両儀式

【表記】「両儀式」、式
【俗称】刀式、ナイフ式
【種族】
【備考】
【切札】

【設定】

【ステータス】
 筋力E 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具B+(剣)
 筋力E 耐久D 敏捷A+ 魔力C 幸運A+ 宝具EX(殺)

【スキル】
対魔力:A
 どのような大魔術であろうと、A以下の魔術は無効化する。

単独顕現:C
 特殊スキル。単独行動のウルトラ上位版。
 また、存在が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
 このスキルを持つものは、即ち―――

根源接続:A
 其れは「 」から生じ、「 」を辿るもの。
 両儀に別れ、四象と廻し、八卦を束ね、世界の理を敷き詰めるもの。
 両儀とは太極図が示す陰陽の事。
 彼女の呼称は数式の式、式神の式からつけられた。

 即ち、万能の願望機の証。
 このスキルを持つ者にとって、
 通常のパラメーターは意味のないものとなる。

気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

単独行動:A
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 もしかしたらマスターとかいなくても何とかなるのでは? と思わせるほどの単独行動っぷり。
 しかし、魔力が足りていようとなかろうと、寂しくなったら消えるのでマスターは必要ですよ幹也くん!

直死の魔眼:C
 アサシン式よりランクは下がっている。元より彼女には必要のないものでもある。
直死の魔眼:A
 魔眼と呼称される異能の中でも最上級のもの。
 異能の中の異能、希少品の中の希少品。
 無機・有機問わず、“活きている”ものの死の要因を読み取り、干渉可能な現象として視認する。
 直死の魔眼から視た世界は"死の線"で満ちた終末の風景であり、まっとうな精神構造ではこれと向き合っての日常生活は難しい。
 式は普段、焦点をズラして物事を俯瞰する事でこの異様な視界と折り合いをつけている。

陰陽魚:A
 陰陽螺鈿。
 是を覚えたくば即ち是を捨て去り、是を救いたくば、即ち、是を忘れる。
 憧憬と悔恨は表裏一体。さながら生と死のように。
 矛盾螺旋。こちらの式はNPを失う事でHPを補う。
陰陽魚:B
 陰陽螺旋。
 是を生かしたくば即ち是を殺し、是を叶えたくば即ち是を損なう。
 恩恵と喪失は表裏一体。さながら男女の関係のように。
 痛覚残留。こちらの式はHPを失う事でNPを補う。

雲耀:B
 心構えを剣士のものに切り替えてからの超高速の踏み込み斬撃。
 五間……九メートルの間合いを瞬時に詰め、対象を一閃する。

心眼(偽):A
 視覚妨害による補正への耐性。
 第六感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。

【宝具】
『無垢識・空の境界(むくしき・からのきょうかい)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~999 最大補足:64人
 直死の魔眼の理論を応用し、対象の“死の線”を切断する全体攻撃。
 彼岸より放たれる幽世の一太刀は、あらゆる生命に安寧を与える。

『唯識・直死の魔眼(ゆいしき・ちょくしのまがん)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 直死の魔眼を最大限に見開き、対象の“死の線”を切断する攻撃。
 何億という寿命、停止状態から蘇生する回復力、何百という命のストックを持っていようが、
 “その個体における死の概念”を露わにする為、それらの不死身性を無視して致命傷を与える。

 死に難い命はあれ、死から逃れられる命はなく。
 ―――終わりは、万物に共通する。



Q 式の剣術の腕前はどのくらいですか?
奈:冬木市で噂になった少女剣士と同じぐらい。
武:式つぇー!……じゃなくて、藤村つぇー!と言うべきなのかここは!?
奈:でも式は刀よりナイフの方が好きなのです。得意不得意は別にして。
そのあたりのこだわりがなく、問答無用で剣士としてのスペックを出すようなフラットな人格になれば、
まあ、200年近く生きてる武闘派の怪僧をびびらせるぐらいには。

Q タイガー先生に惚れてます!あの剣道の強さとかは、有段者なんでしょうか?
スポーツ全般も得意そう。他の格闘技とかも得意なんですか?
A 先生は、全日本剣道連盟が定めるところの「日本剣道形」剣道五段。
女性で、二十歳中盤で剣道五段というのは天才といっても過言ではありません。
本来、礼儀作法も審議に含まれる剣道において、あの性格で五段を許されたという事実が、恐るべき腕前を表しています。
また、運動神経は抜群、つーか野生の獣なので、なにをやらせてもすぐに順応、暴れ回ります。
でも団体競技は苦手。理由は言うまでもありません。

両儀式【人名】
 りょうぎ しき。空の境界の主人公。志貴と同じく死の線が見えてしまう体質。
 着物に革ジャン、編み上げブーツという出で立ち。
 ナイフを常備しているが、本当の獲物は日本刀。
 両儀という苗字にも、式という名前にもしかるべき意味があり、その為に志貴より数段上の直死の魔眼の使い手といえる。
 志貴とは何もかもが正反対。月姫における志貴の性格は黒桐幹也に近い。
 詳しくは空の境界本編を参照のコト。

死の線【しのせん】【その他】
 両儀式が視てしまう、常に流動するラクガキのような線。
 線はありとあらゆる物にあり、刃物で切りつける事により、線が走っていた物体を『殺す』事が出来る。
 線には強度はないので、どのような物だろうと平等に殺す事が可能となる。
 死の線は『物が切れやすい』線ではなく、存在の寿命という概念がカタチになったもの。
 厳密に言えば、線をなぞって物を解体する、ではなく、寿命を切って物を殺している、という事になる。
 物質的な破壊ではなく、存在的な消去と捉えると解りやすい。
 式は生物なので、生物の死が視やすいようだ。
 これは同じ生物として、『生物の死』を容易く理解できる為。
 鉱物、概念の死の線を視るには、彼女が鉱物になるか、脳をフル活動させて『想像』するしかない。
 要は、人間に理解できない存在の終わり(線)は視えない、という事。

直死の眼【ちょくしのめ】【その他】
 式の持つ異能。魔眼と呼ばれる魔術行使と似た性質を持つが、分類的には超能力。
 概念でしかない『存在の死』を視覚情報として捉える事が出来る。
 死は線となって存在の表面に浮き彫りにされ、その線を裂かれたモノは材質・性質問わずに『死』に至る。
 二年間に亘る昏睡状態によって長く「 」に触れていた為、両義式が持ってしまった力。
 もともと式という体に死の線を視る機能があり、事故によって覚醒しただけの話。
 もっとも、直死の眼は『両儀式』という体が持つ機能の一端にすぎないのだが。

 魔眼と脳はセットということで。
 例えば『月姫』の遠野志貴は通常、式のように概念を切ることができないのですが、
 これは魔眼を使用する者の脳のスペックの違いなんです。
 遠野志貴は「概念」を捉えるという点においてはスペックが向いていない。
 式は「 」にふれて事象の視覚化に特化し、志貴は死に沈んでいて生物殺しに特化した、という事でひとつ。
 ちなみに浅上藤乃の魔眼も同じです。
 「あれは曲げられない」と彼女が認識したものは曲げられなくなってしまう。

Q. 式は直死の魔眼で万物の死を視れるわけですが、それにリスクはないのですか?
奈:実はない。なんという……無敵キャラ!
 でもアレを視続ける事がどれほど奇怪で気持ち悪くなる事か、四章を観た君なら分かるはず。
武:脳にかかる負担とかはないの? 月姫では人格崩壊直前まで行ってたけど……
奈:月姫の志貴はもともとそこまで異能な人たちじゃなかったでしょ。あって浄眼レベル。
 式はほら、両儀の人たちが何百年とかけて培ってきた「殻」の最高傑作だから……
 もう性能自体がチートなのです。アレに繋がっていて、かつ、昏睡している時に死の概念を学んだのですから、もう呼吸をするが如しですよ。

Q. 昏睡から醒めたばかりでも運動神経抜群な式さん。あれは、天性の能力なのでしょうか?
奈:幼少の頃よりたたき込まれた身体機能+天性の勘の良さって事で。
武:……んー、でもなあ。昏睡中もマッサージしてたからって目覚めて数日であの動きは……
奈:式の事だから、ものすごい勢いでリハビリしてたんですよ!一日の半分は地獄リハビリ、半分は部屋でアンニュイ、みたいな!

Q. 式が刀を持った時は、ナイフを持った時と比べてどの程度強くなるのでしょうか?
奈:ナイフ式相手に、刀式がらっきょ無双できるぐらい違います。
武:すげえ!!…の、か?
奈:もっと身近な例で言うと、五章中盤の華、マンションでの戦闘シーンでの式が「刀式」、住人の皆さんが「ナイフ式」。

刀を手に取った式は、魔眼の力なくしても魔と拮抗し、瀬尾晶じみた未来視さえ可能にする。

空識———アマラに至っているのか、 この肉体は……!
ぬかった、 最悪の毒を飲んだわ……!

【戦闘描写】

自身の叫びより遅く動き出した少女が、自身の叫びより速く活動するその異様を。

放たれた拳銃の弾丸でさえ、撃たれた後でかわせるだけの運動能力を持つ荒耶宗蓮は、完全に斬られた後に飛び退いたのだ。本人も斬られたと気がつかぬままで。

おそらく先程の式ならば5間・・・・9メートル程度の間合いさえ一歩で踏み込んできただろう。

【能力概要】


【以上を踏まえた戦闘能力】


【総当り】
最終更新:2017年02月01日 01:12