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温泉界へご招待 ~アリス=ティリアスの場合~

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温泉界へご招待 ~アリス=ティリアスの場合




がらがらがら……

男湯の扉が開く音がする。

「また男が来たのかな? 湯乃香ちゃんっておっちょこちょいなのかな?」

はぁ、それにしてもこの湯は気持ちいい……

「ざぶーん!」

ぷあっ。今波を被ったぞ! ってちょっと待て。今の声は女の声だったよな?!

振り向くとそこには一人の少女が湯に浸かっていた。
その黒髪の少女がこちらに気付いたと思ったら、おもむろに立ち上がりこちらにやってくる。
ちょっとまて、全く隠す気ないだろ。全て丸見えなんだが。

「君が一番のりかー。残念。私が一番のりだとおもったんだけどなぁ。私はティリアスっていうの。君は?」

その少女はなんの気もなく俺に話しかける。
俺もその余りの自然体っぷりに戸惑いつつも答えることにする。

「俺は天野翔太」
「ショータ君かー。よろしくね」
「ああ、それはいいんだが……君、恥ずかしくないのか?」
「だってここお風呂でしょ。裸なのが普通じゃない? それとも私見たいな子供体型に欲情する性癖の持ち主?」
「……うーん、確かにそう言われるとそうだな」

確かに目の前の少女が可愛いが……そういう対象に見るには体つきが子供すぎるな

「でしょ。だから問題ないね」
「そういうものか……?」

なにか違和感を感じるがまあいいか。
そう思っているとティリアスはいったん湯から出ると何かを持ってきた。
ああ、とっくりか……と、いうことは?

「せっかくだからお酒のもーよ」
「ああ、いいねぇ……って君未成年じゃないの?!」
「ふふふ、女性に年齢なんてきいちゃだめなのです」

そして、とっくりを俺に渡すと今度は何かビンを持ち出し、中身を開けた。

「気分がいいからさらにサービスですよ」

そしてビンの中身が光ったと思うと中身が消えた。

「……?」

ふと空を見上げると空から雪が降ってくる。

「おおーいいねぇ。これティリアスがやったの?」
「ふっふっふ、ティリアス特製の魔法薬ならこんなこと朝飯前です。それじゃ雪見酒といきましょうか」
「いいねぇ、風流で。……おう、この酒旨いな」
「おお、いける口だねぇ。ささ、どうぞどうぞ」
「おお、ありがとう」

雪見酒とはいいねぇ。ああー極楽極楽。
しかし何か根本的な事を忘れている気がするが、ま、些細なことだろうな。

アリス=ティリアス 「シェアード・ワールドを作ってみよう」よりご来場
http://sites.google.com/site/nelearthproject/kyarakutarisuto/arisu-tiriasu

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