■戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 最新50  

それでは!!!! なんとかファイト

1 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:14:08 ID:sSHguyw7
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/31(木) 23:58:48 .85 ID:3A9wbuRA0
今年の最後の最後に

チンコ チンカー チンケスト

というくだらない書き込みに大爆笑してしまった…
俺のこの一年はなんだったんだろうなって思った…




2 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:41:36 ID:sSHguyw7
前ファイトと前回までのあらすじ

それでは!!! なんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277892965/


あらすじ SUPER版

たしか大魔女フーリャンがゴリラに捕まって拉致られて いかがわしい事やられる寸前に仲間が来て
戦って そしたらゴリラ強くて何度もピンチになったけど頑張ったから何やかんやで大魔女助けてゴリラも倒した
その後なんか『半永眠病』の秘密を知ったけど よく分からなかったから余計に意味不明になったけど
まぁいいか ってなって帰った
ロリコンを置き去りにしてしまったけど
まぁいいか ってなってそのままにして帰った

で家に帰ったら帰ったで今度はゴキブリが一杯でてきた
殺しても殺しても出てくるからムカついて魔法を連発してたら
ねこが殺虫剤買いに行くっつって家から出てった
でフーリャンがその後もゴキブリ殺してたらデカくてしゃべる凄いゴキブリに会った
でもキモいので殺すと次はもっとデカイ二足歩行ゴキブリと沢山の二足歩行昆虫達が出て来た
なんか知らないけどこのデカ二足歩行昆虫共はフーリャンの魔力を浴びてオッキクなっちゃって知恵も備えた『超真虫』で
それを率いるのがゴキブリのワリムツで
ワリムツは人間と虫の立場を入れ換えるとかなんとか言ってフーリャンを家から追い出した
魔法が効かなくて成す術なくて怒ったフーリャンがマイムシティに行ってチロリーンから体術習ってリベンジしに行った
そしたら家が様変わりしててその地下に巨大な帝国が出来てた
更に怒ったフーリャンがゴキブリの王を倒すため下に下りていった途中蟻のレンと出会って二人で頑張ろうってところでなんか消えた

あとねこが人攫いと戦って謎のグラサンにやられたりした




3 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:48:57 ID:iLiblKUh
立てやがったwwwwww

4 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:58:41 ID:Jcp5uY0A
たったのかwww

5 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 22:17:51 ID:sSHguyw7
大魔女フーリャン
20歳 170センチくらい ??kg 魔法使い 武器:魔術ロッド『グルヴェイグ』

世紀の最悪最凶最低最大の魔法使い
サディスティックで身勝手で冷血 で有名だぜ
一部からはパンチラ大明神などと呼ばれているぜ
超魔力を持っていて あらゆる敵を粉砕する…が 最近は魔法が効かない奴が多く出て来てなかなか快勝出来ていないぜ
そのため最近はチロリーンから体術を習ったぜ

特殊な血筋が必要とされる魔法以外なら使えない魔法はないぜ
得意な魔法は空を飛ぶフワラル系に爆発魔法のバクサーレ系
そして虐待専用ウンコ系だぜ

今はでかい虫退治に奮闘中ぜ

頭にトンガリ帽子に マントとマフラーが一体化したやつ 黒と紫を基調とした魔女っぽい服 そしてミニスカで長い黒ニーソ
とても20歳には見えないアレな服を見事に着こなしているぜ

6 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 22:46:00 ID:7a50z04w
また始めんのか、なんとかファイトとか言うウザイやつを

7 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 22:48:55 ID:sSHguyw7
ねこ(イリコ・マルダイ)
19歳? 160cm弱 ??kg 派遣忍者 武器:即席手裏剣

世界でも稀に見る生粋のサクリファイター(自己犠牲戦士)
フーリャンの言う事ならなんでも聞き 炊事洗濯(服以外)など諸々の身の回りの世話を進んでやる
というかただ単に怖くて断れないだけである

結界魔法を使う魔法使い一族の最後の生き残りで ねこの使う結界魔法はフーリャンを半日封印するくらい凄い
ただ 便利すぎるために最近はあまり使われないのだ

フーリャンからの虐待を毎日受け続けたために耐久力なら仲間うちでもトップクラス
そしてそのスピードも自慢 電車とも競えるぜ

毛並みが最悪で 頭の上の方の髪の毛を猫耳の用に固めている
服はノースリーブ黒づくめの忍服
腰に巻いた帯の余った部分を尻尾に見立てている所からねこの遊び心が伺える
ただ忍者がする格好でない

8 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 02:40:18 ID:T9Lgo0dW
うさぎ(チコ・リーター)
18歳 170cm弱 ??kg 派遣忍者 武器:鉄脚

野生に生きたジャングル少女
とても頭が残念で難しい話は解らないぞ
同じ派遣忍者のねことは親友関係だ!!!!!!!!!!!!!!!!
時たま一緒にフーリャンの身の回り世話を手伝うが
バカでペースが遅いのでフーリャンからは全く頼りにされていないんだぜ

蹴り一発の威力はフーリャンの魔法にも匹敵するメガトン級ぜ!

現在は仕事のため派遣忍者の秘密アジト『土竜の里』に戻っている

ねこ同様ノースリーブ忍服 しかし色はピンクだ
腹の部分がハートマークの形に開いていて意味もなく健康的な臍を見せびらかしているぜよ
足は必要以上にブカッとした長ズボンを履いているんだ
中には 自身の強力な蹴りの反動で足が痛まないように衝撃を吸収するワタみたいなものを詰めているようだぜ
頭にはウサ耳バンド
そして頭の左右にはクソぶっといおさげがぶら下がっているぜ

9 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 03:00:47 ID:T9Lgo0dW
サナバー・ステーキー
21歳 175cmくらい ??kg 魔術学者 武器:杖二刀流(右・ポルス 左・ゼット)

フーリャンチームの中の頭脳的存在で チェリー魔法使い
いじられ役で そのうえ回りに流されやすく生粋のThe草食系である
だが 胸の奥底にしまった熱きハートは人一倍で
フーリャンがゴリラに捕われてしまった時は 他の仲間に指示を飛ばし
そして自身の体をなげうって見事フーリャンを助け出したんだ

振り回されてばかりでウンザリとしているようにも見えるけど
実はフーリャンをただの仲間以上に意識しているようだが 本人はそれは間違いだ と思うようにしている
きっと彼もドMなんだ

魔獣リリスにもよくイジられている

なんかよく分からないローブ的なものを着ていて 2本の杖を背中に装着している(戦闘時以外は基本使わない)

10 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 03:23:22 ID:T9Lgo0dW
勇者チロリーン
20歳 175cmくらい ??kg 勇者 武器:勇者の剛拳

腕っ節が自慢の漢女格闘化(おとめファイター)だ!!!!!!!
鍛えぬかれた肉体と磨きぬかれた技で敵をKOするぞ!!!!!!!
勇者拳法という由緒正しくはない武術を使いこなすんだ!!!!!
死んだ兄・ペロスケをこよなく慕っている!!!!!!!!
ペロスケは真っ当な勇者を継承せしスーパー戦士だった!!!!!!
勇者剣法でいかなる敵もぶった切っていた!!!! という夢を見た!!!!!!!!!!!
EDであり フーリャンの元彼でもあったぞ(ただし名ばかり)!!!!!!!!!!!!

チロリーンは
勇者っぽく剣を装備しているものの ただの飾りでただの模造刀らしい ただ邪魔なだけなんだ!!!!!!!
全身に包帯だかサラシだかを巻いており 胸鎧を装備し
股間ガード付きのベルトみたいなヨロイも装着しているぞ!!!!!!
それにはデカデカと『勇者』の文字が縦に書かれている のだが…!!!!!





マ男者に見える!!!!!!!!!!!!
自作で無理したせいだろう!!!!!!!!!

髪の毛は訳がわからなくて 勾玉の形の髪止めを使用しているよ!!!!!!!!!!!
そして地面スレスレまで伸びる巨大なポニーテールが特徴だね★!!!!!!!!!!!!!!!!

11 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 07:53:35 ID:T9Lgo0dW
マリモス・リロンコ
35歳 190cmくらい ??kg 騎士 武器:超長剣ロードオブリスク 無双盾コンヴィヴィウム


ロリコン

以上

12 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 13:11:28 ID:T9Lgo0dW
ワラース・ベルベッチ
24歳 160cm代 ??kg ニート 武器:ガス爆発槍ワラワラ

いヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒャアヒャアヒャアヒャヒャアヒャアァヒィイィヒャアァアァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!
つァッべラァッぶふーッゲホォッ!!!! フヒフヒフヒヒーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もいぃぃぃぃーーーーんッひふふひひふひふひふひひひひひひひひひひひひひぃひぃぃひぃひぃぃひぃーーーー!!!!!!!!!!!!
わっはヒャハハハハハハッッ… …げほっほォはァーーーーほァホァァァーーーーーッブススーーーーーー!!!!!!!!
らららららららららららららららららはははぁーーーーーーーーーーーいッ!!!!!!
っばゃッッッッッッッッッッッカッッッッッッカッッッッッッッッッッ…コオッ!!!!!!!!!
てへ♪
いぎほっほっふっちゃあぁッヒャマァ〜〜〜〜〜〜ョ!!!!!!!!
るーるーるるるるるーるー るーるーるるるるるー


アフロヘアーでへへへっ… アフ…ぶふゥッ!!! ロにィ…ひひひひッ…
グラサンをホッ引っ掛けていーーーーーッヒャアァッ!!!!!
服装はアロハシャツにタンパンというラフなものだ

13 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 19:37:37 ID:T9Lgo0dW
エンデリル・デヴァー
21歳 170cm代 ??kg 記者 武器:ペン メモ帳 カメラ マイク(全てカバさんマークの“鈍まいける”製)

世の中にこいつを知らない人間はいないという程の有名一流記者
社会派ニュースから政治 芸能 スポーツ 更にはご近所の噂話まで
気になった事ならトコトン調べまくる変態気質
職業が違えばブタ箱確定であろう

雑誌によっては漫画等もも描いていて
素晴らしい描写力で笑いを誘うぞ

気さくだがとてもうるさく そしてテンションが高い
フーリャンは面倒臭がってあまり相手はしないが
チロリーンとサナバーは突っ込みながらエンデリルの相手をしている
面白い奴が好き

トレードマークは記者っぽい帽子
カメラのフィルムやメモ帳にペンなど たくさんの記者セットをしまうため服にはポケットがたくさん付いている

14 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 22:31:00 ID:T9Lgo0dW
リリス
性別なし 3000歳くらい 150cm代 ??kg 精神攻撃用毒舌魔獣 武器:魔眼(視力両3.0)

フーリャンの持つ4つの召喚リングのうちの一つに住まう魔獣
口が悪くて 性格も悪い
とても飼い主(フーリャン)に似てしまった

人間の姿をしているが 本来は醜悪な怪物である
リリスの眼力には様々な力が宿っていて
戦闘型ではないもののソレらを上手く使いこなす事で十分に戦えるZ

一度死んだと思われたが
前の主人が残してくれた魔力のおかげで復活出来たらしい

ロングヘヤーで顔の左半分が髪の毛で隠れている その下に左目はない
魔獣は単眼が基本なのです

超スーパーロングコートを羽織っている
そのコートの中 上は確認出来ないが 下はどうやらズボンを履いているようです

15 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 23:46:14 ID:T9Lgo0dW
相関図

フーリャン → ねこ 【使える手下】
      → うさぎ 【バカ】
      → サナバー 【ジジイキャラはもう限界】
      → チロリーン 【バカ】
      → エンデリル 【うざい】
      → ワラース 【絡みづらい】
      → マリモス 【死ね】
      → リリス 【良い子】


ねこ → フーリャン 【友達?】
   → うさぎ 【大親友】
   → サナバー 【頼れる】
   → チロリーン 【髪質に憧れ】
   → エンデリル 【忍者だとスクープされたら怖い】
   → ワラース 【よく分からない】
   → マリモス 【微妙】
   → リリス 【お友達】


うさぎ → フーリャン 【友達】
    → ねこ 【大親友】
    → サナバー 【じっちゃん】
    → チロリーン 【ポニーテール凄い】
    → エンデリル 【何言ってるか分からない】
    → ワラース 【怖い】
    → マリモス 【存在を無視】
    → リリス 【友達】


サナバー → フーリャン 【ちょっと意識している】

     → ねこ 【フーリャンにこき使われてて不憫】

     → うさぎ 【妹的かわいさ】

     → チロリーン 【敵いそうにない】

     → エンデリル 【気が合う】

     → ワラース 【頭の回転の早さに関心】

     → マリモス 【ほどほどにしておけ】

     → リリス 【わしをイジるな】

16 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 05:43:43 ID:xQTh1QRU
チロリーン → フーリャン 【いつか超えてやる】
      → ねこ 【良い人なのにかわいそう】
      → うさぎ 【蹴り技凄い】
      → サナバー 【なんでジジイキャラなの?】
      → エンデリル 【突っ込む】
      → ワラース 【笑うな】
      → マリモス 【戦士としてなら尊敬するが人としては…】
      → リリス 【性格がフーリャンに似ていてむかつく】


エンデリル → フーリャン 【本当はもっと取材したい】
      → ねこ 【これがコスプレーヤーってやつ?】
      → うさぎ 【話し掛けると難しい顔される】
      → サナバー 【気が合う】
      → チロリーン 【相方】
      → ワラース 【変なやつ】
      → マリモス 【不思議】
      → リリス 【無視されてる】


リリス → フーリャン 【大好き】
    → ねこ 【友達】
    → うさぎ 【友達】
    → サナバー 【お気に入り】
    → チロリーン 【バカ】
    → エンデリル 【興味なし】
    → ワラース 【興味なし】
     → マリモス 【興味なし】


ワラース → フーリャン 【笑える】
     → ねこ 【笑える】
     → うさぎ 【笑える】
     → サナバー 【笑える】
     → チロリーン 【笑える】
     → エンデリル 【笑える】
     → マリモス 【笑えない】
     → リリス 【笑える】


マリモス → フーリャン 【またエンジェルレディになって】
     → ねこ 【レディ】
     → うさぎ 【レディ】
     → サナバー 【髭推奨】
     → エンデリル 【愉快な人】
     → ワラース 【侮れない】
     → リリス 【レディ】

17 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 08:10:42 ID:xQTh1QRU
その他の登場人物

マエラド
50代? 170cm代(人間時) 6m(ゴリラ時) 夢案内人 技:人間姿時・夢催眠 ゴリラ姿時・夢体術

普段は紳士風の男だが 実体がなく幽霊のようで触れる事が出来ない
この姿の時は夢催眠という幻術で敵を惑わせる

しかし巨大なゴリラ姿になると実体を持つようになり
この姿になると相手に認識されない体技を繰り出す夢体術を使いこなす

人の夢と夢の境界を取り除くレムの種を使い たくさんの人を目覚めなき奇病『半永眠病』にしてきたが
大魔女フーリャン達との夢現城での激闘の末破れ 消滅

以前は夢現城で夢についての研究をしていたようだ



ミャンチュー・ミャミャミャ〜ミャン☆
27歳 180cm代 バーサーカー 武器:凶悪拳

拷問の末 大魔女フーリャンに吹き飛ばされ行方不明


ワリムツ
2m 200kg オオメンガタブラベルスゴキブリ

恐怖の象徴ゴキブリがフーリャンの魔力を浴びて巨大化し知恵を得た
自分の様にフーリャンの魔力で進化した『超真虫』達を集め フーリャン家の地下に帝国を作り上げ自らを王として世界の支配を企む
一見すると着ぐるみを来たおっちゃん

頭に王冠を付けている



レン
150cm 40kg サムライアリ 武器:槍

アリの超真虫
超真虫の帝国ではアリは奴隷扱いで
過酷な労働で仲間が倒れていく中
ワリムツに「アリがとう」とダジャレを言われたのに怒り
そして ワリムツにとらえられ洗脳された女王蟻を助け出すために一人(匹)立ち上がりフーリャンに協力を申し出る
フーリャンに虫版のねこの様だと言われた

18 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 09:55:05 ID:xQTh1QRU
・半永眠病
 眠ったまま目覚めなくなる奇病
 マエラドが無差別で人に与えるレムの種を食べたりするとと半永眠病になっちゃう
 半永眠病中はお腹も減らず水もいらない
 半永眠病患者に危害を加えようとすると半永眠病患者の体からバリアが出たり
 危害を加えようとしたものを吹き飛ばしたりする  原理は不明


・夢の世界
 フーリャンなど 心の扉を開く鍵を生み出した者だけが行ける世界
 夢の世界は常識はずれのなんでもアリな世界で その姿は人によって様々だ

・まどろみの箱
 夢の世界の奥底にある篭のようなもの
 人の精神体がこのまどろみの箱の中に入ると眠りが始まるのだ

・守夢獣
 半永眠病になった者の夢の世界の中にだけ存在する怪物
 守夢獣がまどろみの箱に錠をかけるから半永眠病患者は目覚める事が出来ないのだ
 守夢獣を倒すと錠は消えて 半永眠病患者も目覚める
 半永眠病にかかってから時間が経つにつれて 一分咲き→二分咲き→三分咲き…と段階が上がり強くなってゆく

・夢魔獣
 守夢獣が夢の世界ではなく現実世界に現れるとこの名称になる

・夢現城
 10年以上前まで夢についての研究が行われたディスティ山脈にある山と一体化した城

・夢現第二世界計画
 全ての人の夢の世界を一つにして 夢の世界を第二の現実にしようっていう計画
 研究者達は古代魔術の知識と技を使い計画の重要な鍵となるレムの種を作り出すまでに成功したが…

・レムの種
 研究者達が長年の研究の末に作り出した魔樹(聖樹)から取れる種
 この種は人の夢と夢の境界を取り払う効果がある 夢の中でも意識をはっきりと保てるようにもなるらしい
 夢の世界を現実にするためには必要不可欠なものだが
 副作用で『半永眠病』になってしまう明らかな欠陥品だった
 マエラドはそれを知りながら人々に配り回っていたようだが その真意は不明だ
 ちなみに レムの種を液体と一緒に取り込むと半永眠病になるまでに多少間があく
 よく 分からん

・生きた屍
 守夢獣が倒されず目覚めないままの半永眠病患者の行き着く先
 こうなると 生きているのか死んでいるのか分からない まるで人形のようになってしまうらしい
 この状態が確認されたのは夢現城の研究日誌に記されていた研究員の一人アナルーダーのみなので詳細は不明っち


・魔反会
 『世界魔術反対委員会』 つまり魔反会
 魔法使いを否定し 裏で殺し屋を使って暗殺を行っている陰気な集まり
 フーリャンやサナバーなどの魔法使い達からは当然ながら嫌われている
 近々なんらかの大きな事をやらかすつもりらしい

・超真虫
 フーリャン宅にいる虫がフーリャンの魔力で進化し 急速に巨大化・知能発達したのが超真虫
 大きくなってもそれぞれの昆虫が持っていた特性はそのままど 戦うと手ごわい
 フーリャンの強大な魔力で進化した存在なので魔法にはとても強く 無効化する
超真虫達はフーリャン宅の地下に巨大帝国を築き上げている
ボスはゴキブリのワリムツ

19 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 10:09:40 ID:xQTh1QRU
レン「……ッ!」
ギリ…!

大魔女「レン」

レン「…はっ! ご…ごめん」

大魔女「いいわ それより強いやつはどっち?」

レン「ダンゴムシのペイル…だね
あいつが番人隊長さ 『剛天外殻』という特に意味はない異名を持った超真虫だよ…!」

大魔女「そう なら奴は私がやるわ
あんたは蚊をやりなさい」

レン「…ぼくが…! 番人副隊長と……!!」

大魔女「出来る? なんなら私が2体やっちゃうわよ」

レン「いや…やるよ…! やってみせる…!!」
ギッ

大魔女「その意気よ じゃあちょっと耳を貸しなさい」



――――…


ペイル「あーもー暇だ暇だゴン!!
もうこりゃ丸まるしかねぇよ!!!!」
まるーん

ブサーク「いいなーソレ」

ザッ!
大魔女「あらあら こりゃまた蹴りやすそうな玉が転がってること」

くるりんパッ!
ペイル「誰だゴン!!!!」

大魔女「人間様よ」
ドンッ

ペイル「人間?!!」

ブサーク「…はっ!! こいつ知ってるっスよ!!!
マザーだ!!!!!」

ペイル「なにっ?!!!!」

20 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 13:51:50 ID:xQTh1QRU
ペイル「何故マザーが帝国内に入り込んでいるんだゴン!?」

大魔女「虫の駆除よ この私自ら」
ニィッ

ペイル「な…なニィッ」

ブサーク「隊長! どうします…!?」

ペイル「どうするってェ… ゴッ!?」

ビュッ バキーーッ!!!

大魔女「…ッつぅ! バカほど固いわね!」

ペイル「ゴゴォッ!攻撃は宣戦の証ッ!!!!
ブサーク! 下に連絡しろゴン!!」

ブサーク「ブラジャー!!!
ミーは通信能力を持ってないから通信室に行ってきマンモス!!!!!」
ダッ

大魔女「あっ 待ちなさい」

ペイル「よそ見してんじゃねーゴン!!!!」
ブォッ

大魔女「…ぬっ!!」
ガカァンッ!!

ペイル「今に兵達がやってくるゴン! それまで俺が相手してやるゴォッ!!!」

大魔女「ふふん…援軍なんてやってくるかしらね…」

ペイル「なに!?」


――――…

タタタタッ
ブサーク「はぁはぁはぁ…あっちー!!!!!」

ビュオッ!!!!

ササッ
ブサーク「うおっ?! 槍!!?
何者だ!!!!!!」

ババンッ!
レン「ぼくが相手だぁーーッ!!!!!」

21 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 14:51:27 ID:xQTh1QRU
ブサーク「なんだー!テメー!!
奴隷の蟻じゃないか!? なんで牢から出ていやがる!!」

レン「……」
ギラリッ!!

ブサーク「テ テメー!!!
奴隷の分際で番人副隊長のミーに槍を向けるのか!!!
何が目的だ!!」

レン「ここは通さない!!」

ブサーク「なに…?!
…テメーまさか あの人間に手を貸しているのか!?
クソが…一応は超真虫でありながらッ!!!!!」
ブチブチッ
ブサーク「反逆者は殺す! 首は王へと献上しよう!!
そして反逆者と同類の他の蟻共も全員死刑だ!!!」
キラーンッ

レン「…!」

ブサーク「ミーのこのマウスピア(口槍)でそんなボロ槍なんざブッ壊してやるカカーッ!!!」

レン「うおぉーーーーッ!!!!」
バーッ


―――…

ペイル「オラオラオラーッ!!!!」
ガンッ ガガァンッ!!!

大魔女「…ちぃっ!」
ガッ ガッ

ペイル「どうだ俺の攻防一体の装甲体技『ダンゴダンス』のお味はーーーッ!!!!
その柔肌にゃちときついゴンなー!? 」

大魔女「……!」

22 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 16:29:27 ID:xQTh1QRU

ドッ ガガァッ!! バキッ!!!

大魔女「…ふッ はぁッ」
バシッ ヒュアッ

ペイル(こいつ…なかなかやりやがるゴン!!
俺の攻撃をことごとくいなしてやがるゴン!!!!
…だが…)

大魔女「魔女キーーック!!!!!」
ガキィーーーンッ!!!!!!!!
大魔女「魔女振り下ろし斧チョップ!!!!」
バシッ!!!

しゅうううぅ…
ペイル「……」

大魔女「ハイドボム バクサ メコレ!」


ズッッ ドーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!


ジュオオオオオオォ…
ペイル「……効かんゴン!!! 超真虫に魔法はなぁーーーッ!!!!
そんな事は身に染みて分かってるだろーーーッ?!!!!」

大魔女「…そうね」

ペイル「ゴッホッホッホ!!!!!!!
俺の攻撃をうまく捌いてるのは評価してやるが それだけだゴンな!!!!!
お前の魔法も打撃も俺には効かない
故にお前に勝ち目はないんだゴンマザーさんよーーーーーー!!!!!!」
ドドドドドッ

大魔女「そうね …普通の攻撃なら …ね」

ペイル「オラーッ」
ダヒュンッ くるるんっ
ペイル「ペイルボール!!! 突撃!!!!
内蔵ぶちまけたらーーーーゴンッ!!!!!!」

ギャルルルルルルルルッ!!!!!!


大魔女「……ちょうどいい
あんたは 私の“魔体術”の実験台になってもらうわ!!」
ギンッ

23 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 17:21:40 ID:xQTh1QRU
ギャラララララララッ!!!!!!!
ペイル「死ねねねねねねねねねねねねねねねねェッ!!!!!!!!」

大魔女「!」
サッ

ペイル「ゴッハハハハハァーーッ!!!!
ガードなんて無駄だゴン!! その腕ごと体をへし折るゴォーーーーン!!!」
ギャララァ〜〜〜〜ッ!!!!!!

ドゴガァーーーーーーンッッ!!!!!!!!

ペイル「直撃ィッ ……!!?」

ビリビリッ!!!
大魔女「……おおぉ…!」
ギリリッ

ペイル「なっ!! 止めた!!?
そんな細腕の防御で俺のペイルボールが止められただと?!!」

大魔女「突っ張りキック!!!!」
ガッ!

ペイル「はげおッ!!!」
ズザザーッ


大魔女「…フー…上手くいったわ…」
バチバチィッ

ペイル「なん…だゴ!?
マザーの体に…電気が走っている…!!?」

大魔女「……私の体に電気を流して体を硬直させて防御力をアップさせたのよ!!
これぞ! 私が編み出した魔法と体術の新境地!!!!
『魔体術』よ!!!!!!!」
ドンッ!!!

ペイル「な…なにーーーーーッ!!!!!」
ガーン!!!

大魔女「普通にバリア魔法使って攻撃防げばいいじゃん という野暮な突っ込みは受け付けないからねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!

24 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 20:12:37 ID:xQTh1QRU
ペイル「魔法と体術をミックスさせただとゴォンッ?!
そんなのアリかゴン!!!!」

大魔女「アリもアリ 大アリよ
私なら何をしても大アリなわけよ
アリはアリでもアッチのアリじゃなくってよ
まぁ人間様の応用力の素晴らしさ ここが単細胞の虫との違いよね」

ペイル「馬鹿にするなーーーーッ!!!!」
ダダッ

大魔女「…ふふん」
ヒュルルルッ

ペイル「特攻ダンゴーーーー!!!!!!」
ドドドォーーーーッ!!!!


――――

ヒュタンッ
大魔女「…あらあら?」

バッ!
ペイル「!!? いつの間に背後に…!!!!」

大魔女「私の足に風を纏わせ素早さを上げる…
魔体術『韋駄天足』よ!!」

ペイル「は…はやすぎるゴォォッッ!!!!!!」

大魔女「…さぁ 最後よ」
ボウッ!!

ペイル「手に炎が……!!」

大魔女「喰らいなさい!!! 鉄をも焼き砕く究極の拳!!!
『スーパー焼死パンチ』をッ!!!!」
ボオウッッ!!!

ペイル「ゴ…ゴヒイイイイイイイイッ!!!!!」

25 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 21:53:57 ID:xQTh1QRU
ドギャボボオォーーーーーーーーーンッッ!!!!!!


ペイル「ギャーーーーーーーーーッ!!!!!!!
熱いーーーーーー!!!!! 体の芯から熱せられるゴーーーーーーーッ!!!!!!!
これが冬ならーーーーーーーーーーッ!!!!!! これが冬ならァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ジュボボボボォォ!!
大魔女「残念だったわね 今は夏
さぁ消し炭カウントダウンが始まるわ
5…4…3……」

ペイル「2ーーーーー!!!!!!
1ィィィィィィィィィィィィィィィ……ッ」

大魔女「…ボンッ!」


ボゴォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!
ペイル「ナウシくァアァーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボシュウウゥ…



大魔女「…ふー…」

大魔女「威力・使い勝手共に申し分ないわ
使い方次第で戦略の幅が予想以上に広がりそうね
…ふふ 悪いわねボケ妹 私は既にあんたを越えてしまったわ…」



――――…

ボケ妹「勇者ッッ!!!!!!!!!」
ベショーッ

サナバー「ど どうしたチロリーンちゃん!」

ボケ妹「あぁ…ただのくしゃみだよ」

サナバー「今のくしゃみ!!!!?」

26 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 23:23:11 ID:xQTh1QRU
レン「これならどうだ!!!
回転も加えてやる!!!!!」
ギャギャギャアァーッ!!

ブサーク「な なんぞーーー!!!!」

ゴキイィィィィンッッ!!!!!!

ブサーク「もあーーーーーッ!!!!!
ミーのマウスピアが折れチマッタッーーー!!!!
アリの分際でェ……!!!!!!!」

タタタタタ…
レン「これで分かったかッ アリは戦士!! 強いんだ!!!!!
スパイラルスピア!!!!!!」

ズバッシャーーーーッ!!!!!!

ブサーク「ヤ…ブ… カーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ドカーーンッ!!!!


レン「ハァ…ハァ… …勝った…勝てた…!
勝ったんだ…番人副隊長に…!!
やったぁ…やったーーーー!!!!」

ザッザッ
大魔女「あら 今終わったのね」

ビクッ
レン「アントッ!! フーリャンりん!!!
た…倒したの?! 番人隊長ペイルを!!?」

大魔女「当たり前じゃない 楽勝よ
つかあんた何もうボロ絹みたいになってんのよ
先が思いやられるわね 行くわよ」
ザッザッザッ…

レン「……」

レン「じ 自信なくすなぁ…」
ズーン…

27 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 00:37:15 ID:YtV3xYST
そのころのねこ…


カタカタカタカタ…



ググ…
ねこ「…んにゃ……む… …!」

ガバッ!!
ねこ「はっ!! ここは!」

ミミ美「あ…ねこさん! だ…大丈夫ですかっ」

ねこ「ミミ美ちゃん! ……えっと… ここは…」

ミミ美「あ… ここは今トラックの中です…
私達は人攫いに捕まってどこかへ連れてかれているようですよ…」

ねこ「…は そ…そっか
にゃん…人攫いと戦って勝ったけど 後ろから殴られて気絶しちゃったんだ…
いっつつ… 人攫いの仲間がまだいたなんて」

ミミ美「あ…だ 大丈夫なんですか?
あれほど強く殴られたのに」

ねこ「うにゃ 殴られ慣れてるから大丈夫だよぅ」

ミミ美「は…はぁ…」

ねこ「バガヒサンどころじゃないや…もう…
どうしよう……」
キョロキョロ…

ねこ「…この扉…鍵掛かってるけど簡単に開けられそう
…ミミ美ちゃん 今にゃんが鍵開けてあげるから逃げるといいよ」

ミミ美「あ…でもあなた…は?」

ねこ「…にゃんは… このまま奴らのアジトまで行くよぅ…!
正義の忍者として…悪い人攫い達は放っておけない…!」
ドンッ!

《いつから正義の忍者になったんだ》

28 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 01:17:54 ID:YtV3xYST
カチャカチャカチャカチャ…
ねこ「む〜〜〜〜…」

ミミ美「…開きません?」

ねこ「…………」
ガチャッ ガチャガチャッ

ねこ「…にゃむぅ… …!
……手刀手裏剣ッ 憤怒ッ!!」
バキッ!!

ミミ美「あ…わァ凄い!
チョップで鍵を壊すなんて!」

ねこ「ら…楽勝だよぅ」
じんじん…
ねこ「さ ミミ美ちゃん ここから逃げられるよぅ」

ミミ美「……」

ねこ「どうしたの?」

ミミ美「あ…いや……
……私も… 逃げずにここに留まっていようかと…」

ねこ「な…なんでぇ?!
今向かってるのは人攫い達のアジトだよぅ!?」

ミミ美「ここで私が逃げたら…ねこさんが疑われる…
そうなったら人攫い達を懲らしめるどころじゃなくなっちゃいますよ」

ねこ「そうかもしれないけど…」

ミミ美「私も行きます
私は弱いけど ねこさんと一緒に人攫い達を懲らしめたいです!」

ねこ「ミミ美ちゃん…
…分かった でもにゃんはミミ美ちゃんに危ない事させるつもりはないからね!
やるならにゃん一人でやるよぅ!!」

ミミ美「あ…は…はい…」

29 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 03:50:24 ID:YtV3xYST
ガチャ…キイィ〜〜〜…


ねこ「じーーー…」

ミミ美「なにを?」

ねこ「外見てんの! 外の風景から今どこを走ってんのか特定しようと思ってんだよぅ」

ミミ美「あ…なる ほど…」

ねこ「でも分かんないよぅ…
どこかの森の中を走ってるみたいだけど
うーん困っ」


ガタタンッ!!!

ガリッ
ねこ「ブシャーーーーーーーーーッ 舌噛んだーーーーーーーーーッ!!!!!!」
ゴロゴロゴロ!!!

ミミ美「だ…大丈夫ですかぁっ」


ブロロロロロ… キキイィーーー…


ミミ美「あ…! 止まった!」

ねこ「あややっ!? 到着しちゃった!!?
…よーし 一応気絶しとこ!!
必殺忍法『仮死休一の術』!!!」
バタッ!!

ねこ「きゅう」


―――…

ガチャンッ!! ギキィィーッ!!

ハゲA「着いたぞ 降りろ!」

ハゲB「ん? アレ!? こいつ死んでね!!?」


ねこ「きゅう〜…」
ちーん


ハゲA「………気絶してるだけじゃねーか まぎらわしい
連れてくぞオラ 俺達のアジト『闇上がり突風熱血部屋』にな!!」
ドンッ!!


ミミ美(……だっさッ!!!!)

30 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 06:55:36 ID:sjJStl4C
くしゃみw

31 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 07:51:31 ID:YtV3xYST
ザッ…ザッ…


ミミ美「く…暗い…」

ハゲB「黙って歩けゴラァ」


ザッザッザッ… ガヤガヤガヤガヤ

グラサン「ボス 戻りました」


??「おーーーー! マイトォ! 遅かったなぁ!!
グラサンでも選んでたか!!!?」
ドンッ!!!

《大型人攫い集団『にゃんこ』リーダー たましい》

たましい「今日は何十人連れて来た?」

ハゲA「いや…今日は2人だけで」

たましい「なにぃ!? マイトにしちゃ珍しく少ねーじゃねーかよ?」

ハゲB「実はそれには深い訳がですね」

たましい「え!?? 誰!!!?
ダブルハゲ誰!!!!?」

ハゲB「ハゲじゃねーっすよ!!!
俺様には自慢のモヒカンが……ない!!!!!
そうかァ!! あの女にやられちまったんだぁ畜生ッ!!!!!!」

たましい「女ってそのマイトが抱えてる毛並みがヤバイやつか?」

ハゲA「へい」

たましい「ほぉう…ふむ…
……で… なんでそいつは気を失ったフリしてんだ?」


マイト「!!?」

ハゲA&B『!!!!?』

ミミ美「っ!!」


ねこ「……!」

32 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 09:45:28 ID:YtV3xYST
ねこ(バ…バレた…?!
い…いや…それはない! にゃんの仮死休一の術は完璧なんだもん!!)
ドキドキ

ハゲA「起きてんのか テメー!!!!」

ねこ「………」
タラタラ

たましい「おーおー随分粘りやがるじゃねーのよ
大方『仮死休一の術』だろぉ?」

ねこ(…!? なんで術の名を…!!?)

たましい「こういうのはこうやって起こした方がはえーぜ」
バッ

ガタタァッ!!

ねこ「!!! ……」

《↑押し倒されるねこ》


ミミ美「ね…ねこさんに何をするのっ!」

たましい「こうするんだよ」
ぬぎ

ミミ美「きゃっ?!!」

ぬぎぬぎぬぎ
たましい「くらえ 爆臭の術!!」


ブボチュブボゥボボゥボォッ!!!!!!! ブリッ!!!!!!!!



ガババーッ
ねこ「おんブーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ゴロゴロゴロッ!!

たましい「わははは 目覚めは快気的じゃなきゃあな!!」

33 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 10:25:19 ID:YtV3xYST
ねこ「ほんげげゲェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!」
ゴロゴロ

たましい「わははは おもちゃか お前は」

ねこ「(な…なんという悪激臭ッ!!! 鼻が裏返りそう!!!!
普段 フーリャンちゃんのウンコ メコレで鍛えてるにゃんでも耐え切れないベリー バット スメル!!!!!!!)
おええぇーーーーーッ!!!!!」

ミミ美「あぁ…ねこさんっ」

ねこ(こ…これは『爆臭の術』だ!!!!
体中の臭気全てを一つにまとめて気〔湯気の出る身体エネルギー〕とブレンドして肛門から放出するれっきとした禁術!!!
なんでこんな人攫い集団のリーダーがこんな術をッ?!)
よろ…ガクガク…

たましい「満身創痍だな」

ねこ「あ…あなた何者…!
なんで忍術使えるの…! まさか…忍者!?」

たましい「さぁね 俺の事ァどうでもいいじゃねぇのよ
んー…しかしお前… 猫ちゃんみたいだなぁ
へへ…俺ァ猫が大好きなんだ… 気に入ったぜ
お前は俺の飼い猫に決定だ!!」
ドンッ!

ねこ「はやぁ?!!」

34 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 10:49:24 ID:sjJStl4C
禁術ってw

35 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 12:18:26 ID:rWO8YzMi
これっていったいいつからやってんだ?

36 名前:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219852732/:2010/08/16(月) 16:00:35 ID:YtV3xYST
ねこ「か…飼い猫…?」

たましい「そうだ! この俺の飼い猫ちゃんだーー!
光栄だろう!!」

ねこ「いや 嫌に決まってんじゃん!! この変態ィーーー!!!」

たましい「なんだとぅ!!?
てめー正気の助かよ!!!! 猫だぞ猫!!!!!」

ねこ「にゃんはどちらかといえばいぬ派なのーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ドンッ!!

たましい「えぇーーーーー!!!!!
その格好して言うかーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ガーンッ!!!!

ねこ「だから…飼い猫なんてお断だりッ!!!!!!!!
にゃん必殺の普通手裏剣!!!!!!」
シュビッ


ズアァーーーーーッ!!!!!!


たましい「むっ」
キッ!


ヒュパッ ヒュパッ!!!
《↑手で手裏剣キャッチ》


ねこ「!!? と…止められた!!!!」

37 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 16:49:14 ID:YtV3xYST
マイト「小娘ッ!!!
ボスの厚意を拒否するんじゃねぇよ!!!!」
ババッ

ねこ「!」

たましい「おい 待て」


マイト「グラサンアタック!!!!!」
ビュゴォッッ!!!!

ねこ「ッ」


メシャッッ!!!!!!


マイト「まぐろォォォ!!」
ドザザァッ!!

ねこ「…必殺のねこパンチ!!」
きらーんっ


ハゲA「何しやがった!!!?
マイト様がやられちまった!!!!!!」

たましい「なかなかの攻撃速度じゃねーかよ」

シュシュンッ
ねこ「…あんたもッ!!!」

たましい「だがよ…」



バシッッ!!!!!


ねこ「!!!!」

たましい「俺には止まって見えらァ」
ギリギリギリ…!

ねこ「うにゃ…!!!」
ガクッ…
ねこ(…!? ち…力が抜ける…!!!)

たましい「俺の言う事聞けねーなら聞けるようになるまで調教してやる
おい こいつらを部屋まで案内してやりな」
にやり

38 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 17:59:30 ID:YtV3xYST
戻る…―――


大魔女「で これが証印なわけね?」

レン「そう さっきみたいに抜け殻着てこれ付けてれば無事にアウヴォラ突破でいざ見ゆる第3層ときたもんだ」

大魔女「またあれの中に入るのね…はぁ…」

レン「まぁまぁ我慢だよ 我慢
さぁ行こ……っと その前にちょっと待ってて!」

大魔女「?」



タタタッ!

ガチャンッ!!

レン「…みんな これでもう出られるよ」

蟻A「…やっぱりレンか…
牢から消えたと思ったら お前は何をやっているんだ…」

蟻B「まさかお前… あの人間に手を貸しているのか…」

レン「…あぁ」

蟻C「正気か! 聞いたぞ! あの人間は超真虫と全面対決する気でいるんだぞ!」

レン「あぁ 分かってるよ」

蟻D「血迷ったか… ワリムツへの反逆はすなわち女王様の命令に背くことになるぞ…!」

レン「それも分かってる
でもそれは 女王蟻様を助けるためなんだ!
みんなも分かってるだろう 今の女王蟻様は女王蟻様じゃない!!
ワリムツに操られているんだ!!」

蟻A「そんな事は関係ない…!! 女王様の命令は絶対だ!!
女王様がどう変わられようと それは絶対に絶対なのだ…!!!」

レン「それこそぼくには関係ないよ…!
今のぼくは命令よりも“気持ち”を優先させるよ!!!
女王蟻様を優しかった頃に戻したい というこの気持ちをね!!!」
ドドンッ!!

蟻達『!!!!』

39 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 18:21:37 ID:rWO8YzMi
みてきた


しょっぱなからひでぇw
ひどすぎるwwwwwwwwwwww

40 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 19:28:26 ID:YtV3xYST
レン「みんなだってそうだろう…本心はさ!!
だったら戦おう!! ワリムツ達と!!!」

蟻A「戦うだなんて…! わしらには無理だ…」

レン「無理じゃないよ!!
僕らは戦士なんだ!! 誇り高き黒くてナウいヤツらなんだ!!!!
甘いものに目がないチャーミングさも完備してるし!!!!
そんな僕らがみんなで協力して戦えば勝てるよ!!!」

蟻達『………』


大魔女「……まったく 見ていてイライラする情けなさねこいつらは
それでもオス? 本当に触角ついてんの?
……“命令”なんていう言い訳の影に隠れて何もしないあんたらに比べたら
レンは立派よ」

レン「フーリャンりん…」
じーん…

フーリャン「行きましょう
いつまでも私達は腰抜けと話している暇はないのよ」
ザッ…

レン「ま…待って!
…………みんな ぼくは行くよ
鍵は開けといたから いつでも出られるよ
…じゃ」
ダッ

蟻達『…………』


ヒュオオオオオオオオ……

41 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 20:02:46 ID:YtV3xYST
第2の門『アウヴォラ』前


ガシャンッ!!

虫兵「待て!! これより先は選ばれた戦士達の地!!
証印無きものの侵入は固く禁じている!!!」

大魔女「ひかえおろーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

虫兵「!!?」

大魔女「ひかえおろーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

虫兵「!!?」

大魔女「この証印が目に入らんかボケ共がーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ドンッ!!

虫兵「お おぉこれは失敬
では証印を拝啓させてもらいます」

大魔女「まどろっこしいわねーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
さっさとしなさいよ低賃金の申し子共がーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

虫兵「は…はっ!」

レン「テンション高いね」


――――…

大魔女「おっそいわねー まだ確認は終わらないの?
私はさっさとこれを脱ぎたいのよ」

レン「…フー…緊張だよ〜…
なんせこれから未知の3層へ行くんだからね〜…」
そわそわ

大魔女「何プール入る前の小学生みたいになってんのよ
未知って あんたらがここ作ったんでしょう?」

レン「第1層と第2層までは細部もぼくらが作ったけど
第3第4層は大きな空洞を作っただけでそれ以降はノータッチなんだよね
だからどうなってるかはわからないんだ」

大魔女「ふーん」

42 名前:×拝啓 ○拝見:2010/08/16(月) 20:04:50 ID:YtV3xYST
――― 虫分後


タタタッ
虫兵「確認終わりました」

大魔女「遅いのよ!!!!!
だからあんたはダメなのよ!! だから低賃金のこんなバイトなのよ!!!!
客にストレス与えんじゃねーわよ最低限!!!!!!」

虫兵「別にバイトでも低賃金でもないですけど…
ま…まぁどうぞ お通り下さい」

大魔女「ふん!! 顔覚えたからね!!!
覚悟なさいよ あんたの来月の給与明細で引くような出来事が巻き起こっちゃうわよ!!!!
家族が路頭に迷うことを前向きに検討しながら今日は寝ろ!!!!!!!!!!」

レン「さなぎ姿でなんともまぁ好き放題言うね」


ギイィィーーー…


ヒュコオオオオオ…


大魔女「……ここが…」

レン「み…未知の第3層…!」
ぞわわっ…


バターーンッ!!

ビクーッ
レン「わ゙ーーーッ ビクったーーーー!!!!!」

大魔女「おいこら低賃金!! 何扉いきなり閉めてんのよ!!!
ヤケになるんじゃないわよ!!!!!」
バンバンッ

??「こっちを見ろ」

二人『?!』
バッ

43 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:06:29 ID:YtV3xYST
ドンッ!!!!

カブトムシ「マザー…! お前いつの間に…!!
つーか何そのカッコ」

大魔女「あんた…! 王野郎と一緒にいた奴!!!」
ぬぎぬぎ

レン「ゔわ゙ーーーーーーッ!!!!!
こ…こいつ…イクティス!!!!!
『十虫』の一人…正真正銘の大幹部きたーーーー!!!!」

大魔女「十虫? なにそのダサイの」

レン「超真虫の中の精鋭の精鋭から更に選ばれた最強の10体の超真虫!!! それが『十虫』!!!
イクティスは『十虫』の中でも最強の戦闘力を持ったヘラクレスオオカブトムシの超真虫!!!!!」

大魔女「…なんで私の家にヘラクレスオオカブトムシがいたんだろう」


レン「な…なんでこんな場所に!!!
『十虫』は第4層でいつもトランプしてるんじゃないの?!!」

イクティス「もうトランプは古い 最近はバッグギャモンがブームだ」

大魔女「どーでもいいわよ」

イクティス「ここの兵から持ち主の違う証印を持ってきた輩が来たと連絡があってわざわざ俺が来てやったのだ
まさかマザーだとはな…
よくもまぁここまで我らの目をかい潜って来たものだな…」


レン「えーーーーッ 証印ってそれぞれ持ち主が決まってたのーーーー!!!!」
ガーン!!

大魔女「調べときなさいよーーーーッ このバカーーーーーッ!!!!!」
バィキッ!!!!

レン「アリブーーーーッ!!!!」
ズザーッ バササッ

44 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:59:39 ID:YtV3xYST
イクティス「! …蟻!!
…そうか 貴様がマザーに道案内をしていたわけか
奴隷が…小癪な真似を!! いつの間に牢を抜け出たか」

レン「奴隷言うな!!!」

イクティス「貴様 女王ミリヤがどうなるか分かってるのか…」

レン「…! そんな脅しはきかないよ…!
お前達がこれ以上女王蟻様に手を出せない事をぼくは知っているんだからな!」

イクティス「……ちぃっ!
ならばここで殺そう… マザーもこの地へ侵攻してきた以上容赦は出来ない…!
王の計らいで生きながらえた命を無駄にするとは愚かだな」

大魔女「ふん ゴキブリに計らわれるほど人間堕ちちゃいないのよ
わきまえなさいよ 虫けら」

イクティス「どちらが虫けらか!! 今教えてやる!!!
…発動せよッ!!!!!!」
バッ

兵「ムシッサー!!!」
ガチャッ


ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴゥ゙……


大魔女「何? この激しい貧乏ゆすりみたいな音は?」

レン「…まさか!!!
ア…アウヴォラのセキュリティが発動しちゃったりなんかしたのかも?!!」


イクティス「その通り!!!!
鉄壁砲台アウヴォラの餌食となれ!!!!!」


ガチャガチャガチャガチャッ!!!!!

45 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 04:00:22 ID:yrtf4IMj
ドーーーーーーーンッ!!!!


大魔女「門の壁から数え切れない程の銃口が…」

蟻「来ちゃったーーーーー!!!!!!
これがアウヴォラの真の姿なんだよ!!!!!
あの銃口からは肉片一つ残さない光の弾が穿たれる!!!!!!!」

大魔女「虫の科学力ハンパないわね…」

レン「に…に…逃げなきゃ…!」


ズララッ
イクティス「逃がさん! ここから先は行かせん!!」


レン「詰んじゃったーーーーー!!!!!!
ここまで来て終わりだなんてアントビリーバボー蟻なだけにーーーーーーッッ!!!!!!!!!」

大魔女「余裕ねぇあんた」

レン「余裕じゃないよーーーーーッ!!!!!!!!」


イクティス「放てーーーーーーーーッッ!!!!!!」


ギュボボボボボボボボボボボ……ッ


レン「く…来るーーーーッ!!!!!」

大魔女「……」


ギュンッッッ ドドドドドドドドドドドドドドドゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!


レン「塵に……なっ……!!!!!」

大魔女「……馬鹿ね…」

レン「!?」



大魔女
そんな兵器なんかで 私が倒せる訳無いでしょう…!

ギロッ…

46 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 12:49:41 ID:yrtf4IMj
大魔女「マグナス ウェーブー メコレ」


ズボゴォッ バゴゴッッ!!!!!
ドギャーーーーーッ!!!!!!


レン「競り上がって来た地面が光弾を止めた!!!!!」


イクティス「!!」


大魔女「そのまま押せ!!」


ズズズズズズズズズズンンッッ……!!!!
ズズズズズズズズズ…ドオオォーーーーーーンッ!!!!!!!!



解説レン「わぁ!!!
そのまま門にぶつかって銃口を塞ぎ止めたよ!!!!」

大魔女「ハイドボム ウェーパー バフ メコレ!!!!!」


ズボォォンッッ!!!!!!!!!! ガッゴォ!!!!!!!!!!!!
ドッ!!!!!!!! ドッ!!!!!!!!! ドッ!!!!!!!!!!
ドギャバゴォーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒヒィーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!



兵「アウヴォラが爆破されました!!!!!」

イクティス「…なんという威力…
これが俺達を生み出したマザーの魔力から放たれる魔法の力か…
俺達は魔法が効かなくて良かったな…しかし」

もわもわもわ…

イクティス「凄い砂煙だ…!
奴らは!?」

モワァ〜〜…サァーーーー…


イクティス「むっ…」

兵「姿がありません!!!」

イクティス「見れば分かる!!
くそ…煙に紛れて逃げたか!!!!!」

47 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 19:45:08 ID:yrtf4IMj
クティス「探せ探せ!!
アウヴォラが崩れて第2層へは戻れていないはずだ!!!
付近を重点的に!! なんとしても街へ侵入される前に見つけだすんだ!!!」

タタッ
虫兵「イクティス様!!」

イクティス「なんだこんな時に!」

虫兵「奴らが所持していた証印の本来の持ち主が分かりました!!
どうやら番人隊長ペイルと番人副隊長ブサークの物だと思われます!!!
この2人とは現在連絡がとれない状況です…!」

イクティス「なっ… バカな…まさかやられたのか…ペイルが…ッ!!
あの蟻がやったとは考えられん… となるとやはりマザーか…?!
魔法しかない癖に一体何をしたんだ…!!
とりあえず王に報告せねば…
いいか!絶対に探し出せ!!!!」

タタタタタッ…


しーーーーーーん…




ボココ… モコッ!!
大魔女「…プハーーーッ! 地面の中ってなかなか息苦しいのね」

モコッ!!
レン「わーた!! ふー…
いきなり小声で『穴を掘れ』っていうからマッハで掘ったら…
隠れるためだったのね…」

大魔女「えぇ まぁうまくいったわね
ふふ…あのバカ昆虫共 足元に私達がいるとも知らずに」

レン「…いやぁでも
フーリャンりん凄いねー あのアウヴォラを一撃で破壊しちゃったよ」

大魔女「ふ 魔法が効きさえすりゃワケないわよ」

48 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 22:04:19 ID:yrtf4IMj
ズボボッ

パンパン
大魔女「さ 行きましょう
あいつらさっき街がどうとか言ってたけど 気になるわね」

レン「ぼく第3層からの道案内は出来ないよ
第4層は多分下の方にあるんだと思うんだけれど」

大魔女「じゃ 適当に下降りていきましょ」

レン「兵達がぼくらを探してるから慎重にね…!!!」



――――

ザッザッザッ…

大魔女「―…あんたらの女王 ミリヤっていうのね」

レン「うん…アリ語で“砂糖水”っていう意味なんだ
砂糖水はアリにとっては神聖な存在なんだ」

大魔女「……あぁそう
…あー… そういや一つ気になる事をを言ってたわねアンタ
『女王蟻様は殺されない』…とかなんとか
女王蟻はただの人質ではないという事?」

レン「うん 詳しくは知らないけど
ワリムツの『人間と虫の立場を入れ換える』って野望を叶えるためには女王蟻様は必要らしいんだ
だからワリムツは 何があっても女王蟻様は殺さないはず…」

大魔女「……ふむ…」



49 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 00:13:08 ID:gS8ObexJ
超真虫の帝国 第4層


ワリムツ「ほう…マザーが来たと… それはマザ(マジ)か」

イクティス「………はっ マザーは裏切り者の蟻一匹を従えて第3層まで侵入してきました


ワリムツ「んふっ 蟻か…
お前の子がとんでもない事をやらかしたようであるぞ…ミリヤ」

ミリヤ「………」
ゴオオォ…

ワリムツ「むふん もはや心なきくぐつに話し掛けても意味はないのは必然か
……イクティスよ 帝国にAランクの警戒警報を発令せい
全兵力をもってマザーと蟻を探しだし討ち倒すのだ」

イクティス「はっ!」

ワリムツ「それとだ… 念のため お前以外の十虫をこの場に集めい」

イクティス「なっ… わざわざ全員召集しなくとも…!
なんなら 俺一人でも充分しゃくり殺せます」

ワリムツ「わの命令が聞けぬか?」
ゴゴ…

イクティス「……!! はっ…ただいま…!」
スッ…


ワリムツ「………むふん 念のため…だ」
ニヤリ…

ワリムツ「…さぁミリヤ …行くぞ
『エデン』がお前を欲しておる…」

ミリヤ「………」

ゴオオオオオォ…

50 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 01:10:01 ID:gS8ObexJ
大魔女「おぉ…これは」

レン「す すっげー!!!」


バーーーーーーンッ!!!!!!!!


大魔女「ガチ大都市じゃないの…」
ズーン…

レン「デッケェーーー!!!!」


ウイーーン… ギューーンッ!! ミュウイィ〜〜ン…


レン「ドーム状の建物がいっぱいだぁ…!! それだけじゃない!!
動く歩道に宙に浮かぶ車…! チューブの中を超高速で走る電車!!
すっごい何あれ! 新アトラクション『ドゥン暮』…?!
全く分かんない!!!! 気になる気になる!!!!!」

大魔女「うるさいわよ!!!! 確かに気になるけど…
てゆーか何よこの未来文明は!! 既に人間のテクノロジーを軽く超越してない!!?」

レン「こうなってたのかぁ…第3層…! ロマンが一杯だよ…!!」

大魔女「軽くショックだわ 人として」
ズーン…

51 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 02:17:18 ID:gS8ObexJ
ガチャガチャガチャガチャスーイッチョン!
ガチャガチャガチャガチャスーイッチョン!
ガチャガチャガチャガチャスーイッチョン!


大魔女「!? なんか夜みたいな音がするわよ」

レン「んなっ!!! バカなっ…この音って…
超Aランクの警戒警報だよーーーーーッ!!!!!
きっとぼくらが原因だ…!
帝国中の超真虫達が戦闘体勢に入ってぼくらを狙ってくる!!!」

大魔女「何その胸踊る展開」
キラキラキラ

レン「輝いてるしーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
ズコーーーーーッ!!!!!

大魔女「腕がなるわね」
バキボキ

レン「腕ならさなくていーから!!!!!
フーリャンりを超真虫が何匹いると思ってんの帝国中にさ!!!!
何百とか何千とかのレベルじゃないよ!!!! 何十万匹レベルなんだよ!!!!!!」

大魔女「物足りないわね」

レン「物足りない言いおったーーーーーー!!!!!!!」
ズコーーーッ!

52 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 07:57:47 ID:gS8ObexJ
バタバタバタ

レン「ふ…伏せて! 建物からぞくぞくと兵が出て来た!!」
バッ

大魔女「ビビってんじゃないわよまったく…」
スッ…



バタバタ ワーワー バタワーワー!


レン「ど…どーしよ…」

大魔女「ここにいたらいずれ見つかるわ
街へ下りて路地裏にでも潜みましょ」

レン「そ…そうだね!!」



―――― 帝国街・路地


ワーワー…

レン「はあ…ここに隠れてれば…!」
ふぃー…

大魔女「隠れてるだけじゃダメよ 第4層へ行かないと」

レン「う…うん 慎重に行かなきゃ…
見つかったらアウツだ…」


こそこそこそ…

レン「わーっ!! すげー!!!
砂糖ステーキ屋だって!!!? 超ゼータクッ!!
あそこにはミツ煮込みラーメン!? ヨ…ヨダレがァァァァ!!!!!」
ジュルッ

大魔女「見つかるわよ」

53 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 17:19:13 ID:gS8ObexJ
バタバタ わーわー 探せー



レン「ハァハァハァ…えーっと…えーっと」

大魔女「迷ったわね」

レン「うわーん!!!」

大魔女「泣いたって仕方ないわ
それにここ複雑なんだもの 迷路かってのよ
まぁあんたが無能だ ってのもあるけど
なんのための触覚なのよ 死になさい」

レン「ぼくの触覚はコンパスじゃないよーーーー!!!」

大魔女「とにかく 4層へ行ける道が見つかるまで忍びウォーキングよ」

レン「わ…分かった…! 頑張って忍ぶよ…!!」

大魔女「最初に比べれば兵のバタバタもおさまったみたい
町の外を探しているのかしらね」

レン「よし!チャンスだ!
今のうちにあのお店で野菜のヨーグルト漬けをつまみ食いしよう!!」

大魔女「ウンコ メコレ」

ブボボォーーーッ!!!!

レン「わりかし臭ッ!!!!!!」
バターッ

こそこそこそ…



―――…

ズズズ…

ギシ…ギシギシ……


??「…にや…見〜〜っけ…♪」

ぎしっ…

54 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 20:11:02 ID:gS8ObexJ
コソ…コソコソッ!

ガサガサ


大魔女「なんか街中から一気に森に迷い込んじゃったわよ」

レン「巨大都市の中の巨大自然公園…ってところかな
やっぱり本能的にこういう場所が恋しくなっちゃうんだよ 虫だし」

大魔女「…不気味ね
この樹とかは本物なのかしら?」
キョロキョロ

ガサガサ…


ギシ…

ゴゴゴゴゴ…
??(ききヒ…気付いてないぃ〜ん…
…その首取ってやるで〜ん♪)
ニヤリ


ガサガサ…

パシッ
大魔女「かゆッ! 蚊に刺された!
普通の虫もまだいるのね」
ガサッ ガサッ

レン「まぁ家に居た全部の虫が超真虫になったわけじゃないからね
超真虫だって姿は進化して知能は虫のままだったり 知能は得たけど姿は虫のまま なんてのがほとんどだし」

ザッ ザッ… ガサササ…
大魔女「ふーん… にしても…私の魔力も変なの作っちゃったもんだわまったく…」
がっくり


ギシッ…
??(―――…今だ!♪)

ガサァッ!!! ギラッ!!!!!


レン「!!!!!!! フーリャンりん危ない!!!!!」
バッ

フーリャン「!!!?」

55 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 22:11:16 ID:gS8ObexJ
ズバッ…

レン「ったぁ…!!」

大魔女「レン!!?」


ズズズズ…
??「キキキ おいおいおい糞蟻ちゃん! 邪魔しちゃいけないで〜んしょっ♪♪」


大魔女「!!? いきなり現れたわ」

レン「こ…こいつは… 擬態の達人だ……
木に擬態してフーリャンりんを狙ったんだ…!」


??「その通りお姉さ〜〜〜〜ん〜〜〜〜♪♪
オレスはナナフシの超真虫のエダキちゃんなのでえぇ〜〜〜〜〜〜ん♪♪♪」

大魔女「なんでナナフシが私の家に」

エダキ「オレス 今マザーの首ちょっぴこーとしたのに〜〜
ンも〜〜〜〜ぅ 糞蟻ちゃん邪ン魔ーーー! ジャンマーボイ」

レン「ぐっつぅ……ッ」

大魔女「(レン 私を庇って…)
………」
スッ…

バチーーーーーンッ!!!!!!!!

レン「あいたーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロッ!

大魔女「あんたは本当にバカね 今の攻撃くらいあんたに庇われるまでもなく避けられたのに」

レン「え…ええぇー!!
結構やばかったよ?!!」

大魔女「うるさいわね あんたはちょっと黙って休んでなさい
今あいつをポキッと折ってくるから」
ドンッ!!

56 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 23:51:05 ID:gS8ObexJ
エダキ「お〜〜〜〜〜怖ァい♪♪♪♪♪
オレス折られちゃうぅの〜〜〜〜〜〜〜?♪♪♪」

大魔女「キモいわね
折るどころじゃなく引き裂いてやるわよ」

エダキ「あ〜〜〜〜〜ん♪♪♪♪
じゃあ隠れっちゃうで〜〜〜〜〜〜〜ん♪」
ブゥン…

レン「また木に擬態した!!!!
これじゃどこから攻撃が来るか分からない!!!!」

大魔女「……」
キョロキョロ

ザザザァ…

エダキ
ででんで〜〜〜〜ん♪
オレスエンターテインメントォ〜〜♪
さーてさてオレスはどっこかなどっこからっかなっ♪


大魔女「………」

大魔女「……分かった
あんたがどこから攻撃してくるか 私には分かったわ」



エダキ
マジで!? 出島!!? マジ出島!!!?
面白〜い♪ じゃっ♪ 当ててみて〜〜〜〜〜♪♪♪



ザアァ〜〜〜〜…


大魔女「………集中」
スッ…


ザザザザザザザザザザザザ……



レン「ゴ…ゴクリ…」



大魔女「……」


ザザァッッ


カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

57 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 00:48:48 ID:oW6fDTZd
ザザザァッ!!!!!!!
エダキ「キヒィッッ!!!!!!!!!!」

レン「えっ……」








ズパアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


エダキ「んがっ…」



スタンッ
大魔女「魔体術『風来切り裂きチョッピング』………ポキッとね」


ズ…
エダキ「………あらン?」

ズリ…

エダキ「ナ…ナナフッしゃーーーーーーーーーーーーアァァッッ♪♪♪」

ポッキィーッッ!!!!! ドサァッ!!!!!!


レン「な…なんて早業だぁ!!!!!」


エダキ「くおぉぉ…」

大魔女「あら 体真っ二つなのにまだ生きてんの」

エダキ「お…おぉぉ〜ん…
オレス…マザーでなくて糞蟻ちゃんを狙って裏をかいたつもりだったのにぃ…
なんで分かったのぉ…」

大魔女「…ふ 私に対して捻くれた策をとったのが間違いだったね
……私も意外と ひねくれものなのよ」
にこっ

58 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 12:37:33 ID:oW6fDTZd
エダキ「納っ……得……
つまりオレスはマザーとの捻くれ勝負に負けちゃったのでんね〜♪
で… でも……オレスの…最後の最後の…… ひねくれは…どうかなぁ?♪」
パチンッ



ヅァヅァヅァヅァヅァ…
ガサガサガサガサ…


大魔女「何?!」

レン「ナ…ナナフシの大群だよ…!」


エダキ「オレスのかわいい部下達…♪
みんな行けぇ……他の奴らに…マザー達の居場所を教えてやんなぁ♪」

大魔女「あんたッ なんてことを!!!!!!
つーかさっさと死になさいよ!!!!!!
魔体術『風来みじん切りチョッピング』!!!!!!!!」

スタタタタタタタタターーーーーンッ!!!!!!!!

エダキ「ねぎらーーーーーーーッ!!!!!!!!」

バララ〜〜ン…


大魔女「まずいわね…」

レン「は…早くこの場を離れなきゃ…」

大魔女「あんた 傷は大丈夫?」

レン「だ 大丈夫! 蟻は丈夫だから!!
ほらみて 盆踊りだって出来るほど元気!!!」
ヒョヒュイヒョイ

大魔女「それはよかったわ
……さっきは…まぁ …ありがとうね」

レン「あははは 余計なお世話だったんでしょ お礼はいらないよ」

大魔女「…そう…ね うん…じゃあ 行きましょうか」

レン「うん …!」
ズキン…

59 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 14:06:24 ID:oW6fDTZd
そのころのねこ…


ザッザッザッ

ねこ「うにゃらぁ〜〜…離せよぅ〜〜〜!!
にゃんで力入らないのよぅ〜〜〜!!!」

ハゲA「黙って歩きやがれ!」
ドカッ!

ハゲB「今からスイートルームに案内してやっからよ〜」

キョロキョロ
ミミ美「………(…この 人攫い達のアジトって……)」


―――…

ギイィ… ガチャッ ドカカァッ

ねこ「うにゃラ゙ーーーッ」
ドサーッ

ミミ美「きゃあっ」
ドサッ

ハゲA「へへへ…しばらくここで大人しくしてろよ」

ハゲB「次会う時はブラシに返り咲いてやるぜ!!!!」

ガタンッ!!


ねこ「…ぐぬぅっ!! な…何この部屋…?!」


ヒソ…
??「また…新たな被害者か……」

ねこ「だ 誰!?」
バッ

ミミ美「あ…ひ 人が… あなた達は一体……」


ズラ〜〜〜ン…

男「今度は二人か…」

女「災難だったね…乱暴されてない?」

爺「ふぁむふぁあおふふあんふぉあぃふぁん(まぁまぁお座んなさい)」


ねこ「これみんな…攫われた人達っ?!」

ゴクリッ…

60 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 15:20:31 ID:oW6fDTZd
ズラ〜〜ン…


ミミ美「い…一体何人いるんでしょうこれ…」

ねこ「み…みなさん『にゃんこ』に攫われた人達なの?!!」


男「その通りおじさん」

女「そう 私達もよ」

「俺達は売られちまうんだ!!!!」 「バラバラにされて臓器を取られる!!!!!」 「ゲイに売られるのは嫌だ!!!!!!!」 「未亡人絶賛希望」 「ちッッくしょーーーー!!!!!」
「ママーーーー!!!!!!」 「ちんこ」 「うんこ」「何故だッ!!!!!!」 「開けてくれーーー!!!!」 「おなら出た」「殺せ」「夏の大三角形見せろーーー!!!!!」
「サンファンロードの囁き」 「マグロ ご期待下さい」 「暑い!!!!」 「臭いぞーー!!!!」 「たかしのほくろ」 「賭けバックギャモンの時間だ!!!!!」
「ヤスオさんどいて」 「あふぁらふぁふぁんさふぁいふぁーふぁ?」 「MDは時代遅れなんだよおぉぉーーーーッ!!!!!」 「うるせぇ!!!!!!! うるせぇーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「間違ったよ」「うんこ」「マジ許しマジ!!!!!」 「パンツ見せ合いっこすっか」「金くれ」
「レバサシ!!!」「しつこいうんこ」「こけし」「しらす」「素手」「電動こけし」「しつこいうんこ」「コロナ」「波」「みそ汁」 「る…ルンバ」 「バックギャモン…あっやべ」


ねこ「一斉にしゃべらないでーーーーー!!!!!
しかも最後しりとりしてるしッ!!!!!!!!!!!!!!!」

61 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:41:43 ID:oW6fDTZd
ぎっちぎち


ねこ「酷い… この大人数をこんな部屋一つに…!」

男「…俺達ゃ奴らにとっちゃワゴンセールの商品みたいなもんなんだよ… この扱いが妥当なのさ…」

ねこ「ワ ワゴンセールの商品だなんて……!」

女「もうどうにかなっちゃいそうよ私っ…!!
この狭い部屋と いつどこに売られるか分からない恐怖…!
もう…死んだ方がマシだわ…」

ねこ「そ…そんな…」

おっさん「逃げようにも逃げられんしな…!
この扉 一見ボロだがいやに頑丈で押しても引いても生たまご投げ付けてもびくともしやしないんだ…
わしはもういい… …内臓になったってヒヨコ鑑定師にされたってもうどうだっていいぞね…」

爺「ふぁふほほへはふぁらふぃらんふぁふぁ?」

ガキ「売られるのも一興… 俺は運命に流されるがままさ…
そうだろう…アシュター…?」


どよ〜ん…

ねこ(あ 諦めきっている…)
ズーン…


キョロキョロ
ミミ美「……ここは… ふむふむ…ほおぉ〜」


ねこ「? ミミ美ちゃん?」

62 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 19:30:31 ID:oW6fDTZd
ねこ「……ミミ美ちゃ〜ん?」

ミミ美「ふむ……ムムッ! おぉ…あぁ! そうか!」
ボソボソ

ねこ「…あの〜」

ミミ美「このコケの状態から見て年代は…… ということはつまり……」
ボソボソ

ねこ「ミミ美ちゃん聞こえてますか〜 ミミ美ちゃん聞こえてますか〜」

ミミ美「全体的な保存状態も良い… 奇跡的だわ…
まさかこんな場所でこんなものをこんな形で発見できるなんて…
ミミ美感動… 感動的感涙準備OKですぅ…3・2・1…
やっほほーーーーーーーーーーーーーぃ!!!!!!!!!!!!!!」
ドバーッ!!

ねこ「どっ どうしたのミミ美ちゃん!!!! 何事ーーーーーーーー!!!!!!!!」
ゆさゆさゆっさーっ

ミミ美「うるせぇ髭面ーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!

ねこ「こんブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザーッ!!

63 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:16:02 ID:oW6fDTZd
ねこ「ごッほォッ… これ付け髭ぇ…」
ガクガク…

ミミ美「あ…はッ!!!!!
ね…ねこさん大丈夫ですか!!!!? 一体何が…!!」

男「あんただあんた」

ミミ美「あ…へぁっ まさか私…またやっちゃいました?!」

ねこ「ミミ美ちゃん〜〜…いきなり何すんのよぅ〜…」

ミミ美「あっす…すみません… 私興奮すると回りが見えなくなっちゃうんです」

ねこ「興奮って…石に? ……石フェチっ!?」

ミミ美「いえあの…この“遺跡”にです」

ねこ「遺跡!!?」


ざわざわっ!!!

男「遺跡!」

女「遺跡…?!」

爺「ふぃふぇひ」

おっさん「移籍…」

三十路「電撃移籍…」

ハゲ「き…きゅうり」

ガキ「りんご」

美女「ゴルゴンゾーラ」

犬好き「ラッパ」

猫好き「パンツの穴」

カルピス親父「仲人」

山場クラッシャー「土間」

奇跡配達人「窓」

ヤジロー「土間」

ピンク社長「窓」

チンケスト「土間」

茶色「窓」


ねこ「不毛なしりとりやめい!!!!!!」

64 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 22:44:12 ID:oW6fDTZd
ねこ「遺跡って…ここがっ!?」

ミミ美「あ…ハイ…」

ねこ「分かるの!?」

ミミ美「あ…ハイ 私実は“遺跡ハンター”を職業にしているんです」

ねこ「遺跡ハンター?!!!!」

男「あの低賃金で有名な自己満職業か!!! あんた低賃金の申し子かよ!!!!」

ミミ美「あぁ…いやまぁ…別にお金のためにこの仕事してるわけじゃないんですけどね…」

ねこ「…遺跡…か あの人攫い達は遺跡をアジトにしてんだね」

ミミ美「はい ここは多分未開の遺跡ですね
こんな歴史的にも貴重な場所を悪事の拠点にしているなんて許せません…」

ねこ「い…いつの時代の遺跡なのかなぁ」
キョロキョロ

ミミ美「恐らくかなり古いです…
3000年程前の魔法使い達が支配していた時代よりも前…
約10000年前の遺跡でしょうか…」

男「すげー 築一万年かよ リフォーム代高そうだ」

ミミ美「10000年前といえば 世界全体で恐怖支配が主流だった『絶対支配制』の時代ですよ
この遺跡はそんな時代に大きな力を持っていた『うるとらカオス帝国』に関係したの遺跡の一つではないでしょうか」

ガキ「うるとらカオス帝国……ッ ッかァッ…
頭が疼きやがる…ッ まさか…俺の“楔”と何か関係が…?!
…ちくしょうッ…謎が深まるぜ…」

男「うるせぇぞお前」

65 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 22:48:07 ID:8v8ox+67
相変わらずキャラがどいつもこいつも濃いなw

66 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 23:12:28 ID:oW6fDTZd
ミミ美「私達がいるこの部屋は今使われてる通りの牢屋でしょう
…だとしたら……」
テクテク

ねこ「どうしたの?」

スッ…
ミミ美「えっと…」
コンコンコン

男「どうした おしっ」

女「憤ッ!!!」
バキッ!!!!

男「こブラッッ!!!!!」

コンコンコン
ミミ美「確かこの辺りに…あっ」

ガコンッ

ねこ「!?」


ガキ「ッ!! 思い出した!!!
それはスイッチだッ!!!! 罠が発動し天井が墜つる天ッ!!!!!!
セーフティーバック展開!!!!!!!!!」
ガバッ

男「うるせぇぞお前」


ガコココンッ…ガコッ

ミミ美「…やっぱりありましたか…」

おっさん「なっ!! 壁の一部が外れて穴が出て来たぞね!!!!!」

ガキ「離れろォーーーーーーッ!!!!!!
それはベイクドドラゴンの通り道だ!!!!!」

男「うるせぇぞお前」

ねこ「な…なんなの? これ…」

ミミ美「脱獄のために用意された穴です」


みんな『えぇーーーーーーーーーッ!!!!!!!』
ズコーーッ!!!!

67 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 00:29:23 ID:iml237Pv
ねこ「脱獄のために“用意された”って何!!!!!?」

男「公式の抜け穴かよ!! つまり公式で脱獄が推奨されているのかっ!!!!!!
…スポーティーじゃねぇかッ…!!!」

女「でもこの穴小さすぎない?
小柄な子供が更にガリッガリのTHEもやしキッズにならなきゃ通れないよ」

ミミ美「狙ってそう作られてるんです
囚人がこの穴を使って脱獄しようとして抜け出せなくなっているのを見つけたら厳しい罰を与えるんです
兵士が罰を与える口実を作るために用意した罠ですね
うるとらカオス帝国の遺跡の牢屋ではよく見つかるんですよ この仕掛け」

ねこ「あやー…性格悪い事するねぇー……
…フーリャンちゃんみたい……」



――――…

大魔女「…ハァーーーーーーーーーッッしょしょオいッッ コラーーーーーッ!!!!!!!!!」
ぺしょーっ

レン「!!?」

大魔女「…ズズ…ふ なんだか今日はよく噂される日だわね」

レン「……」

68 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 01:00:24 ID:iml237Pv
男「はー…決して脱獄出来ないハメ罠かーーー…
こんな穴じゃ通れる奴はいなさそうだな」

ねこ「……」

女「夢も…一瞬の希望もないわ…」

爺「ふぁん」

ガキ「俺に“絶力”があれば…! 覚醒はまだか…」

おっさん「今のうちにヒヨコ鑑定の練習しとくか…」

下品「それよりケツの穴広げてた方が懸命じゃね? ケケッ」

どよ〜〜ん…


ミミ美「あ…わ…私まさか余計な事しちゃったでしょうか…」

ねこ「…にゃんなら通れる」

ミミ美「え?」

ねこ「にゃんならこの穴通れるよぅ
にゃんならここから脱獄して外から鍵持って来て皆を助けられるよぅ!!!」


ざわっ…

男「何を馬鹿な…こんな穴 ミミズみたいな奴じゃなきゃとても無理だろ」

ねこ「『やおい術』」
ふにゃあ…バタンッ!!

みんな『!!!!!?』

ねこ「うにゃ……ふにゃふにゃ」
やおやお

男「や……やおい!!!!!!!!」

うにゃらうにゃら
ねこ「今のにゃんはまさに軟体動物の境地… 今なら狭い隙間も通れるよぅ!!!」
ドンッッ!!!!


男「み…見える…見えるぞ…
この子は今………」




ミミズだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




69 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 02:31:07 ID:iml237Pv
ねこ「行ってきにゃす」
うにゃらうにゃら

ミミ美「本当に行くんです?!」

ねこ「うん ここで足踏みしてたんじゃいつまで経っても逃げられないよぅ」

男「で…でも 外は多分連中が見回りしていて危険だぞ…
どこに鍵があるかわかんないし…」

ねこ「にゃんは大丈夫 忍びながら探るのは得意だから!
…じゃあみなさん すぐ戻ってくるからね!!」
にゃらにゃら…

スッ… ぐぐっ…ぐにゃあぁ……ぐにゃぐにゃ…スポンッ!!
ぎゅううぅ〜〜〜…にゅーるにゅーるにゅる…


爺「ふぁあっふあぁッ!!」

女「どーなってんの…」

男「お…応援してるからな!!!
ミミズねこ頑張れ頑張れって応援してるっ!!!!!」

ぐんにゃぐんにゃ
ねこ「う うるさいからやめてね」


ぐにゃぐにゃ…すすすー…―――――

数分後…

―――――… ズッ…ガココ… ガコンッ!!


ぐにゃあ…にゅる〜〜ん…

ねこ「ッはぁッ……はぁはぁッ…やっと出れた… き…きっつー…はぁ…」

ねこ「待っててねみんな… 今助けるから…!」



ガンバレガンバレミミズネコ--!


ねこ「………あぁっ やめてって言ったに…」

70 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:53:04 ID:iml237Pv
キョロキョロ…
ねこ「…フー… さてこっからだねぇ…
……なんかこういうの久しぶりだから緊張するよぅ… …むっ!」


こつこつ… わいわい


ねこ「…誰か来たッ …『鬼蜘蛛の術』ッ!!!」
シュバッ

ペタァッ!!
《↑天井に張り付くねこ》


こつこつこつ
モヒカン「牢屋がなんか騒がしいな」

パンチ「ぐへへへっ そろそろ気でも狂ったんじゃねーか?」

だいごろう「もうすぐ売られ時だからな
今回はどこに売られるんだろな」

モヒカン「何人かは内蔵行きだな 女は全員店かメイドか…
…あぁ今回はいくつかのヒヨコ鑑定社からも話がきてたな」

パンチ「あとどっかの武器会社からも人体実験用の人間を欲しがってたな
…ひひっ ここに当たった奴は最悪だな」



ねこ(………)



モヒカン「あーー…つまんね 早く見回り終わんねーかな
どうせ逃げられやしないのになぁーー…」

だいごろう「鍵も部屋に置いてあるしなー」


ねこ(!… …部屋…!)

71 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 15:33:30 ID:iml237Pv
ねこ(どこかの部屋に鍵があるんだ!
このままこいつらの後をついてってみよう…!)
カサカサ…


《鬼蜘蛛の術は天井に張り付いて自由に動き回る術
天井のわずかな起伏を掴み離さない筋力とジェットコースターをシートベルトなしの仁王立ちで乗るくらいの大胆さがないと使えない》


ねこ(腕が痛い)
カサカサ…カサカサ…


だいごろう「そろそろ交代だ 部屋に戻ろう」

パンチ「ヒャッホーイ!!」


ねこ(…!)
カサカサ…


――…

カサ…
ねこ(あっ…扉が見えた …あそこかな?!)


モヒカン「おーーーい!! 交代の時間だぜーーー!!!」

ヒゲ「おうご苦労さんよ 変わった事はないか?」

パンチ「あるわけねーだろ それよりよー…」
ペチャクチャ



ねこ(…ぐぬぅ…立ち話始めちゃった…
このまま扉のところまで行きたいけど…)


ズズウゥーーーンッ!!

ねこ(部屋の前の通路の天井が物凄い低くなってる!
しかも通路の幅も更に狭く…! 鬼蜘蛛の術じゃ駄目だねこれ…!)

ねこ(……そのうえ1…2……4人! 4人が扉の前で立ち話!!
…にゃんの腕ももう限界だよぅ…どうするっ!?)
ごっくし!

72 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:30:03 ID:iml237Pv
ねこ(強行突破しかない!! にゃんの忍としての力を見せてやるよぅっ!!)
キッ!!

ねこ(天井から手を離して 地面についた時から勝負ッ!!
全神経を足に集中し…『神足の術』ッ!!!!)
パッ…

ヒュウウゥーー…ンッ…


ねこ(駆け抜けるっ…死角に!!)

スタンッッ
ビュオォンッッッ!!!!!!


モヒカン「マジヤヒニーだよねー… テラヤヒニー」

キキッ
ねこ「……」


《ねこは地面に着くと同時に 音速と見紛うスピードで駆け 即座にモヒカンの背中に隠れた》


ねこ(次は…あのだいごろうヘッド!!!)
ビュンッ

だいごろう「しかしそう見ればスーパーファスナックじゃないか?」

キキッ
ねこ(……パンチパーマッ!!)
ビュンッ

パンチ「毎晩レオタードだよ 頭は」

キキッ
ねこ(………なんの話をしてんだろう…
まぁいいや…そしてヒゲ!!!)
ビュンッ

ヒゲ「魂的に考えると解放すべき股間はフリーダムだよね 常にぬるい みたいな? ははっ」

ねこ(…最後はあの扉だっ!!)

73 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 20:44:46 ID:iml237Pv
ねこ(…最後の難関…あの扉!
多分中に人が居るはず…自分から開けるのは危険だね… じゃあ!
……『地蛇の術』ッ!!!!!!)
サッ

《伏せただけ》


ねこ(…にゃん必殺の…ノック指弾!!)
ビッ


コンッ


ねこ(もう一発!)
ビッ


コンッ



…ガチャッ
弁髪「おいなんだよ」


ねこ(今だ!! 応用忍術『地蛇疾駆の術』!!!)
しゃしゃーっ!!


ヒュシャーーーッ!

《ねこは弁髪の足の隙間から部屋に侵入した》

ババッッ!!

《そしてすぐさま鬼蜘蛛の術で天井に張り付いた》


ねこ(ハァハァ…お腹擦っちゃって痛いよぅ… ハーー…)

キョロ…
ねこ(…部屋の中に2人…! バックギャモンしててにゃんに気付いてない…セーフ!)

キョロキョロ… …!
ねこ(あった鍵だ! バックギャモンしてるテーブルの上に置いてあるよぅ!
…よーし!)

74 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 21:38:42 ID:iml237Pv
スッ… バーーーンッ!!

ねこ(にゃん必殺のねずみ手裏剣!!
このねずみ(おもちゃ)を…部屋の外に!!!)
パッ


ストッ タタタタタタタ……



―― 部屋の外 ――


モヒカン「お前もそう思うだろ?」

弁髪「確かにプライベートでの保温は優しさとなめらかさが要求されるが俺は特に……ん?」


タタタタッ… ピタッ
ねずみ手裏剣「チューチュー」


ぴしっ…
弁髪「……」
サアアァァー…
弁髪「キャアアァーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モヒカン「なんだ!?」

パンチ「いやーーーッ 鼠ぃいぃぃ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」


わーきゃーわーきゃー



―― 部屋の中 ――

ガタッ
ヒトデ「!!? なんだなんだぁ!!!?」

サラサラ「どうした!!!!」
ガタンッ!!!


タタタタッ!!

ヒトデ&サラサラ「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!」



ねこ(よし…! みんな部屋から出た!!)
ストン!!

ねこ(鍵ゲットだよぅ!!!!)
ビシッ!!

75 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 02:38:16 ID:f6hjc/Xc
キャーキャー!!


ねこ「…なんだか想像以上にこの上ないリアクションだけど…… まぁいいや
んにゃらー仕上げといくよぅ!!」
サッ

ねこ「にゃん必殺の一網打尽のお眠り手裏剣ーーーーーっ!!!」
ヒュバッ



――― 部屋の外


パンチ「ねずみ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

だいごろう「取って〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

ヒゲ「無ぅ理ーーーーーーーッ!!!!!!!」

《※みんなおっさん》



ココンッ コンッ…

ヒトデ「!? なんだ!!?」


プシューーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!


サラサラ「け…煙!?」

弁髪「まさか敵!!?
おいみんなこの煙を吸うなよ!!!!!!」

ヒゲ「深呼吸しちまった〜〜〜〜〜〜…んがっ」
バタンッ
ヒゲ「ゼットゼットゼットゼット……」
スピー

だいごろう「ち…ちく…SHOW……」
バタンッ スピピ〜…


しゅうううううぅ…



コソリ
ねこ「…やったね! これで安全に戻れる!」

《最初からこうすれば良かったのに》

ねこ「こっ こういうのは全員まとめてがいいのよぅ!!!」

76 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 07:56:48 ID:f6hjc/Xc
――― 戻る…


タタタタタタタッ!!!
大魔女「………くっ!!」

レン「わわわわぁ〜〜〜〜ッ!!!!!」

虫兵「オエェーーーーッ!!!! ニガスナーーーーーッ!!!!!」
バタバタバタバタッ!

大魔女「あのキモナナフシのせいで見つかっちゃったじゃないのよっ!!!!!」

レン「うわわわわわァ〜〜〜〜!
こんなんじゃ第4層行くどころじゃないよーーー!!!!!」


ザザザザッ
虫兵「囲めェ!!!!!」

ズララララララァッ ザザッッ!!!!



大魔女「…ぬうっ!」

レン「包囲されちゃったよーーー!!!!」

大魔女「…やるしかないわね」
バッ

レン「こ…この数相手に?! うぅ〜〜〜…腹括るしかないよねっ!!!」
シュビッ!


アメンボ「むっしっしっしっしっしっ! これで終わりだぁ
マザーは体開いて標本だぁ」
じりじり…

大魔女「…来てみなさいよ」
バッバッ

レン「さ…刺すぞ刺すぞぉーーーっ!」
ビュッ ビュッ

アメンボ「一斉にかかれぇ!!!!」
ドドドドッ

ドギャアアアアアァァーーーーッ!!!!!

後方の虫兵『インセクトゥオァギャアァァーーーー!!!!!』
ドゴゴゴォーーーンッ!!

アメンボ「!!!? どうしたぁ!!!!」

大魔女「!」

レン「!?」

77 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 13:46:57 ID:f6hjc/Xc
ドドンッッ!!!!!


レン「えっ…」

大魔女「あんたら…」


ズララララララァッッ!!!!!!!

蟻P「レンッ!!!!!!!!!!
待たせたなぁ!!!!!!!!!!!!」

レン「み…みんなーーーっ!!!!! …どうして!!?」

蟻D「みての通りでいッ!!」

蟻Q「我々はお前に気付かされた 我々の本当の気持ちをな…
お前一人で戦わせて悪かったな…」

蟻N「俺達も共に戦おう!!!!
ワリムツを倒し 女王様を助けるんだ!!!」


レン「み…みんな……
あ…ありがとう…… ぼ…ぼく嬉しいよ…」
ぽろぽろ…

大魔女「一つ言わせてもらうけど
レンは一人で戦っていたわけではないわよ 私がいたもの」

蟻Z「人間殿 サンキューベリーマッチョ」

蟻J「マッチョ」

大魔女「…ふ さぁこの勢いに乗って先に進もうじゃないの
ゴキブリとの最終決戦へとなだれ込むわよ!!!」

蟻ら『アリッサーーーーー!!!!!!!!!!』
カーッ!

78 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 19:24:50 ID:f6hjc/Xc
ドゴゴゴゴゴゴォーーーンッ!!!!!
バゴーーーーーーンッ!!!!!!


虫兵A「ぐげがァッ!!!!
蟻連中が反乱を起こしやがったァッ!!!!!」

虫兵B「裏切り者には死を!! 殲滅しろ!!!」


ドギャギャアァーーーーーンッッ!!!!!

虫兵C「ぐはァーーーーッ!!!!
だ…だが…蟻強ぇぞ!!!!! たかが奴隷が 何故ここまで!!!!!?」



――― 第4層 ―――


ビーーッ ビーーッ!!!

イクティス「ぬ…ぬぅ…何と言う事だ!!!!
命令なしじゃ何も出来ないはずの蟻達がまとめて反乱だとは!!!
予想外すぎるぞ!!!!!」

ギリッ!!
イクティス「…しかも なんだこの被害状況は!!
たかだか数百匹の蟻ごときに その数倍以上の兵達が次々とやられているとは?!!!」

ワリムツ「当然である」
カッ

イクティス「王!!?」

ワリムツ「蟻は元々 虫の中でも指折りの超戦士なのだ
一匹一匹が他の超真虫数匹分の力を持っておる」

ワリムツ「ワらがミリヤを使い 女王の命令で奴らを抑えていたのも
奴ら蟻の戦闘能力を警戒していたからだ…
だがしかし…奴らにもまだ自らで考える頭があった様であるな…
…今の奴らは手強いぞ… 決して気を抜くなと兵達に伝えよ」

イクティス「……はっ!」

79 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 20:39:57 ID:f6hjc/Xc
フーリャン&蟻の連合軍は破竹の勢いで頑張っていた



大魔女「雷蹴も見てねキック!!!!!!」
ギュラァッ!!!!

バリィーーーーーゴゴォーーーーーッ!!!!!!!!

虫兵達『ちゅうァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!!!』


レン「スピアドルチャージ!!!!!」
ギャグララララララララァッッ!!!!!!

ジャッッチェリャアァーーーーーーーッ!!!!!

虫兵達『ちゅうァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!!!』


蟻達『大群アタック!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!

バッキャーーーーーーンッ!!!!!

虫兵達『ちゅうァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!!!』



ボトボトボトッ…

オケラ「つぇーーーーーーッ!!!!! ちょーつぇーッ!!!!!!!」

ダニ「まったく歯がたたねぇ…」


ココーッ
大魔女「スケーティング・プレス!!!!」
シュババッ

メッシャアァッ!!!!!

オケラ&ダニ『ギャアアアアァァァッ!!!!!!』

《↑スケートシューズ履いたフーリャンに頭の上に着地される虫》

80 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 21:54:49 ID:f6hjc/Xc
オケラ「い…イデオーーーーーーーッ!!!!!!!
さ…ささっ…刺さっとるケラーーーーーッ!!!!!!!!」

ダニ「血がーーーー!!! 命を懸けて溜めた血が流出しているダニよーーー!!!」

大魔女「ふふふ…痛いでしょう…? このままじゃあんた達は死ぬわね…」

二匹『嫌でゃーーーー!!!!!』

大魔女「なら教えなさい… 第4層への道をさ…
教えてくれたら生かしてあげるわよ」

オケラ「ぐ…そ それは……」

大魔女「トリプルアクセル・プレス」
タタンッ グルルルッ!!

ストーーーンッ!! ブシュッ

オケラ「ホエェェエェエェッッ!!!!!!」
ドクドクッ

ブシャアァッ ブシュシュッッ
ダニ「ダ…ダニダゴリ゙ャアァァァーーーーー!!!!!!!」
カクッ ちーん…

オケラ「ダ ダニ死んだーーーーーー!!!!!!!」
ガガーンッ!

大魔女「あんたも…こうなりたい?」
ニチャア…

オケラ「ほ…ほあぁぁぁぁ……」
カタカタ… ゾクッ!

81 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 23:26:57 ID:f6hjc/Xc
オケラ「い…言いましゅ……」
ガタガタガタガタ…

大魔女「ふ いい子ね
あなたは長生きするわよ」

オケラ「ひ…ひゃい…」
ガタガタガタガタ…

大魔女「さぁ言いなさい
短く 簡潔に 的確に ね」



―――… kaku sika …―――


大魔女「あぁ…? 本当にあんの? そんな場所に?
あんた… この私に嘘を付いたらノーパン(脳みそパーン)するわよ…」

オケラ「おひひぃッ!! 嘘だなんて滅相もございますんッ!!!」

大魔女「……まぁいいわ 行ってみればわかるし…」

オケラ「じゃ…じゃあ俺はこれで…」
そそくさ…

大魔女「切り捨て御免トリプルツインアクセルブレードスナップ凍らせて即氷砕無痛成仏コースキーーーーーーーーック!!!!!!!!!!」
バキキーーッ!!

オケラ「オケラだって生きてリャアアァァァァァァーーーーーーーアッ!!!!!!!!!!!」
ノーパァンッ!!!!!!!!

大魔女「よし」

82 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/22(日) 00:19:51 ID:c74JzMPC
レン「触角突き!!!!」
ズッキーニッ!!!

大魔女「レン」

レン「あっ フーリャンりん! いい汗かいてる!?」

大魔女「普通よ
それより聞きなさい 第4層へ行ける場所がどこか分かったわ」

レン「アントッ!! マジですかーーーっ!!!」

大魔女「マジよ 私は嘘付かないからね」

レン「うおほーーーッ!!! こりゃみんな呼ばないと!!
ハァーーーーッ!!!!!!」
ビシッ!

大魔女「!?」



レン「ンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポ」
くねくね



大魔女「!?」


しーーーーん…


レン「ンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポ」
くねくね

大魔女「……アホみたいな顔して体くねらせながら踊って何してるわけ?
…寿命?」

レン「ち 違うよぉ!! ぼくピチピチの五ヶ月だしまだ!!!」

大魔女(20年)「五ヶ月……」

レン「今ぼくは仲間を呼ぶテレパシーを流してるんだよーー!!!!」

大魔女「えぇ!? ……!!」


ドドドドドドドド…


大魔女「!!」


ドドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!
蟻達『何ァに事だァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!』


大魔女「一斉に来た!!!!!!」
ブーッ!

83 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/22(日) 05:00:10 ID:c74JzMPC
レン「フーリャンりんが第4層へ行く道を敵から聞き出したみたいだよ!!」

蟻達『アントビリーバボーーッ!!!!!!! 蟻なだけに!!!!!!!!!!』
どわ゙ーーーーッ!!!!!

大魔女「うるさッ!!!!」

レン「フーリャンりん!! その場所まで連れてってよ!!!」

大魔女「分かったわ ちゃんと付いてきなさいよ」

蟻達『アリッサー!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「一斉にしゃべんじゃないわよ…」



そして


大魔女「ここよ」
ビッ!!

レン「なっ…」

蟻達『なんぞこれらーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゔわ゙ーーーーーーッ!!!!!!

大魔女「だから一斉にしゃべるなーーーー!!!!!!
ゲリ ウンコ メコレ!!」


ブチューーーーーッ ブリッッ ボトトトッ!!!!!!
ブッブブブッッ!!!!! ブァーーーーーーッ!!!!! ドッブブァアァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
プッ!!


蟻達『わりかし臭ァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バタバタバタバタバタバターッッ!!!!!!

大魔女「いい加減にしろーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

84 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/22(日) 11:50:36 ID:c74JzMPC
虫兵A「マザーと蟻共が4層の入口の場所を知ってしまった様だ!!!!」

虫兵B「まずいぞ……」

虫兵C「……王に連絡を! アレの出撃許可を要請するのだ!!」


――――…

ババーーーン!

大魔女「第4層に続く道は …この中よ!」


バンッッ!!!

《芸能プロダクション 虫プロ》


レン「えぇーーーーっ こんな寂れた芸能事務所の中ァ?!!」

大魔女「そうらしいわ」

レン「え〜〜…まさかぁ… ……騙されたんじゃない?」

大魔女「あの状況であの虫が嘘をついたとは考えにくいわ
まぁなんで虫の帝国に芸能事務所があんのよ とは思ったけど」

レン「う…うーーん… そ…そうかぁ…
でももし本当ならカモフラージュには成功してるよね こんなん絶対に分からないよ」

大魔女「狡い真似をしやがるわ
さてさっさと行きましょ…」


ズズウゥーーーーーーンッ!!!!!
グラグラァッ!!!!!


大魔女「!!!!?」

蟻達『ありりーーーッ!!!!!』

レン「ッ!!!!! なァッ…なぁんだありゃーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」



プシュシュウゥーーーーーーッ!!!!!
シュウゥーーーーー… シュシュウゥーーーーーッ!!!!

ピピ
巨大ロボ『行カセハシナイ ミナコロス』



大魔女「なんだこれ!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!

85 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:21:17 ID:wbW0aMca
《虫プロビルの前に立ちはだかるロボ》

大魔女「な…な…な……」


大魔女「なんで虫が巨大ロボなんて持ってんのよーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!

レン「な…何アレ… あんな兵器…初耳だよっ!!!!!!!!」


プシュー
巨大ロボ「ピピピ…」

シャッ!《←ロボの目の網戸が開いた!》
ミノムシ「ミーノミノミノミノ!!!!!
どうだこいつは超真虫最大の秘密兵器! 大機甲虫『ムシャ丸』ミノッ!!!!!!
全長100m 重量8万トン!!!!!!!
デラ危険原子エネルギー“亜・Gの素”を動力にしたスーパーウルトラ超機動兵器ミーーーノッ!!!!!!」


大魔女「私の家の下で何作っとんじゃーーーーーー!!!!!」
カカカーッ!!

ビクッ
ミノムシ「今 凄い形相で睨まれてるミノよー…
で…でも全然怖くないもんねーーー!!!!
今のミィから見ればお前なんて足元のゴミミノ!!
軽く踏み潰してハイおしまいっミーーーーノッ!!!!」
グオォォッ!!


レン「き…来た!!」

大魔女「なめんじゃないわよ!!!」
バッバッ

ギュアアアアァァァッ…


レン「フ…フーリャンりんの腕に岩が集まってって…巨大な腕の形に!!」


大魔女「ハードデスッ!!!!!!!!!!」
ビュオッ!!!



ドギャギャアァーーーーーーーーンッ!!!!!!!!

86 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:22:17 ID:wbW0aMca
大魔女「…鉄くっさい足を私に向けんじゃないわよ…!」

レン「重量8万トンのロボの踏み付けを受け止めてるよ…」


ミノムシ「な…なんて奴ミノーーー!!!」


大魔女「噴射ハードデス… ロケットパンチよ!!!」
ギュボボォ…

ズドーーーーーン!!!!!

ミノムシ「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!」
ズデデーーーン!!!!


レン「やった! ひっくり返ったよ!!!」


大魔女「サビール バクサド メコレ」


ピシピシピシ…

ミノムシ「……ミっ!?」


ドッガァーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミノムシ「サナぎゃーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」


ドゴーーーーンッ ドゴォーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドッッ!!!!

レン「わぁッ すごい爆風だよ!!!!!」

大魔女「…ふん 兵器じゃ私を倒せないって… 一回言っただけじゃ分かんない?」


ドドドドド…… しゅうううぅぅぅ…

レン「…ふい〜〜…今の爆発で町メチャクチャだよ…
でも良かった 巨大ロボ倒したからこれで」


ドスンッッ!!!!!



レン「…………あり?」

87 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:23:58 ID:wbW0aMca
ドスン ドスン ドスン ドスン ドスン ドスンッ!!!!


ヒュオオオオオオォ…


レン「…えーと…」




ピピ…
巨大ロボB「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボC「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボD「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボE「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボF「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボG「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボH「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボI「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボJ「ウンコロス」

ピピ…
巨大ロボK「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボL「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボM「ミナコロス」

ピピ…
巨大ロボN「ミナコロス」




レン「いっぱいいるーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
ズガーーーーーーンッ!!!!!!!

88 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:25:19 ID:wbW0aMca
レン「き…巨大ロボが…… な…何十体も……」

蟻達『多勢に無勢だ卑怯だぞーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「私達のが数多いけど」



シャッ
フナムシ「はっさはっは ムシャ丸が一機だけだと誰が言った!!
ムシャ丸はいっぱいあるんだワサ!!」


レン「量産型秘密兵器なんて非常識だーーーーー!!!!!!
帰れ帰れーーーーーッ!!!!」


フナムシ「帰るさーーーーー!!!!! てめーら全員踏み殺してからなぁーーーーー!!!!!!!」
グオォーーーーンッ!!!



大魔女「…ちっ こんなのといつまでもやり合ってたら魔力と体力がもたないわよ」

蟻達『……!』


ダダダッ!!!


レン「!? みんな?!!」


蟻達『ここは俺達が引き受けた!!!!! お前達2人は先に行けーーーーー!!!!!!』
ドーーン!!!!

レン「そ…そんな?!!!!!!」

大魔女「…あんたら…」

レン「む…無茶だ!!!」

蟻V「大丈夫ビクトリー!!!!
蟻は踏み潰されるのに慣れているッ!!!!」

レン「大丈夫じゃないじゃんソレ!!!!!!!!」

蟻O「ばっきゃろオーーーーーーーーー!!!!!!!」
バキーーッ!!!!

レン「あんとブーーーーーッ!!!!!!!!!」

蟻W「俺達の事なんて気にしてんじゃねーwwwwwwwww
今はただ一つ 女王蟻様を助ける事だけ考えるんだwwwwwwwwwwwww」

レン「み…みんな……」

89 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:26:28 ID:wbW0aMca
蟻Y「ワイには分かる… お前さんなら女王蟻様をきっと助けられる……
お前が…以前の優しい女王蟻様を連れ帰って来てくれる…
そう考えるだけでワイらの胸に希望がワイてくるんだワイ…
絶対死ぬもんか! って気になるんだ……ちんこ」

蟻J「おまえに託すジェイ」


レン「……… 分かった…!
絶対に女王蟻様を助けるから… みんな…どうか死なないで!」

蟻『おぉ!!!!!!』


ドンドン!
フナムシ「話長ぇーーーーよ!!!!!
そしてその話を黙って聞いてる俺超紳士!!!!!!」


蟻H「あん…みんな行くわよォん…」

蟻S「かかれーーーーー!!!!!!!!
ビシビシ叩いて調教してやらオラァーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドッ!!!!

ドカカーーーーーッ!!!!


レン「……行こう… フーリャンりん…第4層に!!」

大魔女「そーね」

90 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:27:57 ID:wbW0aMca
>>85-89代理投下

91 名前:代行:2010/08/26(木) 03:07:58 ID:kSEJD8Wi
『虫プロ』内


大魔女「…見て」


ドンッ!!

《↓第4層入口(開けたら閉める)》


レン「普通にあった!!!!!!!」
ガーン!!

大魔女「ここを降りれば第4層ってわけね…
そしてそこには王野郎が…!!!!」

レン「…女王蟻様がいる!!!!!」



ドーーーーーン… ズガガカァッ バキッ ドゴゴオォォッ… シャワー…
《↑外の音》


レン「……みんな…待ってて!」

大魔女「よし…突入よ!!」


ガチャーーーンッ!!!!!
タタタタタタタタッ!!!!!!


ザッ!! バッバッ!
大魔女「………」

ヒュオオオオ… しーーーん…

そ〜…
レン「…つ…通路だ 何もないね……」
ドキドキ

大魔女「…もっと宮殿っぽい所で たくさんの兵隊がお出迎えしてくれると予想してたんだけど…
薄暗くてジメジメしててとても王様がいるとは思えない場所だわね
…ま 王様っつったってゴキブリだし ある意味お似合いかもね」
スッ コツコツコツ…

レン「ま…待って! 慎重に行かないと!!」
タタッ

92 名前:代行:2010/08/26(木) 03:09:12 ID:kSEJD8Wi
2時間後

大魔女「…ハーー いつまで似たような所を歩いてりゃいいのよ」

レン「えらく長い通路だねぇー… …!
はっ も…もしかしてぼくらは今…同じ所をグルグルと…?」

大魔女「……何をバカな事言ってんのよ そんな訳無いわ…」

レン「だ…だよねぇ」
HAHAHA…

ポトリッ


――― 数分後 ―――

レン「あれーーー!! おかしいな!!!」
ゴソゴソ

大魔女「どうしたのよ ちんこがどうにかなっちゃったりでもした?」

レン「ちっ ちがうよーーーー!!!!
ぼくの宝物が… プラチナの時計がないんだよーーーー!!!!!」

大魔女「はぁ? プラチナの時計!?
なんで蟻ごときがそんなもん持ってんのよ…わきまえなさいよ…」

レン「お…落としたのかなぁ…高いやつなのに!!」

大魔女「身に合わないもんなんて着けてるから落としたりすんのよ
惜しいなら戻って探して来なさいよ」

レン「い…いやいい… それより先を急がなきゃ…」


――― 数十分後 ―――

大魔女「……ふはぁー…まだなの……」

レン「まだだねー………ん?」

きらきらきら…

レン「あーーーー!! アレ!!! さっきぼくが落としたプラチナ時計!!」

大魔女「…!? なんで私達の“前”にあるのよ!?」

レン「やっぱりこれぼくんだぁ!! ははっ…良かったーー!
…そうかぁ!! やっぱりぼくらグルグル回ってたんだね!!!!」

大魔女「そんな訳あるかバカヤローーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーーッ!!

レン「ブべぇーーーッッ!!!! 現実受け入れてッ!!!!!!!」

93 名前:代行:2010/08/26(木) 03:09:53 ID:kSEJD8Wi
ペタリ…
大魔女「……はーー… なんだかドッと疲れたわ…」

レン「最悪の時間の無駄遣いだったね…
フーリャンりんやっぱり騙されてたんだ…」

大魔女「そんな馬鹿な… あのオケラめ……」

レン「………あれ?
そーいえば… ぼくら同じトコをグルグル回ってたんならさ…
ぼくらが降りて来た階段はどうなったのかな?
無かったよね…」

大魔女「……」

レン「まさかぼくら… 閉じ込められた?」

大魔女「………」

レン「まさかの… だ…大ピンチ…?」

大魔女「……ふ…」

レン「?!」

大魔女「ふざけた事言ってんじゃねーわよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガァァッ!!!!!

レン「ひーーーーー!!!!!!」

大魔女「この私が騙された上に罠にハメられたと!?
そんな事が…ありえるハズないでしょーーーーーーーーがァーーーーーーーーーーッ!!!!!!!
ファイヴド マグジドール ボム メコレ ジオン!!!!!!!!!!!」



ドドド…… グラァッッッ!!!!!

レン「…はおぉッ!? じ…地震!!!?」


ドドドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

レン「おギャーーーーーーッッ 死ぬるーーーーーーッ!!!!!!!」


94 名前:代行:2010/08/26(木) 03:10:58 ID:kSEJD8Wi
第3層

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!


蟻達『わぁーーーー!!!!』


フナムシ「なんだワサ!!!!!!!?」


ズゴゴォッ… ドオォーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!


フナムシ「ま…街がッ… ……地殻変動!? な…何事ーーーーーーーーー!!!!!!!」
ガガーン!!


――― 第4層


パラパラパラ…

レン「……ひ…ひー…ひー…」
ガタガタ

大魔女「……やりすぎた」
ズーン…

レン「やりすぎだよーーーー!!!!
通路がメチャメチャに崩れて危うく生き埋めだよーーーー!!!!!!!」

大魔女「大地震を起こす魔法をここで使うにははちょっとばかしアレだったわね」

レン「………フーリャンりん この魔法使えばもっと手っ取り早く帝国潰せたんじゃない?」

大魔女「…あぁ!!」
ポン!

レン「あぁ!! って!!!!!
や…やめてよーーーー!!!!!!!!」

大魔女「やらないわよ 王野郎は私の手で倒してこそ意味があるんだから」

レン「……ほっ…
…で…でもどうすんのこれから……
フーリャンりんのさっきの魔法で文字通り八方塞がりになっちゃったんだけど…」

大魔女「……ふむ… …このままじゃヤバイわね……」

レン「う…うーん… …ん?」
くんくん

レン「この匂いは…?」

95 名前:代行:2010/08/26(木) 03:11:43 ID:kSEJD8Wi
レン「くんくん くんくん」

大魔女「どうしたのよ この状況で頭でもおかしくなったかしら?」

レン「い…いや……
…フーリャンりん ちょっとこっち来てみて」

大魔女「? 何よ?」


ヒュ ヒューーー…


大魔女「……何? 風?」

レン「うん ここさっきまで鉄の壁が貼られてたけど 今の地震ではがれたっぽい
で 土の壁が剥き出しになったみたいなんだけど…
ほら ここに小さな穴が開いてるよね
この穴からスキマ風が吹いてるの イイ匂いがするよ」

大魔女「だからなによ」

レン「分からない?」

大魔女「……分からないわよ!!
何? あんた私を馬鹿にしてんの? 殴るわよコラ」

レン「っ! つ…つまり!
この穴からスキマ風が吹いてるって事はこの穴の向こう側に広い空間があるかもって事だよ!!!!
イイ匂いするし!!!!」

大魔女「本当に? …あんた適当に言ってんじゃないでしょうね」

レン「いや…ゴメン 半分適当」

大魔女「……適当な事を自信たっぷりに言うわね…
まぁいいわ…ものは試しよ レン…この穴を掘りなさい」

レン「アリッサー!!!!」

大魔女「見当違いだったら半アレす」

レン「アっ…アリッサー…!!!!」
ゴクリッ

96 名前:代行:2010/08/26(木) 03:12:53 ID:kSEJD8Wi
ザックザック…

ガクガクブルブル
レン「ハーー…ハーー…」

大魔女「早く掘りなさいよ 何震えてんのよ」

ぶつぶつ
レン「間違ってたらアレされる間違ってたらアレされる間違ってたらアレされる間違ってたらアレされる間違ってたらアレされる…」
ガタガタガタガタ…

ザックザック…


――― 掘り進む事数十分… ―――

ザックザク…
レン「開通しろ〜〜〜〜開通しろ〜〜〜〜〜開通してぇ〜〜〜〜〜〜…」
カタカタカタカタ…

大魔女「もう分かったから 落ち着きなさいよ」


ザガッ!

レン「ほっッ?!!!」
ビクッ

大魔女「お?」

ザクーーーンッ バザザザァ〜〜〜〜ッ!!!!

ピューッ
レン「わたーーーーーっ!!!!!」
ドテーーーーン!!

ピューッ
大魔女「ぬっ!」
スタンッ!

ムクッ…
レン「…ッ ぁいつつつッッ… …ハッ! こ…ここは…!!?」
キョロ!!


コオオオオオーーーー……‥
《そこは宮殿の様なきらびやかな場所だった》


レン「や‥やったーーーーー!!!!! 開通だぁーーー!!!!!!
ハハッ…やった…やったッ ほら!! あったよフーリャンりんっ…空間!!!
やぁ…やったよーーーーー!!!!!! 命万歳!!!!!!! 命万歳!!!!!!!!!!」

大魔女「大袈裟ねぇ」

97 名前:代行:2010/08/26(木) 03:14:06 ID:kSEJD8Wi
レン「はぁ…はぁ… ………
こ…ここが本当の第4層なのかな…
…やっぱり薄暗くて静かだけど」

大魔女「でも見てみなさいよ
見た目宮殿ぽいし 壁の所々に宝石やなんかがちりばめられてる
王が居るにはいかにも…って雰囲気よ ゴキ王だけど」

レン「はは…ぼくらが入って来た道って絶対正当な入口じゃないよね…」

大魔女「結果オーライってやつよ 何も問題ないわ」



??「問題ありすぎだ とんでもない場所からコンニチワしてきやがって
人間ってのはこうも不躾な生物なのか」


大魔女&レン『!!!!?』
ババッ!!


??「まぁいい… 不躾な客人にはそれ相応の出迎えをしてやれば良いだけだ…」


レン「お…お前は……!」

イクティス「来ると思っていたぞ…マザー!!」
ドンッ!

大魔女「…クソ角!!」

レン「うっ…う… 『十虫』最強の超真虫…イクティス!!
まさか…いきなりなんて!!!!」

イクティス「あの時は逃げられたが…次はそうはいかんぞ
…何故なら この俺を倒さない限り お前達もこの先へは行けぬのだからな!!」
ピシンッ!!!


ガシャーーーーーンッ!!!!!!


レン「通路の扉が塞がれた!!!」

イクティス「…さぁて ようこそ…だ
ここから力無き者は進むことかなわぬ修羅の道
帝国第4層を守る最強最後のセキュリティ…『王都への道』!!!」
ズンッ!!!


98 名前:代行:2010/08/26(木) 03:14:47 ID:kSEJD8Wi
大魔女「あんたが居るっ事は ここはやっぱり当たりだったって事ね」

イクティス「…そうだ ここが真の第4層よ…」

大魔女「じゃー王野郎もここに居るのね」

イクティス「あぁ この層の1番最奥におられる」

大魔女「そう じゃああんたどいてそこ通しなさいよ
あんたなんかに用はないの 私が用があるのはゴキブリ大将よ」

イクティス「ふはははは!
それは無理だ もう扉は閉じられた」

大魔女「じゃああんた 開けなさいよ」

にや…
イクティス「それは 無理だ
この扉は俺を倒さない限り決して開かない!!」

大魔女「何…!?」

イクティス「この第4層には 王の間にたどり着くまでにいくつかの部屋が存在し
各部屋はそれぞれ“十虫”が守護をしている
そして その部屋の守護者である“十虫”を倒さない限り扉は開かず先へは進めない仕掛けになっているのだ」

大魔女「なにそれ…めんどくさっ!!」

イクティス「それが…王を守る最強のセキュリティ『王都への道』の全貌だ!!
はははっ 残念だったな!!! お前達はこれより先へに行けない!!
何故ならこの最初の部屋『徒労の部屋』を守る第1の守護者は俺だからだ!!!!」
ギンッッ!!!!

大魔女「……はぁ?」
ギララッ!!


99 名前:代行:2010/08/26(木) 03:15:27 ID:kSEJD8Wi
《第4層 “王の間”…
ここには現在十虫達が召集され モニター越しで大魔女の戦いの様子をを伺っていた…》


カマキリ「いきなりイクティスの野郎たぁー運がねぇ…
マザーも…そしてオレらも」
ドンッ!
《“十虫”カマキリの超真虫 ギギエル》

ムカデ「だにょ… ウリらの出番ねーズねーかクリィ」
ドンッ!
《“十虫”ムカデの超真虫 ガムテーピー》

??「あの怪力馬鹿は紛れもなく超真虫最強の実力を持ってっからネ
人間じゃお話にならないネ」
ドンッ!
《“十虫”フンボルトペンギンの超真虫(?) バツガイ》

バンバンッ!!
クワガタ「納得いかーーーん!!!
イクティスが最強だと!?? 否!!! 最強は俺様よ!!!!!!!」
ドンッ!
《“十虫”オオヒラタクワガタの超真虫 ウルサインド》

ハチ「カカカカカカ パワー馬鹿じゃアタイみたいな知能派に遊ばれるのがオチさね」
ドンッ!
《“十虫”スズメバチの超真虫 トラバラ》

クモ「ふひっ…言えてる…… 馬鹿は単純で…殺しやすっ…! ヒャヒャヒャ」
ドンッ!
《“十虫”タランチュラの超真虫 ネンネン》

ウルサインド「なんだとォッッ!!!!!!」

ネンネン「やるかぁ…ヒャヒャ」

ゴゴゴゴゴ…


??「やめいッッ!!!!!!!!」

ウルサインド&ネンネン『ビクッッ!!!!!!!』

茶碗むし「王の御前であるぞい…慎まんかァッ!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!
《“十虫”茶碗むしの超真虫 おかず》


ウルサインド「す……すまん… リーダー…」





ワリムツ(……………突っ込むべきなのか……二カ所ほど……)


100 名前:代行:2010/08/26(木) 03:16:08 ID:kSEJD8Wi
以上代行終了です

101 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 09:42:13 ID:7zU+5KvJ
茶碗むしwwwwwwwww
ペンギンは百歩譲ってありだとしても
茶碗むしはねぇよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

102 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:46:42 ID:y22R3bLv
イクティス「先へ進みたいのだろう
ならば道は一つ …“やり合う”のみ!!!!」
ズジャッ!!!!

《↑体勢を低くして構えるイクティスさん》

ザッ
大魔女「………!」

イクティス「ふふ 超真虫に進化したとはいえ
やはり俺はこの体勢がしっくりくるのでな」
わっしわっし

大魔女「……ふん それはあんたが昆虫だった頃から進化しきってないって事じゃないの?」

イクティス「それは違う…
俺は超真虫に進化し このバトルスタイルを完成へと昇華させたのだ!!!!
喰らうがいいッ タブルハンガークラッシュ!!!!!!!!」
ズドーッ!!!!!

《↑二本の角を大きく開いて大魔女に突進するイクティス さん》


レン「来たーーーー!!!!
フーリャンりん避けてぇ!!!!!!」

大魔女「……」
ザッ! バシンッ!!

レン「えっ!?」

大魔女「受け止める!!!」
ばーん

レン「えーーーーーーッ 何故ーーーーーー!!!!!!!」
ガーーン!

103 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:48:28 ID:y22R3bLv
イクティス「はーーーーっ 気でも狂ったかーーーーーーッ!!!!!!!」
ズドドドドドドドォッ!!!!!!

ギュゴォーーーーーッッ!!!!!!!

大魔女「…来なさい!!
ゴリラアーム!!!!!!!」
モリッ!!

《↑モリモリになるフーリャンの腕》

レン「うぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!!」
ズズーン!!


ゴバァッ!!!
イクティス「ダブルクリップ!!!!!!!!!」

ガガッ!!!!!!
ドゴオォォーーーーーーーーッッ!!!!!!!!


レン「わァーーっ!!!!!!!!」
ドテーーン!!


しゅうううううう…


ガバッ
レン「フーリャンりん!!!」



ギリギリギリ…
大魔女「……ぐくっ…ぅ!!」
どんっ!!

イクティス「…ほう」

《↑二本の角を掴んで踏ん張ってるフーリャン》


レン「す…すごい!! イクティスのタックルを止めるなんて!!!!!!」

大魔女「……屁でもないわ…!」

イクティス「ふむ やるな……しかし
これで終わりと思ったか?」

大魔女「!?」

イクティス「俺はヘラクレスオオカブト!!!! 敵はしゃくり上げて殺す!!!!!!!」
ギンッ!!!

104 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:49:38 ID:y22R3bLv
グゴゴゴ…

大魔女「…!!」


レン「フ…フーリャンりんが持ち上げられる…… な…なんて角怪力だ!
ま…まずいよ! フーリャンりん角から手を離して逃げて!!」


大魔女「…ちっ!!」
パッ! 《←手を離した》

イクティス「逃がすかッ馬鹿がッッ!!!!!」

ガッシィーーーーーーンッ!!!!!!!!!!

《イクティスの角にガッチリ捕まるフーリャン》


レン「フーリャンりんーーーー!!!!」


大魔女「…ぐッ …はぁッ」
ギチギチギチッ…

にやり
イクティス「このまま……age盛しゃくり殺ッ!!!!!」

ブオンッッ!!!!


大魔女「ぬはぁっ!!!!!」

《上に放り投げられるフーリャン》


イクティス「…空中ではまともに防御もできまい」
ギラランッ…

バサァッッ!!!!
《イクティスさんが羽を広げた 鋭利な角はフーリャンに向けられている》


レン「ま…まさか!!」


イクティス「貫き殺してやるッ!!!!!!」
バッサァッ!!!!

大魔女「!!!!」

105 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:52:10 ID:y22R3bLv
バササササーーーッ
イクティス「ハハハハーーー!!!! 空中で舞う鮮血の芸術だ!」


ビュオォン
大魔女「…くァッ…… フ…フワラル……」



ダーッ!!
レン「やめれーーーー!!!!!!」

ガキキィィンッッ!!!!

イクティス「ぬッ!!!!」

《飛翔しようとするイクティスさんを阻止するレン》

イクティス「邪魔をするな雑魚がァッ!!!!!」
ガッガッ

レン「ぐッ……ぐぐぅッ!!」


大魔女「………レン!」
ボボウッ!!


イクティス「死ね!!! 奴隷ごときがッ!!!!!」
ガッ ゴゴッ!!


ボオオオオッ…

イクティス「……むんっ!!?」
バッ


ギューーーンッ!!!!!
大魔女「ハアァーーーーーー!!!!!!!」
ボボボーーッ!!!

イクティス「!!? …腕が燃えている?!」

大魔女「落下式! スーーーーパアアァァァーーーーーッ 焼死パぁーーーーーーーーーンチッッ!!!!!!!!」
バオッッ!!!!



ドドボゴオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

イクティス「グゴゴゴーーーーー!!!!!!!!!!!」

106 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:53:33 ID:y22R3bLv
イクティス「グガーーーーーー!!!!!!!」


スタンッ!
大魔女「…どう? ダンゴムシの装甲も貫いた拳撃よ」

レン「フ フーリャンりん!! 良かった!!!
流石だね!! ピンチをチャンスに変えちゃったよ!!!」

大魔女「まぁね …!」
ゾクッ!!!

ガパパァッッ!!!!!
《↑フーリャンの背後から現れる角》

大魔女「ッ!!!!!!!!!」
ババッ


ガチィィーーーーーーィインッ!!!!!!!!


ザザザッ!!
大魔女「……ぬっ 馬鹿な…」
《↑はさみギロチンを間一髪回避した》

ゆらぁ…
イクティス「…熱いなァ…」

大魔女「!!」

きらーーんっ! 《←イクティスの体》

大魔女「…ダメージ… ほぼ無し…!?」


イクティス「ペイルを殺った技か… 成る程納得の高威力…
…だが俺には効かん 俺の甲殻の強度はペイルのソレを遥かに上回る!!!」

大魔女「……アホかってのよ…!」

イクティス「これが進化の極みなのだーーーー!!!!!」
グガァッ!!

レン「来るよーーーー!!!!!!」

107 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 07:55:57 ID:y22R3bLv
迫り来るイクティスの角撃
フーリャンはそれを華麗な魔女ステップでかわすぞ!
そして隙を見ては渾身の一撃を打ち込んだ!! が
イクティス「効かん」
と 余裕しゃくしゃくなイクティス
大魔女「だららららら!!!!!!」
フーリャンは更なる攻撃を更に激しく!更に多く打ち込んだ!! が
イクティス「効かん」
大魔女「このウンコ色がーーーー!!!!!!!」
キレて汚い言葉で罵倒するフーリャン 焦っている証拠だぞ
イクティス「断頭台角撃!!」
そして次はイクティスの攻撃ターンだ
何度も何度も固くて太い自慢の角を振り下ろす! 叩かれた床は無残にもえぐれている!
大魔女「一流手捌き!」
負けじとフーリャン イクティスの激しい攻撃を捌く捌く 捌きまくり
しかしイクティスの攻撃は超激しく フーリャンも捌ききれずダメージを受けてしまう!
大魔女「死ねーーーー!!!! ウンコ色死ね!!!!! トイレで溺れて流れ死ねーーーー!!!!!」
更にキレるフーリャン ヤバイ
レン「フーリャンりん落ち着いて!!」
何もしていない蟻は言った

108 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:40:37 ID:QH7qL5bi
イクティス「心を乱しては俺には勝てんッ!!!!!」
しゅぴーーんッ!!!!!

大魔女「ッ!!!!」
バサァッ!!!

《フーリャンのマントが切れた》

大魔女「なっ…あッ… …ッ
なにしてくれてんのよ私の大事なマントにーーーーーーー!!!!!!!」
ブチーッ!

《フーリャンもキレた》

イクティス「そんなマント 別にあっても意味ないだろう」

大魔女「あんたに私のファッションの何が分かるってのよーーー!!!!!
マジ許すマージ!!!!! 魔女なだけにッ!!!!!!」
カーッ

イクティス「知るか 超真虫は基本全裸だからな」

大魔女「ただの変態集団じゃないのよ!!!!!!!!!」

レン「……やっ な…なんか急に恥ずかしくなってきちゃったっ」
カクシ

大魔女「とにかく!! 私のマントを傷つけた罪は重いッ!!!
死ね!!!!!!」
キュウンキュウンキュウン…

《フーリャンの腕に土や岩が集まる》

ガッシッッ!!!!

大魔女「ハーードッ デスッッ!!!!!!」
ブゴオッッ!!!!

《岩石で形成された巨大な腕でイクティスさんに殴り掛かる!》


イクティス「……」

109 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:41:59 ID:QH7qL5bi
ガッゴッッ!!!!

イクティス「無駄だと言うに」
《↑角でパンチを軽々払いのける》

大魔女「ハーーードラァッッシュッッ!!!!!」
ブオォンッ!!

ガカガカガカガカガカガガカガカガカガカガカガカガカガカガカッッ!!!!!!!!!



レン「わーーーーッ 蟻の目にも留まらぬパンチと角の応酬だぁッツ!!!!!!!!」


カカカカカカカカカカカッッ!!!

大魔女「……ぐぬっ」
じり…


レン「お、押されてるよ… フーリャンりん!!」


イクティス「づェエいッッ!!!!!!!!」
ブンアァッッ!!!!!

バギャッッ!!!! ピシィッ!!!!!
大魔女「ッ!!!」


レン「あ…ああぁっ!! 岩の手にヒビがっ!!!!
8万トンのロボのストンピングにも耐えたんだよ?!!!」


イクティス「吹っ飛べッ!! ホーンバッティング!!!!」
ブオンッ…

大魔女「っやばッ……!!!」
ガバッ!


ガキィーーーーーーッッ!!!!!!


大魔女「うぅっ!!!!」
ドピューーン!

《↑イクティスさんのフルスイング角を岩腕で防御するが凄すぎて超吹っ飛ぶ》

レン「フーリャンりいぃぃーーーーーん!!!!!!」
《↑なんかしろ》

110 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:43:22 ID:QH7qL5bi
ズドーーーンッッ!!!!
大魔女「ふぼォッ!!!!!!!」
パラパラ…

《壁に激突する大魔女 岩腕は粉々になった》


ズシィンッ! ズシィンッ! ズシィンッ!
イクティス「…まったく非力!! 虚しくも非力よ!!!
それでもなお俺に挑むとは愚の骨頂だぞ マザー!!」

ググ… バカァッ
大魔女「ハァ…うるさい…調子に乗んじゃないわよ…! 虫風情がッ!!」

イクティス「……呆れたものだ まだやる気なのか」

大魔女「…ムカつく奴に背中を向けて逃げ出すような可愛いげは…私は持ち合わせていないのよ」

イクティス「そうか …じゃあ死ね」
ズウゥーーン!

大魔女「……死なないわよ… …私はッ」
パキキキ… キキンッ!!

《アホの一つ覚えのようにまた岩腕を作り出すフーリャン》

イクティス「…愚かだが… その意気だけは素晴らしいな
ならばこちらもその意気に答えて派手にしゃくり殺して殺るッ!!!!!」
ズババーーーー!!!!

111 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:45:10 ID:QH7qL5bi
ガッ!!!


《フーリャンは迫る角にいち早く左の腕を突き刺した》

大魔女「グラビド メコレ!!」

《フーリャンが呪文を唱える
すると謎の黒いモヤが角に突き刺さった岩腕を包み込んだ
その瞬間》

ズシッッ!!!!
イクティス「なにっ!!!!?」

《岩腕の重さが急激に増した
その重さを支えきれずイクティスさんは岩腕と共に地面に頭から落ちた》

イクティス「ぐぬぬッ!!」

大魔女「だぁーーーーー!!!!!!」

イクティス「!!!!」

《フーリャンは 身動きの取れなくなったイクティスさんの顔にもう片方の右の岩腕で思いきりパンチをお見舞いした!》

ズガガンッ!!!!!

大魔女「ハードサンドバッグッ!!!!!」

ガッシガッシガッシガッシガッシガッシッ!!!!!!!!

イクティス「ッ…ッッ!!! ッ……!!!!!!」

大魔女「どうよバカーーーーーー!!!!!!!!!
マントの仇ーーーーー!!!!!!! マントの仇ーーーーーーー!!!!!!!」

《↑修羅》


シガッ ガッ…!!!!!

大魔女「!!!!」

イクティス「だ か ら ど う し た ッッ!!!!」
ビギギィッ!!

《イクティスさん 顔を殴る岩腕を手で押さえ止める
そして》

ピシピシピシィッ!!!!!

《驚異のメガトン握力で岩腕また粉々!!!!》

112 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:47:14 ID:QH7qL5bi
《その頃……
蟻のレンは爪を切っていた……》

レン「いや固唾を呑んで見守っているよ!!!!!」



イクティス「おおおおおお………!!」

ぐぐっ…
大魔女「……馬鹿なッ?!」

イクティス「ちぃと重いだけのこんな石ころで…俺の動きを封じたつもりかァァァァァァァッッ!!!!!!!!」
グググーーーッ!!!!!

《ゆっくりと頭をあげていくイクティスさん》


大魔女「まさか…重さが数倍に増した岩腕を持ち上げるというの!!?」

イクティス「カブトムシの力をナメるなよォォォーーーーーッ!!!!!!」
グババァーーッ!!!!

《↑ついに立ち上がったイクティスさん
岩腕と共にフーリャンはしゃくり上げられた》

大魔女(つ…強い!!!!! なんてパワーなの!!!!!!!
小細工なしの身体能力なら 今まで戦った敵の中では間違いなくこいつが最強だわ!!!!!!)

《小細工まみれのミャンチューは論外》


イクティス「次はしゃくり上げてそのまま天井にたたき付けてやるーーーー!!!!!
メガ盛しゃくりファイスッッ!!!!!!!」
ズオァッ!!!!!

113 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:49:07 ID:QH7qL5bi
レン「うぎゃーーーー!!!!!!
フーリャンりん脳天かち割れスプラッターいやぞーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!」
ゾゾーッ


大魔女「き…緊急脱出!!!!」
スポーンッ!
《↑フーリャン 岩腕から手を抜く》

ブオッ…
イクティス「うッ……おォッ?!!!」
ヨタタッ!!
《↑いきなり軽くなったので なんかのけぞって後ろによろけるイクティスさん》

大魔女「ビビらせんじゃないわよバカぁッ!!」
パキキィンッッ!!!!!
《↑また岩腕つくる》

ビクッ!
イクティス「ぐっ!!! …ま…待て!!!!!」

大魔女「ん!?」

イクティス「ぬ…ぬぬぅーーーーッ!!!!!」
シュバッバッバーーー!!!! ザザァッ!!
《↑あわてたようにバク転でフーリャンと距離を取り また体勢を低くして構えるイクティスさん》

イクティス「ハァー…ハァー…」
タラタラ


大魔女「…?
(今の反応は……)」


ポクポクポクポクポクポク… チン○!!!!!!!


大魔女(……そうか……!
…見えた! こいつの弱点ッ!!!!!)
ニヤ!

114 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/27(金) 23:50:06 ID:QH7qL5bi
>>108-113代理投下

115 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:15:43 ID:TI3C4QEV
イクティス「…フー… セーフ…」
ドキドキ

??「ハァーーーーハッハッハッハッハッ!!!!!」

ビクッ
イクティス「?!」

ふんぞりっ!
大魔女「ハーーーッハッハッハッハッハッ!!!!
アハーーーッハッハッハッハッハッハッ…」


レン「ど…どうしたのーフーリャンりん!!!」


大魔女「ハハハハハハハハッッ!!!!!
アハッ アハッ!! アハーーハハハハハハハハハッ!!!!!!
ハッッ…ゲッホオォォーーッ!!!!!!!!」


レン「噎せた!!!」


イクティス「…なんだというのだ…
……そうか これが発情期か」

大魔女「違うわよ!!!!!!!
……笑いが止まらないのよ ……ふふふっ!」

イクティス「……何故だ?」

大魔女「……ふふ 分かっちゃったのよ
…あんたの“弱点”が」

ドキッ
イクティス「なっッ…!!」


レン「マジで!?」


大魔女「さっきのあんたの…間抜けな行動…
アレでピーンッ と来たのよ… 分かるのでしょう?」

イクティス「ッ! …くッ… ぐぬぅッ!!!!!」
ギリッ


レン「さ…さっきの間抜けな行動……!?」
…ハッ

レン「……見てなかった!!!!!!」
ガガーン!

116 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:16:41 ID:TI3C4QEV
びゅーびゅーびゅーびゅーびゅー
イクティス「ん何を言っている 俺に弱点などない」

大魔女「ふ 嘘は苦手なのね
汗がスプリンクラーだわよ」

タラタラタララ〜
イクティス「これは体液漏れだ
この時期にはよくある」

大魔女「…あっそ まぁなんだっていいわ
私はあんたの弱点が分かった 倒し方だってもう頭の中にあるわ これはハッタリではないわよ
…どう? 今ここで負けを認めて扉を開けてくれるってんなら 見逃してあげてもいいけど?(今度はマジ)」

イクティス「……」

イクティス「…くくっ! この俺と取引をしようと言うのか!
ハッハッハッハッハッハッハッ!!!!」

大魔女「……」

イクティス「笑止ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォッッ!!!!!!

ビリビリビリビリッッ!!!!!!


レン「ひーっ!!!!」



イクティス「俺はッ イクティスッッ!!!!!!
誇り高きヘラクレスオオカブトの超真虫にして 王を守る“十虫”だッ!!!!!
見くびるなよマザー!! 俺はそのような脅しには屈しない!!!!!!」

大魔女(…当然よね)

イクティス「…来いマザー…!!!
お前の戦略に俺は受けてたつッ!!!!!!!」
バンッ!!!

117 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:17:46 ID:TI3C4QEV
アセアセ
レン(やっ…やばい! 確実に次の勝負で決まる…!
何故なら…フーリャンりん本気だもの! ぼくには分かる!!
だって屈伸運動してるし!!!!)


大魔女「…オイッチニー! サンッ! シー!」
ぐっぐっ ぐーっ

大魔女「…よいしょーっ!」
ぐるーん


レン(腕を大きく回している!!! 入念だ!!!!!)
ドンッ!


キュキュキュッ…キュッ!
イクティス「ふむ …これでよし!!」
きらんっ!



レン(み…磨いているーーーーーーーッ!!!!! 角を!!!!!!!
本気だ!!!! イクティスもまた本気ッ!!!!!!!)
ゴクッ!!

レン(…いや…しかし)


レン(なんて緊張のない光景だ…)



大魔女「ワンツー ワンツー」
スタンスタンスタン

イクティス「ふんふーんふふん」
キュッキュッキュッ



レン(まさに嵐の前!!! 死闘の予感ッ!!!!!
………………)

レン(………で… ぼくはどうすればいいんだろう……………)


レン(…………)
ポクポクポクポクポクポクポクポク… ちーんっ!



レン(…………爪切っとこ…)
ズーン…

118 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:18:49 ID:TI3C4QEV
そんなこんなで20分後


大魔女「…さて」

イクティス「……やるか」

ドンッ!!


―――…

パチ…パチ…ザリッ!
レン「あいたーーーーーッ!!!! …ハッ!」
ガバッ



ドドーーンッ!!!

大魔女「……」
パキポキッ

イクティス「………」
コキッ コキッ!


レン「は……始まる!!!
こいつは深爪どころじゃないっ!!!!!」



イクティス「……来い」
ぎらんっ

大魔女「言われなくともね」
キッ!

ヒュオオオオオオオ…

大魔女「韋駄天足!!!!」
ビュンッッ!!!!

イクティス「ッ ぬェーーーーイィッ!!!!」
ズガガーッ!!
《↑角を突き出す》

大魔女「不壊魔腕!!!」
カキーン!
《↑なんか鉄のようになるフーリャンの腕》

ガッシィーーーッ!!!!


レン「く…組み合った(手と角で)!!!」

119 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:19:46 ID:TI3C4QEV
イクティス「…ッッ 性懲りもなく巨大な腕を作るかと思ったが…
まさか普通に(腕が鉄っぽくなってるけど)かかってくるとはな…!!」

大魔女「ふぅぅッ!!!!」
ギリギリギリッ

イクティス「馬鹿が 今まで何度繰り返した?
お前が俺に真正面から挑んで勝てる見込みは万に一つないぞ!!
今一度しゃくり上げてやるァーーーー!!!!!」
ぐぐーッ

大魔女「フォレトト ヤドジュカ メコレ!!」
キンッ!

イクティス「むぅ?!!」


バキュバキュバキュ… ズギュルルッ… シュルルーッ! ガシッ!! ネギギィ〜


レン「えっ!? なんだアレッ!!!!!!
フーリャンりんの足から木の根みたいのが生えて 地面に根を張った!!!!」


バンッ!
大魔女「…もうしゃくられないわ 今度は逆にひっくり返してやる…!!」

イクティス「…そうか そうやって体を地面に固定して しゃくり上げられるないようにしているという訳か!」

大魔女「……えぇ」

イクティス「成る程考えたな
だがそれは 自ら逃げ道を無くしたにすぎん!
上半身と下半身を二つに分けてやる!!」
ギュン!!

120 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:20:51 ID:TI3C4QEV
イクティス「ふんヌーーーーーーッッ!!!!!!!」
ギギギギギギッ!!!!!

大魔女「んんーーーーーーあァァッ!!!!!」
ググググググッ!!!!

《↑体を引きちぎらんばかりにしゃくり上げようとするイクティスさんと
それに堪えるフーリャンの図》

イクティス「なかなか耐えるな!! ならこれはどうだ!」
グゴゴッ

イクティス「ハイビート・バイブレートッ!!!!!」
ブブブブブブブブブブブブンンッッ!!!!!!

《激しく角を振るイクティスさん》

大魔女「だばばばばばばばばばばばばッ!!!!!!!!」
ブルルンッブルンッブルルルルルルッ!!!!!

《脳天揺さぶる超振動にも歯を食いしばり耐えるフーリャン
しかし》

パァッッ!!!!

大魔女「しまった!!!!!」
《↑角から手を離した》

イクティス「ホーンギロチン!!!!!」
ズオォーーーーンッ!!!!


《フ》
レン「フーリャンりんの頭に角が振り下ろされるよーーーーーーー!!!!!!」
ゾーーーーーッ!!!!

《てめぇ…》
ビキッ…

121 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:21:42 ID:TI3C4QEV
カッ!!
大魔女「大魔女真剣黒角取りーーーーーーッ!!!!!

パシッ!!!!

イクティス「へぁッ!!!? 止めただと!!!!!」

大魔女「たーーーーーおーーーーーれーーーーーーろーーーーーーッ!!!!!」
ぐおぉーーーッ!!!

グググググッ!!!!

イクティス「お前のパワーじゃ無理だ!!!!!」
ブブンッ!!

大魔女「なら…私なりのやり方でひっくり返してやる!!!」
キキンッ

イクティス「!!」

大魔女「ギコルル ヒューカー メコレ!!!」
パキュィンッ!!

《冷気の弾を撃つフーリャン》

イクティス「…ふん! 魔法なんぞ効かん!
ちょっぴりヒンヤリする程度だこんなもの!!」

大魔女「…よく見なさい あんたに撃ったんじゃないのよ」

イクティス「……!? ………ハッ!」

パキキィーーーーン!!!!

イクティス「床が凍っている!!!!!」

大魔女「ウォータ シュータ メコレ!」
ビュビャーーッ!!!

バッシャアァーーーーンッ!!!!!!!

イクティス「!?」
つるりっ

イクティス「へらーーーーーっ!!!!!」
つるりんこーーーッ!!!!

《↑滑った》

122 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 23:22:43 ID:TI3C4QEV
>>115-121代理投下

123 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/30(月) 19:27:44 ID:vvtv+Un1
《イクテ》
レン「おおおおーーーーっ!!!!!
イクティスがスッ転ぶよ!!!!!!」

《……シャバ増!!!!!!》
バキーッ!!!!!

レン「あいたーーーーーッッ!!!!
なんか四角い人(?)に殴られたーーーー!!!!!!」




つるつる…
イクティス「うおっ…ッ ぉごォッッ…!!!」

大魔女「攻撃するだけが魔法じゃない
生まれて20年魔法と共にあった私をナメんじゃないわよ!!!!」

つるっこつるっこ!!
イクティス「ぐおおおおおおぉオノレェエエェェーーーーーーーッ!!!!!
ま…負けるかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!」
ガッ ぴくぴくぴく… ピーーーーーーン!

《↑足一本で頑張るイクティスさん》


プルプルプル
イクティス「お…俺は負けん…! 俺は…最強…! 最強の超真虫なのだあぁぁぁッ!!!!」

大魔女「……しぶとすぎよ
…でももう あんたはこれまで…なのよッ!!!!」
ババァーーーー!!!!

イクティス「ゴゴゴーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」
つるるーーーっ ステーーーーーーーン!!!!!!!

124 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/30(月) 19:51:19 ID:vvtv+Un1
イクティス「ぐ…ぐおぉーーーーっ!! この俺が…まさかひっくり返されるとはァーーーーッ!!!!!!
お…起き上がれん!」
わさわさ

大魔女「あんたのパワーは称賛に値するものだわ
でもそれだけじゃ私には勝てないのよ バカ」

イクティス「く…くそ…
自分の持つ多様なチカラを最大限に利用したお前の勝ち…か…
まいった… 俺もまだまだ皮残りだな(“尻が青い”と同意)…」

大魔女「…さて あんたの今の状況はまさにまな板の上のカブトムシね…
あんたの弱点… それは固い甲殻の裏っかわ…つまり“腹部”!!
さっき私が緊急脱出した時 倒れそうになったあんたがとっさに腹を庇うような行動(>>113)を見せたのが仇になったのよ バカ」

イクティス「…………くそッ…」

大魔女「覚悟を決めなさい
あんたとは結構いい勝負した って気がしたし後味よく終わらせたいのよ
あんただって死ぬなら潔くがいいでしょう」

イクティス「…………分かった …一思いにやってくれ」

大魔女「…もちろん」
ピキキ…

ダダンッッ!! 《←ジャンプした》



イクティス(…申し訳ありません…王…)
スッ…



ピキピキピキ… ヒュコオォ〜〜〜〜!!!

大魔女「スーパー凍死パァーーーーーーーーーーンチッ!!!!!!!!!!!」

カッ!

125 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/31(火) 16:55:51 ID:HVp5N3yU
メゴッッ!!!!!

イクティス「コォッ……!!!!」
パキィーーン!!

コキキキキィィン…


《説明しよう
スーパー凍死パンチとは対象の傷口から氷が侵食し体の中から凍り付かせる魔体術
攻撃がクリーンヒットすれば一瞬で冷凍保存されるのである
外部からダメージを与えるスーパー焼死パンチとは対となっているもん》

レン「もん!? かわいくないよ?」

《シャバ僧ッ!!!!!!》
バキーッ!!

レン「はぶらしッッ!!!!!!!」


サアアアァァァーーー…

カチンコチンコ…


大魔女「…苦しみも少なく逝けたでしょう」

レン「フーリャンりん 性根がとことん腐ってるのかと思ってたけど…意外に優しいんだね…」

大魔女「ウンコパンチ!!!」
ボァキモワァッッ!!!!

レン「痛臭ァーーーーッ!!!」




――― 王の間 ―――

ぷるぷるぷる…
ウルサインド「有り得ねぇ…我がライバル…イクティスがやられるとは…」
ゾクッ!

トラバラ「なかなかやるじゃないかい」

おかず「俄かに信じられんぞい… “十虫”最強のイクティスを下すとは…
だが…我らはそのマザーの技や戦略をこの目で見た
二番手以降の者は対策も取りやすかろう これはむしろチャンスだ」

ウルサインド「…じゃあ 次は俺様が行かァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イクティスの仇は俺が討つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ

126 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/31(火) 18:59:38 ID:oeThbJyb
全員でフクロにすりゃ早いんじゃ……

127 名前:確かに:2010/08/31(火) 21:38:57 ID:HVp5N3yU
ギゴゴゴゴゴゴ…

レン「見て! 扉が開いたよ!」

大魔女「これで次の部屋にいけるのね」

レン「…ぐ そ…そうだ イクティスは倒したけどまだこれをあと9回繰り返さなきゃいけないんだよなぁ…
残り9体の十虫を相手に…! フ フーリャンりん体力は大丈夫?」

大魔女「私の心配するならあんたも戦いなさいよ
さっき何もしてなかったじゃない」

レン「ドキッ! ご…ごめん…
さっきの戦い ぼくはとてもついてけなかったんだ…」

《プスス…》

レン「四角い人(?)に笑われた!!」
ガーン!

大魔女「ていうか 来るならまとめてかかって来りゃいいのに」

レン「こ…怖いこと言わないでよ


―――――…

《『徒労の部屋』を抜けた二人
それからしばらく長い通路を歩いていると…》



バタンッ!! ヒュオオオオオオオォ…


ドンッ!!
王都への道 第二の間『至高の部屋』

レン「こ…ここだ…次の十虫がいる部屋は…!」

大魔女「でも虫いないわよ」

レン「…もしかしてビビって逃げたのかな
なんせフーリャンりんはイクティス倒したんだから」

大魔女「そうかもしれないけどそれは困ったわね」



??「誰が逃げただとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーッ!


大魔女「!!!!!」

レン「うるさーーー!!!」

128 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/31(火) 23:16:37 ID:HVp5N3yU
キーーン!
レン「どこからともなくうっさい大声がーーーーッ!!!」

大魔女「どこにいるの」


ヴヴン
ウルサインド「ここだーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

レン「い…いきなり現れた!!!!」

大魔女「…転送?」

ウルサインド「ごらーーーーーッ!!!!!!
この『至高の部屋』でテンメーらを相手してやんのはこのウルサインド様だーーーー!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!

レン「ウ…ウルサインドって!!!!
十虫の一人…オオヒラタクワガタの超真虫でイクティスにも匹敵するパワータイプだ!!!!
そして声が帝国一デカイんだよ!!!!!!!」

大魔女「ねぇ私の家ってジャングルか何か?」


ウルサインド「ごら蟻ーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
“匹敵する”ってなんだよオ゙ォオーーーーーーーイッ!!!!!!!!
それじゃまるで俺様がイクティスより劣ってるみたいだらーーーー!!!!!!!!!
挟み殺すっぞォッ!!!!!!!!!!!!!」

レン「ひーーーー!」


大魔女「でも確かに見た目は劣化バージョンよね」


ピシッ!
ウルサインド「ッ… ………ッッ!!!!!!!!!」

しーーーーん…


レン「は…はっきりと…」
ズーン


プルプルプル…
ウルサインド「その物言いは聞き捨てならねぇブチ殺さァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

129 名前:創る名無しに見る名無し:2010/08/31(火) 23:17:27 ID:HVp5N3yU
ウルサインド「俺様をバカにしやがってーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう優しく殺しはしないずぉりゃアァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドッ!


レン「来たァッ!!」

大魔女「……」
ピキピキキキ…ピシンッ
《↑不壊魔腕》

ウルサインド「ブラックダイヤモンドスターーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドドドーーーッ!
《↑突進》

大魔女「どっせい!!!!!」
ガガガァーッ!!

ウルサインド「なに! 俺様の突進を止めただと!!!!!!!!!!」

大魔女「どっせい!!!」
ぐぐぐおぉーッ!!

ウルサインド「どおぉッ!!!!! 俺様をひっくり返す気かーーー!!!!!
しかしそう簡単には」

大魔女「どっせい!!!!!」
パキュィンッ! パキパキーーーン!!!!
《↑ギコルル ヒューカー メコレ》

ウルサインド「ん?!」

大魔女「どっせい!!!!!」
ビュビャシャーーーーッ!
《↑ウォータ シュータ メコレ》

ウルサインド「うっ! おぉっ?! おっおっおぉ…!!」
つるっつるっ

大魔女「どっせーーーーい!!!!!!」
ぐわぁー!!!

つるーーーん!!!
ウルサインド「ひらーーーーーー!!!!!」

わさわさ
ウルサインド「しまったひっくり返されたーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

ダダンッッ! 《←ジャンプ》
大魔女「どぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」

ウルサインド「!?」

大魔女「せぇいッ!!!!!!!!!!」
ドゴーーーーーーーーーッッ バリバリバリーーーー!!!!!!!!!!
《↑スーパー感電死パンチ》

ウルサインド「くっ くわたーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリーッ

130 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 12:53:18 ID:obQR5uX6
ワリムツなのかワムリツなのか
たまにわからなくなる

131 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 14:54:54 ID://3EqLjW
《スーパー感電死パンチとは…
電撃が体内の臓器やら血管やら神経やらの中を走り回って極上の痛みを対象に与える鬼畜魔体術
最後は爆発して死ぬ》


バリバリバリ!!!!
ウルサインド「ごおおおおおおおッッ…!!!!!!!!!!!!
イ…イクティ……スッ!!!!!!!!!!!!!!!!」



――― 回想 ―――

ウルサインド「俺様はウルサインド 人間達からは黒いダイヤモンドと呼ばれている!!!!!!!!!!!!!!!!」

イクティス「牛糞の間違いだろう?」

――― 回想2 ―――

ウルサインド「テメェ気にいらねー…キャラが被っていやがるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

イクティス「よしてくれ 俺も下品なやつみたいじゃないか」

――― 回想3 ―――

ウルサインド「何故だ… 何故何度やっても勝てねぇ…」

イクティス「お前の角は横についていて俺は縦… それが1番の理由だ…」


――― 回想 終 ―――

ウルサインド「イクティスーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
俺様もすぐ逝くティスぞーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリ… ボコッッ!!!!


ボッカーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

132 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 14:58:34 ID://3EqLjW
《ウルサインドは死んだ…(2分)》



レン「イクティスと同じ流れで倒せたよーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!

大魔女「最強の奴の次にその劣化版をけしかけるとかバカじゃないの
まぁこちらとしては楽だったけど」



――― 王の間 ―――

ギギエル「ギャッハッハッハッハッハ!!!!
ウルサインドマジ最高!!! アイツ最後に笑わせてくれたよ!!!!!!」

ネンネン「ふひ…バカの末路………」

バツガイ「瞬殺て…まったく十虫の恥さらしだヨ
で 次はどいつが行くのヨ?」

おかず「待て待ておんしら…
おんしらには“全員で一斉に行く”という考えはないのか
その方が手っ取り早いぞ」

ギギエル「ギャハッ! そりゃ無理だぜ! リーダー!!」

ネンネン「うひひ そうそう…
超真虫に進化したとは言ってもウチらは元々全く種族の違う昆虫同士だったんだ…
互いに協力したり連携したりなんて不可能不可能…」

トラバラ「そうさね 獲物の取り合いで十虫同士で殺し合いになるのは目に見えてるね」


おかず「………
(まったく…扱いづらい連中だ…)」
ふー…





ワリムツ(………あっ えび入ってる)

133 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 21:31:14 ID://3EqLjW
――― 引き続き王の間 ―――


ギギエル「よーし…じゃあ次はオレが行くぜ」

ガムテーピー「ちょっ ズリーずよぉギギっつぁんーー!! ウリだって戦いたいんずーよ!!!
ここは公平にザンケン(ジャンケン)すよーざにーきザンケンやー!!」

ギギエル「やだね 早いもん勝ちだよ」

ガムテーピー「うぅ…」

ギギエル「それにオレはもう我慢出来ねぇんだよ…
早くマザーブッ殺してぇ…頭からかぶりつきてェよぉ〜〜〜〜!!!!
想像したらヨダレが止まんね〜〜〜〜!!!!」
ジュルジュル

トラバラ「…進化しても野蛮なままだね あんたは」

ギギエル「野蛮結構 オレは本能のままに生きるぜ
…はーー…いよいよもって腹が減ってきたぜぇ…」
グー…

おかず「…ギギエルよ ならば次はおんしにまかせるぞ」

ギギエル「あぁそうしてくれ
この食への欲求がオレの戦闘力へと変わる…今なら負ける気がしねぇ!!!
さぁ早く転送してくれ!」
ザッ…

くらっ
ギギエル「ッ…ぐぉ…」
ふらりっ!

ガムテーピー「どしたんず?」

ギギエル「…な…なんでもねー…ちょっとした目眩だ…
最近なんか腹と頭のあたりがザワザワするんだ…
だが問題ない…戦闘に入れば…戦闘に入れば……」
ふらら…




おかず「………」

134 名前:代行:2010/09/01(水) 22:41:25 ID:GR57BVWn
――― “王都への道”第三の間『狂気の部屋』 ―――


ガチャーンッ

大魔女「……またいないわね
まったくさっきの部屋といいここの奴らはお客様へのおもてなしが全然なってないわ」

レン「まぁお客さんじゃないからねぇ…ぼくら…」

大魔女「こらーーー!! 虫どもーーー!!!!
こっちは急いでんだからさっさと出てきなさいよ!!!!!!!
………」

しーーーーーん…

大魔女「無視すんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
虫なだけに無視すんじゃあないわよ!!!!!!!!!!!!!!!」

しーーーーーん…

大魔女「……ったく どうなってんのよ
この私を休ませたら逆に不利よ?」
ペタリ 《←座った》

レン「………」
きょろり…


―――スン…


レン「…………ん…」
スンスン…

レン「……この匂い…!」
ガチャンッ

大魔女「? どうしたのよレン 槍なんて構えて」

レン「……そこだッ!!!!!!」
ビュビュッ!!!!
《↑槍を投げた》


ヒューーーーーーーッ… カカァッ!!!!!!

大魔女「! 槍が弾かれたわ
暗がりに何か隠れているわね?」


ズズズ…
ギギエル「あーらー… 蟻にばれちまった」
ドンッ!!!!

135 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:42:05 ID:GR57BVWn
ドドドドドドドド

大魔女「…カマキリ!」

レン「そこに隠れてぼくたちが油断した所で襲うつもりだったんだな!
でもお前からは血の生臭さが漂っている! ぼくの鼻はそれを鍵逃さなかったぞ!!」

スタンッ!
ギギエル「…うぜー蟻! 鼻を生かすのは甘いもんを探すときだけにしな」

レン「こいつ…ギギエルだな!
お腹が減ったら親しくしてる仲間すら平気で喰らう頭のイカれた凶悪超真虫だよ!!」

ギギエル「素敵なご紹介ありがとよ
だがよ〜蟻! てめーはそろそろ下がりな!
オレが用があるのは…オレが食いてーのはマザーだ!!
蟻ってのは筋ばってておいしくねーからな なんか臭いし」

大魔女「私を食べるですって? 面白い事言うじゃないのよ…」

ギギエル「あぁオレも面白くてたまらねーよ…
もうやべぇ…腹減って理性がぶっ飛びそ…ハァハァ
さっさと食わせてくれよぉぉ… あ・た・ま・か・ら(ハート)」

レン「…ぞくっ」

大魔女「私を食べたかったらまず 実力で下してみなさいよ」

ギギエル「オッケーはあく〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴォーー!!!

ギギエル「デスチョオォーーーーーーップ!!!!!!」


ガカカァッッ!!!!


ギギエル「むお?!」

ギリギリ…!
レン「フーリャンりんは食べさせないぞっ!!!」
ザン!!

136 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:42:51 ID:GR57BVWn
ゴオオオォ…

ギギエル「蟻!!! 邪魔だってーーーのによ!!!!
興を削ぐんじゃねーよKY蟻んこ!!!!!」

レン「…ぐうぅ〜〜! フーリャンりん下がってて!
こいつはぼくが倒すから!」
チャキキッ


大魔女「何やってんのよレン あんたに庇われなくとも私はこんな奴に食われたりしないわよ」

レン「分かってるよ! でもこいつはぼくに戦わせて!
そうじゃなきゃぼく…ホントにただの足手まといだ!」

大魔女「…さっき私が言った事気にしてんの?
別に足手まといでもいいわよ こんな連中私一人で事足りるもの」

レン「そ…そんなのぼくが良くないよ!!
仲間に女王蟻様を助けるなんて言っといて全部を人任せにするなんて!! だから僕にやらせて!
この後も続く十虫との戦い そしてワリムツとの戦いにに備えてフーリャンりんは休んでてほしいんだ!」

大魔女「…」


ギギエル「うぜーーーー!!!!!!!!」
ガガッ

レン「うっ!!!」
キキンッ!!!!!!


大魔女「…分かったわ ここはあんたに任せたげる…」


レン「! ありがとう!!! タアァーーッ!!!」
ビャーッ!



大魔女「…でも気をつけなさいよ… あのカマキリ…
まだ何かを隠している気がする…!!」
バンッ!

137 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:43:32 ID:GR57BVWn
ギギエル「ダブルデスチョップ!!!!!」
ズババーッ!!

ササーッ
レン「スパイラルスピア!!!!」
ギャラララッ!

スピィーーーーーーン!!!

ブブーン!!
ギギエル「ほーい!!!!」

《↑シャバ僧の攻撃を大ジャンプでかわすギギエル
そしてそのままシャバ僧に向かって落下》

ギュオンッ!
ギギエル「ギロチンチョップ!!!!!!!」

レン「速い!」

ズババーッッ!!!
レン「ぐっはぁーーーー!!!!」

ザザッ
ギギエル「アァァァ゙ーーーンッ!!!!!!」
グパァッ!

バクゥゥッッ!!!!
レン「ぎゃーーーーーー!!!!!!!」
《↑噛まれた》

ギギエル「んぐんぐ…ッ ッペェ!!!」

レン「このォッ!!
乱回転スピアント!!!」
グルルーンッ!!

バキッ!
ギギエル「うおっツーーッ!!!
…ぐげっ 思わず噛みついちまった! やっぱりまずいな蟻は!」

レン「…くっ あの程度の攻撃じゃダメージ与えられないか…!」

ギギエル「…はぁ〜 テメー雑魚のくせにオレの邪魔する上にマズイとかなんなんだよ!!
もう許さんぞ オレの必殺技でバラバラにしてやる!」

レン「!!」



大魔女「あー…伸びてる伸びてる」
パチン…パチン…

《フーリャンは足の爪を切っていた…》

138 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:44:23 ID:GR57BVWn
ピョーン ピョーン ピョーン 《←跳ねてる》
ギギエル「狩人走方(ハンターステップ)」
ピョンッ

ヒュババババババババアァァーーーー!!!!!

《素晴らしいスピードで部屋中を跳ね回り移動するギギエル》


レン「は…はやすぎる!! ギギエルが点と線にしか見えない!!!」


ギギエル「ぎゃはーーー!!! オレは十虫最速!!!! イッチバーン!!!!!」
ピョンピョンピョンピョンッ!!!!

ギギエル「このままマザー殺してやってもいーけど!
まずはお望み通りテメーから殺してやるよーーー!!!!」
ギョーーーーン!!!!


レン「くっ くそっ! 動きが補足出来な……」
スン…

レン「!!!!!!」
ババッ!!!

カアァーーンッッ!!!!
ギリギリギリ…

ギギエル「…ちーっ! ハントチョップ…失敗だぜ」

レン「は…ハァ…ハァ…!」

《超スピードでシャバ僧の背後に回りその首に手の鎌を振り下ろしたギギエル
しかしギリチョンセーフでシャバ僧が槍でガードした(…チッ!)》


カタカタカタ
レン(あ…危ない! 匂いで感知出来てなかったらぼくの首は落ちていた!!!!)

ギギエル「カマキリは気配を消して狩りをする…さすがに匂いまでは消せなかったか…ギャハッ!」
シュババッ!
《↑超スピードでシャバ僧から離れるギギエル》

シュババババババッ
ギギエル「いつまで持つかなぁ?」
ニマァ…

139 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:45:06 ID:GR57BVWn
ギギエル「気持ッちェ〜〜〜〜!!!!!!」
ピョピョピョピョピョピョ!!!!!


レン「……!
(そう何回もさっきみたいなラッキーは起きない
見つけださないと…! なにか打開策を…!)」
キョロキョロ…チラッ


バーーンッ!!!
大魔女「んーーごォッ…スピー…ギリギリくちゃくちゃ」
ゼットゼットゼット…


レン「壁を背にして寝てるーーーーー!!!! この状況でーーー!!!!!!
そ…そうかやっぱり疲れてたんだな… ここまで休み無しだったから… …!」

ピンッッ!!
レン(!! ――――…壁を背に…… ……!!!!)


――――――…



ザザザザザザザザザザッッ!!!
ギギエル「よぅし また一撃仕掛けてやるか… ぬ?
なんだあいつ…?!」


ドドドドドドドドッ!!

ジャーーン!!!
レン「……」

《シャバ僧は部屋の隅っこに佇んでいた》


ザザザザザ…
ギギエル「なんのつもりだぁ? なんであんな“逃げ場のない所”に?
……ギャハハッ どうやら死にたいらしいな…
分かった! その願いこのオレが叶えてやっぜ!!!」
ザザァァァッ!!!!

140 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 22:45:48 ID:GR57BVWn
ドドドドドド…

レン(“逃げ場がない”? 逆だよ!
この場所こそ お前を倒せる唯一の場所さっ!!!)


ギギエル「自ら追い込まれるなんてマゾな野郎だぜ!!!
死になーーーーーーッ!!!!!!」
シュバーーッ!!


レン(お前は速い! 後ろに回られたら致命的だ!!!
でもこの場所ならそれを防ぐ事が出来る!!!
お前の攻撃を“前方”からに制限出来るんだ!!
さっきフーリャンりんを見て思い付いたんだっ)


ギュギュギューーーーンッ!!!!
ギギエル「ギャッハハハーーーーッ!!!!
跳びます跳びます!! いつ攻撃来るか分っかるかーーーー!!!!!!」


レン(分からないよ!! でも…この場所で僕は待つ!!!
全神経を鼻に集中させ匂いだけを感じて……!!!)
スッ…キイィーーーンッ……


ピョンピョンピョンピョンピョンピョンッ!!!!
ギギエル「!? 目を閉じている…諦めたか! ならそろそろやってやか……!」
ギランッ

ダンッ シュババババアァァーーーーッ!!!!!!!
ギギエル「超速デスクロスチョップだーーーーーー!!!!!!!!」

《↑宙を蹴り 更に加速させてシャバ僧に迫るギギエル》


レン「……………」
コオオオオオオオオオ…


―――― ススン…


カッ!!!!
レン「来たなっ!!!!!」


ギギエル「おうッ?!!!」


レン「速攻突撃! 弾丸スピトルッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴオーーーーーーーーーーーーーーォンッッ!!!!!!!!!!

141 名前:代行ここまで:2010/09/01(水) 22:46:28 ID:GR57BVWn
ヒュオオォッ…
ギギエル「あ…あぶねー!!!
なんて突きだよ 速過ぎて閃光が見えたぜ…!!
だがオレは更に早かった!! 咄嗟に後ろに飛んで攻撃を避け… アレ?」

ビュウゥウウーーンッ!

ギギエル「オレ飛びすぎじゃね? アレ?
アレ? なにアレ? …アレ? アレ…オレの体じゃね?
なんであんな場所に…アレ? あのオレの体首無くね?
アレ? アレ?? アレレ???」

ピーン!
ギギエル「…あぁそうか オレの首が跳んだ… …え?
え? ええええぇえぇえぇぇぇぇっ?!!!!!!」

ビューッ ドッチャアアァアァーーーーッ!!!!!!
ギギエル「ぎゃまきリャアアアアーーーーーーッ!!!!!!!!!」



レン「はぁ…はぁ…」

フラフラフラ…ドサッ!! 《←ギギエルの体倒れた》

レン「う…上手く…いった……
ぐっ…腕いったぁ… やっぱり弾丸スピトルはキツイなぁ……
でも…勝てたから…いいか…」



大魔女「レン!!!!! あぶないわ!!!!!!!!!」


レン「えっ!!!!!?」



ジュルジュルジュルルル…
ギギエルの体から「ギギギギギイィィィーーー…」

《頭がなくなったギギエルの首から謎の触手が伸びてくる》


レン「なっ 何事ーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

142 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 03:04:42 ID:3TZuwEME
ジュルジュルジュル…
触手「ギュゴオオオオオォ……ッ」

レン「な…なにこれ!! ナニコレェッ!!!
アントビリーバボーーー蟻なだけにーーーッ!!!!!!!!」


大魔女「カマキリから感じた変な気配はアレだったのね…!」
たたっ!



――― 王の間 ―――

ざわざわ!!

ネンネン「な…なんだあれ……」

トラバラ「お…恐ろしい…!!」

ガムテーピー「ギギっつぁんにいってぃえぇー何が起こったんだクリィーーッ!!」

おかず「…あそこまで成長しておったか…」

バツガイ「リーダー! 何か知っているのカイ!?」

おかず「……アレは“侵食する者”… ギギエルはあやつに侵食されておったのだ」

ガムテーピー「ま…まさか…アリャア…」



――――…

ジュルッ… ズボボッ! ボタッ!! ズル…ズル…
《↑ギギエルの体から出て来た》

たっ
大魔女「…なんなの コイツ…
細くて糸みたい… こいつも虫…なの?」


ウネウネ
謎の細い虫「死ンダ…宿…無クナッ…タ」


大魔女「しゃべったわ!」

レン「こ…こいつ…まさか…」

大魔女「!?」

レン「…“寄生虫”だ!!
こいつはギギエルの中に居た寄生虫だよ!!!!!」
ドンッ!

143 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 18:52:55 ID:3TZuwEME
《寄生虫… 生物の体の中に無賃で住み着いているふてぶてしい虫
例:ぼくの家に住み着いている謎のおっさんはまるで寄生虫だ》


大魔女「…寄生虫… 虫の中に…虫?」

レン「虫の世界の嫌われ者だよ!
ヒト(他虫)の体に入り込んで時間をかけてゆっくりと体と心を乗っ取るんだ!!」

大魔女「…そういや カマキリの中には寄生虫がいるってテレビでやっていたわね…
たしかケツを水につけるとニュルっと出てくるってやつ…
まさかアイツがそれ?」


寄生虫「…イ…エス…ス……
オレハ…コノカマキリノ中ニ居タ…寄生虫…
ハリガネムシ の “ノトリ”レス…ス…」

ぞわっ
レン「ううぅーーーーっ ぼ…ぼくは寄生虫は嫌いだーーーー!!!!
気持ち悪いしッ ヒトの体を奪うなんて常識はずれのヒジョーシキだよ!!!!」


ウネウネ…
ノトリ「ウゥゥ…寒イ… 風ガ痛イ… 助ケテ…泊…メ…テ」
ズ…

レン「!」

大魔女「ッ!!」

ノトリ「ソノ…体…クレッ ヒヒーーーーッ!!!!!」
ガパッ ズアアァーーーッ!!!!
《↑ノトリの頭(?)が細かに割れて触手みたいになる》

144 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 20:01:22 ID:zko02BEr
なんかキモいの来たw

145 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 20:05:59 ID:bY+PBSst
ハリガネムシw

146 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 20:19:23 ID:3TZuwEME
レン「うぎゃぎゃーーーーーっ!!!!!!」

ノトリ「…クレッ アッ……クダサイ… クダサァァァイッッ!!!!!」

レン「やめてーーーー!!!!!!
ぼく蟻ですからーーーー!!!!!! 蟻になってもいいことないですからーーーーー!!!!!!!!」

ノトリ「オマエ…イラナイ…」
ピシィッ!

レン「ほんどゥゴアッ!!!」
ズザーッ

ノトリ「オマエ…欲シイ!! オマエノ中ニ泊マラセテ!!!!!」
ザザアーーーーッ!!!!

大魔女「…むっ!!」

しゅるしゅるしゅるるーーーーーッ!!!!!
大魔女「くっ…!!!」
《↑触手に捕まるフーリャン》

レン「フーリャンりんがーーーーっ!!!!!」

大魔女「…は…離しなさいよっ …気持ち悪いわね…!」

ズルズルズル
ノトリ「オマエノ中ニ…入ラセ テ……」
ニュルルッ

大魔女「…ッ!! や…やめなさ…ッ!!!!!! ッ!」


レン「やめろーーーーーーー!!!!!!!」
バキーッ!

しゅららっ 《←フーリャンから触手が離れた》

大魔女「……くっ…危なかったわ… ありがとうレン…」

レン「よ…良かったー…」


ノトリ「…邪魔…シタナ… 怒ッ…タ…」
シュルーッ!!!


レン「ッ わぁ!!!?」

147 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 21:39:12 ID:3TZuwEME
バシーッ
レン「ぐわたーーーーっ!!!!!」

大魔女「レン!!!」

《今度はシャバ僧が捕まった(笑)》

ノトリ「コノ際…オマエデモ…イイ…イイ…
寒イカラモウ…イイ…」
しゅるっ

レン「良くないーーーーー!!!!!!
妥協妥協の人生じゃ面白くありませんよ寄生虫さんーーー!!!!!!!
自分が思い描く“最高”を目指しましょオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
《必死にあがくシャバ僧》

ノトリ「ウル…サイ…ナ… モウ…決メタ事ダ…」

レン「尋常な強情ーーーー!!!!!!!」

シュルルンッ バムッ!!
《ノトリがシャバ僧の口に頭(?)を突っ込んだ》

レン「モガーッ!!!!
モングモガガガモゲモモグモグモーグモッ!? (まさかこのままぼくの口から入る気!?)」

ノトリ「ウ…ン…」

レン「モガッフーーーーーーッ (やめてーーーーーー!!!!!)」


大魔女「レン!!! …っく!
私の攻撃じゃレンにもダメージを与えてしまうわ!!!!!!! …
まぁいいか
スーパー焼死パンチ!!!!!!!!!!」
ボボーーッ

レン「もも゙ーーーーーーッ(えぇーーーーーーっ!!!!)」
ズーン!!

148 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 21:41:19 ID:zko02BEr
まあいいかで済ませんなwww

149 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 22:50:20 ID:3TZuwEME
ボボーッッ!!!!


レン「モンガガガガガーーーーッ(本気ですかーーーー!!!!)」


大魔女「……」
ギララッ!!


レン「モガモンモガーーーーーーーーッ (目が本気ーーーーーーーー!!!!)」

ノトリ「……!」
ニュルルルッ!

レン「モガガーーーーーーッ…ゴクッ!!!!」


大魔女「どっせい!!!!!!!!!!」
バキャアァーーーーッ!!!!

ギィンッ!!!!

大魔女「!」

ギリギリギリギリ… ニッ!
レン「………間に合った ぜッ!!!!!!」
どんっ!

大魔女「…レン!?」

ガキァンッッ!
レン「乱回転スピアントッ!!!!!!」
ギュルーーーーンッッ!!!!

ササーッ!《←避けた》
大魔女「……! ………あんた…」

レン「危なかった… ぜっ!!
だが入ってやったぜ…そして乗っ取ってやったぜコイツの体ァ!!
恐怖に侵されたされたこいつはすぐにオレの支配下におけた ぜっ!!!!
ギャハハハハハッ!!!!!」
ニヤッ!

大魔女「レンに…寄生したの!?」

レン「その通りおじさん!!!!!
これが寄生虫たるオレの能力!!!
別の生物の体内に入り込み肉体が無くなるまで永久的にそいつをコントロールし続ける
『形態全寄生』だっ ぜっ!!!!!!!!!!」
ババンッ!

150 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 01:20:09 ID:gtEFPz/I
レン「前のギギエルの奴には何年も前から寄生してたんだが
あいつは精神力強いからなかなか主導権握れなかったんだよな
でもこいつは楽だった ぜっ!!! あの状況で精神が乱れてたから尚更な」

大魔女「…簡単に支配されてんじゃないわよ…」

レン「でもこいつ面白れーな
精神的にはアレだが 実力はなかなかありやがる
前のギギエルなんかよりも良い ッぜっ 気に入った」
ニヤ…

レン「なぁ…せっかく新しい体に成ったんだ 戦おう…ぜっ
王の命令なんてどーでもいいが お前の体は是非欲しい!!!
優秀な体のスペアは多い方がいい」

大魔女「………どうやったらレンを元に戻せるのよ」

レン「聞きたい? こいつを助けたい?
…いいぜ教えてやる どうせ無理だし
こいつを助けたかったら…オレをこいつの体ん中から追い出し」

ヒュッ…
大魔女「鋼鉄パンチ!!!!!!!!!」

ボコォッッ!!!!!!
レン「ふごォーーーーーっ!!!!!!」

《不壊魔腕で殴った》

大魔女「…分かったわ
じゃあ早くそこから出たくなるよう ボコボコに殴り倒してやる!!!」
ギンッ!!!

ヨロ…
レン「はぁ…はぁ… 久々の痛み…だ ぜっ…
肉体と精神を完全に支配したから感じる痛み…
ギハハハッ いーねぇーーーーー!!!!!」

151 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 13:20:02 ID:gtEFPz/I
レン「たまんねーーーーー!!!!!!
生の実感! 生きてるって素晴らしーーーーー!!!!!!!」
ヒュヒュンッ

ビュビュビュビュビュビュビュビュビュッ!!!!!!!
《激しく槍を突く寄生シャバ僧》

大魔女「…魔女見切り!!!!!」
キンッ
《目に風の力を宿らせて高速で目を動かし攻撃を見切る謎技》

ササササササササササッ!!
《↑超避ける大魔女 …とその時!》

レン「侵蝕手!!!」
ブワワーーー!!!!!

シュルルンッ!

《寄生シャバ僧の腕から幾多の触手が飛び出しフーリャンの腕に巻き付いた》

大魔女「…くぅっ」
ギュギュッ

レン「避けてみなーーーー!!!!
スパイラルスピアーーーーーッ!!!!!!!」
ギュオオォッ

大魔女「…避けないわよぉッ!!!!」
ガシッ
《↑腕に巻き付いた触手を掴んだ》

大魔女「ぶっ飛べェーーーーーー!!!!!!!」
ぐぅんっ!
《そしてそのまま振り回す!!》

レン「おどどォーーーーーー!!!!!」
ビュゴーーッ

バギィーーーーーンッ!!!!!!!
レン「ぐぐーーーーンッッ!!!!!!」

《寄生シャバ僧は壁にたたき付けられた》

152 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 22:29:50 ID:gtEFPz/I
パラパラパラ… ガララッ

レン「がぺぺッ… なんて女だ…
自分のツレの体だってのにまったく容赦しやがらない…」

ビュッ!
大魔女「金蹴刀キック!!!!!」

レン「ッ!!!」

ドギャギャーーー!!!!

レン「うんブゴォッッ!!!!!!」
ビチャーッ!

ゴォッ!!!
大魔女「10dかかと落とし!!!!」

ゴゴーーーーッッ!!!!
レン「ちゅうァァァァーーーッ!!!!」
ブーッ

ガク…《←膝をついた寄生シャバ僧》

大魔女「閃光魔術(シャイニングウィザード)!!!!!」

ガッガッ ドゴーーーー!!!!!!
レン「テクニーーーーックッ!!!!!!!」

ガッ
《寄生シャバ僧の鼻に指を突っ込む》

大魔女「鼻フック背負い投げェーーーーーッ!!!!!」
ババーーンッ!!!!!

ズドシャーッ!!!
レン「あいたやなーーッ!!!!!」

ガガッ!
大魔女「マジカルチョークスリーパーッ!!!!」

ギリギリギリギリ…
レン「マジカル率0%ォォォ……」

大魔女「出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシバシバシバシバシバシバシバシバシッ!!!!!!!!!
《頭を殴りまくるフーリャン》

レン「ぐごぁぁぁぁッ! マジで容赦ねぇーーーーー!!!!!!」

153 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 22:46:13 ID:9lvf/uXF
凶悪な技ばっかりwwwww

154 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/04(土) 05:16:50 ID:n7obrNlp
ギリギリギリギリ…
レン「ほおおおおおおおおおぉ…!」

《寄生シャバ僧に逆エビ固めをキメるフーリャン》

大魔女「どう? その体から出る気になった?」

ギギギ…
レン「…ぐぐぐっ… ギャ…ハハッ!
全っ然…ならねー… ぜっ!」

大魔女「なんですってぇ?」

レン「あんたは一つ勘違いしてる …ぜっ!
痛みを与える程度じゃオレをここから出そうなんて単純な考えだっ!!
オレはこの苦痛がむしろ快感なんだ… ぜっ!!!」

大魔女「しまった…マゾだったか……」

レン「お前のやってることはただこいつの体をイタズラに傷つけているだけなんだ ぜッ!!!
別に続けてもいいが… 続ければこいつの肉体は間違いなく死する!!!」

大魔女「……」
ギリッ

レン「そろそろオレの上からどけぇッ!!!」
ガッ ばい〜んっ!

大魔女「…ぐぬっ!!」

レン「だァっシャアァッッ!!!!」
ズビーーッ!!!!

ダンッ ザザーッ
大魔女「………」
《後ろに飛び距離を取ったフーリャン》

大魔女(…力技じゃ引きずり出せない…… レンは助けられない……)

155 名前:×痛みを与える程度 ○痛みを与えて:2010/09/04(土) 05:20:54 ID:n7obrNlp
じりじり…
大魔女「……」


レン「さっきまでの猛攻はどうしたーーーー っよォッ!!!!
次はこっちだーーー… ぜッ!!!!!!」
シュルルル… ギュッ!!
《↑槍の柄に腕から生やした触手を結んだ》

レン「近づいてこねーならこうだーーーーー!!!!!!」
ぐるんぐるんぐるん
ヒュバババーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!

《↑槍をフーリャンに向かって投げた》

大魔女「…投槍で遠距離攻撃ッ!!!!!」

ヒュストォンッッ!!!!!

ササァッ!
大魔女「…考えたわね…」

ヒュンッ!

レン「とらとらとらーーーーッ!!!!!!」
ヒュトォッ ヒュトトォッ ヒュントォーーーンッ!!!


サッサカサッサカサッサッサー…《←スーパー回避状態》
大魔女(……痛みじゃ無理…
じゃあどうすれば奴をあの体から逃げ出したい と思わせられるの…
このままじゃレンが… ……!
……レン……… ハッ!)
ピーンッ!



―――… わりかし臭ァーーーーッ!!! …―――



大魔女「……一か八か…やってみようかしら…!」
キッ

156 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/04(土) 21:05:23 ID:n7obrNlp
レン「ってぇイッ!!!!!!!
なんだ急におとなしくしおらしくなりやがったなっ!!!」
ヒュストトーーーーンッ!!!!

とんとん…
大魔女「…また行くわよ!!」
ギュンッ!


レン「…お! 来たか! まってた… ぜっ!!!」
シュルンシュルンシュルンシュルンシュルン…

《寄生シャバ僧は腕のみならず 体中から触手を生やした》

レン「大寄生侵触レインッ!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオッ

《たくさんの鋭い触手の槍が雨のように降り注ぐ!》

大魔女「……魔女見切り …全開ッ!!」
キキィッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!


――――…

ヒュオオオオォォ…

大魔女「…くっ… これは…!」
《フーリャンは触手の雨を全て避けた …が
触手がフーリャンの周りを取り囲み身動きが取りづらい状況になっていた》

大魔女「邪魔だわね…」
ブチブチブチ…

バッ!!
レン「触んなよ気持ちいいじゃねぇか よっ!!!!!」
《触手林の中に紛れて寄生シャバ僧が飛び出した》

ズビビビーッ!!!!

大魔女「くぅ!!?」
ズバッ!!!

レン「はははははっ この状況がオレのベストだーーーーッ ぜッ!!!!!!!!」

157 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/04(土) 23:08:45 ID:n7obrNlp
レン「ギャハーッ 当たったぁ!!!!」

大魔女「かすっただけよ
…もう二度目はないわッ!!」

レン「マジか っよォッ!!!!!!」
ビュビュビュビュビュビュッ!!!!

サササササッ
大魔女(…くそっ 触手邪魔すぎだわ!
まずはこいつの動きを止めたいけど…この状況じゃさっきみたいにはいかないわね…
…………っ!)
ピンッ!

大魔女(……ふ ここんとこ何だか冴えてるわね
…思い付いたわ!)



ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!!!
レン「っなー! ムカつく ぜっ!!
本当に当たりゃしねー!! ちょこまかと動くな!!」

大魔女「ふ 状況的にはあんたのが大分有利なのにだらし無いわね!
あんたの攻撃がトロすぎなのよ 私を討ち取りたいならもっと速い技使いなさいよ!!」

レン「な…なにぃ……」
ギリギリ… ハッ

ニヤ…
レン「…オーケィ…分かった ぜッ!!!
それならちょうどいい技が“コイツ”にある ぜッ!!!
オレを煽った事を後悔しな!!!!」
ググググッ…!

大魔女(…来るッ!!)

カッ!
レン「弾ッ丸ッ!!!
スピトルァァァァァァァアッ!!!!!!」
バッキュウゥウゥゥーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!

158 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/04(土) 23:33:03 ID:n7obrNlp
ブチィーーーーーーンッ!!!!!!!

レン「ギャハハッ!!! それみろォッ! ぶち抜いてやった ぜっ!!!!
はあーー 気持ちいい ぜぇっ!!
あーでも…せっかくのスペア候補を壊しちまったのは勿体な…………あッ?!」

ドドンッ!!!!!!

レン「なッ?!!! ち…違う!!!!! オレがぶち抜いたのはあいつじゃねぇ!!!!
束ねられたオレの触手だッ!!! どおりで気持ち良かった訳だ…… ぐォッ?!!」
ビリッ!

レン「ぐおーーーーーッ!!!! 腕がマッサ痛ェーーーーーー!!!!!!!!」
バターンッ ゴロゴローッ

ヒューンッ ドドーーーーン!!!!!

レン「ぐェッ?!!!」

大魔女「かかったわね」

《上から落ちて来たフーリャンが寄生シャバ僧を踏み潰した》

大魔女「人の技を使うんなら その技の性能を全部ちゃんと把握してなさい
私はちゃんと見ていた カマキリにその技を使ったレンが反動で腕を痛めていた所をね…」

レン「ぐ… オレが怯んだ隙をついたか… オレとしたことが…!
てゆーかあんた… あの技まで避けんのかよ…」

大魔女「『魔女見切り』と『韋駄天足』を合わせればわけないのよ」
ニィッ!

159 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 00:41:47 ID:mK/nqgF1
レン「で? あんたはオレをどうするつもりだぁ?
また殴ってくれんのか それはもう是非ともどんと来いだ ぜっ!」

大魔女「…ふ あんたが喜ぶような事なんてもうするつもりないわよ
私はS 人が嫌がる事をするわ」

レン「?」

大魔女「ウンコ メコレ」

ブビビーーーーーーッ!!!!!!

レン「―――――……ッッ ッぱァッ?!!!」
ブーッ

大魔女「魔法が効かないあんたらでも 臭いものは臭い それは実証済みよ
ゲリ ウンコ メコレ」

ブチュブリッ ブバーーーーーッ バババーーーーーーーッッ ブウッッ!!!!!
ビブラーバボブボブッッ!!!!!! ブッチャラブリッつァーーーー!!!!!!!!

レン「はああああああああーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

大魔女「ゲリ ゲロ ウンコ メコレ」

オエ゙ーーーーーーーーッ ブブブーーーーッ ドバーーーー!!!!!!!
ドドドドドドドドドドダダダダダダダダダダダダッッ!!!!!!!!!
BOo----------------!!!!!!!!!!!!!!!!

レン「ま゙がゴォォォォォォォォ……ッ!!!!!!」

ニッコリ
大魔女「ゲリ ゲロ ドブ ウンコ メコレ」

ザザザーーーーーーッ!!!!!! もわぁ〜〜〜〜〜んッ!!!!!
スァーーーーーーッブリッッ!!! ブリャアァーーーーーー!!!!!!!!
ッチャアァァァァァッ!!!!!!!!!
ドドドドド…

レン「ほハッ… ははよーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!」

ニコニコ
大魔女「ゲリ ゲロ ドブ ワキガ ウンコ チューニュ メコレ」

ガポッ
レン「もががっ!?」

ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン…
レン「ぽあぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
ビクンビクン

160 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 00:50:48 ID:FldvY5Mi
汚いスレだなあw

161 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 04:27:44 ID:mK/nqgF1
ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン…

ブクブクブク…
レン「ア゙ア゙ア゙アア゙アアアァ゙…」
ビクンッ ビクッ!!


きらきらきらきらきら*.゚+。・
大魔女「♪///」
ニッコニコー http://imepita.jp/20100905/158880

レン「ガァボガボォゴーーーッ!!!!
(くせぇーー! 臭すぎるーーーー!!!!
臭いのがこいつの体の中にいるオレにもろでぶっ掛かるーーー!!!
そのうえ体内に臭いが充満してまるで地獄だ げげぇーーーーーッ!!!!)」
ゲロッチョ

大魔女「まだ飲み足りない? 欲しがりやさんだわねぇ」

レン(い…意識が… も…もぉ駄目だーーーーーッ!!!!)
プルプルプル…

大魔女「…!」


プルプルプルプルプルプル…
レン「おぉぉぉぉぉぉぉーーーー……ッ」

ズルズルズルッ ドバーッ!!!
《レンの口からノトリがグロテスクに出て来た》

ノトリ「ハァーーーッ ハァーーーーーッ…ッ!!!!
ハァ… ク…サ…… オボロロロロロロッ!!
サ…寒イ… ヨ…ヨクモヤッ…タナ……」

大魔女「やっと出てきやがったわね……
…てゆーか臭ッ あんた」

ノトリ「オマエノセイダアアアアオオオオオオオオーーーッ!!!!」

162 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 08:39:09 ID:FldvY5Mi
これって、正気に戻った時のアリさんは……(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク

163 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 14:48:43 ID:mK/nqgF1
大魔女「さぁアレしてあげるわ」

ノトリ「嫌ダアアアア… オレハマダ生キル… 生キィィィィルゥゥゥゥゥッ!!!!
オマエノ体デエエエエエエエエーーー!!!!」
シュルルルーーーー!!!!

ガシーーッッ!!!
《また触手をフーリャンに巻き付けた》

大魔女「…諦めなさい」

ノトリ「アアアア゙ッ!!!!
寄生寄生寄生シテヤ ルーーーーーーッ!!!!!」
ニュルニュルニュルーッ

大魔女「ゲリ ゲロ ウンコ オーラ メコレ」

ブボボドシューーーーーーー!!!!!!!
《フーリャンは臭い闘気を発した》

ノトリ「ギュアギャアアアアアアアアアーーーーー!!!!!!」
バターンッ

大魔女「自分一人じゃ何も出来ない文字通りの弱虫め…死ねッ!!!!
レインボーストライクッ!!!!!!!」

ドガガガガガガガァーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ノトリ「カイジョーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅわっ

《火・水・雷・土・風・光・闇
7つの魔力を纏ったフーリャンのパンチを受けたノトリは跡形もなく消えた》

164 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 15:17:38 ID:mK/nqgF1
大魔女「レン 起きなさい」

レン「……」

大魔女「…レン! こらレン!」

レン「…うーん… ムニャムニャ」

大魔女「…… …メザマシ メコレ」

ジリリリリリリリリ
ガババァッッ!!!!
レン「ぐぎゃーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」

大魔女「やっと起きたわね」

レン「何今の!? 何今の!!?」

《メザマシ メコレは鼓膜のすぐそばで目覚まし時計のような騒音を鳴らす魔法 タイマー付きで便利》

――――…

レン「そっか… ぼくあの寄生虫に寄生されてたんだね…」

大魔女「えぇ」

レン「そう…なんだ… ……ん?
…………ッ はっ…はおッ!!!!!!」

大魔女「!?」

レン「おぱあああああぁぁッ…!!!!」
ドッピュピュピュ〜〜〜!!!!
《シャバ僧の体から血が噴水のように飛び出した》

レン「ぎぃやあああぁぁーーーーーーーッ!!!!!!!
体が死ぬほどの痛さズァアアアアアアアーーーーーーーッ!!!!!!」
ゴロゴロゴロッ

大魔女「気のせいよ」

レン「気のせいって………ッ …オボッ… ゲボボオォーーーーーーー!!!!!!!!!!
そして体中がくっせぇーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!! ぼくの体何事ーーーーー!!!!!!!」
ゲロゲロゲロ

大魔女「全て気のせいよ それよりレン」

レン「な…何?」

大魔女「とおおおおおおおおりゃあぁッ!!!!!!」
ズドドーーーーッ!!!!!

《バックドロップした》

レン「駄目押しーーーーーッ!!!!!」
ブシャーッ

大魔女「一応」

165 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 18:45:58 ID:mK/nqgF1
《ごまかしきれないので全部話した》


レン「なんてこったい…寄生されたぼく フーリャンりんと戦ってたなんて…
……はあああああああああああああああぁ」

大魔女「この上ないため息ね」

スッ…ゴチーーンッ!!

大魔女「!?」

レン「ぼくは駄目だーー!! ぼくは駄目だーーー!! ぼくは駄目だぁーーーーっ!!!」
ガンガンガンッ 《←床に頭を打ち付けてる》

大魔女「……」

レン「駄目だぼくはッ!!! 駄目だぼくはッッ!!! 駄目だぼくはーーーーッ!!!!!」
ガーンガーンガーンッ!!!!

大魔女「止めないわよ」

ピタッ
レン「……………………」


レン「駄目だ…… ぼくは……」
はあああぁ…

大魔女「何がよ」

166 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 19:05:21 ID:mK/nqgF1
レン「…何もしないどころか今度はフーリャンりんに迷惑まで…
ぼく…フーリャンりんの足…引っ張りすぎだよね…」
ずーん…

大魔女「えぇ 想像を絶したマジ有り得ないくらいの足手まといだったわ
結局あんまり休めなかったし
一回死になさいよ」

ピシッ
レン「ガーーーーン!!!」

大魔女「何よ そんな事ない って言って欲しかった訳?」

レン「い…いや… そういう訳じゃないけど……
ゴメン…なんとか付いて行こうとは思ってるんだけどさ…ぼくにはやっぱり…
弱くて力不足の自分が悔しいよ
もっと強くなりたいなぁ…ぼく」

大魔女「そうね ま…でもいいじゃない
弱いという自覚があって 強くなりたいって気持ちがあるだけまだ見込みがあるわ
まぁこれからの道のりの中で頑張りなさい」

レン「うーん… 頑張れるかな…ぼく」

大魔女「それはあんた次第よ」

レン「……」

大魔女「…とりあえずあんたはまず シャキッとしなさいよ!
以後 弱音禁止よ!!!! いいわね!!!!!」

ビクッ
レン「…は はひぁっ!!!!」

大魔女「…この戦い 最後まで付いてきなさいよ レン
女王蟻も待ってんだから」

レン「うん」

167 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 20:05:56 ID:mK/nqgF1
――― 王の間…

おかず「…第3の部屋まで突破されたか」

トラバラ「でもショージキ 今回はマザーを応援しちゃったね
あんなキモイ奴はいないほうがマシだよさ」

ガムテーピー「うりも同感だってらなー」

おかず「馬鹿な事を言うな
マザーは刻一刻とこの場所に近づいてきているのだぞ… さっさと次の者を…」


遠くから虫兵「ギャアアアアアァァ-------!!!!!」


ざわざわっ

バツガイ「何事だイッ!!?」


遠くから虫兵2「グアァァァァ…」

遠くから虫兵3「ヒィィィィィッ!!!」


ガムテーピー「兵の叫び声だがやーっ 一体ぜんたい何がどしたってよに?!!」

トラバラ「悲鳴がだんだん近くなってくるよ…!」

おかず「新たな侵入者かっ…!?」
ザッ

王「いや…待て」

おかず「王!!?」


コツン…コツン…コツン…コツン…… ピタッ


トラバラ「来た…!!」


ギイィィィィ… スッ
ちょうちょ「…おはようございますぅ…?
あの…“十虫”のシグ・シックですぅ…」
ドンッ!!

《“十虫” モルフォ蝶の超真虫 シグ・シック》
きゃぴーんっ!!

おかず「かわいーーーーーーーー!!!!!!!!
超かわいーーーーーーーー(裏声)!!!!!!!!!」

シグ「あっ… チンカスって呼んでいただいてもオッケーですよ…?」
キャピッ

王「チンカス蝶かわいーーーーーーーーーーー(裏声)!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーンッ!!!!

168 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 21:31:47 ID:mK/nqgF1
しーーーーん…


トラバラ「シグ・シック…!!」

バツガイ「やばい奴が来たネ」


シグ「… …あれ? …あのぅ…?
もしかしてぇ私ぃ…? 遅刻しちゃいましたぁ…?
ビリケツですかぁ?」


一同『……』
しーん


カチャッ
シグ「えーっとぉ タイムカードタイムカードォ…
あっ 良かったですぅ まだお一人来てませんねぇ?
最後じゃなくて安心しましたぁ」


おかず「…最後じゃないにしても遅いわぁっ!! 召集命令からどれほど経っていると思う!!!
マザーもついさっき第3の部屋を突破した!!」

シグ「そうなんですかぁ? ごめんなさいですぅ」
コツ…コツ…

ササッ
ガムテーピー「ひっ ひひぃっ」
トラバラ「…おいチンカス あんたここまで普通に歩いて来たのかい
それにしちゃあ外が騒がしかったじゃないかい」

シグ「あう 兵隊さん達の事ですかぁ?
ごめんなさいですぅ…みんな死んじゃいましたぁ…
でも 悪気は無かったんですぅ…?」

トラバラ「ちいっ… 呪われた蝶娘め…」
ゴゴォ…

シグ「……」

ピリピリ…

ガムテーピー「や…やみねーかトラばっちゃ…!!!」

169 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/05(日) 22:26:12 ID:mK/nqgF1
トラバラ「“ばっちゃ”はやめろーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
バキーッ!!!!!!

ガムテーピー「むがーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ズザァッ!!!!

トラバラ「あたしゃまだ2歳だよーーーーーーッ!!!!!」
ドドンッ!!!!



シグ「ふ〜ん? ふ〜ん?」
テクテク

バツガイ「おいチンカス!!!
お前はあんまりウロウロすんじゃねーヨっ!!!!
俺達を殺す気かヨッ!!!!!!」

シグ「ごめんなさいですぅ? あの〜? バツガイくん」
ズイッ

バツガイ「ひぃっ… な…なんだヨ…!」

シグ「まだ次のお部屋の担当決まってないんですぅ?
なら私 立候補しちゃっていいですぅ?」

トラバラ「待ちなチンカス 残念だが次の部屋はもう予約が入ってるよ」

ネンネン「どういう事だ…?」

トラバラ「アタイだよ もう既に部屋にガキ共を送ってる」

バツガイ「あっズリーーッ!!!!!」

ガムテーピー「ばっちゃが行ったら今度こそウリらの出番ねーずねーきらっ!!!!」

トラバラ「ばっちゃはやめろっつってるだろうがーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
バキキーッ!!

ガムテーピー「ヘンナーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ズザーッ

おかず「よす トラバラよ 次はお主だ
必ず勝ち マザーの進撃を止めよ」

トラバラ「楽勝さ」
ドンッ

170 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/06(月) 17:34:30 ID:EVzMFrYu
そのころ ねこはと言うと…


《ねこの活躍のあらすじ》
遺跡学者ミミ美とともに人攫いにさらわれて牢に入れられたねこ
牢の中には他のさらわれた人達がいた
こうしちゃいられねぇ脱獄だ と立ち上がったねこはミミズになって一人牢から脱出
そして見事な忍技を駆使し 看守室から鍵をゲットして皆が待つ牢へと走ったらしい


―― 牢屋 ――

ウロウロウロ…
ミミ美「ねこさん…ねこさんは大丈夫でしょうか…」

男「信じよう 彼女はノーブラだと」

女「帰れ」


おっさん「オス メス オス オス オス メス メス…」

ブリーフ派「エアひよこ鑑定とか超斬新」

ガキ「……くゥアッ!! ぜ…絶力が覚醒する…!!
出てくるぞ…太陽の光のごとし戦魂が…! ハーリーシャイニングッ……!!!」
ギュンッ

爺「フォッフォッフォッフォッ」


ミミ美「………」



コンコン


ビビり「だっ 誰だ!!!?」

おやじ「きつねさんや! コンコン」

寒がり「寒いよーーーーーーっ!!!!!」
ビュオォォッ


扉のムコウ「にゃんだよぅ」


ミミ美「ねこさん!!!」

171 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/06(月) 18:20:35 ID:EVzMFrYu
ガチャガチャ ガチャリ

ねこ「ただいにゃあ」


一同『うおぉーーーーーッ メシアよーーーーーーッ!!!!!』
ズドドドドドッ

ビクーッ
ねこ「あやーーーーーっ!!!!!」

バタバタバタバターーーーーンッ!!!!!

《歓喜のあまり牢の皆が一斉にねこに飛び掛かった》


しゅううううぅ…
ねこ「ぷぎゅうぅ」


男「お前らやめろーッ!!!
組体操のピラミッドみたいになって救世主を踏み潰してんじゃねーっ!!!!」

女「そういうお前はてっぺんじゃねーか」



――――…

男「あんたスゲェよ!! マジスッゲ!!! 失礼ながら俺ァ…
あんたは連中に見つかってトイレに頭から突っ込まれてケツ太鼓で太古のリズムを刻まれたあげく剥製にされ『熊と戦う女性の図』 と飾られて戻って来るんじゃないかとヒヤヒヤした…!!」

女「失礼どころの騒ぎじゃなくない?」

おっさん「しっかし早いなぁ〜 おっさんヒヨコ鑑定をマスターする暇もなかったよ」

ガキ「Perfect Job(発音良く)」

ムダ毛「いやはやはやいいや〜はやいはやいいやはややはははっ」

ミミ美「ねこさん お怪我はないですか?」

ねこ「うん大丈夫 今さっき潰されたけど」

172 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/07(火) 00:01:25 ID:7UPbFSYW
ねこ「さっ…皆さん! とうとうこんな狭くたらしい所からオサラバする時間だよぅ!!」

男「やったぜ…早く娑婆の空気を吸いたいゼ…」

ねこ「皆 人攫いにバレないように! 静かに忍んで行くよぅ!」

みんな『オ゙オオオ゙オ゙オオ゙オ゙オオオオオオオォ゙ォ゙ォッ!!!!!!!!』
どわ゙ーーーッ!!!!!!

ねこ「うるさーーーーーッ!!!!!!! 話聞いてた?!!!!!」


――――…


バーコード「看守室にねずみが出て大騒ぎだってよ!!」

リーゼント「やだっ 怖い」


ドドドド…



バーコード「ん? なんの音だ?」


ドドドトドドドドドドドッ!!!!!


リーゼント「なっ!!!」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!
男「うおおおおおおおーーーーーーーいッ!!!!!!
てめーら忍んで行くぞーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!」

みんな『忍べ忍べェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいッ!!!!!!!!!!』
ドドドォーーーーーッ!!!!!!!



リーゼント「だ 脱獄だーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
ブーッ!!




ねこ「もう見つかったーーーーーッ!!!!!!
当然だーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!

173 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/07(火) 13:16:53 ID:7UPbFSYW
《ねこと50人の 大・進・撃ッッ!!!!!!!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!


ねこ「邪魔だ邪魔だァーーーーーーーーーーーいッ!!!!!!!!」(←開き直った)
どーんっ!!

角刈り「止めろーーー!!!!!」

ねこ「必殺の散乱弾手裏剣ーーーーッ!!!!!」
ダダダダダダダダーーーーッ!!!!!!

角刈り「へやあぁぁーーーーーー!!!!!!!!」

男「猛烈タックル!!!!!」
ドッ!!!

七三「ぶべコッ!!!!!!!!」

女「無限回天地獄絵巻ーーーーー!!!!」
ぐる〜〜〜んッ!

九一「ひでりッ!!!!!!!!」

おっさん「脂ギッシュぬるぬる!!!!!」
ぬるりッ!!!!

四六「あぶらッ!!!!!!!!!」

ガキ「サンライトマーベラスブレイク!!!!!」
パコッ

二八「ジャッキィーーーーッ!!!!!!」

爺「ふぃれはははっふ(入れ歯アタック)」
スポーンッ ガブ!!!

五五「おゆゆーーーーーッ!!!!!」

マッチョ「マッスル足の小指踏み!!」
ドッ

零十「ジーーーミッ!!!!!!!」

デブ「お肉プレスッ!!!!」
ギュボーッ

シャギー「バンボバッボ!!!!!!」

ハゲ「頭皮フラッシュ!!!」
カッ!

ロンゲ「まぶしーーーーッ!!!!!!」

ブリーフ派「使用済みパンツかぶせ!!!!!」
スポッ!

スポーツ刈り「1番嫌だーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

174 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/07(火) 19:04:52 ID:7UPbFSYW
ダダダダダッ!
男「行ける…俺達行けるぜッ!!!!!」

虫マニア「戦ってみるとアイツらチョレーな!!!!
これならまだタガメの方が手ごわいでッ!!!!!!!」

おっさん「エアヒヨコ鑑定で培った精神力があれば負けんよ!!!!」

力士「急ぐぞッ 100mを10秒のペースで走れッ」

タタタタッ
ミミ美「はぁはぁ…構造的に考えてこっちに行けば恐らく裏口があるはずです!」

ねこ「息上がってるけど大丈夫? ミミ美ちゃん」

ミミ美「ふ…日頃の運動不足が祟っちゃいました… でも問題ナシオのまとめ買いですよ!!!」

ねこ「うん 何それ」



―――…

タタタタッ!

パアアアァァ…


ヤスオ「光だッ!!!!!」

男「娑婆だ娑婆だやっふふぅーーーーいッ!!!!!!
いいいいいいぃやっほォォォーーーーーいッ!!!! ッッッつェえぇえええぇぇぇーーーーーーッ!!!!!!
ワンダバワンダバ!!! ポポ〜〜〜イ!!!!!!
ひあうぃあぁーーーーーーッ!!!!!!!」

女「気持ちは分かるが落ち着きなって」



??「待て」


みんな『!!!!!』

おやじ「待てマティカッてかァッ!」

寒がり「ア゙ア゙アアアア゙アアァァ゙ァーーーー!!!!!!」
ビュオォォッ

175 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/07(火) 21:07:28 ID:7UPbFSYW
テニスバカ「なんだ?」

ゴゴゴゴゴ… ドンッ!!
マイト「商品の分際で逃げ出すとはいい度胸だな…」

ねこ「あっ…こいつ!」

男「なんだこのハゲヒゲ黒眼鏡の悪三拍子が揃った輩はーーーーッ!!!!!」

マイト「黒眼鏡じゃねぇ…グラサンだ」

出歯「あっ 思い出したでやす!!
こいつあっしを攫った奴でやす!!!!」

ブリーフ派「はっ! そ…そうだ…こいつだッ!!!
こいつがブリーフ店でブリーフを選んでいる俺を捕まえたんだ!!
このトランクスシンパの刺客畜生めッ!!!!」


「テメーーーーッ!!!」「よくもッ!!!!」「きゃああああああっ!!!!」「幸せを奪った!!!!」「家に帰せ!!!!!」
「うほほっ」「今時グランドサンガード(グラサン)なんて流行んねーよ」「死ね!!!!!!」「格ゲーで見たことある」「くそったれめがァァァッ!!!!」
「グラサンしとったら頭がグラグラさん?」「寒いィィィィィィッ!!!!!!」「ぴよぴよ」「ファイナル頭皮ファンタジー!!!!!!」「ホームラン!!!!!」
「生きては返さぬ!!!!」「ちっ…なんて闇(ダーマ)だ…」「ぬるぽ」「ダイッッッ ドンッッッ デンッッッッ 返しッッッッッ ごめん言いたかっただけ」「小指が全面的に臭そう」
「死ね死ね死ね」「ふぃれ」「つるてんぐ」「胃潰瘍になれ!!!!!」「穴に入って埋もれろ!!!」「うんこ」



マイト「うるせぇ一斉にしゃべんじゃねぇ!!!!
おい誰だつるてんぐっつった奴よォッ!!!!!!!!」

176 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 11:39:40 ID:fxHEp+Xq
マイト「くそが…ナメやがって…
おいこら商品ども… 今すぐ牢に戻るんだ
さもないと… ………だぜ」
ニィヤリッ


ボソッ
「なんだよつるてんぐ」


ガチャアッ!
マイト「今確実につるてんぐって聞こえたぞ!!! 誰だーーーーーッ!!!!!!!」


男「誰も言ってねーだろつるてんぐ」

マイト「てめぇかァーーーッ!!!!!!
ブチ殺されてーのか!!!!!!?」

イボ痔「落ち着け!! つるてんぐ!!!」

マイト「てめぇーーーーー!!!!!!!!!」

おっさん「お…ほおぉぉーーッ!!!
緊張して足がつる!!!! てんぐ」

マイト「不自然だろうがァーーーー!!!!!!!」

ガキ「本部 応答せよ
大至急『TruE TempesT GreeD
(略名:トゥルーてんぐ)』を発動されたし」

マイト「カッコよく言ってんじゃねぇよ!!!!!!!」

おにいさん「♪て〜んぐさんっ て〜んぐさんっ
あっなたっはどっこからやってく〜るの?」

おねえさん「♪お〜やまだよっ お〜やまだよっ
つ〜るつ〜るや〜まのテッペンかぁら おっりてく〜るよ」

おにいさん&おねえさん『♪だからぼくは つ〜るてんぐっ
素敵なお名前みんな笑顔 頭つるつる黒眼鏡』

マイト「歌うなーーーーー!!!!!!!!!!!!」
カーッ

177 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 14:05:00 ID:fxHEp+Xq
ズダダダダダダダダダダダァーーーーンッ!!!!!


みんな『ビクッッ!!!』


ガッチャガッチャ
マイト「いい加減に黙らねーか…
いいか商品共 お前らは自分の今の立場ってのを考えてみろよ
お前らの選択肢は『大人しく牢に戻る』か『蜂の巣になって死ぬ』かの二つで一つなんだ…」

男「つる…」

ガチャンッッ!
マイト「次 つるてんぐっつったら その頭ァブチ抜くぞ」
ビキビキ

男「うっ…お……
つ…つるつるしこしこ…!!」

女「いくじなしっ!」


ザッ
ねこ「みんな後ろに下がってて」

ミミ美「ね…ねこさんっ」


マイト「出やがったな猫女…!
あの時はよくも俺に恥をかかせてくれたな…!」
カチャッ…

ねこ「そこどいて! にゃん達はここを出てくんだよぅ!!」

マイト「おいおいおい 馬鹿か
お前達はウチの大切な商品なんだぜ 商品をみすみす逃がす奴がいるか?」

ねこ「その“商品”ってのやめて!!!!!
にゃん達は人間なんだよぅ!!!!!!!!」

マイト「うるせぇ!!!!!
てめぇらの命も俺たちの“所有物”だーーーーーッ!!!!!!!」

ねこ「にゃんとも! ……許せない!!」

178 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 14:23:19 ID:fxHEp+Xq
マイト「逃げたかったら俺を倒していけ!!!!!」
ドンッ!!


男「な…なんてベタな展開だっ!」

女「危ないから下がってなよ」


ねこ「戦う? 不意打ちでしかにゃんに勝てなかったくせに!」

マイト「…うるせー!!
あの時俺はこいつ(銃)が無かった
だが今は違う こいつを持った俺は最高に最強の敵無しだ!!!」



男「なんだか情けない気がしないでもないが…」

バトルマニア「うーん…あのつるてんぐ… どこかで見たことあるな…」

おっさん「何〜?」

バトルマニア「ッ! そうだ! 思い出した!!
あ あの男…『グランドOTマスター・マイト』だ!!!!!!」

男「な…なんだそれは!? ヤバそうな響きだが!!?」

バトルマニア「間違いない…あいつだ…グランドOTマスター・マイト…!
希代の凡町『フッツー』で毎年行われる温泉卓球(OT)大会で10年連続優勝という偉業を成した伝説の男!!!
数年前から行方不明になったと聞いていたが…まさか人攫いになっていたとは!!!!
こ…こいつは手強いぜ…!!!!」
ゴクリッ!

男「おいそれすごいのかよ?」

179 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 18:27:40 ID:fxHEp+Xq
ガチャッ!
マイト「死ね!! 高速射出ハンドガン『天狗蜂』!!!!」
バキュキュキュキュキュキュキュウゥーーーンッ!!!!

ダッダッ
ねこ「んにゃっ!」
《↑銃撃をジャンプでかわした》

カチャリッ
マイト「そしてこっちが!
対戦闘ヘリ爆撃銃『ピンチヒッター』だ!!!!」
ポギュオォーーーーーンッッ!!!!!!

ヒュルルルル…


バトルマニア「ピっ ピンポン玉だァッ!!!!!」

男「ちげぇ!! 爆弾だよ!!!!」


マイト「空中じゃ避けられんだろ!!!!!」

ねこ「…にゃん必殺の早抜き苦無!!」
ヒュッ

サクッ!
ズッドドドオーーーーーーンッ!!!!!

ゴゴォーーーーーーーーッ!!!!!!!

マイト「ぐおッ ちくしょう! 爆風が…」

ブワァッ!
ねこ「あいーーーーッ!!!!」
《爆風の中からねこが勢い良く飛び出して来た》

マイト「なにーーーー!!!!!」

ねこ「にゃ!!!!!」
ヒューンッ ガシィッ!!

マイト「ぐわっ!!!」

《よく分からんけど飛んで来たねこはそのままマイトにしがみついて足を首にかけた》
http://imepita.jp/20100908/609130

ねこ「くらえ!!!
にゃん必殺の反動式ねこダイナマイト!!!!」
ぐるるんっ

ズドドバキィーーーーーーッ!!!!!!

マイト「ぎゃあぁーーーーーーーー!!!!!!!」

http://imepita.jp/20100908/609520

http://imepita.jp/20100908/609970

180 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 18:48:53 ID:zNQWZJlx
ツッコミどころ満載過ぎてツッコめねえ絵を出すんじゃねえw

181 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 19:39:23 ID:fxHEp+Xq
マイト「ぎゃああああぁぁーーーーっ 頭がカチ割れるーーーーーッ!!!!!
な…なんて豪快すぎる技を使いやがるんだーーーっ!!!!」
ブッシャッシャアァーーッ

ねこ「…見た目で実力を判断しないで欲しいよぅ!」



男「す…すげーなんだ今の… あの子は何者だ…そして果たしてノーブラか否か…」

女「まだ言ってんのか」

バトルマニア「今のは『ベルミススパイラル・コースト』!!!!
約100年前 世界最後の格闘王“ふにゃふにゃ”が編み出した門外不出の禁断技だ!!!!!!!」

ガキ「…お主見込みがあるな…ククッ」




パラパラパラ…
マイト「オ゙がァァァァァァァァッ!!!!!」
ジャキキキッ!

ねこ「危ない物はボッシュート!!
にゃん必殺の鼻糞(ビー玉)指弾ッ!!!」
ビッビッ!!!!


スポンスポンッ!

マイト「あッ?!!」

ボゴムボゴーーンッ!!!!

マイト「ぐわたッ 俺の銃がーー!!」



男「うめぇ! 銃にビー玉を詰まらせて暴発させたんだッ!!!!!」



ねこ「…観念しなよぅつるてんぐ!
ご自慢の銃ももうないよぅ!?」

マイト「ぐ…」

182 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 20:08:19 ID:fxHEp+Xq
ねこ「つるてんぐさん 勝負はついたよぅ?」

マイト「ふっ ふっざけった事を…!!」

ギロッ
ねこ「あなたは今の自分の立場を何も分かってないよぅ
勝負に負けたあなたの選択肢は『大人しく道を譲る』か『その綺麗な頭カチ割られて死ぬ』かの 2つに一つ…なのよぅ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

マイト「ッ! ひっ…あああああああぁ!!!!」
タタタッ


男「あっ 逃げた!!」


ねこ(…にゃひひ フーリャンちゃんの真似っ)


わっ

バトルマニア「君すごい!! 君なら格闘女王になれるよ!」

バカ「ふ…俺の作戦通りだったな ミミズさん…」

おっさん「感動した! おっさんマジでヒヨコ鑑定士になろうかな」

切れ痔「あんた何者だぁ〜?!」

ねこ「み みんな! 喜ぶのはまだ早いよぅ
最大級に喜ぶならここから出た後!」

男「そうだ 出口すぐそこじゃねぇか
ふざけんなバカヤローーー!!!!!!」

女「なんでいきなりキレてんのよ」

おやじ「よーしっ じゃあ出口まで競争だ!
位置について! よーい呑!!
ごくごくっ! プハーーッ ってかぁ! がははははッ!!!!」

寒がり「やめろおおおおおおおおおぉッ!!!!!」
ビュオォーッ

183 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 21:34:02 ID:fxHEp+Xq
男「さぁ行こうぜ外界へ!!
やっほぉい! わくわくすっぜ!!」
ターッ!



マイトの声「待て!!!!!!!」
ドォォンッ!!


ビクッ
男「わっ つるてんぐの声だぞ?!」

女「逃げたんじゃないの!?」



マイト「誰が逃げるか!!!!
言っただろう 商品であるお前達は逃がさねぇ!!!!」



貪欲太郎「懲りないやつだな…」

トイレ掃除「新しい銃でも持ってきたのか?」

器用貧乏「へっ こっちにはミミズ先生がいるんだ! こわかないぜぃ!!」

ねこ「ミミズ先生ってにゃん?」


マイトの声「ふん いきがるなようんこ共め
今の俺の姿を見せて絶望させてやる!」
ダンッ

ヒュルルルルルル…


ドガッシャアアァァァァアンッ!!!!!!!!!!!



男「なっ!!」

女「えぇっ!?」

ねこ「あぃあっ!?」


シュコー… シュコー…
マイト「超強化型パワードスーツ『災天』!!!!
これが俺の真のッ真のッ最高最強天下無敵の敵無し状態だぁぁぁぁ!!!!!!!」
ばーん

184 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/08(水) 22:07:39 ID:fxHEp+Xq
《3mくらいのメカが一行の前に立ちはだかった》


みんな『う…うひゃらーーーーー!!!!』
ダダダダダダーッ!!!

《一斉に引き返して陰に隠れるうんこ達》


ねこ「んにゃ…んにゃらこらーーーーっ!!」
ブーッ

プシュシュウゥッ プシューッ
マイト「げははははッ どうだビビったかぁ!!!!
『災天』は小型にして戦車級の攻撃能力を備えた前線突破用戦略スーツよ!!!
今は亡き武器会社『デス社』が技術のすいを集めて作り出したパワードスーツの最高傑作!!!!!
これが俺の秘密兵器だーーーー!!!!!!」


ねこ(…! あのデス社の兵器…!)

ガションガションガション…
マイト「高かったんだぜ… これにゃあお前も手も足もでないだろよ」

ねこ「……」

マイト「観念して大人しく捕まってくれよーーー!!!
お前も大事な商品だからなーーーっ!!!!」
ぐおぉっ ヒュッ
バンッ!!!!!!

《パワードマイトはなんか出した》


バトルマニア「あ…あれは… 巨大なピンポンラケットだァーーーーッ!!!!」


シュポンッ
《パワードスーツの肩からボウリング球くらいの玉が飛び出た》

マイト「くらえ OT(オーバーテクノロジー)スマッシュ!!!!!」
パギュオンッッ!!!!!!

185 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 00:47:10 ID:MXaRCxOo
ズギュギュオォーーーーーーーーンッ!!!!!!!


ねこ「あやぁッ!!?」



男「なんてやつだ!!!!! 砲弾を自ら撃ちやがったぜ!! ピンポンみたいに!!!!」

バトルマニア「あ…あれはまさにかつてグランドOTマスター・マイトが使った必殺技だ…!
勢い良く上げた玉を全身全力で打ち込む『最初からクライマックスだぜスマッシュサーブ』だ!!!!!!」

男「その技名マジか」

おっさん「ミミズ先生ーーーー!!!!!」



ドゴォーーーーーーンッッ!!!!!!!!


しゅわしゅわしゅわしゅわ…

マイト「はっはっははは! どうせ当たってはいないだろ!
いいぜ別に!! これで終わっちゃ面白くねー!!!
おっと! さっきみたいに爆煙の中からコンニチハしようたって無駄だ!!
こっちにはサーチカメラがあるから煙の向こうのお前もバッチリ…ん?」
ピピ…

キョロキョロ
マイト「い…いねぇ
な…なんだまさか今ので死んだのか?」

ねこ「そんなわけないでしょっ」

マイト「ほォッ!!?」

バババーーーーーンッ!!!!!

マイト「俺の足元に?!!!!!!
い…いつの間にーーーー!!!!!!!」

ねこ「弾の下くぐって来たよぅ
…ねぇ せっかくだからにゃんの新手裏剣の実験台になってよぅ!」

マイト「は…?!」

ねこ「ていっ!!!!!!」
ババババーッ!!!

カカカカカカカカカッ!!!!
マイト「なぁ!!!?」

186 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 01:11:39 ID:MXaRCxOo
マイト「な…なんだ…これは…!」

びっしり!
《パワードスーツ『災天』に謎の小さな玉のようなものがフジツボみたいに隙間なくくっついた》

ふるふるっ
マイト「な…なんだこれは! じ…磁石か!!?
離れねぇ!!!!!!」

ねこ「…これがにゃんの新しい手裏剣
フーリャンちゃん達と『デス社』に潜入した時 にゃんはデス社の兵器に殆ど何も出来なかった
この手裏剣はその時の経験を生かして作った“対機械兵器手裏剣”なんだよぅ!!」

マイト「なっ なんだってんだ…こんな磁石が!!!」

ねこ「その小さな磁石は今は待機中の状態…だけど!」
スッ

《ねこは小さな鉄球を2つだした》

ねこ「この2つの球を思いきりぶつけた時 その磁石達の本当の効果が発動する!」

マイト「なっ…やめっ…」

ねこ「にゃん必殺!!!
『反磁力手裏剣』… 磁力解放だよぅ!!!!」
ヒュッ…

カチーーーーーーーーーーーンッ!!!!!


ビリビリ…バリリィーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!

マイト「ぎゃあああああああ!!!!!!!?」

《パワードスーツに付いたの磁石が一気に爆ぜ 飛び散った!!》

187 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 01:34:10 ID:MXaRCxOo
ひゅううううん…

ブルッ
マイト「うっ…うっ… ぐっ…寒ィ…
一体何が ……おォッ!!?」
ちーーーん!

《マイトは全裸で倒れていた》

マイト「こ…こいつぁ…?」
ムクッ 《←普通に立ち上がった音です》

女「キャーーー! つるてんぐ!!!!!」

マイト「どこみて言ってんだコラァッ!!!!!
い…いやそれより何が起きた!!?
さ…災天は… 俺の災天はどうなったんだ!!?」

ねこ「あの兵器ならそこらに転がってるよぅ」

マイト「て…てめぇっ?! ………ハッ!!
この…床に散らばっている鉄の残骸…は…まさ…か…!!!?」

ねこ「そう それはあなた自慢の兵器の残骸だよぅ」

マイト「はああああああああ!?
な…何故!!!? 何が起きた!! 何をした!!!?
オイ!!!!!!」

ねこ「『反磁力手裏剣』
あなたのパワードスーツに張り付いた小さな磁石は特殊な磁石なをだよぅ
それらはこの2つの親鉄球をぶつけた時の衝撃音に反応して一気に外側へと磁力を解放させて くっついていた鉄ごと引き剥がれるの!!!!」
ドンッ!

ねこ「うん適当に言ってるよ」



マイト「うあああああぁーーーー!!!!!!」

188 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 11:17:57 ID:MXaRCxOo
マイト「ぶくぶくぶく」


男「あっ 泡吹いた!」

女「な…萎えてんぐ…!」
ゴクリ…


ねこ「……ふぅ」
くるっ

ガバァッ!!!!
マイト「ぢぐじょおおおおおぉーーー!!!!!!」

バッ
ねこ「なにゃっ!?」

マイト「よぉぉぉぉぉぐも゙・俺の災天をヲヲヲヲヲヲッ!!!!!!!!
高がっだんだじゅおおおおおおおおおッ 借金して買ったんだずお〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!
しょ…しょれがスマッシュサーブ打っただげでオシャカだなんて虚しすぎだろオオオオオオオオオんッ!!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああッ」
ぽろぽろ



男「血の涙流してるぜ…」

下品「あー…キレてるキレてる
頭もシモもお怒りだぜ…」

女「い…怒りてんぐ……!」
ゴクリ…



ねこ「(なんかかわいそう…)
……ごめんなさいっ!」
パンッ

マイト「じゃあああああ弁償しれれーーーーーーー!!!!!!!!!」

ねこ「ご…ごめんっ にゃんもお金ないから無理だよぅ!
でも…」
ヒュッ… ヒューーンッ

マイト「おッ…」

ねこ「にゃん必殺! 222ポンドの鉄球手裏剣!!」

ゴチーーーーーーンッ!!!!!

マイト「ブーーーーーーーッ!!!!!!!!! …ぐへぇっ」
バタンッ

ねこ「あなたの悲しみの記憶を無くす事なら出来るよ…」
バンッ

189 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 13:50:45 ID:MXaRCxOo
マイト「きゅー…」

男「お…おし… 今度こそ倒したな」

剃刀「埋めておこう 頭だけ出して」


―――そして


男「これでオッケー!
さてさて 三度目の正直で満を持してのシャバだぞ!」



??「残念ながらそうはいかねんだよなぁ〜」




みんな(ま またか?!!!!!!!!)
ざわわっ


スタンッ

たましい「久々に牢から出れたからって遊びすぎだぜーキミタチ」


男「うわぁーーー!! 人攫いのボスだぁ!!!!!」

ねこ「…ぐにゅっ…!」

たましい「楽しい散歩もここらへんで終わらせよーや な!」
パンパン!


ぞろぞろぞろ


おっさん「ひ…ひーーーーっ!!!! 人攫い達がわらわらと!!!!!!!」

冷め男「囲まれた やばいじゃん」


ニコッ
たましい「さぁ帰ろうか 君達の部屋へ」


ガタガタガタガタ
ビビり「い…いやだ… ここまで来たのに…また牢に戻るなんてーーー!!!」

ザッ!
ねこ「大丈夫!! にゃんがそんな事させない!!!」

たましい「ん〜?」

190 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 16:38:40 ID:MXaRCxOo
ねこ「ふにゃーーーーーッ!!!!」
シャーッ!

たましい「ははっ 俺の飼い猫候補の猫娘ちゃんか!
どうもあのスーツを着たマイトを倒したみたいじゃないか
なかなかやるじゃねーのよ」

ねこ「……」

たましい「だがさすがにこの数相手に一人で挑むのはまさに無謀だぜぇ?」

ねこ「関係ない…みんなにゃんが守り抜く!!」

ミミ美「ねこさん…」

たましい「…そういう気概は嫌いじゃねー…
だが…裏の世界ではお前みたいな奴はただの愚か者なんだぜ
……おいオメーら 一斉にやれ」

人攫い達『ヒャッハァァーーーーーッ!!!!!』
ドドドーッ


男「あわわーーーーっ!!!!!」

ヒュンッ
ねこ「にゃん必殺… 扇型拡散手裏剣乱舞!!」

ヒュカカカカカカカカカカカカカカカァッ!!!!!!!

人攫い達『ひでりーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!』
バタバタバタ

スタッ
ねこ「みんな一カ所に固まってて!!」


男「ミミズ先生ぇ…! 敵は多いぞぅ…!!」

ミミ美「……(私にも何か…何か出来ることが…!)」


191 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 18:20:00 ID:MXaRCxOo
バッ
人攫い1「ゲハハハーーッ!」

女「きゃあああああっ」

ヒュンッ!
ねこ「たーーーっ!!!」
バキィッ

人攫い1「ハゲァーーーーッ!!!!」
バターンッ!

女「あぁっ…ミミズ先生Thank y…」

ヒュヒュッ 《←感謝の言葉を聞く間もなく別へ移動するねこ》


ヒュンッ バキキッ

人攫い2「ぬーぼッ!!!」

ヒュンッ ズドーンッ!!

人攫い3「くわばらーーッ!!!!」

ヒュンッ ビターーーンッ!!

人攫い4「しゃしょおぉーーーッ!!!!」

ヒュンッ ち〜んッ

人攫い5「コカァーーーンッ!!!!!」


人攫いA「は…速ぇーぞあの女!!!」

人攫いB「一旦商品共は無視して全員で猫娘にかかるぞ! いつか尻尾を引っ捕まえられるはずだーー!!!」

人攫いC「ブッ捕まえろおおおぉぉぉ!!!!!」

わーーーーーッ!!!!!


男「人攫い達のターゲットが完全にミミズ先生になったぞ!!」

ザッ…
ミミ美(い…今なら…行ける!
覚悟を決めろミミ美! ねこさんを助けるためにっ!!)
タタッ



たましい「ん? ……」

192 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 19:08:14 ID:MXaRCxOo
シュババッ シュババッ
ねこ「ハァ…ハァ…」

《今 ねこは高速移動忍術『風走の術』を使用している…
『風走の術』は『神足の術』のように音速の域にまでは達しないものの 人の目には決して捉えられぬスピードで移動出来る忍術だ
こういう系統の術は体力の消費が激しいため本来は十数秒ほど使用するのが好ましい
しかし今のねこはそれを5分以上続けている…
そして限界は来た…!》


ギュッ!!!

ねこ「あややっ?!!!」

人攫い6「捕まえたで〜〜〜〜!!!!」

ビターーーンッ!!!!!
《しっぽ(腰帯のあまり)を掴まれたねこは床にたたき付けられた》

人攫い7「押さえろーーーーー!!!!!」
ドドドドドドドドドドッ!!!!!!

ねこ「にゃらーーーーーー!!!!!!」

人攫い8「動くんじゃねぇ…!」
ギギギ…

ねこ「ぐにゅみゅみゅみゅぅ……!」

《人攫い達に押さえ付けられるねこ》



男「や…やべぇよ!!! これアレだよ…やべぇよ!!!!!!!!!!!!!!」


ズ…ッ
ズゴゴゴゴゴゴゴゴォオンッッ!!!!!!

《遺跡が突然揺れ出す》


男「なんだっ!!?」



たましい「…!」

193 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 20:38:37 ID:MXaRCxOo
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!

人攫い10「遺跡が大激震ぞ!!!!!!」

人攫い9「じ…地震かぁぁぁぁぁ!!?」
うろたえうろたえ

ねこ「にゃ…んにゃらパワーーーー!!!!!」
ドーーンッ!!!!

人攫い達『ぐわたーーーーーち!!!!!!!!』

《うろたえる人攫い達を馬鹿力で弾き飛ばすねこ》

ねこ「こ…これは一体…!?」


ミミ美「私です!!!!!」
ジャーーーンッ!!!


ねこ「ミミ美ちゃん!!?」


ミミ美「さっき この遺跡の『命柱』を破壊しました
『命柱』は言わば大黒柱 これが無くなれば遺跡は崩壊します!!」


男「な…なんと!!!」


ミミ美「この自爆機能も『うるとらカオス帝国』の遺跡の特徴です
敵対勢力にこの場所を占拠された時 遺跡を自爆させて敵もろとも生き埋めにさせるのです」


たましい「一人でコソコソどこかへ行ったと思ったらそんな事を…
俺はてっきり一人だけ逃げたんだと思ったんだがな」


ミミ美「ねこさんが守ってくれているのに 私一人逃げるわけないじゃないですか!」


ねこ「ミミ美ちゃあん…」
じーん



たましい「………ふん」

194 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 21:00:34 ID:MXaRCxOo
人攫い11「じ 自爆って…オイオイオイ!!」

人攫い12「ク…クレイジーでデンジャラスだぜ…
クレンジャスだぜーーーーー!!!!!!」

わーーーーーッ!!!!!!

人攫い達『逃げろーーーーーーー!!!!!!!
生き埋めだーーーーーーーっ!!!!!!!!!』
ダダダダダダダッ!

《人攫い達逃げる》


たましい「…ちっ …我が部下ながら情けない奴らだねぇ…」


男「や…やった!! 人攫い達いなくなったぞ!」

ザンッ!!
たましい「だーがまだ俺がいるぜ
お前らなんて俺一人でも充分捕まえられるんだよ 逃がしゃしな〜い」

ねこ「…!!」
バッ!

たましい「猫娘ちゃんよぉ 俺と戦ってみるかい
俺を倒せば今度こそこっから皆で逃げれるぜ」

ねこ「…言うまでもなくそのつもりだよぅ!!」
バシーッ!

たましい「…くく 久々に…血がたぎるぜ
じゃあいっちょ忍術大合戦といこうじゃねーのよ!!!!」
ババァッ

195 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 21:14:58 ID:MXaRCxOo
――― 戻ってフーリャン達


第4の間『依存の部屋』

大魔女「何ここ…」


でろ〜〜ん…


大魔女「なんか壁一面に穴ァ開いてるわよ
あとどことなく…甘〜い香りがするわね…」

レン「こ…こ…これは…まさか…この部屋の番人って…!!!!!」


ブブゥンッ!
??「アタイだよぅ!!!!!!」

大魔女「…蜂!?」

レン「やっぱり! ト…トラバラだぁーーーー!!!!」


どーーんっ!
トラバラ「そうさね アタイは十虫が一人!
スズメバチの超真虫 トラバラだよぃ!!!!!」


大魔女「何このババ臭い蜂は」

トラバラ「ババアじゃねぇアタイはまだ2歳だっつんだよォーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

大魔女「2歳でその風格とは… 一体これまでどんな人生を歩んで来たのかしら」

トラバラ「黙りな小娘!!!」

大魔女「2歳に小娘って言われたわ…」

レン「あ…あいつはスズメバチの女王だよ…!
ぼくらの女王蟻様と違って怖くて下品で性格の悪い鬼女だけどね」

トラバラ「一言多いよ蟻小僧!!!!」
キシャーッ!

レン「ひ…ひーーーーーっ」
ビクッ

196 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 21:54:20 ID:MXaRCxOo
レン「つ…ついに来ちゃった…!
トラバラは正直 ぼくらにとっては1番最悪な十虫だよっ!」

大魔女「どういう事?」

トラバラ「一言多い割ニャあ分かってるじゃないかぃ蟻小僧!
そうさぃ あんたら二人じゃアタイ“達”にゃ勝てないよ…」

大魔女「達?」

トラバラ「来なァッ! ガキ共!!!!!」
カチカチカチッ

ブーン…
ブブブブブブブブブブブブブブブッ!!!!!!

大魔女「!! 壁の穴から蜂がいっぱい出て来たわ」

レン「トラバラの手下…働き蜂だよーーーーーッ!!!!!!!」


ブブブブブ…

トラバラ「よく来たねぇかわいいガキ共…
さぁ…狩りの時間だよ!!!!!」
ギンッ!!


レン「トラバラは十虫一の統率力の持ち主だよっ!!
あいつは少人数の相手に対しては絶対的な強さを誇るんだ!!!!
ぼく達は2人… 相性悪すぎだよっ!!!!!」

大魔女「…ふん リンチが得意だなんてなんの自慢にもならないわよ
どうせ個々の力は貧弱なんでしょ 私がまとめて」

ズボッ

大魔女「ん?」

ズッボズッボ…

大魔女「…な 何これ? なんかに足はまって抜けないわよ!」


トラバラ「掛かったねバカ小娘!
それはハチミツの沼だよ!!!!!」
ばーんっ!


大魔女「………」

大魔女「まっず 大ピンチ♪」


レン「ヤバーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!」
ガーン!

197 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 22:32:41 ID:MXaRCxOo
ヌヂョヌヂョヌヂョ…

ギリギリッ
大魔女「……ッくァーーーーーーッ!!!!!
抜けない…抜けないわよコレ!!! くそむかつくーー!!!」


トラバラ「カカカカカカカカッ 愉快愉快! とても愉快だねぇ!!
馬鹿がまんまと罠に引っ掛かってる姿はいつ見てもとても愉快さねぇーー!!!
ほらほらもっとそのあわてたバカ面をよく見せてよさ」


ビキビキ…
大魔女「蜂ーーーーー!!!!!! 佃煮にしてやるわよーーーーー!!!!!!」


トラバラ「動けないくせに威勢だけは良いじゃないかぃ
なんならアタイらがあんたをハチミツ漬けにしてやるよ
ガキ共! アタックフォーメーションB!!」

働き蜂「ブゥーーン」
ババーーーーーッ!

レン「いっぱい来た!!」


大魔女「…くっ 動けなくたって…!
風錐爪!!!!」
ヒュルルッ!

《フーリャンの腕に風が渦巻く》

大魔女「スーパーミキサーパンチ!!」
ドウッ!!!!

ズパパパーーッ
働き蜂「ビビーッ!!」

スパンッ ズパパァンッ ズッパーーーーーッ!!!!!

《働き蜂は案の定弱かった フーリャンとレンはバッタバッタと蹴散らして行く》

198 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/09(木) 23:42:10 ID:MXaRCxOo
大魔女「なによ! やっぱり弱いじゃない!
動けなくても楽勝だわよ!!」

レン「そ…そう簡単に行くかな…」


トラバラ「蟻小僧の言う通りだよ!!
ガキ共! フォーメーションQだ!!!」

ブウゥーーーーン!!!!


大魔女「…む! 何!? ボール?」

《フーリャン達に玉の様なものが向かって来た
その玉は無数の働き蜂達が寄り固まって出来たものだった!》

ギューーンッ!!!


大魔女「まとめてスーパー焼死パンチよッ…」

ブワッ!

大魔女「!?」


《その瞬間 蜂玉が枝別れして蜂が四方八方からフーリャン達を襲った!!》

ズババババババババババババッ!!!!!!

大魔女「ぐぅーーーーーッ!!!!」

レン「わわわ〜〜ッ!!!!!」


トラバラ「かかかかかっ 切り裂いてやりなぁーーーーッ!!!!!!」


働き蜂達『ギギギイィーーーーーーッ!!!!!!!』
ボウウゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!!!!!!
《↑燃え上がる蜂達》


トラバラ「おぅ!!?」


ボボボボボ…
大魔女「こんなもんただの出落ち技よ… こんなんで私を倒そうだなんて笑えるわ!!」


トラバラ「…ふん さすがはイクティスを倒しただけの事はある
でもね…アタイの策も…ガキ共も…まだ尽きないよぃ!!!!!!」

バババババッ!!
ブブウーーーーーンッ

199 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 00:20:14 ID:EMC/Ip9I
レン「ま…また蜂が…」

大魔女「…結構倒したと思ったんだけど」


トラバラ「アタイのガキ共は無数にいるんだよさッ!!!
何匹でも何匹でも殺して体力を消費しな!!!!!」


レン「……」

大魔女「…面倒だわね…」

レン「…ここは働き蜂に指令を送ってる女王のトラバラを倒すべきだね
蜂も蟻と同じで女王の命令がなきゃ基本的に何も出来ないからね」

大魔女「よーしじゃあこの私がフワラルで飛んでパパッとやっちまいましょ
フワラル レーロー メコレ」
バサッ

レン「羽が生えた!?」

大魔女「とぉうッ!!!!」
バッ!

ヌチョオォンッ! ギリギリギリ…

大魔女「………」

ぬちょぬちょぬちょ…

大魔女「ちくしょうやっぱり抜けないしーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」


トラバラ「カァッカッカッカッカッカッ!!!!
カハハハハッ ヒャアァァァッカカカカカカカ!!!!!
腹いてッ…バーーーーーーーーカッ!!!」


ブチィッ!!!
大魔女「ガぁーーーーーーーーーッ!!!!!!!
こうなったらこの足切り落としてでも抜け出してやるわァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
ギランッ

レン「駄目だよ落ち着いて!!」

大魔女「うるせぇいちじく臭がーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
バキィーッ

レン「よく言われるーーーーーーーッ!!!!!」
ザザーッ

200 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 00:42:06 ID:EMC/Ip9I
ぬちゃぬちゃ…
大魔女「泣きそうだわ 私」

レン(…フーリャンりんは動けない…
でもぼくはハチミツ穴に嵌まってないから動ける…
……… よし!)
ギュッ

レン「ねぇフーリャンりん!!」

大魔女「あ?」

レン「さっきの羽を生やす魔法 ぼくに使ってよ!
それてぼくが飛んでトラバラを倒すよ!!」

大魔女「無理よーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!!

レン「ぐはぁーッ信用0ーーーーーーッ!!!!!!!」

大魔女「…はっ ノリで殴ってしまったわ
…うーん 確かに今の状況だとそれが最善だわね…
………でも危険よ?」

レン「危険は承知だよ…! ここでぼくが動かなきゃ負けちゃう!!」

大魔女「覚悟があるならもう何も言わないわ
フワラル ローロー メコレ」

バサッ
レン「わッ!!」

大魔女「行ってきなさい この戦いもあんたが成長出来るチャンスよ」

レン「うん!!」
キッ!
バサササァーーッ!!!


ピクッ
トラバラ「…おいおいおい…」

バサバサバサッ!
レン「トラバラ! ぼくが相手をするぞ!!!!」
シュビビッ

トラバラ「……羽アリ……」

201 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 01:46:24 ID:EMC/Ip9I
トラバラ「キ…キーーーーーーッ!!!!!
あんたただのアリじゃなく羽アリだったのかい!!!!!!」

レン「えぇッ!? い…いや…ぼく普通のクロアリですが…」

トラバラ「キエェェーーーーーーッ羽アリーーーーッ!!!!!!
蜂のパクり野郎許すマジーーーッ!!!!!!」

レン「パクりって何がーー!!!?」

トラバラ「キェェーーーッ!!!!
蜂と蟻は顔似てんのに羽まで生やすんじゃないよーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

レン「えぇーーーっ!!! 意味分かんない!!!!!」

トラバラ「やりなーー! ガキ共ォッ!!!!」

働き蜂達『ブブブーーーンッ!!!!』

レン「わっ わぁぁッ!!」
わたわたわたッ


大魔女「自分の意思で羽を操作して移動しなさい!」


レン「い…意思で… え…えーとっ」

働き蜂達『ブブンーーーーッ!!!!!』
ギュアアァァァッ

レン「い…移動…移動っ!!」
バササッ!

ブオォッ!!

レン「おわわッ?!!」
ギュルオォォォォォーーーーーーンッ!!!!!!!!!
レン「わーーーーーッ!!!!!!!」

《暴走した観覧車のようにグルグル回るレン》

レン「目が回るーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」



大魔女「…バカ…」

202 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 02:28:36 ID:EMC/Ip9I
ぐるんぐるんぐるんぐるん!!!!!!
レン「目が回るよーーーー!!!!!!」

ギュオオオォッッ
働き蜂達『ブブーンッ!?』

ぐるんぐるんッ!!!!!

バチバチバチチィィィーーーーンッ!!!!!!
働き蜂達『ブブァブァアーーーーーンッ!!!!』


トラバラ「ぬぬっ!?」

レン「え!? 何!? 何!!?」


《空中大車輪していたシャバ僧は突撃して来た働き蜂達を弾き飛ばしたのだ》


トラバラ「なんつーラッキーパンチだい…」

ぐーるぐんるぐるるーーッ!!!
レン「よく分かんないけどこれ止めてぇーーーーー!!!!!!!」


大魔女「ちゃんと羽を操りなさいよ!!!
その体を自分の体の一部だと…そう ただの背な毛だと思いなさい!!!!!
背な毛で空を飛ぶイメージで!!!!!!!!」


レン「イ…イメージ出来ないよぉーーーーー!!!!!!」

ぐるるるるるーーーー…ぅん…

レン「ハっ…はぁ… と…止まった…ハァ…」
くらくら…

トラバラ「安心してんじゃないよ」
ギラランッ


大魔女「シューティン ウンコ メコレ!」
パシュッ!!


トラバラ「うわっとぅオォぅッ!!」
ササーッ!!!


大魔女「ちっ…狙撃失敗…」


トラバラ「…マザー…… あいつも放っておけないねぇ…」

203 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 02:57:45 ID:EMC/Ip9I
トラバラ「…ガキ共 半分はマザーの方に向かいな! フーリャンXだよ!
何匹死のうと絶対にマザーを倒すんだ!!!」

働き蜂達『ビラジャーッ!!!!』
ブーンッ!!

レン(何匹死のうと構わない…って…)
ギリッ…

トラバラ「羽アリィ…あんたの相手はアタイ達だよ!
あんたごとき雑魚に十虫のアタイが相手してくれる事を光栄に思いな!!!」

レン「…………黒蟻だってば」



――――

大魔女「…来たわねぇ」

ブブブアァァァーーッ
働き蜂達『フォーメーションXーーーーーーッ!!!!!!』
ピタッ!

《まとめて突っ込んで来た蜂達が突如動きを止める》

大魔女「ん!?」

働き蜂A「1番目ーーーー!!!!!」
ビューンッ!!

大魔女「ッ! ふっ!」
ドギャアッ!!!!

働き蜂A「やられた〜〜ッ」


働き蜂B「2番目行きまーーすッ!!!」
ギュンッ

大魔女「…!? 今度は一体ずつ来る気?!」

204 名前:× フーリャンXだよ ○ フォーメーションXだよ:2010/09/10(金) 03:17:48 ID:EMC/Ip9I
ズリュズリュッ…ズリュズリュッ!!
トラバラ「はっは〜〜」
シャキンッ!

《トラバラは自らの尻の針を抜き取り 2つに分けそれぞれを両手に持った》

トラバラ「アタイは女王蜂…だが舐めない方がいいさね
アタイの実力も蜂の中で最強!!!!
…あんたとこの能無し女王蟻とは違ってねぇ」

レン「女王蟻様をバカにするな!!」
バササササァッ!!!

トラバラ「ふふ 羽を手に入れたからって調子に乗んじゃないよ
ついさっき羽を付けたあんたと アタイ達とじゃ年季が違うんだよ!!!」
ヒュバーーッ

レン「は…速い!!!!」

トラバラ「あんたはギギエルを倒したみたいだが どうだい!!?
空中でのアタイの最高速度はあいつをも凌ぐよぉ!!!!!
カカカカカカカッ!!!!」
ビューンビューンビューンッッ!!!!

レン「う…うぅっ…」

働き蜂「ブーーン!」

レン「わぁ!!」

ドッッ!!!!!

ギリギリギリギリ…
レン「あ…危なぁ…!」
《↑槍で蜂の攻撃をガード》

シュンッ
トラバラ「一匹凌いだだけで安堵すんじゃないよ!
アタックフォーメーションA:2!!!!!」


働き蜂達『ブウゥゥゥーーーーーンッッ!!!!!』
バババーッ!!!!!

ウババババババァッ!!!!!

レン「ヒャーーーーーッ!!!!」

《働き蜂達がレンの体に纏わり付いた》

205 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 23:07:11 ID:EMC/Ip9I
ブブーンブーン…ギュギュギュッ……ッ!!
レン「ぐぶぶぶぶぶっ…わしゃわしゃするむ〜〜ッ」


トラバラ「ふふん フォーメーションA:2…通称『蜂達磨』さね
ガキ共の圧迫で敵を窒息させる技…だが」


ズズズズッ…!!
働き蜂達『ブブブゥ〜〜〜ン…!』

レン「ぐぬぉ〜〜 離〜れ〜ろ〜〜ッ!!!!!」
ぐぐぐぐッ!


トラバラ「さすが力仕事に定評のある蟻だけはあるさね
今にもガキ共を押し退けん勢いだ
…ガキ共! もう少し耐えてな!」


働き蜂達『ビーラジャーーッ!!!!』
ギューッ

レン「うぶぶぶぶぶぶぶぅぅッ!!!!」
ぐぐぐぐーッ


シャキンシャキンッ
トラバラ「覚悟しなぁっ!!!」
ビュンッ!!


レン「!?」

ギュオォンッッ!
トラバラ「八の字斬りィィィィーーーーーーッ!!!!!!!!」

ズバババァーーーーーッ!!!!!!

レン「えっ…!?」

働き蜂1〜27『ビビビーーーーーッ!!!!!!!』
ブシャアァーーッ!!!!

ビチャアァッ…!
レン「かっ…はッ……!!
(じ…自分の…部下ごと……っ!!!)」

トラバラ「カーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!!」

206 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/11(土) 00:01:14 ID:pzBP/vBc
トラバラ「カカカァッカカカカカカカカカカッ!!!!!!!!!
そのまま堕ちなッ 羽アリーーーーーーッ!!!!」


ゴオォッ!!

ギリッ!!!!
レン「トラ…バラ…ッ! なんて…
なんて酷い事をッ!!!!」


トラバラ「!!!」


レン「弾ッ丸ッ!!!!!」
ゴオッ…


ゾッ
トラバラ「カカッ?!!」


レン「スピッ…」

ガシッ!!

ピタッ
レン「…!?」

ガクガクガク…
働き蜂20「ブ…ブウゥ〜〜〜ン……」

《さっきトラバラに斬られた働き蜂が
トラバラを守るために傷付き今にも絶命しそうな体でレンを押さえていた》

レン「なんで……っ」
ポロッ…


トラバラ「バカなアマチャンめっ!!!!!!」
ドッ スピィッ!!!

トラバラ「ダブルニードルーーーーッ!!!!!!」
ズビビーーーーーーッ!!!!!

ガキッ… ザクッッ!!!!!!
レン「うぁッ!!!!!」

《トラバラの2連撃 シャバ僧はそのうちの1つをガードするももう一撃は喰らってしまう》

トラバラ「ケツアタック!!!!!」
バシッ!!!!

ドカーーーーーンッ!!!!

《強烈な一撃を受けてシャバ僧は吹っ飛んだ》

207 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/11(土) 00:59:42 ID:pzBP/vBc
ドガガガガアァァンッ!!!!


トラバラ「ふん 壁の巣穴に激突したかぃ
まったくよく壁に激突する連中だね
…あの巣穴はやわらかい 死んじゃあいないだろうが…」


パラパラパラ…
しーん


働き蜂「ビッ! じょーおーさま 蟻 いない」

トラバラ「あんだってぇ?!」


しーーーん


トラバラ「…いない…ねぇ…
!………そうか あの羽アリめ…アタイらの巣穴に逃げ込みやがったね
ガキ共 ちょっと様子を見てきな」

働き蜂達『ビラビーラジャー!!』
ブーン


ガサゴソガサゴソ…

働き蜂「いない 蜂がはちくの勢いで探してるのに」


トラバラ「…おかしいね…むうん…」



モコ…

《その時 トラバラの背後の壁の巣穴が 静かにうごめいていた…》


トラバラ「まだ見つかんないのかい!!!」
イライラ

ヒョコ
働き蜂「じょーおーさま 巣の中に 変な横穴 ある」

トラバラ「なに?」


モコァァッッ!!!!
レン(今だッ!!)
ババババサァーーーーッ!!!!!



働き蜂「!! じょーおーさま後ろ!!」

トラバラ「なにっ!!!!?」

208 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/11(土) 02:13:16 ID:pzBP/vBc
バザザザザザザザッ!!!!!


トラバラ「あ…あのガキッ!!!!!!
巣穴の中を掘り進んでアタイの背後に…!!」

ギュアァッ!
レン「弾丸スピトルッ!!!!!」
ドギューーーーーーンッッ!!!!!!


トラバラ「ぐッ!!!!!」
サッ!
バキーーーーンッ!!!!!

《弾丸スピトルを受けたトラバラの針が砕けた》


ミシッ…ミシッ… ギリッ!!
レン「(…腕がッ…! くっ…構うもんかッ…!)
もう一発の弾丸スピトルで終わらせてやる!!!!!」
ぐおおおーッ!!!

トラバラ「ハッ…ハアァァァッ!!!!
ガ…ガ…ガキ共ーーー!! フォーメーションKだッー!!!!
早くしなぁぁぁぁぁぁーーーッ!!!!!!」


働き蜂達『ビーーーーーーッ!!!!』
ザザザザザザッ!!!


ビキビキッ
レン「たぁーーーーーーーッ!!!!!!」
ズギュルルルゥーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!


バババッ ドンッッ!!!!!!!
働き蜂達『ビーーービビーーーーーーッ!!!!!!!!』

レン「そんなっ まさかッ?!!!」


《働き蜂達はトラバラを守るようにレンの攻撃の前に立ち塞がった》

209 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/11(土) 22:49:55 ID:pzBP/vBc
レン(は…蜂の盾ッ!!!!!!!!
くっ 止まっ…だ…駄目だあぁぁぁっ!!!!!!!)


ズババババババンッ!!!!!!!!!

働き蜂達『ビャアァーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!』



―――‥


ヒュオオオオオオオオォ…

トラバラ「はぁ…ハァッ… カ…カ…」


ドンッ!!!!!
《シャバ僧の槍は働き蜂達の壁に阻まれ トラバラにもう少しという所で止まっていた》

働き蜂達『ブ…ブウゥゥ〜〜ン……』
バラバラバラ

《力尽きた蜂達が落ちていく》


トラバラ「カ…カ…カハッ… カハハハハハハッ!!!
よ…よくやった…ガキ共…!!
それでこそ女王を守る働き蜂さね!!!!!
本当にあんた達は“使い勝手のいい駒”だよさ!!!!!!!」

ブチッ
レン「もう…もうやめろォッ!!!!!
働き蜂達の命を何だと思ってるんだ!!!!
自分の子供だろ!!!!! 良心が痛まないのかよお前ッ!!!!!!!」

トラバラ「は? 良心? 馬鹿かお前
働き蜂はその身を削って女王を守るのが使命だろ
それが奴らの全て それが奴らの存在意義さ
それを女王であるアタイが利用する事に何が問題があるんだい?
むしろこれは親心だろっ?!!!!!!!」

レン「…ッ!!!!」


210 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/11(土) 23:39:01 ID:pzBP/vBc
《その頃… フーリャンは頑張っていた》


働き蜂「98番目いきまぅーーッす!!」
ドーーッ

大魔女「でらぁっ!!!」
バキッ!!!

働き蜂「やぁ〜らぁ〜れぇ〜たぁ〜」

働き蜂「99番目行っちゃいますよ〜〜〜〜!!!」
ブーン

大魔女「お断りだーーー!!!!」
バギャギャーッ

働き蜂「きっつ〜」

働き蜂「大台100匹目突破おめでと〜ござ〜〜〜いアタック!!!!」
ブァーーッ

大魔女「ありがとう!!!!!!!!!」
メコッ!!!

働き蜂「どういたしましてーーーッ!!!!!!」

大魔女(くっ…こいつら……!)

働き蜂「ワン!オー!ワーーーン!!!!」

大魔女「こつそそーそープレス!!!!」
グシャッ!!!!

働き蜂「バキバキーーー!!!!!!!」

大魔女(徹底した波状攻撃!! 私を休ませない気ね!!!)

働き蜂「背後ががら空きでごぜぇますよ〜〜〜〜〜」
ヒューッ

ギューン
大魔女「痴漢撃退逆式スープレックス!!!!」
ドシャーーーーッ!!!!

働き蜂「ミニスカーーーーーッ!!!!!!」

大魔女(動けないから後ろからの攻撃は対応しづらいわねっ…!
でもそんな困難は屁でもないわ!!!!!)


ズズズッ…


大魔女「!? この怒りのオーラは…? ……レン!?」

211 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/12(日) 19:14:49 ID:yAoSTq+6
―――…回想


ミリヤ「あなた達は全員働き蟻です でもだからって全てが同じになる必要はないのです
だから一人一人 “個”を持ちなさい 私はその全ての“個”を愛します…」

回想おわり…―――


ゴゴゴゴゴゴ…
レン「女王なら…女王ならッ…!
全ての働き蜂達を愛で包めよこんちくしょーーーーーーーッ!!!!!!」
バサーッ!!!
ギュギュンッ!

《アホみたい飛び出したシャバ僧》


トラバラ「ア アタイを守りなガキ共!」

働き蜂達「ブ ブーン」


レン「うおおおおおおおーーーー!!!」
グーーンッ!

《一直線にトラバラに突っ込むシャバ僧》


トラバラ「性懲りもなく…
ガキ共 また壁を作って奴を受けとめるんだよ!
そして捕まえて…今度こそ殺す!!!!!」

ギュウゥーーーーンッ…カクッ キュンッッ!!!!

トラバラ「なッ!!?」

《真っすぐ突撃してきたシャバ僧は急に方向を変えた》


ぐるんぐるんぐるんぐるんっ!!!!
《そしてトラバラを中心に大きく円を描くように回る》


ぽかーん
トラバラ「何がしたいんだ?!」

212 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 00:37:11 ID:mPmhPIBC
ぐーるぐるぐるぐるぐるぐるーーーーーッ!!!!!!


トラバラ「また暴走空中大車輪かぃ…?!
い…いや 今回はそんな雰囲気じゃない…
一体何が狙いだっ!?」


ぐるぐるぐるぐるッ!!!


トラバラ(ちぃ…奴の出方が分からない以上 むやみに動くのは危険だね…
だがいいさ こっちにはアタイの最大の武器である無数のガキ共がいるんだ!!
ガキ共という防壁がある限り どこから何がこようとアタイは安心して踏ん反り返ってられるのさ!!!!!)

トラバラ「奴から目を離すんじゃあないよ!!
全個体の全命をもってアタイを守りな!!!!」

働き蜂達『オッビーラ!!!』
ジッ!!!!


ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

働き蜂達『じー…』

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

働き蜂達『じーー…』

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

働き蜂達『じーーー…』

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

働き蜂達『ビビィ…目が回っビぃ〜〜〜…』
ふらふら〜


トラバラ「バ バカかァあんたらはーーーッ!!!!!!!!!!!!!」



ビュンッ!!! ドスッ!!!!!!!!

トラバラ「ガッ… ガハァッ!!!!!」


ゴオオオオォッ!!!

レン「…スルリリ スピルル!!!」
ドンッ!!!

213 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 00:53:58 ID:mPmhPIBC
《シャバ僧が投げた槍がトラバラにHIT》


トラバラ「くかァッ!!!!!!!!」

トラバラ(ガ…ガキ共の目を回らせ行動不能にし… 防壁の隙間を狙って…ア…アタイを……ッ!
ま…まんまとアタイは…奴のしょぼい策にハマってしまった……のか…ィ)


レン「……お前の働き蜂達はとても優秀だけど それが仇になったね」


トラバラ「ち…ちく…しょう…… は…はっちゃアァァァァァァ…」
ガクッ ヒュルルルルル…

ドシーーーーーーーンッッ!!!!!!!


《トラバラは死んだ…》



―――…‥

働き蜂達『……』
しーーん…

大魔女「……蜂の攻撃が止まった
………勝ったのね レン…」

―――…

214 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 01:15:18 ID:mPmhPIBC
――…


働き蜂達『………』
しーん…


大魔女「女王が死んだからか大分大人しくなったわね」

レン「うん…」

大魔女「このままにしといてもアレだし 全員アレしましょうか」

レン「そ そんな!! そこまでしなくたって!!!!!
ちょ…ちょっと待ってて!!!!」
タタッ


―――

ザッ…
レン「…ごめんね 君達の女王はぼくが倒したよ」

働き蜂達『……』

レン「女王を失った君達はまた新たな女王蜂を選ぶことになるだろうね ……
もし…君達の中の誰かが女王蜂になったのなら どうか今度は
自分の仲間達を愛せる女王蜂になってほしい」

働き蜂達『………!』

レン「…じゃあ ぼく達はいくよ」
タッ



働き蜂N「仲間を… 愛…する……」

215 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 12:36:52 ID:mPmhPIBC
大魔女「待てい」

ガッ!

レン「え?」

大魔女「“じゃあぼく達はいくよ タッ”じゃないわよ!!!!!!!!
“タッ”じゃ!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ

レン「え? な 何が?」

大魔女「足ーーーーッ!
私は ハチミツにハマって出られないのよ!!!!!!」
ヌチョ〜ン…

レン「あ…あぁ…」

大魔女「なんとかしなさいよ!!!! あんた」

レン「えぇっ!? ぼく? …うーーん… …よし」
ゴソ

大魔女「ん?」

ゴソゴソ ぺろり

大魔女「あひゃイッ!! ちょ ちょっとレン! 私の足元で何してんのよ!!!」

レン「フーリャンりんが抜け出せるまでぼくがこのハチミツを食べるよ!!!」

大魔女「はぁ? そんなんで大丈夫なの?」

レン「大丈夫 おいしいし」

大魔女「…あんた ただそれ食べたいだけじゃないでしょうね…
…うィッ!! …こそばゆいわよ」


――…

ぺろぺろ
ヌメヌメヌルヌル
なめなめ
パクパク
ちろちろ
ジュルジュル
ペロッ! …ゲ〜〜〜〜〜ップ!!!

―― 数十分後

ズボッ
大魔女「やった!!! 抜け出せたわ!!!!
よくやったわレン!!!!!!」

ぺろぺろ…
レン「うまい〜〜〜〜〜…うまい〜〜〜〜〜〜〜…」
ハァハァ

大魔女「………」

216 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 20:03:47 ID:mPmhPIBC
パン!
レン「……ごちそうさまでした!」

大魔女「ごちそうさまじゃねーわよこの触角野郎!!!!!!!」
スコーーンッ!!!

レン「ブブーーーーッ!!!!!」

大魔女「何私の呼び掛け無視して一心不乱にミツを貪り食ってやがんのよ!!!!
今完全に蟻に戻ってたわよね 完全に本能が剥き出しだったわよね」

レン「だ だっておいしかったんだもん!!!!」

大魔女「じゃあ私にも食わせろ三等身野郎ーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
バゴーーーンッ!!!!!

レン「がっぺーーーーーッ!!!!!!」

大魔女「全部食べやがって…
その触角切って方向感覚を失わせるわよバカ」

レン「あ…あぁじゃあぼくの体の中に溜まったハチミツをお尻から出すからフーリャンはそれを」

大魔女「いるかーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ドゴーーーーーッ!!!!!

レン「DAYONEーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
ブシャーッ

217 名前:りん:2010/09/13(月) 22:30:08 ID:mPmhPIBC
大魔女「もうハチミツはいいわ 先へ進みましょ」

レン「そうだね ぼくなんだか漲って来た! 負ける気がしないよ」

大魔女「最初に戦ったのが1番強い奴である意味ラッキーだったわね
後に出てくるのはデガラシみたいな格下なんだもの」

レン「う…うーん デガラシっても結構何度か苦戦してた気がするけど…」

大魔女「どうでもいいわよ じゃあ行くわよレン」

レン「う うん」




―――― 王の間


しーーーん…
一同『……』


おかず「バカな…トラバラまでも…」

バツガイ「な なんてこったイ…
こと戦闘においてはあの女王さんが1番敵にまわすとやっかいなのにヨ…
まさかそれを働き蟻ごときが倒すなんて…」

シグ「あの蟻さんかわいいです ねぇ?」

ネンネン「侮り…がたし……」

ガムテーピー「ひ…ひひーーーーっ
あんなバケモノ2人 ウリの手には負えねーずくりぃッ!!!
ウリは絶対に番人になんかならないずら!!!!!!!」

おかず「なにぃ?!」

218 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 22:51:54 ID:mPmhPIBC
おかず「今なんと言った? ガムテープよ」

ガムテーピー「だ だから!!
順番が回って来てもウリは絶対に奴らとは戦いたくないっぺしょ!!!」

おかず「馬鹿者がぁッ!!!!!
この第4層を 王を守る事が我々の使命なのだぞ!!!
だと言うのに貴様はあろうことか王の御前で敵前逃亡宣言とは…
恥を知れ恥をッ!!!!!!
決めたぞ! 次の番人は貴様だッ ガムテープ!!!!!!」

ガムテーピー「絶対嫌だべらーーーー!!!! ウリもう梃子でも動かないぺりぃ!!!!!
絶対行かんべなるーーーーッ!!!!!」

おかず「貴様………」


スッ
シグ「あー じゃあぁ…私が行っていいですぅ?」

ガムテーピー「!」

シグ「ガムちん 行きたくないなら私に譲って下さい?」

スッ
ネンネン「待てチンカス お前に行かせるくらいならウチが行く」

スス
バツガイ「待てヨ 俺ならやれるヨ」

スッ
おかず「待て ここはやはりリーダーである私が行くべきかもしれん」

スッ
ワリムツ「ワらも行こう」


ガムテーピー「……! …………」

スッ
ガムテーピー「じゃ…じゃあウリが……」

一同『どうぞどうぞ』

ガムテーピー「なんでだやーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーーンッ

219 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 02:55:52 ID:BUxGK4tp
百足って熱湯かけたら一発で死ぬんだよな……

220 名前:情報提供 >>219:2010/09/14(火) 05:27:22 ID:qARc9Ul/
――― 第5の間『“マジで”の部屋』



大魔女「これで終わりよ!!!!!
超アツアツミツぶっかけパンチ!!!!!!!!!!!!」
ボゴォッ!!!!!!

レン「ぶーーーっ」
ブジャアァーーーーーッ!!!!

ジャバァッッ!!!!
ジュアァァァァァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!

ガムテーピー「フグゥーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
バタン!!!

《ガムテーピーは死んだ》


――――…

レン「やったぁ!! ガムテーピーを倒したぞ!!!!」

大魔女「ふぅ
攻撃すると体がバラバラに分裂する能力には驚いたけど どうって事なかったわね」

レン「ガムテーピーは十虫一トリッキーな戦いを得意とする超真虫
最初はどうなるかと思ったけどフーリャンりんの作戦のおかげで簡単に倒せたね!!」

大魔女「えぇ 私の魔法でレンがさっきお腹に蓄えたハチミツをアツアツに熱し
レンの腹を殴る事でそれを尻から発射させ分裂したパーツ一つ一つを倒していく私の素敵な作戦が大成功よ
人間の生活の知恵が役に立った瞬間だわ」

レン「でも殴られすぎてお腹痛いや ハチミツもなくなっちゃったし…
でもいっか! 勝てたんだし!!!」

大魔女「そうよ あはははは」





ピクピク
ガムテーピー「こんな…VTR処理みたいな扱いは……やめてけろ…」
ガクッ…

221 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 06:53:15 ID:BUxGK4tp
ひでぇw

222 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 13:02:24 ID:qARc9Ul/
――― 王の間


《王の間で待機する十虫達は消沈していた…》

一同『……』

《それもそのはず
十虫一の戦闘能力を持つイクティス 十虫一バカ ウルサインド 十虫最速(地上限定)のギギエル
十虫一の統率力を誇るトラバラ そして十虫一トリッキーなガムテーピー…

超真虫の精鋭中の精鋭である十虫のうちの5体がフーリャンとシャバ僧によって打ち破られたからである》


おかず「王最強のガーディアンである十虫がもう5体も消えた…
これは緊急事態であるぞ…!!」


ワリムツ「……」


おかず「残る十虫は……
十虫一のかわいさで癒しの存在 バツガイ…」

バツガイ「ぺんぺ〜ん!」

おかず「十虫一の粘着質 ネンネン…」

ネンネン「しゅるるるる…」

おかず「……シグ・シック…」

シグ「チンカスでもいいですよ?」

おかず「そして…十虫一おいしい このわしか……」


バツガイ「待てヨ リーダー
まだアイツが居るじゃんヨ」

ネンネン「くひ…そうだ… この緊急事態にアイツは何やってんだ…
まだ寝てんのか…?」

バツガイ「ったく…ふざけた野郎だゼ…」

おかず「そう言うなら誰か奴を呼んでくればよいだろう」

バツガイ「…それは嫌だナぁ……」

おかず「いない者の事を言っても仕方がない
それより次だ 次の第6の間『災厄の部屋』の番人を誰にするかだ…」

223 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 13:04:09 ID:BUxGK4tp
こうして見るとろくなのがいねぇw

224 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 13:36:13 ID:YBmOYp5L
役にたちそうなの最初の方でみんな死んじまってるじゃねえかwww

225 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 18:59:47 ID:qARc9Ul/
シグ「じゃ 私が…?」

ネンネン「いや… ウチだ
第6の部屋はウチの担当だって決められてる…
忘れたのかよ…リーダー…」

おかず「おぉ そうだったな
いかんいかん忘れておったわ 最近年のせいか物忘れが激しくてな」



ワリムツ(年……… …賞味期限か…?)




シグ「ずるいですぅ なんで6番目の部屋だけネンちゃんのって決められてるんですぅ?」

ネンネン「あの部屋はもうウチのテリトリーに仕上げられてるからだよ…
あの部屋を最大限に生かして戦えるのはウチだけだからな…」

バツガイ「あ そうかー…
おいおい さすがにあの部屋とネンネンのコンボじゃ今度こそマザーと蟻も万事休するんじゃネ?
ネンネンは単体だと弱いけど あの場所だと敵無しだもんナ」

おかず「ふん… 是非そうであってほしいものだな」

ネンネン「じゃあ行ってくるぜ…
待ってろよ… マザーと蟻を干物にして持ってきてやるからよ…
ひひひ…っ」

226 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/14(火) 19:38:30 ID:qARc9Ul/
――― 第6の間『災厄の部屋』


ギイィ…

レン「わっ!!」


デロデロ〜〜ン…

大魔女「また…奇妙な部屋だわね
部屋中に…何? アレは…巨大な蜘蛛の巣?」

レン「蜘蛛の巣……はっ!
ここを守る番人見破ったり! 蜘蛛の超真虫 ネンネンだな!!!!
ぼくの目はごまかせないぞッ!!!!!!!」
ビシッ!!

スー
ネンネン「そうだよ」
《ケツから糸を引きブラブラと降りて来たネンネン》

ビクッ
レン「わ゙ーーーッ 普通に出た!!!!
や…やっぱりネンネンだっ!!!!!!!」

ネンネン「ネンネン…様 だろ…? 奴隷野郎……
何したり顔してんだよ…部屋の状況みりゃ誰だって蜘蛛だと分かるだろ」

大魔女「確かに 調子のんじゃないわよいちじく野郎」

レン「ご ごめんなさい…」
ズーン…

ネンネン「お前ら少しあばれすぎだよ… ウチの仲間達が困り果ててるぜ…」

大魔女「ふん 私を止められなかった今までの刺客達が情けないだけでしょう」

ネンネン「ひひ…同感だ…
だがウチは違う… お前達の運もここまでだ…」
スルスルスル…

ドーーーーーーーンッ!!!!!!!


《ネンネンは部屋の天井中央にある超巨大な蜘蛛の巣から2人を見下ろした》

227 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 11:11:52 ID:LzfVC+3u
ゴゴゴゴ…
ネンネン「ひひひひ… ウチは今までの奴らとは違う…
なんせこの部屋は完全なウチ専用… ウチが本領の本領の本領を出せる場所…さっ!!」
サッ

ブチュチュッ!!!!!
《ネンネンがケツからなんかだした》


大魔女「白いうんこ!!!!!!!!!?」

レン「い 糸だよ!!!!!!!!!!」

ヒューン ブチュッ!!!!!
ねばねば…
《地面に落ちた糸》

大魔女「蜘蛛の糸… 粘着力が強そうね… アレに捕まったらヤバそうだわ…」


ネンネン「ほらぁ…どんどん行くぜぇ!!」

ブチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュッ!!!!!!!


レン「い…糸の雨だぁぁぁぁぁっ 避けられないよ!!!」

大魔女「っ!!」
ヒュオッ

ガシッ
レン「ぐえっぷッ」

《シャバ僧の首根っこを掴むフーリャン》


バチュチュチュチュウゥーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!
シュオオオオオオオオオォ…


ネンネン「ヒヒヒ…んん?」


ばんっ!!!!
大魔女「危なかったわ…」

《フーリャンはレンを掴みながら魔女見切りと韋駄天足で糸の雨を避けていた》

レン「ぶぶぶぶぶぶ…」
カタカタ

228 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 12:30:44 ID:LzfVC+3u
ネンネン「…はえぇな…
見た感じ 身体能力に魔法を加えて強化させていると見た…
イクティスやウルサインドのバカとかを倒した強力な技だな…
でもな…お前の攻撃はウチには届かねぇ…」
ブンラブンラ

《蜘蛛の巣を揺らすネンネン》


レン「へへーん!!!! 高い場所にいるからなんだってんだ!!!!!!
忘れたの? ぼくらは蜂のトラバラを倒したんだぞ!!!!!!!!」

ネンネン「ふーん…すげぇすげぇ… ひひっ
じゃあ同じ様にウチを倒してみろよ」

レン「望むところだよッ!!!!! ねぇフーリャンりん!!!!!!!」

大魔女「……」

カクッ
レン「あれっ?! …フ フーリャンりん?」

大魔女「(……こいつ… 誘ってるわね…
…………ならば…)
…レン フワラルしてあげるからあんた行きなさい」

レン「えっ? ぼく!? また飛ぶの!!?」

大魔女「安心なさい 今度は私が遠隔操作であんたの飛行を手助けしてあげるから
意思の伝達スピードを上げるためにメコレ級以上でね
…という訳でレッツ 敵の罠!!!!」

レン「敵の罠て!!?」

大魔女「フワラル ローロー メコレヒュ」

229 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 12:56:52 ID:LzfVC+3u
バッサァッ!!

レン「わぁッ 羽が豪華だ!!!!
前のは鶏の羽みたいだったのに今度はまるで天使の羽だよ!!!!!」

大魔女「メコレ以上だからね
じゃあいってらっしゃい 南無」

レン「ナッ…?!!」
ビュオンッッ!!!!!

ビュオォーーーーーーッ!!!!!!

レン「ムゥゥーーーーーーーーーーッ!!!!!?
は…速いッ 速いよーーーーーーー!!!!!!!!」


大魔女「ふ 私は十数年フワラル使って来たのよ?
私のフワラルテクはあんたなんかとは段違いなのよ」
クイッ


バサァッ ビュインッ!!!!!!
レン「コォーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ぷるぷるぷる


ネンネン「へー……面白ぇな…
…ぷぅッ!!!!」
ブリャリャッ!!!!!!!!


レン「い 糸だ!!!! 避けてーーーっ!!!!」


大魔女「あわてんじゃないわよ」
くいっ


バッサァッ ヒュアンッ
レン「う…うまい!!!」


大魔女「このまま蜘蛛に突っ込むわよ」
くいくい


ギュンッ!
レン「わたァッ! オ…オーケイ!!!!」
バッ


ネンネン「……ひひっ」

230 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 13:28:35 ID:LzfVC+3u
ネンネン「ぷうッ ぷうッ ぷうッ ぷうぅーーーーーーッ!!!!!!!」
バシュバシュバシュバシュッ!!!!!!


ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!!!
レン「当たらないよっ 今のぼくはまるで大船に乗った気分!!!!
攻めて攻めて攻めてまくるよっ!!!!!!!!!」



大魔女「…調子に乗ってるわねぇ… 痛い目見るわよ…」



ギューーンッ! ザザァッ!!!
レン「捉えたっ!! 突貫スピントスだァーーーーッ!!!!!!」
ガギャアァーーーーッ!!!!!!


ネンネン「捉えた? それはウチの台詞だ…んんーーーぶッ!!!!!」
プクゥゥーーーッ!!!!

《ネンネンの尻が急激に膨らむ》

ネンネン「ッぼォうッ!!!!!!!」
ブググググゥッ!!!!

《と 思ったら今度は尻が超絶にへこんで口の辺りがスーパー膨らんだ》


レン「何!?」


ネンネン「立体封鎖粘糸!!!!!!!!!!」
バババアァーーーーーッ!!!!!!!

《ネンネンの口から恐るべき広範囲に広がる糸の網が》


レン「わぁーーーーーーっ!!!!!!」

231 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 13:54:09 ID:5zydgB7h
生け贄じゃねえかw

232 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 14:00:29 ID:IKTGr3bo
おかずの外見がものすごく気になる……

233 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 19:01:23 ID:LzfVC+3u
ネバチャーーーーーッ!!!!!!

レン「うわーーーーーーっ!!!!!!!!!」
《↑立体封鎖粘糸に捕らえられたシャバ僧》



大魔女「…やっぱり罠だったのね…
ふー…危なかったわね」
バンッ!



レン「う…わわァァァッ 動けないよーーーっ!!!!」
ギリギリッ…


ネンネン「もっと動けなくしてやるよ…」
グッグッ…バヨーーンッ!!
《↑蜘蛛の巣からジャンプするネンネン》

ネンネン「“キャッチヤーン”ッ!!!」
ビュッ!!!!

バシーッ!!!!
レン「なになに!!!!!?」

《ネンネンがケツから発射した糸がシャバ僧をキャッチ》


ネンネン「そーらよっ!!!!」
ギュギュギュ〜〜〜ンっ!!

レン「わわわわーーーっ!!!!!」

《ケツを動かしてレンを振り回している》

ネンネン「そこだ!!!!!!!」
プツッ
《↑ケツの糸を切った》


ドドーーーーーーッ!!!!!
レン「わーーーっ 飛ばされるーーーーっ!!!!!!」




ぽけー…
大魔女(糸…… あっ そういや私マントが切られてたのよね…
また後でねこに縫わせなきゃ…)

234 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 19:27:59 ID:LzfVC+3u
バフッ!!!!
レン「ぐほほっ!!!?」

《シャバ僧は何かやわらかいものにぶつかった》

レン「こ…これは…蜘蛛の巣だ!!
蜘蛛の巣に引っ掛かっちゃったーーーーッ う…動けない!!!!
助けてフーリャンりん!!!!!!!!!」



大魔女(お風呂入りたい…)
ふー…


レン「虫を無視ーーーーーーーーッ!!!!!!!!」

バザッ!
ネンネン「よぉ…どおだいウチの巣の心地はよ…
そんじょそこらの高級布団なんかより断然気持ちいいだろ?」
カサカサ

レン「糸から離せよぅーーーーっ!!!!!!!」

ずいっ 《←シャバ僧の顔を覗き込む》
ネンネン「ひっひっひ…これが十虫のウチと奴隷のお前の実力差だよ…
ババアのトラバラ倒したくらいで意気がるなよ?」

レン「ぐぬっ…」

ネンネン「さ…今こそ訂正だ… ネンネン様…といえ…
そうしたら殺すのは少し待ってやる…」

レン「離せってーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
ジタバタ

ネンネン「…そうか… お前死にたいのか……
じゃあ…いただきむぁ〜〜〜〜す」
ガパァ

レン「うっ うばらーーーーーーーーーッ!!!!!!」

235 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 19:59:10 ID:LzfVC+3u
ネンネン「お前のエキス…いただくぜ…」
あ〜ん

レン「エキスってなんですかーーーーーーッ!!!!!!
いやあああああああああああっ!!!!!!!!」


大魔女「ウンコ シューティン メコレ!」
パシュッ!!!!!


ネンネン「っ!! おっ…とォッ!!」
サッ

ベチャッ ぷ〜ん…
レン「ぐわたホげェーーーーーーーーッ!!!!!!!!」

ネンネン「…マザー… そう簡単にゃ食事させちゃくれねぇか…
あいつもやっちまわねぇとな…… …ま…楽勝さ…
…っと そのまえに…」
シュルシュルシュル

シュルルッ
レン「ぐぷぅぐぷーーーーっ!!!!!
がぷぷっ がっぽぶぶぅッ!!!!!!!」
《糸でぐるぐる巻きにされるシャバ僧(爆)》

ネンネン「保存完了… じゃ
次はマザーだ」
ギロッ


大魔女「……」


ネンネン「ほほぉーーーーーーーッ!!!!!!」
ビョーーンッ!!!!!
《また巣からジャンプするネンネン》


大魔女「む!」

ネンネン「ぷぷぷぷぷぷッ!!!!!」
バシュバシュバッシューーーーーーッ!!!!!!

《糸を吐き散らしながら移動し別の巣へ着地するネンネン》


大魔女「くっ…」


ババッ ビョビョーーーーンッ!!!!!!
ネンネン「まだまだ…だッ!!!
んーー…ぷぷぷぷうぅーーーーーッ!!!!!!」


236 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 21:10:09 ID:LzfVC+3u
ドチャドチャドチャドチャドチャドチャッッ!!!!!


大魔女「高いところでチョコマカと汚いウンコ撒きやがって…汚いわね!!!
地面に落としてやるわ!!!!!
ゲリ ウンコ シューティン メコレ」
パキュンッ!!!!


サッ
ネンネン「汚いのはどっちだよ…ぷぅっ!」
ズチュアァッ!!!


タタタッ
大魔女「ゲリ ウンコ ガトリン シューティン メコレッ!!!!!」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリッ!!!!!!!!


ババァッ
ネンネン「当たらねぇ〜〜〜よっ!!!!」
ビヨーーン… ヒュンッ!!

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!!!!!!


《部屋中の至る所に張られた蜘蛛の巣に飛び移り そしてまた別の巣に飛び移る…
それを繰り返し大魔女を翻弄するネンネン》


大魔女「…ちっ! うざったい…
…落ち着くのよ私…! 奴はただごちゃごちゃと動き回ってるだけにすぎない…」
スッ…

大魔女(簡単な話よ…
奴の軌道を先読みし ウンコを撃つ!!!)
スウゥー… ピタッ

大魔女「……そこよッ
ゲリ ウンコ シューティン メコレ!!」
パキュイィーーーーンッ!!!!!!


ゴオオオオオオオオォッ!!!!!
ネンネン「…むおッ!!!!?」

237 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 21:46:52 ID:LzfVC+3u
大魔女「当たるッ!!!!」


ネンネン「あたらねーよッ そんな臭いもんは!!!!!」
プクゥーー… プゥッ!!

ベチャッ!! スウィーーン!!!

《ネンネンは口から糸を発射した
その糸は壁にくっつき ネンネンの移動する軌道を変えた》


大魔女「ッ なによそれっ!!!!!」


ネンネン「どうだよ… 糸によってウチの動きは自由自在!! 変幻自在!!!!
お前にウチの動きが読めるかぁマザー!!!!!!!?」


大魔女「……読めないわね…
まったく…普通に飛び回るやつなんかより何倍も厄介だわ…」


ヒュンヒュンヒュンッ

ネンネン「ひひっ そうだろ…どうしようもないだろ…」


大魔女「…そうね
あんたの動きを追うのはやめた …さっさと片付けるわッ!!!!
スーパー焼死パンチ放火モード!!!!!!」
ボオオオオオオオォーーーーッ!!!!!!


ネンネン「!!!」


大魔女「巣ごと燃やす!!!!!
手っ取り早いでしょう!!!!!!!!」

238 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 22:55:52 ID:LzfVC+3u
ボォォオ… メラメラメラメラメラメラ…


大魔女「ふ…終わった…」

大魔女「…はっ! そういやレンが………
……南無南無」


シュオオオォォォォッ…


大魔女「んっ!? 火が消えていく…!?」



ネンネンの声「いいこと教えてやる……
ウチの糸は魔法とかそんなん関係なく…
火でも水でも電気でも毒でも… 害になるもんは絶対に消し去っちまうのさ……ひひひっ
家を作るならやっぱウチの糸だよな…ひっひっひ!」


大魔女「…へぇ…それはそれは…ッ」
ギリリッ


ネンネン「諦めたか?
お前もそろそろぐるぐる巻になりな!!
ッぶおぉっ!!!!!」
ぷくぅっ


大魔女「! まさか…さっきレンを捕まえたあの技を…」


ぼぷぅぅっ!!!!
ネンネン「立体封鎖粘糸―――」


ギュンーーーッ!!!
レン「突貫スピントス!!!!!!!」

ネンネン「なっ!!!!?」

ドギュルルルルルンッ!!!!!!

ネンネン「ぐ ぐもォーーーッ!!!!!!!」



大魔女「レン!!!」

239 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 23:23:17 ID:LzfVC+3u
《シャバ僧は天井から垂れた糸をターザンのように利用しネンネンに突撃したのだ》


ズブリッ
ネンネン「な…なんでっ…糸から…ッ 出でんだよ…ッッ!!」

レン「蟻の顎のパワーをなめないで欲しいよっ!!」
ガチンガチンッ

ネンネン「ぐ…ぐふぅーっ ぐふぅーっ……」

レン「その傷じゃもうお前は終わりだ!」

ネンネン「終わりだと…笑わせんなよ!!!!!!
ふしゅるるるるるっ!!!!!!!!!!」
しゅるるるーーーっ

《ネンネンは自分の糸をシャバ僧の槍に貫かれた腹に巻いた》

ネンネン「ウチの糸は万能だ… 止血作用もある… 傷もすぐ塞がる…
おわらねえよ奴隷野郎ォアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
ぐちゅぐちゅぐちゅ

《ネンネンの腹がうごめく…》

レン「!!!!」

ネンネン「超強化粘糸ッ!!!!!!!!!!!!」
プッ!!!!!!!!!!

レン「あっ!!?」

ジュジュアァッ!!!!!!

レン「うあああああああーーーーっ!!!!!!!」

《シャバ僧はネンネンが吐き出した赤い糸の塊を避けた…かに見えたが…》

レン「うっあァ…」
パッ

ヒューーーーー!!!
《シャバ僧は糸から手を離してしまい真っ逆さまだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

240 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 23:34:52 ID:LzfVC+3u
ヒュ〜〜〜〜〜〜…
レン「あわわぁーーーーー…」


タッ
大魔女「フワラル メコレ!」

フワンッ
レン「うわっ」
スタ…

《シャバ僧が地面に激突する寸前にフーリャンが魔法を使いレンの体を一瞬浮かせて無事に着地させた………………》


大魔女「なにやってんのよ!! あんた今避けたのになんで落ちてんのよ!!?」

レン「うぅ…避けきれてなかったんだよ…」
スッ…

大魔女「ッ!!!!
あんた…腕が5本になってる!!!!!!!!」

どーーーーーんっ!!!!!
《超真虫は虫だったので当然腕(足?)は六本ある
しかし今のシャバ僧は下の方の右腕が無くなっていた》

大魔女「まさか…さっきのでやられたというの!?」

レン「うん…すごく強力な糸だ…
ちょっと当たっただけで腕が持ってかれちゃったよ…
あんなの当たり所が悪かったら…」
ゾッ…

大魔女「ていうかあんた大丈夫なの…」

レン「うん 超真虫に進化した時に退化した腕だったからセーフ!」

大魔女「そういうもんなの…」



ヒューン… スタァァンッ!!!!!!!


大魔女&レン「!!!!!!!!」

ビキビキビキ…
ネンネン「奴隷野郎〜〜〜〜〜…ッ」

241 名前:×下の方の右腕 ○真ん中の右腕:2010/09/15(水) 23:48:37 ID:LzfVC+3u
ネンネン「奴隷野郎〜〜〜〜… お前ごときがウチを傷つけるとは…ゆるさねぇゾオオオオオオオォッ!!!!!!」

レン「降りて来たーーーーっ!!!!!!」

大魔女「私の魔体術を警戒して上に引きこもってたくせに降りてくるなんてバカじゃないの?
瞬殺してやるわ!!」
ダッ!

ぐちゅ…
ネンネン「超強化粘糸!!!!!!」
ぷぅッ!!!!!!

大魔女「ぐっ!!!!」
ババッ!

ドンチューーーーーーーッ!!!!!!!!
しゅうううううう…

大魔女「壁に減り込んでる… もう糸とかそんなレベルじゃないわね……」

ネンネン「立体封鎖粘糸!!!!!!!!」
ぶわっふぁああああッ!!!!!!

大魔女「!! しまった!!!!!!」
バサーーーッ

レン「フーリャンりんが糸に!!!!!」

大魔女「くっ…動けない…」

ネンネン「マザーは後回しだ…
まずは…分を弁えずウチに痛みをくれた奴隷野郎に極上の死をくれてやるゥゥゥッ!!!!!」

レン「ひーーーっ ネンネンキレてるーーー!!」

ネンネン「様を付けろよカス虫奴隷野郎!!!!!!!」
ぷくーーっ

レン「逃げろーーーー!!!!!!」
ダダーッ

242 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 23:53:42 ID:5zydgB7h
ネンネン様のハジけっぷりマジパネえっす

243 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 00:19:48 ID:n63BxTrI
ガシガシ
大魔女「くっ…早く糸から脱出しないと…」


―――

ネンネン「超強化粘糸!!!!」
ぷぷぷッ

ジュギュンジュギュンジュギュンジュギュンッ!!!!!!!

レン「どわーーーーーーー!!!!!!!!!」

ネンネン「逃げんじゃねぇよ奴隷野郎ッ!!!!
かぁッ!!!!!!!!」
プッ!!!!

ズチャッ
《ネンネンの吐いた糸がシャバ僧の頭上も越えて向こうの壁に》

ネンネン「メジャーショートカット!!!!!!」
しゅるしゅるーーーッ!!!!


《伸ばしたメジャーが巻き戻るように
ネンネンは自分の糸に引っ張られ レンを追い越し目の前に着地した》

ネンネン「かかかァッ!!!!!!!!」

レン「ぎゃぎゃぎゃーーーッ!!!!!!!!
ジャンピングスピクトス!!!!!」
ガッ ジャーーーーンプ!!!!!

《棒高跳びの要領でネンネンを飛び越すシャバ僧》

ネンネン「逃がすかよ!!!!!!!
ぷぅっ!!!!!」
しゅるるっ

バチュッ
レン「わっ!!!!」

《糸(普通の)がシャバ僧にくっついた》

ネンネン「落ちろ!!!!!!!!」
ぐいぃっ

レン「うごーーーーー!!!!!!」

ビターーンッ!!!!!

レン「ぐわたーーーーーッ!!!!!!!!」

《シャバ僧 地面にたたき付けられる》

244 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 00:47:32 ID:n63BxTrI
ずしずし… ずいっ
ネンネン「捕まえたぜ奴隷野郎…
ウチを怒らせたらでうなるか…順序をおって教えてやる…

1.体を徹底的になぶる
2.顔以外を糸で巻いて身動き取らせなくする
3.顔をなぶる
4.ウチに謝罪させる
5.顔に糸をきつく巻き窒息させる
6.死ぬ前に食べる
7.死体を蜘蛛の巣に飾る

…という流れだな」

レン「……ッ」

ネンネン「まぁ…今お前が謝って“ネンネン様”と呼ぶなら1〜4は省いてやる…」

レン「…ッ 三つ腕パァーーーーーンチッ!!!!!!!!」
ヒュヒュヒュッ!!!!!

パシパシパシッ
ネンネン「………こっちは8本だぜ…」
ガシッ
《8本足でレンをがっちりと抑える》

レン「ぐぬッ」

ネンネン「ふー……まったく頑固な奴だな… じゃあ1から行くぞ…」
スッ…

レン「ごぉーーーーーーーっ!!!!!」
バタバタバタ!

ネンネン「無駄だよ暴れても… 潔く諦め… おッ?!!」

ザクッッ

ネンネン「い…いてーーーーーッ なにか刺さっている…!!!?
て…てめぇ何を…ッ」

ブシュッ
レン「蟻に針がないと思ったか!!!!!」
ばんっ

245 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 01:02:22 ID:n63BxTrI
ヨロ…
ネンネン「ぐっ…お前…尻の針を…
か…かゆい!!」

レン「ぼくのたった一回限りの隠しダマ…使っちゃった!!
でも今のうちに 逃げろーーーーっ!!!!」
ブチッ ダーーッ
《糸を噛みちぎって逃げた》


ネンネン「ぐ…痒み針だと… なめた隠しダマだな…
ひひ…ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ…」

ネンネン「ざッけんなバカヤロォォーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブッ殺すぉぞォーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ダダダダダッ!!

レン「わーーー! 来た!! しつこいなぁーーーーーッ!!!!!」

ネンネン「有糸鉄線!!!!!!!!」
ぐちゅぐちゅ… プーーーッ!!!!!!


ギュオオオーーーーン!!!!!
ベタベタァッ!!!!!!

レン「のわーーーー!!!! 刺の付いた糸に逃げ道を塞がれたーーーー!!!!!」

ネンネン「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!」



ギシギシ
大魔女「…ヤバイッ! くそっ!!
…そうだわ! フワラル ローロー メコレ!!」



バサササァッ
レン「わっ 羽!! フ…フーリャンりんありがとう!!!」
バサバサァッ

ネンネン「飛んで逃げても無駄だぜ!!!!!!!!」

246 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 01:18:43 ID:n63BxTrI
ネンネン「にがしゃしねぇよーーーー!!!!
プーーーーーーーッ!!!!!」
ヒュルルルンッ バッ!!!


レン「もういやーーーーーーっ!!!!!!!!」


ヒュンヒュンヒュンッ!!!!

《レンは必死の思いで羽を操作し逃げ回り
ネンネンは張り巡らされた蜘蛛の巣に飛び移りながら 吐いた糸でターザンロープしながらシャバ僧を追い回した
そのうち シャバ僧は体力の限界を迎えてしまった》


ふらふら…
レン「むむむ〜…」

ネンネン「超強化粘糸小弾!!」
プププゥッ!!!!

バシュバシュッ!
レン「うぅぅっ!!!!」

《小型になり威力は減ったがスピードが増した超強化粘糸がレンの体をかすめていく》

レン「もう…だめぇ…」
フラッ



大魔女「レン!! ちゃんと羽操作しないと…落ちるわよ!」


レン「う…う…うぅ…」
よろり

ブオーーーーーンっ!!!!!!
ネンネン「今だ仕留める!!!!!!」

レン「ぐ」
カクッ
《気絶するシャバ僧》

ヒューーーーーーッ!!!
《そして落ちる》

ネンネン「野郎!!! …あっ!!!!!」

《ネンネンは自分の巣に突っ込みかけていた》

ネンネン「ちっ!!!!!」
プッ!! ガクーーン!

《しかし別の場所に糸を吐いて軌道を変えて巣をよけた》


大魔女「!」

247 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 01:57:10 ID:n63BxTrI
ドガガーーーンッ!!!!

レン「ぐっぺェッ!!!!!」
パラパラパラ…

よろり…
レン「はぁ…はぁ… 一瞬気絶してた…
落ちたのか…でも生きてる… 良かった…」


スタタンッ!!!!!
ネンネン「良かった じゃねぇよカス虫奴隷野郎!!!!!!!
しつこいくらい逃げ回りやがってよッ!!!!!!!!!」

レン「……再逃げーーーーー!!!!!!」
ダッ

ネンネン「待て!!!!」
ザザザザザッ


―――

タタタッ
レン「あーもう…あーもう!! ハァハァ…横腹痛い!!!!」

ザザザッ
ネンネン「ヒヒヒ! こりゃあもう体力尽きるのも近いな…
お前はよく頑張ったぜ… まぁどうでもいいけどな…」


―――

レン「ひーー…ひーー…」
ゼェゼェ…

レン「はうっ!! …ぐぅ」
ガクッ バタンッ!

ニヤッ
ネンネン「来たぜ!!!!!
もう面倒臭いのは抜きでまるかじりしてやるよ!!!!!!!!!」
ガッパァッ!!!




「よく耐えたじゃない レン!!」



ネンネン「!!!?」


大魔女「大魔女ドロップキック!!!!!!!!!!!」

メシャーッ!!!!
ネンネン「モゴスォスッ!!!!!!!」

大魔女「あとは私に任せなさい」

248 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 02:04:10 ID:n63BxTrI
レン「フ フーリャンりん…」

大魔女「やっと糸を切れたわ」

ネンネン「…マザー…」

大魔女「この私が復活した それはつまりあなたの寿命が尽きる時が来たという事に外ならないわ」

ネンネン「……大口を……叩くな!!!!!
超強化粘糸!!!!!!!」
ブチュンッ!!!!

大魔女「むっ!!」
サッ!

ネンネン「かぁーーーーッ
超強化粘糸小弾連弾ッ!!!!!!」
ププププププププププッ!!!!!!!

ヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュンッ!!!!!!!!

ジリッ!
大魔女「レン! 私の後ろにいなさい」

レン「で…でも…ヤバイよこれ…」


ネンネン「ひひ…お前に攻撃の間合いは与えねー
体術である以上 近付かなけりゃ怖くない……」
ジリ…

ジリジリ…
大魔女「………ッ」

249 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 02:14:24 ID:n63BxTrI
ジリジリジリジリ…


ネンネン「超強化粘糸」
バチュンッ!!!!


ドチューーーンッ!!!!

大魔女「……」
じりじり… ぺたっ

大魔女「…!」

レン「はっ!!」

ドンッ!!!!!


ネンネン「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!
ついに部屋の隅っこに行っちゃったなぁーーーっ!!
お前は馬鹿かァッ!!!? 自分から追い詰められてんじゃねーか!!!!!!」


大魔女「……」
くいっ

《上を見るフーリャン》


ネンネン「また飛んで逃げようってか?
そうはさせねぇよ… …んーーも゙ッ!!!!!」
プクゥッ!!!!

ネンネン「一網打尽だッ!!!!!
立体封鎖粘ッ糸ッッ!!!!!!!!
バハハァーーーーーーッ!!!!!!」

ぶわわぁーーーーーーーーッ!!!!!!!!


レン「うっ うわーーーーーっ これもう逃げられないよーーーーー!!!!!!」

大魔女「…………馬鹿は…」
ぼそ

レン「え?」

大魔女「馬鹿はあんたよ!!!!!!!!!」
ギランッ

250 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 02:33:55 ID:n63BxTrI
大魔女「トップー メコレ!!!!!!」

レン「えっ 魔法!!!!?」


ビュオォォーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!


レン「うわぁーーっ すごい風だぁぁっ!!!!!!」


ネンネン「ッ ま…まさか…」


ふわっ…
《ネンネンが放った立体封鎖粘糸がフーリャンの起こした突風に押され 跳ね返された!!
そしてそれは放った本人であるネンネンへと覆いかぶさる!!》

ふわさぁ!!!!
ネンネン「うああああーーーーーー!!!!! しまった!!!!!!!」

レン「う…動けないのか!!?」

ザッ…
大魔女「あんたさっき 自分の巣に突っ込みかけてあわてて避けたでしょう
それはつまり たとえあんたでも無闇にあの糸に触れると危ないって事でしょう?」


ジタバタ
ネンネン「ち…ちくしょ…」


大魔女「自分の最大の武器は時として自分の命さえ奪う!!!
覚えときなさい …ま…あんたがこの教訓を生かすのは来世の事になりそうだけど」

ネンネン「ちくしょーーーーーーーーッ!!!!!!!
ウチとした事がーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!」
ピィンッ
大魔女「終わりよ!!
スーパー風穴…」

ネンネン「スッパイ(失敗)ダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「パァーーーーーーーーーーンチッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!

251 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 03:03:27 ID:n63BxTrI
ズビュルッ…

ピッ
大魔女「……いっちょうあがり!」

レン「やった! ネンネンを撃破したぞ!!!!
すごいや!! 場は完全にネンネンの得意フィールドだったのに!」

大魔女「ふふ 私に少しでも怪しいそぶりを見せたら そこを徹底的に攻めまくるわよ」

レン「わぁ とっても嫌な性格だ!!!!!!
揚げ足取りの天才だよ!!!!」

大魔女「ありがとう」

レン「でも やっぱりフーリャンりんは凄いなぁ
ぼくだったらあんなの気付かないもん 結局逃げてただけだし…」

大魔女「ま…でも偶然とはいえ あんたのおかげで奴の弱点が分かったようなものよ
つまり今回は2人の力を合わせた勝利…かしら?」

じーん…
レン「お…おおう…」

大魔女「まぁ97%は私の力だけど」

レン「ぼくは3%ッ!!?」
ズガーーンッ!!!

252 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 13:31:34 ID:n63BxTrI
――― 王の間


ズズ〜〜〜〜ン……

バツガイ「ネンネンがやられたヨ…
しかもあの部屋でサ…」

バンバンッ!!!
おかず「どうなっとるんだ!!!!!!!
十虫ともあろう者共がたるんどるッ!!!!!!!」
プルンプルン

シグ「本当お強いんですねぇ」

おかず「関心しとる場合かっ!!!!!
…バツガイ!!!!!!!」

ドキッ
バツガイ「ハ…な…なんですカ」

おかず「次は第7の間『死輝の部屋』だ!!!!
お主…行けるか!!!!?」

バツガイ「…え? あーいや…でもサ…あれサ…
ぼくサ…マスコット的存在だしサ ここで行くのはジキショーソーじゃなくネ? うん」

おかず「行きたくない のか!!!!?」
ギロリ

バツガイ「あ…いや……
(やばい これはガムテーピーのパターンだ)」

バツガイ「そ そんな訳ないでショッ!!!!
行って奴らをフルボッコしちゃうゼ俺はッ!!!!!!
で…でもアレだヨ…あの……」
チラチラ

シグ「…? !………」

スッ…
シグ「あ じゃあぁ〜あ 私が行きましょうか?」

おかず「む…シグ・シック…」

バツガイ「な…なんだぁ? ヒトがせっかく張り切ってるってのにチンカスって奴は…
しょ…しょうがねぇナぁ… 分かった! 順番をお前に譲ってやる!!!!!」

シグ「ありがとうですぅ」
ニコッ!


おかず「……」

253 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 13:54:47 ID:n63BxTrI
シグ「行っていいですぅ?」

おかず「むん………………
………………………」

おかず「分かった… 『死輝の部屋』は主にまかせようぞ…」

シグ「ありがとうございますですぅ」

バツガイ「感謝しろよぉオイッ!!」
ニコニコニコ

シグ「はい ありがとうですぅ バツガイくん」
ニコリ

シグ「じゃ さっそく行きますねぇ
転送してくださいですぅ?」


―――…

シュウゥン…


バツガイ「…ふぅ」

おかず「うまく逃げたな バツガイよ…」

ドキドキ
バツガイ「なっ 何を言ってるんですカ!!!!」

おかず「まぁよい…だがこれで終わったな… マザー達も
奴を出すことには多少リスクがあったが 奴なら確実にマザー達を殺してくれる」

バツガイ「でしょうネ〜…」


ゴゴゴゴゴゴゴ…

プルン…
おかず「…攻撃…守り…素早さ…
奴の身体能力は十虫の中で最低クラス
…だが その戦闘能力はイクティスにも匹敵する…!!!」

プルンッ!!
おかず「奴は…十虫一“異様”で“最悪”なる能力を備えた呪われた蝶!!!」

プルルルンッッ!!!!!!
おかず「行ってこい…そして今度こそマザーを殺せ!!!!!!!!!
チンッッッッッ!!!!!!!!!! じゃなかった…
シグ・シックよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーーーンッ!

254 名前:修正:2010/09/16(木) 22:54:52 ID:n63BxTrI
シグ「いいですかぁ? リーダーさん?」

おかず「むん………………
………………………分かった…
『死輝の部屋』は主にまかせようぞ…シグ・シック」

シグ「ありがとうございますぅ」

バツガイ「感謝しろよぉチンカスオイッ!!」
ニコニコニコ

シグ「はい ありがとぉ バツガイくん」
ニコリ

おかず「まったく… うまく逃げおって…」
http://imepita.jp/20100916/820620

バツガイ「な 何を言ってるんですカイ?」

シグ「じゃ さっそく行きますねぇ
あのー…転送してください?」

おかず「うむ……
ふん…マザー達も今度こそ終わりだな…
お前を出すことは多少リスクがあるが お前なら確実にマザー達を殺してくれよう」

シグ「いやん 褒められるなんて恥ずかしいですぅ」


ゴゴゴゴゴゴゴ…

プルン
おかず「…攻撃…守り…素早さ…
お前の身体能力は十虫の中で最低クラス
…だが その戦闘能力はイクティスにも匹敵する…!!!」

プルンッ!!
おかず「それは…お前が十虫一“異様”で“最悪”…そして最も強力な能力を備えている故だッ!!!!」

プルルルンッッ!!!!!!
おかず「あの能力を持つお前に負けはない!!!!!!!
行ってこい…そして今度こそマザーを殺せ!!!!!!!!!
シグ・シックよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!

バツガイ「もういませんケド」


しーーーん…

おかず「………」
プルン…

255 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 23:12:47 ID:+gjD/uB6
こいつすでに虫ですらないじゃねえかw

256 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 23:14:25 ID:d+TfyCJX
駄目だこの>>1……はやく何とかしないと……(AA略)

257 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 23:44:37 ID:n63BxTrI
――― 通路


大魔女「何やってんの? 体に白いの巻いて
ついに羞恥心が芽生えて裸な事が急に恥ずかしくなったの?」

レン「ち…違うよ!!! 羞恥心はまだ芽生えてないよ
これ…ネンネンの糸を体に巻いてんの」

大魔女「なんでよ」

レン「包帯がわりみたいなもんだよ
しかもこの糸 止血とか傷を塞ぐ作用があるらしいから便利だなって思って
フーリャンりん使う?」

大魔女「いや…………だって… それ………
あの蜘蛛の…ケツからさ………」

レン「……」

ズーン…

レン「テンション下がる事言わないでよ……」

大魔女「あんた…なんか臭い………」

レン「やめてよ………」


ズーン……

258 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/16(木) 23:52:00 ID:+gjD/uB6
シャバ僧ェ……

259 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 00:26:07 ID:NPB2nb03
大魔女「臭いと思ったらただのいちじく臭だったわ」

レン「良かった ぼくの匂いだ」

大魔女「つーか…あんた そんな糸巻く程に体痛んでんの?」

レン「う…うん? ほんのちょーっと体中が痛くて(主にフーリャンりんのせいで)…」

大魔女「そんなんで戦えんの?」

レン「大丈夫だよ この糸巻いたら楽になったよ」

大魔女「…無理はしないことね
王野郎のところにたどり着くまでまだあと4体の虫を倒す必要があるんだから」

レン「4体…か…
(…そろそろ“アイツ”も…」
ギリッ…

ザッ…
大魔女「…とっ 着いたわ 次の部屋の扉」


ドオォォォォォォオンッ!!!
【第7の間『死輝の部屋』】


ズズズゥゥンッ!!!!

レン「ぐっ…!?」

大魔女「ぬっ…扉の向こうから強いプレッシャーが…ッ
もう既に敵が待ち構えているようねッ…!」

レン「な…なんか…ヤバそう…」

大魔女「…えぇ…恐らく強いわね…!
…覚悟を決めて…行くわよ…!!」
ギギギィ〜〜〜…ギギィ…

ドズゥーーー…ン


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

大魔女「…ッ!」

レン「!」


ゴゴゴゴゴゴゴ…ゴオォッ!!!!!!!!

シグ「はぁ〜〜い…
チンカ……… シグ・シックですぅ」
キャピ〜ン!


レン「か かわいいーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
どーんっ!!

260 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 13:14:03 ID:NPB2nb03
ドーーーーーンっ!!


大魔女「こいつ…超真虫? コスプレした人間にしか見えないけど…」

レン「かわいぃーーーーーーーッ!!!!!!!!!!! 超かわいーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」

シグ「私はシグ・シック
この部屋を守る十虫ですぅ」

大魔女「十虫…!? こんな貧弱そうなチョーチョが…?
本当なのレン?」

レン「かわいぃーーーーー!!!!!!
この蝶超かわいい!!!!! 蝶々超かわいいでちょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「おい…」

レン「かわいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「聞けーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
カーッ!!

ガシッ

レン「ぶッ?!」

大魔女「話を……
聞け!!!!! 聞け!!!!!!! 聞けーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンガンガンッ!!!!!!!!

レン「ブッ バッ ボォッッ!!!!!!!」

《シャバ僧の鼻柱に膝を何度も打ち付けるフーリャン》

大魔女「話を聞いてくれーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ボキボキーッ!!!!!!!
《アルゼンチンバックブリーカー》

レン「聞きますーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

261 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 13:27:23 ID:NPB2nb03
レン「ゼハァ…ゼハァ…」

大魔女「(何事もなかったかの様に)レン あいつは本当に十虫なの?」

レン「し…知らない…見たことない…
あんなかわいいヒト 一度見たら忘れないよ」

大魔女「あァそう…
じゃあ…偽物?」


シグ・シック「失礼ですぅ 私本当に十虫ですよ?
私の前任の十虫一のスケベ トンボのスーパーガネメさんなら私がうっかり殺しちゃったんですぅ
で スーパーガネメさんに代わって私が十虫に入ったんですぅ」

レン「え…えーーーっ あのスーパーガネメをッ?! うっかり!!!?」

シグ「はいィ」
ニッコリ

きらきらきらきらきら…


レン「か…かわいい……」
ドキドキ…

レン「な なんだか急に 自分が裸な事が恥ずかしくなってきちゃった…」
モジモジ

大魔女「今っ?!!!!」

262 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 13:39:50 ID:hNKFw3HW
今更過ぎるw

263 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 19:58:18 ID:NPB2nb03
シグ「ここはぁ…えっと 第7の間『死輝の部屋』です?
私 シグ・シックはここの番人ですぅ
…あ 私の事はチンカスでいいですよ?」


レン「チチチ チンカス?!!!!!!」
ドキッ

大魔女「なんでチンカスって言葉にドキッとすんのよ」


シグ「まぁなんやかんや色々あるわけですけどぉ…
ごめんなさい? ここは通せませんよ?」


レン「はーいっ!」
ピーン

大魔女「はいじゃねぇわよクソ虫!!!!!!!」
バコッ!!!!


シグ「ふふ かわいい蟻さんですねぇ」


キュンッ
レン「いやいやあなたの方が一兆倍かわいいですよっ!!!!」

大魔女「……」

264 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 21:32:58 ID:NPB2nb03
シグ「ふふ
えっと あなたがマザーさんですかぁ?
かわいいですねぇ 素敵なお帽子ですぅ」


レン「いやいやっ あなたの方が100億倍かわいいですよっ!!!!!!!!!」

大魔女「おい」



――――…


メギリメギリメギリメギリ……ッ

レン「こオオオオオオオオオォ……ッ アイアンクロ〜〜〜〜ゥオォォッ……!!!!!」
ぶくぶくぶく

大魔女「あんた 鼻を伸ばしてる場合じゃないでしょうが…!」

レン「だってぇ〜〜〜〜…」

大魔女「分かってる? あいつは十虫
当然私達をここから先へ行かせる気はないという
つまり敵 倒さなければならない敵よ」

レン「倒す!? あんなかわいい子をッ!!? 無理無理!!!!!!!」

大魔女「うるせぇーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
ズメゴーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!

レン「はんぶンゴーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

《シャバ僧の顔にアイアンクローしたまま地面にたたき付けるフーリャン》

265 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 21:50:30 ID:NPB2nb03
大魔女「…はぁ つまりあんたは…女王蟻を助けたくない と」

レン「はっ!!!!!!!!」



―――― そのころ…第三層


ドドォォォン……

蟻V「っしゃあッ!!!!!!
ロボ撃破10体目ェッ ヴィクトルゥィィィィィィィィィィーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!」

蟻W「レンのwwwwwwww奴はwwwwwwwwwちゃんとwwwwwwwwwwwwwww
やっwwwwwwwwwwwwwwwwwwてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwるwwwwwwwwwwwかwwwwwwwwwwwwwなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なwwwwwwwwwwwwwwww」

蟻N「大丈夫だンヌ あいつは俺達の誰よりも女王蟻様の事を考えているンヌ
きっと助けてくれるンヌ」

蟻Q「ああきゅっとそうだ」


―――――


レン「忘れてた…」

大魔女「あんた最悪だわ」

266 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 21:52:40 ID:hNKFw3HW
蟻さん達……

267 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 22:10:30 ID:NPB2nb03
大魔女「この 人で無し!!!!!
あぁいや蟻で無しか」

レン「い…いや冗談だよっ!!!!
ただあの子を見てたら頭がポーっとしちゃってただけ!!!!!
もちろん女王蟻様は助ける!!!!!!」

大魔女「じゃああいつと戦う覚悟はあるのね?」

レン「うん……」

大魔女「だったら」
ギロッ


シグ「! はい?」


大魔女「地爆キック!!!!!!!」
ズババーーーーッ!!!!

《フーリャンが地面を蹴ると大量のつぶてがチンカスに向かって飛んだ》

レン「わーーーーーッ!!!!! いきなり容赦ないよーーーーー!!!!!!」


シグ「わぁ?」


ドガーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!


大魔女「当たった!!!!!」

レン「ちょうちょさぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴゴゴ…

268 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/17(金) 23:15:39 ID:NPB2nb03
大魔女「直撃 生きてはいないわね」

レン「うぅ…」

大魔女「体中穴だらけでレンコン状態でしょう」

レン「やめてーーーーーっ!!!!!!!」


??「怖かったぁ」


大魔女「!!?」

レン「えっ…?!」


モクモクモクモク… ふわさぁ…

ドンッ!!
シグ「ビックリしましたぁ」
にっこり



レン「ま…満面の笑みだーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
満面の笑みで平然としているぅーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」

大魔女「馬鹿な… 回避したようには見えなかったけど…?!!!」


シグ「ビックリしましたぁ?」

ポタ… ポタ…



大魔女「!?
(奴の足元の液体は一体…?)」

レン「な…何したのっ?!」


シグ「え〜っとぉ?
私に攻撃するということは? ここを通りたいです?
う〜ん じゃあ…私と戦うんです?」
ニコッ


ジリ…
大魔女(…不可解ッ!
この蝶…何か不可解な力を持っているわ…!
あの見た目からは計り知れないそこ知れぬ何か…!)


にこにこ
シグ「じゃあ…」
ぶわっさ ぶわっさぁ

《チンカスは美しい羽をゆっくりと羽ばたかせる》

269 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 04:57:02 ID:quApJ/Fm
大魔女「………」

レン(…フーリャンりんが攻めあぐねてる…!)


シグ「ふふっ」
ぶわっさぶわっさ…


大魔女(ちっ…奴のチカラや手の内でも分かればもっと色々作戦を立てられるけど…)

ボヤ〜〜〜〜〜…

大魔女「ん?」
ゴシゴシ

大魔女「目が霞む…急に…」
ゴシゴシゴシ

レン「フーリャンりん?」


シグ「……」
ふわさ…ふわさ…


大魔女「ッ………」
ゴシゴシゴシゴシゴシッ

レン「フ……! …ハッ!!!」


つーー…


レン「フーリャンりん!!!!!
鼻血が出てるよっ!!!!!!!」

大魔女「な なんですって?」
ゴシ…

大魔女「!… …なんで!?」
クラッ…

大魔女「ぐっ!? あ…頭が…」


シグ「……」
にこにこ


大魔女「あ…あんた… まさかあんたの仕業…?!」


シグ「はい? んー…うふふ…」
にこっ

270 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 13:11:00 ID:quApJ/Fm
シグ「苦しそうですけど大丈夫ですぅ?」

ツー… ふらふら
大魔女「ハァ…ハァ… あんた一体…私に何を…ッ!!」

シグ「えぇっとぉ……………」

大魔女「答えなさい!!!!!
地爆キック!!!!!!!!」
ズガガァァッ!!!!!!!

ギュオォォッ!!!!!

シグ「わぁ またですぅ?」

大魔女(今度は見逃さないッ 奴が何をしたのか…ッ この目で確かめるッ!!!!!)


>>スロー再生でお送りします

ヒ ュ 〜 〜 〜 〜 〜 ン … …

シグ「うぅ〜〜 ふぅ〜〜 ふぅ〜〜〜」
ぶ わ っ す わ ぁ 〜
《羽を大きく広げた》

ビ ビ ュ 〜 〜 〜 〜 〜 〜 ン … …
《チンカスに向かっていく石つぶて》


大魔女「すうぃ〜〜 ぬうぇ〜〜〜〜」

レン「ちゅお〜〜 ぅちゅお〜〜 すわぁ〜〜 ん〜〜」


シグ「てぇ〜〜 えぇ〜〜 いぃ〜〜」
ぶ っ

わ っ

す わ

あ ぁ

〜 ん

《チンカスが勢いよく羽を羽ばたかせた
…すると!!》



大魔女「! ! !
ぬぅわぁ〜〜 んどぅわぁ〜〜 あるゃあぁ〜〜〜 ッ ッ」

271 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 14:08:17 ID:quApJ/Fm
ギューーーーーンッ…
シュワッ ジュワワァッ ジュワァァァッ!!!!!
ポタ…ポタ…


レン「えっ… な……」

大魔女「石が溶けた…!!!
奴に当たる寸前でッ……!!!!!!!」

バンッ!!!!!

シグ「……」
ニコっ

ジュワァ〜… ポタポタ…

大魔女「何なのっ!!?」

シグ「はいぃ〜〜〜」
バッサァーーーーーーーッ!!!!!!
《チンカスはまた羽を羽ばたかせた
今度は風がまきおこる程に強くだ》


ブオオォーーーッ

大魔女「っ!!!!!」

レン「わぁ〜〜〜〜っ」


ヒュオォオォォォ…

大魔女「…!?」


シグ「どうですぅ?」


大魔女「? …………ッ!」
じわ…

大魔女「か…かりぃーーーーーーーーーッ!!!!!!!
体が超かりぃ(痒い)わーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ガリガリガリガリッ

レン「えーー!? なんで急に!!?」

ガリガリガリガリガリガリガリガリッッ
大魔女「かりぃかりぃかりぃかりぃかりぃってのよーーーーーーッ!!!!!!」
ガリガリガリ…

パララ…

大魔女「ん!? こ…これは…」

272 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 21:31:47 ID:quApJ/Fm
サラサラサラ…

大魔女「粉… 私の体に付いていたけど… これは……」

レン「ど…どうしたのっ!?」

大魔女「レン あんたちょっとこの粉ナメて…… うーん…いや…」

レン「え? なに?」

大魔女「……そうだわ 魔法で調べてみましょう…」
キィィン…


シグ「?」


大魔女「シラーベル サーチ メコレ」
ピビピピピッ…


《説明しよう
シラーベル サーチ メコレはあらゆるものの実体を瞬時にして調べる科学者も裸足で逃げ出す近代魔法の一種である…》

ピピピピピ… ピーーーッ!!

大魔女「ッ! これは…危険物質の反応…!!
危険度はッ?!!」

ピピピピ…

【危険度:5ヤバ】

大魔女「5ヤバですって!!!!?」

《1※ 5ヤバ=ヤバい×5
2※ 1ヤバ=足の小指をタンスの角にぶつける 2ヤバ=便秘 3ヤバ=高血圧 4ヤバ=交通事故 5ヤバ=大都市壊滅
6ヤバ=大陸消滅 7ヤバ=人類滅亡 8ヤバ=貞操の危機 9ヤバ=宇宙の終焉》


ピピ…

大魔女「わかった…! これは毒だわ!!」

レン「どどど 毒ッ!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ

273 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 23:24:02 ID:quApJ/Fm
大魔女「分かったわ!
あんたは羽に毒の粉を付着させている!!
そしてそれを 羽ばたきで私達に飛ばしているんでしょう!」


シグ「……」
ニコッ!!!


大魔女「ニコッ じゃねーわよッ!!!!!!!!
そうならそうってハッキリ言いやがれこの派手野郎ッッ!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!

レン「ど…毒…」

大魔女「私の目が霞んだのも 鼻血が出たのも かりぃのも 全て毒の効果だったのよ!!!!
…ってなんで私だけよ?!
なんであんたはなんともないわけ? レン!!」

レン「さ…さぁ… 蟻だからかな…」

大魔女「…しっかし 見た目の割にはえげつない戦い方をするじゃない」

レン「美しい花には刺がある…か」

大魔女「うるさい
…それよりこいつは油断だらないわね
危険度5ヤバの毒… こいつは都市一つ破壊するほどのものを今羽につけているのよ…
でも 羽に付けた毒もいつか絶える
それまで凌げば勝ち目はある…!」


シグ「…うふふ そうですかぁ?」
ふわさ…


大魔女「…また来るわっ!!!」

274 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 23:54:51 ID:quApJ/Fm
シグ「えいっ」
ぶわっさささァーーーーーッ!!!!!!


大魔女「魔女眼力ッッ!!!!!!」
ギギンッ!!!!

ビクッ
レン「目怖ッ!!!!!!」

大魔女「見えるッ こちらへ押し寄せる毒の粒子の波…!!!
レン こっちよ!!!!」
バッ

レン「まっ 待ってーーー!」
タタッ


ザアァァァァーーーーーッ!!!!!


大魔女「よし 避けたわ!!
でもまだ来るわよね」

シグ「そぉれ〜」
ぶわわっ
ザサササアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!

大魔女「こっちよ!!」
バッ


シグ「たぁ〜〜」
バザァーーーッ!!!!

大魔女「とうっ!!!!」
ササッ


シグ「この〜〜」
ぶわわわァ〜〜〜〜ンッ!!!!!!

大魔女「ジャーンプッ!!!!!!」
ターンッ!!


―― 逃げ続ける事数分… ――

シグ「とおりや〜」
バササッ

シグ「…あれぇ?」
ふぁさふぁさ…


大魔女「! 羽の毒が切れた?! …今よッ!!!!」
ババッ

275 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 00:09:20 ID:NB/YtaQN
シグ「えい えい」
バサバサ


大魔女(間違いない! もう毒は切れてる!!!)

ギュンッ
大魔女「ハァーーーーーーッ」
だだだだっ

シグ「わぁ」


レン「ちょうちょさん!!!!!!!」


ザンッ
大魔女「あんたも終わりよ!!!!
スーパー感電死パ…」

シグ「ん〜っ…はい〜」
バサァッッ!!!!!!

大魔女「!?」

ザザザザザザァァァァッ!!!!!
《チンカスの羽から大量の粉》


大魔女「なッ!!?」

バババババアァーーーーーッ!!!!!!!

大魔女「うっ」

ジュアアアアアァーーーッ!!!!!

大魔女「ぐあああああああああっ!!!!!!」


レン「フーリャンりーーーーーーーーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ほっ


大魔女(体が溶けるような痛みっ…!! 酸性の毒!!?
これがさっきの石つぶてを溶かして……!!!!!)

大魔女「な…何故…!
あんた…羽の毒はなくなったんじゃないの…!
どうやってまだそんな大量に毒を隠していたのッ…!?」

シグ「隠してなんていないしぃ 私の毒は無くなりませんよぉ?
だって…この毒達は私の体の中で絶え間無く作られてるんですものぉ」

大魔女「!!?」

276 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 00:44:14 ID:NB/YtaQN
じゅうじゅわぁ じゅうぅぅ
大魔女「ぐっ…毒をその体の中で生成してるって…!?
…冗談でしょう… これだけの量でこれだけの多様な種類の毒を
そんな体一つでどうやって作るっていうのよ…!」

シグ「冗談じゃないですよ?
これは私の特異体質が成せる技なんですよ? すごいですぅ?」

大魔女「特異体質…?!」

シグ「はいぃ」
ニコッ



――― 王の間…

おかず「シグ・シック…
あやつは虫時代 ある化学工場の近くで育ったのだという…
その化学工場は何を作っていたのかは知らんが
毎日毎日 空には汚染された煙を 川には汚染された水を流しておったそうだ
…当然ながら小さな虫がそんな環境で生きられるはずがない…
あやつの仲間は次々と息絶えて行った…
だが奴は…シグ・シックはその環境にも耐え抜きただ一匹生き残った
しかし その時には奴の体は変貌しておったのだ
毒を生み出す特異で呪われたな体にな……」

バツガイ「…ふむ…」

バツガイ「つまり…南極で育ったペンギンはアイスモナカが好き …って事カナ?」

おかず「全然違うぞ」

277 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 01:10:47 ID:NB/YtaQN
シグ「―――という訳なんですぅ
だから私の毒は無くなりませんよ? 残念でしたねぇ」

じゅうぅぅ…
大魔女「…そう…ね…
予想外だったわ… あんたは単なる毒発射機ではなく 毒製造機だったと…!!
度し難いほどに野蛮な 生物兵器ね…!!」

シグ「そうかもしれませんねぇ」
ニコッ

ジュワワワ…
大魔女「はうっ…く…ッ」

シグ「あの…ごめんなさい…
楽になります?」
ぶわぁっ…


レン「フーリャンりんまた毒が来る!!!!!」


大魔女「まだ楽になんてなる気はないわよ…!!」
ザッ

シグ「よいしょお〜」
バサ〜〜〜ッ

大魔女「ふぅッ!!!」
ゴロゴロゴロッ!!

《フーリャンは転がって毒粉を避けた
そして体勢を立て直し…》

大魔女「スーパー焼死パンチ!!!!!!!」
ボォッ…

シグ「あ やめた方が…」

ボガガアアアアーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!

大魔女「きゃああああぁっ?!!!!!」


解説レン「フーリャンりんが爆発したよーーーーーーっ!!!!!!!!!!」

278 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 14:31:18 ID:6yesbAS6
魔女目ってうさみちゃんかよwww

279 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 17:17:09 ID:NB/YtaQN
ドゴォーーーーーンッッ!!!!!!


レン「う うわーーーーーっ フーリャンりんが突然爆発炎上しちゃったよーーーーーっ!!!!!!!!!」

ゴロゴロ ババーッッ!

《爆煙の中からフーリャンが転がって来た》

大魔女「はぁ…はぁ…」
もわもわ…

レン「フーリャンりん!!! 良かった無事でっ!!!!
でもどうしたのさ急に爆発してっ!!!!
自爆!?」

大魔女「私に限ってそんな訳無いでしょ
…魔体術を発動した瞬間に…腕の方から爆発したのよ…」
プスプス…

レン「腕が真っ黒だ…!!」


シグ「魔法は使わないほうがいいですよ?
マザーさんが魔法を使うって言うから私お二人が来る前から準備してたんですぅ」


大魔女「準備…?」


シグ「はいぃ あらかじめこの部屋に私の毒を撒いておいたんですぅ
その毒は魔力に反応して爆発するようになってるんですぅ」


レン「それって毒なの?!」
ズーン

大魔女(魔体術は魔力を極端に抑えて使用しているのよ…!?
たった少量の魔力にも反応し爆発するというの…?
それじゃあ…こいつには魔体術さえも使えないッ?!!)

280 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 20:20:25 ID:NB/YtaQN
シグ「ごめんなさいマザーさん? 魔法使えなくて?」


大魔女「………」

ギリッ…
大魔女「魔力が使えないからなんだってのよ…!!
私もこの戦いで結構鍛えられた… 技も様になってきたし…!
魔体術がなくても あんたなんか倒してやるわよ!!!!」
ギンッ!!


シグ「わぁ…燃える宣言ですぅ
私 コーフンしちゃいますぅ…」
ゾゾゾゾゾ…


レン「なっ… 羽の色が変わった!? ちょっと毒々しくッ…!!!!!」


シグ「これも私の特異体質ですぅ
テンションが上がるにつれて私の体で作られる毒も強力になっていくんですよぉ」


レン「そ…そんな!!!!」


ビリッ…
シグ「っ! うぅ…じゃあ…お見せしちゃいますよ?」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴゥゥン…

《チンカスが羽を振動させる
すると両羽から毒の粉が浮き上がり そして一つに固まり玉のようになった》

シグ「毒ビームゥ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
ババァァァーーーーーーンッッ!!!!!!!!!

《チンカスがそれを羽で叩くと 何故かビームになり 2人向かって一直線に飛んで行った!!!!!!!》



レン「トンデモない技きたーーーーーー!!!!!!!!!!!」

281 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 21:47:27 ID:NB/YtaQN
ジュオオオオオオオオッッ!!!!!!!


大魔女「無茶苦茶だわ!!」

レン「逃げろーーーーーっ!!!!!!」
ダダダダッ

ジュッドオオォーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!
じゅわじゅわじゅわ…

レン「毒ビーム当たった所が…腐ってるーーー!!!!!」

大魔女「さすがにあれは絶対に当たるわけにはいかないわね…
…よし レン! 両サイドから挟み撃ちして奴を潰すわよ!!!!!」

レン「うっ… で…でも…!
(…くそぅっ… 覚悟したはずなのに…ッ)」

大魔女「……
(…厄介なものね…“恋”なんて… 私には 分からないけど…)
じゃあいい 私一人で行く! あんたは目でも閉じてなさい」
ダッ

レン「うぐぅ…」

大魔女「はっ!!」
ヒュバァッ!! ダダダダダッ!!!


シグ「毒ビィ〜〜〜〜ムッ!!!!!!」
ビビンバーーーーッ!!!!!

大魔女「大魔女回避!!!!」
ヒュンッ!!

シュドゴォーーーーンッ!!!!!

シグ「あらぁ」

大魔女(威力は高いけど軌道は直線的! 避けやすい!
この隙に一気に詰める!!!!)
ダダンッ!!

シグ「じゃあ毒の粉〜」
ふわっさぁ!!!

大魔女「そんなもん…ッ」
ババッ ぬぎぬぎっ
《↑上着を脱いだ》

大魔女「吹き飛ばせばいいだけよ!!!!!!!」
バサァッッ!!!!!

《上着で毒粉を払った!》

ズザァッッ
大魔女「くらえッ!!!!!」

シグ「やぁーっ」

282 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/20(月) 20:32:10 ID:xXmO7xoY
大魔女「大魔女邪悪ダッシュキックを喰らえーーーーーー!!!!!!!!!」

シグ「いややぁーーーーんっ 怖いですぅ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」
バサッ バサッ

大魔女「!?」

《チンカスは天井にむけて毒粉を飛ばした》

大魔女「ふっ どこに粉噴いてんのかしらっ!!!!?」
バアァーッ!!

ニコッ
シグ「大雨注意ですぅ」

大魔女「はっ!?」


ポタッ… ザザザザザザザザーーーーーーーーーッ!!!!!!!

大魔女「あ…雨ぇぇ!!? 屋内よっ!!!?」

じりッ…!

大魔女「ぐぅっ?!」

ビリビリビリビリビリビリィィィッ!!!!!!!!

大魔女「がッ…があアア(体が)… ひびえぅ(痺れる)……
あはら(まさか)… ほもあえを(この雨の)…ひわら(仕業)…?!」
ビリビリ…

シグ「そうでぇすぅ 怖かったぁ…
仕込んでおいて本当良かったですぅ」

大魔女「はひ(何)…!?」

シグ「これもあらかじめですけどぉ
毒を胞子状にして飛ばしておいたんですぅ?
この毒は特殊でぇ 長時間空中に浮遊するんですぅ
それで ある別の毒粉と合体させるとたちまち液体に変わって落ちて来るんですよぉ
不思議ですよねぇ 私もよく分かってないんですけどね?
あ ちなみにこの毒雨は痺れ毒の効果がありますよ?」

大魔女「ひひれ(痺れ)… ほうひへ(どおりで)…」

283 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 00:30:23 ID:yO079reP
ググ…
大魔女「は…わはは(体が)… いふおほおひはらひ(言うことをきかない)…!」

シグ「無理しちゃいけませんよ?」
ニコッ!

大魔女「ふ…ふろ(くそ)…ッ こんやはうに(こんな奴に)…!!!!!」
ギリッ

シグ「えーっとぉ… どうしようかなぁ…
あっ そうだぁ こんな毒はいかが?」
ブァッ

ぱざざぁぁぁっ!!!!
大魔女「は…はひよほれは(何よこれは)…!
……ぐいうっ?!!!!!」
ビクッ

シグ「どうですぅ?」
ツンツン

《フーリャンはチンカスに体を足でつつかれた
ただそれだけなのに フーリャンは顔を歪ませた》

ビギギギッ!!!!!
大魔女「はは(ただ)…はううふうはれたあへあへへ(軽く突かれただけなのに)…!!
はうぃれひゃひゃえはいはーらいはい(針で指されたみたいな痛み)ッ…!!!!!!!」

シグ「感覚を異常に過敏化させる魔法ですぅ
私 力はないですけど 今マザーさんを力いっぱい叩いたらあなたをショック死させられますよ?」
スッ…

シグ「…ごめんなさいですっ」
ブンッ

284 名前:○ シグ「感覚を異常に過敏化させる毒ですぅ:2010/09/21(火) 05:19:08 ID:yO079reP
レン「わ゙ーーーーーーッ!!!!!」
ダダダダッ

シグ「?」

大魔女「…ヘン(レン)!?」

ダンッ
レン「ごめんなさい突ーーーーーっ!!!!!!!!」
シュビッ

ゴカァーーーーーンッ!!!!!!

シグ「ぁぽぁっッ」
ズザァッ!

《シャバ僧は槍の柄でチンカスのお腹をないだ》

レン「うおぉーーーーっ」
ガシッ
スタコラサッサカサーーーーーッ!!!!!!


《シャバ僧はフーリャンを抱え チンカスから離れた》


大魔女「ぅ…ルェン… ひま…あいすにこうへいを…」《←痺れが治りかけてる》

パァンッ!!! 《シャバ僧が自分の頬を叩く音》
レン「………ふーーーーーッ!!!!!!」
キッ!


ザザァ… ザリッ
シグ「……痛いですぅ… ひどいですよ…?」
ぐすっ


レン「……ッ」
チャキン…

大魔女「ルェン…あんは……」

レン「フーリャンりんは痺れが完全に取れるまで休んでて!
……あの子は僕がッ…!!!」

大魔女「……やへるほ?」

レン「やる…!! やるしかないんだ……ッ!!!
それに何も 絶対に殺さなきゃって事もないはずだ
あの子に負けを認めさせれば… 戦闘不能にさえすればきっと扉も開く…はず!!!」
グッ!!


ゴゴゴゴゴ…

パサ… パサ…
シグ「ぐすすっ……蟻さん 私怒りましたよぉ?」

285 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 15:40:28 ID:yO079reP
大魔女「…やふのどふにはひをつへなしゃいよ…」

レン「分かってるよ
どうもぼくは人間のフーリャンりんに比べれば毒に対する耐性が強いみたいだしきっと大丈夫!」

レン「とりあえず…あの子を気絶させるよ…ッ」
ギッ


シグ「う〜〜〜… 怒ったからまた強い毒が出来ちゃいましたよぉ」


レン「…覚悟してねッ!!!!」
タタタッ


シグ「来ちゃ嫌ですぅっ
毒手裏剣ですぅ!!!!!!」
シュビシュビシュビシュビシュビシュビビビーーーーーーンッ!!!!!!!!
《小さな毒の刃を発射するチンカス》

ヒュンヒュンヒュンヒュンッ ズバッ

レン「ちょっとカスった… でも大丈夫っ…!!」
ダダンッ


シグ「毒々ビィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ムッ!!!!!!!」
ジュバッ シュババアァーーーーーっ


レン「むっ!」

ドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!

レン「…貫いてやる! 超突貫スピアントスッ!!!!」
カカァッッ!!!!!!!!

ドォーーーーーーーンッ!!!!!!!!

《毒ビィムに正面からぶつかるシャバ僧 当たれ》

286 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 17:45:50 ID:yO079reP
ザバババババアァァッ!!!!!!

《シャバ僧の槍とぶつかった毒ビームは放射線状裂けて蒸発していく
シャバ僧はゆっくりと一歩ずつチンカスに近づいていく…》

レン「は…はああああああぁ…ッ!!」
ザリッ… ザリッ…


ジュオォォォンッ…!!
シグ「むううぅ… てぇぇいッ!!!」
ジュボッチュアアアアアッッ!!!!!!!

《ひときわ大きな毒ビームをうつチンカス》


レン「うッ…あァラァーーーーーーッ!!!!!!!」
グッ! ズギュギュギュオォォォォォッ!!!!!!

ドドォーーーーーン!!!!!!!!
パアァァァァァッッ!!!!!!!

《毒ビームはめっちゃ四散した》


ズオンッッ!!!!!
レン「はあぁーーーーーっ!!!!!」
くるんっ

《シャバ僧は槍を逆(刃を下)に持った》

レン「柄撃アリアタスッ!!!!」
ぐわァ〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!

シグ「もうーーーーーっ!!!!!」
キュキュキュキュキュ…

《チンカスの体が妖しく光った… そして!》

シグ「ぷうぅっ!!!!」
ボフフンッッ!!!!!!!!!!!

《チンカスの全身から煙が噴き出した!》

レン「ぐあッ!!?」
ビュッ

バキキンッ!!!!!

シグ「やあぁっ!!!! 痛いぃ〜〜〜〜〜っ!!!!!!」

287 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 18:55:54 ID:yO079reP
レン「くっさげぼぼォーーーーーーっ!!!!!
フーリャンりんのウンコのやつ並みに臭いよーーーーーっ!!!!!!!」



大魔女「あはしのうんほっへいふなバハヤローーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーッ!!



レン「ご ごめ……うッ!!?」
ビキキッ!!

ビキビキビキビキビキビキィィッッ!!!!!!!
レン「う…うあぁーーーーーっ か…体が…砕けるーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ドザァッ ゴロゴロッ


大魔女「ルェン!!?」


よろよろ…
シグ「うっ…ひぐっ… 私が体から出した煙は 吸いこんだヒトに全身が軋むような痛みを与える毒ですよ…
そしてその前の毒手裏剣…蟻さんちょっと当たっちゃいましたよね…?
あれ…さっきマザーさんにも使った『感覚を過敏にさせる毒』だったんですぅ…」


ゴロゴロゴロッ!!!
レン「ぐああああぁぁッ……!!!!
(そうかだからこの痛みも普通以上の激痛になるんだッ…!!!)」

シグ「むうぅぅ…ッ」

288 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 19:27:08 ID:yO079reP
シグ「痛かった… さっきの…痛かったですぅ…ひぅっ…」
キッ

レン「がああああァ…ッ」
ビキビキ…

シグ「痛かったぁーーーっ!!!」
バコッ!!

レン「ぐぐうぅぅぅぅッ!!!!!!」

シグ「痛かった痛かった痛かった痛かったァッ!!!!!!」
パコパコパッコオオォォォーーーーッ!!!!

レン「うああああああああぁぁーーーーっ!!!!!!」

シグ「痛いの大っ嫌いぃーーーーーーっ!!!!!!」
ペーーーーチンッ!!!!!

レン「ぼくもですーーーーーーッ!!!!!!!!!!」



大魔女「ルェンッ ほのははにゃひんにゅうわよ!!!!!!
かよはいおんなになぎゅりほろされるとかちょふシュールだふぁよッ」


パコパコパコッ
レン「くっ…くッ…!!!」

シグ「わあああああんっ!!!!」

レン「とッ……あアァッ!!!!」
バッ

バシッ!!!

シグ「あっ!?」

《チンカスの弱攻撃をなんとか止めたシャバ僧》

レン「(さっきは無意識に手加減してしまった…けど!!!!
今度はおもいっきり…打つ!!!!!!!)
はああああッ 振り下ろしアリバストーーーーッ!!!!!!」
ビューーンッ!!!

ドッガガアァーーーーッ!!!!

シグ「びぐうぅぅーーーーッ!!!!!!」
ズガーンッ!!!

289 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 20:05:21 ID:SfkpoqS0
フーリャン何言ってっかわかんねえwww

290 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 23:47:43 ID:yO079reP
シュウウウウ…

《シャバ僧の強烈な一撃を喰らったチンカスは頭から地面に突っ伏していた
これはとてもひどい》


レン「はぁッ…はぁッ…
…大丈夫…! 生きてる…! 気は失ってるだろうけど…!!」


ぐぐ…
大魔女「フェン あんははりほうぶにゃほ?」


レン「う うん 毒の効果が薄れたのか痛みも消えたよ
…フーリャンりんまだ完全に治んないんだね… …ていうかなんかまたひどくなってない?」


大魔女「ほれよひ あんはのかへつがたはひけれふあ ふぎのへやにふづくホビラがひらふはふはへほ?」


レン「あっ そうだ!扉はどうだろうっ!?」
バッ


…し〜〜〜〜ん…


レン「……扉に全く反応がない… そんな…」
ガーン


大魔女「やっはりジュッツューはこほらなひゃホビラはあひゃひゃいにょよ
ひぜつしていふいまがシャンスよ やっひゃいなしゃいッ!!!!」


レン「そ…そんな…そんなはずは…」


シグ「扉は開きませんよぉ… だって私はまだ戦えるもの………」
ゆらぁっ

レン「!!!!!? えっ!!? そんなバカなっ!!!!!!!!」

シグ「わあぁぁーーーーーーーーぅんッ!!!!!!!!」
ゴオオオオッ

291 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 00:56:40 ID:4J1hpYkL
シグ「あっちいってーーーーーーッ!!!!!」
バササササーーーーッ!!!

ジュアアアアアアッ!!!

レン「うっ!! 酸性の毒粉っ!!!!!」
ザザッ

ザッ…
レン「くっ… な なんで…今の一撃で… 起き上がれるのっ?!!」

シグ「毒で私自身の痛覚を麻痺させたんですぅ…
痛みは感じなかったけど… でも……頭ジリジリして…嫌」

レン「め…メチャクチャだ… そんなの…!!」

シグ「……かわいいなって…思ってたのに…
やっぱりあなたも私いじめる? ………嫌い…」

ズキッ
レン「うっ…」

シグ「嫌いだから……これ………」
バサアッ…

シグ「ラフレシア!!!!!!」
ブシューーーーッ!!!

《チンカスの体から大量の煙が放出され 瞬く間に部屋中に広がる》

レン「なっ!!?」



大魔女「ッ ひゃばいッ!!!!!」
ガバッ
《フーリャンは未知の毒を吸い込まないように鼻と口を抑えてうずくまった》


もわもわもわもわ…

レン「っ!? ?」
アセアセ

ドクンッ
レン「ぐっ?!!」
ドクンドクンドクンドクン…

ドグッッッ!!!!!
レン「……ッかあッ!!!!」

ブシャアァァッ!!!!
レン「うぐふぁアァッ!!!!!」
《吐血》

ダラダラダラ…
レン「め…目と鼻からも…血が……
きょ…強力な毒…ぐうぅ…」

292 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 02:07:50 ID:4J1hpYkL
ビクンッ ビクンッ!
だらだらだらだら…
レン「う…うああああああ……ッ」

レン「ち…血が止まら…ない……
意識が…… こ…こんな毒まで作れる…なんて…
…はっ! フーリャンりん!!!!!」
バッ



グッ!!
大魔女「………」
《うずくまりながら 「大丈夫よ」と言った感じで親指を立てるフーリャン》


レン「よ…良かった… さすがフーリャンりん…行動が素早い…
…くそぅっ! ぼくも早く毒から身を守るべきだったのに……」
ビググンッ!!
レン「はっ…… はあッ…!」

レン「(や…やっぱり… 驚異的だっ あの毒の力……!!
こんなんどうしようもないよ… どうにかするとしたら………
結局 あの子を殺すしか…方法はないのか…!?)
…は…はあはあ…そうだ…あの子は…?」


ゴオオオオオオオオオォ………

シグ「うっ……ぷッ…」



レン「? ………
目が…霞んでよく見えない…」
ゴシゴシ

レン「…っ!? えっ!!!?」


どーーーーーんっ!!!!
シグ「うくっ…ふぅ…ッ ンぶはァッッ!!!!」
ベチャアァッ



レン「えぇーーーーっ あの子も血を吐いとる!!!!!!!」

293 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 02:42:11 ID:4J1hpYkL
シグ「……ぷぐぅッ!!!!」
ガクッ… ビツァビチャ…



レン「…そ…そうか… この強力な毒に発動者である自分にも影響が出てしまったんだ…」

シグ「ち…違いますぅ…
“これ”は毒の影響じゃ…ないですよ…?」

レン「えっ?!!」

シグ「私…病気なんで…すぅ…
化学工場の汚染物質を全身に受けた私が…
毒を生み出す力と一緒に得た…この病気……」

レン「びょ…病気だって…!?」

シグ「この苦しみ…普通のヒトでは体験できない苦しみなんですよ…?
死にはしないけど 死ぬほどの苦しみが続くんで…すぅ……っ
はぁはぁ…短時間で毒を作りすぎたから…悪化しちゃったのかな…?
ぐうっ!!!」
ぐぼら

レン(こ…この子… じゃあ…
今まで…自分の身を削って毒を作ってたのか…!!)

シグ「苦しい…助けて… 痛い…痛いよぉぉ…
で…でもまだ…… 倒さなきゃ… もっともっと毒を…作らなきゃ……」
ガクガクガク…

レン「な…なんで… なんでそこまでして!!!!!!
もうやめなよ!!!!!!!!!!」

シグ「…………
……蟻さんって… お友達…多いです?」

レン「…!?」

シグ「……あなたには分からないですぅ…
孤独という恐怖と地獄………」
ゴゴゴゴ…

294 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 14:50:43 ID:4J1hpYkL
――― シグ・シックの回想…《納涼!!悲しみの蝶特急(蝶だけに)》 ―――

パタパタ…
普通の蝶時代のシグ「みんな死んじゃった… 一人になっちゃった…」
※ここからは蝶語を日本語に変換してお送りいたします

モノローグさん《化学工場の影響によって仲間を全て失い 呪われた毒の力と病気をその身に宿した私は アテもなくたださ迷っていました…》


シグ「うっ…うっ…うぅ…」
パタパタパタ

《病気によって体中に激痛が走り顔(?)を歪め 何度も落ちそうになりながらも私は飛び続けました
私にとって 体の痛みなんかより辛かったのは“一人”という事
一人はとても寂しくて 涙(?)が出て そして怖かった
一刻も早く他の仲間に会いたい… その一心で飛び続けました》

《故郷を離れて数日…
延々と飛行を続けた私についに限界が訪れました…》

シグ「もうダメ…… あぁ…私は一人で死ぬんだ…」
パタパタ…パタ……

ドサァ…



――――…


ゆさゆさ

「――――リ…」

ゆさゆさ

「―――――ナリか…」

ゆさゆさっ!

??「大丈夫ナリか」

シグ「はっ!!!!」
ガバッ

《誰かに起こされて私は目覚めました…
そこにいたのは私と同じモルフォ蝶でした》

295 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 15:07:58 ID:4J1hpYkL
《私がたどり着いたその場所は 数多くのモルフォ蝶が暮らすとても臭い秘境でした!》


――――

大魔女(臭い秘境って…… デラべっぴん【前々スレあたり参照】が咲く所じゃないの…)

――――


蝶A「マジかよ! あの噂の工場の方から来たのかよ!
仲間が大量に死んだっつー」

蝶B「うぬは…生き残りナリか…」

シグ「は はいそうです… 私以外の仲間はみんな死に絶えました…」

蝶A「なんてこったい!!!!!」

蝶B「諸行無常ナリ…
だがしかし…よくぞここまで来た…
我々はうぬを暖かく歓迎しよう 」

シグ「あ…ありがとう…ございます…!」
ポロッ…

《私は安堵の涙を流しました
良かった これでもう一人じゃない 悲しくない 怖くない…
また仲間と暮らせるんだ……》


蝶A「こっちきなよ! 今日は花ミツパーテーがあるんだ!!
君も参加しなよ! 一緒にButter-fly歌おうぜ!!!」

シグ「は はい」
パタパタパタ…

《しかし》

蝶B「我は『チューリップ』しか歌わん…!」

《この幸せは》

シグ「うふふふふ」


《一瞬にして消え去ってしまいました…》





296 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 23:14:14 ID:4J1hpYkL
《その出来事は こともあろうかパーティーの最中に起こりました…》


モブ蝶1「わーわーっ」

モブ蝶2「きゃーーーっ」

シグ「あ…あわ…あわ…」


ベチョッ…
蝶B「ぐおおおおおおぉ…… ぐ…ぐぅるぅじいぃぃぃぃッ!!!!」

蝶A「Bーーーーーッ!!!!!!
一体ぜんたいどうしたってんだーーーっ!!!!!
シグちゃんとデュエットを歌い終わった途端にッ…!!!」

シグ「は…」
ゾク…

《その時 私は体の中で何かが蠢くのを感じました…
この時点の私は毒の力には気付いてはいなかったけれど 直感的にこう思いました
「あぁこれは私のせいなんだな」…と》


蝶B「ぶぶぶぶぶぶゔゔぅぅぅぅ〜〜〜〜ッ!!!!
イデェヨォうああああアアアアアアアアァァッ!!!!!!!!!」
バタバタ

蝶A「キャラが崩れない事に定評のあるBがここまで…ッ
しっかりしろーーーーーーーッ!!!!!!!!」

蝶B「ぎゃあああああぁぁぁーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
プシューーッ パァンッ!!

蝶A「Bーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

きゃああああっ


シグ「はっ… はっ……!」

297 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 23:36:06 ID:4J1hpYkL
蝶A「Bが…Bが弾けとんじまッたーーーーーーーッ!!!!!!」


モブ蝶3「キャラが崩れない事に定評のあるBーーーーーーッ!!!!!!」

モブ蝶4「略して キャない定るBーーーーーーーーッ!!!!!!!」

シグ「ハァッ…ハァッ…」

蝶A「おいシグちゃんよォッ Bに一体何が起こっちまったんだ!?
…う…… うぅッ!!!? シグちゃん!!!!!!!!」


《その時の私の姿を見るみんなの顔(?)は忘れられません…》

蝶A「シ…シグちゃん… な…なんだ…なんだその羽ーーーーっ!!!!!」

ドンッッ!!!!!!
《私の羽は 毒々しく変色していた
世界一美しいと言われたモルフォ蝶からはあまりにも掛け離れた 邪悪でどす黒い羽…》

蝶A「うっ うわーーーっ そうか!!!!!
君がBを殺したんだーーーーーっ!!!!!!
工場から出てくる汚染された空気を吸った君の体から毒が漏れだしたんだーーーーーっ!!!!!!!」

モブ蝶たち『チョウやべーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!』
パタパターッ

シグ「そ…そんな… そんな…待って下さい!!!!!!!!」

《私は逃げる仲間達を追いかけました
もう一人にしないでっ! もう寂しいのは嫌だ!!
そう思いながら 必死で

でも それがいけなかった》

298 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 00:07:00 ID:GexNTC7T
《当然その時 私は自分が身に宿した毒の特性を知るはずもなかった…》

パタパタっ
シグ「待って!!!!」
もわもわもわもわ…

《逃げるみんなを追う中で高ぶった気持ちが 更に強い毒を生み出してしまったのです》


ビクッ
蝶A「うっ!!?」

モブ蝶たち『うわあああああああああああっ!!!!!!!!!』
バラバラバラバラッ

パタパタッ
シグ「みんなっ!?」

蝶A「ぐっ…ぐるなァ〜〜〜〜〜ッ!!!!
お…お前の毒のぜいだあぁぁぁ… た…助゙けてェ…ッ」

シグ「嘘っ 嘘嘘嘘っ!!!!」もわっ

蝶A「嘘…じゃねえェェェ…ッ
じゃあお前のその羽はなんだ… お前の体から出てくる粉はなんだ…ッ
お前は呪われてる… 死を呼ぶ蝶だ…!
お…おまえを…… 受け入れるんじゃ…なかった… アァァ…」
じゅうぅぅ…じゅうじゅううううぅ……

シグ「死を呼ぶ……私がっ…!!!!
う…うあああああああああ」
ポロポロ…


モブ蝶たち『バタフギャアアアアアアアーーーーーーッ!!!!!!!!!!』
パパパパパパパパパァンッ!!!!!!!

蝶A「ウォウウォウウォウォウウォーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュパァンッ!!!!

299 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 00:21:27 ID:GexNTC7T
《その日から地獄が始まった》


《同族殺し 呪われた蝶 毒身ちゃん
私の名は昆虫界に瞬く間に広がり 私は誰からも恐れられる存在になってしまいました
誰も私を受け入れてくれない 私は行く場もなくさ迷い続けた…》

シグ(私は呪われてる… 誰も私を必要としない… 誰も私を愛してくれない…)

《それから…夏を越え 秋を越え 冬を越え 春を越え……
孤独な旅が一年を越えた時… 私の心と体はボロボロだった…
体を蝕み続ける苦痛と 孤独が私を壊したのです
もう死んでもいいや… そう思った
そんなある日のこと 私の運命に大きな転機が訪れました》


バサァッ!
シグ「きゃっ! 網!?」


パカラッ パカラッ
おかず「ナイスネッティングですぞ 王ッ!!!!!!」

ワリムツ「うむ これは珍妙な蝶よ」


《私は 超真虫の王 ワリムツさんに捕まりました》

300 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 00:37:53 ID:GexNTC7T
おかず「ほう モルフォ蝶ですな
しかし妙な色だが…」

ワリムツ「ふふん… なるほどな」

《この時 ワリムツさんは一目にして私の持つ力に気付いたようでした》

ワリムツ「そなた 面白い能力を持っておるな
気に入った そなたもワらが同志に加えよう
来い その力をワらのために存分に使うがよろしい」


《そうして私は超真虫になった》


《私は嬉しかった
初めて この忌まわしい力を認めてくれた そして私を求めてくれた》

《仲間も増えた》

イクティス「……」
ウルサインド「こえー」
ギギエル「…近よるんじゃねぇよ!!!!」
トラバラ「ちっ…」
ガムテーピー「ちょっ ちょっとウリ的には関わりたくねーべよっ!!!」
ネンネン「ひひひ…恐ろしや恐ろしや…」
バツガイ「ど 毒は凄いと思うけど間違っても俺達には使うなヨ!!!」
おかず「チンカス蝶かわいい!!!!!!!!!!!」


《みんなの私に対する視線や態度は畏怖そのものだったけど
でも 私はそれで良かった
一人でいるより幾分もマシだもの
もう寂しいのは嫌…》



――― たのしいかいそう・終 ―――





大魔女(………孤独…)

301 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 05:57:24 ID:GexNTC7T
大魔女「……」


――― フーリャンの回想…

母「魔法使いの家系でもないのに生まれながらにしてこんな魔力を持ってるなんて…」

父「この子は呪われている…悪魔の子だ…
我々の手には負えない… 捨てるしかない……」


―――

大魔女の心の中の古代魔法使いの怨念1「お前の中には怨念がおんねん」

怨念2「魔力を与える代わりにお前は我らのクグツとなってもらう…」

―――

怨念3「名無しでは呼びにくい…
お前は今日から“フーリャン”だ…
古代魔導羅語で『死ね!腐れパセリ野郎!!』を意味する…
ふふ…良い名だ」

―――

怨念5「魔力なきニンゲンを憎め…
魔力なきニンゲン共の殲滅… 肉体無き我らに代わり お前がこれを成すのだ…」

―――

怨念1「ぐああああ やめろフーリャン!」

怨念2「この長い月日 共にあった我らを精神の檻の中に閉じ込めるとはッ…
赤子だったお前をここまで育てた我らを…ッ 恩を仇で返すつもりかぁぁぁぁっ!!!!!」

怨念3「考え直せ!!!!」

大魔女「うるさい」

怨念たち『ぎゃあああああぁぁ……』

大魔女「ふふふ…」

302 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 06:05:22 ID:GexNTC7T
―――…

田舎男「うわぁ〜〜〜っ やめてけろーーーーー!!!!!!!!!!!」

大魔女「バクサーレ メコレ」

チュドーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
田舎男「ぎゃあああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――

人「助けてくれーーーー!!!!!」

大魔女「ハイドボム バクサーレ メコレ」

ドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!

人たち『ぎゃあああああああぁーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「スシュリ フーラ メコレ」

ンビュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

人たち『ぼへああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「ギコツラ クレバスト メコレ」

ガキンガキンガキンガキンガキンガキンガキンガキンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

人たち『ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「ウンコ メコレ」

ブボボボボブリリーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

人たち『くっせェーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「あっはっはっはっはっは」

303 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 06:17:00 ID:GexNTC7T
―――

カバ「お…お願いだあああ…殺さないでくれぇ……
このとおりだ… 家族が…家族が待ってんだ〜〜〜〜…」

大魔女「よし その顔に免じて
マッサツ メコレ」

スタタタタタタタタタタターーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
カバ「おぼろぉぉぉぉぉぉーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バラバラ

大魔女「家族もあとでアレしたげるから安心なさい」

―――

ガキ「わぁ 魔法使いさんだー かわいい〜〜!」

ビキビキ
大魔女「気安く触んじゃないわよゴマ虫野郎!!!!!!!
メリメリ メコレ」

メリメリ
ガキ「きゃああああああぁぁぁッ…!!!!!!!!」

―――

ドドドゴゴゴゴゴゴゴ…

人「うわーーっ 大魔女フーリャンだあああああーーーーっ!!!!!!!」

人「誰か奴を止めてくれえええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

トゴーーーン…!!!

大魔女「あっははははははは!!!!!!!
長い人生楽しまなきゃ損じゃない!!!!!!!
この私がこの世界を征服してあげる!!!!!!!! いい暇つぶしだわ!!!!!!!!!
あーーっはははははははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――

忘れた「マジ許すマジだーーーーーっ!!!!!!!!!」

―――

大魔女「ブッアレす!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「あややややーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

―――… 回想おわり…



大魔女「…………」


大魔女(…まぁ… あの頃も悪くなかった…)
ズーン…

304 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 17:31:34 ID:GexNTC7T
レン「…嬉しい…だなんて
君はただその力を利用されてるだけだよっ!!!!」

シグ「…それでもいいんですぅ」

レン「…そんなの良くないよ
君だって本心ではそう思っているよね
君は自分の心をごまかしているだけだ」

シグ「…う うるさいっ!!!!
あなたなんかに私の気持ち 分からない!!!!!!!!!!」
ゾワゾワゾワァっ

シグ「…ラストダンスっ!!!!!!!」
ブパアァァッ
《チンカスは黒い煙を放った》

レン「!!!!!」


大魔女「ほ…ほへはッ!!!」
ガババッ


ブシュウウウウウウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!


フアァッ…
レン「うっ…」

ブシャアアアアァッ!!!!!!
レン「うああああああーーーーっ!!!!!!!!!」
《超吐血》


大魔女「……ぐっ…!」
ビチャッ…

大魔女「フチほハナをふしゃいへも…かあだのあはというあはからドフがはいっへくふッ…!!!!!!!
ヤ……やふぁい… ほ…ほのドフは…!!!」
ドクドクッ

《口 鼻 目 耳 あらゆる所から血が流れ落ちる…》



シグ「ラストダンスは私の毒で1番強力なんですぅ…
ごめんなさい… こうなったら最後… あなた達は助かりませんよ…?」

305 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 21:11:44 ID:GexNTC7T
レン「ぐぶうぅーーーーッ!!!!!!」
ブシャブシャッ


大魔女「はっ…!! はぁっ……ッ!!!
ひ…ひぬわ………ッ!!!!」
ガクガクガク…ドサァッ!!

大魔女「ほ…ほもわはしが…… こんはほろろへひんぬぅなんへ……!!!!!
ぐ………」
ガクッ…



シグ「…………ごめんなさい 私は今の居場所を失いたくないんですぅ…
たとえ 私自身は求められず 愛されないとしても…」
くるっ…


レン「待って……」


シグ「っ!! まだ…!?」


レン「それなら…ぼくが…!
ぼくが…君を必要と…してッ… そして必要とされる存在になる……よッ…!!」

シグ「えっ… な…なんであなたが…?」

レン「ぼくが…君を好きになったからだよッ!!!!!!
一目見た時から!!!!!!!!
ぼくは…ぼくは君の拠り所になりたい!!!!!!!!!!
君が悲しくならないように ぼくは君と一緒にいたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーーんっ!!!!!!!!

シグ「!!!!」







大魔女「くっさ〜」

306 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 22:56:12 ID:GexNTC7T
しーーん…


大魔女「あ…あいふ…ほんなほきひはひいっへんのほ… ぐぅっ…」
ベチョッ


《お おい待てシャバ僧!! いくらなんでも唐突すぎるぞ!!!!!!!!!!!》

シグ「なっ…なにをっ…」
カーッ

レン「い……言っちゃっ…た… ハ…ハハ…」

シグ「わ…私が…好き…です?
呪われた…私を……?」

レン「呪いとか…どうでもいいよ……
出来ることなら…凍てついた君の心を……溶かしてあげたい………
ぼくが君を…本当の幸せにしてあげたい…んだ…」

シグ「………」
ほろり…

シグ「う…涙が…… 嬉しくて…本当に…本当に嬉しくて…」

レン「よ…良かった… 勇気出して空気も読まずにぶっちゃけて…… ッ
ア゙ァッ」
グッチャラス

シグ「あぁぁぁ……
で…でも…もう…ッ 毒が…ッ あぁっ…
私…私…ッ う…うわあああああんっ!!!!!!!」

レン「大丈夫…こんな毒なんかじゃ…死なないっ…!!」
グググっ…

シグ「し…死んでほしくない…私も…!」
カッ!!


パアアアアアアアアア…

シグ「!?」

レン「こ…これは…」

307 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/24(金) 14:04:45 ID:GJyWZeE4
《チンカスがライトアップ》


シグ「な…なんです? 私の体に一体何が起きたんですぅ?!」
パパパァー…

レン「こ…これ…は…… あっ!」


カアアアアアァ……
じわじわぁ〜〜〜〜〜…


《輝くチンカスの体の鳩尾あたりに黒い点のようなものが浮かび上がったのをシャバ僧は見た》


レン「あれは… ………!
そ…そうか…分かったぞ…!!!
それなら…っ」
フラフラフラ… ジャキンッ

《シャバ僧は槍を構えた》



大魔女「ごほっ… ルェ…ルェンはひほするひ?!」


レン「ちょ…ちょうちょさん…
君を…呪いの毒から解放出来るかも…しれない…!」

シグ「えっ!?」

レン「光輝く…君の中に… 一点の闇を見た……!
きっとそれが…君の体の中で毒を…作り出しているものの正体だ…ッ!!!!」
ばんっ

シグ「!!」



大魔女「ふぁ ふぁんたっへー!!!!?」


レン「ぼくが…その闇を…槍で貫く…! そして君を助ける…!!!
だからぼくを信じて…この刃を…受け止めて…!!」

シグ「…!」

308 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/24(金) 19:09:02 ID:GJyWZeE4
大魔女「は…はいふ… はにベハラメをいっへんのほ…
なにほみへなかっははよ……」



シグ「………」
ドクン…ドクン…

シグ「蟻さん………」



―― ぼくは…ぼくは君の拠り所になりたい!!!!!!!!!!
君が悲しくならないように ぼくは君と一緒にいたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ――


ドクン… ドクン… ドクン…
シグ「………っ」

グッ!
シグ「……信じ…ますぅ!」
どんっ!!!


レン「…ありがとう!!」
ガクガク…

スーー… ぎらんっ

《シャバ僧は槍の刃を外した
するとその下から細く鋭い別の刃が出て来た》

レン「行く…よっ!」
タッ!


シグ「……ッ!!」


レン「うおおぉーーーーーーッ
キャッチラ・スーピングッ!!!!!!!!!」
ズバッシャアアアアアッッ!!!!!!



ドッッ!!!!!!!!!


《レンの槍がチンカスを貫いたぞ
槍チン!!!!》

309 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/24(金) 21:28:52 ID:GJyWZeE4
シグ「うッ…ハァッ……!!」
ドクッッ…!



レン「ハァハァッ… ………くっ…」


レン「―――――捕ったっ!!!!」

バンッッ!!!!!
《シャバ僧の槍の穂先には異様に黒く不気味な袋が引っ掛かっていた!
これこそがシグ・シックの体内で毒を生み出していたもの…
チンカス袋!!!!!!!!!!! じゃなかった
チンカス毒袋なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!》
どーんッ!!!!


レン「これが…全ての元凶だ…
消えてなくなれ… たぁーーーーっ!!!!!」
パァァンッッ!!!!!!!


ブシュアアアアーーーーーーッ!!!!!!!

《チンカス袋は潰れた》


ズリュッ…
《槍をチンカスから引き抜いた》


シグ「あ…あぁ… 体が…体がとっても…楽……
痛みも…無くなりました… こんな感じいつぶりだろう…
優しい気持ちが…体から溢れますぅ…」
ポァ

ポアアアアアアア…



レン「この光は…わあぁ…」

310 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/24(金) 23:49:13 ID:GJyWZeE4
《チンカスが光る粉を出した》

ポパパァ〜〜〜〜……ッ


レン「この光の粉… あったかい…」


大魔女「なひ… かあらは… らふになっへいくわ……」
スゥー…


レン「ど…毒が…毒が消えていってるんだ……
それに傷ついた体の痛みも和らいでくのを感じる…
きっとこの光の粉の効果だよ」


シグ「これは…一体…なんなんです…?」


レン「きっとこの癒しの力が君の本来の能力なんだ…!」

シグ「これが…私の本当の……」

レン「とても優しい能力だね」

シグ「…嬉しい」

レン「うん こんな素敵な能力があったなんて分かったら嬉しいのは当然だよね」

シグ「…違いますぅ」

レン「え?」

シグ「蟻さんが死ななくて…本当に嬉しい」
ニコッ

レン「えっ///」
ポッ


ぽわぽわわァ〜ん…









大魔女「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《死んじまえーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

311 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 02:14:14 ID:EJPuEi++
シグ「あ…あの…蟻さん
さっき言ってくれた事は…本当ですぅ?
私が好きで…一緒にいたい…って…」

レン「も…もちろん でも君がよければ…だよ
いきなりあんな事言っちゃって迷惑だよね…」

シグ「ううん…嬉しい… よろしくお願いしますぅ…///」

レン「こっ…こちらこそ…!///」


大魔女「しーん」


シグ「…あっ そういえば私お腹刺されたんだった
でも不思議と…痛くないですね?」

レン「うん 極力君を傷つけないように突いたからね
うまくいってほっとしたよ」

シグ「蟻さんテクニシャンさんなんですね///」

レン「あ…ありがと///
あ でも一応この蜘蛛の糸で傷口を塞いでおいたほうがいいよ」

シグ「その気遣いも…素敵ですぅ///」

レン「えへ///」


大魔女「しらー」


レン「えっとそうだ…君の事なんて呼んだらいいのかな」

シグ「チンカスでも構いませんよ?」

レン「チチチチっ チンカスッ!!!!?
いやそれはっ!!!!!!」

シグ「ふふ じゃあシグでいいです」

レン「シグ…… じゃ シーちゃん////」

シグ「きゃっ/// じゃあ蟻さんは?」

レン「レ…レンだよ」

シグ「なら…レンたん!」

レン「レンたん……はーーっ」
ぽわわ〜



大魔女「……ブッアレしてぇ…」

《奇遇ですね姐さん おれもだ》

312 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 02:17:03 ID:EyzTtFBx
だいじょうぶ!
この手のキャラは味方になったと思った瞬間、
最後の十虫あたりにズガンッとやられちゃうのがお約束だから!

313 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 02:35:20 ID:66SYiUEu
シャバ僧爆発しろ

314 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 02:57:09 ID:EJPuEi++
きゃっきゃ


大魔女「ウンコ メコレ」


ぶボボボーーーーーーッ!!!!!!!!

レン「パォダッシュェェェッ!!!!!!!!!!!」
ブーッ

シグ「?」


大魔女「いつまで続けてる気よ
……いい加減アレすわよ…」

レン「う…うおおぉ… ご…ごめんなさい」

大魔女「そこのチンカス野郎」

シグ「はい?」

大魔女「あんたもう戦う気ないんでしょ
だったらさっさとあの扉開けなさいよこのトンマめが」

シグ「あーそうでしたねぇ
そういうルールでしたねぇ 分かりましたよ
開けちゃいますぅ」

レン「やっぱりこの扉ってなにか開け方があるの? 番人を倒す以外で」

シグ「はぁい
それぞれの十虫に設定された『負け台詞』があるんですけどぉ それを扉の前で言えば開くんですぅ」

レン「へ…へぇ… 変な仕組み…」

大魔女「さっさと言いなさいよ」

シグ「はぁい えーっとぉ…ゴホン」


シグ「『完敗ですわw あたしチンカスやけどもうカスすら残ってませんわww』」


ギイィィ…

レン「開いた!!!!!」

大魔女「えぇーー…」
ズーン

315 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 15:31:31 ID:EJPuEi++
レン「第7の部屋…無血開城ッッ!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!

大魔女「いや 大分血みどろだったわよ
まぁいいわ… 次の部屋へ急ひましょう
終わりもそろそろ近いし」

レン「…うんっ!」

シグ「……ふぅ」
ふらふら ペタリ

レン「シーちゃん!? 大丈夫!!?」

シグ「はぁい… 大丈夫ですぅ…
なんだか脱力しちゃいましたぁ… 急に毒が消えた事に体が付いていってないのかも?」

レン「あっ そっか じゃあ無理は出来ないね
…どうしよう」

シグ「レンたん マザーさん 私の事はいいから先へ進んでください?」

レン「怪我を負ったシーちゃんを置いてけないよ…」

シグ「大丈夫 体はレンたんと離れても心は繋がってるから」

レン「シーちゃん…」
じーん

大魔女「クソ蟻 カスチンがこう言っへんだからいいでひょ
行くわよさっさと …まったく…人がどんな気持ひで…クドクドクド」
イライラ

レン「分かった じゃあ待っててねシーちゃん!」

シグ「はぁい 女王蟻様を助けてあげてくださいねぇ〜」


レン「行こう!! フーリャンりん!!!」

ブチッ!
大魔女「テメーが仕切るなーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
バゴーーーーーッ!!!!!

レン「ひでりーッ!!!!!!!!!!!」

316 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 22:24:20 ID:EJPuEi++
第8の部屋へ続く通路


レン「んーーっ…たぁーーーーーーッ!!!!!!!!
たぁッ たぁッ たたぁたぁーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ビュッビュッ ズビビーーーーーーッ!!!!!

大魔女「うるさい!!!!!!!!!」
ドボゴォッ!!!!!

レン「あべおッッ!!!!!!!!」
ドゴーン!

大魔女「おい色欲虫 何騒いでんのよ 近女迷惑考えなさいよ」

レン「ご ごめん体が疼いて…!
もうここまで来たから…!!」

大魔女「うーん そうねぇ」

レン「ありがとうフーリャンりん
フーリャンりんが居なきゃここまで来れなかったよ
そして彼女も出来なかっただろう」

大魔女「…あんたに彼女が出来た件は心の底からどうでもいいけど
別に私の力だけでここまで来たわけじゃないでしょ
蜂のとことか 今の所とか あんたが居なきゃ私もオシャカだった」

レン「そ…そうかなぁ」

大魔女「最初に比べたら成長したんじゃない?
まぁ…私の右斜め35度あたりをまかせられるくらいには」

レン「う うーん それってどうなの?」

大魔女「……ねぇ レン」

レン「なに?」

317 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 03:18:23 ID:nAXHcPhx
大魔女「あんた… 私の仲間になるつもりはない?」

レン「仲間?
ぼ ぼくは今でも十分仲間だと思ってたけど…!
まさかまさかの一方通行この思い!?」

大魔女「いや この戦いが終わった後よ
あんた 地上に出てみる気はない?」

レン「えぇーーーっ?! ぼくが!!? なんでっ!!!?」

大魔女「なんでって…そうね…
それなりに…あんたの事も気に入って来たし…ね」

じ〜ん
レン「な…なんと…!
で…でも仲間って… 一体何をすればいいの?」

大魔女「炊事洗濯畑仕事に掃除 荷物運び…買い物に肩モミなどのマッサージ
私の身の回り世話ね」

レン「ズコーーーーっ!!!!
それ仲間じゃなくて召し使いでは!!!?」

大魔女「あぁ そうね」

レン「否定しないし!!!!」

大魔女「私にはもう何人か下ぼ… …仲間が数人いるんだけど
あんたをそいつらに紹介したいわ」

レン「でっ…でもぼく…360度見紛う事なくTHE蟻だよ…?」

大魔女「私の下ぼ……… …仲間にそんな事気にするやつなんていないわ」

レン「…っ で…でもぼくは………女王蟻様の働き蟻…だから…」

大魔女「…ま 無理にとは言わないわ
ただ一応考えておいてよ」

レン「………」

レン(人間の仲間……か…)

318 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 22:04:56 ID:nAXHcPhx
コッ…


大魔女「…ここらわ…」


ズズンッ!!!!!!

【第8の間『終焉の部屋』】


ゴオオオオオオオオオオオオオォッッ!!!!!!!!!


大魔女「ッッ!!!!!!」

レン「うあぁ……ッ!!!!!!!!!!」

ビリビリビリッ…

大魔女「さっひのとこに引き続いてまたしても部屋の中はらプレッヒャーがヒシヒシと伝わって来る…!!
待ち構えているあね…」

レン(…まさか……)

大魔女「たは チンカスの時と違ってこの威圧感は…
明らかな敵意と殺意が私達に向けられている…!!
ここにいるやつ はんなりヤバそふよ」

レン「……あいつだ…」

大魔女「?」

レン「この部屋の中に…あいつが居るんだッ……!!!!」
だらだらっ…

大魔女「はいつ?」

レン「……ザィーイドゥヌムデエントスレリィ…ッ!!!」

ゴゴゴゴゴッ…





大魔女「なんて?」

319 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 22:09:54 ID:mBPa9kAO
名前憶えづれえw

320 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 23:58:36 ID:nAXHcPhx
――― 時は少し遡り 王の間



おかず「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ……」
プルプル プルルン

バツガイ「ドキドキ…」

おかず「ぬうううううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!
シグ・シック!!!!!!!!!!!! あともう少しでマザーを倒せたというのに…ッ
蟻の色香に惑わされるとはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルプルプルプル…!



おかず「たッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルッ

おかず「るッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルッ

おかず「んッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルッ

おかず「どッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルッ

おかず「るァッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルンッ!!



おかず「たるんどるたるんどるたるんどるたるんどるたるんどるたるんどるたるんどるッッ
たるんどぉぉぉーーーーーーーーーーーーッッ るッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プルリンプルプルプルルッ!!!!!!!!!




ワリムツ(…お前はたゆたゆしとる…)

321 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 00:13:19 ID:BrrQzbQy
ガンガンッッ!!!!!!!!!
おかず「チンカス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毒の力を差し引けばただの軟弱者だとは思ってはいたが ここまでたるんどる奴だとは想像の遥か上だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
買い被りすぎたかッ!!!!! 奴はたるみの極みだッたッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バツガイ「お…落ち着きなヨ…」

おかず「落ち着いていられるかーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
イクティスウルサインドギギエルトラバラガムテープネンネンシグ・シック
みんなやられてしもうたわ!!!!!!!!!!
もうこいつら全員たるみすぎじゃあァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タルタルソースか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


おかず「こうなったらやけ食いだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボッ バクバクバクバクバクッッ!!!!!!!!

バツガイ「新手の自殺だーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」



??「うるせ〜な〜」
ギギィィ…


2人『!!!!!?』

322 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 00:22:59 ID:2LPjYkKx
ガムテープなのかガムテーピーなのかはっきりしろ
まあ名前なんかどうでもいいぐらいザコだったけどさw

323 名前:ピー:2010/09/27(月) 00:54:43 ID:BrrQzbQy
ドォンッッ!!!!!!
《“十虫” パラポネラ(蟻)の超真虫 ザィーイドゥヌムデエントスレリィ(以下 ザイン)》

ザイン「ふぁぁ… うるせぇ〜よまったくよ〜 寝られねーだろボゲ」

バツガイ「うっ… ザ…… ザ……」

おかず「やっと起きたか
ザイードムヌデエンストレリィよ」

ザイン「ザィーイドゥヌムデエントスレリィ だボゲ」

バツガイ「ザ…ザードヌルヌルてめーーーッ!!!
今頃起きてんじゃネーーーーーーーヨッ!!!!!!!!」

ザイン「ザィーイドゥヌムデエントスレリィだってんだよ…面倒くせぇ… ザインって呼べや
つーかおォい…鳥公よぉ… なんでこのザイン様がお前に怒鳴られにゃならねんだ…あ?」

バツガイ「…ぁ…ぃゃ…」

おかず「召集命令を出したのに貴様がいつまでもこぬからだ」

ザイン「召集命令? …寝ェてて気付かなかったなぁ…ふあ〜ぁ」

バツガイ「…貴様もタルタルソースか………」

ザイン「だが待てよオイ? 他の奴も全然来てねーじゃないかよ えぇ?」

おかず「実はな… かくかくしかじかなのだ…」

ザイン「…ふーん… このザイン様が快眠してる間にそんな事があったんかよ へー…ふわぁ〜〜」
クチャクチャ

ザイン「ふん? じゃあなにか?
イクティスの奴もやられたってのかよ?」

おかず「うむ…
ついでに言うとシグ・シックもシグ・ヘルスになってしもうたわ…」

ザイン「…くく そりゃまたすげーことになってんな」

324 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 09:18:05 ID:2LPjYkKx
おかず、いいキャラしてんなw

325 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 13:14:36 ID:BrrQzbQy
ザイン「で 生き残ってるのはお前ら2人かよ
よりにもよって」

バツガイ「よりにもよってってなんだヨッ!!!!!」

ザイン「で? そのマザーってのはどんな奴だ?」

おかず「ちょっと待て 今モニターの画面をうつす」
カタカタ カチッ カチッ


ヴン…

ザイン「……メスじゃんよ こんなやつにイクティス達は負けたのかぁ?
野郎にもヤキが回ったな」

おかず「見た目だけで判断するでない くそつよいぞ」

ザイン「ふぅん …!
ん? おい…ありゃなんだ?」

おかず「蟻だ 牢に閉じ込めておった蟻共がマザーに協力し反乱を起こしたのだ」

ザイン「…くっく 連中にそんな根性があったのか」

おかず「マザーに付いておるあの蟻もなかなか手強い
奴に倒された十虫も何体かいるしな」

ザイン「ほほー… なぁるほどねぇ…
………いいね 楽しいじゃねぇかよ
おかず」

おかず「……行ってくれるか」

ザイン「ふふふ 眠気覚ましの運動にはちょうどいい…
このザイン様が一ひねりだ」
パキポキッ…

おかず「うむ…期待しておるぞッ!!
行け!! ザヤクドームデュエリストよっ!!!!!!」

ザイン「わざとだろお前」

326 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 21:52:30 ID:BrrQzbQy
ガチャンッ…

バツガイ「けっ 偉そうナ野郎だナ
ヒトの事馬鹿にしたような態度すっから嫌いなんだヨあいつ(こえーし)
(なんにしても これで首の皮いちまい繋がったゼ…ッ!)」
ほっ

おかず「何をほっとしておる」

バツガイ「んべっ 別にほっとなんしてないシッ!!!!
い…いや〜リーダーはいつもホットですナァ!!!
って思っただけだヨッ!!!!」

おかず「ふふん 常に蒸し上がった状態を維持するのがわしの能力だからな」

バツガイ「す すげ〜」

おかず「しかし ま これで安心だな
ザインならマザーを確実に屠ってくれよう…」

バツガイ(何度目だそのセリフ…)

おかず「イクティス… シグ・シック… ザイン…
この三体は十虫の中でも突出した強さを持つ“三強”よ…!」

ゴゴゴゴゴ…
「攻撃力…防御力…スピード… 身体能力面その全てにおいて名実ともに超真虫最強のイクティス…!
理不尽極まりない絶望と恐怖の毒を生み出す特殊能力を持つ最悪の蝶兵器 シグ・シック…!

ザインはそれらの面ではこの二体に比べれば多少劣る…しかし
奴の最も突出した部分 それはその凶暴で交戦的な性格…!!
これゆえに ザインの敵に対する殺傷能力は三強の中でも随一!!!!
完全なる戦闘マシーンの奴に背中を見せればその瞬間に“死”がやってこようぞ…!!!!」

バツガイ「か…かわいさでは俺が1番だシッ!!!!」

327 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 18:01:55 ID:egJsb6fF
ゴゴゴゴゴ…

大魔女「で… こほ部屋の中にはそのナントカナントカナントカ ってのが居るっへほ?」

レン「うん… 間違いない」

大魔女「パラポネラってのは聞き覚えない名前はけど 蟻なの?」

レン「うん 世界最強の蟻だよ」

大魔女「私の家にはなんでもいるわね」

レン「ついに来たか…」
グッ…

大魔女「何を険ひい顔してんのよ? 同じ蟻なら多少は話も通じるでしょ?」

レン「………無理だよ…」

大魔女「?」

レン「…同じ蟻だけど…あいつは全然違う… あいつは蟻の皮を被った悪魔だ……」

大魔女「どういう事?」

レン「……ぼくらを奴隷労働者にするようワリムツに進言したのはザィーイドゥヌムデエントスレリィなんだ
そして…ぼくらを牢に閉じ込めたのもあいつ……!」

大魔女「…!」

レン「ザィーイドゥヌムデエントスレリィは自分以外の蟻なんてゴミ程度にしか考えてないんだ…!
その証拠に あいつはここへ来る前にいくつもの蟻の巣を壊滅させてきた
自分の居た巣も 女王蟻もろとも潰したと聞く…!」

大魔女「…働き蟻が自分の女王蟻を殺しはの?」

レン「普通ならありえない… 恐るべき行為だよ…
それをやってのけたあいつは 異形の存在だよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」

328 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 19:29:03 ID:egJsb6fF
レン「残ってる十虫は多分… おかずにバツガイ そしてザィーイドゥヌムデエントスレリィ…
きっとこの部屋での戦いが最後の山場だよ…!!」

大魔女「ほほがふん張りほほほっひゅーあへね…
はぁルェンッ!!!!!!」

レン「?」

大魔女「いふはほーー…」
フラフラフラ… バタムッ!

レン「!!!!!?
フーリャンりん!!!!!!!!!?」

大魔女「…は…はらはら…ひびへぅ…」
ピクピク…

レン「えぇーーーーーーッ!!!!!!!? また!!!?」

大魔女「ヒンハスほホグはふしのあんはひきひめらうふかっはよふに
らいくふのほなはニンベンほあらひにはほうかがきひにふいのはしら…」

レン「ま…前よりひどくなってる!!!!
なんだかおかしいなーとは思ってたけど…」

大魔女「はいりょうぶ… ふこひやすへばほもにもどるはすよ…
ほれまれこほれまひまひょう…」

レン「………」


ゴゴゴゴゴゴゴ…


レン「…部屋の中からの殺気が強まってく… ………
駄目だ… ここで休んでたら痺れを切らしたザィーイドゥヌムデエントスレリィが部屋から出てくる…
この状態のフーリャンりんじゃアイツには手も足も出ないだろうし…………
……よしっ」
スクッ

大魔女「?!」

レン「フーリャンりんは回復するまで待ってて
ぼくが先に部屋に入ってアイツと戦う…!!!!」
バンッ!!!!


329 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 20:27:03 ID:egJsb6fF
大魔女「はにほにっているほもッ!!!!!!!
はいしょのハブトひゃろう並の強ハはんでしょ!!?
ほもハーイドーモデンターローションっへやふはッ!!!!」

レン「うん でもアイツはぼくが倒さなきゃ…
一応因縁があるわけだしね」

大魔女「ほんなもの……!
れっはいらめよッ!!!!!!」

レン「…ごめん!」
タッ!

大魔女「ルェンッ!!!!」
ググッ…

ビリビリビリビリ…
大魔女「…ッ ひくしょう…!!!」
ズキンッ…

ズキズキ…
大魔女「…ほも感じ…… ひやはよかん… まさか…ルェン…!!
……ルェン!!! もろっこしなはい!!!!! いっひゃらめよッ!!!!!!!!」
ジタバタ




レン「…フーーーー…」
ジャキッ

キッ…
レン「行くぞっ…!!!!」



ギイィ〜〜〜〜〜…!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ザインの影「……」


レン「…ザィーイドゥヌムデエントスレリィ……!!!!」


ザイン「…………」


レン「…っ?」


ザイン「ぐぅ〜〜…スピーー…ぐごごォ〜〜〜…」


レン「寝てるッ!!!!!」
ずこーっ

330 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 00:49:09 ID:lc2++Qw+
ザイン「ぐががー…ぐーー…むにゃむにゃ……」

レン「寝てるし… あんなに殺気を放ってたくせに…
…………」
ギュッ…

レン(今のうちに…!)
ジャキッ…

そろそろ…
《眠るザインに近づくシャバ僧》


ザイン「ぐがぁ〜〜…焦げる焦げる…おにぎりが……」


レン(ね 寝言かっ!?)
ズコッ

そろり…そろり…

レン「…無用心なやつめ…!
ぼくら黒蟻達の怒りの鉄槌をくらえ…!!
弾丸スピッ…」

カッ!!!!
ザイン「おーーーーーーーーーやッ?!!!!!!!!!」

レン「!!!!!!」

ザイン「ふわーーははははははははッ!!!!!!」
ブンッ
バキキッッ!!!!!!

レン「うわぁーーーーっ!!!!!」
ザザザァーッ!!!!

ザイン「ふわぁっははッ このザイン様の寝顔が気になるか!? とんだ変態野郎だねぇッ」

レン「狸寝入りか…!!!」

ザイン「いやいやぁ なかなか来ないもんだから本気で寝てたわ
ま お前の雑に乱れた気を感じて目覚めちまったがな」

レン「くっ…」

ザイン「んー? おい? 主役はどこだ? マザーってやつはよ
このザイン様が八つ裂きに引き裂いてやろうとウキウキしながら待ってたのにいないなんて そりゃねーぜ」

レン「……っ」

331 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 02:32:25 ID:lc2++Qw+
キョロキョロ
ザイン「どこにいるんだよ? ここへ来て逃げたわけでもあるめぇよな?
何かこの部屋に入れない事情でもあるのかねぇ」

レン「……お前の相手はぼくだけ十分だッ…!!」

ザイン「ふぁあ〜 はぁ?
何言ってんだ チビ蟻がよぉ」

レン「お前がぼく達蟻にした仕打ちは絶対に許さない!!!
仲間達に代わってこのぼくがお前を討つっッ!!!!!!」

ザイン「仕打ちってオイオイ蟻聞きが悪ィーな
お前らを労働力にとワリムツのおっさんに推薦したのは確かだが
それはこのザイン様が蟻の力を誰よりも理解してるからだよ 蟻だし」

レン「それによってどれだけの仲間達が傷つき倒れたか…お前に分かるかっ!!
そのうえぼくらをあんな牢に綴じ込めやがって!!!!!」

ザイン「そりゃーお前らが暴れるからじゃねーかァ
そんな奴らにまともな部屋なんてやれるかボォゲ!」

レン「女王蟻様を人質にとられてるんだ!! 暴れるのは当然だろ!!!!」

ザイン「女王…ねぇ…
…ふぁあ〜あ くだらねー話してたら眠くなってきたぜ」

レン「なんだと!!!!」

ザイン「マザーが居ないのは残念だが そろそろ体を動かさねーと眠気がやべーわ
どうせそのうちマザーも来るんだろ? それまでテメーで我慢してやる」
ギランッ

レン「…絶対倒してやるッ…!!」

332 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 14:35:28 ID:lc2++Qw+
レン「……ッ」
じりっ… じりっ…

ザイン「ほれほれどした? かかってこいよ?
まさかビビったか?」

レン「……
(お前に対して考え無しに突っ込むほどぼくは馬鹿じゃないっ!!!
機を伺うんだっ… 攻撃の機をっ……!!!)」
じりじりっ

ザイン「…けっ しちめんだくたせーな(面倒くさい)
まぁいいわ じゃこのザイン様も何もしねーぜ?」
へらへら

レン「……」



ヒュオオオオオ〜〜ン…
しーーーーーーーーーーーーん…


じりじり
レン「………ッ」
タラタラ…

ザイン「にやにや」
ほじほじ

レン「………くぅっ…ふー…」

ザイン「…んんー?」

レン「?!」

ザイン「おんやおやこれは まさかお前がマザーさんかな?」

レン「えっ…」

バッ!!!
レン「フ フーリャンりんもう来たのッ!!!!?」


しぃ〜〜〜ん…


レン「あ…あれ!?」

ザイン「いねぇよ ボケナス」
ガパァッ

レン「しまっ…」


バクゥーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!

333 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 20:17:59 ID:lc2++Qw+
《ザインがシャバ僧の首根に噛み付いた》

レン「う うわああああああああああーーーーーーッッ!!!!!!!」

ガジガジィッ
ザイン「がヴゥぅぅうぅうぅぅぅッ!!!!!!!」

ブシュッ…
レン「はっ 離せッ 離せェーーーーーっ!!!!!!!」
バキバキッ

ザイン「ぐぐゔぅぅ…離ふかよ〜〜〜〜!!!!!」
ギリギリッ…

ブチブチブチッ…
ザイン「ん゙ん゙ゥン〜? あんだぁ? この食感は?」

レン「うああああああああああああああァッ…!!!!!!!」
ぐっ

レン「は…な…せェ!!!!!!!!!!!!!」
ビュオォーーーッ!!!!!

ザイン「むんッ!!?」

ガキィィーーーーーン!!!!!!!
ブチィッ!!!!!!!

《シャバ僧が槍でザインを叩いて体から引きはがした》

ブシュゥーッ!!!!
レン「ぐッ… あァッ……!!!!」

ザイン「…ぺッ! んだこりゃ …糸か? こいつのせいで噛み切れなかったぜ」


よろっ…
レン「はぁっ…ハァッ…
(首に糸が巻かれてたおかげで助かった…!!
それでも あと数秒長く噛まれてたら…糸ごと噛みちぎられてた…!!!)」

ゴゴゴゴゴ

334 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 21:29:49 ID:lc2++Qw+
ガチガチン
ザイン「ウンのいい野郎だな だが次はないぜ?」
ギギ…ッ


レン「は…はぁッ…
(くっそう!! ぼくの馬鹿馬鹿おっちょこちょいのおてんば野郎ッ!!!
こいつにはいちぶの隙も与えちゃいけないなんて分かった事なのに!!!!)」

ザイン「かみ砕いてやるよ〜」
ズイズイ…

レン(…もう同じミスはしないぞっ…ッ!!!!!
そして受け身じゃだめだ!! こっちから攻めるべきだ!!!!!)
ギンッ

ザイン「お?」

ザザッ… ジャキンッ…
レン「……」

ザイン「…ふぁあっはは 黒蟻風情にしちゃ雄々しいオーラを出しやがらー
構えはちと甘いがな?」
ザリッ… ザッザッ…

レン「…だけどこの一撃は甘くないぞッ!!!!!!!」

ザイン「あ?」

ドドドドドドドドッ!!!!
レン「くらえぇーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!
獅子疾走進撃黒槍ゴールデンスピドトスッ!!!!!!!!」
キュウゥゥーーーーンッ…

ドバズァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!


ザイン「ぎやあああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!

335 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 23:35:22 ID:lc2++Qw+
《獅子疾走進撃黒槍ゴールデンスピドトスとは…
シャバ僧の身体エネルギー(スーパー湯気)を槍の刃一点に集中し全力で突く技である…
トイレに閉じ込められたらこの技を使って脱出しよう》


ビュアオオオオオン…
《大爆発を起こした槍先から爆煙が立ち上り前がみえない》

レン「ハァッ…ハァッ… 当たった… 手応えがあった…!
ぼくの1番強い技なんだ… きっと死んだぞ…!!」



し ん で ね ー し



レン「!!!!!!?」


ガシッッ!!!!!


レン「うっ!!!!? や…槍が動かないっ」
ギギギ…

しゅおおおおぉぉ… 《煙が晴れた》

ザイン「なかなかイテーじゃねーかよ? 目が覚めちまったぜ…」
ニヤッ

《ザインは槍を受け止めていたのだ》

レン「そ…そんなっ!!!!」

ザイン「そんならこうだ!!!!!!!!」
ブンッ

バキンッッ!!!!!!!!
《シャバ僧の槍 折られる》

レン「うっ!!!!!!!」

ザイン「らッハハァーーーーーッ!!!!!!!」
ガガッ!!

ブワッ
レン「がッ…」

《シャバ僧は蹴り上げられ…》

ザイン「死ねや!!!!!!!!」
ドゴォッッ!!!!!!

《強烈なヤクザキックを受け吹っ飛ぶ》

336 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 12:50:32 ID:XqbDArXZ
ズズドォーーーーーンッ…… パラパラパラパラ…

レン「く…くそ…ォ…」
グググッ…

レン「や…槍がッ…!
そ そうだ!」
バッ

まきまきまき… ビシィンッ!!!
《折れた槍を糸で巻いて修復した》

レン「応急処置だけど… これならなんとか…!」



ザイン「ふぅ〜ん 思いきり手加減してやった攻撃とはいえ…立ち上がるとは
並みの黒蟻を超えるタフさと根性…気に入ったぜぇ…
おかずが言ってた通り ただの蟻じゃねーみてーだな」
ジャキンッ くるくるッ ビシィン!!!!

《ザインは槍と斧が合体したような武器を出した》

ザイン「こいつはハルバードっつー武器だ
てめーの貧弱な槍と違って パワーは最強クラスだ!!!!!」

レン(……どこからッ!? 一体どこからアレを出したんだ…!!?)
ドキドキ

ぶんぶんっ
レン(って そんな事言ってる場合じゃないっ!!
武器を構えたあいつにはいよいよ隙というものが完全になくった…!!)
だらだら…

レン(………どうしよ…詰んだ…)
ズーン…

337 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 19:17:16 ID:XqbDArXZ
ザイン「なに一人でパントマイムしてんだ? 余裕だな」
ブゥンッ

レン「ッ うわっ!!!」

ザイン「パラポネウェイブッ!!!!!!」
ズドォォッッ!!!!!

ババババババババババアァーーーーーーーッ!!!!!!!!
《ザインがハルバードで地面を打ち付けると 衝撃波が地面を走りながらシャバ僧にあれしてきた》

レン「う…うわたーーーーーー!!!!!!!」
ダダーッ

ドォーーーーーーーンッッ!!!!!!!!


レン「なんて威力だ…地走りを起こすなんて…!
…うわっまた…今度は一杯来たぁッ!!!!!!!」


ドザザザザザァァァーーーーンッ!!!!!!

ザイン「パラポネビッグウェイブ!!!!!!!!」


レン「ひぁーーーーーーっ!!!!!」
だばばばっ

レン「こ このままじゃ飲み込まれるーーーーー!!!!!
…はっ そうだ!!!!」
バッ

シャカシャカシャカッ
レン「秘技っ 壁昇りーーーー!!!!!!!」
どーんっ

レン「どうだまいったかーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
《何がだ》


ズオオオオオオオオオオオオオッ…

レン「はっ…」

《安心しきったシャバ僧の目の前に…天井にまで届かんばかりの衝撃波が…》


ザイン「パラポネの大津波…
…どうだまいったか?」
ニヤリ


レン「ぶくぶくぶくぶく…」

338 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 23:25:11 ID:XqbDArXZ
レン「ずわああああああぁぁーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

ドドドドドド…
ズザァッッドドオオォーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゾオオオオオオッ…


ポロッ
レン「がへぇ…ッ」
ドスッ…

レン「モ…モロで…当たっちゃっ……た…」

バァッッ!!
ザイン「虫の息ってかぁ!」

レン「ッ!!!」

ガッ!! ギリリッッ!!!
レン「ッかはッ!!!!」

《首をしめられるシャバ僧》

ザイン「…このザイン様は敵の呼吸が完全に途絶えるまで容赦はしないぜ…
お前が今 どれくらいの重傷であっても 更に体を痛め付けるのさ」
ヒュッ

ドゴォッッ!!!!!
レン「ぐぶっパッ!!!!!!!」

ザイン「ほーら何秒で死ぬか実験だぁッ!!!!!!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!!!!!!!!」

ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴォッッ!!!!!!!!

レン「――――ッ!!!!!!!!!」


《その後…シャバ僧は数分に渡りボコられ続けた…》

339 名前:創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 23:57:45 ID:XqbDArXZ
そして



ザイン「…ふぅあーぁ… そろそろ飽きたな…
…死んだか?」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

レン「……」


《シャバ僧は全身傷だらけで触角も一本ちぎれたりしててとても無残な姿になっていた!》


ザイン「死んだか…
…どれ 念のために上半身を引きちぎっておくか……」
チャキンッ…


レン「…………し…」

ザイン「!」

レン「し…死ねない…! ぼくはこんなとこでは…!」
ぐぐぐっ…

ザイン「こいつ…」

レン「いっぱい約束してんだ…
女王蟻様を助けるって仲間達に…! 戻るって…シーちゃんに…!!
……ついでにフーリャンりん…」



――― 外

ムズッ
大魔女「ん…ふぁ…ふあ…っ サディスティックッ!!!!!!!!!!!」

《※くしゃみ》

340 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 14:15:27 ID:HBWvzlJK
ギュッギュッ!!
《シャバ僧はネンネンのケツから出た糸を体にいっぱい巻き付けた
ネンネンのケツから出た糸だ ケツの穴からだ》

レン「気分が悪くなる事連呼しなくていいからっ!!
これで体を補強するんだ…! 倒れないようにッ!!」
ぐぐぐ

ザイン「…気持ち悪ぃ奴だな…
ボロキレの体でまだやる気十分かよ
なんだお前? スーパーマゾラ人か?」

レン「この戦いの中でしぶとさを身につけたからね…倒れないよ!」
びしっ

ザイン「あー…ウゼーー 飽きたからモチベ下がりまくりなのによ」

ガッ
レン「たぁーっ 黒蟻ウェイブ!!!!」
ザザザァァッ!!!!!!!

ザイン「! ふぁあははっ このザイン様の技をパクリやがったな?!
だがお話にならねぇ貧弱な地走りだなぁーっ!!!!」
チャキッ

ブゥゥンッ!!!!!!
ズボラーーーーーーーーッ!!!!!!!
《ハルバードで地走りを払った》

ぶわはッ!!!!!
《そしたら砂煙がザインに覆いかぶさった》

ザイン「ぶぺぇっ かーっ ウゼェッ!!!!!!!!」



ザザザザッ
レン「ハァハァ…
(よーし今のうちに…)」
キョロ…

レン(あいつが起こした地走りで地面がすっかりごちゃごちゃだ
…でも逆に これなら…!)

341 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 16:44:05 ID:HBWvzlJK
ザックザック!
《舞い上がる砂煙の中 シャバ僧は地面に槍を何度も突き立てていた》

レン(あいつの攻撃のおかげで地面がいい感じにほぐれてるぞ!)


ザイン「おいチビ!!!!!
砂がくれすんじゃねぇぜ!!!!!!」
バッバッ


レン「ヤバイ! あいつに悟られちゃ駄目だ!」
バッ

もあ〜 《砂煙晴れた》

ザイン「うぜぇ真似しやがって
このザイン様はこんな小細工が大ッ嫌いなんだ
もうやるなよ」

レン「やるーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ザザァーーーーーッッ!!!!

ザイン「てめぇーーーーーーー!!!!!!!!!!」

ぶっふあぁぁぁーーーッ!!!!!!!


ささっ
レン(よし今だッ!!)
ザックザック!

ドドドドッ!!!
ザイン「この糞野郎がァァァァッッ!!!!!!!!」

レン「うわっ!!!」

ガギャギャアアアーーーーンッ!!!!!!

レン「ぐわたーーーっ!!!!!」
ゴロゴロゴロッ!

ザイン「…目が痛ぇ 図にノリやがって」

レン「こ…この砂煙の中で…!」

ザイン「てめーはウンコの匂いがする!!!
砂に紛れても無意味だよ!!!!!!」

レン「…うんこ…」



レン「これ(糸)かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーン!!

342 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 22:11:21 ID:HBWvzlJK
レン「そ…そんなに臭かったのかこれっ…!?」
クンクン

ザイン「あぁくせー お前はうんこと惨めくせぇよ糞蟻野郎!!!!」

レン「わ…わたーーーーッ!!!!」
ズダーッ

ドゴォーーーーーンッ!!!!!

レン「く…くそーーーっ まだアレ途中なのにッ…」
ズキ… ズキズキ

レン「ッ………はぁッ… と…とりあえずまたさっきの場所にもどって…」

ザイン「待てよこらよーーーー!!!!!!」
ドドドド

レン「そのまえにランナウェーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダッ!!!!!!!!



――― 外

《そのころ…麻痺したフーリャンに変化が…!?》


大魔女「……むむ…」
ピク…

大魔女「むっ…!」
ピクピク

大魔女(体が…動く…?
これは……)

スクッ
大魔女「ほわやらはんせいかっぷくぴりようみ!!!!!?
(どうやら完全回復したようね)
……はれ?
ふらふら〜 バタムッ」

《ダメダメだった》

343 名前:」↑:2010/10/01(金) 22:28:04 ID:HBWvzlJK
《シャバ僧は逃げ回っていた》


レン「くっ…くッ!」
よろり

ザイン「止まったら死ねッ!!!!!!!!!」
ブオオンッ!!!!!!

ズビィィッッ!!!!!!

レン「ったわわぁッ!!!!」
《ハルバードがちょっとかすった》

レン「わわわぁ…!!!!」
ズッ ザザザザザ〜〜〜ッ!!!!!

レン「…ッつつつつゥ〜!!
このウンコ…じゃなかった この糸で体を締めてなきゃ今頃体ばらばらだよぼく…!
…は! アレ!?」

ばぁ〜〜〜〜んッ!!

レン「ここは…さっきぼくが居たところ!!
なんやかんやで戻ってきたんだ!! ラッキー!!
よーし 急いで続きを…」
ザクッ

ザイン「何してんだぁ〜? んんー?」
ザッ

レン「わっ…まずッ!」

ザイン「…何か企んでやがるのか」

レン「なんでもなんでも!!!!!
犬が自分の尻尾追いかけまわすくらい意味のない行動だぜよ!!!!!!」
ザクザク

ザイン「ふん…」

レン(やばー …な なんかいい時間稼ぎないかな…!)

344 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 00:39:25 ID:jhRkLcNP
アセアセ ザクザク
レン「ああああややややめられない止まらない!!!!」
ドキドキっ

ザイン「………そうか てめー追い詰められて気が狂ったんだな」

レン「え…… あ…あぁうん…」

ザイン「かっ!! 情けねーな
多少は骨のある蟻だと思ったが…全くだな
結局は他のみじめな蟻共と一緒かよ
憎たらしい」

ザクッザクッ
レン「……ザィーイドゥヌムデエントスレリィ
お前は他の蟻を憎悪してるように見える なんでなんだよ!」
ザックリ シャッシャッ

ザイン「憎悪? ふん そんなたいそうなもんじゃねーよボゲ
ただ むかつくんだよテメェらはよ!!!」

レン「な なんでだよ!!」
ザクザクザクリ

ザイン「アホみてぇに女王に付き従ってるからだよ
愚かなまでに実直によ…!」

レン「なにを…! 女王蟻様に仕えるのが働き蟻だろ!!?」
サクサク

ザイン「女王ってのが何なんだ?
力はねぇくせに偉そうにしてるだけの存在…いらねぇ!!!!!!!!!
この世は力が全てだ!!!! 力ある者が全てを支配するべきなんだよ!!!!!!!」
ドォンッ!!!

レン(そんな偏った思想で自分の故郷…そして色んな巣を破壊してきたのか…)
ギリッ!!!!!!!!!
ぺたぺた

345 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 01:09:00 ID:jhRkLcNP
サッサッ
レン「じゃ じゃあワリムツに従ってるのはアイツの力に屈したから?」

ザイン「いや…ちょっと違うな
このザイン様がここにいるのはちょっとした興味からだ」

レン「興味?」

ザイン「奴らが実行しようとする史上最大の下剋上…
天地がひっくり返る最大級のビッグイベント!!!」

レン「い…一体何をするつもりなんだ…」

ザイン「さぁな 死ぬ奴に教える必要はねーよ
最後に言いたいことはないか?」

レン「…………ザィーイドゥヌムデエントスレリィ お前は間違ってる!!
力でなにもかも支配したって何も生まれないんだ!!!!!!!!!!!」

ザイン「知った口で言いやがる…
秩序を築くのに力以外で何がある?」


レン「それは……“愛”さ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペッカァーッ!!!



――― 外

ムズッ…
大魔女「ふぁ…ふあぁ……
死んじまえェーーーーーーーーいッッすッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《※くしゃみ》


346 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 02:42:43 ID:jhRkLcNP
ザイン「…くだらねぇ事抜かしてんじゃねぇぞ」

レン「へへーん!! お前みたいな孤独THEロンリネスには一生分からないんだー!!!!
ぼくには彼女がいるだぞ!!! まいったか!!!!!!」

ザイン「知らねぇよ …ふあぁ〜わァ もういいか? ブッ殺すぞ」
ザッザッ

レン「く…来るなら来てみろ!! 避けてやる!!」

ザイン「ふん 避けれるもんなら避けてみろよよ」
ジャキンッ

レン「……!」
チャキキンッ!!!

ザイン「オラーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!」
ズドドドドドドドドォーーーッ!!!!!!!!

ギュオオオオオーーーーーッ!!!!!!!!!


レン「…かかれっ!!」


ザイン「!?」
グニュッ ズッボアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!

《ザインが突然地面な沈んだ》

ザイン「ぐっ!!? まさかテ…テメェ!!!!!!」


レン「これがぼくの狙いだぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッ

347 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 16:07:55 ID:jhRkLcNP
《ザインは穴に嵌まった》

レン(お前が地走りで地面をひっくり返してほぐしてくれたおかげで作れた即席の落とし穴だっ
お前は自分自身で墓穴掘ったのさ!!!!!!)
ピカッ!

ザイン「ぐ…けッ 小癪な真似を!!!!!
だがこんな穴がなんだってんだ!!? 浅すぎて楽々脱出できらぁ!!!!!」
ガッ

ダダッ
レン「いいんだよ お前の動きをたった数秒でも止めただけでも十分その落とし穴は役目を果たした!!!!」

ザイン「!!!!!」

レン「くらえ!!!!! 渾身のッ!!!!!!!………ッ!!」
ビキビキビキッ…!!!!

ギュオォッ!!!!
レン「(今度はッ その顔にぶち込んでやるッッ!!!!!!)
弾丸………ッッッ!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキィッ!!!!!!!!

ザイン「ま…まて!!!! く…くそッ あわてちまって穴から出れね…」

レン「スピトルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュパァァァァァーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


ズドォーーッ!!!!!
ザイン「ぐぼらァッ!!!!!!!!!」

《槍がザインの顔にクリーンヒッツ!!》

348 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 00:06:08 ID:R1lle9vn
ズオオオオオオオッ……!!!!!

ザイン「…………!!!!!!!!!!」
グラァ…ッ!!!

バタァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!
《ザインは顔に槍が突き刺さっまま仰向けに倒れた》


ドンッ!!!!!!

レン「ハァハァ…ハァ…… や…やった…!!!!!」

レン「勝ったんだ…!! あのザィーイドゥヌムデエントスレリィに勝ったんだ!!!!!!!
黒蟻のぼくが…最強の蟻パラポネラを打ち破ったんだ!!!!!!!
愛の大勝利だ!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!

レン「そうだ!!! フーリャンりんを迎えに行かなきゃ!!!!!!
あっ そのまえにぼくの槍をあいつから引き抜かなきゃ」
たたっ!


パキパキパキ… バギョンッ!!!!

レン「え…?!!」

《シャバ僧は驚愕した!!!!!
死んだと思っていたザインが大きく目を見開きこちらを睨んでいたのである…!!!
なんとザインは シャバ僧の弾丸スピトルを歯で受け止めていたのだ!!!!!!!》

ズオオオオオオオ… スック!
ザイン「……ペッ!!!
…この ザイン様が 死んだと 思ったか?」
ギニィィッ

レン「そん…な…っ」

349 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 21:54:06 ID:R1lle9vn
ザイン「カアァーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュカァッ!!!!!!!!

ドズゥゥーーーーーッ!!!!!!!

レン「かはァッ!!!!!!!!!」

《突如猛るザイン!!
ザインの手刀がシャバ僧の喉元を突いた!!》

ヒュー…ヒュー…
レン(い…糸のおかげで助か……ッ)


ガッ!!!!
ザイン「邪 魔 だ ! ! ! ! !」

ビリビリビリィーーーーーーーッ!!!!!!!!

レン「なッ!!!!」

《ザインがレンの体に巻かれた糸をひんむいたぞ》

レン「!!!!!」

ザイン「うははははははははははははははッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッ!!!!!!!!!!

ズブブブッッ!!!!!!!

レン「ッップアァッ!!!!!!!!」

《ザインの手刀がシャバ僧の腹にザックリ!!!》

レン「ああああああああぉーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!」

350 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 23:26:13 ID:R1lle9vn
――― 王の間

バツガイ「オイオイオイッ!!!
いきなりどうしたヨッ!?
ザイールがベリーハーデストクレイジーメンになっちまったゼ!!!!!」

おかず「…ついにキレたか」

バツガイ「…痔ですか?」

おかず「しりではないザーサイのてっぺんだ
ザーサイはとうとうプッツンしたようだな」

バツガイ「あぁそっち…」

ザイン「実力は認めたものの 格下と決め付けていた敵
そんな相手からの危うく命を失いかけた一撃…
ザーサイにとってはこの上なく屈辱的だったのだろう
あやつはもう本気であの蟻を殺す気だ」

バツガイ「今までは本気じゃなかったってのカヨ?」

おかず「あやつは強いが 面倒臭がりな上完全な尻上がりタイプだ
先程まではかなり手を抜いておろう
だが…あやつはキレる事で戦闘のギアが一気にトップギアにまで上がる
そしてそうなったら もはや誰にも止められん…!
敵を肉塊に変えるまでな…!!!」

バツガイ「バ バーサーカーかヨ…!!」


ゴゴゴゴゴゴ

351 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 10:35:26 ID:RNqCXW2x
ザイン「はははははははァーーーーーーーッ!!!!!!!!」

レン「うッ…あァ…!!」
ビチャビチャ…

ザイン「ッオラァァァァァ!!!!!!」
グオッ!! ドシャアアアッッ!!!!!!

レン「あああああぁーーーーーーッ!!!!!!!!!」

《シャバ僧の腹を手刀で刺したまま壁に押し付けるザイン》

メリメリメリメリ…
ザイン「くくくくく…おォ〜〜〜!!?
調子に乗るんじゃあぁねぇぇぞォッ!!!!!!!?
お前ごときその気になれば瞬殺なんだよォッ!!!!!」
ブオオンッ!!!!!

《ザインはシャバ僧を投げ飛ばした》

レン「うわぁぁぁぁぁ……」
ヒューンッ…

ザイン「ギハハーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
ギュンッ

バキーーンッ!!!!!!!!!!!

レン「ぐッあッ!!!!」

《シャバ僧が地面に落下する寸前にザインがキックトスした》

バッ!
ザイン「アタックだ!!!!!!
お前が自分で作った墓穴に落ちちまえ!!!!!!!」
バギャーーンッ!!!!!!

ドゴーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!

《ハルバードで空中のシャバ僧を打ち 穴の中にカップイン!!!!!》

352 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 10:55:55 ID:RNqCXW2x
しゅううううう…

レン「ハァハァッ……!!!
で…デタラメな強さだ…!! あ…あんなの敵いっこない…ッ!」

ドクドクドク…
レン「血が…止まらない……
ザインに刺された所の他…にも……ッ…
糸がなくなったから…ッ」


ザッザッザッ…


レン「くっ…来るッ…!!
はぁはぁ…ダメだッ… これ以上は…っ!!!!!
そ…そうだッ…!」



ザッザッ
ザイン「耐久だけはある蟻だ まだ生きてんだろォォォォォッ?!!!!!」
バッ


しーーーーーん


ザイン「……居ない…?」





ザクザクザクザク
レン「土を掘り進んで緊急脱出だッ…!!
へへへ…このぼく黒蟻の得意技だぞ…
これでなんとか」

ズボァァァァァッ!!!!!!!!!

レン「!!!!!!!!!!!!!」

ザイン「見〜〜つけたぜぇ?
くくくくっ 自分ではなかなかの妙案だと思ったんだろうが 忘れたのか?
このザイン様も 蟻だ」

ガシッ!!!!!!

レン「ぐぅッ!!!!」

ザイン「さぁ…出てこい…楽しもうぜ……」

353 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 11:44:41 ID:RNqCXW2x
――― 外


大魔女「あ〜 あ〜 あ〜 あ〜
ららら〜♪ ら〜ら〜ら〜ら〜〜♪
…こほん うん良好良好
完全に回復したようだわね」


大魔女「…ふぅん そうだわ 体ならしに久々にアレをやってみようかしら
…大魔女式健康体操第一を!
よし シーデーイ モニン メコレ」

ズンチャ ズンチャ
《どこからともなく音楽が》


ズンチャ ズンチャ ズンチャ
大魔女「♪手足ふ〜りふり 体ふ〜りふり おしりふ〜りふり 杖もふ〜りふり
♪今日も始まる大魔女生活 気を抜いたら待つのは死
♪大魔女体操日々の心掛け〜」
《小刻みにジャンプする大魔女 》

大魔女「♪敵が来た!魔力集中虐殺の構え〜」
コオォォ…

《大魔女の体 輝き出す》

大魔女「♪ワン・ツー! ワン・ツー! 爆・殺!爆・殺!
♪バクサーレ!バクサーレ!バクサーレ メ・コ・レ!」

ボボッ…バッグォオォォオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「♪逃げても逃がすな狙ったがさ・い・ご! 私は許さな〜い…
♪キャッチキャッチ キャ〜ッチ!
♪キッコー!キッコー!ミナ キッコー ウーラ メ・コ・レ!」
ガッシィーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「(セリフ)あんた何が狙い? ………
ほう どうしても黙る気なのね いいわ
そっちがその気ならばこちらにも考えがある…
♪愚かなこいつをどうしてくれようか? 答えは簡単拷問しよう!
♪拷問最適0距離砲! ウンコ!ウンコ! ゲリゲロ ウンコ メ・コ・レ!」

ブッチュル…おヴぇえぇえぇあぁあぁぁぁ…ぶちゃあああああぁぁぁーーーーーーッ おぅえっギャボボォゲゲェーーーーーーーーーーッッッ ぶりっぢゅくっ… ガボヂュブリュブィイィィィィィィィィィィーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「…よし ほぐれたわ」

354 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 22:46:36 ID:RNqCXW2x
ぐっぐっ
大魔女「…コンディションはバッチリよ
はやく私もこの部屋に入ってレンに加勢してやらなきゃ
なんか中から戦ってるような音するし」
タッ

ギィィィ〜〜〜〜〜…ガチャッ!!


大魔女「……!」

ドンッ!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


ザイン「くくくくくく……」



《フーリャンが見た光景は巨大な蟻がレンを足蹴にしている場面であった!》


大魔女「……レン!」


レン「……」

ザイン「ん〜〜〜? 誰だぁ?」
ゲシゲシ

大魔女「レンから足を離しなさい!!!!!!
あんた……ッ!!!!」

ザイン「…ほっ?!
てめぇ…マザーだな? やっと来たか
待ちくたびれた 遅すぎだぜ…」
ゲシッ

大魔女「離しなさいっつってるでしょ!!!!!」

ザイン「うるせぇよ!!!!
パラポネの大津波で死んでな!!!!!!!!」
シュパィンシュパイィーーーーーーーーッ!!!!!!!ン

ズオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「…デカイ!!!!!!!」

355 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 23:25:47 ID:RNqCXW2x
ゴゴゴォーーーーンッ…!!!

しゅううううううううう……


ザイン「…うぅん?」


大魔女「……ぐっ!!」
ザリッ…


ザイン「その程度のダメージか…?
そうか 何かしらで防御したんだな 面倒くせぇ!!」
ゲシャッッ!!!!!
《なんとなくシャバ僧を蹴るザイン たまったもんじゃない》

大魔女「やめなさい……!!!!!!!」

ザイン「ふん なんだ?
こいつの事が心配か? 人間と蟻…全く種族の違う2人が随分と絆を結んだようだな
だが安心しろよ こいつはもう
死んだ」

大魔女「嘘つくんじゃないわよザーマスストレート!!!!!!!!!!!!」

ザイン「嘘じゃねぇし ザィーイドゥヌムデエントスレリィだボゲェッ!!!!」

大魔女「レン…レン!!!!!! 起きなさいよ!!!!!!!!
あんたこんな所で…こんな所でダウンしてどうすんのよ!!!!!!!!!」


レン「……」
しーーーーん…


大魔女「…レン!!!!!」

ザッ!!
ザイン「…現実を受け入れられねーってなら叩きのめしてからわからせてやる…
さっさとやろうじゃねぇか… このザイン様…まだまだトップギアだぜぇ!!!!!!!!!!!」
ニィッ

356 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 00:59:38 ID:0klXa/34
ガッシ!!!!!!
《シャバ僧の顔を強く踏み付けてねじねじするザイン》


大魔女「いい加減に…しなさいよ!!!!」
ゴォッ

ザイン「来なよ やめさせたきゃ」
ぐりぐり

大魔女「やめろーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ダダァッッ!

ザイン「ハハハハハッ!!!!!」

大魔女「スーパー焼死パァーーーーーンチッッッ!!!!!!!!!!」
ボボォッ!

ザイン「ははァーーーーッ!!!!!」
バッ

大魔女「ぐッ!!!!!!」
ピタッ

《シャバ僧を盾にされ動揺し一瞬動きを止めるフーリャン!
ザインはそれを見逃さなかった!!》

ザイン「甘ぇんだよーーーーーーーッ!!!!!!!」
ブゥンッ!!!!

ドコーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!

《ザインは持ったシャバ僧で大魔女に攻撃した!!!!》

大魔女「くゥアッ!!!!」
グラリ!

グルンッ!!!!
ザイン「オラよ!!!!!!!!!」

ババギョオォーーーーーーーーンッ!!!!!!!!

大魔女「くゥッああああぁ!!!!!!!!!」


《倒れかかるフーリャンにザインは強烈な回しゲリをお見舞いした!!》

357 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 01:35:24 ID:0klXa/34
ガコココ…

大魔女「……ぬぐぐッ…!」

ザイン「こんなメスがイクティスをやったなんて信じらんねーな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

大魔女(つ…強い!! …こいつッ…!)

大魔女(パワーは最初に戦ったカブト野郎の方がやばかったけど
戦闘のセンスはこいつは今までのどいつよりもずば抜けている!!
そして何よりその容赦のなさ!!!!!
殺す事だけを目的としている完全なる殺人マシーンだわッ…!!!!
こういう相手が一番ヤバいのよね…!!)

大魔女「…くそ…!」

ザイン「どうした どうしたよ? ん?」
ブーラブーラ

《ザインは見せ付けるようにシャバ僧をブラブラさせている》

大魔女「……あぁッ!!」
ザザァッ!!
《立ち上がる大魔女》

ザイン「どいつもこいつも無理ばっかしやがるなぁ」
ポーイ ドチャアッ

《ザインはシャバ僧を投げ捨てたぞ》

ザイン「頑張るなよ 無駄だからよ…」
ずおおお…

358 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 02:24:59 ID:0klXa/34
ゼェゼェ…
大魔女(…バッチリコンディションが一気に逆戻りよ…
今度こそ…ヤバい…のかしら…)

ザイン「ふふ その様子じゃ次はないな
覚悟をしろよ …おーそうだ
最後に言いたい事はないか?」

大魔女「………」

ザイン「…なんだ? なにもねーのかぁ?」

大魔女「…あんたなんかに言うような事なんてないわ!」

ザイン「あんだと?」

大魔女「………レン …あんた死ぬんじゃないわよ… 分かってるわね…!」

ザイン「…は? 馬鹿かよ こいつはもう死んでる
死んでる奴に死ぬなとはこれいかなジョークだぁ?」

大魔女「……うるさい…あんたとは話してない…」

ピクッ
ザイン「……ふあははは…可愛いげのねぇメスが…
ミンチにしてやるよ…」
ザッ…





サクッ!!





ザイン「…あ?」


大魔女「…!」

359 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 03:05:36 ID:0klXa/34
ザイン「て…てめ…ぇ……」

レン「ヒュー…ヒュー…」
ドンッ!!!!!!!!


大魔女「レン!!!!!!!」

《なんと死んだと思われていたシャバ僧が立ち上がった
そして力無くザインの背中に槍を突き立てた…
その顔は虚ろである…》


ザイン「ど…どう…いう事だ… 呼吸は完全に止まっていたハズ…!!!!!」

レン「ヒュー……ヒュー……」

ザイン(今まで仮死状態だったのか!? そして今 復活した…?!!)


大魔女「レン………」


レン「ヒュー…ヒュー…」
ボー…

ザイン「…だがいつ死んでもおかしくねぇなこりゃ……
このザイン様がトドメを刺すまでもねぇ
…離しやがれ!!!!」
ぐっ!!!! ……

ザイン「…!? おい…! てめぇ…!!
離せっつってるだろうがオラァーーーーーーッ!!!!!!」
ググググググッ…!!!

レン「…ヒューー……… ヒュー………」

ゾクッ
ザイン「(ぬ…抜けねぇ…! こ…こいつ…!!!)
離さねぇかクソチビの死にぞこないがああああああーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
グギュオオオオッ!!!!


「ありがとう レン」


ピタッ
ザイン「……ハッ!!!!」
バッ!!

ボボボ…ッ
大魔女「スーパー…大火山…」
ブオォッ

ザイン「ま…待て!!!!!!」

大魔女「大噴火パァーーーーーーーーーーーーーーーーンチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドォーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ザイン「パラポギニャアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

360 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 13:12:28 ID:0klXa/34
ゴポッ!!!!
ザイン「ぼごぼォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」
ゴポゴポゴポッ!!

ザイン「デベェ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!
ボレガァァァアッ ボレガゴンナドゴロデベェ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」

ボッゴォッ ジュオオオオ!!!!!
ザイン「オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ジュバアアアアアァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!

《ザインは全身から炎を噴き上がらせながら死んだ》


メラメラメラ…

レン「……」

大魔女「レン 終わったわよ… あんたのおかげで倒せたわよ…」

レン「……」
ニコッ ドサァッ

大魔女「レン!!!」

レン「…………」

大魔女「死ぬんじゃないわよレン!
分かってるでしょ? あんたを待っている奴らがいるのよ」

ピクッ
レン「……」

ぱくぱく…
レン「……み…んな… 女王蟻様………
……シー…ちゃ…ん……… …」
かくっ… ポックリ


《レンは死んだ…》

361 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 13:31:46 ID:RZrtDW1e
死んだ……だと……

362 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 13:38:40 ID:0klXa/34
――― 第7の間『死輝の部屋』


ドキッ!!
シグ「……!!!!」


ドキドキドキ
シグ「…動悸が止まらないです…?」
ドキドキドキドキ…


ドクンッ!
シグ「!! ま…まさか………」



シグ「私って不整脈です?」
ドキドキ…



シグ「………」




シグ(レンたん早く戻って来ないかな…)




ドキドキドキドキドキドキ…
シグ「…」

363 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 17:07:30 ID:0klXa/34
大魔女「………」

なで…

レン「……」
ポックリ

大魔女「………」
キッ!!
スック!

大魔女「部屋はあと…2つ!!」
ゴオオッ!!!!



――― 王の間

バツガイ「う…うあーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!
ザリザリまでやられちまっターーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

おかず「馬鹿な…」

バツガイ「もう駄目だーーーーーーーッ!!!!!!!
誰もマザーを止められないんだヨーーーーーーーッ!!!!!!」

おかず「バツガイ」

バツガイ「俺は嫌だヨ!!!!!!!
絶対戦わネ!!!!!!! テコでも動かネ!!!!!!!!
十虫剥奪されてもいいヨ!!!!!!!
そもそも虫じゃねーシ俺!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

おかず「落ち着け!!!!!」

バツガイ「落ち着いてられるかヨ!!!!!
死ぬかもしんねんだヨ!!!!!?
え!!!!? 俺死ぬの!!!!!!!?
いやああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

おかず「落ち着けーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
プルリン カッ!!

バツガイ「ビクッ!」

おかず「落ち着けーーーーー!!!!!!!!!!
落ち着かんかバカモノーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
プルプル

ブルリブルッ ベチャッ!!
おかず「落ち着けったら落ち着けェーーーーーーーッ!!!!!!!!!
冷静になれ深呼吸をして落ち着くのだーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルンブルンブルンブルンッ!!!!!

バツガイ「分かった ごめん
だから落ち着いてリーダー」

364 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 18:01:23 ID:RZrtDW1e
残り役立たずしかいねえw

365 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 19:44:51 ID:0klXa/34
おかず「バツガイよ わしは貴様を十虫から外すつもりはない
そして次…第9の間『どうでもいい部屋』を守るのは貴様だ!」

バツガイ「うぅ… 無理だよ… 死亡確定ダ…
俺なんてただ可愛いだけで実力は十虫最弱の雑魚なんだゼ…」
ポロポロポロ…

おかず「―――このわしが 貴様を可愛さだけで十虫に選んだと思うか?」

バツガイ「え…?
それは一体どういう事なんダイ…?」

おかず「それはだな……アレだ…
わしは貴様を一目見たときから貴様の中に眠るアレを直感的なアレで感じ取ったのだ…
貴様は実は凄くアレで隠されたアレがアレになるとアレなのだ
とりあえずアレだ… 貴様は本当の自分のアレに気づいていないアレなのだ…うん」

バツガイ「つまり…俺にはまだ隠された力があると…?」

おかず「うむ そういうアレだ…」

バツガイ「知らなかった… 知らなかった……」

おかず「自信を持て そしてマザーに立ち向かうのだ
十虫の一人として…!! これまでに倒れていった同志達のためにも…!!!」

バツガイ「………ぬぬぬ〜〜ッ…!
リーダー…なんだか漲って来ましたゼ!!!!!!!」

おかず「うむ その意気だ!!!!!!
マザーは手負いの上に蟻を失ったショックもあろう!!!!
勝機は十分ある!!!!!!!!!」

バツガイ「そうだ!!!!!
俺ならやれる!!!!!!
うおおおおお!!!!! リーダー!!!!!!! 王様!!!!!!!!!
ちょっくら行って来ますゼ!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!

おかず「行ってこい!!!!!!!!」


ギィィィッ ガチャ――――ン!!!!!!






おかず「……フーー…
………あいつ死んだな…」


ワリムツ「……」
ずーん…

366 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 20:53:58 ID:0klXa/34
ドドドドドドドドドドッ!!!!!
大魔女「はあああああああああーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

《疾走するフーリャン》


大魔女「部屋はあと…2つ!!!!!!
それを越えればゴキ王の元にたどり着く!!!!!!!!」
ダダダダダッ!!!!!!!!!


ドドンッ!!!!!!!!!


大魔女「見えた!! 次の扉が…!!!!!!
このまま突っ切るわ!!!!!!!!!!!!」
ギュオォーーーーーーッ!!!!!


ドダァーーーーーーンッ!!!!!!!!


バンッ!!!!!!!
バツガイ「よぉく来たネ!!!!!! マザー!!!!!!!!!!
俺は十虫が一人!!!! そして十虫一のキューティングファイター!!!!!!!!!!
お前に俺の隠された真の力を見せてやるゼ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドッ!!
大魔女「哺乳類じゃねぇかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズドドゴォーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

バツガイ「フンボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドチャアッ!


《バツガイ 撃破》

367 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 22:09:16 ID:0klXa/34
――― “王都への道” 最後の間『真実の部屋』


おかず「…バツガイがやられたか……予想より早かったな…
だがこちらの準備は出来た…!」


ドドンッ!!!!!!
ぐつぐつぐつぐつ…

《そこは煮えたぎるマグマに囲まれた部屋だった!!》


おかず「この部屋はわしによるわしのための部屋よ!!!!!
この部屋の中では200%の実力を発揮出来るのだ!!!!!!!!
十虫がリーダー おかずの実力…マザーに思う存分に“味わわせて”やる!!!!!!!!」



バターーーーーーンッ!!!!!!!!


大魔女「ほあああーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
どーんっ!


おかず「来いマザアアアアアアアーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「生物ですらねーじゃねーかーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドシャーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101005/795080

おかず「バレたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴァァァァァッ!!!!!!!!


《おかず 撃破
全十虫撃破 『王都への道』攻略!!!》

368 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 22:20:07 ID:RZrtDW1e
案の定弱えwww

369 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 00:45:11 ID:BURawrx1
ゴオオオオオオオオオッ……

大魔女「ハァハァハァ……」


ドォォォォォォォォーーーーーン……!!

【これより先 王の間につき立入禁止
入ったら罰金32億兆円】


大魔女「…………」



部屋の中から「ついにわらの場所にまで来たのだな…
ここまでご苦労である…」


大魔女「…ゴキ王……!!!」

ゴオオオオオオ…


部屋の中から「どうした… 中に入ってこぬのか…」


大魔女「……ふ ちょっとばかし猶予をあげてんのよ
あんたに…首を洗う猶予をね」


部屋の中から「ふぁはははは…相変わらずよく言う口だ だが安心するがよい
ワらの首はいつも桃の香りがするほど綺麗ぞ… これぞ王のたしなみである」


大魔女「それは良かったわ
それならすぐにでも首を取れる… …あんた覚悟なさいよ…」
ギィ…


イィィィ…


ビュッ!!!!
ワリムツ「ぬうん!!!!!!!」

大魔女「!」
バッ!

370 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 11:30:14 ID:BURawrx1
《部屋に入ったら頭上からゴキブリがダイブしてきた
さぶいぼ》


ワリムツ「歓迎するぞよ!!!!!!!」
ビュッ!!!

大魔女「むっ!!!」

ビュオォーンッ!!
ドガガッ!!!!

大魔女「ッハァッ!!!!」
グルンッ!!!!

ワリムツ「ほう!!!」
ザザザーーーーッ!!!!!

《↑落下攻撃をしてきたゴキブリをフーリャンが受け流したんだ》


ワリムツ「やるではないか」

大魔女「…やっと会えたわね… 会いたかったわ」

ワリムツ「ふぁふぁ… おなごにそんな事を言われるとなかなか嬉しいものである」

大魔女「私はあの時とはもう違う!!!!
ぶちのめしてやる!!!!!!」
ダッ

ワリムツ「そなたにワらの動きが追えるのか?」
ヒュンッ!!

大魔女「!!」


カサカサカサカサカサカサカサカサーーーーーーーッ!!!!!!
《すごい気持ち悪いスピードで動き回るゴキブリ》


ワリムツ「漆黒舞踏!! あの時そなたがまったく手も足も出なかった技である!」

大魔女「……」

大魔女「…韋駄天足!!」
ヒュルルルッ! ビュンッッ!!!


カサカサカサカサカサカサカサカサッ!!!!

ヒュヒュンッ ガシッ!!!

ワリムツ「な…なんと!!?」

大魔女「あの時の私とは違うって…言ったでしょう!!!!」

ドシャシャーーーーーーーッ!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

371 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 11:34:41 ID:FfASqgq2
なんという使い回し臭www

372 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 11:42:56 ID:creOve9U
なにげに前よりちょっとずつ絵うまくなってるよなw

373 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 12:26:28 ID:BURawrx1
ワリムツ「ぬ…速い…これほどとは… だがワらのスピードもまだまだ上がる!!」
ギュンッ!!!

ガッ!

大魔女「無駄ァッ!!!!!!!!」
ドゴシャアーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

ワリムツ「ぐおっ… まだである!!!!」
ギュンッ!!!

ガッ

大魔女「無ッ駄ァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴシャアーーーー!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

ワリムツ「ぞべらーーーーーー!!!!!!!!!」

大魔女「無駄ったら!!!!!!!」

ガッ

ドゴシャアーーーーーー!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

ワリムツ「ブーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」

大魔女「無駄なのよーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」

ガッ

ドゴシャアーーーーーーー!!!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

ワリムツ「ごぎゃーーーーーッ!!!!!!」

大魔女「何度言ったら」

ガッ

ドゴシャアーーーーーーーー!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

ワリムツ「コーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「分かるのよーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ!!!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/440990

ワリムツ「こぽォォォォォォォ…」

ガッ

大魔女「どオラーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

ドゴシャアーーーーー!!!!!!!
http://imepita.jp/20101006/412480

374 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 12:29:17 ID:creOve9U
弱すぎw

375 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 13:16:44 ID:FfASqgq2
中性洗剤でも召喚すりゃ一発で死にそうだw

376 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 13:51:42 ID:BURawrx1
ワリムツ「ゼェ…ハァ… ゼェ…ハァ…」

大魔女「快感だわ あん時大口叩いてたあんたをいたぶるのは…」

ワリムツ「……くっ…」
フラフラ…

ボフムッ…
《玉座に座るゴキブリ》

ワリムツ「ハァ…ふぅ…ハァ……股間が痺れるぞ…」

大魔女「あら? もうかかってこないの?」

ワリムツ「……これ以上やってもワらの力ではそなたにはもう勝てん…
分かりきったことである…
ここまで十虫を倒してきたそなたにワらが敵う道理がどこにあろう…」

大魔女「…随分潔いわね
まぁいいわ なら今すぐにあんたの首をチョキってやるわ
でもゴキブリは首が無くなっても生きられるらしいから首をチョキった後に全身みじん切りにするけど」
シャキーン

ワリムツ「……それは断る…」

大魔女「? あら 潔いと思ったけどやっぱり命が惜しいのね
じゃあどうすんの? また私に挑む?」

ワリムツ「“ワらだけでは”戦わん…
そなたの相手をするのは… ワらとこやつだ!!」
パチンッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



大魔女「!?」

377 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 15:34:00 ID:BURawrx1
ズズズズズズ…ッ


大魔女「地響きッ……!!!」


ワリムツ「ワらはこの超真虫の帝国の王…
ワらは負けるわけにはいかぬのである…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!


大魔女(…嫌な予感がするっ!!!
早く奴をアレさないと…ッ!!!!!!)
ダダッ!!

ヒュルルンッ
大魔女「スーパーギロチンチョップ…ッ」


ドオオオオオオオオオッ!!!!!!

ワリムツ「にやり」


ドゴガガアーーーーーーーンッ!!!!!!!

大魔女「なッ!!!?」

《ゴキブリの前の床からなんかとてつもなくでかいのが出てきた》

大魔女「…腕!!!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズゴゴゴゴゴ… ズゴオーーーーーーンッ!!!!!!

ピピ… キュインキュイン… ピピピッ!!!
シューコーコー…


大魔女「なっ…これ… ロ…ロボォッ!!!!!!?」


ドーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!

ワリムツ「これがこの帝国の最終兵器…
超機甲虫『バベルドン』だ!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!

378 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 19:25:01 ID:BURawrx1
ドーーーーーーーン!!!!!!


《現れたロボットは 体高10mの巨体で頭には2つのハサミ状の角 そしてもう一本太くて大きな角を備え
更に触角のようなものを装着し 目の部分は複眼で 口はくちばしの様になっていてそこに並ぶ牙は鋭い
耳の部分はパラボラアンテナのようになっている
体は蛇のように長くしなやかで 手が無数に取り付けられておりそれぞれが槍のような武器を握りしめている
背中にはたくさんのトゲが付いていて それだけでなく蝶のように美しい羽まである
で 長い体の先には茶碗蒸しのカップが嵌められており そから猛毒に濡れた毒針が顔を覗かせている
この巨体を支える足は太く筋肉質で妙に人間味があふれておりすね毛まで生えていた
そしてロボットの腹には『冷暖房完備』という文字がナイスに書かれていた》



大魔女「詰め込みすぎじゃないの!!!!!!!?」


ワリムツ「ふぁふぁふぁ… 全ての超真虫の良い部分を参考にして作ったのである
外でそなたらも見た大機甲虫ムシャ丸と比べると大きさは小さいが 全ての能力がアレの数十倍を上回る!!!
この帝国の持つ技術の粋を集めて作り出されたまさしく正真正銘の秘密兵器なのである!!!!!
さてそなた…ワららに勝てるか…!!!?」
ドンッ!!!!


大魔女「……」

379 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 19:33:23 ID:creOve9U
これはひどいw

380 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 19:43:05 ID:FfASqgq2
おかずのよい部分ってカップなのかw
というかカップって事はアイツ、市販品だったのね……

381 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 21:32:19 ID:BURawrx1
そのころのねこ…《>>194の続き》


ねこの闘いのあらすじ
《人さらいに捕らえられた人達と共に牢から脱出したねこ
出口近くでつるてんぐに邪魔されるがそれを難無く撃破
そしたら今度は人さらい集団のボス たましいが立ちはだかったのである!》


たましい「猫娘ちゃん まずはお前の忍術…見せてくれよ」


男「ミミズ先生ェファイトーーーーー!!!!!!!!!
やれやれやっちまえーーーーー!!!!!!!!!!!!」

女「うるさいなぁ…」


ねこ「…それならお言葉に甘えさせてもらうよぅ!」
バッ

ねこ「にゃん必殺の白玉手裏剣!!」
ヒュバァッ!!!!

ボフフンッ!!!!!

たましい「むっ 煙玉か 雲隠れの術か
おいおい――――」


ヒュッ!


たましい「影が見えてんぜ」
カカッ

ザクーーーーーーッ!!!!

たましい「こんな初歩的な忍術が俺に通じると…ん?」

ドンッ!!!!
《木だった》

たましい「変わり身か…」


ズオオオオオッ!!!
ねこ「にゃん膝バクダンーーーーーッ!!!!!!」

ドガーーーーーーーンッ!!!!!!!!!

《たましいの頭にねこが膝から落ちてきた》

382 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 23:29:57 ID:BURawrx1
ビリッ!!!
ねこ「にゃいたッ… こ…これは…!」

ドンッ!!!!!

ねこ「て…鉄人形っ!!?」


たましい「変わり身だぜ〜」
ヒューンッ

ねこ「!!?」




――― 煙の外


男「ぬうぅ〜〜…一体煙の中では何が…!!
くそっ…無性にモジモジしちまう… 腹痛くなってきたぜ…
なんだかお尻の辺りが緊張を初め無意識に口から“イ゙ーイ゙ー”と言葉がもれる…
もれる…ハッ!!! …めっちゃウンコしてぇ…」

女「さっさと野グソしてきたらいいと思うよ」

バンダニスト「あ! 煙が晴れてきたぞ!!」


もわぁ〜〜〜ん…


バンッ!!!!!!!
エンダーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「……ぐっ…」




男「な…なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
まるで船の先頭で風になっているようなポジショニングになっているぞ!!!!!!!!!!!!!!!
一体煙の中で何が!!!!!?」



ねこ「んにゃあ…体が言う事を聞かない…」

たましい「かかかか…」

383 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/07(木) 00:24:40 ID:eVRfcGsQ
ピクピクピク
ねこ(こ…これはあの時と同じ…!
この人に触られると突然体が動かなくなるんだぁ…!!!
つーかこのカッコ何!?)

たましい「雲隠れと変わり身のコンボかぁ…なかなか面白かったぜ〜
でもそれじゃあ俺は倒せん…」
ポンポン

ジリリッ!!
ねこ「…っ!!!」

たましい「はは…見事にかかったな
…なぁおい『魔ツボの術』って知ってっか
今お前がかかってるのはまさにそれさ」

ねこ「…!
(魔ツボの術!!? 人の特殊なツボを押して動きを止める超難易忍術!!
爆臭の術といいこの人…一体何者なの!!?)」

たましい「ツボをおさえたお前は何も出来ないぜ
だから 俺がお前に何をしよーと抗えないのさ…」
ス…




男「うぅおおおおおーーーーーーーーんッ!!!!!!!!!!!!!
エロやべぇッ!!!!! 俺の記憶に録画開始!!!!!!!!!!!!!!!」

女「いい加減ブッ殺すぞテメェ」



ねこ「や…やめにゃれ〜〜〜〜ッ!!!!!
スウゥーーーーーーーッ…」

たましい「…おう?」

ねこ「あ゙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビギャギャギャーーーーーッ!!!!!

384 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/07(木) 01:03:43 ID:eVRfcGsQ
ビュゴーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!



耳がいい人「ぎょあああああーーーーーーーーーーッ!!!!!!
うっせーーーー!!!!!!!!!」



ザザッ…
たましい「…こいつぁー…爆音の術…!
口の中に身体エネルギーを含ませそこに声を反響させ 爆音にして外へ出す素敵忍術…
離れるのが遅かったら鼓膜が破裂するところだ…!
なかなか出来るもんじゃねーのにな…おもしれー
…だが」


ピクピクピクッ
ねこ「うぅ〜〜〜にゃっ…!!
ツボ圧されて体が動かしづらいよぅ〜〜…
魔ツボの術か… …それなら…確か…!」
ウネラウネラ


たましい「む?」


ブルブルブル…
ねこ「ぬぅにゃ〜〜…こ……ここ…!!
……ふん!」

ポチッ!
《ねこは自分の脇腹あたりをおした》

フッ…
ねこ「! ら…楽になった…!
魔ツボの術抜け…成功…!」
バンッ!


たましい「! …こりゃ驚きだ…
自分で自分のツボを押して魔ツボの術から解放しやがった…!」

385 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/07(木) 13:11:41 ID:eVRfcGsQ
たましい「すげーじゃねぇか 魔ツボの術を破るなんて」

ねこ「魔ツボの術は要注意忍術に指定されてるから術から逃れる方法を教えられてたんだよぅ…!!」

たましい「へぇ…?」


ねこ「…うぅぅ… それでもあの人に触られるのは危険だよぅ…
それなら…遠距離攻撃に徹底するよぅ!!!」
ギラッ

ねこ「にゃん必殺の手裏剣乱舞にゃんにゃん祭!!!
まずはノーマル手裏剣だよぅ!!!!!」
ヒュンッッ!!!!!

たましい「むっ?」
さっ

ねこ「十字手裏剣!!!!」
ババヒューッ!!!

たましい「おっと」
ぐる〜ん

ねこ「雨手裏剣!!!!」
ブワッ

ザザザザーーーッ!!!!

たましい「あぶねぇあぶねぇ」
ヒュンヒュン

ねこ「石手裏剣ーーーー!!!!!!!!」
ヒュンッ

たましい「普通の石じゃねぇか」
ささっ

ねこ「222ポンドの鉄球手裏剣!!!!」
ゴロゴロゴローッ!!!!

たましい「もう手裏剣じゃなくね?」
する〜ッ

ねこ「手裏剣を一杯投げる手裏剣!!!!!!!」
ブワブワブワブワブワブワッ!!!!!!!!!

たましい「数撃ちゃ当たるは俺にゃ通じないぜ猫娘ちゃん!」
サササササササササッ!!!!!

ねこ「わぁっ 上半身だけ動かしてみんな避けてるよぅ!!!!!」

386 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/07(木) 22:40:38 ID:eVRfcGsQ
ねこ「ハァ…ハァ… なんて反応…!
全ッ然当たらなかったよぅ…」

たましい「ははははっ 俺ほどの男を射止めるには少々骨が折れるぜ!」
キランッ

ねこ「んにゃ〜〜…」

たましい「ん? なんだおい もう弾切れか?」

ねこ「………んにゃ〜…
まだ…ある! それも…とびっきりのとっておき手裏剣が…!」
ドンッ!

たましい「…! …ほう…
興味深いな……」

ねこ「見たい?」

たましい「うん 見たい」

ねこ「じゃあ見せたげるよぅ!!
にゃんが“秘術書”から得た最強の手裏剣忍術!!!!!」
ドーンッ!!!

たましい「…最強とは大きく出たもんだねぇ」
にやり





男「…分かった!!!!」
カッ

女「な なにが?」

男「ミミズ先生の秘術とやらさ…!
分かったぞ…!!」

女「それは一体…?!」

男「脱ぐ→投げる これだろ!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!

女「お前は何を言っているんだ…」

387 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 00:03:42 ID:ebKUI6JE
ねこ「……ハッ!!」
グッ…

《ねこは腰を低く構え なんか両手をゆっくりと近づけていった
まるで気功ビームを撃つかのようなポーズである》

ねこ「…はああああぁぁぁッッ」
ギュギュギュギュギュッ…

《ねこが両手を近づけていくと なにか…フーセンをキュッキュしたような異様な音が響き渡る…》

キイィーーーーーーンッ!!!!!!!

《音が変わった
とりあえずうるさい音だ》


たましい「アレは…」


《たましいはねこの両手の中の違和感に気づいた…》

タラタラ
ねこ「…はぁーーーーーーー!!!!!!!!」
ギュラギュラギュラギュラッ!!!!!!

《ねこは両手を激しく動かし始める!》

ねこ「んにゃってらーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ぐるぐるぐるーッ!!!!!!!

《続いてアホみたいにその場で回転し出すねこ!
そしたらねこの両手の間に何かが生まれた!!
それは空気の揺らぎのような不可視の渦!!!》

ねこ「ここだーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
カッ!

《ねこはそこへとっさに手裏剣を添える
すると手裏剣は不可視の渦を纏い…! 》


ねこ「出来た!!!
これがにゃん奥義の“音速手裏剣”!!!!!!!」
バァーーーンッ!!!!!!!!



みんな『えーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガガーーン!!

388 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:23:11 ID:ebKUI6JE
おっさん「え? 何? ヘンペーソク? …悪かったなコンチクショーーーッ!!!」

男「いや 違うから
音速だよ!!!! あの手裏剣は音速を纏った手裏剣なんだ!!!!」

女「音速を纏うってお前は何を言っているんだ…」



ヒュルヒュルヒュル…
ねこ「…どう!!?」
ばーんッ!

たましい「いやどうって… “あぁ…”としか…」

ねこ「にゃひひっ 半信半疑だねぇ
でもそう言ってられるのも幕の内! いや今のうち!!!!!
刮目しちゃってよぅ!! この…威力!!!」
バッ!!!

たましい「ぬ!」

ねこ「たーーーーーッ!!!!!!」
ビュンッ!!


ドドドドドドドド…

《ねこの手を離れた瞬間 抑えていた音速の渦が一気に解放された!!!!!!》

キュンッ…ーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!


ブブォオォーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシッシャアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャアンキャアンハリポドンナミダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーームッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



みんな『うわたぁーーーーーーっっ!!!!!!!!』

389 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 05:45:16 ID:ebKUI6JE
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!
ギューーーーーーーーーンッ!!!

男「うわーーーっ すげい衝撃波だーーーッ!!!!」

ちぢれ「崩れそうだってのにこんなんやめてくれーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」

ミミ美「…」




ドドドドドド…
ガラガラガラガラッ…

たましい「…直撃は避けたが…音速の手裏剣が起こすソニックブームで見事に吹っ飛ばされちまったぜ…!!」

ねこ「すごいでしょ!!」

たましい「あぁすげー いまだかつてない手裏剣技に俺の体もボロボロだ
こんなデタラメな忍術が記された秘術書ってのは一体どんのなんだい?」

ねこ「にゃひひひ 出血大サービス!
教えてあげるよぅ!!
にゃんの秘術書ってのは…これ!!!!」
バッ!!!


たましい「!!!! ……ん?」



バァーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!

【よいこの にんじゃひっさつわざだいぜんしゅう】




みんな『えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブーーッ

390 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 08:14:30 ID:ebKUI6JE
ペラ…


よいこの にんじゃひっさつわざだいぜんしゅう!
おんそくしゅりけんをマスターしよう!

かいせつ
みんな おんそくしゅりけんってしっているかい?
おんそくとはおとがはしるはやさなんだよ
とてもはやいんだ しんかんせんもごぼうぬき
こんなすごいおんそくをしゅりけんにつけれたらすごいよね
これをみればみんなそれができるぞ
きょうからみんなもおんそくにんじゃだ!
Let's Sonic!

1.まず両手を合わせ手の中に真空をつくります
2.出来た真空をこねくり回します
 パンをこねるようにやっていてはダメです スピードが必要です
  速すぎて手の動きがスローモーションに見えるくらいのスピードでこねましょう
3.真空がいい具合に渦を巻きはじめたら即座にその場で回転しましょう
  時速800kmくらいで回転しないとダメです
4.すると真空が完全に渦巻きます これが音速渦です
  そこに手裏剣を当てましょう
  音速渦が手裏剣に纏わり付いたら完成です





男「1の時点で無理じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!


ペラペラペラ… パラ…
【この本はフィクションです
絶対に真似出来ないので真似しないで下さい(苦笑)】



男「ミミズ先生すげーな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

391 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 11:50:09 ID:ebKUI6JE
たましい「はっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!
はーはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!」


ダボ「笑ってら…」

チャボ「そりゃ笑うしかねぇだら…」


たましい「くっくっくっく… ガキの本が秘術書とは…!
お前本当に面白い子だな!!!!」

ねこ「いやぁ///」



男「バカにされてるんだと思うぞ…」


たましい「バカにする? とんでもない!!
俺はむしろ関心してるね こんなフザけたのを実践し実際に実現させちまったんだ!
素晴らしい忍者センスの持ち主だと思うぜ」

ねこ「いやぁ〜////」

たましい「だが」
よろり…


ザッザッ…
たましい「そのセンスに お前の身体が付いていけてないようだな
今のお前…平然としているようだが…」


ねこ「うっ…」
ザッ…

ビリリッ!!


ニヤリ
たましい「やっぱり音速手裏剣の反動だな
無茶はすんじゃねーよ〜」

392 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 22:01:08 ID:ebKUI6JE
ねこ「んにゃにゃ〜〜ッ…!」
ビギギギッ

ザッ…ザッ…
たましい「はは…なんだ 俺よりダメージが多いんじゃねぇ?
当たれば一撃必殺の恐ろしい忍術だが…使い時を見誤ったな
俺の体力が少なかったら直撃で当てられたはずだ」

ねこ「……にゃ…にゃんとも…!」

たましい「じゃあ次はこっちの番な
猫娘ちゃんよぉお前… 忍者ならこの忍術は知ってるかい?」
す〜〜〜〜…


ピクピク…
ねこ「にゃ…にゃふー… 音速手裏剣の反動も直ったかな…」



おまる氏「ミミズはん!!!!!!!!!!!
あぶねーでおまっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ねこ「!?」


たましい「ブフゥーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボアアアァーーーーーッ!!!!!!!!



男「火を吐きやがったああああああ!!!!!!!!!」



ねこ「あやーーーーーーーッ!!」

メラメラメラメラ…

393 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 23:47:01 ID:ebKUI6JE
ねこ「にゃーーーーーーーッ!!!!!!」
ズザザーッ

ボアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!



驚き男「んなっんなななななをななんなぁなぁなぁにゃあああああああああッ!!!!!!!!!!
火を口から出したぼっぼぼーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ガキ「炎術師(パイロマスター)か……」

団長「うちのサーカスにこないかい!?」



ねこ「ひ…火を口から吐き出すなんて!!?
どんなトリック!? 口の中に火炎放射器でも仕込んでんの!?」

たましい「なぁ〜んだぁ? 最近の若い忍者は『氣色の術』も知らねぇの?」

ねこ「氣色の術…!?」

たましい「忍者の歴史の古くから伝わる由緒正しき忍術だよ
自分のイメージだけで気(身体エネルギー)をあらゆる性質に変化させるんだ
今のも単純に 俺の口の中に集めた気をイメージで炎に変化させて吐き出しただけのことだ」

ねこ「えーーーーっ なんかめっちゃ簡単そうに言う!!!!!!!!!!」
ズーン!!

394 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 21:26:11 ID:Le/jZDxO
ねこ「そ…そんな素敵忍術があるなんてにゃん知らなかったよぅ!!!!!
ていうかそれもう忍術というか魔法の域じゃないのぅ!?」

たましい「…お前こんなこともしらねーの?
魔法の起源ってのは…忍者にあんのよ!!!!!」

ねこ「えーーーーーーっ!!!!!?」



〜〜〜 忍者と魔法 〜〜〜

忍者の歴史は古い
忍者の始まりは約3000年前の 魔法使いが世を支配していた時代よりも以前…
世界中で力をもった国々がひしめいていた10000年前の『絶対支配制』の時代である
忍者はそんな時代に暗躍した影の者
国からの命によりスパイから暗殺 プロレス興行など様々な裏の仕事をこなしていた
忍者の存在は現在に比べると大きく 『強い忍を持った国が天下を取る』 と言われていたほどである…

――

過去現在に例外なく 忍者は常人を遥かに超える身体能力を持ち “忍術”と呼ばれるもの使いこなす
“忍術”とは忍者が持つ高い身体能力をフルに活かした技である
それは壁を綱なしで登ったり 空を滑空したり 鼻フックバンジーしたり おならを無臭無音でしたり様々
とりあえずすごい

だが10000年前の忍者達は更にすごい忍術を使いこなしていたという
それは『氣色の術』という忍術である
これは 圧倒的な妄そ…想像力で身体エネルギーを様々なものに変化させるというすごい忍術だ
この忍術を使えば火のない場所で炎を出したり 何もない所に水を作り出す事もできるという
かつての忍者達は この忍術を用い 派手な忍術合戦を繰り広げたとされる

そして この『氣色の術』に目をつけた者達もいた
それは 魔力を持つ者達だ
その時代 彼らは魔法使いという存在ではなかった ただ変な力を持った人達でしかなかったのだ
そんな彼らは “気をあらゆるものに変化させる技”を魔力でも応用出来ないかと考えた
で なんやかんやの試行錯誤の末に生まれたのが魔法である
魔法の誕生により魔力を持つ者達は魔法使いと呼ばれるようになり 世の中で存在感が増した
そしてついには 魔法を使い地上を支配しはじめたのだ
これが『絶対支配制時代』の終わりと 『魔法使い達の恐怖支配の時代』の始まりである

それによって忍者達は人々から非難を浴びることとなった
『お前らのせいで魔法使いなんかが生まれた』 『ネクラ』 『死ね』
忍者達に対する迫害は日に日に増して行き 忍者達の肩身は一気に狭まった
そして『俺達は今まで影でお前らを支えてきたのにこの仕打ちはひどい Fuck』
と 言い残し一人…また一人と忍者から退職していったという…
そのため 現在では忍者は数えるほど(1000人くらい)しかいない

               ※十栄社発行 『NURUPO』より抜粋

395 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 23:14:05 ID:Le/jZDxO
ポカーン…
ねこ「そーだったんだ…」
ペラペラ…

たましい「情けね!!!!!
最近の若いもんはそんなこともしらねーわけ!!!!?」

ねこ「そう言われてもにゃんはただの職業忍者だし…」

たましい「それならお前にも上司…っつか師匠かなんかいるだろ?
そいつからそんな話一つも聞いてねーわけ?
せっかく才能はあるのに氣色も教えられてないなんてよ お前の上司は何やってんだよ…」

ねこ「うにゃー…」

たましい「ていうかお前どこ所属の忍者だ?
何のためにここに来たんだ?」

ねこ「あ…あなたには関係ないよぅ!!!!」

たましい「ふーん…
……お前ねこっつったっけか…?
…ねこ…か ……なーんかピンと来る名前なんだよなぁ…?」

ドキッ
ねこ「…!? おんにゃのこの事を詮索するなんてデリカシーがナッシーだよぅ!!
そ…そういうあなたは何者なの!? 禁術まで使うし凄い忍術まで使うし!!」

たましい「…今更隠す必要もねぇな 俺は元忍者さ」
ゴゴゴゴ…

396 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 23:46:07 ID:Le/jZDxO
ズゴゴゴゴゴゴ…

男「なぁ…ミミ美…」

ミミ美「はい? (いきなり呼び捨て!?)」

男「お前確か…この遺跡の大黒柱を抜いたんだっけ…」

ミミ美「は はい」

男「だからここはもうすぐ崩れると…」

ミミ美「はい……」

男「あれから十数分経った…」

ミミ美「…」

男「今にも崩れそうな音が響いてはいるものの 実際に壁一つ崩れちゃいないんだが…」

ミミ美「……」

男「…ねぇミミ美 なんか隠してない?」

ミミ美「………」

男「ねぇ…」

ミミ美「あっ! ねこさんが!!!」

男「…人さらいのボスと話してるだけじゃん… ごまかさないでよ…」

ミミ美「…………」

男「ねぇ……」

ミミ美「………」


397 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 02:22:26 ID:PHA7A0Af
ねこ「…! 元忍者!!
忍術を犯罪に悪用するなんて…! 恥を知ってよぅ!!!!!」

たましい「俺が俺の忍術をどうつかおうと自由だろ
他人にとやかく言われたくねー…よッ!!!!!!!」
ボオォーーーーッ!!!!!!!!

ねこ「にゃわたぁっ!」



でぶ「また火ぃ吐いたぶーっ!!」

男「ミミズ先生あぶねェエーーーー!!!!!
ミミズ先生が…ミミズ先生が路上で干からびて死んでるミミズみたいになっちまう!!!!!!!!!
焼くなら服だけにしろーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

女「お前はなんでそう必死にエロキャラを定着させようとしているんだ…」



ボーボーッ ボアァッチィーーーーーッ!!!!!!!!


ねこ「あやややーーーっ ち…近づけないーーー!!!
…んにゃーッ…普通手裏剣ーーーっ!!!!!」
しゅばぁッ!!!!!

たましい「ガメブレス!」
ブオーーーーーーッ!!!!

じゅ〜〜〜…

ねこ「溶けたーーーーーっ!!!!!」
ゾゾーッ

たましい「氣色の術の前にゃ普通の忍術なんぞ格下すぎるぜ!!」
にやっ

398 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 02:54:23 ID:PHA7A0Af
たましい「氣色の術に対抗するには氣色の術しかねーのよ
勝ちたかったらお前もイメージしな…
俺みたいに火でも吐いてみろ」

ねこ(そ…そんな無茶な…
気なんて今までそんな気にしたこともなかったのに…
気 だけに にゃんつってコレ)

ねこ「(で…でも何事もやってみなきゃ始まんないよね)
よ〜〜〜〜〜っし…」
ぐっ!


たましい「お?」


コオオオオオオオオ……

ねこ「火… 火……!」

キィーーーーンッ
《ねこは集中した》


ねこ(火…燃え上がる……熱い………)

ボオオオオ…

ねこ(熱い…触るとやばい… 1000度くらい? ……やばい…
…熱い…熱い…熱い…熱い…………)

ボオオ…

((……でませ…))

ねこ「………」

((……いでませ…))

ねこ「…………………」


ウニョ〜〜ン ウニョ〜〜〜ン
宇宙かたつむり&宇宙なめくじ『銀河の果てのリゾートにおいでませおいでませ』


グワバァッ
ねこ「だ…ダメだーーーーっ!!!!!!
火をイメージしてたら宇宙かたつむりと宇宙なめくじでたーーーーーーっ!!!!!!!!!!」


たましい「えぇっ なんだそれ!?」

399 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 03:38:10 ID:VO89Wxke
まさかの再登場www

400 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 22:24:20 ID:PHA7A0Af
ねこ「だめだーーーーっ にゃんには才能がないんだぁーーー!!!!!」

たましい「お前今 何をイメージした?」

ねこ「え? …火だけど…」

たましい「じゃ つまりお前には火の属性とは相性が悪かったってことだな
逆に俺は火属性で相性抜群だぜ 熱血だからな
相性がピッタリ合えばイメージも簡単だ
一度目を閉じ 精神を集中させてみろ
そして見出だせ 己の属性…!!」

ねこ「にゃんの…属性…!」
ドクン…ドクン…!

ねこ「よし…見つけ出してみせるよぅ…!」
ギュッ…

《ねこは再び集中した》


―――――――――――……‥


(――――こ…)



(―――は――こよ…)



大魔女「あんたはうんこよ」


大魔女「このうんこ」


大魔女「だからあんたはうんこねこなのよ」


大魔女「クソが」


大魔女「あんたなんかよりうんこの方がまだ利用価値がある」


大魔女「クソうんこねこがァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!」



‥……―――――――――――


ねこ「にゃんは……うんこ………」

ドキッ
たましい「えぇぇっ うんこ!!!!!!!!?」

401 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 23:25:06 ID:IEKxnPq/
おい、たましい優しいなw

402 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 01:03:58 ID:BvgIj+0N
ポロポロ…
ねこ「そっか…
にゃんの属性は“うんこ”だったんだ…」

たましい「ねぇよ!!!!
よく分からんがなんでうんこに行き至った訳だ!?
とりあえず泣くな!!」

ねこ「うっ…うっ…
ごめんなさいありがとうだよぅ…
氣色の術を丁寧に教えてくれたり… 敵ながら結構優しいねぇ」

たましい「…優しい?
…はっ 勘違いすんじゃねーの!
この俺がお前に氣色の術を教えてやるのは…」
ボ…

たましい「心震わす忍術合戦がしてぇからでェッ!!!!!!!!!!」
ブボアアアアアアアーーーーーッ!!!!!!!



男「どわーーーーーーーッ!!!!!!
炎のドラゴンだーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

冷静「なんでもありですね」



ねこ「にゃキャキャーーーーーーッ!!!!!!!!」
バーッ!!!

403 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 01:31:26 ID:BvgIj+0N
男「あちーーーーーッ!!!!!
みんな遺跡の奥に逃げ込めーーーー!!!!!」

ミミ美「ねこさん!!!」



メラメラメラ…
ドラゴン「どうだ 最大級火力…サラマンドラだぜ!!!!!」

フラフラ
ねこ「あ〜〜〜やぅぅ〜〜…!!
直撃は避けたけど…熱さでぇぇ…」

ドラゴン「はーははっ ギブか!!?」

ねこ「うーー…にゃうぅ…
にゃん…まだ…やれる…!!」
スー…

ねこ「ごまかしの術!!!!!!!
こんなの熱くない!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!

ねこ「…フー 熱くない!!」
バーン!

たましい「自己暗示か やるな
じゃあこいつはどうだ」
ボボォ…

ねこ「! 火でまた何か作り始めた…!!」

ボッ… ボッ… ボッ… ボッ… ボッ… ボッ… ボッ…
《たましいは口から火の玉をいくつも吐き出した
火の玉は何かの形に変わっていく》

ドンッ!! ズララララララララララッ!!!!!



男「大量の炎の魚だ!!!!!」

釣り名人「あれは…ボラだな…」

おやじ「! そうか分かったぞ!!!!!!
サラマンボラってか!!!! ガハハハハハハハハハハッ!!!!!!!」

ガタガタガタ…
寒がり「んなわけないだろ…」



たましい「どうだこいつは!!!!!
サラマンボラだぜ!!!!!!!!!!!!!」



寒がり「あってたーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!! ガタガタガタガタッ

404 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 14:43:22 ID:BvgIj+0N
男「オヤジギャグかよ……」

おやじ「あいつとは仲良くなれそうやな」




ぷかぷかぷか…
たましい「どーだ? かっわいいだろ! こいつら!」

ねこ「ゔぅ〜〜〜…ッ それで一体何を…!?」

たましい「こうするんだ!!!!!
行け!! 魚群ボラリーチ!!!!!!」
ビシィッ!

グオオオオオオオオッ
ドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!

ねこ「にゃやーーーーっ!!!!!
五月雨手裏剣!!」
シュビビビッ

ドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!
じゅわじゅわじゅんじゅわわァ〜〜〜〜ッ!!

ねこ「だめだーーーーッ!!
ひにゃーーーーー!!!!!!」

ドドドドドドドドドッッ
ドッゴーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

ねこ「ボラーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ベチャッ!

405 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 15:35:36 ID:BvgIj+0N
つんつん

ねこ「あ…熱い!
つつかないでよぅ!」


たましい「サラマンボラたちよ!
そのまま猫娘をかこめ! 熱で体力を消耗させるんだ!」


ズラズラズラ…

ねこ「やめーーーーっ!!」
タタターッ

ズララ〜〜〜〜…

《逃げるねこ しかしサラマンボラらはねこを囲んだままその動きに合わせてついて来る》


ジリジリジリ…
ねこ「にゃひー…にゃふー…にゃへーー…
あづい… じぬる……」
ふらふら…

ジャリッ

ねこ「…にゃ…? …ここは…!」

《足の感触に違和感を感じたねこは地面を見た
その場所は石の床が剥がれて土が剥き出しになっていた》

ねこ「土…! あやっ! そうだ!」
ばばっ

《しゃがんで剥き出しの土に触るねこ》

ねこ「…これなら! んーーーーー…!」
ザクッ

《ねこは土の中に手を突っ込んだ
そして渾身の力を込めて…!》


ねこ「砂かきの術ーーーーーーー!!!!!!!!」
ズブァブアアアアーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

《土をもの凄い勢いで巻き上げてサラマンボラたちにぶっかけた!》

406 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 22:25:21 ID:BvgIj+0N
ブワワァーーーーーッ!!!!!
じゅわぁ〜〜〜〜ッ!!!!!!

《土がサラマンボラを消した!!》

ねこ「やったーー! うまくいったよぅ!」


たましい(湿った土を使って…… やるな
…だが)
ボボボボボ

ボラボラボラボラボラボラボラ…

ねこ「! またボラ!!!」


たましい「一斉にかかれ!」


ドドドーーーーーーーーッ!!!!!


ねこ「もう怖くない!!
ふんにゃらーーーーーーー!!!!!!!!!」
ドヴァアーーーーーー!!!!!!!!!

ジュワジュワジュワァ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!

ねこ「無・意・味!!!!!」
ドゥーーーンッ!!!!


たましい「じゃあこいつはどうだい」
ボボボボボ…ッ

ねこ「だから無意味だって………あや?」

ボゥムボゥムボゥムボゥムッ…
《ボラ達は一つに固まり…そしてしだいに大きくなっていく…!》


ドオオオオ…ッ

ねこ「ぽ ぽかーーーん…」

407 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 22:50:06 ID:BvgIj+0N
ボラーーーーーーーン!!!!!!!


ねこ「でかーーーーーーッ!!!!!!!
10mくらいの魚になったぁーーーーーっ!!!!!!」
ズズーーーーン!!!!


たましい「ボラ…ってのはよぉ…出世魚なんだ
つまり 成長によって名を変える魚だ
今のこいつはもうボラではない… トドだ!!!!!!
つまり!!!!!!!!!」



おやじ「サラマントドラ やな!!!!!!」



たましい「そのとーーーーーーーりッ おじさん!!!!!!!!!!!!!」
バーーーンッ!!!!!



おやじ「ガッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!!!!!!」

男「周波数ピッタリじゃねぇか…」

408 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/12(火) 00:11:42 ID:LedZQZtH
たましい「サラマントドラ!!!
轟け!! 魚焼きファイヤー!!!!!!」

ボゴゴオオオオオオーーーーーーンッ!!!!!!!
《炎が床一面に広がっていく》


ねこ「ヤーーーーーバーーーーーイーーーーーーーッ!!!!!!!」
ババッ! ガシッ!

ねこ「蟻の術ーーーーーーっ!!!!!!!!」
わさわさわさわさわさわさァーーーーっ!

《ねこは蟻のように壁をよじ登り炎から逃れた》

ねこ「フー…ここまで来れば…」


たましい「安心…してんじゃねぇの!!」


ねこ「!!!」

ボボボボーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
《安堵したのも束の間 サラマントドラが突っ込んできた》

ねこ「こっ こないでーーーーー!!!!!!!!」


たましい「さぁ今度はどう逃れる?」


ねこ「あーーー…もうぅ〜〜〜〜〜…ッ!!!!!
モモンガの術ーーーーー!!!!!!!!」
バッ ブワァッ!!!!!!

《ねこは薄い幕を広げて滑空し炎を飛び越えた!》


たましい「おっ やるねぇ」


ねこ「フー…危機一髪だよぅ…!!」
ポロッ…

ねこ「あっ!!!!」

ヒューーーーンッ… カラン


たましい「ん? なんか落ちてきたぞ? …なんだこりゃ?」


ねこ(や…やばい!! 今落としたのは『土竜の里』派遣忍者の証のバッジ!!!
み…見られた…!!!!)


http://imepita.jp/20101011/770890
たましい「…! …… こ…このマークは……」
ゴオオオ…

409 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/12(火) 13:28:21 ID:LedZQZtH
ゴゴオオオオオオ…


たましい「これは…そんなまさか……」

シュタッ
ねこ「返して! それはにゃんの誇り!!」

たましい「……」
ギロリ

ビクッ
ねこ「…!?」

たましい「返してやんよ…」
ビュッ!

パシィッ
ねこ「わたたっ!!」

たましい「………理解したぜ…」

ねこ「…あい!?」

たましい「…そのマークを見て…理解した…
お前の師匠は… “ドラゴン”だな…」

ドキッ!!
ねこ「なっ にゃぜそれをッ!!?」

たましい「…そのもぐらのマークは…奴が昔から好んで使っていたものだ…
かわらねぇな…」

ねこ「昔…!? あなたっ…ボスを知っているの!!?」


たましい「知ってるさ あいつとは昔コンビを組んでいたんだ」

ねこ「えーーーーっ!!!」

たましい「あいつと俺は…共に笑い 共に泣き そして幾多もの死線を共に越えてきた…
あいつは最高のパートナーだった…
“あの日”までは…な……」

ねこ「!?」


ドドドドドドドドドドドド…

410 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 01:53:57 ID:1/Vmgqyt
たましい「お前の“ねこ”という名に何かピーンと来るようなものがあったんだ…
そうだ…ドラゴンのやつは動物好きで…自分の部下に動物の名前であだ名を付けていた…」

ねこ「ボスの同志さんだった人がなんでこんな…
あなたとボスの間に一体何があったの!!?」

たましい「……
―――…裏切られたのさ 俺は あいつに…!」

ねこ「裏切り!!!?
そんな…嘘よぅ!!!!!」

たましい「…信じらんねぇかい?
くく…あいつもかなり慕われてるみたいじゃねーの
だがな猫娘ちゃん それは事実なんだ
俺はあいつに裏切られ…命も失いかけたんだぜ」

ねこ「!!!」

たましい「…アレは… 今でも忘れやしねぇ…
20年前の雨の日だ…」



――― 回想が始まる…


俺達は2人で協力し とある任務をこなしていた
それは 闇の裏社会をひっくり返すほどの重大任務
ミスは許されない だからこそこの任務に選ばれたのは当時最強の忍者コンビであった俺とドラゴンだ

だが 俺達2人の力を持ってしてもその任務はとてつもなくハードだった
目的は達成できたもの 大勢の追っ手が俺達を殺すために追いかけ来た
追っ手との幾度にも渡る戦闘で 俺達の体は次第に疲労し…傷ついた…
そしてついに限界を迎えた俺は倒れてしまったんだ
つづく

411 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 12:54:07 ID:1/Vmgqyt
どうにもならなかった
立ち上がる事は出来ても 足が完璧にブッ壊れちまっていた
遠くからは追っ手が持っていた灯火の光が見える…

ドラゴンは俺の具合を見て悟ったんだ
“こいつはもう無理だ”と
そして俺に背を向けて こう言ったんだ

「そこにいろ」 と

ドラゴンはそのまま 闇の中へ消えていった…
そして 俺の元に帰ってくることはなかった

あいつは俺を見捨てたんだ…
自分が助かるために…

それから程なくして ついに追っ手が俺に追い付いた
俺は壊れた足を引きずりながら 逃げた

なんとか追っ手を散らして命からがら逃げ延びる事は出来た…
だが 最も信頼した仲間の裏切り その事実に俺の心におった絶望の傷はあまりにも深かった おわり




バサァッ
《たましいの足は義足だった》


たましい「ドラゴンってのはそういう男さ
人懐っこくて懐も広い… だがいざ自分に危険が及べば仲間を平気で裏切るのさ!!!!!」

ねこ「そ…そんなことない!!!!
何かの間違いだよぅ!!!!!!!!」

たましい「間違いなことはあるか…俺は実際に見捨てられたんだんだからな
……くくく… ドラゴンめ… 今や多くの忍者を纏められるほどの存在にまでなったのか
かたや俺はあの時の傷で現役復帰も出来ず…今ではこんな人さらいにまで落ちぶれてしまった
くくく…ははははははははははははははははははははッ!!!!!!!」


たましい「笑えねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォッ

412 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 13:43:37 ID:1/Vmgqyt
男「ノリ突っ込みだと!!!!!!!?
このシリアスな場面でもユーモアを忘れないとはあなどりがたし!!!!!!!!!!」

女「違うんじゃないかな」





ゴオオオオオオオオッ!!!!!!!

ビリビリビリ…
ねこ「…あやややっ…!」

たましい「ドラゴンの部下か………
ならば予定は変更だ… ブッ壊してやるぜ!!!!!!!」
ドンッ!!!!!

ねこ「!!!!」

ガションッ…!
たましい「サラマントドラ!!!!
俺の元に帰れ!!!!!」

ブオオオオオオオオオッ!!!!!
《サラマントドラが普通の気に戻りたましいの中に戻った》

たましい「氣色の術を使った俺の本気 見せてやるよ…」
ギュギュギュギュギュッ…
《たましいの義足に気が集まる》

たましい「怪気炎乱!!!!!!!」
ブボォォォンッッ!!!!

ボボボボッ!!!!!!!
《たましいの義足の底から炎が吹き出す
それを利用してたましいは飛んだ》


ねこ「すごーーーーーーーッ!!!!!!!」
ガガーン!!

413 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 18:32:10 ID:1/Vmgqyt
《前回のあらすじ
義足ジェットでたましいビュンビュン》


たましい「はーっは!!
すげーだろ!! こんな遺跡で風になる俺!!!」

ねこ「フ…フーリャンちゃんのフワラルみたい…!
こんなことまで出来るなんて氣色の術ってすごいよぅ!!!!」

たましい「感心してるバヤイか!!
いでよレギオ・サラマンボラ!!!!!!」
ブボボッ ドブァアーーーーーッ!!!!!!

ワラワラワラ…
《足から吹き出るジェットの火の粉から生み出された大量のボラ!!》

たましい「魚群ボラ滝流れリーチ!!!!!!!!」

ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!

《ボラがねこに向かって真っ逆さまに落ちて来る
ボラが》


ねこ「なにゃにゃーーーーーーッ!!!!!!!」
ビクーッ!

ザガガッ!
ねこ「気持ち悪いよぅーーーーー!!!!!!
砂かきの術応用! 砂柱ーーーーー!!!!!!!!」
ズババーーーーーンッ!!!!!!

《湿った土を落ちて来るボラめがけて巻き上げるねこ》


バシュウッ バシュウシュウゥ〜〜〜っ!

414 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 18:58:00 ID:1/Vmgqyt
ジュアアアアーーーーッ!!!!!

ねこ「やったぁ!! ボラ消えた!!!!」

しゅううううう…
ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
ビュンビュウゥンッ!!!!!!

ねこ「ずわーーーーーーッ!!!!!!!
まだまだ大漁ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」


たましい「サラマンボラ達よ!!!!!
ボランチフォーメーションで行けーーーーーーーー!!!!!!!!!」


ビュンビュンビュンビュンッ!!!!!

ねこ「やあぁっ やあぁーーーーーッ!!!!!!!
ザバザバザバザバザバザバッ!!!!

ジュッ ジュワワァッ
ビュンッ ボラボラーーーーーーッ!!!!!!

ねこ「だ…だめだーーーー!!!!!
こんな砂じゃ間に合わないよぅーーーー!!!!!
!! そ…そうだ! こうなったら…荒業だけど…!!」
バッ

ねけ「四方八方爆弾手裏剣ーーーーーーッ!!!!!!」
パパパパパパパパッ!

ドガンドガンドガアーーーーーーーーァンッ!!!!!!!!!!!!!!

ボフォアアアアアッ!

ねこ「にゃげほっ あほッ!!!
爆弾の炎で炎を消したんだよぅ…! これぞ忍術『合わせ消しの忍術』…!」


たましい「なに遊んでんだか」


ねこ「!!」

415 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 19:17:41 ID:1/Vmgqyt
ねこ「あ…あなた!!」


バーーーーンッ!!!!!!

《たましいはいつの間にか地面に降りていた
そしてしゃがみ地面に手をついていた》



男「…野ウンコかッ!!?」

バカ「フゥ〜ッ 野性的〜〜ッ!」

女「絶対違うと思うよ」



ねこ「な…にっ…!?」

たましい「“この辺り一体に流し込んだ”気のイメージも完了したぜぇん
あとは…分かるな?」

ねこ(まさか!)


たましい「大地大爆散ッッ!!!!!!!!」
ズンッ!!!


ズドッッ!!!!
ズドオオーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブドオーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


《吹き上がる火柱!!
それは部屋全体の地面から!!!!!》



たましい「これが 忍術…氣色を極めたモノの技だ
お前の敗因は簡単なこと 氣色の術を使えなかったことさ
……怨むんならそれを教えなかったお前の師匠の無能さをウラみな…」
ゴオオオ…


ボウオオオ…

ねこ「ボスは無能なんかじゃない!!!!!」


たましい「むっ」

416 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 20:00:06 ID:1/Vmgqyt
ギュンッ!!!
ねこ「ボスを悪く言わないで!!!!!!」


たましい「! …神足か!!」

ねこ「音速タックルの術!!!!」

ズドーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!

ねこ「!!!!!!!」

バンッ!!!!!
《ねこは一瞬にして地面に押さえ付けられていた》

ねこ(は…速い…! 景色が反転したと思ったら…!)

たましい「炎の間を走り抜けたか…
神足の術に関しては俺以上に使いこなしているようだな…
だが… 叫んで来るんじゃ意味ねー!」
メシッ!!

ねこ「かはッ!!」

たましい「…魔ツボの術!」
ピッ!

ねこ「ち…力が……」

たましい「魔ツボを解く術を知っててもこう押さえ付けられてちゃそれも出来んだろ
終わったな…」


417 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 22:47:44 ID:1/Vmgqyt
ねこ「んにゃ〜〜〜ッ ん〜〜〜〜にゃ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」

たましい「どうにかしたいがどうにもならねぇ ハハッ むず痒いだろ?
もう逃れられんぜ」

ねこ「このーーーーっ」
じったばった!




男「くっそ…ミミズ先生今度はマジで大ピンチじゃねぇか…」

女「助けてあげなきゃ…! いつまでも見てるだけなんてダメだよ」

そーだババア「そうだそうだ!」

金髪「…だな… あんな女の子に守られ続けるなんてダセェにも程があらァ……!!」

そーだババア「そうだそうだ!!」

おっさん「だが待て皆…
我々に一体何が出来る!? 相手は火を吐くような戦闘のプロだぞ…
私はエアヒヨコ鑑定しか出来んし…
戦うなんて無謀だ…」

そーだババア「そうだそうだ!!」

男「ババア お前はどっちの立場なんだ…」


??「そういうことは」

??2「俺達にまかせな!!」



男「き…貴様らは!!!!!」

418 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 00:02:38 ID:CPooqYDV
一人目「こんにちは
そもそも はじめから俺達は戦闘に参加すべきだったんだ」

ドンッ!!!
【“光速のこんにちはアンサー” ドーモ】


二人目「そーそ 俺らがいれば百人力☆」

ドンッ!!
【“足の爪の中にミジンコを飼う男” パーチュ】


三人目「あ もう空気読まなくていいの?
やった! じゃあ暴れちゃお!!」

ドンッ!!
【“ベビーフェイス軟膏” ぢ】

四人目「腕がなるじゃ」

ドンッ!!
【“コンビニ無きセカイ(田舎)に生まれし異端児” アーー!!!!】

五人目「忍者? そいつは侍より強いのか?」

ドンッ!!
【“今に生きる侍” 地デジ太郎】

ドーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!


男「お前達は!!!!!!!
さらわれし者達の中の暴れん坊!!!!!!!
テンペスト5!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アーー!!!!「あのおなごを助ければよいのか」

男「そうだけど… お前ら今までなにしてた!!!!?」

ぢ「いったぢゃん! 空気呼んでたって!!
僕らが立ち入るのもアレかなーって思ってたんだよ!!!」

地デジ太郎「だが今ならその渦中に踏み出しても文句を言われなさそうだ」
にぃっ

419 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 00:09:33 ID:Wf7ehlFv
また濃いのが出てきたw

420 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 00:47:00 ID:CPooqYDV
ズンッ!


男「行くのか!!?」

パーチュ「行かなきゃあのミジンコ先生って子が死んじゃうよ☆」

男「ミミズ先生な」

パーチュ「あっそ☆ ミジンゴミジンゴ☆」

男(なんか“メンゴメンゴ”みたいに言われた…)

ドーモ「ささっとこんにちはしてさようならしちゃうか」

アーー!!!!「あんなヒョロイのには負けんわィ」


ザッ…ザッ…ザッ…
ドドンッ!!

たましい「ん なんだ?」

ドーモ「こんにちは!」

たましい「あ…あぁ…こんにちは」

ねこ「あ…あなたたちっ!!」


パーチュ「へいへいズンズリ頭☆ 女の子にランボはやめな☆」
アーー!!!!「男が廃るじょい」


ギロッ
たましい「だからなんなんだお前らは…」


地デジ太郎「我らは」


パーチュ「テーーーーーーーーンッ☆」


アーー!!!!「ペストォッ!!!!!!!!!!」


ぢ「ごーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドーモ「こんにちは!!」





たましい「だから なんなんだ…」

ずーん…

421 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 13:10:06 ID:CPooqYDV
地デジ太郎「お前はいずれ後悔するだろう 我らをさらった事をな…!」

ぢ「僕らマジ本気出しちゃうから
あんた終わったね まぁ軟膏くらいなら恵んでやるよ」

パーチュ「楽しもうぜ☆」

アーー!!!!「せめて10秒は持ってくれろ」

ドーモ「これがラストだッ
“こんにちは”」


ねこ「だめぇっ 下がって!」


地デジ「もう止められねぇ
デリヤーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドッ!!!!!!!


ドーモ「こんにちワールドパンチ!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴォッ!!!!!

ぢ「ケツ真っ二つチョップ!!!!!」
ドカッ!

パーチュ「ミジンコ弾幕!!!!!!!!!!」
ワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!

アーー!!!!「ワキガインパクト」
ぷ〜ん…

地デジ太郎「ハードマグナム/77ッ!!!!!!!」
ズギュンズギュウゥーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!


ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダァァァッ!!!!!!!!!!!!
しゅ〜〜〜…

地デジ太郎「ハァハァ…とった…!」


ヒュオオオオオオ…

バンッ!!!!!
たましい「……ふー……」


地デジ太郎「なに!? むきず!!!!?」


たましい「雑魚は………」

たましい「失せろッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィンッ!!!!!!!


テンペスト5『ひーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』

422 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 13:28:19 ID:CPooqYDV
ビリビリビリリッ…!!

地デジ太郎「ぐ…ぐおぉぉぉ…!」

アーー!!!!「イナカァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!」

地デジ太郎「!!!!?
アーー!!!!ーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!
どうしたんだいきなり吹っ飛んで!!!!!!?」

パーチュ「い…威圧感だ…☆
奴の醸し出す威圧感に…体が吹っ飛んだんだ…☆
俺も……俺も……ッ」
グググッ…

ドーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!
パーチュ「流れ星になっちゃうぜーーーーーーーーーー☆彡!!!!!!!!!!!」

ぢ「はぁ…はぁ… なんて固いケツだ……
チョップしたのに……
逆に僕のケツが割れちゃったあああああああーーーーーーーーーーぉッッ!!!!!!!!!!!」
ブオオーーーーンッ!!!!!

地デジ太郎「どういうことなんだーーーーーー!!!!!!!!」

ドーモ「さようならアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!」
ギュドオォーーンッ!!!!!!

地デジ太郎「そんな… 我らとあいつは… ここまでッ…
ここまで格が違うと言うのかァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
ドッカーーーーーーン!!!!!!!



男「テンペスト5ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
正直予想通りだぜーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」



423 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 21:18:28 ID:Wf7ehlFv
案の定www

424 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 23:52:04 ID:CPooqYDV
たましい「まったく くだらねぇな
一般人に毛が生えた程度の実力で高次元の戦いに手を出すもんじゃねぇぜ
なぁ猫む…」

ねこ「う゛あ゙あ゙ぁ゙ぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
ギャアアアアアアーー

たましい「ぐっ! 爆音の術!!!?」

ねこ「ふにゃーーーーーッ!!!!!!!」
ズドーーーーッ!!!!

ザザァッ!
たましい「ぬっ!!」

ねこ「ふー…ふー…」

たましい「…俺が雑魚に気を取られてる間に魔ツボを破ったか…
雑魚は雑魚なりの役回りがあるってことだな…」

ねこ「ありがとう雑魚の人たち!」


テンペスト5『我らがかませ犬人生に…悔いはなし…』
ガクッ…

男「死んだ!!!!!!!!!!!!」

女「生きてる生きてる」

425 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 00:47:18 ID:RQXvO98H
ねこ「うーーー…」

たましい「…どうした かかってこないか?
んーまぁ また来た所で返り討ちに逢うオチは判りきってるもんな」
ボボボボボボボ…

《たましいの回りに人型の炎が形作られる…》

たましい「サラ火ーマン…」
バンッ!




おやじ「そう来たか!」
ポン!

男「なにがだ」




たましい「お前じゃ俺には勝てん」

ねこ「…………けして」

たましい「おん?」

ねこ「取り消して!!
ボスを無能だなんて言ったこと!!!」

たましい「それか……
別に間違ってもないだろ
お前の大好きな師匠は氣色の術だって教えねーくらいだぜ」

ねこ「そ それはボスがにゃん達にむやみに危ない力を与えるべきじゃないと思ってるから!!!!
多分!!!!!」

たましい「お前…あいつを信頼しきっているようだな…
だが…あいつにとってのお前はなんなんだろうな?
答えは簡単… 便利な捨てゴマさ
いらなくなったらいつでも切り捨てられる都合のいい存在
俺もかつてはそうだったんだろうがな」

ねこ「ボスはそんな人じゃない!!!!!!!!」
カッ!!!

ビリッ…
たましい「……」

ねこ「それに…ボスはにゃんの師匠なんかじゃない…!
あの人は…にゃんの恩人だよぅ!!!!!!」


―――…

426 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 01:08:07 ID:RQXvO98H
――― 海の植物…



ドラゴン「嬢ちゃん… 年は?」

子ねこ「12」

ドラゴン「いつから“こんな事”をしているんだい?」

子ねこ「ずっと」

ドラゴン「いつまで?」

子ねこ「…ずっと」

ドラゴン「それで君は幸せかい?」

子ねこ「…うん」

ドラゴン「でも 君の体と心はボロボロだ」

子ねこ「……」

ドラゴン「…俺と一緒に来るかい?」

子ねこ「行かない 他人は信用出来ない…」

ドラゴン「なら 意地でも俺を信用させてやるぜ
よーしじゃあ手始めにカステラうどんでも食いに行こうぜ!!
さぁ立った立った!!!!」

子ねこ「………」

子ねこ「おじさん 伝説の“ロリコン”ってやつ?」

ドラゴン「んー そうかも」

子ねこ「警察ーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

ドラゴン「バ…バカ! 嘘だよ!!!!!!!!」


遠くから「おーうッ どこからかエンジェルレディの叫び声がっ!!!!
エマージェンシー純情ーーーーーー!!!!!!!!!!!」



ドラゴン「やべっ 騎士が来ちまう!!!
じゃあ先にうどん屋行ってるから早く来いよ!!!!!!」
タターッ

…――――

427 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 02:18:34 ID:RQXvO98H
ねこ「…あの日あの時…ボスがにゃんを拾ってくれたから今のにゃんがある…!
にゃんは自信をもって言える ボスは人を利用したり裏切ったりするような人じゃない!!
ボスは…誰よりも人を思う人
とっても とーーっても信頼出来る人なんだよぅ!!!」

たましい「だが奴は俺を見捨てたぞ?」

ねこ「それはきっと何かの間違いだよぅ!!!!!
じゃあにゃんがボスに会わせてあげるから真実を聞いてみてよぅ!!!!!!!」

たましい「ハッ! 誰があいつなんかと会うかよ!!!
会ったら殺しちまうね」

ねこ「んにゃあああ…っ
この分からず屋ーーーーーーー!!!!!!!!!」
ギュゴーーーーーッ!!!!


たましい「っ!!」
バッ

ボウウウゥーーーーッ!!!!!!!
《たましいはサラ火ーマンをけしかけた》


ねこ「にゃにゃーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!


ビュルルルル…
ドドドドオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《竜巻!!!!》


たましい「こ…こいつぁ…まさか…
こいつの氣色の術!!!!!!!」

428 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 13:15:36 ID:RQXvO98H
ビュオオオーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!

男「うおぉっ!!」

ビューンッ!!!
地デジ太郎「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!!!」
ドーモ「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!!!」
パーチュ「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!!!」
アーー!!!!「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!!!」
ぢ「ぐわたーーーーーーーッ!!!!!!!」
ゴチチチチチーーーーーーーンッ!!!!!!!!

男「テンペスト5ーーーーー!!!!!
風にまで吹っ飛ばされちまったぜーーーーー!!!!!!!」

ミミ美「すごい…ねこさん」




ブオォッ!!!!
《サラ火ーマンが風にかきけされた》

ズジジッ
たましい「こりゃ間違いねー 氣色の術!!!!!
あいつめ… ここに来て怒りで術を発動させたのか!!!」


ねこ「(風… これが…にゃんの!)
とりゃああああニャアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギュビュルルルーーーーーーーーーーッ!!!!!!!

たましい「なんて風だ…! 気をゆるめれば飛ばされる!!
! もしかしてコレぁ…」



ねこ「ふうぅーーーーーッ!!!!!!」
ギュアアアアアアアアアアァーーーーーーッ!!!!!

キュキュキュキュ……

ねこ「!?」

429 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 21:46:50 ID:RQXvO98H
キュキュキュキュ…
《ねこの風が急速に弱まっていく…》

ねこ「え……なんで…」


ヒュッ…
たましい「ペースはーい」

ねこ「!?」

たましい「ぶーーーーーーんッッ!!!!!!!!!」
ドッゴーーーーッ!!!!!!

ねこ「へブーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!」
ズゴゴォッッ!!!!!


ミミ美「うぁっ…ねこさん!!!」


たましい「ビギナーズミステイクってやつだな
氣色の術をコントロールしきれず 無駄な気を垂れ流してたのよお前は
上手いこと抑えてつかわねぇと気は一瞬にして枯渇する…」

ねこ「ぐにゅ…」

たましい「惜しかったな…」
にやり


ザザザザザザザッ!!!!!
巻き毛「頭ァッ!!!!!
助太刀に来ましたぜィ!!!!!!!!」
ドーーーーーンッ!!

ねこ「!!」



ミミ美「人さらいの人達…!!!
まさか…戻って来るなんて…!!!!!」



たましい「…無様に逃げといて今更戻って来てんじゃねーよ」

コーンヘッド「に…逃げたんじゃねっス!!
遺跡が崩れそうだから避難しただけす!!!!
でもいつまで経っても崩れる気配ないから戻って来たんス」



男「……ハッ!!」
ばばっ

ミミ美「………」
しーん

男「いやだから黙らないでよ…」

430 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 23:06:51 ID:RQXvO98H
ズラーーーーー…


メッティカット「へっへっへ 頭 じゃあどうしましょ?」

たましい「…ふん 今あそこに隠れてる連中を捕まえろ
そして全員牢に戻しとけ」

人さらいたち『へあぁっ』



男「ひ…ひひーーーーーーッ!!!!!!」

女「きゃーーーーー!!!!!!」

おっさん「ちくしょおおおお… ここまで来て…
やはり私達はヒヨコ鑑定士になる運命なのか!!!!!!!!!!」

ガキ「ちっ…我が闇よ…」

おやじ「わてらの運命も…う〜ん滅入る結末やで!」

ガタガタガタガタガタガタ
寒がり「シャレにならねぇズオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!」

男「お前ら戦えーーーー!!!!!」

地デジ太郎「あ うちら雑魚ですから」

男「使えねえーーーーーー!!!!!!!!!!」




ねこ「や…やめて!! みんなに手を出さないで!!!!」
ダッ

ズザッ
たましい「それは却下だぜ
…あ〜っと猫娘ぇ お前は牢には戻れねーぜ
お前はこの俺が ドラゴンなんか忘れるほどまで調教してやっからよ」

ねこ「……!」

たましい「諦めな」

431 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 23:42:27 ID:RQXvO98H
ドドドドドドドドッ!!!!!!!!

男「うわぁーーーー!!!!」

地デジ太郎「我心安穏也 雑魚故到達今此境地…」

男「この場面で何悟ってんだーーーーー!!!!!」


ガシガシガシッ!!!!!

女「いやぉッ!!!!!!」

ミミ美「い…痛い!!」

虎刈り「ゲヘヘヘ おうちへ帰ろうねぇ〜」

ガキ「外道退散!! グレートナンマンダイブ!!!!」
ギュンッ!

眉毛on髪「ガキはだまってろ」
ピシィッ!

ガキ「ひーーーっ おママーーーー!!!!!」
びえぇっ



ねこ「みんなーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」

たましい「…あいつらもコトが済んだらササッと売っちゃうかねぇ」

ねこ「や…やめてよぅーーーーー!!!!!!」

ズンッ
たましい「魔ツボの術!!!」
ピッ

ねこ「うっ!!!」

たましい「黙って見ていなよ」

ねこ「ううぅ〜〜〜〜っっ」


ドドドドドドオォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
グラグラグラグラグラァァァッ!!!!!!!!!!!!


たましい「なんだ!!?」




??「ピョイィーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザーッ

432 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 00:18:48 ID:7249VrFQ
――― 戻ってフーリャンはと言うと…




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
http://imepita.jp/20101016/003100



大魔女「……」

ワリムツ「ワらが自慢のバベルドンが異様なる威容に言葉も出ぬか…
それも無理はなかろうが」

大魔女「くさ!!!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「く 臭いとな!?」

大魔女「なんかこのロボ臭いわ!!!!」

ワリムツ「無礼な!!!!
このバベルドンはボデーからいちごの香りがするようにつくられておるのだ!!!!!!
それを臭いとはそなたの鼻は間違っておる!!!!!!」

大魔女「いや 見た目が臭いのよ
つーかこんなブッサイクなロボをよく“最終兵器”なんて声高に言えるわね
恥ずかしくないの?」

ワリムツ「なにをォッ!!!!!
バベルドンは虫世界のイケメン顔を参考に作っておる!!!!!
バベルドンのハンサムさの前では全てのメスの超真虫がイチコロである!!!!!!!」

大魔女「あぁそう… 私は人間だから分からないけど…」

433 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 01:15:35 ID:7249VrFQ
大魔女「ところでゴキ王」

ワリムツ「なんであるか」

大魔女「あんたまさか… そのロボで私と戦うつもり?」

ワリムツ「当たり前である
なにか このロボでお茶摘みするようにでも見えるのか?」

大魔女「…あきれた
…所詮ゴキはゴキ… 体だけでなく脳みそまでテカテカね」

ワリムツ「なんだと?」

大魔女「私に兵器は無意味と……
いつかの門の時に言わなかったかしら!!!?」
グイィィッ

大魔女「ボンバーザ オヤジクシャミ バクサン メコレ!!!!!!!!!!」
ギュオッ


ンーーーーーーーーーッッッバッッソォオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!
バッフン!!!!!!!! バッフン!!!!!!!!!!!!
ホオオオオオオオーーーーーーーーーーブゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!
ジャッッッチュアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コフヌッ カーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッッバーーーーーレッ チクショーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

434 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 01:32:32 ID:7249VrFQ
ヒューーーーーー…
しゅううううううううううう…


大魔女「終わった…
ふ 何が最終兵器
文明を発展させて私に勝てるわけがないのに…」

ワリムツ「それはどうかな?」

大魔女「むッ!!!!!?」


しゅうう… ドンッ
デローーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「気持ち悪ッ!!!!!!!!!!!
ロボの体から謎の白濁の液体が流れ出しているわ!!!!!!!!!!
てゆーか今の魔法を受けてなんともないの!!!!!!!!!!?」

ワリムツ「マザーよ 正直に申そう
呆れたのはむしろ こちらの方である…
強力な力を持つそなたの魔法への対処が このバベルドンに無いとでも思ったか?」

大魔女「…なんですって?」

ワリムツ「このバベルドンのボデーには いちごの香りの他にももう一つ “あるモノ”が付加されているのである」

ワリムツ「それはシグ・シック(毒抜け前)から取れだした鱗粉である」

大魔女「とても嫌な予感がする」

ワリムツ「その鱗紛は魔法の威力をめっちゃ減少させる効果があるのである」
バンッ!

大魔女「やっぱりこのパターンなのね!!
くそむかつくわっ!!!!!!」
ばばーんッ

435 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 02:18:04 ID:7249VrFQ
ワリムツ「そなたの魔法はバベルドンに当たると シグ・シックの鱗紛と合わさって液体に変わるのである」

大魔女「その気持ッち悪い汁はなんなわけ?!」

ワリムツ「練乳だ」

大魔女「なんで練乳になんの!!!!!!!? ねぇ!!!!!!!!!?」
ドーンッ!!!!

ワリムツ「とにかくだ!! マザーよ
バベルドンには魔法は効かん…
そして…」

大魔女「でもまだ魔体術があるわよ!!!!!!!
スーパー焼死パァーーーーーーーーーーーンチッッ!!!!!!!!!!!」
グゴァアーーーーーーッ!!!!!!!!

ボボドゴォーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!


大魔女「…どうッ」

ドプォッ

大魔女「………よ?」

ドポポポポポポポーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!
ビチャーーーーーー!!!!!!!!!!!!


大魔女「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《フーリャンの腕 練乳まみれ》


ワリムツ「…当然のごとくその技も効かん」

ずーん…

436 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 03:06:39 ID:pE4IyYfv
なぜ練乳wwwww

437 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 23:12:22 ID:7249VrFQ
ビチョ〜〜ン… ベトベト…
大魔女「……」

ワリムツ「感想をどうぞ」


大魔女「……」

ぺろっ
大魔女「練乳に…いちご!!
とってもおいしくってとろけちゃう!!!
私もうやみ付きだわよ!!!」
キャピーン!

大魔女「ってアホかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーーーーーんっ!!!!!!!!!!


ワリムツ「お…おぉ ノリツッコミか」


大魔女「アクア シャワー メコレ」
しゃわ〜〜〜〜っ
《シャワーを浴びて練乳を洗い流すフーリャン》

大魔女「このくそゴキブリがーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
私に気持ち悪いもんブッかけやがってええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチーッ!!

ワリムツ「いやいや 最後まで話を聞かないせっかちなそなたが悪いのであろうが…」

438 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 00:15:10 ID:4UDQWyhP
大魔女「あーーーーーーーッ もう!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「?」

大魔女「なんで最近の敵はどいつもこいつも
魔法効かない魔法効かない魔法効かない魔法効かない魔法効かないばっかりなのよーーーーーーー!!!!!!!!!!
なに!!!!? 最近そういう能力が流行ってんの!!!!!!!!!!!!!!!?
私への嫌がらせがシンクロニシティ!!!!!!!?」

ワリムツ「いや知らぬがな ワらに聞かれても…」

大魔女「…いいわっ 別に!!!!!!
あんたなんか魔法も魔体術もなくたって倒して見せェる!!!!!!!!」

ワリムツ「無理である」

大魔女「無理かどうかは私が決めーーーーーーーーる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッ!!

ワリムツ「練乳ビーム」
ビジュアーーーーーーーーッ!!!!!!!

バッチャアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!

大魔女「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

439 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 09:57:57 ID:4UDQWyhP
ポタ… ポタ…
大魔女「………」
ずーん…

ワリムツ「ふぁあはははは むやみに近づいたのが祟ったのである」

大魔女「なんでビームが練乳なのよ!!!!!!!!!」

ワリムツ「さっきのそなたの魔法で出来た練乳を利用したのである
余ったものも無駄にしないリサイクル魂エコの精神がバベルドンにはあるぞよ」

大魔女「なにがリサイクル魂エコの精神だボケァァァ!!!!!!
ブサイクル魂ゲロの精神の間違いでしょーがァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「うまくないぞ」

大魔女「うるせーーーーーッ!!!!!!!!!!」

ワリムツ「随分と取り乱しておるな 練乳は嫌いか」

大魔女「当たり前でしょーがッ!!!!!!
女の体をなんだと思ってんのよ!!!!!!!!
まったく… アクア シャワー メコレ」
しゃわわぁ〜〜〜…

ワリムツ「練乳ビーム」

バッチャアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビチョ〜ン…

大魔女「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

440 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 14:25:50 ID:4UDQWyhP
大魔女「いい加減にしろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ドドーーーンッ!!!!!

ワリムツ「安心せい もう練乳は切れた」

大魔女「はぁ…はぁ… 死ね!!!!!!!!!
許さないわよ……」

ワリムツ「魔力もなしに何が出来るのであるか」

大魔女「魔力なんかなくても… あんたに対するアレ意と体術があれば十分ッ!!!!!!!」
カッ!

ワリムツ「勇ましいものであるな
だが結果は決しておるのだ
バベルドンの強力無比な破壊力に打ちのめされるがいい」

大魔女「上等よ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアンッ!!!!!!!

ワリムツ「練乳ビーム」

バッチャアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピチョ〜ン…

大魔女「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

441 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 17:22:31 ID:AJxy8MOF
切れたんじゃなかったんかいw

442 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 23:09:43 ID:4UDQWyhP
大魔女「…………」

大魔女「………」

大魔女「……」

大魔女「…」

大魔女「…練乳 無くなったんじゃないの」

ワリムツ「嘘である
敵の言葉をむやみに信じるとは
マザーもなかなかかわいいではないか」

大魔女「知っとるわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私がかわいい事くらい」

ワリムツ「そうか…」

大魔女「つーか だから やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
練乳禁止ーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーンッ!!!!

大魔女「さっきから何回うぎゃあうぎゃあ言ってると思ってんのよーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
話が進まないわよボケァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「てゆーか よりにもよって股間の部分から出すんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「ここに練乳タンクがあるから仕方ないのである」

大魔女「知るかーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」

443 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 12:39:11 ID:CyiAQb7+
ビキビキ…ブチッ
大魔女「あんたにはもはや100度の熱湯すら生温い…
ブッアレして地獄を見せてあげるわぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「ならば来い 練乳は本当に切れたからな マジで」

大魔女「……
そう!!!!!!!
ならもう安心して突っ込めるわね!!!!!」
ダッ ギュギュンッ!!!!!

フッ
ワリムツ「練乳ビー…」

ブチッ!!!!
大魔女「あんたのしそうな事なんて もうッ…」ババッ

《サンダルを脱ぐフーリャン》

大魔女「分かりきってんのよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオッ!!!!!


ガガァーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ワリムツ「ぬっ ぬわにッ!!!!」


《サンダルを練乳発射口に捩込むフーリャン》

ボボボボッ… ドポォッ!!!!!!

ワリムツ「むおッ!! …練乳が…詰まって!!!!!!」


ドッッッッププォオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ワリムツ「むううぅぅぅぅぅぅぅッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行き場を無くした練乳がバベルドンの全身から吹出しおったゴボボボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



大魔女「練乳にまみれたサンダルは…あんたにくれてやるわ…」
きらーん

444 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 13:25:41 ID:CyiAQb7+
プシュー… ピュッピュー…

ワリムツ「ぬ…むう… ワらが自慢のバベルドンが練乳臭くなってしまったではないか…
股間の練乳チューブも変形してもう使い物にならん…」

ヒュッ カァンッ!!

ワリムツ「!?」


大魔女「サービスよ そのもう片方のサンダルもあげるわ」

ワリムツ「……それはたいそうな大盤振る舞いであるな」

大魔女「でしょう?
でも これからもっともっとすごいのを あんたにあげちゃう」

ワリムツ「ほう…
それならワらも このバベルドンをもって豪華絢爛なお返しをせねばならぬではないか」

大魔女「ふふふふ」

ワリムツ「ふぁあはははは」

大魔女「行くわよーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ギュアッ!

ワリムツ「バベルドン!!!!!!
迎え撃つのだ!!!!!!」
ガイィ〜ンッ!

445 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 15:53:47 ID:CyiAQb7+
大魔女「清純派パァーーーーーーーーーーンチッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴキャアアアアアアアアンッッ!!!!!!!

大魔女「……ぐぬっ」
ブシュッ…

《拳から出血 略してコブッケツである…》

大魔女「かったぁ…!!!」

ワリムツ「なかなかのパンチ 普通のロボならばボデーがへこんでいよう
だがッ このバベルドンのボデーはこの程度ではへこたれぬのである
なぜなら地中の奥深く…深く…更に深〜い場所にて超圧縮されて何となく固くなった気がする金属だけを使用して作ったのだからな
そんな柔肌から繰り出される攻撃などにはビクとも」

大魔女「関係ないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「ビクとッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【大魔女 レジェンドパンチ1000連発!!!!!!!!】

446 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 15:56:43 ID:CyiAQb7+
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


447 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 20:04:11 ID:CyiAQb7+
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

バンッ!!!!!
大魔女「……くそっ!」
ポタポタ…

《血と練乳に濡れたフーリャンの腕》

ワリムツ「ふぁあっはぁっはぁっは…
バベルドンは傷一つないぞよ ほほほー」
ヒョヒョイ

大魔女「うざ!!」

ワリムツ「大口を叩いていたのに惨めであるなマザー!
見てみろ そなたの自身の腕! 練乳濡れになっているのは何故であろうな!?」

大魔女「……」
ビチャビチャ…

ワリムツ「そなたは先の1000連撃の中で無意識のうちに自身の腕を魔力でガードしておったのだ!
そなたにとって魔力とはもはや欠かせぬものなのである
そして魔力なしでは何も出来ぬただのヒトぞ!!!!!!」

大魔女「…うるさいわね!!!!!!!!!!!
ゴキブリに私の何が分かるのよ!!!!!!!!!
つーか分かられたくないわよボケーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

ワリムツ「次はワららのターンである!!!!!
バベルドンの真の力を見よ!!!!!!!!!!」
グォンッ

448 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 20:13:33 ID:Q4Dm/bj1
血と練乳まみれってなんかシュールだな

449 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 00:14:47 ID:nZUnGDSG
ズゥンッ…
ワリムツ「このバベルドン…
超真虫達の長所をふんだんに取り込んだのはその姿だけではないのである
その戦闘スタイルもッッ!!!!!!!!」
ぐゥんッ!!!!!!!

大魔女「っ!!」

ワリムツ「百足走行!!!!!!!!」
ガシンッ!

《バベルドンはこんな体勢→http://imepita.jp/20101019/002610になって走った!》

ズザザザザザザザザザザッ!!!!!!!

大魔女「…むっ!! 速い!」

ババッ
ワリムツ「トリッキーダンス!!」

グルワタァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
《バベルドンはしなやかな体を渦のように回しながらフーリャンに突撃したぞ》

ワリムツ「カブホーンチョップ!!!!!!!」
ギランッ!!!!

大魔女「くっ!!!!!!!」

ズシシィーーーーーンッ!!!!!!!!!

《突き出された角を受け止めるフーリャン》

ワリムツ「まだであるぞ!!!!
フールホンクロスキャッチャー!!!!」

ガシャーーーーーーーンッ!!!!!!!!

大魔女「うぐぅ!! クワガタの角!!!!!!」

《に挟まれた》

450 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 01:15:27 ID:nZUnGDSG
ワリムツ「放さんぞよ…!!」

大魔女「放せ バカーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

ワリムツ「王に向かってバカとは 礼儀がなっとおらぬな
全身で詫びるがよい」
グオォッ

大魔女「!!!!!」

ワリムツ「このまま壁に押し付けて潰してやろう!!」
グアアアアァッ!!!!!!

大魔女「や やばい!!!!」
がしがしっ

大魔女「ぐ…ヤワヤワ ムニパオ メコレ!
背中からバージョン!!!!!!!」
ブヨンっ

《フーリャンの背中からふわふわしたやつが出た》

ぱよ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!!!!!!!

《ふわふわしたやつがクッションになってフーリャンは壁に押し付けられずに済んだ》

大魔女(そうか… このロボに魔力が当たりさえしなければ練乳にはならない!!)

ワリムツ「凌いだと思うなーーー!!!!!!!」
ドドォーーーーッ!!!

《再度壁に押し付けようとするワリムツ》

大魔女「剛化脚戦!!!!!!」
ギィーーーーーン!!!

《フーリャンの足が光ったぞ》

バゴォーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!
《壁に激突した! がッ!!!!?》

メキメキメキ…

大魔女「ぬぐォラァアアア…!!!!!」

ワリムツ「な…なんと!!」


《フーリャンはこんなふうに頑張っていた!!》

(図)

  ↓フーリャン
ニ>o+<|壁
.↑角 |
   |
 ̄ ̄ ̄
地面


451 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 02:28:06 ID:nZUnGDSG
ワリムツ「無茶な耐え方をするな!!!!!!!!」
グググググッ…

大魔女「こんにゃろーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギガガッ

ググググ…
ワリムツ「…なに!」


ピターーーーッ!!!!

ワリムツ「う…動かぬ! これ以上角が動かぬぞ…!」

大魔女「ファアアアイトーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!
一発ーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
バンッ!

ダギュンッ!!!!
《フーリャンは勢いよく壁を蹴り飛んだ》

大魔女「大魔女空中焼却キィーーーーーック!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボゴドォーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《炎を纏った炎の蹴り!》

ビュシャーーーーーッ!!!!!! ピピッ!!
《飛び散る練乳!》

ビチャッ
大魔女「……やっぱり練乳になるわけね…!
でも…」

ふわっ…

ワリムツ「しまった!」

《フーリャンを挟んでいた角の絞まりが弱まったのでフーリャンは角から抜け出た》

452 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 02:59:26 ID:nZUnGDSG
ヒューンッ シュタッ!
大魔女「…ふー」

ワリムツ「まだまだまだァッ 安心するでないぞよ!!!!!!!!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュッ!!!
《バベルドンのたくさんの手に握られた槍が全て地面に向いた》

ワリムツ「蟻牙槍総貫!!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!

大魔女「大魔女ローリング!」
くるるるる〜〜〜ん!!!!!!

《地面に突き立てられる槍をフーリャンは地面を転がって避けた》

ザザッ!
大魔女「……」
キッ


ワリムツ「蒸しテイル!!」
ビュンッ

ドゴーーーーーンッ じゅわっ

ワリムツ「続けてキラービーニードラー!!」
ビュッ ヒュヒューッ!!!!


サッ!
大魔女「そぉいッ」
すうぃ〜ん!!!!!

《フーリャンは見事な魔女手捌きで毒針尻尾を受け流し そのまま壁に誘導した》

ガィンッ!!!!!!

ワリムツ「しまった!!!!!!」

《尻尾が壁に刺さって抜けない》

453 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 21:56:08 ID:nZUnGDSG
ワリムツ「ぬーーーーーーっ!!!!!!!」
ギギギギ…

《ワリムツは必死こいてバベルドンを操作するが尻尾が抜けない》

ワリムツ「ぐぬぬ…壁に突きさささった時に蜂針が変形でもしたのか
それが返しになって抜けぬのだろうか…!」

大魔女「どうしたの? ゴキ王…」

ワリムツ「ぬっ…」

大魔女「さっき…私にソレの真の力を見せてくれるとかほざいてたけど…まだ?
まさかもう出し切っちゃった?」

ワリムツ「ぬ…ぬぬぬぬぬっ!
ま…まだ…アレだ… バベルドンは尻上がりだから…」

大魔女「もういい」

ワリムツ「!」

大魔女「もういいわ さっさとスクラップにしてしまいましょうか」

ワリムツ「…スクラップだと…… 笑わせるではない!
そなたのパワーではこのバベルドンの装甲は…」

大魔女「金属疲労って知ってる?」

ワリムツ「!?」

大魔女「金属疲労…それは…
自分で調べろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!

ワリムツ「自分で言っといて!!?」

大魔女「甘えるなーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

454 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 22:26:17 ID:nZUnGDSG
大魔女「つまり…
あと一息… あと一息なのよ!」

ワリムツ「しかしそなたにはその一息すら……!」

大魔女「ある」

ワリムツ「!?」

大魔女「私には魔法があるわ」

ワリムツ「それか…! だが魔法など…」

大魔女「…やっぱり私には魔法…魔力しかないのよ それは認める
でも恥じるつもりはないわ
だって」
スッ…


大魔女「私は大魔女フーリャンだもの!!!!」
ドドーーーーーーーンッ!!!!!!!!


ジュパァッ ドパドパァァ!!!!!
ワリムツ「コォッ!!?
魔力に触れていないのに練乳が!!!!!
マザーめ 内に抑えておった魔力を惜し気もなく!!!!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!

大魔女「フジツボ メコレ!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!

ニョキ


‥‥‥‥‥‥‥


《フーリャンの肘にフジツボが生えた…》




ワリムツ(え!!!!!!!!!!!!?
何その魔法!!!!!!!!? この凄いの撃ちそうな流れでフジツボて!!!!!!!!!!!?
わかんない!!!!!! ワらわかんない!!!!!!!!!!!!!!!)

455 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 23:05:33 ID:mpFuq0ZI
フジツボ……だと……

456 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 23:17:18 ID:nZUnGDSG
ワリムツ「な なんだそれは…」
たじたじ

大魔女「フジツボよ ほら」
ひょい

ワリムツ「見れば分か……キモッ!!!!!!
ヒトからフジツボ生えててキモッ!!!!!!!!!」

大魔女「ゴキブリにキモイなんて言われたくないわよ!」

ワリムツ「一体なんなのであるかその魔法は…」

大魔女「色んなトコロにフジツボを生やす魔法よ
あんなとこやこんなとこからフジツボがこんにちは」
ひょい

ワリムツ「や…やめろ! こっちに向けるな!!
用途が分からぬぞよ!!!!!!! 用途が!!!!!!!!!!」

大魔女「そのうち分かるわよ…
…………今すぐね」
キュキュキュキュキュ……

ワリムツ「な…なんであるか…この…音は…」

キュキュキュキュキューーー…ヒュキュキュキュキュキュキュキューーーーー…ッ!!

ワリムツ「まるで風が狭い所を通り抜けるような…
…ハッ!!!!!!! まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばっ!




あのフジツボかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!



ジャジャーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

457 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 23:57:57 ID:nZUnGDSG
キュヒュオオオオオオオッ……!!!!!!

《フーリャンの肘のフジツボに風が集まっているのだ》


大魔女「…ッ! たまる…たまってくぅ……!!!!」
ギュギュギュウゥーーーーン…!!!!

ワリムツ「そ…そなた…何を!!!!!?」

大魔女「……ニィッ」

ワリムツ「!!!」

大魔女「なに… 限界近いあんたのロボに最後の一撃くれてやろうとしてんのよ…
この…渾身の一撃を!!!!!」
ボボッ… ボッ… ボッ…

《フジツボから「これ以上入らないよぉ」的な音が鳴り響きはじめた》

ワリムツ「……まさか!!!」


大魔女「攻撃するのは私の拳 魔法はあくまで補助!!
私の肘のフジツボから腕の中に集めた風が凝縮されて今にも爆発しそう!
私はその爆発をッ」
ボボボボォッ………!!!!


ワリムツ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」
ガシガシッ

ギリギリッ


大魔女「利用する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ズッドドドドオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

458 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/20(水) 21:16:14 ID:ulF8OLtJ
ワリムツ「コックローチュウアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズドドーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!
《バベルドンは壁を壊しながらブッ倒れた》


ザンッ
大魔女「……名付けるならば このパンチは…
ジェットフジツボパンチね…!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!


ズゴゴゴゴゴォ…ッ
ワリムツ「……なるほど…」

ズゥゥンッ…

ワリムツ「吹っ切れたそなたの一撃…強力であったッ!!!」
バンッ!!!!!

ベコーーーンッ!!!!

《バベルドンのボデーが超へこんでいた》

大魔女「どうも…」

ワリムツ「あの1000連撃がこの布石だったとは恐れ入る…
やはりさすがはマザー…といったところであるな」

大魔女「あ あはははははははっ!!!!!!!!!!!
今更気づいたの!? この黒ずみ脳野郎!!!!!!!!!!
(本当はさっきパッと思い付いただけだけど)」

459 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/20(水) 21:55:31 ID:ulF8OLtJ
ワリムツ「むうううう…」
カタカタカタカタ

《バベルドン内のパソコンを操作するゴキブリ》

カタカタ…パシィッ!
ワリムツ「……マルハコードが損傷している
パーソミンソバコードで代用せねば…
…ぬっ これは…オデンチンシステムがモンモンクラッチを引き起こしておるではないか!!
これは至急マオマーオハルチャンでカバーオブカバーする必要があるな…
このままではヒンニュウ刀シンドロームでヅラってしまう… 見落とすところであったわ…
ヂヂヂヂヂーヂヂヂは問題なし… デデデデーデデンは… !!!!!!!
パンツきゅーTバックだと!!!!!!!!!?」
カタカタカタカタッ

ワリムツ「こ…これは… はにゃにゃほにぃ率が著しくバランスを崩している!!!!!!!!
バベルドン!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐ体育座りせよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

キュイイィン… ちょこん


大魔女「よく分かんないけどなんか大変みたいね…」

460 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/20(水) 23:01:56 ID:ulF8OLtJ
パシパシパシパシパシパシッ!!!!!
ワリムツ「マーム路帯…切除!!
ドリブル中央突破回路…切除!!
クソッタレミレニアム…切除!!
煩悩妄想モニター…切除!!
お下劣路線…切除!!
オルチンチン…切除!!!」

バベルドン「ウィーーン…」

ワリムツ「バベルドンよ!!!!
体育座りのまま背中からシーソーのように転がるのだ!!!!!」

バベルドン「ウィーーン…」
キュキュキュイイィ…


ころん… ころんころん…


ワリムツ「ファイッファイッファイッ!!!!!」

バベルドン「ウィーン…」

ワリムツ「ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!」

バベルドン「ウィーン…」

ワリムツ「ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!」

バベルドン「ウィーン…」

ワリムツ「ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!
ファイッファイッファイッ!!!!!」


数分後


ワリムツ「……これで…
最悪の自体は免れたぞよ!!!!!!!!
マザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


パチ…
大魔女「………
……? え?あ?何? 終わったの? え?」

《↑爪切ってた》

461 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 00:11:30 ID:Iy/OpUof
大魔女「で… どうなったわけ?」

ワリムツ「危険な状態は脱した… 危なかったがな…
バベルドンはまだ戦えるぞよ…!」

大魔女「……しぶといわね…さすがにゴキブリは…」

ワリムツ「残念だったな
恐らく 今のが最後のチャンスであっただろう…!」

大魔女「何を勝手に決め付けてんのよテカリ山がッ!!!!」

ワリムツ「ならば マザーよ
今一度バベルドンに先程のような一撃を食らわせてみよ」

大魔女「!」

ワリムツ「1000連撃を加えたのちの必殺の一撃…
このバベルドンに致命傷を与えたあの攻撃をまたしてみるがよい」

大魔女「……」

ワリムツ「…無理であろう
ワらが気づいていないと思ったか…
そなたの拳のダメージ!!」

ドンッ!!
大魔女「………目ざとい男は嫌いよ」
ブシュッ ポタポタ…

《すごいコブッケツ》


ワリムツ「当然の結果である
魔力で耐久を高めていない拳であれほどの威力の攻撃をしたのだ…
あまりにも諸刃の必殺……!!!!」

大魔女「……」

ワリムツ「…さて またしてもワららのターンであるか
…バベルドンは尻上がり… あの言葉は真実だと教えてやろうぞ」
ずおおおお

462 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 00:33:13 ID:Iy/OpUof
ペカアアアアアーーーーッ!!!!!!
《バベルドンの羽がペカる》


大魔女「…何!!?」


ワリムツ「バベルドンはこの世のロボの中で最もハイスペックぞ
唯一無二にして絶対王者 普通に戦えば敵などおらぬのである
しかしな…バベルドンは始めからその機能をフルに扱うことは出来ぬのである
バベルドンはダメージを受ける度に危機ヤバシステムが作動しロックを外して行き 能力も上昇し使える機能も増える
例えば“この攻撃”も 今の一撃を喰らったが故に使用可能となったッ!!!!!!」
ギューンッ

ワリムツ「胡蝶蘭ビーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヴィンッ

ヴィイイィィーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「なっ!!!」


《バベルドンの羽から恐るべきビーム》


ズドムーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「のあーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ドォーンッ

463 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 05:48:33 ID:Iy/OpUof
《恒例!敵のスーパービームがバベルドンから出た!!!!!!!!
巨大な光の球は地面にぶつかると大爆発した》


デギャーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピシィィッ ピシシィンッ!
大魔女「……ぐっ 爆風で飛び散った小石やらがッ…!!」


メラメラメラメラ…

ズゥン…ズンッ…
ワリムツ「バベルドン最大クラスの威力と攻撃範囲を持つ…『超真砲』である
超真虫達の体液とマナエネルギー(なんかすごいエネルギー)を掛け合わせて作った特別製だ
本来ならこれは大分ピンチにならねば使えぬのであるが…
そなたの先程の強烈な攻撃によって一気にロックが外れたのであろう」

大魔女「私の敵は光線使うやつしかいないわね…
でもこいつは… 攻撃範囲が広すぎるわ…」

464 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 22:33:34 ID:Iy/OpUof
ワリムツ「超真鱗粉大砲!!」

パァウパウパウパウパウパウパウ!!!!
《爆発弾をいっぱいだした》

大魔女「くうぅーーーーっ!!!!」
ザザザザザザッ!!!!


バァドガガガガガガガアァーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!

大魔女「大魔女ロンリーローリングーーーー!!!!!」
ゴロローーっ

ワリムツ「カマシュリケン!」

しゅらららっ!


ズバッシュ!!
大魔女「う うぐぬッ!」

ワリムツ「無意味に転がりおる
隙だらけであるぞ」

大魔女「…」

ワリムツ「優勢から一気に劣勢であるな
愉快よのう」

大魔女「大魔女ローリング!!!!!」
ゴロンッ

ワリムツ「!?」

大魔女「うるせーバカヤロォーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパコーーーーンッ!!!!!!!!

《フーリャンはバベルドンにちくわを投げつけた》

465 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 05:30:05 ID:RpqxX+RB
ワリムツ「なっ ちくわ!!?」

大魔女「かまぼこもくらえーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
このハンペンもねーーー!!!!!!!!!!」
パシパシィンッッ!!!!!

ワリムツ「ぐわぁーーーーーッ 練り物狂いーーーーーー!!!!!!!!!
…だからどうしたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァッ!!!!

大魔女「やはり駄目か…」

ワリムツ「練り物で傷つくわけがないだろうが!!!!!」

大魔女「でもさっきの大魔女ローリングにあんたはたじろいだ
私の勝ちよ」

ワリムツ「何がだ!!!!!!!
そんなにアレを馬鹿にされたのが悔しかったのか!?」

大魔女「大魔女ローリング!!!!!!」
くるるんっ

ワリムツ「!?」

大魔女「その通りだバカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパコーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

《フーリャンはバベルドンにこけしを投げつけた》

ワリムツ「何故こけし!!?
…というかどこに隠しておったのだ!!」

大魔女「いちいちうるさいゴキブリだわね
頭とって一週間後に死になさいよ」

ワリムツ「ぬう… 圧倒的な実力差に変になったのであるか?
それならば一気に終わらせてやろうぞ…」
ギュイィィィン

466 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 12:58:21 ID:RpqxX+RB
ワリムツ「“虫の波動”」
リリリリリォオォーーーーーーーーンッ…――

《バベルドンから波動らしきアレが出た》


大魔女「…何なの?」

プオオオォ… ザアアアアアッ
ギュオンッッ!!!!!!

大魔女「のあッぷりゃーーーー!!!!!」
ドゴーーーーーーンッ!!!!!!!

《波動に触れた大魔女はふっとんだ》

ドゴッ!
大魔女「ぐあッく!!
ビームを波動状にして…!」


ワリムツ「“虫の波動リミックス”」

リュイィーーーーーーンッ!!!!!


大魔女「また来たっ しかも速いわ!!」

サアッ…
ギュオーーーーーーンッ!!!!!!!!!

大魔女「ぬぐぐーーーーッ!!!!!!!」
ズザザザザァーッ


ワリムツ「“愛蔵版 虫の波動”」

ドゥアァアァーーーーーーンッ!!!!!!!!


大魔女「デカイ! …ヤバそうだわ… くっ!」
キョロキョロ

大魔女「そうだわ!
モグラパンツのチャーッ!!!!!!!」

バゴーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!
《フーリャンは魔体術パンチで床に大穴をあけた》

大魔女「この中に逃げ込みましょう!」
バッ


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

467 名前:創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 13:08:24 ID:RpqxX+RB
ズゥーーーーーーンッッ!!!!!!!
パラパラパラ…

大魔女「…ふう… なんとか事なきを得たようね」


ワリムツ「隠れても無駄である!
“虫の波動 増刊号”!」
パオーーーーーーーーーーンッ!!!!!!

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


ジジジジジジジジジ…ッ
大魔女「くっ… すごい振動だわ」

グラグラグラグラ… パラッ…
バギャアアアアアーーーーッ!!!!!!!

大魔女「!!!
大魔女ローリングロール!!!!!」
くるりんこ

ヒューーーーーン ドッシーーーーーーーン!!!!!!!!

《大きな岩が落ちてきた》

大魔女「危ないわね…
…………ん?」
じっ…


じーーーーーーーーーー……


ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク… チンチーン!!!!!!!

大魔女「…そうだわ これよッ!!
行けるッ……!!!!!!」
きらーんっ


大魔女「あ」


戻る 全部 最新50
DAT2HTML 0.35f FIX Converted.