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ガンダム総合スレ「ガンダム00X 第3話」

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ガンダム00X 第3話


第2話からの続き

93 :00病:2010/11/13(土) 19:24:13 ID:cbZxYk7l

『もらったぁっ!』
GNハンマービットがGNバルカンを無視してエクシアにつっこむ。

「何をっ!」
トランザムを発動し、火力を上げてGNバルカンを発射する。
ハンマービットを爆砕させ、コロッセウムに近づく。
GNソード改をソードモードにして振り落とす。
コロッセウムもビームダガーを両手に持ち受け止める。

両機の剣から激しいスパークが散る。

『トランザムに耐性ができたか……!』
「……!?」

自分でもトランザムにいつの間にか慣れていたことに気づいていなかった。

(一体……いつ?)

ジリジリとトランザムのエクシアが、ノーマルのコロッセウムを押していく。

『うっ……このままでは……』

このままではいずれ押し切られGNソードの直撃を受けてしまう。
そしてダメージを負ってしまうだろう。
しかし、ダメージを受ける前に破壊すればいいことだ。

『隙だらけだぞ!』

レナードの脳量子波がハンマービットに信号を伝えると、
ハンマービットがエクシアの背後に迫る。

「しまった!」
『その首、もらった!』

ハンマービットにビーム刃が現れる。
しかしやすやすと喰らう訳にもいかない。


GNソードをライフルモードへと変え、牽制しながらトランザムのスピードで
ハンマービットを抜いて離脱してゆく。

『……逃したか。』

レナードは呟いた。しかし、彼はむしろ逃げたほうが良かった。
また、さらに強くなれば破壊のしがいかあると言うものだ。

『次の戦いまで私も破壊の腕を上げておこう……』

一方、三機のジンクス5と戦闘中のジノは、粒子ビームの波に
得意の高機動戦闘ができないでいた。

『あの野郎……勝手に行動しやがって……なんで俺の言うとおりに動かないんだよ……』

ジノは、なぜか昔のことを思い出していた。

当時二歳のジノは、母親に抱かれて散歩していた。
その時浅緑色の青年ーーリボンズタイプのイノベイドーーに襲われたことを思い出していた。

「……俺の思い通りにいかない奴は……失せろ!」

今まで防戦一方だったヴァードは、腰のアタッチメントの GNビームアサルトライフルを
取り出し、ジンクス三機へと放った。
光弾は敵に当たる直前に散弾となり、三機にダメージを負わせる。
その時粒子ビームが一旦止む。
その隙を逃さず飛行形態へと可変し、GNミサイルコンテナから飢えた肉食魚のごとく
GNミサイルがGN粒子の尾を引きジンクスに襲いかかった。


三機が三機もろとも機体から、GN粒子を泡立たせ爆発する。

「俺に逆らうからこうなるんだ」

そしてジノの次の標的はエルだった。

「くっ、粒子残量が尽きるな……ジノ……!」
帰還しよう と言いかけたその時粒子ビームが横を通り抜ける。

『……何のつもりだ!』
ジノが有視界通信を開き、怒りに歪んだ顔で言う。

『……独断で動くなと言った!』
その言葉にエルもとうとう反抗心に火がついた。

『何で俺がお前のことばっか聞かなきゃならないんだ!』
それにジノが答える。

『俺がお前より上だからだ。』

その傲慢な態度にエルは、

『黙ってろ!』

と言い、GNビームサーベルを投擲する。そして避ける前にビームサーベルを撃つ。

『うあああっ!』
ジノが爆発に巻き込まれる。
しかし、すぐ煙から飛び出し、GNシザービットを展開する。

『うおおおっ!』
『うああああっ!』

両機は、それぞれ突進する。

その間を極太の粒子ビームが通過していく。

『止めなさい。でないと次は当てるわよ。』

見かねたフェルトが砲撃手に撃つよういったのだ。

『……了解。』
ジノがバツの悪そうに帰還していく。
同じようにエルも帰還した。


「……」
エルは、営倉にいた。
ガンダムマイスターのジノと喧嘩したからである。
しかし、喧嘩という生ぬるい戦いでは無かった。 とエルは思っている。
あれはーーーーまるで

『大気圏に突入しますです』

と言うミレイナの声で一度思考をやめたエルだったが、イスに座りシートベルトで
身体を固定したあと、また考え始めた。

ーーブリッジーー

「GNフィールド展開後、ガンダムのトランザムにより大気圏を突破する。」
「了解。GNフィールド展開。トランザム始動。」
(ふぅ……)

と一息着いたのは、艦長のフェルト・グレイスである。
フェルトは、CBのオペレーターをして以降、スメラギ・李・ノリエガの脱退
により、トレミーの艦長となった。

しかし、いきなりガンダムマイスター同士が戦闘を始めたり、
新しいガンダムマイスターを回収しに地球に降りたり着任早々大変である。

(刹那……)
「じき大気圏を越えますです!」
「ありがとう。ミレイナ。」
「総員、ブリーティングルームに集合。」

営倉からでたエルは、ブリーティングルームに行く途中、ジノと会ったが無視して進んだ。


「本艦は、これより日本の富士と呼ばれる所の基地でガンダムとマイスターを回収後、
アザディスタンへ向かい、ガンダムとマイスターを回収後、宇宙へ上がります。」

フェルトの「質問はない?」
の言葉に返事をし、その日はまた営倉へと戻った。

ーーブリッジーー

「海面まで、3……2……1!着水しました!」
「潜行しながら進路を日本へ。」

ーー営倉ーー

エルは、備え付けのベッドで寝ていた。

「?」

砲撃手が、鍵を開けにきたのだ。

「解放だ。そのかわり、すぐMSにて待機だ。」

エルは不敵に笑った。

「了解。」

エルは、ジノに一泡吹かせてやろうと思っていたのだ。

「トランザム後、富士基地へ向かいます。」
しかし、かける前にミレイナの報告が入る。

「敵艦隊接近!」

「敵艦から三時の方向で粒子ビーム、飛来!」
「GNフィールドを展開しつつ、MS射出!」

フェルトは、先ほどまで 殺し合い をしていた二人がすぐに、協力できるはずがない。
と思っていた。しかし、戦場は絆が無ければ生きていけないことも、フェルトは知っている。
からこそ、今回も二人を出撃させたのだった。

「ハッチオープン!」

ーー敵艦ブリッジーー

「出てきましたな、大尉。」
副官が、哀れむように言う。

「まったく、彼らには恐怖が無いのでしょうな。」
上官らしき男が答える。

「いずれにしろ……破壊のレナードが取り逃がす程の器か……確かめさせてもらおう」

ジンクスの射線から、流れるように逃れて、GNキャノンで反撃するのは、
ジノの乗るガンダムヴァード。
そこから、やや離れた所でジンクスを両断していくのは、エルの乗るガンダムエクシアR2。
両機は、それぞれ離れて戦闘していた。
理由は、書かずとも分かるだろう。

『おい!俺の方に粒子ビーム飛ばすんじゃねぇ!』
『うっせー!てめーこそGNミサイル飛ばすなよ!』

こんな感じで戦闘していた。


しかし、ジノの方に確実に近づく機体があった。

『大方ジンクスは片づいたな、……敵影!?』
とっさに回避したが、片翼を切断された。

『近接戦闘!?エルの奴か?』
しかし、EレーダーはGN粒子のせいでほとんど役に立たない。

『上等だ……行けよ!シザービット!』
シザービットは、敵を挟み込み切断する兵器だ。
左右のウエポンベイに片方5基搭載されており、合計10基ある。
シザービットが持主の命令どうりに敵機に突っ込む。
そして、光った。

『ふん。やっちまったぜ。』
ジノは、そのとき敵機が爆発した時の光だと思っていた。
しかし、煙の中からシザービットが戻らないのだ。

『おかしいな……』
その時
警告を知らせるブザーが鳴り、とっさに避ける。

『何だ!?』
じょじょに煙が晴れていく。その中から、人型の影が浮かび上がった。

『いざ……尋常に……勝負!』


◇キャラクター◇

【籐堂氏正(とうどううじまさ)】
コロニー連合地球駐屯軍日本方面大尉。
通称、 辻切りの籐堂。
その名の通り、近い間合いからの近接戦闘を好む。初めて地球に降りた(コロニー内)日本人。
西暦2300年生まれ
愛機はGNサムライ

◇メカニック◇
【GNJ-002】
GNサムライ
コロニー連合のエースチューン機。開発には、エルスとの戦闘で放置されていたダブルオーライザーを
参考にしている。
最大の特徴は、近接戦闘しかできない所にある。
そして、15秒と短い時間ながらライザーソードを発動できる。
武装:GNビームサーベル
GNビームトライデント
GNビームカタール
GNカタナ

【GNX-806S】
ニンジンクス5
隠密行動などに使用されるステルス性の高い機体。
しかし、戦闘にも向いている。
武装:GNクナイ
GNハンドガン
GNカタナ

※続きは、第4話



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