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創発トーナメント第二回戦 8

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hasamisan

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創発トーナメント第2回戦 その8


第八戦



係員「◆gRK4xan14w様、そろそろお時間です」

……シーン

係員「いない? 既にむかわれた?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

pipipi

pipipi

係員「着信? 俺の携帯から?」

係員「! こ、これは! 俺の携帯番号から着信アリ! ど、どーいうことだ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

pipipi

pipipi

係員「ゴクリ……」


係員「もしもし……」

「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」

係員「も、もしもし? もしもし!?」

「いあ いあ はすたあ はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ
  あい あい はすたあ!」

係員「な、なんだよコレ……何なんだよぉッ!」


実況「二回戦もいよいよ終幕!」

ワーワーワー

実況「準々決勝に勝ち上がるのはいったいどちらなのか!」

ワーワーワー

実況「西の方角! 誇り高き教鞭! 高杜学園長!」

学園長「……さて、久方ぶりじゃのう」

緑川(……学園長が持っておられるのは…符?)

ワーワーワー

実況「東の方角! カオスディメンジョン! ◆gRK4xan14w!」

◆gRK「カフカフカフ」

ワーワーワー

実況「この戦い、どうなるか先が読めません! それでは試合開始です!」

高杜学園長 VS ◆gRK4xan14w


◆gRK「うおおおおおおおおれのターン! ドロー!」

バッ!

◆gRK「山をセット! タップしてマナを出し『怒り狂うゴブリン』を召喚!」

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ゴブリン「キシュー!」

実況「◆gRK4xan14w! 一回戦と同じく、魔物を召喚したーーーーッ!

観客「ワーーーーーッッ!」

学園長「……フン」

◆gRK「コイツの特殊能力はァァァ! 場に出てすぐに攻撃できるゥ! ハハッ、
  怒り狂うゴブリン、アタック宣言だ!」

ゴブリン「キキッ!」

実況「おおっと、魔物が学園長に襲い掛かるーーーー!」

緑川「学園長!」

ガシッ

ゴブリン「ギキッ?」

学園長「舐めるでない、三下」

実況「学園長、向かってくる魔物の首を掴んだーーー! そのままねじ伏せる!」

学園長「長いこと生きていると、色んな知識を身に付けてのう……」

ギリギリギリ

ゴブリン「ギ…ギーーッ!」

学園長「召喚の一つや二つ、造作も無き事でのう」

ベキッ!

実況「学園長! 魔物の首をへし折ったーーーー!」
観客「ワーーーーー!」

ハルト「ほう、さすがはロリババァの眷属」
倉刀「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

ぽいっ

学園長「多勢になるゆえ、控えてはおったが相手が使うなら別……」

ざし

学園長「ワシも、使わせてもらうとするかの」

◆gRK「ひょ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

学園長「ワシのターン、ドロー! 『高杜学園』を場にセット!」

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ズッシャァァァァン!

観客「!!!」
実況「!!!」
ハルト「こ、これは!」

◆gRK「さすがゴッグだ、百人乗ってもなんとも無いぜ!」

学園長「高杜学園を背負っている限り、ワシに負けは許されんのう」

実況「こ、これはーーーー! 闘技場に突如として巨大な建造物が現れたーーーー!」

ス……

実況「そしてて頭に花飾りをつける! こんな時でもおめかしは欠かさないーーーー!ッ!」

観客「ワーーーーーーッッ!」

学園長「『Black Lotus』を場に出してターンエンド……小僧、ワシが直々に教鞭をとってやろう。
  ささ、存分にまいられい」

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◆gRK「ウゾダドンドコドーン!」

バッ!

◆gRK「山をセット! パンにはやっぱりマーガリン! 『火葬』!」

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ゴォゥッ!

実況「◆gRK4xan14w! 炎を生み出し、学園長に向かって放ったァ!」

学園長「……甘い、学園よりマナを生み出し『Force Spike』」

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ブスブスブス……

◆gRK「ウ、ウェーイ???」

実況「おおっと、どうした事か! 炎が学園長の目の前で燃え尽きたぞォ!」

観客「ワーーーーーッ!」

学園長「この高杜学園長は、貴様とは戦いの年季が違う事をお教えしよう」

◆gRK「ナズェミデルンディス!」

◆gRK「山をセット……ターンエンド……」
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学園長「Scrublandをセット、エンド」
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実況「開始から一転! 両者、睨み合いが続いているーーーーー!」

霧崎「睨み合い? 違うな、それは」

スッ……

ハルト「これは霧崎殿」

霧崎「隣よろしいか?」

ハルト「構わんが、いいのか? アジョ中には―――」

霧崎「勝敗は兵家の常、覚悟がなければもののふとはいえぬ。気にはしておらん」

ハルト「そうか」

霧崎「それに勘違いしている、アジョ中はまだ死んではおらん」

ハルト「……え?」

霧崎「アジョ中は寿命というものがない。核が残っているかぎり再生する。
  たとえ首を刎ねられようと、全身を焼かれようと、毒物によって屠られようとも、
  細胞核が一個でも残っている限り、必ず再生する」

ハルト「……」

霧崎「今回は不覚をとったが、我等GGG、次はこうはいかんぞ」

ハルト「……はぁ」(なんてやつら……恐るべし生命力、恐るべしGGG…)

霧崎「おっと、脱線してしまったな。あなたはこの試合、どうみる?」

ハルト「……◆gRK4xan14wが不利かと」

霧崎「左様、下手に動けば学園長にカウンターを打たれる。手数を増やして
  アドバンテージをとりたい所だが、長期戦は学園長が有利」

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露崎「高杜学園は場に出ているアーティファクトに等しい青マナを生み出す……
  低コストで展開されるとどうにもならんな」

ハルト「火力を放とうにも、マナとカードアドバンテージで学園長有利、
  じわじわと削る青の真骨頂だな」

学園長「放蕩魔術師を場に三体出し、ターンエンド」
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実況「学園長、硬直状態からクリーチャーを三体召喚した!」

観客「ワーーーーーッ!!!」

ハルト「地味だな」
霧崎「地味だね」
倉刀「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

◆gRK「ウバッシャァーーーーーーーーッッッ! 『ラースの灼熱洞』!」
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ズッシャァァ!!!

学園長「……通し」

実況「こ、これは闘技場が……暑、いや熱過ぎます!」

◆gRK「このエンチャントの効果により! 全てのダメージは二倍となる!」

ガッ!

◆gRK「そして、『サンダーメア』召喚!」
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実況「おおっと! ◆gRK4xan14wも負けじと召喚だぁ!

ドッゴォォォン!!!

学園長「……! それも、通しだ」

◆gRK「このクリーチャーが場に出た時! 他のクリーチャーは全てタップされる!
  そして、サンダーメアは攻撃可能! アタック宣言!」

ビシッ!

◆gRK「サンダーメア、攻撃!」

ヒヒーーンッ!

実況「おおっと、魔物が学園長にへと襲いかかるーーーーッッッ!」

ズッガシャァァン!!!

実況「強ーーーーーー烈ゥ! 学園長の身体がくの字に歪むーーーーー!」

◆gRK「灼熱洞の効果により、サンダーメアのダメージは二倍!
  学園長に10点ダメージだァァァァ!」

観客「ワーーーーーーーーッッッ!」

緑川「学園長!」

……ニヤリ

学園長「ダメージ軽減の……ファストエフェクト」

バッ

学園長「インスタント、『名誉の道行き』発動!」
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◆gRK「何ィ!?」

学園長「このターン、ワシが選んだ発生源1つが与えるダメージをすべて軽減し、0にする―――」

◆gRK「ホワッツ!?」

学園長「これにより赤の発生源からのダメージが軽減された場合、名誉の道行きは軽減された
  ダメージの点数に等しい点数のダメージを、その発生源のコントローラーに与える……」

カッ!

実況「おおっと! 白い光が馬の形となって! ◆gRK4xan14wに襲いかかるーーーーッッ!」

学園長「名誉の道行き、プレイヤーに10点ダメージ!」

ズッシャァァ!!

学園長「そしてラースの灼熱洞の効果発動!名誉の道行きのダメージは二倍となり……
  貴様に20点のダメージを与える!」

ズズッッガガシシャャァァァァンン!!!!!!

◆gRK「あべし!」

実況「これまた強~~~~~烈~~~~ッ! ◆gRK4xan14w、派手に吹っ飛んだーーーーーッ!!!」

観客「ワァーーーーーーッッ!!」

ひゅ―――ん べちぁっ ビグンビグンビグン

◆gRK「うわらば!」

ゴフッ

実況「吐血、◆gRK4xan14w、吐血! これは効いたかーーーーーー!」

ビク…ビク…

…むくり

◆gRK「……」

学園長「ほう、まだ立ち上がれるか。だが勝負は見えた。サンダーメアも魔術師の攻撃で
  葬り去られる……終わりだな、降参しろ」

◆gRK(こ……)

ゆら……

◆gRK(こは何処?)

ふら…ふら…

ワーワーワー

ワーワーワー

闘技場の観客たちの熱き声援が さきほど受けた傷口の穴を押し広げ
◆gRK4xan14wの揺さぶられた脳をかき回した

ぐぼっ

学園長「すでに夢と現の境か、よろしい介錯を仕ろう」

バシッ バシッ バシッ

実況「魔術師の攻撃で魔物が倒されたーーーーーッッ! ◆gRK4xan14w、打つ手なしかーーー!」

ワーワーワー

ワーワーワー

◆gRK(人……?)

学園長「盾となる物も消えた、これで勝負ありだな」

◆gRK(勝…負……デュエル…?)

ガシッ

◆gRK(そ、そうであった)

学園長「放蕩魔術師、三体タップ、6点のダメージ!」

実況「魔法が◆gRK4xan14wへと襲いかかるーーー! 完全に棒立ちだーーー!」

◆gRK「創発トーナメントに、俺は参加してるんだった!」

バシッ バシッ バシッ

ヒュン ヒュン ヒュン

実況「おおっと! ◆gRK4xan14w、これをすんでで交わす!」

観客「ワーーーーーーーッッ!」

学園長「……! どういう事だ? 先ほどとは別人の動き……」

◆gRK「長い……夢をみていたような気分だったぜ……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

◆gRK「アンタが対戦相手か? 中々のデッキをお持ちだねぇ」

学園長「……コイツ?」

◆gRK「でも俺っちも中々やるんだぜ?」

学園長「頭でも打ったか貴様……何者だ」

◆gRK「俺っちかい? 俺っちの名は―――」

ビシィ!

◆gRK「プレインズウォーカー ◆gRK4xan14w!」

観客「ワーーーーーーッ!」

露崎「威勢の良い事だが、◆gRK4xan14wが劣勢なのは変わりない」

ハルト「……あなたは勘違いをしている」

露崎「……なんと?」

ハルト「ここは卓上ゲーム板でもTCG板でもない、創作発表板だ。
  その事を忘れては、勝てる者も勝てん」

学園長「ふん……負け惜しみを、この状況で貴様に何が出来るというのだ?呪文は全てカウンターを
  取られブロックする者もいない。あとは放蕩魔術師でライフを削られていくだけじゃぞ?
  打つ手無しという奴じゃ、ワシの言う言葉にハイかイエスで答えろ―――」

す……

学園長「投了、降参しろ」

◆gRK「なるほど、たしかに状況は俺っちに不利だね」

学園長「では―――」

ニヤリ

◆gRK「だが断る」

学園長「な……」

◆gRK「俺っちが最も好きな事のひとつは、自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…」

学園長「貴様……」

◆gRK「戯言は終わりかい? じゃあ、俺の番だな」

ザッ

◆gRK「俺のターン! ドロー!」

スッ……にやり

◆gRK「来たぜ……ソーサリー『抹消』!」
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バッ

学園長「抹消!?」

◆gRK「このカードは、エンチャント以外のパーマネントを全て破壊する!」

学園長(リセット呪文か……させるか!)

バッ

学園長「言った筈だ、カウンターは取ると!」

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学園長「魔力消沈! 全てのマナを漏洩するがいい!」

バシュウウウウウウウウウウ

◆gRK「おっと学園長さんよ…年取りすぎて目が悪くなったか? カードの効果をよく見てみな…」

学園長「なに?」

◆gRK「 『抹消は打ち消されない』 相手が男だろうと女だろうと、老人だろうと子供だろうと、
  信仰を持っていようとも……あらゆる物を灰燼に帰す。閣下、全滅でございます」

ボウゥゥワアァ!!!!!!!!!

観客「わあ!」
観客「きゃ!」

実況「これは凄い、まるで闘技場が薪の山のようだーーー! 激しく燃えさかるーーーー!!!」

ゴオオオォォォォォッッッ!!!

実況「闘技場にあった物が二人を残して全て無くなったーーーー!」

学園長「くっ……!」

◆gRK「さて、仕切りなおしだな……山をセット、『火花の精霊』を召喚!」
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パシィン!

実況「◆gRK4xan14w、モンスターを召喚したぁ!」

◆gRK「コイツは速攻が可能! 火花の精霊、攻撃宣言!」

ズシャァァ!

実況「魔物が学園長へと襲いかかるーーーーー!!!」

学園長「たかが3点! 防いでくれる!」

バッ!

◆gRK「……ラースの灼熱洞は場に残っている」

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学園長「……はっ!」

ズガッシャァァァン!!!

学園長「ぐっはぁぁ!」

実況「学園長! 魔物の攻撃を受け止めきれず吹っ飛んだーーー!!!」

観客「ワァァァーーーーッッ!」

◆gRK「プレイヤーに6点ダメージ!」

学園長「ぐっ……」

ぐら…

実況「学園長、ふらつきながらも立ち上がった!」

学園長「この程度、ワシのターンになれば幾らでも対策を―――」

◆gRK「何勘違いした事言ってやがる。俺っちのバトルフェイズは、まだ終了しちゃいない☆ZE!」

学園長「ひょ?」

バッ

◆gRK「速攻魔法発動! 『バーサーカーソウル』!」
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学園長「バーサーカーソウル?」

◆gRK「手札を全て捨てて効果発動!」

テーレッテー

◆gRK「こいつはモンスター以外のカードが出るまで、何枚もカードをドローし、墓地に
  捨てるカード、そしてその数だけ、攻撃力1500以下のクリーチャーは追加攻撃できる!」

学園長「ちょ、ちょっと待て、お前それゲームちが―――」

◆gRK「さあ行くぜ!まず一枚目、ドロー! クリーチャーカード!」
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◆gRK「『ピットファイター カマール』を墓地に捨て、火花の精霊、追加攻撃!」

ズガッシャァァァン!!!

学園長「ぐっはぁぁぁ!」

◆gRK「二枚目、ドロー! クリーチャーカード!」
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学園長「ちょ……」

ズガッシャァァァン!!!

学園長「ああぁ!!」

◆gRK「三枚目、クリーチャーーカード!」
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ズガッシャァァァン!!!

学園長「う……くっ!」

◆gRK「ドロー、クリーチャーカード!」

ズガッシャァァァン!!!

学園長「う……」

◆gRK「ドロー、クリーチャーカード! ドロー、クリーチャーカード!」

ズガッシャァァァン!!! ズガッシャァァァン!!!

学園長「……」

◆gRK「ドロー、クリーチャーカード!」

係員「お、おい止めろ!」
係員「止めるんだ!」

◆gRK「HA☆NA☆SE!」

係員「とっくに学園長のライフは0だ!」

◆gRK「はぁ…はぁ…」

実況「…………はっ! 勝負あり、勝負ありです! 怒涛の反撃で◆gRK4xan14w、
  準々決勝へと駒を進めましたーーーーー!」

霧崎「……いいのか、アレ?」
ハルト「無論」
倉刀「ザリガニも食ってパワーアップ! ブジュルブジュルとぉーーーッ!」


トーナメント二戦目
八回戦 高杜学園長 VS ◆gRK4xan14w


   to be continued……


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