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温泉界へご招待
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…ここは温泉界。宇宙のどこかにある不思議な異界。地水火風全てのエレメントが融和し生まれた、摩訶不思議で眺望絶佳、そしてシャワー完備の世界。
常に適温に保たれた大河のごとき湯船の周囲、地平線まで敷き詰められたタイルの上を今、ショートの髪に青いシャンプーハットを被った少女が滑走してくる。
彼女の名は湯乃香(ゆのか)、彼女こそ温泉界の管理者兼番台、そしてこの世界のたった一人の住人だ。
…ここは温泉界。宇宙のどこかにある不思議な異界。地水火風全てのエレメントが融和し生まれた、摩訶不思議で眺望絶佳、そしてシャワー完備の世界。
常に適温に保たれた大河のごとき湯船の周囲、地平線まで敷き詰められたタイルの上を今、ショートの髪に青いシャンプーハットを被った少女が滑走してくる。
彼女の名は湯乃香(ゆのか)、彼女こそ温泉界の管理者兼番台、そしてこの世界のたった一人の住人だ。
「…退屈だな…退屈…」
湯気と石鹸の香りに包まれた、軽やかな彼女の滑走。しかしその詳しい描写は割愛せざるを得ない。洗面器にすっぽりと小さな尻を収め、磨き抜かれたタイルの上を颯爽と滑る彼女はシャンプーハットと、足首に巻いた下駄箱の鍵以外に何も身に付けていないのだ。
「…よおし、久しぶりに誰か召還して、『異世界交流♀裸のお付き合い』だ!!」
巧みに体重を移動させて洗面器の進路を変え、彼女は果てしない壁面に並ぶ鏡のひとつひとつを覗き込む。すべての異世界と繋がる鏡。その飛ぶように流れる一枚の前で、俄かに目を輝かせた湯乃香は、急停止した洗面器からひらりと飛び降りる。
「はぁい一名さま、ごあんなぁ~い!!」
歓声を上げて鏡に手を伸ばし、彼女は『あちら側』でもがく人影をしっかりと捕まえた…
湯乃香
温泉界唯一の住人にして、管理者兼番台を務める素っ裸の少女。