぶれないのかい?そんなことじゃ、おぜうさま失格だね」
「ゆっゆっゆっゆっ!!!!」
ゆっくりまで笑ってるよ、おい。
「臭いしおててはかじられてるし、おあしも動かせないんだったよね?ぜんぜんえれがんとなおぜうさまじゃないなあ……」
「うぎゃおぅぅぅぅ!!!!!!いやだどぅぅぅ!!!!おながずいたどぅぅぅう!!!!おあじぃぃぃ!!!おててぇぇぇ!!!!!」
「あ、そうだ。お翼とお肉を貰っていくね」
わざとゆっくりと、翼をもぎり肉をかっぱぐ。
「ぎゃうぅぅ!!!いだいどぅぅぅぅぅぅ!!!!やべでぇぇぇぇぇ!!!!!」
「ゆゆゆゆゆ!!!」
「おぼうし、きたなくなったからぽーいだよ!!!」
「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」
「うがうぅぅぅぅ!!!!!れびりゃはおぜうざま、おぜうざまなどにぃぃぃぃぃ!!!!だんでえぇぇぇぇぇぇ!!!????」
はー、面白かった。
れみりゃには、植物に養分を与えるのに使うアンプルを突き刺してきた。濃度の高い薬が入っているので、これでずっと保つだろう。
顔の前にぷっでぃんを吊るしてきたが、あれはまたしばらくあとでゆっくり達に与えるとして……。
あれも、これも――してやりたいことは沢山だ。
「ああ、本当にれみりゃはいいなあ……」
甘美な喜びは胸の奥に。
俺は次なる虐待に思いをはせるのだった。
おしまい
□ ■ □ ■
あとがき
ちょっと詰め込みすぎてくどくなったかもしれません。作中でいい目をみてばかりいるゆっくり達も虐待できなかったし……
今後精進していきたいと思います。
読了下さり、ありがとうございました。
今まで書いたSS
豚小屋とぷっでぃーん
豚小屋とぷっでぃーん2
エターナル冷やし饅頭
最終更新:2022年01月31日 01:59