民主党ですが小沢が目立ちません
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/army/1222093683/

506 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:14:38 ID:???
なぜか農村の話になっているが、やるおでわかるヴィクトリアはロンドンな件。
やっぱ植民地からの人口流入とかもでかいんだろうか


514 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:16:24 ID:???
>>506
一番でかいのは、アイルランドからの人口流入だと思う>ろんどん


537 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:19:09 ID:???
>>514
ジャガイモ飢饉すか

549 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:22:12 ID:???
>>537
まさしく
ロンドンの貧民街の人口が一気に増え、治安が加速度的に悪化したとか

550 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:22:44 ID:???
>>537
 19世紀末に、英国政府のアイルランド英国化政策と学校法の施行によって、
アイルランド人の英会話率が上がったのですよ。
 で、英会話の出来る安い労働力と言うことで、アイルランド人が英本土へ流入したのです。

562 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:24:43 ID:???
英語率が上がってゲール語が廃れて今は発音も判らないって 一つの国で言語が丸ごと切り替わっちゃうと言うのが感覚的には良く判らなかったり

567 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:25:40 ID:???
ん?
ガリア戦記の冒頭じゃ、ガリアの西端はガルンナ川からピレネー山脈までだから
スペインを丸ごとプラスするのはおかしくないか?
ヒスパニアがなくなっちまう


580 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:27:57 ID:???
>>550
100年後あたりに、アイルランド国語化英語教育終了させて、また失業率暴騰ですっけ?>アイルランド


605 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:34:35 ID:???
>>580
そうでふ。

 大馬鹿民族主義者のエーモンド・デ・ヴァレラ大統領が、ゲール語復興運動を起こして
学校教育から英語を追放しました。

 しかも、歴史上一度も統一国歌の出来たことのない島の悲しさで、ゲール語と言っても、
方言ありまくりでですた。
 デ・ヴァレラが勝手に決めたある地方のゲール語が「統一ゲール語」になりますた
 その世代は、お婆さんも知らないゲール語を喋るようになりました。

 ただ、現実問題として、アイルランドの事実上の公用語は既に英語であり、一般家庭の会話も
英語なのですね。
 なので、英語は話せるけど英語は読めない不器用なアイルランド人ばかりになりました。
 で、その頃になると「英語も読めるインド人(=大英帝国臣民)」もブリテン島に出稼ぎにやって
きていたので、アイルランド人は簡単に職を奪われたのでした。

 しかも、移民先のアメリカでも「お前、英語読めないのかpgr」と、馬鹿にされる始末でした。

636 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:42:54 ID:???
>>605
なんで自分で統一できなかったんだろ>アイリッシュ

延々戦国時代なの? それ以前に貧しすぎた?

647 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:46:25 ID:???
>>636
>延々戦国時代
 まぁ、それに近いですね。
 あと、中途半端にイングランドと近かったのがまずかった。
 ある勢力が「もうひと息で、全島統一!」となりそうになると、対抗勢力が英本土に助力を求めちゃったり
するのですね。
 この感覚は、朝鮮王朝に似ていたりしますね。

 「オールジャパン」に拘った日本の戦国武将とは、ちょっと感覚が違います。

660 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:50:10 ID:???
>>647
第二次大戦の時も、北アイルランドを取り返すチャンスだったのに「イギリスの足元を見る」よりも
「対イギリス反骨精神」を選んで以下略とか

絶好のタイミングで政治家にも恵まれない、というのは国家として非常に不幸のような。


672 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:52:18 ID:???
>>647
となると、むしろ日本の戦国武将の国粋ぶりはどこから来るんだろう。
いきなり最初の武家政権で元寇くらったのが効いてるのかしら

682 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 01:56:17 ID:???
つか日本の妙な歴史的一体感は、世界史的に見てむしろ異常
やっぱ天皇とか絡んでいるのかな
まぁシルクロードの終着点と言うこともあったんだろうけど


690 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:01:12 ID:???
>>672
 中世以降は「キリスト教ネットワーク」が国の枠を越えていましたから。

 あとですね、これがまた日本人には理解しがたいのですが、
「当時のアイルランド人は、同じアイルランド人が自分の上に立つのを非常に嫌う」
と言うメンタリティを持っていたのですね。

 準封建時代も、アイルランド貴族はアイルランドの実力者に自分の領土を保証して貰うよりも、
顔も見たことのないイングランド王に自分の領土を保証して貰うことを望みました。

 と言うかごく一時期なんですが、イングランド王は、アイルランド貴族が明けても暮れても領地境界を巡って
紛争を起こし、その調停に疲れて
「もー、お前らなんか知らん! 勝手にしろ!」
と、今で言うなら宗主権放棄したことがあるんですよ。
 そしたら、アイルランド貴族達は「それは困る」と、揃って頭を下げに行ったのです。

693 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:04:02 ID:???
>>681
 その時代のアイルランドは「笑顔のファシズム」に支配されていた国ですから。

・大統領のデ・ヴァレラを批判する記事を書く新聞は発行停止、
・ラジオはBBCを聞けないようにして発売。
・文句言うヤツのところにはIRAがニッコリ訪問。


697 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:04:55 ID:???
>>693
こえー
三番目こえー

701 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:06:41 ID:???
>>697
・IRAなんて怖くないと言ったアイリッシュが、爆弾を巻きつけられて泣きながら帰ってきた

709 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:12:27 ID:???
>>700
同等、或いはより優れた文化だからこそ権威に成り得るんだし、独自文化醸成こそが、
「当時のアイルランド人は、同じアイルランド人が自分の上に立つのを非常に嫌う」を打ち払うんじゃないか?

713 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:14:19 ID:???
>>697
 これのおっかないのはデスね

「三年前、夕食を食べていたらパン屋のコリンおじさんがやって来ました。
 おじさんは『ゲールのために』と言って拳銃を抜き、パパの頭を撃ち抜きました。
 僕とママは、ママの従兄弟のマイケルさんのいるイングランドへ引っ越しました。
 コリンおじさんは、今もアイルランドでパン屋をやっています」

715 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:16:55 ID:???
>>709
 ローマ・ファランクスの鉄槌を受けた事もなく、バイキングからも「獲物が少ない」と見向きもされなかった島ですから。
 古代欧州2大文明(文化)の影響を全然受けていないのですよ。

716 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:17:26 ID:???
>>685
それがないんだな。
当時は印刷技術がないから中国の書物は寺院や貴族が秘蔵して部外者に読ませていないから
中国古典にいたっては謎の超テクノロジー状態。源平合戦や太平記はそれなりに好まれたけど。

戦国期に入りそういった中国古典を秘蔵する階級が衰退し、足利政権で知識や教養を
持った武家階級もほとんどが没落。だからこそ新統治体制では細川や吉良のような
武家の教養階級の家系が重要な存在にもなれた。つっても祭事礼典の知識だけど。

孫子なんて武田信玄が旗印にしていたけど、ほとんど誰も読んだことが無いどころか
超日本中から集めてもほとんどない超マイナー書物。たぶん名前も知らないのが多い。

孔孟思想にいたっては戦国期の武家社会と相容れないんで、日本で数少ない教育機関の
足利学校では中国書物に触れられたけど、そこの中国古典を用いての教育は儒学者ではなく、
易学者、早い話が戦場での占い師の養成。

718 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:18:13 ID:???
まあ、アイルランドなんて、ジャガイモが入るまで人口300万人もいなかったからなあ
文化とかなんとか言ってる余裕はないんか

719 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:18:57 ID:???
>>713
隣人がIRAかい
しかも、周囲の黙認有りか
怖いって

ソ連のチェーカーよりも怖いかもしれん

720 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:20:25 ID:???
>>717
 だからですね。
 中世前期に入っても、彼らの戦いは「得物を振りかざして吠えながら全員でダッシュ」だったのです。
 なので、十字軍戦争で洗練されたイングランド軍に凹凹にされました。


742 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:37:35 ID:???
>>722
藤原星窩みたいなとんでもない人もいたけど、基本的に皆没落していて、
江戸幕府になっての話だけど、あいつらただのチンピラゴロツキとどう違うよ、
貴族なら貴族らしく汁としかられる有様で相当酷かったらしい。
平安時代の文化や書物を大量に伝承できたのも、貴族階級よりも肥後細川家、
足利家の庶流、今の細川元総理の家系のおかげだったし、藤原星窩も
世間に絶望した、公家社会に絶望したと細川幽斎に秘伝を残したわけだし。
まあ天皇がゆすりまがいで寺銭稼いでいたからしょうがないんだろうけど・・・

中国の知識や教養が継承できたのは貴族よりも中国の経典を扱う寺社。
で四書五経が日本に広まったのは徳川家康が木版印刷で大量に刷って
おまえらちょっとは教養を身に着けなさいとやってくれたおかげ。

745 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 02:38:35 ID:???
 コレは私見なんですが。

 古代ローマ帝国やノルマン帝国の支配下にあった地方の被支配民族は
「統治されることによって『統治するノウハウ』を学んだ」
のです。
 アイルランドは幸か不幸か、イングランドが16世紀に入って本気でアイルランド統治するまで
「峠の向こう側の村を統治するノウハウ」
を知らずにいたのですね。
 と言うのも、イングランドのアイルランド統治は11世紀から始まりますが、イングランド人お得意の
「地方実力者を使った間接統治」
なので、広域行政ノウハウを知ることがなかったのです。
 アイルランド人貴族が反乱を起こし、イングランドがコレを鎮圧して反乱貴族を追放して、入れ替わりに
イングランド貴族が恩賞としてアイルランドに領地を得て、彼らが代官を送るようになって、初めて遠隔地
の統治ノウハウを知ったのです。
 そして、彼らが広域行政ノウハウを知ったのは、アイルランドが正式に大英帝国領となった18世紀頃から
なんですね。
最終更新:2009年12月31日 03:48