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二回戦 第二試合 一条遥 VS フーリャン
作者 ID:60brgvSA0
大魔女「バクサーレ メコレッ!!!!!!!」
ズドオオオオオオオォォッォン!!!!!!!!!!!
ズドオオオオオオオォォッォン!!!!!!!!!!!
遥「なんのっ!!」
ワアアアアアアアアア!!
アンテナ『いやあようやくはじまりましたね、二回戦第一試合! 創発きっての勢いを持つ巨大スレVS超人スレ! 観客たちも凄まじい熱狂ぶり!!』
柏木『それにしてもいきなり飛ばすねえ』
アンテナ『かたや世紀の大魔女(20)、かたや魔法少女(19)、両者結構いい年してアレです!!』
柏木『声荒げてる君も相当だよ』
大魔女「メコレボンブ バクサス メコレッ!!!!!」
バババババッ
《爆発の弾幕が襲いかかかる》
バババババッ
《爆発の弾幕が襲いかかかる》
遥「ぐうっ!」
ギリッ
ギリッ
ルガー『そっちは危ないよ!』
ワラース『馬鹿正直に誘導されてやがるな…ヒヒヒ…』
サナバー『それにしてもやり過ぎじゃないか』
リヒト『あれぐらいなら丁度いいって、ちったぁ揉まれてきたほうがデカくなる』
ウ詐欺<おっぱいの話ですねわかります>
リヒト『断じて違う! ロリの巨乳など邪道も邪道、ナイチチこそ未完にして究極の芸術よ!』
ボケ妹『突っ込む所そこかよ!!!!!!!!』
マリモス『ほう、リヒトさんと言いましたか、あなたとは気が合いそうですね』
亀『それにしても神子といったか、ロボの世界で魔法使いのようなものが存在するなんて興味深いな!!!! 今度取材させてくれ!!!!!!!』
パシャ
パシャ
玉藻<おっと、まどかを撮るなら私を通してもらおうか>
まどか『こらこら、たまちゃん』
珍獣「それよりもはやくしないとお弁当なくなっちゃいますよ!」
ライ「いやs」
ボケ妹「いやそれより試合の心配しろよ!!!!!!!!!」
ライ「………」
ねこ「……あっフーリャンちゃんが危ないよう!!!!!」
ライ(こいつらなんで普通に馴染んでるんだ……)
ギャンッ!!
大魔女「くっ…まさか爆炎の中を突っ込んでくるなんて正気の沙汰じゃないわ」
遥「心頭滅却すれば火もまた涼し、ってね!!」
大魔女「だったら頭の中まで燃やしてやるまでよ!!! ハイドボム バクサーレ メコレ」
ドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!
遥「負けるもんかっ!! Go a head!!」
ダッ
ダッ
アンテナ『なんとーっ!! 一条選手一切臆する事なく突き進んでいくーっ! 凄まじいガッツです!! かつてこんな勇ましい幼女(19)がいただろうか!! 』
ズドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!
《遥は致命傷だけをギリギリ避けて弾幕が薄い所を無理やり通り抜ける!》
大魔女「ちっ……ドン・レイファブリアイズ バクサーロード……」
遥「フィジカルスリーパー!!」
ガシィ!!
ガシィ!!
大魔女「くっ……いつの間に!!!!」
遥「確かに凄い威力の魔法だけど、この狭いリングじゃ自分や施設そのものも巻き込みかねないからね。そこに付け入る隙があるっ!」
ギシギシ……
遥「そしてこの距離とこの締め付けなら、得意の魔法もっ!」
大魔女「……」
ブリブリブリッ!!!!!
ブリブリブリッ!!!!!
遥「くさぁっ!!」
《黙唱…フーリャンは詠唱なしでウンコ メコレを発動させていた》
アンテナ『あーっと一条選手流石にこれには腕が緩む! その隙にフーリャン選手脱出!!』
大魔女「ふん……ちょっと侮り過ぎたようね。フワラル レーロー メコレ!」
バサァッ
バサァッ
アンテナ『おっとフーリャン選手の背中から翼! 得意の飛行魔法です!』
柏木『あれでは一条選手は手が出せないか?』
遥「ならこっちも! 変☆身っ! 魔法少女フィジカルハルカ!」
パアァーッ!(変身バンクショートver)
パアァーッ!(変身バンクショートver)
遥「いくら空高く飛べてもここは地下! つまり高度も有限!!」
ダッ!
はさみさん『跳んだ!』
遥「きらめけブリューナク☆スーパージャンプ!!」
ギュオオオオオオン!!
ギュオオオオオオン!!
串子『これは……槍から放出されたビームで加速!?』
グググ……
アジョ中『いや、これはむしろ……!』
グワン!
《ガン○ムのサーベルみたいにビームが凄い撓った!》
《ガン○ムのサーベルみたいにビームが凄い撓った!》
霧崎『まるで棒高跳び、といったところじゃな』
ゴオオオオオオオッ!!
大魔女「ハッ わざわざ飛び込んで来てくれるとは助かるわ!!!!! 魔体術『爆走』!!!!!!」
グッ!!!!!!
グッ!!!!!!
ドカーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!
《天井に爆風を当てて無理やり向きを変えると、その勢いをマントに受け帆船のように突っ込んできた》
遥「!!?」
グワシ!!!!!
アジョ中『あの体勢から空中の相手を掴んだと!』
大魔女「大魔女脳天逆落とし!!!!!!!!!」
ギャルギャルギャルーーーーーーー
ギャルギャルギャルーーーーーーー
SSP『空中でバックドロップ!?』
ギャオウン!!!!!
遥「~~~~~~~~~ッッ!!!」
アンテナ『勢いよく天に昇った一条選手、今度はそれ以上の速度で落ちていくーっ!!』
柏木『しかもそれだけじゃあない』
大魔女「フン、これで心置きなくブッ放てるわ!」
ゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴ……
山梨『落下の最中じゃあ防御のしようがない……初めからこれが狙いだったわけね!』
一条彼方『お姉ちゃん!!』
発子『来るわ……彼女の最大級の魔法が!!』
「ゴクリ……」
大魔女「リアル ビッグ ウンコ メコレ」
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「最大級のウンコだったァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!
ドバッシャァアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!
アンテナ『超巨大ウンコ落下ァァ!! 一条選手の姿は当然見えません! 当然あのウンコの下敷きになったと見るべきでしょう!! なんと恐ろしいフーリャン選手のウンコ魔法! これは決まったかーーっ!?』
柏木『君はそんな連呼していていいのか……待て、様子がおかしい』
<――――汝、平和を欲さば、戦への備えをせよ>
カッ!
ズドオォォオオオオオオオオオン!!!
アンテナ『ウンコが爆発したあああっ!! これはどういう事でしょう……いや、その答えは一つしかありません!!』
柏木『あれは……あれこそが一条選手の使役する漆黒の機械人形<オートマタ>――』
<システム、戦闘モードへ移行します。マスター、反撃の許可を>
『――M-12 リヒター・ペネトレイター!!』
「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ローボ!! ローボ!! ローボ!!」
「ローボ!! ローボ!! ローボ!! ローボ!!」
「ローボ!! ローボ!! ローボ!!」
「ローボ!! ローボ!! ローボ!! ローボ!!」
アンテナ『これが、これこそがロボスレ! ついに登場した真打に会場はロボ一色です!!』
「パーーーンチラ!!! パーーーーンチラ!!!」
アンテナ『……ロボ一色です!! ロボ一色です!!!』
遥「待たせちゃったね……それじゃあ、いくよリヒター!」
リヒター<イエス・マイマスター>
ゴウッ
ゴウッ
アンテナ『デカい! しかし速い! まさに疾風、まさに弾丸! バリアを解除して一気に突っ込む!!』
ムクッパ『だか……彼女も速い』
大魔女「韋駄天足!!!」
ビュッ
遥「かわした!?」
大魔女「マッサツ メコレ」
ガキキキキィン!!!!!!!
ガキキキキィン!!!!!!!
亀『すげえ嫌な音がするぜーー!!!!』
リヒター<……………>
大魔女「涼しい顔してくれるじゃない……流石にこれは骨が折れそうね。とはいえ長引くと面倒くさいし……」
スッ
大魔女「こっちも頭数を増やさせてもらうとするわ。カクリオ リフル メコレ!!!」
柏木『なるほど魔獣の召喚で対抗する気か』
ほっしー『あの召喚術はわしが育てた』
ボシュウウウウウ
「!!!!!!」
鑑賞用筋肉魔獣 アポロ
ドドン!!
鑑賞用筋肉魔獣 アポロ
ドドン!!
大魔女「即効でブッアレすわよ!!!!!」
アンテナ『でかいっ! そしてナイスマッスル! 体格ではリヒターに勝るとも劣らないぞーっ!!』
アポロ「!!」
リヒター<マスターはやらせん>
《アポロの攻撃をリヒターが盾になって防ぐ》
大魔女「背中向けてんじゃないわよ!」
遥「リヒター、ブースト!」
ガシイイイイイン!!
《後ろから追ってきたフーリャンの攻撃をマナのバリアで防いだ!》
大魔女「硬い癖にバリアまで自由に張れるわけ!?」
サナバー『なんという息のあった連携じゃ……まったく隙がないぞ』
大魔女(それにしてもこのメカ…魔力で動いてるようだけど何かおかしいわね。さっきから魔力の流れが滅茶苦茶だわ!)
リヒター<もらう!>
大魔女「あんたにやるもんなんかないわよ! レレレイド ザンガ メコレ」
バリバリッ
バリバリッ
遥「今だよリヒターっ!!」
ギュウン
ギュウン
大魔女「!?」
アンテナ『おっと回避したかにみえたフーリャン選手! しかし光のダガーが伸びる!』
ズバッ
明日名『これは……出力が瞬間的に増幅したのか?』
平賀『どうやらあれはただのカラクリ人形ではなさそうじゃな』
キッコ『ふむ、女子のほうからか魔素が流れ込んでおるの。ああ見えて案外あれはむしろ我らの側に近い存在なのかもしれん』
大魔女(ちっ……またマントっ!!! 三つ編みおさげ一人なら魔力を持て余していたみたいだけどこれは厄介ね……それなら!!!!!)
「カクリオ リフル メコレ!!!」
ボシュシューン
「カクリオ リフル メコレ!!!」
ボシュシューン
「じゃじゃ~ん!」
精神攻撃用毒舌魔獣 リリス
精神攻撃用毒舌魔獣 リリス
「むちゅちゅ~~~~ん」
身代わり口吸い魔獣 ディアボロ
身代わり口吸い魔獣 ディアボロ
アンテナ『フーリャン選手ここで残りの魔獣も投入! 三つのしもべに命令だァー!』
柏木『資料によるとあまり戦闘向きではないようだが、さてどうするのかな』
大魔女「あんた達は全員で三つ編みの相手してなさい!!!! あのメカは私がブッアレす!!!!!!!」
まどか『オートマタが最大限の力を発揮できるのは神子との連携があってこそ…どうやら彼女はそこに目をつけたようですね』
ワラース『いひゃひゃひゃ!!! 互いに対戦者以外とやりあうなんてどんな試合だよ!!!!!』
かのたん『まあそこは適材適所でしね』
リヒト『チームプレイは大事だからな』
ヘンヨ『まったくだ』
ツカサキ『しっかしそう簡単に分断できるかねぇ?』
チャンダーン『行けーフーリャン様~~!!!』
ライ(めっちゃ増えてる! ってか席取られてる!)
ゴーーーーーーン
ゴーーーーーーン
珍獣『あれ、ライディーンさん居たんですか』
リヒター<対多数は慣れたものだ……!>
ギュオン
ギュオン
大魔女「ジ アーレ メコレ……ふざけた瞬発力たけど接近するのがわかっていれば!!!!」
リヒター<!!?>
カチッ
カチッ
ドオオオオオオオオン!!!!!!!!
マチコ『あらら、地雷を設置する魔法まであるのね』
遥「リヒター! って何これ邪魔っ……来ないで!!」
ディアボロ「むちゅ~ん」
大魔女「でかしたわ! エブリル フォッサマグナ バクラージ メコレ!!!!」
ズドドドドドォォォーン!!!!!!!
ズドドドドドォォォーン!!!!!!!
《地面から大量の火柱が噴き出し壁を作り出す》
遥「ええいこんなっ!」
リリス「あんたの相手はこっちだよ~森羅万象おめめ『モノリスっぽいの』!!!」
アポロ「!!!!!」
ぐぐぐっ……もりもりもりっ
ぐぐぐっ……もりもりもりっ
アンテナ『火の壁・鉄の壁・肉の壁~!!! 三つの壁が一条選手とリヒターを分断したぁッ!!』
柏木『決して強固ではない。そして恒久的とも言えない。だが二人をそれぞれ釘付けにするには十分だね』
遥「リヒター! 私は大丈夫だから、思いっきりやっちゃって!」
リヒター<イエス・マイマスター!!>
大魔女「意外とすんなり切り替えてきたわね。まあどっちみちブッアレすだけだけど…ハム バクサボ メコレ!!!!!」
ボゴゴォォーッ!!!!!!
ボゴゴォォーッ!!!!!!
アンテナ『凄まじい爆音!! 地面ごと吹き飛ばす気かーーっ!?』
柏木『いや、狙いは……!』
大魔女「対メカ魔体術――」
リヒター<土くれと爆炎に紛れたか!>
ピピッ……
ピピッ……
直りん『炎の中でわざわざ氷結の拳? いえ…あの両手は……』
大魔女「――反属性パンチ!!!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
64 名前:名無しさん@避難中[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:40:42 ID:60brgvSA0 [9/15]
アンテナ『速い速い速ーい!! フーリャン選手怒涛のラッシュ!! しかしこれは効いているんでしょうか!?』
アンテナ『速い速い速ーい!! フーリャン選手怒涛のラッシュ!! しかしこれは効いているんでしょうか!?』
柏木『確かに普通の打撃なら大した効果はないだろうが、あれは魔法の力を身体に宿す魔体術。その効果は……』
ジークリンデ『炎と冷気に連続打撃……なるほど金属疲労狙いってわけね』
《金属疲労――急激な加熱と冷却を繰り返したりすると起こるっぽい現象》
大魔女「オラオラオラオラオラオラ!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
リヒター<黙って受けるわけにはいかない!!>
ギュオオン!!!
ギュオオン!!!
大魔女「――ッ!! ハード ガドロワ メコレ!!!」
バッギャアアアア!!
アンテナ『ああっ! リヒター反撃の貫き手がフーリャン選手を捉えたーッッ!!! これはついに決着か!?』
柏木『いや、彼女は直前に防御魔法を発動させていたようだ。しかし……』
大魔女「防ぐのが遅れたとはいえこの威力……まったくもってふざけてるわね……」
ボロッ
ボロッ
アンテナ『フーリャン選手立ち上がったがどう見ても大ダメージ!! しかしとっておきの対メカ魔体術が効かなかったのはどういう事だーっ!?』
???『説明しよう!!!!』
バッ
バッ
新野『一見して只の金属に見えるオートマタの装甲だが――』
フォード『それを構成しているのは超極小の機械群、ナノマシン』
ユノー『このナノマシンがまるで有機生物の細胞のように成長と分裂を繰り返すことで――』
悪山『表皮、すなわち装甲を再生する事が可能となるのじゃ。より強固なものとなってな!』
「なんだナノマシンか」
「ナノマシンならしょうがないな」
「ナノマシンならしょうがないな」
アンテナ『よく分かりませんが説明ありがとうございます……ってか博士多っ!! 流石ロボスレ、白衣で1ブロックが埋め尽くされています』
亀『体力だけじゃなく身体そのものも回復できるなんて無敵じゃないか!!!?』
たま<ハハハ……苦しゅうない、もっと褒め称えよ>
まどか『まあ本当にそれで全部済んだら良いんですけどね』
リヒター<……次は直撃させる。死にたくなければ降参しろ>
大魔女「生きてもない奴が今さら偉そうな口叩いてんじゃないわよ!! 戦闘兵器ならごちゃごちゃ言わずにかかってきなさい!!!!!」
ウ詐欺<あらあら酷い言われようですね>
リヒター<……ならばそうさせてもらう>
ググッ……ゴオオオオオッッ!!!!
ググッ……ゴオオオオオッッ!!!!
柏木『来るぞ…リヒター・ペネトレイターの十八番、「とっつき」だ』
《リヒターは背中のブースターを全開にして突っ込んできた!》
大魔女「!!」
バッ
バッ
リヒター<貴様の回避行動は既に見切っている>
大魔女「……カキン チンクルァ メコレ!!!」
ピキッ
ピキッ
バゴォォオオオオン!!!
アンテナ『フーリャン選手は魔法によって身体を硬化させたのかッ!? しかし関係ないと言わんばかりにリヒターこれを吹き飛ばし、叩き付けた壁をも粉砕するーーーっ!!』
ガラガラッ
大魔女「ぐっ………」
大魔女「ぐっ………」
アンテナ『瓦礫の中からフーリャン選手再び立ち上がる! しかし……やはり大ダメージは免れていない! 完全に満身創痍!!』
ボケ妹『あいつまともに受けやがったぞ!!!!!』
リヒター<もう一度だけ警告する。降参しろ。貴様に次の手はない>
大魔女「ゲホッ…手がない? ……手がないってのは……今のアンタの状態を言うんじゃないの?」
ピシッ……
リヒター<!!?>
ピキピキッ……
柏木『これは!』
パキィィィン!!!
アンテナ『ななななんと! 攻撃を放ったはずのリヒターの拳が砕け散ったぁーーッッ!! 一体全体どういう事だぁ!!?』
『またまた説明しよう!』
大江戸『ナノマシンと言えど小さいだけで機械である事に変わりはない』
十字『先の攻撃による負荷そのものは少しずつではあるが、確実に蓄積されていた』
天農『そこに超高速の一撃。止めを刺したのは自らが放った衝撃の反動というわけだ』
ズララ~~ッ
ズララ~~ッ
アンテナ『な、なるほど……つまりナノマシンも万能ではないと?』
(解説の順番取りで並んどる……)
(解説の順番取りで並んどる……)
柏木『そもそも自動修復が備わっているという事は破壊を前提としている事に他ならないからねえ』
リヒター(利き腕の修復には時間がかかるか。ダガーでの攻撃は可能だがマナの残量も減ってきている。ここは一旦……)
ザッ
ザッ
大魔女(流石に魔力的にも体力的にも結構厳しいわね……リリス達はうまく抑えてるかしら)
チラッ
チラッ
《距離をとった両者は同時に戦況を確認しようとしていた。しかし!!》
遥「でね、私も猫のほうが好きっていったら『同じ』だねーって!」
リリス「あー何かそれっぽい。っていうかあのロボットも猫っぽいよねー」
遥「うそ、わかる? ぱっと見ドーベルマン系なんだけどあの子結構猫ネコしてるんだよね……あ、でも最近私に似てるって言われるかも」
リリス「えーじゃあそれって自分も猫って事じゃん…まあ一条はどう考えても虎だけど」
遥「リリスちゃんそれひどーい!」
きゃいきゃい
きゃいきゃい
リヒター<………>
大魔女「………」
よし子『めっちゃ打ち解けてるーーーー!?』
ずーーーーーーン
ずーーーーーーン
メルフィー『遥さん今試合中ですよ!?』
遥「はっ……こんな事してる場合じゃなかった!!」
大魔女「リリス!!! あんた達もなにボサっと突っ立ってんのよ!!!!!!」
リリス「あはは、ごめんよ大魔女~」
遥「集中っ!」
ざくっ
ざくっ
《遥が杖をを突き立てるとそこから魔力(マナ)が放出される》
探知桃花『これは……竜脈の流れに乗せて気を……違う、まさかそれすらも取り込んで?』
イリコ「あんな距離からでも飛ばるんですかン!!!!?」
サナバー「いかん! あれだけの量と密度、回復どころではすまされないぞ……」
遥「リヒター……一気に行くよ!!」
ギュオオオオオオオン
ギュオオオオオオオン
リリス「大丈夫だよジジィ~」
オオオオオオン
《三重螺旋となってライフル弾のように走る魔力(マナ)。その先にあるのは――》
――――カッ
ディアボロ「ちゅむちゅー……むちゅっ!!!!」
《フーリャンの魔獣》!!!
《フーリャンの魔獣》!!!
リヒター<マスター!!!>
遥「えっ……うそ、リヒターじゃ……ない!?」
ドン!!
アンテナ『何が起きたのか!? 魔力とやらが見えない一般ピーポーにはサッパリですが一体全体どういう展開になっているんでしょうこれは!!? 流れを見るに魔力供給に失敗したのでしょうか!?』
リリス「お喋りしてる間に幻影投射をかけておいたんだよ~ ごめんね一条~」
《幻影投射――読んで字のごとく》
ドドン!!!!!!!!!
ドドン!!!!!!!!!
大魔女「でかしたわ!! トドメよ……バクエング バクサドン メコレ ギオッ!!!!!!!!!!」
カッ
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!
アンテナ『さ、炸裂ーーっ! これが上級呪文『メコレ』を上回る『ギオ』ッ!! 恐ろしすぎる威力っ!!』
柏木『しかし、あれは――!』
シュゥゥ……
リヒター<マスターは……私が……守る……!>
ドドンッ!
大魔女「アイツ……いつの間に……!!!!」
リリス「しかもなんか見た目がパワーアップしてるよ~?」
《一瞬! フーリャンが呪文を唱え終わるまでの一瞬にリヒターが飛び込んでいた!!》
リヒター<しかし……どうやらここまでのようです……申し訳ありません、マイ…マス…タ……>
ヒュオォン……
ヒュオォン……
センジュ『一度に大量のマナを消費しすぎたか。再起動には相応のエネルギーが必要だが……』
大魔女「はぁ……はぁ……とにかくこれでようやくチェックメイトね!!!!」
遥「……っっ!!」
リヒト「もういい、ギブアップしろ遥。これ以上は無理だ!」
遥「嫌です!!」
リヒト「何のためにリヒターが庇ったと思ってんだ。お前は半人前だ、一人で戦ってるわけじゃないんだぞ」
遥「だからです師匠、一条遥はひとりじゃない」
マチコ「フフ、強情な弟子をもったものね」
草川「あれをやるんだな、一条」
ルナ「私たちも応援するわよ!」
メルフィー「遥さん、こっちはいつでもOKです!」
隆昭(え……なんでこの面子で俺だけ何も知らないわけ?)
リヒト「しょうがねえな、どんな策があるかは知らんが、その代わり……勝てよ!」
遥「はいっ!! これが……これが私たちの、最後の切り札!」
キュォォ……
キュォォ……
トエル「ふぇ…カードがけんじゅうに!」
炎堂「魔法少女にロボット使いの神子ときてお次はなんだァ!?」
《地面に描かれる魔方陣を打ち抜く遥》
キュイイイイイン
石川『ちごうからくりが出てきとるよ!』
ウパ太郎『これは……平行世界の力であるか』
ゴゴゴゴゴ……
柏木『あれは……本来の存在とは異なるもうひとつのアストライル・ギア――ヴィルティック(わっふる)!!』
ザザン!!
「ハールーカ!! ハールーカ!! ハールーカ!!」
「H・R・K!!H・R・K!!H・R・K!!」
大魔女(とんだ隠し玉を抱え込んでたわね……今度こそ魔力の残量がヤバイわ……)
遥「行くよメルフィー! シャッフル!!」
ヴン
<トランスインポート・ウイング>
アンテナ『でかいっ! その大きさは先の二倍以上……10メートルはありましょうか!! その巨体が!!」
ゴオォォォォッ
アンテナ『舞い上がる!! 天高く――』
遥「あっ」
メルフィー「えっ」
大魔女「は?」
アンテナ『――そう、天高……く……?』
ずぼっ
『突き刺さったーーーーーーーー!!!!!!!!!!』
《勢い良く飛翔したヴィルティックは頭から天井を突き破って挟まっていた》
まどか『…………』
ねこ『……うん』
リヒト『まあ……』
ウ詐欺<……デカ過ぎましたね>
サナバー『そうじゃな……』
ちーん
遥「ごっ…ごめん、つい勢いで……」
メルフィー「いえ、私も迂闊でした」
遥「あっ……これどうにか動かせないかな」
メルフィー「……天井が崩れる恐れが」
遥「……」
メルフィー「……」
アンテナ『とういう事は……』
柏木『規定に従うしかないねえ』
よし子『そ、そこまでだーーーっ!! ……ってコレでいいのかーーーーっ!!!?』
カァーーン
カァーーン
【二回戦 第二試合 一条遥 VS 大魔女フーリャン
リングアウト復帰不能により……
勝利者:フーリャン】
リングアウト復帰不能により……
勝利者:フーリャン】
大魔女「……」
ヒューヒュルヒュル……
大魔女「な に よ こ れ!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーーーン
《to be continued》
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