カエサルとポンペイウス - textlib @ ウィキ

729 名前：だよもん ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:17:01 ID:???
>717
変態！変態！大変態！！



ところでカエサルとポンペイウスの演説調べてたんだが、
この二人、まったく真逆なんだなぁ。面白すぎる対比だ。

軍団の合言葉からして
カエサルは　　　『勝利を運ぶ美の女神』
ポンペイウスは　『不敗のヘラクレス』

737 名前：名無し三等兵[sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:22:21 ID:???
>>729
リアル常勝VS不敗なのねｗ

751 名前：だよもん ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:27:18 ID:???
>737
カエサルは常勝無敗の指揮官ではないのです
負けるときは負ける、ただ再起可能な状況で負ける
そして「二度目は確実に勝つ」と言う、主人公補正がついたとしか思えない天才です

逆にポンペイウスは本当の意味で常勝無敗の化け物です
戦えば必ず勝ち、負けることは無かったのです
ただ、内乱時の彼は往年の実力と統率力がどうにも欠けていたような。


演説もコピペしてみる？

759 名前：名無し三等兵[sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:29:47 ID:???
>>751
＞コピペ
カエサルは有名だけどポンペイウスは知らないなぁ。
お願いします。

798 名前：だよもん ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:38:09 ID:???
>759
うい。コピペそのままだと読みにくいので少し補正して
同じファルサロス戦前の演説から

・ポンペイウス
「戦友諸君、導かれる者というよりも自らこの戦いを望んだ者たちよ。
　諸君らは、私がまだカエサルを飢えで弱らせようと思っていたというのに、この戦を促した。
　ならば、君達が望んだように自らを導き戦え、数において大いに優れているものの如く自らを導け。
　勝者が敗れた者にするように、若者が老人にそうするように、
　疲れていない兵士が　苦役に疲れ切った兵士たちにするように、敵を軽蔑せよ。
　力と理由（means）を、　そしてよい機会への意識を持つ者のように戦え。我々は自由と祖国のために戦っている。
　我々の側には法と立派な名声がある、そしてこれだけの数の元老院議員と騎士がいる、
　海賊の如きやりかたで支配権を確保している一人の男に対して。それでは進め、求めたのだから、
　よき希望と共に、デュラッキウムでの敵の逃走を、そして彼らを負かした時に、
　我々が一日で確保した無数の軍旗を心に思い起こして」

カエサルは長いので続けて

830 名前：だよもん ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:46:33 ID:???
>798　

・カエサル

すでに我々は恐ろしい敵に打ち勝っているぞ、戦友諸君
我々は飢えでも欠乏でもなく、男たちと戦おうとしているのだから
この日はすべてを決めるだろう。私にデュラッキウムで約束したことを思い出せ
そして私の前で互いに誓ったことを思い出せ、征服者として以外では決して戦場を立ち去るまいということを
男たちよ、これらの者はヘーラクレースの柱から遭遇してきた者と同じ
イタリアから逃げ回ってきた者たちと同じ、十年の労苦と戦闘の後に、あの大戦争を終えた後に
無数の勝利の後に、イベリアとガリアとブリタニアの四百民族を我らの支配に組み込んだ後に
名誉も凱旋式も報酬もなしに我々を解散させようとした者たちと同じである
私は彼らを、公正な条件を求めて説得することも、利益によって得ることもできなかった
知っての通り、数人は無傷で去らせた、彼らから公正な判断を得られるだろうと期待して
今日こそこれらの事実を思い起こせ、もし私に関しての
諸君らへの私の保護や信頼や贈り物の寛大さの覚えがあるなら、それも
それに、戦場に出たことの無い新兵のごとき、少年のように規範や指揮官への忠誠を軽んじる者らを
戦場を越え鍛えられた熟練兵が負かすことは難しくない。私は彼が交戦を恐れ、望んでいないとわかった
すでに彼の運命は絶頂を過ぎ、行いすべてが遅く、ためらい、もう指揮もせず、むしろ指揮されるのである
このことはただイタリア軍のみのことである、と言おう、同盟軍のことは全く考慮も、注意も、戦いもするな
彼らはシリア人、フリュギア人、リュディア人の奴隷であり、いつでも逃れるか隷属するかを求めている
彼らのことはよく知っている、諸君らも今から見るだろう、ポンペイウス自らも彼らを戦列に並べたりして頼らないのを
注意はイタリア人にのみ向けよ、これら同盟軍が犬のように諸君らの周りを走り回って怒らせようとしても
敵を逃走に追い込んだらイタリア人は自らの同胞として許そう、しかし同盟軍はほかにも恐れを吹き込まんがために殺せ
すべての前に、諸君らが勝利か死かを選ぶという約束を覚えているのならば、戦の前に宿営の壁を壊し壕を埋めよ
そうすれば勝たなかった時にも退却の場所がなくなり、敵にも、我々に宿営がなく敵のところで宿営をするように強いられていることが知れよう

858 名前：名無し三等兵[sage] 投稿日：2008/06/28(土) 20:55:58 ID:???
>>798
>>830
ポンペイウスに積極性を感じられん
カエサルの(ポンペイウスは）むしろ指揮されるものってのは良い指摘だなぁ。

904 名前：だよもん ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日：2008/06/28(土) 21:08:33 ID:???
>858
ですよねぇ。戦い方にもそれが現れているんですよ

ポンペイウスは『勝利を待った』
カエサルは『勝利を得に行った』

ポンペイウスは騎兵の迂回を待ち本隊を待機させ
カエサルは歩兵を突撃させ迂回してきた騎兵を自ら叩き潰し迂回し返した

ポンペイウスは部隊を統制し、静かに敵を待たせ
カエサルは部隊を鼓舞し、喚声を上げ突撃させた



なんか、ポンペイウスが疲れきってるんですよねぇ。




話は変わるが、毎回カエサルのところの百人隊長は燃えるんだよなぁ
100余の矢玉を盾に食らいながらも戦い続けたアレシアの百人隊長といい
ファルサロス戦のクラッシニオス
「我々が勝ちましょう、カエサルよ、あなたは私に対して生きようが死のうが、感謝をすることになるでしょう」