アイリスフィール・フォン・アインツベルン

【表記】アイリ
【俗称】
【種族】ホムンクルス
【備考】
【切札】

【設定】

【ステータス】
 筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運B 宝具B

それはいかなる因による奇蹟か。
聖杯の端末。大聖杯に還った嬰児は分霊としてサーヴァント化した。
此処では何処、彼方より遠い此方にいる、運命に呪われたある守護者を守り続ける。

仮初めの形、仮初めのサーヴァント。

冬木聖杯に秘められた『この世すべての悪』、汚染された聖杯を顕す性質とは異なり、妻として母である「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」の側面を色濃く有している。
神霊として当てはめるのであれば、大地母神的な性質を備えた存在。

【スキル】
道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成する。

陣地作成:B
 魔術師として自らに有利な陣地な陣地である「工房」を作成する。

女神の神核:C
 完成した女神であることを現すスキル。
 精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
 神性スキルを含む複合スキルでもある。
 彼女は正式な神霊としての分霊ではないため、ランクはC止まりとなる。

献身の覚悟:A
 自己犠牲さえ厭わない、愛する者への想い。
 防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。

自然の嬰児:A
 いずれ等しく、世界の裡で生まれ落ちた嬰児たち。
 たとえ天然自然の生物ではなく、人の手によって造り出された命であろうとも、時に世界は多くの祝福を与え得る。

魔術医療:A
 サーヴァントとしてのアイリスフィールは、高度な治癒の魔術を行使する。

【宝具】
『白き聖杯よ、謳え(ソング・オブ・グレイル)』
ランク:B 種別:魔術宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:20人
 愛と母性が聖杯と結び付き、真摯にして清らかなる祈りを一時的に叶える。願望器としての機能ではなく、あくまで、彼女の存在が昇華された宝具。
 自陣を回復し、バッドステータスを全解除する。持続ダメージの類も解除される。
 霊核の欠片でも残っていれば戦闘不能状態となったサーヴァントの復活も可能ではあるが、この効果は『FateGO』では使用されない。


【戦闘描写】

弾丸もかくやというその飛翔の勢いは、綺礼の想像を大きく上回った。咄嵯にのけぞって躱わしたその鼻先を、剃刀のように鋭い脂が擦過する。
第一撃を空振りするや、針金の鷹は即座に綺礼の頭上で旋転し、今度は両脚の鉤爪で掴みかかってきた。狙いは綺礼の顔面だ。が、代行者とて防戦一方ではない。鉤爪の鋭さを畏れもせず、力任せの裏拳で鷹を叩き伏せようとする。
急降下する鷹はすでに軌道を変えられない。拳は、鮮やかに鷹の腹を直撃した。
「ぬッ!?」
が、驚きの声は綺礼のものだった。鷹は拳に打たれると同時にぐにゃりと不定形の針金に戻り、今度は蔦のように彼の右拳に絡みついたのである。

本当なら針金の圧力で両手を締め潰してしまう腹だったのだが、鋼の如く鍛え上げられた筋肉の固さは想像を絶していた。
彼女の針金はぎりぎりと軋みを上げて、いましも破断しかねない有様である。そうならないよう金属を強化し緊縛を保ち続けるためには、ありったけの魔力を動員し続けなければならなかった。

甘いわよ!」
叱咤して、アイリスフィールはさらに針金に魔力を注ぎ込んだ。綺礼の両手を縛っていた束の中から一房が解けて伸び上がるや、今度は蛇のように虚空を奔り、間近なところにあった木の幹に絡みつく。



【能力概要】


【以上を踏まえた戦闘能力】

最終更新:2017年02月11日 20:36