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それでは!! なんとかファイト!!

1 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:03:53 ID:cbIguJr4
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2 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:10:23 ID:cbIguJr4
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3 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:13:32 ID:cbIguJr4
    へ          へ|\ へ     √ ̄|                         
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√   . 丶\      _ __     /7 ∠、 \
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__    | |_〜、  レ' レ'     | /   !  | 
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  へ_,/    ノ   ,へ     | |    i  | 
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |  \_  ー ̄_,ー~'  )    | |    i  |
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 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |    | |   ̄           \_ノ  ノ /
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  \_ノ_/ /     (____)     し'    / /  | 〜-,,,__        ノ /
     ∠-''~                        (_ノ   〜ー、、__)      ノ/  


4 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:16:10 ID:cbIguJr4
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5 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:17:26 ID:cbIguJr4
  ⊂ ⊂ヽ、  /)/)
    c、   `っ(  ヽ
   (   <)c、  `っ
     ヽ_ノ (   <・) / ̄`⊃
         ヽ_ノ  |  ⊃
              (   <) 
               ヽ_ノ 

                ∩∩
                |  ヽ
                |∩ ) 
                 (  <->)
                 ヽ_ノ 







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          .//⌒___ \  +    。     +    。     *     。
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              ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||

6 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:18:56 ID:cbIguJr4
         ____        
  .ガタガタ/=/-/|  
.    {{ | ̄ ̄ ̄|  | }}
       | ミカン  |/ 
        ̄ ̄ ̄






        ∧∧
        (# <・>)
       __〃`ヽ 〈_
   γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ
  /⌒  ィ    `i´  ); `ヽ
  /    ノ^ 、___¥__人  |
  !  ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ >  )
 (   <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/  /
  ヽ_  \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
    ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈  ソ、
      〈J .〉、|   |, |ヽ-´
      /""  |   |: |
      レ   :|:   | リ
バァ〜〜 /   ノ|__| |〜〜〜ン!!
      | ,,  ソ  ヽ  )
     .,ゝ   )  イ ヽ ノ
     y `レl ̄ ̄(´  リ
    //   ノ   |   |\
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |             |
   |    ミ カ ン    |
   |             |
   |             |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

7 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:20:57 ID:cbIguJr4
白夜「速いです」
かぼちゃ「もっと速いです」
白夜「さらに速いです」
かぼ「あなたが思うより速いですよ」
白夜「想定内です」
かぼ「それより速いです」
白夜「格が違いますから^^;」
かぼ「同格です」
白夜「おごっていますね」
かぼ「いえ、おごっていません」
白夜「いえいえ既におごってます」
かぼ「知恵が浅いので同情します」
白夜「何だこれは?」
かぼ「愛の力です」
白夜「格が違うと言ったはずです」
かぼ「無駄です」
白夜「そちらこそ無駄です」
     ズン
あおり(別格っ!!)

A
A「私の目は対象を操れます、貴方の片腕と片足の自由を奪いました。」
B「ならば片腕と片足を切ります。」
A「それならば目で花太郎を操ってルキアを殺します。」
B「ならばルキアの防御力をアップします。」
A「くそっ、殺せない、ならば五十の目でお前の動きを封じます。」
B「ならば五十以上の同時攻撃を発動させます。」
A「負けました。」

8 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:24:27 ID:cbIguJr4
                        .∩、
                  |         ) ソ
\                |        / /       /
  \              |        / /      /
   \         / ̄ ̄ ヽ,   / /     /
     \      /        ',  / /    / _/\/\/\/|_
      \    , <●>   <●>  / /   /   \          /
        \   l   ヽ._.ノ   | / /  /     <長足を     >
           リ         / /       .<  手に入れた!>
        / ̄           <        /          \
       / /`ヽ          |          ̄|/\/\/\/ ̄
     / /   |         /
───/  /    ノ        /   ────────
     |  |   /   /\   \
    (__ヽ  /   /   \  \
         |   /      \  \
         |   /        \  \
         |  |            \  \
         |  |            ヽ  |
         |  |              |  |
         |  |              |  |
         |  |              |  |
         |  |              |  |
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         /  ノ             |  |
    /   /  ノ              |  |   \
   /   /   /               |  |    \
 /  _ ノ  /                 |   ヽ       \
      (  〈                 ヽ.__ \     \
      ヽ._>                  \__)


  *:..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆ Merry X'mas ☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。..:*


9 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:27:02 ID:cbIguJr4
長年の研究の末、たどり着いた結論は
「スレタイに空欄が多いスレは伸びる」ということだ。
だから私はこのスレを立てた。
間違いなくこのスレは伸びる…私は確信している。


ちなみに他のスレタイの候補は
「        山    田        」
「お      な        ら      」
「          本      田      ヒ     ロ      ト          」
「     ち        く       わ 」
「          た ぬ     き     」
「      きつね            」
「  ケモ                 ショタ  」
「   あ     ら   ん ど    ろ ん   」
「ぴ      くしー 」
「        あ       」

などがあり、多数決により今のスレタイとなった。

10 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 22:28:49 ID:cbIguJr4
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのはだろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子   「お父さんには魔王が見えないの。かんむりをかぶって、長い衣を着ている・・・」
父   「あれはどうみても精子だ・・・」
魔王  「本当にありがとうございました。」
子   「お父さん、お父さん!きこえないの。魔王がぼくになにかいうよ。」
父   「落ち着きなさい、どうみても精子だよ。」
魔王  「本当にありがとうございました。」
子   「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに魔王の娘が!」
父   「見えるよ。だが、あれはどうみても精子です。」
魔王  「本当にありがとうございました。」
子   「おとうさん、おとうさん!魔王がぼくをつかまえる!魔王がぼくをひどい目にあわせる!」

 父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
 腕に抱えられた子はどうみても精子でした
 本当にありがとうございました

11 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/24(水) 00:52:37 ID:UjlJsgR8
前ファイトとそのあらすじ


それでは! なんとかファイト!
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1260210952/


前回までのあらすじ

エロップ「○〇〇〇〇!!!! 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!!!!
○〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇『○○〇〇〇』! 〇〇〇〇〇〇〇〇〇……!
〇〇〇…〇〇〇〇〇…… 〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!!!
…〇〇〇 〇〇〇〇〇 〇〇〇……〇〇〇〇……〇〇〇〇〇……〇〇〇〇〇……〇〇〇〇〇………〇〇〇 〇〇…………
〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇! 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!!!
〇〇〇〇〇〇〇〇『〇〇〇』〇『〇〇〇〇〇〇』〇〇〇〇〇〇〇〇〇……!
〇〇〇〇〇〇〇… 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇……!!!!!!
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇『〇〇〇』〇〇〇〇〇〇〇〇〇“〇〇〇〇”……!
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇…… 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

以上

12 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/24(水) 21:07:59 ID:UjlJsgR8
大魔女フーリャン
20歳 170センチくらい ??kg 魔法使い

この世界に燦然と輝く大魔法使い 人呼んで大魔女フーリャンだよ!
性格は超凶悪で最悪! キレると凄い魔法を使って徹底的に痛め付けるぞ!
かつては世界の色んな場所を破壊しまくっていて 人々からは恐れられ忌み嫌われていたんだ!
しかし 変なカルト集団と世界を終わらせる謎の球体との戦いの経験とその戦いの中で出会った仲間達との交流を経て大魔女フーリャンはちょっとだけ変わったらしく
最近はむやみに人をアレしなくなったんだ!
それでも他人には厳しいけれど 仲間が傷つけられたりするとたまに怒ったり助けたりするぞ!
自身が持つポケット魔獣に対しては優しく接するんだ!

実はその出生は特殊なのだ!
本当は魔法使いではない普通の人間だったけど 大昔に死んだ魔法使い達の怨念がフーリャンの魂に取り付いたために彼女は異常なまでの超魔力を得て生まれながらの大魔女としてこの世に生まれたんだ!
しかし それが原因でフーリャンは捨てられてしまって 更にそれが原因でダークサイドへと墜ちてしまったのだった!!
幼少期は怨念達から色んな事を教わりながら育てられた だがある時フーリャンは怨念達を自らの意思の力で押さえ付け魂の内に封印し
怨念から授かった力だけを残して彼女は独り立ちしたッ!! それは確か10歳前後のお話だったきがする


《ひっさつわざ》
色んな魔法を使うぞ!フーリャンに扱えない魔法は殆どないとの噂も!!
数ある魔法の中でも 異臭を放つウンコ系 爆発させるバクサーレ系 緊縛するウーラ系 真っ二つにするマッサツ系 空を飛ぶフワラル系を好んで使うぞ!
そして『アンギール レット ファイニアラード ラ モン ファゲトール ダ ヌ ゥーラ』はフーリャンが持つ最強の魔法だ!
本来の威力で使うと宇宙が消えるらしい!

能力値(S〜E)
ちからC ぼうぎょD はやさB あたまA ふしぎエネルギーS まりょくSSSSS たいりょく C

13 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/25(木) 02:41:55 ID:CfPHH1L2
ねこ(ララミー・マルダイ)
19歳? 160cm弱 ??kg 派遣忍者

大魔女フーリャンにこき使われるかわいそうな女だ
だがしかし自分の意思で大魔女フーリャンに付き従っているフシも見られるぞ!
色んな手裏剣や苦無を武器としている!!!
現在は『土竜の穴』で派遣忍者業をしているが それ以前はとある場所で汚い仕事をしていたらしい!
そこで失敗して殺されそうになっていた所を たまたま通り掛かった大魔女フーリャンの気まぐれで助けられた過去をもつぞ!
その時 フーリャンが見せた笑顔がまたみたい という理由でフーリャンに付き纏う様になったとか!?
それから気難しく凶悪な彼女との交流を繰り返し その努力のすえに大魔女フーリャンが心を許すまでになったのだ!
よくフーリャン宅に来ては身の回りの世話をしたり虐められたり殺されかけたりしているんだ!
その甲斐もあって忍耐力はなかなかのものだぞ!リアクションのでかさもそれで培ったのだ!
変なしゃべり方だが目上の人には丁寧な言葉遣いで話すぞ!
そして大魔女フーリャンとは違い とっても優しい性格で
前はフーリャンに殺されかけた少年(マスラオ)を助けたりしたぞ!
マスラオはその後ねこに弟の様に可愛がられながら育てられ ねこと同じ派遣忍者“いぬ”となった!! しかし………

魔法使いの血筋で 魔法の中でもレアな結界魔法が扱える『マルダイ家』の最後の生き残りだぞ!!
結界魔法はフーリャンの動きさえも封じたりする程の強力な力を持っているが 強力故に最近は使われなくなった!!!


能力値
ちからD ぼうぎょA はやさS あたまB ふしぎエネルギーD まりょくC たいりょく A


14 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/25(木) 22:23:25 ID:CfPHH1L2
うさぎ(チコ・リーター)
18歳 170cm弱 ??kg 派遣忍者

別名 アホまたはバカ、クソ、ボケなど
非常におっとりとした性格のマイペースなコスプレ忍者その2(その1はねこ)だ!
語尾に『〜ピョン』とつけたりするとてもバカっぽい喋り方をしているぞ!
兎(動物の)をこよなく愛しており 本人は兎そのものになりきっているからこんな喋り方になってしまったらしい! …とか?
今は『土竜の里』派遣忍者していて どうやらねことは入社した時から一緒の同期だとか!
そのため2人はとても仲がいいぞ!
『土竜の里』に入る前はどこかのジャングルで逞しく暮らしていたというが その出生はフーリャン並みに謎なのだ!(本人も忘れている)
忍者としての腕は微妙 何故なら忍んでいないからだ! 頭に被ったうさ耳帽がとても目立つらしい!
何かに気付いたり驚いたりすると突然叫びだし周囲を驚かせるぞ!
フーリャンはそれを『ついに発情した』とよく勘違いしてしまうんだ!
見た目に似合わずパワフルでそのパワーは仲間うちでは1番だ!
特にそのキック力は強力で 勢いをつければ鉄塊さえ破壊するミサイルと化すぞ!
マイペースなうえ理解力が足りないため 会話に入ることが出来ずあまり喋れないでいる
人懐っこい性格で知らない人でもすぐに信用しちゃう!
そのため悪紳士マエラドから貰った『レムの種』をなんの疑いも無く飲んでしまいピンチに陥ってしまった事もある!

うさぎの夢の世界はメルヘンチックな場所で そこに暮らす人々は皆網タイツを履いているぞ!そして皆コロッケが嫌いなのだ!
網タイツ人間の他にシスコンうさぎ獣人やジェット亀などがいるぞ!
その夢の世界に生まれた守夢獣は 巨大な兎怪獣ラビリンス・ラビカフだ!!


能力値
ちからS ぼうぎょD はやさA あたまE ふしぎエネルギーE まりょくE たいりょく B

15 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/26(金) 01:41:43 ID:IhXWbzOh
サナバー・ステーキー
21歳 175cmくらい ??kg 魔術学者

若いのにジジイキャラで頑張る変わり者!
趣味は老人会巡りとゲートボール! ジジババの友達は100人を越える!
普段は魔術学者とかいうのをしているらしいがねんがら年中老人会に参加している気がするぞ!暇なのだろうか?
平均以上の美青年なのだが 自分のキャラが薄いと自覚しているためジジイになりきっているらしい!
素は一人称オレで感情の起伏が激しいちょっとだけ心配性な普通の人だぞ!
フーリャン達との出会いは『超神会騒動』でフーリャンが小さくなっていた時の事だ!
『超神会』の信者に襲われていたフーリャン達を助けたのが彼の運の尽き!
人のいい彼はその後もフーリャン達の旅に同行してしまったのだ!
その旅の中でサナバーはフーリャンにも気に入られ見事に下僕の仲間入りしたのだった!
たくさんの知識が頭に詰まっていて チームの頭脳的な立ち位置にいるが 今後そういった面で活躍することは あまり ないと思われる

彼も魔法使いの血を引いているぞ! 豊富な知識であらゆる魔法を使いこなす天才であるが 大魔女フーリャンの前ではそれが霞んでしまうぞ!
だがしかし 普通の魔法使い達と比べればサナバーでも桁違いに凄いのだ!
サナバーは色んな魔法の中でも『マジックウエポン』という魔法を得意としている!
これは魔法の力を物に宿し武器の形にして扱う高等の技術魔法なのだ!
これに関してはフーリャンよりも優れている とはサナバー談だが…
若い男だが ジジイを気取っているため基本的な戦闘能力はあまり高いとはいえないぞ!

サナバーの夢の世界はあらゆる物語を舞台とした世界だ!
物語を無事に完結させなければならなかったため とても長かったんだ!
その夢の世界の守夢獣は色んな物語の登場人物に変身してその能力を使いこなす大怪人パラレルマスターだ! 自身の命でもある本棚を燃やされるとすぐ死ぬ!


能力値
ちからD ぼうぎょD はやさD あたまSS ふしぎエネルギーA まりょくSS たいりょく D

16 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/28(日) 03:37:08 ID:wAyPcJUP
勇者チロリーン
20歳 175cmくらい ??kg 勇者

偉大なる勇者にして普通の元カレ(ただし名ばかり)のペロスケの実の妹だ!
優しく強かった兄を心から尊敬するブラコンだぞ!
しかしそんな兄ペロスケはフーリャンと関わったがために不幸の連続で 最後には非業の死を遂げてしまう!
チロリーンはフーリャンがペロスケを殺したのだと思い込み(実際はフーリャンを助けて死んだ)フーリャンを超憎んでいた!
そして兄の意志を継いで勇者となりその仇を討つ事を決意したのだった!
変装の達人であり その技を生かしてフーリャンに変装し 世紀末都市マイムでイメージダウン作戦を敢行していたぞ(だがどう考えてもイメージアップ)!
それを知ったフーリャンが怒り マイムに乗り込んで来た際に2人は初めて出会い 対決したんだ!
夢の世界ではガチバトルをして 負けてしまった!
今では荒れ果てたマイムシティを正そうと マイムの仲間達と共に奔走しているぞ!
プラモデル作るのが超速い
対フーリャン用として退魔の技を習得していて それと勇者流と呼ばれる特殊な体術を組合せて戦うぞ!
その体術は読みにくい名前の技がたくさんだ!
強さは現フーリャンパーティの中ではフーリャンに次いで二番目の強さを誇るぞ!!
最近では突っ込み役としても頑張っていて 男顔負けの勢いで突っ込むんだ!
チロリーンの夢の世界はRPGの様な世界で兄ペロスケにそっくりの勇者ああああが主役だった!
色々と特殊な作りなためフーリャン達も苦しめられたんだ!
そこの守夢獣は大魔王チクービ! イベントを進めて特定のフラグをたてねば倒せぬ難敵だったぞ!!


能力値
ちからA ぼうぎょB はやさB あたまB ふしぎエネルギーC まりょくE たいりょくS

17 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/29(月) 10:50:06 ID:8CFQx565
その他


リリス 性別不明 約3000歳
フーリャンが所持する4つの召喚リングから出現する魔獣の一体だぞ!
精神攻撃用毒舌魔獣らしいのだが いうほど毒舌ではないぞ

マエラド 男 年齢負傷
謎の男だ 謎の『レムの種』で世界各地で人々を謎の病気“永眠病”にしている
目的は謎で 謎多き黒幕なのだ!
ミャンチュー・ミャミャミャ〜ミャン☆ 男 27歳
戦闘キ○ガイ

ドラゴン 男 年齢不詳
優秀な派遣忍者を多く擁する『土竜の里』のボス 気さくで部下思いの親父だぞ!

18 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/30(火) 00:09:15 ID:qPennHna
今後の予定表


『世紀の凶悪対決! 大魔女vs世界の終わりと悪徳宗教!!』 ←《打ち切り》

『夢と現実 二つの世界を守れ! 大魔女vs夢の支配者!!』 ←《現在進行中》

『暗黒の世界大戦再び! 大魔女vs太古の英雄とその取り巻き達!!』

『大魔女孤独の戦い!〜100年闘争〜 大魔女vs不死魔獣ウロボロス!!』


↑以上 時系列順
以下 時系列不明↓


『異なる世界を旅して渡れ! 大魔女vs異次元獣ル・イーン・デクタス!!』 ←《怒られたため中断》

『史上最強最悪のクソガキ共! 大魔女vs神童衆!!』

『隕石とともにやってきた悪魔達…! 大魔女vsあいつら!!』

『宇宙戦争 勃・発! 大魔女vs宇宙神!!』

『砂漠と化した世界を救え! 大魔女vs砂の怪物!!』

『世界が終わる…最後の物語! 大魔女vs終わりの運命…!!』

『出たァー ここはッ?! 大魔女vsアン・ノウン!!』

19 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/30(火) 20:03:24 ID:qPennHna
「ピョウ…ピョウ…」
カタカタ



「なんだ?! フンド神のお言葉がお消えになった!!?」



「アホうさぎ! ほら早く続きを…」

「ピョウゥ〜…でも…」

「…ったく あんな粗末なモンにビビってウブ気取ってんじゃないわよ…
フワラルを使ってる最中に別の魔法を使用するのは結構シンドいってのに…仕方ないわね
続きは私がやるわ ンー…オホン」



―――― 悪かったわね なんでもないわ ――――

「アレ!? フンド神様…なんか声が変わったような…」

――― 気のせいよ ―――

「そ…そうですかなぁ…?」

――― あ?フンド神の私の言う事が信じられないの?
はぁーあガッカリ… どうやらあんた達はとんだ見込違いだったようね…臭いのよボケが ―――

「ぬ…ぬおーーーーっ フンド神様っ!! お許しぅをーーーーーー!!!!!」

――― ふん…許してほしければあんたら全員フンドシ脱げ!! ―――

「はっ!!! 只今ーーーーっ!」
ぬぎぬぎぬぎ


きらきらきら… ブラァ〜〜〜〜〜〜ン!




「ピョピョッ ピョイーーーーーーンッ!!!!!!!」
カーッ

「ふむ…想像以上に酷い絵面だわね…」

20 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/30(火) 21:51:53 ID:qPennHna
「これでよろしいですか!?」



「…そだ いい事思い付いたわ」
パチンッ


ギュウォオォォオォオオオォーーーーーーーッ!!!!!


「なんだ!!? 突然急降下し始めたぞ!!」

「マズイですよ! このままでは大勢の人に我々の珍宝を…」

ビュビューンッ!


「きゃあぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!! 空から下半身○だしの男達ーーーーーー!!!!!!!!!」

「理解不能ーーーーーッ!!!!!!!!!!」

わーきゃーわーきゃー


「ぐ…ぐわあぁぁぁッ 恥ずかしいですリーダーァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

「バカヤロー!!!!! フンド神様の前では平常心でいろと言っておろうがーーーー!!!!!!!!」
ギンッ

「そう言うリーダーもソコが平常心じゃねぇえぇえええええーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」


「変態よーーーー!!! 変態よーーーーーー!!!!!!!!!」

ワーワー キャーキャー



「あはは 痛快ね でもお遊びはここまでにしましょうか」

「ピョウン…」

21 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/30(火) 23:00:32 ID:qPennHna
ギュオンッ!!

「ほっ…ほああぁ… やっと急上昇…助かった…」

「………(ちっ 終わりか)」

――― じゃあ許してやるからフンドシを履きなさい
本題はこれからよ ―――

「分かりました」
キュッキュッキュ! ギュッ!!
「履きました! して 本題とは?」

――― お前達が明日ダンスの大会に出ることは知っている
フンドシの神としてそれは是非応援したいのだが…おそらく今のままではお前達は負ける ―――

「なななっ なんですとーーーーー!!!!!
来る日も来る日も走り込み 滝に打たれ 断食し 身体と精神を鍛えぬいた我々が負けると!!!」


――― 普通にダンスの練習もしなさいよ… ―――

「そんなの嘘だーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

――― 嘘ではない 現実に目を向けなさい
それもこれもお前達が漢力の鍛練を怠ったのが原因… ―――

「漢力!!!!! そんな最も重要な部分を我々は鍛えていなかったと!!!!!?
なんてことだ……ッ」

――― だが今からでも間に合う 漢力を簡単につける事の出来る儀式をお前達に教えてあげましょう ―――

「ぜ…是非!!!!!!
皆の衆!!!!! フンドシとケツの穴締めてフンド神のお言葉をご拝聴セイヤッ!!!!」

『セイヤッ!!!!!!』

キュッ!!

22 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 02:51:26 ID:NQNpg8fS
廃墟


「いちゃつくなぁ〜〜〜〜 いちゃつくなぁ〜〜〜〜〜〜」
『ウガガァーーーーーーッ!!!!!!』


ちん子「きゃあきゃあきゃあきゃあぁぁーーーーーー!!!!!!!」

ナニ雄「食べないでぇーーーーーー!!!!!」


「頑張るのぉ…チロリーンちゃん…」

「泣けてくるぅ〜」

ピロリロリロリ…
「んむ?」

「んはぁ〜? なんか電波ぁ〜 大魔女か〜な〜?」

「うむ… フーリャンからのテレパスじゃな」
ピッ
「なんじゃ?」

《私よ フンドシ集団を確保したわ 今そっちに向かってるわ》

「い…いたのかっ!! フンドシがっ!!!」

《まぁね あと1分くらいで到着するけど そっちはどうかしら》
「う…むむ そうじゃな…」


「だからいちゃつくなーーーーーーーッ!!!!!!!」
『ガフォオォーーーーーーンッ!!!!』


「なんとか…状況を止まらせておるよ…」

《あらそう じゃあそろそろイイ雰囲気にしててよ
スムーズに終わらせるわよ!》

「わ…分かった」

23 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 04:54:56 ID:NQNpg8fS
「別れろーーーーーー!!!!!」
『フンガーーーーーッ!!!!!!』
ドアァーッ

「チ チロリーンちゃん! もうよい!! もうよいっ!!!!
もうフーリャンがフンドシ連れてここに戻ってくるから!!!!」

「………… …そ そうかい…」
フシュルルル…

「どんだけカップルが憎いんだよぉ青〜ウフ〜」

「…………」

「さて 今度はフーリャンらがここへ戻る前に雰囲気を戻さないといけないんじゃが… これは…」



ちん子「カタカタカタカタカタカタカタカタ……」

ナニ雄「ハーーーー…ハーーーー…」



「もはやそんな雰囲気じゃないのお…」

「すまなかったよ…マジで」

「うーむどうしたものか…」

「チェリー〜お前魔法使いならぁ〜イイ感じの雰囲気になる魔法でも使えよぉ〜」

「…フーリャンじゃあるまいし そんな実用的でない魔法はわしは修得しとらんわい」

「使えないチェリー〜 だからチェリーなんだよぉ〜
しょうがないなぁ〜 ま〜た〜 あたしの〜力を貸してやるよぉ〜」

「お お主の?」

「そうだよぉ〜 じゃあ…チェリー〜
あたしにぃ〜 なんでもいいから魔法〜撃ってよぉ〜」

「え…… お主に!? し…しかし」

「いいから撃ってぇ〜 大丈夫だからぁ〜」
にやぁ…

「……ぬ…ぅ 分かった…ならば!
ヒァイフヤァヤヤァジュアァ メコラ!!」

ズギュルッ ボゥンッッ!!!!!

「えへぇ〜〜っ 来たよぉ〜〜〜」
ギラギラギラッ…

24 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 13:38:28 ID:NQNpg8fS
ギラギラギラギラギラララァ---ンッ!!!
「ン〜フフ〜〜」

「わしの…魔力がリリスの右目に集中しておる…!」

「出来るだけ綺麗なイメージを〜 見せ〜る〜〜〜〜!!!」
ビカッ!!

ほわわわわわわぁ〜〜〜〜んっっ!!!!!!!!


「なっ!!!? これはッ…?!!!!!」



ナニ雄「!!!!!? な…なんだこれはッ!!!!!!!」

ちん子「廃墟だった風景が…綺麗な花に囲まれたお花畑に見える…!!!!!!!」



「あたしの右目のもう一つの力だよぉ〜
『幻影投射』〜! 受け取った魔力を色んなイメージに変えて放出するのぉ〜」
ババンッ!

「こ…こんな力まで…!
さすがフーリャンが持つ魔獣…! 普通とは一味違うのぅ!!!」

「これはいい雰囲気だよ」



ちん子「綺麗… すっごい綺麗だよ… ちん子…感動して… ちん子震えちゃうよ…」

ナニ雄「あぁ……」

ちん子「ナニ雄さん…」

ナニ雄「そうだね キッスしよう」



「よしっ!!! うまくいったぞいッ!!!!」

「お! どうやらフーリャン達も来たみたいだよ!!」


ビューンッ

25 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 14:26:54 ID:NQNpg8fS
「来たか!!!!」
バッ


カアアァァァァァァァ…… ドンッッ!!!!!


『セイヤッセイヤッセイヤッセイヤッセイヤッヤッヤァーーーー!!!!!!』
フンーヌッ!!



「ぎゃああああああああぁっ なんじゃありゃーーーーー!!!!!!!!!」

ビューンッ!! ストッ
「ただいま」

「ピョーン!」

「おいおい…アレはなんじゃ!!」

「フンドシよ 街にいたのよ」

「マジかよ…」

「さて こちらももうOKの状況のようね
じゃあ行くわよ…カメラセッティング!!!!」

スチャスチャスチャッ!!



――― 到着よ 地面に着いたら即座に儀式を始めなさい ―――

『セセイッ!!!』
ヒュー…


ナニ雄「ちんこ…」

ちん子「ナニ雄さん…」
スッ…



スタタンッ
「よし!! 儀式始めィッ!!!!!!!!」

『わーーーーーーーッ!!!!!!』
ドドドドドドドッ!!!!!!!!



「来た来たァッ! シャッターチャンスッ!!」
ドンッ

26 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 15:11:51 ID:NQNpg8fS
トンッ トンッ
「セイッ セイッ!」

「セイセイッ ハッケヨイ…セイッッ!!」

「セーイッ フンヌッ フンヌヌンッッ!!!」

ドドドドッ… ドガガァーーーーーッ
ドンッ ドドンッ ドンッ ドガッ

「ゼェエェ〜〜〜〜イッッ…」

「がんばれ頑張れ!! フンド神が見ておられる!! 漢力を高めるのだァーーーーー!!!!!!!!!」

「セセセセセセセセセセイッ!!!!!!!!」
ズドドドドドドッ…



ちん子「んっ…」

ナニ雄「ちん子………!!」

ちゅっ…



「来たーーーーーー!!!!!!!!
フラッシュフラッシュフラァーーーーーーッシュ!!!!!!!!!!!」
パシャパシャパシャパシャッ!!



「セィヤッ セィッ ヌゥうェエェェェーーーーーイィッ!!!!!!!」
ドカドカッ



ちん子「〜〜〜〜〜〜ッ…!」

ナニ雄「―――――――ッ」



パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャッ!!!!!!


「…………」
パシャパシャパシャパシャパシャ…
(なんだこれ……)

27 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 16:26:51 ID:NQNpg8fS
スポン…
ちん子「……///」

ナニ雄「……甘かった… ちん子とっても甘かったよ…」

ちん子「ナニ雄……さんっ」

パシャパシャ…

ナニ雄「ん? なん…だ…」


パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャッ!!!!!!!!!!!!!!


ナニ雄「なんぞこれェーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ちん子「きゃあぁーーーーーーーーー!!!!!!!! ナニ雄さんあそこォッ!!!!!!!!!!!!!!!!」


『セイセイはウッ!!! ぬんぬんぬゥーーーーんッ!!!!!
ふぬゥッ
ゼァッ ッツェイィッ!!! ジャッ!!!!! ホォーーーーーーー!!!!!!!!!!』
ドゴォーーーンッ!!!

「のこったのこったァッ セイヤァーーーーーッ!!!!!!!!!!!」



ちん子「フンドシ姿の男の人達が逆立ちしてお尻をぶつけあっているわ!!!!!!!!!!!!」

ナニ雄「えぇぇーーーーーーーッ なにゆえーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!?」


バッ!
「ちん子! ナニ雄!! お前達のチュッチュ写真はこのキャメラにおさめさせてもらったよ!!!
次のエンデリル日報をお楽しみにしていなよ!!!」

ナニ雄「!!? き…記者だと!!!!?」

「そしてフンドシ共! あんたら明日頑張りなさいよね」


「はっ!! どこからかフンド神様のお声が!!!!!!
お前達ファイト一発元気百チンで行けーーーーーーー!!!!!!!!!」

『セーーーーーーーーイッ!!!!!』



「さぁて 退却よ!」
ダダッ

28 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 17:56:22 ID:NQNpg8fS
エンデリル日報本社


「うおぉーーーーーーーッ お前ら見事だこのォーーーーーッ!!!!!!!
よくやった!!!!!! 抱かせろ!!!!!!」
ギュギュッッ!

バキバキッ!!

「ゲップォぐァッッ!!
こ…この恥ずかしがり屋さん達め!!!!!!
ま いい…でもマジもーよくやったぞ!! この写真…私のイメージぴったしじゃないか!!!!
正直絶対無理だと思ってたんだが!!!!!!!」

「無理だと思うものをやらせないでよね…」

「だがお前達はそれを見事にやってのけたじゃあないかっ!!!!!!
もうお前ら全員一流だぜ!!!!!!!」

「…ま 私の手にかかればこんなものね」

「なに手柄を自分一人のもんにしようとしてんだよ」

「はっはっはっは!!!
褒美に臨時きゅうりを一人3本あげよう」

「いらねーー!!!」

「本当にきゅうりが給料なのか…」

「じゃあお前達! さっそく次の仕事…いっちゃうか?!!!!!!!!!」

「えっ… またかよ!!!!」

「ちょ ふざけないでよ偉そうな出歯亀が」

「何言ってんだバカヤローーーーーーー!!!!!!!!!!!!
世の中仕事したくても出来ない人達だっているんだぞーーーーー!!!!!!!!!!!
だからお前ら 来た仕事は喜んで受けるのが当然だ狼牙!!!!!!!!!!!!! キシャー!!!!!!!!!!」

「知らないわよ」

「な…なんだとぉ… そんな事言うならこちらも…怒るぞーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!
私が怒ったら怖いぞ!!!!!!!!! お前らの写真撮って出会い系サイトに投稿しちゃうぞーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

「陰湿だなオイ!!」

29 名前:創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 19:29:16 ID:NQNpg8fS
「待て待て… ここは是非受けようではないか」
ヒソ
(早くエンデリル殿を助けるためじゃ 少しは我慢せいよお主ら)

「ぐっ… そうか…」

「……分かったわよ」

「よーし! ナイス説得ジジイの人!!!!!
まぁまぁそんな顔するなよ!!! 次のは簡単だからな! 簡単!!!」

「本当かよ… で なんなんだい?」

「お前達にはある“花”をとってきてもらいたいのだ!!!!!」

「ピョオ〜…お花〜?」

「そう…その花の名は“デラべっぴん”という
世界で1番綺麗という名前の通りデラべっぴんな花を今度出す雑誌の表紙に飾りたいと思っているんだよ」

「なるほど 私様達にその花を“撮って”来いと」

「いや違う 正しくは“採って”来い…
つまりこの会社に持ち帰って欲しいのだ!!!!!」

「む? なんでなんじゃ? 写真にうつしてくるだけで十分じゃろ」

「いや実はな! デラべっぴんが生えている場所が生えている場所でな…
そこでデラべっぴんを撮影するより きちんと整えた場所で撮影した方が絵になると思ったんだよ」

「ふーん… んでそのデラべっぴんってのはどこに生えているんだい?」

「先程お前達がこのちん子とナニ雄の写真を撮影したこの廃墟だ!!」

「えーーーーっ また廃墟かよ?!!」

30 名前:日本語:2010/03/31(水) 19:42:27 ID:NQNpg8fS
「廃墟に世界一綺麗な花が生えるのかよ!!!」

「デラべっぴんは実に訳分かんない花でな!
超汚い場所でしか花を咲かせないんだ!!!!
んで 私達エンデリルが掴んだ情報では この廃墟の地下深くの汚水道に 一輪だけデラべっぴんが咲いているというのだ!!!!!!」

「汚水道ですって…最悪」

「しかもどうやらこの情報を手にしたのはウチだけではないようでな…
何人ものマニアやコレクター…業者などが刺客を送り込んでいるらしいのだ!」

「…ほう」

「つまりだ! 他のどこよりも早くデラべっぴんを採取する!!!!
それが君達にくだされる新たな指令だッ!!!!!!
若ったら頑張ってこォォーーーーーーーーいッッ ファイッッ ファアァァーーーーーーイッッ!!!!!!!!!!!」

「分かったから うるさい」

31 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 00:55:20 ID:Uz8cn2JQ
――――――


ビュウン バササァーーーーーッ…

「ったく またあの場所に戻るなんてね」

「つーか話聞くかぎりじゃ全く簡単そうに聞こえないねぇ
色んな連中もデラべっぴんを狙ってるっていうんならそいつらとの奪い合いの戦いになるんだろうし…」

「ま… たいした数でもたいした実力でもないでしょ… 私達にとっては簡単よ」

「戦いかぁ〜 ねぇ大魔女〜 じゃあ敵とかちょっと殺していいのぉ〜?」

「そうね でもちょっとよ」

「いやいや!! 駄目じゃぞオイ!!!
夢の世界にあるものを傷つけたら(例外あり)この夢の世界であるエンデリル殿に影響が…」

「なんだよぉ〜 ケチィなぁ〜」

「いや…ケチとかそういう問題ではなかろうぞ!!!」

「うブ〜」
ブーブー

ヒソヒソ
「リリス」

「ん〜?」

ヒソヒソヒソ
「クソジジイには内緒で ちょっとだけなら」

「マジでぇ〜? やったぁ〜!」

「いやいやいやッ 聞こえとるぞ!!!!!!!!! 絶対駄目じゃからな!!!!!
お主ほんとに親バカじゃな!!!!!!!」

「おい 廃墟が見えて来た…… ………よ ……!!!!!?
おいちょっとなんだアレッ!!!!!!!」

「え?」


ドンッッ!!!!!!

ワラワラワラワラワラワラワラ…



「人多ッ!!!!!!!!!!!
なんじゃこりゃーーーーーーーーー!!!!!!!」
ばばんッ

32 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 02:18:53 ID:Uz8cn2JQ
「こ…こいつらまさか… デラべっぴんを狙う刺客共…?!」

「…恐らく そうじゃろうな」

「多すぎだろ!!!! いつの間にこんな集まりやがった!!!!!!?」

「…面白いじゃない
こいつらみんなライバルなら… 一人残らず蹴散らしてやろうじゃないの!!!!」
ギュオンッッ!!!!!

ギュギュウゥーーーーーンッ!

「ぬごォーっ…お おいフーリャン!!」

「あーハイハイ 分かってるわよ毎度毎度うるさいわね!!
あまり手荒な真似はしないわよ…蹴散らすだけ!!」

ギュギュンッ!! ゴウゥゥーーッ!!!!

モブ共『!!!!?』

「ハイクェート ヒュラフリーダ メコレ ジアー」


ビャッビャッ ビャラララララララララァァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!


モブ共『ギャッ…ギャアアアアアアアアアァァァァーーーーーーーーーーーー!!!!』

ヒュオォォーーーーーーーー………ン……ッ


スタンッ
「うん 超優しい」

「どこがじゃ手荒じゃろーーーーッ!!!!!!!!!」

33 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 03:16:35 ID:Uz8cn2JQ
スカァ〜… ヒュヒューン…

「誰もいなくなっちまった…
全員大分フッとんじまったみたいだな…」

「ぬぐ〜…これで傷ついている者がいたりしたら大問題じゃぞ…」

「本人に大丈夫かどうか聞いてみりゃいいじゃない
ちょっと!出歯亀!出歯亀ーーーー!!!!」

カショッ
《ぐほッはッブフゥーーーッッ げぼぁあぁぁぁっッ ガッッフごホォッ…じゃべちょぐげァーーーーーーーーーッ!!!!!!!
ぐはぁー…ぐはぁー… ま…まご… べこァ… だ……大丈夫…セーフ…だぜ…
…ッ はッちぇべげりゃぎゃブじょオオオオオオオオオォオオオォーーーーーーオッ!!!!!!!!!!》
ドタン ドタンッ プツッ…


「セーフみたいよ」

「本当かぁぁっ!!!!!?」

「まぁ細かい事はいいじゃないの
探しましょう デラべっぴんを」
ザザッ!


―――――‥

コソコソ…
ススッ… サッサッ!!
??「・・・・・・・・」


34 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 14:10:08 ID:Uz8cn2JQ
ザッザッ…
「確かデラべっぴんがあるのは廃墟の地下深くの汚水道…だっけ?
まずは地下に行ける道を探さなきゃね」

「しかしここは廃墟 建物が崩れ瓦礫だらけじゃ… 探すのは難儀そうじゃな」

「あ じゃあ〜」
スッ

「む? なんじゃ?」

「あたしの目〜 使うよぉ〜」
キラーン

「おぉ! まさかお主にはそんな力まで?!」

「うふうふふ〜 魔眼力〜!」
ギンッッ!!!!

じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…


「…………ッ」

「………ゴクリッ」

「……」


じぃーーーーーーーーーーー……


しぃ〜〜ん…


「〜〜〜〜…んぷゥ〜」
スゥ…

「…どうじゃ!?」

「分かるわけないじゃぁん〜 あたしにそんな力ないしぃ〜」

「ズコーーーーッ! なんだそりゃ!!」


ザザッ
「ヘイ ユーら そこの仲良しサークル待ち待ち待っちィー!」


「!?」

35 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 14:52:40 ID:Uz8cn2JQ
ズズワタ
「待ち待ち待っち〜 ユーらそこまであとはミーらにまかせなヨーヨーマッ!」

「なにこのいかにもやられ役の雑魚っぽい顔の連中」

「ミーらは『蜜色フローラル』! 人呼んでお花盗賊団だゼーット!!
デラべっぴんユーらゲットNO〜〜〜〜〜! ミーらゲットがOKィエッス!!
分かったらゴーホームちちくりマンボウヒャッハーイエス」

「はぁ? なに言ってんのこいつ」

「あぁいやつまりだな
俺達はお花コレクター! デラべっぴんは俺達が手に入れるからお前達は諦めて未来に向けて脱出せよ といったんだ」

「普通にしゃべれるんなら最初から普通にしゃべれ!!」

「イエ〜ス Are you 理解?
理解OKなら即座にゴーホーム ゴーホームして風呂High&Low!
そしてミーらアンダーにザブンね デラゲティお〜ゥ!」

「意味分かんない
でも一つだけ言える事があるわね
デラべっぴんは私達のものよ」

「小〜野ォ… ユーアー馬鹿ァ〜ね
ミーらベリベリーフェイマス武闘派ね
ユーら勝ち目ナッシンア〜ハァ〜ン 色んな意味で痛いアイみちゃうYO〜!」
チャキン チャキン チャキーンッ

「…やる気?」

「オー…仕方ないよ不可抗力ぬ〜
ミーら子供ボコボコる趣味ないヨー でもユーら邪魔するなら容赦なくチューチューチュブリラボッコボコね〜」
スラリッ ギランッッ!!


ドドドッ!!!

36 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 15:57:23 ID:Uz8cn2JQ
「…ちぃっ 向かってくるぞぃ!!!」

「ねぇ〜 あいつら殺してい〜い〜?」

「いいわよ」

「いや駄目じゃと言っと狼牙!! キシャッ……ハッ! 思わず…」

「よしじゃあここは 私様にまかせな」

「あんたが? あんたの戦い方が1番手荒じゃないのボケ妹」

「へっ 勇者流拳法はただ敵を傷つけるだけの技ばかりじゃあないよ
見てな」
ザザッ



ドドドッ!!
「ヒャーーーッホォーーーーー!!!!!
ユーら覚悟出来てマスかいネーーーー?!!!!」


ザンッ
「へっ それはこっちの台詞だよ
お前らせーぜーおもらししない様に気をつけてな」

「バードン?!! 何ほざスピークっているの頭ねェ〜〜〜〜〜〜〜〜YOーーーー!!!?」
ヒュオッ…

「勇者流拳法…」
スウゥ〜…
「『黽血毘畏無』ッ!!!!」
ギララララッッ!!!


ビクゥッッ!!!!!

「なッ…ほわァーーーーッと!!!!!!
か…かか…体が…ストップしてドントムーブでどうしたもんかァーーーーー!!!!!!!
なっ 謎!! 謎謎謎の謎クライシスっちゃってるYOユーらァーーーー!!!!!!!!」
ビクビクビクッ…


「…!? なんじゃ!!?」

「ボケ妹から 凄まじい威圧感が…」



「勇者流拳法…“無撃”!!
相手が悪であろうとその身体にダメージを与えない慈悲深き攻撃だよ
『黽血毘畏無』は私様の鋭い視線で悪の動きを止める!!」
バンッ

37 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 18:01:40 ID:Uz8cn2JQ
ガクガクガク
「いったいぜんたいなんなんだホワット?!
おいチームメイト達よ! ユーら動け戦えブッ倒せヨーホーッ!!!!!」

「べけっちょ ばすでげんみゃかにみそらーめん(しかし 動くことが出来ない)!!」

「ポアラ(まるで全長100mはあろうかという超巨大生物に睨まれている様な感覚… 恐怖で動けねーよ… 助けてママ)……!!!」

「…ぐっ… アー モイ ゴッ(Oh my god)!
動け動け…動けマイぼでいぃーーーー!!!!!!」
ギギギギ…

「無駄だよ お前達がどうあがこうと動けやしないよ
これがお前達と私様の実力差 分かったら去りな」

「ノ…ノォ〜〜〜〜〜ッ!!!!!
そんな出来事アリエNOーーー!!!! 許せNOーーーーー!!!
デラべっぴんはこの『蜜色フローラル』が手に入れて毎日ニヤニヤ見つめるのYOーネーーーーーーー!!!!!!!」
グググッ グンッ!
「オーイエス!! ミーの体メチャメチャ動くイッエァーーーーーーーーーーッス!!!!!」

「気合いで縛りを解いたか…まぁまぁやるね」

ドドドドドッ!!
「今のミーとってもアングリーよ!!! 今のミーはとっても怖いよ!!!!」

「……最後の勧告だよ 諦めてこっから去りな」

「聞く耳NOスタンァーーーーーードッ!!!!!!!」
ギュオンッ!!

「…そいかい
先にいっとくよ…洪水注意ッ!!!」

38 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 19:40:32 ID:Uz8cn2JQ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


「なぁに〜? オトコ女の様子がおかしい〜よぉ〜」

「…リリス あとアホうさぎもクソジジイも…私の後ろに下がりなさい」

「な…なに!?」

「早く さもないとあんたらもアテられるわよ… ボケ妹の鬼の気に…!」
ドンッッ!!


ザッ… ガクガクガク…
「ぃ…イヒァーッ! ホワッイヅィヅィッ!!!?
か…か…体がストップTHEガタガタでドントムーーーーーブ!!!!!!
ハー…ハー…」
ぷるぷる…
(あ…あの女だ… あの女の迫力が…俺の体を押さえ付けていやがるッ!!!!
ちょ…直視…出来ねぇっ… 見たら…見たら“何かが壊れてしまう”ッッ!!!!!…)
カタカタカタカタ


「見な…私様を…」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…

(ハァー…ハァー…
み…見てはいけない……ッ)

「見な」
怨ッッ!!!!!!!


怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨……


グググッ…
「ほ…ほぉあぁあぁぁああぁぁあぁあぁ……
(体が勝手に…あの女を見るゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!)」
グッッ……


ギィンッッ!!!!!!


「はッ…………ッッ」


「見たな…この世で最も最悪の………恐怖を」

勇者流拳法秘奥義
『狂滅神心身・楓悪鳧悪蘇楓悪乃蘇痣鬥蘇』


「ぎッ…」
ジョボボオォォ〜〜…
「ぎぃやあぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

39 名前:最も最悪:2010/04/01(木) 19:55:42 ID:Uz8cn2JQ
「おにょ〜〜〜〜!」
ぶくぶくぶく… バターンッ

「ダイナマイトン(名前)!!!!!!」

「バ(退却だ退却だーーーーー!!!!)」


ダダダダダダッ!!



「ふぅー…相変わらず気分の悪くなる技だよ」

「ふーん 物騒なモンを持っているのね」

「…悪いな 事前に言っておくべきだったね
あんたらに影響はないかい」

「わ わしらはフーリャンの影に隠れておったから問題ない…
しかし想像を絶する技だったようじゃな…見なくても感じた…恐怖に似た何かを
連中も萎縮震慄で逃げおったわ」

「ピョイーン…」

「今のは 凶悪に高めたなんかすごいエネルギーを相手に見せる事によって
相手の脳に直接恐怖のイメージを投影させる技みたいね
素晴らしい技じゃない 私が欲しいくらい」

「あぁ… 敵を戦意喪失させる技なんだが…やりすぎてしまうのが難点だな
(しかしこいつ… 実際に目にした癖に実にケロっとしてやがる… さすがだね…)」

「しかしこれでー…またデラべっぴん探しを再開出来るのう」

「はぁーあ〜… こんな広いとこで探すなんてメンド〜」


タタッ ザッ
??「あっ あの!!」

「?」

40 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 21:00:18 ID:Uz8cn2JQ
「また刺客? まったく面倒ねっ…」
ダダッ ダヒュンッ!
「大魔女ドロップキーッ…」

??「待ってください!! 私は花を狙った刺客ではないですっ!!!」

「ク!!!! ……え?」


モシャッ!!!



―――――…


??「ん… ぅん……」
ボヤァ〜…


「お前っ!! 攻撃仕掛ける前に人の話聞けよ!!!
しかもなんでドロップキックなんだよ!!!!」

「ノリでついやっちゃったのよ」

「この子が悪いヤツに見えるかぁ!? 人を見ろ人をッ!!」

「バカね 見た目と性格は比例しないのよ
だって私とかかわいくて綺麗だけど性格は最悪でしょう?」

「知るか!!!」

??「えっと…私は……」

「む 気がついた様じゃぞ」


――――――…


「…そうなんですか みなさんあのエンデリル日報の…
あ 私の名前は超メリークリスマスと言います」

「…なんだって?」

「あ “超メリークリ”が名字で“スマス”が名前です」

「そんな名前アリかよ…」

「ま…まぁそれは置いといて
さっきはすまなかったのぅ ウチのフーリャンが」

「私は悪くない」

「そ…そうですっ…私がいきなり話しかけたのが悪いですから…!」

「ねースマぴょ〜ん なんでこんなトコに来たピョン?」

ドキッ
「そ…それは…!」

41 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 23:54:25 ID:Uz8cn2JQ
「何? なんか隠していそうね」

「いっ いえっ! 私はあの…デラべっぴんを一目見ようと思って…!
なんてったってあの世界一綺麗だと言われているデラべっぴんですよ! 見に来ない訳にはいかないでしょう!」

「なんだ やっぱりライバルね」
ギラン

「い…いや私は見たいだけでっ! 独り占めするとかいう気はないんです!!」

「あ そうなの」

「でもこの場所に来て…一回諦めてました
だって怖い人達ばかりなんですもの…」

「そんな中で私達に声をかけたのは何故?」

「いっ いやあの…あなた方はあまり悪そうに見えなかったからなんですけど…
それであのっ…一つだけお願いをしたいんですが… よろしければあなた方のデラべっぴん探しにこの私も同行させてもらえませんかっ!!
私一人ではとてもデラべっぴんの場所まで辿り着けそうにないんです…だからっ」

「えぇ? あんたみたいな見るからに凡もやしの小娘を?」

「何ほざいてんだよぉ〜 もっとデカくなってから言えよぉ〜」

「馬鹿な事とは承知してますっ…
でもどうしても私はっ…デラべっぴんを見たいのですっ!!」

「ふーむ…しかしなぁお嬢ちゃん…」

「あんた連れてっても足手まとい増やすだけで全然リターンなさそうだし」

「…そうですよね… 私みたいな運痴は足手まといですよね…
でも私… この広い廃墟の中のどこにデラべっぴんがあるか知っているんです」

ピクンッ!!
『なんですと!?』

42 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 00:50:21 ID:vQfO3mqY
「どういう事?」

「こっ ここに来る前…事前に調べたんです…
だから この廃墟のどこに地下への入口があって…地下のどこにデラべっぴんがあるのか…
私にはそれが分かります」

「…本当? じゃあ地下への入口というのは一体どこに?」

「…こっ こちらへ…」
ザッ…

「…付いていってみましょう」
ザッザッ…


―――――

ヒュウオォォ…
??「うい…聞いたかよ…」

??「えぇ ばっちり」

??「くけけっ…こりゃまさに棚ぼた!… こかァー一先ずアレらの後を追うで!」

―――――



ザフンッ ガラガラガラ…

「こっ…この…瓦礫の下です…」

「…アホうさぎ」

「ピョウーン!!」
ダヒュンッ!
「発掘ピョンーーーーーーキィーーーーーーーーーーッック!!!!!!!!!」

バガガァーーーーンッッ!!!
しゅううぅ…

「はっ…はわわァ〜! すっ 凄いですねぇ…」

「ん! おぉこれは…地下への階段か!」


バーン!!

43 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 01:08:59 ID:vQfO3mqY
「ふーん…まぁあんたの言ってる事は嘘ではないようね
じゃあ次はデラべっぴんの場所を教えなさいよ」

「そっ それは私も同行しなければ分かりません…この地下は複雑ですから」

「むぅ…まいったわね…」

「だっ…だから…私も連れていって下さいっ!!
私はデラべっぴんをこの目で見たいのです!
でもそれは…抜き取ったものでもなく…写真でもなくっ!!
正真正銘地面に根をはり悠然と立つデラべっぴんですっ!!!!」
ババッ
「お願いですっ わっ…私も…!!!!!」

「おいおいそんなシャイニング土下座しなくとも!!」

「……………」
ザッ…
「顔をあげなさい」

「うっ……」

「この下…どうなっているか分からないけど 恐らくあなたの様な凡もやしには危険な道でしょう
怪我をするかもしれないし 最悪命の危険もあるかもしれない…
それでも良いと言うのなら それほどの覚悟があるのなら…付いてきなさい」
ザッ カコン…カタン カタン

「フーリャン…お主…」
じーん

「…いっ 行きますっ!!
ありがとうございます……!!!!」
タタッ

44 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 01:43:30 ID:vQfO3mqY
―――― 廃墟 地下…

ポチョン… ポチョン…
ガラガラガラッ


「想像以上に荒れとるな…」

「この地下はなんのためにあったんだい?」

「こっ この廃墟がまだ立派な街だった時 ここは巨大な地下マンションだったそうです…
確か地下15階まであったと記憶していますが…
汚水道はそのまた更に地下ですね…」

「地下マンションって何よ…面倒臭いわね…」

「しかもここはとても複雑なんです
でっ…ですから何も知らず潜っては絶対にデラべっぴんには辿り着けません
みっ みなさん…私についてきて下さいね」

「ンぶ〜気分悪い〜 こんな頼りないヒョロ子に先導されるなんてさ〜
あたし雑魚いやつ嫌いな〜の〜
あんたがヤバくなってもあたし知ら〜ないからぁ〜」

「ごっ ごめんなさい…」

「ほれほれそんな事言うでないわ
それよりリリス 足元に注意せんとそこ突き抜けそうじゃぞ」

ギシ…
「ハハァ〜 大丈夫だ〜よ〜 この腐れチェリークソジ」
キ… ベキョッッ!!!!
「ジひ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!?」

「リリス!!!」

「危ない!!!!!」
ダダッ
バシィーーッ!!!

プラーン… ヒュウゥゥーン……
「は…ははははァ〜…大丈ばなかった〜」

「あ…危なかったのう…! バカモノ…!!」

「な…ナイスよクソジジイ!」

45 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 02:39:41 ID:vQfO3mqY
「なーんでリリスもフーリャンも人の話を聞かんのじゃーーーーっ!!!!!
今のは危うくガチで死ぬとこじゃったぞ…!!!!!」

「んプ〜…」

「なんで私まで怒られんのよ」

「しかしこの穴…見てみな 底が見えないよ
おそらく落ちてたら最下層まで真っ逆さまだったろうね…」

「…ゾ〜…」

「リリス… ここは一応クソジジイに感謝しといたら?」

「………んプ〜」
プイッ

「こやつめ…!」

「だっ…大丈夫ですか皆さん…
ここからはなるべく足元に気をつけて行きましょう…」


――――…

ザッザッザッザッ
「…まだ最初のフロアをウロついてるけど 本当複雑だねぇ」

「きょっ 居住区だけでなく様々な施設が入っていた場所ですから…
でも確かもうすぐで次の階へ行ける階段が見えるはずです…」
テクテクテク…
「あっ ほらあすこに…!」
タタッ…

「あ おい! ……む!?」


ギロリッ!!

「えっ…どっ どうしましたっ?」

「ス…スマス!! 後ろ!!!!」

「はっ はい?」

「ガロロロロロ…」

「えっ……」

46 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 03:13:02 ID:vQfO3mqY
ズズーンッ!!!!
「ガッロァアァァァーーーーー!!!!!」

「のっギャあぁーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!」
ドスーンッ

「スマぴょん!!」

「なんだこいつは…犬か…?! 狼…?!!」

「なんだって構わないよ! スマスが危ない!!
スマス逃げろ!!!!」

「こっ 腰が動きませんーーー!!!」

「ガロォ〜〜〜〜ッ!」
ワラワラワラワ…

「くっ…増えやがった!このォッ」
ダッ

「ま…待つんじゃ! 手荒なマネはまずいぞい!」

「分かってるが!! 今からじゃ無撃の準備も間に合わないしッ……」

「わしにまかせい!!
この怪物がなんなのか知らんが…こんな暗い場所に住んでいる様ならば
光に弱いはずじゃ!! フラッカ プリア メコラ」

ビカァーーーーーーッ!!!!!!

『フオアガロォォォッッ!!』


「効いてるピョン!」

「光がまだ弱いわ
フラッカ マビシー メコレ」

ビッカビカァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

バシュッ
『きゃいぃ〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!』
タタッ

「ぬっ 逃げたか」

47 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 14:47:34 ID:vQfO3mqY
「今の怪物は一体なんじゃったんじゃ…?」

「もっ もしかしてこのマンションに取り残された動物さん達なのかも…」

「? どういうこと?」

「そっ そもそもこの地が廃墟になったのは 地下から湧き出た謎の毒ガスが原因なんです
この毒ガスのせいでたくさんの犠牲者が出たため 街に住んでいた人達は避難しました
そしてこの地は今のような人のいない廃墟になってしまったんです…
でも避難時このマンションで飼われていた動物達の殆どが混乱のさなか取り残されたんです…」

「ひどピョン…」

「そうか じゃああの怪物どもはここに置いていかれた動物が毒ガスの影響で変質した姿か…
名付けるならば…『マンション獣』か」

「そのまんまだな…」

「なに 問題ないわ さっきみたいにやれば簡単に撃退出来る」

「でもさ〜 そうなるとやっぱこいつ邪魔じゃね〜 いきなり足手まといじゃん〜」

「うっ…」

「しかしスマスちゃんがいなければデラべっぴんの場所が分からんしな…
これからはスマスちゃんを守るようにして進まねばな」

「あっ あふ…申し訳ないです…」

48 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 15:05:17 ID:vQfO3mqY
カコンカコンカコン

地下1階 → 地下2階


「こっ ここが地下2階です…」

「地下2階には用はないし さっさと階段下ってこうよ
…ってアレ! 下に降りる階段がねぇ!!」

「こっ このマンションは特殊な作りなんです…
地下3階へ続く階段はまた別な場所にあるんです…」

「なんでそんな面倒な構造なのよ…」

「あっ あはは…ではえーと…こちらに…」
テクテク

「ぬ おいまた一人で先に行くと危な」

ヒョイ
「ガロ」

「おんギャーーーーーーーーー!!!!!! まっ また出たァーーーーーーー!!!!!!!!!」

「スマスーーー!!!!」

「ひっ ひょえーーーー!!!」 タタッ

「ガロゥロォーーーーッ!!!!!!」
ビュンッ

ドッッ!!!! ガラガラガラガラガラガラガラァーーーーッ!!

「ひっ ひーーー…」
ドドドーッ!!


「ピョーーーーーッ!!!!! スマぴょん!!!!!!!」

「スマスが物の下敷きに…ッ!!」

49 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 19:20:51 ID:vQfO3mqY
「フラッカ ポム メコラ!」

「フラッカ サークリンド メコレ」


ビャアァーーーッ!

バシュンッ!!
「ガッ ガロォーーーッ」
ザザザーッ


「スマぴょん!!!!」
ガサガサガサッ ガラララッ!!!
ガターンッ!!


カタカタ ぶるぶるぶる…
「ほっ ほああぁぁぁ……」

「スマぴょん! 潰れてない!!」

「ケガはないかい!!」

「だっ…大丈夫… でっす…!」

「足 ケガしてんじゃないそれ」

「カッ カスリ傷です…」
グググッ
「いっ いつつっ…」

「無理するでない」

「帰ったら〜?」

ぐっ…
「いっ…いえ…行きます…行かせて下さい…!
この位でくじけたら…私のした覚悟なんてまるで小さいじゃないですかっ!!!
最後の最後の最後までっ 連れていって下さい!!」

「スマス…」

「…そう じゃあ案内お願いね」

「……フゥン〜」

50 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 20:25:00 ID:vQfO3mqY
その後… 一行は超メリークリ・スマスの案内で頑張った…


地下2階 → 地下3階


地下3階 → 地下4階


地下4階 → 地下5階

地下5階 → 地下6階

地下6階 → 地下7階
地下7階 → 地下8階……


そして地下11階…

ガラガララ…
「下にいくに連れて荒れ具合が増してくな… 足場も危なくなって来たよ…」

「はぁ…もう地下に入ってどれくらい経ったかしら? もうこんな埃っぽいとこは嫌だわよ」

「もうすぐじゃよ 多分
そうじゃろスマスちゃん?」

「ハァハァ…ハァ…… そっ…そ ですね… あと少し…です… ハァ…」
よろよろ…

「なんかもうギリギリねアンタ」

「大丈夫かい しんどい様なら私様の背中を貸すよ」

「だっ 大丈夫です…これ以上迷惑をかけられません…」

「…あんた 強いよ」

51 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 20:55:46 ID:vQfO3mqY
地下13階


「フー…はぁー… えっ…と次の階段はぁ…」
よろよろ… ガッ ドテチンッ!
「いっ いったぁ〜…えへへ…転んじゃいましたぁ…」

「しっかりしなさい」

「はっ…はい…」

「………」
(なんなんだろうな…この子の執念にも似たモノは…
デラべっぴんに因縁でもあんのか…?)


「…あっ 階段ですよ 地下14階からは構造が大分簡単になるので少しは楽になりますよ…」

てくてく


地下14階

「ん 随分開けたわね 急に」

「ちっ 地下14階はなんか大規模な行事があった時に住人が集まる場所だったみたいです…」

「ふーん…」


ズズズズズズズズッ…


「なんじゃ?!」

52 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/03(土) 00:23:31 ID:axDHsIpS
ズドーンッ
「ガロワオチューミャオチチチチチィーーーーッ!!!!」

「んなっ なんーだこのデカイ化け物わァーーーー!!!!!」

「犬…猫に鼠や鳥に虫…! あらゆる生物が合体したようじゃ…!
これも毒ガスの影響で生まれたマンション獣なのかッ……!!」

「カルァヴァウチュルチチギみゃーーーーーーーォッ!!!!!!」
ブゥンッ!


バギョーーーーーンッ!!!!!
ズズズズズズズッ

「はっ ハワァーーー!!!」

「なんて破壊力だっ!! 今までのとは桁違いだぞ!!!」

「でもこいつもこれまでのと同じで光に弱いんじゃない?
ダイフラッカ ピカデリア メコレ」


ビカカカカカカァッ!!!! バシュッ!!!
「…カロッワふゥにゃあ?」
ケロッ!

「き…効いていない!!!」

ババンッ!!

53 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/03(土) 01:06:03 ID:axDHsIpS
「今の強烈な光にも怯みもせんとはっ…!」

「ガワミャ〜〜〜〜〜ン!!!!!」
ブゥーンッ ダギョオォッッ!!!!

「いっ…キャアアァァーーーーっ!!」

パラパラパラ…
「ファボウゥ〜ミャア!!」
ブンブンブンッッ

「ひっ ひぃーーっ 私狙われてますーーーー!!!
ゼェ…ハァハァ…ゼェゼェ…」

「カロッ!」
ブォンッ ヒュヒュッッ!!!

「きゃっ……」

「も〜鈍臭い〜っ!!」
ダッ バヒュッ!!

「…リっ リリスさんっ!!」

「本当見てらんな〜いよ〜お前〜」
ザザーッ

「リっ リリスさん…あっ ありがとうございます…!」


「リリスナイスよ
…で どうする? アレしていいってんなら瞬アレするけど?」

「いやしかし…それでは影響が…」

「んーもう… じゃあ出歯亀に聞いてみましょう
ちょっと出歯亀のウインドウ! どうなのよ」

カショ
《ゲッ…ゲホッ… オーケーだぜ……やっちまえよ…》

「い…いーのかよ!!」
ガガーン!

「…ふぅん
ニヤ そういう事なら」

ゴォッッ

54 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/03(土) 22:04:06 ID:axDHsIpS
――――――


「案外呆気ないものじゃな」

「私にかかればそりゃあね」

「ヒっ ヒーフー…ヘーヘー…… こっ…怖かったです…」

「大丈夫かいアンタ せっかくだから休んだらどうだい?」

「いっ いえ… 私は大丈夫ですから…早く進みましょう…」

「スマぴょん虫の息ピョ… これ以上無理したら死ぬピョ…?」

「ヘゥ…ハゥ… ゼヘェー…ゼヘェー…
やっ 休んでなんかいられないんです…早く…早くしないと…デラべっぴんは………」
よろっ…

「お…おい… スマス」

「…好きにさせましょ 私達も行くわよ」
ザッ…



トタンっ…
地下15階

「地下マンションの最下層だね ここが」

「こっ この階は倉庫の役割で構造は最も単純です…
あっ ほらあの扉をくぐれば地下の更に地下へと入ります…
階段をずっと下りればデラべっぴんがあるとされる地下汚水道でしね…」

テクツク… ガチャッ ギギィ……

「…むぅ? 扉がサビておるのか」

「なら… 『灼坐孑紅』ッ!!!!」

ドゴォーッ!


ヒュオォオォオォーーー…

「ここか…地下の地下!」
バンッ

55 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/03(土) 23:06:39 ID:axDHsIpS
ゴゴォー… ヒュウウウウウゥゥ〜

「なんだいこりゃあ! 底が見えないよ…!!
ここを こんな頼りない階段から下りろってのかい!」

ギシッ…

「大絶賛サビまくりじゃないか…」

「すぐ突き抜けそうね」

「だっ 大丈夫ですよ…慎重に下りれば…」
スッ… ドギャアッ!!
「バヒョーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

「いきなり突き抜けたーーーーーーー!!!!!!! ってスマスーーーー!!!!!!」

「まったくぅ…もぉ〜っ!!」
バッ!!

ガシィーーッ!!!!
「あんた何回足引っ張れば気が済むんだよぉ〜
弱い癖に先走りすぎぃ〜 でもあんたなかなか面白いねぇ〜」

「リっ リリ…ス…」
バキバキィッッ!!!
「ひゃあんっ?!!!!!」

「わあっ ヤ…ヤバァ〜〜〜〜〜!!」

ヒュウゥッ…

「フワラル メコレ!」


フワァッ!『

「きゃっ!!」

「わぁ〜〜〜〜〜!!」

ストン…
「た…助かったねぇ〜 サンキュー大魔女〜」

ドキドキドキ
「ハァハァ……ぐすっ 私っまたっ迷惑かけてしまいましたっ… う…うゥ…」

「ス スマス」

56 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/04(日) 01:39:22 ID:CQU8EvuE
「わっ 私のせいでみなさんに迷惑をかけるなんて…心が痛いです…ぐすっ
申し訳ありませんっ 私みたいなふにゃふにゃ生もやしが付いてきてしまてぇ〜っ ひぎーっ!」

「お…おいおい泣くことないだろ」

「でっ でも私はぁ…っ どうしてもデラべっぴんをこの目で見たいんです…っ ぐすすっ
死んだパパが残したデラべっぴんを…!」

「死んだ…パパ?」

「…ひぐっ…うち… えうっ えうっ…」



私のパパは幻の花 デラべっぴんを追い求める『べっぴんハンター』でした


「べっぴんハンター…ゴクリ」


パパは若い頃からずっと世界中を飛び回りそして10年前 とても臭い秘境で追い求めたデラべっぴんを見つけたんです


「臭い秘境って何よ」


しかしそのデラべっぴんはすでにカラッカラのパッサパサでアレだったそうです
しかしそれでもその美しさは息を飲むほどだったとか…
感動したパパは枯れかけのデラべっぴんから種を取り それを持ち帰りました
そして世界各地の汚い場所にデラべっぴんの種を埋めて回ったそうです
デラべっぴんは完全に花が咲くまでにとても時間がかかる花で 10年と41日と9時間41分40秒ジャストかかるそうです…


「無駄に細かいな!!」

57 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/04(日) 02:00:37 ID:CQU8EvuE
パパは小さい私にデラべっぴんの話を聞かせながら その時をとても楽しみにしていました…
しかし運命とはイジワルなものですね パパは1年前に死んでしまったんです…
死因は顔中に大量の洗濯バサミをつけたことによるショック死でした


「しょーもな!! 何やってたんだよ!!!」


さぞ無念でしたでしょう…
だから私は パパの無念を晴らすために パパが植えたデラべっぴんをこの目で見るために家を飛び出したんです
ノリで


「ノリて」


しかし… デラべっぴんとは気難しい花で 条件が完璧に揃っていたとしても花を咲かせる確率は壊滅的に低いんです
私はこれまでに20ヶ所のパパが種を植えた“べっぴんポイント”に行きましたが …全滅でした
そして 最後に残ったべっぴんポイントこそ 何をかくそうこの場所なんです…!


「そうだったのか…」

「まっ まさかあんなに人が集まっているとは思いませんでした…
てっ ていうかごめんなさい…どうでもいい回想しちゃいましたね…」

「いや いい話聞かせてもらったよ
あんたはやっぱり強いな 小さいのにぶっとい芯が通ってるっつーか… んで…とても優しい子だ」

「はっ 恥ずかしいです…」

「で あんたがデラべっぴんを見たがるどうでもいい理由はわかったけど
さっきからヤケに急いでいるのは何故?」

「なっ なひゃ〜〜〜〜〜〜!!!!! そうでした!!!!!!!!」

「な なんなんじゃ」

「デっ デラべっぴんは咲くまでは長いですが 咲いてからは瞬き並みに短いんですっ!
その寿命は花を咲かせてから2週間で…もうタイムリミットが近いんですよっ…!!
だから私は急いでたんです!」

「なにーっ!! 早く言えそれーーーーー!!!!」

「それはまずいわね…じゃあ急ぐわよ…
あんたら全員ここを飛び降りなさい!」

58 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/04(日) 02:35:18 ID:CQU8EvuE
「えっ えーーっっ! とっ…飛ぶって!!?」

「いいからダイビングなさい」
ゲシッ

「ひゃっ ひゃっいィィーーーーー!!!!」
ヒュルー…

「ほらあんたらもよ!」
ゲシゲシゲシッ!!!!!

『のァーーーッ!!』
ピュルルルルゥ〜〜〜ッ

「さて」
タンッ ヒューー…
「フワラル グラビマイナ メコレ」


フワァ〜〜〜ン…


「お…おぉ!? 重力が弱まったのか!!」

「い…言えよお前!! ドキドキするじゃねーか!!」

「楽しいピョーン」

「なっ なんですか これはぁ…っ!」
わたわた

「それよりあんたら そろそろ臭わない? 汚水道が近いわよ…
……オブルルルルルルァッ!!」
ゲロ

「みゃごャーーーーーーッ 頭上で吐くなお主はーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
ズーン

59 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/04(日) 02:49:21 ID:CQU8EvuE
汚水道……


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

「…ひどい臭いだな… こりゃ適わんね」

「この地を廃墟にさせた毒ガスはこの場所から湧き出たとされます…気をつけてください…」

「毒ガスじゃないがすでにやられとる奴がおるぞ」

「ふぉっぶゲひょにゃミャぎーやッげぇボッ だっはグチョアビャギャビジュエゲゲェーーーッ しゃぶしゃぶァッたばなさぃじゃべてれpoみやまれゲェッッ!!!!!!!!!」
ゲロゲロ

「フーぴょん なんか全部出てきそう…」

「こやつはそのうち慣れる 気にせず進もう」


――――……


巨大な地下マンションを抜けるとそこは迷路のように入り組んだ汚水道…
一歩間違えば一生出られぬ恐怖と異臭の世界を一行は超メリークリ・スマスの道案内で進んだ…
そして…


「はぁはぁ…ゲロッ…」
ピククンッ
「……はっ!?」

「どっ どうしましたかっ!?」

「匂いがする… なんだかこの場所には似つかわしくないいい匂いよ…」

「なっ まっ…まさか! デラべちぴん!!?」

60 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/04(日) 14:41:02 ID:CQU8EvuE
ダダダダダッ!

「匂いが強くなっていく!
さっきまで臭い汚水のスメルしかしなかったのに今は…花が咲き乱れる草原のような香りしかしないぞ!!」

「近くです! デラべっぴんはもう――――…」

ザザザッ!!

「あっ…!!」


ババババーーーーンッ!!!!!!!!
きらきら…

「デっ デラべっぴんです!! あれですっ!!!!」

「ピョオォ… き…綺麗…」

「輝いてみえるわい」

「やっと見つかったわね…」

じー…ハッ
「っ… あぁっ…でもこれ…
もう枯れてます!!」
ドーンッ

「か…枯れてるーーーー!? これでぇ!!?」

「はっ 花びらに×印が浮かび上がってます…これは枯れてるというサインなんです…」

「分かりやすく主張してくれるいい花ね」

ガクン…
「………間に合わなかった… みっ…見たかったな…1番美しい時のデラべっぴんを…
……パパ……」
グスリ… ポツポツ… キラーン

61 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/05(月) 02:07:30 ID:plNnpGdZ
「けっ…げうっ ふぎっ…ぷがァっ」

「涙をふきな スマス」

「チっ チロリーンさん…」

「最高のデラべっぴんを見られなかったのは確かに残念だ… が
このデラべっぴんは あんたの親父さんの思いが詰まった花なんだ
枯れかけとはいえ こうやって堂々として地面に立っている姿をお前は見る事が出来た… それだけで十分じゃないか」

「……あっ…」

「それにこの花は あんたに“次”を残してくれている
ほら…見てみな」

「えっ…… あっ!
こっ…これは……デラべっぴんの…種……!」

「次はあんたが…親父さんの意思を継ぐ番なんじゃあないかい?」

「わっ 私が……!!?
…パパの意思… 夢……」




―――― いいかいスマス パパの夢を聞いてくれ
 パパはね あのデラべっぴんを世界中に咲かせたいんだ
 世界のみーんながデラべっびんを見る事が出来る様にね ――――
 


(……パパ…)
「……………………っ」

ぐっ!

「そうか… そうなんだ!
私が…死んじゃったパパのかわりに パパの夢を叶えるんだ!
世界中に…デラべっぴんを!!」
パアアア…

62 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/05(月) 02:41:41 ID:plNnpGdZ
「さて さっさと刈っちゃいましょ この花
枯れかけとはいえどこんなに綺麗なら大丈夫でしょ」

「お前外道か!!! 今の話聞いてたろ今の話ィィィィィッ!!!!」

「聞いてたけど知らないわよ この花が私達の目的なのよ
そこんとこわかってんのアンタ ねぇ?」

「うーむ…わしも刈る気にはならん…」

「ピョンも…」

「あぁ? あんたらってすぐ情に流されるからいつまでたっても甘いのよ」

「さすが大魔女ぉ〜 ブレないねぇ〜
でもさぁ〜今回はさ〜見逃してやってもいいんじゃね〜」

「!… リリスまでそんな事いうの…?
でも…持って帰らなかったらあのアホがうるさいわよ」

「言えばきっと分かってくれるさ」

「そうかしら…?
もう…知らないからね私は」

「よし!決まり!
この花はこのままそっとしておこう
枯れ果てる最後の最後まて 地面に立たせといた方がこいつも幸せだろう
そうだろ スマス?」

「…はいっ!!
みなさん…にありがとう… 本当にありがとうございます!
あなた方に出会えてよかった! あの時 勇気を出してあなた方に話し掛けてよかった…!
私…前よりずっとずっと強くなれた気がします」
ニコ…


「…………」
カシャッ!

「ピョ? フーぴょん!?」

「…ちょっと勝手に手が動いたのよ」

「なんの写真を撮ったんだい? ………ほう こりゃあ フフっ…いい写真じゃないか」

「うむ 確かに
素晴らしい写真じゃ この写真にタイトルをつけるのならば…」


――― 『可憐に咲く 花と少女の笑顔』 …

63 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/06(火) 00:58:17 ID:EYjcGhZE
そして外に出た…

カアアァァー…
「ん…む… 朝日…! どうやらわしらは長い間地下に潜っておったようじゃ」

「外の空気って素敵」

「そうだ この地下マンションへの入口は塞いでおこうよ
もう誰も入らないようにさ 危ないし …よしじゃあこの大岩で…たァいッ」
スッ… ボコォッ! ポイッ ドシィーンッ!
「これでよし!もう大丈夫だな」

「……みなさん これから会社の方に帰られるんですか?」

「そうだね… 帰って編集長に説明しなきゃ」

「そうですか…それなら ここでお別れですね
私はこれからこの種を持って パパのお墓に行こうと思います」

「そっか …寂しくなるな」

「フーリャンさん うさぎさん…サナバーさん…リリスさん… チロリーンさん!
改めて 本当にありがとうございました! 皆さんの事は決して忘れません!!」

「へへっ…私様達も忘れないよ あんたの事」
ぐす

「うむ…スマスちゃん 君ならばきっと デラべっぴんをこの世界中に咲かせる事が出来るだろう 頑張れ!」

「ピョン〜…」

「…もう無茶すんなよ〜」

「ねぇ……あんたら… ここが出歯亀の夢世界だってこと忘れてない?」


「さようならみなさん… さようなら!!」


――――…

「行っちまった…」

パアアアアアアァ…

「……ふぅーーー… 綺麗な朝日じゃのぉ…」

「…帰りましょう」

「あぁ…」


《フーリャン達は結果だけ見れば 編集長からの指令は失敗に終わった…しかしその顔は 何かを得た様な―――…いやそれ以上の…
とても満足した表情で昇る朝日を見つめていたんだゼーーーーーーーーーーーッッぐバブらゲボァーーーーーーッッ!!!!!!!!!!》

「無理するな」


ちなみに…
>>42で思わせぶりに登場した謎の刺客達はマンション獣にやられていた

64 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/06(火) 18:09:21 ID:EYjcGhZE
エンデリル日報本社


「うむうむ!! 話は分かった!ぞ!!」
ツカツカ… ギラリ
「バッ!!!!!!!!!」

ビタンッ!!
「いピョッ!!!!」

「カッ!!!!!!!!!」

バチィンッ
「いッたァ〜い〜!!」

「ヤッ!!!!!!!!!」

ズッドゴムッ
「ぺごォッ!!!」

「ロッ!!!!!!!!!」

ヒュッ… バシッ ピタッ!!
「『帆致返矢』ッ!!!!」

ズドドォーーーンッ!!
「へごォーーーー!!!!!
バッ バカヤロッ…」

ヒュッ スカッ!
「ウンコ メコレ」

ブチュブリーッッ!!!!!
「くぎゃあああああぁっ…ぶくぶく
ハァハァ… お前達がデラべっぴんを持ち帰らなかったのは残念窮まりないが…
それについてはこの写真に免じて許してやろう…これはいい写真だ!!」

「じゃ じゃあ何故殴ったんじゃ?!!」

「バカヤローーー! 理由はどうあれ指令を達成出来なかったのは事実!!!!!
最低限の罰をうけるのは当然だ狼牙っ!!!!!! キシャー!!!!!!!!!!!!」

65 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/06(火) 23:27:08 ID:EYjcGhZE
「さて次のお前らの仕事だが…」

「帰って来ていきなりかよ…」

「もう反論するのも面倒くさいわ
いいわよやってやるから内容を言いなさいよ 亀」

「はっは!!!!! 偉いぞフーリャン!!!!!!
抱かせろ!!!!!!!!!」

「魔女ソバット」

ドギャッ
「べガァッ!!! ぐっ…スキンシップは大事だぜ…
えー…次 お前達にやってもらいたいのはだな…この街の全女性の敵
“痴漢X”を捕まえてもらいたいのだ!!!」

「痴漢X…?!!」

「おいおい それは警察の仕事じゃないのかい」

「まぁそうなんだがな
痴漢Xにはとてつもない懸賞金がかかっていてな
その額なんと 30億ナニー!!!!!」

「30億!!? たかが痴漢にしては多すぎじゃあないのか?!」

「それほど 痴漢Xによる被害は甚大ということだ…
奴の魔手によって数多くの女性達がサワサワピーされ 精神に多大な傷を残された…
被害者数は3ケタ4ケタどころではない…!!!!!」

「そういえば…この会社に来る前 この私も痴漢の被害にあったわ…
まさかアレも…!?」

「なんと…お前は既にXに遭遇していたのか
ならば分かるだろう…奴の恐怖!!」

「えぇ…あの手つき…鳥肌がたったわ…
…くっ 思い出したらムカついてきた…ブッアレしてぇ…」

「殺しちゃ駄目だぞ」

66 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 02:38:52 ID:JQNSOSyD
「つまり 痴漢を捕まえる目的はぶっちゃけ懸賞金か」

「その通りおじさんだぜーーーーーー!!!!!!!!!
ぶっちゃけ30億目当てだぜ!!!!!!
だって仕方ねーだろ!!!!!! 金ねーんだよ!!!!!!!!
最近雑誌があんま売れないから会社がヤバイんだよ!!!!!!!!!
ちくしょーーーーー!!!!!!! 調子に乗ってマンゴスチンの専門誌なんて創刊するんじゃなかったぜーーー!!!!!!!!」

「倒産すればいいのに」

「とまぁ! そういう訳だ!!
いいか! 相手がたかが痴漢だからと油断するなよ!!
ファイトだ!! 行け行けッ 30億のためにッ!!!!!!!!!!!」
ババンッッ!!


外 街中


ざわざわわいわい

「朝っぱらから人で溢れとるのー」

「こんなかから痴漢の犯人を探せってか…」



「キャーーーーッ 痴漢よーーーーー!!!!!」



「!!!!!? なんだ!!?」

「まさか…痴漢Xか!?」

「行ってみましょう」

ザッ

67 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 03:22:20 ID:JQNSOSyD
ざわざわざわ…

ガク…
「ハー…ハー…」

タタッ
「ちょっと!大丈夫かいあんた!!」

「うっ うぅ…ハァハァ……」

ざわざわ

「…おいッ 野次馬ピーポー共!散りな!! これは見世物じゃあないよ!」

「あんた 痴漢されたの?」

ビクッ
「ちッ…痴漢… いや…助けて……助けて…」

「気をしっかり持つんだ!」

「すっかり憔悴しておる… これがたかが痴漢にあった女性の顔か…?!」

「一体どんな事をされたの?」

「ぐっう…… 突然…でし…た
声が出なくなるほど荒々しく それでいて丁寧な手の動き…
触られていた時間は10秒にも満たなかったけれど…全てを……奪われたようでした…
…あぁっ 神様…」

「う〜…いや〜…最悪〜…」

「顔はみなかったの」

「顔は…見れなかった……
振り向いたら…そこにあったのは… 手だけ…!
手が…人込みの中から…伸びていたんです… …あぁっ 仏様…」

「………」



「ぎょーーーーー!!!! 痴漢どぅわーーーーーーー!!!!!!!!」


「ッ!!!!! またッ!!!?」

68 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 15:50:25 ID:JQNSOSyD
ざわざわ〜ん

ダダダダッ
「大丈夫か!!!」

「ぶくぶくぶく」

「ぬぅ…! 泡を吹いて倒れておる…
これはひどい …」

「おい! この子は何をされたんだい!
誰か見ていた奴はいないのかい!!」


し〜〜〜ん…

「…駄目ね」

「くっそ〜〜ッ!!」

69 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 16:02:15 ID:JQNSOSyD
「ちくしょう…痴漢Xめ……」



『バビョーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!?』



「ッ!!!!! なんだっ?
ま…まさか?! …またかッ!!?」
ダダンッ!!


ザザザザザザザザザッ… ザザッ

「こ…これは!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
しゅうぅうぅぅうぅぅぅ… ドンッッ!!!!!

「はぁはぁ…ウッ…」

「ひっ…あがギギ…カペェ…」

「きゅう……」

「アーモイゴ(oh my god)…」

「いや…いや…いやぁ…」
カタカタカタ…


「な…なんだこれは… たくさんの女性が倒れておる!!」

「まさかこいつら全員痴漢Xにやられたというの?」

「…同時多発…痴漢!!!!」

ドドドンッッ!!!

「な なにそれェ〜…」

70 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 16:19:27 ID:JQNSOSyD
ゴゴゴゴゴ…

「痴漢Xの被害にあった女性は例外なく精神に大きな傷を負う…
まさに女性の敵…最悪のテクニシャンじゃ!!」
ギランッ!

「テクニシャンとか〜…気持ち悪ッ〜!」


ざわざわ…ヒソヒソ…
「今日もまた痴漢Xだってよ…」

「もういや…誰かなんとかしてよ…」

「奴のせいでこの街から女性がたくさん逃げていった…」

「このままいけば数年後にゃこの街はオスだらけのウホウホシティになっちまう…」

「そうなったらこの街は終わりだ… 誰かなんとかしてくれよッ…」

ざわざわヒソヒソ…


「………」
ぐっ!
「痴漢X…! いくらなんでもやりすぎだね…!!」

「痴漢Xの目的は一体なんなんじゃ? ただの性欲の発散とは違う気がするが…」

「なんにせよキモイわね」



ゆら… ゆらり… ゆら… ヌゥン……っ!
「にやり…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!!


ひたひたひた… ヌヌヌヌ…



…さわっ…


ビクッ
「!!!!」


さわさわ…

「……………ッ
サ サラダァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

『!!!!?』

71 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 17:23:13 ID:JQNSOSyD
「あっ ああああああああああああああああああああああああああああああああーーーー!!!!!!!!!!
サラダーーーーーー!!!!!!! 野菜サラダ海藻サラダポテトサラダアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「どっ どうしたんじゃフーリャン!!!!?」


ムンズッ!


「ッ サっ ササっ…サラダっ…
ゲ… ゲリゲロ ウンコ… メコレェーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ブチュッ! ブチチンッ チュッ…ブチャアアアアアアアアアアアァァァーーーーーーーーーーーーッッ ブリュリュッ おゥヴェるェるェレォローーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ブーーーーーーーーーッちゃちゃちゅぶるァーーーーーッ ブリッ だぶァッ ちゅぶりぶぁッどブェぼブリュッばブラーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!
おえっ… ハァっ… おぼろッ べちゃあああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



『ぎゃあぁーーーーーーー!!!!!!!!!!! サラダ風味ィーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バタバタバターンッ


「はぁ…はぁ… …くっ!!」

72 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 18:00:03 ID:JQNSOSyD
―――――…


「そうか… お主また痴漢Xにやられたのか…」

「驚いたのは分かるがお前…やりすぎだろ!!!」


バーーーーーーンッ!

「あわ…あわ…」

「ぶくぶく…」


「大惨事じゃねーかコレ!!!!」

「仕方ないじゃない あんなん誰だって…はぁ」

「災難じゃったな…
じゃがもしかしたら この倒れている人達の中に痴漢Xが居るかもしれん
とりあえず探してみようぞ」

「探すといってもどうやって?」

「リリスの 嘘を見破る『嘘破眼』を使えば良いのじゃ」

「『嘘破まなこ』ぉ〜? 違うよぉ〜 あたしのは『嘘破なまこ』だよぉ〜」

「どっちでもいいじゃろ別に…」

「…いい考えね 一人一人締め上げて…痴漢Xがいたら入念に引き裂いて平に埋めてやる!!!!」

「いやだから殺しちゃ駄目じゃぞ」

73 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 19:52:55 ID:JQNSOSyD
フーリャン達はリリスの『嘘破なまこ』を使って痴漢Xを探した…
しかしいなかった…


「シット!!!!」

ドゴーッ!!!
「けつプりャアッ!!!!」

「おいおい! 八つ当たりで街の人を蹴るでない!!」

「ちいぃーッ…痴漢野郎… 男の…いやっ 人間の屑めが!!
二度も私を辱めた罪は重いわよ!!! 必ず見つけだす!!!
覚悟してなさいッ!!!! あと…亀ェッ てめーもじゃーーーーーーー!!!!!!!!」

カショ
《なんで僕もだ!!!!? ゲホッ!!》

「ここはあんたの夢の世界でしょーがァーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!
つまり痴漢Xもあんたの潜在意識的ななんかそれっぽいのが生み出したアレでしょ!!!!!!!!!!!
この…ムッツリスケベ亀死ねぇーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
すぐ死ね!!!!!! 目の前で死ね!!!!!!!!!!!!!!!!」

《ム…ムッツリスケベだと……!!!!?
バカヤローーーッ!!! 男は皆ムッツリだ狼牙ッ!!!!! キシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
胸を張ろうぜ草食系!!!!!!!!!! みんなムッツリ!!!!!》

「どーでもいーわよ!!
つーかあんたがやたら推してる“狼牙”って全然面白くないのよ!!!! 死ね!!!!!!」

《なんだとーッ アゲファッッ…ぐふっ…!
ちくしょー大声出しすぎて限界だ… あとはまかせた…》
ウィン

「あっ待てこらァ!!!」

「もういいから痴漢X探そうぜ」

74 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 21:46:30 ID:JQNSOSyD
「しかしどうやって探すかのう…」

「ふん 相手が痴漢ならやる事は決まってるでしょう
…囮捜査よ!」

ドンッ!!

「囮捜査… そんな古典的な…」

「他にいい方法もないでしょう? …これでいくわよ
…さぁ! ボケ妹 アホうさぎ リリス!! …GO!!!」

「ピョいィーーーーーーー!!!?」

「んなっ 私様達がァーーー?!!!!!」

「あ あたしも〜〜〜!?」

「頑張ってネ☆ 囮捜査官ファイト!!」

「…お前もやれよ!!」

「私はもう2回もアレされたんだからパスに決まってんじゃない
つべこべ言わずさっさと行きなさいよ!」

「…ぬーっ… しょうがねぇな…
でももし痴漢Xに遭遇したらどうすりゃいいんだ?」

「隙を見て素早く触っている腕を掴み捕らえるんじゃ!
じゃが痴漢Xに狙いを悟られぬように気をつけるんじゃな
殺気を消して 出来るだけ気持ちを落ち着かせてな
まぁ… 囮捜査官ファイト!!」

「うぜぇ〜…クソジジイは男だから気楽でいいねぇ〜
お前もムッツリスケベだから痴漢にあうあたし達見て興奮すんじゃね〜の〜…マジキモ〜」

「変態か! わしはムッツリスケベではない!!」

「じゃあオープンスケベかよぉ〜 質が悪いねぇ〜」

「なにぃ…!」

「あ そうだじゃあクソジジイも囮捜査やる? 女装して
うん そうしましょう」

「なにぃーーーーー!!!?」

75 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/07(水) 23:22:44 ID:JQNSOSyD
「…よし… これでOKじゃない?」

シャッ

キラァ〜… きらきらきら… わーおっ!
「生き地獄じゃ…」
ズーン…

「あら なかなかお似合いじゃない」

「こ…こんなん嫌じゃ… わしはやめる…」

「いーじゃない やっちゃいましょ
あんたみたいなネタも必要よ」

「囮捜査にネタ要員なぞいるか?!」

「でもやるんなら言葉遣いをちゃんと女っぽくした方がいいね」

「女っぽく… うふん?」
ムチュ〜ン…

「おぶうぇーーーー!!!」

「吐くな!!!!!」

「…うん しゃべらない方がいいね
見た目は元が美青年風だったから違和感ないよ」

「そうね ボケ妹よりかは女っぽいわよ」

「うるせぇな!ほっとけ!!!」

「ジジイ〜 あんたこれでそっちに目覚めたりしてダブルキャスト化すんなよぉ〜」

「間違ってもせんわいッ!」

「ふ さて準備は万端よ
さぁとっとと街へと繰り出して体を痴漢Xに捧げてくるのよ!!」

「嫌な言い方すんじゃねーよ!!」

76 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 00:17:26 ID:kK3AZs2F



囮役のサナバー うさぎ チロリーン リリスは人込みの中で棒立ちし痴漢Xを待った…
フーリャンはカフェでその様子を伺っていた…

ズズ…
「頼むわよ4人… 痴漢Xを必ず捕まえて
私も拷問用の魔力を蓄えとくから…」


―――…


「…まったく 仕方なくOKしちまったが…やっぱ不安だな
だがここは我慢…! 勇者的に考えて街の女性をここまで恐怖のズンドコに陥れる痴漢Xはマジ許すマジだ!!
私様がとっちめてやるよ!!」


―――…


「ピョーーー…」
カタカタ…
「怖いぃーーー……」
カタカタカタ


―――…


「…来いよぉ〜…来て…見ろよぉ〜… あぁ〜‥?
触れるもんなら触ってみろこらぁ痴漢カス〜 あぁコラァ〜?
テメェ〜あたしに触った瞬間にアレだぞこらぁ〜… 目アレだぞ〜…突くぞォラァ〜?
目ぇ潰してやるよぉ〜 ブッスリいってやるよぉ〜 来いよぉ〜…来てみろよぉ〜…ビビってんのかぁ〜ああぁぁ〜??」
ブツブツブツ…


―――…


「何故わしがこんな目に…
バレるに決まっておろうに…はあぁぁ…」


―――…


2時間後…

「…ふーん… まだどいつもこいつも引っ掛かっていないわ… ん?!
まさか…間違いない!! もう来ている!!!“アイツ”のトコロへ!!!!!」
ダダッ

77 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 02:24:24 ID:kK3AZs2F
タタッ
「ボケ妹!」

「おー大魔女フーリャン… 2時間待ってたけど痴漢Xは現れないよ
私様達の狙いがバレてんじゃないのかい?」

「何言ってんのよ!! 痴漢Xが現れたわ!!!」

「なにぃ!!? まさかうさぎさんの所にか?! それともリリス?!!」

「いや クソジジイよ」

「ズコーーーーーー!!!! なんでだよ!!!!
よりによって女装した男に行きやがったよッ!!!!」

「あんたら男に負けたのね」

「ンな事はいいから早く行ってみようよ!! サナバーさんは無事か!!?」

タタタタッ…


フーリャン達はうさぎとリリスも拾って今まさに痴漢を受けているサナバーの元へと近付いた…


コソコソ…
「怪しまれないように抜き足差し足扁平足…!!」

「あっ…じっちゃんピョイン!!」

「あ…あれは… サナバーさんの背後から手が!!
アレが痴漢Xの手か!!!!」

「…やだぁ〜…あのジジイが男だって分かってないのかなぁ〜」

「分かってたらやらねぇだろ…」

「クソジジイ 固まってるわね
ちょっと今は様子見てましょうか…」

78 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 13:03:45 ID:kK3AZs2F
さわさわさわ…



「見事に不純タッチされているわね…」

「おえぇ〜っ」

「サナバーさん どうだ?」


パクパクパクパク…
「ぱぷぁ…ぱぷぁ…ぱぷぁ…」



「メッチャパニくっとる!!」

「いい様にされるがままね
まー…まさか自分が痴漢されるとは思わなかったんでしょうね」


さわさわ…モギュッ!!
「ひゃいんっ!!」


「ひゃいんっ とか言ってるよ…」

「おげヴェろワぁ〜ッ!!」

「あいつ 気持ちを落ち着かせろてか言ってた癖に自分がまったく出来ていないじゃないの
あれはもうクソジジイが捕まえる事は期待出来ないわね」

「だね… じゃあ…よし
私様が痴漢Xの元に忍び寄って捕まえてやる! いいかい?」

「えぇ まかせたわ
用心していきなさい」

「オーケイ… 勇者流歩行術…
『姑息淦忘魚憂躯』!!」
コソコソ…



もみもみ
「は…はわわ… ひぃっ…」
(ま…まさかわしに痴漢Xが引っ掛かるとは…まさに青天のへきれき…!
し…しし…しかしこの手つきは…ぐあぁっ! 悪魔の如し…!!!
なるほど痴漢X…! その気になれば世界をひっくり返す程の力を秘めひゃふぉおおぉおぉおおおぉおおぉぉぉっ!!!!!
誰か助けてくれーーーーー!!!!! わしが終わるーーー!!!! 色んな意味でーーーー!!!!!!)

79 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 14:34:54 ID:kK3AZs2F
コソコソコソッ…ササーッ スィ〜
(よし…いい調子だ…!
このまま近づいていけば…!!)



「…イケる このままいけば痴漢Xをお縄に出来るわ」

「もう少しで痴漢Xの顔を拝めるねぇ〜」



ササササ…
(フゥー…あと10m…!
今行くからそれまでこらえてなよサナバーさん!)
カサコソカサコソ…


さわさわさわ…もみんもみんっ

(かふぁあぁぁーーーッ… し…死ぬるゥゥゥゥゥーーーッ!!!!
てゆーかなんじゃこれ!!!?)

もみもみ… ツツツィ〜…

(!!!!!!!!!!
は…はうあーーッ …いかん!!! そ…“そっち”はダメじゃーーーーー!!!!!
そ…“そっち”は… “そっち”はぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!!!!)

ぐみゅん

(ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!)

「―――――…ッ!!!」
バッ



「ピョッ?!! 手がじっちゃんから離れたピョン!!!!!」

「……ナニでバレたわね! マズイ!!」



「…ちっ! この目前で!! 逃がしゃしないよ!!!!!!」
ダッ

80 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 15:32:43 ID:kK3AZs2F
スゥーッ…


ダダダダダダッ!!!
「はぁはぁはぁッ! 手が人の波の中に消えた…!
でもこの距離なら…まだ間に合う!!」
ギュンッ


「はあああああ…」
ヘタヘタ…

「大丈夫かいサナバーさん!!」

「わしの事はいいから早く痴漢Xを…!」

「分かった!!」
キッ
「どきなァッ!!! 一般ピーポー達!!!!」

ざわざわざわ


ドカドカッ…

(くそーっ… 人が多すぎる…!)
キョロキョロ
(見失っちまった!!!)


バサァーッ
「シャワ アー ウンコ メコレ」

サササササササササアアァ〜……


『ギャーーーーーーー!!!!!! くっせぇ雨が降り出したァーーーーーーッ!!!!!!!!!』
バタバタバタァーーーンッ!!!!



――――……

81 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 18:22:58 ID:kK3AZs2F
ドドォーーーー…ン!


「また…大惨事… テロにでもあったみたいじゃねーか!」

ふわぁー…バサァッ
「シャワ アー ウンコ メコレはウンコ メコレの雨を降らせる広範囲異臭魔法よ」

「見境ねーな! 私様も巻き込まれかけたじゃねーか!!
サナバーさんはモロで浴びてるしッ!!!」

「ぶくぶく…わしが何をした…」

「まぁクソジジイはやむを得ない犠牲よ
それより シャワ アー ウンコ メコレの効果範囲は半径500m
この倒れている連中の中に痴漢Xがいるかもしれない
前のゲリゲロ ウンコなんかよりも広い範囲だから可能性は高いわよ」

「そうか! じゃあ…」

「そう リリスの出番よ」

「えぇぇ〜〜〜っ 多いよぉ〜」

「私もハートゥイン ハンテイング メコレ(心を読む魔法)で手伝ってあげるから頑張りなさいよ」

「うぶー…メンドー…」


フーリャンとリリスは各々の力を使い痴漢Xを探った…
一行はこれならもう絶対に痴漢Xは見つかるだろうと皆確信していた
だがしかしそうはいかんざきだった…


「そんなバカな… これだけ人間がいるのに…痴漢Xがいないですって?!
半径500mのシャワ アー ウンコの効果範囲を あの僅かの間で抜け出したというの…」

ズオオオオオ…ッ

82 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 21:21:47 ID:kK3AZs2F
「そんなバナナ… 本当に全員調べたのか?」

「調べたわよ! 調べた奴には頭からごぼう生やしといたから見分けがつくわよ」

「何故ごぼう」

「ありえない… 奴がサナバーさんから手を離してから大魔女フーリャンが今の魔法を放つまで3秒となかったよ…
この3秒の間に500m以上逃げたというのか? 痴漢Xは」

「うーむ…痴漢Xが人間ならばそれは考え難いぞ…
もしかしたら痴漢Xは人ではなく化け物の類なのではなかろうか…?
いやもしや…やつは“痴漢”という概念そのものでありその存在はプラズマの」

「ごちゃごちゃ言ってんじゃないわよ 痴漢Xが何者だろーがどうでもいいのよ…
このままただの痴漢ごときに出し抜かれる続けるなんて許せることではない
私に一つ策がある もう一度…こんどは一人を囮にして街に放つわ」

「わ わしはもう男だとバレとるじゃろうから無理な」

「となると 私様かうさぎさんかリリスか…だが
さっきの囮作戦じゃ2時間も待ってたのに私様達は痴漢Xに見向きもされなかったよ
私様達じゃ囮は無理なんじゃ?」

「じゃあ誰が囮役やんのよ…」

「お前がやりゃあいいじゃんよ」

「…私!? い…嫌よ私は………
何言い出すのよボケ妹がッ あんた調子にのるとブッアレすわよ!!死ね死ね死ね!!!」

「あぁもう分かったよ どんだけ嫌なんだよお前…」

83 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 22:26:30 ID:kK3AZs2F
「でもなぁー… サナバーさんは顔が割れてるし私様達には痴漢Xが興味を示さない…
そうなったらもう痴漢Xに好かれてるお前しかいないしなぁ…うーーん…」

「………」
ぽくぽくぽくぽく… ちーんっ
「…そうだわ それならば」

「ん? なんだよ」

「ボケ妹が私に変装すればいいじゃない! 超名案!!」
ビシーッ

「ッ んなッ
なにィーーーーーーーー!!!!!!」
ガガガーーンッ!!!

「おぉ… そういえばチロリーンちゃんは変装のプロじゃったな」

「ここに来てあんたの技に着目する私ってなかなかの切れ者ねぇ
じゃあそれでいきましょうボケ妹! 良かったじゃない」

「何が良いんだよ!! ここで私様の変装術が活用されるなんて思ってもみなかったよ!!!」

「断るとは言わせないわよ」
ジャキンッ

「…断らねーよ! それが最善の道ならば勇者の意地を見せてやる!!
さぁブティックへ行こうか」


―――… ハードブティック【臭み100%】 …―――

「よし ここで変装…いや 変身するよ!」

「ただ着替えるだけじゃない」

「よーし!! その前にッ」

84 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 23:13:52 ID:kK3AZs2F
♪ズンチャッ ♪ズンチャッ

「なんじゃこのリズムは…」


ズンチャッ♪ ズンチャッ♪

ランラランララララン♪ ランラランララララン♪
♪胸キュン ドキュン シャララ肉キュー
 私はあいつであいつはたわし〜 あいつのモノは私が頂く☆
 ハートキャッチャー頂きマンモス ハートキャッチャー頂きマッスル ハートキャッチャー頂きマッキャン☆
 イチコロイチコロみんな死ね ちょろいちょろいでちょろまかす☆
 正拳股間打ブッチブチ☆
 へ〜〜〜んしんっ! 大魔女フーリャンになぁ〜〜〜〜〜れェ〜〜〜〜〜〜☆

シャラーンッ☆!


「………」

「懐かしいわね………」

「………」

「………」

しーーん…


「……ん んんっ…!」

シャッ ぬぎぬぎ ガサゴソ


『………』


シャッ!

チ「どう?」
バババーン!

「おぉ」

「すげぇ〜〜〜い〜っ 大魔女そのものぉ〜 声もぉ〜」

「ふん 色気がまだまだね
つーかさっきの変な歌歌わないと変身出来ないの? あんた」

チ「気分の問題よ
…って 一応言っとくけど私は変身すると勇者流拳法使えなくなるわよ
あれはあの姿だからこそ扱える技だから」

「必要ないわ
“これ”さえあればね」
ズズズ…

85 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 01:50:05 ID:XLD5AWm4
ひゅうぃんうぃんうぃ〜ん…

「これでいいわよ」

チ「ん 何したの?」

「あとで分かるわよ
一応注意しとくけどあまり自分の体を触らない方がいいから」

チ「なんでよ…気になるじゃないの」

「……あんた… いちいち喋り方まで真似する必要ないでしょう… 気持ち悪いわね」

チ「フ 私はやるなら完全に成り切るタイプなのよ
本人でさえ自分と勘違いしてしまう変身を私は目指しているのよ」

「…まぁ いいわ
さぁ行きましょう 痴漢Xと決着をつけるわよ!!」




チ「行ってくるわ! 敬礼!!」
ビシッ

「完全に成り切るつもりなら私のキャラに合わない事やってんじゃないわよ
さっさと行け」

チ「よーーし! 痴漢Xブッアレす!!!!!
便所の床に擦り付けた後真空パックしてジャングルに投げる!!!!!」

「それはフーリャンっぽいが殺しちゃダメじゃぞ!!」


――――…‥・

「どうなるかのう‥」

「フ 結末は一つ…痴漢Xの終わりよ!
私に成ったボケ妹に目を付けた時が痴漢Xの年貢のおさめどきっ!」

86 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 02:33:21 ID:XLD5AWm4
どっぷり


「日が暮れて来たわね…相変わらず人は多いけど
んで ボケ妹はどうかしら?」

「うむ 今の所異常はなし
堂々と構えておるぞ 頼もしいシルエットじゃ」



わいわいがやがや

ピーーーンッ!
チ「来るならきなさい痴漢Xゥ!!」
ぷるぷる
チ(あーやべぇ…心臓破裂しそうだああああああああああッ
痴漢なんて私様初体験だよ…当たり前だが… 変な声とか出たらどうしよう…!?
いくら勇者で強がっていよーが女なんだよ…不安だよ色んな意味で…
くッ 前かッ?! 後ろかッ どっちからきやがるッ…)
ドキドキ


ゴゴゴゴゴゴ…

ゆらり…ゆらり…
「にや…またいた……」
そろ〜りそろり…
「次は天国に連れてイってやるよ…ずゅるり」

ひたひたひたひた… スゥーーッ

ぐわしっ!!


「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤっ ヤキソバーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」



「!! どうやら掛かったようね!!!」

87 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 02:52:22 ID:XLD5AWm4
つぁらつぁら

チ「ヤキソバーーーーーーーーー!!!!!!!!
イカヤキソバ固ヤキソバヤキソバパンァああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

さわさわもみもみ
(へっへっへ…… んん…おやぁ?
前に2回チカった時と触り心地が違う気がするぞ?)

ゴゴゴゴ…
チ「ち…痴漢Xゥーーーー!!!!!!!
てめぇも今日で終わりだぁーーーーーッ!!!!!!!」
ギロッ!!

(ッ!! ぎゃっ…ヤバイ
ここは一旦退いた方がいいかッ…)
ススッ… ギシッ!
(ん!? なん…だッ……!!?)

ガシィッ!!!

(!!!!?)

ニィヤアアアァァァッ
「つ……つゥ〜かァ〜まァ〜えェ〜たァ〜」

ゾクッ
「なっなんでだ… 手がこいつの体から離れないィィィッ!!!!!」

バッ バササァッ(←元の姿に戻った)
「覚悟しろやぁッ 痴漢Xコッラァーーーーーー!!!!!!!
この一撃はぁ…!! あんたに辱められた女達全ての怒りだよ!!!!!!!!!」
ゴゴゴ…!

「ひっ…」



ダダダッ
「ぬぁーーーッ待てチロリーンちゃん! 手荒な真似は駄目じゃあっ!!!!
…と 普段なら言う所じゃがー…今回は許す!!!!! やれェいッ!!!!!!!」
ババーン!!



ギュンッ
「『如聖闥埜叭妣怒』ッ!!!!!!!!!」

ドッゴォオォオオーーーンッ!!!!!!
「ごっべブだファアすわがアァァァァーーーーーーッ!!!!!!!」
メキ…メキメキ

88 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 03:14:51 ID:XLD5AWm4
「フゥー…締め上げてやったよ」
ぱんぱんっ

ドンッ!
「ぢっ ぢくしょーっ 離せーー!」

「その前にお前もさっさとその手を離せ!! いつまで触ってんだよ!!!」

「は…離したくても離れないんだよー!!!」


「作戦成功ね」
ザッ

「“これ” あんたの仕業かい」

「そう 私のネチャネチャ メコレであんた体を瞬間接着ぼでーにしたのよ」

「人の体になんてことをするんだお前は…」

「そんな事より あんたが痴漢X…!
なに 思ったより普通の顔じゃない」

「へっへっへ…ハロー…」

「どぶるァァッ!!!!」

ゲシィッ!!!!
「ふんぎゃああーーーッ!!!!」

「魔女かかと落とし10連発レッツゴウッ!!!!」

「待て待て!もういい! さっきのチロリーンちゃんの一撃で十分なくらいじゃろ!!」

「…ちっ わかったわ 私の分は今ので許してやる…
……ん? …! ……ちょっと…あんた 頭のそれって…」

バンッ!! にょき〜ん…


「ごぼうだぁ〜! 頭からごぼうが生えてるよぉ〜
つー事はつまりコイツ さっきのあたし達の尋問受けてたって事ぉ〜?」

「そんなバカな 私とリリスの読心をどうやってやり過ごしたの?
こいつがどんなに平静を装って嘘ついたって私達にかかればバレるはずなのに…」

「へっへっへ… 俺は実は二重人格なのさ…
痴漢をしているときの俺と… 痴漢をしたあとの無心モードの俺は似て非なる別々の存在…
無心モードの俺の心を読んでも痴漢Xは出てこねーんだよ…ケケケッ」

「一発限りの雑魚キャラが大層な設定ブラ下げてんじゃないわよこのボケーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

ズドボァーーッ!!!!
「しゃブーーーーーーーッ!!!!!!!」

89 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 00:21:52 ID:5ooQmnmQ
「二重人格だかなんだか知らないが
よくもまぁこの街(の女性)を荒らし回ったもんだ
なんでこんな事をしていたんだ?」

「何故って…
変態だからに決まってるだろうが!!!!!!!!!」

「そうか……」

「くそがッ まさか女に捕まるとはよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
今まで俺がしてきた恩を仇で返しやがって〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
これだから女は嫌いなんだよ!!!!!! イライラするべ!!!!!!」

「…恩? お前が何をしたってんだ?」

「何って… 今までさんざ気持ち良くしてやっただろうが!!!!!!!
いやいや言いつつ本当は嬉しかったんだろ?!!!! あッ!!!!!!!!?
おい!!!! 街の女共!!!!!! 俺のソフティーな手捌きを味わいたい奴は俺を是非助けろ!!!!!!!!!!」


しーーん…


「おいコラ女共ォッ!!! 恥ずかしがるなよ!!!!! さらけ出せよ!!!!!!」
ガッ!!
「ぐががががッ?!!」

ギリギリギリ…

「もう喋るなゲスが…
お前はどうやら自分が痴漢した女性達がどんな気持ちになったのか…」

「あ?! そりゃおまえ夢心地いい気持ち…」

「喋るッ なッッ!!!!!」
ギュオォッ!

「ヒ…ヒーッ!!!」

パシッ ギシシッ…
「…何故止める!!!? …大魔女フーリャンっ!!!!!!」

「…ボケ妹……… 拳を下ろして…」



ゴゴゴゴ…


こ い つ は 私 が や る ! ! ! ! !

ニヤッ!!!!


「ひっ ひえっ……」

おぎゃあああああああああああっ!!!!!!

90 名前:○ お前はどうやら自分が痴漢した女性達が:2010/04/10(土) 00:35:04 ID:5ooQmnmQ
フーリャンは痴漢Xを便所の床にこすりつけて真空パックした後ジャングルに投げた…

そしてエンデリル日報本社


「よくやったぜーーーー!!!!!!
お前達の活躍で街は平和になって私達の会社もホクホクになったぜーーーーー!!!!!!!!
臨時きゅうりをやろう!!!! このニンジンはおまけだ!」

「いらねー…」

「フ いい事した後は気分がいい…
今ならすぐにでも新しい仕事やってやってもいいわよ 亀」
つるーんっ

(大分発散したようじゃな…)

「そうかそうか!いい心掛けだ!! 素晴らしい熱意を感じる…!!!!
しかし…お前達も大分一流っぽい…エンデリルっぽいフェイスになったじゃねーか…!!」

「え ちょ それ最悪なんだけど」

「こりゃー私も 一つ考えなきゃいけねーな…」
ギシッ…

「…?」

「…よし 決めたぞ
私は決めた すげーだろ!!」

「いや 何がよ」

スクッ
「何も言わず付いて来い!!
お前達をとある場所へ案内してやる!!!!!」

「……とある…場所?」

「ふむ これはそろそろ佳境か…?」

91 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 01:24:23 ID:5ooQmnmQ
カコン カコン カコン

「ねぇ どこへ行くのよ」

「付いて来れば分かる」

「は〜ひ〜… 疲れたぁ〜
どんだけ階段昇らせる気だよぉ〜…」

「妙じゃな もう十数階分は昇っている気がするが…
このビルはそんなに大きくなかったぞい」

「どこピョウン… ここはどこピョウン…」

ヒー…ハー…ヒー… だらだら


「んーっ だらし無いな!!!
しかたない エレベーター使うか」

「あるのかよ!!!! 最初から使わせろよ!!」


ウィーーーーン…

「なにこのエレベーター 10階単位で上がっていくわ」

「マジでどこ行くんだ?」

「…へへ そろそろだぜ」


ガショオ〜ン… ピンポーン!

「…ついたぜ 世界の秘境『まどろみのそら』だ」

「…まどろみ!!」

92 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 01:54:57 ID:5ooQmnmQ
「まどろみのそら…」

「いかにもな場所じゃな」

「ピョーーーー!! あすこにロケットあるピョー!!!!」

「ロ ロケットォ?」

「…あのロケットの向かう先にお前達が向かうべき場所がある
一流になったお前達を手放すのは惜しい…
しかしお前達はこの世界の主を救うという大きな使命があるしな… 涙を飲むぜ!
これ以上 私に出来ることはもうない 頑張れファイト!!」

「こんなんあるなら最初から言いなさいよ」

「お前達がこなした3つの指令はこの場所に来るのに必要な過程だったんだ
あの3つをクリアしない限り お前達はこの場所にたどり着く事は出来なかった?」

「何故疑問形?!」

「アイドルのスキャンダル激写…花探し…痴漢ハント…
この3つにどんな意味があったというの?」

「それは… ……知らん!!!!!
多分大いなる意味があったんじゃねーの!!!!!!?」

「あんた適当に言ってるでしょ」

「んんまぁ細かいことは気にするな!!
さっさと行け!!!! 私は帰る!!!!!
じゃあ 主を頼んだぞ!! アデュー!!!!!」
ウィーン…

93 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 02:19:38 ID:5ooQmnmQ
「…このロケットの向かう所に……」

「恐らく… エンデリル殿の魂が閉じ込められている『まどろみの箱』があるんじゃろう
そこにいる守夢獣を倒せば エンデリル殿を眠りから救い出せる!」

「この夢の世界の旅ももうすぐ終わりだね」

「ピョンピョーン! 早くロケット乗ろうピョーン!!」

「そうね」


がちゃがちゃ…


「…? あれぇ〜 このロケット〜扉開かないよぉ〜」

「なに? おかしいな…」

ウィウィウィン!
【どぉーーーもぉー!!
罠管理委員会…TEC(trap Executive Committee)でーす!!!!!!】

「な…なんじゃ!?」

「! …このウインドウ種… クソジジイの夢の世界に居たやつじゃない
なんで亀の夢の世界にもいるのよ」

【我々はあらゆる夢に同時に存在できる超越四角形なのです!!!】

「あんたらってそんなに凄かったの?
つーか何しに現れたのよ」

【ふふふ! ロケットが開かなくてお困りのようですね!
なんならどうやって開くのか教えてあげましょーか!? んー?!】

「知ってるならさっさと教えなさいよ」

【どーぉしよっかなー?!! ふんっふんっふーんっ!】

「ウザさに磨きがかかってるわね コイツ」

94 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 02:45:57 ID:5ooQmnmQ
「あんまふざけた事抜かしてるとその角削って丸くしてふきだしに変えるわよ」

【ぁはーい ごめんなさい
ロケットの扉にはトップシークレットロックが掛かってるんですけど それを解除するのはまぁまぁ簡単な話
一人一人が扉の前で各々の“秘密”を暴露しちゃえばいーんです!】

「な…なんだよそれ! ふざけてんのかよ!」

【私に言わないでくださいまし
これは『秘密を知りたい』という この夢の世界の主の欲求から出来上がったロックなんですねぇ】

「あの亀め… 面倒臭い真似しやがるわね」

「秘密か… うーん例えば…どんな?」

「例えば… 私は汗くさい匂いが好き …とかかしら?」


ピンポーン

【あ うんそんな感じね 一人クリアー!】

「……」

「……」

「何よ 私がそういったフェティシズムを持ち合わせていたらいけないの?
汗臭いのが好きといっても あまりにもアレすぎるのは嫌よ」

「…どうでもいいよ……」

【そんな感じで! みんなでレッツ カミングアウト!!】


『……』

95 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/12(月) 14:23:38 ID:Qsl/OFAr
「カミングアウト…つまり私様の秘密…ねぇ そうはいってもねぇ…」

「う…うむぅ… そうは言ってもなかなかなぁ… 秘密なんて…なぁ?」

「何綺麗ぶってやがるのよ
あんたらだって引くくらいの糞みたいな秘密の一つや二つ持ってるでしょ」

「あ じゃあ〜 次あたし行こうか〜な〜」

「お主に秘密などあるのか?」

「あるよぉ〜 乙女は秘密のアパートなんだよぉ〜」

「秘密のデパートな」

テクテク
「ここで言えば〜いいのぉ〜?」

【ハーイ こんにちは新顔ふぁにぃガール!
私の前でさらけ出し解き放て! あなたの衝撃シークレット!!】

「ふ〜ん〜 えっとねぇ〜…
あたしこっちの髪おろしてるから
左目が隠れてるみたいに見えるでしょ〜
でもねぇ〜 実はねぇ〜…」
ふぁさぁ…
「左目なんて元からないんだよぉ〜」

ババーーーーンッ!!!


『ぎゃああああああああああああっ!!!!!!!!!!』

「そんなに引くなよぉ〜 心外だなぁ〜」

「ホラーかっ!!!!!!」

「魔獣は一つ目が基本だよぉ〜 常識じゃあ〜ん〜?」

「知らんわ!! お主人型じゃからそうは思えんじゃろうが普通ッ!!!」


【ピンポーン! 合ー格ッ!! なかなかの衝撃具合でしたね!!!】

96 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/12(月) 19:45:38 ID:Qsl/OFAr
「じゃー次ちぃが行くぴょいーん!」
ザッ!

「…あんたに秘密なんてあんの? アホのくせに」

ザザッ
「あるピョーン!
えーっとねぇ…実はちぃねぇ……
ニンジンが大嫌いなんだピョン!!!!」
カッ!!


しーーーーん…


【……あァ… そう…… 合格ッ!!!!!】

「えぇーーーーッ 今のいいのかよッ!!!!!?」

【うん 名前うさぎなのにニンジンが嫌い 衝撃的だよね うん
まぁ正直なところの人には大して秘密がないんだろうなって私のハイテクスーパーコンピーターが判断したから妥協しただけなんですけどね】

「良い判断ね」

【ではあと2人ですよ〜】

「あとは…わしと…チロリーンちゃん…か」

「秘密…秘密… うーーーん…」

「…よーし じゃあわしが行こう」
バンッ

97 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/13(火) 00:03:12 ID:fyWq+Iiq
「おっ 楽しみだねぇ〜
言っとくけどあんたがチェリーだってのは周知の事実だからね〜」

「そ そんな事は言わんわぃこの一つ目め!」
ザザッ

【いらっしゃ〜い いつかの主さまっ!
あなたの秘密も爆裂暴露でヨロ!】

「…ふむ… じ…実はだな…わしは…
……………ちょっぴりドジな黒髪ロングカールの女の子がタイプなんじゃ!!!!!!」
バババンッ!!!!!!


しーーーん…

「はぁはぁ…どうじゃ!?」

【は? で?】

「んなーーーっ?!」

【いや………ここであなたのタイプ聞かされても…「は?」としか言えないし…
は?え?それだけ? …は?
マジで…………は?】

「は?言いすぎじゃろーーー!!!!」

「いや…マジでしょうもない情報すぎるわよ…クソジジイ…
誰が得するのよその情報」

「サナバーさん それはどうでもいいよ」

「てゆぅか〜…マジキモい〜…ありえない…
…死ね… もう人間に生まれないでよぉ〜…」

「や やめろぉーーーーっ!!!」
カーッ


98 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/13(火) 00:39:49 ID:YUUxY6n5
「じゃあ… わしの昔のあだ名は『油田』じゃった!!
これでどうじゃ!!!!!?」

【帰れ】

「ぬうぅ…ならば… わしは100の老人会の会員である!!」

【帰れ】

「わしは小学生のころうんこを漏らしたことがある!!!!!!
よってあだ名が油田!!!!!!!」

【帰れ】

「最近じじいキャラであることに飽きてきた自分がいる!!!!!!」

【帰れ】

「次はナルシストキャラを目指そうと思うのじゃがどうだろうか?!」

【帰れ…ってか私に聞かれても!】

「んーむむむ…
なかなか厳しいな…」

「いや どれもこれも擁護出来ない酷い情報じゃないの」

「しっかりしろよ尻油田野郎ぉ〜」

「ふーむ… ならば……
…これは…言いたくなかったのじゃが…最早この状況…
言うしかなかろうか…!」
キッ
「…実はな…わしはな……
仲間にも隠しておったことがあるんじゃ……」

「?」

「わしの祖父はな………
…“あの” ミラウ・ステーキーなのじゃ…!」

ドンッ!!!!


「え? 誰?」

99 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/13(火) 02:02:22 ID:YUUxY6n5
「ミラウ? 誰よ」

「しっ 知らんのかお主…!
曲がりなりにも魔法使いの癖に…」

「あんたのリアル爺の話なんて知るかよぉ〜
ローカルテレビで紹介されたくらいで有名人だと思うなよぉ〜」

「ち…違うそんな低レベルの有名人ではない…」

「ミラウ・ステーキー…はて 私様はなんだか聞いたことある気がするぞそんな名前…!」

【な…なんとなんとっ!!!!!
まさかまさかでポロリした仰天秘密!!
この夢の主エンデリル様も驚いておられますよっ!!】

カショ
《マジでかーーーーーーッ!!
ジジイキャラの人!!!!!!
スゲーじゃねーかグボハァッ!!!!!》

「いやだから 誰なのよ」

100 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/13(火) 02:29:24 ID:GBoAS/OP
ミラウ・ステーキー
高名の魔法使いで人徳深い人
その魔力を力無き人々のために使い 世界中の人々をたくさん救った
魔法使いに対する偏見を少なくした偉大な人物である
一方で魔術学者としてもくそ有名
数年ほど前にTAKAI


「思い出した
ミラウ・ステーキー… 世界で唯一人々に認められた魔法使いだったよね」

「そ…そうじゃ」

「ふぅん…魔力を凡もやしの為に使おうなんて呆れた変わり者魔法使いもいたものね」

「ジジ様の悪口を言うならお前でも許せぬぞフーリャン!」

「ジジ様て〜笑えるぅ〜」

《す…素晴らしい秘密だ!!
あの孤高の偉人に孫がいたとは!!!!
ジジイキャラの人…いやミラウ氏の孫の人!!! 是非インタビューさせてくれェーーーーーぐっふふェえェーーーーーッ!!!!!!!》

「はあぁ…これだから嫌だったんじゃ…
ていうか名前で呼んでくれ」

101 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/13(火) 23:33:38 ID:GBoAS/OP
【マスターがインタビュー予約をなさいました
あなたは合格ですっ! ピュー!】

「ぐっ…ぬ… 面倒な事になってしもうた…」

「さて あと一人…ね
ボケ妹 あんたの番よ」

「まかせな!」
ドンッ

「あら? 随分自信たっぷりじゃない
あんたに何か取って置きの秘密があるというの?」

「あー! つまりのところあの記者を驚かせる様な情報を提供すればいいんだろう
あるよ 私様にもね…!」
ギンッ!

「正直期待出来ないわね」

【こんにちは筋肉盛子さん あなたには関心です】

「だ れ が 筋肉盛子だーーーッ!!! 三角形にするぞテメー!!!!!
…ごほんっ! 聞け!!!!
私様は勇者チロリーン!!!!!
私様はかの有名な超ウルトラめっちゃ凄い伝説の勇者・ペロスケの妹だよ!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!

【誰?】

「ズコーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ステテーン!

102 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/14(水) 01:57:27 ID:H7HmNZE2
【すごいです こんなズッコケ久々に見ました!!】

「て…てめーーーーー!!!!!!! “あの”勇者ペロスケを知らないのかい!!!!?
…どういうこと!!!!?」

【わたしにきかれましても】

「ちょっとボケ妹 何それふざけてんの?」

「何言ってやがる!!!
勇者ペロスケだぞ勇者ペロスケ!!!!! お前はよく知ってるだろ!!!!!
ちょっとこの四角いやつに説明してやってくれよ!!!!!!!!」

「は? なんで私? ペロスケって…誰なの?」

「てめーーーーーーーーッ とぼけてんじゃないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

「とぼける…は? いや…私リアルで知らないし…
えー…ペロスケ? …なに?犬の名前? あんたの飼ってる犬の名前?」

「ちげーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
私様の兄だっつってるじゃねーか!!!!!!!
お前が無意味ちんこって呼んでるあの人だよ!!!!!!」

「…あァ… あいつ」

「だからなんでそこで思い出すんだよ!!!!!!!
いい加減にしろよ!!!!!!!!!!!」

「残念ながらボケ妹
あなたはサナバーと同じパターンを狙ったようだけど無意味ちんこは
まッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッったく有名じゃないのよ…
だってアイツはただの私のストーカーだったもの」

「や やめろォーーーーーーーー!!!!!!!
これ以上兄を辱めるなアァーーーーーーー!!!!!!!!」

103 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/14(水) 18:43:51 ID:H7HmNZE2
「なんにせよ無意味ちんこじゃ無理よ
違うネタを暴露しなさいよ」

「くっそぉー!!!! お兄ちゃんは凄いんだぁーーー!!!!!
お兄ちゃんをバカにしたら私様マジ怒るからなァーーーーーー!!!!!!」

「無意味ちんこの凄い所…?
EDなところ…?」

「バカにするなっつってんじゃねーかテメーーーーー!!!!!!!!」

【ちょいとお二方】

「なんだよ!!!?」

【マスターが興味をなくし熟睡なさいました
これ以上は何も情報を望めそうもないのでとりあえずここは合格にしてあげましょう】

「あらあら 良かったじゃない」

「いや あんまり喜べねぇよ!!!!!!
つーか失礼な奴だなッ!!!!!! 起きろコラァッ!!!」
ワナワナ


プシュー…

「扉が逢いたいぞい」

「これでいけるねぇ〜」

「さぁさぁ さっさと乗り込むわよ」


――――…

「全員乗り込んだわね…出発よ
えーと…どうやらこの『失禁』のボタンを押せば発射するようね」

「不吉なボタンだな…」

ゴゴゴゴゴ…

104 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/14(水) 20:52:03 ID:H7HmNZE2
「ブチっとな」

ブチッ

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


「凄い振動じゃ!」

「ロケットだからジェット噴射だよ多分
みんなしっかり捕まってないとマジで失禁しかねないよ!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴ…

ズズゥウンッ…!!!!!


『!!!!!!!!!』

「な…なんだァァァァァ!!!!!!!?」


〔ヴゥウーーーーーーィイィッす…〕
ポリポリ…


「デッカイおっさんが現れたーーーーーーー!!!!!!!!!」
ガガーン!!!!!!

「何これ!? 何これ!!?」


〔ちっちっ…シーハーシーハー……ボイ?〕
チラリ


「あっ! 爪楊枝でチッチしながらこっちみた!!!!」

「どうなるの!? どうなるの!!?」


〔バブロ…〕
ズズズズズ…

ガシッ!


「う うわぁーーーー!!!! デッカイおっさんがロケットをわしづかみにしたァッ!!!!!!」

「一体わしらはどうなるんじゃーーーーーーー!!!!!!!!!」

105 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 03:36:44 ID:vf8cZQUh
〔アッボロイ フヌー ベチョ〕


「う…うわぁ〜〜! フヌーベチョとか言ってるよぉ〜!
食べられるよぉ〜!!!」

「このハゲめ… アウトラン メコレ」


バシッッ!!!!!

〔ギップル〕


「ひ…怯んでいる!! もっとやるんだ大魔女フーリャン!!!」

「ダイナン メコレ! チュルチュル チュルー メコレ!」


バゴッ にゃー

〔アディオン…〕


「よーしいいぞ!!!」

「魔ってピョン!!!!!」

「どうしたのアホうさぎ」

「このオッサン…泣いてるピョン…」

『!!!!!!』


〔アペペポムー… アーテット…ジュビィン・チョ…〕
ポロポロ…


「チィには分かるピョン…
『何故虐めるぞや?』…オッサン こう言ってる…」

「そういえば…このデカイオッサン… とても目が澄んでおる…」

「私様達は 話も聞かずこのオッサンを敵と決めつけて……
…くっ 勇者失格だよ…」

「いやでも…このオッサンは何なの」

〔ガプロデミン…〕

「チィには分かる…
『司法書士』…なんだって」

「あんた適当に言ってんでしょ」

106 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 14:23:21 ID:vf8cZQUh
「すこし様子を見てみぬか こやつの真意を確かめるんじゃ」

「オッサン!悪かった!手荒なマネしちゃって」

〔アボロイ…〕

「『気にするな』って言ってるピョン」

「本当かしら」

〔デムーチョ バリコク トンコツ ラゥメン クイタシ〕

「『僕は味方だヨ…』…だって」

「ラーメン食いたいって言ってるように聞こえるんだけど」

〔ンースィ パポォワモルスァ〕

「ピョッ!!? ピョピョッピョッ!!! ピョウゥーーーーン!!!!!!!」

「どうしたの!? ついに発情した?」

「『好きです おもち』…だって!」

「だからあんた絶対適当に言ってんでしょ ってか言葉分かってないわよねあんた!」

107 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 15:24:44 ID:vf8cZQUh
「ふーむ どうにかして意思疎通出来んもんかのう」

〔チャトナチ〕
スッ…

「ん? 何か出した… ペンと紙か?」

「そうかまさか… 筆談か!」

〔ンーマロ…〕
カキカキ… スッ

【シャーニー チャポポメョ】


「わかんねーーーーーー!!!!!!!!
筆談の意味ねーじゃねーか!!!!!!!!」
ガガーン!

〔ガモロイガモ…〕
ガシッ… ぐぐっ

「ロケットを上に持ち上げたわ」

「おいおーい! な…何するつもりだよ?!」

〔ベボロ…ムヌン パッチョーニャオ〕
クイッ ちょいちょい ヒョーイ

「何だ今度はジェスチャーか…?
空の月を指差して…そこにロケットを投げ込もうとしてる仕種…」

「!! そうか…まさか!
オッサンはこのロケットをあの月に飛ばそうとしているのではないか?
つまりあの月がロケットの向かう場所なのじゃ…!」

「な…なにーーーー!?
…っても 飛ばすったって…どうやって?!
もしかしてこのロケットはジェット噴射じゃなくてオッサンに投げられる事によって飛ぶのかい!!?」

〔チュモロー〕
ニッ

「あっ いい笑顔じゃ
肯定してるのか?」

「マジでかーーーー!!!!」

108 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 18:51:28 ID:vf8cZQUh
〔アビーリ ベァ〕
グググッ…

「なわぁーーー!!
ちょっ…オッサン!!!! マジなの!? マジなの!!?」

〔カペラ〕
ニッコー

「無理だろ!!!!!! 遠そうだぞあすこ!!!!!」

〔マヌヲ〕
ビッ

「なんだその『心配するな』的なポーズ!! 心配だよ!!!!!」

「怖いよぉ〜…!!」
ガタガタ

「ボケ妹 大人しくこのオッサンにまかせてみようじゃないの」

「し…しかし!!」

「何もかにも疑ってかかっては前に進めないわよ
そしてここはなんてったって夢の世界 不条理こそ常識なの
故にオッサンがロケットを飛ばしたってなんら不思議ではない」

「不思議だろ!!!! ハイそーですかと簡単に納得出来るかぁ!!!!」

「フ ボケ妹…あんたも案外ビビりね」

「ビ…ビビりだと!!?」
プルプル… キッ
ガタンッ
「おーっしわかった! オッサンにまかせてやろーじゃないかい!!
どんと来いロケット大・爆・発ッ!!!!」
ビシーッ

「いや…爆発しちゃダメぞ…!」
ゴクリ

109 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 19:18:48 ID:vf8cZQUh
〔ウーティンパッコサリアワゥワーオ…〕

「『信じてくれてありがとう オッサン来年から花火師になる…』って言ってんピョン…」

「あんたもう喋らなくていいから」

〔シャキモチッ!!!〕
グググッ…グンッ…!!


「行くか…!!!!」

「おい ああは言ったが本当に大丈夫なのかァアアア!!?
こんな槍投げみたいな飛ばし方で月まで届くのかィ!!?」

〔アボォ〜〜〜〜〜〜〜〜……ア゙ッッ!!!!!〕
ギンッッ!!!

ガシッ!!!


「えっ…ロケットを抱き抱えた!? どうするつもりだい!!?」

「しっ 下投げかぁ〜〜〜〜 下投げなのかァ〜〜〜〜〜ッ!!!」


〔バロォーーーーーーー!!!!!!!!!〕

ドッ… ドウンッ!!!!!

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「!!!!!!!!?
これは…ジェット噴射じゃねーか!!!! あったのかよッ ジェット噴射?!!!!!」

「い…いやっ… 違う…!!
ロケットからではない……………


オッサンの尻からジェット噴射じゃアァ!!!!!!!!!!!!!!」

「なんでだーーーーーーー!!!!!!!!!!」

ズズズズズドドオォーーーーーーーンッ!!!!!!!

110 名前:節約:2010/04/15(木) 22:38:18 ID:vf8cZQUh
エンデリル日報本社…

「出発したか… だが正念場はあの地に着いてからだ…
…負けるなよ… …うッ ぐっ…!」
ガクッ
※倒れる編集長エンデリル

「編集長エンデリル!! うっ…力が抜けるだぜ…」
ガグガクガクガクッ…
※次々と倒れていく社員エンデリル達

「マスター…つまり本体エンデリルの体力もそろそろ限界か…
この夢の世界も歪み始めている……ぐぐっ!」


街…

「はぁはぁ…リーダー! もう限界だ…尻が汗で異常にシメる…」

「ど…どうしたぁ漢達よ…それでもフンドラー(フンドす者)か…
ダンス大会で優勝したからといって気を抜いてると…フンド神様に叱咤される…ぞ…」
フラフラ…
「ハァハァハァ… フ…フンド神様……」
ドサァ…
※倒れるフンドラー達


繁華街

ちん子「ナニ雄さぁん… 私…もう疲れちゃった…」

ナニ雄「何言ってんだいちん子… 本番はまだ…なの…に」
ドサドサッ
※倒れるバカップル

111 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 22:54:55 ID:vf8cZQUh
どっか

「よいしょ…よいしょ…
…埋めました! これが私が埋めた初めてのデラべっぴんの種です…
きっと咲きます… いや…咲かせます…!
…ハアハア」
よろよろ
「なんだか急に疲れてきました…はぁ…
でもまだ…倒れるには早いです…
そうですよね…皆さん… ハァハァ…」
ガグガク…
「…はあ〜… つ 月が…綺麗……ですね…」
ドッサァ〜
※結局倒れるスマス


留置場…

「ちっぐじょーーーッ!!!!
痴漢させろーーーーッ 触らせろーーーーーッ!!!!!
痴漢しない俺なんてただのエロビーストなんだーーーーー!!!!!! ……くっそぅ…」
ズルズル…
※倒れる痴漢X



―――… 現実世界…柿ピー町の公園

「ぐっ…ァあがッ…がァッあッ!! ふぐぅ…げはぁーッ…ぎぅッ…はぁっ…ッ」
タラタラ
※苦しむエンデリル


ざわざわ

「なんだなんだこいつら なんで男女5人がこんな所で眠ってんだ?」

「どうもこいつら『永眠病』らしいぜ
起こそうとしても全く起きる気配がないんだ」

「マジかよ…こいつら全員がか?」

「そうじゃね? …にしてもこっちのカメラ持った奴随分苦しそうだなー… 死にそうな勢いだ」


…―― 再び夢の世界… またエンデリル日報本社

「ハァ…ハァッ… 本体エンデリルの夢の世界が歪んで…夢の住人である私達にも影響が…
こ…このままでは… 私達も…そしてこの夢の世界も…
それはつまり…本体エンデリルの命も消え…る…!!
急ぐんだフーリャン達…! 今…この夢の世界が消えれば…お前達の魂も…消えるぞ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

112 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/15(木) 23:36:17 ID:vf8cZQUh
空…

ブブオォオオオォォォォーーー…ンッ


「う〜は〜 早い早いぃ〜ケツジェット〜」

「意外性抜群じゃな」

「いや…意外性ありすぎだろ…
なんでオッサンの尻がジェットなんだよ… もう失禁どころの騒ぎじゃないね…」


〔ア…アンブロ… ミミア……〕
くらくら


「ちょっと オッサンの顔色がおかしいわ」

〔ビークロイ…ヌルンポッポ… ヌヌス……〕

「ピョーウ…『痔がヤバイ…』 だって…」

「大ピンチじゃねぇかッ!!!!!
ケツジェットなんて無理するからだろお前ーーー!!!!」

113 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 00:10:42 ID:fsOq+3cm
「オッサン大丈夫か? 尻は死んでいないか?」

〔ンフーベィ…〕
ニッ

「ヤバそうだが… その顔は最後までやり切るという覚悟の顔…
分かった…任せたよ」

「見て …宇宙空間に突入したわ」


コオォオォ…

「このロケットは本当に月を目指しておるのだのう…」

「月綺麗だねぇ〜 おいしそう〜…」

「……ん…
(! …“アレ”は… こんな所にも…?!)」

「? どうしたんじゃフーリャン 何かあるのか?」

「クソジジイ…見える? あの丸っぽいの…」

「うむ…? …おぉ あれか?
なんじゃろうなアレ…惑星か何かかのう…?
いやそれにしては少々楕円っぽいが…」

「アレ…何かの卵に見えない?」

「た…卵? なんの卵じゃというのじゃ」

「さあ…分からないわ
でもアレ… あんたの夢の世界にもあったと思うわ」

「なん…じゃと…?!」

「多分 ボケ妹の夢の世界にもあったわ
…一体何なのでしょうね 嫌な感じしかしないけれど…」

「………ゴクリ」

ズズズズズズズズズズ…


「おい! もう月に到着するみたいだよ!」

114 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 00:57:00 ID:fsOq+3cm
ズズズ… ズシュウゥウゥウゥ……ンッ


〔ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ… ジャミータ…〕

パッカー… プシュー


「扉が開いたわ スースー…
どうやら息は出来るようね」

「ここが月面か……
いやなんかこう……夢の世界とはいえちょっと感動じゃな…」

「…ありがとうよオッサン! オッサンのおかげでここまで来れたよ」

〔アボロイ…ンー…チィ…ポイート……〕
ぷるぷる…

「…! オッサンの調子がおかしいピョン…!」

「オッサン!?」

〔アビピエーティ…ニャンモロ…エテンパィ………〕
トロトロ…サササアァ〜〜〜…

「やぁ〜〜〜! オッサンが溶けていくよぉ〜〜!!!」

〔ニ……ミン……… ジャモ ン… サー…ナ…………〕
サアアァァーーー……‥・

「き‥消えた… オッサンが…粉になって…」

「痔が悪化したのかしら」

115 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 01:53:23 ID:fsOq+3cm
サクッ…
【オッサンの墓】

「墓標しかないただの気休めだけど…ここで眠ってくれ オッサン」

「ピョーン…」

「痔って怖いねぇ〜…」

「そうね」

「いや…確実に痔は原因じゃないじゃろ…」

「……ねぇ… 月に着いたわけだけど…これからどうすればいいんだい?」

「ふむ… おそらくここにエンデリル殿がいるはずじゃから…探さねばな」

「ここまで来たら本人に聞いた方が早いわね
ちょっと!亀ーーー!!!!」


… しぃーーーーーん……


「…亀!!! 出歯亀ェ!!!!!
返事をしなさいよ!!!! 何? シカト!?」

「おかしいな 普通ならすぐに登場すんのに」

「…もしや 何かエンデリル殿の身にあったのじゃろうか…?」

「何かって…」


ビクッ
「!! ピョウイピョンピョンッ ピョッピョーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

「うるさいわねアホうさぎ
発情ばっかしてんじゃないわよ」

「違うぴょん! あそこ!! 岩の後ろにドアがあったピョン!!」

「!!」

116 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 02:26:54 ID:fsOq+3cm
バンッ!!


「おぉ 扉じゃ! 観音開きのやつじゃ!!」

「まるで月面の秘密基地への入口…みたいだね」

「入りましょ」
ガチャ

「うーむ 相変わらず迷いがないやつじゃ」


―――

ガチャーン!

「通路だ 先が見えないね…」

「進むわよ」
コツコツ…


コツコツ… コツコツ… コツコツ… コツコツ… コツコツ…

長い時間コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ……


「どこまで続くんだこの通路…ん おや?
ずーっと向こうにまた扉が見えるよ
あそこの先には何かあるかな」
コツコツ…

「…………」
コツコツコツ…ピタッ

「? 大魔女ぉ〜 どったの〜〜?」

「……………」
ピリピリ
(この感じは…何なの…?
とても嫌な気分…… 足を踏み入れたくない…あそこには…!)

「…どうしたんじゃ…? 体調でも悪いのか」

「…ふんっ」

バキッ!
「ブゴフひじ鉄ッ!!!?」

「なんでも…ないわ
…行きましょ」

117 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 02:40:38 ID:fsOq+3cm
コツコ…ピタ


「…………」

「フーぴょん…?」

「……」

「…ん? どうしたんだい大魔女フーリャン
またあんたが躊躇いもなく扉を開くのかと思ったんだが…」

「……そ…そうね… じゃあ…開けるわよ…」

「お主…顔色が悪いぞ やはり体調が…」

「はっ」

ズドッ
「ガボォッッ背面蹴り!!?」

「心配ないわ…私は普通よ…」
ぐっ… ぎぎぎぎぎいぃ〜… ガチャッ……


ガチャチャーーン!


ヒュオオオオオ…

「……なんもないな… ちょっとばかし広くなっただけだよ」

「向こうに扉があるぞい
…! おい あの扉に掛けられた札を見てみぃ!!」


バンッッ!!
【睡眠中(邪魔したら泣く)】


「睡眠中…! あんな札があるってことは…!」

「うむ! おるんじゃ!あの向こうにエンデリル殿が!」

「長かったねぇ〜やっとゴールだよぉ〜!」
タタッ

「…待ちなさい! リリス!!」

118 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/16(金) 02:53:17 ID:fsOq+3cm
ピタッ
「どうしたのぉ〜…ゴールは目前なんだよぉ〜?」
スタスタ…

「待ちなさいって言ってるでしょうリリス!!!!」

ビクッ
「うっ… な…なんだよぉ〜」

「お前…何をピリピリしてるんだい?」

「…………ッ
…いるんでしょう! 私には分かってる…出てきなさい!!!」
ギンッ!!

『!?』

「どうしたというのじゃ! ここに何が居るて…」



パチ… パチ… パチパチ…


『!!!!!!!?』



パチパチパチパチパチパチ…

「すっげぇや 気配は完全に消してたのに…バレちまいやがったぜ
流石だな 大魔女フーリャンよぉ…くはははははははは」
ヒューーー…シュタタンッ!!


ザザザッ
「何者!!!!!?」

「……!」


「くははは…また会えて嬉しいぜ 大魔女フーリャン!!
いやぁ〜…懐かしい!懐かしいな!!
その顔!! その魔力!! その表情!!! そしてこのオイラへの…憎悪!!!!!!
あの頃に戻ったようだぜ!!!!!!!」


「なっ…こやつは…!! 何故こやつがここにおるのだ!!!!?」

「ピョ…ピョーーーーー!!!!!」
ガクガク…


「……ッ!!!!」
ギリッ! ググ…ギュッッ!! メラメラメラ…
「あんた…! ミャンチュー!!!!!!!」

ドンッ!

119 名前:顔と表情は似たようなもんだ:2010/04/16(金) 03:12:23 ID:fsOq+3cm
「おほっ! オイラの名前を覚えててくれたのかよ!
嬉し恥ずかし…いややっぱ嬉しいなぁ!!!! くははっ」

「なんで…なんであんたが生きてんのよ!!!!!!
ミャンチュー…!!!!!!!」

「オイラは昔から運がいいのさ…
運がいいからまたこうして巡り逢えた訳だしね?」

「……!!!!」
ギリギリッ


「…サナバーさん あのとんでもなくヤバいオーラのヤツは何者だい」

「…ミャンチュー・ミャミャミャ〜ミャン☆…
かつて戦ったカルト集団『超神会』のプラチナ会員の幹部で
わしらの前に幾度となく立ちはだかった狂戦士じゃ…!」

「めっちゃ悪いヤツピョン…!」
ガクブル…

「一度はフーリャンを完膚なきまでに打ちのめした強敵…!!
それだけではない…あの男は……
わしらの大切な仲間を一人殺した憎き敵なのじゃ!!!」
ビキビキ

「なに……!!!!?」

「あのフーリャンが名前を覚えるほどに最悪なインパクトを残した敵…
一年前の戦いで死んだとばかり思っておったのに……
……い…いや… それより…何故あやつがエンデリル殿の夢のなかにおるのじゃ?!
もしや本物ではないのか?」


「へいへい聞こえてるぜジジイ野郎!!
くはははっ 喜んでいいぜ! オイラは正真正銘マジモンのミャンチュー様だ!!!!!
オイラは“あるお人”の力を借りて またこうして復活したんだよ!!!!」
ニヤッ

120 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/17(土) 01:45:53 ID:yQxB0oPa
「…あるお人… それは…マエラドじゃな?」

「そうだっハハ あの人はすげーゼ
お前らにやられた傷も…一瞬にして治してくれた!
それだけじゃねー… 新たな力まで授けてくれたんだよ!!
最ッ高ーーーーだぜ!!!!!!!」

「ぐっ…
(マエラドめ… こんな男に目を付けるとは!!)」

「…………ッ」


「んんんー? そういやあの猫みてぇな女はいねぇのか?
なんだぁー…あの子とも会ってみたかったけどなぁ〜」


(………不幸中の幸いか
この場にねこちゃんがおらんで良かった…
ねこちゃんがこやつを見ていたら…錯乱しておったかもしれん…
何故なら……)


「くはははははははは」


(ミャンチューが殺したわしらの仲間とは…
……あの いぬくんなのじゃから!!!)


ニヤ
「新顔もいるみてーだし…
また誰かを殺してやるよ…あのガキみてぇに!!
あのガキをやった感触は 今でも覚えてるぜ!」

「………ッ ミャンチューーーー!!!!
あんたはやっぱり…死ね!!!!!!!
ファラー バクサーレ メコレ!!!!!」
カッ!

「!」


ズッ!!!! ズズンッッッ!!!!!!
ドゴガガガガガアアァァーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!

121 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/17(土) 02:48:10 ID:yQxB0oPa
ズズーーーーーンッ!!!!


「うおおおおっ よ…容赦ないね!!!」

「容赦なんていらないわよ あんな糞野郎になんて…」

「まともにフーリャンの魔法を喰らった! これは決まったのう…!
以前フーリャンがあやつに苦戦した主な要因はあやつが超神会に所属しとった時に身につけとった神通力『アンチマジックぼでい(魔法無効)』じゃ…
しかし超神会なき今 あやつに神通力はない…!
フーリャンは 魔法が効くなら相手なら決して負ける事はないのじゃ!!」

「や…やったピョン!」

ピクッ …ギリッ
「……いや…」


しゅうぅうぅぅぅ… ザッ
「ッチィ〜〜〜〜!
これがお前の魔力かよ 能力なしで受けてみるとさすがに驚異的な威力だな」

ドンッ!!


「なっ……! あの魔法を喰らって…たったそれだけのダメージじゃと!!!!!!?」

「…………」


「バカが なんの対策もなしに挑むかよ
オイラは退魔の技の応用を使い 魔法威力を激減させる防御をとったんだ!」
ニマリッ!!


フーリャン「ちっ……ド畜生!!!!!!」

「なるほど… この男も退魔を扱う者かい…!」

122 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/17(土) 23:31:12 ID:yQxB0oPa
「いいぜその顔… ゾクゾクするっ!!
だがオイラが見てぇのはその顔だけじゃねぇ!
“あの時”見せたあの顔!!!! 強く繕っていたお前が見せた絶望と悲しみと憎悪が入り乱れたあの顔を!!!!
オイラは見てぇんだよ!!!!!!!」

「………くっ…」



――――… 回想開始

『わ…わんこうゥ………!
い…いや!! あんたは死んじゃダメよ…わんこうーーーーー!!!!!!』

回想終了 …――――



「ッ…―――!!!!
死にたいのッ あんたァ…!!!!!」

「殺してみろよ 今度は殺しそこねない様にな!!!」
ニィッ

「…えぇ!!! アレす!!!!!!!!」


ズズズズズウゥゥ…ンッ

「!! なんじゃこの揺れは…」

「くははは どうやらこの夢の世界のどこかが崩壊を始めてるようだな」

「…崩壊じゃと!?」

「つまり この夢を見ているあの記者野郎がヤベェ状況っつぅわけだよ!!
早く助けてやんねーと…くっくっく だな」

「な…なんだと!!! そりゃマズイね…!
こんなラリラリ野郎を構ってるヒマはないよ… 早くアイツを助けないと…!」

「そうだなぁ その通りだよ知らない女
だが残念ながら…オイラは簡単にはここを通さない!!」
ザザッ ゴゴゴゴ…

123 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/18(日) 01:32:06 ID:huvvVYSv
ズズズウゥー…ッ


「…タンブリー ザガ メコレ!」

バリバリバリバリバリバリッッ!!!!


「魔法は無駄だってんだよ!! 抑えてやるァッ!!!!!
退魔式防御“払”…『魔閃流』!!!」
ガチィッ!

スルーリ

バギューン!


「大魔女の魔法が野郎の体を通り抜けちゃったよぉ〜〜〜!?」

「退魔の…極意系奥義じゃないかいッ!!
あんな技 私様も使えないレベルだよ!!!」


「ふん さっきよりよえーな!!」


ズズズズズズズン…ッ

「ぐっ マズイぞい… このままではエンデリル殿の夢の崩壊してしまう…!
どうにかしてあやつの守りをくぐり抜けんと…!」


「おらおら もっと撃てよ!! 大魔女よぉ!!!」
ノビ〜ン


「あのくそMめ……」
ビキビキ

「あのラリ やけに大魔女フーリャンに執着しているようだね」

「…あやつは『超神会』との最後の戦いの時にフーリャンにボッコボコのボコにされとるからな
フーリャンを怨んどるのかもしれぬ…」

「…なるほどね…
…そうだ! ラリのその執着心を利用してやれば…!
ちょっとみんな…そのまま私様の話を聞きな!」
ヒソリ

124 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/18(日) 02:39:04 ID:huvvVYSv
超小声ヒソヒソ

「どうだいコレで行こう 異論はいらないよ」

「き…危険すぎるぞぃ…ッ」

「私様は大丈夫 何故なら勇者だからな
それにちょっとくらい私様にもイイカッコさせてくれよ」

「……まかせていいの?」

「だから…まかせなってな
それよりお前らの方こそ頼んだよ」

「……」


「オイッ! なに秘密のお話をしてんだぁ〜〜!?
オイラも混ぜてくれよ!!」


キッ…
「ウンコ フォムボム メコレ!」


ボフフムゥ〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!


「あっ?! 異臭魔法かよ!!
こんなもん匂わナイス!!!!! …って分かってんだろォッ!!?」
フシュウウゥウゥゥ…
「いや…狙いはこの煙による目くらましか?
無駄な事を オイラが扉の前にいる限り お前らがどこから来たって通しゃしねー!!!!」


「関係ないわよ! 押し通る!!!」
ブフォオォッ
「大魔女パンチ!!」
ヒュッ

「!!!!?
堂々ときやがる! 煙に乗じた意味ねーじゃねーか!!!!!
くははっ!返り討ちにしてやるよォッ!!!!!」
ビュビュッ!!

125 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/18(日) 03:02:05 ID:huvvVYSv
「「死ね!! 殺人パンチ!!!!!!」
ゴォーーーッ!

「フ …殺人パンチ……?」

ゴゴォーーーー…ッ


パシンッッ!!!!!!


「なに!!!?」
ギリギリギリギリッ…
「オイラの拳を止めただと…ッ お前…ッ!!」

「こんなパンチじゃ…“私様”の命は取れないよ!!」
バサァッ(←脱ぐ音)

「!!!!! テメェは…新顔の女!!!!!!?」

バーンッ
「ハハハハハッ 勇者チロリーンとは私様の事!!
まんまと私様の変装の罠にかかったね!!! このアホラリ!!!!!」

「ッ…… うざってーーー事すんじゃねェよ!!!!!!
テメェに用はねぇんだ!! 離せやクソアマがァッ!!!!!!!!!!!!」

「お前が離れな この扉から!!!!
勇者流拳法『甄鴦凸巨虚脚棘』!!!!!!!」

ゲッシィーーンッ!!!!!!

「ぐチュブリらァッ!!!!!!!!」
ドザザザザーッ!!!

「今だ行きな!!!!! こいつは私様にまかせろ!!!!」


ダダダダッ
「すまぬ! チロリーンちゃん!!!!」

「ナイス〜! 鳥ガラァ〜!!」

「頑張ってピョン!!!」


タタ…
「ボケ妹…あり…がとう… そのクズはまかせたわ…!」
タタタッ


「…ふ ふん! 礼なんていらないよ…薄気味悪い!!」

126 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 02:24:18 ID:Vh9hEeXI
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

「離せカスが!!!!」
バシッ

「うおっと」
ザザッ

タタタ…
ガチャガチャッ…ドンドンドンッ
ミャンチュー「ぬぅうーーー!! 内側から鍵を掛けやがったな!!!
開かねぇッ!!!!! ド畜生がッ!!!!!!」

「残念だったね」

「…あァ?!!」
ギロッ

「大魔女フーリャンにフられちゃって残念だったね
でも 怨むなら油断したお前の脳みそを怨むんだな
ま 私様の変装は完璧だったからお前みたいな単細胞が騙されるのは無理もないがな」

「…雑魚が!!!! 調子に乗るなよ!!!!!!
オイラを怒らせたらどうなるか その身にたっぷりと教えてやるよ!!!!!」

「そりゃ楽しみだ
私様もお前に勇者の力をその体の隅から隅までズズ ズイィーと教えてやりたいねぇ」

「笑わせんじゃねー!!!!」
ドドッ

「…来な!!!
勇者流拳法…『爆弖履襾』!!!!!!」

バクテリアーーーッ!!!!!!!!!

127 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 03:28:15 ID:Vh9hEeXI
―――― フーリャン達の方


「ハァハァ… チロリーンちゃんは大丈夫じゃろか…」

「…大丈夫 と信じてやりなさい
でなければボケ妹に悪いわ」

「そ そうじゃな…… すまぬ…」

「わぁ〜! 大魔女見てぇ〜! 窓の向こう〜!!」

「ピョー…綺麗!」


ババーーン!!

「おお…惑星が見える!
そうか わしらはあの惑星からロケットに乗ってここに来たのじゃのう
神秘的な景色じゃ」

「…でもなんか 所々黒くなってない?」



「よく気付いた あの黒ずみは崩壊の証」
ザッ…



「!!!!? 誰だ!!!!!!!」

「ぼくだ」
ザザッ

「!? に…人間!!!!?」

「誰 あんた」

「ぼくはこの夢の世界の守夢獣…ゴシップキラーだよ」

「守夢獣!!?」


ドンッッ!!

128 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 22:33:21 ID:Vh9hEeXI
「しゅ 守夢獣…… こやつが守夢獣………」
ジリッ…


「そうだよ ぼくは守夢獣だよ
そうだね 守夢獣とは獣の名の通り怪物の姿した奴が多いからね
ぼくみたいな人間みたいな守夢獣は珍しいよね」

「……んな事はどうでもいいわ
それよりあんたが今いった『崩壊』ってなんの話なのよ」

「そのままの意味だよ
この夢の世界の主の夢の世界… いや主の心が崩壊を始めているんだよ
このままだと主は死ぬ よ」

「なにっ!!? 何故……!」

「主が飲んだ『ノンレムの種』は眠りと共に苦痛を与える
その苦痛はとても計り知れないもので その苦しみから逃れるために
主の本能は自らの脳や体機能を停止させる道を選んだんだ
それが今の崩壊… そして最後に行き着くのは“死”」

「なんですってー」

129 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 22:49:35 ID:Vh9hEeXI
「マエラドめ…! なんと非道なマネを…!
やはり奴の『全ての人を楽園へ導く』という言葉は大ぼらか…!!」

「亀はどこよ…」

「ここにいるよ」
パチンッ


ウィーーーーーーン… ガション

「主はこの『まどろみの箱』の中
今助けてあげれば主は助かるよ でも時間はもう残り少ないけどね」

「じゃあ…!」

「うん そうだね
君らはぼくを倒さなければいけないよね
ぼくを倒せば『まどろみの箱』の鍵をあけられるからね」

「分かってんなら 大人しく首を差し出しなさい
今なら楽にアレしてあげる」

「…それは 無理だね
この『箱』を守るのがぼくが生まれた意味なんだから」

「だったら力付く…! 覚悟しなさいよヒョロ助…!!」

「覚悟するのは君らだよ
ぼくは強い…」
バキッ…

「!!」

ベキ… バギバギャッ メキメキメキキッ…! ギュガガガガギンッ!!
「“真の姿”になると更に強い…!
初っ端からMAXパワーでクライマックスだよ!」

ドギュウゥウーーーーンッ!!!!


「あひゃあ〜〜〜!! でかくなったよぉ〜〜!」



ズズンッ…
「これがぼく ゴシップキラー改め“ダイ・ゴシップキラー” 六分咲きだよ
以後ヨロシク…」

ドンッ

130 名前:×夢の世界の夢の世界:2010/04/19(月) 23:13:16 ID:Vh9hEeXI
「六分咲き…! クソジジイのに居たヤツと同じレベルね…」

「おいおい…! お主らわしの夢の世界の守夢獣に随分苦労したんじゃろ…?!!
それと同じレベルなら…また強いんじゃないか…!」

「それはこいつの持つ能力がどういうモノかによるわね…
あんたの所にいた守夢獣に苦労した原因はそいつが持っていた能力によるところが大きかった
弱点を突けばたいしたことはなかったわ…
…まずは こいつの力を見極めないと…」

ズズ
「見極めた所でどうしようも出来ないよ
まぁ『ぼくに勝つ』という愚かな考えを早々に諦めさせてあげるから安心してね
…行くよ ぼくの愛ペン『100均魂』!」
ジャキン

「来るわよ!」

「ひゃ〜〜!」


「必殺の…『ペンは剣より強し』!!」
ビュアァッ


ドガーーーーーッ!!!!!

131 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 00:00:36 ID:RGGFHQrZ
しゅうぅうーーー…


「床に穴開いちゃったよぉ〜!」

「あんなものにブッ刺されたら体が赤マルだらけじゃ…!」

「血だらけになるって事ね〜」

「せ…説明せんでいいわっ!!!」
カーッ!

「…バウバト バクサレイ メコレ!」

ドドドドドドドドドドドドッ!!!


「…わースゴイ 火の玉の連弾だね 君は魔法かぁ
うーん これは防いだ方がいいかもね」
スッ…
「ぼくの愛ノート『ノーリスク』
こいつはぼくの盾にもなるニクいヤツ」
ババッ

ズダダダダダダダダンッッ!!!!!!!


「ッ!!!!!!!」

しゅうううぅ…
「なんとか防いだよ …あっ」

シュタタタタタッ! ダンッ
「ハアァーーーーー!!!!!!」

ガキィーーーーーーンッ!!!!!!
ギリギリギリッ…

「わぁー 君もスゴイ それ…何?」

「魔法をわしの杖に宿らせる…久々のマジックウエポンじゃ!
そしてこれは炎の剣『ファイヤーソード』!!」
ボボッ

「かっこいいね」

「どう…いたしましてじゃッ!!!!!」
ヒュヒュンッ

「わ!わ!」

カキキキンッ カンカンカンッ!


「畳み掛ける! ザンガー レイド メコレ!!」
バリリリリッッ!!!!!


「! …あーマズイかも」
サッ

132 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 00:16:53 ID:RGGFHQrZ
ズガギャアアアアアーーッ!!!!!


「すごい〜! 大魔女の魔法とジジイの攻撃〜…同時攻撃だよぉ〜〜!!」

「…ちっ 厄介なノートね …また防がれたっ…」
バリバリバリバリ…

ズダダダダッ… カキンカキンカキンッ!!
「…うーん 右手のノートで魔法を防いで左手のペンで君の魔法剣を受け止める…
あー大変だな」

ギリギギギッ…!

(そう言いながらこやつめ… 涼しい顔をしておるわッ…!!)

ギロ…
「でも一つ潰しちゃえば楽になるよね」

「むっ!!」

ガキンッ!!!

「だからまず君を潰すよ!
『剣ペン』『剣ペン』『剣ペン』『剣ペン』『剣ペン』!!!!!!」

カカカカカカカカカカカカッ!!!!!!

「ぬぐぅッ!!!! 勢いが増しおった!!!!!!
今度は逆にわしの方が守りに…!!!」

「『剣ペン』!『剣ペン』!『剣ペン』!!! 潰れちゃえ!!!!!」

カカカカガガアァーーッ!!!

「ぐっ!! ぐぐぐっ!!!!」


「クソジジイーーー!!!! 耐えなさい!!!!
今………」



バヒュンッ!!! スタンッ

「…ん? なんかぼくの頭の上に落ちて来……………ぅあっ?」

バーーンッ!!!
「ピョイィインッ!!」
ヒュッ…


「アホうさぎが脳天からそいつを叩き潰すから!!!!!」

133 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 02:22:56 ID:RGGFHQrZ
「ピョ〜〜〜〜〜〜〜ン〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
ヒュヒューンっ


「あっ ちょっ待っ…」


「釘打ちスターーーーーンプキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッック!!!!!!!!!!!!」


ドドドズドドドドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!


「あァッべこッ…!!!!!」
ズゴゴゴゴゴーーーッッ!!!!!!!!



くるくる… スタンッ!
「ピョーーーン!!」
テテーン!

「おおッ!スゴイ…うさぎちゃんやったぞい!!」

「わぁ〜〜〜! やっるゥ〜うさっちィ〜〜〜〜!!!
あいつ地面奥深くに埋まっちゃったよぉ〜〜〜〜!!!!」

「ぴょへへーっ」

「………んっ 待って」
ピト

「? どうしたの〜大魔女〜 床に耳付けて〜バッチィよぉ〜〜」

「―――…しっ!」


ズガン… ズガン… ズガガン ズガガン ズガガッ ズッ!!


「…ッ 奴はまだ生きてる!!! 皆散りなさい!!!!!
下から攻撃が来る!!!!!」

『!!!!?』

134 名前:×剣ペン → ○ペン剣:2010/04/20(火) 03:49:05 ID:RGGFHQrZ
「早くっ!!!! 散りなさい!!!!!!」


ドドガガッ!!


『う…うわーーーッ!』
ササーッ



ドッドォーーーーーーーンッッッ!!!!!!
しゅうううぅ…

「うーん 外れちゃったね」
ガラガラガラァ〜ッ…
パキポキ… カキンッ
「あー首痛い 凄いキックだね 危うく…死ぬかと
でも生きてたから良かった いい経験になったよ」


「ピョーーーー! 嘘ーーーーー!!!」

「タフな奴じゃ…!!!」


「あーっと…じゃあ痛いのお返しするね
『100均魂』…赤ペンモード」
ヴン

(!? 奴のペンが真っ赤に…!)

「よいしょー」 カキカキ キュッ!!
※宙に円を描くダイ・ゴシップキラー すると赤いリングが浮かび上がる
「鋭炎の採点地獄を喰らってねー!! はいっと!!!」
ポンッ

ボボボボボボボボーーーーーーーー!!!!!!!!!

※リングの中心をペンで叩くとリングからたくさんの火球が飛び出す!


「うわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!! ヤバァ〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!」


「しっかり黒く燃え尽きてね」

ボボオオオオオオオオッ!!

135 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 13:22:16 ID:RGGFHQrZ
ボボボボボボボボウゥーーンッッ!!!


「…アクエリアル ザッパン メコレ!」

ザバババァーーーーーーン!!!!!
ドシャアアアアアァァァッ!!!!!!! じゅじゅうぅうう〜〜〜…


「うわー 大波で赤マルを掻き消されちゃった」


「う…うお〜〜〜…さすが大魔女ぉ〜〜!!」

「ふふん… む!!」


「一度防いだくらいで安心してたら君らはシロートだよ
赤マルはまだ終わらないよ」
ポポンッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドボォーーーーーーー!!!!!!!!


「ぬうぅーーーー!!! 更に激しいのが来たぞい!」

「ウォウル アクリス メコレ!!!!!」

ザザザザババアァアァァァァァアアッ!!!!!!!

ドジュジュジュジュジュジュウゥーーーーーーッ!!!!!!!!!

「くッ…!!!」


「赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マルーーーー!」
ポンポンポンポンポンポンポンポンポンッ!!!!!


じゅじゅじゅ〜〜〜〜

「…あぁもう! キリがないわよ!!
誰かあのヒョロ止めなさいよ!!!!!」

「こ…これじゃ近づけないっピョ…」

「ジジイ〜〜〜!! あんたなんとかしろよぉ〜〜〜〜!!!!!」

「わしがか!!? むう………よし」

136 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 20:54:05 ID:RGGFHQrZ
「スクア メコラ」
ジョボボボ!!

「何そのショボイ水魔法〜ププッ
ションベンかってのぉ〜 大魔女の足元にも及ばないよぉ〜」

「バカモノ 魔法とはただ強ければいいという訳ではない
大事なのは使いよう… そしてそれはわしが最も得意とする事じゃっ!!!
マジックウエポン!! この魔法を愛杖に注ぎ込む!!!」
ギュポオォーーンッ!

「お…おぉお〜〜〜!?」

「『セイレーンボウ』! こやつであやつを射ぬく!!」
チャキーン!

「カッコつけてないでさっさとやっちゃいなさいよ
あんたらを守ってやってるこっちの身にもなりなさいよ」

「分かっとる
…うさぎちゃん リリス わしの前に立っていてくれ
奴にこちらの狙いがバレぬようにな…!
わしは2人の間から矢を放つ…!頼んだぞい」

「なんであんたに指図されなきゃいけないんだよぉ〜」

「リリス クソジジイの言う通りにやりなさい」

「…くっ 分かったよぉ」


すすす

137 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 22:04:13 ID:RGGFHQrZ
「赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル!!
あっ なかなかシブとい まだ頑張ってたのね
じゃあもっともっと 赤マル赤マル赤マル赤マル赤マル赤マルーーー!!」

ポポウッ ボボボボボボボボボボボボボボボボオーーーーッ!!!!!!


ズジュジュジュジューーー…ッ!!
「くっ… もうシンドいからクソジジイ…早く!!」

ギリギリギリッ…!
「分かっとるがッ… 火球の隙間を狙わんと奴には届かんのじゃ!!」
ギギギギギ…


ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボーーーーーッ!!!!!

「うーん 腕が痛くなってきちゃったな ちょっと深呼吸…スーハースーハー」



カッ!!
「今じゃ!!!
セイレーンデス!!!!!」

ビュヒャッッ!!!


ヒュウゥーーーーーーーンッッ!!!!!!!


「スーハースー……はうっ!?」

ビュッッ!!!!!
カカーーッ!!!!!!!!

「うっ うがぁ!!!!!」
ブシュー


「やったッ ドタマに超ヒット!!!!」
ばばんっ

138 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 23:21:50 ID:RGGFHQrZ
ズズゥーーーン…

「決まった!!! やったぞいわしが倒したぞい!!!!
どうじゃあわしだってたまにはやる男なんじゃ!!」


スクッ
「いてて… ビックリしたぁ」
プスリ


「な なにーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ガガーン!

「き…効いてないじゃあぁ〜ん〜!! ジジイのアホぉ〜〜!!」

「いやいや 効いたよ だってホラ実際痛いもの
ただぼくが我慢強いだけだよ」

「ぬうぅーーーー…こやつめぇ…!!
もう一発喰らえい!!!」
シャビュッ!!!!


カカカッ!!!!
「ぐあーーーーーー」


「ど どうじゃーー!!!」

「痛ーーーーー…くないっ!」
ピンピーン!

「な…なんでじゃあーー!!!?」


シュタタンッ!
「ピョンマスターーーーードキーーーーーーック!!!!!!!!!」

「うわっ!」


ドッゴォーーーーウッッ!!!!!!!!!


「うおぉうっ うさぎちゃんのキックがまたクリティカルヒットしたッ!!!! これなら――…」


「で〜も痛くも痒くもなぁーい!」
ピンピン!


「な…何故じゃ!!?
さっきは結構ダメージを与えたのに… まったく手応えがないッ!!
わしの矢も…うさぎちゃんのキックも!!」


にたぁ…
「いやぁ〜…“経験”って 素晴らしいよね…」

139 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/21(水) 15:20:11 ID:rZEUVvZl
「ファイアストーム メコラじゃ!!!」
ブォアァーーーッ

「追撃ピョンキック!!!!!!」
ヒュンッ


ボボボォーーーーーーッ ドガガガガァーーーーーンッ!!!!!!!


「わーーー…っと やっぱり効かないよ!」
ピーーン!


「な…なんでなんじゃよーーーーー!!!!!」

「て…手応えがないピョン…」

「おかしいわね まさか…こいつの何かしらの能力に関係しているのかしら」

「そうだよー」
あっさり

「な…なんじゃと?!!」

「このぼく ダイ・ゴシップキラーの持つ性質は “一度受けた攻撃は二度と効かない”…
痛みも全て経験として身に刻み そして乗り越える…素晴らしい能力だよね」

「なっ………!!」

「君らの攻撃… キックに魔法…痛かったよ…
でも痛かったのは最初だけ… その痛み耐えたぼくはそれを見事に“経験”として昇華し強くなった!
君らの攻撃はもう効かないよ…」

「ぬ…ぬぅおぉおぉーーーーーッ なんてチートな能力じゃーーーー!!!!!
わしとうさぎちゃんはもはや無力なのかーーーーー!!!!!!!」

「そうだよ 君と君は乗り越えた…
あとは………君だよ」

ドンッ
「…ふん 私?
私はそう簡単に乗り越えられるほど低い壁じゃなくってよ…」

140 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/21(水) 15:51:36 ID:rZEUVvZl
「だよね
だからぼくは君の魔法だけは経験するのを何度か躊躇った
だって当たったらヤバそうなんだもん」

「分かってるじゃない
ご褒美にすごいのあげるわよ」

「ちょいちょいちょちょい待ちぃ〜無表情!
なんであたしはハブられてんだよぉ〜」

「ぼくの見立てだと君に攻撃能力はない だからだよ」

「な…なんだとコラァ〜 魔獣ナメナメんじゃねーぞオラァ〜…
睨むぞ…凄い形相で睨むぞォラ〜…」

「ぼくとしては 出来れば君の魔法は経験したくないなぁ〜
だからもうちょっとだけ 本気を出すよ」
チャキキンッ
「ぼくの愛ペン『100均魂』よ…変化せよ!」

ベッカァ〜〜〜… シャキィーーーーーン!!
「『ペンは剣より強し』…でもぶっちゃけ実際は剣のが強い!!!!
『This is a 剣』!!!!!!!」
カッ!!!


「や…奴のペンが剣になりおった!!!!」

「喰らえーーっ 真なる朱ペン血の色血みどろ!
『朱剣帝』!!!!」
ビュヒュッ

ザガガガガガガガガガガーーーーーッ


『うっ うわーーーーーーーッ!!!!!』

141 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/21(水) 17:47:46 ID:rZEUVvZl
「ショックリーフ メコレ」
ポヨコォーーーーッ!!!!!


「来たね 防げ!ぼくの『ノーリスク』!!」
サッ!
ジュポャアァーーーーグジュッ

「スランブ ハマイド メコレ」
ィヒイィイィーーーーンッ!!!!!!

「たぁっ」
ガシィキィーーンッ!!

「チョプ ズナ エルデアウ メコレ」
ズンドコドッコイショオォおーーーーーーーーーッ!!!

「危ない危ないっ!!!」
ガカァッ!!!!!

「……ちぃっ」

「ぼくの『ノーリスク』と『剣ペン』を舐めてもらっちゃ困るよ
こいつはなんでも防ぐのさ」

「ちょこざいな盾ね…」

「フーリャン!!」

「…あんたらは下がってなさい 何もできないんだから…」

「くうっ…」


「また攻めさせてもらうよ
『珠玉極千万』!」
シュビビビビビッ

ズガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!


「バイルカント スバル メコレ」

キィーーーー…ン… ポッッッ!!!!!

142 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/21(水) 22:12:18 ID:rZEUVvZl
ズドッ ドドドドドドドドドーーーーーッ!!!!!

バシャアアアァァァァッ!!!!!

「パイント メコレ」
ハニャニャーーーーーーーッ!!!!!!!

「『疾風朱球』!」
ズバォーーーーーーーッ!!!!

ガッガガッガガッガガッガガッガ!!!



「…ぐぬぅっ…! フーリャン一人でまかせっきりでわしらは見てるだけとは… 悔しいのぅ…!」

「ピョーン…」

「いいじゃん〜 大魔女にまかせればさぁ〜」

「そうはいかんじゃろ… この夢の世界では魔力の消費が激しい
このままではフーリャンの魔力が尽きてあられもない姿(弱気モード)に…」


「バクサーレ ジオン メコレ!
……ハァハァ!」http://imepita.jp/20100421/682940
ドッグモォッッ!!!!


「もう魔力減少の兆候は見えはじめとる… 限界に達する前になんとか… …ハッ!!!!
ヒッラメィターーーーー!!!!!!!!」
ババンッ!!!!

「ピョッ!!?」

「まだある…わしらにも出来る事が!」

143 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 00:43:28 ID:Xd3yNcxx
「うさぎちゃんよ! 力を貸してくれ!
わしらもわしらの方法でフーリャンに加勢するんじゃ!!」

「!! う…うんピョ!!」



ゴゴゴゴゴゴ…

「しぶといね…じゃあやっちゃう隠し玉…
『秘剣 朱門幻開』…それは切っ先から拡散ビームを撃つ技だよ」
チャキンッ
ギュギュギュギュッ…

「やばいのがきそうね…」


「発射!!」
ボウッッ!!!!!

ドバババババババババババババァ!!!!!!!!!


「ギンブリー カクル メコレ」
ガカァーーーーッッ!!!!!!

ガガガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!

「あーもうっ…全部防ぐのがシンドい…!!
魔力消費の制約さえなければ…!!!」

「大…魔女〜〜… む…無理しちゃダメだよぉ〜〜!!」

「リリス あんたもっと下がってなさい…
クソジジイとアホうさぎも…… !?
あいつらは何処へ行ったの?!!」

144 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 01:06:57 ID:Xd3yNcxx
「あのアホら何やってんの!?
もう自分の攻撃なんて効かないっての分かってる癖に!!」

「…大魔女の力になりたいんだってさぁ〜」

「…あいつらっ……」


ババババババババババ……
「………ふわぁ〜あ これただ撃ってる最中は暇だよ
まだ諦めないのかなぁ」
ババババババババババッッ!!!


…ヒュッ ヒュンヒュンッ ヒュッ ヒュヒュオン…ッ

「…ん? 何かが…近づいてくるような音がするよ…」

ヒュッヒュッ ヒュオゥンッッ
ボヤヤアァ〜〜〜〜…

ビクッ
「…うんッ?! いきなり出て来た…2人組!?」

「ぬぅ…効果が切れたか… 姿を消す魔法…クリプト メコラ
やはりフーリャンのようにはいけぬか…が しかし…充分!
充分奴に近づけた!!」

「ピョオォーウッ!!!」
タタンッ!

「すまん うさぎちゃん
男のわしが女の子におぶってもらうのは恥ずかしい光景じゃが…
奴に近付くならばお主の脚力を使うのが確実じゃったからな…」

「問題ないピョン」
タタッ シュタァーーーーンッ!


「な…何やってんのよあんたらーーーー!!!!!
あんたらに何が出来んのよ!!!?」

145 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 02:31:52 ID:Xd3yNcxx
「あの魔女さんの言うトーリだよね 君らは愚かなでしゃばりさんだね
君らはぼくとしてはもうすでに過ぎた経験さ
何をしたって無駄なんだよ?」

「うるさいわーーーーいっ!!!!!」

「ピョイィーーーン!!」
シュタァーーーーンッ!!!!

「わしらだって…まだ諦めてはおらんぞーーーーーいッ!!!!!!」


「何を張り切っているのかな
どんな考えがあるのか知らないけれど そんなに“無意味”を味わいたいならやってみてよ」

「馬鹿者め…その余裕が命取りッ!!!!
傷つけるモノだけが魔法ではないと知れ!!!!
うさぎちゃん 目を閉じてるんじゃ!
そしてフーリャン…お主も魔力を集中させておけ!」


「―――…!」


コオォーーーーッ!!!!
「喰らえぃッ!!!
フラッカ フラシュカル イルミネ メコレ!!!!」


ピカーーーーーーーーーッ!!!!!!!

バシュウッ!!!
「あっ あぐゥ!!!!? ま…眩しいよ!!!!!!!!!?」

「くっ…ハァ…ッ どうじゃーー!!! 零距離発光魔法のお味は!!!!
しかもメコレ級じゃぞぅッ!!!
さぁフーリャン!!! 奴が怯んだ今がチャンスじゃ!!!!」


「……フ さすが私の仲間…ね
はぁぁっ! ヴァイカル ガトル メコレ!」
ボボボボ…


「…ハッ! まずい…まずいなぁッ …くっ」
クラクラ

146 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 02:48:00 ID:Xd3yNcxx
ドッガガガアァーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!
ヒュオォーーーーーーーーッッ!!!!!!!


「魔力の大砲!! これは強烈そうじゃ!」

「うっ…くっ… 避けないと……
でも体が…動かないよ…」

「あれほど強烈な光を至近距離から浴びれば脳が麻痺するのは必然!
たとえそれがたった数秒でも 戦いの場では命取りじゃぞ!」

クラクラ クラリ…
「あうぐ…おかしいな… こんなハズじゃ こんなハズじゃないんだけどな…
ま…いっか いっその事経験…しちゃうのもいい …かもね」

ビュオゴオオォッ!!


ズドボガアァーーーーーーーーーーァアアンッッ!!!!!!!!!!!!


「当たったぁーーーーー!!!!!!」
わっ

147 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 03:11:42 ID:Xd3yNcxx
ぷすぷすぷす…

「……けぷふっ! …ま…まいったな… 予想以上の…威力……だね」
ドッスゥーン!!


「やっ やっ やっっ やったピョーーーン!!!!
倒したっピョーーー!!!!」

「見事な連携プレーじゃな!!」

「まぁまぁだったね〜」

「いやお主何もしておらんかったじゃろ!!!!! 何を威張っとるんじゃよ!!!!」

「……ふぅ」
カンッ

「フーぴょん! 大丈夫?」

「今回はなんとか魔力が切れる前に倒せたわね
結構危なかったわよ」

「よしこれであとはエンデリル殿をまどろみの箱から出せば……むっ!!!?
ア…アレは…!!!!」

148 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/23(金) 00:16:33 ID:6XgLbxv8
バババァーーーンッ


「『まどろみの箱』の錠が外れとらんではないか!!」

「守夢獣を倒すと錠は消えるはずだけど…おかしいわね」



「…………おかしく ナイヨ」



ゾクゥッ!!
『!!!!!!!!』


「錠が消えない理由は単純明解…ぼくはまだ死んでいないから…」


カタカタカタカタ…
「さ…最悪じゃ……」

「だ…だ…大魔女の魔法〜… た…耐えちゃったぁ〜…」

(魔力が減少して 魔法の威力が落ちていたんだわ…
私としたことが……仕留め切れなかった!!!
それはすなわち…)


「あの世が見えたほどの経験をありがとお… これでぼくは…
無敵さっ! 君らの攻撃はもう効かないんだよね!
ハイ死んだ 君ら終わったね!」

149 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/23(金) 00:42:37 ID:6XgLbxv8
「アイセセル クッピー メコレ!」
ガキィイーーーンッ!!

「んーー 涼し〜〜いねぇ」

「バーニガーン ボムム メコレ!!」
ボゴォーーーーーッ!!!

「あったかいよ…」

「マッサツ ヤツザキン メコレッ!!!」
シュピンシュピンシュピンシュピピンッ!!

「かゆいかゆぅーーい!」

「んぐゥーッッ…! ボトム レイコァ メコレ!!!」
パヒュームァァァァァァァッッ!!!!!!

「あはは…くすぐったいなぁ」

「……ッ…ッッ ワカティララ ジャニ メコレェ!!!!!!」
アハァ〜〜ン

「あらら だからなんだい」

「ジ ムングスク ジゥ メ〜〜〜〜〜コ〜〜〜〜〜レーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
アンプ ふァ〜〜〜〜〜〜〜

「だから効かないって」


「「ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーックッ!!!!!!!!!!!!」」
カーーッ

「!?」

「ファック!!!!! ファックファック!!!!!!!!
フゥゥウゥゥゥゥウゥワァアアアアアアアアアアアッッックケァァァッッ!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!

「お 落ち着けフーリャン!! 魔力が尽きるぞ!!」

150 名前: ◆pLkvpcuGGtVY :2010/04/23(金) 02:20:34 ID:daO8B7oF
    へ          へ|\ へ     √ ̄|                         
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√   . 丶\      _ __     /7 ∠、 \
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__    | |_〜、  レ' レ'     | /   !  | 
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  へ_,/    ノ   ,へ     | |    i  | 
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |  \_  ー ̄_,ー~'  )    | |    i  |
 / /| |   | |   | |( ノ| |`、) i ノ  | |     フ ! (~~_,,,,/ノ/      ! レノ  |  !.
 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |    | |   ̄           \_ノ  ノ /
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |    ノ |  /(               / / 
  \_ノ_/ /     (____)     し'    / /  | 〜-,,,__        ノ /
     ∠-''~                        (_ノ   〜ー、、__)      ノ/  



151 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/23(金) 03:16:20 ID:6XgLbxv8
「ファックーーーー!!!! ファックッ!!!! あいつ死ねファック!!!!!!!」

「落ち着けっていっと狼牙ッ!!! キシャーッ!!!!!!!!」

「うざファアーーーーーーーーック!!!!!!!」
バギャアッ

「ごもっともォーーーーッ!!!!!!」
ドザーッ!

「大魔女…錯乱してるねぇ〜」


「まぁまぁ落ち着いて茶でも飲みなよ
君らはもうどうあがこうとぼくには勝てないんだからさ
夢の世界の崩壊を心穏やかに待とうよ」
ズズ…


「黙りなさいよファック!!!!! 私はあんたなんかに屈しファッカない!!!!!!」


「諦めの悪い魔女さんだね
でもどうやってぼくにダメージを与えるんだい?」


「知るかファーーーーーーーーーック!!!!!!!」

「あは 残念だね…
ぼくももうギリギリ… あと一回攻撃しただけで死ぬぞ状態なのにさ」


「ぐぬむー…リリス!!
お主が攻撃出来れば問題は既に解決するんじゃがの!!」

「あ…あぁ〜?! だから〜…あたしは攻撃型の魔獣じゃないからぁ…」

「だからお主ガッカリなんじゃ…ハアアァ…」

ピキッ
「くっ…ジジイ〜……… ……ん〜…ん!!」
ピーン!
「……よ〜し…分かったよぉ〜…
そこまで言うならぁ〜…やってやるよぉ〜〜〜〜!!!!
ジジイ!!!! あんたを涙目にしてやるよぉ〜〜〜!!!!
うふふ」

「…なにぃ?」

152 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/23(金) 13:00:25 ID:6XgLbxv8
「何する気なのリリスファック?」

「ファックが口癖になっとるぞお主!! やめろッ」

「見ててよぉ〜… あたしのピンクの脳みそがいいこと思い付いたのぉ〜」

「…なにか知らんが やめておいた方が…」

「うるせぇ〜ッ ジジイは涙腺をマッサージしてろよぉ〜!!!!」
ドゴスッ!

「ミ゙んゴルッッ!!!」
ドザーッ!

「リリス…無理しちゃ駄目ファックよ…」

「分かってるよぉ〜」


――――

ズズズ…
「お茶が美味しいね …おや?」


ザンッ
「次はあたしが相手だよぉ〜」

「…君……本気? 君に攻撃する方法なんてないだろう ぼくには分かるんだよ」

「うっせぇ〜なぁ〜 あんたごときにあたしの何が分かるってんだよぉ〜
あたしにはねぇ〜 と〜〜〜〜っておきの隠し玉があるんだよぉ〜」

「隠し…玉?」

「そうだよぉ〜…ジジイ〜〜!!
あたしにあんたの魔力ちょ〜〜だい〜!!!」


ビクッ
「わしかっ!? わ…分かった!」
ギュンッ

153 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/24(土) 00:13:14 ID:kLW4yhyi
キキキキィイインッ!!


「うお〜〜〜〜〜っす〜〜 きたきたきたよぉ〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
ズズズズズウゥーーーーッ!!!!!!


「……ハッタリだろう?
… …いやでも…これは …本当なのか?」


「ハッタリかどうかはその体で判断しなぁ〜っ」
ニッ


「……っ …怖いなぁ〜…非常に怖いっ!!
君の言葉は嘘か真か区別が付かないね… だから怖いんだ
それなら…ね」
ギラッ

「!」

ゴアッ
「基本中の基本!! 殺される前に…殺る!!!!
『珠玉極千万』!!!!!」

ボボボボボボボッ… ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォーーーーー!!!!!!!!!!



「ぬわーーーーっ あの炸裂エネルギー弾の全てがリリスに向かっていくぞい!!!!!」

「リリス………ッ!!!」
ぐっ


ピタッ!
「手ぇ出しちゃ駄目ぇ〜だよぉ〜
あいつはやっちゃったよお〜 ビビったせいで〜…あたしの罠に掛かったのぉ〜!!」
スス〜…カッ!
「あたしの右目の力〜…『幻影投写(>>24)』〜… これと対になるあたしの必殺眼力〜〜〜!!
『森羅万象おめめ』!!!!」

ズォンッッ!!!!

154 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/24(土) 01:36:43 ID:kLW4yhyi
パキーーーンッ!!!!
きらきらピカンッ


「な…なんだそれ か…鏡かな!?」

「そうだよぉ〜 鏡だよぉ〜…
うふふふふ〜…」


ズドドドドドドドォオオオオオオオッ!!!!!!
バギャアアアアッ!!!!!


「守夢獣のエネルギー弾がリリスの出した鏡に当たったぞい!!!!」



「…まさかっ… 君…!!!」
ゾッ


「そうだよぉ〜〜〜〜…
お・か・え・し(はぁと) …だよぉ〜〜〜!」


キンッ

ドズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズウゥウーーーーーーーーァァァァッッ!!!!!!
「ぐがァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドカーーーーーーーンッッ!!!!



「なっ…… こっっ…
攻撃を…鏡で跳ね返したぁっ!!!!!!!」

「うふ〜」

キラーンッ

155 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/24(土) 23:47:04 ID:kLW4yhyi
ボゴオォォッ…
「アカっハッ……!
(やはりぼくの見立て通りだった! あの子には攻撃能力はなかった!!
だからあの子は…“ぼくの攻撃を利用した”んだッ!!)」
ズドザァ〜


「奴が倒れたぞいッ!!!!!!」


「油断…したよ… まさか……自分自身に…負ける……なんて…ね……………」
ぽっくり


「死んだッ 勝ったッ!!!!!!!!」
ブイーッ

「リリスさいっこーよっ!
やっぱりあんたはやる魔獣だと思ってたのよね さすが私」

なでなで
「ん〜ふ〜… 大魔女ォ〜…今度〜なんか買ってよぉ〜 家とかぁ〜」

「もちろんよ ねこが買ってくれるわ」

(可哀相なねこちゃん…)

「つぅか〜 ジジイ〜 どうだよぉ〜? 泣いてんのかぁ〜? んん〜?」

「ふ ふん…誰が泣くか
だがしかし お主をバカにした事は素直に謝らなければな…スマンカッタ」

「謝るくらいなら裸で四つん這いになって大魔女のブリザード三昧浴びなよぉ〜
そしたら許してやるよぉ…んふふ〜」

「いや死ぬわぃ!!!」

156 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/25(日) 03:12:00 ID:MD4NOEW0
やさしい解説
『森羅万象おめめ』とは 他人から貰った魔力を利用して
リリスが脳みそで想像した“物”を目から投写して実体化させるリリスの特殊魔法
ただし想像すればなんでも実体化させられるという訳ではなく 実際にこの世に存在する物しか実体化させる事は出来ない


「しかもねぇ〜 ある程度なら本物と同じような性能に出来るよぉ〜 単純な部分ならねぇ〜」

「なるほど つまり先程リリスは鏡を想像し 実体化させた
そして鏡の『反射』の性能を使ってあのエネルギー弾を反射させたのか
鏡はエネルギー弾まで反射する出来るとは……知らんかった」


         やさしいくない解説 終

157 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/25(日) 03:22:30 ID:MD4NOEW0
「奴は死んだ… 今度こそ勝利じゃ」

「! 見て…『まどろみの箱』にかかっていた錠が消えているわ」

「ピョンピョーン」


ズズズズズズズズズズゴォ…


「ぬぬっ いかんいかん!
さっさとエンデリル殿をあそこから出して目覚めてもらおうではないか」

「そうね
そういやボケ妹はどうなったのかしら…」
コツコツコツ…



…ピククッ
「ヴゥ………」



『えっ……っ?』
ピタッ


「グヴ……う……」
ぴくぴくぴく…


カッ!!!! ガバァァッッ!!!!!
「復活だよ!!!!!!」
ドドンッ


「な…なにぃ!!!!!?」
ガガーーーン!



ガチャーンッッ!!!!

「ま…『まどろみの箱』にまた錠が…!!
くっ… なんなのよ! 大人しく死になさいよね」


「残念だったね… ぼくはまだ……まだ …終わらないんだよね!!!
そしてこれから見せてあげるよ …ぼくの正真正銘本当の力をね!」
ぽひーっ!

158 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/25(日) 15:49:50 ID:MD4NOEW0
そのころ 扉の向こうでは激戦だった


ミャ「ラァっ!!!!」
ビュッ

チロ「ハッ!!!」
バッ ササッ ギョウンッッ!

ミャ「ぬりィッ!!!!」
ゴッ!!!

チロ「ふぬぇーぃッ」
ふわり…

ミャ「なにっ!!?」

チロ「バッッラァァァァッッ!!!!!!」
ドギュルッッ!!!

ミャ「おもしれぅッ」
ツツィ〜

チロ「!? そこだッ!!!」

ミャ「残像だ」
ドゥ〜ン

チロ「嘘だろ…?」

ミャ「現実だ」
ヒュビャッ

ドクゥッ
チロ「べっコォッ」

ミャ「頭」
ポアッ

チロ「させねぇっ!!」
カッ!!!

ミャ「やるな」

チロ「てぃーやッ!!!!」
ズォッ!!

ミャ「デュクシッ!!!!」

チロ「ぐわっ!! まだまだァッ!!!」
ジャッッ!!!!

ドッ
バガアアアアアアーーーー!!!!!!
ズズーーン……



とりあえず激戦だった

159 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/25(日) 21:46:39 ID:MD4NOEW0
ズズズズンン…ッ パラパラ…

ザッ
「ふー… なんだよ結構やるじゃねーか…見知らぬ女
逃がしちまった連中のことなんてスッカリと忘れちまったぜ」

「……」

「名前を聞いておこうか」

「…チロリーン… 勇者チロリーンだ」

ミャンチュー「チロリーン…ね くくくっ 変な名前していやがる」

「お前に言われたくねーよッ!!」

「…くははははッ 威勢のいい女だぜ!!
大魔女フーリャン並みの猛者だなテメェ……!」
ギランッ

「お前もな 草食系男子が多い昨今 お前みたいな肉食系は珍しい
私様の勇者流拳法について来れる男はお兄ちゃん以来久しぶりだよ」

「肉食系か…くくっ 褒め言葉と受け取っておくゼ」

「ただしお前の場合は愚かで薄汚い狂気に取り付かれた醜い獣…だけどね
私様が駆除してやる!! はああああああっ!」
モアーッ

「!」

「『抹剴鬼躯戯伽斗梏々』!!!!!」
ボウッ!! オニクッッ!!!!!!

「マッチョになりやがった」

「叩き潰す!!!
『牌流万火襾罘萎数刀』!!!!!」
ギュグアアアアアッ!!!

「くはっ たまんねーな!!」
ヒュッ……


ドガアアアァァァァッ…

160 名前:大魔女 遊園地へ行く:2010/04/25(日) 22:13:20 ID:MD4NOEW0
ねこ「今日はついにあのフーリャンちゃんと一緒に遊園地に来たよーぅ!!」

大魔女「あんたがあまりにもしつこいから ま…暇つぶしにね」

ねこ「家でダラダラ過ごしてるより何倍も楽しいよぅ!
じゃー手始めにアレ乗ろ!!!!」



*メリーゴーランド*


ぐーるぐーる
ねこ「アハハハハハ!」

大魔女「おっ…おぼこォォォォォォォォッ!!!」 ゲボォ



*ティーカップ*


ぐわんぐわん
ねこ「わ〜アハハハハハ」

大魔女「げぷシャぶふァアアァァァァァァァアアァーーーッ!!!!」 ブシャー



*上に上がって下がるやつ*


ギューーンッ!!!!
ねこ「ハハハハハハ…」

大魔女「いやぁーアんだッしゃばらゴゴォぶっちゃあぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」 グッチョオーッ ゲローッ



*ジェットコースター*


ゴォーーーーーッ!!!!
ねこ「………………ははは……」

大魔女「ぽォォォォォ……ッ」 チョー…ゲロゲロゲロ…


―――…

カァー… カァー…

大魔女「はぁ……」

ねこ「……」

大魔女「…フワラルで空飛んでた方が何倍も楽しかったわね………はぁ…」

ねこ「そ…………そうだね… ……フーリャンちゃん…口の端にまだゲロ付いてるよ…」

161 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/26(月) 00:36:17 ID:/dY1Eh1g
―――――……


「改めて言わせてもらうよ
君らはもうぼくには勝てない」
ドンッ!!

「軽い言葉ね そういう奴ほどすぐ死ぬのよ」

「どうかな」
スッ…

「な…なにか出したぞぃ!!」
ババッ

「そう身構えなくても大丈夫だよ
これはただの紙とペン 今度は武器じゃないよ」
カサ…

「何をするつもり?」

「何って…書くのさ ……記事をね」
サラリ

「記事…?」

「そう この神のペンを使い…神の紙に文字を記す…
『大魔女フーリャン、サナバー・ステーキー、チコ・リーター・魔獣リリスは守夢獣に勝てない』…とね」

『?!!』


ゴゴゴ…キィイーーーーーンッ…

「この…音はっ!!!?」


「…これはぼくの書いた記事の内容がこの夢の世界に反映された証さ
もう君らは…ぼくに勝つことは出来ない 絶対にね!!!」
ドドンッ

162 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/26(月) 01:21:12 ID:/dY1Eh1g
「まさかこの能力を発動させるとは思わなかったよ…
この能力の名は『週刊!神の気まぐれ本』… ぼくが記事にした内容は
この夢の世界では現実となる…
発動条件は“一度死ぬこと”」


「んなっ なんじゃあぃそのフザけた能力はぁっ!!!!」

「ハッタリもいい加減にしなさいよ…」


「ハッタリなんかじゃないよ まぁ君らもすぐに信じるしかなくなるさ…」


「ほざくんじゃないわよ!!! また死んじゃいなさいっ!!
アウディーア ラン メコ…」
ザッ!! フミっ…
「え」
つっるーーーーん!!!!
「うあぁっ!!」
ステーンッ!!!!!

「フーぴょーーーーんっ!!!!」

ガバッ
「バ バナナ踏んじゃったじゃないのよッ!!!!」

「バナナ!!!? なんでバナナがこんなトコに落ちとるんじゃーッ!!!!?
これが奴の能力の力なのかぁっ!!!!」
ガガーン

「ぐ…偶然よ! バオナラ プクチンコ メ」

ぼとぼとぼとッ ワラワラワ…

「ギャーーーーーー!!!!!!
突然天井からナマコがああああああああーーーー!!!!! オエェェーッ」

163 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/26(月) 01:54:58 ID:/dY1Eh1g
「こ…これもあんたの記事のせいだって言うのーーーー!!!!」←涙目

「そうだよー」

「嘘よ!! 私は信じない!!!
ウィースー スーリュースー メ…」
スィ〜
「げっほげほガァァァーーーッ 息吸い込んだら大量の埃を吸い込んでしまったわっ!!!!!
もう…ッ ザンガ バクサ」

ふわぁ… ファサー…

「!!! いやーーーーーっ 私のトレードマークのトンガリ帽子が風で飛んでいったじゃないのーーーー!!!!!!」


「おっと大変だ」
パシッ

「ハッ!!! か…返しなさいよ!!!!」

「うん 破ってからね」
ビリビリッ

大魔女「ぎょぎょおおーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
バターンッ ぶくぶく


「大魔女〜〜〜〜〜!!!!!
ショックで倒れちゃった〜〜!!!!!!!」

「貴様許せん!!
わしが相手じゃ!!!!!」
ザッ!

ヒュー…バコオォオォオォオォオ〜〜〜〜ンッ……

「タ…タライて……」
バッターン!


「ジっちゃんーーーー!!!!!」

164 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/26(月) 02:41:48 ID:/dY1Eh1g
ゴゴゴゴゴォ……!


「あー 相も変わらず痛快な能力だよコレは…」



「…トンガリ…… 私のトンガリ… 私の2年が……」
ズズーン…

「うぅぅ…頭がジンジンするぞやぁ…」

「ピョウウゥ…」

「いつの間にかやられてるあたしとうさっちって一体」

ゴォーーーーーッ……


「だって敵さんが勝手に自滅しちゃってくれるんだもんね」



「ぐっ……勝てん… 反則じゃ……反則すぎるぞこの能力は……」

「くぅッ… 私のトンガリ帽子を駄目にした怨み…晴らさでおくべきか……!!」
ゆらり…

「や…やめぃフーリャン… 今度こそ無理じゃ…」

「うるさい」

「無理じゃて…!! 落ち着け…!
それにトンガリ帽子ない方がお主は似合っとるぞ!多分」

「うるせぅタコヘアージジイがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!

「タ…タコヘアー!!?」

「まだ終わりと決まったわけじゃない!!
それにあいつの能力にもきっと何か弱点があるに違いないわ!!!
クソジジイ あんたんトコの守夢獣と戦った時もそうだったんだから」

「…あーあ 無駄なのに…」
キンッ

165 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/26(月) 02:57:51 ID:/dY1Eh1g
「無駄かなんてあんたに決められる筋合いはないのよ!
ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
ズアァッ

ヒュル〜〜 ドゴオォーーーーーーーーーオンッッ!!!!!!!!!
「ああああああああああああああッ 流れ隕石とはーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

「フ…フーリャーーーーーーン!!!!!!!!」
ガガガガーーン!!


「ほら無駄だった
どうあがいたってこの能力には逆らえないんだよね
だってこのぼく…“神”の記事なんだもんね」


プスプス… ズリズリ
「はぁ…はぁ… 神…………?
あんたが神ですって…? …笑わせてくれるじゃない!!!
あんたは神なんかじゃないわ ただのチンケな化け物よ!!!!!!!」

「君らはそんなチンケな化け物に殺されるんだね 笑えちゃうよね…」
ズズズズ…
「分かったよ 楽にしてあげるよ
まずは君からね」
ドシンドシィーンッ! スッ…ギランッ!

「…!」
ぐぐぐ…


「や…やめろ… フ…フーリャン!!!!!」

「フーぴょーーんっ!!!」

「大魔女殺しちゃ嫌ぁ〜〜〜〜!!」


「ゴメンね 殺しちゃう」
スウゥゥーーー…ッ

「ッ…ワッ…… ワイミング パーニー… メコレェ!!!!!!!!」
バオッ!!

「!?」

166 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/27(火) 00:21:38 ID:VPns3IJK
モチュウッ!!!!!!

「アッファッ!!!? モガファあっ!!!!!!!!!!」
モガガガ

「え……」


「なっ!! フーリャンの魔法がダイ・ゴシップキラーにヒットしたぞ!!!!!
な…なんでじゃ!? ついさっきまで魔法を使おうとするたびに何かしらの妨害があったのに!!?」


ムチュムチュムチュ〜
「もがっ! もががァッ!!!」グググッ… バチュンッ!!
「はぁはぁ…取れた………って臭ッ!!!!
顔にくっついてたこれくっさ!!!!! 洗剤踏んで化学反応起こしたオッサンの足の匂いがするよ!!!!!!!」
のたうちのたうち

「ハァハァ…… ……!?」

「…ぐぅうぅ〜〜っ… 一体何をしたんだい?!
『神の気まぐれ』を発動している今 君らは決してぼくに攻撃することは出来ないんだよ?!!!」

「…知らないわよ…ハァ……
くそっ…魔法喰らわせられたんならもっと強いの撃っておけば良かったわ…
あんたの皮をメリメリはいでソレを使って新しいトンガリ帽子を作るの…メリメリ……」



「なんか怖いこと言っとるぞい!!!」
ガーン!

167 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/27(火) 20:14:35 ID:VPns3IJK
「皮ハイダラーーー!!!
ジャヌー レザザ メコレ!!!!」

ヴヴィヴィイイイイイィィィーーーーーンッ!!!!!!

「…くっ」
ヒュンッ

ガギギィイィィンッ!!!!

「また… どういう事なのかな?」


「あんたら!! 今なら攻撃出来るわよ!!!
見てないでやっちゃいなさい!!!!!」

『よっしゃー!!!』
ババッ


「ブリック メコレ」
ボゴゴォーーーーーーンッ!!!!!!

「ルルド マリド メコラ!!!!」
ギィーーーーッヒィヤアアアアアアアアアッ

「ピョン波動キーーーーック!!!!」
ボボボッ!!!! ドーーーーーン!!

「見〜て〜〜る〜〜〜だ〜〜〜〜け〜〜〜〜〜」
ジーーー…


ガギンガギンッ
「なんでだ なんで攻撃出来るんだ… ん?」
ペラリ
「!? ぼくの書いた記事が消えてる… これが原因だね!?
何故消えた!? …分からないけど また書き直せば…!」
かきかき

168 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/27(火) 22:27:05 ID:VPns3IJK
「死ぃねぇーーーーーーーー!!!!!!
全員で一斉攻撃よ!!!」

「よぅし!!!!!」

ババババッ!!!!


ヒュ〜〜〜〜〜… バッコォーーーーーーーンッ!!!!!!
『おんブーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!』
ブシーッ!!

フラフラ…
「ぜ…全員にタライとは……」

「な…なんでまた……くぅっ!!」
ドサァッ!



「ふー 危なかった
でもなんでぼくの記事消えちゃったのかなぁ」
ペラペラ
「…ん? んんっ?!」


スウゥーーーー…


「!!? また…記事が消えていってる!!!!!
なんで…なんでなんでなんで?!!!!!!」


《簡単な話だぜ!!!!!!!》
カッ



「!?」


「この声は…亀!!!!?」

169 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/27(火) 23:56:13 ID:VPns3IJK
《みんな!!!!! 僕だよエンデリルだよ!!!!!!
救世主がやってきた!!!! ついに来た!!!!!!》
ババンッ

「エンデリル殿!! 大丈夫なのか…!!?」

《ふふんっ 大丈夫っフェヴァアあぁあぁぁぁぁああぁぁーーーー!!!!!!》
グチョグチョ

「大丈夫じゃ…なさそうね」

《ハァハァ…確かに僕は大丈ばない…だが!!
僕のために戦っている人達がいるのに 僕も頑張らないわけにはいかないだろうっ!!!?
苦しんでいる君達をぼくは助けに来たんだゼ!!!!!!》

「私達を助けに…?」


「……この夢の主か
じゃあさっきのは君の仕業かな? 一体何をしたのかな?」

《そんな事も理解出来ないのか記者被れ野郎ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
お前の書いたB級記事を無効化させる方法はただ一つ…
その上から僕が書いた記事を上書きすればいいだけの事!!!!!!!!!》
ババーン!!

「上書き…だって? ……そうか そういう事か」

《そういう事だ!!!!
お前がいくら駄記事を書こうとも…僕がそいつを“書き消してやる”ぜ!!!!!!》

ドヲッ!!!!!!

170 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 01:18:52 ID:ybLPrJO4
「なるほど… そういう事か!」

「やるじゃない亀 心安らかにして死んでね」

《いや 僕は死なん!!
是非ともお前達に助けてもらうからな!!!!
『大魔女フーリャン、サナバー・ステーキー、チコ・リーター、魔獣リリスはダイ・ゴシップキラーを倒せる!』…と!!
さぁこれでイケる! 戦おう!!》


「…カットインズ バクサ メコレ!!」

ズガガガガガガガガッ!!!!!


「ッ!! …くっ!」
サッ ボボボボボウゥーンッ!!!!!


「よし…攻撃出来るわ!! 今度こそ倒すのよ!!!!」

「うむ!! もうタライは懲り懲りじゃ!!!!」

171 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 01:36:05 ID:ybLPrJO4
ドドドドドドドドドッ!!!!!

じりじり
「うっ…ぐ… うぅっ! マズイよ…非常にマズイ!!
ぼくの切り札的能力が破られるなんて想定ガイだよ…
だけど…ぼくは負けない! 書き消されても書き消されても…すぐに書き直してやる!!」
かきかき


「ハードウチ パンチュル メコレ!!」
ボボッ…

タタタッ
「ピョンーーーーっ…あッ!」
ちゅるーんっ
「滑っちゃったピョーン!」

「!! アホうさぎ危ない!!!」
ササッ

「!!! な…なんでこっちに向けるんじゃーーーー!!!!!!」
ボゴァッ ドガーーーーーーン!!!!!!
「ぎょべぇーーーーーッ!!!!!!」


「…… セーフ」
フー…

「ア…アウトじゃろ!!!!!」
プスプス

「阻止されたわ 亀!出番よ!!」


《よし! 上書きしてやる!!!!》
かきかき


172 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 01:44:26 ID:ybLPrJO4
《書き直してやったぜ!!》

「よし 攻撃再開よ!」
バッ

かきかき!
「でもぼくもまた書き直したよ!!」

ピタッ
「ぬぅっ…早い!!」

《くぬやろォーーーー!!! まかせろォ!!!!!!》
かきかき

「なんのこれしきだよ!!」
かきかき

《なにーーーーーーっ しつこい奴だな!!!!! とりゃあーー!!!!!》
かきかき

「すぐさま速筆!!!」
かきかき

《やるな!!!! だが負けん!!!!》
かきかき


かきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかきかき……



「……キリがないわね」

「あの守夢獣の書き直しも早過ぎてこれじゃあいつまでたっても攻撃出来んぞ!」

「ここは亀にまかせるしかないわね…でも」


かきかき
《ハァー…ハァー……ぐふっ!
書き直し……書き直し…だぜッ!!!!》


「亀の体力もヤバそうだわ」

「くっ…エンデリル殿…! 苦しい状況だというのにそれを我慢して…!
しかしこのままでは限界も近いぞ…!!」

173 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 02:07:57 ID:ybLPrJO4
《ぐっ……ぁっ…ふぁあっ…げぇふぅ……ッ》
かき…かき…

(あらら 書き直すスピードが落ちてるね
無理もない そもそも崩壊していく夢の中で主の彼が意識を保っていられる事自体奇跡なんだから
この様子なら…あて1分かな 彼が沈むのは…)
かきかき

《ハァ……ハァ… うっ…ぐぅうッ…》
かき… プルプル…
《う……動けッ… 僕の筆よ……動くんだ!!!》


「亀…!」

「もう…駄目なのか……!」


「諦めたらどうだい?
頑張ったってどうせ無駄なんだから 君の行いは夢の崩壊…君の死を早めるだけの愚かな行為だよ」

《うるッ……さい!!!
僕のこの…夢の世界は……絶対に壊させない!!!!!》
かき…
《それに僕は死なない…ってさっき言った狼牙……
僕には使命がある… 僕の記事で世界中の人達に幸せを与えるって…使命がな…》

「記事で幸せ?」

《そうだぜ…… 僕の書いた記事で…みんなを笑顔にしたい……んだよ…
僕の記事で人が笑ってくれたらそれはとても…記者冥利に尽きるってもんさ……
でも…前までの僕は… そんな大それた使命を果たすにはダメすぎるチンポコ腐れ記者だった…
それを…あいつらに気付かされた》


バーン!
「え?何? 私ら?」

174 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 02:48:34 ID:ybLPrJO4
《僕はこれまで…自分が知りたいと思ったものをとことん追い掛けて記事にしていた……
その記事で…人は笑顔になってくれた……… でも…僕に追い掛けられ記事のネタにされた人は違う…
僕はそれに気付かなかった……
分かったのは…大魔女フーリャンの過去を聞いた後…
泣いていたフーリャンを目撃してしまった時だ…》


「あーーー…」

「あの嘘泣きの時ね」


《衝撃だったよ………そして知った
取材対象の気持ちを…僕はこれまでまッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッたく 省みていなかったんだ…》


「最低よね」


《僕は恥じて…その時に考えを改めた
僕に記事にされた人でさえも僕は笑顔にしたいと!!!!
この…僕の夢の世界で フーリャン達がやったように!!!!!!!》

「…え? 私達なんかやったっけ?」

175 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 03:12:15 ID:ybLPrJO4
《僕は見ていたんだ
この夢の世界で記者として活躍するお前達を…
お前達の活躍は全ての人を幸せにしていた
あれこそ 僕が目指す記者たる姿じゃないか!!》


「…そうなの? そんな記憶正直ないんだけど」

《耳を澄ましてみるといい 聞こえてくるはずだ
…彼らの喜びが 感謝が!!!》


――――…ざわ ざわざわ……


ちん子『初めは驚いてちん子ピクピクなっちゃったけど…』
ナニ雄『みんなにバレて逆に踏ん切りがついたって感じだよね
…僕たち結婚します あんな綺麗な写真を写してくれてアリが10匹サンキュー』

フンドシリーダー『せいせいっ!! フンド神様のお力でダンスてーかい(大会)で優勝しましたでセイヤッ!!
あと あの写真に移ってからテレビにも引っ張りダコでフンドシも新しくなりましセイッッ!!!!!』

超メリークリ・スマス『私は…… 皆さんには感謝してもしきれないです…
デラべっぴんを…ありがとう……』

痴漢被害者『は? マジペコらし(感謝だし)』

痴漢X『牢獄に入ったおかげで痩せました』

編集長エンデリル『“ありがとう” …大切な事に気付かせてくれて
これは私達エンデリル全ての思いだ …負けるなよ』


《…な?》

「みんな……」

176 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 13:22:17 ID:ybLPrJO4
《彼らはみんな僕の夢の住人で僕の一部…
体の底から沸き上がるこの力は僕の心が満たされている証
僕はまだやれる 僕は死なない…この世界を壊させない!!!!!!!》
ギュンッ!!!!! かきかき……


「とんだ茶番だよ… 力が沸き上がるだって?
それはただの気のせい 死ぬ前に見せる最後のクソヂカラさ…
君が書き直した記事なんてすぐにぼくが上から書き消して…」
かき… ぐぐっ!
「? おかしいな 筆が動かないよ……」
ぐぐぐっ


「!! フーリャン! 見えるか…アレ!」

「…えぇ 見えるわ」


ぐぐぐッ!!!!!

「なんでだ!! なんで動かないんだ!!! くそーッ!!!!」


「私達がこの夢の世界で関わった奴らみんなが あいつの筆を動かせまいと押さえている姿……!!」

「ピョウー!!!」

「お化け〜?」



「…なんかいるな!!? ぼくの腕になんかいるんだろ!!!?
離れろよ!!! 誰だか知らないけど!!!!! 今すぐどけよぉーーー!!!!」


夢のみんな『殺っちゃって!!!!!!』
グッ


コクンッ
「……わかったわ!」

177 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/28(水) 23:21:41 ID:ybLPrJO4
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!

「行くわよあんたら!!
私達全ての力を集めてあいつにぶつけるのよ!!!!」

「わしらの最後の全力攻撃…『本気玉』じゃ!!!!」
ばーん!

ズズ…… ズオオオオオオオオオオ……オアァッッ!!!!!!!!



「…なんだこれ なんの冗談だい……
こんなん当たったら…ぼく 死ぬよ」

「えぇ あなたは死ぬの サヨナラバイバイ地獄へ落ちろ よ!!!」

ギュウォオッッ!!!!!



ぐっ… ぐっ…
「……筆…やっぱり動かない… あぁ………
おかしいな… おかしい……こんなハズじゃなかったのに…
……う…ぁ… し…死ぬなんて嫌だよ!! せっかく生まれたのにさぁ!!!!!!! ヤメロヨ!!!!!!!!」


「………」
フッ
「い   や   だ   ☆」
ニコッ


「ガーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」



「くらえ!!!!!
『フォース・インパクト』ーーーーーー!!!!!!!!」


バッ ズドォーーーーーーーーーッ!!!!!!


178 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/29(木) 00:08:28 ID:ID89bDfJ
ドッギュゥウーーーーーーーーーッ!!!!!

「えんでばア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュギュッ!!!!!!!


「当たったーーーー!!! 変な断末魔じゃ!!!!!」

「これで終わるわね」


シューシューシューウゥゥゥゥ……
「消える… ぼくが消えてしまう………」

カシュ
《け…消させはしないゼ…!!》

「!? なん…だって…?」
シュー…

《お前がどんな奴だろうと 生まれた事に意味がないなんてことはないゼ…
感覚でわかる お前は僕の心から生まれた 立派な僕の一部だ
この夢の世界の中で生まれ変わって 夢の住人として生きるんだ!
僕は受け入れるよ》


「なっ…なんてこったい…
ぼくは君を見殺しにしようとした冷血な守夢獣なのに……
なんて…なんて…… 暖かいんだ…」
シュー… ふわぁ〜


「なんと! あの守夢獣の体がだんだんと浄化されていくようじゃ!」

「…なんてアホ どこまでいってもアホな熱血亀ね…
あんな奴を生かすなんてさ…」

179 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/29(木) 01:08:33 ID:ID89bDfJ
「ぐげっ…うぇっ おえっ…ぐっげ…ひんググっ……ンパァ〜…
何と言う慈愛…何と言う慈悲!! エンデリル殿こそ世界の良心ではなかろうかァ〜ッ!!!!」

「ただの甘ちゃんじゃないの…」



「いいのかい…ぼくなんかが君の中に残っちゃって…」

《何度も言わせんなよ! なんだって生まれ変わっちゃいな!!》

「………ありがと…う… …ぼくは…ぼくは生まれ変わるのなら…
ケツで割り箸を割れるほどの尻力を持ち尻で字も書くプロケツラーに なりたい…な……」
すわわぁ〜ん… ふっ


「消えた……」

「何よ案外 人並みの感性を持った守夢獣だったのね
思いもよらないカタチだけれど …終わったのね」

「ピョン!!! 箱の鍵が無くなってるピョン!!!」

「うむ!これでエンデリル殿を助けられるぞ!!」

180 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/29(木) 04:58:37 ID:ID89bDfJ
ガチャン…

ズルズル…


「亀を箱から引きずり出したわよ」

「む…おぉ!! みんな見てみい! 窓の外の惑星を!!!」


さわさわぁ〜


「黒ずんでいた惑星が色を取り戻していくわ……」

「エンデリル殿を『まどろみの箱』から出したからじゃな!」

「やったねぇ〜」

「でもこの人起きないピョウン?」

「ゼットゼットゼットゼット…」

「あら おかしいわね」
スッ

「まぁ…あれほど苦しんでたんじゃから無理もなかろ…」

「起きろボケーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ビターーーーンッ!!!!!!

「!!!!?」

「この亀いつまでアホ顔晒して寝てんのよコラァーーーーーー!!!!!!
あんたさっさと起きなさいよーーーーーー!!!!!!!!!!!! 死ねー!!!!!」

ビタタタビタタタビタタタタタタタタターーーーーンッ


「や…やめろおおおおおお!!!!!! 黒ずみがあ 黒ずみが増えとるがなーーーーー!!!!!!」
ガーン…

181 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/29(木) 13:48:02 ID:ID89bDfJ
しゅうううぅ…

「…起きないわね」

「無茶をするなーーーーッ!!!!
お主エンデリル殿にトドメを刺す気かーーーーー!!!!」
ズーン!

「そんなつもりないわよ 私はただこいつを起こそうとしただけだし」

「ゼットゼットゼットゼットゼ〜〜〜〜〜ット…ムニャゼット…」

「…………
…試しに魔女プレス」

ブニャゴッッ!!!!!


「試すなーーーー!!!!!」



――――……

「何はともあれ エンデリル殿の夢の世界崩壊の危機は去った
後はこのエンデリル殿の精神体が目覚めるのを待つだけじゃ
うむ…? そういえば何かを忘れとる気がする……」

「……ふぅ… この夢の世界で私は大事なものを失ってしまったわ……
私のトンガリ帽子…… あとついでにボケ妹」

「勝手に殺してやるでない!!!! ひどい女じゃな!!!!
…って ハッ! そうじゃチロリーンちゃんじゃ… チロリーンちゃんの事を普通に忘れとった…」

「あんたもひどいわよ」

182 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/29(木) 22:17:53 ID:ID89bDfJ
トビラの向こう



「……っ ゼェッ…… ッ…ちっ!!」

「どーしたよ 息が上がってんぜ…限界か?」

「…はぁ? 何言ってんだい…そいつはあんたの全力の気のせいだよ…!
(なんだよこいつ…化け物か!? 体力底無しじゃねーか!)」

「くっくっ…本当かなぁ? じゃあ試してみるか」
ヒュッ

「!!?」


スウッ!!

「ッ! そこか!!
『&理由去薬』!!!!!!」
ボッ!!!!

スカ〜!

「また残像!?」


ヒュンッ
「この程度のスピードに追いつけないのかよ やっぱり限界って事だな
今 オイラがテメーの体を4回切り付けた事もわかんなかったか?」
シュシュッ

ブシュブシュブシュッ
「ぐふっ」
ドサ

「くはは…! テメーもいい線行ってたが オイラと真っ向からやるにはまだ早かったNA
トドメだ… 痛くして殺してやるヨ…」
スッ… ギュオッ

「ッ………!!!!!」


ピリッ
「―――――…ん〜?」
ピタァッ!!

「!?」

「………なぁんだぁ… もう終わりかよ」

「……!?!?!?」

183 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/30(金) 03:07:32 ID:AhNivfDG
「…何故止める?!」

「ストップが入っちまった やられたな……守夢獣」

「な なんだっとうえーッ 勝ったのか!みんな…!!」



ズウイィィィ〜〜〜〜ン…

「いやはや 困りましたねぇ」
ザッ

「おう マエラドさんよ」


「!!!!!!!!! こ…こいつが……マエラド!!!」
ばーん!


「驚きました あの守夢獣がまさか倒されるとは
こうなってしまっては仕方ありません ミャンチャー君かえりますよ」

「いいけどよ この女殺してからじゃダメなのかよ」

「守夢獣が倒された今 この夢の世界は我々の支配の外です
ですから 滅多な事を我々の身が危ないのですよ」

「…ちっ しょーがねーな…
女…テメー命拾いしたなぁ」

「………っ」

「さあ帰りましょう 帰ってテー(ティー)タイムですよ」
ザッザッ


「……ま…待て…!」

「?」

「マエラド…『半永眠病』を広めた諸悪の根源!
勇者的に考えて ここであったが100年目!! 討ち取る!!!」
カッ

「倒れてるくせに吠えやがる 今のテメーに何が出来るよ?」

「うるせーーーーーーーーー!!!!!!!!!
究極奥義『覡滅殺蛔欒衙飫吁麼襾鐃頤无魔丶匚黌从』ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッ


ふたり『!!!!!!!』

184 名前:○滅多な事をすれば:2010/04/30(金) 03:20:20 ID:AhNivfDG
ズズズズズズズズズオォオォォッ!!!!


「なんだこりゃ」

「これは凄いですね
精神エネルギーに形を与え操る技ですね」


「マエラド……!!!!!! お前は今ここでッ 私様が倒してやる!!!!!!
行けーーーーー!!!!」
ヒュウェッ!!!!

エネルギー巨人『ヴォエェエェーーーーーー!!!!!』
ゴーーーーーッ!!!!!!


「マエラドさん 危ねーぜ!!!!」

「…問題ありません」



ドゴゥオォーーーーーーーーーーーーーーーーオンッッ!!!!!!!!!


「やったよ!!!! 押し潰した!!!!!!!!!」


しゅううううううう… ザッッ!
「これはこれは…まったく危ない危ない」


「!!!!!!!?
なっ……巨人の攻撃は直撃したはず…何故無傷なんだい?!!!!!!!」


「…ふふふ “この”私に何をしようと無意味
あなたにはどうしようも出来ません 諦めて体を休めてたらどうです?
…では ミャンチャー君帰りましょうか」

「おー 了解了解
……くっくっく… 女ァ… 大魔女フーリャン達と合流したらよろしく言っといてくれや…
んで…また会おうぜ… 近いうちにな……」

シュウウウン… フッ! 消えた


「………くっそぅ…!」
ギュッ

185 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/30(金) 03:52:47 ID:AhNivfDG
――――…

ギギイィーー…


バッ!
「ゲリゲロ ウンコ メコレ!!」

ブチューーーッッ!!!!!!! ブリッ ブリッ ブババーーーーーーーッ!!!!!!! ボブチュッッッ!!!!!!!!!!!!!!
グリュブッ!! ブブブブブブッ ブリッ ブバボリュッ!!!!!!! ドブズバボーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

「ァんてりャギョえェーーーーーーーーーーーッッ?!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴローーッ

「…あら? ボケ妹しかいないじゃない」


――――……

「いきなり何すんだお前はーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
カーッ

「いや まだ戦ってるかと思って助太刀しようとしただけよ
あいつはどこ? なんであんた生きてんのよ」

「生きてちゃ悪いかよ!!!!!!! あいつは…逃げたよ!!!!!!!!」

「逃げた? 何やってんのよあんた…」

「…それは素直にすまないと思っている」

「すまないと思ったんなら焼きシャイニング土下座でもしろよぉ〜 常識だろぉ〜がぁ〜」

「いや… 逃げられたとかは今は特に問題ではない
とにかく無事で良かったわい チロリーンちゃん」

「…ありがとう ……みんなもね」

186 名前:創る名無しに見る名無し:2010/04/30(金) 23:48:35 ID:AhNivfDG
「…そっか そっちも色々大変だったんだな
でもこの記者のやつ… 守夢獣まで受け入れるなんてたいした奴だな 見直したよ」

「ゼット……むぅん… むぐっ」
ピクッ

「おっ エンデリル殿が目覚めるようだぞ」

「…うーん…うーん…… ンハッ!!
うおおおおおおおーーーーーーッ!!! 水金地火木土天…海ッ!!!!!!!!
うおおおおおおおぉぉぉーーーーーーーーーッ!!!!!!!! 冥ーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ

「うるさい 魔女目潰し!」
ズビッ!!

「ンがァァァァァーーーーーーーーッ!!!!!」
ゴロゴロゴロ ガババッ
「何すんだコヌヤローーーーーッ!! 記者のおめめは大切なんだぜ!!!!!!」

「起きしなから騒がしい男だわね
また眠りたいの? あんた え?」

「……うぅん… そうか…僕は助けられたんだったな…
サンキューベリベリマッチョだぜ…! お礼に写真集を作ってやろう」

「いや いいわ」


パアアアアアァ…


「むむっ なんだかだんだんさわやかな気分になっていくぞ!」

「『半永眠病』からの目覚めじゃ …今回も長かったな」



ファアアアアアア…

187 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/01(土) 04:38:19 ID:5YiTs/bF
――――――――… 現実世界



「んう… うぅん…ん……」


ざわざわざわざわ…

「…ん… 何なの…なんか… まわりが騒がしい……」
パチ


群集A「うお!! 起きた!!!」

群集B「『半永眠病』じゃなかったべだか!!?」

「あ? 何よ…この凡もやしの集団わ」

群集C「お…おい… お前さんら『半永眠病』でずっと眠ってたんじゃないのケ?」

群集D「動かそうと思っても動かせなかったでよ!!」

群集E「よくわかんねーけど舐めさせろ!!!!!!!!!!!!!!」

「うっさいわね 散れ!!!!
バクフーダ バウン メコレ」


ビュビュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウンッ!!!!!!!!!!!

群集たち『あんギャーーーーーーー!!!!!!!!!』
ビューン



むくっ
「ふわぁ〜… なんだかうるさかったのう…… どうしたんじゃ…?」

「いや別に 羽虫共が騒いでいただけよ」

188 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/01(土) 23:49:23 ID:5YiTs/bF
「どわァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「突然なんだよ!うるせーなッ!!!?」

「どうしたんじゃフーリャン」

「帽子が…私の帽子が元に戻ってる!!!」
ババーン!!!

「ふむ まぁ夢の世界でのわしらはあくまで魂じゃからな
あっちでわしらの衣類が傷ついても現実世界では影響はないのは当然か
良かったのぉ」

「うん 私の帽子…」
すりすり

「そんなダッサイコスプレ帽のどこが良いんだかわからないな
センスを疑うよ」

「あんたに言われたくないわよ!!!!!!!!!
ウンコ メコレ」


プチュッ POOOOO!

「ぐごぉーーーー!!!! 今回のは地味にくせぇーーーーー!!!!!!!!」


「む… おや よく見たらリリスがいないではないか」

「…あら? …あぁそうか 亀の夢の世界に入る前に指輪に戻したんだったわね
また召喚した方法がいいかしら

ぽうぅ…
〔いや〜いい〜 ちょっと疲れたからあたしこん中で休むよぉ〜〕

「あら そう…」

〔でもまた呼んでねぇ〜
うさっちとねこっちによろしく〜
あとジジイにチェリー卒業直前に発作で死ねって伝えといてねぇ〜 じゃ〜!〕
ぷつん…


―――

「クソジジイ」

「なんじゃ?」

「チェリー卒業直前に発作で死ね」

「な なんじゃイキナリ!!!!!!!?」
ガーン

189 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/02(日) 03:10:01 ID:MMoARgnx
「つーか ねぇ
この亀起きないわよ」
ゲシゲシ

「コラ 蹴るな蹴るな
…ふぅむ エンデリル殿が飲んだのはいままでの『レムの種』とは別のものじゃったらしいし
それが原因かもしれぬな…」

「どーすんのよ
こいつに色々聞かなきゃならないってのに…」

「蹴り起こすピョン?」

「…そんな フーリャンみたいな事言っちゃダメだぞぃうさぎちゃんよ…
こうなったらば仕方がなかろう 彼が目覚めるのを待つしかない
話はそれからじゃ」

「でもそんな悠長なことしてたら奴らに逃げられるわよ」

「…いや きっとあいつらは逃げないよ」

「あ? なんで分かるのよボケ妹ごときが」

「……」


――― また会おうぜ…近いうちににな… ―――


「…なんとなくだよ」

「なんとなくとかふざけてんのあんた?
それっぽい事言えばカッコイイと思うんじゃないわよこのバカ踊り野郎が 泡吹いて死になさいよ」

「なんだよバカ踊りって!!
お前帽子馬鹿にした事まだ根に持ってんな?!」

190 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/02(日) 03:27:34 ID:MMoARgnx
――― どこか


コポコポコポ…

ギギィーーーーー…


「―――… どうしましたか? ミャンチュー君」

「いやね あんたに忠告しに来たのさ
そろそろこっから逃げた方がいいんじゃあないかってね」

「何故です?」

「何故って あの記者野郎からここの話を聞いた大魔女どもは必ずこの場所へ来るぜ
だからあんた こっから退散しといた方があんたの身のためだろ」

「ふふ…私を心配してくれているのですか? 嬉しい事です
私としてもすぐにでもここから離れてしまいたいのですが
あいにく今はそうもいかなくて…」

「ふーん… それはあんたが“今やっている事”に関係があるのかい?」

「…えぇ」

ゴウン… ゴウンゴウン…

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


「このバカでかい木はなんだ? あんたさっきから何やってんだよ」

「…この木は『夢のなる木』… レムの種を生み出す種です
この木は一日にほんの数個ほどレムの種を落としてくれるんですよ」

「ほう」

「しかしこの木は今 レムの種を生み出す事が出来ません
特殊な『ノンレムの種』を作った事でこの木のバランスが崩れ レムの種の生産がストップしたのですよ
ですから今私が調節しなおしているんです
この木は私の目的達成に必要不可欠な大事な木ですからね…」

「ふーん で…元のように戻るのにどれくらいかかる?」

「…約… 二週間…長丁場になります」

「無駄に長くて笑える」

「その間に彼女達が攻めて来たらミャンチューさん…
あなたに守りをまかせますよ
ここなら私が授けた“あの力”も使えるでしょう」

「ふふん… まかせな」
にや

191 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/04(火) 00:37:30 ID:32jRi9dL
とりあえずエンデリルは『ココ・ヤバイホスピタル』に入院させる事になった…


―――― ココ・ヤバイホスピタル

タタタタッ
「んにゃやらーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
フーッ リャンッッ ちゃあぁーーーーーーーん!!!!!!!!」
ダッダッ ダダダーーーーーーーーッ!!!!!!
ピョイーーーーーーンッ!!!!!!!


「ウンコ メコレ」

ブボボッ!!!

「ニャんガらぁーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ドサーーーッ ゴロゴロゴロ
「い…いきなり何すんのよぅぅ!!!!!!!!」
ビシーッ

「あ? あぁ…なんだねこか…
どこの変質者かと思ったじゃないのバカ
あんたは筋金入りの雰囲気変質者ね」

「何それ!? ひどいよぅ!!!!!
久しぶりにフーリャンちゃん達見たからテンション上がったんだよーーーーぅ!!!!!!!!!
フンハフンハラッピー! フンハフンハラッピッピー! あにゃんにゃ〜んっ」

「いつにも増してうざいわね
ゲリ ウンコ メコレ」

おんゲェ〜〜〜〜〜〜ッ ブリャリャリャリャ ブゥフッ!!!!!!!! チュッ!!!!!!!!!!

「ンざっぱらハにゃァ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!」
ビターンッ! ゴロゴロゴロ〜ッ

192 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/09(日) 18:49:20 ID:0zaH2KN2
「ンにゃ〜〜〜…この香りッ…ハア〜〜‥
懐かしい‥ 何もかも皆懐かすい……」
スーハー スーハー…ゲボォッ!!

「どうしたのよコイツ
頭ラリってんじゃないの」

「違うよぅ!! ただ単純に…
単純にさぁ…懐かしくて…グスッ」

「まったく 大袈裟なねこ……
懐かしいったってあんた2日ぶりくらいじゃない」

「いやぁ… なんかにゃんには一ヶ月以上に感じたよぅ……
いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…いやぁ〜〜〜〜〜〜〜もうマジ一ヶ月」

「本当に大袈裟ねぇ…」

「ねこちゃんよ もうあんな激しく動いて大丈夫なのか?」

「うん!! てかもう大分前から既に完治って感じ?
だからエンデリルさん助けに行くのにゃんも行けたのにー
ね ね エンデリルさんの夢の世界ってどうだった?なんかあった?」

「ん… んん……まぁ…
(ミャンチューの事は内緒にしておかねばな…)」

「…それより ねこ! あんた…忘れていないでしょうね」

「え…何が?」

「 寿 司 よ 」
ニヤリッ

「…! うにゃぎゃあああぁぁ!!!!!!!!」

193 名前:代行:2010/05/14(金) 01:51:59 ID:c1/+JI4X
ねこ 無事退院!
フーリャン達は退院祝いに高級寿司を貪り食った! ねこの金で


ガララッ
「はーーっ もう食べられないわ」

「いやぁ 人の金で食べる寿司がこんなにも美味しいとは思わなかったわい ねこちゃんには悪いが」

「…おぉうっ!!」
くらくら

「ネコチャン! 大丈夫ピョン?!」

「ちょっ ちょちょっ ちょちょちょちょっ ちょっちょちょっちょっ ちょっ…
ちょぼこォオオオオオオオオオオオオオ……」
ブクブク…ドサァッ!!

「おいっ 泡吹いて失神しちゃったよ!」

「あらまぁ また入院?」

「ネコチャンーーー!!!!」

チーン

194 名前:代行:2010/05/14(金) 01:52:42 ID:c1/+JI4X
「ハァハァ… にゃ…にゃんの貯金が……0…… 0…0……0000… …にゃは…っ
万歳!!!!!!!!!!!! カロリーオフばんざーーーーい!!!!!!
世の中ビールだってアルコール0だぜイエーーーイ!!!!!!!!
にゃんの貯金も0で夢いっぱい毛蟹ぎっしり!!!!!!!!!!!!
にゃははははははははははははははははははは!!!!!!!!」
ケラケラ

「どうしたというの」

「ネコチャン壊れちゃったピョン…
ネコチャン…貯金が趣味で将来お金が貯まったら家を建てて壁や床一面に羽毛を差し込みたいって言ってたのに…」

「何その夢」

「う うーむ…調子に乗って食い過ぎたわい……
ね ねこちゃんよ…落ち着くんじゃ!」
ガシッ

「0スプラーーーーーーーーーーッシュ!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!

「おんブーーーーーッ!!!!!!」

「こんな0な世の中でいいのかにゃああああああああぁぁぁぁッ!!!!!!!!!!
愛も友情も仕事もボーナスもにゃんの貯金も0だらぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!
あぁもう世のオッサンみんなでししとうチュッチュしよぅンにゃあああぁーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
0大使のバッカヤローーーーーーーーー!!!!!!!!」
バキッ!バキッ!バキーッ!

「ぐっふぉホぉーーー!!!!」


「ジッチャンが捕まったピョーー!!!!」

「好きなだけやらせてあげましょう」

「いや アレ死ぬぞ」

195 名前:代行:2010/05/14(金) 01:53:23 ID:c1/+JI4X
数時間後

「…あ ごめんね
にゃんショックで錯乱しちゃった… もう大丈夫…だよぅ
お金なんてまた貯めればいいしね!」
スッキリ

「よ…良かったな」

「…あれ? このボロ布みたいのは何?」

プシュシュウゥゥゥ…


『………』

「…って アレ? サナバーさんは?」

プシュシュウゥゥゥ…


『………』

「…まぁ… 細かい事はいいじゃない
そろそろ帰るわよ んで亀が目覚めるまで各々のベストプレイスで待機ね」

「そうだな 私様はマイムに帰るよ」

「ねことアホうさぎは私ん所に来るでしょう?」

「ピョイィー…チィはお仕事 だからフーリャンん家行けないピョ…」

「あぁ…そう まぁあんたは別にどうでもいいわ」

「ひどピョン」

「じゃ…ねこ! 帰るわよ!
フワラル(以下略」
バサァーッ!!

「な なんかもうフーリャンちゃんの家がにゃんの家みたくなってる…」

「じゃーね! あんたら!」

バサッ バサッ ブワッサァ〜〜〜!!!

196 名前:代行:2010/05/14(金) 01:54:04 ID:c1/+JI4X
「…行っちまったか… …ん?」

グググ…
「ぐ…ぐほぉ… チ…チロリーンちゃん……うさぎちゃん……
ちと…病院………連れていって…くれんか………ぐふっ」
ガクッ… チーン!

『…………』





ビューーーンッ バサバサバササッ バサーッ

「…むっ」
ピピピピピピピピピッ
(……テレパス… クソジジイからね)
ピッ
《もしもし どうしたの》

《おぉ………フーリャン…
わし…『ココ・ヤバイホスピタル』に入院する… そういう事で…がふォおッ》
ピッ ツー…ツー…

ズーン…

「………」

「どうしたの? フーリャンちゃん」

「いや……別に なんでもないわ」

「?」


バサッ!!! ヒュオンヒュオンヒュウゥーーーン!!! バササッ!

197 名前:大魔女 日光浴をする:2010/05/16(日) 21:51:51 ID:dneM31IR
チュンチュンチュンチュン…チチチチチチ…
さわさわ〜…ざざぁ〜〜… ぽかぽか

ねこ「…はー…日光浴は…気持ちいいねぇー…フーリャンちゃん…」

大魔女「どこがよ
清純な乙女が紫外線に肌晒すとかどんなマゾ行為よ くっだらないわ」
ザッ

ねこ「あぁもうフーリャンちゃんはぁ…
こんくらいの太陽なら問題ないよぅ」

大魔女「ふん 私は中に戻るわ
あんたはそのままそこで寝てれば?
いずれ体が黒く変色し焼けただれそして激痛と共に体皮がペリペリと剥がれ落ちていくんだから…
その時後悔するのはあんたよ……」

ねこ「ただの日焼けをそんな恐ろしく言わなくとも!!
もう大袈裟だなぁ
まーフーリャンちゃんは白いお肌が似合ってるもんね
でもにゃんはもちょっと小麦色に焼いてみたいなぁ」

大魔女「…あらそう じゃあ私が手伝ってあげるわよ」

ねこ「え?」

大魔女「ザイバーン チリチリ アチチ メコレ ギオ!」


ボッ!!! ボボォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!! カカッ!!
チリチリチリチリ…

ねこ「なにゃーーーーーー?!!!!!」

大魔女「この擬似太陽を近距離で浴びてりゃすぐに焼けるわよ じゃあね」


チリチリ…

ねこ「おぎょオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!
熱すぎるゥゥゥァァァッ これじゃ日焼けどころじゃないよぅ丸焼けぎゃニャアアアアアアアアアアァァァァッ!!!!!!!!!!」
チリチリ…


198 名前:大魔女の5秒クッキング:2010/05/16(日) 21:52:34 ID:dneM31IR
テレレッテレテテ テレレッテレテテ
テレレッテレッテレッテレッテレッテッテ チャンッ♪
テレレッテッテ テレレッテッテ テレレッテッテッテッテテテテテ
テテレッテッテ テテレッテッテ テテレッテッテッテ テッテテテッテッテー チャーンッ♪

大魔女「まずこの肉を強火で焼きます
ファイバム バクサアレ メコレ」

ボボボボボボォーーーーッ!!!!!
プスプスプスス…

大魔女「完成です」

ねこ「終わってもたァッッ!!!!!!!!!!」
ガガガーーン!!

チャンッ♪

199 名前:暇な大魔女ご乱心:2010/05/16(日) 21:53:07 ID:dneM31IR
大魔女「暇だーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ

ねこ「フーリャンちゃん そればっかだねぇ」

大魔女「しょうがないじゃない!!!! 暇なんだものよ!!!!!!!?
暇でもう死にそうだわっ!!!? 助けて…助けてよ刺激!!!!!!!
私に刺激を頂戴なさいよ!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「おっ…落ち着いてフーリャンちゃん!!」

大魔女「黙れ謎髭!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!

ねこ「おんブーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
ドザーッ

大魔女「あんたなんで頬っぺたから髭生えてんの!!!!?
意味が分からん!!!!!!! さっさと抜くか死ね!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「げぼぉ…こ これは付け髭だよぅ……
だってにゃん…名前ねこだし……」

大魔女「お前ララミーじゃねーかァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!!

ねこ「うんごフッ!!!!!! それ本名ぅオォーーッ!!!!!!!」
ドザーッ

大魔女「そしてそれただのコスプレじゃねーか!!!!!!!!!
忍者がコスプレしてんじゃないわよ忍びなさいよ!!!!!!!!!!!」

ねこ「コスプレって…
それを言ったらフーリャンちゃんだってはたから見たら魔女っ子のコスプレじゃん…」

大魔女「バカかこのお粗末脳みそがァーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!!!

ねこ「もぎゃーーーーー!!!!!!!!!」
くるくるピューンッ

大魔女「私はリアル魔女なの!!!!!!
魔女が魔女っ子の格好をしてもそれは決してコスプレじゃないでしょ?!!!!!! 違う!!!!!!!?
これが私の正装だバカヤローーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!! なんか文句あるわけ?」

ねこ「な…ないけど…」

大魔女「ないならさっさとどっかから封印された大怪獣でも拾ってきなさいよ…」

ねこ「無理言わないでよぅ…」


暇すぎるとテンションがおかしくなる大魔女フーリャン…
こうして彼女の一日は過ぎて行く…

200 名前:大魔女 ついに料理に大挑戦! その1:2010/05/16(日) 21:53:38 ID:dneM31IR
ドサンッ

大魔女「? 何これ? 封印大怪獣?」

ねこ「いやだから…そんなんいないから!
この本はアレだよぅ お料理の本!!!!」

大魔女「…あ? 何で?
まさか…今日は何か珍しいものでも作ってくれるのかしら?
それは楽しみねぇ」

ねこ「ちっがーうよーぅ!!
こ れ は!フーリャンちゃんがお料理上手になるための本!」

ポクポクポクポクポクポク…チーン!
大魔女「…は? 意味分かんないんだけど…」

ねこ「いやいや たまには自炊しなきゃ!フーリャンちゃんも!!」

大魔女「何訳分かんない事言ってやがんのよ 擬似太陽に当たりすぎて脳みそでも溶けたの?」

ねこ「ぎにゃあー!! お…思い出したくないよぅアレはああぁぁぁーーー!!!!!」
ガクガク

大魔女「一体どういうつもりなのよ…」

ねこ「にゃ…にゃんもさぁ…派遣忍者業が忙しい時はずっとここにはいられないじゃん?
で もしそんな時フーリャンちゃんが自分で料理作れたらにゃんも心配しなくて済むし どうかな〜って思って さ…」

大魔女「ふざけた事抜かしてんじゃないわよこのバグ頭(ズ)ライフがぁ!!!!!!!!!」
バンッ!!

ねこ「!?」

大魔女「あんたなんて私の世話をする事だけがこの世に存在する意味じゃないの!!
あんた自分の実在理由を自分で捨てるというの!!!?」

ねこ「にゃ にゃんの人生って一体…」

201 名前:大魔女 ついに料理に大挑戦! その2:2010/05/16(日) 21:54:07 ID:dneM31IR
ねこ「でもさフーリャンちゃん 真面目にお料理の勉強してみない?」

大魔女「しつこいわね… あんた死ぬの?」

ねこ「いや死なないけど…
てかフーリャンちゃん にゃんと会う前はご飯どうしてたの?

大魔女「前? あぁ…昔は夜に民家襲って作ってあったものを食べていたわね」

ねこ「うわぁ…せこい… ってか…非道い…」

大魔女「うっさいわね 生きるためだったのよ
今はさすがにもうそんな事してないわよ」

ねこ「当たり前だよぅ!」

大魔女「でもあんたが作れないってんなら…また……やっちゃうかもね…」
キラリ

ねこ「だっ ダメーーーーー!!!!!! 絶ッッ対ダメだよぅーーーーーーー!!!!!!
フーリャンちゃん!!! やっぱり今すぐ料理の勉強しよぅ!!!!
にゃんが手取り足取りシンメトリーでナイス伝授確定コース突入だよ!!!!!!! フゥー!!」
ビッ

大魔女「うざいわね」

ねこ「料理自分で作れたらいいよー!
好きなものを自分で好きなだけ作れるんだからさ!!!!!」

ピクッ
大魔女「好きな…もの… ………イカリングとか?」

ねこ「そんなの楽勝だよぅ!すぐ出来るよぅ!!!」

大魔女「ふむ………
……… まぁ…たまにはいいかもしれないわね」

ねこ「やったぁ!!」
わっ

202 名前:大魔女 ついに料理に大挑戦! その3:2010/05/16(日) 21:54:36 ID:dneM31IR
チャーン!
大魔女「別にエプロンに着替えなくたっていいじゃない」

ねこ「こーゆーのは形からが大事なんだよぅ!!
さぁ気合いは十分!!!!
レェェェェェッツッッ!!!!!! クッキーーーーンッ!!!!!!!!!! グーーーーーーーーーーーェアッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ

大魔女「気合いが十分なのはあんただけよ」


…こうして ねこによるお料理教室が始まった!!


―――

ねこ「違う違う! そこはもっと弱火でキュッ!!
キュッと!! そう キュッッ と!!!」

大魔女「キュッ!!!!」
キュッ

―――

ねこ「腰に力を入れて!! 足で地面を掴む!!!
そしてフライパンを上下上下上下!! たまに右左右左右左!!! 手前奥手前奥手前奥!!!
三次元の空間を最大限に利用して!!!!」

大魔女「ぐっ…10kgのフライパン…重いわッ!!」

―――

ねこ「もっと肉を憎んで!! 肉は敵!!! この肉を殺す気持ちで調理するんだよぅ!!!!」

大魔女「肉死ねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
カーッ



そして…血みどろの壮絶な修業を繰り返す事数日!!!!!


大魔女「ハァーーーーーー!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴッ
大魔女「インスタト オリョーリ メコレ!!!!!!!」
カッ!


テキパキテキパキテキパキ… チーーン!
ほかほか〜

大魔女「やった… 自動調理魔法をついに修得したわ!!
これで私も料理の達人ね!!!!」
キャピーン!

ねこ「よ…良かったね…」
ズズーン…

203 名前:大魔女にプレゼント その1:2010/05/16(日) 21:55:04 ID:dneM31IR
大魔女「…フー…暇ね… ねこもいないし……… 寝るしかする事ないわ…
自動調理魔法を覚えたのはいいけど アレだとなんか味が素っ気ないのよね…
やっぱりねこに作らせた方が良いわ…」

チク タク チク タク チク タク チク タク チク タク …

大魔女「…………
はぁ〜〜〜…時間ってなんでこんなにゆっくりなのかしら…
3倍速くらいで進めばいいのに」

ガチャ
ねこ「ただいにゃあ」

大魔女「チェストォッ!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!!!!

ねこ「おんブッ!!!!!」
ズザァー

大魔女「なんだねこか」

ねこ「何すんのいきなりーーーーーー!!!!!」

大魔女「それはこっちのセリフ ノックもなしに突然入ってくるあんたが悪いのよ
ここはあんたの家じゃないんだからね
…つーか あんた今までどこにいたのよ」

ねこ「仕事だよぅ! 出る前に言ったじゃん!!」

大魔女「あぁ そうだったわね」

ねこ「もうフーリャンちゃんったら…
ね…… にゃんがいない間 暇してた?」

大魔女「そんな事ないわよ
あんたがいない間に10回も青春のバモスのみんなに会ったわ(夢で)」

ねこ「そ…それは大分暇してたんだねぇ…
そう思ってにゃん いいもの持って帰ったよぅ」

ドスンッ

大魔女「これは…!」


204 名前:大魔女にプレゼント その2:2010/05/16(日) 21:55:31 ID:dneM31IR
ジャジャーン!

大魔女「何これ… 新手の掃除機? このボタンを押せば変形するのね」

ねこ「ちっがーぅよぅ! これは テレビだよぅ!!」

大魔女「テレビ?」

ねこ「うん ここに帰る前に大奮発して買っちゃったの!」

大魔女「なんでまた?」

ねこ「フーリャンちゃんのためだよぅ!
いつも家で暇暇暇暇暇暇暇暇言ってるからせめてもの暇つぶしにと思って!」

大魔女「ねこ…あんた…」
ジ〜ン
大魔女「こんなモン買ってくる金があったら人間でも買ってきやがれこのボケェーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ボゴゴォッ!!!!!

ねこ「ぶべぇーッ!! それ犯罪ィーーー!!!!」


205 名前:大魔女 テレビを試聴する:2010/05/16(日) 21:56:05 ID:dneM31IR
大魔女「でこれ どうするわけ?」

ねこ「やだなぁ テレビなんだからテレビ番組見るに決まってんじゃん!
そこの電源押せば点くよぅ」

大魔女「知ってるわよ 私がいいたいのはね
いくら暇とは言え低俗なモダン文化なんて見る気が起きないってこと
つまりテレビなんてあってもゴミになるだけよ」

ねこ「そんなことないよぅ!テレビって面白いよぅ?
世界の事がすぐ分かるニュースに ためになる情報番組! 笑えるバラエティに
感動いっぱいのメロドラマ みんな大好き通販番組に 心震わすスポーツの名勝負!
その全てがテレビで見れるよぅ!!」

ダイエット「ふむ…通販…か それはちょっと見たいかもね…
…ま 点けるだけ点けてみましょ… ポチッと魔」
ポチッ ヴヴゥーン


6チャンネル「事件です 街中が香ばしいウンコ臭に包まれました」

カチッ
8チャンネル「こんな感じで…ヌルヌルヌールヌルッ!!!」
      「それウンコやないかーーー!!!!!」

カチッ
2チャンネル「今日の豆知識『うんこは苦くてうまい』」

カチッ!
5チャンネル「この謎…臭うな…まるでウンコの香り……」

カチッ!!
7チャンネル「あーーーーっと! 反則のウンコカードだぁ!!!」

カチカチッ!!
3チャンネル「今回ご紹介するのは 圧倒的包容力!!ウンコシーツです!!!」
      「明日から安心して野外ファイト(野ウンコ)が出来ますね!」

ポチッ…



大魔女「ウンコばっかりじゃねーかァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バッシィーーー!!!!!!!!

ねこ「おんブーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


フーリャンはテレビ嫌いになった

206 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/16(日) 21:56:21 ID:dneM31IR
ここまで代理投下

207 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/18(火) 01:25:56 ID:rF81u8dM
プライベートはいっそうカオスだなw

208 名前:大魔女 ゲームをしてみる:2010/05/19(水) 21:29:02 ID:CEktWpWe
ねこ「よっし! じゃあこのテレビでゲームをしよっか!
そうだ!そうしよー!ウン コれはいい考えだよぅ!!
やろやろ! フーリャンちゃんっ!!」

大魔女「あんた何を必死になっているのよ」

ねこ「だってこのテレビ…高かったんだよぅッ!!
カロリーゼロになったにゃんのお金から無理して捻り出したんだからぁッ!!!!」

大魔女「あんた ないてるわね」

ねこの気迫に圧されてフーリャンはゲームに初挑戦するぞ!


格闘ゲーム『獅双脳露乱舞 2』
――― 1回戦 ―――

ねこ「勝ったーー!」

大魔女「何よこれ 思い通りに動かないわ」

――― 5回戦 ―――

ねこ「また勝ったーーー!!!!」

大魔女「ふん…ちょっと分かって来たわ」

――― 10回戦 ―――

ねこ「圧倒的勝利!!!!!」

大魔女「キャラクターが悪いわね 次は魔法使いHaGuKiでやるわ」

――― 16回戦 ―――

ねこ「また勝っちゃったよ〜〜〜ぅ!」

大魔女「使えないわねこの腐れ魔法使いがぁ〜〜〜〜〜ッ!!!!!(ビキッ…ビキッ…)」

――― 20回戦 ―――

ねこ「あはは…ごめんねフーリャンちゃん」

大魔女「ギギッ…ギ……ギギギギギ…」

――― 30回戦 ―――

ねこ「や」

大魔女「つまんねェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドブシーッ!!!!!

ねこ「おんブァーーーッッ!!!!!!!!!!!」


フーリャンはゲーム嫌いになった

209 名前:ドキュメント007 その1:2010/05/19(水) 21:29:41 ID:CEktWpWe
ドキュメント007(チャ〜ハァン)

彼らから初めて“ソレ”を聞いた時 我々は自身の耳と彼らの脳を疑った
それほど彼らは“とてつもない事”を宣言したのだ… それは


ある“希代の悪女”の討伐 である

チャーーンッ ダダンッ ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ テッテテ…テーテェーーーン!!!!!

今週のドキュメント007は…限界に挑む戦士達の記録…!
『巨悪に立ち向かう男達』!!!!!!!

この番組は…あなたの未来と門と尊厳を守る安心のおむつ『ドジッ子やたえちゃん』と
戦うあなたの信頼のパートナー 『ウンコシーツ』の提供でお送りします

210 名前:ドキュメント007 その2:2010/05/19(水) 21:30:19 ID:CEktWpWe
彼らはあまりにも突然に我々の前に現れた
あの日は…そう ちょうどクリスマス(クリストファー・マスーニョ祭)の夜…我々ドキュメント007のスタッフ達が帰り支度をしている時だった

バンッ!!
大男「頼もう!!!!
ここが萌えヤニ天使束子がやってるテレビ局かいのぉ!!!!」

扉をブチ破る勢いで我々ドキュメント007の製作室に飛び込んで来た野獣のような大男…
とりあえず臭かった… スタッフ皆が顔をしかめた

大男「わしゃチビルちゃんのふとももが好きじゃ!!」

―――… 萌えヤニ天使束子とは我がテレビ局で放送している大人気の朝アニメだ
あぁ…きっとこの大男は萌えヤニ天使束子のファンなのだろうと思った
熱狂的なファンがテレビ局にやってくるのはこれまでもよくある事だった

室長「申し訳ありませんがここには束子ちゃんもチビルちゃんも存在しません
森へお帰り下さい」

室長は大人の対応で大男に退室を求めた
しかし 大男はガハハと笑い首を振った

大男「ガハハ 違う違う 今日ここに来たのは別の用件じゃけぇ
わしゃあんたらに用があって来たんじゃい」

室長「……?」

大男「立ちっぱはつらいのぉ! 話をするならまぁ座ろうや」
ドスンッ

大男はその場にあぐらをかいて座り込み そして室長の目を見据えて豪快に叫んだ

大男「わしは…いやわしらは!!!!
これからデッカイ事をしようと思っとるけぇの!!!
それをあんたらに近くで撮影して欲しくてココへ来たんじゃあ!!!!!!」
カッ!!

室長「おい早く誰か動物保護センターに連絡しろよ」


この後室長がボコられたのは言うまでもない

211 名前:ドキュメント007 その3:2010/05/19(水) 21:31:05 ID:CEktWpWe
話を聞いてみた

副室長「はい…えーっと…なんでしたっけ」

大男「だから わしらがドデカイ事をやっちゃると言うたんじゃあ!!」

副室長「“わしら”…って」

大男「おう わしらはわしらじゃい
お前らぁ!! ちょい入ってきぃやぁ!!!」

ゾロゾロ…

大男が呼ぶと 数人の男達が製作室に入って来る
人数は4人… いずれも屈強な体で武器を所持しており そして案の定臭かった

大男「わしらは賞金稼ぎチーム『バ〜ミヤン』!
これまでに大食い大会…のど自慢大会…キノコ刈り大会…ワールドアグリー大会…そして舞踏大会などなど様々な大会を荒らして来た今噂のナウい男達じゃけぇ
で わしはそんなバ〜ミヤンのリーダーのクッキーじゃ!」
ドンッ!

どうやら本名らしい


『バ〜ミヤン』のあまりにも突然の訪問… そして謎のデカイ事する発言…
製作室の皆がこう思った…
「クリスマスに何やってんだこいつら…」

212 名前:ドキュメント007 その4:2010/05/19(水) 21:31:48 ID:CEktWpWe
あの日…
我々はクリスマスを満喫したかったので 説得の末にバ〜ミヤンの皆様にはお帰りいただいた
彼らのよた話は後日に持ち越される事になったのだった…
それから数週間後…

クッキー「頼もう!!!!」
バンッ

バ〜ミヤンの面々が再び製作室に訪れた
彼らは話をする気マンマンだったが 我々は正直どうでも良かった
その時は……


副室長「それで…あんた達はどんな“デカイ事”をしてくれるのですか?」

興味ナッシングの態度で接する副室長の顔を見つめ 不敵にニヤリと笑うクッキー氏
そして次の瞬間 彼の口から臭い匂いと共に思いもよらぬ言葉が飛び出した…!

ダダンッ!!
クッキー「わしらバ〜ミヤンはッ!!!!!
世界的悪女…大魔女フーリャンを討ち倒す事を今ここに宣言するでぇ!!!!!!!!!」
ド〜〜〜ン!


シ〜〜〜ン…

パクパク…
副室長「!!!!!!!!!!
にゃっ にゃんだってェーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 息くっせ!!!!!!!」
ガターン!!

213 名前:ドキュメント007 その5:2010/05/19(水) 21:33:02 ID:CEktWpWe
――――… 大魔女フーリャン……
恐らくこの世界においてこの名を知らぬものはいないだろう
世界最強の魔法使いであり希代のワル
他の魔法使いなど寄せ付けない類い稀なる強大な魔力を所持しており 性格は理不尽なまでの凶悪さ
週末になると様々な都市のコインランドリーに出没し
世紀末都市マイムではツイスターゲームに興じている姿なども目撃されているとか

大魔女フーリャンはかつて世界各地でテロ活動を繰り返し 世の人々を恐怖のズンドコに陥れていた
そんな彼女を世間は畏怖と嫌悪を込めて
“悪魔” “鬼畜” “人で無し” “ポリープ的存在” “最凶最悪絶好調” “チート” “パンチラ大明神”などと呼び恐れていた

しかしある日を境に 彼女のイメージは180度変わる

かの有名な『超神会事件』を なんと彼女が解決したのである
洗脳された多くの人間を救った彼女は称賛され 尊敬と敬愛を込め
“天使” “英雄” “教祖様” “世界の母” “素敵トンガリ” “平和の象徴” “パンチラ大明神” などと呼ばれ親しまれている


ドダダァーンッ!!
クッキー「そんなのはまやかしじゃあっ!!!!!
あの女が犯した罪はそう簡単に消えていいもんじゃあなかろうがァ!!!!!!
じゃけぇわしらが!! 大魔女フーリャンの首を取り 奴が罰せられるべき罪人だったと世界に再確認させてやるんじゃい!!!!!!」
カッ!!!!

副室長「…!」

クッキー「……ゲヘ …今の決まっとったろ?
カメラちゃんと取れたか… って映してないんかぁ!!!!
何しとんじゃアホォ!!!!! もう1テイク行くか」

副室長(……)
ズーン

214 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/19(水) 21:33:32 ID:CEktWpWe
ここまで代理投下

215 名前:ドキュメント007 その6:2010/05/23(日) 00:38:59 ID:xb8W2REG
なんというクレイジーで 高すぎるハードルだろう
大魔女フーリャンは本気を出せば一大陸を消し去ると聞く
それが野性のゴリラ集団などに負けるはずがない

副室長「…冗談でしょう? え? まさかこれがジャングルジョークってやつ?
…面白い!! あなたにはショウジョウ(賞状)をあげよう ゴリラだけになんつってコレ」


この後副室長がボコられたのは言うまでもない



クッキー「わしらは冗談のつもりじゃねーけんのぉ…そこんとこ分かってくれたかいのぉ」

ディレクター「は…はい
し…しかし何故そんなたいそれた事を思い立ったのです?」

クッキー「んんん? 聞きたいか?」

ディレクター「ま…まぁ… そこが重要ですから…
やはり何か大きな大魔女との因縁やなんかがあったり…とか?」

クッキー「ふふん…それはな…」

ディレクター「…ごくり」

クッキー「モテたいからじゃあぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
カーッ

スタッフ達「ズコーーーーーーーー!!!!!!」
ズンザーッ!

クッキー「わしらじゃって女の子にチヤホヤされてーんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
39年間…女性経験もなく頑張って生き抜いて来たが…もう限界じゃあ!!!!!!!!!!!!!!!
わしはここで一花咲かせて幸せおっぱい夢おっぱいするんじゃーーーーーーーー!!!!!!!!!!」


彼らの動機はただの下心だった…

216 名前:ドキュメント007 その7:2010/05/23(日) 00:39:51 ID:xb8W2REG
クッキー「おっと!いかんいかん…思わず本音が出てしまった
『わしらはかつて大魔女フーリャンに町と家族を失った
それからわしらはずっと修業の日々を過ごし身体を鍛え
そして今回復讐を果たすためにフーリャンの住む地に向かっている
このテレビ局に寄ったのはたまたま
ホントたまたま』…これ テレビ用な! 頼むで」

ディレクター(最後無理あるだろ…)

クッキー「んじゃ…そろそろ行くかぁ…
オイ!カメラマン用意じゃあ!!!」

ディレクター「もう行くんです?! ていうか大魔女フーリャンの居場所知ってるんですか?」

クッキー「当たり前じゃあ 女の子の家の住所調べるのは得意じゃけぇの」

ディレクター(…… こいつらテレビに出してもいいのかなぁ……)


こうしてバ〜ミヤン一行と我々は大魔女フーリャンが隠れ住んでいるというマッサツ地方へ向かった…
一体そこで我々は何を目撃するのか…!
大魔女の生首か それともゴリラの悲鳴か……!!!!

ドキュメント007!!!! (チャ〜ハァン)

217 名前:ドキュメント007 その8:2010/05/23(日) 00:41:25 ID:xb8W2REG
ここでバ〜ミヤンの面々を一人一人紹介しよう


ドンッ!
長身ハゲ「この頭の傷かい?
2年前に自転車で田んぼに突っ込んだのさ…」
モーザ・ザラザラコフ(35)
武器:くまさんトライデント 臭力:205(公園のトイレ並み) 通り名:アクロバットハゲ
身長2mを越す大巨人 でも超ガリ
かわいいもの好きで額にはプリチーな子虎の入れ墨を入れている

ドンッ!
太っちょ「わいノーパンやで」
デブート・ブリマッチョダル(41)
武器:メリケンサック 臭力:239(生ゴミ並み) 通り名:脂肪ファンタジー
腰に布を巻いただけというギリギリのファッションをしている太った人
横腹にまで伸びた脇毛が自慢

ドンッ!
変態「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ…ハゥハァッ!」
ナンテイ・パカラチンコ(21)
武器:鞭 臭力:184(納豆並み) 通り名:王道的変質者
変態界の超新星 一体どこで道を踏み外したのか…
大きなコート着ていてその下は言うまでもない

ドンッ!
ヒゲ「我は体内に50万のダニを飼っている…」
ダニー・トトロ(38)
武器:ダニ 臭力:388(汗と牛乳を拭いた後放置されたぞうきん) 通り名:自業自得
何よりもダニを愛するダニ男 バ〜ミヤンの参謀役でクッキー氏の右腕 ダニを操るが特に意味はない
常にかゆいかゆい言ってる

ドンッ!!
クッキー「ここは足の毛 こっからがケツ毛じゃ
…いや違う ここがケツ毛でこっから下が足の毛じゃ言うとろーが!!
いやだから違うそこは足の毛じゃがな!!!! よく見ろ!!!!
そそそ ケツ毛もう1cm上の…そうそこ!!!! そこケツ毛な
うん そっからケツ毛で…そうそう …ッアホそこからはフロントの方じゃあ!!!!!!!」
クッキー・スー(39)
武器:両手斧 臭力:500(うんこ) コードネーム:化け物
バ〜ミヤンのリーダー ゴリラのなかま

218 名前:ドキュメント007 その9:2010/05/23(日) 00:42:09 ID:xb8W2REG
ついに我々はマッサツ地方に着いた
そこから 本来なら人が安易に近づくべきではない険しい山を登った…
そして… その山の頂上にあったものとは…!

クッキー「はぁ…はぁ…ついにここまで来た…!
見てみぃ!! アレ!!!!」
カッ!!

クッキー氏が指差す先にはなんと一軒の小さな家がポツンと建っていた…!
その家は小綺麗で どこか生活感がある… これは人がいる証拠である
我々は緊張と恐怖で高鳴る心臓の鼓動を押さえられないでいた
ここにパンチラ大明神がいるのだから

ディレクター「ハァー…ハァー…」 カタカタ…ゾクッ

自然に荒くなる息に 震える体
今自分達が立っているこの場所が 現実からひどく掛け離れた場所に思えた

クッキー「………」
カタ…

ふと クッキー氏に目をやると 彼も微かに震えていた
おそらく武者震い… 敵を前にして 彼の体は大きな興奮をしめしているのだろう…


カタカタ…
クッキー「………………こえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
カタカタカタカタ

ディレクター「ズコーーーーーーー!!!!!!!!!」
ドテーッ

219 名前:ドキュメント007 その10:2010/05/23(日) 00:42:52 ID:xb8W2REG
ディレクター「ビビってるんじゃないすか!!」

クッキー「ビビっとらんわ!! 今のは…武者震いじゃあ!!」

ディレクター「いや今『こえ〜』とか言ってましたよね」

クッキー「ち…違うわい!!! それはアレじゃ…
『自分が怖い』…激情にかられ今にも豹変して大魔女に襲い掛からんとしていた自分に恐れて震えていただけじゃい……
ほら今も!」
プルプル

ディレクター「…… もー…帰ります?」

クッキー「か…帰らんわぁ!!!! 見ていろ…」
ザッ

ディレクター「あっ!!」

クッキー「いくぞ野郎共!!!!!! 決着をつけるんじゃあ!!!!!!」
カッ!!

バ〜ミヤン「……死にたくねぇよ〜〜 ふえぇぇぇ…」
グスッ

クッキー「泣くなやーーーー!!!!!!」

ディレクター「ダメだなこれ…」


220 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/23(日) 00:43:27 ID:xb8W2REG
ここまで代理投下

221 名前:ドキュメント007 その12:2010/05/23(日) 16:41:48 ID:xb8W2REG
クッキー「行くぞ!!!!!!!!」
ザッ!

バ〜ミヤン面々「おぉッ!!!!!!」
ザザザザッ!

ソロ〜リ… ソロ〜リ…


ディレクター「びっくりする位腰引けてんな…」


ザザッ!
クッキー「ゴクリ… スーハースーハー… …フーッ…」
キッ

ダンダンダン…
クッキー「こ こんにちはぁ 大魔女フーリャンさんおられますかぁ」


ディレクター「さっきの勢いはどこいった?!」
ズコーッ


しーーん…


ディレクター「しかも反応ないし…」

クッキー「…ふへへ どうやらわしらにビビっていると見える」

ディレクター(そりゃ外に見知らぬ野獣集団がいたらビビるだろ…)

パカラチンコ「ハァハァハァ…女のいい匂いがする… ンーッ マ゙ッッ!!!」
クイッ クイッ

クッキー「どうやら居るには居る様じゃが………どうする
な 殴り込むか…」
スッ… ギラリ

ディレクター「本気ですか?!」

クッキー「せ…先手必勝じゃあ…! お前ら武器を構えや!」
ガチャガチャガチャン!
ヒュオォォォォォォオ…


ディレクター「…ゴクッ!」


クッキー「ぬェアァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!」
ゴオォッ

ガチャ
???「は…はい… どなた…?」

クッキー「!!!!!!!!!!」
ビクビクッ

222 名前:ドキュメント007 その13:2010/05/23(日) 16:42:24 ID:xb8W2REG
ピタァッ!!
クッキー「はッ……!!」

バ〜ミヤン面々「ッ!!!」

ディレクター「アレは…!」


ゴゴゴゴゴ

大魔女「誰……こわい…」

ズーーーン…


ディレクター「ぐはぁッ!!!! 出た!!! 大魔女フーリャンだ!!!!
しかし…なんだ 何か様子がおかしいな… 『超真ん中』に出た時の傍若無人ぶりを全く感じない…」


ガクガクガク
クッキー「ほ ほあああああッ… ブロマイド通り…ほ 本物じゃあ…!!!!」

大魔女「あの…ここ…訪問販売お断りなんです… よ…用がないなら帰って……下さい」
プルプル

ギッ!!
クッキー「ほ…訪問販売じゃないわぁ!!!!!
聞いて驚け!!! わしらはバミ〜ヤン!!!!
貴様の首を討ち取りに来たんずゃーーーーー!!!!!!!」

大魔女「ひ…ひやああああっ お助けーーーー!」
ダダダダーッ


…し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…


ヒュオオォ〜…
クッキー「ぽかーん」


ディレクター「な…なんだこれは」

223 名前:ドキュメント007 その14:2010/05/23(日) 16:42:56 ID:xb8W2REG
あまりにも予想外な展開である
“あの恐ろしい大魔女がしおらしい”
春だからだろうか


ディレクター「こ…こりゃすげぇ… 衝撃映像どころじゃねぇ!!
ちゃんとカメラ回してるか!!!!?」

カメラマン「バッチリ耳の穴を中心に!」

ディレクター「全体を写せよバカヤロー!!!! ここで性癖全開してんじゃねー!!!!」



たじたじ
クッキー「ぬ…ぬぅん…
なんかイメージと違うが…」

ザラザラコフ「だがこれはチャンスはげ」

パカラチンコ「ハァハァ…」

クッキー「そ…そうじゃなあ!!!!
よーし!!張り切って住居侵入未知への突入!!!!!」
ザザンッ

大魔女「こっ 来ないでぇーーーーーー!!!!!!!
ねこ! ねこぉ…助けてぇ……」
クッキー「ぐへへへへぇ〜〜 子猫ちゃんはお前だ大魔女ぉ〜」
ぬ〜ん

大魔女「おんギャーーーー!!!!!」



ディレクター「…おいこれ地上波で流して大丈夫なの!? 大丈夫なの!?」

カメラマン「耳の穴を中心に撮影してますから大丈夫です!」

ディレクター「よ よしそれは良かった」

224 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/23(日) 16:43:17 ID:xb8W2REG
ここまで代理投下

225 名前:ドキュメント007 その11(>>221の前):2010/05/23(日) 19:41:03 ID:xb8W2REG
クッキー「しっかりせいやーー!! それでもバ〜ミヤンかーーーー!!!!!」

バ〜ミヤンの面々「ふえええええぇん!!! だってぇ〜!!!!」

ディレクター「(なんてきつい絵面なんだ…)
ゴリ…クッキーさん… もう無理です 今回は諦めましょう」

クッキー「な…ならん!!! それはダメじゃ!!!!!
たとえビビり倒そうと…もう逃げるわけにはいかんのじゃ!!!!」

ディレクター「!?」

クッキー「…お前らぁ!!! モテたくないんかーーーー!!!!!!!
人並みの幸せになりたくないんかぁ!!!!?」

バ〜ミヤン面々「…!」

クッキー「わしらがモテないのも…こんなにみすぼらしいのも臭いのも…
これまでの逃げの人生のツケじゃろがーーーー!!!!!
逃げ続けて何を得た!!? …失うものだらけじゃろうが…!!
逃げずに立ち向かわなければ 幸せおっぱいも夢おっぱいも掴めんのじゃあ!!!!!!
じゃけぇわしは…もう逃げんのじゃあ!!!!!!」

ダニー「クッキー…」

クッキー「だからお前らも逃げるな!!!!
この大勝負の果てに…共に掴もう…… おっぱい!!おっぱい!!!」

モーザ「う…うおお…」

クッキー「モ・テ・る!! モ・テ・る!!! モ・テ・る!!!! モ・テ・る!!!!! モ・テ・るッッ!!!!!!!!!!
あ そーれ!!!!!」
パンパン

バ〜ミヤン面々「モ・テ・る! モ・テ・る! モ・テ・る! モ・テ・る! モ・テ・る! モ・テ・る! モ・テ・る!!!」

クッキー「モ・テ・る!!!!! モ・テ・る!!!!!!
そうじゃあ!!!!! わしらはモテる!!!!!!
モテるんじゃあーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

バ〜ミヤン面々「うおおおおおおおーーーーーーーーッ!!!」
わーッ!!!!!


ディレクター「なんつー団結の仕方だ…」

226 名前:回想:2010/05/26(水) 14:10:32 ID:pP1ACv+Q
―――― 回想…数分前

大魔女「………暇だわ…限りなく暇だわ…
…ねこのクソはまた仕事とかほざいてトンズラしやがるし…
テレビは相変わらずうんこだし… もういやんなっちゃうわ
………」

しーん…

大魔女「そうだわ…ちょっとした暇潰しを“アレ”で探してみようかしら」
スッ…

ガサゴソ モワワッ

大魔女「ぐっ! ぽァッ…ぐっふぅ…
普段本棚なんて触んないから埃だらけね…またねこに掃除させなきゃ…
…えーっと たしか…ん あぁこの本ね」
パラパラ… バサッ! ペラペラペラリ…
大魔女「む…これは面白そうね
なに…“古代式魔法使いチキンレース”!」

ドンッ!!

“古代式魔法使いチキンレース”とは…
魔力をわざと無駄に放出させ 魔力が尽きる直前に放出を止めるという単純なゲーム
しかし熟練の魔法使いでも自身の残魔力は見極めづらいため 数多の魔法使いが失敗していったという
一人の女性を巡る決闘ではこのゲームがよく行われた
        ※きのこ社発行「ゴミカスでもわかる昔の魔法使い」より抜粋

大魔女「熟練の魔法使いでも失敗… ふん…面白い
私なら魔力残数1マッコスで止めてやるわ」

スッ…

大魔女「こんなん楽勝よ楽勝 」
ヴヴヴゥーーン…



そして今に至る


227 名前:ドキュメント007 その15:2010/05/26(水) 14:11:23 ID:pP1ACv+Q
大魔女「うっ…うぅっ… ひうっ……助けて…」
…説明しよう! 大魔女フーリャンは魔力が尽きると『弱気モード』へと変貌するのだ!


クッキー「ぐへへへへへ…」

ザラザラコフ「はっはぁーげはげはげはげはげはげ(笑い声)」

デブート「しぼうしぼうしぼうしぼうしぼう(笑い声)」

ダニー「かゆかゆかゆかゆかゆかゆかゆかゆかゆ〜い(笑い声)」

パカラチンコ「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ……(大興奮)」

ビクビク
大魔女「こっち来ないでぇ…変態!! く…臭い…」



カメラマン「はぁ…はぁ… ジュルッ!」

ディレクター「何よだれ垂らしてんだお前…」

カメラマン「あの魔女の耳穴すげぇ〜ナイスTHE穴っスよ…胸キュンっス
神秘の洞穴発見に興奮が覚めやらないっス…! あの穴にホールインワンしてぇーーーーーーーー!!!!!!!!」

ディレクター「お前がこんなにも変態だとはな…」


228 名前:ドキュメント007 その16:2010/05/26(水) 14:12:12 ID:pP1ACv+Q
変態共に囲まれる大魔女フーリャン!!!
大ピンチ!!!! 色んな意味で大ピンチだ!!!!!!


大魔女「お…お願い……ですから… 帰って下さい…
今なら…今ならまだ…… 間に合うから…」
ブルブル

クッキー「バカ言うなや エモノを目の前にして逃げるヤツがおるかや!!!!
食ってやるぜぇ〜〜〜〜〜!!!!!!! ぐへへ!!!!」

大魔女「た…食べちゃ……やだ…」

クッキー「しかしまぁ人の噂は信用ならんもんじゃなぁ!!!!
こんなん全然恐怖の大魔女じゃないがな」

大魔女「……」

クッキー「わしらはお前を殺しに来た… じゃが!!
お前がわしの女になるというなら見逃してやらん事もない…
結納しろ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ここぞとばかりに無茶を言うクッキー氏(39)

パカラチンコ「ハァハァ…ずりぃぞ… まず俺に痴漢させろよ…ハァハァ ンーッ マ゙ッッ!!」

ザラザラコフ「待て 大魔女の頭を禿に磨き上げるのが先はげ」

デブート「そないな事よりわい脇毛ファスファスして欲しいねん」

ダニー「かゆい」

クッキー「なんじゃとお前ら!!!!!!!!!!!」

揉め始めるバ〜ミヤン


ディレクター「なにやってんだあの野獣どもは…放送出来ねーぞマジ!!」


229 名前:ドキュメント007 その17:2010/05/26(水) 14:12:56 ID:pP1ACv+Q
数分後

クッキー「こんな些細な問題でチームがバラバラになってはバカらしいばかりじゃ
ここはみんなが得して幸せになれる方法を取ろう
大魔女フーリャンはわしら全員の共妻じゃ!」
バーン!

バ〜ミヤン面々「やっほほーーーーーーーい!!!!!!」



ディレクター「最初の目的はどうしたーーーーーー!!!!!!!」
ビターンッ!!
ディレクター「もうやめてくれ!! 放送出来ねぇ放送出来ねぇ!!!!!」

カメラマン「ディレクター…耳クソきたねぇ……」



バミヤンの面々「♪共〜妻共〜妻嬉しい共〜妻
大魔女フーリャン俺達みんなの奥さんだ〜
肉じゃが作ってみんなで食べよ 夜は瓜の字になって眠るんだ
ヤッホイヤホホイヤッホッホ〜〜イ
朝は仕事に出掛ける俺達を君のキスが見送るよ」

大魔女「おうぇあァーーーーーーッ!!!!!」
ゲロッチョ

クッキー「はっはっは 吐くなやー
恥ずかしがり屋ちゃんめ ンムッチュー」
白目になりながら口をチューの形にするクッキー氏

大魔女「おんベブラーッ」
ゲボァッ


230 名前:ドキュメント007 その18:2010/05/26(水) 14:13:53 ID:pP1ACv+Q
クッキー「さぁ大魔女フーリャン…いやハニー!!」

バ〜ミヤン面々「「ハニー!!!」」

クッキー「共に行こう 我々の愛の巣へ!」

大魔女「い…いや…」

クッキー「あぁん?」

大魔女「ば…ばばば化け物ぉっ!!!! あなた達の奥さんになんてなりたくない〜〜〜〜っ!!!!!」
ダババババッ

ザラザラコフ「逃げやがっはげ!!」

クッキー「ぬ〜〜〜… 拒否…か
残念じゃのう…そういう事なら仕方あるまい…… 殺すしかないな」
ギラッ
クッキー「お前らッ大魔女を捕まえろ!!!!」

バ〜ミヤン面々「うおーーーーーッ 心の傷ーーーーーー!!!!!!!」
ザザザザッ


ディレクター「う…うおっ!! 来た来た来たぞ!!!
カメラマン早くうつせ!! 耳穴から離れてな!!!!!
大魔女の最後が来るぞ!!!!!!」


大魔女「キャーキャーキャーキャー!!!!!」
ブンブンブンッ!

錯乱し手当たり次第に物を投げまくる大魔女

クッキー「ふんっ!!」
ズバッ
クッキー「かわいらしい攻撃じゃあ〜効かんのぉ」

大魔女「ひっ…」
ガサッ…

クッキー「させん!!!」
ガバァッ!!! ガシッ!!!!!

大魔女「ぅいやーーーーーッ!!!!!!」

ググググ…
クッキー「もう暴れさせん…観念せいや…」

大魔女「んーむむっ!!! んーんーっ!!!!!」


231 名前:ドキュメント007 その19:2010/05/26(水) 14:14:44 ID:pP1ACv+Q
クッキー「………どうじゃ わしらの妻にならんか?
今考え直すなら許してやらんでもない気もする」
スッ…

大魔女「んーっ…ブハァッ ハー…ハー…
絶ッッッッッッッッ対嫌だーーーーーーーー!!!!!!!
化け物離せぇーー!!! 臭い臭い息が臭いーーーーーー!!!!!!!!!!」

クッキー「………傷ついた ……なら死ね」


ディレクター「ぬぉーーーーー!!!!!! 大魔女の首が吹っ飛ぶぞゃーーーーーーー!!!!!!!!」

カメラマン(それこそ放送出来ないんじゃねーのか…?)


クッキー「覚悟しろ大魔女 お前の呪われた人生にわしが終止符をうとう!!!!!」
ググッ!!!!

大魔女「うギィ…」
ギリギリッ

クッキー「そしてわしらはモテる!!! んがっはっはっはっは!!!!!!」

大魔女「………」

クッキー「死――――――…ッ」
ヒュオォッ

ピシッ… パキイィィッッ!!!!!

クッキー「!? なっ…わしの斧がぁっ?!!!!!!」

バ〜ミヤン面々「クッキー!!!!!!!」

クッキー「あ!!!!?
……………ッ??!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾクッ!!!

ズズズズズズズズ…
やばい雰囲気が辺りを取り囲みだす

クッキー(な…なんじゃ…この感じは……… ふ…震えが…)
ゾクッ ブルブル…
クッキー(…み…“見てはいけない”……!!!
何故だか分からんが…今!!! 大魔女を“見てはいけない気がする”……!!!!!)

ゴゴゴゴゴゴゴ…

クッキー「はーーー… はーーーーー……
……………………」
チラッ



     <●>   <●>


232 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/26(水) 14:15:27 ID:pP1ACv+Q
以上代理

233 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/26(水) 14:26:46 ID:D5Uo55bf
フーリャン一人で何やってんだよwww

234 名前:ドキュメント007 その20:2010/05/26(水) 22:33:25 ID:D5Uo55bf
大魔女「……やっと…戻ったわね…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

クッキー「な…なっ… なんじゃ…」

大魔女「パッキリ メコレ」

パッキリ!! ぷらーん…
クッキー「ぎゃあああああああっっ!!!!! わしの指が物凄い勢いで反り返って折れたーーーーー!!!!!!!!!」

大魔女「何…っつぅのはこっちのセリフよ…?
いきなり私の家に押しかけてきてなんのつもり…?」

クッキー「な…なんか性格がさっきとまるで違…」

大魔女「エンマーベロウ メコレ」

ググーッ!!
クッキー「ハファファーッッ ウェオワウッハハウエウァーッ(ギャーッ ベロが引っ張られるーー!!)」

大魔女「私の質問に答えなさい
さもないと…あんたの舌を引っこ抜くわよ…
さぁ…ここへ来た目的は?ん?」

クッキー「ウ……ウァホアワゥウョーウンアエイエホワワヲウアアヘウアヘフホホヘイアウハハヘ…」

フーリャン「何言ってるか分かんないのよ!!!!!!!!
ゲリゲロ ウンコ メコレ」

ブッ ゲェッポォーーーーッブリブリブッッ…ブチュ…ブチュッア゙ーーーーーーッシモ゙ェッ ア ッオア゙ァーーーーー!!!!!!!!

クッキー「ホァッエェお゙ーーーーーーーーッッ (くせェーーーーーーーー!!!!!)」
ゴロゴロゴロッ

大明神「あんたの息の方が数百倍も臭かったのよ… この…糞ゴリラがッ!!!!!
私の心が受けた屈辱はその程度じゃ癒されない…
まず あんたの体の毛という毛をピンセットで抜き それをあんたに食わせ
そして最後は肛門からあんたの体の中と外を裏返しにしてあげる」
ゲシッ!!

クッキー「アウェウェエーーーーーッ (助けてーーーーーーー!!!!!!)」



ディレクター「す…すげぇ… 噂通りの凶悪さ…!! アレが…大魔女フーリャン!!!!」

カメラマン(どうせなら耳穴から裏返しにして欲しいぜッ…!!)

235 名前:ドキュメント007 その21:2010/05/26(水) 22:34:07 ID:D5Uo55bf
プチッ プチッ
大魔女「二十一本〜〜 二十二本〜〜〜」

クッキー「ホホェフィーッヤッヘホホォオオオオオオゥッ!!!!!!」

大魔女「あーっ きったない体…
なんでこんなにあんたは汚いのかしらぁ… あんた…生ゴミとうんこのハーフか何か?
こんなん触ってらんない ピンセットじゃなく手っ取り早くやっちゃいましょ」

クッキー「ハフェ?!」

大魔女「ジョリジョ〜リ メコレ」

ジョリジョリジョリジョリ ジョ〜リジョリッ!!!!!!!!!!!

クッキー「あがヴァあぁーーーーーー!!!!!!!!!」

バ〜ミヤン面々「クッキィーーーーーーーー!!!!!!!!!!」




つるーーんっ キラキラキラ…
クッキー「ガハァッ…うああああぁーーーーーー!!!!!
わしの下半身の毛がああぁぁぁっ わしのアイデンテテーがあああああああああっ!!!!!!!!!」

大魔女「あらあら なかなかの美脚じゃない
さて…この気持ち悪いモジャ塊を…」
ギラッ

クッキー「おいまさか……」




大魔女「ほら さっさと飲みなさいよ 噛んじゃダメよ 丸呑みじゃないと許さないわよ」

もっすぁもっすぁ
クッキー「おぼこォ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!! もがふぁもがふぁあッ!!!!」

大魔女「次は上半身よ」



ディレクター「うおおぉぉぉっ…畳み掛けるような攻めだ…!!
金払ってでもやってもらいたいくらいだ…!!!!」
ハァハァ

カメラマン「結局あんたも変態か」

236 名前:ドキュメント007 その22:2010/05/26(水) 22:34:34 ID:D5Uo55bf
大魔女「さて」

クッキー「も…もうやめてくれェッ!!!!
これ以上ベビーソフティーにはなりたくないんじゃあ!!!!!!」

大魔女「ふふん ベビーどころかあんたにはタマゴの様なお肌をプレゼントしたげるわ」


バ〜ミヤン面々「やめろーーーーーーーーッ!!!!!!!」
カッ!


クッキー「!!」

大魔女「…あぁ?」


ザラザラコフ「クッキーを離せはげ!!!!」

クッキー「お前ら……やめるんじゃあ!!!!!
こいつに刃向かえばお前らももれなくベビーソフティーじゃーーーー!!!!!!!」

ダニー「バカヤロォッ!!!! リーダーが痛め付けられてて黙っていられる仲間がどこにいる!!!!
それに…お前言ってたろ… “もう逃げるな”ってよぉ!!!!!!!!
俺達は立ち向かうぞッかゆい!!!!!!!!!」

クッキー「お前ら…」

スウ…
大魔女「とんだ茶番だわね まぁ…死にたいなら来なさいよ…」

バ〜ミヤン面々「はあっ!!!!」
ギュンッ


ついに始まった! 大魔女とバ〜ミヤンの全面決戦!! 勝つのはどっち!!? とか言うまでもない気がするッ

237 名前:ドキュメント007 その23:2010/05/26(水) 23:07:19 ID:D5Uo55bf
デブート「喰らえや! ファイナル脂肪ファンタジー!!!!!!!」
ヒュアッ

大魔女「ジョリジョ〜リ メコレ」

スパァンッ!!
デブート「ぎゃあぁっ!! わいの脇毛ェーーーー!!!!」

大魔女「大魔女キック!!」
ゲシッ!!!

デブート「おブァーッ!!!」

ザラザラコフ「野郎ッ!! ハゲ丸体当たり!!!」
ダッ

大魔女「カツラ メコレ」

ふぁさぁ…
ザラザラコフ「ぐわぁーーーーーッ!! デブートの脇毛が俺の髪の毛になったぁーーーー!!!!!
きたねぇーーーーー!!!!!!!!!」
ぶつぶつ… バターンッ!

ダニー「くっ… あの2人をやるとは!!!!
ならば…我が体のダニ達の攻撃に悶絶するがいい!!!!」
ビューン!

大魔女「ダニキラー メコレ」
プシューーーッ

ダニー「IYAAAAAAAAA--------!!!!!!!!!!!! 我がダニ達ィィィィィィィィーーー!!!!!!!!!!!!」

大魔女「大魔女ドロップキック!!」

ボギャッ
ダニー「へぶんッッ!!!!!!!!」

ザッ
大魔女「…ラスイチ! …あんたよ」

パカラチンコ「ハァハァハァハァハァ…だらしねぇオッサン共だぜ…… しかたねーな…
おいフーリャン……俺から目を離すな…」

大魔女「?」


238 名前:ドキュメント007 その24:2010/05/26(水) 23:08:34 ID:D5Uo55bf
ザッ! ヒュヒュウゥ〜〜…バサバサッ
パカラチンコ「…ハァハァ…ずっとこれがやりたかった…ずっと我慢してたんだぜ…ハァハァハァ」

大魔女「…あ?」

パカラチンコ「“これ”をやった後女は総じて顔を真っ赤にして絶叫して倒れるんだ…
その時の快感ったらないぜ…お前も… かわいい絶叫を聞かせてくるよハァハァハァーーーーーー!!!!!!!」
バッサーーーー!!!
キラキラキラキラ… キララァーーーンッ!!!!!!


ディレクター「だから放送出来ねぇっつんだよーーーーーー!!!!!!!!!」
ドターーンッ!!!


大魔女「……」

パカラチンコ「ハァハァッ… オゥッ…フゥッ… 声も出ねぇか…」

大魔女「いやぁ…凄いわねコレ
あぁ…ははっ… あんたのソレ…私がこれまで見た中で最も粗末だわ
そんなお粗末様なモノのを人に晒すなんてあんたなかなかユーモアね
超面白い 超スーパーサイズミニ」

パカラチンコ「そ…そまっ…ミ… ABAAAAAAAAAAAAAAAAAA-------------!!!!!!!!!」
ドザァーッ


ディレクター「全滅だーーーー!!!」
ガガーン!


クッキー「お前らーーーー!!!!!」

大魔女「まとめて吹っ飛べ!!
ヒューゴラ ブッドォー メコレ!!!」

ビュウォウォッッ ドドドォーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

クッキーたち「モテたかったーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビューーン… キラ〜ン!

バ〜ミヤンは空の星になった


大魔女「…ふ ……くっ!?」
くらっ
大魔女「また…魔力が尽きちゃったわね…」

239 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/26(水) 23:08:59 ID:D5Uo55bf
ここまで代理投下

240 名前:ドキュメント007 その25:2010/05/27(木) 18:12:07 ID:1z3TtMrf
カメラマン「ヤバイっすよ バ〜ミヤン死んじゃいましたよ…」

ディレクター「まぁ予想通りの展開だったがな…
もう撮影は終わりだっ… 大魔女に見つかる前に帰るぞ…」

カメラマン「さらば愛しの耳の穴よ…」
ザッ…


大魔女「うっ…うっ… また戻っちゃった……
お願いだからもう何も来ないで下さいィ…」
プルプル…


ディレクター「ッ… 待てカメラマン! 見ろよ…大魔女フーリャンがまた元に戻ってるぜ…」

カメラマン「マジすか! え…だから…どうするつもりです?」

ディレクター「バカヤロー!! 決まってんだろ これはチャンスだ
凶暴じゃない今のうちに近くで撮影しようぜ」

カメラマン「いや…でも危険っすよ いつまた凶暴化するか……」

ディレクター「バカ!! 考えてもみろよ
ここで帰ったらこれ確実にお蔵入りだぞ!
あんなもんただの変態ゴリラ共の悪ふざけでしかなかったからな」

カメラマン「たしかに…」

ディレクター「今の大魔女を撮影しまくって“大魔女特集”に差し替えよう
あの大魔女フーリャンにこんな一面があったと世間が知ったら…
世界中大騒ぎで番組視聴率トップ俺らは出世でウッハウハだぜ!」

カメラマン「出世…! 女の子の耳穴見放題…ゴクリッ!」

ディレクター「っしゃー! 行くぞ!!
大魔女フーリャン 撮り殺しだ!!」
ダッ

241 名前:ドキュメント007 その26:2010/05/27(木) 18:12:42 ID:1z3TtMrf
ビクビク
大魔女「うぅぅ…もう…変態……いない…?」
キョロキョロ

ズイッ
ディレクター「おこんにちはぁ〜〜」

カメラマン「耳穴急接近〜〜ハァハァ!!」

大魔女「おぎょおおぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
また変態だーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオーッ!!

ディレクター「大丈夫!! 取って食やしないよ 俺達はあやしい者じゃないからね」

カメラマン「耳穴!!! 耳穴!!!!」

大魔女「いーーーーーやーーーーーーー!!!!!!! 説得力皆無ーーーーーーー!!!!!!!!!!」

ディレクター「バカヤロッ!! 大魔女フーリャンちゃんが怖がってるだろ!」

カメラマン「サーセン」

大魔女「何の用…? カメラ…?」

ディレクター「俺らはKYテレビの番組『ドキュメント007』の者です
今日はあなたを取材しにきたんです」

大魔女「取材…?」

ディレクター「そうです! ちょっとお話させてもらえるかなー」

大魔女「…でも……」

ディレクター「大丈夫! 怖くないから!普通の取材だから大丈夫だよ!
変な質問とかしないから ね?」

カメラマン「なんか怪しい勧誘みたいっすね」

242 名前:ドキュメント007 その27:2010/05/27(木) 18:13:10 ID:1z3TtMrf
弱気モードのフーリャンは押しに弱い…
仕方なく彼らの取材を受けることになった……

ディレクター「一つ疑問なんだけどさ
始めゴリラ共と対面したときは大人しくてその途中で凶悪化して今はまた大人しくなったけど…この性格の変化はなんなのかな?」

大魔女「え…わ…私は……魔力が無くなると今みたいな弱気に……」

カメラマン「ハァハァハァハァ」

ディレクター「ちょっとタンマ
てめぇカメラコラァッ!!!! 耳の穴撮ってんじゃねー!!!!!!!!」

カメラマン「サーセン」

ディレクター「……はい ごめんね
なるほど 魔力が無くなると気が小さくなっちゃうんだ 面白いね」

大魔女「でもこれはただ弱気になるんじゃなくて…こうやってわざと危機感を上昇させる事で魔力の回復力を……」

カメラマン「ハァハァハァハァハァハァハァハァ……ンゥッフ ハウっ…ハァハァハァ…」

ディレクター「だから今は耳の穴から離れろーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

カメラマン「サーセン 極力抑ええているすけど」

ディレクター「ここは完全に抑えろよ! プロとして!!!
…で えー…なんでしたっけ?」

大魔女「えぁっ…えー…あのぅ……
…………あのーー…… ……近いんですけど………」

カメラマン「ジーーーーーー…ハァハァ!!」
ピッター!

ディレクター「お前もう帰れーーーーーー!!!!!!
直見じゃねぇか!!!!!! そしてカメラ捨ててんじゃねぇか!!!!!!!!!!!
仕事しろーーーーーー!!!!!!!!」

カッ
カメラマン「もう我慢できねっす!! 欲望のままに!!!!!!!!」
バッサァ!

大魔女「おんギャーーーー!!!!!!!」

ディレクター「覚醒しやがった!!!!」

243 名前:ドキュメント007 その28:2010/05/27(木) 18:13:40 ID:1z3TtMrf
大魔女「ギャーーーギャーーーーー!!!!!
やっぱり変態ィーーーーーーー!!!!!!!!!」

カメラマン「スン!!! スンスンスン!!!!! スススンスンスン!!!!!!!」

ディレクター「嗅ぐなーーーー!!!! お前それもう一線越えてるからやめろ!!!!!!!!」

カメラマン「大丈夫っす 俺変態っすから」

ディレクター「開き直ってんじゃねぇよ!!!!!!! 離れろバカ!!」

カメラマン「お願いです!!! 最後に指を! 指をあの耳ぬィーーーーーー!!!!!!!!!」

ディレクター「落ち着け!!!!! 俺の耳ならいくらでも差し出そう!!!!!!」

カメラマン「誰がそんな汚ねぇゴミ穴に指突っ込むかーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

バキィーーーッ!
ディレクター「おんブーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

カメラマン「耳穴!!!!! 耳穴ァァァァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ぐばぁーっ

大魔女「ズアァァーーッ!!! 変態どころの騒ぎじゃないーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

ガッ!!
カメラマン「指…小指!!! 小指突っ込ませて!!!!!
先っぽだけ!!!! 先っぽだけだから!!!!!! それで落ち着くから!!!!!」

大魔女「いやだーーーーーー!!!!!!!!!」
ジタバタ

ガッ!!

ディレクター「あーもう…それで落ち着くならやっちまえ!!!!!
俺が押さえとくから」

カメラマン「サンキュウゥ〜〜〜〜〜〜〜ッ ホールブラザアアァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

ディレクター「その言い方はやめてくれ」

スー…

大魔女「いやだーーーーーーーー!!!!!!!!
助けてーーーーーー!!!!!!! 助けてーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」



ザザザッ!
??「何やってんのーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!


D&C「!!!!?」

244 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/27(木) 18:14:03 ID:1z3TtMrf
ここまで代理投下

245 名前:ドキュメント007 その29:2010/05/29(土) 23:25:38 ID:7G02PY19
フシュウゥウゥウゥゥゥゥ〜〜ッ

ディレクター「こんな場所に人…? 誰だッ!!?」

カメラマン「俺の記念すべき入洞式を邪魔するとは許せねぇ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!」
バババッ!!

ピタッ
ディレクター「!!!!!」



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  ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ / 
   ヽ フ''         く /   
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   (ヽi,      /;ヽ       i/ ) 
    i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i  
     ! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i  
    !、jヽ、 ,-   ;; -、 / _ノ 
     〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、'  )  
     '!, ヽ`t-,、__, -'イ/  /
     ヽ ヽt,=,='='=イi  /  
      \ `'"~⌒~"' ノ   
        `-- ^-- '  

       ズーーーーン…
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


ディレクター「…鬼!!?」
 

カメラマン「ギェッ…ギュキュウッ!!!!!」
ブクブク… バターン!!

ディレクター「!!!? き…気絶しちまった!!!!!」


246 名前:ドキュメント007 その30:2010/05/29(土) 23:26:42 ID:7G02PY19
突如としてカメラマンが泡を吹いて倒れてしまった
我々の前に現れた“鬼”… この“鬼”の怒りを含んだ邪悪なオーラに カメラマンは当てられてしまったのだろう…

ディレクター「はあっ…はあっ…… なんだよこりゃあ…幻かよ…?!」



  /i               iヽ 
  ! !、      ___        / ノ 
  ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ / 
   ヽ フ''         く /   
    _ 〉'           ヽ/,_ 
   (ヽi,      /;ヽ       i/ ) 
    i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i  
     ! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i  
    !、jヽ、 ,-   ;; -、 / _ノ 
     〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、'  )  
     '!, ヽ`t-,、__, -'イ/  /
     ヽ ヽt,=,='='=イi  /  
      \ `'"~⌒~"' ノ   
        `-- ^-- '  


  /i               iヽ 
  ! !、      ___        / ノ 
  ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ / 
   ヽ フ''         く /   
    _ 〉'           ヽ/,_ 
   (ヽi,      /;ヽ       i/ ) 
    i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i  
     ! 'ヽ●__ノ' 'ヽ●_,ノ ,ノ i  
    !、jヽ、 ,-   ;; -、 / _ノ  チラッ
     〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、'  )  
     '!, ヽ`t-,、__, -'イ/  /
     ヽ ヽt,=,='='=イi  /  
      \ `'"~⌒~"' ノ   
        `-- ^-- ' 



ディレクター「ひいっ…?!!!!!」


??「おたくら…何ッ!!?」

鬼が言う 意外な事に鬼はかわいらしい声をしていた…
すると 今まで我々が見ていた“鬼”が揺らぎ 消えてしまった…
そして代わりにそこにいたものは…


247 名前:ドキュメント007 その31:2010/05/29(土) 23:27:32 ID:7G02PY19
ねこ「ここで何やってんの!!! ふーーーッ!!!!」


そこに居たのは毛並みが最悪の女の子だった
毛並みが最悪な女の子は怒りの表情で我々を睨み付ける
それはまさに先程見た鬼の顔そのもの…
まさか先程の鬼は怒りの彼女が見せたものだったのだろうか…
ていうか誰だ

ディレクター「だ…誰だ…?」

ねこ「そーーれーーはこっちのセリフだよぅ!!!!!!
おたくら…ここがあの大魔女フーリャンちゃんの家だって知ってんの!!!?」

ディレクター「“ちゃん”って……」


この毛並みが最悪な女の子は大魔女フーリャンの知り合いなのだろうか…?
あの孤高の大魔女に友達がいたとは驚きである…
ていうか誰だ


ねこ「フーリャンちゃん…どこ!!!
いるんでしょ!!!!!」

ディレクター「いや…あの…」


大魔女「ねこ…………」
ボソ


ねこ「――――…ッ」
ヒュッ

ディレクター「え!!?」

毛並みが最悪な女の子が消えた
ディレクターが女の子を探し辺りを見渡していると…


ねこ「フーリャンちゃーーーん!!!!」

ディレクター「!!? 馬鹿な!!!!!」

毛並みが最悪の女の子はいつの間にか大魔女フーリャンの側にいた…
まさか凄まじいスピードで一瞬にして移動したというのか…!
ていうか誰なんだ


248 名前:ドキュメント007 その32:2010/05/29(土) 23:28:18 ID:7G02PY19
ねこ「フ…フーリャンちゃん…」

大魔女「…っぐぅ… ねこぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
ガッシーッ

ねこ「フ…フーリャンちゃん?! まさか…弱気モードに!!?
な…なんで……!!!」

大魔女「怖かったのよ〜〜〜〜〜!!!!! 怖かったの〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ねこ「あ…あいつらの仕業だね…!!」
ビキッ…ビキッ…

ディレクター「…は?!」

ねこ「おたくら〜〜〜〜〜…フーリャンちゃんの命を狙う賞金稼ぎ!?
それともまさかマエラドの刺客!!?」

ディレクター「い…いや…」


ねこ「フーリャンちゃん…何かされてない…!!?」

大魔女「うっ…うっ… 殺されそうになった…それだけじゃない……
無理矢理お嫁になれとか迫られたり…大勢の変態達に襲われたり…
耳の穴に指入れられそうになったのよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
私は何もしてないのにぃ…!!!!!」


ディレクター(何もしてない…って バ〜ミヤン殺したじゃねぇか!!!!!!)

ワナワナワナ…
ねこ「…………てめーーーの血は…何色だァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ドカァーーン!!!!!!

ディレクター「ひぃーーーーーーーー!!!!!!!!」

ねこ「無力のフーリャンちゃんに多勢に無勢で…しかも変態メンで襲うなんて許されねぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポロポロポロ…

ディレクター「待て…話を…」

ねこ「ブッッッッッッッッッッにゃロスッッッ!!!!!!!!!!」


249 名前:ドキュメント007 その33:2010/05/29(土) 23:29:17 ID:7G02PY19
ねこ「あややややややぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
シパシパシパシパシパシパ!!

目にも留まらぬ早業で何かを作り出す毛並みの悪い女の子

ディレクター「待て待て待て!! 話を聞け!!
大魔女フーリャンに求婚したり襲い掛かったりの数々の変態行為をしたのは俺じゃねー!!!!
俺らとは無関係のゴリラ達なんだ!!!!!!

ねこ「…………」
シパシパシパ

大魔女「でも私の耳の穴に突っ込もうとしたのはあんたらでしょーーーーー!!!!!!!!!!!!」

ディレクター「いやそれは俺じゃなくカメラマンの…」

ねこ「問答〜〜〜〜〜〜〜〜ッ 無用ゥウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
グワバッ!! ジジジジジジジジ…

毛並みの悪い女の子はお手製と思われる巨大な爆弾を掲げた

ディレクター「えーーーーーーーーー!!!!!!!!?」

ねこ「くらえーーーーーーー!!!!!!!!!
にゃんッ!!!! 必殺のッッ
断罪メガトン炸裂ダイナマイト100式手裏剣ェーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!」
ぽいっ

ディレクター「ちょっと待てとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドッガガガガガガガガガガガガガアァァァーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!

ディレクター「誰なんだーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

カメラマン「耳穴ーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒューン…キラーンッ☆



――――…

…これでお分かりいただけただろうか
テレビの前の皆さんも 決して興味本位で大魔女フーリャンに近づいてはならない…
※ちなみにバ〜ミヤンの皆さんは一命を取り留め 今では料理店を開きそれなりに繁盛させているという
            大魔女フーリャンの恐怖   おわり


―――…

ねこ「…ふぅっ もう大丈夫だよっ フーリャンちゃ」

大魔女「帰るのが遅いんじゃボケェーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 (←戻った)

バギャアーッッ!!!!!

ねこ「おんブらーーーーッ 助けたのにィーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」


250 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/29(土) 23:30:11 ID:2ls3gyNh
ねこが強そうに見える……だと……

251 名前:大魔女 嵐の前の最後の日常:2010/05/29(土) 23:30:25 ID:7G02PY19
大魔女「……」


しーーーーん…


大魔女「……………」
ポチッ

ヴン…


テレビ『ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!
ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!! ドッドンパ!!』

ポチ…


しーーーーーん…

大魔女「………」




大魔女(最近 全体的に病んでるのかしら…)

フーリャンが初めて世界を心配した瞬間だった


252 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/29(土) 23:31:07 ID:7G02PY19
以上・ザ・代理

253 名前:創る名無しに見る名無し:2010/05/29(土) 23:47:12 ID:2ls3gyNh
代理乙
この世界が病んでるのは今に始まった事じゃねえだろwww

254 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:54:24 ID:u9swavsB
フーリャンが暇を持て余しながら過ごすこと数週間……


プルルルッ!
大魔女「ん…」

ねこ「どったのフーリャンちゃん?」

大魔女「クソジジイからテレパスよ …クソジジイ退院でもしたのかしら」

ねこ「退院…って…サナバーさんが?
え! なんで!?サナバーさん入院してたの!!?」

大魔女「………」

ねこ「え…何その目…」

大魔女「別に ま…出てみましょ」
ガチャッ
大魔女《なぁにクソジジイ 久しいわね》

サナバー《うむ お主の調子はどうじゃ》

大魔女《別に普通よ 暇な事を除けばね
あんたはどうなの》

サナバー《うむ…まぁなんとか今日無事退院したわい…なんとか》

大魔女《ふーん …で?用件は?》

サナバー《うむ実はな エンデリル殿がそろそろ回復してきたから報告にな》

大魔女《亀が? あいつ起きたの?》

サナバー《うむ 彼の意識が戻ったのはもう一週間程前じゃ
それからコンディションを万全にするために今日まで静養を続けていたんじゃが
今ではもうマシンガントークが出来る程にまで回復したんじゃ》

大魔女《うわ…ウザそ……》

サナバー《でじゃ お主ら病院へ来てくれんか
エンデリル殿が掴んだマエラドの秘密を皆で聞こうぞ》

大魔女《分かったわ》

サナバー《出来るだけ早く来てくれな… じゃあの》

ガチャッ ツーー… ツーー…


255 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:54:57 ID:u9swavsB
大魔女「ねこ 亀が入院してる病院にゆっくり行くわよ
途中でアホうさぎとボケ妹拾ってね」

ねこ「…って事はつまりエンデリルさん良くなったの?」

大魔女「そうらしいわ あいつから話を聞いてまた黙らせないと…」

ねこ「なんで?!」


そして――――… フーリャンとねこはココ・ヤバイホスピタルに向かった
その途中にうさぎとチロリーンを拾った

――― マイムシティ…

ボケ妹「そうかい…
せっかくお前に変装して仲間とツイスターゲームしてたのに…
だがまぁそーゆー事なら仕方ない 私様も行こう」

大魔女「ちょっと待て なんで私の姿でツイスターゲームなのよ…アレすわよ!」


――― 土竜の里

うさぎ「分かったピョン ちぃも行くピョン!
ちぃさっきまでツイスターゲームしてたピョン!」

大魔女「………
あぁそう……… ……最近流行ってんの?」


256 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:55:26 ID:u9swavsB
ココ・ヤバイホスピタル

亀「よく来たな諸君!! くるしゅうない 近うよれ!!!」

大魔女「ふざけんじゃないわよ苦しいわよこっちは こんな狭い場所に集められて
つーかあんた何様よ」

亀「はっはは…久々だからキャラを忘れてな!!
てかフーリャン! お前テレビ出てたな! 見たぜ!!」

大魔女「あぁ? テレビ? 出た覚えないわよ」

亀「知らねーの? お前KYテレビで特集されてたぞ
…まー んな事今は良いな」

サナバー「うむ 皆が今日ここに集まったのは…お主が掴んだマエラドの秘密を聞くためじゃ
その話を頼みたいのぅ」

亀「まったくせっかちだなサニーは」

ねこ「サササッ “サニー”!!!!?」
ズーン

ボケ妹「いつの間にか仲良くなったんだな」

大魔女「なんでもいいから…で! 腐れ紳士の秘密って…?!!」
カッ

亀「…僕が掴んだマエラドのスーパーマル秘情報……それは!!!!」

一同『……それは!!?』

亀「………忘れたな」

一同『ズコーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!』
ドンガラドンガラドンガラ〜


大魔女「いい加減にしなさいよ…
ウンコ チューニュ メコレ」

ギュッポン! ギュッポン! ギュッポン!
亀「おぼこォォォォォォォ………ッ!!!」


257 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:55:57 ID:u9swavsB
亀「冗談なのに……冗談なのに……」
うっ…うっ…

大魔女「くだらない冗談なんて私は許さないわよ
さっさと話しなさいよね」

亀「わ…分かった 普通に話すぜ…」


エンデリルは“だけどやっぱりかきが好き島”でマッチョジジイのエールデンハイドから聞いた話をした…


ボケ妹「…“真実の隠された場所”…か 気になるね」

大魔女「ちょっと待ちなさいよ
どこが“腐れ紳士の秘密”なのよ なんか変な場所教えてもらっただけじゃない」

亀「エールデンハイド氏はマエラドという名は知らないと言っていた
だが レムの種とかについてはなんか知ってそうな感じだったな」

サナバー「何故それを詳しく聞いて来らなんだか」

亀「あぁ…なんか話したくないとかでな…
だが“パンドラの匣”だとか“消し去りたい罪”だとか“プロテインは邪道”とか言っていたぞ」

サナバー「最後は限りなくどうでもいいが “パンドラの匣”…のう
更に得体がしれなくなったな
…“真実の隠された場所”に行けば何か分かるかのう…?」

大魔女「…まったく 肩透かしね
普通ならあんたもう首ないわよ…亀!」

亀「ったく すぐに実益を求める様じゃ記者失格だぜフーリャン!
僕はその場所に何かしらの“マエラドの秘密”が隠されていると踏んでいるのだ!!」

大魔女「誰が記者よ …じゃあその真実が隠された場所ってのはどこ?」


258 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:56:23 ID:u9swavsB
亀「“真実の隠された場所”… それは…ここらしい!」
ビッ

バンッ!!

サナバー「AMARI地方の…デスティニー山脈か…!
人が近づくような場所ではないのう」

ボケ妹「そりゃ余計になんかありそうな雰囲気ムンムンだね」

サナバー「何が待ち受けとるか分からん未知の場所じゃ…どうする?」

大魔女「…亀の言う通り 腐れ紳士の手掛かりか何かあるかもしれないわね
行ってみる価値はある気がしないでもないけど…あんたらはどうすんの?」

サナバー「言うまでもなかろう」

ボケ妹「だね」

亀「興味深いから病み上がりながら積極的に同行するぜ!!」

うさぎ「ピョーン!」

ねこ「そこ行ったらマエラドについても何か分かるかも知れないね!」

サナバー「うむ 秘密が隠されているらしい場所じゃし
もしかしたらマエラド自身が待ち受けている可能性もあるな…」

大魔女(…………)


259 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:56:56 ID:u9swavsB
サナバー「もしそうだったら…おそらく総力戦じゃな
なんてったって今のマエラドにはあのミャ…むぐぐっ」

大魔女「……」

ねこ「!? ど…どうしたのフーリャンちゃん! いきなしサナバーさんの口塞いで?!!」

サナバー「(むっぐ…ッ そうか…ねこちゃんの前で“ミャンチュー”は言わん方がいいか…!)
…げほっ… な…なんでもないぞい…
今のマエラドにはミャオタイガーがついてるから油断は禁物じゃ」

ねこ「なにミャオタイガーって!!?
思っくそ気になるんですけど!! 思っくそ気になるんですけど!!!」

大魔女「細かい事はいいじゃない」

サナバー「そ そうじゃ 気にしすぎると痔になるぞい 切れ痔に
…でじゃ そういうもしもの場合に備えてこちらも面子を増やした方がいいのではなかろうか?」

ボケ妹「面子…って… つまり仲間か」

サナバー「その通り…」

亀「…おじさんッ そのとーりおじさんだぜッ!!!!!!!」

大魔女「うるさい」

サナバー「だから… “あの2人”にも声をかけてみたらどうじゃ?」

バンッ!!


260 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 10:58:19 ID:u9swavsB
以上、代理

261 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/02(水) 23:05:31 ID:KCD/+XyW
ツイスターゲームどこから出てきたw

262 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 00:35:58 ID:fKR9L3j9
規制解除?
代行人さん本当にありがとうございました

263 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 00:59:05 ID:fKR9L3j9
大魔女「あの2人って…誰?」

サナバー「…まったくしょうがないなお主は…
共に『超神会』と戦った仲間が もう2人おったろ!」

大魔女「????」

ズズーン…

サナバー「本気かお主………
…マリモスとワラースじゃろうが」

大魔女「………」
ポクポクポクポクポクポクポクポク…… チーン!!
大魔女「…え〜〜…アイツらぁ〜…?」
ウィー…

サナバー「なんじゃその顔は!!
あからさまな拒絶の意思が表情に滲み出とるぞ!!!」

大魔女「あいつらと絡むの面倒臭いわ…ていうか嫌
別にこの面子でいいじゃないの…」

サナバー「しかしあの2人を加えればこちらの戦力が更に増すわけじゃし…」

大魔女「…うーん…でも」



ボケ妹「……なんだなんだ一体」

ねこ「マリモスさんとワラース… にゃん達と前に戦った仲間
どっちも色々と頼りになるん だけど…」

ボケ妹「だけど?」

ねこ「人格面ですっごい問題があるんだよぅ…」

ボケ妹「へ…へぇ…それはまた」

亀「興味深いぜッ!!」

264 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 01:00:02 ID:fKR9L3j9
サナバーによるフーリャンの説得の末 かつての仲間のマリモスとワラースも戦列に加える事に決定した
そして一行はまず ワラースが住むディングディンドンディングディンディンドン地方のカエレ町に向かうことにした…


大魔女「やっぱり果てしなく気が進まないけど…
フワラル(以下略」

ブワッサッサーッ!


――――

ビュウゥーーーンッ…

サナバー「このスピードならあと2時間ほどでカエレに着くのう」

亀「なあ これから会うワラースってどんなヤツなんだ?」

ねこ「え? …うーーーーん……なんて言うのかな……」

大魔女「会ってみりゃ分かるわ」

亀「ふーん…気になるな」


2時間後…

亀「ぐわっ…はがァ〜ッ ボッ…ギャームッ ぽい〜ス…」

大魔女「うるさいいびきだわね! 起きなさいよ亀!」

亀「ん〜がふゥ〜… もう撮りきれないよ…ハッ!」
ガバッ
亀「……なんだ夢か…ふわぁ〜 …もう着いたのか?
…って…まだ飛空旅行の真っ最中じゃないか!
ならもう少し寝かせてくれよ」

大魔女「私がわざわざあんたの分にまで飛行の魔力回してやってるというのに気持ち良さそうに寝るなんていいご身分ね…!
なんならここから快眠中のあんたを落として眠りの向こう側に強制連行してやってもいいんだけど…?」

亀「なんて恐ろしい女だ その発想はもはや凡人の遥か先を行くスプラッターなる境地よ…」

サナバー「まぁまぁ
もうそろそろ到着するんじゃ…
!…ほら 見えて来たぞ」

ヒュオゥウーーン…

265 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 01:01:22 ID:fKR9L3j9
カエレ町

亀「辺鄙な町だな
未だに瀬戸物屋さんが三軒くらいひしめいている様な気配がするぜっ!!」

ボケ妹「で ワラースという人は一体どこに?」

ねこ「うーん…いるかなー まずは家に行ってみようよぅ」


――――

テクテクテク…ピタッ
ねこ「あ ここだよぅ」

ボケ妹「ふ……うえぇッ?!!」


ジャジャジャーーーーーーーーンッッ!!!!! キラキラキララ〜〜ン
ボケ「豪邸じゃねーか!!!!!!」
ババーン!!

亀「うむ 見事なまでの大豪邸
このシケた町とのギャップが凄い 小動物をたくさん飼ってそうだ」

大魔女「…相変わらずね」

ボケ妹「す すげー
しかしなんでまたこんな場所に豪邸を…?
ワラースってやつはとんだ道楽者か………って んん?
…………」
つかつかつか…
ボケ妹「………お おい… この“豪邸”って……」

ポンポン… グラッ…
ギギギイィィ〜〜〜〜〜ッ… バッターーーーーーン!!!!!!!!!!

ボケ妹「倒れたーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ガガーーン!!

亀「うわーーーっ 壊しやがったーーーー!!!!
馬ッ鹿力!!!! 馬ッ鹿力!!!! 馬ッ鹿力!!!! 馬ッ鹿力!!!!!」

ボケ妹「ちげーーーーー!!!!!!
これ張りぼてじゃねーか!!!!!!!」
ズーン…

266 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 02:03:44 ID:fKR9L3j9
しゅうううううう…

ボケ妹「これ張りぼてじゃねーか!!!!!!」

サナバー「うむ 今回はなかなか派手な張りぼてじゃったな」

ボケ妹「いつもこんなんなのかい!?」

サナバー「うむ そうじゃよ
ワラースはこの土地を買うのにお金を使い果たしてしまってな
それでせめてもと思い 家の張りぼてだけを立てとるんじゃ 張りぼての絵は毎回変わるのう」

ボケ妹「あんだけデカイ張りぼて作れるんなら小さな家でも建てればいいんじゃないのか!!?
アホなのか!!?」

亀「とすると ワラースってのはどこに住んでるんだ?」

ねこ「あの穴の中だよぅ」

ポッカーーン!

ボケ妹「もぐらかよ…」

大魔女「…ねぇ でもさぁこれ…アイツ今いないんじゃない?」

サナバー「…ふむ 確かに
おそらくいないじゃろうな」

ボケ妹「中に入らなくて分かるのかい?」

サナバー「まぁ…な しかしどこにいったのやら」


―――… ウヒョヒョヒョヒョヒョ-----!!!


亀「…おや?」

大魔女「どうしたの」

亀「いや…何か変な声が聞こえてな… なんか…笑い声のような」

ねこ「笑い声……それってまさか!」



??「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャッッ!!!!!
アヒャヒャッ アヒャッ…イーーヒヒヒヒヒヒヒヒッッ くくっ…んがァッあッあッあッあッあッあッ!!!!!! イヒヒヒヒヒーッッ!!!」

267 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 02:09:08 ID:1QBoNG9/
キチガイwww

268 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 03:17:55 ID:fKR9L3j9
男「おぎょオーーッフハァッッヒヒヒッぐあはははははははハッ!!!!!!
フひャアーーーッ フひャアーーーーッ… んぐふふふふッ…ぷくくくっ…
ッぶっひふゃはあーーーーッ げはははははははははッ ブヘヘヘヘェッ ギギッ…ギェーーーーーっシェシェシェシェッフホァーッ!!!!!!」


ボケ妹「な なんだかヤバそうなやつがこっちに向かってくるが…」

ねこ「アレがワラースだよぅ」

亀「ほう アレが…………え」
ピシッ…

ボケ妹&亀『えぇーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!』
カカカーッ


―――――…

ワラース「ぐひぇっひぇっひぇひぇひぇっ!!!!
し…しひっ…ぐふっ! 知った魔力を…ぶふっ…感じたと思ったら…ぐくくっ…
お前らだったのかよっプーーーーッ グヒャヒャヒャヒャヒャヒャッッ!!!!!!!」

ボケ妹「何が楽しくて笑っているんだこいつは…」

ねこ「ワラースはいっつもどんな状況でも爆笑しているんだよぅ」

亀「なんだそりゃ… 世の中にはまだまだ理不尽不思議のタブーがこんもり大量未発掘だぜ」

大魔女「変わりないわね」

ワラース「ぐふふふふふ…いーッひひひひっ!!!
お前もな…あひゃーーーーーっははははははふはふはははッ!!!!!!」

269 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 03:47:57 ID:fKR9L3j9
―――…

サナバー「つまり かくかくしかじかうまうまじゃ」

ワラース「フヘッ! そうかぁひひひっ…それは大変だなぁ…ぶっへへへへへ!!!!!」

ボケ妹「大変そうに聞こえねー…」

大魔女「だからあんたにも協力して欲しいわけ 一応念のためにね
まぁ…別に断ってもいいわよ(私としては断ってくれた方が…)」

ワラース「ぐふふふふ…面倒くせぇな…ぴゅフフフフブフッ!!!!」

大魔女「じゃあ無理って事ね! それなら仕方ないわね」

ワラース「うぷぷぷっ… バカヤローグヘヘッ…無理とは言ってない……ぶぁはッ!!
別に… て……てっ… てへへへへへェッてべひぇッ て…手伝ってやってもいい……ふひっ」

大魔女「…」
ズーン…

サナバー「それはありがたい」


ボケ妹「…ねぇねこさん… あのワラースって人…
どうにも頼りになるようには見えないんだけどさ…私様には…」

ねこ「あはは…」


ワラース「…ふふひひひひっ… ところで…この見知らぬニューフェイスらはどこの誰らだ…イヒヒヒヒヒッ!!」

大魔女「あんたに負けず劣らずの変人共よ」

ボケ妹「誰が変人だ!!!!」

亀「変人一流記者か…ニヤッ 悪くない!!」

270 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 14:06:31 ID:fKR9L3j9
ビシッ!
亀「僕の名はエンデリル・デヴァー!
そこに情報があるならばッ 例え野を越え山を越えッ はたまた僕の人間としての尊厳を捨てちゃったりなんかしてッ 追い求めるッ!!!
世界で1番一途なオトコッ 噂の一流記者とはまさに僕の事!!」
ダダーンッ!!

ワラース「ぐふふふふふっ…面白ぇ野郎だ…くひっ」

亀「あぁ! 君もなかなかクレイジーでストレンジ! そんな君に興味津々!!
今は乱雑な僕らの周波数もこれからの交流でピッタシ合わせて行こうじゃあないか!!!」

ガシッ!!


大魔女「最悪のうざコンビだわ…」


ボケ妹「………私様はチロリーンだ 勇者チロリーンとも言う」

ワラース「…ぶふッ……………」
ぷるぷるぷる…

ボケ妹「む?」

ワラース「……………ッ」
ぷるぷるぷるぷるぷるぷるッ…
ワラース「ぶふーーーーーッ!!!!」
ブシーッ

ワラース「あァッヒャヒャヒャひゃヒャひゃひゃヒャヒャヒャヒャヒャッッッ!!!!!
ぐひぇ…ひっひぃっ…ぶゃははははははひははッ!!!!!!!!!!!
はひーーーーーッッ はひーーーーー…ぃいっひェッひゃふぇへへへァヘァヘァヘァヘアァァーーーッ!!!!!
カカカッ…キッ…クククッ…ケケケケ…コココココ…ッ…ッ
…っブッフゥーーーーーー!!!!!!! あァばっひゃひぇああっあっあっあっあっあっあァッひやーーーーぐふぁひぃひぃひひひひぃーひぃッ!!!」
バンバンバンッ!!!!

ボケ妹「笑いすぎだろーーーーー!!!!!」
ガーン!

271 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 18:34:10 ID:fKR9L3j9
ボケ妹「お前ェッ 私様を舐めてんのかァーーーーーーーー!!!!!!」
ブッチィーッ!!!!

ワラース「ふぃーひひひーっ!!! 切れた…ぁいやァッひあっひあひあひあひあひあひあひあッ!!!!!!」

ボケ妹「だから笑うなーーーー!!!
ぶん殴って黙らせてやる!!!!!」
ドドドッ

ねこ「わーーッ ダメダメ!!!!」

うさぎ「ぴょいーーーん!」

ガシガシッ!!!

ボケ妹「離せーー!!!」
ジタバタジタバタッ

ねこ「落ち着いて!! ワラースはあんなやつなんだよぅッ 悪気ないのっ!!!!
ただワラースは人を怒らせる能力が長けてるだけで…!!!」

ボケ妹「…ひ 人を怒らせる能力…??」

サナバー「ワラースは『フィーリングコンダクター』という技術を得意としておるのじゃ
相手を自分のペースに乗せて感情を操るワザじゃ
…といっても ワラースが操るのは 専ら“怒り”なんじゃがな…」

ボケ妹「なんだそりゃ…つまり私様はこいつの術中にまんまとハマったってわけかい…」

大魔女「フ まぁあんなのに引っ掛かるのは単細胞くらいなもんだけどねぇ」

ボケ妹「……なぬぅっ…」

ワラース「ぎひひひひひひひひひひひッ」

ボケ妹「うるせーーーーーーーーーーッ!!!!」
カーッ

272 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 22:40:56 ID:fKR9L3j9
サナバー「まぁまぁ それより次じゃ
わしらは先を急がねばならん」

大魔女「次は……はあぁ…」

ねこ「マリモスさんだね…」

どよ〜〜ん…

ボケ妹「テンション低ッ 雰囲気悪ッ」

ワラース「ふへへへ…おい…アイツまで誘うのかよ………新顔にアイツはちときついぜ… いーっひっひ!!」

ボケ妹「どんだけヤバイ奴なんだよ…」

サナバー「あやつの戦闘力は大いに役に立つ 必要戦力じゃよ
さぁ向かうはベローボー地方が『イエロスティ城下町』じゃ!」


――――…

バッサバァーッサーーー!!!

亀「ベローボー地方といやー大昔に巨大な王国が栄えていたって場所だよな
で イエロスティ城下町はその王国の名残である古城『ハーヴェイ城』が今なお残っている歴史ある町だっけか」

ボケ妹「城かぁ わくわくするな
…ねぇ マリモスって人はどんな人なのかい?」

サナバー「マリモスはイエロスティ城下町を本拠地とする自由連合騎士団の一員じゃよ」

亀「なっ 自由連合騎士団の!!? すげーー!!!!」


説明しよう! 自由連合騎士団とは…
大昔から存在する由緒ある騎士団だ
詳細は不明だがナイスミドル率はヤバイらしい

273 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 23:25:13 ID:1QBoNG9/
感情を操るっていうか、ただウザくてイライラするだけだろwww

274 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/03(木) 23:58:34 ID:fKR9L3j9
イエロスティ城下町


ボケ妹「さっきとは一転してデカイ町だ…といっても
なんだか古臭い感じがするね」

サナバー「まぁそういう所じゃからな」

亀「うっお〜〜! これからあの自由連合騎士団の騎士に会えるなんてすげーぜ!!
自由連合騎士団の騎士は剣の腕前が皆達人級と聞くが…
マリモスって人もやっぱり剣術すげーのか?」

サナバー「当たり前じゃよ
マリモスは騎士団の中でも随一の剣技を誇っておるぞ」

亀「すげーーーーすげェーーーーーッ!!
マリモスって人はさぞかし騎士道精神に溢れた立派な武人なんだろなっ!!!!!」

大魔女「…………」

ねこ「…………」

サナバー「…………」

ワラース「………ぐひひ…」

亀「揃いも揃ってその反応はなんだッ?!!」

275 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 00:14:05 ID:cBiy/r49
サナバー「よし… 自由連合騎士団の詰め所に向かおう」

亀「うおーーーーっ 詰め所とはーーーー!!!!
濃厚なナイスミドルパラダイスの予感ッ! 男のロマンを肌で感じるチャンス!!」

大魔女「なんか最近になってうざさが増したわねコイツ…」

ねこ「………ね ねぇフーリャンちゃん………あそこ見てよ…アレって…」

大魔女「はん? ………うっ!!!」


バンッ!!!!


亀「どうしたんだ? …
…うおーーッ!!! ア アレは…連合騎士団のマークが入った鎧!!
となるとあそこに居るのはナマ自由連合騎士団員ッ!!!? キターーー!!!!!」

ボケ妹「小さな女の子と話ているな…」


わなわなわなわな…
大魔女「………マリモスッ!!!」

ボケ妹「え?」

ねこ「いやああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」

ボケ妹「どどどッ どうしたんだ一体!!!!!?」

276 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 01:44:49 ID:cBiy/r49
騎士団員「HAHAHA」


ドドドドドドドドドドドドッ……


騎士団員「Oh?」


ドドドドドドォーーーーーッ!!!!
大魔女「マリモォーーーーーーーーーーーーースゥッッッ!!!!!!!!!」

騎士団員「オーーゥ?!!!」
ビクッ!

大魔女「どっせい!!!!!!!」

ズドーーーーーッ!!!!!!
騎士団員「おゥーーーブッ!!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「ばべぇッ」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「びゅあブぇッ!!!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「かぶェーーーッ!!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ
騎士団員「どどォーーーーッ!!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「ぎょえァアッ!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「ぐっががァーー!!!!!」

大魔女「あんたってヤツはーーーーー!!!!!」
ドスッ!
騎士団員「ぶッ………ストォップ!!」

大魔女「あんたって……」
スッ
大魔女「やつはーーーーーーーーーーーーーツ!!!!!!!!!」

ズドドドドぉーーーーー!!!!!!!
騎士団員「ほんげェーーーー!!!!!!」

277 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 13:17:36 ID:cBiy/r49
ダダッ
サナバー「やめろーーー!! やりすぎじゃろーーーー!!!!」

ちーん…プスプス…

ねこ「あァッ これはッ…… 南無〜」

亀「これがスプラッターの覚醒か……」

大魔女「しょうがないじゃない…だってこいつがまた……」

騎士団員「おぉ〜ゥ…うームム…
愛の告白にしては荒っぽすぎやしないか〜い」
ムクッ

大魔女「! まだ息があったか外道ッ!!!!!!」

ビタァーーーーンッ!!!!!

騎士団員「ノォーーーーーッ!!!!!!」


――――…


サナバー「……こやつがマリモスじゃ」

マリモス「ばぼばびぶぶばぼばーべぶぶべばばびぶぶぶぶ(始めましてお二方 わたくしがマリモスです)」

ボケ妹「殴られまくって顔腫れ上がってるから何言ってるかわからん…」

278 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 19:28:59 ID:cBiy/r49
マリモス「いくらなんでも酷すぎやしないかーい フーリャンレディ!
熱い抱擁交わして再会を喜び合うのが正しき紳士と淑女というものだよ」

大魔女「こっちとしてはあんたとなんか一生再会したくなかったんだけど……」

マリモス「おーぉ 照れ隠しは止したまえ」

大魔女「死ねッ!!!!!!!!!!
つかあんたッ 何してたのよ……
まさかまた性懲りもなく…」

マリモス「おーぅ? …oh!
わたくし 困っていたエンジェルレディ(女の子)に道を教えていたのだよ…
しかしフーリャンレディが凄い剣幕で迫って来たものだから驚いて逃げてしまったようだね
アー モイ ゴッ!(Oh my God!)」

大魔女「道案内…? 本当…?」ジロ〜



ボケ妹「なんだ あのマリモスって人 普通に良い人っぽいじゃん
大魔女のやつはなんであぁカッカしてんだ」

サナバー「う…うーむ…いや…まぁ…
マリモスは良い奴じゃ…それは間違いないのじゃがな… アイツは………」



テクテク
女の子「キャハハハー」


ぐい〜ん
マリモス「お〜〜〜〜〜〜ぅ? …エェンジェエ〜〜〜ル…!!」
ニンマァ〜

大魔女「悪鬼滅却拳!!!!!!!!」
メゴゴリッッ!!!!!

マリモス「あぶゥーーーーッ!!!!!!」
ズザーッ


サナバー「マリモスは…凄まじいロリコンなんじゃ…」

ボケ妹&亀「えぇーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!

279 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 21:55:32 ID:mHYeVmdy
そういえばこいつ、前もちょっとだけ出てきてたなw

280 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/04(金) 22:59:37 ID:cBiy/r49
亀「ロッ ロリコンだって!!?
あれって実在してたのか!!? ファンタジーの話だろ?!」

ボケ妹「私様知ってるぞ…ロリコンは“異能力者”と呼ばれる伝説の存在だと……!!!!」
わなわな

大魔女「まぁ“異常”なのは間違いないけど」

マリモス「お〜ぅ ロリコンとは悲しい言われよう
わたくしは純愛戦士… わたくしの純愛の気持ちがただエンジェルレディ達に向けられているだけのこと…」

大魔女「それをロリコンと言うのよバカが」

マリモス「んん〜む…今の君の言葉は真っすぐわたくしの心に突き刺さるよ…
あの頃の…小さくなっていた頃の君には何を言われても幸せ気分夢心地だったのに…ハァ…
望みが叶うなら フーリャンレディを今一度エンジェルレディにしておくれマイゴッド…」

大魔女「やめろーーー!! 思い出せるなボケーーーーッ!!!!!」

マリモス「お〜う… “あの頃”で気がついたが…
懐かしい面々が揃っているじゃないか
やぁサナバーくん わたくしと同じく相変わらずの美形で何より… ちと髭分が足りないが…」

サナバー「う うむ」

マリモス「ワラース君もお変わりないようで」

ワラース「うへへへへへ…」

マリモス「ララミーレディ お元気だったかな?」

ねこ「あ…あい ……本名はやめてください…」

マリモス「チコレディも…お久しぶりですね」



マリモス「………しかし 一体何事です?」

サナバー「うむ… 実はな……」

281 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 00:51:35 ID:bseExjYs
かくしか


マリモス「オォーーーーーゥッッ マイッッッ ガッッッッッ!!!!!!!
わたくしの知らない所でまたしても世界の危機とはっ!!!!!!
むぅ…マエラドとやら!! 紳士の風上にも置けんノーミドル髭………!!!」
ググッ

サナバー「お主の力を借りたいんじゃ」

マエラド「わたくしの返事は……
“打倒マエラド 〜あの夏の戦い〜” …つまりYES!!
この世界…そしてこの世界に住む全てのエンジェルレディのためッ!!
わたくしは立ち上がりこの身を削ることも死ぬことさえも厭わないッ!!!!!
それがわたくしの騎士道…そしてナイスミドル髭道ッ!!!!!!!!」

大魔女「よく言った さっそく死ね」

282 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 02:11:19 ID:bseExjYs
マリモス「おっと ならば団長に外出の許しをいただかねば」

サナバー「ふむ…大丈夫なのか?」

マリモス「ン〜問題ナッスン
我が騎士団団長のヒンゲ=ザワール=ヒゲヒーゲ=ヒゲンハゲヒ様はわたくしを遥かに越えた騎士道溢れるナイスミドラー
事情を話せばきっと許して下さる」

大魔女「なんかすげいヒゲ散らかしたような名前ね」

マリモス「では サッと詰め所まで行ってきますので」

大魔女「真っすぐ帰ってきなさいよ」


2時間後


マリモス「おーぅ エンジェル達がわたくしの心を惑わした故少々遅れてしまっ」

大魔女「外道消身脚線キック!!!!!!!!!!!」
ボッガーーッッ!!!!!

マリモス「だんブーーーーーッ!!!!!!!!」

283 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 02:45:58 ID:bseExjYs
サナバー「よし 何はともあれマリモスの協力も得た
…行くか デスティニー山脈へ!」

チャキンッ
マリモス「いざ行かん! “打倒マエラド”!!!!
わたくしの超長剣ロードオブリスクと鋼鉄盾コンヴィヴィウムでエンジェル達の敵を討たんッ!!!!」
バーン!

ボケ妹(ほう 武器を構えるとなかなかの気迫…
実力は確かに高そうだ…)

マリモス「! お〜う レディ!!」

ボケ妹「ビクッ」

マリモス「ちゃんとした挨拶がまだでしたな
わたくし 自由連合騎士団が一人 マリモス・ガスターダ…
…えー… そして貴女は……」

ボケ妹「チ…チロリーンだ… 勇者チロリーンとも言う…」

マリモス「オーケイ チロリーンレディ!
以後よろしくお願いしますよ 共にマエラドを倒しナイスミドりましょうぞ」

ガシッ!!

ボケ妹「あ あぁ」

大魔女「そう警戒しなくてもいいわよ
ロリコンのあいつは私らくらいの歳の女には変な気起こさないから」

ボケ妹「そ…そうか」


亀「ぼ 僕はエンデリルだ
あとでロリコンのサインくれ」

マリモス「おーぅ よろしくエンデリル君」

亀「ははは………
(さすがにこれは記事に出来ないよな…)」

284 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 13:23:27 ID:bseExjYs
サナバー「よし…じゃあフーリャン… フワラルを頼む」

大魔女「えぇ…でもその前に… ねこ」

ビクッ
ねこ「あやッ!? 何?」

大魔女「あんたは帰って 私の家に」

ねこ「えーーーーっ なんでっ?!!」

大魔女「なんでもよ あんたにはあの家の留守番をしてもらいたいのよ
この前みたいに変質者にうろつかれたらヤじゃない」

ねこ「そんなーーっ これからもしかしたらマエラドと戦うのかもしれないんだよぅーー!?
それなのににゃんだけ仲間外れみたいになるなんて嫌だよーーぅッ!!!」

大魔女「家の回りをマリモスみたいな変態にうろつかれる方が嫌よ」

マリモス「何故わたくしを引き合いに出す」

ねこ「あぅぅ…なんでにゃんなの……」

大魔女「バカね “あんただから”よ」

ねこ「!?」

大魔女「あんただから 家の事を頼むのよ
他の奴だったら絶対に頼まないわ こんな事」

ねこ「にゃ……にゃん…だから…!!」
じ〜ん

大魔女「改めて聞くわ
私が安心して家に帰ってこれるように…あんたに家をまかせても良いかしら…?」

ねこ「ッ モチのロン毛だよぅ!!!!!」
ビッシーッ!


大魔女(扱いやすいヤツ…)

285 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 20:59:36 ID:bseExjYs
大魔女「分かったわね!
私が帰ってくるまでの間 掃除から洗濯そしてリフォームまで全てこなしてなさいよ!
フワラル(以下略」

ねこ「最後無理ーー!」


バッサーー!!!

―――――――…‥・


ブァッサブァッサ

ボケ妹「…なぁ 何故ねこさんを外したんだい?
家の留守番なんて…いくらなんでも理由にしちゃ唐突じゃないかい」

大魔女「……」

サナバー「―――…わしには分かるぞ ねこちゃんのためか」

ボケ妹「?!」

サナバー「“真実の隠された場所”にはマエラドがいる可能性がある
もしそうだとしたら そこにはミャンチューもおるという事じゃからな…」

ボケ妹「…!」

マリモス「ミャンチュー…!? どういう事かね…?」


――― かくしか ―――


マリモス「アー モイ ゴッ! (Oh my God!)」

ワラース「ぐへへ……生きてたのかよ…あのクソ野郎…」

サナバー「…あぁ あの時フーリャンが再起不能にまでしたはずなのじゃがな」

マリモス「お〜ぅ…! ミャンチュー…!! 許されざる男……!!
またわたくし達の前に立ち塞がるのなら…わたくしの剣で貫いてくれよう!!!」
ビシーンッ!

サナバー「まぁ “居るかもしれない”という可能性の話なのじゃがな…
出来ることなら居ないでもらいたいが…」

大魔女「………」

286 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 23:18:03 ID:bseExjYs
ヒューン バサバサ


ブツブツ
大魔女「何言ってんのよ… ダメ…今回は危ないのよ… ダメなの…
そうよ… 分かって…いい子だから…
えぇ…? …もう 聞き分けないわね……」
ブツブツ


ボケ妹「あいつは一人で何をブツブツ呟いてんだ」

ワラース「緊張で頭イカれたかよ…イーーヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!!!!!!」

マリモス「お〜うノ〜ォ…かわいそうに…
こうなったらわたくしの純愛で彼女を優しく抱きつつむしかなさそうだね…
エンジェルレディだった時のフーリャンレディを思い起こしながら……」
スッ…

大魔女「私に触るな異癖人面獣がーーーーーッ!!!!!!!!!!」
バギャーーーーッ!!!!

マリモス「THEブーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」


サナバー「空中で暴れるな!! 危ないからッ!!!」

287 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/05(土) 23:48:08 ID:bseExjYs
大魔女「私はこの子と話をしていただけよ」

サナバー「む… その“指輪”は…」

大魔女「おいで リリス!」
ドロロンッ!

リリス「あ〜へ〜 呼ばれて飛び出てアヘアヘ〜」
ババーン!!

サナバー「リリス!」

マリモス「なっ…エンジェエル?!!」
ギラッ!!!

うさぎ「リリぴょーん!」

リリス「みんなお久〜
あは〜ジジイ〜 久しいねぇ〜 あたしがいなくて寂しかったでしょお〜」

サナバー「そんな訳なかろうが…」

マリモス「ノーエンジェル(12歳以上)…!」
ガッカリ


大魔女「さっきから出せ出せうるさくてね
私は危ないからダメって言ったんだけど」

リリス「話はずっと聞かせてもらったよぉ〜
あたしも仲間だから一緒に行くのは当たり前でしょ〜うふふ〜」

サナバー「…ケガでは済まされんかもしれんのだぞ」

リリス「もしもの時はあんたを盾にするからノープログレムだよぉ〜」

サナバー「わしがノープログレムじゃない!!」
ズーン!

288 名前:×ノープログレム ○ノープロブレム:2010/06/06(日) 00:03:09 ID:Zs1+yNsR
さわさわ〜…モヤァ〜〜…


ワラース「おいこれ……これ…ぐふッッ アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!!
これ… イーッヒ…イッヒ!!! これ…ぷーッ! プすぷぷぷぷぷぷぷすすすすすすすッ ぶひひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っぷゃーっ!!!!!!!
ぶあはははははははははひぃーっ!!!!!!」
ゲラゲラ

ボケ妹「ただの“霧”だろ!! 何に受けてんだ何に!!」

大魔女「前が見えない… これ以上の飛行は危険だわ
一旦地面に降りましょう…」


ヒューストン



サナバー「うーむ…話に聞いたとおりじゃな
デスティニー山脈は年中濃い霧に包まれているという…」

亀「この地のどこかに“真実の隠された場所”が…!
だがこうも見通し悪くちゃ困ったもんだぜ…!」

大魔女「そもそも“真実の隠された場所”がどういったトコロなのかも分からないし…
人工の建物なのかはたまた自然の洞窟か…」

うさぎ「ぴょいーんッ!!!! ぴょいーーんッ!!!!!」

大魔女「アホうさぎうるさいわね ついに発情した?」

うさぎ「違うっピョ! 見てピョ!!」



ば〜ん

【“真実”コチラ→】



うさぎ「立て札があるぴょん」

一同『ズコーーーーーーッ!!!!!!』
ドンガラドンガラドンガラ〜

289 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/06(日) 13:35:30 ID:Zs1+yNsR
亀「なんという親切!
こんな僻地でも感じた人の優しさに胸いっぱいだぜ!!」

ボケ妹「いくらなんでも親切すぎるんじゃないかいコレは…」

大魔女「罠…ってやつかしらね」

サナバー「む まだ立て札に何かかいてあるのう なになに…」


大魔女フーリャン様(+その他)へ

わざわざこんな場所までご苦労様でございます
マエラドです


大魔女「!! 腐れ紳士から!!?」

ボケ妹「じゃあやはりこの立て札はヤツが…!」



来るだらうと予測しておりましたが やはり来ましたか
しかし私は拒みません
どうぞこの立て札に従って進み 堂々と正面からお入りください
おいしいテーと茶菓子を用意してお待ちしております
では 次は生身でお会いしませう

         恐惶謹言



サナバー「…これで確定してしまいおった…
“真実の隠された場所”にはマエラドがおるようじゃ…!!」

うさぎ「お菓子用意して待ってるってっピョーッ!!」

リリス「やったぁ〜 お菓子お菓子ぃ〜」

290 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 15:32:40 ID:yLPQz3L0
ボケ妹「分かりやすい挑発だね…」

大魔女「ふん…」
ザッ

サナバー「お おい…本当にこの立て札の通りに行くのか」

大魔女「どうせこの霧じゃ私達の力では探せそうにないんだし
腐れ紳士の“親切”に甘んじてやろうじゃないの」

サナバー「しかし罠かもしれぬ…」

大魔女「何も見ないうちに恐れてちゃただの臆病者よ…
私に付いてくる気があるのなら 悠然と余裕ぶって付いてきなさい…クソジジイ!」

サナバー「ぬ…むぅ」

リリス「やーい〜 ジジイはチキン〜ジジイはチ〜キ〜ン〜〜」

サナバー「…ぐっ! 分かったわい!
勝手にせい! 何が来ようと乗り越えるだけじゃ!!」


マリモス「んんふ… 根っからのリーダー気質な部分は変わっていないなフーリャンレディ…」

ワラース「自分勝手なリーダー様だけどな…イーッヒッヒッヒヒヒッ!!!!!!!!」


ボソッ…
ボケ妹「リーダーってのは私様みたいな勇者の役目なんだがな…」

亀「僕には分かる…お前に足りないのは色気だっ!!
惨敗だよ!!!!」

ボケ妹「うるせー!!!」
カーッ

291 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 16:08:50 ID:yLPQz3L0
フーリャン達は立て札の案内に従って デスティニー山脈を歩き回った…

【“真実”コチラ↑】

大魔女「次はこっちね」


【“真実”コチラ←】

ボケ妹「道が険しくなって来たな…」


【“真実”コチラ↓】

亀「おいおい こんなトコ下るのかよっ…」


【“真実”コチラ←】

リリス「まだ〜何も〜見えないよ〜〜」

大魔女「……」


【“真実”コチラ→】

マリモス「お〜ん? この場所…最初の立て札の場所では…?」

大魔女「そ そんな訳ないじゃない…」


―――…2時間後

【“真実”コチラ→】

ボケ妹「おいッ やっぱりここ前にも通ったぞ!!」

ワラース「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃッ!!!!!
ぐるぐるぐるぐる同じとこ回ってら!!!! イギーーーーッヒヒヒヒヒヒヒヒヒやァーーーーーーッ!!!!!!!!」
バンバン!

サナバー「おいこらフーリャン! やっぱり罠だったじゃないか!!
いや 罠というかわしら単に遊ばれとるだけじゃないかコレ!!?」

大魔女「………」

サナバー「カッコつけて付いて来いと言った結果がこれとは…
お主めっさ恥ずかしいぞ!!!!!!!!」

ボケ妹「確かに これでリーダー(笑)」

亀「はっはっはは! 今週の爆笑面白三面記事はこれで決まりだな!!」

ブチッ!
大魔女「うるせー揚げ足取りニティがーーーーーーー!!!!!!!!!!!
ウンコ バカサーレ メコレァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

ドッブブァワァーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

三人『おんブーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!』

292 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 21:49:01 ID:yLPQz3L0
リリス「あはっ 吹っ飛んでっちゃった〜」

マリモス「アー モイ ゴッ!(Oh my God!)
こんな見通しの悪い場所で離れ離れなんてちょっと一大事なんじゃあないかい?」

大魔女「私を馬鹿にするからよ
安らかに眠れ三馬鹿…」


プルルルルルルッ…

大魔女「…む クソジジイからテレパスね
しょうがないわね」
ピッ
大魔女(何よ 今更反省したって遅いわよ
許して欲しければ『さすがのリーダー フーリャン先輩!絶対服従ですわ…』って言いながら寝転がって惨めに腹を見せなさい)

サナバー(そんな事より大変じゃ!
お主らすぐにこっちに来い!!)

大魔女(大変? …一体何よ)

サナバー(来れば分かる!
わしらはそこの立て札が示す矢印の反対の方法におる!!)

プツッ ツー…ツー…

大魔女「あっ…クソジジイ!」

マリモス「なんだったのかね?」

大魔女「……」
ザッ

リリス「大魔女〜?」

ワラース「おい…ブヒヒヒヒィッ!!!
どこ行く気だァヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!」


ダダッ

293 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 22:05:19 ID:yLPQz3L0
ザッザッザッ!


うさぎ「フーぴょんどうしたピョイィ?」

大魔女「サナバーがテレパスでこっちに来いって… なんか知らないけど何かを発見したみたいよ」

マリモス「発見とな… むんっ!!?
まさか…この秘境に暮らすエンジェルレディが現れたとでも!!?
んー…ワンダフル!!」

大魔女「死ね」



ザザザザザザッ!!……


サナバー「…来たか! こっちじゃ!」

大魔女「随分遠い所までぶっ飛んでたようね」

ボケ妹「あぁ しかしそのおかげでとんでもないものを発見しちまったよ」

大魔女「とんでもないもの?」

亀「あぁ! 目を凝らして見てみな! この霧の向こうを…!!」

大魔女「…?! ……!」


ヒュオオオオオオオオオオォ…… ザザザ〜〜…

大魔女「山肌に…何かが見える…!」


ゴゴゴォーーー…

294 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 22:59:21 ID:yLPQz3L0
バーーーン!!


大魔女「これは…建物!?」

マリモス「おーゥ…なんという!
まるで山と一体化している様だ!」

亀「シッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
声がデケェぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「お前のがうるせぇよ!!!!!!!!!!」

ワラース「ぶひゃはははははははははァーーーーーッッ!!!!!!!!
てへっ…てめぇもな… あっへゃへゃへゃへゃへゃへゃへゃへゃへゃへゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あんたら全員うっさいのよボケがァーーーーーー!!!!!!!!!!」

サナバー「いい加減にしろ」


―――…

大魔女「…まったく 小癪な腐れ紳士! まさか反対側にあったとはね…」

ボケ妹「ここが“真実の隠された場所”なのかな?」

サナバー「恐らく… いや そうとしか思えん」

亀「ぬぬぬぅ〜〜〜! するぞするぞ!悪の臭い…悪臭が!!!!」

大魔女「…さぁここからが本番よ… いくわよあんたらっ!!」
カッ!!

295 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 01:16:35 ID:aCqwanuy
ザッ!

サナバー「正面から行くのか…
ここは別のところから奇襲を掛けるという手もあるが…」

フーリャン「…私はそんな小賢しい真似しないわ
腐れ紳士が言っていたように 堂々と上がり込んでやろうじゃない」

リリス「ジジイは本当ビビり屋だなぁ〜 あたしの後ろに隠れてなよぉ〜」

サナバー「う…うるさいなっ!
わしはただこういう場合で1番ベターな作戦を提案しただけじゃっ!!」

大魔女「…それに多分あいつらにそんな奇襲なんて通じないでしょう」

サナバー「…………そうかもな」

ボケ妹「…そういや 一つだけ気掛かりがあるな
私様達がここへ来たのは 『半永眠病』の秘密を探るためだが…
もしそういうものの資料が本当にあったとしたら マエラドに処分されてたりしないかな」

サナバー「む… それは考えとらんかった」

大魔女「もしそうなってても腐れ紳士をひっ捕まえてあいつの口から聞き出せばいいのよ」


ザッザッ… ガチャッ…

ギギギィィ〜〜〜〜〜……

296 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 17:23:40 ID:aCqwanuy
カツン… カツン…

サナバー「…静かじゃな 人気を感じん…」

ボケ妹「うん… それになんだか肌寒い… 不気味だな…」

亀「山と一体化していただけあって 山ん中をくり抜いたような作りだ
飾られた絵や花がなんだか不釣り合いだぜ」

うさぎ「こんにちピョッイーーーーーン!!」

リリス「お菓子食べに来〜た〜よぉ〜〜〜」

大魔女「うるさいわよあんたら」

マリモス「おーう? ここに何か書いてありますぞ
ふむ…『夢現城』…?」

サナバー「この場所の名前じゃろうか…のう」


??「よ〜〜〜〜〜ぉっこそッ…とォ!!」


一同『!!!!?』

??「歓迎するぜお客人ども
だがちと人数が多すぎるんじゃねーか?」
バッ!!


ヒューーー…スタンッ!!

ミャンチュー「…まーぁ 賑やかな事は良い事だけどよ」

ばばーんっ!


サナバー「貴様ッ ミャンチューーーー!!!!!」

大魔女「ミャンチュー…!!」
ギリッ!

297 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 17:45:12 ID:aCqwanuy
にやり
ミャンチュー「またまたまーた会ったな
今日もあのねこっぽいヤツいねーのかよ 残念だ」

大魔女「……ッ」


くわっ!
亀「ミャンチュー・ミャミャミャ〜ミャン☆ッ てめーーー!!!!!
あんときは僕の心と体が世話になったじゃないか!!!!
お前にはたっぷりお礼とともに一面記事というプレゼントをくれてやる!!!!!
そして『おしり丸出し逮捕!』って前代未聞の赤っ恥記事に仕立ててやるぜーーー!!!!!」

マリモス「また会いましたなミャンチュー!!!!
貴様は許せないが もう一度フーリャンレディをエンジェルレディにしてくれないか?」

ワラース「べぁっヒィッフフフフフフフフフフフフフフフフフフッ!!!!!
お前…いい加減死ねよ…あヒィっヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!!!!!!!!!!」


ミャンチュー「まぁオイラは お前さえ殺せりゃそれでいいんだがな 大魔女フーリャン」

大魔女「……」



ボケ妹(野郎…ッ とてもナチュラルにあの三人を無視しやがった)

298 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 18:27:45 ID:0yuFh3EC
それにしても濃い面々だw

299 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 20:47:17 ID:aCqwanuy
大魔女「…腐れ紳士はどこよ」

ミャンチュー「あん? マエラドさんか?
あぁ……本来ならあの人がテメーらを出迎えるべきだが…生憎
あの人は今手が離せない状況でなぁ
んーで代わりに“召し使い”のオイラがお出迎えってワケさ」

大魔女「あぁそう…じゃあもう出迎えはいいからどきなさいよ
私達はあんたなんかに用はない……」

ミャンチュー「そうかよ だがこっちはそうはいかねー
マエラドさんにゃここを通すなって言われてるし…それに」
ズズッ…
ミャンチュー「待ち侘びた獲物を見逃すほど大人しいオイラじゃねぇんでなッ くははっ!!」
ズオー

サナバー「…やる気か!!」

ボケ妹「――…8対1!!
いくら実力に自信があろうと この数相手に闘り合えると思ってんのかっ?!!!」

ミャンチュー「オイラが一人…?
それは どうかな?」
ジャラッ!


大魔女「…アレはッ!?」

300 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/08(火) 22:43:36 ID:aCqwanuy
リリス「ん〜 アレ種みたいだねぇ〜」

サナバー「種じゃと…?!」

わなわな…
亀「種だとーーーーー!!!!
種ってアレか…お花の種なのかッ!!!!?
そんなまさか…あいつの趣味はまさかまさかのガーデニングとッ!!!!!!!?
う…うわあああああああッ 駄目だそんな情報はイメージアップしちゃうッ!!!!!!!!!
奥様人気ッ…今年の春はミャンチューの奥様人気が咲き乱れるというのくァーーーーーーッ!!!!!!!!」

ボケ妹「うるせーな…」


ミャンチュー「ふん こいつはただの種じゃねー
おいお前ら この形に見覚えねーかよ」
スッ


サナバー「…むっ ………似ておるな…あの種…
『レムの種』に似ておる… 細部は違うが…」


ミャンチュー「ふふ その通りだぜ優等生ジジイ
こいつはマエラドさんから頂いた特殊な種だ…
オイラは今この種を7つ持っている…」
ジャラリ…


マリモス「…一体なんだというのだね」

ミャンチュー「ふっ しかと刮目しやがれ!!
来いッ オイラのポケ獣共ッ!!!!!!!」

シュバッ!! …ポンッ!!


大魔女「なっ!!」

301 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 00:11:25 ID:urHedlg1
サナバー「こっ…こいつらは…?!!」


バンッ!!

怪物1「ギャォオーッ!!」

怪物2「ハウゥーーンッ!!」

怪物3「死ねよ!」

怪物4「コーケコッコーーーーー!!!!!!」

怪物5『アォンアォンアォン』

怪物6「しゅるるるっ」

怪物7「ボイーン」



亀「う うわーーーーーッ 種の中から怪物が飛び出したぞ!!」

サナバー「こやつらただの怪物ではない…雰囲気が守夢獣に似ておる!!」

ボケ妹「たっ…確かに」


ミャンチュー「そうさッ こいつらは守夢獣と同質の力を持った怪物共さ!!
その名は『夢魔獣』!!! 特殊な『夢魔の種』でオイラの心の中から生まれた異形の怪物ッ!!」

サナバー「ミャンチューの心から生まれた怪物とな…!」

大魔女「…なるほど どーりでどいつもこいつも醜悪な姿をしている訳だわ…ッ」


ミャンチュー「さー 行けッ オイラの分身共よ!!!
存分に連中をなぶり殺してやりな!!!」


ドドーーッ!!!

302 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 00:51:26 ID:urHedlg1
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!


ドンッッ!!!!!!
「アギャアァーーーッ!!!!」
名称:ザギエフカ レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/010440

ババンッ!!!!!!!
「ン゙ーーーーーーヌフッッ!!!!!」
名称:ザザ美 レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/010940

ゴオォッ!!!!!!!!!
「土に還れや!!!!!」
名称:フーラッチ レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/018410

ズズーンッ!!!!!!!!!!
「しゃー!」
名称:巳っうんこちゃん レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/011310

ズララッ!!!!!!!!
『アォンアォンアォン』
名称:同じ顔スリー レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/019130

バサーッ!!!!!!!
「コケーーーーッ!!!!」
名称:アステロ レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/019720

ぽよ〜ん
「ボイーン」
名称:ボイン3世 レベル:三分咲き
http://imepita.jp/20100609/020260

303 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 01:53:40 ID:urHedlg1
ズラッ!!

ミャンチュー「さぁッ こいつらは揃いも揃って“三分咲き”の夢魔獣さっ!!
守夢獣と戦って来たお前達なら分かるだろう…こいつらの強さがな!!!」


サナバー「三分咲き…! それが7体もじゃと…!」
ジリッ…

大魔女「関係ない…突っ切る!!」
ダッ!

サナバー「ぬはーっ! フーリャン待て!!!」

ボケ妹「自分が強ぇーからって突っ走りすぎだよアイツはッ…」

マリモス「わたくし達も彼女に続きますぞ!!」
ダッ!


大魔女「ミャンチューーーーーーーー!!!!!」

ミャンチュー「…おーこえー オイラに用はねーとか言いながら
オイラを殺る気満々じゃねぇかよ! クハハハハハ!!
だがな! オイラの前にこいつの相手でもしてな!!!!!!」


ザギエフカ「アンギャーーーーーーーッ!
突ッ込ンデミローーーーーーーッ!!!!!!!」

大魔女「…」
ギュオッ
大魔女「ちんこ出しゃなんでも面白いと思ってんじゃねーぞクソッタレがーーーーッ!!!!!!!!!!!!
ユデール バクグーツ メコレ!!!!!!!!!!」

ぐつぐつぐつ…
ザギエフカ「ギャアアアアアアアアアアッ!!!!!!!
身ガホグレルーーーーーー!!!!!!!! 身ガホグレルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

304 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 02:54:51 ID:X6OU7zoE
確かに醜悪な姿っちゃあ醜悪な姿だけどさw

305 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 02:56:58 ID:urHedlg1
亀「うっはー!! 一撃かよ!!」

ボケ妹「でたらめだなぁ…」


ヒョコッ
リリス「さすが大魔女ぉ〜 カァックィ〜!」

大魔女「リリス…あんたは隠れていなさい… 危険だから…」

リリス「分かったぁ〜」
ススッ

大魔女「……」
キッ
大魔女「……ミャンチュー…ッ」

ミャンチュー「くはははははは…やっぱ強ぇな
だがそうこなくっちゃな テメェは!
そうじゃなきゃ面白くねー!!!!」
ザザンッ!!

シュタッ!
ミャンチュー「久々に 今度こそ再戦と行こーぜ
またいつかの様に行くと…思うなよッッ!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!




サナバー「フーリャン!!!」

バッ!
ザザ美「あぁん…」

サナバー「ぬっ!!!!!」

ザザ美「あっ あぁーーーーーーんッッ!!!!!!!」
シュルルッ!!

ガキィイインッ!!!!
サナバー「ぐぬぅ!! 邪魔をしおる…!
この状況! 一人一体倒すつもりで戦わねばダメかのぅ!!!!!!」

ザザ美「うふぅーーーーん!!!!!!」
シュルルルッ!!!!

サナバー「フーリャンみたく一撃で倒すなんて芸当は出来ぬが…
仕方ないからお相手してやるわい 化け物め!!!」
ばん!

306 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 13:16:12 ID:urHedlg1
うさぎ「ぴょいーんっ!!」
タタタタッ
うさぎ「ぴょッ!?」
ピタァッ!!

する…する…

うさぎ「ッ! …ピョおぉおおおおぉ…ヴぅるるるるるる〜…」

するるる〜ッ バッ
巳「キシャーーッ!! オレサマ オマエ マルカジリッ!!」

じりじり…
うさぎ「ヴヴヴヴヴヴヴヴゥ〜〜〜…ピョウゥッッ!!!!!」
バッ!!

巳「シャーーーーーークッ!!!」
スルバーッ!!!




ボケ妹「なんだこいつ…」

ぽよぽよ…
ボイン3世「ぼい〜〜ん」

ボケ妹「こいつめ…存在の全てがふざけていやがる…」

ボイン3世「ぼい〜ん」
ビュオッ

ボケ妹「!!?」

ズボョッッ!!!!

ボケ妹「ぐっは……ッ はあッ……… ……
………何この体当たり…超気持ちェ〜〜〜〜…」
ほわぁ〜ん…

ボケ妹「ってアホかぁッ!!!!!!
ナメんなよ!!!!!!」
ダッ

ボイン3世「ぼい〜ん」

ボケ妹「於九数待這ァーーーーーッ!!!!!!」
ドドォッ!!

307 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 17:25:36 ID:X6OU7zoE
相変わらず技の名前が読めねえw

308 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/09(水) 23:56:53 ID:urHedlg1
マリモス「ぬんっ!!!」
ギラッ!!!
マリモス「わたくしの超長剣に貫かれたき者は前へ出ェいッ!!!!
騎士の技を味わわせてくれようっ!!!!!!!」

フーラッチ「うるせぇ親父だなァッ!!!!!
口ん中に使用済みのテッシュ詰めて死ねよ!!!!!!!」

マリモス「もゥんッ?!!
……ハッ ハアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!」
ドッシャーッ!!

フーラッチ「あぁん? きめぇ顔で見んじゃねーよカスヒゲがァッ!!!!!!!!!」

キュンッ…
マリモス「おぉ〜〜〜〜〜ん… エェェンジェエェルレェ〜〜〜〜〜ディイィイ〜〜〜〜〜!!!!!!」
キラキラキラ

フーラッチ「んだテメェッ!!!!!」

マリモス「し…しかも…なんという事だッ!!!!
君の顔はまさしくッ… 小さくなっていた時のフーリャンレディに瓜二つではないかあぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」
ぽおぉぉぉッ!!

フーラッチ「…はあ?」

マリモス「にゃあああああああああああぁうっっ!!!!!!!!!
モイッッ ガーーーーーーーーーッダッッ(My God!!)
神よ! あなたはわたくしの純なる望みを叶えて下さったのですね!!!!!!!
はああああああああいんッッ!!!!!!!」
くねくね

フーラッチ「こいつやべーな」

309 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 00:22:17 ID:TEao4uwR
フーラッチ「気持ち悪ぃくらいヤベェよこいつ!!!!
とりあえず“かかってる”様だがこういうケダモノはさっさと殺っちまった方がいいな!!!!!!!」
ダッ

バッ
マリモス「マイエンジェル!! 飛び込んでおいで 我が胸に!!!!
優しく抱き包んであげよう!!!!!!!」

フーラッチ「キモいっつってんだろうが鉄クズ野郎が!!!!!!」
ビュッ

ドゴォッ!!!
マリモス「ぐっはーーーーー!!!!!」
ドザーッ!

フーラッチ「わたしのパンチは鉄を砕く!!!! 死んだか?」

マリモス「………」
しゅううぅぅ… バッ!!
マリモス「照れないでよマイエンジェ〜〜〜ル!!!!」

フーラッチ「んっはぁ! クソッカスがぁ…死ねってのォッ!!!!!」
ギュンッ

バチーーーンッ!!!!
マリモス「はあああああ〜〜〜〜んっっ!!」

フーラッチ「ミンチになれよ!!!
バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラァッ!!!!!!!!!!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!

ドッ
マリモス「ひぃんっっ!!」

ドッ
マリモス「はぁぁんっ!!!!」

ドッ
マリモス「ひゃいぃぃぃぃぃッ!!!!!」

ドッ
マリモス「パオォォーーーーーーーンッ!!!!!!」


―――… 数分後 …―――

しゅうぅぅぅ…
マリモス「ハァハァハァ……… …ありがとう……」

フーラッチ「なにがだ」

310 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 01:13:17 ID:TEao4uwR
ワラース「えへ……」

スリー『やあ』

ワラース「ぶふーーッ!!!! 同じ顔で同時にしゃべんじゃねーよ…ぐぷぷ…」

スリー『仕方ないじゃないか 同時にしゃべっちゃうんだ(((俺僕ミー)))達は』

ワラース「ブッフーーーーッ!!!!!! なのに一人称はそれぞれ違うのかよ…意味わかんね…ブプププププププッ!!!!!!!!!」

スリー『いやぁどうも』

ワラース「ほほほほほほほほほめてねぇよウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!」

スリー『(((君お前ユー)))面白いね』

ワラース「あはははははひひふふふ二人称まで違うのかよ…お前らのが面白ぇよ…
つぅか無理して英語使おうとしてる奴誰だよゲヘヘ! 顔わきまえろよフヒヒヒヒヒ!!!!!!!!」

スリー「あんだと… あッ」

ワラース「おい 一人キレるなよwwww キレるなよwwwwww」

スリー『知らないね』

ワラース「ごまかすなよ…ギャハハハハハハッ!!!!!!!!
お前ら三つ子なのか…?……ウフフフフッ…」


スリー『……実は双子なんだ』

ワラース「えーーーーーーーッ へへへッ!!! どういう事だおい…」

スリー右「双子の兄のヤスオです」
スリー左「弟のヤスです」
スリー真ん中「柳田です」

ワラース「誰だよwwwwww なんでセンターを他人がはってんだよ アーッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャアァッ!!!!
つーかなんで他人なのに双子と同じ顔してんだよ…ぐふッ」

スリー真ん中「ユーには関係のないことだ」

ワラース「柳田wwwwwww お前かwwwwwwwwww」

311 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 07:57:46 ID:TEao4uwR
亀「こ…これは」

アステロ「コケーッ」
テクテク

亀「この生物は初体験だぜ…?!」

アステロ「コケッ コッコッコッコ……」
テクテクテク

亀「これがUMAか…あぁ
僕は今 モーレツに感動している… 何故なら男達のロマンが今僕の目の前を横切っているのだから…
写真とっとこ」
カシャッ

アステロ「コケェ〜〜…コッ!!」
ギラッ!

亀「!?」

アステロ「コッ! コッ! コッ! コッ! コッ!!」
カッカッカッカッカッ!!!

亀「ぬわぁーーーーーッ やめれーーーーーー!!!!!
くちばしで突くなぁーーーー!!!!!
あっ…カメラはやめてッ!! カメラを突くなら僕の顔を突いてくれーーーーー!!!!!」




ゴオオォ…

大魔女「……」

ミャンチュー「ふふん…今日は調子がいい… 全力でやれそうだ」

大魔女「…調子に乗るんじゃないわよ
あんた… 私に勝てると思っているの?
一年前私があんたごときに苦戦したのは あんたが『魔法無効』の能力を持っていたからよ
今 その能力を持たないあんたがどうこの私に対抗しようというの?」

ミャンチュー「バーカ そんくれぇ分かってる
なんの対策もなしに挑むオイラじゃねーんだよ
見せてやるよ…オイラの真のチカラッ!」

312 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 07:58:49 ID:TEao4uwR
カッ!!
ミャンチュー「見な」

大魔女「…また種から怪物を出すつもり?
そんなもの いくらけしかけようと蹴散らすだけよ」

ミャンチュー「くは 違うんだなぁ…これが
オイラはな 今からこの『夢魔の種』を…」


あーん…


大魔女「!!!!」

ミャンチュー「“食う”のさ!!!!!」
パクッ! ガリガリッ!!

大魔女「…一体……はっ!!!!!!」

ミャンチュー「うあおおおおおお……ッ!!!」
ムキムキムキ…

大魔女「ミャンチュー野郎の体が変貌していくわ」

313 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 13:16:15 ID:TEao4uwR
ビギギッ… ベキッ…メキャゥ…

ミャンチュー「バハアアアアアアアァ…」
ふしゅうぅうぅぅぅぅ……

大魔女「すっかり異形の姿になっちゃったわね」

ミャンチュー「ゴレガ まえらどサンガラ貰ッダ ヂガラ…
『夢魔の種』ヲ喰ラウゴドデ 夢魔ノ ヂガラヲ 我ガモノニズルノダ……」

大魔女「なるほどね
ケダモノが本物の獣に成ったと
……で? だからなんなワケ?」

ミャンチュー「グババ…分ガラネェガヨ…
夢魔ノヂガラを我ガモノニジダッデゴドハ… 夢魔ノ持ヅ特殊能力モ使エルッデ事ナンダヨ!!!」
ブオォォォーーーーッ!!!

大魔女「!」

ミャンチュー「夢魔ノ ヂガラハ守夢獣ド同質!!
守夢獣ガ持ッデイダ特有ノ能力ノ厄介ザハ テメェモ身ヲモッデ知ッデルダロォーーーーッ!!!!?」
ズドォーーーーー!!!!!

大魔女「………そうね たしかに夢の世界ではてこずらせてもらったわ…」
スッ…
大魔女「“夢の世界では” …ね」
カカッ!!!

ミャンチュー「!!?」

大魔女「パニャーテ マグラズ メコレ!!!!!!」

ズッ!!!!
ジュババーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!

ミャンチュー「ブブェエェエェェェェーーーーーーーー!!!!!!!」
ボボーッ

314 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 20:26:38 ID:TEao4uwR
ミャンチュー「ゲェ…グガガ…ッ」
プスプス

大魔女「夢の世界は私にとって不利な条件しかなかったわ
魔力の消費の早さ そして夢の世界のモノに傷を付けてはいけないという制約…
そのせいで私はあそこでは本来の力の半分も出せていないのよ 毎回ね」

ミャンチュー「グハァー グハァー」

大魔女「しかしここは現実世界ッ!!!!
ここでなら私は思う存分に好き放題全力全開ってワケよ!!!!!!
そんな力で私を倒せると思ったなんて あんたはとんだバカだわ!!!!!!
バーカバーーカ バーーーーーーーーーッカァ!!!!
あはは」



ビュウッ!!
ドッ!!!!!!!



大魔女「!!! ぐっ……はっ…?!!」
グラッ…

ニヤッ
ミャンチュー「馬鹿ハ オ前ダ…!
オ前ハオイラヲ見グビリズギダ
言ッダダロウ!! ナンノ対策モナジニ挑ムオイラジャネー!!!!!」

大魔女「はぁはぁ…あの魔法を喰らって無事でいられるなんて…!?」

ミャンチュー「当然ノ結果ダヨ!!!!
何故ナラ オイラガ取リ込ンダ夢魔獣のヂガラハ 『魔法超耐性』!!!!!!
今ノオイラに魔法ヲ撃ヂ込ンデモ モレナク威力ヲ95%カットOFFシヂャウンダヨ!!!!!!!」

大魔女「ぐっ…無駄に多くて笑える……っうぅッ」

ミャンチュー「グバババッ オイラハ何時デモオ前ノ天敵デアリ続ゲル!!!!
死ネ!! 大魔女フーリャン!!!!!!」
バオーッ

315 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 22:49:43 ID:qCJGlCPJ
こいつは結局、魔法効かないキャラなのか

316 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/10(木) 23:46:30 ID:TEao4uwR
大魔女「ハァッ…ハァッ…」

ミャンチュー「苦ジイガ? 苦ジイヨナァゾリャ アンナ一撃喰ラッヂャアヨ…
ダガ安心ジロ 今楽ニジデヤル
ゾジデ今度ゴゾお前ノ完璧ナ魔魂(マコン)ヲ奪イ オイラノゴレグジョンニ加エデヤルヨ」
ニィィ…

大魔女「……」


アセアセ
リリス「うぅむぅ〜…大魔女ピンチィ〜〜……うぅ〜…」


ミャンチュー「ハードジョー!!!!!」
ブンッ!!

バキィィーーーー!!!!!

スッ
大魔女「くっ…」

ミャンチュー「ヨグ避ゲダナ…
ダガ立デ続ゲノ ハード…ジョーッ!!!!!」
ブゥンッ!!!

大魔女「カキン ウォルト メコレ!!」
カカーンッ!!

ドギャッ!!! しゅ〜

ミャンチュー「バリア カ…性ニ合ワナイ事ジヤガル」

大魔女「えぇ…私… 本来受けは苦手…なんだけどね…」
ギリギリギリ…

ミャンチュー「ヴザッデー!!!
ハード咆哮弾ヲ喰ラエーーーーーー!!!!!!
ンポッポォーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


ンポッポォーーーーーーーーーーーーッッ
ドッカァーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!

317 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/11(金) 00:09:34 ID:StCR3FUm
ゴゴゴゴゴゴ…ッ ズズーン…


サナバー「…ぬぅ どんな戦い方をしとるんじゃ
……………フーリャン… 負けるでないぞ…」

ザザ美「あぁっおぁあんっ!!!!!!」
シュルシュルシュルーッ!!

サナバー「わしも負けんから…!! 皆で勝利を掴もうぞ!
マジックウエポン!!!」
ペッカー!



パラパラパラ…

キィーーーーン… ピシッ!
大魔女「バリアにヒビが…! 痛みで集中力が途切れる…!
なんで現実で…あんな腐れポンチ野郎にてこずならきゃなんないのよ…
ふざけんじゃないわよクソッタレの赤ミソ野郎ーーーーーーーー!!!!!!!!
発酵しろーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ミャンチュー「グバババ…逆ギレ ヅマリ焦ッデイル証拠ダナ」

大魔女「うるさい!!!!!!!!! なめ茸に溺れて死ッぁ痛ァい…」
よろ

ミャンチュー「隙アリダッ ドドメのハード咆哮弾!!!!!!!!」
ンスィ〜〜…

バッ
大魔女「ウ…ウンコ モワット メコレ!!!」

ブチョッ!!!!! モワワァ〜〜〜ン…

ミャンチュー「アァン!? …ダガラゴンナモン匂ワナイス!!!!!
……ッテ 見エネー!! ヂッ…煙幕カ
ヴザッデェ」

318 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/11(金) 02:03:43 ID:StCR3FUm
もわもわもわ

よろ…よろ…
大魔女「ハァ…ハァ…
(まったく油断したわ… たった一撃でこの大ダメージ…!
くっ…嫌になっちゃうわ… 体鍛えなきゃダメかしらね…)」

ミャンチュー「ドゴニイルゴラァーー!!
ドッガラデモガガッデゴイヤ!!!! アァッ!!!?」
ドガドガッ

大魔女(…しかしこいつ…無茶苦茶な攻撃をするわね…!
ここで戦うのは危険だわ… あいつらにこのバカの攻撃が飛び火する…)
よろっ…
大魔女(場所を…移動しないと……)


もわもわ…


ミャンチュー「オイ!! ゲヅ捲ッデ逃ゲヤガッダノガ?」

大魔女「バクサーレ メコレ!!!」

ドムッッ!!!

ミャンチュー「……… ?
アン? ナンガ当ダッダカ?」
キョロキョロ

大魔女「わ 私はこっちよ!!!!!
来るなら来なさいよ!! あんたなんて魔法5%でもブッ倒してやるわ!!!!!」

ミャンチュー「ゾッヂガ!! 待ヂヤガレ!!!!!」
ドスンドスン!

大魔女(よしっ! ナイスバカ)
よろ… タタッ!


リリス「大魔女〜……! …う〜ん〜……うんっ!
あたしも後をつけるぅ〜!!」
タッ

319 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/11(金) 13:21:38 ID:StCR3FUm
スリー『ちょこまかと!!! 正々堂々勝負しろ!!!!』

ワラース「えへへへへ… 俺はちゃんと正々堂々してるつもりだよ…ヒヒヒ
俺に攻撃を当てられねーお前が雑魚いんだろ…」

スリー『なんだとぉ!』

ワラース「フフ…なんのために顔が三つあるのやら…フフフフフフフッ!!!
戦うのなら手足を増やすべきだったな…バカめ…ギャーッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャーッ!!!!!」

スリー『ぐぎぎ…ッ』
ビキビキ…

ワラース「お前らなんて所詮出オチなんだよ…ぐふふっ!
出オチキャラは身の振り方を考えな…既に用済み…
さっさと消えうせろよッ ヒヒヒヒヒヒヒヒハハハーーーーーーッ!!!!!!
アーッヒャ! アヒャ!! ンクククッ…うぇはァーーーーーッハハハハハハハハハハ!!!!!!! ォエッ…くくくくくっ!!!!!!」

ブチッ
スリー『黙れェッ!!!!!!
…だったら!! 出オチキャラの最後のあがきをその身に刻んだラぁーーーーー!!!!!!』
ズアァッ!!


ニヤリ
ワラース「……ぐふふ… 見せてくれよ…お前の“呼吸”…」
ギラッ

320 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/11(金) 22:41:18 ID:StCR3FUm
スリー『アオガァーーーーーーッ!!!!』
ドドドドドドドドドドドドッ!

ワラース「うへへ…キレてるキレてる……」
ニヤニヤ

《ワラースの戦闘能力はフーリャンの仲間の中では最弱…
それでも そんなワラースがフーリャン達と肩を並べて戦えるのには一つの理由があった》


スリー『どるルァァーーーーッ!!!!!!!』
ドギャッ!!

スカーッ
ワラース「イヒヒヒッ!!!!
大振りだなw 落ち着けヨ出オチの一発屋wwww」

スリー『うるっさいーーーー!!!!!!!』
ブンブンッ

ワラース「おひょひょひょ…」
じろじろ


《怒りで我を忘れた敵の動きをワラースは観察し
敵の攻撃の呼吸やら癖やら痔持ちかどうかを読み取る》

ワラース(グヘヘ… 牛みたいに単純な奴…… こうこうこう…っと…)

《そしてそこから瞬時に適切な戦法を脳内で組み立てる!!
これこそワラース特有の戦闘技術『アングリーステップ』!!
ワラースの最大の武器はフィーリングコンダクターではなく… その頭の回転の早さなのだ!》
カショ


スリー『逃げまわんなーーーーー!!!!!!』

ワラース「あぁ…ヒヒッ ちょうど俺も逃げるのはもうやめよう思ってたトコだ…ヒヒヒッ!」
スウ…

321 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 01:24:26 ID:YmBJmz7o
ワラース「うへへ…まぁ元より逃げてたつもりはないんだけどな…ぐふっ」
ヒュンヒュンッ ギラッ!

スリー『槍が得物って (((君お前ユー)))には似合わないな』

ワラース「うぐふっ…うるせーよ柳田…
そんな事は俺も分かってんだよ…ゲッヘッヘッヘッ!!
だけど力が足りない俺はな…こんくらい武器使わなきゃ敵を倒せないのよ…ぎはははははっ!!!!」

スリー『残念だね (((俺僕ミー)))はそんな槍ごときでは倒せないッ!!!!』
ドァッ!!!!

ワラース「もうお前…俺に攻撃したって無駄……」

スリー『アオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!』
ズコゴゴゴゴゴゴォーッ!!!!!


♪チャーラッチャラー!



ヒュオオオオオォ…

スリー『……え?』

ワラース「うへへへへっ!!」

スリー『な なんだ今の動きはァーーーーーー!!!!!
言葉に出来ないくらい滑らかな動きで(((俺僕ミー)))の攻撃を全て紙一重でかわしただとォーーーーーーーッ!!!!
まるで(((俺僕ミー)))の動きを予期しているかのよう!!?』

ワラース「ぐひひひ…まぁ半分正解…
どんな激しい攻撃でも 攻撃の呼吸を知れば怖くない…うははははははっ ヒャーーーッハァーーーーーーッ!!!!!!!!」
テレーン!!

ビキッ
スリー『偶然だーーーーー!!!!!!!!』

ワラース「偶然… ヒーッヒヒヒヒヒヒヒヒヒフハァーーッ!!!!!!
偶然かぁ… じゃあ…」

スリー『うあああああああああっ!!!!!!』
ドドドドッ!!!!


♪チャーラッチャラー!



ドシュッ…

スリー『カッア…』

ワラース「これも偶然か? イヒッ!!!!!」

322 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 01:55:45 ID:YmBJmz7o
スリー『な なんで…(((俺僕ミー)))の懐に…』

ワラース「お前なんてもう見切りきってんだよ…柳田ァ…いひひひひっ!
お前の攻撃の間のわずかな隙を狙って貫いてやっただけだ…グフフフ!!!」

スリー『ぐっばぁ…意味が分からない…
でも(((俺僕ミー)))は体に穴が開いたくらいじゃ死なない…!!!!』
グッ!!

ワラース「だろうな…ひひ…
ところで…なぁ なんかガス臭くないか? フッフッ」

しゅーしゅー

スリー『え? 確かに…アレ?
なんか(((俺僕ミー)))の体の中からガス臭しない?』

ワラース「正解…アゥッヒャハァーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
ポチ


スリー『え』
ギュアァッ……



ボガッッガガガガガガガカアァァーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラパラパラパラ……



ワラース「この槍にはガス爆発爆弾が仕込まれてるのさ……フヘヘッ!!!!!
こいつはとある武器会社からくすねた特別品… ニヒヒヒヒヒッ!! 肉片すら残さねーよ…」

323 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 02:04:03 ID:ZAynUXj7
何気に技巧派w

324 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 15:26:38 ID:YmBJmz7o
そのころエンデリルは…


♪てらてらてらてらてらてらてらてらてらてらてらてら てららてららてーらっててらー

亀「彼女のあの思〜いを
知らず僕は今〜日も あの子のリコーダーペロってた…
帰り道出くわ〜した あの子のおパンツ丸出しんこ紫色の衝撃
眠れなかったあの日の夕食ウニだけだった…
次の日彼女が音楽の授業中こう言った
『先生…リコーダーがオス臭いんです…』
唐突に始まった突発的なミステリー
犯人の僕はカタカタ震えてた
それに気付いた彼女 フッと笑って手を上げ
『先生 勘違いでした』の一言
驚いた 僕 交わる視線 気付いた両思い
ハッスルハッスル!!!
ありがてぇ大好き結婚しよう いつの間にか一緒だった僕ら
20年経って思い出す昔 隣にいるのはゴリラみたいになっちゃった彼女
時が経つのはは恐ろしい 悪夢の進化...バイセコー

…はぁッ!! どうだ僕の歌は!!!!
ウソネマーの名曲『PEROリコ』だぞ!!!!」

アステロ「コケッコー…!」


壮絶な歌唱力勝負を繰り広げていた…!!

325 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/12(土) 15:37:31 ID:YmBJmz7o
アステロ「コッケ〜コッコッコ…」

亀「次はお前の番だっ!」

アステロ「コォ〜…コッコッコ…」

亀(僕は歌が大の得意なんだっ!
こんなにわとり頭には負ける気がしない!!)

アステロ「コケッ コケッ コッ…」
すうぅ〜…


♪ちゃん…ちゃん…
アステロ「みんな大好き
君が好きだよ あなたも好きだよ
ポチも好き 近所のおじさんおばさんも 町の人みんな好き
この国に暮らす人達が好きだよ この国も好き
知らない外国も そこに暮らす人達も みんなみんな好き
世界が好き 宇宙が好き 全部好き
全部 全部 全部! 私は好き…
たとえ君が あなたが ポチが 近所のおじさんおばさんが 町の人みんなが この国の人達が この国が 外国が 外国の人達が 世界が 宇宙が
私の事を嫌いでも 私は好き…みんなが…

ただしヒョイ太郎は大嫌いだ」



亀「ぐわーーーーーーーッ!!!!!
サマラーズの名曲『好き』ーーーー?!!!!!!
しかもうめぇ…美声だとっ!!!!!!!!!!」

326 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 00:08:33 ID:rUbqzS0T
ボケ妹「ウラァッ! 經弱地面斗!!!!!」
ズォッ!!!!

ボイン「ボイ〜ン」

ゴミュッ!! ブニニンッ…

ボケ妹「………ぐっ!!」
グググッ…

パァンッッ!!!!!

ズザザーッ
ボケ妹「ぐああああああああぁぁっ!!!! …ダメかッ!!!」

ボイン「ボイ〜ン」

ボケ妹「あいつの体 弾力ありすぎて私様の攻撃が全て跳ね返されてしまう…!
しかも私様の攻撃のダメージまで私様自身に返ってくるし…!
このままじゃ自滅だ…!
あぁもう…色んな意味で憎らしいヤツだ…!」

ボイン「ボイ〜ン」

ボケ妹「くそー…なにか手はないかね…ん?」


マリモス「まう…」
ボロ〜

ボケ妹「おわァッ!!!!! ロ……マリモスさんっ?!!」

マリモス「お…おぉう… チロリーンレディ…
足元に失礼しております……」

ボケ妹「ンなボロボロになって倒れて…! 大丈夫なのかい!!?」

マリモス「あっあー…みっともない姿を見せてしまいましたな……
残念ながら手も足も出ませんぞ…」

ボケ妹「な…なにぃ…! あんたも強敵と…!?」


ビタンッ
フーラッチ「おらおらァッ! 死んでんじゃねーぞ髭コラァッ!!」


ボケ妹「…大魔女?! …い いや違う…!しかしあの姿は…」


フーラッチ「起きねーならこの鞭でも喰らってろよ人間ゴミがァッ!!!!」
ヒュンヒュンッ

ビタタタァンッッ!!!!

マリモス「はうぅーんっ!!! おやめくださいエンジェルレディイィィーーーー!!!!」
ハァハァ

ボケ妹「………」
ちーん…

327 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 14:39:00 ID:rUbqzS0T
ピシッ ピシッ
マリモス「んひゅあぁあぁぁぁああっ!!!!」

ボケ妹「おい……オッサン!!!!!!
SMクラブかよッ!!! 愉しんでんじゃねぇよッ!!!!!!」

マリモス「お…おーぅっ 愉しんでなどいません!
ただ手も足も出なくてですな」
ピシッ!
マリモス「ミ゙ーーーーーッ!!!!!」

ボケ妹「出ないじゃなくて出さないんだろ!!!
今は勝負中…しかも大事な局面だよ!!?
なのに真面目に戦わないとか…あんたそれでも騎士かよ!!!!」

マリモス「……騎士だから なのだよ」

ボケ妹「はっ!!?」

マリモス「敵とはいえ 少女の姿をしたあの子を斬るなんて騎士のわたくしには出来ない…」

ボケ妹「少女って…こいつは怪物なんだぞ!!! 人間じゃない!!!」

マリモス「それでも…わたくしには…!!」

フーラッチ「くっちゃべってんじゃねーぞ肉団子になりやがれぇ!!!!」

ピシッ! ピシャアァーッ!!!!

マリモス「おゥーーーーーーーんッ!!!!!!!」


ボケ妹「……騎士だから…って言うかロリコンだからだろ…」


コソ…
ボイン「ボイ〜ン」

328 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 15:00:16 ID:rUbqzS0T
ボケ妹「はあ…どうしたもんか…
こっちもあっちも大ピンチじゃねーか…」


コソコソ
ボイン「ボイ〜ン」
すりっ…すりすりすり…すりりっ
ボイン「ボイ〜ン」
シャキキーーンッ!

ボイン3世必殺の暗殺乳首『乳刀』……!!

ボイン「ボイ〜ン」
コソコソコソコソ…


ボケ妹「なんとかなんないかなぁ〜〜」

ギュオッ!
ボイン「ボイ〜ン」
ギランッ!!

ボケ妹「!!? うっ……わァッ?!!!!」


ガスッッ!!!!!!!


ボケ妹「―――――…ッ!! ………ん…!?」
チラ

しゅううう…
マリモス「ギリギリセーフ でしたな…」

ボケ妹「おっさん!!」

ボイン「ボイ〜ン」
ギギギッ…

マリモス「レディを背後から狙うとは卑怯な…!
これはなんとも騎士道精神に欠けたおしりだ」

ボイン「ボイ〜ン」

ボケ妹「(さっきまで倒れていたのに…! このおっさんやっぱり強い!)
……む!!」

フーラッチ「勝手な行動するなヒゲェーーー!!!」
ピシィーーッ

ボケ妹「危なっかしいな!!!!!」
ガシッ! ギュウゥゥ…

フーラッチ「放せよ コラァッ!!!!!!」

ボケ妹「…そーだ 良い事考えた
折角だし このまま対戦相手交換といこうじゃないか…! そのほうが お互い良いし!!」
ニッ

329 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 15:17:04 ID:rUbqzS0T
フーラッチ「なんだこのゴツ女ァーーーーーッ!!!!!」

ボケ妹「…お前は倒りがいがありそうだ…
なんてったって あの大魔女にクリソツだしな!!」
ザザンッ!!



ボイン「ボイ〜〜ン」
シャキシャキシャキッ!!!!

マリモス「あなたには容赦出来ませんな…おしりさん!」



ブオォッ
フーラッチ「死ねよ!!!
ファイヤーウィップ・マンダ!!!!!!」
ピシンッ ピシンッ ボボゥッ!!
ボアアアアァァーーーッ!!!!

ボケ妹「勇者流拳法…ブラスター遠距離式…
『奪鶇彗已疇=刈莫須・ブラスター』ァァーーーーー!!!」
トトンッ… ヒュドドォンッッッ!!!!!!

ブファアアアァァッ!!!

フーラッチ「炎が掻き消された…!!! ク…クソアマァ!!!!」

トトン…
ボケ妹「口の悪いお前はそろそろ黙りな
近接式『ブラスター・富刻狂炳』!!!!!」

ズッドドォーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
フーラッチ「えんでばぁーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」



ボイン「ボイ〜ン」

マリモス「騎士の剣術をお見せしよう…
一刀速剣! ナイス斬り!!!!!!!!」
ビュッ…

ナイス!!!!!!!(効果音)


ひゅううう…
ボイン「……ボ……ッ」

ピシッ…

ボイン「ボイィイィィィィィィィィィン!!!!!!」
ズバァーッ!!!!!

330 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 19:01:43 ID:rUbqzS0T
ボケ妹「勇者流拳法 突きの極意『ブラスター』のお味はどうだい?」

フーラッチ「ゼハァーッ…ゼハァーッ… 今のが突きだと…
レーザービームの…間違いだろォ…!」

ボケ妹「フフフフ…なんか大魔女ボコしたみたいで気分いい感じだ」

フーラッチ「ちく…しょう… “オレ”はあの髭を狙ってたのに…
クソアマがしゃしゃり出やがってぇ…!!
ぐふっ」
ドサッ

しゅわわわわわァ〜…


ボケ妹「!?」

ぼしゅうぅぅぅ…

ボケ妹「鏡みたいな姿になりやがった… これがこいつの本当の姿か…」

マリモス「なるほど わたくしはそやつに惑わされていたのですな…」

ボケ妹「オッサン」

マリモス「という事はつまり…わたくしはエンジェルレディではなく醜いそやつになぶられていたと…
…おゥえッ!!! おぅーブッ! ゲッボォーーー!!!」

ボケ妹「吐くほどショックか」

マリモス「チロリーンレディ… 貴女には本当に恥ずかしい姿を見せてしまいましたな…申し訳ない」

ボケ妹「うんそうだね
でもいいよ 私様も助けられた訳だし オッサンに」

マリモス「チロリーンレディ………
あなたは素晴らしいナイスミドルだ」

ボケ妹「褒められてんのかそれは…」

331 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/14(月) 13:11:48 ID:YD8GO53G
巳「しゃーーっ」
じりじり

うさぎ「ヴゥぅ〜〜〜〜〜…ッ」
じりじりじり…



ヒュウウゥウゥゥゥゥ…



うさぎ「………」

巳「………」


ヒューーーー…ザザザァ…



カッ!!!

うさぎ「ピョイィーーーーーーーーンッ!!!!!
月面兎キーーーーーーーーーーーーーーーック!!!!!!!!」
ババーーーッ!!!!


巳「シャアァマルカジリィーーーーーーー!!!!!!!!!!」
しゅばーッ



ドカーーーーーーーーッ!!!!!!!!



くるくる…スタンッ
うさぎ「……」

ヒュルヒュルル… とんっ
巳「……」


うさぎ「……」

巳「……」

うさぎ「……」

巳「…………」
ぐらり… ドサッ


うさぎ「かった」

332 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/14(月) 13:23:54 ID:YD8GO53G
サナバー「マジックウエポン! 『アイスナイフ・白刃』!!!!!」

ズババババババーーーッ!

ザザ美「いやあぁーーーーーーーーーーッ あっあ…あァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!!!!!」
ドカーンッ!!!!

サナバー「……勝てた… なんとか…」


ダッ
ボケ妹「そっちも終わったみたいだな!」

サナバー「おぉ! 皆の者! 無事か!!」

マリモス「傷だらけになってしまったがね」

ワラース「うひひひひひひひ… 俺は自分のガス爆発爆弾の巻き添えくっただけだけどな…うひッ!!!」
ぷすぷす…

亀「魂震える十番勝負に僕は勝ったぜ!!」

うさぎ「弱かったピョン」

ボケ妹「確かに 三分咲きだったけどたいしたことなかったね
夢の中の守夢獣はもっと強かった」

サナバー「うむ 夢世界由来の怪物じゃから現実世界では幾分弱体化するのかもしれんな
それともわしらが強くなったのか」

ボケ妹「なんでもいいさ …それより」

うさぎ「フーぴょんは?」

サナバー「戦いの最中移動したようじゃ… 追おう!!」
ザッ

333 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/14(月) 17:55:45 ID:YD8GO53G
そこのろ フーリャン宅


ねこ「ふんふんふん♪」
カチャカチャ ジャージャー

ねこ「ふんにゃふんにゃフンニャッニャー♪」
ガーガーゴーゴー

ねこ「洗っ濯 洗っ濯 あやややや〜ぁ♪」
ヴィイィィィ〜

ねこ「ゴシゴシ!♪」
キュッキュ!

ねこ「ふ〜んふんふ〜ん…
…………」
ピタ…

ねこ「………ハァ〜…
みんな……大丈夫なのかな…
ケガ…してないかな…
にゃんでにゃんだけ留守番なんだよぅ…にゃんも戦いたいのに…」



しーん…


パリリィィンッッ!!!!

ねこ「!!!!!?
フ…フーリャンちゃんが大事にしてるなんちゃって摩尼宝珠水晶が割れちゃった!!?
な…なんで…!!!」
カタカタ…

ねこ「フーリャンちゃん…! みんなぁ…
お願い…無事で…!」

334 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/14(月) 22:20:38 ID:8CV8emsP
ロリコン無駄に強えw

335 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/14(月) 23:30:17 ID:YD8GO53G
大魔女「アストレーザ メコレ!!」

ギュギュンッッ!!

バチィッ!
ミャンチュー「ガユイ!! ゾレガ魔法ガヨッ?!!
ハードジョー!!!!!」
ブンンッ!!!!!

ドドーッ!!

大魔女「ぐぅッ!!」

ミャンチュー「ハードパスッ!!!!!」
頭突きドーン!!!! ガラガラガラッ…

大魔女「…ッ 力任せが取り柄の脳筋がッ……!
本当の魔法ってやつを見せてあげるわ…
ポワァート ブワス メコレッ!」

ポワワワァッ!!!!


ミャンチュー「ゾンナ泡 弾ギ壊ジデヤルヨッ!!!!!!」
スゥゥ〜‥
ミャンチュー「ハード咆哮弾ンンッ!!!!!」
ンマ゙ぁーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!

ドッ!! パァンッッ!!!!!!
ブワッ!!!!!

ミャンチュー「!? 泡ガ破裂ジダラ中ガラ煙ガ…!!
マダ煙幕ガヨォッ!!! ゾレジガ出来ネェノガッ!!!?」
もわもわ
ミャンチュー「グッ!! 目ニ染ミル…ダダノ煙ジャネェナ!!」
グシャグシャッ


ブワッサァッ!

シューコーシューコー
大魔女(ガスマスク装備)「喰・ら・い・な・さ・いッシューコー!!!!!!!!
レゾボ ソルバクサレィダー グラポア メコレ ギオッ!!!!!!!」


ミャンチュー「ッ!!!!」

336 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 00:12:16 ID:4XO9LY58
ドバァンッッ!!!!!
ミャンチュー「グッ… 爆発…魔法か…?!!!
ジガジ 長イ呪文ノワリニハ 糞ミデェナ威力ダガ――――」

ドドォオンッッ!!!!!
ミャンチュー「グァッ!!?」

ドガガァァァアッ!!!!!
ミャンチュー「ヌッ…グッ!!!
ゴレバ…!!!」

フーリャン「ハァ…ハァ…――…『最上バクサーレ』!!
その爆発はだんだん強くなる!!!!
最終的な爆発回数は55!!!!!!
さぁッ…あんたはどこまで耐えられるかしら!!?」

ズドォッッ!!!!!! ドガアァッッ!!!!!!!
ミャンチュー「ヌゥーッッ…グッ!!! ………ッッ」

バウンッッ ドズゴアッ ドドドドドドォウッ バギャアァーーーッッ!!!!!!!!!!!



大魔女「…どうよ…!!
これだけの連続爆発ッ…! ダメージは蓄積するでしょうッ…!!!
まだ20爆発にも行っていないわ…まだまだこれからよ!!」


ズドドドドッッ!!!! ドガーーーンッ!!!! ガッシッ!!!!!! ボガァーーーーッ!!!!!! ズムッッ!!!!!!!!


大魔女「はあ…はあ…」
くらっ


リリス「大魔女危ないよぉ〜〜〜〜!!!!!!!」

大魔女「!?」
ハッ

ブワァッ
ミャンチュー「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアアァッ!!!!!!!!」

337 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 01:33:38 ID:4XO9LY58
ミャンチュー「グベラァーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!
ナ…メ…ルッッナ!!!!!!!!!!」
ドオッッ!!!!

大魔女「こ…こいつ…!」

ミャンチュー「ハード ジョオォオォオオォオォオォオォォォォォォォォォッッ!!!!!!!!!」
ビュンッッ!!!!


大魔女(――――…やられるッ…!!!!!)

ズッドボガガァァーーーーーンッ!!!!!!!
ミャンチュー「グッ グガァーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

ヒュッ…


大魔女「…!!」

ボギャッッ!!!!!!

大魔女「ァがッ…」
みしみし…

どごぉーーーーーんッ!!!!!!!



ミャンチュー「ンハァ…グハァ…
デメェヲ攻撃ジデ発動中ノ魔法ヲ止メデヤッダゾ…!!
ナンドガ ダメージガ少ナイウヂニ済ンダ…!!
ウマグイッダゼ…!!」


大魔女「うぅ…ぐぅ〜〜…くっそぅ… クッ…
(最後の爆発で奴のパンチの威力が少し弱まった
そのおかげでギリギリ助かったけれど…!)」

ギギギギ… がくっ


体が――…もう動かない…



338 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 15:08:44 ID:4XO9LY58
大魔女「……ッ」

ミャンチュー「終ワリガ? ン?」

ガクガク…
大魔女「……ジャムバクサ… メコ……ッ」
じんっ…

ミャンチュー「フン…」
ガバッ ドグァァッ! ギリギリ…
ミャンチュー「モウ 諦メロヨ」
グググ…
大魔女「は…放せぇ…ッ」

ミャンチュー「暴レルナ ウッガリ脳味噌ブッ潰ジヂマッデモ文句イエネーゾ…
ゾレニ ザッギノハードジョーデ体ん中ハモウぐちゃぐちゃダロウガ…
暴レリャ苦ジミガ増ズゾ」

大魔女「あんたなんかにぃ… あんたなんかにぃぃッ!!!!」
じたばた

ミャンチュー「モウ“詰ミ”ダ 終ワッダンダヨ オ前ハ
回リニ助ゲデグレル仲間ハイネェ…
自業自得 オ前ガゴゴニオイラヲ オビキ寄ゼダンダ」

グググ…
大魔女「……私は…あんたなんかに負けない…!」

ミャンチュー「ジョウガネェ女ダ
ナラバ デメェハ敗者デアルト ゾノ身ニ入念ニ教エデヤルヨ」
グッ

大魔女「ガッハァッ!」

ミャンチュー「ゴノママ オマエノ体ァ…
ズタズタのボコボコのグッチャグチャのデロデロのバキボキにジデヤル
ゾレガラ オ前ノ死ニ体ヲオ前ノ仲間ニ晒ジデヤルンダ」

グググググーッ

大魔女「……あぁッ!!」
ガハッ



ヒュッ… コン!!

ミャンチュー「ム… 石?」

ザッ
リリス「や やめろぉ〜!」

339 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 19:40:57 ID:4XO9LY58
ミャンチュー「アァ? 雑魚ガ何ノ用ダ」

大魔女「リリスあんた…… 何で出て来たの…!!」

リリス「大魔女を助けるために決まってんじゃん〜!!」

大魔女「ダ ダメよぉっ!!
隠れててリリス! お願いだから!!」

リリス「隠れてろなんてぇ〜…
大好きな大魔女いじめられてるの見せられて黙ってなんていられないよぉ〜!!!」
キッ

ミャンチュー「ドゴノ誰ダガ知ラネーガ… ゴミカスミデェナ チカラジガ感ジナイオ前ガ
ドウヤッデゴノ 大魔女ヲ助ゲルッデンダ?
雑魚ガ意気ガルナヨ」

リリス「うるさいよぉ〜〜〜!!!
あたしは魔獣〜! やるときはやるんだよぉ〜〜〜!!!」
ギランッ!
リリス「おめめピカピカァ全開ィ〜〜〜…行くよぉ〜〜〜〜!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!

リリス「いでよ〜ッ 大魔獣ドラゴーンッッ!!!!!」
カッ!


ピカーッ

ドラゴン「ア゙ーー! ア゙ーーーッ!!!」
ドドーン!!!!


ミャンチュー「ナンダァッ?!!」

340 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 22:21:16 ID:4XO9LY58
ぬるぬるぬるぬる
ドラゴン「アホーアホー」

ミャンチュー「ナンダァゴノ蛇ハ… アノ雑魚ガ呼ビ出ジダノガ!?」

リリス「蛇じゃな〜い〜! ドラゴン〜!!
伝説の大魔獣でちょっぴりおませな暴れん坊〜! 全長13kmのナイスガイなの〜〜!!」

ドラゴン「ア゙ー」
ぬるぬる


大魔女「…こ これは………」


リリス「行けぇ〜 ドラゴン〜!!
あの口の臭そうなクズ野郎をブッコロせ〜ッ!!!」

ドラゴン「アホーー」
ぬるぬるーッ

リリス「ドラゴンのアゴは山を一噛みしちゃうよぉ〜 噛まれたら泣くよぉ〜」


ミャンチュー「グッ…」
ババッ

ドラゴン「ア゙ー」
ぬるーん

ミャンチュー「オッ オラアアァッ!!!!!
ハードジョーーーーーーォッ!!!!!!!」
ドドドッ!!


スカッ!!


ミャンチュー「ナッ!!?」

スウゥゥーー…

ミャンチュー「消エダッ?!!」

リリス「バ〜カ〜!」

びくっ
ミャンチュー「デ…デメェッ!!!!!」

リリス「大魔女は返してもらうよぉ〜」
ガシッ! スタコラサッサー!!

341 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 03:11:20 ID:1c2g4ySl
スタコラ〜 ザッザ!
リリス「やったぁやったぁ〜 大成功〜!
大魔女奪還だぁ〜〜!」

大魔女「リリス 今のドラゴンは…」

リリス「うん〜幻だよぉ〜
『幻影投射』ね〜 あいつバカだからまんまと騙されたねぇ〜」

大魔女「やるじゃない…ぐっ」
みしっ…

リリス「だいじょうぶ〜?」

大魔女「リリス…ここにいたらマズイわ…」



ゴゴゴ
ミャンチュー「雑魚ガアアアアァァ〜〜ッ 舐メ腐リヤガッデエ」
ビキビキ ブシューッ(血管切れた)


リリス「うはっ めっさキレてるあの珍名やろう〜
ヤバイねぇ〜〜… ジジイ達んとこに逃げよう〜!」
ザ…


ミャンチュー「逃ガザネェッッ!!!!!!」
ポゥンッ キュポッ!
ミャンチュー「ハード ヴ・オールッ!!!!!!!!」

ふぅ… ババカァーッ!!!


リリス「わ わ わ〜〜!
珍名野郎の口から飛び出した謎の光の玉が一瞬にして直径約5mほどに巨大化しそれに珍名野郎がフッと息を吹きかけたら時速は約100kmといったスピードでこちらに向かって飛んできたよぉ〜!!
う うわぁ〜!」


ドドドーッ

342 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 03:28:09 ID:1c2g4ySl
タイトル:それでは!! なんとかファイト!!
【糞スレランク:S】
犯行予告?:2/341 (0.59%)
直接的な誹謗中傷:34/341 (9.97%)
間接的な誹謗中傷:63/341 (18.48%)
卑猥な表現:175/341 (51.32%)
差別的表現:43/341 (12.61%)
無駄な改行:8/341 (2.35%)
巨大なAAなど:15/341 (4.40%)
同一文章の反復:2/341 (0.59%)
by 糞スレチェッカー Ver1.27 http://kabu.tm.land.to/kuso/kuso.cgi?ver=127

343 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 03:47:29 ID:1c2g4ySl
バコーーーーーンッッ!!!!!


リリス「……ッ〜!! っあぶな〜っ!!」
ガバッ
リリス「!!!! おわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ババーーン!!

リリス「き…来た道が瓦礫で塞がれちゃったよぉ〜〜!!!」


ミャンチュー「誰ガ逃ガスガヨ…
デメェラふたりドモ ボロ雑巾ニ仕上ゲデヤルッ!!!!」
ズーンッ ズーンッ


大魔女「くっ…」

リリス「む…むうぅ〜〜!」



―――…

ダダダダッ

サナバー「…む!! これは…!!!」

ガラガラガーン…

ボケ妹「道が塞がっている…!」

亀「おいおい ここの耐久性はどうなってんだ
やっぱ石造りは駄目だな!世の中鉄製が1番なのさっ!!」

マリモス「いやいや やはり木では」

ワラース「ひひひ…段ボールハウスってのもナウいだろ…」

ボケ妹「どうでもいいよ!」

サナバー「むう…なんだか胸騒ぎがする…
皆 この瓦礫を早くどかそう!」

344 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 11:24:26 ID:1c2g4ySl
ミャンチュー「デメー…ナンノヅモリダ?」

大魔女「リ リリス…!」


ババンッ!
リリス「だ 大魔女には指一本触れさせないよぉ〜!
あたしがあんたを倒してやるぅ〜〜!!」

ミャンチュー「愚ガナ ザッギノ糞グダラネェ幻以外ニ何カ出来ルッデノガ? オ?」
ゴゴゴゴ…

リリス「うぅ〜 ま…魔獣ナメんなコラ〜〜」

大魔女「そ…そうよ!
あなたは本来戦闘型魔獣じゃないんだから戦闘ではクソの役にも立たないのよ!!!
変にカッコつけなくていいの! どこでもいいから逃げなさい…!」

リリス「心外だなぁ〜
でも〜あたしは逃げないからぁ〜! 大魔女を置いてなんてぇ〜!!
それに魔獣は本来 主人を守護するための存在なんだよぉ〜!!
ここで逃げちゃ 魔獣達の笑い者〜… “あの時”と同じだよぉ〜…」

大魔女「…………くっ!!」
ピシィッ!



――――… いぬ「お前は 殺させない」 …――――



ズキズキ
大魔女「ダ…ダメよ…… お願いだから……」

345 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 15:38:56 ID:1c2g4ySl
リリス「あたしねぇ〜 大魔女〜…
昔… と〜っても大昔にねぇ〜 ある魔法使いに仕えていたの〜…」

大魔女「リ リ…リス……!」
ズキズキ

リリス「その人はとっても強い魔法使いでねぇ〜
とってもカッコイイ女の人だったの〜…
あたしはその人に憧れて今の人間の女の人の姿になったの〜…」

ミャンチュー「ヨジ…分ガッダ… マズハデメーヲ殺ジデヤルヨ…」
ズンッ… ズンッ…

リリス「その人はねぇ〜… 弱くて戦えないあたしを とっても可愛がってくれたよ〜…
あたしはその人と一緒に居て心の中で誓ったの…
『戦えなくても この人はあたしが守る』って…
…でもね」

大魔女「……うッ!!」
ズキッ


―――… いぬ「お前は誰にも殺させない 僕がお前を許せる様になるまで…絶対に!」 …―――


リリス「その人は死んじゃった… 人間達との戦いで…
守るとか言っておきながら あたしは何も出来なかった…
それから 魔法使いの時代は終わって…あたしは誰にも召喚される事なく指輪の中で過ごしていたの…」

大魔女「……ッ」


―――… いぬ「それに…お前が死んだらおねぃちゃんが悲しむ… そんなの僕は嫌だ」 …―――


リリス「指輪の中でずっと泣いてた… なんであの時 自分の命を投げ出してでも助けに行かなかったのかなって…」

大魔女「……はっ…あぁッ…」
ドクン


―――… 昔ミャンチュー「くはーっははははは!!」 …―――

リリス「もうあんな思いはしたくない…
大好きな人を 今度は守るよ!!」

大魔女「……うぅぅッ…!」


―――… いぬ「お…おかしいなぁ… 僕今…全然後悔してない…
ゆ…許せたのかな… お前を………」 …―――


大魔女「……やめてっ!!!!!」

346 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 20:03:28 ID:1c2g4ySl
ミャンチュー「オマニガ何ガ出来ル」

リリス「その気になればなんでも出来るよぉ〜 チビんなよボケ〜」
キラン

ミャンチュー「ボザゲッ!!!!
一瞬デミンチニジデヤルッ!! ハードジョー・トライアル!!!!!!!」
ビュビュビュッ

リリス「ん〜…むむぅ〜!」
ペッカー
リリス「いでよ!!! 巨大ダイヤモンド板!!!!」

ドドンッ!! ボキャーッ!!!

ミャンチュー「グアアアッ イデェーッ!!!!
ナンダゴリャアァッ! ダイヤノ壁ガ突然現レヤガッダ!!?」


リリス「あたしが想像したものを実体化させる『森羅万象おめめ』だよぉ〜!
この技は長い間指輪の中に封印されてる間に使えるようになったのぉ〜!
これも基本的には戦闘用の技じゃないけど〜 うまく使えばきっとあんただって倒せるよぉ〜!!
大魔女〜! 魔力は借りるからねぇ〜!!」
ギラッ

大魔女「……」

ミャンチュー「面白ェッ!!!!!
ならばハード咆哮弾ダーッ!!!」

347 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 20:10:32 ID:ve8y+w+H
普段駄目な子が頑張ると、すごくいじましいよね

348 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 20:57:18 ID:1c2g4ySl
ミャンチュー「吸〜〜〜〜〜〜〜…」
スィー


リリス「いでよ! 風に浮くくらい軽いイガ栗っぽいやつ!!!」


ドロロン!

ヒュコォーー…
ミャンチュー「吸〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ヒュー…パクッ ごっくん!
ミャンチュー「ッ!!! オンブーーーーーー!!!!!!!
口ン中ガ痛ェーーーーー!!!!!!!」
ブシュー!

リリス「あははは〜 口から噴水だねぇ〜!!」

ミャンチュー「イ…イイ加減ニジロヤガズガァーーッ!!!!!!」
ダダッ

リリス「ふん〜っ!!」
ピッ!


ミャンチュー「オォオォオォオォオォッ!!!」
ダダ… ガッ!!!
ミャンチュー「オォォッ!!!!?」

リリス「やった! 足元に出したロープに引っ掛かったよぉ〜!!
…すかさずッ!!!」
バッ!


ドロロン!!
ジャジャーーーン!!!!

ミャンチュー「!!!!」

リリス「あんたの顔面に〜! 特大パイルバンカー〜〜!!!!」

カチッ
ズドォーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!

ミャンチュー「ゴパァーーーー!!!!!!!」

349 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/16(水) 21:42:04 ID:1c2g4ySl
ミャンチュー「バブベっ……」
ぐらぁ…
ミャンチュー(こ…こんなことが…!
やべぇぞ…この姿のオイラは魔法に対してはつえーがそれ以外には並みの防御力しかねぇんだ…
元々が対大魔女のために用意したもんだからな…!!)

リリス「まだ…まだ〜…!!」
ツー…

大魔女「!! リリス!」

リリス「ん〜…? あ あぁ〜…これぇ〜…
顔の穴という穴から血ぃ出ちゃってんねぇ〜…
やっぱり…パイルバンカーはやりすぎたかなぁ〜… いつつっ」
キィーンッ…



やさしいくない解説
実は『森羅万象おめめ』を発動する際に脳への負担はかなり大きい
普通ならば使用するのは一度が限界…連続して使用すると頭痛が痛くなるのだ…
複雑な物を実体化させると負担は更に大きくなり 頭痛がもっと痛くなって危険が危ない

      やさしいくない解説  〜fin〜



ガシッ!
リリス「い…痛くない! 痛くないから〜…まだ やれるよぉ!!」
キッ


ドロロン!!


ミャンチュー「ウググヌゥ… …ヌォッ!!!!?」


ヒュルルルル〜〜〜〜…ドゴゴゴォーーーン!!!!!

ミャンチュー「ナンジャゴレワァーーー!!!?」
ガンガン!

リリス「鉄製の超巨大鐘だよぉ〜〜!
閉じ込めてやった〜〜!!」
ビシッ! ツー…

350 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/17(木) 01:30:21 ID:Ar6Yjxk7
ミャンチュー「開ゲヤガレーーー!!!!
ヂグジョーッ オイラガゴンナモンニ掛ガルドハッ!!!!!」
ガンガンッ!!


リリス「あんたが閉所恐怖症だつたらもう決着はついてたのにね〜…
やっぱりそう都合よくはいかないねぇ〜…」

ミャンチュー「ハードジョー!!!! ハードパスッ!!!!! ハードバンクッッ!!!!!!」
ガンガンガン!!

吸〜〜…
ミャンチュー「ハーーード咆哮弾ンーーーーーー!!!!!!!!!!
アギャギャギャーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギキィーーーッン!!!!!!!
ミャンチュー「ウ ウルゼェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
ガンガン!


リリス「一人で何やってんの〜…
じゃ〜…仕上だよぉ〜…」
ピッ…
リリス「うぅう〜〜〜〜〜っっ……ッ」
ピシッ… ツツー…

大魔女「リ…リリス…! あんたの頭はもう限界よ!!」

リリス「う〜〜〜〜〜〜っ…出ろォ〜〜〜!!
超特大灼熱火炎放射器ィ〜!!!」

ボフン!
テレレテッテレー!!

リリス「こいつでぇ〜…焼いてまえ〜〜〜!!!!」


ボッ!! ボボ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

ミャンチュー「…テ…テメー マジカ!!?」
ガンガンガンッ!!!

351 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/17(木) 23:25:13 ID:Ar6Yjxk7
ボボォ〜〜ッ! ネラネラネラネラネラ……

ミャンチュー「オイゴラァッ!!!! 正気カデメェハァッ!!!!!!」

リリス「本気マジだよぉ〜 さぁ火力ア〜ップ!」
ボブーッ

ミャンチュー「グアアァ…温度ガ上ガル…
ゴノママデハ蒸ジ上ガッヂマウゥゥゥ!!!!!」

メラメラメラ…

パン! パン!
リリス「ウェールダンッ! ウェールダンッ!! ウェールダンッ!!! ウェールダンッ!!!!」
パン! パン!

大魔女「………」


10分後…



ボボボボォーーーー!!!!

プス… ブスブスス…


リリス「あへ〜… これ中は地獄だろね〜
焼き上がったかなぁ〜?
…ん〜まぁ多分生きちゃいないよねぇ〜…」
フラリ…
リリス「あ〜…頭痛い…」

大魔女「大丈夫なの…」

リリス「う〜ん…ギリかも〜…
でももうきっとあいつ死んだよぉ〜
うふふ〜…あたし大魔女を守れたんだぁ〜…」

大魔女「………」







    誰が 死んだっテ?




ゾッ!
リリス「えっ…」

352 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/18(金) 00:48:48 ID:UUJmLSeM
リリス「な…何〜? なんか聞こえたよぉ〜…
幻聴かなぁ〜…?」

メラメラメラッ ジュージューッ!

リリス「…げ 幻聴だよねぇ〜…
だって…生きてるはずないもんこれでぇ〜…」



     ところがどっこい



リリス「っ!! 〜〜〜〜…!!!!
鐘の中から声がぁ… …嘘! 嘘だよぉ〜!!!」



     くはははは 目を背けるというのなラ
     嫌でも見せてやろウ 現実をな


リリス「うぅう〜〜〜〜っ!!!!! 火力もっともっと爆上げ〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ンーボボボォーーーーッッ!!!!!!!



「そんな事をしても無駄ダッ!!!!!
こんな檻(鐘)ももういらなイッッ!!!!!!」

ドォッッ!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


リリス「なっ 何…!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ピシッ… ピシッ ピシシィッ!!!!!


リリス「!!!!!」

大魔女「ッ!!」


バキャアァーーーーーーッッ!!!!!!!
ザザザザザザザババァァァーーッ!


リリス「み…水?!」


ピチャ…ピチャ… ピチャチャッ…
ミャンチュー「オイラ 復活」
ニヤリッ!!

353 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/18(金) 02:14:38 ID:UUJmLSeM
ビチャビチャ…
ミャンチュー「貴重な地獄体験をさせてもらったゾ…」

ぽかーん
リリス「鉄の鐘が… 粉々になったよぉ…」
パクパク


ミャンチュー「知っているカ
熱くなったモンを急激に冷やすと割れちゃうんだヨ…」
ピュー

リリス「なっなんだってぇ〜〜〜!
という事はあんたは灼熱で熱っせられた鐘を水で冷やして割ったというのかぁ〜〜〜〜っ!!!!!」

ミャンチュー「そうダ
暇潰しに『よい子のりか』を読んでいたおかげで助かっタ」
ピュッピュー

リリス「ぬ…ぬぅ〜〜〜…
…っていうかぁ…」

大魔女「姿が…変わっている…?」

リリス「…だよねぇ〜… なんか水っぽいし…」

ミャンチュー「別の『夢魔の種』を取り込み 形態変化したんダヨ
取り込む『夢魔の種』を変えればオイラの能力も姿も変化すル…!
今のオイラは “水獣形態”ッ!!!!
水も滴るイイオトコって訳だヨ!! くははははハッ!!」




しーーん…




ミャンチュー「さぁ死ねーーーーー!!!!」
ババーッ

354 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/18(金) 19:25:39 ID:UUJmLSeM
ドボボボボッッ!!


リリス「う…わわっ…」

大魔女「ッ!!」


ミャンチュー「この超水圧弾(プレッシャーボム)で押し潰すゼ!!!!」
ゴォオォォッ!!

リリス「そ…そんなの〜…『森羅万象おめめ』ッ!!」
ペカーッ!

…ブシュッッ!!

リリス「あぅっ…」
バターン

大魔女「リリスーー! の…脳天大噴火!?」

リリス「ず…頭痛が痛いの…限界…だよぉ…」
ドクドク


ミャンチュー「クヒャーッハハハハハハッ!!!!! いいザマじゃねーかヨォッ!!!
さて…これまでの借りを一括払いでお返してやル!!
利子もたっぷり付けてやるから遠慮するなヨッ!!!!!
超水圧弾!!!!!!」

ズブァーーー!!!!


大魔女「くっ! バイドラ シーク… …メコレェッ!!!!」
ぬるり
大魔女(駄目だ! 魔力が乱れて寒天しか出ない!!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!

355 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 00:35:15 ID:rulXAfzk
―――…


ガッコン ガッコン…

亀「ぬぅっ! まだ貫通しないのか!! いい加減手が痛いが!!
君達に分かるか!? 記者の手というものは大事なんだぞ!!
この手は真実を伝える手! この手があるから記事が生まれる! 記事があるから人々は満たされる!!
満たされると今日もご飯がおいしい ご飯がおいしいとよく眠れる
よく眠れると健康になる 健康になるとやせる やせるとカッコイイ カッコイイと彼女出来る
彼女出来ると嬉しい 嬉しいとやる気がでる やる気が出ると子供が生まれる
子供が生まれると未来が安心 未来が安心だと家を買える…

…どうだ 記者の手の大事さが分かったか?!」

ボケ妹「よかったね ホラさっさとガレキどけてけよ」

亀「聞いちゃいねぇ…」

うさぎ「疲れたぴょお……」

ボケ妹「私様の技使えばガレキなんて一気に退かせられるのにねぇ…」

サナバー「そうしてもらいたいのは山々じゃがなぁ…
この辺り いたる所にヒビが出来ておる… これ以上衝撃を与えるのはあまりにも危険が危ない」

マリモス「慎重に行く方が得策というわけですな」

サナバー「うむ…じゃが …嫌な予感がするんじゃ…
出来るかぎり急いだ方が良い気がする…」



ゴコゴ…

356 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 00:46:57 ID:37vUQMbd
ミャンチュー初登場の時はこんな強敵になると思わなかったぜ

357 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 01:42:49 ID:rulXAfzk
ガラッ… パ〜

亀「おぉ! 見えてきたぜ 向こう側への光っ!!」

ボケ妹「よーしラストスパートだ!!」

マリモス「この先にはエンジェルレディがいる!! きっとエンジェルレディがいるっ!!!」
ガッガッ

ガガガラァァッッ!!!!!

ワラース「うぎゃはははははははは!!!! 開通だ…」
ザッ

ボケ妹「って なんだここッ 水浸しじゃねーか…!」
ビチャ…

ザチャチャッ
サナバー「フーリャン!! リリス!! 無事か?!! ……
ッ!!!!!!!」

うさぎ「! ぴょ…ぴょーーー!! リリぴょん!!!!」


ババーン!!
リリス「…………」

ザチャチャチャ!
マリモス「アー モイ ゴッ(Oh my God!)
何と言う事だ!! 傷だらけじゃないか!!!!」

ザザッ
サナバー「リリス!!」
ガッ

ボケ妹「待て 揺らすな! 見たところ全身の骨が折れているようだ…!」


リリス「ジ…ジイ……」
ガクガク

サナバー「ミャンチューのやつにやられたのか…!
……フーリャンはどうした!?」

リリス「…そ そこ……」
ス…

パキパキ…パキ…

亀「な…なんだこの丸い物体は… まるで卵のようだ…」

ボケ妹「ん!? 割れるぞ…!」

パキパキ… パキン! パラパララ〜…
大魔女「………う…」


亀「なんと!! 卵の中からフーリャンがっ!!?」

358 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 02:24:22 ID:rulXAfzk
パラパラパラ…
大魔女「…ぅぅ…」
よろり…


ダッ
うさぎ「フーぴょおん!」
ガシッ!

亀「なんかよく分からんけど大丈夫かー!!」

ボケ妹「大魔女のケガも酷い…!
でも今のリリスほどじゃないな …まさか
この卵みたいな物体が大魔女を守っていたのか?」

ぐぐ…
大魔女「…そうよ…… リリスの力が…私を守った…」

マリモス「フーリャンレディ!!」

リリス「間に合って…良かった… 使えて良かったよぉ…うふふ」

サナバー「一体何をしたのじゃ…?」

大魔女「ミャンチューの攻撃の寸前に…『森羅万象おめめ』でこのシールドを作って私を守ってくれたのよ…
リリスは…既に限界を越えていたのに… 自分のためではなく 私のために…」

サナバー「それでか…
ならばリリスはミャンチューの攻撃の直撃を受けて…」

リリス「………うぐッ…」
ピュー

ワラース「うへへ…頭から血が出てるぞ…」

リリス「……あたし… もうダメかも…しんない… ゴフッ」
ビチャ!

大魔女「リ…リリスッ」

359 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 02:37:17 ID:rulXAfzk
リリス「頭がボーッとしてきたの…
景色が…ぼやける… うふふ…ダメだね……これ…」
ピュー

サナバー「…馬鹿者! 気をしっかり持て!!」

大魔女「そうよ…! あんた………!」
ぐぐっ…

リリス「………大魔女ぉ……
………………」

ガシギュ!
大魔女「絶対にくたばっちゃダメよ!」

リリス「……………大魔女… 体…痛い…?」

大魔女「痛くないわよこんなん… あんたに比べたらね…」

リリス「………
……ジジイ… ちょっと…あんたの魔力…ちょうだい……」

サナバー「なに? し…しかし」

リリス「早く…お願い…
早くしないとあたし… 終わっちゃう…」

大魔女「バカな事言わないで」

サナバー「……分かった わしの魔力じゃ…受けとれ」
もわ〜ん

リリス「…ありがと
大魔女…… これ…気休めにしかならないけど…受け取って…」
キラリ

ほわわわわぁ〜〜〜…


ボケ妹「!! 大魔女の回りに綺麗なイメージが!」

サナバー「『幻影投射』か…!
しかしこれはなんとも…優しいイメージじゃな…」

リリス「ちょっとは…楽になったぁ…?」
ピュッピュー

大魔女「あ…あんたは… また私のために…!!」
くっ

360 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 02:56:24 ID:rulXAfzk
リリス「ハッ…ガハッ! ハッ…ハァッ…ハァッ…」
ピュー…ドクドク

大魔女「リリス!!」

サナバー「くっ…!! 血が止まらん…」

リリス「大魔女…そろそろ…バイバイだねぇ…」

大魔女「リリス!! ふざけないで!!
クソジジイ!! なんとかしなさいよ…お願いだから!」

サナバー「な…なんとかしたい!なんとかしたいよ…わしだって!!
しかしもう…わしの力では… くそっ!」
バキッ

リリス「…大丈夫…だよ… あたし痛くないから…心配しないで…
だから…そんな顔しないで…
あたし…泣き顔の大魔女より…強気な顔の大魔女のが良い…」
ピュー

うさぎ「……」

リリス「だって…似てるから…
昔あたしが大好きだったあの人に……」

ボケ妹「……」

リリス「…遺跡で…大魔女に見つけられて…本当に良かった…」

亀「……」

リリス「かわいがってくれて…ありがとう」

マリモス「……」

リリス「……そろそろ眠くなってきたよ…」

ワラース「ふふ…」

リリス「……おやすみ…大魔女… …みんな…」

サナバー「リリスッ」

リリス「……」

大魔女「リリスゥゥーーーーーーッッ!!!!!!」

361 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 03:15:45 ID:rulXAfzk
ポシュシュ〜〜〜…しゅわっ(消えた)


大魔女「リリスッ!!!! 馬鹿ーーー!!!!!
私が好きなら…私を悲しませないでよーーーーっ…!」
ガク…

サナバー「リリス…… お主は立派な魔獣じゃったよ…」


パチパチパチパチ…


一同『!!!!!!!』


パチパチ…
ミャンチュー「泣けるネ 傑作傑作」

ボケ妹「ミャンチュー!!!!!」

サナバー「なんじゃあの姿は…」

大魔女「……」
ギリッ

ミャンチュー「大魔女ヨォ… お前のそんな顔を見るのは二度目だナァ…くはは
一年前のあの時と今だ… 状況は全く一緒のデジャブな展開だナ」
にやにや

うさぎ「ヴゥ〜〜…」

ミャンチュー「はぁ〜ぁっ… しかしどーやらお前は オイラと戦う度に何かを失うみてーだナぁ
面白ェ面白ェッ!! くはっははははははははは!!!!!!!」
ゲラゲラ

大魔女「………ッ」
ギギギュッ…


亀「野郎〜〜… 外道め!」

ボケ妹「あいつはもうマジ許すマジッ だなッ」

サナバー「ヤツは絶対に倒さねばならん…!」

マリモス「同意」

ワラース「うふっ」

ギララッ!! じりじりじり…


ミャンチュー「全員で来いヨ その命 無残に打ち捨ててやル」



大魔女「ッ……………あんたは…!!」
ビキッ!!

362 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 13:06:44 ID:rulXAfzk
そのころ フーリャン宅



チク…タク… チク…タク… カチッ
ボーン ボーン ボーン ボーン


ねこ「ハッ!!」
ガバァッ


ちゅんちゅん ちゅん


ねこ「は………」
キョロ…



ねこ「……は…」
キョロ…



チクタク チクタク チクタク…



ねこ「……………」




ねこ「にゃんだ夢か…」



※正夢

363 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 13:29:27 ID:rulXAfzk
ミャンチュー「大魔女 変わった自分を怨むんだナ
長い馴れ合いが お前を腐らせたんダ
この連中の血を浴びて 全てを後悔しロ!!」

大魔女「…」

ミャンチュー「まずは… お前以外の全員は…皆殺しダ!!
何も出来ない無力なお前は1番最後に遊んでやルゼ…くふふははっ」

大魔女「……」

サナバー「く…来る!」

ドドドドドッ!!
ミャンチュー「超水圧弾!! 押し潰す!!!
さっきのカス女みてーにな!!!!」

ブッチィー!!
大魔女「………あんた…」
ゴゴ…


ミャンチュー「ぬ?」


大魔女「いい加減黙れッ!!!!!!!!」
カーッ!!!


ミャンチュー「!」
ビリッ


すく… ピーン!
大魔女「ふうぅー…」

亀「おいぃ! 立てるのか!!?」

大魔女「リリスが… 最後にくれたイメージでちょっとだけ楽になったわ…」

ワラース「気のせいだろ…ふひひひっ!!」

大魔女「……あんたら…下がってて… あいつは私が倒す…」

ボケ妹「バカヤローッ… そんな傷で無茶な事をっ!!」

大魔女「大丈夫よ…下がって…」

サナバー「…だがっ!」

大魔女「早く……」

マリモス「ならば我々も共に!」

大魔女「下がれッ!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!

一同『!!!!!』
ドキッ

364 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 22:36:28 ID:rulXAfzk
ドキドキ
ボケ妹「い いいから落ち着けよ」

ドキドキ
亀「そうだぜ クールになれ…
COOL DOWN」

ドキドキ
ミャンチュー「野郎〜 大声で驚かせやがっテ…」


大魔女「早く下がりなさい… 私はもう限界なの」
フツフツ…
大魔女「怒りが」
ブチブッチーッ ピューッ!

サナバー「(!! この兆候は…まさか!!)
…分かった 下がろう」

ボケ妹「本気かい!! 無茶だって!!!」

サナバー「いいから…言うことを聞くんじゃ!
今のフーリャンは…抑えてはおるが とてもヤバイ状態じゃ」

ボケ妹「ヤバイ状態?」

亀「ヤバイってどれくらいだ!!?」

サナバー「山で野ウンコ中にヒグマに出くわすくらいヤバイ!」

亀「ゾーッ!
オーケイ分かった 高速で後退りしちゃうぜ」
ズリズリズリ

マリモス「なるほど…理解したぞ
確かに危険だ 大人しく下がろう」
ズリズリズリ

ボケ妹「な…なんなんだっ!!?」
ズリズリ

365 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 22:46:19 ID:rulXAfzk
ズリズリ〜…


ヒュウゥゥ〜〜ン…

ボケ妹「ってウオイッ!!!!
外出ちゃったじゃねーか!!!!! モーレツに後退りすぎだろ!!!」

サナバー「いや良いんじゃ これくらい離れていた方が」

ワラース「分かったぜ…ヒヒヒヒッ! “あのモード”か…そいつぁ後退って正解だ!!
ウヒョーッアッアッアッアッアッアッアッ…アハーヒーーーッ!!!!!」

うさぎ「ぴょううん…」
カタカタ

亀「キ…キニナル…!!
フーリャンの“あのモード”とは一体……!!!!
答えはCMの後だ……!!!!!!!」
ドンッ

366 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 22:48:10 ID:37vUQMbd
久々の覚醒だな

367 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:15:50 ID:rulXAfzk
カー… カー…

とぼとぼ
クソ無田「今日も会社で失敗しちまった…
クソッ 青ヒゲ部長の野郎めッ!!!!!!
なんで俺ばっかり注意しやがるっ!!!!!
ゴキブリをコピー機にかけたくらいで怒ることねーだろ!!!!!!
お陰で大好きなリモ子ちゃんに笑われちまった…」
とぼとぼ…

カップル「あはは」

クソ無田「くっ…死ね! いちゃつきやがって…」
キッ


ハァ〜〜〜…
クソ無田「…金もないし彼女もいねー…当然友達なんてもんもいやしねぇ…
家には風呂も便所も台所も何もありゃしねぇ…
昔からそうだ…俺の回りには何もない…
常に人の一歩後を行くのが俺の人生…そこに満足なんてありゃしねー…
はー…一度でいーから心から満足してみたいよなぁ〜」
とぼとぼ… ピタッ

クソ無田「なんだここ…めし処か?
初めてみるなぁ…今日開店したのか?
……よーし とりあえず…入って味を見てやるか 金ねーけど」

ザッ



その店の名は『バ〜ミヤン』
ここで俺の人生はガラリと変わったのです

368 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:23:08 ID:rulXAfzk
ちゃらんちゃらんちゃら〜ん
クソ無田「お邪魔するよ」

もわっ

クソ無田「くっせ!!! そして暗!!!!!
おいおいなんだよこの店よぉっ!!!!!」
バンバン!



―――― ようこそ! ――――



クソ無田「!?」


パッ!

クッキー「ようこそ!」

ザラザラコフ「ようこそ!」

デブート「ようこそ!」

パカラチンコ「ようこそ!」

トトロ「ようこそ!」


バ〜ミヤン面々「ようこそ『パ〜ミヤン』へ!!!!」

ババーーン!!!!!


クソ無田「う うわーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシーッ



暗い店内に明かりがつくと そこには全身網タイツのオッサン達がいた…



クソ無田「変態だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

369 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:30:54 ID:rulXAfzk
クッキー「我々は!!!!」

ザラザラコフ「変態ではない!」

パカラチンコ「変態は俺だ!!!」
バッ


クソ無田「変態だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!


クッキー「さぁさ! お客様御席へ!!」

クソ無田「あ…新手の化け物屋敷か!? でなけりゃあの世?!!」

クッキー「ここはお料理処でございますよ」

クソ無田「りょ…料理とな!!?」
バッ!


カッ!!!
パカラチンコ「ハァハァ……ジュルッ!」
ぺろり!


クソ無田「IYAAAAAAAAーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
食われるーーーーーー!!!!!!!!! 俺が食われるーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

クッキー「お客様」
ポン

クソ無田「ひっ!」
ドキッ!

クッキー「あなたは…人生を満足してますか?」

クソ無田「!!?」

370 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:34:09 ID:37vUQMbd
この店嫌すぎるwww

371 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:43:02 ID:rulXAfzk
クソ無田「なん…だと…!?」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「ま…満足…だと…!? 人生を…?」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「し しているよ! そりゃあ…毎日さ!!」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「………うっ…」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「……… …嘘だ
本当は満足なんて知らねぇ…不満足だらけの人生さ…」

ニコ…
クッキー「やはり… あなたの顔を見れば分かります」

クソ無田「…クソッ! 人の顔ジロジロみんじゃねぇっ!!
特にお前!!」
ビシッ

パカラチンコ「ニコッ!」

クッキー「ならば…我々の料理を食べてみてはいかがでしょうか?」

クソ無田「…あ? なんだよ…ここの飯食や“満足”が分かるってのか?」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「…アホくせー…
付き合ってらんね 帰るわ 金ねーし」
ザッ

デブート「ええのんか?」

クソ無田「!!」

デブート「ここで逃げて ええのんか?
満足を知らぬまま お前さんはこの現実をやっていくんか?」

クソ無田「………くっ!」
ガタンッ!

372 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/19(土) 23:55:46 ID:rulXAfzk
クソ無田「………金は ねーぜ」

クッキー「タダで良いですよ
この店 今日開店したのですがお客様がサッパリで
実はあなたが最初のお客様なのです
ここはお客様1号記念ということにしておきましょう」

クソ無田「……ふんっ
なら遠慮なく頂かせてもらうぜ 満足…!」

クッキー「は 少々お待ちください」

クソ無田「……………」



20分後



クッキー「お待たせいたしました
どうぞこれが 特別メニュー『満の足定食』」
コト…

クソ無田「なんじゃこりゃ!!
白飯とみそ汁と漬物ぉ? …田舎かっ!!」

クッキー「ニコッ!」

クソ無田「ニコッ じゃねーよ異臭コラァッ!!
これのどこに満足があるってんだ?!!
馬鹿にしてんのかバカヤローッ!!!
時間の無駄だったわ!!!!」
ガタッ

クッキー「食べないのですか?」

クソ無田「こんな雑魚料理はいらねーよ!
こんなんで“満足”出来るわけねーだろ!!!!」

クッキー「これは奇怪な事を申される
口を付けていないのに“満足”がないと分かるのですか?」

クソ無田「なんだとぉ…!」

373 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 00:11:04 ID:ouPtk6ew
クッキー「せめて一口だけでもどうです?」

クソ無田「……ッ」
GOO!
クソ無田「……じゃあ…一口だけっ……」

ス…カチャン…


クッキー「ニコニコ」

ザラザラコフ「ニコニコ」

デブート「ニコニコ」

パカラチンコ「ニコニコ」

トトロ「ダニコニコ」



ぱっくんちょ
クソ無田「んぐんぐ…むぐっ!!」
ピキーン!!


クッキー「………我々は この店を開く前はしがない賞金稼ぎをやっておりました
細々と日銭を稼ぐ毎日 生きるのが精一杯で満足なんて知りませんでした」


プルプル
クソ無田(こいつぁ…)


クッキー「しかしある日大きな転機が訪れました
我々はある人物を討とうとして 返り討ちにあったのです
命は助かったのですが もはや戦う事が出来ない体になり賞金稼ぎを廃業しました…」


パクッ パクッ!
クソ無田「!! !!!」


クッキー「職を失った我々は路頭を迷いました
そうしている間にお金は消え 無一文
そしてあるひついに 我々は力尽き倒れてしまったのです…」


クソ無田(話めっちゃどーでもいー!!!!)
パクパクパクッ!

374 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 00:22:16 ID:ouPtk6ew
クッキー「死を待つのみの我々…
しかしそこで手を差し延べてくれたのは…一人の老人
彼は 小さな小さなしがないラーメン屋を開いている老人でした
彼は素性もしれぬ我々を店に迎い入れてくれたのです」


バクバク
クソ無田(こんなクセー連中を連れて帰るなんてそのジジイどうかしてるぜ)


クッキー「彼は何も言わず我々にラーメンをご馳走してくれました
一心不乱にラーメンを貪り食い終わった我々は 皆が同じ言葉を叫んだのです」


パクパクッ…カチャン!
クソ無田「うっっめーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
こりゃあ大満足だっ!!!!!!!!!!!!!!!!」


クッキー「そう!!! それです!!!!!」
ビシッ

クソ「はっ!!!!!!!!!!!」
ドドーーン!!!



その時 我々は見出だしたのです!!!!
満足とは 思いの篭った食べ物にあるのだと!!!!!!!!


ドーーーーーン!!!!!

375 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 01:28:21 ID:ouPtk6ew
クソ無田「な なんと! じゃあそれはつまり…」

クッキー「そう
今あなたが食べたご飯もみそ汁も漬物も
我々が思いを込めてあなたのために作り上げたモノ…」

クソ無田「すげぇ…すげぇぜ『パ〜ミヤン』!!
どこにでもあるようなただの朝食3点セットなのに… 俺にはフルコースのメニューのように感じた!!
すげぇ…すげぇよ この…“思い”という隠し味はよ!!」
バーン!

クッキー「ニコッ!」

トトロ「お客様 こちらもどうぞダニ」
コト

クソ無田「なっ!! そりゃ本物のフルコースじゃねーか!!
そんな上等なもん タダで食う訳ニャいかねーよ!!」

クッキー「良いのです
こちらとてお客様に大変な失礼をしてしまいました
今食べになられた料理は本来お客様に出すようなものではありませんでした
ただその方が説明しやすいと思ったのです
これはお詫びです どうぞお食べください」

クソ「じゃあいただき!」
パク



クソ無田「う…うみゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
ほわ〜ん

376 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 01:42:41 ID:ouPtk6ew
それから クソ無田は『パ〜ミヤン』のフルコース(21500円)を三日三晩食い続けた
そしたらギャラリーが集まってきた


もぐもぐっ くちゃくちゃッ バリッゴリッ むしゃあッ
クソ無田「うみゃあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ッ うみゃあああああああ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!」

ピューピュー!
ギャラリー「いいぞー! 食えー!!」

ギャラリー「食え食えぇーーッ!!!!」

ギャラリー「吐くまで食えーーー!!!!!!」


クチャクチャッ ングンッグ! もりもり
クソ無田「ムハッ!ムハッ! んんーむっ!!」


ギャラリー「こいつぁーおひねりだぁっ 受け取りな兄ちゃん!!」
ヒュッ

チャリーンッ!!
クソ無田「むががふぁふッ!!!!」

ヒュヒュヒュヒュッ チャリリンチャリンチャリンチャリーーン!!!!!
クソ無田「むふぁむがーっ もがもがもががもがっがもがが!(すげぇー! 金がみるみる貯まる!!!)」

リモ子「クソ田さん!!!」

クソ無田「ふがァっくちゃくちゃむぅぐッ!?
(リ リモ子ちゃん!?)」

リモ子「あなたみたいな豪快に物を食べる人って素敵!!
結納して!!!!!!!!!!!!」

クソ無田「んがふぉーッ!? ぶっふぁあぁーーーー!!!
(マジで!? やったぁーーーー!!!)」



こうして俺は幸せになった!
みんなも本当の満足を味わおう!!

おいでよ! パ〜ミヤン♪ パ♪ミヤン♪
          TEL 931-931

377 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 02:29:49 ID:ouPtk6ew
ミャンチュー「…おい テメェの仲間 全員どっか行っちまったゼ?」

大魔女「……」

ミャンチュー「テメェ その状態でオイラと闘ろうなんて本気カ?
実はさっきの超水圧弾で頭ァ打っていたのカ?」

大魔女「……」

ミャンチュー「本気だとしたらどうかしていルナ
まさに愚行って…」

大魔女「黙れ 汚い口を開くな」

ミャンチュー「あ?」

大魔女「私はとっくにどうかしてるわ…
怒りがッッ!!!!!!! 怒りの感情が私を支配するッ!!!!!
もう抑え切れないッ この衝動ッ!!!!!!!!」
ギンッ!

ミャンチュー「ふん…怒りカ!
そのパターンもデジャブっているナ!
悟りモードとか言ったか? あの時オイラを倒したのハッ!!!」

大魔女「………」
ズズズズズッ…

ミャンチュー「だが甘ぇゾッ!!!
オイラは同じ手は食わねーヨッ!!!!
そいつの対策だってバッチリなんだよぉっ!!!!!」
ニイイイッ


大魔女「………」
ブチブチッ

大魔女「黙れっっつってんだろぉがイカ臭ちんカス野郎がァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじくブッッッッッッッアレしてやるから肉片一つ残んじゃねーぞゴラァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオッッ!!!!!!!!

378 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 02:51:36 ID:ouPtk6ew


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!


ボケ妹「や…山が震えてるよ!」

サナバー「…始まったか…」

亀「始まったとは一体何が!? …答えはCMの」

ボケ「もういいよ!!! それは」





ゴゴゴゴゴゴゴ


ミャンチュー「こ…これハ…
ち…違う! あの時の…悟りモードとは全然違ウッ!!!!!!!!!」
タラタラ

大魔女「だッかッらッ しゃべるなぁーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!
しゃべるなッ 私に目を向けるなッ 息をするな!!! 死ねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ


ミャンチュー「……
(感じるゾ… この女…魔力がどんどん上がって行ク!!!!
やはり前の身体能力上昇のモードとは別カ!!?)」

大魔女「………ふぅー……
…いい あんたに死に方は選ばせない!!!!!!!
あんたは私の“魔法”で完膚なきまでにたたきのめし 人間に生まれて来たことを後悔させながらアレしてやるわ!!!!!!!!」

ミャンチュー「………!
(魔法!!? そうかなるほど!
“悟りモード”が身体能力上昇なら 今は“魔力上昇”のモード!!?
……それならば 勝てる!!!!!!)」
トントン ゲロ〜ッ…
ミャンチュー「バカめ!!!!!!」
パクッ


むくむくむくむくむくむくっ

ミャンチュー「オイラニ 魔法ハ効ガネーッデ 忘レダノカァッッ!!!!!!?」

ドンッ!!!!!
ミャンチュー 魔力超耐性形態!!!!!!!!!!!



大魔女「口捨てろテメェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキーッ

379 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 22:10:40 ID:ouPtk6ew
サナバー「―――殺戮モード
フーリャンの今の状態は恐らくそれじゃろう」

ボケ妹「さささっ 殺戮ゥ!!?
穏やかじゃないな!!」

サナバー「フーリャン怒りの極地が殺戮モードじゃ
似たようなものに怒りの修羅をを越えて解脱し悟りを開く“悟りモード”があるが…
ソレとコレは性質が全くの別物じゃ」

亀「な なんだそりゃ…」

サナバー「悟りモードのフーリャンは身体機能を最大限を超えるまで引き上がり神憑り的な体術を得る
その際のフーリャンの性格はまさに菩薩の権現の如く…
慈悲深き説法三昧でいかなる敵も済度させるのじゃ
一年前にミャンチューを倒したのもこれじゃ」

ボケ妹「意味が分からん…」

サナバー「対して“殺戮モード”とは
激しいイカリング(怒りing)の際に発せられるエネルギーの全てを魔力に転化させるんじゃ
それによって魔法の威力も大幅に上昇する
この時のフーリャンはまさにバーサーカー状態… 誰にも手が付けられん…
抑え切れぬるぽ超魔力は敵味方の区別なく牙を剥く…
その圧倒的な破壊の後にはぺんぺん草も生えぬぞ…
フーリャンがわしらを下がらせたのは自分の魔力でわしらが傷つくのを恐れたからじゃろう…」

ボケ妹「…底知れないな…まだまだ」
ゴクリ

380 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 22:18:07 ID:EoQFD52R
Gガンダムのスーパーモードみたいな感じだなw

381 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 22:57:06 ID:ouPtk6ew
大魔女「オラァーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュッッ!!!!

ズズズズ
ミャンチュー「来ヤガガレェーーーーッ 何度デモ何度デモ受ゲデヤラァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ははあああああああああああああッ そうかァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「ならよォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「何度でも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



大魔女「死ねェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!




大魔女「ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!

382 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:12:21 ID:ouPtk6ew
ドンッッ!!!!!!!!

大魔女「ぶるるルァああアアあああアあアあぁああぁぁアァぁぁぁァァァぁぁぁアァアぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ァアアアアアアアアアアッッッッッぐェア゙ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ンズぁぁぁぁぁァオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ゙ォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶるェーーーーーーーーーーーーエエェェェエェエエエエェエェェエエエーーーーーーッチェケェッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んああああああああああああああああああああああああああんめぇエーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ンぼレろォオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(※バクサーレ メコレ)




ミャンチュー「ハッ?! 今ザラゾンナモンガ……」


ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリッッ!!!!!!!!!!! ゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュインキュインキュインキュイン…
ヒィィィーーーーーーーーーー……ン…
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッテンポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ジュバァァーーー!!!!!!!!!
ミャンチュー「ァギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

383 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:25:26 ID:ouPtk6ew
大魔女「マッサツるァァッ メコレィィィーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

チョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキイーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヂョキィッッ!!!!!
ミャンチュー「ヴゲェーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ヒュラフリードゥアッちゃあッッ メコレェッ!!!!!!!!!!!」

ベッコォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャンチュー「ベボォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「カッッッッティラスぇあッッ メコレおらァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

カキキィーーーー!!!!!!!!
ミャンチュー「ほげいッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「サンダラドォ… メコレじゃーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バリバリリィーッ!!!!
ミャンチュー「オンぶーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」

大魔女「マグラァァァァァァッ メコレェェェェェェェェェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

バギギギギンンッ!!!!!!
ミャンチュー「予想外ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ガリング メコレで死ねーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガァッッ!!!!!!!!!!!!!
ミャンチュー「コノ威力ハ予想外だギャアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

384 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:29:02 ID:EoQFD52R
狂いすぎwww

385 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:38:12 ID:ouPtk6ew



亀「10倍?」

サナバー「軽く見積もってな
怒りの具合によって変わるが 魔法攻撃力は大体10倍に増大する」

ボケ妹「とんでもねー…」

サナバー「うむ 間接呪文なしの基本型魔法でも殺戮モード時には町一つ消せる威力に早変わりときた」

ボケ妹「もはやバグじゃねーか…」

サナバー「まぁその分魔力の消費も早いんじゃがな… むっ!!!!!!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… ズドォーーンッ!!!!!!


ワラース「いぃはははははははははははははッッ!!!!!!!!!!
山に穴開いたぁ…ウヒヒヒヒヒヒヒッ!!!!!!!!」
パンパン!

マリモス「やっておりますなぁ」

亀&ボケ妹「ぽかーん」





ぷすぷすぷす…
ミャンチュー「ウ…ウエエェ…」
がくがく…

大魔女「休憩はまだじゃあ…ミャンチューファックこらァッ!!!!!!!!」
鬼ンマリ

ミャンチュー「あばばばばばばばばばばばッ!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!

386 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:53:10 ID:ouPtk6ew
コロコロ…

ミャンチュー「ゲーーーッ!! む…夢魔の種が出てきちまった!!!!!!
は…早く飲み直して…!!!」
スッ…

バキィッッ!!!!!
大魔女「お・あ・ず・け(ハート」
鬼ッコリ

ミャンチュー「あばばばばばばばばばッ!!!!!!!!!!!」

大魔女「これで対等だネ♪」

ミャンチュー「糞がァッッ!!!!!!」
ヒュッ!!!!

大魔女「マキマキ メコレ」

メリメリメリメリ…
ミャンチュー「うぎゃあああああああッッ!!!!! 腕がとぐろ巻きにィ!!!!!!!」

大魔女「さぁこれを飲んで」
スッ…

ミャンチュー「な…にッ がぽぉッ?!」
カポッ

大魔女「ゲリゲロ ウンコ チューニュ メコレ」

ギュッポンブチュッ!! ギュッポンブチュッ!! ギュッポンブチュッ!! ギュッポンブチュッ!!

ミャンチュー「こぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
ビタンビタン!

387 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/20(日) 23:55:29 ID:EoQFD52R
ひでえ拷問www

388 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 00:11:32 ID:jxA+koPv



サナバー「……おさまったようじゃな」

ボケ妹「そろそろ戻ってみようよ」

サナバー「うむ…そうしよう」






大魔女「大魔女キック!!! 大魔女キック!!!!」

ギュッポンブチュッ!!
ミャンチュー「ンボンボンボンボッッ!!! ゲェッッ!!!!!」

大魔女「大魔女ヒッププレス!!!!」
ドッ!!!!

ギュッポンブチュッ!!
ミャンチュー「ウベベぇーッ!!! ウンベボェベェゲロッち!!!!!」

大魔女「どう? さっきまで圧倒していた私に椅子にされる気分は?
はい感想」

ギュッポンブチュッ!!
ミャンチュー「ブベベェーーッ!!!!!
ンーボゲゥッエベベゲロロッ バブラブボォーッッ!!!!
ブボーッ!!!! ブボブベバァァーッ!!!!!!!」

大魔女「はっきりと…
答えなさいよ人間のゴミ!!!!!!!!!!!!!!!
ハリハーリ メコレェッ!!!!!!!!!!!」

ブブスブスブスブスッッ!!!!!
ミャンチュー「ン゙ン゙ンーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

大魔女「私の特製針治療よ お金はいらないから」
スッ…
大魔女「あら…お腹いちぱい? ミルクはもういらないわね」

キュポッ
ミャンチュー「ぶべーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!

大魔女「吐くんじゃないわよ 全部飲め!!!!!
クチチャック メコレ!!」

ギュッ!!
ミャンチュー「んぐぐーーーーーッ!!!!!!!!!」

389 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 00:25:25 ID:jxA+koPv
大魔女「飲め!!!!!」

ミャンチュー「…!!!!!!」
ギロッ

大魔女「飲めっつってんのよ!!!!!!!!!!!!!
次は足をとぐろ巻きにするわよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ミャンチュー「……ッ」
…ごっくん

大魔女「ふ」

ミャンチュー「……ッ!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキキッ

大魔女「さぁ…今度は土下座しろ!!!!!!
そして謝れ!!!!! 私に!!!!! リリスに!!!!!!!!!!」

ビキーッ!!!
ミャンチュー「―――――ッ!!!!!!!」
ギロロォッ!!!

大魔女「なんだその反抗的な目はーーーーーーー!!!!!!!!」
バキャーッ!!!!!

ミャンチュー「!!!!!!」
おんブーッ!!!!!

大魔女「土下座よ ほら
シャイニング土下座よ!!!!!!!!!
…巻くわよ!!!!!!!」

ミャンチュー「ッ…… …………ッッ!!!!!!!!」
スッ…

大魔女「それでいい
さぁ次は言葉で謝罪するのよ!!!!!」

ミャンチュー「……」
ブッッチ〜〜〜〜〜〜ン!!!

390 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 00:36:20 ID:jxA+koPv
ミャンチュー「……」

大魔女「ふん そういや口を塞いでたわね
ホラ 縛りを解いてやるから謝罪しろ」
パチン

フッ…
ミャンチュー「ハァーー…ッ ハァーー…ッ!!!!」
ギリギリギリギリッ
ミャンチュー「クソアマアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「……」

ミャンチュー「許さねぇ!!!!!!! 許さねぇ!!!!!!!!!! 許さねぇ!!!!!!!!!!!
ここまでの屈辱を味わったのは初めてだ!!!!!!!!!!!!!!!!
殺す!!!!!!! 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッ殺ォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脳天ブチまけてその体を切り刻みそいつをブタの餌にしてやるァーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャアアアアアッッ!!!!!!!!


大魔女「お前が死ねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブチスリード ファン ラン アースアース ヒュラゴウンズ メコレレム ギオドレイズゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

391 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 00:58:36 ID:jxA+koPv
タタタタッ…


ドドドォーーーーーンッ!!!!!!!! グラグラグラグラグラァーーッ!!!!!!!


亀「う…うわーーーーッ 今までで1番の衝撃だーーーー!!!!!!!!」
つるーんっ ゴッ!!!!!
亀「おぶベェーーッ 頭打ったーーーー!!!!!!」


タタタタタ… ババッ!

サナバー「フーリャン!!!!!」


大魔女「…あんたら………」

マリモス「ミャンチューはっ?!!!!!!!!!」

大魔女「奴は星になったわ
私の怒りと奴の怒り 軍配が上がったのは私の方だったようね…」

ボケ妹「終わったのか…しかしまぁ…」


ヒュオォォォォォ…


ボケ妹「派手にやったなー…」

ワラース「ひっひっ!! 山の下半分近くがふっ飛んじまってるなぁ…ひっひっひっひっ!!!!!」

大魔女「……あんたらがいなけりゃ… 山の地形をもっと変えてやったのに…――――」
ガク!

パシッ
マリモス「おぉうっ 大丈夫かね?」

大魔女「お前は触んなじゃねーー」!!!!!!!!!!!!!!
ズガーッッ!!!!

マリモス「おうーーぶッ!!!! 元気ィーーーーーーーー!!!!!!」


392 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 13:18:26 ID:jxA+koPv
サナバー「大丈夫…ではなさそうか
膨張した魔力を抑え切れなかったのかお主の体はズタボロじゃ…」

大魔女「……ちっ… 情けないカラダね…」

サナバー「もうそれ以上は無理じゃ
今日は引き返そう」

大魔女「…ダメよッ 帰れば腐れ紳士に逃げられるわ」

サナバー「馬鹿者 わしらはマエラドと戦うためにここへ来たのではないぞ
そんな無茶な体でもし戦いになって もしも負けたりなんかしたら元も子もないぞい」

大魔女「…腐れ紳士は今ここで倒しておくべきだわ
でないと半永眠病にされる人間が増えるだけよ…別にどうでもいいけど」

サナバー「むむむ…」

ボケ妹「私様も勇者的に考えてそう思うよ
悲しみの連鎖の元は断つべきだ」

亀「記者的に考えてもそう思う」

マリモス「わたくしのヒゲも“それがいい”と無言の主張を繰り返しておりますぞ」

サナバー「お主ら…」

大魔女「多数決の結果 腐れ紳士は今日中にブッアレす結論になったようよクソジジイ」

サナバー「むぅ…しょうがないな… まぁわしもその方が良いとおもっとったが…」

393 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 22:58:52 ID:jxA+koPv
サナバー「ただし お主には戦わせん
マエラドはわしらで討つ!」
きらっ

うさぎ「フーぴょんは休んでてね!」

大魔女「大丈夫なの…?」

ボケ妹「お前一人にいいカッコはさせる気はないよ」

サナバー「少しはわしらを信じろ 仲間を」

大魔女「はあ…頼りないのよね… あんたら…」

ボケ妹「信じろってのに!!!!」
ズーン!


1時間後
仲間達必死のノープロブレムアピールでフーリャンを納得させた

そして夢現城の探索を開始した…
色々な部屋を回る一行の場面は面倒臭いので省略するが…
夢現城の至る所から 以前に人が暮らしていた様な生活感が感じられた…
どこもかしこも古くてジメジメカビカビしていたが
トイレだけはやたら綺麗だった


マリモス「不思議な場所ですな
一体誰が なんのために作ったのか…」

亀「見ろよこのチーズ 日付が15年前だぞ」

ワラース「うへへへ…オイ 食ってみろよそれ…」

亀「く 食えるかよ!!」

ワラース「食えるよ…ぐふっ! なんてったってチーズは牛乳を腐らせて作るんだから…」

亀「なるほど!
ならば15年寝かせたこのチーズは腐りに腐って『ネオチーズ』に進化してたりするんじゃね!!?」

ボケ妹「いやしないだろ…」

亀「いや…新食感の予感!」
パク…
亀「うんブォーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシーーッ!!!!!!
ゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜っ

ボケ妹「あーもう…いわんこっちゃねぇ!!!!」

亀「ハァハァ…げぼっ…
来週の雑誌の耳寄り情報の記事はこれで決まりだ…
『15年経ったチーズは食えない』」
メモメモ

ボケ妹「誰も食わねーー!!」

394 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/21(月) 23:23:27 ID:jxA+koPv
そんなチーズ情報を織り交ぜながら探索は続く…

寝室でフーリャンがめざとく そしてことごとくエロ本を捜し当てる場面は面倒臭いので省略するが…
昔 人が寝たり起きたりアレしたりしたであろう寝室は全部で8部屋あった…
ちなみに7つの部屋からエロ本が見つかった



ボケ妹「どーでもいいよ!!」

サナバー「何も収穫がないな…」

ボケ妹「本当にここに私様達が欲しい秘密があるのかねー
どうなんだい記者さん」

亀「あるに決まってるだろ 筋肉爺は嘘付かない!!!!!」

サナバー「一階はもう探索しまくったぞい…
あとは1番奥の部屋だけじゃ…」

ザッザ…


ギィー…もわっ


うさぎ「ゲホゲホッ 埃っぽいピョーーー!」

大魔女「ただの倉庫ね
…む! またエロ本発見よ
また金髪巨乳ものか 男って好きね」

マリモス「はっはっは 理解できませんなー」

大魔女「あんたが言うんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!
死ねーーーーー!!!!!!!!!!!」
ザクッ!


亀「おいここ なんかあるぜ… これは…」

395 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/22(火) 20:25:54 ID:e4ZOOnEa
エンデリルが何かを見つけた場面は面倒臭いので省略するが…


ボケ妹「省略すんじゃねーよ!!!!
これは何か重要そうだよ!!!!!」




亀「こ…これは!!」
わなわな

サナバー「なんじゃ」

亀「…写真だ!!!」
ピラリッ

ボケ妹「写真?」

大魔女「またエロ写真かなんかでしょ どーせ」

亀「違う…オッサン達が写っている写真だ」

サナバー「ほう 見せてくれ」
ヒョイ
サナバー「ふむ…白衣を来た50代男性達が8人…
この背景は…この場所じゃないか?」

ボケ妹「ということは この写真のオッサン達が前にここで暮らしていた人達?」

大魔女「ふむ どいつもこいつもムッツリスケベそうな顔したオッサン共だわね」

亀「ぬ〜…写真の状態を見ると…
恐らく10年以上前の写真かな… むっ!」

サナバー「どうした?」

亀「ちょっともう一回見せてくれサニー!!!」
バッ
じろじろじろ

ボケ妹「一体なんだい?」

亀「このマッチョばでいは…エールデンハイド氏じゃあないか?!!」
ドンッッ!!!!!

396 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/22(火) 23:29:41 ID:e4ZOOnEa
ボケ妹「ゴールデンハイレグ?
なんだそれ?」

亀「違うよッ エールデンハイド氏だ!!!
むしろそっちがなんだそれだぜッ!!」

大魔女「で? そのアンデルセンバイトって何?」

亀「エールデンハイドだって!!!! どんなバイトだ?!!」

サナバー「分かった分かった
えー…どの人物がモリ便ブッチャー氏じゃ?」

亀「サ…サニー!!!!!!!!」

マリモス「……エンジェルハイルハイル氏……」

大魔女「死ねーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!!

マリモス「ぶるっチッ!!!!!!!!」
ドサァッ

397 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 00:17:20 ID:PMtG3r5C
亀「エールデンハイド氏
ほらこのマッチョの人だよ」

ボケ妹「わっ オッサンのくせにいいガタイしてやがる」

大魔女「部屋に金髪巨乳ものとともに筋肉雑誌を隠していたのはこいつね」

サナバー「で…そのエールデンハイド氏がなんじゃ」

亀「僕はエールデンハイド氏からここの情報を得たんだよ」

マリモス「なんと!」

亀「この写真では少々若いけど この人は間違いなくエールデンハイド氏だ
プロテインが大嫌いなエールデンハイド氏だ!!
彼も昔 ここにいたんだ!!!」
バン!!

サナバー「なるほどのー…
しかし一体何のためにこんな場所に…?
この格好は何か研究をしていたようにも見えるが…」

うさぎ「んピョーーーーーッ!! ピョオピョオピョイィーーーーーーーンッ!!!!!」
バタバタ

大魔女「うるさいわねアホうさぎ… ついに発情した?」

うさぎ「違うっピョ!
この人なんか見たことあるピョイィ〜?」

サナバー「むん? この1番端っこの人か?
むー…俯いてるし顔に影がかかってるからよく……ん!?
ぬ…まさか…こやつ…?!」

398 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 01:13:56 ID:PMtG3r5C
サナバー「これはマエラドではないか!?」

ざわっ

大魔女「なんですって? 本当?」

サナバー「わしにはそう見えるが」

大魔女「見せて」
ピラッ
大魔女「…………」
Zi〜〜〜…

サナバー「どうじゃ?」

大魔女「…確かに これは腐れ紳士だわ」

うさぎ「ねー!!」

大魔女「でも…この写真は10年以上前のものなんでしょ
そうだとしたら 写真の腐れ紳士と私達の知ってる腐れ紳士… 変わらなすぎじゃない?」

サナバー「む…確かに… 写真のマエラドも50代は行っているように見える…
つまり現在では60を越えていなければならぬ
しかしじゃ…あのマエラドが60歳を越えているようには思えん
てゆーか写真のマエラドと今のマエラド 全く同じ顔じゃあないか?」

ボケ妹「なんだと…じゃああのオッサン…年取ってないのか!!?」

亀「そんなの紳士(信じ)られない!! なんつってコレ」

大魔女「死ねーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」
ガスッ!!

亀「おんブーーーーッ!!!!!!」
ズザァッ

399 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 01:30:08 ID:doYquf52
マエラドって五十代くらいだったんだ

400 名前:実は:2010/06/23(水) 11:51:53 ID:PMtG3r5C
ボケ妹「こいつ…お化けかなんかなんじゃないの?」

亀「単にアンチエイジングの申し子かもしれないぜ?」

大魔女「なんでもいいわよ ブッ倒してからそれも聞き出せば」

サナバー「うむ… この場所にはもう手がかかりはなさそうじゃ
そろそろ二階へ行こうか」

大魔女「そうね」



ゴゴゴ… ピラリ
マリモス「ハァー…ハァー…ハァー…!」
たらたら ブルブル…

ワラース「ふへへ…どうした…
いつにも増して不審だぞ…」

マリモス「な…なんでも…!」
カタカタカタカタ



そして二階…


ヒュオオオオォ…

サナバー「なんじゃココは ホールか?」

ボケ妹「二階にホールって…なんだかおかしいね」


???「この城は変人が集まって作られた場所ですからね
多少おかしくても仕方ありませんよ…」
コツン…


大魔女「!! この声はっ!!!」

サナバー「ついに現れおったか…!」


ばば〜ん

みんな『マエラド!!!!!!』

401 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 19:10:12 ID:PMtG3r5C
みんな『マっ…マエラドォーーー!!!』
ばばーん

大魔女「腐れ紳士…!!」

マエラド「ミャンチュー君を倒したようですね」

大魔女「歓迎するとか言っといてやっとのおでまし?
今までどこに隠れていたのよ」

マエラド「ふっふふ…申し訳ありませんね…
実は先程まで少々手が離せない状況にありましてね…
ですが…もう大丈夫です」

サナバー「…?」

マリモス「ォア゙アアアアアアァーーーーーゥッッ!!!!!!!!」

ボケ妹「どっ どうした?!」

わなわなわな…
マリモス「負けた…
彼の髭は完璧だーーーー!!!!!
あんな素晴らヒゲを討たねばならぬとは!!!!!!!!
もし彼が普通のナイスミドルだったら…彼とわたくしはきっと親友になっていたに違いない!!!!!!
悲劇だ!!これは!!!!!!!!
アー モイ ゴッッッ(Oh my God!!!)」

大魔女「じゃあ死ねーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
バキッ!!!!!

マリモス「ぬべオッッ!!!!!!!!」
ズザー

402 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 19:13:19 ID:doYquf52
ロリコン空気読めw

403 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 20:48:42 ID:PMtG3r5C
マエラド「フホホホホ…
私だってあなた方と戦いたくなどありませんよ
不利益な戦いを望んでいるのはあなた方ではありませんか
何故分かってくれないのです? 永遠の夢の素晴らしさが」

大魔女「まだ言ってる…
永遠の夢ってのはつまり現実逃避でしょう? そんなん分かりたくないわよ」

マエラド「果たして全ての人がそうでしょうか?
荒みきったこの世界では私の考えに賛同する人の方が多いはずです」

大魔女「ゴタゴタうるせーわね!!!!!
ンな事はどうでもいいのよ!!!!!
とにかく私はあんたが気に入らないわ!!!!!
あんたの言動全てにうさん臭さを感じるのよ!!!!
全ての人間を幸せにするなんて いつまで聖人気取った戯れ事をぬかすきなのよ!!!
本当の目的を言えクソボケェーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ

マエラド「………」

ボケ妹「お 落ち着け」

大魔女「ハァー…ハァー…」

マエラド「やはり私とあなた達とでは話は平行線にしかならないようで…
大魔女フーリャン……世界の夢のため ここで決着をつけようではありませんか…!」
ギラッ

大魔女「化けの皮を剥いでやるわよ…腐れ紳士!!!」

404 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 21:01:12 ID:PMtG3r5C
ドドドドドドッ!!!

サナバー「おいフーリャンちょっと待て お主戦う気マンマンじゃないか?!」

大魔女「当然よ
私がやらなくて誰がやるの!!」

ボケ妹「お前…私様達にまかせるっつー約束はどうした!?」

大魔女「そんなもんどうでもいいじゃない」

ボケ妹「よくねーよっ!!」

やいのやいの


マエラド「どうしました? 仲間割れですか?
来ないというのならこちらから仕掛けますよ…」
スッ…


大魔女「ッ!! ほら来るわよ!!!
あんたらも構えなさいよ!!」
ジャッ

サナバー「うやむやにするなー!!」


マエラド「私の手を見てください」
もわわぁ〜ん もわぁ〜〜ん…


亀「なんだ!? 奴の手から何か…って…」


ドドドォーーーーーーンッッ!!!!!!


亀「うっ…うわァーーーーッ!! 怪物だ!!!!
怪物が僕を取り囲んでいるゥーーーー!!!!!!」


にやり
マエラド「ふふふ」

405 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 21:20:04 ID:PMtG3r5C
ズラズラズラズラッ…

サナバー「なんじゃあ…これは む…夢魔獣かっ!?」


マリモス「さっきまで気配すらなかったのに!!
これだけの数の怪物が一瞬にして現れるとは!!!」


ボケ妹「怪物は6体か…! …っつか…皆どこいった!?」
キョロキョロ


大魔女「わらわらと!!!! 雑魚に用はないのよ!!
ハム バクサボ メコレ!!!!!」

ちゅど〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!




ちゅど〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!
ボケ妹「ぐはァーーーーッ!!!!!
や…やりやがったなぁ…!!
オラーーッ!! 佩雨終鬚竚鉈ーーーーーーーーッ!!!!!!!」
ズゴァーーーーーーッ!!!!!!!



ドゴッ!!!!!!!
サナバー「おんブッッ!!!!!!!!
な…なんじゃ…何かがおかしいぞ!?」

406 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 23:31:17 ID:PMtG3r5C
亀「はぁはぁ…みっ みんなーーーー!!!
どこ行った!!!?」

バッ
怪物「死ねーーーーーーーーーー!!!!!!!」

亀「おんギャーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!」

ドカッ バキッ バキバキッ


サナバー「お…おかしいぞ!
か…怪物達が同士討ちを始めている?!」

ババッ
怪物「化け物死ねーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

サナバー「のわーーーー!!!!!! …ってその声は…フーリャン!!?」

怪物「…あ?!」
ピタッ
大魔女「あんたクソジジイ?」

怪物「そ…そうじゃ!」

大魔女「これはどういう事?
あんたが怪物に見えるんだけど」

サナバー「わしにもお主が怪物に見える!!!!
…だとしたら… この回りの怪物達も…他の皆か!!?」

大魔女「腐れ紳士が何かしたわね…」



ボケ妹「おらおら怪物めーーーー!!!!!」

マリモス「怪物はあなただっ!!!!!」

ガキキンガキーンッ!!!!



サナバー「みんなやめろーーーーーー!!!!
わしらは多分マエラドの術中に嵌まっとるんじゃー!!!
このままじゃ全滅じゃーーーーー!!!!!!」


ボコスカ ボコスカ


大魔女「ヒートアップしてんだから 口で言ってもワカルワケないでしょ
…ウンコ メコレ!!!!」

ブボーーーーーーーーーッッ!!!!!!!


みんな『ぎゃああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!』
バタバター

407 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 23:33:29 ID:doYquf52
ウンコメコレの万能性は異常

408 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 23:44:24 ID:PMtG3r5C
ボケ妹「な…何をしやがる!! 怪物が!!!!」

大魔女「落ち着けーーーーーーー!!!!!!!!」
ビタァーンッ!!!!

ボケ妹「ブッッ!!!!!」
ドサッ!

亀「う…うわーーーー!!! みんなはどこだーーーー!!!!!!」

大魔女「落ち着けーーーーーーー!!!!!!!」
ビタタァーンッ!!!!!

亀「ぐベラッ!!!!!」
ドスッ!

うさぎ「ピョイン!? ピョインピョイン!!?」

大魔女「落ち着けーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
バシィーッ!!!!

うさぎ「あピョーーーーーーッ!!!!!」
ズザザーッ!

ワラース「あやっひぃッ!! ひぃっひひひひひ!!! ひっひ…ぐっひっひっひっひっひっ!!!!!!!!!」

大魔女「うるせぇーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
ズゴッ!!

ワラース「ぶっふふふふゥーーーーーーーッ!!!!!!」
バコーッ!

大魔女「死ねーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドッッ!!!

マリモス「がふぉオーーーーッ!!!!!!」

サナバー「フーリャン! やりすぎじゃ!!」

大魔女「落ち着けーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!

サナバー「なんでっ?!!!!!!!!」
バザザ〜ッ!

409 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/23(水) 23:48:09 ID:doYquf52
ジジイとばっちりじゃねえかw

410 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 00:12:53 ID:qzyU3JZ1
ボケ妹「いっつつ…ハッ!! 大魔女!!!!」

大魔女「目が覚めた?」

マリモス「おぉう…一体何が起きたのです…」

サナバー「さっきまでわしらは仲間達が怪物に見えとったんじゃ
危うく仲間同士で潰し合う所じゃったわい…」

亀「なっ なんだってぇーー!!」



マエラド「おやおや もう看破してしまいましたか さすがですねぇ…」

大魔女「あんた…何をしたの!!?」

マエラド「いえ 何も…」

大魔女「答えなさい!!!!
バズカー バクサー メコレーーー!!!!!」
ドウゥーーーーーンッッ!!!!!


ヒュルルルルッ!!!!


ボケ妹「当たるぞ!!!!」


マエラド「ふふ…」

ヒュルルル… スッ…
スカーーーーーッ!!!!!


亀「なっ…何ーーーーーー!!!!?」

大魔女「バズカー バクサー メコレがすり抜けたですって!?」

マエラド「ニヤリ」

ボケ妹「や…野郎…! 一体どんな手品だ… このッ!!!」
ダッ!

マリモス「わたくしもっ!!!!」
ギュンッ!

411 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 00:44:02 ID:qzyU3JZ1
ボケ妹「たァーーーー…ラァッ!!!!
塲運動薄切蹴ッ!!!!!!」
シュザンッッ!!!!

スカッ!!!!

マエラド「ふふふ…」

ボケ妹「なっ なんでだぁ!!?
(まるで手応えがねー!!!)」

マリモス「一閃!!! 閃き斬りッ!!!!!」
ビュヒーッ!!!

スカッ!!!

マリモス「な…なんとォッ!!!!!」

マエラド「にやにや」

ボケ妹「わ…分かった!! こいつは映像か何かだっ!!!
本体は別の所に隠れているんだ!!!!!」

マエラド「ふふ…全然違いますよ
私は私…本物です…」
すっ…
モワモワワァ〜〜〜ン…

ボケ妹「うっ!? うわぁ〜〜〜〜〜っ!!!?」

マリモス「お…“落ちる”ーーーーーー!!!!!」

ガクガクーッ!


サナバー「チロリーンちゃん!!! マリモスーーー!!!!」

大魔女「スライス ヒュカラ メコレ!!!!」
シュピンシュピンシュピンッッ!!!!!!


スカスカスッカーーーー!!!!


マエラド「無駄です…そんな攻撃は」
スッ…
マエラド「相手に実体が存在してこそ意味があるものですから」

モワモワワァ〜〜〜〜〜ン!!!


みんな『う うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!』
ミョーン

412 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 01:12:52 ID:qzyU3JZ1
ヒューーーーーーーー……


亀「うっ…うひーーーーー!!!!!
いつの間にか変なトコ落ちてるよ僕らーーーーー!!!!!!!
旅行なら寒い所がいいのーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

大魔女「くっ… フワラル レーロー メコレ!!!」

しーん…

大魔女「反応がない…何故!!」

ボケ妹「い…いつまで落ちるんだよーーー!!!」


マエラド「あなた達はこのまま永遠に落ち続けるのです」
フワ〜…


サナバー「マエラド…!」

マエラド「これが私の夢催眠です この力は相手を問答無用に夢幻へ引きずり落とす…」

大魔女「夢催眠ですって…?!
なるほど… 前にあんたと対峙した時もこんなおかしな現象が起きたけど…
それもその夢催眠とやらの仕業って訳ね…!」

マエラド「ご名答
あなた方がこの夢催眠から自力で抜け出す事は出来ない
このままこの催眠世界で精神を擦り減らし続け そして死ぬのです」
ブン…

ブンブンブンブン…

マエラド「死ぬのです…」
マエラド「死ぬのです…」
マエラド「死ぬのです…」
マエラド「死ぬのです…」
マエラド「死ぬのです…」
ワラワラ…


亀「紳士が増えたーーーーー!!!!!
キモーーーーーーーーッ!!!!!!!」

413 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 01:55:34 ID:qzyU3JZ1
大魔女「ふん…催眠なんかで死ぬわけないでしょう!!」

マエラドズ『催眠中の死亡事故は確認されてますよ(知らんけど)
催眠でこうした幻を見せて精神を疲弊させ 幻と現実の区別が付かなくなった所で強烈な幻を見せればショックで死にます(知らんけど)』

大魔女「私達がそんなしょーもない死に方するかーーーーーーー!!!!!!!!」

マエラドズ『その自信…いつまで続くでしょう?
さぁこれから始まる夢の旅をご覧あれ
夢催眠・長い旅路の桃源郷!!!!!!』

カッ!!!


ギューーーーンッ…

ボケ妹「お…落ちる速度が加速していく!!」

うさぎ「ピョーーーーーッ 怖いーーーーーーー!!!!!」

大魔女「ビビるな!!!! こんなのただの幻なのよ……」

亀「うわァーーーッ ア…アレは…
マグマだーーーー!!!!! 僕らはマグマに落ちていくんだ!!!!!!
熱いのは嫌だーーーーーッ 旅行なら寒い所がいいのーーーーーーーー!!!!!!!!!」

大魔女「ビビんなってのに…」


マエラドズ『無駄ですよ
夢催眠は精神の奥深くへと入り込む…
そして精神の脆い部分から食い尽くすのです…
いくら気を強くもとうと…いずれそれも食いつぶされる!!!(知らんけど)』

414 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 03:35:27 ID:qzyU3JZ1
ドゥオッボーーーンッ!!!!!

亀「熱ーーーーーーッ…くない!!!!!」

大魔女「当たり前でしょ…」

ボケ妹「うわぁっ!! きょ…巨大なワニだ!!!!!」

巨大なワニ「ワニー!!」
あーん

うさぎ「食べられピョー!!!!」

巨大なワニ「ワニーー!!」
バクッ!!!


ぐーるぐーるぐーる!!!

サナバー「ぐぬはぁッ 目がまわるーー!!!
どーなるんじゃー! わしらはどーなるんじゃーーー!!!!!」


スポーンッ!!!!!


マリモス「で…出た… …ここは…」

亀「…宇宙だ!!!!!!」


バーン!


ボケ妹「キレーだな…」

ほわほわほわ〜ん…


亀「!!!! はわぁっ!!!!!!
なんだアレは!!!!!!」

ゴゴゴゴ…


亀「宇宙かたつむりだ!!!!!!!」

バンッ!!!
宇宙かたつむり「ぬーるぬる!!!!!!! ぬーるぬる!!!!!!!! ぬーるぬる!!!!!!!!」

亀「宇宙なめくじまでいるぞ!!!!!!!」

ドンッ!!!
宇宙なめくじ「ぬーるぬる!!!!!!! ぬーるぬる!!!!!!!! ぬーるぬる!!!!!!!!」

宇宙かたつむり&宇宙なめくじ「二人は仲良し!!!!!!!」


大魔女「意味わかんねーーーーーー!!!!! 助けて!!!!!!!!」

415 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 03:50:36 ID:qzyU3JZ1
宇宙かたつむり&宇宙なめくじ「宇宙の果てのリゾートへおいでませおいでませ」

うさぎ「リゾート!! 行きた〜い!!」


ズズズズゴゴォ〜…

亀「あぁっ どこへ行くんだ軟体動物コンビーーー!!」

うさぎ「チィ達もリゾート行きたいっピョーー!!」


2人(匹)はいなくなった…


ボケ妹「こんな大宇宙に取り残されて私様達はどうすればいいんだーーー!!!!」

亀「宇宙怖い! 宇宙怖いよー!!」

大魔女「あんたら正気に戻りなさいよ…」

サナバー「ぬう…皆落ち着け!!
銀河を感じろ!!!! さすれば行くべき道が見えてこよう!!!!!」

大魔女「クソジジイ……あんたまで…」
ズーン…

サナバー「メタスト銀河へ行きたいかーーーーーー!!!!!!!!」

みんな『行きたい行きたいッ!!!!!!』
わーっ!!

サナバー「メタスト銀河で土地を買おーーーーー!!!!!!!」

みんな『目指せ銀河の大地主!!!!!!』
わーっ!!!


大魔女「あーもうこいつら完全に食われてるわね…情けない!」

416 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 13:21:03 ID:qzyU3JZ1
〜 2時間後 〜



サナバー「メタスト銀河へ行きたいかーーーーーー!!!!!」

みんな『メタスト銀河に行きたいぞーーーーーー!!!!!』
ワーッ!!

サナバー「メタスト銀河で一儲けしたいかーーーーーーー!!!!!!!!!」

みんな『みんなで掴もうビッグマネー!!!!!!!!』
ワーッ!!

サナバー「メタスト銀河で土地を買おーーーーーーーー!!!!!!」

みんな『メタスト銀河の土地を買うぞーーーーーーー!!!!!!』
ワーッ!!

サナバー「メタスト銀河にマイホームを建てたいかーーーーーー!!!!!」

みんな『目指せ庭付き一戸建て!!!!!!!』
ワーッ!!

サナバー「メタスト銀河に行きたいかーーーーーーー!!!!!!!」

みんな『行きたいぞーーーーーーーー!!!!!!!!!』
ワーッ!!

大魔女「行きたいぞーーーーーーーーー!!!!!!!!」
ワーッ!


フーリャンも食われた…
         THE END...

417 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 21:00:45 ID:qzyU3JZ1
大魔女「……っハ!!
私としたことが…危ない危ないッ…!!
糞が…私がこんなもんに負けてたまるかっ!!!!!」
キッ…キーーーン!!

大魔女「………私自身に暗示をかけた…催眠になど負けない強い暗示…!
これで幾分かはもつわね…多分」


サナバー「メタスト銀河へ行くぞーーーー! クロールで行けば速いぞーーーー!!!!」

みんな『宇宙遊泳したる!!!!』


大魔女「…あのアホ共をなんとかしないと…」


サナバー「メタスト銀河ーーー!!!!」

大魔女「こら クソジジイ」

サナバー「なんじゃ」

大魔女「あんた マエラドの夢催眠にまんまとハマってるわよ
恥ずかしいから目ェ覚ましなさい」

サナバー「目ならとっくに覚めておる!!!!
メタスト銀河の朝は速いぞ!」

大魔女「メタスト銀河ってなんなのよ…」

ボケ妹「大魔女!」

大魔女「ボケ妹…」

ボケ妹「私様の目は覚めているよ!!」

大魔女「そ そうなの? 良かったわあんたがまともで…」

ボケ妹「あぁ! 凄い銀河を感じる…!!」

大魔女「あァ…ダメだわ…」

418 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 21:21:16 ID:/J0BnKG1
メタスト銀河ってなんだよwww

419 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 22:12:40 ID:qzyU3JZ1
大魔女「正気に戻れっつんてんのよこの半ナマどもがーーーーー!!!!!
ウンコ メコレ!!!!!!」

し〜〜〜ん…

大魔女「ちっくしょーーーーーーー!!!!!!!」
ダ〜ン!!
大魔女「どうやったらこの催眠から抜け出せるのよーーーーーー!!!!!!
大ピンチじゃないのよーーーーーーー!!!!!!」

サナバー「みんなーーー!! 見るんじゃ!!!!!」
バッ!


ゴゴゴゴォーーーーーーーーッ!!!!!!!


サナバー「隕石が迎えに来たぞーーーーーい!!!!!!」

ババーーーーンッ!!!!!

大魔女「ちょっ…当たるーーーーー!!!!!!!」
ドヒャーッ


ズゴゴゴゴゴ… ドッ!! ぼぶん!!!!

大魔女「や…やわらかい!!!!!!」

バン!!!!!!!!

420 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 22:43:47 ID:qzyU3JZ1
大魔女「やわらかい隕石って何よ!!」


ゴゴゴゴ…

やわらかい隕石「どこまでだい?」


大魔女「しゃべったーーーーーッ!!!!!!」
ズコーッ!!


みんな『メタスト銀河まで!!!』
わっ!

大魔女「行くの!!? そんな得体の知れないメタスト銀河に行くというの!!!?」
ガガーン!!


やわらかい隕石「よっしゃ!! 分かった!!!
こんな美男美女の集団を乗せられるなんてオッチャン嬉しいなぁ!!!
この広い大宇宙で出会えた奇跡を祝しながらメタスト銀河までひとっ飛びしたる!!!
乗りな!!!!」


大魔女(やわらかい隕石気さくだーーー!!!!!)
ズーーーーン!!!


サナバー「みんな乗るぞ!」

ワラワラ…


やわらかい隕石「行くでーーーーーーー!!!!!!!」
ギューンッ… ギュンッッッ!!!!!!!


みんな『レッツ!!! メタスト!!!!!!』

大魔女「疲れた…」

421 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/24(木) 23:42:57 ID:qzyU3JZ1
ギューン…

ボケ妹「うわー 速いなー
星が細長くなって通り過ぎて行くよ!」

やわらかい隕石「それは手打ちうどん現象って言うんだよ」

ボケ妹「へー 手延べうどん現象じゃダメなのかなー」

大魔女(………)

亀「アウチ!!!!」

やわらかい隕石「どうした!?」

亀「ペ…ペンが指に刺さったー!!」

やわらかい隕石「おいおいー
隕石の上で引赤するなー ガッハッハッハッハッハッハ!!!!!」

大魔女(………)

亀「はははー! オッチャンくだらねー!!」

大魔女(………うん)



ゴゴォーーーーー…


やわらかい隕石「見えて来た アレがメタスト銀河だよ」


パアアアァ…

マリモス「おぉ! あの茶色い光が!!」

ワラース「うへふふふ…ぐふっ! …うんこみてぇ…ひひひッ!!!!!」


やわらかい隕石「あと10分で近くの惑星に到着だ…
……!!!! ひ…ひわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!」
ビクーッ!


サナバー「どうしたんじゃやわらかい隕石!!!?」

422 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 00:20:51 ID:QIfjl22q
隕石「ブルルンブルンブルルルーンッ!!!!!」


大魔女「また隕石だわよ…」


やわらかい隕石「あいつぁ…暴れ隕石だよ…!!
厄介なのに出くわしちまった!!!!!」

亀「暴れ隕石!? な…なんだそれは」

やわらかい隕石「暴れ隕石… 生れついての暴走特急で無法の鉄砲玉よ…
大宇宙を荒らし回り 破壊した惑星は300 破壊した恒星は20 再起不能にした銀河は5つにものぼる…!
他の隕石を遥かに抜き去る超光速のスピードの持ち主だ…
別名ノーブレーキボーイ」

ボケ妹「は 半端ねー」

やわらかい隕石「あいつに目をつけられちゃおしまいだ
しばらく宇宙ガスの影に隠れよう…」
コソ…


暴れ隕石「ブルンブルンブルルーン… …!
ブルルルーーーーーン!!!!!」
ギャアアァァッ!!!!


サナバー「もう見つかった!!!!」

やわらかい隕石「しまった!!!! 宇宙ガスは透明だ!!!!!!
隠れても意味がない」

大魔女「お前バカーーーーーーーーーッ!!!!!!」

423 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 00:26:59 ID:ysKaiujm
やわらかい隕石が思いの外キャラ濃いwww

424 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 01:04:46 ID:QIfjl22q
暴れ隕石「ブォンブォンッ フウォオーーーーーーーンッッ!!!!!!!」
カーッ



マリモス「は…速い!!! なんてスピードだ…
体当たりするつもりですかな?!」

やわらかい隕石「だろうな…」

亀「どうするんだーーー!!!!!」

やわらかい隕石「……ハア〜… 腹ァくくるしかねぇか…」

ボケ妹「何をする気だっ?!」

やわらかい隕石「もち 真っ向勝負よ!!!!!
光速のぶつかり合いだ!!!!!!」

ボケ妹「無茶だ!!!!!!!!!!!
お前やわらかいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

やわらかい隕石「無茶だと思えた時こそネバーギブアップ!!!!
ネバーエンディングメテオ!!!!!!!!!」

大魔女「何を言っているのよあんたは」

やわらかい隕石「しっかり掴まってなーーーー!!!!!
うおおぉーーーーーーーー!!!!!!!!」
ビャアーーーッ!!!!!!


サナバー「うああぁっ!! 速い!!!!
これがやわらかい隕石の本当のスピード!!!!!」


暴れ隕石「ブルルーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!」

やわらかい隕石「妹の仇ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」


大魔女「妹ってなんだーーーー!!!!!」


ゴオオオオオーーーー… カカッッ!!!!!!!

425 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 01:31:35 ID:QIfjl22q
カッ…




その時




ギュギュギュギュギュギュゥアアァァァ〜〜〜…
カアアアアァァァァァーーーーーーッ…!!!!



光速のスピードの隕石と隕石がぶつかった事で

雰囲気ブラックホールが生まれた!!!!!



ギュウウウウウウウゥーーーーーンッッ!!!!!!

サナバー「ブ…ブラックホールに飲み込まれるーーーー!!!!!」

大魔女「急展開だわ…」

ワラース「あひゃひゃひゃ!!!!! まるで掃除機に吸い込まれるゴミだなw」

亀「うはあああああぁぁ!!!!!!!!
ブラックホールに突撃取材するレポーターがいまだかつていただろうかァーーーーー!!!!!!!」


ズズズゾゾゾゾゾゾゾーーーーーッッ……

スウゥゥ…



やわらかい隕石「ハァ…ハァ… き…消えてもた…」

ガクッ…
やわらかい隕石「宇宙の運び屋をやって30年…
お客様をブラックホールに飲み込まれてしまうなんて…!!!!
これはもう引責辞任するしかあるめェ……隕石だけに なんつってコ」

暴れ隕石「ブオーーーーーーンッッ!!!!!!!」
ズガーッッ!!!!!!

やわらかい隕石「ギャギャアァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
ドッカーーーーーーン!!!!!

426 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 13:17:27 ID:QIfjl22q
その後……


ブラックホールに飲み込まれたフーリャン達は 様々な場所に飛ばされ想像を絶する大冒険活劇を繰り広げた…
しかし この大冒険をフーリャン思い出したくないようなので省略する…



―――――…

最後にたどり着いた 宇宙の果て…



カッ!!

大魔女「はぁ…はぁ… はあぁ…」
ズーン…

うさぎ「ピョイィ…あつい〜」

ボケ妹「青い海に白い砂浜…照り付ける太陽にヤシの木……
ここは一体…」

亀「あっ!! 見ろよ 宇宙かたつむりだぜ!!!!!」


宇宙かたつむり「宇宙の果てのリゾートにおいでませおいでませ」

サナバー「まさか!!!! まさかここが宇宙の果てのリゾート!!?」

宇宙かたつむる「うん」

うさぎ「わーい! やったピョーーー!!!!」

ボケ妹「ん? なぁ相方のなめくじはどうした?」

宇宙かたつむり「この日差しで…溶けて死んだよ………」

みんな『…あぁ……』

チーン…

427 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 20:55:00 ID:ysKaiujm
なめくじwww

428 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 22:29:35 ID:QIfjl22q



宇宙かたつむり「所詮なめくじなんてよぉ… かたつむりの劣化版なんだよ…
カラのねーダセーフォルム… 笑えちまう…ヒック!
アイツにそれを言うと毎回毎回キレてきやがって… いつも喧嘩さ…
バカみてーに殴りかかってくるアイツに俺はカラを閉じて絶対防御…
殴る拳が痛くなってうずくまるアイツを俺は嘲笑って…また喧嘩…
シケた野郎だったよ いなくなってせーせーしたぜ
ヒック! あーっ 安酒だな…安すぎて涙が出らぁ」
ポロポロ…

ボケ妹「お前それただのヤシの実ジュースだぞ」

宇宙かたつむり「うるせー!!
とりあえず聞けよ! かたつむりがどれほどダサなめくじより優れてんのか…」

亀「はいはい」



宇宙かたつむりは延々と宇宙なめくじの悪口を吐いていた

しかし皆は知っていた
それがただ 悲しさを紛らわせているだけの強がりなのだと 知っていた
それが友へのたむけの言葉だと
知っていた

だから皆 宇宙かたつむりの悪口を静かに聞いていた……




大魔女「……腐れどうでもいい… ハァ……」




――― マエラドズ『ふふふ さすがに粘りますね…大魔女フーリャン
 しかしあなたの様に抗えば抗うほど 精神の疲弊は速度を増すのです
 そのまま自分の首をしめるといい…』 ―――


ゴゴゴゴゴ…

429 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 23:19:50 ID:QIfjl22q
宇宙かたつむりのために宴を催した…

ドンチャンドンチャンドンチャン♪


じーわじーわじーわ…

サナバー「宇宙の果てのリゾートは夜も暑いのー」


わーわー

亀「漫才します!!
エンデリルとチロリーンのコンビで 『人権侵害』でーす!」

ボケ妹「なんだそのコンビ名!!!!
人権侵害してるのはお前だけじゃねーか!!!! 私様まで巻き込むなーー!!!!
却下却下!!!!」

亀「なにー? 自信あったのになー」

ボケ妹「よくそんな自虐的な名前に自信もてたなしかし…」

亀「じゃー君はどんな名前がいいんだ?」

ボケ妹「『THE勇者』…なんてどう?」

亀「たはーッ! 偉そうに人にモノを言っておきながら…君も自分の事しか取り上げてねーじゃん!!」

ボケ妹「ぐっ…」

亀「うーんそうだな… …うん よし
ここはお互いに遺恨が残らないように
『人権侵害勇者』で手を打とうじゃないか?」

ボケ妹「人権侵害する勇者ってなんだーーーー!!!!
却下だろーーーー!!!」

亀「ったく…文句が多いな…
お前のプライベートを24時間完全隠し撮りして雑誌に載せるぞコラ」

ボケ妹「人権侵害すんじゃねぇえええーーーーーーーーーッ!!!!!!!」



大魔女「BOOーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


宇宙かたつむり「ハハハ…楽しいや… ハァハァ…」

サナバー「どうした 息が荒いぞ」

宇宙かたつむり「いや…ただ笑いすぎただけさ…フゥ…」

サナバー「?」

430 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/25(金) 23:35:27 ID:QIfjl22q
亀「…じゃーさ これはどうだ?
『勇者の人権』」

ボケ妹「ふ 深くなった!!!!!
なんだかとっても考えさせられるような名前になった!!!!!!!!!
社会派っぽいぞ!!!!!!」

亀「『勇者の大人権』」

ボケ妹「『勇者の大冒険』みたいに言うなよ!!!!!!」


数分後…

ボケ妹「ふー…終わった終わった」

亀「いい汗かいたぜ 君とはいいコンビになれそうだ」

ボケ妹「もうやらないよ」


つかつか…
大魔女「……」

ボケ妹「ん? なんだい」

大魔女「……25点!!!!
もっと突っ込みを磨きなさい」

ボケ妹「なんで評論家みたいになってんだよ!」

431 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 00:45:11 ID:vd4V3qdW
宇宙かたつむり「君達は何をしている人達なの?」

亀「ははは!! よくぞ聞いてくれた!
何を隠そう僕らは!!!!!!!! ……
アレ? 僕らは何をしてんだっけ?」

みんな『ズコーーーーーーッ!!!!!』
ズコー

ボケ妹「何を寝ぼけてんだよ!!!!
私様達は…………アレ?」

サナバー「ぬ…ぬぅ… わしらは一体何をしていたのか…」

マリモス「思い出せませんなぁ…?」


大魔女(こいつら………)


亀「な…何かと戦っていたような気がする… う〜〜ん…
何と戦っていたんだろう… “社会”という巨大な存在と戦っていたのかもしれない…」

大魔女「何よそれ…」

宇宙かたつむり「ふーん 君達って凄いんだね
強大なモノと戦っているなんてカッコイイよ」

ボケ妹「そう思うなら… お前も一緒にこないかい?」
ドン…!

宇宙かたつむり「え…?」
DOKIN…!

432 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 01:05:05 ID:vd4V3qdW
大魔女「おい」


宇宙かたつむり「俺なんかが…?」

ボケ妹「一緒に戦おうよ!!!!! 何かと戦おう!!!!!!」

亀「そいつぁーいい考えだぜ!!」

うさぎ「ピョン!」

サナバー「わしも賛成じゃ」

マリモス「貴方なら大歓迎ですな」


大魔女「おい」


宇宙かたつむり「でも俺なんかが仲間になっても…
俺なんて 敵を粘液で包み込んで溶かしてブッ殺す事くらいしか出来ないよ…?」

ボケ妹「そんなの些細な問題さ!!
共に戦ってくれるだけで意味がある!!!!」

宇宙かたつむり「………ありがとう…
…………いい…かな 俺も仲間になって…」

みんな『もちろん!!!!!!』
ワッ!!!!


宇宙かたつむりが仲間になった!!!




大魔女「おい」

433 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 09:00:14 ID:1mQD+zv/
仲間になったwwwww

434 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 12:39:05 ID:vd4V3qdW
亀「おーしっ! 宇宙かたつむりの仲間入りを祝して も一度宴だーーー!!!!」

わーッ!!!!!


ズンチャ♪ ズンチャ♪



――――

ボケ妹「でもさ 仲間になっても“宇宙かたつむり”って呼ぶのはアレじゃないかな」

サナバー「お主名前はないのか?」

宇宙かたつむり「ないよ」

亀「うーんそのままだと呼びにくいからなー
よし んじゃーみんなで宇宙かたつむりの呼び名考えようぜ!!!!」

マリモス「名案ですな」

ボケ妹「なんて名前がいいかな…」

大魔女「“まきグソ”でいいじゃない」

まきグソ「ええッ!?」

サナバー「“ぬるぬる太郎”なんてどうじゃろう?」

ぬるぬる太郎「えぇッ!?」

ボケ妹「“S・狩吾”がカッコイイと思うな」

S・狩吾「えぇッ!?」

うさぎ「“かっちゃん”!!」

かっちゃん「えぇッ!?」

マリモス「“ヌ・ボヤーズ・ミハエル・シュトゥイン・ベルゴート2世”などは?」

ヌ・ボヤーズ・ミハエル・シュトゥイン・ベルゴート2世「えぇッ!?」

ワラース「“牛歩野郎”…ひっひ…」

牛歩野郎「えぇッ!?」

亀「ここは一周して“かたつむり”にするのはどうだろう?」

かたつむり「えぇーッ?!」

435 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 13:23:14 ID:vd4V3qdW
一時間後…

亀「なかなか決まんねーな」

ボケ妹「やっぱこう ビシッとしまった名前がいいよなー」

大魔女「面倒臭いわね まきグソで十分でしょ…
それが駄目なら“ウムリ”とか」

みんな『!!!!!!!!!』
ハッ!!

大魔女「な なによ…」

みんな『それだーーーーーーーーーッ!!!!!!』
ビシーッ

大魔女「えぇー…」
ズーン

ボケ妹「ウムリ!!! いいじゃんウムリ 響きがいい!!!!!」

サナバー「あぁ! 素晴らしいネィミングじゃっ!!!


うさぎ「それ決まりーーーーー!!!!!!」

亀「これからはお前はウムリだ!!! いいか!!!?」

ウムリ「ウムリ……えへへ なんだか嬉しいや!」

大魔女「い いいんだ……
“宇宙かたつむり”を略しただけなのに…」

436 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 22:50:13 ID:vd4V3qdW
ウムリ 生誕!!!!!


みんな『ウムリ!! ウムリ!! ウムリ!!』

ウムリ「俺がウムリだっ!!!!!!!!」

みんな『わーーーーーーーーーーーッ!!!!!』
わー!!




―――― 就寝


サナバー「今日は騒ぎに騒いだな もう寝よう」

亀「そうだな!
明日からの冒険に備えよう!!
伝説のポラロイド写真7枚を集める大いなる大冒険にっ!!!!」

大魔女「ちげーよバカ」

ウムリ「大冒険…かぁ」

ボケ妹「大冒険ったって 宇宙を渡って来たお前からしたらシケた冒険だろうけどね」

ウムリ「はは…そんな事ないよ
宇宙には何も無かった 心躍らせる景色も 出来事も」

亀「なら期待しろよ!!
世界にはお前の驚く景色も出来事も一杯だ!!!
これからは僕らと一緒だしな!!!!!」

ウムリ「………うん
…みんなと逢えて良かった
俺だけこんな幸せになったら…宇宙なめくじのやつ怒るかな」

サナバー「いや きっと祝福してる」

ウムリ「……………うん」


じーわ じーわ じーわ…

ボケ妹「あーしかし やっぱ暑いなぁ」

ウムリ「………フゥ …俺もう寝るね」

亀「おう いいドリームみろよ」
ウムリ「うん…
おやすみ… …みんな」
ゴソリ…

437 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/26(土) 23:07:03 ID:vd4V3qdW



―――――…

ゆさゆさ

??「――… ………レディ… ーリャンレディ…」

大魔女「ん… ム…」
ゴロリ…

??「フーリャンレディ!フーリャンレディ!!」
ゆさゆさ

大魔女「はっ!」
パチ!

マリモス「フーリャンレディ!!!!」
ばーーん!!

大魔女「キャーーーーーーーーーーッ!!!!!!
外道退散ンンンンーーーーーーッッ!!!!!!!!!」
バチコーンッ!!!!

マリモス「あブらーーーーーッ!!!!!」
バターン!

大魔女「貴様ーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!
私に何をしたーーーーーーーッ!!!!!!!」

マリモス「わ…わたくしは何もしとおりませんぞ… いつつ…」

大魔女「死ねーーーーーーー!!!!!!
ドアップで私に寄るなーーーーーー!!!!!!」
カーッ!!

マリモス「そ…そんなことより!!!!」

大魔女「…何よ!」

マリモス「…こっちへ…!!」

大魔女「……あ?」

438 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/27(日) 04:35:12 ID:KOhQRspw
じーわじーわじーわ…


大魔女「これは…」


ころり…


サナバー「起きたらもうこの状態じゃった…」

亀「ウムリ… 殻だけになっちまった…」

ボケ妹「暑さにやられて溶けたんだ…夜暑かったから…
…くそっ なんで気付かなかったんだ…」

うさぎ「ウムリ〜〜〜…ぴょうぅぅっ!!!」

マリモス「…ぬ 殻の中に手紙が…?!」

サナバー「な…なに!!!」

ガサリ

亀「…こりゃ 歌だ」





でんでんなる音色聞こえる蒸し蒸しと暑い夜 聞こえてくるのは宇宙かたつむりのためのバラード
俺の頭は至福状態 満たされて 満たされて
ありがとう ただ一言だけ ありがとう
つかの間の夢のようだったけれど 槍の様な鋭いソウル宿らせた皆と仲間になれた
名乗るなまえをくれた
俺は 胸を張ってアイツに会いに行こう
待つ友の元へ



亀「うおおお…っ ウムリ……!!!!」

みんな『ウムリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』



たまごの中身じゃなくて殻を食う…
こんな遠慮がちな生物が他にいるかい…?
                 by.ウムリ

439 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/27(日) 11:09:08 ID:Gxa5Ooma
なぜか感動した

440 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/27(日) 21:06:54 ID:KOhQRspw
ボケ妹「ウムリーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

亀「僕らは忘れねぇ…君をっ!!
ウムリは僕らの仲間さ… いなくなってもそれは…決して変わらない…」

うさぎ「お墓を建ててあげよ…」

サナバー「うむ…ウムリの殻を墓標にしよう…」

大魔女「たかがかたつむりにあんたらときたら…」


そして


チーーーン…

マリモス「立派なお墓ですな…」

ワラース「砂浜の……うんこ… ブヒッ!!!」

亀「ウムリ…最後だ
君の残した歌を僕が歌うよ…」
スッ…
亀「『一時人と軟体』…Eアレンジバージョン……」

チャン…チャン…

亀「でんでん鳴るゥ〜〜アッ 聞こえるゥアッ 蒸しゃ蒸しゃと暑ちゅい夜ェイアッ!!!!
きこえてくるゥゥ〜ヌァ゙ァ゙ッ うちゅカタツムリーのためぃねぃバラーデァ---ッ!!!!
俺の頭はスーパー至福状態ィ〜ヒィ〜〜ンッ!!!! 満たされます!! 満たされますとも!!!!
ありがとうマジありがとう それだけ!!!!!」


大魔女「アレンジどころか改悪じゃ?」


亀「つっかーにゃまっ!……ボエッ」




その時 興奮状態となったエンデリルの歌声は『騒音ボイス』になった


亀「ボエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!」
ギギギギギィィッ!!!!

みんな『ぎゃあああああああああああああーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!』

441 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/27(日) 23:32:36 ID:KOhQRspw
亀「ボエボエボエェ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!」
ギギギギギアアァァァーーーーッ!!!!!

みんな『おんギャアアアアアァァァーーーーーーーーッ!!!!!!』


大魔女「でっ 出歯亀ェェェーーーーーッ!!!!
歌うのやめぇーーーーーーッ!!!!!」


亀「ボエェ〜〜〜ッ ボエボエェ〜〜〜〜〜…」
ポロポロ…


サナバー「な 泣いとる!!!! 話を聞けーーーい!!!!!」
うさぎ「耳穴が裂けピョー!!!」



グニャアァ…


マリモス「これは!?」

ワラース「うへへへ…景色が歪んでく…」

大魔女「…まさか!?」


亀「ボエェーーーーー!!!」


ボケ妹「ッ… …このバカ! こうなったら力付くで…」

大魔女「待ちなさい ボケ妹!!」

ボケ妹「?!」

大魔女「このまま…このまま亀に歌わせなさい!!」

ボケ妹「なんで!!?」

大魔女「なんでもよ!! いいからっ!!!!」


亀「ボ〜〜〜エ〜〜〜ッ ボエェェ〜〜〜〜 ボエエ〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!」
ギョオオオオオオォッ…


グニャグニャ…グニャニャアァッッ!!!!!
バリリィーーーーーン!!!!!!!

サナバー「せ…世界が崩れる!!!!!」



バキャアアアァァァーーーーーーンッッ!!!!!!!!!

442 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/28(月) 21:06:45 ID:/N/y03Rj
ビキビキビキッ…パリーーーーンッッ!!!!!!


しゅうううううう…



亀「……! …!?
アレ…ここは!?」

大魔女「も…戻った」

サナバー「ぬっ…ぬぬぬ…
わしらは一体どうしていたんじゃ…? …頭が痛い…」

ボケ妹「…うーん… なんか かたつむりがどうこう言ってた気がする…
……んーーー…なんだか夢を見ていた様だ…
そういや 私様達はマエラドと戦っていたんだっけ…!?」

大魔女「こいつらも正気に戻ったようね…全く」



フラフラ…
マエラド「ぐっ…私の夢催眠が破られましたか…!
あなたの“声”は……どうも苦手です」


大魔女「そうか…さっきの亀の声で…!
そういや前にも亀が腐れ紳士を退散させた事があったわね…」


マエラド「もう一度…もう一度……!
今度は更に夢の深遠へと誘ってさしあげましょう…!!」
ヒュコォォ…!


サナバー「ま…またアレが来る!!!」

マリモス「ぬゥん…こちらの攻撃が当たらぬ以上アレを止める手立てはない…!
されるがままですぞ!!!」

大魔女「…」


マエラド「夢催眠…」
キィンー…

大魔女「シュプク ギャジュレインボウ メコレルギオドレイズッッ!!!!!!」
カッ!!

443 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/29(火) 01:06:36 ID:Nv9Vd7uH
大魔女「シャワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!」
しゃわわ〜


ボケ妹「アレは!!!! 前にも私様に使った魔法だ!!!!
あの魔法はたしか…!」


じゅおおぉぉーーーッ!!!!!
マエラド「ぐおおおおぉーーーーーッ!!!!!!」


サナバー「な…なんと!!!! 当たりおった!!!!!!」

亀「なぜ一体?!!!!」


大魔女「…今の魔法は エネルギー体や非実体にダメージを与える魔法よ
物理的な攻撃を持たないあんたを私は“実体がない”と仮定してイチかバチか試してみたら…
…まさか 本当に効果があるとはね…
あんた…まさか幽霊?」

亀「な!!! なにーー!!!!!!
ユーレーー!!!? 奇跡のシャッターちゃんすッ!!!!!」
パシャ!パシャ!


マエラド「……」

444 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/29(火) 02:57:50 ID:Nv9Vd7uH
マエラド「……あなたには本当に…驚かされる…
この姿でダメージを受けたのは…久しぶりだ…」

大魔女「あんた幽霊なの?
だったらさっさと成仏しなさいよね」

マエラド「………フ」

大魔女「のんきにニヤついてられるのも今のうちよ!!
亀!!!!!」

亀「うん!?」

大魔女「あんたの声!
また聞かせてやりなさい!!!!
奴が怯んだトコロでまた魔法をお見舞いしてやるわ!!!」

亀「オーケーッ!!!!
騒ッ音ッ ボーーーーーーーーイスッ!!!!!!
ボエェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!」

ギャギャギャアアアァァッッ!!!!!!!


マエラド「……うぬっ」
フラ…


サナバー「い…いいぞーーーー今じゃーーーー!!!!
つーかうるせッ!!!!!!」


大魔女「死ねーーーーーー!!!!!!!
シュプク ギャジュレインボウ メコレルギオドレイズーーーーー!!!!!!!!!!」
シャワワワーーーーッ!!!!!!!



ばっちゃあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!!


ボケ妹「うおおおおおおおっ! モロぶっかかった!!!!」

マリモス「決まりましたか―――――…ッ!!!!!!」



ムクムク…ズズズズズズッ


うさぎ「ぴょッ?! 大っきくなってくピョイィ!!!?」


ムクムクムク〜〜〜…
マエラド「ハアアァ…」

445 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/29(火) 13:32:15 ID:Nv9Vd7uH
大魔女(効いていない―――…いやそれよりもッ!!
腐れ紳士のオーラが凄まじく変化していく…!!)


ズズズッ!!!!
マエラド「はァァァァ〜〜〜〜ッ…!!!!!!」
モリモリ…

ドズゥーンッ!!!!!


ボケ妹「なっ!!!」

サナバー「んなァッ!!!!」

うさぎ「ピョイィィッ!!!?」

亀「はぁーーーーッ?!」

マリモス「ぬぅん!!?」

ワラース「い゙ーーヒヒヒッ!!!!!」

大魔女「こいつは…!!」


マエラド「ゴオオオォーーーーーッ!!!!!」
ドォーーーンッ!!!!


みんな『マエラドがゴリラ(巨大なゴリラ)になったーーーーーーーーッ!!!!!!!!』
ガーーン!!!!!


ボケ妹「デケーーーッ 5mはあるよっ!!!!」

ぱくぱく
亀「マ…マエラドがでかいゴリラッ!!!!
巨リラドになったぞぉぉおおぉぉぉぉッ!!!!!!!」



マエラド「これも 私だ……」
ゴオオ…

446 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/29(火) 18:33:36 ID:Nv9Vd7uH
大魔女「幽霊だったりゴリラだったりなんなのよアンタはッ!!!!!」

亀「ウ…UMAだ…!!!」
ゴクリ!!

マエラド「はあああぁ…
この姿は出来れば晒したくなかった…
だが…人間姿の私に実体はなく…こちらから物理的攻撃は出来ない…
しかしこの姿の私には実体が存在し…あなた方にも攻撃出来る…!!!」


サナバー「姿を変える事で実体を得たり消したりが出来るのか!?
そんなコト聞いたことがない!!!!」


ギュオッ!!

亀「は」

バキッッ!!!!!!!
亀「ぶべエーーーーーーーーッッ!!!!!!!!?」


大魔女「!!?」

みんな『!!!!!!?』


亀「ぐわたーーーーーーーーッ!!!!!!」

ドッカーーーーーンッ!!!!!!
しゅううううぅ…


マエラド「…夢パンチ…」


ボケ妹「なっ…なんだ今のパンチ…」

マリモス「まったく見えなかった…!?」

大魔女(いや…違う)

447 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/29(火) 22:54:35 ID:Nv9Vd7uH
大魔女「見えなかったんじゃない…“気付けなかった”
気がついたら出歯亀が吹っ飛んでいた…」


亀「きゅう…」
ズーン…


ボケ妹「誰かマエラドの攻撃の瞬間を見た奴いねーのかよ!!」

みんな『NO!!!!!』


マエラド「分かるはずがありませんよ…
今のパンチは“夢パンチ”」


ワラース「ブッッ!!!!! ギャッッハハハハハハッ!!!!!
なんだそりゃ…ダッセェのっ!!! ヒーッヒャアヒャアヒャアヒャアッ!!!!」


ビュンッ…
ドゴーーーーーーーッッ!!!!!!!


ワラース「あんブれらァーーーーーーッ!!!!!!!」
ズドーーン!!!!!


サナバー「ワ ワラースーーーーーーー!!!!!!!」
ガガーン!

マリモス「また分からなかった…!!」


マエラド「あなた方の意識の隙間を狙い
動作を認識させぬ不可視の攻撃…!!
それがこの私 “リアライズマエラド”の夢体術です!!!!!!!!!」
バーン!

448 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 00:15:30 ID:TbTjZNDS
ワラース「きゅふふぅ」
ズーン…


ボケ妹「意識の隙間!? 不可視!?
意味わかんねーー! つまりどういう事!!?」

大魔女「瞬きみたいなもんかしら」


Rマエラド「ふふ まぁ簡単に言えばそうかもしれませんね
ただし瞬くのは眼ではなく “意識”
人の意識とは コンマ数秒単位で瞬きを繰り返しているのです
私にはその瞬きが手に取るように分かるのです…
あなた方全員の“意識”が同時に瞬いて閉じた時に攻撃する…!
その時 あなた方は私の攻撃を認識出来ないのは必然!!」


大魔女「…意味が分からん!!
あんた適当に言ってんでしょ」


マエラド「つまり…こういう事ですよ」


ドゴアァッ!!!!
マリモス「ふぉあぁぁぁーーーーーーッ!!!!!!!」

バゴゴーーーーンッ!!!!!!

しゅううぅぅ…



みんな『………』
しーん



マリモス「誰も『マリモスーーーー!!!!』とか言ってくれない…ガクッ!!」
がく…

449 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 01:45:24 ID:TbTjZNDS
ボケ妹「やべぇ…もう3人やられちまったっ!!」

サナバー「認識出来ない攻撃とは…そんなの反応しようがない!!」

大魔女「……」


ずずーーーん…
マエラド「次は誰にしましょうかねぇ」


ザッ
大魔女「ふん 意識の隙間を狙う攻撃…
面白いじゃない 受けてたってやるわ…私が!!!」

マエラド「ほう あなたが…?」

ボケ妹「大魔女!」

うさぎ「フーぴょん!!」

サナバー「フ…フーリャン!! …無謀じゃ!」


ザッザッ ザンッ!
大魔女「来なさい」
スッ…

マエラド「素晴らしい その堂々としたたたずまい
さすが 大魔女と呼ぶに相応しい女傑だ」

大魔女「女傑っていうなクソがぁーーーーーーーッ!!!!!!
ボケ妹みたいじゃねーーかー!!!!!!!!!! 一緒にしないで」


ボケ妹「なんだとコラーーー!!!!」


マエラド「」



ゴッッッ!!!!!!!!!







マエラド「…!」



キキキィーーーーンッ…!!!!
大魔女「ハード ガドロワ メコレ! よ」



その他『ふ…防いだぁぁぁぁぁーーーーッ!!!!!!』

450 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 02:04:44 ID:TbTjZNDS
ボケ妹「防いでる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
ガーン!!

うさぎ「チィ達分かんなかったーー!」

サナバー「つーか…ハード ガドロワ メコレを詠唱なしで撃ったのか!?」


大魔女「NIYARI」

マエラド「……偶然でしょう?」

マエラド(ならば次は夢キック!!!!)


ガガァーッ!!!!
カァーーーンッ!!!!!

大魔女「これは カワシェイマ ガドロワ メコレよ!
ふん 認識さえ出来りゃたいしたスピードじゃないわね」

マエラド「……どういう事です…」
ギンッ
マエラド(…!
彼女の意識の瞬きのリズムが消えている…!
極限に意識を研ぎ澄ませている状態だ…)


大魔女「意識の隙間を狙う… それはそれはたいそうな技ね
だったら意識の隙間なんてものを作らせないように常に集中してりゃいいだけでしょ」

マエラド「…!!」


ズゴゴォッッ!!!!!


キーーーンッ!!
大魔女「無駄よ 今の私の意識に隙はない!」


その他『すげー』

451 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 13:21:27 ID:TbTjZNDS
マエラド「……
(人の集中力など長くて数秒〜十数秒しかもたない…(知らんけど)
それを更に長く持続させると…?
簡単に言うようですが 全く簡単ではないですよ…!)」


大魔女「ふ 何よ
あんた自分の切り札が破られてショック?」

マエラド「……」

大魔女「私は今とても絶好調よ!
あんた その姿に実体があるんならそれはつまり こちらの攻撃も喰らうって事でしょ?」

マエラド「……」

大魔女「別に答えなくたっていいわよ
自分で試すから!!!」
ゴォッ!

マエラド「……」


バキッ!!!!
ピキーーーンッ!!


大魔女「だから 無駄だって!!!
ヒュラヒュルバン メコレ!!!!」

ビュオォーーーーーッッ!!!!

マエラド「……ぬぐっ!」
ザザザーッ

大魔女「死ねーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
スカリ ドラゴル バクサーレ メコレェーーーーー!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!

452 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 15:01:27 ID:TbTjZNDS
スカリ ドラゴル バクサーレ メコレとは…
炎を龍のカタチにして放ち 敵を爆殺するバクサーレ系の上位魔法
この魔法を受けた敵は バラバラのグッチャクチャの肉片になるのが定説である


大魔女「スカリ ドラゴル バクサーレ メーーーーコォーーーーレェーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
カッ!!!!!


にゅるーん にゅるにゅる…



大魔女「!?」

その他『!?』

マエラド「………」


ボケ妹「なに…アレ…」

サナバー「…糸こんにゃくじゃなぁ」



大魔女「あ やっばい…
今度こそついに魔力切れたわ…」


その他『なっ なにィーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!』
ガガーン!!!!

453 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 19:18:11 ID:b/+4F1xn
次スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277892965/

454 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 22:18:40 ID:TbTjZNDS
ボケ妹「何が絶好調だーーーーーーー!!!!!!
絶不調じゃねーかァーーーーー!!!!!!!!!!」


マエラド「…」

大魔女「! ヤバっ」

ドドッッ ガガアァーーーーーーーンッ!!!!!!!

大魔女「…ちっ! 危ない危ない!
腐れ紳士め…一発でかいのブチ込んでやりたかったのに…」
ダダダッ

サナバー「フ フーリャーーーン!!!
だ 大丈夫かっ! まさかもう弱気モードか!!?」

大魔女「それはまだ大丈夫… でもこれ以上は危険ね」

サナバー「だから無理をするなーーーーッ!!!!!!」

大魔女「…うーん…さてね どうしましょうか」

ボケ妹「……」


ドズーン…ドズーン…
マエラド「魔力切れですか…それは好都合
このチャンスを逃すわけにはいきませんね」


サナバー「き…来た!!」


マエラド「さて 次はいつまでその集中力を持続させて私の夢体術を避けられるか…ですね」
ゴゴゴゴ…


大魔女「……」



ドッッ!!!!!!!
ガガァッッ!!!!!!!


マエラド「!?」

大魔女「!!」


しゅううううぅ…
ボケ妹「…危ないな!」

サナバー「チロリーンちゃん!!!!!?
マエラドの攻撃を止めた!!!!!!?」

ボケ妹「大魔女の真似したら出来たよ」
ばーん

455 名前:創る名無しに見る名無し:2010/06/30(水) 23:53:11 ID:TbTjZNDS
ボケ妹「『雌罹威氷嵐奴投』ーーーーーーーッ!!!!!」
ごおぉっ!!

マエラド「ぬ…おォッ!!!!!」


ぐるんぐるんぐるるるーーーーーーんッ!!!!!!!


ボケ妹「ブッ飛べ!!!!!!!!」
パッ


マエラド「うぬぐーーーーーーッ!!!!!」

ひゅーーー…ン ドガァーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!


サナバー「投げ飛ばした!!!!」

大魔女「とんだ馬鹿力ね」

ボケ妹「ッはぁ… 集中するってつらいな…
もう全身がつれー…」

サナバー「しかしチロリーンちゃんのおかげで分かった
わしらでもやろうと思えばマエラドの攻撃を見切れると
それならば…」
ザッ

大魔女「なんのつもり?」

サナバー「あの時の約束 守ってもらうぞい
わしらがマエラドと戦う!!」
バン!!


大魔女「いやいや…無理だから」

サナバー「だから少しは信じろっつーに!!!!!!」
ズーンッ

456 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/01(木) 10:41:12 ID:x8KsJX2O
大魔女「無理無理無理無理 マジ無理 無理無理
あんたらなんて無理に決まってるでしょ わきまえなさいよ」

ボケ妹「言い過ぎだろ…」

大魔女「言うに決まってるでしょ
一応それなりの時間付き合ってんだからあんたらの力くらいは把握しているわ
でも完全に問題外 例え向かっていったとしても十中八九ひき肉にされるのがオチだわ
私の魔力だってちょっと休めば回復する それまで攻撃をしのげばいいのよ」

サナバー「その方が余計無茶じゃ…」

大魔女「うっさいわね いいから黙って隠れていて頂戴
私が腐れ紳士を引き付けといてやるから…」

うさぎ「……フーぴょんの…」

大魔女「あ?」

うさぎ「フーぴょんのバカァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
ゲッシィーッッ!!!!!

大魔女「おんブーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
ズザーッ

ボケ妹「う うさぎさん!?」

サナバー「あの温厚なうさぎちゃんが…フーリャンに手を出したと!!!!」

457 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/01(木) 14:14:36 ID:x8KsJX2O
大魔女「……ッつ…」


マエラド「!?… 仲間割れですか…?」
ズズン…



うさぎ「フーぴょん…フーぴょんの……
フーぴょんの馬鹿ぴょッ!!!!!!」
カッ!

サナバー「ど どうしたんじゃうさぎちゃん!?」

うさぎ「フーぴょん怖がってる… チィには分かるぴょん…」

ボケ妹「大魔女が怖がってる…?」

うさぎ「うんピョ…
リリぴょんが消えてからフーぴょんは怖がってるんだピョン…
これ以上友達がいなくなるのを…」

大魔女「………」

うさぎ「だからチィ達に戦わせたくないんだピョ…」

サナバー「そ…そうじゃったのか…」

うさぎ「でもそれ違うピョイ!!!
チィ達いなくならない!! 死なないピョン!!!!!
だからフーぴょんは安心して 安心してチィ達を見ていて!!!!!」
ぽろぽろ…

大魔女「……」

サナバー「フーリャンよ…うさぎちゃんの言う通りじゃ
わしらは死なん!! お主をもう泣かせはせん!!!!」

ボケ妹「そうさ 勇者はこんな中盤では死なない」


大魔女「……」
スッ…
大魔女「うさぎ…」

うさぎ「フーぴょん…」


大魔女「イテーなバカヤローーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!」
バキッ

うさぎ「ブびょエェーーーーーッッ!!!!!!!!」
ドザーッ!

大魔女「……勝手になさい
ただし…死ぬんじゃないわよ…」

サナバー「フーリャン…!」

うさぎ「当たり前だピョっ!!!!」

458 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/01(木) 23:35:53 ID:x8KsJX2O
マエラド「…ほう」


ザンッ!!

ボケ妹「よう 待たせたな」

サナバー「わしらがお相手しよう」

うさぎ「ピョンッ!!」


マエラド「あなた方が? …ふ 面白い」
ゴゴゴゴ…
マエラド「大魔女フーリャンの金魚の糞でしかないあなた達が この私に敵うと…?」

ボケ妹「誰が金魚の糞だーーーーッ!!!!!!!」

サナバー「確かにわしらはフーリャンの後ろについてるだけの金魚の糞かもしれぬ」

ボケ妹「否定しねぇのかよ!!!!」
ガーン!

サナバー「しかしわしらにだって意地がある!!!
いつまでもフーリャンの力にばかり頼っているわけにはゆかぬ!!!!!」
ドン!

うさぎ「そうだそうだ!!」


マエラド「素晴らしい心意気ですね
しかし果たして それにあなた方の実力が伴うか…」


ドンッ!!!


サナバー「……!」

ボケ妹「ッ……」

うさぎ「………」

ザッ!!!





459 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 12:32:00 ID:ZiFPtctD
ドッゴオォォッッ!!!!!!!


ザザーッ
サナバー「見えたッ!!!!!」

うさぎ「チィにも!!!!!」


マエラド「…!」

ドッゴォーーーンッッ!!!!!

サーッ
《Rマエラドの夢キックを避けるその他》

ババッ
ボケ妹「もうお前の攻撃なんて怖くねーー!!
くらえっ 機関銃目粒死ッ!!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!!!!!!!!!

マエラド「夢ガード(目)!!」
ババッ!

サナバー「そう安々と視界を塞いで良いのか?」

マエラド「!」

サナバー「トルネル ドリラー メコラっ!!!!!!
貫けぇーーーーーーっ!!!!!!」
ギュイィィィーーンッ!!!!


ギャギャギャギャギャギャギャギャアアアァ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!

マエラド「ぬぬん!!!!」
ガッシィッ!!!!

《Rマエラド トルネル ドリラー メコラを受け止める》

マエラド「くっ…ドァァァァァァァァッ!!!!!!!」
バシュシュッ シュアァ〜〜!!!!

《トルネル ドリラー メコラを掻き消したRマエラド》


うさぎ「ぴょーーーーーーーーーんッ!!!!!!!!」
ダーッ!

マエラド「!」

《Rマエラドの背後から飛び出すアホ》

うさぎ「ピョン大車輪ーーーーーーーッッ!!!!!!!!」
ぐるぐるぐるーーーーーッ!!!!!!!

マエラド「!!!!」


ドッゴォーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!

460 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 15:33:19 ID:ZiFPtctD
マエラド「ガッッ ゴォッ…」
グラァッ…

【アホの強烈な蹴りを受けて前のめりに倒れるRマエラド
そこにはボケ妹が待ち構えていた】

ボケ妹「くらいなーーーー!!!!
出戻離波射卍火咨亜亜亜亜ーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」


マエラド「夢ガードッ!!!!!!!!!!」

ガガガッッ!!!!!


ボケ妹「くっそ!! ガードされた!!!」

サナバー「じゃが吹っ飛んだ!!
このままトドメじゃーーーー!!!!」
ゴオォッ…

大魔女「!」


サナバー「ブラスドン バクサーレ メコレェーーーーーーッッ!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!


ギュギュギュギュギュギュウゥゥゥーッ……!!


サナバー「射てーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

ジジ〜〜〜ッ…
バッッギュギュオオォオォォーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!

ドッギャーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

461 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 17:40:28 ID:ZiFPtctD
じゅじゅ〜〜…


サナバー「どーじゃ!!!!
ブラスドン バクサーレ メコレは!!!!!
バクサーレ系でも特に強く しかもメコレ級じゃぞーーーーー!!!!!!!」

大魔女「あの程度の魔法で何浮かれてんだか
それより…」

サナバー「う うるさいわーーーーい!!!!!!
お主のような化け物と一緒にするな!!!!!!」


ボケ妹「ヤツはどうなった!?」


しゅうううぅぅ…
バッカーーーーーン!!!!!

マエラド「――――――ッ!!!!!!」
ドーン!!


ボケ妹「わーーっ すぐに復活したーーーーー!!!!!!」

サナバー「そんな馬鹿な!!!!」


マエラド「フフ…見えませんでしたか
私はあの魔法を“夢回避”でかわしダメージを減らしていたのですよ」

大魔女「変な違和感はそれだったのね…」

サナバー「ぬ…分からんかった…」


マエラド「やはり認識していませんでしたか
集中力が途切れていますよ
やはり所詮は凡人 偉大な大魔女の真似はそう簡単には出来ぬようで」


サナバー「くっ…」

ボケ妹「なめやがって…!!」

462 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 18:25:57 ID:ZiFPtctD
マエラド「もう一度 どうぞ」
くいくいっ


ボケ妹「上等だーーーーっ!!!!!」

うさぎ「ぴょいいぃんッ!!!!!」

ダダッ!


サナバー「ま 待つんじゃ!!」


マエラド「フンンッ!!!!!!」
ブワア〜〜〜〜ッ!!!!

《Rマエラド 砂煙を巻き上がらせる》

ボケ妹「ゲッ…ゲホゲホッ!!!!」

うさぎ「目が痛ピョーーン!!!!」

サナバー「ヒューラ メコラ!!」

ビュオ〜〜〜〜〜ンッ!!! ファアアァ〜〜…

《サナバーが魔法で砂煙を払った
すると》


サナバー「むっ!!? マエラドはどこじゃ!!?」

ボケ妹「ど…どこだ…!」


大魔女「あんたら 後ろーーーーー!!!!!」


あんたら『!!!!?』


ザンッ
マエラド「夢移動!!」


サナバー「なっ!!!!!」


マエラド「また穴だらけでしたよ あなた方の意識はッ!!!!!!!」


ドスッッッ!!!!!!!!!!!


ボケ妹「ガッ……」

マエラド「夢手刀」

バキィーーッ!!!!

463 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 19:15:52 ID:ZiFPtctD
バッゴォーーーーーッッ!!!!!

サナバー「おへあッ!!!!」
ヒューズドンッ!


マエラド「夢正拳」
ビシーッ!


うさぎ「ぴょーっ!!!」

マエラド「あっけない幕切れじゃですね…」
ダッ!

うさぎ「ぴょぴょーーーーーーーッ!!!!!」



大魔女「フワラル レーロー メコレ!!!」
フワァッ ビュウーーン!!!!


ガシッ!

うさぎ「ぴょッ!!!!?」


バサーーーッッ!!!!!


ブンンッッ スカ〜!
マエラド「!? む!!」

《フワラルで飛ぶ大魔女がアホを危機一髪救出》


大魔女「スナイプ ウンコ メコレ!!」
ピュインッ!!!


パシュッ モワァ〜〜ン…
マエラド「くはーーっ!! く…臭い!
なんて下品な魔法ですか!!」


バサーッ
うさぎ「フ…フーぴょぅ〜ん…」

大魔女「だから言ったでしょ…」


マエラド「大魔女フーリャン!!」
バッ!

464 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 20:14:45 ID:ZiFPtctD
マエラド「来ましたか…
やはり私の最大の敵は あなただけです!!」


うさぎ「フーぴょん… まほうぅ〜…」

大魔女「魔力なら回復したわ」
ギッ!!

ゴゴゴォーーーーッ……!


マエラド「フン!! フン!!」
ヒュンヒュン!

《破壊された壁やらの残骸を投げまくるRマエラド》


ビュンビュンササッササッ!!!
大魔女「当たらないわよ!! そんなもん!!!」

ヒューーンッ!! カクンッ カッ!!


マエラド「!!!」


《神業の飛行テクでRマエラドを翻弄し
そしてその足元に潜り込んだぞ!》


大魔女「はぁっ!!!
ラヴァイヴ ロケッド メコレ!!!」
キューーンッ

《ロケットっぽいのが出てくる》


マエラド「おおおおおおぉ!!!!!」
ガシッ! グオォーーーッ

《Rマエラド デカイ残骸を持ち上げて大魔女に振り下ろす》


大魔女「打ち上げろッ!!!!!」

バシュウゥゥッッッ!!!!!


ゴカァーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!



《ぶつかるロケットと残骸》

465 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/02(金) 21:33:31 ID:ZiFPtctD
ゴォーーーーーーン… パラパラパラ…

マエラド「………」

大魔女「…………」

バキィッッ!!!!

大魔女「………!」

マエラド「あなたの今の攻撃は 私の持ったこの残骸を砕いただけ…
私には届かなかったようですね…」

大魔女「……チィッ!!」

マエラド「魔力が回復したなど… やはり嘘でしたか
あなたの力が万全なら 私に届き得たはず」

大魔女「……」

大魔女「!! くっ」

ふぁッ!
うさぎ「ピョっ!!?」

《アホを投げる大魔女 とその時》

ドシャアアァァァァッッ!!!!!!

大魔女「ぐあぁぁぁぁァァッ!!!!!!」

ギリギリギリ…
マエラド「夢キャッチ… …あの女の子を逃がしましたか
あなたにそんな仲間意識があるとはこうして出会う前までは想像もつきませんでしたよ」

大魔女「くっ…」
ギリギリ…

マエラド「超魔力を持つ大魔女も肉体はひ弱な女性
私にこうして押さえ込まれては身動き一つ取れないでしょう」

大魔女「離せ腐れゴリラくるァアーーーーーーーーーッ!!!!!!!
ノミがうつるだろーがァーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
ジタバタ

マエラド「………まったく気性の荒い…」
グググ〜…

大魔女「離せっつってんのよ!!!!!!!!!
バナナでも食ってろ過齢臭野郎ーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」

マエラド「少し黙っていて下さい…」
ギュッ…

大魔女「うッ…あああああああぁぁっ!!!!!
ぐぁ あんた…ッ このまま握り潰す気ッ!!!!!?
くあぁぁぁぁ……」
ギュ〜〜〜ッ


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