教会の金融機能

438 名前: 【army:610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/11(土) 20:41:35 神 ID:???
>418 わいるどうぃりぃさん ごきげんよう。
 そうそう、機装甲のお話ですが、「帝国」は東ローマ帝国のような一種の宗教帝国です。
ただ、キリスト教における、オーソドックス(正教会)、カソリック(公教会)、プロテスタント(新教会)
ピューリタン(清教徒)みたいな分派が内ゲバやりまくっていたのを、政教分離の導入と、
諸宗派の上に教皇(ただし世襲)を置いて、その会計と聖職者の人事権を握る事で、管理
することで抑えることに成功した、という国家ですから。
 というわけで、帝国の正規軍で兵役を務めると「市民」として投票権と立候補権が与え
られるという、まさしくローマ帝国的な政治制度の他民族国家でもあります。だから小説では
軍の最高司令官が「副帝」と呼ばれているんですね。皇帝=教皇ですから。


>466 わいるどうぃりぃさん
 教皇は天皇みたいな象徴的存在であり、政治は副帝と執政官(国務大臣ですね)らの
政務院と、議員で構成される元老院、そして教皇の諮問機関である枢密院(最高裁判所です)
の三つの組織で構成されます。
 で、「教会」は宗教的なよりどころであると同時に、日銀の様な国立銀行の役目を果たして
おり、「神の財を隣人愛の実践のため」貸し出す機関でもります。よって、より多くの貸し出し枠
を持てるということは、それだけ「神の信頼を受けた人」という信用を受けられるわけで。
今の銀行が本来果たすべき、信用の創出を行う役割を担っているわけです。で、教会の会計
監査は、元老院の重要任務の一つであり、教会から借りた金を返さないとか、横領するとか
いうのは、まさしく「神に対する罪」扱いされます(笑

 なので、教皇に反発するというのは、ちとつらいですね。特に貴族が。むしろそういう嫌疑が
かけられて失脚する貴族、というのはいくらでもいるでしょうが。

 なお、スオミの名前は、皇族の名前に使っていたりします(w


533 名前: 【army:610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/10/11(土) 21:16:20 神 ID:???
>523 わいるどうぃりぃさん
 ですね。教皇庁内での暗闘の結果、というのはありえるでしょう。
まあ、それが中央政府、つまり副帝や元老院あたりにバレたら、とっても楽しい未来が
待ち受けていますが(w 「帝国」の正規軍が逆に「朝敵討伐」のためにやってきますから。
最終更新:2009年02月08日 09:21