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SS・小説の創作関連の初心者のためのスレ

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 18:37:52 ID:dZx8iLqA
自分もSSや小説を書いてみたい。
でも、慣れている人に混じってスレに作品を投下するほど度胸はない。
そんな人のためのスレです。

このスレでは一時創作・二次創作問わず、
どんなに下手な文章でも気兼ねなく書き連ねてOK。
誰だってみんな最初は下手でした。
ここは、初心者のための練習と実力向上を目指したスレと思ってください。
雑談も歓迎します。

アドバイスが欲しい場合や、文章作法に関して質問がある時などは
その旨に関して書き込んでおくと
SS書きさんが時々立ち寄って色々優しく教えてくれるはずです。

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 18:47:22 ID:nckOY9rF
誰でもどんとこい

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 18:52:53 ID:xTXWW7F6
>>2が手取り足取り教えてくれるそうです。

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 18:57:38 ID:D1IhcXv4
投下するのは一晩寝かせてもう一度読んでから

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:01:34 ID:UYFG7dNa
>>4
読み終えた瞬間何度ゴミ箱に葬った事か…

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:03:15 ID:p3CxSkpT
なんてもったいない

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:05:00 ID:nckOY9rF
>>4
うっかり寝かせすぎると腐ってたりもしますね



まぁ、このスレは寝かせるとか考えずに
みんなどんどん投下しまくればいいと思うよ
優しいお兄さん達が素敵な笑顔と
はちきれそうな筋肉で優しく出迎えてくれるからね!

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:05:55 ID:dBGt0uN8
同じ板ですが、他のスレに投下したSSは駄目でしょうか?

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:08:24 ID:nckOY9rF
>>8
バッチコイ!
アドバイス欲しいかどうかとかも書いてくれると助かるんだぜ

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:13:58 ID:dBGt0uN8
ここに投下した方がいい?THE・GANTZというスレでついさっき投下しました。
今までの経験は短いSSを3作程度です。
ほぼ一人称で書いたのですが、どうしても軽薄というか軽い文になっている気がします。
ここにこんな文を足すといいかも知れないなどとアドバイスいただけたら幸いです。
あと文法に関しても完全に我流なので何か変なところがあれば教えていただけると助かります。

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:15:35 ID:dBGt0uN8
忘れてました、ここです。
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220109624/l50

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:17:15 ID:nckOY9rF
>>10
どんとこい!

ここは初心者スレだから、絶対に貶されることはないんだぜ
アドバイスは優しいガチムチ兄貴達に任せて早く投下するんだ!

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:19:02 ID:C/BER53U
>>11
スレだけ張られてもどれか分からなくて困るから、
短編ならそのままこのスレにコピペ頼むお

14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:20:53 ID:KoCPlOkU
とりあえず句読点をちゃんと付けることだな

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:22:40 ID:dBGt0uN8
じゃあ、ここにコピペさせてもらいます。

16 名前:1:2008/09/02(火) 19:23:58 ID:dBGt0uN8
急になんだが、俺の名前は玄野計、高校一年だ。

今は学校からの帰りで健全な高校生らしく、駅のホームで週刊雑誌のグラビアを見ている。
いつも思うが、このグラビアタレント達は本当に生息しているのか?
少なくても、俺の高校にはいねーぞ。というより、こんなの見たこともない。

そんなこんなで待ち時間を有意義に過ごしていたら、変な婆さんが話しかけてきやがった。

「あのぉ、すみません 日出台へ行くにはここでいいんですか?」

知るかよ! 何で俺に聞くかな
確かここじゃなかったと思うけど、メンドクセーな

「あーそうそう」
「そうですか、有難うございます」

軽く袖にしてやったぜ、二度と話かけてくるなよ
そう思っていたら、何かを見たのか婆さんが振り返ってまた戻ってきやがった。

「あの…やっぱりここじゃ…ないみたいなんですけど」

そうくるか、カチンときたぜ

「あのさぁ、お婆ちゃんさぁ、もう少し自分で努力しなよ、人頼りにしないでさぁ」

言ってやった、かなり困った顔してる

「……すみません」

そうそう、そうやってどっかにいけばいい、俺にはそんな暇ねえんだよ
グラビアアイドルを見つめながら、こんなマヌケ面をしてなんだが
俺は世の中はっきり言って見下している。
その辺にいる加齢臭漂うおっさんも、長く生きてても、たいして深いこと考えてねえだろ
もちろん若い奴はなおさらだ。脳みそツルツルに違いない。
何か少し距離を置いたところに匂いのきつそうなホームレスがいるが最早論外だ。
もう俺以外の奴らはいつ消えてもいいと思っている。

そんな風にいつも通りの思いで、電車を待っていたら
今度は学生服でいかにも不良です、みたいな奴が隣に立ちやがった。
髪は後ろが長く、オールバック、更に身長も高くガタイもいい、俺のもっとも嫌いなタイプだ……ん?
おいおい、よく見るとこいつ加藤じゃねえか? 加藤勝
見れば見るほど間違いないぞ、小さい頃によく遊んだ記憶がある。
小学校で転校してからずいぶん荒れてるって聞いたけど、俺のこと覚えてねーだろーなー
よく遊んだよな……うん、一番よく遊んでたのがこいつだ。
あぁあ、しょーもねーヤンキーみたいになっちゃって

ドサッ

ん?何か変な音しなかったか?
……うわ、ホームレスのおっさんがホームから落ちてやがる


17 名前:2:2008/09/02(火) 19:26:27 ID:dBGt0uN8
「うぅ……痛てて……」

痛ててとか言ってやがる
あーあ、やべーぞ、あのおっさん酔っ払ってんな
駅員もこねーし、さっきから声を掛けている奴はいるが降りて助けようとするやつなんかいないぞ
そうだよ、こんなオッサンのために助けにいくやつなんかいねえよ
……もしかしたら、このままいくと人間がバラバラになるとこ見えるんじゃね?
映画とか漫画でしか見たことねーもんな
いや、これは緊張するな。事故現場、初遭遇か

「おーい、おっさん」
「えー、マジー」

声を掛けたりしてるオッサンや野次馬している女子高生らは助ける気が一切ないみたいだし
これは、マジで見えるな……?なんか隣の加藤のやつ手震えてないか?
へっ、やっぱり震えてるぜヤンキー、人の死体見るの怖いか?
そーいや、子供の頃も気が小さかったもんなコイツ……

「おし、決めた」

……はぁ??
おいおい、何やってんだコイツ、なにホーム下に降りてんだよ
お前、頭おかしいんじゃねえの?

「なにやってんだアイツ! 死ぬぞ」
「危ねーぞ、おい上がれすぐ」

周りの声も聞こえねえのか、あのバカ
どーすんだよ、おい、何カッコつけてんだ
でも……まだスピーカーでアナウンスもされていないし、素早く行動すれば

「おい! オッサン起きろ!!」
「……うぅーん」
「おい!誰か、一緒に降りて手伝ってくれ!」

無理、無理に決まってんだろ

「! 駅員、何やってんだよー」
「誰か駅員呼びにいったのかよ」

ほらみろ、誰も自分の命かけてまで手伝うかよ

「あのなー、お前ら、俺も見殺しかよ」

んなこと言ったってお前の方が非常識だって、それより、もう諦めて登れっつの
……あ! しまった目が合った
おいおい、何だよその目はカンベンしてくれよ俺がやるわけねーだろ

「計ちゃん、計ちゃんだよな!」

「あ」

言われちまったよ、反則だろ、そんなの
周りのやつも何みてんだよ、おまえらがいけよー


18 名前:3:2008/09/02(火) 19:27:34 ID:dBGt0uN8
って気がついたら降りてる俺、なんで?なんで降りる俺
覚えててもらって嬉しかったのか?
そんだけ? 死ぬかもしんねーんだぞ

「はやく」

うっせーよ、わかってんだよ

「しゃがんで、乗せるから」

乗せる?俺にか?この臭いオッサンを?
ああ、迷ってる時間がない! 命が掛かってる、こいつの言うとおりにした方がいい

「よし、そのまま引っ張ってもらって」

……何でこんなことになった。もう電車のライトが薄っすら見えている
うわ、死ぬかもしんない俺、駄目だ吐き気が

「よし、引き上げたぞ」
「君らも急いで上がるんだ!」

わかってるよ、糞……って全く届かねえよ、どうすんだよ俺

「もう駄目だ、走れ!」

走れ? 何言ってやがるこの馬鹿が
走ってどうすんだよ、電車よりも早く走れるのかお前は?

「ハァハァ、おい走ってどうなる?」
「停車の時は速度を落とすだろ! 最前列の車両の停車位置より前まで走れ!!!」

そっか気づかなかった、まだ、まだ助かる!
こんなに走るのは久しぶりだぜ
しかも、命賭けのレースときたもんだ。
あと3メートル、2メートル、1メートル……

「通過列車だぞ! 馬鹿ヤロウ!!」

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:27:38 ID:xTXWW7F6
>>11
私見。

・改行後の段落の始めの空白は入れた方が良い。
・句点の入れ忘れが多いから入れ忘れない方が良い。
・無駄な改行が多いから減らした方が良い。
・キャラクタ―が何をしたいのか見えて来なくてストーリーが見えてこないので何を書きたいのかじっくり考えた方が良い。
・文章の見せ方を考えた方が良い。

 ざっと見てこんな所。



20 名前:4:2008/09/02(火) 19:28:58 ID:dBGt0uN8
……どこからか聞こえた声
通過列車か、そうか
俺と加藤の足は自然に止まっていた。

ついさっきまでグラビアアイドルに見とれてたのに
帰ってバラエティ番組観る予定だったのに
俺死んじまうんだ……怖い、死ぬの怖えぇー

「隙間、隙間探せ! どっか隙間」
「ねーよ!」

そして、列車はとまることなく俺達二人を跳ね飛ばしていた
最後に俺が見たのは加藤の吹き飛んだ首
きっと、その光景を見ている俺も首だけになっているだろうな……


――――――プツン


気がつくと俺、いや……俺達二人はどこか見たこともないマンションの一室にいた

その部屋には俺達以外に人が数人、それ以外には奇妙な物体がひとつ
黒くて丸い物体、どこか異様な雰囲気を醸し出すその球体が部屋の真ん中に置いてあるだけだった。

「君達も死に掛けたの?」

部屋にいたうちの一人、めがねをつけた冴えない男が聞いてくる
俺はその質問に答えることもなくただ呆然としていた。
何が起こったか、まったくわからなかったんだ。

でも……なんだか、もう帰れない場所のような
そんな気は……していた。


21 名前:5:2008/09/02(火) 19:30:31 ID:dBGt0uN8
「君達のその動揺、やっぱり死にかけたんだね」

さっきまで走っていたから、息もまともにできない。
なんとか落ち着かせると加藤が

「ハアハア、よく知らないけど……ほらな、助かったろ」
「ホラって、お前……」

ふざけんなよ、お前のせいで死にかけたんじゃねえか!
くそ、嬉しそうな顔しやがって

「助かってない」

数人の中の一人、奥にいた白髪頭の老人が喋り出す

「ここが天国だよ、死んだんだよ私達は」
「はは……仮説のひとつですよね」
「私はついさっきまで、病院でガンと戦っていた、今は痛みも全てなくなっている、これをどう説明できる?」

死んでる?うそだ
心臓動いてるじゃん、息だってしてるぞ

「おい、計ちゃん見ろよ、東京タワーだぞ」

あッ?窓から見えるのが東京タワーだって?
……ほんとだ
そういや、ここもマンションの一室じゃねえか、天国なわけねーだろ、こんな所
ん?待てよ、なんでこいつらここにいるんだ?
勝手に外に出て帰ればいいじゃねえか
それに、部屋にあるこの球体、なんか変じゃねえか?


22 名前:6:2008/09/02(火) 19:31:19 ID:dBGt0uN8
「あれ?おかしいなあ」

人が考え事してるのに、また加藤のやつが変なこと言ってやがる

「計ちゃん、ドアが開かねえ」
「はあ? 嘘だろ、俺にやらしてみて」

うっ、開かねえ、てかドアノブに触れない
触れないというか、滑るというか……なんだこりゃ?

「開かないっていうか、壁自体に触れないんだ、この部屋のどこも…出られたらこんな部屋にみんな大人しくしてないよ」

なんだ、このめがね、知ってたんなら先に言えよ

「携帯も電源入らないし」
「……音は? 隣近所に聞こえるように」
「すっごい音出しても全く反応なし」

ったく使えねえ大人だぜ
あー、今何時だろうなぁ、もうあの番組終わってんな
まあ、それよりこの状況だ、なんなのこれ?
周りを見渡してみると、いるのは、俺、加藤、めがね、白髪、俺と同年代っぽい男と女が一人
合計六人……共通点もあるように思えない

「みんな注目ー」

なんだよ、どっかの先生みたいな言い方しやがって、このめがね

「今からみんなで自己紹介しましょう、まず名前と職業……あとどうやって死んだか」

だから、死んでねえよ

「最初は私から、名前は山田雅史です、小学校で一年を受け持っています教師です」

うわ、それっぽいな

「スクーターに乗ってて事故っちゃいました、それじゃあ次に君」

って俺かよ、なんで俺からなんだよ


23 名前:7:2008/09/02(火) 19:32:16 ID:dBGt0uN8
「えーっと、玄野計、高一……死に方はこいつの巻き添えで」

そう言って、加藤の方向いてやった
そーだ、元はといえばコイツが全部悪い

「そっか、そっか計ちゃんごめん、俺喜んで手伝ってくれてるとばっかり」

んなやついるかよ!!!

「あの、自己紹介を」
「あ……加藤勝、死因は電車にアタック」

なーにが、電車にアタックだよ。反省してんのかテメーは
ムカッ腹立つぜ、チクショー

「次は私かな、鈴木吾郎……みんな知らないかな?」

そういや、この白髪のおっさんポスターか何かで見たことあるな

「じゃあ次の人」

今度はあの女子高生か……何かどっかで見たことある気がするな

「ええと……桂木弥子です、好物はイチゴの佃煮です」
「……いや、好物じゃなくて」
「あっすみません、つい……死因は……自殺です」

聞いてやんなよ、めがね。言わないってことは何かあるってことだろ
でもやっぱり、どこかで見た気がするな

「で最後に……君いいかな?」

めがねが最後にまわしたのもよくわかる。確かにあいつからは変な空気が伝わってくる

「……泉新一、高校生……死因は……クソ!!!!」

そう言い自分の足元を殴りつけてやがる。こいつは狂いかけてるな、周りの奴らも驚いてる

「いや、いいよ、言いたくないなら言わなくていい」

何びびってんだよ、メガネ。俺にも聞いたんだから聞け
まあ俺は聞かないけど


24 名前:8:2008/09/02(火) 19:33:45 ID:dBGt0uN8
「とりあえず、全員終わりましたねー、何ひとつ収穫はありませんが」

そうだろうよ、もういいから帰りたいぜ

『あーたーらーしーい、あーさがきた、きぼーうのあさーが』

ちょ、何だよ! ラジオ体操の音楽じゃね、これ
うるせえし、何か不気味だっつのどっから鳴ってんだよ

「これは…」
「この球から鳴っていないですか?」

桂木とか言う女子高生が球を指さしている。
よく見ると球になんか文字が出てないか

「なんか出てるぞ、文字?」


てめえ達の命はなくなりました。
新しい命をどう使おうと私の勝手です。
という理屈なわけだす


なんだこれ? 所々文字も変じゃないか?
「り」と「す」の文字だけ逆さに書いてやがる。

「これは……」

自然と、全員がざわめく

「待ってください、また違うものが浮かんできてます」


25 名前:9:2008/09/02(火) 19:35:10 ID:dBGt0uN8
てめえ達は今からこの方をやっつけに行ってくだちい

足もとがお留守星人

特徴
強いけど足もとがお留守
よくやられる

好きなもの
ブルマ

口癖
ご、悟空っ!!

そして、文字の横にはその足もとがお留守星人と思われる顔写真

「なんかゲームでもはじまるんですかね?」
「なんだ、これは」
「………ネウロ」
「………計ちゃん、これは」
「……母さん」

ラジオ体操の音楽が流れる中、それぞれが様々な思惑を胸に抱え、始まるガンツの任務
その中、玄野計は自分の第六感から聞こえる警報を止めることができないでいた。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:39:11 ID:dBGt0uN8
ここまでで終了です

>>14
次から意識してみるようにしてみます。

>>19
上四つはこれから意識して気をつけてみます
ただ、最後の文章の見せ方というのがちょっと分からないというか……

27 名前:19:2008/09/02(火) 19:48:22 ID:xTXWW7F6
>>26
・話の進行に波が無くてのっぺりとした感じだから見せ場とかをもっとハッキリさせた方がいいと言うこと。

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:49:35 ID:evSZIt25
今更遅かったけど、丸々コピペしなくてもURLの最後にレス番号入れてそこの部分だけ読めるようにしてくれればよかったかも

一人称だと軽い文になりがちだからそこはある意味仕方ないとも言える。
でもその玄野の一人称に違和感があるなぁ……なんか玄野というより作者よりになってる感じ
二次創作ではキャラ再現は最重要だと思うよ
句読点は俺も気になったけど、行頭の空白と改行については別にそのままでも良いと思う
本とネットでは読みやすい形というものが違うし

ぶっちゃけGANTZ読んでない人には伝わりにくいかな……地の文がないようなもんだし
一話のコピーやるんだったら漫画では絵で説明してた部分を文章で表現できるように描写に力を入れるべきかも

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:49:58 ID:8WInYsVA
なんか言ってやろうと思って説明長々と書いてたら
方向性見失ってた自分の書き方に光明が出てきた
ちょっとそっちの手直ししてくるわ

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 19:53:57 ID:nckOY9rF
>>26
自分からは語りで説明するのを減らして
もう少ししっかりと状況とか背景を描写すると読みやすいかも、くらいかな
例えば冒頭の、
>急になんだが、俺の名前は玄野計、高校一年だ。
とかね

ちなみにこれ、一昔前の女の子向け小説(コバルト文庫)
とかで流行った手法なんだぜ
こういう文体はその道のプロしかオススメできない諸刃の剣だ

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:03:36 ID:dBGt0uN8
>>27
わざわざすみません、ありがとうございました。

>>28
そんなやり方があったとは、次もあればそうさせてもらいます。
で玄野のキャラ再現に関しては原作でも最初の一話、二話は一人称なので、そのまま引用してるのが八割はあるのですが……
第一話の冷めている高校生というのをアピールしたい気持ちがあったのは事実ですが、んー、もう少しキャラ再現を上手くできるよう頑張ってみます。

あと伝わりにくいというのは、指摘してもらって助かるというか、自分としては原作を知らない人のために一話再現をやった感が強いので
そうですね、描写に力をいれればよかった……orz




32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:04:24 ID:vsP8ah2G
とあるロワで数作書いたんだけどそれ晒しちゃ駄目?
一応書き手暦2、3ヶ月の初心者なんだけど……

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:05:28 ID:p3CxSkpT
OKでしょう

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:06:42 ID:dBGt0uN8
>>30
顔真っ赤ですわ、俺。
最初の入りだしもかなり迷ったというか、考えつかなかったから簡単にしてしまった感が強いです。
例えばこんな入り方がいいんじゃない?とかありますか?


35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:12:04 ID:nckOY9rF
>>34
最初は何書いてもいいから、読者の目を引かせれば勝ちだと思うんだ
試しに書いてみるとしたら


>おっぱいでけぇ。
>俺は股間の如意棒を光速でしごきながら、雑誌のグラビアを眺めていた。

みたいな


36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:13:42 ID:8WInYsVA
自己紹介する場面があるんだし、俺ならそこまで名乗りも描写もしないな
一人称型だから、胸中のつぶやきで年齢や職業をおおよそ描き出すことができるし、
冒頭の婆さんに「ちょっとそこの高校生のお兄さん」とでも言わせておけばいい

ぶっちゃけた話、人となりさえわかれば名前や風貌なんか明示しなくても小説の態は成せる
芥川龍之介の「羅生門」は読んだことあるか?
主人公は最初から最後まで「下男」だぞ

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:16:06 ID:HrUCzAYR
なんというか、ガンツ呼んだことある身としては、殆ど最初から最後まで一話のコピーって時点で読む気失せる。

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:16:33 ID:dBGt0uN8
>>35
なるほど! おっぱいでけぇ。からいきたかったなぁ
んー、なんか凄い沢山の人にアドバイスもらって普通に嬉しいです。ありがとうございます。

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:16:58 ID:aX0jP4+1
空気を肌に感じて
海賊ギルバードは
分かっていた。ギ
ルバードが睨んだ
通りに、空には雲
が掛かり、風が強
くなってきた。厳
しい顔をしてギル
バードは大海原の
向こうの方を見た。
「・・・大波が来
る…‥」

そして、更に風が
強くなり波も唸り
出した。窮地に立
たされたギルバー
ドは呟いた。

「・・・・大雨が
降る…‥」

もっと強い風が吹
き船に風が、注ぎ
こんだ波も高くな
りギルバードの睨
んだ通りに雨も降
り出してきた。ギ
ルバードは‥…

「ケンタ、あれだ
け船のオモチャを
お風呂に持って入
っては駄目って言
ったでしょう。

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:21:37 ID:nckOY9rF
>>37
初心者スレなんだし、もっとお母さんみたいな感じで
優しく言ってあげてください

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:21:46 ID:dBGt0uN8
>>36
うまい、そういうやり方もありますか、羅生門は今度読んでみます。
ありがとうございます

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:23:41 ID:xTXWW7F6
こんなに人がいると自分も投下したくなるね。

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:29:43 ID:7F7rBYKE
山道の暗闇の中をライトで照らしながら一台のバイクが走り抜ける、
パラつく小雨がヘルメットをかぶった間宮の視界をさえぎると、いらだった様子で
厚く雲の張った空を一瞥した。

「……!?」

ギキィッ!!

視線を道路に戻すと、一台のトラックが間宮の視界に飛び込んでくる。
急ブレーキをかけ、横滑りにバイクがスリップすると、激突ギリギリの位置でようやく停止することが出来た。
かろうじて事故を回避した間宮は安堵のため息をつくと、その場でバイクを停め、
ガードレールに飛び込む形で停車しているトラックの運転席へと向かった。

「軍用トラックか?……誰も乗ってないな」

間宮は周囲を見渡し、ドライバーの姿を探す、しかし辺りは鬱蒼とした山林と茂みに囲まれ、
雲で月明かりさえも遮られている為、よく確認することが出来ない。
警察に連絡するため、間宮が携帯を取り出すと、不意に携帯の着信音が鳴り響く、
モニターにはバグの乱れた数字が並び、どこからかけられたものか判断することが出来ない。
間宮はもう一度周囲を確認すると、注意深く携帯の通話ボタンを押した。

「……もしもし」

『ジジッ……ザッ…あ…て……くれ!!』

携帯の向こうから、ノイズの混じり男の声がかすかに聞こえてくる。

「すいません、もう一度」

『車……ドアを開け…くれ!!』

耳元で男の怒鳴り声が鳴り響く、間宮は振り向きトラックの運転席を覗き込む。
やはりそこには人の姿はみえない、誰かのイタズラだろうか、通話をきるために指をかけた間宮だったが、
もう一度思い直し、ゆっくりと運転席のドアを開いた。

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:31:00 ID:7F7rBYKE

バシャッ!

突然、間宮の足元の雨水が跳ねる、まるでそこに人が転げ落ちたように……
道路の雨水の上をまるで人が歩くかのように道路の雨水が跳ねていき、間宮のバイクの前で立ち止まる。

『ジ……ガッ…お……まだいる…のか?』

「え…ぁ……」

『バ…イクが……ダメだ動か…ヤツらが!!』

道路の雨水が急激に舞い上がり周囲にしぶきが舞う、姿を見ることはできないが、
確かにそこに誰かが存在し、今その彼の身に何かが起こっているのだ、間宮は携帯に耳をあて
受話器ごしの男に大声で呼びかける。

「だ、大丈夫ですか?」

『ザザッ…ぎ……ぐぁ…が!』

「……」

『た……て…くれ!!……(ブツッ!)』

バァン!!

通話が途切れた瞬間、もみあっていた何かが間宮の目の前で破裂した。
周囲には血漿が散乱し、体の一部らしきものが道路にぶちまけられている、
呆気に取られている間宮を尻目にもう一つの何かは、道路の雨水を踏みしだきながら、間宮から遠ざかっていった。
何かが逃げていった方向へと、足を向けると、そこはなだらかな山道になっており、何らかの施設へと繋がっているようだ。

携帯の着信音が再び鳴り響くと、間宮は通話ボタンを押し、誰かへと語りかける……

「……もしもし」

『ジッ……ザッ…誰か…・か?』

「えぇ、います!ここにいます!」

『ゲート……開かな…!……ザザッ』

間宮はトラックから発炎筒を数本見つけ上着のポケットへと押し込むと、
バイクへと飛び乗ると、えもしれぬ奇妙な感覚にとらわれながらも暗闇へと続く山道を駆け上がっていった。

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:31:57 ID:vsP8ah2G
ではお言葉に甘えて晒させていただきます
ttp://www10.atwiki.jp/jojobr2/pages/96.html

全体を読んだ感想でも、一話だけ読んだ感想でも全然構いません
後、リレー小説をやってる以上はあまり他の書き手さんに迷惑をかけたくないので指摘は厳しいものでも全然OKです

特に自分が感じてるのは描写不足なのですがその辺はどうでしょう?



46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:32:24 ID:7F7rBYKE
ホラー小説のボツ案

・設定

・過去の時間に落ち込んだ何者かと、現在にいる間宮が電話で通話できる
・過去の世界では物体が通電・燃焼をしない(間宮の声は通電されていないTV・ラジオ・携帯を通して聞くことが出来る)
・過去と現在の世界では物質のみが同軸に存在できる
・過去の世界で死ぬと人間は(物質)となり現在の世界へ強制排除される
・過去の世界で(物質)を動かす、また破壊した(物質)は現在へと反映されない

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:33:30 ID:nckOY9rF
えっと、あれだ
作品投下してみる人は、
投下終わったら終了宣言してくれるとありがたいんだぜ
基本的に投下中は、みんな邪魔にならないように
レスは控えて全裸で正座して待ってますので

アドバイスとか必要なら言ってね
お母さんみたいな優しさでアドバイスがあるよ!



48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:33:54 ID:vsP8ah2G
ごめんなさいリロード忘れてましたorz

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:36:10 ID:7F7rBYKE
終了です

50 名前:ガンツ:2008/09/02(火) 20:36:22 ID:dBGt0uN8
他の方の投下が始まっているみたいなので、ひとまずお礼を……
アドバイスしてくださった方々ありがとうございました。参考にさせてもらい、次の作品に生かせるよう頑張ります。

あとスレの方にも気が向いたら、ちょくちょく覗きにきてくれると嬉しいです。

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:38:05 ID:xTXWW7F6
 ふと、思い出した。今日はあの娘の命日だ。
 今の今まで忘れていたけれど、確かにあの娘の命日だ。
 あの娘の事を思い出すとなんだか苦い記憶が蘇ってくる。
 あの娘が原因で疎遠になった仲間がいるし、結局の所俺はフラれてしまったのだから良い思い出ではない。
 だけど、思い出の善し悪しじゃなくて思い出してしまったのだから何かをしなければならないとは思う。
 花を捧げる? 俺は彼女の好きな花を知らないから却下。
 あの娘の眠る慰霊碑にでも行ってみる? 今からだと帰りが遅くなるから却下。
 アルバムから彼女の写真を取り出して見てみる?
 一番簡単で手っ取り早いからそれに決定だ。
 探せば色々出て来た。隠し撮りした写真や書きかけのラブレターがとか色々ある。  若気のいたりと言える物残しているとは片腹痛い。
 必要無いものを後生大事に残しておいてあるとは、我ながら女々しい野郎だな、思ってしまう。
 無用の長物を見ていると、思い出が鮮明になってくる。嫌な思い出ばかりだけれど。
 そう言えば、あの娘を巡ってケンカ別れしたアイツは元気だろうか。
 風の噂だと外国にに渡ったとか渡らないとか。多分、行動に筋が通って無いのは変わっていないだろう。
 三つ子の魂百まで、なんていう諺もある。
 さて、この無用の長物をどうしようか。残しておいても良いけどなんだか癪に触るし困ったものだ。
 そうだ。いっその事、火にくべて燃やしてしまおう。
 線香代わりに燃やしてしまえば思い出す事もないだろう。
 思い出したのが命日だったから、思い立ったが吉日だ。
 善は急げと新聞紙とライターを持ち出して庭で火を着けた。
 一枚一枚火にくべて灰にする。風が無いから煙は真直ぐに天に登っていく。
 なんだか涙が出て来た。煙が目に染みた訳じゃない。多分、俺は彼女に心底惚れていたのだろう。
 心の傷が鈍く痛み出す。  まあ、なんだ。罰が当たる訳でもないから彼女の冥福ぐらいは祝ってやろう。
 さよなら、俺はお前の事が嫌いだけど好きだったよ。
――幕。


一年くらい前に、書き始めて3ヶ月くらいの時には書いた種の二次。
手厳しくお願いします。

52 名前:51:2008/09/02(火) 20:40:39 ID:xTXWW7F6
投下終了です。

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:42:17 ID:nckOY9rF
>>43
>>44
>>45

擬音はなくても意味通じてるからいらないと思
三点リーダーは二個で一セットでおk
「!」や「?」の後は空白一つ空けようぜ
あと、「間宮が」って使いすぎだと思うので
使わなくても通じるとこは削って
半分くらいまで減らしてもいいんじゃね

54 名前:43:2008/09/02(火) 20:45:56 ID:JiZzxWku
>>53
どうもです

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:46:12 ID:xTXWW7F6
>>45
描写不足を感じているなら擬音を使わずに描写をしてみたら?

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:46:58 ID:9XQnfkiS
>>49
文章読みやすかった。
>『た……て…くれ!!……(ブツッ!)』
の最後のカッコ内の擬音は地の文で表現したほうがもっと良くなるとおも

ちなみにどうしてボツにしたの?

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:47:59 ID:D1IhcXv4
http://syousetuka.com/link2.html
小説の書き方・リンク集

ぐぐったらこんなのがあったよ。
あんま見てないけど、根本的な文章のルールがあって参考になりそう。
「あ。」←この句読点の打ち方がダメなの知らなかった。

>>36
そうそう、俺も要らないと思ったら名前つけない。
ポアロとか読んでてカタカナ名覚えるのウザかったからw
「騎士は」「少年は」とか、そんな書き方したことある。

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:48:46 ID:nckOY9rF
>>45
罫線は二個で一セットでいいんじゃね
それと、罫線や三点リーダーで文が終わる箇所は「。」入れようぜ

描写の件だけど、心情とかはたくさん書いてるけど
主人公が今現在どこにいるのか背景が今一把握できなかったから
その辺を最初に書くようにしてみるといいかもしれぬ



59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:48:57 ID:JiZzxWku
>>56
他にも書きたい物があるので、基本後回しになるんですねぇ

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:50:50 ID:nckOY9rF
>>50
またいつでもこいよー
鮭の産卵のように

61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:52:41 ID:JiZzxWku
ついでなのでもう一つ投下します

両腕を鉄の鎖に繋がれた男達が丘の上を歩き続ける、鋼の鎧に身を纏った兵士達と共に。
汗を浴びて浮き出た錆の臭いが鼻につく、振り払うように腕で汗を拭うと体に鉄の臭いが染み付いた、
やがて撒き上がる砂埃の中、一団が平原を見下ろす丘の上へと辿り着く、見下ろせば積み上げられた屍の山が見える。
死なねばここから逃げられない、死んでもここから出られない、俺達は生きながらに地獄へと堕とされたのだ。

思えば収容所で死んでいった者達は幸運だった、少なくとも自らを刃で斬り裂かれることはない、
そしてその日から、生きる為に生きる俺の闘いが始まった……



【剣奴】



丘の断崖を背にして作られた砦へと到着する、壁には無数の穴が穿ち、
それを見れば、この砦が最前線に位置する重要拠点であることが窺えた。
門前へと一人の騎兵が駆け出し、傍らの門兵へと声をかける。

「補充兵だ、少将はおられるか」

「現在少将は狩猟へいかれて留守です……後ろの連中は死体ですか? 」

「似たような物だな、死体でも槍を避ける盾にはなるさ」

「違ぇねぇ……開門! 」

一人の兵士が声を張り上げると城壁にいた兵士が滑車を回しとゆっくりと門を引き上げてゆく、
補充兵達が砦の中へと一歩踏み出すと辺りからは澱んだ臭気が漂ってきた、正面には正規軍隊の兵舎が立ち並び、
脇には傭兵達の張った簡易テントが立ち並ぶ……。しかし剣奴達に用意されていたのはただの穴倉だった。

「明朝から作戦行動を開始する、まず基本的な装備の説明、
それからこの砦に残っている他の剣奴達と合流し、作戦についての概要を伝える」

「それまでによく体を休めておけ!立てぬ者は『莚』役だ、分かったか!! 」

穴倉へと押し込まれた男達の中から嗚咽にも似た力無い返答が聞こえる、兵士の一人は舌打ちをくれ一瞥すると、
歩哨を残しその場を立ち去っていった、入り口に程近い場所にいた俺に歩哨の一人が話しかけてくる。

「よぉ、アンタ等どこから来たんだ? 」

「海を…渡ってきた」

「海?と言うと本土からか、俺も大陸出身なんだよ、何か変わった……」

歩哨の一人が嬉しそうに頬を綻ばせると、もう一方が注意を促す。

「おい、その辺で止めとけ!どうせ明日には死んじまうんだ」

話しかけてきた歩哨は俺の顔を窺うと、罰が悪そうに背をそむけ、それからは二度と話しかけてくることは無かった。
沈み込むように壁に背をもたれると、周囲からは咳払いの声と衣擦れの音だけが聞こえてくる、
俺はゆっくりと目を閉じ、二度と目が覚めぬようにと神に願う、この悪夢を終わらせる為に……。

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:52:45 ID:8WInYsVA
>>45
流し読みで悪いが、所感。


・説明が説明の域を出ていない
○○(行動)する○○(人名)、のような形態の文が散見されるが、これはどうしてもト書きの域を出ない。
たとえば

>腹を立てて顔面にパンチを繰り出す太郎。

ということだが、これは太郎パンチto顔面はわかるが、他がよくわからない。よって

>さすがの太郎も腹を立てた。テーブルの上のものを根こそぎ払い落としながら、相手の顔面に向けて右の拳を放つ。
>ここでやってしまっては、これ以上話し合いなど続けられなくなるが、もはやどうでもよかった。

こうやってゴテゴテつけながら書いてみると、周りの情報や太郎の心理も文中に巻き込めて、描き方が緻密になる。
表現上で動作だけ書きたい場合も、「〜太郎。」のような体言止めをせず

>太郎の右拳が、相手の鼻柱目がけて跳ね上がっていた。

と、主語述語の順番をきちんと守り、具体的な表記は押さえつつ、状況説明や心情描写を削り落とすようにすればよい。



・(カッコ書き)で胸中のつぶやきを表すのは、個人的に好かない。
地の文に練り込んでしまえばよい。

>(クソッ!ここで引くのか?いや、それだけはNOだ!!
> 俺は最強なんだ!これ以上カス共を見逃すのは我慢ならねぇ!!)

という文を「流星飛行」から引っ張ってきたが、これは

>頭をかすめた退却の選択肢は、すかさずねじ伏せた。
>これ以上、自分以外の人間がのさばるのを見逃す気にはならない。最強が誰なのか、教えてやらねばならない。

とやれば、ほら自然。



あとは本読んで書き殴って、勝手に覚えてくれ。

63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:53:38 ID:JiZzxWku
明朝、剣奴達は砦の脇にある訓練場へと連れられていた、並ぶ鉄の鎧の前に一人の兵士が現れると、
一枚の布を手にし、周囲にも見えるように振り上げると装備についての講義を始める。

「諸君らにはこれを各自に着てもらい、鉄装歩兵として最前線で戦ってもらう、
見ての通り、この鉄鎧は非常に強固な作りとなっている反面、重量の負荷が大きい」

兵士の中からまだ若い小柄な鉄装騎兵が歩みだしてくると、剣奴達から冷やかしの声が飛んだ。

「そこのお前、この兵と腕相撲で勝負してみろ……」

笑っていた大柄の男がその声を聞き、その場で立ち上がると、薄ら笑いを浮かべながら壇上で兵士と手を組んだ。
互いに呼吸を合わせ、開始と共に男が力を込めるが、兵士は顔色一つ変えることなく男の腕を捩じ込んでいき
ついには勝利すると、剣奴の中からどよめきの声が上がった。

ドゥッ……

「うがッ! ぐぅぅッ! 」

「このように……内部に張り巡らされた銅柱に封入された気体は、激しい瞬発力と靭性を生み筋力を補助する、
お前等の中には腕っ節に自信のあるものもいるのだろうが、そんなものはこの発明の前では何の意味も持たない」

続けて兵士はナイフを取り出し銅柱を接続するラインに突き立てると、小さな爆発が起こる。

「しかし、有益なだけではない、このように気体を各関節に送り込む線を断たれると、
瞬時に気体が空気と接触し、数秒後には爆発を起こす」

「じ、冗談じゃない、爆弾を背負って戦えって言うのかよ!! 」

剣奴の一人が兵士に意見をすると、兵士は壇上から降り男の顔を激しく殴りつける。

「その通りだ……しかし、反抗の意志など見せるだけ無駄だ、数時間後に封入された気体が底を尽けば、
お前らは戦場のド真ん中で歩くことすらも出来ぬ鉄屑となるだろう!! 」

剣奴達は悲壮な表情を浮かべる、覚悟していたとはいえ戦い抜ければ生き残ることが出来る、
淡い希望ですらも打ち砕かれたのだから。

「生きたければ常に勝利する事だ! 解散!! 」



一人の兵士が兵舎から現れる、騎士身分である為か、鎧には細かい装飾と紋章が刻み込まれ、
兵卒とは違う清廉さを感じさせた、遠くから呼びかける男に気づくと青年は呼ばれた方向へと目を向ける。

「ヨハン、今日は早いな、もう出撃か? 」

「あぁ、早い内から出ないと日が暮れる前に森を抜けることが出来ないからな、
そっちの方はどうだ?正面から取り戻せそうか? 」

「いや、こっちの方は厳しいな、敵は高所に見張り台を立てている
下手をすれば矢が降り注ぐ坂を馬で上る羽目になる、まともにやりあえば被害は大きいだろう」

「僕がアルメンテの森を抜けるまでの辛抱さ、では、いって来るよ」

ヨハンは片腕を振るいにこやかに微笑むと羽織ったマントを翻し戦場へと赴いた。

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:54:24 ID:JiZzxWku
門の前では剣奴達が鎧を着込み、重い足取りで兵車である『棺桶』の中へと押し込まれていく、
後ろには正規の傭兵達が乗り込み剣奴たちの行動を見張っている中、
銅柱を装着しながら、一人の剣奴が誰ともなく喋りだす。

「みんな聞いてくれ、俺の名はフェルダー、以前の戦闘で生き残り、合流した剣奴だ」

傭兵の一人がフェルダーに近付こうとすると、もう一方の正規兵が腕を出しそれを止めた。

「先程、お偉方から聞いた通り、これから俺達はアルメンテの森へと向かう、
おそらく敵は森の中に潜伏しているだろう、近付くまでが正念場だ……」

剣奴達が顔を見合わせ、やがて皆がフェルダーの話を聞き入るように耳を傾ける。

「まず盾を持っている奴は前の奴に渡せ、『棺桶』が開いたら集中攻撃を受ける『莚』はその場で前進、
身を低くして俺達も後に続く、その後は遮蔽物を捜してそこまで移動しろ、
遮蔽物が周囲に見当たらないときは低い所に身を隠すんだ」

一人の男がフェルダーを睨みつけ食って掛かる。

「そいつは良い考えだな、だがそれで上手くいくって保障はあんのかよ?」

フェルダーは肩をすくめると、男の質問に答える。

「悪いが……俺はお前等と心中する気はない、勝たなきゃ全員道連れだ、
俺達全員がだ、だからこそ皆で協力する必要がある」

兵車の中が静まり返り盾を持った兵士達が前の兵士へと盾を手渡し、
後列の兵士の一人が身を屈めると、皆もそれに応じるように身を屈める。
直後激しい振動と共に手綱を繰っていた兵士が後方へと怒鳴りながら目的地への到着を知らせた。

「目的地に到着した、切り離すぞ!! 」

直後に馬が兵車を切り離し反転すると、兵車は惰性で走行し、ゆっくりと『棺桶』の蓋が開いた。



【アルメンテ掃討作戦】



平原の前に鬱蒼と生い茂る森の前へ五つの兵車が到達し、その内の一つの扉が開く。
剣奴達が飛び出したその時、空気を裂く様な音が森から放たれると、先頭に立っていた『莚』に飛来した槍が突き刺さった。


「……!? 」
直撃を受けた男の体が激しい衝撃と共に四散し兵車の半分を粉々に吹き飛ばすと、
投げ出された剣奴達が朦朧とする意識の中で次々と飛来する槍の餌食となる、周囲には血が飛び散り。
平原の緑が血の赤で塗り潰されていく。


「先頭は早く進め、狙い撃ちにされるぞッ!! 」

消えてゆく兵車を横目で見ながら、フェルダーの号令と共に剣奴達が一斉に進みだすと、盾を構えた前列が駆け足で前進していく、
森からは無数の槍と鉛の榴弾が放たれ、兵車から出遅れていた後続の一人に砲弾の破片が命中すると、
フェルダーが抱え上げ、周辺の溝の中へと身を隠した。

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:55:41 ID:JiZzxWku
「予想以上に飛び道具の数が多い……」

「で、大将さんよ、これからどうすんだ!?
俺達には時間がねぇ……このまま睨めっこしてる訳にもいかねぇぞ」

先程の男がフェルダーに話しかけると、負傷した男の抱えていた筒を取り出した。

「各員、射出槍を構えろ、だが、まだ撃つな」

フェルダーは比較的背の高い葦が生えている左側に展開していた俺に話しかける。

「君の名前は? 」

「名前は無い」

「……みんなも聞いてくれ、俺がこれから号令をかけたら、俺から向かって左にいる奴は射出槍を放て、
敵は怯んで射手の動きが止まる筈だ、その後、槍を持たない奴は葦の生えている左に走れ、
残った右側の射手は迎撃に向かいだす連中を狙撃して援護しろ」

フェルダーを腕を振り上げると、敵の射撃の間隙を見計らい即座に号令をかける。

「撃てッ!!よし、走れ…死にたくなきゃあなッ!! 」


数本の槍が敵陣に放たれるとその内の一本が敵兵の体に深々と突き刺さる、
俺達は葦の中を駆けずり回り、飛んでくる槍の中を掻い潜り森の中へと進んでいった。

「うわぁぁぁッ! 」

「!? 」

敵陣から軽装歩兵が剣を手に持ち斬りかかってくる、しかし鉄甲を打ち破るほどの威力は無く、
肩に当たった剣は中ほどから二つに割れ、鉄装歩兵の返す反撃が男の体を捉えると真っ二つに両断する。


「止まるな、走りながら戦えッ!! 」

フェルダーがそう言い切る間もなく、俺の目の前で敵と斬り合いになった剣奴の一人に槍が突き刺さり
その場で爆散すると、敵の軽装歩兵諸共に吹き飛ばされ絶命した。

「こいつは…酷いもんだ」

俺が思わずこぼしたその言葉に答えるように、隣を併走していたフェルダーが俺に話しかけてくる。

「負傷者を治療するほどの慈悲も無いのさ、運が良ければ爆発せずにゆっくり死ねる、
もっとも、止めを刺されなきゃの話だけどな」

森の中へと突入し木を陰にして近付いていくと、突如放たれた射出槍が木の幹を貫通し、
先行していた剣奴の装甲を貫くと腹部に突き刺さった。


「ガァッ! 糞ッ……!! 」

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:56:27 ID:JiZzxWku
遠くから茂みの中を兵士が走る音が聞こえてくる、俺とフェルダーは顔を見合わせ、
フェルダーが右手を上げた、それに応じるかのように俺は左手を上げると、散開しながら敵兵の横へと走り抜ける。

「フッ!! 」

「う、うわぁッ!! 」

敵に存在を悟られることなく、不意を突くように敵を打ち倒すと負傷した剣奴の元へと走りよる。

「すまねぇ、大将……ドジッちまった」

「……腹を少し抉ってるだけだ運が良かったな、しばらくここで休んでいろ、
下手に動くと暴発する、えーと、名前は? 」

「シュタインだ、ハハッ……アンタ変わってるよ」

「何、借りはいずれ返してもらうさ」

森の中へ剣奴達が流れ込んでゆくとたちまち形勢は逆転した、横に広く展開していた部隊が
突然現れた横からの敵に翻弄され、射手は射線を絞ることが出来ず、残りの兵車から飛び出してきた剣奴達も
次々と森の中へと雪崩れ込み、敵兵を血祭りに上げていく。

俺は周辺を警戒しながら、先ほど斬り倒した敵兵から兜を取り外す、まだ幼い少年は目を見開きながら
虚空を見つめるように事切れていた、俺はゆっくりと手で目を閉じさせると、
傍らに立つフェルダーは、遠く聞こえてくる喧騒に耳を傾けていた。



戦いが終わり、後続の部隊が到着すると俺達は丘の上に立つ騎士達を見上げる、
同僚の剣奴の中から舌打ちが聞こえ、フェルダーが続く言葉を遮るようにその場で手を振る。
他の剣奴達は略奪品を傭兵達に取り上げられ、何やら揉めている、その姿を見ていたシュタインが口元を釣り上げ薄く笑った。

「馬鹿な連中だ、あんなもん持ってたって俺達にゃ何の意味もないってのに」

目の前で傭兵に食って掛かる剣奴が、振り向き様に首を刎ねられる。
フェルダーは目を背け俺の方を向くと、思い直したように話しかけてきた。

「君の名前は無いんだったかな?だが、呼ぶ時に不便だな……」

「カルロだ…カルロ・ロッシ、それが俺の名前だ」

燻し噛む俺を尻目に、フェルダーはにこやかに微笑んだ。

丘の上の騎兵の中でヨハンが陣頭指揮を執っている、傭兵と剣奴達の争いを横目で見ながら、
傍らの兵士達に吐き捨てるように言い放つ。

「兵力が疲弊してるとはいえ、あんな野蛮人共の手を借りねばならんとはな、
しかし、本隊の到着を待つ前に大勢が喫するとは……一体何があった?」

「はい、指揮を執り行っていた兵の報告によりますと、
あちらで座っている剣奴達が側面へ回りこむように戦線に穴を開けたそうで、
しかし、ここに展開していた守備隊の規模は小さい物でしたから、そう難しいことではなかったかと」

「このまま森を抜け敵陣の側面を移動しつつ後方へと向かう、
その後、後方から送られてくる敵補給部隊を急襲するぞ、物資の運搬を終え次第、連中を先行させろ」

俺達は再び兵車の中へと押し込められる、以前と比べて兵車内が随分と広く感じた、
何人が死に、何人残ったのかなど覚えてはいない、顔を見上げるとフェルダーが寝息を立てて眠り込んでいる。
俺は兵車の木の隙間から見える、流れる外の景色をただぼんやりと眺め続けていた。

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 20:57:29 ID:JiZzxWku
1話分終了です、ボトムズのパクリっぽい感じで書きました。

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:01:06 ID:Mvnx/BbW
>>67
目を滑らせただけだけど気になった点を一つ
「!」や「?」の後は全角スペースを入れる。
守ってるのはいいんだけど文末に「!」や「?」が来る場合はスペース入らないよ

○「そうだったのか? 知らなかったよ」
×「黙れッ!!! 」

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:05:30 ID:JiZzxWku
>>68
なるほど、ためになりますな。

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:06:19 ID:nckOY9rF
>>51
読みやすいしいいと思う
ただ一つだけ気になったのが、オチと言えるオチがないんじゃね、と
いっそ某映画みたいに墓から手が出てきて終わるとかでもいいんじゃね?
いや、冗談です


流れが速すぎてレスが間に合わねぇ
自分は腹が痛くてトイレで夜を明かしてきますので
後は優しいお兄さん達にお任せします

71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:14:22 ID:D1IhcXv4
すみません。二人称形式に興味を引かれて書いてみました。1レスだけです。
--
目を覚ましたあなたは辺りを見渡すと、
何も無い真っ白な部屋に居ることに気が付きます。

「おはようございます」
真後ろから声がしました。
振り向けば、一人の女性がにこやかに座っています。
ガラスの透明なテーブル、そして彼女は白い椅子に腰掛けています。
あれ? 何も無かった、つまり誰も居なかった筈なのに。

挨拶をされても、あなたは何も言えません。それはそうでしょう。
今の状況が理解できないばかりでなく、相手が何者かが判らないのです。

しかし――あなたは男性でしょうか。
もしそうなら、心が動かされ興味を引いたでしょう。それも好意的に。
なぜなら、相手はとても綺麗でスタイルの良い女性でしたから。
仮に、あなたは男性としておいてください。

「さあ、その椅子におかけ下さい」
と、彼女は対面にある椅子を勧めます。

座りますか?
彼女は、あなたに何を語ろうとしているのでしょうか。
心動かされた男性なら、おずおずとその椅子に腰掛けるかもしれません。
女性でも同性ならばと心を許すかもしれません。

ただし、覚えておいてください。
人の行動とは、自分の為のものでしかない、ということを。

――さあ、あなたは座りますか?

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:16:16 ID:aX0jP4+1
>>39
だが横8×縦7の画面で書いている事をただ分かって欲しかっただけだ。
画面に56字しか出ないと改行も大変だし、長文になると書き始めが消えるので書きにく
い。全体の文の構成さえできないって事だ。
おまけに修正もしにくい。
この環境での創作作りを分かって欲しかっただけだ。

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:19:23 ID:Mvnx/BbW
>>69
読み終わった
前に指摘された所を改善していて、とても読みやすいから中身はおkだと思う
だけど、所々句読点がおかしいな。推敲してる?
例えばここ

>遠くから茂みの中を兵士が走る音が聞こえてくる、俺とフェルダーは顔を見合わせ、
>フェルダーが右手を上げた、それに応じるかのように俺は左手を上げると、散開しながら敵兵の横へと走り抜ける。

ちょっと一文が長いと思う。ただの「、」と「。」の打ち間違えかもしれないけどこうした方がいい

>遠くから茂みの中を兵士が走る音が聞こえてくる。俺とフェルダーは顔を見合わせ、フェルダーが右手を上げた。
>それに応じるかのように俺は左手を上げると、散開しながら敵兵の横へと走り抜ける。

無理に文章を繋げなくてもいいよ。細切れ過ぎるのもアレだけど
描写は問題ないと思った

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:20:56 ID:xTXWW7F6
>>71
これは二人称ではなくて一人称では無かろうか?

・改行後の段落の始めの空白がない
・無駄な改行が多い。改行する意味が解らない
・個人的には文体、ストーリー共に好きな感じ。特にラストが良い。


75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:22:06 ID:2MOEJ7XZ
「おーい、ジェシカー?だいじょぶー?」
近くから声がした。
目蓋を開けると、目に入ってくる天井は染み一つ無い綺麗な白色だった。
え、なんで。部屋の天井は先週焦がしちゃったじゃない。
どこで寝てるのよあたし。
そんな疑問が一瞬頭に浮かんだが、ベッド脇のパイプ椅子に腰をかける友人を見て当たりをつける。
「……また失敗しちゃった?」
「ええ、そりゃもう壮大に。凄かったよー。死んじゃったかと思った」
はあ……と小さく溜息をつきながら私は考えることをはじめる。

ここは〜〜。
全国各地から魔法使い見習いとやらが集まって、立派な魔法使いになるためにひたむきに勉強をしている。
ひたむきかどうかはさて置いて、私もそんな見習いの一人だ。
「それで?体は大丈夫なのー?」
そしてたった今、隣に座っているこの女性が私の数少ない友人の一人。
「大丈夫よ、メアリ。どうせいつもみたいな事やらかしちゃったんでしょ、私」
「いや、だから今回はいつにも増して凄かったんだって。
 だって高度100mから垂直落下だよ?おへそまで地面に埋まってたって」
そう言ってメアリはケラケラと笑い声を上げる。
いや、それ笑い事じゃないだろ。
100mて。へそまでて。
「あー、でも多分大丈夫だよー?ちゃんとヨハン先生、地面を泥に変えておいてくれたし」
……そう言われて私は始めて自分の格好を確認する。
「……なにこれ」
「いやー、だからヨハン先生が」
「うっそ、最悪。卸したての修行服なのに」
真っ白だった服はへその辺りを境目に、見るも無残なことになっていた。


書きかけの魔法物なファンタジーの冒頭部です。
ボロクソに言ってやってください

76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:23:52 ID:aX0jP4+1
>>72
おまけにメモ容量128文字。
繋ぎ合わせて作らないといけない。

言い訳になるが、PCならもっと良いものが書ける。

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:27:33 ID:D1IhcXv4
>>74
やっぱり結論的に一人称になっちゃってますね。
あと、ついつい行間を作って区切りをつけたくなるんですよ。気をつけます。
ストーリーを褒めて貰えたのは凄くうれしいです。
自分で貼ったリンクで勉強してきます。ありがとうございます。

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:28:01 ID:8WInYsVA
>>76
これ以上クオリティアップは無理、ってものを持ってきていない時点で「見てもらう」態度ではないわけだが
もし考えがあってそうしたのなら、それも添え書きしてくれ。
なぜわざわざその環境で書いたものを持って来たのかを、だ。

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:28:05 ID:aX0jP4+1
それに煽って書かすのは無理だぞ。

スレタイ通りに実行。
でなければ、もう絶対に書かない♪

80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:28:28 ID:xTXWW7F6
段落の頭ってスペース入れないのがデフォ?
こんな感じ。

アドバイスする自信がなくなってきたorz

81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:29:22 ID:9XQnfkiS
>>51
>多分、俺は彼女に心底惚れていたのだろう。
心底惚れていたのに↓というのはちょいと……。

>花を捧げる? 俺は彼女の好きな花を知らないから却下。
>あの娘の眠る慰霊碑にでも行ってみる? 今からだと帰りが遅くなるから却下。
>アルバムから彼女の写真を取り出して見てみる?
>一番簡単で手っ取り早いからそれに決定だ。

あと、あの娘を思い出すとき容貌の描写はいってるといいかもしれん。
語り主の記憶に残ってる彼女の魅力的なところを際立たせるような感じで。

>若気のいたりと言える物残しているとは片腹痛い。
今何歳なんだろ?読んでる限り、若気の至りといいつつ、まだ大分若いという印象をうけるぞ

>心の傷が鈍く痛み出す。
一人称形式のこの文だと、あまり説得力が。自分で心の傷があああって言っちゃうと何かね。
もう少し書きようがあるように思う。


手厳しく、とあったので批判的な方向ばかりで書いちゃったスマソ

82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:31:45 ID:Mvnx/BbW
>>75
俺も駆け出しだけどボロクソに言っちゃうYO
文章のルールを守ろう。三点リーダはそれでおkだよ
>>68に書いたように、「!」と「?」の後は一ます開ける
・段落を付けるなら行頭を一ます下げた方がいいかも。2chでは守っていない人も多いからこれは気にしなくてもいいよ

中身について
>ここは〜〜。
「〜〜」には地名が入るのかな。だとしたら面倒でも考えて埋めた方がいいよ。

>100mて。へそまでて。
「100mって。へそまでって」にした方が……。

後は慣れだね。とにかく書く&本を読む!

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:33:30 ID:xTXWW7F6
>>81
批評THX。自分の至らない点が解ったよ。

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:35:03 ID:Mvnx/BbW
>>80
開けてない人多いよね。2chに限りどっちでもいいと俺は思うよ。
「歴史上の人物でバトルロワイル」スレでは開けてる人の方が多い。でも多分全部同一人物。
個人個人の好きでいいんじゃね?

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:35:05 ID:2MOEJ7XZ
>>82
文章のルール…今まで殆ど気にしたことが(ry

〜〜は埋めようと思ってたの忘れてましたw
色々とさんくすです、さんくすです。


//というか1レスぽっち投下しても、答えてくれる人もやり辛かろうなあ……

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:36:01 ID:8WInYsVA
>>81
世の中にはあえて矛盾する文を組むことによって、その人物の錯乱ぶりを描きだすという技があってだな。
その指摘部分だが、全部受け入れて読むこともできるぞ。
ちなみにその場合、語り手はちょっぴり自己陶酔入ってる厨二病入りかけの夢見がちだ。

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:40:24 ID:aX0jP4+1
>>82
>とにかく書く&本を読む

物書き好きの素人だが、この点は納得できる。


頭の中で、ネットではどうなっているのか、想像しながら書かなくてはいけない。

確認はAAで見る。
最近は確認していない。


マジでシンドイのだよ。

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 21:51:52 ID:xTXWW7F6
文章の書き方のまとめの必要性を感じてしまった。

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:19:30 ID:aX0jP4+1
>>88
誰かそんな使い方してたか?

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:21:24 ID:aX0jP4+1
突っ込める部分はたくさんあるんだぜ。

あえて、やらないだけだぜ。

それに句読点とか言い出したのは俺ではない。

91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:54:28 ID:WrPKQ80T
 当然のごとく。
 日本国民であるぼくの辞書の中に、その言葉は含まれているわけで。
 しかしながら、テレビぐらいでしかその言葉は発せられず、身近でそんなことを感じたなんて経験もなく。
 精々が小説か歴史の授業の暗記項目のひとつとしか思ってなかったその一単語が、ぼくの世界を変えてしまった。

 せん-そう【戦争】 @たたかい。いくさ。合戦。
             A武力による国家間の闘争。「―と平和」          岩波書店、広辞苑、第五版より抜粋

 二〇一八年 四月二十二日 一三四三時(現地時刻)
 第三十三演習場

 SOCOMピストルと呼ばれる拳銃がある。正式名称をH&K Mk23といい、とても高価。一丁で十万弱。
 頑丈で当たりやすく、故障知らずらしい。
 アメリカ特殊作戦司令部というでかいビッグネームがついた、アメリカ軍一押しの拳銃。
 問題はそれが俺の手のひらの中で火を噴いているという事実。しまった、弾切れだ。十二発という数を常にカウントしろ、と教官に言われたじゃないか。
 ともかくデカイし重い。片手じゃとても扱えないサイズの軍用拳銃は、トリガー一つで45mmACP弾を発射し人間一人を抹殺する。
 演習だからさすがに実弾は使わないが、それでも急所に当たれば死ぬ可能性もある。演習なんて、致死率の低い実戦だ。
 通りの向こうに現れた敵と銃撃戦。偶然部隊から離れてしまった俺と名前も知らない男は、一発撃つとすぐに建物に飛び込んだ。
 物陰に隠れてマガジンと取り替えていると、左隣にいる味方の右こめかみに赤い光点が見えた。声をかけるまもなく、そいつは気絶した。遠距離射撃による麻酔弾だ。
 クソッ、今のは俺の運がよかっただけだ。偶然建物の影で、俺を狙撃できなかったから。撃たれた味方が地面に屈しているときには、俺は走り出していた。
 間違いなく日本ではない海外を想定した演習場の町並みを、射撃方向を予測して建物の影を疾走する。
 手首のリストウォッチを確認する。残りの敵数と味方数、最後に残り時間が表示されている。味方部隊とはぐれて早五分。そろそろ演習を終了するはずだ。こちらの圧倒的敗北とともに。
 ふと気づいた。今の俺の行動を無意味、むしろマイナスだ。
 この第三十三陸軍演習場はおよそ半径一キロ。どこに行こうが、狙撃用ライフルの射程内だ。だったら――。
 手近な建物に入り階段を駆け上る。五階分の階段を駆け上り一分ほど間を空けて屋上に出る。一分も経ったのだ、狙撃主は俺以外に目標を定めていることだろう。
 それでも用心して屋上に出る。幸いこの建物の屋上はフェンスではなく石の壁がフェンス代わりになっている。身を隠すにはちょうどいい。
 座ってしまえば完全に隠れてしまえる。そして俺は軍用拳銃Mk23で石壁に穴を開けた。
 超近距離射撃。ライフル弾の直撃に引けを取らない破壊力。でかい銃弾ででかい穴を開ける。そこから目だけを出し、狙撃主を探す。
 狙撃は視野が広い場所が好まれる。また適度に高すぎない位置もだ。高すぎると建物による死角が増えてしまうらしい。また、弾道も重力や風によって大幅に変化してしまう、らしい。教官から聞いた知識が役に立った。
 俺の素人目からの候補は三つ。十階建てのオフィスビルに八階建てのマンション、最後は外からでは何階建てか判別できない役所みたいな建物だ。
 そしてまたふと気づく。この建物もなかなかいい狙撃場所だ。油断していた自分を叱咤するのはあとにし、まわりの気配を探る。
 学校の屋上を想像すればわかりやすいだろう。屋上に出るための扉のうえには給水タンクがあるはずだ。この建物にもそれが据え付けられていて、その横から突き出るライフルの銃口がじっと俺を見つめていた。
「屋上に出てから十三秒。お世辞にも早いとは言い難いな」
 ライフルを構えている東洋系の男が言う。切れ長の目はじっと俺の額を見据え、長身痩躯は小さく折りたたまれ射撃姿勢をとっていた。

92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 00:48:51 ID:n6KBGMVS
>>91
俺も初心者で文章の書き方の指摘なんて出来ないけど、感想だけ。

この建物に狙撃手が居る可能性を失念していたこと、
既に銃口が向けられていたこと、
その辺が淡々としすぎているかな、と。

それに、狙撃手の目から逃れようとしているのに銃で壁に穴あけちゃっていいんだろうか。
その他、主人公が何を狙って屋上に出たりしているのかわかりにくかったけど、
そういうのは俺の読解力の無いせいかな。
あと、ストーリーとして最後に「してやられた」というオチが欲しかった。

そんだけです。

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 04:53:26 ID:lIn53icx
ついさっき他所から来たけど。なんかいい板できてんな
嬉しい

>>91
>問題はそれが俺の手のひらの中で火を噴いているという事実。しまった、弾切れだ。十二発という数を常にカウントしろ、と教官に言われたじゃないか。
しまった、が入るタイミングが唐突だと思った。改行挟むなりしていいんじゃなかろうか

>45mmACP弾を発射し
くどく感じたけど、これは人それぞれかも

>物陰に隠れてマガジンと取り替えていると、左隣にいる味方の右こめかみに赤い光点が見えた。声をかけるまもなく、そいつは気絶した。
動作とか説明が長くてもっさりしてる。少なくとも直前の一文で周りにいる味方が一人しかいないことは分かってるし、「左隣にいる」はいらない
説明をだーっと並べるんじゃなくて、どうしてそうなったのか分かる程度に演出っぽく描写するなりすると格段に読みやすくなると思う
(具体例が出せなくて申し訳ない)

>撃たれた味方が地面に屈しているときには
屈している、が進行形なので、屈した時には、ぐらいで

>間違いなく日本ではない海外を想定した演習場の町並みを、射撃方向を予測して建物の影を疾走する。
「間違いなく日本ではない、海外を〜」って点を挟んだ方が読みやすいかな。すぐ後も「射撃方向を予測して、建物の影を」のほうが
というかむしろ「射撃方向を〜、建物の影を〜」で「を」が重なってなんとなくテンポが悪い。「予測しながら〜」とかがいいんじゃね?

>ふと気づいた。今の俺の行動を無意味、むしろマイナスだ。
ただ「ふと」だと、読者的には唐突。建物の影に隠れていてなり、上を見ながら走っていてなり、漠然とでいいから「なんで思い付いたのか」
に気付かせてもらえるとより面白い

>学校の屋上を想像すればわかりやすいだろう。屋上に出るための扉のうえには給水タンクがあるはずだ。
ちょっと丸投げすぎると思う。そもそも実際に給水タンクがイメージできる人は少ないと思われ
もっと言うと出来れば屋上の様子を出た時にもう少し細かく描写して欲しい気持ちも。

全体的に必要な描写が省かれていたり、それっぽい言葉でまとめられてしまっている印象
細かく描写する事がいいとは限らないけれど、一般的でない情景を描写する時は、ある程度イメージできるように書きませう
>間違いなく日本ではない海外を想定した演習場
なら、俺はなんかNYっぽい市街地を想像したけど、砂埃が舞って視界が遮られるとか、藁葺の屋根が、とか添えるだけで一気にイメージ変わるし、
読者のイメージがある程度統一されるように書かないと、自分のやりたいことも伝わらないべ

内容的には
・プロローグと辞書の引用いらないんじゃね? 導入にするなら弱い。
・部隊から離れた理由が偶然で片付けられるとか無能すぎね? もう少しそれっぽい理由があっていいんでないか
・狙撃の対象にならないように動いてるのに発砲したら意味無くない? 音やばくね?
・折角「主人公が振り返ると、そこにはライフルの銃口が!!!」とかヤベーシチュエーションなんだから、ライフルの銃口をもっと禍々しく書いてよくね?
・続きそうだけど、ここで切るならオチつけて欲しかった
という印象。あくまでざっと読んだだけなので、間違ってるかもだけど勘弁

文章自体はよく言えば普通、悪く言えばありがち
でも書いてたら自分の色は勝手に出てくると思うので、あまり気にせず、たくさん書いたらいいと思う
自分が描写したい物、風景、人物をよく考えて、少なくとも重要だと思う部分は読者に伝わるように描写する事を心がければ、ガンガンうまくなるはず
頑張って

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 04:58:27 ID:WzdMXhjC
18歳以上の人はエロパロ板のSS書きの控え室っていうスレを見に行くといいかも。
過去ログまとめに、文章の書き方や投下の仕方などいろいろ詳しく載ってる。

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 04:59:57 ID:iVWlwlMk
もっと人が増えてきたらそんなスレがこの板にできてもいいよね
今は雑談スレがその役目だしあのカオス感がいいからまだいらないけど

96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 05:37:37 ID:badsV1Uu
 男子トイレの一番奥、右手側にある個室の扉には、モップでがっちり
とつっかえ棒がなされていた。
 扉の下から排水口まで水溜りが出来ている。辺りにはトイレ用洗剤の
柑橘臭。中からは嗚咽。いじめ、である。
 その現場に──

ぺたっぺたっぺたっぺたっぺたっぴちゃ…

 スリッパの足音が水溜りを一歩踏んで止まった。
 個室の中で、いじめられっ子の男子高校生ススムは縮み上がった。
 が、その足音の主が発した声は、ススムの知っているどのいじめっ子
の声とも合致しなかった。

「ハハハ、こんなに判りやすい“いじめ”の現場、久しぶりに見た」

 ハスキーな女性の声…女性の声?!ここは男子トイレのはずじゃ…。

「女が何故男子トイレにいるのか…とか考えてるかも知れないけどさ、
とりあえず私の話を聞いてよ。拒絶の権利は無しね」

 ススムは洟をすすり、洋式便器の上にしゃがみ込んだまま、ハスキー
な声に耳を傾けた。

「私さ、学校ってカーストだと思うのよね。役人=教師、貴族=顔も育
ちも良いカリスマを持った勝ち組、平民=取り柄もないけど当り障り無
く安穏と暮らしてる奴等……そして君のような、全部のツケを払わされ
る貧民」
……。

 ススムはただ黙って聞いている。

「普通ならば、学年や学校が上がる度に貧民から脱するチャンスはある
でしょう……けどここは小等から大学まで揃った学園。あなたは学園内
の格差社会に埋没し、もう4年も苦渋を舐め続けている」
「な…なんで僕のいじめられた期間まで知ってるんだ!」

思わずススムが声をあげた途端──

どがんっ!

 トイレ中に響き渡る衝撃音。ススムが居る個室のドアを、ハスキーな
声の持ち主が蹴り付けたのだ。

「黙って・聞いて・くれる・かな」
「ひぃ…」

 ただでさえハスキーな声が、ドスを利かせて苛立たしげに区切って喋
ったのだ。ススムの心臓がキュッとなった。

「じゃあ続けるよ。あれ?…どこまで話したっけ……え〜と……う〜、
めんどくさい!とにかく!貧民から脱出したかったらこの紙に名前書い
て部室来なさい!以上!」

 上から紙切れがヒラリと投げ込まれ、紙にはこう書かれていた──

≪崖っぷち同好会入部届≫

他スレに書いたSSです。
直すべきとこ有ったら指摘してください。

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 10:06:34 ID:FYm6Z476
>>96
視点気にしてる?これだと客観視点、ススムに関する描写のみ神視点ってなってて、時折追随しにくくなったりするんだな…意識しているのであれば
狙った効果を出せるように練習が必要かな。
出だし、「いじめられっ子の男子高校生」これ必要だろうか?「高校」の要素は後のどこにでも混ぜ込めると思うし…
カーストに関してはもう少し勉強してから使った方が良かったかも知れん。
それから紙は投げることはないんじゃない?その辺に置いて、足音が遠ざかる描写入れればよくね?
題材がら扱いは難しいかもしれないけれど、これはもっと良くなるよ。
改行だけならともかく空行も多く感じたしね。作品は作者が完成だと思ったら完成だから、正しい姿なんてのは存在しないけれど、
良ければ意識してみてください。

同板の文章評価スレの住人でした。(ひそかに宣伝)

98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:28:03 ID:qw2WMppB
一つだけ言っていいか?

まず、いま流行っている句読点や文法などを言い出したのは俺じゃない。
いきなり指摘してくる奴が、いたから同じ類のような奴らだと思うと、やり返していただけだ。

これを頭に入れておいてから後を読んで欲しい。


ネットや掲示板での文法などを気にするのは、ネットのレスを自由に扱
う発想を摘んでしまう、と思うよ。
自由に空白内を扱う人が増えたので、掲示板内で様々なレスや発想が生まれるんじゃないのかな?


考え方は人それぞれだから、悪魔で意見。

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:38:36 ID:qw2WMppB
前から悩んでいる事を、ここの文法王に一つだけ質問して良いかな?


@明日は雨だ、"と"思う。

A明日は雨だ"と"思う。



は"と"の使い方はどちらが正しいんだ?
前から悩んでいるんだ教えてくれよ。

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:45:34 ID:qw2WMppB
スルーするなよ。

101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:47:34 ID:calCEPA+
>>99
文法王なんてエロ…エライ人じゃなくただの読み手だから文法についてはいえないけど
@明日は雨だ、と思う→その時ふと思いついた印象
A明日は雨だと思う→前から思っていたことを確認する印象
という感じを受ける
まあこれは読んだ時の個人的な印象に過ぎないから、スルーしてもらって構わない



102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:52:25 ID:/9bt3Qql
文章と台詞の間空けるのは読みやすくする為でしょ

4人以上で会話するとややこしいから、短い地の分入れて区切って喋るとか
地の文が長すぎないよう4〜5行前後にまとまるように書くとか

どう書くと読みやすいかで書いとります

103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 15:54:39 ID:HtZ3rRgq
@は「明日は雨だ」で一旦区切ってるから言い切りの形が強調されて
より断定的な風になるんじゃない

と思うけど文法的に正しいかは自身がないな。助けて文法王。

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:01:32 ID:qw2WMppB
>>101
答え:読み手が楽しければそれで良い。

"と"は一つでは独立できない。"と"の役目を考えてみよう。

自分で作った問題なので答えがあってるか分からないが、文法通りだと@が正しいと思う。
正解の説明はしない。
理由は、それをまた誰かにするウザイ奴が現れるから。

しかし、俺の正解は両方が正しい。
文字なんて人とコミニュ・ケーションをとる為のものだ。それを扱い易くする為に文法な
どが存在するんだ。
現実の活字を見ていても守っている奴なんて、ほとんどいない。
それが現実だ。

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:12:13 ID:lIn53icx
>>98が日本語でおk……なのはともかく

小説とかSSの練習なり、批評希望で来てて、板的にもスレ的にも小説書く人が来てるはずだから、文法にうるさいのは当然
文法を無視する事に意図があるなら書くべきだし、意図が通じなくて指摘されたなら反省するかスルーすればいいだけ
最悪「2chで投下する用の文章なので、〜は無視してます」って添えたら問題ないっしょ。添えなくても雰囲気で分かる、多分
自由に扱う発想だかを使ったレスは少なくとも小説ではいらない。スレチってだけの話じゃね

まあでも何でもかんでも指摘するのもね……
行間空けたりとかは2chでレス見るときは楽だから助かるし
行頭の空白とか、2chでは役に立たない事が多いから、一段落が殆ど一行で終わるような奴はスルーしてもいいと個人的には思うわ

>>99はどっちでもいいんじゃね
@だと「明日は雨だ」という意見が強調される。Aだとされない
明日の天気が問題になっているとかの場合には@がしっくり来るだろうし、漠然とした思考を表したいならAでいいような
そんなかんじ

ちなみに、俺は文法王じゃないからな、一応。今日来たばっかりだ
てか文法王って誰だよwwwwwそんな奴いるのかよwwwwww

106 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:19:28 ID:BdwaEJii
質問なのか問題なのかはっきりしてほしいなあ、>>99の人は

107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:36:19 ID:MRBWBjI7
ここは初心者スレだから、基本的にのんびりとね

108 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:08:08 ID:d2XiHALa
でもわざと文法を崩した部分をつくることで展開に緩急をつけたり
個性を出したりしてる作品もあるから一概に文法文法のみいうのもなんだけどね
まぁそういうのは正しい文法がわかった上でわざと崩すものだけど

109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:13:21 ID:WMj4JKkq
個人的には文法の間違いとか語法の誤用とかよりも、
読んでてテンポが悪かったりくどかったり、そんな所を教えて欲しい

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:15:26 ID:pBCCkTam
>>109
悲しい亊にSSの評価は個人の嗜好で変わるんだよ。

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:17:41 ID:WMj4JKkq
それじゃ駄目なの?>個人嗜好がバリバリ出てるアドバイス

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:17:53 ID:l+CRpLCv
客観的に読むのはなかなか難しい。

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 18:38:01 ID:pBCCkTam
>>111
自分の嗜好だとこうですよって自覚しながらアドバイスすれば良いじゃない?


114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:14:27 ID:qw2WMppB
>>105
君が簡単な漢字と平仮名が分からないのは残念だ。
日本語が不得意なら、今から一緒に勉強しよう。

>>106
書いている本人が分からない、ので問いかけている。だから両方の要素がある。


@あれはバナナだ、と思う。

関西風
Aあれはバナナや、と思う。

どっかの地方風

Bあれはバナナぞ、と思う。



上に書いてある三つの文を見て、下の質問に答えなさい。

@あれはバナナかなと、思う。
Aあれはバナナかな、と思う。


115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:18:43 ID:MRBWBjI7
よく分からんが、ここはあくまでも創作関連初心者が
質問したりSS投下してアドバイスもらうな
まったりスレなので、文法上の細かい疑問とかは新しくスレ立てて
そっちでやった方がいいんじゃね

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:20:08 ID:VqakE+ZO
>>115
たぶん関わらないほうがいいとおもう
ID:qw2WMppBには

117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:45:40 ID:pBCCkTam
>>114
A

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:52:56 ID:BLSOBSv9
>>114
2
てか質問スレ行くか文法スレ立ててそっちでやれ

119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:55:11 ID:qw2WMppB
>>117
質問は下の問いに答えなさい、になっている。

なので

@バナナだね。


Aバナナだよ。

の、ように答えなくてはいけない。


文なんて何文字も普段から、書くので句読点や文法なんて気にしていない。

私は文を普段から多く書く、ので句読点や文法など、を気にしてはいない。


どっちが親切で慣れている?

面白ければ良い。

120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 19:59:53 ID:pBCCkTam
>>119
教授、選択問題だと思ってました。

121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 20:00:17 ID:FYm6Z476
今のこのスレに初心者が書き込みたいと思うかな?
特に一部の人、もう一度自分のレスを読み直していただければありがたい。
文章を愛する者にふさわしい言動を望みます。通りすがりの者の差し出口でした。

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 20:02:30 ID:ui8Lj338
―――私が…文法おおです、

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 20:21:49 ID:MRBWBjI7
とりあえず初心者さんは>>1のテンプレ読んで
気軽に来ればいいと思うんだぜ

124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 21:51:02 ID:FYm6Z476
なんか流れを止めてしまったようなのであげ

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 21:58:21 ID:do6FbHDI
止まってほしい流れだったさ

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 22:01:49 ID:FYm6Z476
thx

127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 22:29:44 ID:badsV1Uu
>>97
う〜、神視点苦手なんすよ
精進します!

128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 22:35:56 ID:FYm6Z476
>>127
シェアードの人だよね?大丈夫、いけますよ!
いつでもレスいたしますのでまたドゾー

129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 22:52:38 ID:qw2WMppB
>>96

素晴らしい体験だ。
もう少し苛めっ子の気持ちを書き込むとリアルに描写できる。

それに、男が便所を苛め現場にするのはTVかリアルな女子だ。

それはなぜか?

男は便所する時は本能で警戒心が強くなるからだ。

タバコを吸うなどの人に見られたくない他用目的で使う時はある。

なので便所では、あまり騒ぐ男はいない。

130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:14:44 ID:qw2WMppB
とある小学校で悪ガキ3人組は幸一が大便の方に入っていった姿を見た。
悪ガキ3人組の中のAが幸一の入っている便所のドアをガンガン蹴った。
幸一はうんこの途中で身動きできずに静かにしていた。
Bが隣りから覗いている事も知らずに・・・・
BはAとCに幸一がうんこの最中という事を告げた。
AとBとCは面白がってガンガン扉を蹴った。

そのうち休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴りAとBとCは便所から出ていった。

3人が去ったのを確認すると幸一は 静かに出てきて教室に帰ると
「遅い。」
と先生に怒られていた。

131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:27:38 ID:pBCCkTam
「ねえ、何でなの、護、どうしてっ!」  護は黙ったまま答えてくれない。
 ただの一言も返してくれない。
「私のこと好きだって言ったじゃん! 私だけを見てくれるって言ったじゃん!」
 涙で閉ざされて護の顔が見えない。
 涙で閉ざされて護の心が見えない。
 涙で閉ざされて護の声が聞こえない。
「黙らないでよぉ……。何か言ってよぉ……」
 深夜の雪の日本海に私の声が力なく響く。
 ――そして沈黙。
「……オレ……なんだ……」
「なんなの、聞こえないよ!」
「……オレ、この前血を吐いたろ。病院で調べたら……」
 護はそこで言葉を止めると私を強く抱き締めた。
 強く、力強く、ギュッと。
 悲しいくらいに痛い。
 護の熱い吐息が私の髪を靡かせる。
「……オレ、労咳で、後……半年しか生きられないんだ……」
 労咳。その言葉は私の頭の中を真っ白な絵の具で塗り潰した。
「……ねえ、嘘だよね、冗談だ……」

 言い切る前に、私は唇を護に塞がれた。 一瞬だけど永遠の悲しいキス。
 熱いけれど冷たいキス。
 そしてそのまま私は護と夜明けまで何度も何度も愛し合った。


132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:35:31 ID:FYm6Z476
>>131
あ、もちろん131のことじゃないよ。>狂
  労咳か…大正のサナトリウムの恋なイメージがある俺は間違いなくまだ未成年w
  てか普通にうまいっすよ。初心者じゃないと思いますです

133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:43:01 ID:qw2WMppB
若い太郎は花子と2人っきりになると興奮していた。
太郎はドキドキしながら花子を見た。
今しかチャンスはない!
「な〜、マーサジしてもいい?」
太郎の胸は張り裂けそうだった。太郎は花子の肩に手を掛けると肩揉みをしだした。
モミモミ、モミモミ、モミモミ、モミモミ
太郎は花子の肩を揉みながら最高潮に興奮していた。
胸だ!胸だ!勇気を出して胸に手を伸ばすんだ!
太郎は黙って胸に手を伸ばし、ギュト花子の胸を掴んだ。
花子には太郎の考えがミエミエだったが、太郎に身を任せた。太郎は花子の胸を
モミモミ、モミモミ、モミモミ、モミモミ
太郎は考えた。次はキッスをカマすんだ!
太郎は花子に顔を近付け、ぶ厚い唇を近付けた。花子は待っていたかのように太郎の唇を受け止めた。
2人はネチ、ベッチョリと夜の公園で口づけをした。

※体験談ではありません。

134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:50:03 ID:Pf5+dAtf
>>130
読点「、」を使うと良いかも。
短い文章なのに文章がノッペリして見える。

それと、三点リーダは「・・・」じゃなくて、「…」を二つつなげて書く……。
文末に「……」がくるようなら、句点「。」をつける。

文中の会話文、
「遅い。」
に関してだけど、
「遅い」
と言う風に、句点はつけずに書く。

個人的に思った事なんだけど、せっかく最初の行で『悪ガキ3人組』と呼んでいるのだから、
その後も『AとBとC』って表記するんじゃなくて、『悪ガキ3人組』と表記すると良いかも。

細かい文法を言ったら他にもあるけど、
上に書いたものを直すだけで問題点が自分でわかりやすくなると思う。

この程度しか言えなくてすまない。頑張れ。

135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:57:00 ID:Pf5+dAtf
>>133
改変をしたにしては狂気が足りていない

136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:24:55 ID:aDGtZXNU
>>130
文法は主義だそうなのでまあいいんじゃね。読みにくいことこの上ないけど
ドアと扉、大便とうんこはどちらかに統一した方が読みやすい

とりあえずオチが弱いのと、「トイレに入った幸一を悪ガキが茶化した」だけで話に起伏が無いので
このままだと面白みが無い。蹴ってる様子をもっと描くか、幸一が困っている様子を描くかして、キャラを掘り下げていくと面白くなりそう

>>133
・日本語は正しく使いましょう。マーサジとかギュトとかネチ、ベッチョリとか
・「興奮していた」とか、同じ単語を使いすぎると面白みがなくなる。ずっと興奮してるけど、どう興奮してるの? って感じで読者に伝わらない
単語に頼らず、描写でキチンと情景を描くべき

○勢いで押すなら
・話自体に内容が無いので、ゴリ押しするならもっと文章に勢いをつけて。ただ文章をシンプルにするんじゃなくて、
コミカルな描写を挟んでみると馬鹿らしさがでると思われ

○真面目に書くなら
・擬音は便利だけど使いすぎると描写を誤魔化しているように見えるので、モミモミ連呼は良くない。揉み方とか、太郎花子の掛け合いとか、
 そういうのを描写して盛り上げた方が


137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:34:15 ID:9pgt/dcq
>>136
評価ばっかりしてても暇だろ?

参考に何か書いて欲しい。

138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:35:57 ID:+fEc80NG
>>133
「2人」ってのは漢数字で書こうぜ。
他は大体誰かが言ってくれてるからいいや。

以下、問題点。
・主述の関係が単調すぎる。
 「○○は××した」を繰り返すところに特段の狙いが感じられない。
 リズムがないから数行の掌編なのに読んでいて飽きる。

・エロさが全然伝わってこない。
 若い男女が夜の公園で青姦する話なのにまるで感情が動かない。
 描写が表層的でまるっきり実感が湧かない。
 もっと五感を使って表現すべき。

・視点が揺れすぎ。
 太郎の視点なのか花子の視点なのかはっきりしてくれ。
 そのせいで感情移入もしづらくなっている。

数行でこれだけ問題が出てくるんだ。
もっと頑張りましょう。

139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:37:03 ID:9pgt/dcq
>>134
細かい文法も教えて欲しい。

140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:40:10 ID:aDGtZXNU
>>137
さっきシェアードワールド用に一本書いてたんだけど出来が悪くて泣ける
それでも良かったら、書きあがってから見てもらえると嬉しいかも

評価ってか、文章の問題点を探すのも勉強になって個人的には面白いけどね
はたから見て、文句ばっかりに言ってるように見えてたらスマネ

141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:42:01 ID:HdGmtWVf
>>134
意味が通るかどうかという最低限のラインを満たしているから別に気にしなくてもいい
ただ、表したいという情熱が足りないだけだ
本当に書きたいものが見つかるまで、一旦字を書くのをやめてマスでもかいているといい

ついでに文法の何について聞きたいのかまで書かなければ、答えようがないからね
「文法」のすべてを知りたいのなら、大学で日本語学概論を履修するのが一番確実だ

142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:44:43 ID:9pgt/dcq
>>138

「2人」ってのは漢数字で書こうぜ。
≫なぜ?


他は大体誰かが言ってくれてるからいいや。
≫何を?

以下、問題点。
・主述の関係が単調すぎる。
「○○は××した」を繰り返すところに特段の狙いが感じられない。
≫どこの部分?
リズムがないから数行の掌編なのに読んでいて飽きる。

若い男女が夜の公園で青姦する話なのにまるで感情が動かない。
≫青姦迄は言っていない。ヨク読め
描写が表層的でまるっきり実感が湧かない。
≫表層的な描写とは?





>数行でこれだけ問題が出てくるんだ。
もっと頑張りましょう。

≫数行でこれだけ問題が出てくるんだ。
もっと頑張りましょう。

人のレスにチョカイ出すのやめたら?


143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:47:34 ID:9pgt/dcq
>>141
文法っと言ってもたくさんあるんですが?
何を習ったら良いのか教えて下さい。

144 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:48:00 ID:fRzRkIvJ
>>139
まず>>134に書いた事を直してみて欲しい
自分で考える事も力になるから
頑張れ

145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:48:27 ID:TxCDb84f
おやと少し見直した瞬間にこれだ…

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:52:05 ID:9pgt/dcq
>>144
記号や句読点なんて、そんなの人の使い勝手は自由だろ!




あの指摘してくれた人が言ってる事は理がある。


お前らがやると、あの人を馬鹿にしているみたいで腹が立つ。

147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:53:44 ID:+fEc80NG
134じゃないけど暇だから俺が指摘しようか。

>とある小学校で悪ガキ3人組は幸一が大便の方に入っていった姿を見た。
「とある小学校で」とそれ以降の文に繋がりがない。センテンスを分けるべき。
「3人組」は本来漢数字で表記すべき。
「大便の方」は口語的な言い回し。地の文で使うべきではない。
「入っていった姿を見た」も流れが悪い。「入っていく姿」とした方が通る。

>悪ガキ3人組の中のAが幸一の入っている便所のドアをガンガン蹴った。
「悪ガキ3人組の中のA」とする意図が不明瞭。
キャラ付けをするわけでもないのだから特定する意味はない。
またそうすることで主語が長すぎ、悪文の態を成している。
「幸一の入っている便所のドア」もいかにも説明的。
情報量を無駄に消費している。

>幸一はうんこの途中で身動きできずに静かにしていた。
視点がいきなり変わりすぎ。意識的に統制を取るべき。

>Bが隣りから覗いている事も知らずに・・・・
二項目前に同じ。
また流れが悪く装飾的な文体が効果を発揮していない。

>BはAとCに幸一がうんこの最中という事を告げた。
>AとBとCは面白がってガンガン扉を蹴った。
前項に同じ。
三人組を個に分ける必要性が感じられない。

>そのうち休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴りAとBとCは便所から出ていった。
「そのうち休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り」で読点を入れるか、もしくは文を分けるべき。
また「そのうち」は時系列の表現としておかしい。述語「出ていった」との対応が悪い。

>3人が去ったのを確認すると幸一は 静かに出てきて教室に帰ると
「確認すると」「教室に帰ると」、助詞を重ねるのは基本的に文の構成が悪いということ。
また「静かに出てきて教室に帰ると」は幸一の動作を表すのに不十分。
非連続の行動であって一文で表すのには違和感がある。

>「遅い。」
>と先生に怒られていた。
「去ったのを確認すると」「幸一は」「教室に帰ると」「先生に怒られていた」では前文との対応がおかしい。
誰の視点からの表現なのかがまったく分からない。
「去ったのを確認した」幸一からの視点ではこのような構文にはならない。

148 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:54:20 ID:/7zEwAbh
上にも書いたけど、あくまでも初心者がまったりやれるスレとして
アドバイスする側もまったりと頼んだぜ

アドバイスする人は優しいお兄さんって設定なんだからね

149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:57:32 ID:+fEc80NG
>>146
文法は「コミュニケーションツールとしての言葉」を成立させる要素。
自由に扱うのは確かに勝手だが、それは他人に何かを伝える意図を放棄するに等しい。

150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:57:51 ID:HdGmtWVf
面白ければいいという意見には大賛成なんだが、その割には面白く書こうという意思が感じられない
>>133のどこを面白く書いたのか教えてくれ

いや、笑いどころって意味じゃないことぐらいは承知している
読む人間を感心させてやろうと思って工夫したところのことだ

151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:57:57 ID:fRzRkIvJ
>>146
凄い人が来てくれたから良かったじゃないか
俺が口だすまでもなかったな、ごめんよ
頑張れ

152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:58:23 ID:F/WqmDLb
香ばしいのう

153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:59:27 ID:bNLcGmTD
巣穴から着ました!
お前らいいぞ、もっとやれ

154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 00:59:52 ID:9pgt/dcq
>>147
お前の言っている意味がまったく理解できない。

お前が悪いと思う 箇所を直してみ?
話しは、それからだ。

155 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:02:37 ID:TxCDb84f
へ   )ノ 
(゚Д゚≡゚д゚)  カサカサッ

「この匂いは、意地を張っている匂いだぜっ!!」

156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:04:00 ID:9pgt/dcq
>>150
モミモミだろ。


あの時、指摘されて後で嬉しいと思った。
こりゃあ〜
あんな人も来なくなるよ。

157 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:04:03 ID:+fEc80NG
>>154
全行の「悪いと思う箇所」を抽出して問題点を指摘した。
改善案も幾つか示してあるが、理解できないようなら基本的な国語力に問題があると言わざるを得ない。
読みも書きも含めて日本語だ、しっかり勉強しよう。

158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:05:19 ID:9pgt/dcq
>>157
お前がマジで勉強してから人に指摘しろ!

159 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:05:34 ID:8kcaYTZY
9pgt/dcqは何か信念があるみたいだし、もう初心者は卒業してるって事でいいでしょ。
初心者卒業してるならアドバイスの必要もないし、
ここは初心者のスレだからね。

160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:06:19 ID:kKhBuUSk
>>154
自分は>>147じゃないけど、アレの悪いところを直すのは難しい。
だって悪いところを直したら全く別物になるもん。


161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:06:27 ID:OKnvMzyK
>>154
>>147は丁寧な指摘だと思うけどなぁ。
特に理解できない/納得できない点をいくつか示してみたら?

個人的には横書きなら統一されてれば漢数字に拘らなくてもいいとは思うけどね

162 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:08:27 ID:+fEc80NG
>>159
目から鱗が落ちた!

163 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:08:47 ID:sj74uxNs
>>154
お前アホすぎだろ。まずは本を読んで綺麗な文章になるべくたくさん触れるべきだ。
たぶん活字慣れしてないだろうから、まずはラノベでも読んだら?
文学少女シリーズは、多少表現が大げさだけど、流れるようなリズムが
心地よくて、すごく参考になるぞ。

>>162
な?

164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:08:53 ID:9pgt/dcq
>>160
やれるんだったら、別ものになるくらい改良してみろよ。

165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:09:45 ID:fRzRkIvJ
>>156
お前はおっぱいを馬鹿にしてるのか?
なんで肩を揉む擬音とおっぱいを揉む擬音が同じなんだよ

本当に胸が、おっぱいが揉みたいっていう太郎の気持ちが伝わってこない

166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:10:30 ID:sj74uxNs
164は荒し認定

これよりスルー検定を開始します

167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:11:16 ID:9pgt/dcq
止めにきてる人が出てきたな。
すまなかった。
ついつい熱くなってしまった。

168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:12:22 ID:kKhBuUSk
>>164
素敵なツンデレちゃんだねえ。
答えは無理で御座います。


169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:12:51 ID:SauhwRsa
130の1行目。
とある小学校の昼休み、トイレにたむろする悪ガキ3人組は、個室に入る幸一を見た。

適当だけど書き換えるならこんな感じ?

170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:13:12 ID:9pgt/dcq
>>166
それは違う。
前の方からレスを読んでくれ。

じゃあ俺は落ちるよ

171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:13:23 ID:HdGmtWVf
ぶっちゃけ>>133を題材に、各々が文章組む企画には興味がある
やらないか

172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:14:23 ID:fRzRkIvJ
誰が一番おっぱ愛があるかって勝負か
面白い

173 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:14:23 ID:aDGtZXNU
やるなら合作スレで……

174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:14:39 ID:dMvx4LbN
お題があった方が書き安いし、
他の人がどう書くかも参考になるし
>>171には賛成

175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:16:07 ID:F/WqmDLb
 とある小学校で悪い事で有名な三人組は幸一が大便の方に入って行く姿を見た。
 番長たちの中の一人が、幸一の入っている個室のドアを思い切り蹴り上げる。
 幸一はの用を足す途中、恐怖のあまり身動きできずに震えていた。
 別の一人が隣りの個室から覗き込んでいるという事も知らずに……。
 個室を覗きながら他の二人に「こいつ糞してるぞー」と笑いながら告げる。
 三人は面白がって笑いながら扉を目茶苦茶に蹴った。

 そのうちチャイムが鳴り、休み時間が終わる。三人は足早に便所から出ていった。

 三人が去ったのを確認する幸一。安心して用を足し、教室帰ると。
「遅い」
と先生に怒られた。後ろで三人組がにやにやしている。あまりの理不尽さに思わず拳をぎゅっと固めていた。

 そして>>130の本名は幸一といった。

176 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:16:12 ID:+fEc80NG
面白そうだねえ。
場所はここ? それとも合作スレ?

177 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:16:31 ID:/7zEwAbh
初心者さんが怯えるような雰囲気になってきてるので、
みんなもうちょっと優しさを前面に出したレス頼むんだぜ


178 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:17:06 ID:F/WqmDLb
直してて文章力が下がっていくのを感じた。

179 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:18:06 ID:HdGmtWVf
合作よりこっちのほうが適してるんじゃないかな

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220129521/

180 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:21:53 ID:fRzRkIvJ
この荒れた流れを他所に持ち込みたくないな
↓でやろうぜ

水銀燈「おしりからヨーグルトが出たわぁ」
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220198569/l50

ここなら荒れて良い

181 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:24:22 ID:9pgt/dcq
>>175

マジで言うなら良く書けている。


少し文章ではなく内容が変わってしまっているのと、最後の方はいらないと思う。

182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:32:17 ID:9pgt/dcq
>>175
>恐怖のあまり身動きできずに震えていた。

≫蹴られているのを、知らないふりをして堪えているのを表現していた。

183 名前:1/2:2008/09/04(木) 02:02:41 ID:cBq88Aa0
 ある小学校の休憩時間のことである。
 悪戯好きの学徒三人組が、同じ学級の徒である幸一の姿に目を止めた。
 幸一は彼らから、彼らの自尊心を底支えする装置と看做されていた。
 彼らは一様に肩を竦めて、物陰に身を潜めるような素振りで幸一の後を追う。
 ただ彼らは露骨に、悪戯の前の儀式としてその素振りを行っているのだ。
 彼らが追う幸一の後ろ姿は、まるで矢で狙われている事を自覚している野うさぎのように怯えきっていた。
 三人組は揃ってくすくすと笑い声をあげる。
 幸一の挙動は、滑稽な三枚目としての要素を満たしていた。彼らの悪戯心を駆り立てざるを得ない。
 幸一は便所に駆け込んだ。なんだ便所か、と後ろの一人がつまらなさそうに呟く。
 それでも彼らは心を踊らせながら、幸一の入った便所の入り口脇に身を寄せる。
 先導する一人が中を覗き込むと、幸一が個室に入る後ろ姿が垣間見えた。他には誰もいない。
 小用のための便器が全て開いている以上、彼らには幸一が排泄のために個室を選んだという事が確信できた。
 彼らは越えを押し殺して笑った。
 ただ個室で排泄するという行為にどのような笑いがあるのか、彼らはよく判っていない。
 ある意味では他愛もない小学生の価値観であり、彼らもまたその事に気付いている。
 しかし彼らは、幸一と云う人物が怯えながら排泄の場を確保する様子の滑稽さを、子供の世界観を通して十分に楽しんでいる。
 悪戯者の一人が率先して、幸一の入った個室の横に入る。彼は障碍者用の手摺を足蹴にして、幸一の個室に繋がる天井際の区切り板を掴んで掛け声とともによじ上った。
 幸一の聞き慣れた小さな悲鳴が個室から響く。
「おおい、幸一の奴、うんこしてるぞ」
 鼻声で語尾をわざとらしく伸ばしながら、覗いた悪戯者がそう大声を張り上げた。
 残りの二人ももう笑いを押し殺すこともせず、げらげらと笑った。
 彼ら二人は笑いながら、幸一の入っている個室の扉をがんがんと蹴り付けた。
「幸一ぃ、臭いんだよぉ。幸一はぁ、臭いんだよぉ」
 蹴りながら彼らは歌うように囃し立てた。
 ドアを蹴る音の合間から、幸一の鳴き声が少しだけ洩れた。
 幸一はこの苛めがいつまでも続くものではない事を知っていた。彼が泣き止んで、三人組が次第に飽き始めた矢先、チャイムが休み時間の終わりを彼らに告げた。
 彼らは何も言わずに駆け足でその場を去った。
 便所で幸一を囃し立てる事よりも、教師に怒られない事の方が彼らに取って重要だからだ。

184 名前:2/2:2008/09/04(木) 02:03:32 ID:cBq88Aa0
 幸一はしばらく便所の個室で震えていた。
 恐怖よりも、怒りや悔しさが彼を制動していた。
 次第に彼は、廊下から聞こえていた休み時間特有の喧騒が完全に静まり返っている事に不安を覚え始めた。
 学校に於ける時間の割符に従っていない自分が、どんな理由であれ、異端な存在であるかのように感じた。
 虐められっ子というのは、あるいは異端なのだろう。
 虐められているという異端な立場だけではなく、その事によって背負う不名誉や、不条理な賞罰、無意味な慰めによって人間と云う物それ自体を捩じ曲げられかねない。
 廊下からの喧騒が響いて来ない便所の空気は、冷たく淀んでいた。
 彼は泣きながら、排泄を諦めた。

 彼が教室に入る頃には、当然ながら級友たちは全て着席していた。
 教師が板書の手を止める。
「何処に行っていた。遅過ぎるじゃないか」
 幸一は言い訳を探した。
 だが幸一は、こういう局面――教師から詰問され、クラス全員の目が集まっている中――で、洒落た言い訳を用意する感性は持ち合わせていなかった。
「トイレ、行ってました」
 クラスメイト達は一様に笑い転げた。
 教師は物言わずに幸一に軽く拳骨を降ろす。体罰の問題性を熟知している教師ではあったが、幸一は不条理な遅刻を繰り返し過ぎていた。
 前の休み時間に「次やったら殴るぞ」と指摘したばかりであり、その時に幸一は頷いたのだ。
 彼としては、加減してでも殴らなくてはいけない。
 彼は溜息をついた。――どうしてこの生徒は、こうも時間に弱く、決め事に対して不真面目なのだろうか?
 彼は、幸一の遅刻の原因が既に着席している事など露程にも思わなかった。

185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 02:09:38 ID:cBq88Aa0
2レスにまたがってすまそ
文章云々の前に、読ませる内容じゃないと感じたので
そこを改善する事だけ検討してみました。

これまた別種の悪文だな
ご指摘頂けると幸いです

186 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 02:11:26 ID:bNLcGmTD
とりあえず小便も排泄だと(ボソ

187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 02:14:29 ID:cBq88Aa0
しもたw

188 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 02:25:13 ID:ghGK2MID
既に別の作品だなw

続きが気になったしまったw

189 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 09:06:12 ID:9pgt/dcq
>>185
一言

無駄に長い。
蛇足しすぎで面白みがなくなっている。

長くなった悪文を更に誰も読まなくしまってしまう。

190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 09:13:45 ID:9pgt/dcq
>>183

マジでもう一言。

登場人物が小学生 で程度の低い内容なのに無理に難しい言葉を使っているので面白くない。


自分の力を過信しすぎて読む相手の事を考えていない。



どうせ、やるなら丁寧語や侍語を使って内容をギャプさせて欲しかった。

191 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 09:31:31 ID:9pgt/dcq
もう一言いったら

この内容のレスに絡みすぎ。


苛めSSは、ガキがうんこ中に襲う。
ありがちなパターンを書いただけだ。

その時代は自分が便所する時に警戒感が強いのでクラスで喧嘩が一番、強い奴でも他の学
年の便所を使っているケースが高い。

小2の時に俺は誰が入ってても確認せずに蹴って逃げてたから、学校で一番強い、お人が入っていて後でバレないかドキドキした事がある。

ようは誰でも経験があるって事だよ。


恋愛SSは昔に女友達に聞いた、男が女にウザ嫌われる パターンをたくさん聞いた事がある
ので、それを書いただけだ。


お前ら、絡みすぎ。

192 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 10:47:56 ID:kKhBuUSk
初心者と新人の違いってなんだろう

193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 13:10:50 ID:GggH9KXM
どうゆう風に小説を書けばいいのか分かりません。
ストーリーの作り方、世界観の組み立て方などを教えてください。

194 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 13:16:25 ID:KgT2+nW2
まああれだな
どう「ゆ」うと書いちゃうあたりがな…

195 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 13:35:27 ID:iRv8DeEa
地の文が味気ないというか必要以上に淡白で文字数が全く伸びません、死ぬべきでしょうか?

196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 14:05:02 ID:aDGtZXNU
>>193
基本的な展開には起承転結・序破急とかあるね。まずはこれを意識して書いてみるといいかも
書きたい話を考える→盛り上がるように起承転結を考える、とか良くやってた
うまくいくようになったら、文章の各パートごとでも小さな盛り上がりを考えたりとかして、
読者が面白く読めるように工夫していくといいかも。言ってる本人も出来てないがorz

世界観の組み立て方はアドバイス難しい……
ファンタジーやSFでなければ、必要な設定を中心にして作っていけば問題ないんじゃないかな
むしろその世界観を文章でうまく説明する方が肝。後出しになったり裏設定にならないように気をつけながら書くほうが大事


>>195
生`
実際の文章を見ないとなんともいえないけど、淡白になるのはマジあるあるwwwww
パッと思いつくのが描写不足。もっと言えば台本になっていないかどうか
・人の動作だけざっと書いてない?
・「目の前には美しい草原が広がっている」とか書いてあるとすれば、草原が「どんな風に」美しいのか書いてない
 これだと読者がうまくイメージできないから、きちんとイメージを助けるように描写を添える
・情景はきちんと描写できてる?
この辺の見直しだけで随分違うはず。経験則ではだけど


197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 14:34:06 ID:Qv7/6nwl
情景描写の引き出し広げるのって難しいよな
俺の場合、そのシーンの気温や雑音、全体的な空気を想像して
思いつかない場合は登場人物の感情や視点通した
「彼には〜〜と感じられた」とかを多用しているみたいだ
ワンパターンすぐる

198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 14:40:22 ID:Qv7/6nwl
>>193
どんな内容を書きたいのかは思いついてるの?

クライマックスだけでも思いついてるのなら、
箇条書きで物語の展開を埋めてプロット代わりにすると見えてくるんじゃね

プロットなんて要らないという人もいるけど、
着想が固まらない人には必須だとオモ

199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 14:49:14 ID:wOVpybPx
>>195
生きて書くべきです。死して書けるならそれでもいいけれど死んだら書けないでしょ。
書かない行為こそむしろ死ぬべきです。
195がそこで力尽きたならその屍(創作者)を皆が越えて行くんですよ。
ちなみに、地の文を長くするだけなら簡単ですよ。

例文: 彼女は椅子に座った。
        ↓
 華奢な肩を震わせながら辛さを耐えて彼女は腰掛けた。彼女の軽い重みに椅子は返事をするように微かな音を立てる。

「彼女」やら「椅子」やらを修飾していけばいい。
だらだら長い文を書くのは簡単です。それを見極めて推敲していくのが難しい。
195はそれが本能的にわかってるんじゃありませんか?
一発でいい文章なんて書けませんよ。とりあえず、一度あきらめてダラダラと意味なく長い地の文を書いてみましょうよ。
余分なものは見直すときに削ぎ落とせばいいんです。その作業が難しいですが……。
それで地の文がほとんど残らなかったらその文章が195にとって最良の選択だと私は思いますね。

地の文が長いから良いとか短いから悪いとか言うことはないと思います。
それから、部屋とか家とか人とかを見て描写したノートを作ればあとで参考になると思いますね。

追伸
「生きて書く」でググると興味深かった。

200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:09:40 ID:kKhBuUSk
>>193

あくまで私見。

まず書きたい亊やテーマをを決める。
山場になるシーンを考える。
山場になるシーンを生かす為に構成や展開を考える。
テーマに合った文体で書く。



世界観は重視しない方が良い。
キチンと組み立てると後で矛盾が生まれたりするし、世界観を考えてる途中で飽きるかとがある。


201 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:31:40 ID:+fEc80NG
>>193
世界観をどっかで見たようなものを借りてくるんじゃなくて本気で一から組み立てるつもりなら、
とにかくその世界観を知らない人、共有していない人に逐一読ませることが必須。
作者自身しか知らないようなことを当たり前に書いちゃってたりするから。
ポイントとしては書き上げたところまでを細かく見せていくこと。
最後まで完成させてから、というのは絶対にダメ。
読んでもらった人から致命的な矛盾や疑問が出たときに対応しきれない。

202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:33:40 ID:lVplBWbk
漫画と同じで地の文は「情景>感情>行動」の順で書いてる

203 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:35:39 ID:9pgt/dcq
>>195
私は素人だから参考にならないかも知れないけど


俺なら面白くないところは削ったり、あらすじなどにしてごまかす。


漫画だが、鳥山あ‡ラは良くそうしてたと単行本の後書きに書いてあったよ。

言いたくなかったけど一応。


真面目に面白いのたくさん書いてくれ。

204 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 16:37:21 ID:sqwGCmsl
慣れないうちは好きな本の番外編でも書いてみるとかもいいと思うけどな
世界観借りてその作者の文体まねしてみたり
なんというか練習のための二次創作?みたいな



205 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 17:16:24 ID:FNYTdokt
本そのものを模写しても勉強になるのでオススメ
勿論、自分で色々と考えながら、積極的に吸収しないといけないけどね

206 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 18:47:41 ID:iqT/VoYo
>>204 >>205
単なる模写や、練習のために二次創作するぐらいなら、
いっそのこと既存の漫画・映画・アニメなどの小説以外のジャンルを
そのまま『ノベライズ化』したほうが、多分勉強になると思う。

ただ『見るだけ・読むだけ』と違って、考えて読み込むことで
シナリオの理解度が格段に上がるし、ひいては自分で『物語』を
作る場合の骨組みになるんじゃなかろうか。

207 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 19:28:19 ID:+fEc80NG
それはある程度以上の力がついてからじゃないとハードル高すぎるような…。
写経の如く書き移すだけの単なる模写に意味がないってのは同意だけどね。
模写するにしても分析と再構築しながらじゃなきゃ身にならない。

208 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 20:27:14 ID:FNYTdokt
いやいや、それが書き写しは勉強になるんだよ
書きながらどういう伏線を貼っているのかがわかるし、何より一字一句残らず写すから、何気ない描写まで目を配れて新しい発見がある
上手い人の絵を模写して勉強するのと一緒。上手い文章から良いところを盗むのも立派な勉強ですよ

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 21:14:48 ID:sKXmRG9B
結局は自分で書く事と上手い文章に触れる事が上達の二本柱だよね。
ノウカガクシャの茂木健一郎が言ってたよ、
「創造的作業と思い出す作業は脳のほぼ同じ部分を使う。
創作とは記憶の組合わせ方であって、良いものを造るには良い材料を頭に容れて置く必要がある」
って

210 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 21:22:28 ID:iRv8DeEa

そういえばみんな類語辞典とかコロケーション辞典とかなに使ってる? お勧め教えてくれ

211 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 21:59:39 ID:FNYTdokt
ネットのシソーラス使ってたけどぼちぼち有料に……

212 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:10:17 ID:d4uHb2WJ
ここって二時小説ものの文章力に関しての添削ってやってもらえるんだろうか……?
なんか書いてて不安になったから、きちんとものを書いてる人に確認してほしいんだけど、そう言う意味での投下は大丈夫なんだろか?

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:16:01 ID:VyokBVGS
投下しちゃえしちゃえ
さすがにその元の作品知らないと口調やらは見れないけど

214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:16:13 ID:2pa5CfxR
>>212
きちんと書いてるって基準が自己申告になるので何とも言えないし
あまりにも深いアドバイスはできないかもしれないけど、
基本的な添削程度ならばみんなしてくれると思いますです


215 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:18:47 ID:nG+ONvYC
やっちまえw

216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:20:19 ID:d4uHb2WJ
>>213
いや、名無し兵士モノなので、キャラは全部オリ…・・・とりあえず問題ないなら、投下してみます

217 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:22:17 ID:d4uHb2WJ
ここは、虚空の彼方。極寒と深淵だけが支配し、人の阻む黒き世界、すなわち宇宙。
本来どこまでも黒く冷える無間の空間が、青き星を背に何百という閃光に照らされている。

「これが……この世の終わりなのか?」

宇宙を翔ける――真紅の流れ星。人型機動兵器。
コクピットブロックを守るため張り出した胸。白い猛禽類によく似た展開式の翼。細身の体に似合わぬ長大で無骨なライフル。
宇宙を疾る赤い色のマシン――PTX-016L ビルドファルケン。
ヒュッケバインシリーズのHフレームを使った完全砲撃戦型で ありながら高速戦闘を可能とした高性能パーソナル・トルーパー。
のちに、『修羅戦争』でヒリュウ・ハガネ隊に引き渡されるそれである。 だが今は『修羅戦争』ではない。時は今……インスペクターとの決戦の最中。

赤い体が深緑色のスラスターに押され、ぐんぐん加速していく。
地上に比べればGの軽い宇宙でありながら、シートベルトが体に酷く食い込む。ビルドファルケンの機動性の高さの証明だが、
つい最近まで、量産型ヒュッケバインシリーズに乗っていた人間にこれは堪えた。

目の前に現れた虫型偵察機――インスペクターのメガロードの群。
即座に反応し、トリガーキーに指をかける。我彼距離がAIで自動測定され、最低の距離を表示/ターゲットロック/トリガーを引くタイミングの指示。
3つが同時に表示される。脳が処理するより速く、咄嗟に引き金を引く。偶然だが最適なタイミング。
ビルドファルケンが設定されている射撃用のモーション・パターンに従い迅速に銃を構え/発射。メギロード4機に正確に着弾し、無重力空間に砕けたデブリを撒き散らす。

しかし、次の瞬間には目の前に現れる敵(てき)、的(てき)、敵(てき)、的(てき)……
インスペクターのメギロード、鹵獲された人型機動兵器ヒュッケバイン、戦闘機ランゼン。謎の未確認人型生態兵器群、アインストのボーン、グラス、アーマー。
無限に無限に現れ、お互い食い合うように滅ぼしあう。

連邦軍最後の意地をかけた、残存部隊によるヒリュウ・ハガネ隊のホワイトスター特攻作戦の支援。
本部消滅や世界規模の攻撃の前に事実上総崩れであった連邦主導ではなく、月でも意地を見せたノイエDC側から持ちかけられたこの作戦。
ノイエDC残党軍、ここに判断し協力を決めた連邦軍残存部隊、それに加えて最後の最後で月を取り戻し、兵器をロールアウトしたマオ・インダストリーの意地。

ヒリュウ・ハガネ隊も、自分たちの存在に気付かないだろう。表向き、連邦は自分たちの行動を握り潰すだろう。
それでも、戦うために集った戦士たち。

それが――また少し、また少し宇宙へと消えていく。
戦いは、ホワイトスター外周部。内部に侵入したヒリュウ・ハガネ隊に攻撃を集中させぬため、そして脱出のため、突入口を塞ぎひたすら周辺宙域を死守する。
退路などもとよりない。知っていたはずだ。だがそれでも目の前まで圧倒的な恐怖が押し寄せる。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:23:43 ID:d4uHb2WJ
異形の化け物と、ココロなき殺人人形を、延々と破壊し続ける。

「行け! S・BS!」

腰のハンガーにオクスタン・ライフルをかけ、左右腰部から2本の高出力ビーム・ソード〈ロシュセイヴァー〉を抜き放つ。
改修されたBMセレクトで追加されたプログラム、〈単騎による突撃、強襲モード〉起動。翼4つの翼が上下に展開し分断することで、まるで8本翼の天使にシルエットが変わる。

「うおおおおおおああああああああッッ!」

コーティングされたウィングと両手に持った長剣、そのどちらもが明緑色に輝き敵を切り裂く刃となる。
先ほどを超える超高速で飛行。翼に触れた骨の化け物が、量産型ヒュッケバインが、植物の塊が両断された。
手に持つロシュセイバーに触れた戦闘機が、メギロードが、外見だけの鎧が横薙ぎに切り飛ばされた。

足を止めることが恐ろしかった。
見方の減りと共に、自分へ迫る敵は増えていく。一度足を止めれば、その物量という名の濁流に飲み込まれる気がした。

骨がきしむ。筋が突っ張りすぎて痛い。脳が沸騰する。けど、足を止められない。
後ろに何かいるのに、振り向けない感覚によく似ていた。
すさまじい勢いで撃墜カウンターが回るのは見えたが、本当にとどめがさせたのか確認することすらできない。

「しまっ―――」

外部カメラの光景だけに集中していたため、レーダーの索敵確認が遅れた。
右、45度前方から唸る紫色の拳、アインストの『アーマー』のロケット・ナックルがこちらに――!
コンソールの上を腕が滑る。モーション・カット。S・BSモードの強制終了。
急に勢いを失ったことで、急ブレーキで発生した衝撃が肺を叩く。だが、速度が落ちたことで、紙一重だがビルドファルケンの前を拳が通り過ぎていった。

「このっ!」

近接格闘武器の収納および、AIの思考の再セレクト。鋼鉄の細腕が大きすぎる長砲をがっちりとホールド。
射撃戦に移行。オクスタン・ライフルから放たれた桃色のビームキャノンが、『アーマー』の装甲を捕らえた。
しかし、上位アインストと目される『アーマー』。鎧の名の通り、堅牢なその体はなおも形を保ち、反撃しようと体を上下に分割する。
虚空にさらされた赤黒いコアが明滅し、いくつもの光球を吐き出し続けた。

回避モーションに乗って、一気に上昇、『アーマー』の背後に回り込む。だが今度は『アーマー』は、背後に腕を伸ばし、こちらを捕らえようとする。



219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:24:36 ID:d4uHb2WJ
「くそっ、またか!」

マニュアル操作に切り替え。片腕をフリーにしてオクスタン・ライフルから手を放し、ロシュセイヴァーを抜き放つ。
迫る腕を、唐竹割りもかくやと腕をたたき落とす。そのまま、片腕で掴んだオクスタン・ライフルを強引に振り回し――標準も完全につけないままに発砲。
想定外にかかった負荷が腕のフレームを軋ませる。損傷度は軽微。しかし、効果は甚大。
コアを打ち抜かれた『アーマー』が灰か砂か分からない物質になって崩れていく。

だが、一息つく間などない。
背後に、敵の反応――咄嗟に、ビームコートを展開。装甲表面のコーティングにエネルギーを回す。
直後、量産型ヒュッケバインのメガ・ビームライフルが着弾し、機体を揺るがせた。
ビームコーティングが粒子を湾曲させ、威力を軽減してくれるとは言え、機動性のため装甲を半ば犠牲にしたビルドファルケンには重い。
振り向くさなかの着弾で、左肩の装甲のダメージ値が一気にレッドゾーンを割り込んだ。
着弾による僅かなタイムロス。一瞬オクスタン・ライフルを握る反応が遅れた。
振り向いた先、有視界に移る3機の量産型ヒュッケバイン。その火線全てがこちらに向けられている。

――――――ここまでか!? いやだ、俺は死にた……


爆発、爆発、爆発。
横から伸びる2本の光の柱が、3機すべて一瞬にして量産型ヒュッケバインを鉄くずに変えた。
高出力の、ツイン・ビームカノン。それは……

「あなた、大丈夫!?」

ビルトファルケンよりも小さいスラスターの輝きを背に、1機のエル・アインスがこちらに近づいてくる。
両肩にビームカノンを2門装備し、高い水準で性能をまとめた高性能量産機エル・アインス。目の前のそれは、敵味方の識別用に、肩は深いブルーに塗られていた。

「ああ、助かったよ……っと!?」

目の前に流れてきたメガ・ビームライフルを握って撃つことで、エル・アインスの背後に空間転移してきたアインストをけん制する。
その動作だけでエル・アインスのパイロットもアインストの存在を悟ったのだろう。
振り向きながらも腰にマウントしてある銃をマニピュレータに握り、即座に撃ち放った。
突如、巨大な黒い重力波がその銃口から放たれ、周囲の空間ごと巻き込んでアインストを吹き飛ばしていく。
直接当たらなかったアインストまで、半身をもぎ取られる始末だ。

「まじかよ!?」

その威力に驚嘆しながらも、死に切らなかったアインストにメガ・ビームライフルでとどめをさす。



220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:25:24 ID:d4uHb2WJ
「あぶないところだったわね、独りでどうしたの? 部隊は!?」
「全滅だ……うちの艦から出た連中は俺だけだ。俺は、機体が良かったから……けど、あんたの機体も普通じゃねぇよ。なんだよ、さっきの武器」
「これは、元々裏切り者のアーチボルトが使ってたものよ。流石エース級の指揮官用機ってところかしら。
 改造の具合も使用可能な武器も桁違いだもの。さっきのはグラビトン・ランチャーね」

お互い名も知らない。けれど、この場を切り抜けるために自然に協力していた。
背中合わせにエル・アインスとビルドファルケンが並び立つ。

またも周囲に群れ集うアインストとインスペクターの眷属たち。
それらを一瞥し、トリガーをもう一度握りなおす。

「お互い、機体がよかったからここまで残れたってところか……はは、その悪運も、もうつきそうだ」

絶望的な数の敵が周囲を覆う。一斉に牙を突き立てるタイミングを待つように、一定の距離をとって敵機が右へ左へ位置を調節している。

「運だけでそれだけの機体を任されたりしないと思うけれど。自分を信じなさい」
「信じろって……俺は別にただの少尉だ。別にエースパイロットでもなければ、特殊部隊出身でもない」
「なら、今からそうなれるようにすればいい。わたしはそうしたわ。そうやってトロイエ隊に入ることを許された」
「なんでそんなエリートが、こんな戦いに来てるんだよ。もっと楽もできただろ」

トロイエ隊――コロニー宇宙軍の精鋭部隊だった筈だ。言うならば、エリートの中のエリートである。

「……あなどらないで。元同僚があそこでがんばってるんだもの。わたしだってやれるだけはやってみたいの」

これだけの敵機に囲まれて、なお凛とした声で宣言するエル・アインスのパイロット。
その声を聞いていると、なぜかひどく気分が落ち着いてきた。迷うのが馬鹿馬鹿しくなってくる。
エル・アインスのバイザー・アイが一瞬ではあるがホワイトスターに向けられたのを自分は見逃さなかった。
きっと、ヒリュウ・ハガネ隊にトロイエ隊の元同僚がいるんだろう。
知り合いが戦っているからと言って、自分で志願するとは……と思った後苦笑する。
ふと、自分も志願兵だったことを思い出した。


221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:26:38 ID:d4uHb2WJ

左から、大量のメギロードが足を広げ、こちらに食いつこうと迫る。
右からは、死を恐れない戦闘機たちの特攻。

「このっ!」「そこよ!」

オクスタンライフルを、B〈実弾〉モードからE〈広域エネルギー放出〉モードに切り替え、左に標準。
同じタイミングで、エル・アインスは右へグラビトン・ランチャーを右に向ける。
黒と赤の光線が、左右に広がるように飛んで行く。小爆発が真路上で立て続けに起こり、敵を爆散させた。

だが、これは所詮第一波。もっとも戦力にならない部類だ。
次には、これが本命だと言わんばかりに人型の存在が津波の如く押し寄せる!

「火力のある私がバックス! わたしが崩すから、フロントをお願い!」
「わかった!」

異論をはさむ余裕などない。
即座に先ほどと同じように、〈単騎による突撃、強襲モード〉起動。翼4つの翼が上下に展開し分断。
だが、先ほどと違うのは――後ろに誰かがいることだ。
前方から迫る軍勢に、エル・アインスが両肩のツイン・ビームカノンを向ける。さらに右手にはグラビトン・ランチャー、左手にはメガ・ビームライフルが握られている。
額からのバルカン砲も含め、5つの火線が次々叩き込まれた。高火力による大規模な爆発や、重力波の影響で相手のフォーメーションが緩む。

「いっけぇぇええ!!」

全力全開。乱れた敵の中に最速で切り込む。かく乱を兼ね、ほころんだ敵陣が崩れていくのが分かる。
まさしく、突撃、強襲モードの名に恥じぬ機動で、駆け抜けながらも敵の攻撃の線と線を断つ。
その間も絶え間なく続く強力すぎる支援砲火が、敵の数をどんどん削っていった。






投下、しました。書いたところまでなんで半端ですいません。半分まで書いたところで急に不安になったんで……
文章の作り方とかつなぎの流れとか、教えていただけると幸いです

222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:29:59 ID:2pa5CfxR
>>221
気になった事といえば、文全体で体言止めを多用しすぎてる点とかかな。
ここぞという場面でだけ使う方が効果的かと。


223 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:35:08 ID:EOhDNdo3
>>217-221
甘口添削。
基本的な文章の書き方はできてるんじゃないかな。
無重力空間でロボットが戦ってる、ってのを伝える点ではよく書けてる。

中辛・辛口・激辛はお望みとあらば。


224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:37:40 ID:d4uHb2WJ
激辛お願いします。正直、ここ最近趣味とはいえまったく上達してないのが気になっていたので、へこんででも言われないと多分うまくなれない

225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:37:48 ID:0/uSZEfy
おれも。
基本十分じゃないかな、読みやすいとは思う。
あとは、自分で一回音読してみるとい良いと思う。

226 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:41:36 ID:6GCL2ZME
あんまり指摘とかしたことないけどこんなところでスパロボ見れてテンション上がったからやってみよう。
基本的なのしかいえないけど。

人の阻む→人を阻む?
ビルド→ビルト(だった気がする)
翼4つの翼→4つの翼

まるで8本翼の……→まるで8枚翼の天使のようにorごとく
まるでを使うなら「ように」とか「ごとく」を入れたほうがいいかと。

見方→味方
標準→照準
湾曲→歪曲(ごめん、湾曲でもいいのかもしれないが)

3機すべて一瞬にして量産型ヒュッケバインを鉄くずに変えた
↑個性なのかもしれないが少し気になった。
一瞬にして量産型ヒュッケバイン3機を鉄くずに変えた、だと普通すぎるか。


誤字が結構多いから推敲時には気をつけて。
文章の勢いは好み。







227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:54:56 ID:EUN85efX
固有名詞の設定説明がないのは二次創作系だと普通なんだろうな

臨場感あるし、読ませる文章だと思うよ。
空白行が多すぎに感じた。
会話文は各行頭に全角空白でインデントしとけば差別化できるんだから、
なくても成り立つ空白行は詰めちゃった方が潔いかも。
とくに強調したい空白行を殺しちゃうと思う。

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:55:15 ID:A1UkzIqU
>>217-221
感想するが、ロボモノは弱いので無知は許してくれ。

我彼距離――読みがわからんのでググったが、なおわからん。
>表示/ターゲットロック/トリガー
地の文に直接スラッシュを挿入するのはご法度では。カッコかなにかでくくれば見やすい。
>しかし、次の瞬間には目の前に現れる敵(てき)、的(てき)、敵(てき)、的(てき)……
これはないな。どうあがいてもない。興を殺ぐ。
>無限に無限に現れ、お互い食い合うように滅ぼしあう。
重ね方がおかしい。「あら、夕食おいしそうにできたわね」とはいうが
「あら、夕食おいしそうにおいしそうにできたわね」とはいわない。
無限ってのは物理的に限界がないわけだから上乗せできないしな。
心情としてそう感じたということなら「目も眩むほど多くの」とかにするな、俺なら。
>即座に先ほどと同じように、〈単騎による突撃、強襲モード〉起動。
まるカッコは基本、補足だぜ。かぎカッコ使うべきところじゃね?

若干テンポがおかしくなるところがある。
>だが、一息つく間などない。
ここで改行することで、読者は一息つく。「〜間などなく、背後に」と繋げたほうが臨場感はありそう。
>――――――ここまでか!? いやだ、俺は死にた……
このあとはモノローグから地の文に変わるわけだから
接続詞「そのとき」とかをつけたほうがしっくりくる。
「爆発、爆発、爆発」をどうしても使いたいならしかたないとは思うが。

印象として、推敲が足りないのかもしれない、と感じた。
まあ書きかけっつうことらしいし、しかたないだろうけど。
一晩寝かすなりして、悪ノリして書いた文章は省くべし。
発掘した宝石を丹念に時間をかけて磨くようなもんだからな、推敲は。

ちなみに甘口。

229 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:57:56 ID:EOhDNdo3
>>224
激辛は少し時間がかかるんで、じっと待ってると苦痛かも。
何か他の事で時間を潰すか、明日にでも読んでくれるかな。

230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:17:30 ID:C6Iy8R2J
>>217
>>222も言ってるけどなにより体言止めが気になる
スパロボやらないから分からん所が多いけど、二次創作だしいいのかもわからん。一次創作的に読ませるなら、
ロボットとか武装の様子とかをもっと書き込んで言ったほうが。単語ばっかりだとイマイチ分からないので
コックピット内での個人の感情とか、そういった描写が殆ど無いのが気になった。台詞を並べるだけじゃなくて、
適宜パイロットの様子とかの描写を挟むと臨場感が出そう

文章自体に大きな問題は無いと思うけど、個人的には感情的な地の文、というのはちょっと好かないかな
全体的にはそこまで悪くは無いと思う

231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:41:43 ID:A1UkzIqU
>>229が時間がかかるといってたから、掌編を書いてみた。
投下してOK? NG?

232 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:50:12 ID:EOhDNdo3
>>224
それでは、激辛添削。
基本的には問題点を徹底的に抽出する。


>ここは、虚空の彼方。極寒と深淵だけが支配し、人の阻む黒き世界、すなわち宇宙。
人「を」阻むとすべき。
一行目からの誤表現は極めて不注意。
また「ここは、虚空の彼方」と読点を打って読み手のテンポを制御するなら、
ここで一度改行した方が効果的。
その後で「極寒と〜」と続くことで読点の意味が薄れている。

>本来どこまでも黒く冷える無間の空間が、青き星を背に何百という閃光に照らされている。
「無限の空間」とすべき。二行続けての誤字はその時点で推敲の不備を思わせ、期待感を削ぐ。
また「どこまでも黒く冷える」の意図が不明瞭。
「黒く」は後の「照らされている」に続くが、「冷える」はどこにも対応がない。

>宇宙を翔ける――真紅の流れ星。人型機動兵器。
ダッシュの入れどころが悪い。
「宇宙を翔ける」「真紅の流れ星」、どちらを強調したいのかが見えてこない。
また「人型機動兵器」という最も説明すべき事項が連結できずに浮いている。

>コクピットブロックを守るため張り出した胸。白い猛禽類によく似た展開式の翼。細身の体に似合わぬ長大で無骨なライフル。
>宇宙を疾る赤い色のマシン――PTX-016L ビルドファルケン。
個々の説明はイメージをよく喚起するが、前行から体言止めが続くため、読み手に
リズムの悪さを感じさせる。
また「PTX-016L ビルドファルケン」のスペースには若干の違和感を覚える。
横書きである以上、誤りとは言い切れないが読点か中黒で代用できないか。

>ヒュッケバインシリーズのHフレームを使った完全砲撃戦型で ありながら高速戦闘を可能とした高性能パーソナル・トルーパー。
「完全砲撃戦型で ありながら」のスペースは明らかな誤り。

>のちに、『修羅戦争』でヒリュウ・ハガネ隊に引き渡されるそれである。 だが今は『修羅戦争』ではない。時は今……インスペクターとの決戦の最中。
直後に『修羅戦争』と二重括弧を打つなら「のちに、」の読点は不要。
また「時は今」の用法に強い違和感を覚える。

>赤い体が深緑色のスラスターに押され、ぐんぐん加速していく。
「赤い機体が」とすべきか。
次行でパイロットの「体」という表現が重なり、意味がぼやける。

>つい最近まで、量産型ヒュッケバインシリーズに乗っていた人間にこれは堪えた。
読点の位置が悪い。
打つなら「乗っていた人間に」の後にすべき。

>目の前に現れた虫型偵察機――インスペクターのメガロードの群。
虫型偵察機、とあるがどのような虫なのか。
二次創作である以上ある程度の共通認識を期待することに問題はないが、
ディテールはこういった部分で醸成される。
また前行からの流れが極めて唐突。
目の前に現れた、は作者の脳内のビジュアルでしかない。
どのタイミング、どのような向きからどのような速度で現れたのか、
描写が致命的に不足している。

>3つが同時に表示される。脳が処理するより速く、咄嗟に引き金を引く。偶然だが最適なタイミング。
「偶然だが最適なタイミング」の意図が不明。
「脳が処理するより速く、咄嗟に」引き金を引いたから偶然なのか。
であればAIの表示した数値は無意味ということか。
ならば何故最適なタイミングなのか。
表現が空回りしていて読み手に伝わらない。

233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:50:58 ID:EOhDNdo3
>>224激辛添削続き

>無重力空間に砕けたデブリを撒き散らす。
「砕けたデブリ」は若干意味の重複があるか。

>しかし、次の瞬間には目の前に現れる敵(てき)、的(てき)、敵(てき)、的(てき)……
装飾的な文体の効果が薄い。
「(てき)」とルビを振らなければ理解されないと認識しているならもっと表現を練りこむべき。
また句点の不備。

>無限に無限に現れ、お互い食い合うように滅ぼしあう。
「食い合うように滅ぼしあう」は流れが悪い。
また意味も不明瞭。滅ぼしあっているのはインスペクターとアインストなのか。

>連邦軍最後の意地をかけた、残存部隊によるヒリュウ・ハガネ隊のホワイトスター特攻作戦の支援。
流れが極めて唐突。
戦闘の場面を一旦打ち切って説明に費やす段落に入るのであれば、何らかの工夫をすべき。
何らかの記号を打って場面転換を表す手法が簡単か。
また後の行にも言えることだが説明の段落で体言止めにする必要性を感じない。
文章のテンションが前の段落を引きずっている。

>ノイエDC残党軍、ここに判断し協力を決めた連邦軍残存部隊、それに加えて最後の最後で月を取り戻し、
「ここに判断し」は誤りか。
また「最後の最後で」は口語的表現で違和感を覚える。

>ヒリュウ・ハガネ隊も、自分たちの存在に気付かないだろう。表向き、連邦は自分たちの行動を握り潰すだろう。
「自分たち」とは誰か。
前行までにまったく説明がなく、理解が困難。
全体に状況の説明が不足している。


>戦いは、ホワイトスター外周部。内部に侵入したヒリュウ・ハガネ隊に攻撃を集中させぬため、そして脱出のため、突入口を塞ぎひたすら周辺宙域を死守する。
「そして脱出のため」は繋がりが悪い。「そして彼らの脱出のため」などとすべきか。

>退路などもとよりない。知っていたはずだ。だがそれでも目の前まで圧倒的な恐怖が押し寄せる。
この行、全体に流れが悪い。
特に「知っていたはずだ」の表現が足を引っ張っている。
誰が「退路などもとよりない」ことを知っていたのか。
視点をはっきりさせてこなかったことの弊害が出ている。
また「目の前まで圧倒的な恐怖が押し寄せる」の表現も違和感を覚える。
「押し寄せている」あるいは「押し寄せていた」などとすべきか。


<一レス分、総括>
全体に空白行の前後で唐突な文章の展開が多く、説明が不足している。
この点は状況の俯瞰的な説明と視点の人物をきちんと定めることで改善されると思われる。
また文章全般としては基本的な描写力は備わっているが不用意な体言止めが多く、
リズムを損なっている箇所が見受けられる。
この点は音読、あるいは第三者的な視線で自身の文章を読み返した時点で気付くべきであり、
その意味で草稿の域を出ていない。
流れを切らねばならない場面で前段の勢いを引き継いでいる場面もあり、作中の緊張感と
作者自身の感情的な昂ぶりが切り離せていないように見受けられる。
この点は書き上げた後で時間を置きブラッシュアップすることで改善される。
また推敲、校正が極めて甘い。
特に誤字脱字の訂正はセンスやスキルをまったく必要としない作業であり、
その不備は自身の文章の見返しに甘えがあることを如実に表している。
作者は物語の第一の読者であり、最も厳しく文章の不備を指摘すべき存在であると常に意識してほしい。

234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:52:19 ID:EOhDNdo3
>>224
とりあえず一レス分だけ抽出した。
全レス分だとこの五倍ほど時間がかかるけど、やる?

>>231
失礼、どうぞ。

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 01:52:59 ID:C6Iy8R2J
>>231
こいやー

236 名前:1/1:2008/09/06(土) 01:58:34 ID:A1UkzIqU
「曲がり角にはご注意を」

 遅刻だ――
朝食もとらず「いってきます」もいわずに家を出ると、彼は全力で走った。
最近は遅刻が多かったからさすがに今日は罰があるかもしれない。くそう間に合え、と心中で呻く。
大通りに出るところで左に曲れば、あとは直線を突っ切るだけだ。
ふと「パンをくわえた女の子がそこの角から飛び出したりしたらなあ」と古い妄想がよぎる。
自嘲しながらスピードを殺さず角を曲がる。
その途端、視界が真っ白になるほどの衝撃――
彼は倒れた。

 玄関の掃除をしていたオバサン(加藤良子・43歳)は、目の前を素早く通り過ぎる影を見た。
過ぎたほうを見れば、近所に住む高校生の男の子だった。危ないわね、と思いながら見ていると、案の定だれかとぶつかった。
それは同じ高校の制服を着た女の子。口には香ばしそうな焦げ目のついた食パン――それには苺ジャムが塗ってある。
ぶつかる音が響き、二人は倒れた。その二人の鞄と、そしてパンがあらぬ方向へ飛んでいく。
ひとつは大通りへ、もうひとつは民家へ、パンは歩道へ。あっ、と声を上げたときにはもう遅い。
民家からは犬の悲鳴が響き、大通りに落ちた鞄は中のものをぶちまけてしまい通行中の車が急ブレーキをかける。
スピン、そして衝突。その後ろからはブレーキをかける暇もなく車が次々と。金属片が四方に飛び散り、車体が舞う。
民家からは犬が飛び出してくる。それを追って、太った婦人が歩道へ。そこへ舞う車が落ちてくる。
車が自らの重みと重力に潰されるぐしゃりという音と共に、赤い飛沫を残して婦人と犬は消えた。
別の車線からトラックが現れる。惨事を目にして驚き見とれる。
ハンドルをとられ、スリップしながら事故の車線に横転。そのトラックの腹に一般車が回転しながら飛び込む。
辺りでは断続的に車体がぶつかる音が轟く。口をあんぐりと開けてオバサンはその様子を見ていた。
ハッと気づき、高校生の二人が倒れているほうを見る。気絶しているようで重なるように寝ている。
ケガはなさそうだけれど、車が突っ込んできたら一巻の終わりだろう。
オバサンは走った。その目には若く尊き二つの命だけが、その心にはその命を助けることのみしか映っていなかった。
車道からはサイレンの音が響き始め、消防車の到来を知らせる。だがオバサンにはそんなものは聞こえていない。
ただ助けることしかなかった。そしてオバサンはジャムの塗った面を下にしたパンを踏んだ。転んだ。
事故とは反対の車道に頭から滑ったオバサンが振り返ると、消防車が目の前に迫っていた。ブレーキ音がいやに耳に障る。
消防車は車体をくねらせながら、山になった車の残骸に突進した。そのまま下の車を台にして、消防車は空を翔ける。
オバサンは放心のていで、その消防車が飛ぶのを見ていた。放物線を描きながら、まさに高校生二人に向けて飛ぶのを。
彼女は小さく「神様」と呟いた。
消防車は高校生の上を通り過ぎて民家に突っ込んだ。凄まじい轟音の後、消防車は大部分がめりこんでしまい見えなくなっていた。
オバサンは一瞬、願いが通じたのかと思った。高校生の二人は無事だった、と。
そのとき民家が爆発した。その反動で消防車がまた空に浮かび、車の山に落下した。
爆風にオバサンは吹き飛ばされ、その顔は火傷でひどく爛れていた。
車の山や車道で爆音が連鎖するなか、高校生の男女の姿は見当たらなかった。

237 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 02:00:44 ID:A1UkzIqU
あ、俺も感想は辛口で。

238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 02:14:10 ID:EOhDNdo3
>>236辛口。
この一編のハイライトであるシーンで「彼は倒れた」はいかにも拙く、練り直しが必須。
流れは悪くないが、もう一度カメラワークを整理して全体を見直した方がいい。
掌編はコンテの切り方が命と心掛けて。
またテンポよく読ませなければいけない作品にもかかわらず描写や構文の不備が散見され、
その度に引っかかりを覚えてしまう。
文章力の向上にも取り組むべき。
全体に狙いははっきりしているが、それを表現するだけの力に欠けている。

239 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 02:31:52 ID:A1UkzIqU
>>238
おうサンクス。
さすがに足早になった感は否めないやね。反省。

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 02:43:59 ID:JaXXTxaX
アドバイスする方もされる方もあくまでも個人的な意見だということを忘れないでね。
SSの評価は個人の嗜好で変わるからね。

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 02:52:29 ID:C6Iy8R2J
>>236
辛口ということで、ずばっといくよー
アイデアはすげえ面白いけど、情景が全然浮かんでこない。道路なんて「大通り」としかないし
最低、どういう道なのか、どういう風にぶつかっていったのか、それぐらいは欲しいよね
あと車が飛びすぎじゃないかね。高速じゃないんだからボコボコ吹っ飛んだりはしないと思う。良くて横転
微妙に「あれこれ変じゃね?」と思う部分がチラホラ見られるので、現実的か、或いは現実的に見えるかを確認した方がよさげ

加えて言うなら、下にも挙げるけどテンポっていうか言葉選びがなんか悪い。適当に書かず、日本語として綺麗な文章を心がけるべし
以下細かいところ

>大通りに出るところで
どういう道なのか全然ワカンネ。「出るところで」は読者に不親切

>玄関の掃除をしていたオバサン(加藤良子・43歳)は、
(加藤良子・43歳)はいらない

>目の前を素早く通り過ぎる影を見た。
>過ぎたほうを見れば、
「過ぎた」が並んでて変。「過ぎたほう」も言い回しとしては綺麗じゃない

>ひとつは大通りへ、もうひとつは民家へ、パンは歩道へ。
オバサン宅・交差点・民家の位置関係がはっきりしないので、この辺りから理解が難しくなってくる
今読み直してて「あ、歩道あったのか」と感じるレベル

>金属片が四方に飛び散り、車体が舞う。
舞わなかった車がどうぶつかったとかの描写が欲しい

>民家からは犬が飛び出してくる。
普通紐で結んであるか、出られないようにしてるから不自然。騒ぎで入り口が開いたなり、中で騒ぎ声がするなり、何か飛び出す理由を

>別の車線からトラックが現れる。惨事を目にして驚き見とれる。
どこの車線? 見とれるは「心を奪われてうっとりと見る」だから不適当。ここだけ視点が飛ぶのも変

>ケガはなさそうだけれど、
一人称になってる

>その目には若く尊き二つの命だけが、その心にはその命を助けることのみしか映っていなかった。
映っている、が「その心には」に掛かるのが変に感じる。「その心にはその命」と「その」が連続で使われてるのもちょっとね
無理にこういう風に書く必要はない

>そしてオバサンはジャムの塗った面を下にしたパンを踏んだ。転んだ。
「ジャムの塗った面を下にした」が説明臭すぎて違和感。転倒を「転んだ」で大雑把にまとめているせいで、次の
>事故とは反対の車道に頭から滑ったオバサンが振り返ると、
が説明文臭くなってしまってる上に、「頭から滑った」くせに「振り返る」なんて変なことになってる
なので、キチンと頭から滑った事を示して、次の文は起き上がるオバサンの様子を書く、ぐらいにしたほうが良い

>その消防車が飛ぶのを見ていた。放物線を描きながら、まさに高校生二人に向けて飛ぶのを。
「のを」はキッチリ書く地の文に合わない。「のを」の分まできちんと書いて

>消防車は高校生の上を通り過ぎて民家に突っ込んだ。凄まじい轟音の後、消防車は大部分がめりこんでしまい見えなくなっていた。
どうめり込んだのかさっぱり。民家の様子が無いので(ry

>そのとき民家が爆発した。その反動で消防車がまた空に浮かび、車の山に落下した。
あっさり書いてるけどそうなる事でどんな事が起こったのかまで書かないと、落ちただけでは変

>爆風にオバサンは吹き飛ばされ、その顔は火傷でひどく爛れていた。
消防車が突っ込むのを眺めちゃう程度には離れてるのに爛れるのか? というのが気になった。何が爆発したのかよくわからんが、
爆発の規模が大きすぎる気がする

あと最後の行のオチの意味が良く分からなかった。やっぱりキチンとした描写は必須。そんな感じで

242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 03:11:33 ID:A1UkzIqU
>>240
おう。百も承知なんだぜ。

>>241
ずばっとthx
細かく見てくれてドモドモ。

243 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 09:08:25 ID:d4uHb2WJ
スパの2字創作書いたものですけど皆さん感謝します
うーん、これは書きかけで推敲足らないとかいう問題じゃないですね。一度すべてゴミ管に叩き込んで書き直すことにします


244 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 11:38:20 ID:tbmuYTad
>>236
書き手じゃないけど小説好きな人間からの意見。

初めのうちは、小洒落た表現や言い回しを考えることより、簡素で分かりやすい文を書くことを心がけた方がいい。

・朝、少年が急いで家を飛び出す
・道ばたで少女とぶつかる
・二人が車にひかれる
・オバサンがそれを目撃する

要点をまとめるとこんな感じだと思うけど、状況を読み手に伝えるためにはどんな描写が最低限必要かを考え、
不要な部分はなるべく削るようにした方がいい。
「この部分は本当に必要なのか?」と感じたら、思い切って削ってしまおう。

245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 17:31:14 ID:0xjmv6si
SS評価は別スレ立てたほうがいいかもね。
荒れを最小限に抑えるために、>>1にある程度の取り決めが必要かもだけど。

246 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 20:40:45 ID:6LZN8x9x
>>245
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220129521/
ここじゃないの?

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 20:49:01 ID:KCr8+Mky
他板で投下したSSをリライトしたものをここに投下してみてもいいですか?


248 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 20:56:43 ID:NTmDeYC1
>>247
おkおk
どんとこい

249 名前: ◆meXrLVezBU :2008/09/06(土) 21:12:22 ID:KCr8+Mky
辛口でお願いします。


フレイ 〜身も心も〜

 女の子なら誰だってやっている事だ。
 私、フレイ・アルスターは無言で部屋を立ち去るキラを見送りながら、彼に気付かれないように小さく舌打ちをした。
 はっきり言ってつまらない男。私が全身全霊で愛してあげたというのに、人形のように無反応で、本当にむかつく。
 服を着るのが億劫で、私は産まれたままの姿でベッドに横たわった。ぼんやりと宙を見つめながら口笛を吹いてみるけれど、子供の頃にパパから教えて貰った時の様な綺麗な音にならなかった。ひゅうひゅうと空気の抜けた音ばかり。
 何やっているんだろ、私。
 視界が曇って行くのはきっと涙のせい。パパが死んだに涙が枯れるまで泣いたと思っていたたのに。
 可笑しくって笑える。泣いてるのに笑ってる。私、馬鹿みたい。ホントに馬鹿よね。
 泣いて笑って気が住んだ後、服を着て念入りにメイクをする。だって女の子だもの。
 ぶらぶらと艦内を歩いていたら、ミリアリア・ハウにばったり行き当たった。私と彼女は本当にウマが合う。
 私は彼女みたいに冴えない男に惚れるような愚かさは無いと自覚していて、彼女は彼女で私を男に媚びるしか能の無い阿婆擦れだと思っているのだろう。
 どんなに表面上は取り繕っていても、女同士なら視線一つで感情が伝わってしまう物なのだ。
 現に、彼女は私に声を掛けやしない。私だって挨拶しようと思ったりなどする筈がない。
――ほら、私と同じ。
 女の子なんてみんな同じ。男の子の前ではどんなに可愛い娘ぶっても、女同士じゃ態度が変わる。女が女に媚びても意味無いんだもの。
 擦れ違う時に合った彼女の視線から軽蔑やら嫉妬やらが容易に感じ取れた。
 仕方ないのよ。トールはどんなに頑張っても所詮はトールで、キラは何をしなくてもキラなんだもの。あの娘は只のミリアリアで、私はフレイ・アルスターで。
 彼女に気付かれないように微笑みながら私は歩き続けた。果たして彼女はどんな表情をしているのだろう?
 気分は最悪だったけれど、何だか胸がスッとした気がした。




初めて2ちゃんに投下したSSだったのですが、何故か核爆弾と言われてしまいました。
今では良い想い出です。

250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 21:34:54 ID:A1UkzIqU
>>249
サブストーリーたるSSもガンダムもほとんど知らない俺が感想。

>私、フレイ・アルスターは
一人称視点で、自己紹介はおかしい。あくまでモノローグとしての文章だから。
>可笑しくって笑える。
>教えて貰った時の様な綺麗な音にならなかった。
>冴えない男に惚れるような愚かさは無いと
おかしい、をわざわざ漢字表記する意味は? 「笑」という字が重なって、稚拙に見える。
また「ような」という表記も、漢字とひらがなとがあり統一性がない。
無駄な漢字表記は嫌いだが、まあ「〜だということ」を「〜だという事」にするヤツもいるし、そこは個人差だな。
>私と彼女は本当にウマが合う。
>阿婆擦れだと思っているのだろう。
言葉がなんというか、古いな。「気が合う」「尻の軽い」ではいかんのか?
とはいえこれも作風といえなくもないが。

あと「ウマ合う」から「阿婆擦れと思っいてるのだろう」まで一度も逆接がないな。
つまり「ウマが合う。それなのに阿婆擦れと思っているんのだろう」ではなく
「ウマが合う。だから阿婆擦れと思っているのだろう」になっている。
んで
>私は彼女みたいに冴えない男に惚れるような愚かさは無いと自覚していて、彼女は彼女で私を男に媚びるしか能の無い阿婆擦れだと思っているのだろう。
この文の「私」と「彼女」が誰なのかわからない。
タイトルにはひねりがなく味気もない。

SSってのはそもそもキャラを流用した代物だから、面白みはいらんのかもしれないが。

251 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 00:19:13 ID:d+pHg3R6
わお

252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 00:34:52 ID:WVwS+biu
>>250
ウマが合うって表現は俺の見る限り、どう見ても皮肉。

253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 00:40:09 ID:KHBjTkCI
>>249
> 私は彼女みたいに冴えない男に惚れるような愚かさは無いと自覚していて、彼女は彼女で私を男に媚びるしか能の無い阿婆擦れだと思っているのだろう。
> 現に、彼女は私に声を掛けやしない。私だって挨拶しようと思ったりなどする筈がない。

この二文が気になるなあ。
上は文を二つに区切ってもいいんじゃないかな。
下はどうも固い感じ。
私と彼女の対比がこの話の肝だから、この辺りで上手く表現したいね。

せっかく女の子の一人称なんだから、もっと黒い部分を掘り下げて
独自の視点を構築しても面白かったかもしれない。

254 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 00:48:18 ID:v9B7FxeH
>>249
※種は半分しか見てなくて、キャラが全然分からないことを前提として読んでくれ
 細かい指摘の部分で、※が行頭に入ってるものは知らないけど気になった部分。問題ないならスルー汁

核爆弾かどうかはしらんが、結局何がしたいSSなの? っていう感じはする
どこを面白いと感じて欲しいのか、そのためにどういう構成をしたほうがいいのか
もう一回考えるべき。「フーン、目が合ったのね」ぐらいの感想でしかない
そもそも、どのキャラもただのDQN女にしか見えなくて、少なくとも知らない人からすると二次創作としての魅力が感じられない
つまり、キャラ名で「おおーこういう風に使うのか!」というのがなければなんの意味も無い文章
原作付なんだから、設定をうまく使ってキャラを料理してあげるべき。この小説は適当な女二人と男一人でも成立してしまう

後、適当にそれっぽいシーンを並べただけに見える。各シーンで魅せたいのは何か? という所を意識しないとgdgdになる

>服を着るのが億劫で、私は産まれたままの姿でベッドに横たわった。
全裸で部屋に帰ってきたみたいだwwwwエロスwwwwww

>ぼんやりと宙を見つめながら口笛を吹いてみるけれど、
>子供の頃にパパから教えて貰った時の様な綺麗な音にならなかった。ひゅうひゅうと空気の抜けた音ばかり。
※日頃から口笛を吹いている設定が無いなら、この行為に意味が感じられない

>視界が曇って行くのはきっと涙のせい。パパが死んだに涙が枯れるまで泣いたと思っていたたのに。
手直ししたなら誤字脱字くらい(ry

>可笑しくって笑える。泣いてるのに笑ってる。私、馬鹿みたい。ホントに馬鹿よね。
先生、何が馬鹿なのか分かりません!

>泣いて笑って気が住んだ後、服を着て念入りにメイクをする。だって女の子だもの。
前の行の意味が全然分からないので、どう気が済んだのかさっぱり
一行で復活するのは唐突というか、精神病んでる感じしかしない。時間を置いた描写が欲しい

>私は彼女みたいに冴えない男に惚れるような愚かさは無いと自覚していて、
>彼女は彼女で私を男に媚びるしか能の無い阿婆擦れだと思っているのだろう。
私・彼女の関係がワカンネ。最初の行はこのままだとミリアリアの精神状態にも読める

>気分は最悪だったけれど、何だか胸がスッとした気がした。
スッとした理由がわからん。おかげで全然スッとしないぜ!


ざーっと見てこんな感じ。元ネタ知ってたらもうちょっと突っ込めたかもしれないけど、それでもこれだけいける
もっとキャラを立てて有効に使いませう。そんな感じで

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 01:43:49 ID:my63jab4
一人称視点のときに、主観者の名前をうまく伝えるにはどうしたらいいのかな……。
会話文を使う方法以外で何かいいのありますか?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 01:46:39 ID:FzTCajY5
>>255
 俺の名前は○○○。ごく平凡な高校生だ。だが俺はふとした事件に巻き込まれてしまう――。

こんなんでいいだろ

257 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 03:04:31 ID:v9B7FxeH
>>255
名前の書いてあるものを使うとか。ネームなら鏡に映った自分の名前をそれとなく、とか
財布を落として免許証がとびだすとか
でも、人から呼んでもらうのがやっぱり楽だと思うけど

それか、いっそ名前付けないとか

258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 16:31:49 ID:wuhpI24l
Call me Ishmael

259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 21:34:31 ID:gKxjQLTw
シェアード青春スレに投稿したのを少し書き直したものなんですが、
他の人のキャラを使わせてもらった部分は伏せてアルファベットにしてあります。
アドバイスや気になる所があったらお願いします。

260 名前:『美少女X』(1/2):2008/09/08(月) 21:43:08 ID:gKxjQLTw
 静けさが耳に付く朝のバス停。
 歩道に人通りは無く、バス停に設置された標識のポールが寂しげに立っ
ている。
 季節は夏に差し掛かっていた。
 朝方にも関わらず、粘りつく様な湿度から汗が滲む。
 たまに通る車の勢いで、生暖かい風が身体に絡みついていった。
 標識の右隣程に立ってバスを待ちながら、ぼんやりと空を見上げる。
 さっきまで小雨が降っていた空は、綿を広げた様な雲で一杯だった。

 ――タッタッタッタッタッタッ。

 不意に、誰かがこちらへ駆けて来る靴音がした。
 音のした方へ振り向くと、ローファーを履いた女子高生が立っている。
 軽く息を整えているのか、白いブラウスがそれに合わせてゆっくり揺れ
ていた。
 片手でバッグを持つその左腕は華奢ながらもしっかりとしており、膝上
のスカートからすらりと伸びた脚には、紺色のハイソックスがよく似合っ
ている。
 彼女は右足のつま先を立てると、地面をコンコン、と蹴った。
 そしてバッグを逆の手に持ち替えながら、スッと右手側に並んで来る。
 その勢いでスカートが翻ったと同時に、何とも言えない甘い様な淡い匂
いが漂った。
 匂いを追った先には、腰まで届く程の滑らかな髪が流れている。
 それに加えて透き通る様な白い肌と、揺らめく漆黒の瞳。
 彼女の強い存在感は感覚に訴えて来るぐらい活き活きとしていて、まる
で周りから切り離された様に浮き上がっている。
 ふと胸を見ると、ブラウスが透けて下着が見えていた。先程まで降って
いた小雨のせいか。
その視線に気づいたのか、彼女は顔をこちらに向けると、綺麗に整った
眉をひそませた。しっとりとした唇が力強く動く。
「どこ見てんだクソガキ小学生」
 その冷たく澄んだ声が耳の中に入ると、頭の中でドスを利かせながら反
響して、おれの全身の血を凍りつかせた。



261 名前:『美少女X』(2/2):2008/09/08(月) 21:45:17 ID:gKxjQLTw

 いつの間にか到着したバスから、地味なシャツとジーンズを履いた男が
降りて来る。
 入れ替わりに彼女がバスに乗ろうとすると、
「おはようー」とバスの中から可愛らしい声がして来た。
「あ、由美ちゃんおはようー」
 すかさず笑顔でそう返した彼女と同じ制服を着たその由美ちゃんは、ど
うやら知り合いの様だ。先程のクールな啖呵が嘘の様に談笑している。
「ようR、何してんだ」
 背後から聞こえた素っ頓狂な声の主は、後から来たクラスメートのSだ
った。
「恐ろしいものを見た」
「そうか」
 Sはまるで興味が無いという様子で、あくびをしながら軽く答えてくれ
た。おまけに片手をぶっきらぼうに使って、早く乗れよ、という風に催促
して来る。
 大人しくバスに乗り込み、Sと二人で前の方の座席に座ると、バスがゆ
っくり発車し出した。
 後ろの方では相変わらず女子高生二人の談笑が続いている。
 横でおっさんの様に寝ている小学生を後目に、おれはポケットから携帯
電話を取り出す。
 仕返し半分、カメラ機能でこっそり彼女を撮ってやった。バレやしない
かとドキドキしたが、バレずに上手く撮れた。
 勿論綺麗に撮れた画像を、わざわざSに見せてやる気は毛頭無い。

262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 23:15:26 ID:+g6nXOSB
>>259
いぢわるなこと聞いていい?
じぶんで気に入ってるところとか、逆に気になるところとかある?
どうして誰かの意見を聞いてみようと思ったの?

263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 23:52:28 ID:gKxjQLTw
>>262
初心者なので実力向上の為にと……。
気に入ってる所は構成で、特に気になる所は文章や表現などです。

264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 00:03:06 ID:WpIs3hj0
>>263
んー、文章表現で気になったところは…

>「どこ見てんだクソガキ小学生」
「クソガキショウガクセイ」って自分で声に出してみると、言いづらくないかな?
やっぱりここがハイライトだから、もう少し噛み砕いてインパクトを出したいね。

>おれの全身の血を凍りつかせた。
ここまで一人称ではあるけど「おれ」っていう単語が出てなかったから違和感があるかな。
実際この後も出てこないし、もっと上手く処理できるんじゃないかと思う。

>バスがゆっくり発車し出した。
発車し出した、とはなかなか言わないんじゃないかな?
素直に発車した、でいいと思うよ。

>バレやしないかとドキドキしたが、バレずに上手く撮れた。
「バレ」が重なっててちょっと不器用な印象を受けるかな。


前半の女子高生の描写はすごくイキイキしてて、「おれ」が
きれーなおねえさんに感じたものがよく伝わってきたよ。
場面の動き出す後半はちょっと息切れ感があったかな。

265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 00:36:45 ID:hS+3cXZk
>>263
これくらいだと、もう自分としては「初心者相手に教える」って感じではなくなるなあ。
あくまで同輩の感想として聞いて欲しい。>>264と被らない部分を。

>260全体
最初四行が完全に俯瞰で三人称かと思った。傍観者だった人称主が女子高生の言葉で当事者に
転ずる演出なのだと思うけど、視点が安定しないデメリットの方が大きいと感じた。この演出なしでも
女子高生の一言で十分オチていると思う。もっと地の文に口語や人称主の動作をを混ぜて一人称視点が
はっきりすれば「おれ」の唐突感も減るのでは?

>片手でバッグを持つその左腕
これも上の人が指摘した「バレ」同様重なった表現に感じる。

>彼女の強い存在感は感覚に訴えて来るぐらい活き活きとしていて、
「感覚に訴えて来る」では曖昧で修飾の意味をなしていない気がする。せめて「視覚に〜」とか。
「存在感が〜活き活きとして」も重複気味。存在感は「ある」では?

>眉をひそませた。
「顰める」だから「ひそめた。」だね

>すかさず笑顔でそう返した彼女と同じ制服を着たその由美ちゃんは、
「彼女」の様子を描写した一文かと思いきや「由美ちゃん」にかかる修飾だった、というのが
なんだかリズムを崩されて読みにくく感じる。

>背後から聞こえた素っ頓狂な声の主は、
「素っ頓狂」だと余程の奇声が発されたのかと思ってしまう。でもこの辺は人それぞれの言語感覚の
差かも。

>Sはまるで興味が無いという様子で、あくびをしながら軽く答えてくれ
多分「答えてくれやがって」というニュアンスで気のない返事に対するRの苛立ちを現しているのだと
思うけど、一瞬「そうか、わざわざ答えてくれたのか」と思ってしまい、「おまけに」への接続に戸惑う。

266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 01:08:52 ID:8fA29WvQ
>>263
お返事ありがと。引き続きいぢわるするよ。
あなたが気にしているとおり、文章や表現はよろしくないです。

どうにも目障りなのが言葉についてくる枝葉の多さ。
標識のポールが寂しげに、右隣程、甘い様な、腰まで届く程、感覚に訴えて来るぐらいetc...
とりあえず"程"と"様"は禁止! これやめるだけでだいぶちがう。

表現もね、たとえば、静けさが耳に付くとか、朝方にも関わらず、粘りつく――とか、その左腕
は華奢ながらもとか、etc...こちらもいっぱいある。

でもね、いちばんわるいところはね、たぶん、あなたが頭のなかだけでこの作品を書いてること。
静けさが耳に付く朝(この一行目からして大間違いだけど)、季節は夏に差し掛かっていた、
粘りつくような湿度、綿を広げた様な雲で一杯……わたしのなかでは、とりあげた一節がそれぞれ
にべつの季節に感じられてならない。そう、世界に実感がない。
これは風景だけでなく人物描写もおなじ。彼女を際立たせるための描写の積み重ねのはずが
彼女を凡庸にする。

気に入ってるという構成については、うーん、これについてもたぶんあなたの意図した効果は得られて
いないと思うなあ。山場(見せ場orオチ)がない、あるいははずしている。ブツっと話が途切れてる。

あと気になったのが人物造形だけど、借りてきたキャラならややこしくなるんで保留。

褒められて伸びるタイプならごめんね。

267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 01:25:53 ID:WpIs3hj0
俺ら三人で就職の面接官みたいになっとるなあw

268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 03:55:40 ID:UMNmRpT/
ありがとうこざいます。
指摘された部分は試行錯誤しながら修正してみます。

>>264
ガキと小学生がかぶってるので、クソ小学生にしてみます。
「し出した」は走り出した感を出したかったので、「し始めた」の方が的確ですかね。

>>265
書き始めて間も無くて一節書くにも四苦八苦なので、
まだまだ初心者と思いますが、逆に嬉しいです。
264さんにも指摘された人称とその主の部分は狙いもあったので難しいですが、
バランス的に266さんに指摘された所と併せてもっと考えて変えてみます。

>>266
多分書く時に比喩を意識したからだと思いますが、
「様」と「程」は数えると九つあったのと、「ながらも」は四つもあったので、
削ったり別の語句に変えてみます。

269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 10:32:09 ID:TqOdVpwZ
>>268
走り出した感を出したいのなら「走り出した」でよくない?
発車し始めたはどう見ても変だよ

同様に、クソ小学生も言わないでしょ……
「クソガキが」ぐらいが適切だと思うな、
小学生だってことはどうしてもこの文に収めなくてはならない訳じゃあないはず。

ところで、カメラって盗撮防止のシャッター音が設定されてなかったっけ


270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 11:19:43 ID:UMNmRpT/
>>269
うーん、なら「発車を始めた」でもおかしいんですかね。発車って語句を中心に考えてました。
とりあえず間を取って「走り始めた」にしておきます。

本来はクソガキにしてたんですが、そっちでは設定として予め小学生というのがありまして。
なのでそれが無い以上一人称の地の文では小学生と出せないから、台詞で出してオトすしかないと。
クソガキだと年下という範囲が広いので、中学生とか見た目だけの判断からという可能性を考えて、
小学生と明示した方が少なくとも実際小学生か小学生に見えると受け止めて貰えるかなと。

シャッター音はしますね。
走行中なのと前方から後方という距離で、相手もお喋りしてるし、音がしても気づかれない、
もしくは気づかれても外撮ってるとか誤魔化しは利くだろうなという所で、
まあこっそり撮れるだろうという判断からそこは余り気にせずに(特に拘って細かく描写する気も無かったので)、
あっさり目で上手くいったという事にしておきました。

271 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 11:37:13 ID:UMNmRpT/
>>270なので〜の所訂正
本来は名前を出せばもう少し早い段階で小学生と示せたんですが、
それがないのと、それよりも早い段階の台詞の所で確実にオトしたいなという所からで。
だからクソガキにするか小学生だけにするか迷いました。
小学生だけだとキツい感じが弱まるので、くっつけた形に。

272 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 13:49:23 ID:TqOdVpwZ
>>270-271
ごめんね、どう説明したら良いのか分からなかったので、ちょっと(ちょっとじゃないけど)元文章を改変してみました。
以下↓ 
 静かな朝のバス停。歩道に人通りはなく、すぐ横には停車位置の標識が寂しげに立っている。
 空にはまばらに白雲が散らばる。青い空からは、それとわかる夏の訪れが感じられた。
 さほど暑くも感じられなかったが、今朝がたまで降っていた雨のせいか空気は湿り気を残している。
 時折車がそばを通る度に、温かい空気がバス停を駆け抜けていく。
 バスを待ちながらぼんやりとあたりを見ていると、路面の至るところに、乾き始めた場所と黒く湿った場所とが入り混じっているのが見受けられた。
 足元には標識のブロックに沿って草が生えている。たくましい雑草たちは、まるで生命力そのものに見えた。

 ――タッタッタッタッタッタッ。

 不意に靴音が近づいて来たかと思うと、近くで止まった。
 振り向くと、女子高生が立っている。先ほどの靴音はこのローファーのものだったらしい。
 息を整えてでもいるのか、白いブラウスが小さく上下していた。
 バッグを持つ腕は華奢ながらも堅牢な象牙細工を思わせた。スカートから伸びた脚に、紺色のハイソックスが膝元の白さと相まって美しさを感じさせる。
 ローファーのつま先が、地面をコンコン、と蹴った。
 完全に気を取られている横に、彼女が並んできた。
 スカートの裾がふわっと揺れ、それにつれてかすかに甘い香りが空気の動きと共に届いた。
 つやのある滑らかな髪は腰のあたりまであるようだ。透明感のある肌に、黒く瞳が光を帯びている。
 そこかしこに立ち上る陽炎のような湿気にまとわれた世界のなかにあって、
 異質な活力にあふれた強い存在感には、なにかしら感覚に訴えるものがあった。
 胸元が透けそうな薄いブラウス。
 視線に気づいたのか、彼女は顔をこちらに向けると、整った綺麗な眉をひそませた。しっとりとした唇が力強く動く。
「どこ見てんだクソガキ」
 冷たく澄んだ声は耳に入ると、頭の中でドスを利かせながら反響して、全身の血を凍りつかせた。
 バスが到着していた。地味なシャツにジーンズを履いた男が降りて来る。
 入れ替わりに彼女が足を踏み段にかける。
「おはよ〜」 
中から可愛らしい声が聞こえた。
「あ、由美ちゃん!おはよー」
 笑顔でそう返した彼女は、同じ制服を着たその「由美ちゃん」と談笑しているらしい。 先ほど啖呵を切ったのと同じ人間とは見えなかった。
 背中のランドセルが重い。
「ようR」
 頓狂な声の主は、後から乗ったクラスメートのSだった。
「恐ろしいものを見た」
「ふーん」
 Sはまるで興味なさげといった風情で、あくびをしながら答えてくれやがる。
 あげく手を振って、早く詰めろと催促して来た。
 足を進め、Sと前の方の座席に座る。
「発車いたします」
 バスは動き出した。
 後ろの方では相変わらず女子高生二人の談笑が続いている。
 横でおっさんの様に寝ている小学生を後目に、ポケットから携帯電話を取り出す。
 さっきの仕返し半分、カメラ機能でこっそり彼女を撮ってやった。バレやしないかとドキドキしたが、シャッター音は聞こえなかったようだ。
 綺麗に撮れた画像だが、Sに見せてやる気など毛頭無い。

こんなもんかな?構成も多少変わってるけど……やっぱこういう文で小学生って不自然なだけでオチにはならない気がするのは俺だけかね
気に障ったらスマン

273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 14:16:22 ID:TqOdVpwZ
あ、>>259読んでなかった。シェアードの設定とか壊れてたらごめんね。一人称全部抜いちゃったし。
これは一例みたいなもんで、お手本とかじゃないです。
人によっては>>272の方が糞に思えるかも。今読んでみたらやっつけが半端ないw


274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 19:47:48 ID:ktzgumK4
全体として>>272の方がこなれてるけど、>>259の方が引きが強いと感じた。……一読者の感想として。

275 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 20:19:38 ID:T+h2dCAz
つか、技術面はともかく、シェアード的には、もうちょっとオリジナリティーが欲しい。

276 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 20:35:52 ID:neKfza/s
俺も>>260-261感想をば。
ちなみに他の感想したレスは読んでない。
では。


>朝方にも関わらず、粘りつく様な湿度から汗が滲む。
「から」の使い方おかしくね? 「に」「で」ならまだ理解できる。

>標識の右隣程に立ってバスを待ちながら、ぼんやりと空を見上げる。
「程」って細かくね? だいたいでいいんだから。だーいたいやねー。

>さっきまで小雨が降っていた空は、綿を広げた様な雲で一杯だった。
これは個人の世界観によるが、
俺が思うに、雨は空から降って落ちてくるが、空に雨は滞空し続けずに
いずれ地面に落ちるから、「雨が降る空」というのには違和感。

>その勢いでスカートが翻ったと同時に、何とも言えない甘い様な淡い匂いが漂った。
スカートが翻る勢い、といわれると
電車内で座席を無遠慮に奪おうとするオバサンの勢いを感じる。
「ふわっ」ではなく「びゅおうっ」って感じ。

>Sはまるで興味が無いという様子で、あくびをしながら軽く答えてくれた。
「くれる」というのは違う気がするな。単に「答えた」でいいと思う。
ギャルゲなんかでは悪友が主人公に向けて発した言葉に対して
主人公が「〜してくれた」と含めていうことが多いが、
そういう皮肉やおもしろさはいらないし、そもそもどちらも上手く表現できていない。
そんな意図がなかったらスマン。

全体としては、女の子の描写の部分での、その女の子の動向に違和感。
着いた場所に先客がいたら、まずそっち見ないか? という疑問。
物語のおもしろみは、薄く弱いな。女の子のキャラとそのセリフのみだもんなあ。
それがオチってわけでもなく、新たにキャラが出てきたり。
中篇長篇の序章といった印象。

277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 00:33:56 ID:yIWpSGWQ
>>272
参考になります! 照らし合わせて研究させてもらいます。

>>276
「翻る」に関しては、初心者故に練習としてオノマトペには余り頼らない方がいいなといくつか候補出して、
その中で迷ったんですが、辞書で「風になびいて揺れ動く。ひらめく。『鯉幟(こいのぼり)が―・る』」
とあったのでいけるかなあと。「なびく」「ひらめく」の方が無難でしたかね…。
構成は序破急を意識しつつ一応台詞をオチとして位置付けました。
だから後の部分は急に当てて、おまけみたいあっさり目ですーっと引いていく様な感じに書いたので、
先の別の方の感想で後半が息切れ気味と言われたのも、多分そこからのものなのかなと。

278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 00:47:31 ID:D2DksGdr
まぁココ読め。
ttp://kohitsujibunko.at.infoseek.co.jp/kyousitsu.html

279 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 20:34:01 ID:/bfmF/7p
>>277
「翻る」より「勢い」だな。勢いってのはある程度のスピードがあるってことだろ?
「勢いで言ってしまった」と描写すれば、止めることもできないほどのスピードがある。
それだけのスピードを感じさせる言葉は不似合いじゃないかな。

あとシェアード用だからということで、Sの介在自体に意味があるんだろうが
どうも登場後のセリフにも行動にも意味が感じられず、希薄な印象。
要はSは「登場することに意義がある」わけで、いわゆる出オチ。
そりゃ尻すぼみにもなる。いうなれば序破急序、もしくは起承転結承。

280 名前:批評をお願いします:2008/09/18(木) 01:48:03 ID:ApP2/EOP
密集した木々の間を縫うように、湿った冷たい空気が流れていた。
日光は灰色の雲と、うっそうと茂る草木に阻まれ森の中まで届かない。
アレンは五感を研ぎ澄ませながら、木暗い森の中を静かに歩いていた。
ふと、カサカサと、生い茂った草がさざめいた。
生き物が立てる特有の音だ。
アレンは木の陰に身を隠し、音のする方に耳を向けた。
近い、弓の届く距離だ。そして獲物は大きい。
経験によって身に付けた鋭敏な感覚がアレンにそう告げる。
アレンはおもむろに弓に矢をつがえた。
大きい獣であれば、急所に矢を当てねば、致命傷にはならない。
わずかに心臓が動悸する。
アレンは獣の立てる音に意識を集中させ、動向を探った。
微かな草を食んでいるようにも思える。好機だ。
手元に力を込め、アレンは木陰から勢いよく飛び出そうとした。
しかしその刹那、大地を震わすような男達の怒声が森の奥から鳴り響いた。


281 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 02:41:29 ID:0qm2PhSW
・4行目、「ふと」の使い方でちょっとあれ?って思った。これで良いんだっけ
・4,5行目の言い回しに何となく違和感
・11行目、動悸が多分誤用
・13行目、うっそうと草木が多い茂ってるのに微かな草なの?
・最終行、鳴り響くような声なら「刹那」では無いのでは?

指摘なんてするの初めてだからすぐに分かるような所を。
こっちが間違ってたらごめんね

282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 15:46:38 ID:xS6cfoY3
>>280
文章自体は読みやすくていいと思う。描写も細かすぎず少なすぎず、バランス取れてるな
あと思った。
ただ改行が多すぎるかな。句点の度に改行されると読んでて疲れる。意図的にそうしてる
のでなければ、一文ではなく意味・場面のまとまりごとに改行する方がいい。

あと、地の文が続くと単調になっちゃうので、途中で適時セリフをはさんだ方がアクセン
トになるよ。

(近い……!)
 獣の気配を察知したアレンは、素早く身を隠し、弓を構えた。

↑こんな風に。

283 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 16:17:32 ID:Tdq36eeD
批評じゃなくて、文の指摘になっちゃうかも。

・二行目の最初の >日光は を読んだ瞬間、読者は実際の情景とは逆に日の光をイメージしてしまう。
 文の後半に日の光の説明を持ってくるか、或いは、無いものは書かずに描写するのもテクニック。
・四、五行目で生き物の気配を出せているけど、せっかく五感を研ぎ澄ましているのだから、においとか気配や皮膚感覚とかも入れる事で、アレンの経験の部分も描写できるともっと良いかも。
 草の音と、木々が風に揺れるざわざわ音との僅かな違いを比較しても良い。
・七、八行目と、飛んで十行目とでアレンの思考を追ってるけど、九と十を入れ替える事で、前後の行の心情と行動の描写を繋げちゃうのもありかもしれない。
 読む方としてはそっちの方が理解しやすい。でもまあ、この辺は好みで。
・獲物の大きさというか強さを、もっと具体的にしても良い。一撃で仕留め難いだけなのか、逆襲されたら危険なレベルなのかが分からないかも。
 直截的でなくとも、「無意識の内に、ナイフの位置を確認する。」とか。
・ホラーとかでよく使われる技法だけど、緊張する場面とかで効果音というか擬音語を効果的に使えると素敵。
 だから>カサカサと はアリだと思う。弓をつがえてる最中にも是非うまい事入れて欲しい。

短い文だけど、緊張感のある大事なシーンだと思う。俺の好みばっかで、批評になってなくてごめん。

284 名前:280:2008/09/18(木) 18:54:43 ID:ApP2/EOP
>>281-282-283
みなさん丁寧にありがとうございます!この話の続きは脳内から削除されたので
アドバイスを直接活かすことはできませんが、指摘されたことをふまえて
次の物語を書きたいと思います(`・ω・´)


ただ、ひとつ聞きたいんですが改行は何がベストなんでしょう?
人によって言うことが違いすぎなんですが……

285 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 18:57:19 ID:kt1R+7Sq
そこは好みの問題ってやつだね
変なところで切れないようにとか、
あんまり文がぎっしりにならないように読みやすく、ぐらい意識してれば
あとはやりたいようにやっていいんでない?

286 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 19:05:07 ID:xS6cfoY3
一行の字数でいえば、40〜50字くらいが一番読みやすいんじゃなかろうか。
段落を分けるタイミングに関しては、ここで聞くより実際にプロのの小説を見て感覚をつ
かむ方がいいかと。
取りあえず好きな作家、作品を参考にリズムを真似してみるのはいかがでしょうかな。

287 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 09:16:38 ID:OE+am6xU
>>280
文章的な事に関しては俺は余り偉そうな事は言えないから控えた上で。
うーん、それでも「ふと、」の使い方はなんとなく違和感。
他は、優劣はあるだろうけど特に違和感はなく読めた。
そういう事で内容的な批評をすると、
とりあえずこの書かれた部分だけを取って言えば、
アレンという主人公がどういう人物なのかが希薄かな。
そういう意味では描写が淡白だからだろうね。
短いスパンの話だから具体的な説明をする必要はないけど、
せっかく五感とかあるんだから、先の人が述べてるようにそこを掘り下げてみたり、
獲物に対する反応や狩りを行おうとする一連のアクションで、
もっとアレンという人の人物像を表現出来る。
多分一連のシチュエーションシーンを描きたかったんだと思うけど、
それでもアレンをもっとカッコ良く描けるはず。
そうすると描きたいワンシーンというのも、アレンの存在感でよりいいものに引き立つんじゃないかと。
これが俺の読み違いで、このワンシーンをただ全く淡白に描きたかったというだけなら、書いてある事は無視して下さい。
あと携帯からだけど、改行も特に違和感はなかったよ。個人的には読みやすい。
俺も今森を舞台にしたファンタジーものをちょっと書いてるから、
若干参考になったので批評させてもらった。

288 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 20:45:37 ID:cgH51ccy
>>287 ありがとうございましす
このシーンは大事ではないので、あっさり終わらせようと思って書いてました。
だからタンパクに思えるのかもしれません……っていうか、この板だと情景描写にこだわってネチネチ書くと叩かれません?w
やっぱりラノベ愛好家が多いようなので……

289 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 21:33:20 ID:T5f9JpyG
>>288
情景描写は、舞台設定を読み手に理解させるもんだから、
その本分さえ守ってりゃ問題ないだろ。
舞台名だけ最初に書いて情景描写オワリってわけでもないが、
本筋に関係ない描写を延々つづけて誰も出てこんのもアレだし。
そのへんのサジ加減は個人個人で違うんで、クドくない程度に好きにやればいいさ。

ついでだから、>>280について。
情景描写に気をつかってるのは分かるけど、時間的な描写が無いよな、これ。
天気が晴れで森の中に主人公がいるのはよく分かるけど、
朝昼晩っつーのの区別がイマイチつかめない。
「湿った冷たい空気が〜」を「朝の冷たい空気が」みたいにするとか、
「日光は灰色の雲と〜」を「真上からくる日光は、灰色の雲と〜」な感じにするとかして、
おおよその時間が分かる描写を、ちょこっとでも差しこんどいたらどうだろう。
読み手側は、場面のイメージをつかむ要素が増えるし、
場面転換したときの時間の経過も把握しやすくなって、いいと思うんだが。

290 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 21:36:59 ID:2HcOYI39
むしろ長ったらしい描写や説明は、ラノベの専売特許みたいなもんじゃないか?

291 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 21:38:38 ID:tqK/D5AO
俺もそう思う。

292 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 22:40:21 ID:b0D6Zdvi
商業のライターは記事埋めてなんぼだから
1行で済むことをだらだら書くことが多いな

293 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 22:51:43 ID:zoYF1Yvi
ビロードのような目とか絹糸のような髪とか赤く濁った月とか
比喩表現つかって情景描写するのもよくあるな

294 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 22:58:17 ID:tqK/D5AO
比喩ってうまくやらないとものすごい陳腐になるよね
俺は全然やってないな、難しいから

295 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 23:16:01 ID:se/YmytE
ある日の朝、散歩中に電柱の下に立つ女の子に出会った。

という内容を描写する場合

「朝」
「散歩中の景色」
「女の子」
のいずれかに力を入れて描写するかでも変わるな
単調と冗長の折り合いが難しいね

296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 00:05:49 ID:S0Yi2Qiy
とにかく凝った言い回しで語り、細部まで徹底した描写を心がけ、他の人がしないような
表現・比喩を多用する。それが“上手い文章”

……そんな風に思っていた時期が、俺にもありました。
昔書いた作品を読みなおしてみたが酷いもんだ、オナニー臭全開の文章で、読みづらいこ
とこの上ないw

297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 00:17:49 ID:JssEvPzf
>とにかく凝った言い回しで語り、細部まで徹底した描写を心がけ、他の人がしないような
>表現・比喩を多用する。それが“上手い文章”

VIPの美香ちゃん文才なる文才スレのスレ主の糞コテが全くこんな感じ

298 名前:Naughty angel:2008/09/21(日) 16:58:14 ID:fhSirpNu
 俺はなにも言えず、ただ立ち尽くした。
 いつからそこにいたのか、俺が目覚めても微動だにせず俺を見つめ続ける少年。
 見ず知らずの少年に怒声の一つ、疑問の一つでも投げかけるべきなのだろうが、少年の告げた一言が俺のすべての言動を封じてしまった。
「君に忘れ物を届けに来たよ。過ぎた日の、君達の約束を」
 そして世界は暗転した。まるで夢に落ちるように突然、だが苦しみもなく、緩やかに。
 その中で、俺は思い出していた。
 これから向かう時間のこと。そして、
(俺は知っている)
(その約束が叶わない……叶わなかったことを)



「お前ら、今年で何年目だっけ?」
「付き合いか? えっと……四年くらいか?」
「もう五年目になったよ……付き合ってる時間くらい覚えててよね」
 肩を並べて歩くのは、中学の頃からの親友と、その彼女。五年も付き合って、よく切れないものだと思う。
「来月か、お前が行くの」
「ああ」
「寂しくなるね……」
 高校卒業後、俺だけが県外の大学に進学することになった。二人は、地元の専門学校に揃って進学。その仲のよさに、呆れをこえて羨ましささえ感じる。
「たまには帰ってくるよ。頼むから、知らないところで別れたりしないでくれよ」
「それは大丈夫。こいつが変なことさえしなければね」
 そう言ってじゃれ合う二人。そんな様子を横で笑いながら眺めるのも、いつからか当たり前になっていた。
「ああ、そうだ」
 突然真顔で振り返られ、俺はやや面食らう。
「お前、酒飲んだことあるか?」
「……? いや、ないけど」
 真面目な態度には真面目な態度で返すのが、俺達の暗黙の了解。質問の意図を掴めないまま、俺はそう答えた。
「そうか。じゃあお前、二十歳まで絶対飲むなよ。俺達も絶対飲まない」
(…………?)
「で、成人式の日に一緒に飲もうぜ。人生の初酒」
「あー、なるほど。やっと意味が分かったよ。いいかもね、そういうの」
 満足そうな二つの顔が、俺を見つめる。これだから、俺はこいつを親友だと思えるんだ。
「了解、約束な」
「おう」
 この瞬間、満足そうな顔が三つに増えた。



「……どうだったかな?」
 俺は、俺を見上げる少年を睨みつけた。
 突然現れて意味不明なことを言ってきた少年。訳も分からないままの体験は、過去の出来事そのままだった。俺の中の、なによりも辛い思い出。
「お前、なんなんだよ……」
「僕は天使だよ。とびきりやんちゃな、ね」
 天使どころではない。これから起こることが分かっているのに、なに一つ変えることが出来ない。そんな体験をさせられても、苦しいだけだ。
「悪魔だよ、お前は」
「心外だな。ま、いいけど。僕の用はこれだけなんだ。じゃあね」
「……おい」
 天使と名乗る少年に、俺はそれでも感謝していた。忘れていた約束を、思い出したから。
「…………ありがとうな、一応」
「そう思ってもらえるなら、よかったよ」
 そして少年の姿は、初めからいなかったかのようにその場から消え去った。

「約束……俺は守ったぞ」
 三本のビールを手にして、俺は二人の墓前に立っている。それをすべて開け、二本を墓前に、一本を涙と共に一気に飲み干した。
 今日は成人式。
 初めて飲むビールは思った以上に苦く、一人でこれ以上飲む気にはなれなかった。

299 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:59:03 ID:fhSirpNu
レベルはまだまだと思ってるんですが
書いてる期間がそこそこ長いから初心者とは言えないかも?
批評とかあればお願いします、辛口歓迎

300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 19:56:26 ID:xheJoCn6
文章は悪くないと思うけど、構成に難あり。

301 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 20:40:53 ID:VGD563bx
推敲不足、と言っては曖昧で抽象的すぎるかもだけど、細かい部分に気を配りきれていない感じがする。
文章を見るかぎり力はありそうだし、繊細さ、だろうか。自分の文に対して親身な敵になってみるといいかもしれない。

解り辛くて申し訳ない

302 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 21:12:36 ID:uqhSW3Ow
冒頭で意味ありげに引っ張るから、
「何か重大な事件でもあったのか?」
「主人公の壮絶な過去とは一体……」
と身構えてしまったんだが、墓の前でビール飲んだだけであっさり終わったんで、少々拍
子抜けしたかな。
これは一場面で、この後にも続くのだろうか?

303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:34:07 ID:d9aOKkWv
ここで質問して良いのかわからないけど、
戦闘描写や心理(戦)描写が秀逸な、小説や漫画を教えてください。

304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 00:05:16 ID:9ZwtfpHw
>>300-302
レスありがとうございます
この作品はこれだけで完結です
構成・細部への気配りなどまだまだのようですね
精進します
文章作法等に関しては特に問題ないのかな?
指摘されていないようで、安心しました

次はもう少し長い作品でも投下出来ればと思います

305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 08:12:27 ID:vcqT04m5
ここは10レス程度なら投下していいの? マルチになっちゃうんだけどおk?

306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 11:26:45 ID:omNPgoaG
いいと思うよ

307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 13:48:32 ID:jvpCbnTp
マルチ「はわわ。おkです〜」

……は冗談にしても(古いな)、ここは創作と発表が意義の板だからね。むしろ大歓迎だよ。
でも長い作品で意見を貰いたいのであれば、
「ここを見てくれ・批評してくれ」
ってのを予め書いておいてくれると、読んでる側も感想レスを書きやすいかもね。

308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 14:00:25 ID:688NOKEA
マルチが400円で売られてた

309 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 14:55:52 ID:k5zsu77u
ここで俺が意味もなく「投下は認めない」とか言ったら
一体どうする気なんだ?

310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 15:14:55 ID:jvpCbnTp
「じゃあ俺も認めないよ!」
「俺だって認めないよ!」
「むしろ俺の方が……」
309「……じゃ、俺が認めるよ」
みんな『どうぞどうぞ』

の流れじゃね?

311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 16:04:35 ID:0LspcRe8
ここで俺が意味もなく「そんな流れじゃない」とか言ったら
一体どうする気なんだ?

312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 16:19:32 ID:jvpCbnTp
「ならば創作おっぱいうp」
「おっぱいおっぱい(AAry」
「うp!うp!」
311「……じゃ、俺がおっぱいうp」
みんな『('A`)』

な展開じゃね?

313 名前:1:2008/09/24(水) 18:48:37 ID:7pCKcPVE
日が沈みかけた夕方、とくに何をするでもなく、俺は部屋でぼんやりとテレビを見て時間を無為に過ごしていた。
ここはネットで見つけた木賃宿。山あいの田舎にあるところだ。信じられないくらい格安の宿だった。
だがその分、部屋は狭い上に障子も壁も薄汚く汚れている。テレビなんかもう何年前の物なのかわからない。
俺は何をやっているんだろう……。テレビの音声は耳に届いているが何も感じられない。
楽しいと思えない。だがチャンネルを変える気にもならない。
それも全て、この目の前にあるトランクケースのせいだ。
この中にあるものが俺の心を空っぽにしたんだ。なぜ俺は、こんな仕事に手を出さざる負えなくなってしまったんだろう。



314 名前:2:2008/09/24(水) 18:49:08 ID:7pCKcPVE
思えばバカな人生を送ってきたものだ。
ネオン街の女、パチンコ、麻雀……。これらに溺れた俺はあっという間に借金を重ねてしまった。
借金が借金を呼び、気がつけば3000万の負債を抱えていた。とても俺個人で返せる額ではない。
俺の経済力では高額な利子を払うことすらできやしなかった。


そして俺は迷いに迷ったあげく麻薬組織に入った。上の命令に従って、麻薬取引の一端を担うだけでいい。
莫大な報酬を貰うことができる上に、楽な仕事だという話だった。
実際その通り。初仕事であるにも関わらず俺の仕事はあっけないほど簡単に終わった。
あとは、この大金の入ったバカでかいトランクケースを明日、隣街まで運べばいいだけ。
マネーロンダリングは別の人間がやってくれる。これで俺は報酬として数百万貰えるのだ。


だが良心の呵責がないわけではない。俺はテレビを消して立ち上がると、夕日が沈みかけている山の端を眺めた。
茜色に染まった景色が心に染み入る。これで俺は完全に犯罪者になったのだ。
ふぅーっと溜め息ひとつついて、俺は上着をはおった。夕飯までに時間はある。
このへんはのどかな田舎街で、懐かしい気分にさせられる。散歩でもして気分を変えよう。


315 名前:3:2008/09/24(水) 18:50:35 ID:7pCKcPVE
大金の入ったトランクケースが多少気掛かりだったがトランクにも部屋にも鍵は掛けてあるし
宿泊客は俺以外にいない。何が入ってるかなど誰にもわからないだろうし盗まれる心配はないだろう。


「おじさん、どこ行くの?」
廊下に出ると、小さな女の子が声をかけてきた。さっきも見掛けたが、どうやら宿の子供らしい。
「ちょっと散歩にね……」
「やめた方がいいよ。昼から夜に変わるこの時間はね、妖怪が出るの」
「妖怪……?」
「そう妖怪!怖いんだよ、やめた方がいいよ」
真面目な顔で女の子は言った。このあたりにそんな伝説でもあるんだろうか。
「そうか、それは恐ろしいな。じゃあ、外の風を浴びたらすぐ帰ってくるよ」
「絶対だよ。出歩いたりなんかしたら妖怪に襲われちゃうからね」
「わかった、忠告ありがとな」
俺は女の子の頭の上にポンと手をのせた。女の子の真剣で、不安気な眼差しがまだ俺に向けられている。
俺はバイバイと手を降ると玄関に向かって歩き出した。



外は割と寒かった。気温が低いというのもあるのだろうが、吹きつける風が余計に寒さを感じさせる。
「妖怪か……。本当にいるなら見てみたいもんだな」俺はポケットに手を入れたまま呟き、茜色に染まった田舎道を歩き出した。


歩き始めて10分くらい経っただろうか。俺は宿の裏手にある小高い山の中を歩いていた。
山、とは言っても神社の境内に続く道だ。入り口のところにそう書いてあった。
夕闇が迫る時間帯になった上に、伸び放題になっている木々がうっそうと茂っていて、辺りは大分暗くなっていた。
足下もよく見えなければ道もよく見えない。周囲の景色が闇に呑まれていくように見える。
帰ろうか、という気持ちになった。夕飯もそろそろだろうし、トランクケースが気にならないでもない。
でも俺は歩みを止めるようなことはしなかった。神社の前で手を合わせたかった。
神を信じるほどの敬虔な心は持ち合わせていなかったが、麻薬取引に手を出してしまったという背徳感があったからなのだろう。


間もなく、俺は狭い敷地にある境内についた。当然のことながら人影はない。所々が欠けた狛犬が忘れ去られたように鎮座していた。
開けた場所になっているので多少明るく感じたがそれでもやはり暗い。早く用を済ませて帰ろう。
そう思った俺は急ぎ足で、簡素な造りの古めかしい社殿に向かった。










316 名前:4:2008/09/24(水) 18:51:52 ID:7pCKcPVE
「珍しい。こんな時間に、ここを訪れる人がいるなんて」
ふいに背後から女の声がした。心臓がビクッと跳ね、反射的に振り返った。
そこには、妖艶な笑みを浮かべた若い女が立っていた。
薄暗くてもわかるほどの真っ白なワンピース。腰まで伸びる真っ直ぐで艶やかな黒い髪。
明らかに場違いなその様に対して、俺の本能が警告を発していた。危険だ、と。
だが蛇に睨まれた蛙のように足が動かない。なぜだ。
俺の目の前にいるのは、いかつい顔をした巨体の男ではない。
美しい顔をした小柄な娘なのに……。
「何で化け物をみたような顔をしてるのよ。失礼ね」
女は怒ったような口調で言った。それから薄く笑い、長い髪をかきあげた。
「あんた……何者だ?こんな時間にこんな所で何してる?」
俺はそう問掛けた。得体の知れない恐怖に、体が小刻に揺れる。
「それを聞きたいのは、こっちも同じよ。ここはあなたみたいなイイ男が来ても、面白いモノなんてなーんにもないと思うけどな」
女は少女のような無邪気な笑顔を浮かべながら、じりじりと歩み寄ってきた。
「やめろ……来るな」
「なんで?」
俺の顔を見上げるようにしながら女は言った。
「綺麗な顔ね」
「な……?」
「綺麗な顔。私の好みのタイプだわ」
女は両手で、俺の頬を優しく包みこんだ。細い指から伝わる冷たさに、顔がこわばる。
「な、なにを……」
脂汗が背中をつたって滴り落ちた。
「ふふ……あなたからは何をもらおうかな……」
次の瞬間、糸がぷつりと切れるように、俺の意識は闇に閉ざされた。



朦朧とした意識の中、俺は手足を縛られたまま、固い床の上に寝かされているのに気がついた。
腹筋に力を込め上体を起こそうとしたが、後ろ手に縛られているせいで、うまく身を起こせない。
そのせいで周囲を見渡すことが難しい。それでも、ここがどこなのかは瞬時にわかった。
洞窟の中だ。熊の寝床よりは遥かに大きいのだろうが、八畳間程度のこぢんまりとした空間。
外の気配をまるで感じとることができず、出口へと続いているらしい一本の道は、先が暗くてまるで見えない。
「あら、起きちゃった?」
その通路の先からコツコツと、ゆっくりと近づいてくる足音が聞こえ、次第に闇の中に女の輪郭が浮かびあがってきた。

「気に入ってくれたかしら?ここは私の寝室なのよ」
さっきの女だ。吸い込まれそうになるほどの透明な瞳で、俺を見下ろしている。
「俺をどうするつもりなんだ……?」
「あら、そんな敵意のこもった目で私を見ないでよ。私はあなたを気に入っているっていうのに」
「冗談言うなよ。人をこんなところに連れこんでおいて……」
「仕方ないじゃない。ここじゃないと、私の力は使えないんだもん」




317 名前:5:2008/09/24(水) 18:53:17 ID:7pCKcPVE
「力……?」
俺は弱々しく呟いた。
「そう。私の"盗み"の力。私はね、自分が生まれたこの場所なら、力を使って目の前の人間のモノを何でも盗み出すことができるの」
「へーそうか。で、俺からは何を盗むつもりなんだ?生憎だが財布には小銭しか入ってないぜ」
「うーん、そうだな……。まだ決めてないんだけどね……」
女はそう言って微笑みながら俺のそばに腰を下ろした。そして、考え込むような仕草を見せながら独り言のように呟いた。
「あなたのトランクケースの中に入ってるお金にしようかな」
全身を衝撃が貫き、寒感が走った。なぜ知ってるんだ……?!誰にも見られてはいないはずなのに。
「麻薬取引、うまくいってよかったわね」
「……あんた、何者だ?」
俺の虚ろな声が、洞窟内に響きわたった。
「私?私は神よ。里には私のことを"妖怪"だなんて失礼なことを言う人もいるけどね」
「神か……」
まんざら冗談にも聞こえない。一種独特な雰囲気を醸し出しているし、何より金のことを知っているのだ。
「神のくせに人様の金を盗もうってか……」
「ふふ、人にだって良い人と悪い人がいるように、神にだって善良な神とそうでないのがいるものよ」
一拍置いてから、女は笑いを含んだ声で言った。
「ちなみに私は後者かな」



「悪い神様ってわけか……」
「でも極悪非道ってわけじゃないのよ。今までもたくさん盗んできたけど、ただ盗むんじゃなくて、代わりのモノをちゃんとあげるようにしてるんだから」

俺は言葉を失ってしまった。どうも頭が状況についていかなくなってきた。しかし、女は構わず言葉を続ける。
「例えば、この顔を盗んだときは私の顔を代わりにあげたの。
この顔ほど綺麗ではなかったけど、醜いわけでもなかったし、今も不自由なく暮らせてるはずよ」
「顔まで盗めるのか……」
「ついでに言うと、この声も貰いものなの。透き通るような透明な声でしょう?」
軽く鼻唄を口ずさむと、女はいたずらっぽく口元に笑みを浮かべた。
「あなたからは何を盗もうかな。いくらでも盗めるわけではなくてね
 一度に盗める数は決まってるのよ。だからいっつも迷っちゃうのよね。」
俺は全身が脱力していた。それが精神的にまいっているせいなのか、女に何かされたせいなのかはわからない。
確かなのは抵抗が無駄だということくらい。何しろ相手は神なのだから。

仔猫を撫でるような仕草で、女は俺の頭を撫ですさると、ゆっくりと立ち上がった。
「もう少し眠っててね。何を貰うのか決めるのにもう少し時間がかかりそうだから。
大丈夫、何を盗んだとしても代わりのモノはちゃんとあげるわ」

そして俺の意識は、再び暗い奈落の底へと落ちていった。




318 名前:6:2008/09/24(水) 18:53:59 ID:7pCKcPVE
悪夢から逃れるように、俺は勢いよく跳ね起きた。

視界に飛込んできたのは、布団をかぶった自分の下半身と見慣れない、古い和室。
そうだ。俺は昨夜、宿に泊まったのだ。そして……。

少しずつ記憶が蘇ってくる。古ぼけた境内。謎の女。穴蔵のような洞窟。
だがその全てが遠い過去の記憶のように、曖昧で霧がかっている。
夢だったのか……。よかった……。心底安堵した俺は、布団から抜け出すと窓を開け、朝の爽やかな風を浴びた。
気持ちがいい。あとはトランクを持って山を下り、隣町まで行くだけ。
……トランク。俺の脳裏に思い出したくない言葉がよぎった。

『あなたのトランクケースに入ってるお金にしようかな』

やめてくれ。冗談だろ?あれは夢だったんだ。ただの悪夢さ……。そう思いながらもガタガタと体が震えだし、止まらない。
俺は部屋の隅に置かれた真っ黒なトランクケースのもとへ歩み寄った。
心臓が音をたてて鳴っている。俺は震える手でトランクケースの取っ手を握り締めた。
ひと呼吸おいてから、手に力を込めた。頼む……、そう思いながら……。




重い……。トランクケースは重かった。大金を中にぎっしり詰めたときに感じたのと同じ重み。
ふっ、と体の力が抜けるのを感じた。そうだ、やはりあれは夢だったんだ。だいたい、いくら神と言えども
遠く離れた場所にある金を盗めるはずがないじゃないか。
俺は今まで真剣に心配していた自分を鼻で笑った。

さて、出発するか。俺はトランクをとりあえず畳の上に置いた。
汚れた金は早くマネーロンダリングに回したほうがいい。
でも、隣町まで運ぶ前に念のために中を確認しておくか……。
軽い気持ちだった。軽い気持ちでトランクを開けたのだ。
中を見た瞬間、全身の血の気が失せ、視界がぐにゃりと歪んだ。

トランクケースの中に入っていたのは小石と木の葉。万札の代わりに、それがぎっしりと詰まっていた。
再び女の声が蘇る……。

『ただ盗むんじゃなくて、代わりのモノをちゃんとあげるようにしてるんだから』

これか……この葉っぱと石が札束の代わりか……。全身を包んだのは、怒りよりも、絶望に似た感情だった。
何しろ、これで人生が終わったのだ。俺は組織の大切な金を失ってしまった。
幹部に何て謝ればいい?「神様に盗まれちゃいました、ゴメンナサイ」とでも言うか。
だめだ、殺される。いや、どんなふうに謝ったところで殺されるだろう。



319 名前:7:2008/09/24(水) 18:54:52 ID:7pCKcPVE
俺はくすんだ色の天井を仰いで大きな笑い声をあげた。
逃げたって無駄だろう。麻薬組織と借金取の集団に終われて逃げ切れるはずがない。
俺は空っぽの心のまま机の上のケータイを広いあげた。正直に話そう。何をしても無駄なのだ。
それならせめて、最後くらいは正直に生きよう。
俺は覚悟を決めて携帯電話の電話帳を開いた。

……ない。どこにも組織に通じる番号はなかった。続いて俺はリダイヤルをしようと試みた。
しかし、やはり番号は消えていた。俺が組織と通じていたという形跡は何もなかった。
どういうことだ……まさかあの女は組織の電話番号を「盗んだ」というのか?

俺は車に乗り込んだ。とにかくトランクを運ぶ予定だったはずの所へ行ってみよう。
そうすれば、何が起こったのかわかるはずなのだから。
キーを差し込み、エンジンをかける。俺はシートベルトを締めることも忘れてアクセルに足をかけようとした。



そのとき、助手席に一枚の封筒が置かれていることに気がついた。全く見覚えのない、宛名書きのない茶色の封筒。
俺は気になって、封を切り、中を見た。


「色々と悩みましたが、あなたからは以下の物を盗ませてもらいました」

昨日見た女の秀麗な顔が頭に浮かんだ。盗んだのは、金だろ?そう思いながら文字を下へと追って行く。

「あなたの"仕事"」

俺は、はっとして目が覚めるような感覚を覚えた。
そういうことか……。あいつは俺の金を運ぶという仕事そのものを奪ったわけだ。
それならば電話番号が消えていたわけもわかる。あいつは俺と麻薬組織の関わりを絶たせたわけだ。
俺はくつくつ、と笑った。さすがは神様。人を正しい道へと導いたわけだな。
だが、これで、俺は組織から報酬を受け取る機会を失った。まともな仕事に就いているわけでもないのに
あの莫大な借金を返さねばならない……。悪事から手を引けたことに、ある種の安心感を覚えていた。しかし、この後、俺はどうすればいいのか……。
完全に意識が手紙の外へ行っていたことに、はっとして、再び視線を手紙に落とす。

「それから、もうひとつ」
なんだ、いったい?もう俺にとって盗ませて困るものはない。何を盗まれていたとしてもショックは受けまい。



「あなたの借金」

俺は言葉を失った。そして、しばし呆然とした後、ようやく我に帰った。
借金が盗まれた……?それは借金取りから自由になったということか。
あの女は俺のことを気に入ったと言っていた。どうやら冗談ではなかったらしい。
「悪い神様どころか……俺にとっては女神様じゃないか……」
俺はひとりごちた。では、代わりにもらったものは何だ?
「まぁ、何でもいいか……」
男はアクセルを踏み、車を発進させた。今なら何だってできる気がする。
田んぼの脇の畦道を、太陽が明るく照らしていた。
代わりにもらったもの……それはひょっとしたら、燦然と輝く"未来"なのかもしれない。




320 名前:8:2008/09/24(水) 18:55:50 ID:7pCKcPVE
「ふふふ……」
洞窟内に女の笑い声が木霊していた。暗い穴蔵の中で女は腰かけ、一人の男の頭を撫でている。
「あなたは今、どうしてるのかな……」
うっとりとした恍惚の表情を浮かべながら、膝の上に置かれた虚ろな男の顔をのぞきこむ。
「あなたは永遠に私のものよ……。嬉しい?」
魂の抜け殻となったような男は当然、返事はしない。ぐったりと女の膝にもたれかかったままだ。

「あなたからは色々もらっちゃな……何でかしら。いつもは数の制限があるのに今回はなかったの……だからね……」
女は口元を緩め、宝物を数えあげるように静かに語り始めた。
「あなたの仕事でしょ、それに借金。ふふ、盗んだことをあなたに教えたのはここまで」
女は、その細く美しい指で、男の頬を優しくつついた。
「あとはね……あなたの命。だってあなたが欲しくなったんだもの。仕方ないじゃない。でもね、大丈夫……」
女は目を細め、再び男の頭をゆっくりと撫で始めた。
「あなたの記憶も盗んでおいたわ。命を盗まれたこと……つまり、死んだことなんて覚えていない。だから、あなたの亡霊は生き続けるはずよ」
女は歌うような口調で言った。
「本物のあなたは……永遠に私のもの……」
言い終えると、静寂が洞窟内を包んだ。しっとりと湿った土壁の中は、幸せな空気で満ちていた。

321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 18:56:46 ID:7pCKcPVE
激しく読みにくいですね、ごめんなさい

できれば全体を通しての感想が欲しいです

いっぱい、いっぱい叩いてください お願いします

322 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 21:43:20 ID:eDc7Qyau
三題スレの転載か。
文章自体は読みやすくていいな。ただ、掌編として考えた場合はもうちょい無駄を省いて
コンパクトにまとめた方がいいかも。
特にオチの部分は、あまり長々と説明せず一瞬でポンと流れをひっくり返すのが定石。

323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 22:00:12 ID:/LIVSOB5
>>321
>>313を読んで、一体何があったのかと興味をひかれた。掴みはおk
・子供の台詞で、妖怪がでるかと思いきや、神様登場。
 でも妖怪ではなく神様にした意味はあったのかな。妖怪でも別に良かった気がする。
・神様、あんま怖くない。描写も台詞まわしも。悪いわけじゃない。でも薄っぺらいというか、どっか惜しい。
>>318->>319の流れはGJ。読んでいて一番面白い部分だった。
>>320のオチ。不条理系としてみればありだけど、個人的にはもうひとつ納得が。
 命を奪われたと字面だけでみてもどうも…映像的な表現なら、面白いんかもしれない。

とここまでケチつけてあれだが、結構面白かったおw

324 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 12:57:20 ID:4ISCfyuL
>>322見て三題スレ行ったら丁度御代が出てたから勢い書き始めたけどまとめられなくて(ry
完成してない時点であれだけど、途中まで投下するんでぶっ叩いてやってください。


幼少の頃から、ネーミングセンスを持ち合わせていない事は痛いほど自覚していた。
間違っても自分は電通マンにはなれぬ、と幼いながら私はその未熟な頭で自身を評価していたのだ。
精々色物バンドの作詞家が限界だ、と。

ただ、それでも。ああ、それでもだ。
自分の視野の広さについて、鋭さについて、私は一定の評価を己に与えていたのだ。
小学二年生の頃には、漢字の小テストの答えがかなりの確率で教室内の掲示に載っていると。
中学二年生の時には、最も優れたエロ本の隠し場所が親の冬服の入ったタンスであると。
そういった革新的な発見の数々を私は自己の中で誇り続けていたのだ。

今思えば、それらの発見を愛すべきクラスメイトの皆に還元しなかったのがそもそもの原因だったのかもしれない。
あと8年。いや、もし良ければ14年前。
その頃の私が、もしも皆から自分の発見について指摘を貰っていれば。
私はお酒すら飲める年になって、己の視野のズレぐあいをこうも屈辱的な方法で目の前に突きつけられることにはならなかっただろう。

私は今回の事件に関連して去年ブログを立ち上げた。
その名も「便所日和」

1年前の私は、栄光に照らされた1年後の己の姿を脳内に一心不乱に描いていた。

325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 12:59:49 ID:4ISCfyuL
衣服の散乱した四畳半。
調理の形跡が見られない台所。
ゴルゴが詰まれた共用便所。
それが私の暮らしを支える衣食住だ。

大学に進んで早三年。
私の脳内には入学前に夢見た華のキャンパスライフなど既に一片たりとも残っていない。
それほど不毛な大学生活だった。

勉学に見放され、教授に見放され、そして友に見放されていった。
そんな私に残っていたものはと言うと、いつの間にか高校時代からの親友山本のみとなっていた。
そして私と全く同じ境遇の彼に誘われたのが……トイレの研究であった。

無論、トイレの研究といっても一部のお下劣な人々が思い浮かべるような、
公衆便所に夜毎に忍び込み汚物入れを覗き込んで
「お、今日は大量だな。グヘヘヘヘヘ」
と言った様な物では断じてない。

恥だらけのような人生を送ってきた我々だがこれだけは断言出来る。
便所の研究とは、この世で最も崇高な物の一つであると。私たちがそう信じていることである。


我々は町内の各便所の概要をネットへアップする事を目的として活動を始めた。
今思えば何のためにそんな事をするのだろう……という疑問が出てこなかった事が甚だ不思議ではあるが、
ともかくその為に開設されたのが我らが便所日和であった。

調査は、職務質問を行われること7回、
掃除のおばさんに白い目で見られること12回
近所の小学生からドロップキックを食らうこと32回等々、
数々の困難に見舞われたが我々は持ち前の粘り強さを十分に発揮し、
ついに先日町内に存在すると思われる公衆便所をすべて制覇したのであった。

約1年を掛けた大事業の為に、
単位は落とし、年は留まり、親は涙を流したが、それらは大した問題ではない。
我々は誰もが成しえぬ事を成したのだから。

//ここで力尽きました。我の事ながら中途半端ですね。

326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 15:30:58 ID:icVudmEV
便所研究が結局なんなのか気になって仕方ないんだが

327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 03:56:47 ID:uTZrRlj5
>>324
もったいぶって回想形式にする必要はないんじゃないか?
時系列が前後する作品は読みづらいぞ、短編では特に。

重大な伏線でないなら、過去の話や研究に携わる経緯は省き、「便所研究」の部分に焦点
を当てる方が、インパクトのある作品に仕上がると思う。

328 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:18:53 ID:JiV+R+cZ
アドバイスお願いいたします。
人を引きつける文章ってのか盛り上げる文章にしていきたいです。

「理想の医療を実現する!!」
鬼頭笙子が目を付けたのは、救急救急部門の強化である。
さらに言えばこれからの時代、救急車で患者をただ待っているだけでは駄目だ。
こちらから患者を迎えに行くくらいの気で居なければ成らない。
それが結果的には明日の100人を救うことに繋がる。
笙子はそこでドクターヘリに目を付け、シニアドクターの三井環奈と森本忠士…
さらには藍沢耕作らフェロー達とフライトナースの冴島はるかをヘッドハンティングした。
「貴方達も今日からチーム鬼頭の一員よ。」
途惑う6人を病院の入り口で迎える鬼頭はそう宣言した。
攻めるだけでなく守りも徹底しなければ…。
さらに、オーナーと朝田龍太郎のアメリカ時代のコネクションを頼りに
既に救急救命医として実績を評価されている進藤一生と小島楓をも手に入れたのである。
最強の矛と盾を手に入れた明真メディカルシティー
この物語はそんな世界最高の医療を目指すフライトドクターの物語である。

「ここが今日から私達の職場なのね。それにしても大きな更衣室ね。」
フライトドクター見習い(フェロー)の緋山美帆子は、自分のロッカーを探しがてら更衣室を見学している。
シャワールームだけではなく、大浴場・サウナ・マッサージチェア・果ては授乳室までありここが病院であるということを忘れてしまいそうである。
院長が目指す世界最高の医療というのは、医療者の環境も最高という意味なのだろうか?
さ迷う事5分…自分のロッカーを探し当てた美帆子は仕事支度を始める。

「おはよう。あれ?貴方見慣れない顔ね?青い服着てるってことは救命の人?」
隣のロッカーの所有者の姿はドアに隠れて見えないが、声は落ち着いた雰囲気を感じさせる。
「きょ・今日からドクターヘリ科で働く緋山美帆子です。」
一瞬驚きながらも慌てて自己紹介する。
「緋山先生かぁ、いくつ?」
「27ですけど・・・。」
「27?若っいなぁ」
「あの…」
「ああ私?麻酔科の小高七海…よろしくね。」
七海は白衣のポケットからチョコレートを取り出し口に投げ込んだ。
「よろしくお願いします。」
差し出されるチョコを遠慮がちに断りながら、美帆子はもう一度丁寧に挨拶をした。

329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:19:30 ID:JiV+R+cZ
「ふ〜ん、じゃぁヘリが飛ばないときは救急を手伝うんだ。」
「はい。この病院の救急ってどんな先生が居るんですか?」
「院長の鬼頭先生は知ってるわよね。あとの三人は詳しくは知らないなぁ。」
「そうですか…。ちょっと緊張してるんです。」
「あ・救急じゃないんだけど、よく救急に顔を出す麻酔医には気をつけたほうがいいわよ。危険だから」
「え?危険って?」
「古い知り合いなんだけどね、体重を一目で見抜くから…。男性は基本体重で呼ばれるわ。」
「ど・どんな人なんですか?」
美帆子は首を傾げながら尋ねる。
「金髪ですぐお立ちだ〜いって言うから分かると思うわ。」
七海はクスクス笑いながら答えた。
お立ち台?金髪?体重で呼ばれる?不慣れな言葉が美帆子の頭の中で動き回る。
「あとそうだなぁ。血管外科医の外山先生もよく救急に居るみたいねぇ。」
「その方はどんな先生なんですか?」
「うう〜ん、腕と顔は良いから看護師から人気みたいよ。ちなみに独身…。後は本人に聞いたら?」
「そ・そうですね。」
七海と別れた美帆子は医局へと向かいながら期待と不安で足が重くなった。
「おはよう。」
医局の前で同じくフェローの白石恵が合流した。
「私は早く来たから見学してたんだけど、患者さんの遺族に土下座してる先生見かけたよ。」
「土下座?変わった先生の多い病院なのね。」
そこへ同期の藤川一男も混ざってきた。
「土下座ってマジかよ。」
どうやらこの病院には一癖も二癖もあるドクターが集まっているようである。
一男は土下座という言葉にまだ反応しているようである。
まさか患者が死ぬたびに土下座する病院などあるはずないのだが…。

医局にはまばらながら医師が談笑している。
三人の緊張がにわかに高まる。
「そこの頬の丸い女と、のっぽの女と眼鏡。見かけない顔だが医者か?」
頬の丸い女??美帆子の顔が凍りつく。
恵と二人が並んでいて美帆子をのっぽというはずが無い…。
「意地悪しちゃ駄目ですよ。怖がってますよ。進藤先生っ!」
「はじめまして、救急救命医の小島楓です。今日からくるフライトドクターの方よね?
 こっちは救急救命医の進藤一生先生。仲良くやりましょうね。」
三人は自己紹介すると、それぞれと握手を交わした。

短いですがよろしくお願いいたします。

330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:35:28 ID:WW6Eossy
「救急救急」と「成らない」みたいなあらというかミスが目立ちますね
三点リーダは二つくっつけて使いましょう……中点三個はやめた方がいいです
それからカギカッコ閉じの前には句点は必要ないかな
好みだけど「居る」は変換しなくてもいいんじゃないかと思いました
「貴方達も」は「あなたたちは」でいいかと
それから読点の代わりに中点を打つのもよろしくないでしょうね
後は……専門語句が多いわけでもないのに多く感じてしまいました
解説が多いせいかもしれないです
このレスはかなり主観入ってるので文章作法以外は気にしなくてもいいですけども。
内容と展開については自分はちょっと控えます


331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:47:41 ID:6sTfrFsa
しょっぱなから登場人物出過ぎでは?


332 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 02:08:54 ID:S0Yi2Qiy
>>328
二次作品は評価しづらい。
技術的なアドバイスがほしいなら、一次作品にしてくれ。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 21:28:51 ID:c5aJ/Scm
>>313
細かいことで申し訳ないが、「出さざる負えなく」じゃない。「出さざるを得なく」だから気をつけるように。

334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 04:41:53 ID:fsZhxtGl
ただの変換間違いじゃないかな、それ

335 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 06:02:40 ID:2c0dmTmB
「を」なのに「お」って勘違いしてるから変換ミスになっちゃうんだよ。

336 名前:313:2008/09/28(日) 20:29:33 ID:8YXtQ6cp
すいません、気付きませんでした。
現役時代は現代文で偏差値70をマークしたこともあるほど(70!)国語には強いのに間違いちゃいました。
まぁ河童の川流れって言葉もありますしね、愛敬、愛敬www


337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 20:33:59 ID:Yq0sYtRc
> 間違いちゃいました。

河童じゃないっぽい

338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 20:34:10 ID:AzGaOXS0
>>336
間違"え"ちゃいました。では?

339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 20:36:26 ID:fsZhxtGl
口語だからいんだよ

340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 20:52:29 ID:e4peDQzZ
うむ

341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:34:00 ID:M1ut18jx
偏差値とか言ってる時点で話にならないことは証明されたな
本当に頭のいいやつは能力を口で説明したりはしないからな
口で説明するくらいならおれはちゃんと書くだろうな
おれ学年で一位とか普通に出すし

342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:35:03 ID:5MjReGAi
おれパンチングマシンで100とか出すし

343 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:39:50 ID:fsZhxtGl
おいやめろ馬鹿
このスレは早くも終了ですね

344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:57:49 ID:2Dpt6KBx
早くねぇよw
偏差値語りたいなら他の板で頼む
ここはそういう場所ではない

345 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 22:12:28 ID:5MjReGAi
短絡的に煽りだと思うことにはどちかというと大反対

http://www.geocities.jp/burontosan/

346 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 22:17:48 ID:ICu7fkSo
>>345
つまり誰かがこれを題材にしてSSを書くと言う前フリな訳か

347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 00:25:08 ID:LfEX1Kw3
ブロントは天才、真似しようとして出来るもんじゃない(実話)

348 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 14:13:18 ID:WV2X03t5
もし336≠313だったとしたら、俺達はまんまと釣られた事になるなww

言葉の間違いってのは確かに致命的ではあるが、本読んだり指摘されたりしていく事でちょっとずつ直っていくもんだ
指摘する方もそれくらいの軽い気持ちでやれば良いし、される方も愛嬌愛嬌wで深く気に病まずに修正していけば良いと思うよw

349 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 23:00:49 ID:RdoU/ECF
「つまり、こうやって悪い奴らの名前を書いていくんだ。」
黒い油性のマジックを持ったカズキは、壁にガムテープで貼られた画用紙を指差しながら、
得意そうに全員に説明した。

そのカズキの指差す画用紙には「隣のクソババア」と書かれており、
その横には小さく括弧で(田村)とカズキの家の隣に住む一家の苗字が書いてあるのだった。
マサオはその、隣のクソババア、という言葉を頭の中で復唱し、それから小声で口に出してみて、
その、隣のクソババア、と言う響きが妙に可笑しくて、一人でクスクスと笑い出してしまい、
そのせいで周囲にいる、ユウタやヒロキやショウタの注目を浴びる事となって、
一方カズキは自分の言ったことがそんなに面白いことなのかと思って、
ますます得意そうな顔つきになっていた。

マサオの隣に胡坐を書いて座っているユウタが、何がおかしいんだよ、お前?、
と何故か不安そうに聞いてきて、こいつは頭が細長いせいか、
不安な表情が実のところ結構似合っていて、あまりにもその不安な表情が似合い過ぎるために、
時々こちらまで不安な気持ちになる事があるのだが、
しかしマサオは、クソババア、という単語が可笑しかったのでその時は別に不安になることはなかった。
それにマサオは聞かれたことには不快な理由が無い限りはできるだけ質問に答えるようにしていて、
例えばマサオの不快な理由とは、

雑種犬の雄である飼い犬のオスメントが近所で飼われている雌犬に向かって何度も遠吠えした際に、
マサオもオスメントと一緒に遠吠えして親に叱られた時や、

画用紙に書かれている田村という隣のクソババアが、
マサオがユウタやショウタやヒロキやカズキと一緒に、
隣のクソババアの飼っている酷く不細工な猫をロープで縛って、
カズキの家の庭の柿の木に吊し上げて絞首刑に処そうとしたが、
それを見つけた隣のクソババアが、何をしている、と怒鳴ってきた時や、

マサオの家の近所に住む親戚の女子大生でショートへアの美人のミホお姉ちゃんのアパートに遊びに行った時に、
殆ど衝動的に、部屋の中に干してあった、
お姉ちゃんの濃いブルーのパンツの臭いを嗅ごうとして見つかって、
詰問された時などの、要するに何となく説明し難い質問に答える事だった。

350 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 23:07:29 ID:RdoU/ECF
マサオはユウタに質問されても相変わらず笑うことを止めようとはせず、
その笑いはクスクスからゲラゲラへと確実に上昇の一途を辿っていたのだが、
しかしユウタに質問されたことは特に不快な理由には当たらなかったし、
それにこの感情を他の奴らにも伝導してやらなければいけないという、
ある種の使命感にマサオは突然駆られたので、
だってさ、隣のクソババアってさ、可笑しくない?クソババアだよ、クソババア、
特にアっていう字のところなんかがすごく可笑しいと思うんだけど、
とマサオはヒクヒクと小さく痙攣しながら使命を果たすために答えた。

それを聞いて、最初にユウタが、それに続いてショウタ、ヒロキ、カズキが、
ぶつぶつと独り言のように、クソババア、クソババア、クソババア、と念仏のように唱えだして、
それから一番最初に笑いだしたマサオを含めた全員が、殆ど同時に狂ったように大声で笑いはじめた。
ショウタが、クソババア、クソババってよ、だってクソババアだよ、
と丸々と太った顔に笑窪を作りながら意味不明な事を言い出し、

次いで小猿のような面構えをしているヒロキも、お前クソババアって、なんかあれだよ、ほらあれなんだったけ、
あれだよ、と、クソババアという単語を何かに例えようとして失敗し、
黒縁の眼鏡をかけたカズキも、そうなんだよ、クソババアなんだよ、俺が言いたいのはさ、
つまりクソババアがクソババアってことなんだよ、と顔を笑いで高潮させながら状況を楽しんでいた。

そうして十分ほど特に理由もなく四人は笑い転げていたが、
しかしようやくその行為が何となくではあるが、全員が虚しくなってきた時に、
マサオはマジックを右手に持ったまま、まだ少々笑いの余韻が残っているカズキに向かって問いかけた。
「それで、その悪い奴の名前を書いてどうすんの?」
眼鏡の縁に付着した、笑いによる涙をカズキは黄色いポロシャツで拭きながら、
ああ、そうだった、そうだったな、とヒクヒクと痙攣交じり呟き、
そして答えた。

「悪い奴の名前を書いてって、その悪い奴らをみんな殺すんだ。」

351 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 00:59:08 ID:17DboC+l
終わりなら終わりと……

352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 16:55:50 ID:X5httK1k
投下よりも俺の煽りの方に多くレスがつくとはな
このスレも先が見えているというものだ


353 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 17:56:18 ID:tovScqTT
悪ガキがデスノートごっこをする話?

354 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 23:01:57 ID:n76ewDRu
>>353
何となく違う。
俺が思いついたのはこの子供達が独断と偏見で勝手に悪い奴を決めて、
必殺仕事人みたいなことをしながら、
最後に善と悪は結局のところ個人の価値観でしかないんだなあという話で、
元は手塚治虫の漫画の「ドン・ドラキュラ」の中にあった、
特殊戦隊ごっこをやろうとした子供達が、ドラキュラを倒しに行こうとする話の中で、
悪い奴の名前を紙に書いていくというのを見て思いついた
でも構想時間30分くらいだから先のことは何にも考えていない
とりあえず、いつかこういうのを書きたいなあ、みたいに思って書いてみた

355 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 23:28:34 ID:X5httK1k
完全にデスノじゃないすかw

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 23:36:41 ID:n76ewDRu
いや、デスノートはだって、絶対的な権力はいつか暴走してしまうって話だろ、
例えばヒットラーとかムッソリーニの民族浄化や粛清なんかがモデルになってそうだけど、
あれは最後に結論としてキラのやっていることは悪ですっていうのが一応出てるもん

357 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 00:52:40 ID:v3ybW1M1
「善と悪は価値観の問題、絶対的な善悪などない」

「一人の人間が独断と偏見で裁くのは間違っている」

これはデスノと一緒じゃないか?
デスノは、キラ=独裁者=悪、ってのを中心テーマとして描いた作品ではないだろ。

358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 02:19:45 ID:7NB6aaFA
「善と悪は価値観の問題、絶対的な善悪などない」

「一人の人間が独断と偏見で裁くのは間違っている」
違う、何故なら善と悪が個人の価値観の問題でしかないのなら、
一人の人間が独断と偏見で他人を裁くこともまた肯定されるから

キラ=独裁者、という捕らえ方が違うと俺は考える
寧ろ、キラ=社会悪(民族浄化、粛清、人種差別、戦争、死刑制度もこれに含まれる、
何故ならこれを行う権力集団は概ね国民、つまり社会に支持されていたから)
、という捕らえ方の方が正しいと感じるし、本人もこれについては最後に肯定している

359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 02:21:32 ID:6QD9iQRu
善でも悪でもその信念を突き通した者に偽りなどないって,
ばっちゃんが言ってた。

360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 05:18:29 ID:/3MABhAU
やたら主人公の名前
〇〇は〜した
〇〇は〜に叫んだ
〇〇の目は皿のように
みたいになっちゃう
〇〇(キャラ名)うぜえええ!!!!
て感じの文章にならないようなコツはありますか?

361 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 06:05:35 ID:zOMjubh1
書かないようにw
書かなくてもわかるところって多いよ

362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 12:48:12 ID:hgAFtRBJ
主語がなくても文脈で大体わかるよな
彼は〜とか代名詞使ってもいいし

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 14:31:05 ID:963bbJUy
例えばデルフィニア戦記だと、主人公のウォルは地の文では「男」に統一されてるね。それ以外の人物は全員名前で表記してる。
作品がファンタジーだから、ページをカタカナだらけにしない為の工夫かもしれないけど。
でも、主人公ウォルの物語!って感じがして表現としては好きだったなぁ。


キャラのビジュアルとかを意識して書く、って手もある。
「赤い髪を翻して……」「怜悧な三白眼が……」みたいな。人物の特徴を代名詞に使うわけだね。

364 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 20:01:31 ID:yaEycR1l
三人以上で同時に会話すると訳がわからなくなるのと一緒でしょ

365 名前:ぼくの姉貴はプロレスラー(仮):2008/10/03(金) 00:38:19 ID:5TVxpsvp
 古畑香織の食欲は、今日もとどまるところを知らない。
 鶏の唐揚げ、ホッケの塩焼き、麻婆豆腐、ひじきの五目煮、菜の花の炒め物、ワカメの
酢の物、温泉玉子、挽き割り納豆、ナメコの味噌汁……テーブルの上にところ狭しと並べ
られた皿の数々は、とても朝食とは思えない量だ。
 ぼくの目の前で彼女は次々と料理をたいらげ、一つの皿を空にするたびに「おかわり」
と母親にどんぶりを突き出す。
 いつものことながら、一体どこにこれだけの料理が収まるのか、不思議でならない。
「ん? 悟はもう食べないんだ、もーらい!」
 油断していた。彼女の箸は、ゴルゴ13並みの精確さでぼくの唐揚げを射抜く。返せよ
と言おうとしたが、唐揚げは既に彼女の口に消えていた。
 古畑家にはよくある光景だ。

「お前のネーチャンって美人だよな、紹介してくれよ」
「悟くんのお姉さん、エビちゃんみたいだよね。モデルでもやってるの?」
 中学一年の頃、クラスの友人に姉を褒められ、ぼくは内心まんざらでもなかった。八歳
離れた姉はごく普通の大学生だったが、近所でも評判の美人で、街でスカウトされるよう
なことも何度かあったらしい。

「わたし、プロレスラーになる」
 突然の決意表明から二年、我が家のエンゲル係数は増加の一途を辿っている。これは、
最近の原油・穀物価格の上昇ばかりが原因ではない。
 この二年で、蛯原友里と呼ばれた姉は、柳原可奈子へと姿を変えていた。

366 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00:44:47 ID:5TVxpsvp
作成中の話の冒頭部分の一案。何種類か考えてるんだけど、なかなかまとまらない……

他にもいきなり試合のシーンから入るパターンなんかも考えてるんだけど、どういった場
面から入ればインパクトが出るもんだろうか?

367 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00:54:22 ID:9UjekDcm
敗北だろ
朝の目覚めや回想シーンじゃない。明確な敗北、または勝利

368 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 23:10:11 ID:RB7fveNt
うまい文章だね! めがっさ読みやすいにょろ〜
出だしはこれでいいと思うよ、問題はこれからの展開さっ!

ただ、「ゴルゴ13」とか「蛯原友里」みたいな固有名詞は入れないほうがいいかなっ

369 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 15:35:25 ID:p+d7S6Us
出だしはやっぱり色々と考えるよなあ。
俺自身、小説を選ぶときは最初の数ページに目を通して、つまらないと感じたら即本棚に戻すし。

370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 18:25:52 ID:n26ci5GC
一人暮らしを始めることになり、今日は出発せにゃならん日になった。
唐突に親にこのことを切り出したが、こっちはいざとなると準備する気がまったくおこらないのだった。

「荷物は忘れてないだろうね、ハンカチは…」
そう小うるさく言うのはうちの母だ、いい年していまだに子離れできないときてやがる。
いつまでも人の心配なんてしてる年じゃないだろ、あんたももう年なんだから。
「大丈夫、持ってるさそんなものは」
そう言いながら、手をポケットの中に突っ込むとくしくもポケットには何も入っていなかった。
「あれ…おかしいなぁ入れたと思ったんだが…」
もう一度ポケットを探ってみるが手には何も掴んだ感触はなく、ただ顔から笑みがこぼれるのだった。
「だから言ったんじゃない、はいこれ」
しっかりしなさいよと微笑みながら、手を突き出した母の手にはハンカチが一枚握られていた。
よく気が付いていらっしゃると悪態をつきたくなる、そう俺は周りに危なっかしく見えるんだろうか。
もう俺は18以上だ、悪いがそんなこと言われるような年ではないし、もう一個の個人だ
笑って過ごす俺だったが、そんな思いがふとよぎる
しかしこんなやりとりは毎日幾度となく繰り返されていた、ひとえに家族という関係からか
向こうも当人もそんなことが日常で気になるような間柄ではないからだ。

自分も個人などという意識もあまり意識することがなかった。
そんなことが許されてしまうような世界、あらゆる嘘などつく必要のない世界
そんな関係が築かれていた世界だったのだ。

「ところで電車は何分なの?」
そう聞くとダイヤを財布からおそるおそる取り出して見る
「半に○○行きが…」
と言って時計を見るが、あと五分も残されていなかった。
「大変じゃない、もう間に合わないわね」
と別に驚くとか、怒った様子もなく間延びした口調でそういい放つ
「じゃあ、50に普通電車が…」
時計とダイヤをよく確認して、言ってみる今度は大丈夫そうだ
「そうね、それで行く?」

「ああ…」と一言、自分の自転車を尻目に車の後部座席に乗り込んだ。


以上、難しいなあこう一から立ち上げるというのはw

371 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:04:21 ID:jcNyKnM1
何か最後のほうからやるといいとか聞いたことがあるぞ
そうするとケツまでの辻褄がちゃんと合うようになるんだそうだ

372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:20:58 ID:n26ci5GC
>>371
合ってねえですか?
なんか考え込みながらやってたんで、そのせいかもしれません

一応これは始まりの部分的なイメージで
あまり不安な船出をイメージしてみたんですがね

373 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:32:35 ID:p+d7S6Us
>>371は一般論として言ってるんだろ。

例えば推理ものみたいに、話をきちんと組み立てて整合性をもたせないといけない作品の場合、
結末から逆算して書く方がやりやすいらしいな。
書いたことないけど。

374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:40:11 ID:n26ci5GC
結末から考えてみるかあ…

そういう方法論など参考になります、ありがとうございました

375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 02:52:58 ID:2ot5kWJj
>>373の言うとおりで、終わりから考えるって意味
ただ、本当は取り合えず書きたい場面書きまくって繋げるのが一番いいんだけどな
映画なんかと同じで、その後つなげてからいらないのをカットしたり、直していく
でもカットしたくない部分が色々出てくるのがキツイ

370のは別に下手ではないけど、一人称視点っていうのか?
それは書くの簡単だけど、実は面白くするのが難しい


376 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 03:17:19 ID:bqOrt/5m
つか、「起承転結」と「キャラクターの目的」がない読み物はマジ読んでて困るわ
「このキャラクターはこういうことをしようとしている」
という目的意識をはっきりさせないと

ただの日記帳になってしまう

377 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 03:19:13 ID:MjizHTjc
最後から作る:ラストが動かないので展開がおかしくならない
         書きたいテーマがあって、きちんと作品の盛り上がり、起承転結を意識したいならこれで書くのがいいかも
         ただ逆算的に物を考えられないと効果薄。展開に縛られて思ったより好き放題かけない可能性もあり

書きたい場面を繋げる:書きたいものを自由に書けるのが最大のポイント。モチベーション維持にはもってこいか
               主題をキチンと決めておかないとシーンに引っ張られて作品の軸がぶれてしまうので注意
               繋ぎのシーンを書くときに詰まる可能性も

最初から作る:書き出しこそ悩むものの展開を考えやすい。どう使うか考えずに自由に伏線を発想できるのも強み
         結論がまとまらなかったりするとグダる。前半の伏線等に応えられる後半を考えるのが難しい

こんな感じじゃね? 個人的には最後から作るのをオススメするけど、プロットしっかり立てればどれでもいけるはず
頑張って

378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 03:26:13 ID:bqOrt/5m
要は主題でしょ
「A君とB子ちゃんはこうして付き合いました」
もしくは
「喧嘩しましたけど仲直りしました」
なのに

そのどれをもすっ飛ばす

379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 03:33:42 ID:FOOAQjMI
そもそも読者はA君とB子の関係がどうなるかが気になって先を読んでるんだから

380 名前:1:2008/10/06(月) 06:00:49 ID:pj1cAoY9
アドバイスお願いします><


 まるまる太った私の赤ちゃん。

 今日もよくお乳を飲んで、よく泣いて、今は眠っている。

 ふふふ。

 大きくなあれ。もっと大きく。

 一人で歩き始めたぐらいが、一番おいしいのよ。


「ただいま」
「おかえりなさい、早かったのね」
「あぁ」
 私は夕食の支度を始めた。
「それにしてもお腹が減ったよ」
 夫は、今日も忙しかったらしい。とても腹を減らしている。
 いつも腹を減らしている。
「あぁ、早く食べたいなあ」
 そして、いつも通り、私が作ったご飯を豚のように貪り食う。この豚は食べることを止めない。
 それしか楽しみがないのかしら。

「ふふふ、あなた。今日はごちそうよ」
「ほう、これは?」
「煮付けよ」
 大きな鍋に入った長男を見て、うまそうに舌なめずりする夫。
 獣そのものの目をして、ナイフを突き刺し、食べ始めた。
 ずるずるずる、と皮をはがして身を食べる。

「塩焼きもいいけど、煮付けもいいね」
 心底美味そうな顔に虫酸が走る。
 この狂人と暮らしていて、私の中で何かが飛んだ。
 狂ってしまった。
 大事な子供を殺しても、何も感じない。
 それを、この豚の餌にしてしまうこともただの作業へと成り下がっていた。
 私は母親失格?
 そうね。私は人間として最もしてはならないことをしている。屑、カス、ゴミ……どんな罵倒でも言い尽くせないほどの罪を犯した私。
 あぁ……気持ち悪い。

「ん、どうした? 食べないのか?」
「ちょっと食欲がないのよ」
「そうか……夏バテかな?」
 肉を頬張りながらほざく豚を尻目に、私は森の奥へと駆け込んだ。
 そして吐く。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
 吐く。泣く。また吐く。
 涙がとめどなく溢れてくる。
 何故こんなことになったのだろうか。


381 名前:2:2008/10/06(月) 06:06:46 ID:pj1cAoY9
 10年前のことだった。


「太平洋横断クルーズ?」
「そう、当たったのよ。一緒に行かない?」
「いいわね、行きましょう」
 フリーターをしていた私は、たまたま雑誌の懸賞を当てた友達と一週間の船旅に出かけた。
 時間も暇も持てあましていた私は、意気揚々と大海原へ旅だった。
 
 だが、運が悪かったのだろう。
 突然の大雨。そして大津波。
 巨大な船が、まるで遊園地のバイキングのように揺らされる。揺れる、揺れる。

「きゃぁぁぁぁぁあ!!」
 部屋に海水が入ってきた。もうこの船は沈む、と感じた。
 そして、足がガタガタと震え出す。
 死の恐怖。今まで、死にたいと思ったことは何度もあった。だが、いざ目前にしてみると……
「死にたくない……死にたくない」
 だが思いとは裏腹に、足はまったく動いてくれない。

「おい、避難船はまだか!」
「子供と女性は先に行かせろ!」
「ふざけんな! 俺が先だ!」

 怒号と波音と、死への恐怖から頭の中は完全におかしくなっていた。
 逃げたくても足が言うことを聞かない。
 友達はどうしたのだろう。先に逃げたのか、それとも海へ落ちて死んだのか。
 だが友人の安否を気遣うより、死への恐怖は勝っていた。

「お嬢さん、早く逃げないと!」
 小太りの男性が、私の手を持って立たせてくれた。
「さぁ、こっちです! 救助用のボートがこっちにあったはず」
 私は言われるがまま、その男に着いていった。私を助けてくれるなら、誰でも良い。
 とにかく助かりたい一心で、私は男性にボートに乗せられ、そしてそのまま沈む船を後にした。


 そしてたどり着いた先が、この島。
 無人島らしい。今の世の中、そんなものがあるのかと驚いたが、それどころではなかった。

「ひどい……」
 たくさんの死体が、海岸に打ち上げられていた。
 生存者は……探し回ったが私と、その男性だけだった。
 そして地獄は幕を開けた。


382 名前:3:2008/10/06(月) 06:09:09 ID:pj1cAoY9

「駄目だ。水はあるけど食料がない」
 島中を二人で探し回ったが、食べれるものはほぼ無いに等しかった。
 遭難から3日を過ぎ、空腹は限界を迎えようとしていた。
「……お腹、空いた」
 みるみるうちに痩せ衰えていき、やがて意識ももうろうとしてくる。
 死ぬのは、嫌だ。目の前にあるのは、砂浜と海水とたくさんの死体だけ。
「肉……」
 男が何か呟いた。私と同じく、この男も限界なのだろう。男はフラフラと歩いていったかと思うと、死体を引っ張り上げてきた。
 どうやら女の死体らしい。男はそれを砂浜へ放り出し、火をおこした。
 そして、そこへ死体を放り投げる。
「いただきます」
 初めて肉の焦げる臭いを嗅いだのはそれが最初だった。
 死体を食っていた男をみて、あぁ狂ってしまったんだと感じた。この男は、もう戻れない。しばらく食事をしていた男が、こんどは私の方を見た。
 私も食べられるのだろうか。この食人鬼に。そう思うと、死ぬのとは別の恐怖を感じた。
殺される、死ぬ、食べられる。この三つにどれほどの違いがあるのか分からないが、とにかく恐怖を感じた。
 だが、男は
「君も食べるか?」
 そう言って、差し出してきた。人の肉を。
「私は……」
 少し焦げた肉を、私は虚ろな目で見つめていた。これを食べれば、生きられる。死にたくない。
 さっきまで目の前の男を軽蔑していたというのに、私は目の前に差し出された生きるという希望を振り払うことは出来なかった。
 そして、私は生まれて初めて、人を食べた。
 やがて海岸にある死体は残らず消えていた。
 残った死体は、保存できるように薫製にしたり、塩漬けにしたりと加工処理を施した。
 あとは島に残された、食人鬼が二人。本当の意味での地獄はここからだった。

「さて、始めるか」
「何を?」
「決まってるだろう、子(えさ)作りだよ」
 もうこれ以上狂ったことはない、と思っていた私に身の毛がよだつのを感じた。
「子供を作るんだ。そうじゃないと、食料が尽きてしまうだろ?」
 男は有無を言わさなかった。そして、私を生かしておいた意味をここで知った。

 そして私は妊娠した。一年後に出産。
 そして間髪を入れずにまた妊娠。そして次の年に……

 それを繰り返し、10年が経った。
 すでに、私たちにこの島から脱出するという意思はない。ここから出て、帰ったとしてもどんなことになるのか分かっているから。
「あなた、水の調達はどうだった?」
「問題ないよ。今日は10リットルほど汲んできた。わざわざ山奥まで行くのはしんどいからね」
 食事を終え、寝転がる夫。
 こいつを殺せば、私はこの地獄から解放されるのだろうか。だが、殺したところで今度は食料が尽きて、私は死ぬだろう。
 死ぬのは、嫌だ。だから私は今日も地獄で妻と母親を演じ続けるのだ。
「おぉ、よしよし。いい子ね。大きくなあれ」



383 名前:4:2008/10/06(月) 06:09:56 ID:pj1cAoY9
「……という話なんだけど」
「きめえよ、ボケ」
 そう言って俺はこのアホの頭を叩いた。
「痛いよー」
「学芸会で、こんな気持ち悪い劇ができるか!」
 宿題に劇の脚本を書いてこいと言ったら、ホラー映画オタクのこの女子生徒はとんでもないサイコホラーを書いてきた。
 本当に怖いのは、人間の想像力かもしれない。
 小学校の教師をしていてそう思った。

「でも先生、もし先生がこうなったらどうする?」
 と、尋ねてくる。
 この子は俺の何かを試しているんだろうか。うーん。どう答えたらいいものやら……。
「俺がこの立場だったらか? まぁとりあえずだな……」
「うん」
 興味津々という感じで聞いてくる。俺はしばらく考えて
「まず旅行に行かないかな」
「へ?」
 予想外の答えに間抜けな声を上げる。だがしばらくすると、にんまりと笑って。
「だよねぇ。先生が旅行とか行くわけないよね。貧乏だもん」
「うるせぇ、そんなことよりさっさと帰れよ。最近は物騒だからな。こないだニュースでもやってただろ」
 義理の母を刺し、その後知人の男性を刺した少年のことが最近話題になっていた。

「はーい」
 そう言って、帰っていく。その後ろ姿を見ながら
「おい、ちょっと待て」
「え、何?」
 呼び止める。
「お前、あの話本当に全部自分で考えたのか?」
 そう聞くと、彼女は首を横に振り
「ううん、お母さんから聞いたの」
「お母さん……?」
「うん。あ、そろそろご飯の時間だから私帰るね!」
 そう言って、ランドセルを背負って駆けだしていった。俺は、ふと気になってインターネットで調べてみた。
「人食い 遭難 事件 ……っと」
 その中で、ふとある記事を見つけた。

「19○×年、太平洋横断中だった豪華客船が沈没。その10年後、少し離れた無人島で無数の白骨化した遺体と、死後間もない男性の遺体が発見された。
 生存者は女性が一人で、赤ん坊もおり……この女性が事情を詳しく知っている者として、治療のため病院へ搬送された」

「女性はひどく混乱しており、精神病院へと移された。検察は、女性の精神衰弱を理由に殺人での起訴を取り下げた」

「女性はその後退院し、今ではどこかで娘と共に暮らしているという」

384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 06:18:14 ID:YHEqgtYk
終わり?
例えばの話、ニュースで「グルジアで戦闘があり、100人死にました」と言うわな
でも、聞いた人は可哀想とも思わないし、怖いとも思わないでしょう
何でかというと感情移入できないから

主人公に感情移入できない場合「だから何?」で終わってしまいます
要注意

385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 06:43:14 ID:PnntDgO0
感情移入させる際に重要なのは駄目な人にすること

人が良くて誠実で優しいがルックスは普通で貧乏なキャラが酷い目に遭うと
読者は『なんてことをするんだ!』と怒りますが

狡賢くて不真面目で暴力をふるいルックスはイケメンで金持ちなキャラが酷い目に遭うと
読者は『やった!ざまぁみろ!』と喜びます

人間ならば大概反応は似たようなもんです

386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 07:03:48 ID:+EvhDrS8
小公女セーラが親が破産せずにミンチン女学院で虐められず
これと言って何の苦労もなく生活して
最終回でもっと金持ちの所に行ってめでたしめでたし

……と言う話だったら
見る必要あるのかという話

387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 09:46:11 ID:W32pHYq9
キャラクター云々というより、オチ重視のショートショートとして描きたかったんじゃないの? 星新一の話みたいに。
一読して気になった点。

・「子供をどんどん産んで食べ、命をつなぐ」という話は現実味がなさすぎて、恐怖も嫌悪感も感じない。
おそらく先にオチを考え、そこに持っていくために無人島のくだりを作ったんだろうが、ちと無理がある。

・「義理の母を刺し……」の部分のような、話に関係ない描写は削った方がいい。

・オチの説明がやや直接的すぎる。もうちょい匂わすというか、含みを持ったものにする方が効果的かと。

こんなところだろうか。
話の組み立て方はしっかりしてるので、細かい部分を練り直せば面白い作品になると思う。

388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 09:52:57 ID:BhFtvCYN
食料がそれしかないから子供をつくるっていうのがナンセンスで
そこが気になって他の部分を殺してしまってるな

同じ子供を食べるのなら、最初に人肉を食べた影響で
食料が手に入るようになった後も夫が子供を食べ続けるとかにしておけばよかったのに

389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:00:56 ID:2ot5kWJj
確かに感情移入しにくい、女の口語調(でいいのか?)の文がその原因を作っている。
全体的に穏やかなのに、ほざく豚、とか入れて、多分ギャップを出して、
狂気みたいなのを演出しようとしたんだろうが、正直陳腐になっている。
それに「決まってるだろう、子(えさ)作りだよ」で子(えさ)とかして、
最も重要な部分の説明をする手間を省くのも望ましくない、
が全体的に短く纏めたかったのなら、まあ仕方ない
あとオチはいらなかったような気がする

ただ最大の問題点は演出力だけで、
実は文章力や筋の作り方は結構良くできていたと個人的には思う

390 名前:380:2008/10/06(月) 21:47:37 ID:lgfy6D5G
アドバイスありがとうございます。
感情移入がしにくいというのが特に問題みたいですね。。。 
ただ漠然と、怖くてえぐい話を書こうと思って書きました。
もっと演出頑張ります^^;

391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 00:38:02 ID:dexC6Kby
頑張れ。

392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:42:57 ID:M28z3Nf5
適当にオリジナルな小説の冒頭を書いてみますので、
間違った文法や分かりにくい点がありましたら指摘してください。

「早く帰って眠りてぇ・・・」
夕立ちの後の静けさの残る団地。
そこには仲の良い友人グループで下校をする学生の中、独りで人生に疲れた老人のような顔をして帰宅をしているAの姿があった。
彼の名前はA野A、F高校の一年生だ。
Aは中学時代に過激ないじめに会って、一時期引きこもりになった。
そのせいでロクに勉学に励むことも出来ず、近隣地域から悪名の高いF高校に入学した。
F高等学校は相当に偏差値の低い学校であって、生徒のガラもとてつもなく悪かった。
元々まじめな性格であるAは、F高校の生徒に馴染むことが出来ず、孤独な学園生活を送っていた。

もうちょっと分かりやすくてまとまりの良い文に出来ませんか?
一応主人公なので、印象に残るようなインパクトが欲しいです。

393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:47:55 ID:16duV/z8
まず目についたのは三点リーダ
「……」←これを使おう
確かに箇条書きみたいな印象を受けるね
実際に箇条書きになってるからだろうな
特にインパクトはいらないと思う
冒頭で出てくる時点で相当なインパクトだよ(他キャラ比較で)
というか設定説明を最初にしてるのが個人的にはちょっと……

394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:02:38 ID:OuHHNXvp
名前を出してから、そのすぐ後に改めて名前を説明するのはどうにも不自然な気がする。

道を歩く太郎の姿があった。彼の名前は田中太郎……

って続くより、

道を歩く少年の姿があった。彼の名前は田中太郎……

って続いた方が読んでいて自然なように感じる。名前がAになっているから仮名である不自然さに不自然さが紛れてよくわからないかもしれないけど。

あと、人物の説明の前に、もう少し周囲の情景描写を追加してやって、その人物の説明にふさわしい雰囲気を出してやるといいと思う。
主人公には暗い過去があるようだから、ただ夕立の後云々ってだけでなく、例えば、だんだんと暗くなる空の色と団地の照明の無機質さを描写して、暗く、無気力な主人公の内面を読者が感覚として理解しやすくしてやるといいと思う。
情景描写はそのまま心理描写的にも使えるから。

と、偉そうに言ってみた。わかりにくくてゴメン。

395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:11:12 ID:cIlLQa0F
同意見、しょっぱなから説明文が続くのはいただけない。
どうしても必要なら、地の文で並べ立てずに、会話の中にうまく盛り込むようにしよう。
中学時代のいじめっ子と出くわすとか、帰宅してからの家族とのやり取りを描くとか、
状況を読者に説明するための方法はいくらでもある。

あと「はやく帰りてえ……」みたいな独り言も、不自然だからあまり使わない方がいいかな。

396 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:26:43 ID:30p6NG65
確かにこれは殆ど単純な説明文でしかないな
もっと感情描写すればいいし、
印象に残るようなインパクトは冒頭でいきなり出すのは難しい
なぜなら冒頭では読者が感情移入すら出来ていないからで、
この段階なら例えば、彼のシリにはロケットが仕込んであって月まで飛べるとか、
頭から核弾頭付きICBMを発射して全世界を何時でも攻撃できるとか書いても、
読書は、ふーん、そういう話か、としか思わない

397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 00:13:34 ID:D8veR5/+
>>392
語りは一人称でもいいかもな。
主人公視点の方が内面を描きやすいし、話も整理しやすい。

398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 14:58:40 ID:VVsbIqgO
おまいら、こんなところで駄文発表してないでもれの小説でも読んで勉強しる。
ttp://www.janis.or.jp/users/sss/

399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:25:47 ID:nrYHH1Z3
そういやキャラに会話させるラノベのあとがきって最近見ないな。

400 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:50:53 ID:zGvJ6m7P
>398
わざわざ悪い見本を見せてくれてるんですね。ありがとうございます。

401 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 18:41:03 ID:1g4YFk/a
質問です
一度に書き込む文字ってどれくらいがいいのでしょうか?
よく連続で書き込む方がいますが…



402 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 18:46:25 ID:nrYHH1Z3
一行がIDの所をはみ出さない程度にしといて(あくまで目安)、
数行に一つ空行を挟むのを心がけておいたら、1レスの中で何行書いてるかはあんまり気にする人居ない気がする。

2chの制限的には、この板は60行までに全角文字を2048字書ける。

403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 22:16:18 ID:1g4YFk/a
>>402
ありがとうございます。
素人なので助かりました。


404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 04:06:41 ID:f9wvQWV1
なんとなく書いてみました。
登場人物もいないただ誰かが懺悔しているだけの単発鬱SSです

…ごめんなさい…ごめんなさい……。
思ってもいない嘘をたくさん吐きました。
本当は人が好きでした。
人に好かれるような自分を夢見ました。
でもそうなれないこともわかっていました。
だから隠しました。
人にふれようとしませんでした。
拒絶されるのが怖いから近付きませんでした。
突き放されるのが怖いから突き放しました。
孤独が平気なふりをしました。
本当はとても弱い存在でした。
力を見せつけ強いふりをしました。
何重にも嘘を塗り固めて隠しました。
でも隠しきることも出来ませんでした。
だから人に優しくしました。
いい人のふりをしました。
ドロドロの感情を心の奥深くに閉じ込めました。
本当は希望を知っていました。
希望なんてないと言いながら希望にすがっていました。
とても卑怯な人間でした。
酷くつまらない人間でした。
愛想をつかされるのが怖くてたまりませんでした。
繋がりが切れるのが怖くて必死でつなぎ止めました。
心の底で自分を蔑みました。
結局は自分を護るためだけに努力をしていました。
こんな私でごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい………。


405 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 09:11:09 ID:idA6h9G2
小説というか、ただの日記だな。
言いたいことや描きたいテーマがあるなら、それを元に“話”を作り上げてくれ。
感想、アドバイスのしようがない。

406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 17:25:22 ID:tSzuoVYB
>>404
ポエムのように思えたよ

407 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 17:51:11 ID:TuUfsOvM
>>404
その文章をプロローグ扱いにして、
各行の具体的なシーンを書いてみたら何か物語的な糸口を見出せるんじゃないかな。
一部でもいいんだけどさ。

勝手な一例だけど
「孤独が平気なふりをしました。」とか内容広げるだけでも
自語りの物語になると思うんだ。
ふりってのが判りやすいからね。オチ的な要素として「でも平気じゃなかった」という絵にそのまま落とし込める。

408 名前:SS素人:2008/10/10(金) 18:01:51 ID:wv/qF6bb
たびたび質問すいません。

SS書く人を特定できるように個人が持ってる名前みたいなのありますよね(ハンドルネームっていうんですか?)
IDみたいにアルファベット並べた感じの方もいますが、あれって誰がどうやって決めるんでしょうか?
それとも自分で勝手に決めるものなんでしょうか?



409 名前: ◆9fw1ZntG8Y :2008/10/10(金) 18:20:45 ID:4fZ5IJ/3
>>408
コテハンは基本的に自分でつける
何回も書き込んでるとスレ住人がくれたりする事もあるけど
IDみたいなのって◆doutv7みたいなのか?
これトリップ、トリとか鳥とかって略すこともある
名前欄に#以下好きな文字入れると出現(今は#toriって入れてみたが)
#以降に入力する文字列と◆以降に表示される文字は違う
なんで他人のコテハンを騙るアホ予防で付けたりする、一種の暗証キー的存在
コテ無しで鳥が実際のコテと化してる人が多いけども
鳥に凝る(◆111111みたいな)人も多いね、流石に1onlyは見たことねーけど

ここまで書いて思ったが、あんまり小説とか関係なくね?
でもせっかく書いたから落とす自分は貧乏性www
2ch初心者なら半年とは言わんが暫くROMった方が安全だと思うが
どっかの板に初心者向け質問スレもあるから覗くといいかもー

410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 20:01:47 ID:PloftQaL
>>404
わけ分からん、ストリーが無いじゃないか

411 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:41:49 ID:f9wvQWV1
>>405-407>>410
鋭いご意見ありがとうございます。
もう一つ書いたものがあるんですがアドバイスお願いします
今書こうとしてる長編SSのプロローグです

目が覚めたら知らない場所にいた。
「…ここどこ?」
目の前をいろんな人が通り過ぎる、どうやら僕は大通りのベンチに横たわっていたらしい。
にしても行き交う人達の服装が変だ、あんな洋服は見たことがない。どこの国の服なんだろう…というよりなんで僕はここにいるんだろう。
「おやおや、そこの少年」
いきなり通行人の一人が話しかけてきた。まるでどこぞの漫画やゲームにでてくる魔法使いみたいなローブを着ている老人だった。
「さっきからキョロキョロして、この街は初めてかい?」
この人は僕が困っているのを見かねて話しかけてきたらしい、見ず知らずの人間に話しかけるなんてお人好しな人だ。
「はぁ、まあそうなんですが…なんで自分がこんなとこにいるのかわからないんです」
明らかに変なことを言ったにもかかわらず、その老人は驚きながらも優しく答えた。


412 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:43:27 ID:f9wvQWV1

「面白いことを言うね、ならシアムという酒場にいくといい」
「酒場…ですか?あの漫画とかにでてくる旅人とかが集まってたりする…」
「漫画というものが何かは知らないが…そうさ、いろんな者が集まる場所だ。
このシアムという酒場はここらで一番大きい酒場だから、君の困っていることに対して何かヒントが得られるかもしれない」
そう言って老人は丁寧に道を教えてくれた。
「ありがとうございます。
お礼を言ってその酒場へ歩き始める、老人は僕が道を曲がるまで見ていた。
それにしても、全く知らない場所なのにやけに冷静な自分が不思議でしかたなかった。
でもそれは、この後言われることをとっくの昔に理解していたからかもしれない。

ここまでがプロローグです。
よろしくお願いします

413 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:57:58 ID:TuUfsOvM
漫画やゲームと比較しながら描写を省く戦略か
作品的な致命症はないと思うよ
心配な点としては、読者が

>まるでどこぞの漫画やゲームにでてくる魔法使いみたいなローブ
>あの漫画とかにでてくる旅人とかが集まってたりする…

という表現から、君が思うローブや酒場と同じ姿に捉えるのかどうかだね。
FFのPUBなんて便宜的に情報収集の場として採用された程度のもんで
それしか想像できない若年層には、酔っぱらい達の醸し出す退廃的かつ
酒臭くタバコ臭いあのダメな感じは想像できなかったりするからね。
ローブについても「ローブを描写できないからこう書いた」って思われたら負け。
端役なので詳細に描写する必要がないと割り切った上なら勿論おk

414 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:04:11 ID:hbP2zV2m
>>411
まずはざっと

>どうやら僕は大通りのベンチに横たわっていたらしい。
異世界の風景を見て何故大通りのベンチと断言できるの?

>にしても行き交う人達の服装が変だ、あんな洋服は見たことがない
どう変なのかわからないと舞台が全く想像できん

>どこぞの漫画やゲームにでてくる魔法使いみたいなローブ
漫画やゲームを知らない人にはわからんよ。分かってて読んでも色すら書いてないのはね……

>見ず知らずの人間に話しかけるなんてお人好しな人だ。
見ず知らずの人間に話しかけるだけならお人好しとは言いわない。世話まで焼いてもらってから言うべき言葉

>「面白いことを言うね、ならシアムという酒場にいくといい」
状況把握が早すぎ。そのまま読めば悪い事に誘ってるようにも見える

>でもそれは、この後言われることをとっくの昔に理解していたからかもしれない。
読者はここまで冷静な言動の理由が全く分からん。というかこの行でもわからん
とっくの昔に理解しているのは作者だけ


異世界にトリップしたなら、どういう世界に飛んだのか想像が付く程度には描写をしないと読者が話についていけるはずがない。
漫画みたいな、等の表現は描写から逃げているのと変わらないので、せめて読み手に分かるように書いた上で付け足すべき
キャラクターの心理の移り変わりも不自然だし、エスパーみたいな理解度なのはおかしいので、
まずはキャラがその場面に出会ってどう思ったか、どう行動するのが自然かを考えて、それに沿ってストーリーを展開しないといけない

>目が覚めたら知らない場所にいた。
みたいな何気ない一文も、どうやって知らない場所に居たと判断したのか分かるように情景や心理を描写することでグッとレベルが上がる
全文の意味を考えるのは難しいかもしれないが、どの文章にも意味があるということと、それを読者が理解できているかどうか、
ということは常に意識して書いたほうがいい
頑張って

415 名前: ◆.6Hqkk7dyk :2008/10/10(金) 23:07:16 ID:wv/qF6bb
>>409さん、ご親切にありがとうございます。
確かにあまり関係無いですね…すいませんでした。



416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:08:00 ID:eXbSjZTR
> どこの国の服なんだろう

とまで言っているので、
言葉が普通に通じることにびっくりさせたほうがいいんじゃない?

417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:08:28 ID:f9wvQWV1
>>413>>414
ありがとうございます。

もっといろいろなことを勉強しながら続きを書いていこうと思います

418 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:09:26 ID:eXbSjZTR
まぁしかし
なにか理由があって冷静らしいから別にいいのかな

419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:18:02 ID:PloftQaL
描写足りないのは、>>404みたいな多分台詞系の文が好きだからだろうな
単発のネタレスならともかく、長編をこれで書いてくのは読む方も、
書く方も飽きる

420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:38:07 ID:idA6h9G2
>>411
もしかして二次作品しか書いたことが無いんじゃないか?
二次SSを作る場合と違い、「あなたのイメージしてる設定、世界、人物について、読み手
は何も知らない」ということを頭に入れておいた方がいい。
その上で、どんな情報を読み手に与えればいいのか考えて、描写をしよう。

421 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 23:41:39 ID:bIJJ/dHl
ああ、そういえば二次にありがちな描写だな。
読者層が違うからそれが悪いというわけじゃないが、
読み手への情報が足りないんだよね。

422 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:18:06 ID:w1+IUaDe
目が覚めるところからっていうのに誰か突っ込むかと思ったがスルーか
別に問題ないかな
これは原稿用のルールなんで2CHでは言いたくないが、三点リーダは二つセットで用いよう……
最後を過去形で書いてるから回想的なんだよね
ならば客観的な描写に徹するか、徹底的に主観的に書くとかするといいかも

423 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:28:27 ID:vjJkI/SB
文章作法についての簡単なまとめを、テンプレに入れといた方がいいかもな。

424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:35:19 ID:VvfATih7
作法って結局は、出版社向けの投稿用のテンプレじゃんね。
守りたい人は自分で守ればいいが、他人に対してはいらないと思うんだよな。
そこまで突っ込んだら荒れる元だと思うし。

425 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:41:00 ID:bZ0E5ARD
突っ込んだら荒れるのは分かってるけど、やっぱり作法守ってないのは気になるし、読みにくいよ
口酸っぱくして言いたい奴なんていないと思うけど、2ch以外で同じように書いてたらやっぱり困るんじゃないかと思って指摘してしまう

426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:44:21 ID:VvfATih7
んでも、それ言い始めたら
「段落の一文字下げ」なんかどうするの…
基本中の基本だが、ここでそれを徹底してもよけい読み辛いと思うよー

427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:47:20 ID:w1+IUaDe
俺も個人的に書いてたころは知らなかったんだけど、2ちゃんに来てさんざん言われたんだよね……
そのためにこれまで書いたもん全てが嫌になって未完の奴も手つけてない
新しく適合する形で書きたいんだが……
だが三点リーダ、ハイフンが偶数でない、もしくは例えばカギカッコ前に句点があるからって読みにくいとは思わないんだけども
投下するSSとかは適合する形で書いてるよ
荒れるもとにもなるし

428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:55:57 ID:bZ0E5ARD
>>426
いや、やっぱり読みやすくなるぜ。長文は下げてもらった方がいい
一行一行が短文で意味がないときは流石に……だけども
普通にレスする分にはあんまり気にしないけど、一応作品だし、しっかりして欲しいなとは思う
まあ最近は荒れるし指摘しないけど

>>427
モチベーションが下がるのは理解できるけどなー
2chで叩きみたいな指摘を受けても受け流してしまった方が精神衛生上いいよ
所詮便所の落書きなんだから、自分のためになるアドバイスだけ拾って後は知らん顔するのが一番
最近は優しい人も多いから、そんなに凹む事もないと思うけど

429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:05:49 ID:jysRyXtP
小説形式ならインデントは普通にやるけどなぁ
ただ一方、2chの詰め詰め横書きで読む分には気にならないってのも本音
長文で面白いのがあった時に、インデントなくてブロック把握し難いのはちょっと残念になったりはするけどね
三点リーダーや二倍ダッシュ、約物の扱いがテキトーでも、個人的にはインデント乱れよりは気にならないな

まあ余計な突っ込み貰いたくなければ気にする価値あるとオモ

430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:25:20 ID:vjJkI/SB
食事や冠婚葬祭のマナーと一緒で、作法から外れた人間を見ると、いちいち指摘はしない
までも、内心「コイツもの知らねえなあ」と思っちゃう。
覚えて損するようなことじゃないし、深く考えず「こーいうもんなんだ」と割り切って身
に付けとけば、それでいいと思うけどな。

431 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:33:29 ID:jysRyXtP
そんなもんかもねえ
面白いと尚更、余計な煽り食らわないか心配になったりしてしまったりするし。

ほんとは煽るような事でもないんだろうけどね
誰かて書いてりゃ約物の演出効果が貧弱な事には自然と気付くんだし

432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:45:04 ID:VvfATih7
初心者のためのスレであるから

・とりあえず基本覚えろ
・作法は後から直せるのでノリで頑張れ

この二択?

433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 01:55:21 ID:w1+IUaDe
そんなもんじゃないかな
こういう作法があります、なるべくなら守ってね、と

434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 02:07:29 ID:jysRyXtP
んだね
無意味に初心者のやる気スポイルするのもあれだし

作法学ばないとこんな弊害があるよー
・余計な突っ込みくらいますよー
・判ってない人だと軽視されかねませんー
・でも原稿作法自体は面白さとはあんま関係ないよー

って自然に警告できる流れができるといいね

435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 02:14:08 ID:bZ0E5ARD
指摘で荒れることも多いし、次スレ立ったら>>1でテンプレとして組み込んでもいいと思うな
・文章作法というものがあります
・別にここで守らなくてもいいですが守った方が好感をもたれます
・初心者スレなので、文章作法についての指摘は程ほどに

436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 02:17:11 ID:w1+IUaDe
次スレ遠そうだな
文章評価スレもこの話題を最後に止まってるんだよな

437 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 03:22:21 ID:jysRyXtP
まあ、時間も時間だし

438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 15:12:46 ID:IFOUfQmF
まぁどこにでもその突っ込みをする人はいるから
どうせなら最初から直しておいたほうがうんざりしなくてすむ
それだけのことさ

439 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 01:00:58 ID:EF9MXalv
この国の夏は乾いていて、
日本の様にジットリとした空気が体に纏わりついてこない。
炎天下、折り畳み式の椅子に座る堅持は、
グラスの中のストロベリーダイキリを口に含むと、
酒の苦味のために渋い顔をした。

その堅持の手前にはカラシニコフを構えた直隆がいて、
直隆はセレクターを一番下に合わせると、
単発で100メートルほど離れたドラム缶を撃ち抜いていく。
ドラム缶は中に水が張られているので、
弾丸が当たる度に鉄錆の混じった赤茶色の水を噴き出した。

「ところで、今度の仕事の準備はどうなの?」
堅持はリズミカルに鳴り続ける銃声を聞きながら、
直隆の背中に問いかける。
弾倉の中身を空にした直隆は、カラシニコフを傍らにあるテーブルの上に置くと、
殆ど終わっている、と無表情で答えた。
再びストロベリーダイキリを口に含み、
やっぱり渋い顔を押しながら堅持はまた尋ねる。
「炭疽菌は手に入ったのか?」
ああ、この国の大学経由でな、直隆はそう答えながら、
テーブルの上のクーラボックスを開けて、中からハイネケンの缶を取り出す。
「そうか。」

直隆の答えを聞いた堅持は安堵すると、手に持っているグラスの中身を一気に呷った。
炭疽菌が手に入ったのなら、確かに仕事は九の段階まで済んだと考えて良い。
後はどやって運び込むかだが、それは堅持がすでに手配してある。
喉を鳴らしながらハイネケンを飲んでいる直隆は相変わらず無表情だったが、
少なくとも昔はもっと表情豊かな男であった。

440 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 01:02:17 ID:EF9MXalv
こういう仕事をしていると、多少は人間性が失われてもおかしくないか、
そう少し寂しい気持ちになりながら堅持は鰐皮のシガレットケースをポケットから取り出した。
「これで日本の平和神話もお終いだな。」
シガレットケースから取り出した煙草を口に咥えて火を点けると、
独り言のように堅持は呟く。

パレスチナゲリラ経由で日本のカルト教団から援助の依頼が行われたのが2ヶ月前。
カルト教団の連中がどのような計画を持っているかは分からないが、
この生物兵器を使用するのは恐らく間違いないだろう。
そうなれば大勢の人間が死ぬかもしれないが、しかしもしそうなったとしても、
堅持も直隆もこの仕事から足を洗うことは多分無い。
緑の生えない荒れた大地。
堅持は短くなった煙草をそこに投げ捨てると、靴の踵で踏み潰した。

とりあえず冒頭だけでせうが・・・・・・

441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 01:34:11 ID:jtWbXvGn
冒頭だけでせうがってw
自分でわかりそうなもんだ

それはさておき
>ジットリとした空気が→空気は
>酒の苦味のために→ちょっと説明的すぎないか
>独り言のように堅持は呟く。→主語がいらないかも
>しかしもし→抜いたほうがリズムが良くなりそう

全体的には説明に寄りがちなのと小物の使用が頻繁なのが気になりました
これだとここぞというところで小物の効果が使いにくいんじゃないかな
雰囲気は全体から出るから、小物には頼らない方がいいかも
説明によりがちな例:ドラム缶は中に水が張られているので、→「水が張られたドラム缶は」「ドラム缶は」でよさそう

まだまだあるけど初見なので軽く書いてみました。主観入りなので話半分にどうぞ

442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 01:43:47 ID:EF9MXalv
やっぱ、ノンフィクションみたいなのにしようとすると説明的になっちゃうのか

443 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 01:50:58 ID:jtWbXvGn
そうでもないと思うよ
ノンフィクション風でも発展の余地があると思う
書きたいものをそのまま描くのもいいんだけれどね


444 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 02:13:13 ID:jtWbXvGn
リライトなんて失礼なまねをするが許してくれ
自分の方が優れているなんて意識はない、ただの一例です

この国の空気はひどく乾いている。
ここでは、日本のようにジットリとした空気が体に纏わりついてくることはない。
激しく照りつける太陽の下、折り畳み式の椅子に座った堅持は、
グラスからストロベリーダイキリを口に含むと、苦味のためか渋い顔をした。

堅持の手前には、カラシニコフを構えた直隆がいる。
直隆はセレクターを一番下に合わせ、単発で100メートルほど離れたドラム缶を撃ち抜いていく。
弾丸が当たる度、水が張られたドラム缶から赤茶けた水が噴き出した。
「今度の仕事の準備はどうなの?」
リズミカルに鳴り続ける銃声を聞きながら、単調に撃ち続ける背中に問いかける。
弾倉の中身を空にした直隆は、銃を傍らのテーブルの上に置き、
殆ど終わっている、と無表情で答えた。
酒を口に含み、例の渋い顔を押しながら堅持は尋ねる。
「炭疽菌は手に入ったのか?」
ああ、この国の大学経由でな、直隆はそう答えながら、
テーブルの上のクーラボックスを開けて、ハイネケンの缶を取り出す。
「そうか。」
堅持は安堵すると、手に持っているグラスの中身を一気に呷った。
炭疽菌が手に入ったのなら、確かに仕事は九分通り済んだと考えて良い。
後はどうやって運び込むかだが、堅持はすでに手配していた。
喉を鳴らしながらハイネケンを飲んでいる直隆は相も変わらず無表情だった。
彼は――少なくとも昔は、だが――もっと表情豊かな男であった。
こういう仕事をしていると、多少は人間性が失われてもおかしくないのだろうな。
少し寂しい気持ちになりながら、堅持は鰐皮のシガレットケースをポケットから取り出した。
「これで日本の平和神話もお終いだな。」
シガレットケースから取り出した煙草を口に咥えて火を点けると、
独り言のように呟く。
パレスチナゲリラ経由で日本のカルト教団から援助の依頼が行われたのが2ヶ月前。
連中がどのような計画を持っているかは分からないが、
これら生物兵器を使用することはまず間違いないだろう。
大勢の人間が死ぬかもしれないが、そうなったとしても二人がこの仕事から足を洗うことは無い。
堅持は短くなった煙草を地に投げ捨てると、靴の踵で踏み潰した。
緑の生えない、荒れた大地。

445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 02:19:44 ID:jtWbXvGn
三連すまん
リズミカルに鳴り続ける銃声を聞きながら、単調に撃ち続ける背中に問いかける。
なんて糞なことを書いてるが見なかったことにしてくれいやしてください

446 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 11:38:12 ID:AQ4zAzSn
>>439
ハードボイルドな雰囲気は出てるんだけど、読んでていまいち映像が浮かばない。
細かい仕草に関する描写ばかりで、風景や人物の描写がなされてないからだと思う。
「気の利いたことを書いてやるぞ」と頑張り過ぎてないか?

447 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 22:14:48 ID:RLF3AQ/A
その意見は勉強になるな
確かに主人公は後から人物像掘り下げられるからともかく、
脇役は冒頭部分でも容姿に関する描写をもう少し入れたほうが良かった
風景もそういえば確かに当たり前と言えば当たり前だけど、
俺の知っている風景を読み手が知っているとは限らないし、それに風景は文の先に入れたほうが良かった
ただ掲示板で発表する場合、特定の国とか地域の情報を入れちゃうと自分が誰か特定されるかもしれないと思ったので、
あんまり入れたくなかったっていうのはある
だからパレスチナゲリラと日本のカルト教団っていういまいちリアリティにかける設定を入れた

>>444の文は確かに文体は綺麗なんだけど、
その分詩的になり過ぎてモキュメンタリー性が損なわれてしまうので、
俺としてはいまいち、ただ俺の小道具の多様については確かに考えた方がいいかもしれん
実はこれは最後まで迷った部分でもあるから

448 名前:1/2:2008/10/20(月) 04:21:59 ID:O+8TbJGa
二次作品でもいいんだろうか?
『寄生獣』と『ブラックジャック』のクロス作品を書いてみたいんだが、ちと意見をば聞
きたい↓↓↓↓↓↓↓



 無機質な四角い部屋の中、白衣の男が黙々と手を動かしている。もっとも、その『手』
というのは私のことでもあるのだが。
 男の目の前にある台には女が横たわり、男の『手』は刃物(これはメスというそうだ)
を使い、女の腹を器用に切り裂いてゆく。
 最初は、同族同士の殺し合いなのかと思ったのだが、いささか違うらしい。これが『手
術』と呼ばれる行為だと知ったのは、ここ数日の間のことだ。
 手術は無事に終了したようだ。男は部屋を出て、ふぅと息をつくと、手袋とマスクを外
した。近くにある洗面台に向かい、『手』と汗ばんだ顔を冷水で洗う。
 男の目を通し、鏡に映った顔を見る。顔の中央……額から眉間、左頬にかけて縫合の跡
があり、そこを境に皮膚の色は二つに分かれている。他の人間とは随分異なる容貌だ。
 その時、背後の扉が開く音が。振り返ると、同じく白衣を着た別の男が立っていた。
「いやあ、噂通りの見事なお手並みですな。ブラック・ジャック先生」

449 名前:2/2:2008/10/20(月) 04:24:17 ID:O+8TbJGa
「いやあ、噂通りの見事なお手並みですな。ブラック・ジャック先生」
 聞きなれた言葉だ、この後に続く台詞も相場が決まっている。
「しかし、その……言いにくいのですが、手術料が三千万とは、いささか無茶苦茶ではな
いですかな?」
 そら来た。
「人一人の命が助かったんだ、私は一億でも安いと思いますがね。それにその値段でいい
とおっしゃったのは、あんたの方ですぜ、院
長先生」
 その立派な腹を作り上げるのに必要な金は持っていても、患者のために支払う金はない
って言うんですかい?
「わかりましたよ、手術が成功してこちらの面目が保たれたのは事実だ。払う、払えばい
いんだろ? まったくとんでもない医者だ……いや、失礼、医師免許はお持ちでないので
したな」
 皮肉を言いニヤリと笑う。しかし私は動じない、こんなことはしょっちゅうだ。
「では、これで失礼しますぜ。フフ、またお困りでしたらいつでもどうぞ」
「冗談じゃない、二度と頼むか。薄汚いモグリめ!」
 小切手を受け取り、捨て台詞を聞きながら病院を後にした。

450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 04:32:11 ID:O+8TbJGa
こういった具合に、『ミギー』と『ブラックジャック』の視点を章単位で入れ替えて、交
互に書こうかと考えてるんだけど、視点が変わるのは読みづらいもんだろうか?

451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 05:28:32 ID:7qmOyj6s
視点が変わることは別に問題ないと思う
むしろ文章が読みにくいかも…

452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 08:19:47 ID:PV0kV2Le
>>450
三人称、なおかつ一つの視点で書く量をもっと増やせばおk。
一人称、しかも使うのが同じ『私』なら、事前に前書きで説明
していたとしても、間違いなく読者は混乱する。

453 名前:1:2008/10/20(月) 16:13:52 ID:Xy7vPqug
本格的な小説に初めて挑戦します。冒頭部分投下します。(まだ書きかけです。)
↓ ↓ ↓ ↓

 目覚まし時計の針が7時を指して鳴り出し、徐々にその音量を上げていく。
その音が部屋を完全に埋め尽くす寸前に、少年は布団から腕を伸ばし、
枕から50cm先のデジタル時計を止め、上体を起こして眠い目をこすった。
普段ならば彼がこの時間帯に起きることは珍しいことだ。
布団の心地よいぬくもりに彼はいつも負かされていた。
しかし最近、彼は学校の担任から遅刻の回数を注意された。
月に10数回以上遅刻していても気にしない彼だったが、
さすがに自分の成績を危ぶんだのか、今日から早起きを始めようと決めたのだった。
昨夜は10時を過ぎてからすぐに就寝したため、
彼は難なく羽毛の温かさと少量残った睡魔に打ち勝つことができた。
 
 意識と視界がはっきりしてくるにつれ、彼はある違和感を覚えた。
最初、彼は中々目が開かないものだと思った。
うっすら開けている感覚はあったものの、瞳はまぶたの裏を見ていた。
しかしそれは彼の錯覚だった。
目が慣れてくると、彼は目の前にある押し入れの戸がわかった。
右を見て学習机があるとわかった。確かに彼の目は開いていた。
しかし、自分の部屋の家具はどれもペンキで塗りつぶされているかのように
真っ黒だった。
数秒後、彼は部屋が真っ暗であることにようやく気づいたのだった。



454 名前:2:2008/10/20(月) 16:17:06 ID:Xy7vPqug

 彼は布団から這い出し立ち上がって、窓の外を見た。
漆黒のカーテンを引いたような夜空に、真珠のような青白い満月が
静かに輝いており、少年の部屋にかすかな光が差しこんでいる。
彼はデジタル目覚しを拾い上げ、時間を確認した。
時計の針は確かに7時5分を指していた。もうすぐ6分になる。
彼は時計が壊れたのだと思った。昨日起床時刻を設定していた時に、
彼は誤って時計を床に落としてしまった。かなり良い音だった。
その時に電波受信機能などが支障をきたしたのだと彼は類推した。
携帯電話を確認すれば事実かどうかはすぐにわかったが、
彼は自分の推測を確信していた。なぜなら、部屋は暗くて空には月が出ている、
この事実が今が夜であるという明らかな証拠だった。
確かにこれほど単純なことはない。

 彼はこれからどうしようか迷った。
まだ日も昇ってない時間に起きるのは彼にとって初めての経験だった。
しかし、このまま二度寝してしまえばいつもの自分と変わりないと彼は思い、
とりあえず居間に降りることにした。

(投下終了)



455 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 18:03:12 ID:qvHB+sDv
>>453
ええと。批評希望でいいのかな。

・単語の重複が多すぎる
・文体の重複(似た文体ばかり使っている)も多い
・細かい説明が唐突で、文意が崩れている箇所もあり。

辛口になっちゃって悪いけど全体的に、ぎこちない感じが強い。
とりあえず「彼は」という主語を、
出来るだけ削って(代替して)いくところから練習したらどうだろう。
一行目で使ったら、次の行は「彼」を使わないようにする、とか。

導入シーンとしては面白いと思います。

456 名前:453-452:2008/10/20(月) 18:39:47 ID:Xy7vPqug
>>455
すみません質問なんですが…
「細かい説明が唐突で、文意が崩れている箇所もあり。」
これの意味がちょっとよくわかりません。どういうことですか?


457 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 18:53:36 ID:qvHB+sDv
>>456
例えばここ

)彼はデジタル目覚しを拾い上げ、時間を確認した。
)時計の針は確かに7時5分を指していた。もうすぐ6分になる。
)彼は時計が壊れたのだと思った。昨日起床時刻を設定していた時に、
)彼は誤って時計を床に落としてしまった。かなり良い音だった。

「この時刻なのに真っ暗なんだー」なんだという部分を、
この導入ではアピールすべきだと私は考えるんだけど、
余分な情報(昨夜落としてどうこう)を入れてしまっているんで流れが悪い。
現時間と過去時間が入り組んで、テンポ(周囲がいかに異様か)が崩れてしまっている。

自分なら

)彼はデジタル目覚しを拾い上げ、時間を確認した。
)時計の針は確かに7時5分を指していた。もうすぐ6分になる。

ここで切って、次の現時間を進展させる。
「時計が壊れているかもしれない」という情報が重要な伏線なら、
この指摘はスルーしてください。

458 名前:453-452:2008/10/20(月) 20:31:43 ID:Xy7vPqug
なるほど、よくわかりました。
あと文体に違いを出すにはどうしたらいいですか?

459 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/10/20(月) 20:57:43 ID:0gRqhvLK
点と丸の使い方を意識して変えてみたり、倒置(というほどでなくてもSとOとVの順番変えてみたり)とかじゃね。
あとは言葉選びを変えてみたり。

460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 00:46:47 ID:HoenEC2F
>>453
キツいこと言うようだが、典型的な“ダメな例”だと思う。

ありがちな寝起きのシーンから始まり、特に意味がないであろう平凡な語りが延々と続く……
俺だったら2ページ目で閉じて本棚に戻す。

必要ない描写で無駄に文量を膨らますのは、個性でもなんでもないぜ。
まずは全体の構想を練り、最低限必要な情報を整理して書いてみて、肉付けは後からやればいいと思う。

461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 01:11:01 ID:HoenEC2F
なんか批判だけするのもアレなんで、よく言われる“ダメな冒頭例”を挙げてみる。

・何気ない日常風景が、大した変化もなく延々と続く。

・主人公の独り語りが延々と続く(特にネガティブな悩み、心情)

・前置きも何も無しに、いきなり世界観、設定に関する説明を並べ立てる。

・初っ端からキャラが何人も登場して、いわゆる無双状態。

もちろん上記のような書き出しの良作もたくさんあるんだけど、鬼門なんで慣れない内は避けた方が無難。

462 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 19:45:28 ID:9LrkEFPH
SFを書いてみたいんだが、
↓コレ雰囲気出ているだろうか?


 火の粉をまき散らして焼け落ちる捕食種植物を、二つの人影が巨大菩提樹の気根上から
眺めていた。
《いやぁ、今日の奴はでかかった》
 全身に白い対弾外殻装甲を纏った庭師が、極小粒子放射器を折り畳みながら仲間に通信
をいれた。
《危うく食われそうだったな》
 仲間も対弾外殻装甲を纏っているが、こちらは背中にガスボンベを背負っている。
 十間級の笂蔓(うつぼかずら)草からは、二十人ほどの浮住者の遺骨が発見された。
 驀進菩提樹を基礎とした捩状合木が大地を舐め尽くして600年、人類は樹上都市《高
天原》に移り住んでいた。
「ふぅ、外殻は暑くてしかたねぇな」
 対弾外殻装甲のヘルメットを外した男は、禿げ上がった頭の油を手拭でぬぐった。
「おっさんは銃架付の粒子砲なんだからいいじゃねーか。こっちは高燃光線照射だぞ」
 ボンベを背負った男は、まだ20代半ばだろうか。粒子砲の男よりは遥かに若く見える。
「《若いうちの苦労はかってでもしろ》ってな」
「んだよソレ?」
「NI‐PHON語のコトワザだ」
「…まだ古文書研究やってたのか」
 若い男は、呆れたように歩きだした。粒子砲の男が慌てて呼び止める。
「おい、もうちょっと聞いてけよぇ!」
「また今度、な。華道家(アレンジャー)に笂蔓の切片標本渡して来る」
 振り向きもせず右手を挙げて振りふり立ち去ろうとする若い男に、なおも粒子砲の男は
声をかける。
「分け前はいつくれんだ?」
 若い男は振り向かない。
「来週には連絡するよ」
 若い男は街のほうへ歩き去り、粒子砲の男はつまらなそうに愛銃の加速環を整備し始めた。

463 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 19:48:35 ID:9LrkEFPH
即興でスマン

464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 19:55:20 ID:d1rXB1Kj
>>462-463
うーん。
雰囲気とかじゃなくて、これでSFと思って書けばいいんじゃない?
SFって「サイエンス・フィクション」だもの。

駄目じゃないと思うよ。
導入部なんだろうから、まだまだ判らないところあるけどね。

465 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 21:09:45 ID:zfAYKTVh
設定をもう少し小出しにした方が良い。
いきなり沢山出すと読者が混乱する。
あと出すアイテムの外見描写をもっと入れたほうが良い。
特にオリジナルのアイテム出すときは。

悪魔で俺視点だが、SFというよりファンタジーの色合いが強いと思った。
ただファンタジーなら設定説明無しで済まされるが、
SFだとアイテムの設定説明をしなくてはいけないので沢山勉強しなくてはいけない
あまりアイテムを出しすぎるとその苦労が多くなるから、
書いたこと無いなら最初は短編で簡単な設定にした方が良いと思う。

466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:25:56 ID:bgrXo/2/
俺もほぼ同意見。
いきなり固有名詞を並べ立てられても、具体的なイメージが浮かばないんだわ。

緊迫感のある戦闘シーンから始めるのは、ベタだけど良いと思う。
ただ『人類は樹上都市に……』のような世界観に関する説明は、無理にこの場面でやらな
くてもいいんじゃないか?
テンポが悪くなってしまう気がする。

例えば怪物を倒し帰還する中、落ち着いたシーンで、風景描写や会話と交えながら適時説
明していく……ってな方が、読む側の頭にも入りやすいんじゃないかな。

467 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:36:34 ID:InJJULdK
スレの中で判りやすく書くのも大変だとは思うけどね。
でも>>465-466の意見には同意。
本格的に書く時は、構成に注意した方がいいよ。

468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:49:45 ID:8NQ35F1d
アドバイスありがとウィッシュ!(決めポーズ)
・動きのあるシーンから始める
・外観の描写を増やす
・アイテムの構造設定を考える
・固有名詞を短時間に出し過ぎない
・世界観説明は無理に挟まずさり気なく
このへん肝に命じて置きます

469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 02:49:35 ID:p/6mzyBe
設定以前に圧倒的に強い味方側が、弱い敵を嬲り殺す展開はやめましょう
韓国のアニメみたいで趣味が悪いです

470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 14:54:24 ID:/9lCTCxD
ファンタジーロボットSSを作りたい
シャナの8巻を途中でギブアップしたのが関の山で小説自体よんだことないけど

471 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 19:48:10 ID:8NQ35F1d
>>469
韓国アニメって何ですか

472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 20:00:20 ID:B2seH93s
テコンなんちゃらの事なんじゃないか?

関係ないが、最近「僕の彼女はサイボーグ」を見た友人が言ってた。
あれはストーリーが無いと。
糞ですらないと言ってたな。

473 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 20:36:26 ID:R9SVlM5A
でもSF小説をやろうとするのはチャレンジ精神があっていいと思うぞ
俺はとても無理だな、ことSFファンの評価というのは厳しそうだから
ただ最近はラノベが増えてきたお陰でSFもそんなに敷居が高くはなくなったけど・・・・・・

SFファンの喜ぶネタって、SFマガジンとか見る限りは、
アマチュアはビックリアイデア一発で勝負する小説なのに対し、
プロは壮大な世界観で勝負する感じがある

474 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 21:00:02 ID:B2seH93s
涼宮ハルヒシリーズなんかは、SF要素のてんこ盛りだよな。
おれアニメとか全然知らないで、ある程度刊行が進んでから原作を読んだんだが、
最近のにしては珍しくSFしてたんでビックリした。
なかなかその事に言及する人はいないみたいに思えるが。

475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 21:09:53 ID:R9SVlM5A
涼宮ハルヒってこの板でも良く見かける名前だが、結局何なんだ?
なんかレス呼んでると超能力みたいなのが出るらしいが。

476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 21:13:22 ID:Z2ecH82J
ggってもいいかもね
知っても特にいいことはないと思うんだけれど

477 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 00:35:30 ID:xB2ppYzt
>>475
2ちゃんやっててハルヒが何か知らないなんてめずらしいな
見たことや読んだことなくても存在ぐらいは知ってそうなものだが

478 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 01:23:35 ID:PnJxeAxc
俺も今年のはじめに原作シリーズまとめ買いしてやっとどんなものか知った
正直萌えラノベ乙pgrと思ってたけど読んだら一巻は面白かった

479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:28:50 ID:0fSev601
結局SFって何よ

480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 10:44:05 ID:NnPuFADe
定義についてはSF板でも揉めてるくらいだ、深く考えるときりがないぜ。
SFに限らず、小説の区分なんて曖昧でいい加減なもんだ。

481 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 14:28:50 ID:i0qmzPlF
>>472
稲中を恋愛漫画扱いする監督だしな

482 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 16:06:11 ID:xB2ppYzt
あなたがそうだと思うものがSFです
ただし他人の同意を得られるとは限りません

483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 16:12:50 ID:WaCxvB33
色々意見はあるだろうけど、
個人的に考える「SFの定義」と言えば……。
時代背景や物語のキーアイテム、もしくはテーマに科学的な物、もしくは、
科学が生み出す状況などを盛り込んだ物がSFだと思ってる。

それらをどう扱うかで大きく分けたSFというジャンルの中でも色々と分かれるんだろうけどね。
だから>>482の意見もまた真理なりと。

484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 16:15:50 ID:bYnt6kAc
シャニティアとかFF6みたいなのはSFになるの?
古代文明なんたらでメカが出てくるやつ

485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 16:35:13 ID:IYDD5Hxq
シャニティアは知らないけど
FFについては基盤がファンタジーだから
なんでもありな場所にSF要素取り込んだ格好だよね
ジャンルとしてのSFとは扱われないんじゃないかな

別にSF名乗らなければいいだけなんだけどね
硬派SFファンの議論の槍玉には上がらないんだから

なんか既視感あったんだが、この議論って
音楽系の板で「ジャズとは何か」を論じるのと一緒の流れだw

486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 16:36:52 ID:YWPoSf6v
つ「すこし不思議」

487 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 19:20:00 ID:q1FmjJv6
>>484
シャニティアは知らないが
FFなどはファンタジーを基盤にしているから言えないだろ。
…って、よく考えたらFF6よりも
FF7やFF8の方がそれっぽくなってるけど。

488 名前:487:2008/10/23(木) 19:48:09 ID:q1FmjJv6
連スレすまそ
自分も書いてみたい物があるので投下しても良いだろうか。
ただ、かなりの下手くそかも知れんが。

489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 20:01:57 ID:5Gz/rn6q
いちいち断るような場所じゃないさー
どうぞ


490 名前:プロローグ:2008/10/23(木) 21:24:46 ID:q1FmjJv6
では投下します。



地平線の彼方まで広がる海が望める湾岸都市。
早朝にはその地平線の彼方から太陽が昇る。
昇った太陽は日中絶え間なく湾岸都市のビル群の狭間に光を差し込む。
やがて太陽は夕方を迎えれば西の空に消え、
そして街は夜空の下でネオンの光が輝きだす。

そうして一日は過ぎていき
次の日もこの繰り替えし。
それがこの街の…いや、この『世界』の日常。
それはこの街の住む人間とて同じことだった。


けれどもこの街の人間は知らないだろう。
その日常を送れなくなった一人の人間が居る事を…








491 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:31:56 ID:5Gz/rn6q

>「昇った」太陽
上の表現とかぶるのでカッコ内を外そう…

一段目主語が過剰じゃないかな

ゴメン、リライトテストしてみてもいいですか?

492 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:33:05 ID:q1FmjJv6
とりあえずプロローグを投下しました。
誤字・脱字等ミスなどに気がつきましたら指摘お願いします。

493 名前:487:2008/10/23(木) 21:40:48 ID:q1FmjJv6
>>491
そうでしたか。
これから気をつけます。

それとリライトテストですけどして良いですよ。

494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:55:35 ID:5Gz/rn6q
ありがとうございます。特にまともなリライトはできないのですが、お許しを。

水平線の彼方まで広がる海を望んだ湾岸の大都市。
早朝、その彼方から太陽が昇る。
絶え間なく湾岸都市のビル群の狭間に豊かな光を差し込み、
やがて夕方を迎えて西の空に消える。
今夜も夜空の下、町にネオンの光が輝き始める。

そうして一日は過ぎてゆく。
次の日も。その次の日も――。
それはこの街の……この『世界』の日常。
そう、街に住む人間とて同じこと。


だが、もはやそんな日常を送ることはない一人の人間のことを、この町の人々は知らない。
また、同じ朝がやってくる……

もちろんこれが正解だとか、そんなことは絶対にありません。改めて、投下乙です。

495 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 22:01:59 ID:NnPuFADe
・海なのに「地平線」はチトおかしい。
→彼方まで広がる海が望める湾岸都市。
早朝には水平線から太陽が顔を出す。

・繰り替えし→繰り返し

・「街は夜空の下でネオンの光が輝き出す」主語述語の関係がちょっと変かな。
→夜空の下の街では、ネオンの光が輝き出す

パッと目に付いたのはこのくらいだろうか。

496 名前:487:2008/10/23(木) 22:11:34 ID:q1FmjJv6
>>494
書き直しをするだけでこんなに良くなるんですか。
これを参考にしたいです。

>>495
やっぱり余計な単語とか誤字・脱字があるんだな…
気をつけます。

497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 22:18:52 ID:5Gz/rn6q
>>496
いえいえそんなによくはありませんです
まだまだの部分がいっぱい><

それから、「街」が統一できてなかったので「町」→「街」でお願いします

498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 22:23:25 ID:Erz54QJ5
初心者ですが一つ投下しようと思っています。
巫女さんとおみくじの話です。
前の人のが終わるまで待つべきでしょうか?

499 名前:453-452:2008/10/23(木) 22:39:24 ID:QmNOLb5K
>>460-461
”典型的な駄目な例”とは全く知りませんでした…。
自分はこういう冒頭から始まる小説のほうが想像がふくらんで
わくわくするんですよね 涼宮ハルヒとか滝本竜彦がそんな感じだったんで
知的な感じもするようなしないような
逆にわかりやすいと薄っぺらいと感じるんですよね
でも自分が勘違いしてるだけですかね…

500 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/10/23(木) 22:55:48 ID:5Gz/rn6q
悪くはないけど
すぐれた作品がいくらでも出てる
悪く言えばありがち過ぎるのでは?

501 名前: ◆9fw1ZntG8Y :2008/10/23(木) 22:56:05 ID:c8qil9E6
>>499
ジャンプのエロイ誰かが言ってたけど、
この手の「冒頭から設定」ってのが許されるのは名前が売れた書き手だけ
最初の2ページに引き込まれる何かがなければ、即リターンされるそうな
典型的な駄目な例がスターウォーズの映画だってさ
見たことないからよく分からんが

設定好きな人なんてそうそういないと思う
自分は説明シーンはかっ飛ばして読んでしまう派
いきなり設定について語られたら敢然にムリぽ

>>498
終わったみたいだから良いんでないか?

502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 22:59:11 ID:RCttejJ4
おみくじって言ったら、俺は昔京都の寺で凶出したことあるな


503 名前:おみくじ一枚目:2008/10/23(木) 23:42:58 ID:Erz54QJ5
ではちょっとだけ投下します。


「今日のおみくじ、明日会う彼女」

その奇妙なものに初めて気付いたのは、中学一年の春休みだった。中学二年生の春と言った方がわかりやすいかも知れない。つまり中学一年生の終わり、もうすぐ二年生になろうかという時期だ。
友達の家からの帰り道、町に一つしかない神社の裏を、俺は自転車で駆け抜けていた。林の葉が微かに残った日差しを覆ってしまい、神社の裏道は鬱蒼と暗かった。
そんな暗い場所で俺がそれに気付いたのは、今思うと偶然の産物としか思えない。
道端の木の一本、その枝に、白い紙のリボンが結び付けられていた。
「……なんだ、あれ」
何となく――気のせいか、呼ばれているような気が、した。
自転車を止め、歩道側に植えられたその木に歩み寄る。
近くで見ると、木に結わえてあるのはおみくじのようだった。
「…なんだ、…あれ」
思わず同じ事を呟く。
おみくじは、神社の木に結んで凶を払う…昔ばあちゃんから聞いた話だ。
正月になると、初詣でに来た人たちがおみくじを結わえて帰るのも、俺は知っているし、俺自身やったことはある。
でも、三月のこの時期になっておみくじを見たことは、この14年間一度だって無かった。

504 名前:おみくじ二枚目:2008/10/24(金) 00:04:46 ID:Y1dkf27c
俺の中で好奇心が疼いた。
あのおみくじ、一体何が書いてあるんだろう…。
それが結わえられた場所は中学生の俺には少し高すぎるように見えたが、枝の根本を引っ張ってみると、簡単におみくじは俺の目の前まで降りて来た。
片手で枝を押さえながら、もう片方の手でおみくじを外す。
「よしっ、取れた」
用済みになった枝を離すと、枝は勢いよくしなってもとの場所に戻り、後には俺が外したおみくじだけが残された。
間近で見ると、確かにそれはおみくじにしか見えない。それも正月からずっと結わえてあったのではなく、今日か、せいぜい昨日くらいに結び付けられたもののように綺麗だった。
「家で、開けてみるか………」
俺は寒気を振り払うように言った。木立のざわめく音に背中が冷える。
改めて見ると、林に囲まれた暗い裏道は、その雰囲気だけで十分不気味だ。
早く家に帰らなければ母さんに怒られると、誰にともなく言い訳をして、俺は全速力で自転車を漕ぎ出した。
ズボンのポケットに、畳んだままのおみくじを突っ込んで。

505 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:06:34 ID:Y1dkf27c
今投下出来るのはこのくらい、冒頭のみです。続きの展開は決めていますが、まだ書ききれていません。

どうでしょうか…?

506 名前:497:2008/10/24(金) 00:11:31 ID:Ewuvy8ro
うーん……このレベルはもう初心者ではないと思いますが……
どうなんでしょうね
視点と視野を場面ごとに区切って、場面内では視点を滑らかに動かすような意識があると良くなるかもしれません。
難しいです

507 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:14:15 ID:ClJ54F/K
>>503-505
文章表現としては、結構書けてると思います。
ただ、文節が長く続くところは、ある程度区切った方が良いかも知れませんね。

ストーリー的に思った事。
もしかしたらご自分でわかっている事かもしれませんが、
導入部は、そのおみくじを結ぶところを入れた方が、読者的には目を惹かれるかも知れません。
誰かはボカすにしてもね。

あと、もしこれ、どこかに応募とか考えてるなら、
文章作法は学ばれた方が。
三点リード(…)の使い方とか。

まだ出だしですから、わかんないところも多いので、これくらいしか言えません。

失礼。

508 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/10/24(金) 00:17:41 ID:Ewuvy8ro
そうそう、題名でボーイミーツガールがばれてるんで、もう少しその辺意識した方がいいかも……

509 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:26:10 ID:65r/GcJu
掲示板で公開するの前提なら、
改行だけ気をつければあとは特に問題なしだな
三点の着け方とか――を使うのは人の好き嫌いだし、
この文章の作り方に拘りがあるなら別に気にしなくていいと思う

あと言えることは完成するか、
せめて半分できるまでは公開しないほうが良いってことくらいか

510 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:32:41 ID:Y1dkf27c
文章の区切り、そして「動作」と「場面」の書き分けを意識する、ということでしょうか?

プロローグ→タイトル→本編、という流れですね。考えてみます…。

タイトルについては、わかりやすい方がいいと思ったのですが、どうなのでしょうか。

511 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:44:17 ID:GcR/VQLD
>>503>>504
全体的に良いと思う。

出だしが少々くどいので、素直に『中学二年に上がる前の春休み』とかでいいんでないか?

あと細かいが、『白い紙のリボン』……暗い境内、自転車で通りすがる瞬間にチラリと見たにしては、認識が的
確すぎないだろうか。

『間近で見ると、たしかにそれはおみくじにしか見えない』……前の段落で主人公が『おみくじ』と言い切って
るので、少々不自然。

一人称は基本的に、主人公の見たもの、聞いたもの、感じたことだけを情報して扱うもの。
自分の感覚を主人公とシンクロさせて、『その場面で主人公が見ているもの』を具体的にイメージしてみると、
描写の精度はさらに上がると思いまつ。

512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:32:14 ID:lMJWC42p
>>510
普通に面白かった。続きが気になる作品。

タイトルは、全編通して読まないとなんとも言えない。
プロローグも、私はこれで良いと思う。
作法や表現法は他の人とほぼ同意見、細かい部分が気になるな。
詰めが甘い感じ。

言い回しに良い個性を感じるので、
そこを意識して磨くと冒頭から、ぐっと惹きつけるかも。

513 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 03:43:49 ID:TWDHzOxL
キャラの名前で一年近く悩んでる

514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 07:00:55 ID:IR85m+KW
SSの冒頭部で悩んでます。これで「続きが読みたい」と思ってもらえるでしょうか?
よろしくお願いします。

『副委員長とあたし』

 あたしが我に帰ったのはどのくらいのことだったろうか。五分。いや、もっと短いな。

 無性に笑いがこみ上げてくる。とにかく誰かに話したくてたまんない。でも、誰がいいだろうか?
 残念なことに我が愛すべき保護者たちは不在だし。

 なぜかそのとき頭に浮かんだのは、クラス副委員長であるところの花菱美希の怒り狂った顔だった。

 あれは先週くらいのことだったか。どうしても気分が乗らず学校を無断欠席したことがあった。
そしたら彼女は、それはもうメチャメチャ怒って。放課後、あたしの家までやってくるなり、こう宣言した。

  『明日の朝から迎えに来るからっ!』

 その言葉通り、翌日から彼女は朝になると家に押しかけてくるようになった。もちろんそれは、
あたしを無理やり学校に引きずっていくためだ。最初のうちはすごくイヤだったけど、
そのうちアニメの話とかで盛り上がるようになってからは、さほどでもなくなった。
たとえばあたしが今秋から「ガンダムOO」を見始めたのは、間違いなく彼女の影響だったりする。
まあ今のところ受け攻めだのカップリングだのに興味は沸かないが。

 花菱は、背の高さこそあたしと似たようなものだけど、あたしなんかよりずっとスリムな造りで、
でも出るべき所はきっちり出てる、結構可愛い女の子。すっごい色白で、ひょっとして美肌とかしてんのかな。
肩にかかるくらいに切りそろえられた髪の毛に至っては、もうありえないくらい艶やかで、
いったいどうやってケアしてるんだろうと時々不思議に思うことがある。

    ◇

 あの日彼女は『どうしても休みたくなったら私に連絡して』と携帯の番号とメルアドを押し付けていった。
その後、彼女からかかってきたことは何度かあるけど、自分からかけたことは一度もない。
面倒なのでアドレス帳には未だに登録していなかった。仕方がないので、とりあえず携帯の着信履歴を頼りにコールする。
一回、二回、三回……。

 五回目で彼女が出た。
『はい、花菱です。うれしいな、柊から電話なんて』
「ごめん、今ちょっと話せる?」
『うーん、もうすぐ塾に行かなきゃならないけど。でも十分くらいならいいよ』
「いやまあ、別に大したことじゃないんだけど。実は……」

 と、さきほど起こった事件の顛末を、あたしはかいつまんで話した。笑いの発作を抑えながら。

 それは自宅のリビングで家族共用のPCをいじっていた時のことだ。何かが窓の外で動いたような気がして、
何気なくあたしは顔を上げた。その視界に飛び込んできたのは、ひとりの男の子の姿。
ランドセルを背負っているから、どうやら小学生らしい。背格好から見てたぶん高学年。
時間から考えて、おそらく六時間目が終わって家に帰る途中だったのだろう。
そこまではまあ普通だ。

 そいつが、思いっきりズボンを下ろしているのを除けば。

515 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 07:04:36 ID:IR85m+KW
こんな感じです。

こういうの書き始めて二ヶ月くらい。
どのくらいまでなら初心者って言えるのかわからないですが。


516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 07:20:48 ID:8N10MMtd
>>515
時系列に無理がある感じだなー
要点となる事件を置き去りに、設定の説明がメインになってしまっている。
それが過去のことなので、現在進行形で起こっているはずの「異常な事件」が置き去りに。
現在、主人公がどうなっているかも説明がない。
よって、インパクトが薄い。

設定より、異常事態の勢いを大事にした方がいいと思うな。
自分はこの続きを読みたいとは思わない。

517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 08:31:02 ID:0Ihipe8B
たしかに読みづらい。
話の焦点がどんどん移り変わって一貫性がないので、ついていくのが大変。
リアルでスイーツ女と話しているときと同じ感覚になった。

ただ、これはこれで面白いかもしれん。
脈絡なくポンポン飛ぶ思考をうまく描けば、阿修羅ガールみたいに、ぶっ飛んでインパク
トのある作品に仕上がるかも。

518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 08:53:40 ID:+aDGCR1Q
>>513
外国名ならそういう名前を集めたサイトがあったような
人名辞典だっけか

519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 08:58:27 ID:cQumK8jy
というか、外国人の名前のベースは、普通キリスト教の聖人の名前だよね。
「ジェニファー」なんかは違うけど。
これは男女共通で語尾とかで区別するんだな。
日本人の感覚で言うなら、「ちはる」とか「つかさ」とかみたいに、
男でも女でも使える名前が意外と多いって事。
最近は他言語から名前を持ってきたりする事もあるらしいから、珍しい名前ってのもあるが。

520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 09:15:32 ID:+aDGCR1Q
ナオミやエリカは日本語名でも多いよね

聖人の名前でも英語名はジョンでも、フランス名だとジャンで言語でも
読み方やスペルが異なる場合もあるんだよな>外国人の名前
確か天使や悪魔の名前もそうだったはず
日本は漢字やらで色々変えられるけど

521 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 09:21:29 ID:cQumK8jy
>>520
そうそう。
天使の名前ってのもあったね。
「ミカエル」だと「ミハイル」あるいは「ミハエル」になるし。
女性だと「ミカエラ」ってな感じに語尾を変えたりする。
「ガブリエル」だと人名は「ギブリール」とか言ったりする。

日本人のネーミングで迷ってるなら、キャラ全体に共通項を持たせて考えれば、
後は漢字で結構何とかなったりするけどなあ。
おれなんか、この板で晒してるSSだと、主役級三人に図形で関連持たせてネーミングしたりしてるし。

522 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:28:36 ID:TWDHzOxL
>>518
日本人キャラなんだが、現実に同姓同名でいそうな名前ならないよう変わった名前にしたい
でもそうするとあまりに奇抜で違和感ある名前になるorz

523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 16:18:11 ID:+aDGCR1Q
苗字ならそういうサイトあったなぁ
全国の苗字(名字)という

名前は名前辞典、人名辞典で検索すると何個かヒットするよ

524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:55:01 ID:oaxunwcs
>>522
気持ちはわかるんだが、あまりこだわらない方がいいと思う。
本当にいないような名前にして、読者に「?」って思われるのもなんだしさ。
あまりネーミングにエネルギー取られ過ぎるのもどうかと思うし。

525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 00:47:40 ID:fCROpMrn
カタカナ名は植物の品種目とか歴史上の人物の一文字違いとか
物の名前とか幾らでもあるからつけやすいな

つか、俺の出すキャラ全部そう

疋田文五郎>疋田文二郎
松田優作>松岡優作

とか


526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 05:13:09 ID:JTeMyJQF
小説のジャンルにもよるよな。
ラノベだと、インパクトと独創性のあるオサレな名前が好まれるけど、SFやミステリで
同じノリでネーミングをしたら目も当てられないことになるし。

527 名前:514:2008/10/26(日) 06:21:40 ID:0IGZX3LX
>>516
> 時系列に無理がある感じだなー

ええ、そうなんです。
自分でもごちゃごちゃしてると思います。

> 設定より、異常事態の勢いを大事にした方がいいと思うな。
> 自分はこの続きを読みたいとは思わない。

やっぱり異常事態の描写を冒頭に持ってきたほうがいいかな。
ご意見ありがとうございました。


>>517
> リアルでスイーツ女と話しているときと同じ感覚になった。

はい、そのような意図をこめたつもりでした。基本的には、

・主人公は『自分はまともだ』と思っている。
・第三者からは『何を言いたいのかわかんない状態に陥ってる』に見える。

というのを説明抜きで表現できないかな、という発想です。

> ただ、これはこれで面白いかもしれん。
> 脈絡なくポンポン飛ぶ思考をうまく描けば、阿修羅ガールみたいに、ぶっ飛んでインパク
> トのある作品に仕上がるかも。

「阿修羅ガール」というのは寡聞にして知らなかったのですが、
どうも評価は分かれてるみたいですね。プロでさえこれかぁ。
自分みたいな素人が手を出せるような技法じゃない、ということですかね〜。

そのうち「阿修羅ガール」も探して読んでみようと思います。
ご意見と情報提供ありがとうございました。


なお、全文はここに投下しました。
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220103238/207-212
こちらは百合板ですが、その手の描写はできるだけ抑えてあるので、
ふつうの女の子同士の友情モノとしても読める……はずです。


528 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/31(金) 22:02:28 ID:jeep6Uox
保守カサ

529 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/31(金) 22:15:22 ID:jeep6Uox
ageてなかった

530 名前:ベ☆ンメ・イ ◆qUNgKZj/0. :2008/11/03(月) 10:54:35 ID:8endRoNS
こんにちは、おじゃまします。両方宮崎アニメのオマージュ的作品です。
いかなる感想でもいいので書いていただけたら嬉しいです。初めて書いたものです。

赤石の丘のルーシア
ttp://syosetu.com/pc/main.php?m=w1-4&ncode=N3979F

ショーロアに吹いた風〜強く生きたい、あなたみたいに
ttp://syosetu.com/pc/main.php?m=w1-4&ncode=N3898F

531 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 11:45:25 ID:c7lgLkJg
>>530
読んでくれ、感想が欲しい、と言うならば、
ちゃんと貼り付けたアドレスから飛べるかどうか確認してください。
でも、IDはともかくメアド入力しなきゃならない様な所は、読もうって人少ないと思う。

532 名前:ベ☆ンメ・イ ◆qUNgKZj/0. :2008/11/03(月) 12:13:48 ID:8endRoNS
>>531
えっ、クリックしたURLから飛べませんか。
ひょっとして作者である僕がログインしているから読めるのでしょうか。

では、ここからではどうでしょうか。

赤石の丘のルーシア
ttp://ncode.syosetu.com/n3979f/

ショーロアに吹いた風
ttp://ncode.syosetu.com/n3898f/

お手数ですがよろしくお願いします。

533 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 12:19:08 ID:c7lgLkJg
>>532
はい。これなら読めます。
とりあえずお疲れ様です。

感想はまた。

534 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 12:58:42 ID:c7lgLkJg
>>532
短いので、すぐに読めました。

まず、どちらにも共通する印象から。
一言で言えば、とても読みにくいです。
文章の塊が団子になってるって感じでしょうかね?
もう少し文章は整理して書かれた方がいいですね。
初めて書かれたという事ですので、あまり辛口な事は言わないようにとは思いますが、
とりあえず目立ったのは、

必要なところに段落があり、いらない所に段落があるという箇所が所どころ見受けられる。
一行ごとの文字数が決まってないせいか、変なところで改行がある。

これが大きく目立っていた部分でしょうかね。

で、作品ごとに。

まず「〜ルーシア」
架空の世界のファンタジーっぽい話だと思います。
読み込んでみないと何とも言えない部分だとは思いますが、
これは何を軸にしている話なのかが判りにくかった。
救国の物語なのでしょうか?
設定は壮大なのですが、細かい描写が足りないといった感じです。
あと、語句でね、
「王姫」と言うのが目に止まったのですが。
これは「おうひ」と読ませたいなら、間違いですね。
「姫」か「王女」辺りが妥当かと。
「おうひ」だと「王妃」で、これは王様のお嫁さんでしょ?

そして「ショーロア〜」
これは最初に「19世紀」とありましたが、架空の世界ですよね?
ヨーロッパをベースにしていると思いますが、架空世界ならこの時間設定は余計では?
もし「19世紀ヨーロッパ」を、実名ぼかして書こうとしておられるなら、ミサイルがあるのはおかしいですし、
その辺りはっきり世界観を統一するなり、歴史を調べるなりされた方が良いです。
これも話の軸が見えにくかった。

色々とキツイ事を書きましたが、とりあえず「読みやすい文章とは何か?」と言う点と、
「整合性におかしいところは無いか?」と言う点を考えてみられてはどうでしょう?

文章作法とかは、またおいおい身に付いてくると思いますので、ここでは言及しない事にします。
何か他の作品を参考に書いてみるのもいいでしょうね。
文章にはリズムがありますので。
それ考えると、文章の切り方とかが変わってくると思いますよ。

これに懲りずに、また作品書き続けてくださいね。

535 名前:ベ☆ンメ・イ ◆qUNgKZj/0. :2008/11/03(月) 13:04:29 ID:8endRoNS
>>534
どうもありがとうございます。事情があってそれぞれ短期間で
勢いで仕上げた、と言う理由があるのですが。

まず、文章の改行や段落付けが実はまだわかりません。
いっそ縦書き改行で書けばいいのかもしれないのですが。
仰られるとおり、読みにくいでしょうし、話の軸もぐらついているでしょうし、
時代設定と登場するものの整合性も危ういと思います。我ながらそう思いますw

どうも、書いたからには誰かに読んで欲しい、と言う欲求を抑えられずに・・・。
もう少し基礎から勉強してみようと思います。物語の内容云々はそれ以前ですよね。

どうもありがとうございました。

536 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 13:14:13 ID:c7lgLkJg
>>535
いえいえ。こちらもざっと読んだので、的の外れた指摘もあるかと思いますよ。

で、改行や段落についてなのですが、
とりあえず「一行ごとの文字数を決めて書いてみる」というのと、
「セリフと地の分は、行を分けて書いてみる」
というところから始められては?
文字数を決めて書くと、カチッとした見た目になりますし、
セリフと地の文が混ざった文章と言うのは、出版されている物でも見受けますが、
どういう使い方をするかというのが判らないうちはゴチャゴチャになるだけですのでね。
で、段落は、文章のブロックの頭だけ一文字分下げると言う事なので、これも文章にリズムに関わってくるんですよ。

ネットで公開するなら、縦書きよりは横書きの方が読みやすいので、その辺は今の状態でも良いと思いますよ。
文章作法に関しては、ネット上でも色々指南するサイトなどありますから、書き続けていれば身に付くと思います。

がんばってください。

537 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 13:49:38 ID:Mds0fhpR
岩明均のへウレーカでは古代なのに蒸気機関の投石器やら
人力の重機やらでいい具合でカオスだったな

上下水道の整備もされてる時代だから別におかしくもねぇけど

538 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:09:43 ID:lLlICEkd
>>532
『赤石の丘のルーシア』

小説というよりアニメの台本だな、これは。
読んでて光景が浮かばない。
地名や人名、固有名詞を並べ立てて状況を説明するだけでは、「描写」とは言えないぜ。

特に後半になるにつれ、文章が雑になっている。
セリフと擬音語の連続で、正直、話についていけない。
おそらく、頭の中だけで大まかな構想を練って、勢いで一気に書き上げた作品なんじゃないか?
書く前に場面をきちんと整理し、書いた後には時間を置いて冷静な目で読み直してみよう。

539 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:15:01 ID:Dvd+2dRT
つか、全員が共通意識を持って努力するとかありえないから
みんなで協力して犯人を捕まえよう、みたいな?

ありえませんね

世界に魔王が現れても俺は無視する、みんなも無視する
描写みたいな小細工も結構だけど、ある程度人間にリアリティがないとね

540 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:22:53 ID:c7lgLkJg
描写は小細工じゃないでしょ。
文章を読み手の頭の中に映像として場面を思い浮かばせるために必要な方法だと思う。

でも人間にリアリティが必要ってのはその通りだね。
たとえ作り物でもさ。

541 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:27:48 ID:5IMkfEJc
動機がハッキリしないと見てる方は訳が解らない
「金が一杯貰えるので魔王倒す」こういうのは解りやすい

人間の行動には動機が必要なので
「何でそこで女助ける必要あんの?」と突っ込まれたら終わり
デウス・エクス・マキナみたいに因果関係を無視した行動は意味不明になる

542 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:33:59 ID:zqMU2T3Z
某シェアードスレの話なんぞ全然意味分からん
長々と調査して割に合わん、仕事を延々とやってる非常に人間として不自然

543 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:42:17 ID:J9gZiLGY
『赤石の丘のルーシア』のルーシアで言うなら
5000年前に封じたデフェールと命を賭けて戦う動機がいる

その辺がスッポリ抜けとるね
なんとなく命を賭けて勝ちました、そういう話で終わってる
そもそもルーシアが戦う必要ないじゃん

544 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:47:09 ID:vFV03Xf/
合理的なのが人間か?
違うだろ…
その証拠に俺らはここに居るじゃあないか

読んでないから何とも言えないが。読んでくる

545 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:51:38 ID:J9gZiLGY
そう軽々しく命賭けるもんじゃないだろw

546 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 14:58:04 ID:vFV03Xf/
読んできました
俺が間違ってました

547 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 15:06:09 ID:c7lgLkJg
>>546 kwsk

思ったんだけどね。
「大江戸ロケット」って作品あるじゃん。
あれって、江戸時代にロケット作って月まで飛ばそうって話だけど、
江戸時代にロケットは無いはずなのに、誰もそれをおかしいと思わないのは、
作者がその「おかしい」と思わせる部分を埋めようとしてるからだと思うんだよね。
>>537が言いたいのも似たような話だと思うんだけど、
要は、奇天烈な話でも、駄目じゃないって事なんだよね。
読む人間が納得できればさ。

548 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 15:11:43 ID:D5obYsdx
設定は良いけど人間の思考回路がおかしい
としか言い様が無い

549 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 15:28:31 ID:vFV03Xf/
kwskか…あくまで一意見で。

俺は読み手に受け入れられる文章を書きたいとは思わないかな。
自分の理想の形に近づけるべくして書くものだから。
フィクションの話なのにリアリティを求めたり、
抽象的に書いたのに抽象的だ、改善しろと言って来る読み手もいるわけなんだな。
確かに俺らは書いた文を発表するわけなんだが、
発表するからといって読者を意識した文にはしない、ってのもありじゃないだろうか。
オナニーじゃない創作なんて存在しないわけだし。
創り手は発表する、読み手は時に感想を述べ、時に批評する。
書かなくてもいい罵倒を丁寧に書き込む奴もいれば、
読み手の理想と比較して助言(笑)を与えるようなもいる。
そんなもんだよな、みんな自分の思い通りにしたくてたまらないw

と、こんなことを考えてたのだが、読んで来て見て、
これで自己満足するのはちともったいないかな、
まだ書き手と読み手の乖離に至るほどの段階ではないかな、と思ったわけなんだ。
初心者なんだし当然だが。


550 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 15:38:05 ID:lLlICEkd
>>549
要約すると、「何と言われても俺はこれが書きたいんだ。俺の考えも理解せず的外れなア
ドバイスなんてするんじゃねーよw」ってこったろ?
いわゆる書き手様(笑)ですな

551 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 15:42:55 ID:vFV03Xf/
そうそうそういうこと
ただ、アドバイスするなとは言ってないよ
すればいいじゃん

自分の主観が絶対だと思ってるのは書き手だけじゃない
読み手もそう

552 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 16:41:01 ID:Xa4QoWpQ
ID変わっちゃってるよね……。

>>549
うん。おれも自分が書いてるのはオナニーだって自覚はある。
で、ここで自分が書いた指摘も絶対と言うつもりは無い。
>>534とかで書いたのは、自己満足と取られても仕方が無いね。

ただ、もっと最初の一歩を踏み出してくれる奴が増えてくれる事は祈ってるよ。
どんな奴がどんな話考えて公開してくれるのか、わかんないもの。

それが楽しみでしょうがないね。

553 名前:ベ☆ンメ・イ ◆qUNgKZj/0. :2008/11/03(月) 20:44:18 ID:tXho5Xvq
>>537
グレーゴール邸はやはり自由落下の焼夷弾で燃やすべきでしたw
脳内設定は明治維新前後ですから、それでもおかしいかもしれませんが

>>538
正解だと思います。ナウシカ、ラピュタあたりの模倣ですので・・。
今後、細かい描写を意識することにします。ありがとうございました。

>>539>>541>>543>>545

一応主人公の家にはそういう運命が伝わっていた、と言う事です。
デフェールは世界を焼き尽くす力を持っているという設定でしたから。
ただ、それが伝わっていない、見えないのも僕の責任です。

>>548
そうですか・・動機不明なまま動いている、と読めるということですね。

他のロムの方も含め、読んでくれて、意見を下さってありがとうございました。
性懲りも無く自作を書いているところですw

554 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 22:37:37 ID:rMYHW9sb
運命だったら父の仇とか、5000年以上前から
ずっと魔族と戦ってるとかにすりゃいいのに

555 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/03(月) 23:09:59 ID:LmdBvW7r
生まれながら戦うことを義務づけられる
血統なんて悲劇でしかないんだから、もっと上手く生かさんと
平和な毎日送ってて、ある朝起きたら「運命の日が来たから戦って死ね」と言われて
はいそうですかで納得できる奴なんていないだろ。

556 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 00:06:39 ID:Jwtj34RH
周りの人間が身勝手なクズばっかりだと相乗効果アップ

557 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 00:50:07 ID:eEw1+nnr
魔王が金と権力を握っていて、女や金の為に戦うノータリンの俗物どもを買収し(←基本ですね)
主人公を邪魔してくる、仲間が不意を突かれて殺され

大義のために命を賭けた仲間を敵がバラバラにして
「俺はこれで大金持ちだーッ!」みたいなw

こんなクズ屑を救う価値があるのか?と
自問自答する主人公は何とか魔王を倒すが
金をたんまりと手に入れた連中が「俺たちが世界を救った」とデマを垂れ流し
主人公達を捕まえ処刑する

金で贅沢して、女はべらしてウハウハの子悪党がにんまり笑ってENDロール

558 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 01:06:07 ID:6XvwzZPz
世界の半分をやろうと言われ、「いいえ」と答えられる奴こそロトの子孫w

559 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 02:14:21 ID:zGOeZBpX
あらすじだけを書いてみました。
整理して小説として読みやすいようにしますが、
こんな話でみなさん興味持ってもらえるでしょうか?

『会社内部の不正を告発して会社をクビになった青田は、妻と共に郊外に引っ越す。
引っ越した向かいの家からは、朝から晩まで大音響でヘビイメタをかけてる住人・黒木。
ヘビイメタ嫌いの青田は、隣人の騒音と、失業してお金にも困っていて妻との仲もさめていた。

騒音に困った青田は黒木に静かにしてくれと何度も注意しに行くが、
黒木はどこか地下組織のボスらしく取り合ってくれない。

そんなある日、青田夫婦の部屋の隣に一人の曰くありげな男・肥後が引っ越してくる。
肥後はかつて地下の世界で働く一匹狼の殺し屋だった。
ここに越してくる前に、地下組織を裏切って逃げてきた。
失業中の青田は、部屋から何度も肥後のところにやってくる黒いスーツ姿の男たちをみかける。
青田は、肥後に対して恐怖と共に自分と同様組織を裏切って密告したという同じ境遇におかれた仲間として親近感を覚える。

しかし、青田は肥後を地下組織のボス黒木に密告すれば大金が手に入ることを知る。
金に困り迷ったあげく青田は黒木に密告しにいく。
黒木は笑みを浮かべて、青田に1000万ものお金を渡す。

青田の密告後、郊外の静かな住宅地で発砲事件、黒いスーツの男の死体などが発見される。
しかも青田の妻が出かけているときに限って、抗争事件が起きる。

青田は自分が狙われているかどうかもわからず右往左往する。
そこで、青田は意を決して肥後に、密告したことを全てばらし、肥後から許しを請おうとした。
そのとき青田は、肥後から
「黒木は俺とおまえを狙っている。俺は組織を裏切ったからという理由で。
おまえの妻は黒木に寝取られ、夫のおまえが邪魔になったからという理由で」
といわれ、銃器を青田に渡される。

妻が出かけた時、青田は渡された銃で、向かいのヘビメタを流しているステレオを窓から打ち抜く。
戻ってきた黒木は自分の大事なステレオが壊されたことをしり激怒する。
黒木は殺し屋を連れて、肥後がいないところを狙って、青田のいる部屋を襲撃する。
青田、絶体絶命!
肥後は助けに来てくれるのか!?
そして、寝取られた妻を取り戻すことが出来るのか!!』

ぜひ、ご批評ご感想をお願いします。

560 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 02:16:16 ID:zwxVme2m
こういうジャンルに興味のある人はどう思うんだろうなあと思ったw

561 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 02:22:33 ID:rDftPlRx
寝取られたからなんだってんだ、
そんなくだらない理由で男は命賭けないよwwwwwwwww

562 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 02:25:58 ID:ZyBeBeTh
むしろ中古引き取ってもらえて感謝するわ

563 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 02:56:28 ID:/bZ6E0Zs
>>559
あらすじで面白くなるかどうかは判断付きかねる。書き手の技量一つでどうとでもなるし
ただこれで面白そうかと言われるとちょっと微妙かな
全体的に違和感のある展開なので、それを書きたいならそれぞれに相応の理由をつけないといけない
例えばあらすじで気になるのは、適当に挙げても
・地下組織のボスがわざわざご近所に漏れるほどの大音量でヘビメタをかけて存在をアピールしてるのは何故?
・近所に引っ越してきて黒服を見かけまくる肥後に青田は気付かないの?
・殺し屋なんて話はどこから手に入れたの?
・どこで密告したら大金が手に入るって知ったの?
とかある

一番気になったのは、銃器を青田に渡される前後の展開
そのへんのリーマンとかが異常事態に遭遇したら、警察に頼るとかとにかく常識的な行動を取るのが普通
だから>>561が言うように、妻の寝取られや地下組織撃退のために相手を殺しに行く、というのはちょっとおかしい
もっとそうせざるを得ない状況に持ち込むか、自信があるなら筆力でうまく青田の心を誘導するかしないといけない
上の疑問といい、その辺をどうするか殆ど書いてないから、あらすじだけでは魅力的には見えない

人物の心の移り変わりや行動をじっくり吟味して、読者が変に思わないように動かすのが大事
物語の構成とかは練っておくに越した事はないから、もうちょっと考えてみるといいかも
というか、できたら小説で読みたい

564 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 03:01:13 ID:zwxVme2m
そうそう、ステレオで何とも言えない気持ちになった

565 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 03:03:16 ID:2mnEWxuu
>>559
これはシリアス物なのかな?
ちと野暮だが、上で「人物の動機・話の整合性について」出てるので、その観点から粗探ししてみる。

・金に困ってるのに郊外に引っ越す理由は? 引っ越し費用もかかるし、転職活動にも不便では。

・「地下組織のボス」が、一般人に簡単に正体を知られるような真似をするだろうか。

・逃げているはずの肥後が、なぜボスのお膝元にやってきたのか。

・青田が銃を使うシーン。
黒木が帰る前=無人の部屋から爆音が流れていたのか?
そもそも、なぜわざわざ自分から撃ったのだろう。銃を持っていることを相手に知られるのは命取りでは?
あと、(おそらく)ズブの素人の青田が銃を撃っても、まともに対象を撃ち抜くなんてまず不可能。

566 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 03:07:46 ID:2mnEWxuu
と、>>565で色々書いておいて何だけど、個人的には「どんな荒唐無稽な設定でも、構成と描き方次第で名作に
なる」し、逆もまた然りだと思う。
まあ、あまり肩肘はらずがんばっとくれ。

567 名前:558:2008/11/04(火) 11:13:42 ID:zGOeZBpX
>>561,562
ありがとうございます。
うう、確かに畳と女房は新しい方が良いっていいますよね

>>563
ありがとうございます。
「隣のヒットマン」を見て考えたのですが、あらすじだけでこうも無理があると
厳しいですね(汗)ご指摘された点、設定、理由づけを再考します。

>>564
ありがとうございます。
そうですね、なんでステレオ?って今読み返してみて自分でも思いました。

>>565
ありがとうございます。
ご指摘の通り、動機、話の整合性があってないですね。
特に最後の青田が銃を撃って、打ち抜くのはまず不可能ですね。冷静に考えてみて・・

>>566
うう、優しいお言葉。ありがとうございます。

こんなにレスいただけるとは思ってませんでした。
みなさま、ありがとうございました。

568 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/04(火) 21:30:57 ID:fouJpinW
まぁ、真面目に仕上げたとしてもギャグにしかならんがね

569 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/05(水) 08:40:47 ID:maEu/peG
よくわからんがここは二次創作も独自創作もおkな板?

570 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/05(水) 08:47:04 ID:bUuncgdx
>>569
どちらもおk、スレによるけど。

571 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/05(水) 10:14:53 ID:bC1evFRz
スレタイに何か既存の作品のタイトルがある場合は何書いても二次創作なんだろうな。
内容的にオリジナルの要素が強い作品もあったりするけど。

ガンダム、勇者、エルドラン、戦隊、仮面ライダー、ウルトラマンetc……。

有名タイトルに厨が集まってる気もするけどw
賑わってるならいいかあwww

572 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/08(土) 01:38:30 ID:Yh2duhpx
そかー。

573 名前:光差す海 ◆qUNgKZj/0. :2008/11/09(日) 02:36:55 ID:RRQMfzv3
>>532ですがコテハンが不気味だと言うことで変えましたw

待望?の新作が書けました
ttp://ncode.syosetu.com/n4573f/

文体については試行錯誤した果てなのですが相変わらずアレですみません。
今回も感想・指南・酷評をどうぞよろしくお願いします。


574 名前:10/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/11/09(日) 02:40:26 ID:YCM2QzYm
光射す海は俺も大好きだよ
で、批評はできないけどちょっと思ったところ

>ここへ来るのは慣れているとは言え、吉永祐輔はやはり人波に揉まれるのは苦手だ、と改めて思った。

主語の位置がリズムを崩してると思わない?
こんな箇所多かったからその辺気をつけた方がいいかもね

575 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 05:29:37 ID:z6HhiXwZ
アカの強制労働収容所かよw
10mの縦穴を素手で掘れとかそんな感じの現場監督いたなw

576 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 05:45:41 ID:PzWDKwPZ
労働環境を改善しないまま、働かぬニートは悪だとのたまう
現代社会の無常観を見事に描いている、残業代0で過酷な労働を強いられた
主人公が過労死で死ぬともっと良かった

過労死で死ぬのって日本人くらいのもんだよ、マジで

577 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 07:08:56 ID:H8HcPsCd
>>573
異世界での体験を通じて人間的に成長する。大人版「ブレイブストーリー」といったところか。
文章は以前の作品よりよくなっていて、自然に読めた。
ただやはり、後半になるほど展開がお座なりというか、ご都合主義になってる感がある。
以下、特に気になった点を挙げてみる。

【人物に関して】
・突然異世界に飛ばされた割には、「ユウスケ」が冷静すぎやしないか?
あと「元の世界に帰りたい」はずなのに、そのための行動をほとんどしようとしていないのが不自然。

・「アヤ」に視点が変わる場面。
それまで、ほぼユウスケの一人称に近い流れだったのに、いきなり主語がアヤに変わると混乱する。
視点変更するなら、読みやすいようにもうひと工夫。
そもそも、アヤ視点の場面を無理に描く必要はないのでは?

・占い師、最終試験のおじいちゃんは結局何者?

578 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 07:11:49 ID:TCdRNIMN
とりあえず異世界だろうが給料くらい出せや
タダ働きは素晴らしいとかそういう風に読めるぞ

579 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 07:20:25 ID:H8HcPsCd
>>577の続き
【世界観に関して】
・塔の外の世界について、ほとんど描かれていない。
中途半端に描くくらいなら、いっそのこと最初から最後まで塔の中だけで話を完結させてもよかったのでは?

・労働者の待遇や会話を見る限り、「毎日冷酷に人が殺されるような殺伐とした現場」という設定との間に開き
がありすぎる。
「バラ」が突然殺されるシーンなんかは、とても不自然。

他にも細かい部分で矛盾、違和感を覚えた点はあるけど、全体を通して気になったのはこんなところか。

580 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 07:21:50 ID:NqqyKTQV
共産主義賛美小説だろ、褒める点など微塵もない

581 名前:光差す海 ◆qUNgKZj/0. :2008/11/09(日) 19:15:24 ID:oVtdKuSj
>>574
うー。今後も精進します。

>>575
一応給料は出してる設定ですけどね。キョホホ
まぁ、「有無を言わさず主人公を働かせる。」ための設定です。

>>576
そんなバカなぁぁあ
確かに日本人は真面目すぎて社畜とか言われてますが。

>>578>>580
主人公お金貰ってますよ。
この小説が共産主義賛美に読まれるとは・・トホホ

582 名前:光差す海 ◆qUNgKZj/0. :2008/11/09(日) 19:16:35 ID:oVtdKuSj
>>577
この前の方ですよね、今回も読破と評論ありがとうございます。
文章よくなってましたか。推敲はかなりしましたが、まだなんともかんともです。
後半ちょっと走りましたかね・・最終章を速く書きたい、とは思っていました。

祐輔にもうちょっと慌てさせるべきでしたか。
帰るためにもうちょっと最初のほうから聞き込みさせるべきでしたね。

アヤに関しては確かにもっと前に出すかひたすら祐輔のみの
視点で行くか迷いましたが、一応女性読者も考慮しました(いるのか?w)

お爺さんはあえてなぞの人物にしました。異世界だって最後まで
何だか説明していませんし、主人公の成長がメインと言うつもりでした。
の割りに、塔内部や街並みもそれなりに描写したのは余り意味なかったですね。
塔内部のみもうちょっと書き込めばよかったかもしれません。

バラを含む連中は、所詮擬人化の人間です。働く事を当然とし、
他者の死に基本無関心だろうな、と言う想像で書きました。
が、違和感があったのはまずかったかもしれません。

異世界ですから、設定は自在な反面、いちいち面倒と言う気持ちは
正直ありました。長さも前作より短くなっている始末ですし。

ともかく、今回もありがとうございました。まだまだ書きますw

583 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 01:21:57 ID:VDqg1JO0
ざっと読んでみた、話のアイデアや文章自体は良いと思う。
ただ俺も最後の方、最終試験のあたりは流石に飛ばしすぎだと思うわw


作品テーマや設定から考えるに、どちらかというと長編向きの話じゃなかろうか。
改変して、もっと話を膨らませてもいいかもな。

584 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 01:48:59 ID:1Dq9elNs
>>573
読んだ。割と真面目に
面白かったかというと正直微妙

んで、気になった点をざっとまとめてみた

●文章

・設定の解説文が多い。
 特にコメントする必要のないシーンで設定がだーっと語られると萎える。
 うまく会話に盛り込んだりするなりして工夫を。

・改行が変な所があちこち。(〜との恐怖が襲った。その時〜とか)
 シーンの切り替わりとかを意識させるのにも使えるので、気をつけたほうがいい。

・主人公の思考と地の文が判然としない所が多いので、そこは分かりやすく。

・名詞で説明を済ませる部分が多いのがよろしくない。
 恐竜とかの名前はマイナーだし、虫の名前だけで姿まで思い出せないこともある。
 有史以来全ての、と書くぐらいなら、もっと奇奇怪怪な名前も分からない生物を出しても良かったんじゃないかと思う。
 そういうのを出す時に、どういう説明をすれば分かってもらえるかな、と考えながら書くのがいい感じ。
 普通の生物の名前を出す時も、分かるかどうかしっかり考えてから書こう。

・視点の転換はしない方が無難。

●ストーリー
・やりたいことは分かるけど、全体的にエピソードが小粒。
 物語の筋は出来ているので、そのシーンで何を表現したいのか?
 この世界でそれを表現したいならどのようなイベントがあれば良さそうか?
 をもっと詰めていくといいかも。

・上と関連してるが、「動植物が働く塔」という世界設定が生かせてない。タコ部屋でも同じような話はできるよね、っていう。
 異世界を書く上で重要なのは「その世界である事にどんな意味があるの?」という点。
 人が動物に置き換わると何が違うのか? 等を意識して有効活用しないと、読者が設定を楽しむのは難しい。

・うつ病? 精神疾患は重い病気なので、軽い気持ちで入れるとかえって反感を招く。
 結局精神的にはタフだったし、いらないんじゃないか?

・ツンデレの発動が唐突過ぎて引く。むしろ何故入れたし。

●感想
 発想は面白いけどそれで終わっている作品。むしろあらすじ。
 主人公の感情の変化を逐一台詞で適当に埋めてるせいで、感情移入できないまま延々と台本を読まされている感じ。
 死やら恐喝やら重たいエピソードが入っている割にはその重さを表現していないのが微妙。
 パズルのパーツじゃないんだから、それぞれのイベントについて自分なりに描写をするべき。
 >>583の言うように長編向けじゃないかね。
 3万字書く根性があるんだから、一つ一つ嫌になるくらい丁寧に文章構成・表現方法を考えて書けばいいとおもうよ!

●おまけ
 読んでて山田の文章に対する突込みを思い出したので貼ってみる。
 あれほど酷くはないけれど、「山田ツッコミ」みたいに似た傾向があると思うので、
 自分の文章がどう見られてしまうか、という点で参考になれば。
 ttp://blog.livedoor.jp/tezzco/archives/15165497.html
 あくまで似てるだけだからね! 山田よりは全然読めるよ!

585 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 01:50:45 ID:1Dq9elNs
その他、序盤辺りで気になったところを適当に突っ込む。
こういう疑問点があったよ、とか、良くないと思ったところとか。

>三匹?の二足歩行をする、
>めいめい脇に薪を抱えた、祐輔と背丈の変わらないプテラノドンであった。
>彼らは仲良く歌いだした。
・裕輔のリアクションは?
・プテラノドンの声ってどんなのよ?

>よく見れば顔も人間っぽい。
・男っぽい? 女っぽい? 年齢的には? どう人間っぽい?

>とだけ言った。スズメバチは、顔の部分はやはり人間に近い雰囲気なのだが、
>ほぼ無表情のまま言った。
・「言った」が連続していて良くない。

>油ですすけたようなカウンター
・油ですすけたらどうなるの?

>広い。奥行き100mはありそうな中で〜
・ティラノは11〜13mと思うと、狭くない?
・というか動物のサイズに一切触れられていないので、中の様子がそもそもよく分からない。

>ここには有史以来の全ての生物が〜
・有史以来、だとオーバー。実際にそうなら、そうわかる描写が必要。

>体の大きさが基本的に人間の大人クラスなのもなぜか知らないがお決まりらしい。
>円形の構造なので、
・もうちょっと早く書いておいたほうがいい。

>ガオォーッという感じで
全然分からない。
擬音での表現・「〜という感じで」は読み手にイメージさせない独りよがりな文章になりがちなので、
なるべくなら控えたほうが。使うならよく考えた上で、分かるように使う。

>プチ仙豆なのだろうか?などとも思った。
ドラゴンボールは一般常識じゃないよ。

>ガンゴンと激しく鉄が打たれる音が耳に聞こえた。
何故鉄と分かる?
裕輔が製鉄業にいたわけでも読者にとって常識なわけでもないので、鉄と断定して書くとおかしく感じる。



586 名前:光差す海 ◆qUNgKZj/0. :2008/11/11(火) 17:03:49 ID:PyJVZ3w0
どうも皆さんこんにちは

>>583
ありがとうございます、そうですね、長く出来ないこともないかも
しれませんが、どうも長編を書いた事がありませんので、ネタとしては保留しておきます。

>>584-585
大変真摯な長文レスありがとうございます。と言うかこの板って一レスに
そんなに詰め込めるんですねw 一つ一つの指摘はごもっともです。
全部に返事は書きませんが、深く参考にします。

一つだけ。リアル鬼ごっこにはある種の親近感?を抱きます。
奴も勢いで書いて出版したのでしょうw

次は(まだ書く気満々)ファンタジーの世界ではなく現実に戻って書こうと思います。

587 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/11(火) 23:50:25 ID:1AdNqC3L
すみません、おじゃまします。
↓に小説1と小説1(続き)を書きました。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/cmbdf702/MYBLOG/yblog.html
良かったら一読して、ご感想をばよろしくです(汗)

書いてるキャラの名前は、後で架空のものにして直そうかとも思いましたが
とりあえずイメージしたまんまでUPしました。

588 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/12(水) 22:26:35 ID:657xaYCX
>>587
他人の作品の晒し上げか?
本人なら、「某所で見てもらってます」くらい書いといたほうがいいと言っとく。

589 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 10:44:27 ID:rr+jllIA
ここに2作書きました。
どちらでもかまいません。読んで下さった方、ご感想などを
お願いします。
ttp://syosetu.com/pc/main.php?m=w1-4

590 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 12:31:23 ID:bboHvkv4
>>589
作者ページのリンク張っちゃだめだぜ。

591 名前:589:2008/11/15(土) 17:19:31 ID:rr+jllIA
>>590
あっ、すみません

592 名前:589:2008/11/15(土) 17:25:21 ID:rr+jllIA
こちらでした
ttp://ncode.syosetu.com/n4936f/
大変失礼しました<(_ _)>

593 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 20:42:09 ID:1xxcX5N9
>>592
独特の雰囲気がある作品だと思う、個人的には好きな部類。


・『〜た。〜た』という文章が続くのは、読みやすいといえば読みやすいが、いささか単調。

・人物の外見に関する描写もほしい。今一つ映像としてイメージしづらい。

・『吉田は事件が起こる前〜その噂に無関心を装っていた』
読み手は若井の視点から、吉田の話を聞くというスタンスで読んでるので、この部分は不自然。

・ロクに女性経験もない高校生が、化粧品の種類なんて気に留めるもんだろうか?
『これは彩子のじゃない、美也子のだ……』なんてことに、理由もなく気付くのに違和感があった。


全体を通して思ったのは、それぞれの人物の『心の動き』がいまいち描ききれてない……というか、書き手の頭
にある部分を読み手に伝えきれてないのだと思う。
段階を踏んで次第に感情が高まり、そして行動へ……という部分が、段階をすっとばして説明されているので、
それぞれの行動がとても脈絡のないチグハグなものに見える。

594 名前:589=592:2008/11/15(土) 21:39:03 ID:rr+jllIA
>>593
ありがとうございます。
もっと酷評されるかと思って怖々スレ開きました。
・リズム感っていうより惰性で「〜た」を続けてしまったと思います。
もっと推敲を重ねます
・外見が全くなかったですね。これも推敲して贅肉にならないように描写を入れたいと思います。
・視点のブレを起こしてました。すみません。気をつけて読み直したのですが・・
削除か手直しします。
・化粧品(小道具)で少し際だたせようかなと思ったのですが、無理がありましたね。

読みかえしてみて、心の動きを描けるように書いたつもりでしたが、
自分でもどういう手順・流れで心の動きを書いていくのか
分かってなかったような感じです。

ご指摘いただいて、ようやく良いのか悪いのかというレベルのモヤモヤも
はっきりしてきたように思います。ありがとうございました。

595 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 21:41:40 ID:PzEm4TE6
違う人だけど頑張ってー
もっと人物に入り込んだ視点の方がいいかもしれんけれど好みの問題さねksks

596 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 22:20:25 ID:w44yBd5c
吉田の視点で語ってるのに他の二人の考えが見えたらおかしいんじゃ

597 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 22:25:20 ID:PzEm4TE6
そう吉田に

598 名前:589=592:2008/11/15(土) 22:28:25 ID:rr+jllIA
>>595,596
暖かいお言葉ありがとうございます。
こうして声をかけていただけるだけでも嬉しいです。
と、同時に、もっと技を磨かねばと反省しております。
自分で書いた小説の2つめと3つめを載せました。
ありがとうございました。

599 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:17:02 ID:rKHimthH
らき☆すたでの妄想を書き留めた感じの小説?です。
自分を主人公に、な感じです。

一応友人からはそこそこの評価もらったんですが
日付変えで詰まりました。
ストーリー初日で描写省くのはどうしてもイヤなんですが
ツナギネタが出ない…orz
翌日以降のネタはいくつかストックあるんですが。
感想とともに翌日へのツナギをアドバイスいただけるとありがたいです。

時間軸は元の世界は中で言ってるように2008年6月10日です。
書き始めた日を記録する意味でも出来れば変えたくないんですが、
新ネタも出てきてるので日付設定変えようか迷ってます…

そのままコピペして投下します。

600 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:18:03 ID:rKHimthH
「らき☆すたの世界に迷い込んだある高一男子のお話」

プロローグ

 「暇だなぁ・・・」その男子はやることが無くなり、とにかく暇だった。
 男子の名は 「***(自分の本名入れてました、後で考えます)」、まぁ、どこにでも居るんじゃないかと思われる
最近若干オタクっぽさが出始めている高校1年生だ。
PCはベッドのすくそばにあり、寝転びながらPCが出来る環境になっている。
そして、PCに飽きるとそのまま寝てしまうことがよくある。
今日も、そんないつもの流れでそのまま寝てしまう。

 ―まさか、こんなことになるとはねぇ…
と、その後つぶやく羽目になろうとは、この時思いもしなかった。

第1章 〜ここは…?〜
 「ただいま〜」 「おう、お帰り」
ここは泉家。こなたが学校から帰ってきたところである。
「なんか荷物とか届いてた?」「いや、きょうは無かったな。」
「そう」「なんかまた買ったのか?」「いや、今回は懸賞。しかも[賞品の発送をもって]タイプ」
「ああ、そのタイプのやつか。でも、それだといつ来るかわからないし、信用できないって言ってなかったか?」
「いや、懸賞の応募先とか書いてあるところに大体の日付書いてあったからね、まあいつもよりは、と思って」「なるほどな」
と、泉家では結構普通な会話が続いた後、「じゃあいったん部屋戻るね」とこなた。
「夕ご飯できたら呼ぶからな」とそうじろう。「OK、了解」といいながら部屋に戻る。

 「さ〜て、まずはメールチェックかなぁ」とか言いながら部屋のドアを開けるこなた。
と同時に、誰も居るはずのない自分の部屋のベッドの上に誰かが寝ていることに気づく。
「え、ちょ、誰だよ!」とかいいながら近づく。「………完全に寝てるな…」そう、寝ていた。
ごく自然な感じで、ごく自然に寝ていた。が、こなたにとってはもちろん異常事態だ。
「…とりあえず起こすか」と覚悟を決め、起こしにかかる。
「お〜い、起きろ〜」「んん…」
「こいつ、しぶといタイプっぽいな」
なら…「あの〜、そこ私のベッドなんですが?」「ん?」この一言にさすがに反応、すぐ起きる。
そして部屋を見回し、こなたを見て、開口一番、

「ここ、どこだ…?」

と言った。

 「ここどこ、って、雰囲気でわかるでしょ。ここは私の部屋。むしろあんた誰?」
「いや、こっちの感覚的にそういうレベルじゃない」「なにそれ」
そして、決定的な一言を口にする。

『自分の感覚では、今自分は自分の世界じゃないところに居る。』

 「…へ?」「ゲームやマンガでよくあるシチュの当事者になった感覚」
「…ああ、つまり、君はどっか異世界から来た、と」
「絶対同一世界ではないよ、これは」
「おk、把握。とりあえず詳しい話を聞きたいところだけど、ここはみゆきさんやかがみ達にも来てもらった方が効率的っぽいね」
「ちょ、切り替え早いな…」
「まあ、ゲームで慣れてるから。最初の対応は[話を聞く]しかないでしょ、とりあえずは」
「まあ…ね…」
「ちなみに今日は学校午後は1時間だけで終わったからみんな呼べば来れる時間なんだよね」
「そりゃまたご都合主義的な」
「まあいいじゃん。っとその前にお父さんに話してこなきゃ。ちょっと待ってて」「了解」
そして、こなたが部屋を出て行く。そしてつぶやく。「…また暇になったか…」

601 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:18:38 ID:rKHimthH
 下でこなたとそうじろうが話している声を聞きながらさすがに今度ばかりは寝れないとか思いつつ
こなたが戻ってくるのを待つ。
 そうこうするうちにそうじろうとの話は終わったようで、こなたが部屋に戻ってくる足音がする。
そして、こなたが電話の子機を持って戻ってきた。
 「とりあえず、必要最低限のことは聞いておくよ」「名前とか?」「そう」
「んじゃ、まず名前は?」「***」
「年齢と性別」「16歳 男」
「あ、じゃあ年下なのか」「やっぱり」
「え?やっぱり?」「うん、こっちはそっちを知ってる」
「何それ?どういうこと?」

『こなたサイドはこっちの世界ではマンガの登場人物なんだよね』と***は言った。

 「ちょ、マジで名前知ってるよこの人」「だから知ってるって言ったじゃん」
「で、わたしとかがマンガの登場人物?」「うん、らき☆すたって言う…」
「へぇ…って電話するの忘れてた!電話しなきゃ」「まぁ、こりゃ忘れるわなぁ…」
そしてこなたが事情を簡単に説明しつつみんなを呼ぶ。
「みんな今すぐ来るって」「そりゃ来るよね」
「まあね」「で、これ以上は聞かないの?」
「みんな来てからのほうが効率いいもん、とくにみゆきさんならいい質問してくるに違いない」「だろうね」
「あ、みゆきさんとかも知ってるのか。…じゃあかがみんを一言で言うと?」「ツンデレ」「やっぱりそうなるか」
とか、この人はどうだ的会話が続くのだった。

第2章 〜コマンド「話を聞く」〜
 「みんなここまで乙」みんながそろったところでこなたがまず口を開く。
「えっと、ここに居る***君は自称異世界人です。ハルヒが最初の自己紹介で言った中でまだ出てきてない存在です」「おいおい」
「で、質問の効率を上げるためにみんなに来てもらったんだけど…」
「では、私からいくつか」
「まず、あなたが居た世界はこの世界とどのように違いますか?」「う〜ん、そっちサイドはこっちじゃマンガ」
「それ以外には?」「いや、いまのところあとは大差なさそうだなぁ」
「では、私たちがマンガ、と言うお話ですが、世界に大差が無いことから察するにそれは日常系マンガということですね?」
「うん、日常系4コマ」「ファンタジックではない、ごく一般的なあるあるネタ系ということですね」「そうそう」
「では次の質問です。あなたの世界ではあなたはどこに住んでいましたか?」「新潟だよ」
「結構距離あるね」と、つかさが口を開く。
「では、あなたが覚えている最後の自分の世界での記憶を教えてください」
「暇になってベッドで横になった。多分そのまま寝たんだと思う。で、いつのまにかここにいて、こなたに起こされた」
「一応こっちのほうが年上なんだけど…まあ、マンガのキャラに敬語使う人はそう多くはないか」と、こなた。
「では、ここはあなたの夢なのでは?」「多分それはないと思う。凄く感覚がはっきりしてて夢とは違う。むしろ異世界感が強いな」
「そうですか…」
「みゆきさんからは以上?」「…はい、ありがとうございます」

602 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:19:30 ID:rKHimthH
 下でこなたとそうじろうが話している声を聞きながらさすがに今度ばかりは寝れないとか思いつつ
こなたが戻ってくるのを待つ。
 そうこうするうちにそうじろうとの話は終わったようで、こなたが部屋に戻ってくる足音がする。
そして、こなたが電話の子機を持って戻ってきた。
 「とりあえず、必要最低限のことは聞いておくよ」「名前とか?」「そう」
「んじゃ、まず名前は?」「***」
「年齢と性別」「16歳 男」
「あ、じゃあ年下なのか」「やっぱり」
「え?やっぱり?」「うん、こっちはそっちを知ってる」
「何それ?どういうこと?」

『こなたサイドはこっちの世界ではマンガの登場人物なんだよね』と***は言った。

 「ちょ、マジで名前知ってるよこの人」「だから知ってるって言ったじゃん」
「で、わたしとかがマンガの登場人物?」「うん、らき☆すたって言う…」
「へぇ…って電話するの忘れてた!電話しなきゃ」「まぁ、こりゃ忘れるわなぁ…」
そしてこなたが事情を簡単に説明しつつみんなを呼ぶ。
「みんな今すぐ来るって」「そりゃ来るよね」
「まあね」「で、これ以上は聞かないの?」
「みんな来てからのほうが効率いいもん、とくにみゆきさんならいい質問してくるに違いない」「だろうね」
「あ、みゆきさんとかも知ってるのか。…じゃあかがみんを一言で言うと?」「ツンデレ」「やっぱりそうなるか」
とか、この人はどうだ的会話が続くのだった。

第2章 〜コマンド「話を聞く」〜
 「みんなここまで乙」みんながそろったところでこなたがまず口を開く。
「えっと、ここに居る***君は自称異世界人です。ハルヒが最初の自己紹介で言った中でまだ出てきてない存在です」「おいおい」
「で、質問の効率を上げるためにみんなに来てもらったんだけど…」
「では、私からいくつか」
「まず、あなたが居た世界はこの世界とどのように違いますか?」「う〜ん、そっちサイドはこっちじゃマンガ」
「それ以外には?」「いや、いまのところあとは大差なさそうだなぁ」
「では、私たちがマンガ、と言うお話ですが、世界に大差が無いことから察するにそれは日常系マンガということですね?」
「うん、日常系4コマ」「ファンタジックではない、ごく一般的なあるあるネタ系ということですね」「そうそう」
「では次の質問です。あなたの世界ではあなたはどこに住んでいましたか?」「新潟だよ」
「結構距離あるね」と、つかさが口を開く。
「では、あなたが覚えている最後の自分の世界での記憶を教えてください」
「暇になってベッドで横になった。多分そのまま寝たんだと思う。で、いつのまにかここにいて、こなたに起こされた」
「一応こっちのほうが年上なんだけど…まあ、マンガのキャラに敬語使う人はそう多くはないか」と、こなた。
「では、ここはあなたの夢なのでは?」「多分それはないと思う。凄く感覚がはっきりしてて夢とは違う。むしろ異世界感が強いな」
「そうですか…」
「みゆきさんからは以上?」「…はい、ありがとうございます」

603 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:20:19 ID:rKHimthH
 「じゃあ次は誰が話聞く?」「むしろちょっとこっちが聞きたいこともあるんだけど。聞くほどなのか怪しいけど」
「ん?何?」「今日は何年何月何日?」「あ〜、よくある質問だね。今日は2007年6月10日だよ」
「あ、ジャスト1年戻ってる」「じゃあある意味未来人でもあるのか」
「いやそれはどうなのよ」とかがみがツッコむ。
「あともう一個いい?」「どうぞ」
「いまみんなは高3?」「そうだよ。ゆ〜ちゃんやひよりん、パティが1年生」
「なるほど、少なくとも2〜3巻以降に居るのか」「どういうこと?」
「いや、現1年組はこっちで言うところの2巻以降の登場なんだよね」「ふーん…」
「あ、じゃあそっちのマンガ内では今私たちいつ?」
「ん〜…5巻ラストは夏休みって表記があるけど…その5巻の真中あたりでゆい姉さんがコタツに隠れてるってのがあったからなぁ…」
「ハルヒ的に時間軸メチャクチャ?」「途中までは自然に時間経過してたんだけどね。高校卒業回避中っぽい」
「じゃあむしろサザエさん時空になるのか」「いや、そういう風にはしませんって作者さんが言ってた」
「じゃあやっぱり現時点ではハルヒ的か」「そんな感じかな」
 「あとなんかある?」「いや、大丈夫。そっちは?なんかある?」
「いえ、私は多分もうないです」と、みゆきさんが言う。
「私もいいかな。みゆきが聞いてくれたし」と、かがみも言う。
「わたしは最初から何聞いていいか思いつかなかったよ」と、つかさがつかさらしいことを言う。
「私も無いかな。じゃあ質問タイムはひとまず終了。次は今後どうするかだけど…」
「自分はどうしていいかわからんのでそっちで考えてくれ…」と***。
「そりゃそうか。まさか誰の家がいいとか自分から言い出すわけにもそうそういかないだろうし」とこなた。
「まあ、内心何かしら思ってはいると思うけどね…」とかがみがさりげなくツッコミ。「うっ…痛いところをつくなぁ…」

「…一度希望を聞いてみる?」「「「「え?」」」」

「それが実現可能ならそれでもアリかなぁ、ってね。希望が通るほうとしては嬉しいだろうし」
「まあ、それもそうかもね」と、かがみがまず賛同し、
「そうですね、そのほうが良いかもしれません」と、みゆきさんも賛成する。
「わたしもそれがいいと思うな」と、もちろんつかさも賛成である。
「よし、じゃあそっちの希望は?」「こなたのとこが良いかな。話合いそうだし」
「ああ、なるほどね、そういうことか」
「なるほど、アンタもオタクなわけね」
「まあ、まだかなり浅いほうだけどね」
「じゃあ、お父さんにちょっと聞いてくるよ。ダメならまた別な対応を考えなきゃだし」
「そうですね、今のうちに聞いておかないと今後の対応を考えるのが大変かもしれませんね」
「じゃあ聞いてくるからみんなちょっと待ってて」と言って部屋を後にする。

604 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:21:00 ID:rKHimthH
 「しかし…」「ん?何よ?」「まさか、こんなことになるとはねぇ…」
「そりゃ日常でマンガの世界に行くと思う人なんか居ないでしょ」「そりゃそうだけどさ」
「そうですね。何が起きたかわからない以上、ひとまずどこかにお世話になる必要がありそうですが、泉さん大丈夫でしょうか」
などと言っているうちにこなたが戻ってくる。
 
「OKだって。なんとなく闘争心燃やしてそうだったけど」「「「「ああ、なんとなくわかる気がする(します)…」」」」
「あ、もう一つお聞きしたいことがありました」と、みゆきさんが言う。
「ん、何?」「マンガという事は名無しさんもかなり居るはずです。とりあえず名前をご存知の方を挙げてください。出来るだけフルネームでお願いします」
「こなた、かがみ、つかさ、みゆきさん、日下部みさお、峰岸あやの、白石みのる、八坂こう、小早川ゆたか、岩崎みなみ、田村ひより、パトリシア・マーティン…」
「泉そうじろう、成実ゆい、高良ゆかり、柊いのり・まつり・みき・ただお、黒井ななこ先生、桜庭ひかる先生、天原ふゆき先生、小神あきら…」
「う〜ん…あといたかなぁ…記憶力自信あるほうじゃないから…」
「で、主人公キャラは?」「こなた」「へ?私?」「ちょっと意外ね」
「でもよく考えると私たちの中心はやはりこなたさんですよね」
「そうだね。うん、こなちゃんが中心に居るよね、大体」
「そうねぇ…1年生組なんかはゆたかちゃんがこなたの親戚なのがきっかけだもんね」「なるほどねぇ」
「アニメ化は?」「もちろんされてるよ。というかみんなその声のまんま…」
「製作は?」「京アニ」「すごいじゃん!」
「原作が角川で製作が京アニってことでアニメにハルヒ系のネタが結構でてくるよ。コスプレ喫茶なんかまんまハルヒだし」
「あ〜…そういえばそうだったわね…」「パトリシアさんもみくるちゃんやってたね」

 「って、そういう雑談的なのは今はいいから…今度こそ双方聞くことはない?」とかがみ。
「うん、私はないよ」と、こなた。
「わたしもないかな」と、つかさ。
「私からもありませんね」と、みゆき。
「こっちも特にないな」と、***。
「じゃあ私たちは帰っていい?」
「あ、まだ異世界からの品物がないか探してないんだけど、手伝ってくれない?」「物探ししてないんだ」
「人数が多いほうが効率は良いですしね。お手伝いしましょう」と、みゆきさんが手伝う意思を表明する。
「しょうがないわね…それじゃあ手伝うか」と、かがみ。
「こなちゃん、わたしはどこを探せばいいの?」と、つかさが聞く。
「みんなで分担して家中探そう。かがみとみゆきさんとつかさは2階をお願い」
「わかりました。部屋分担はこちらですればいいですね?」「うん、お願い」
「ってことは?」「私とお父さんと***で下を探すよ」
「やっぱりそうなるのか」「何か問題でも?」「いや、別に」
 そして下へ行き、そうじろうにこなたが事情を説明。
「なるほど、この子の持ち物探しか」「そういうこと。かがみ達が上探してるんで私たちで下を探そうかと」
「よし、わかった。じゃあこなたたちはそっちの部屋を探してくれ。俺は書斎で探してくる」「OK」

というわけで、所持品探しが始まったのだった…

第3章 〜捜索〜
 「それじゃあ探そうか」「というかなんかないと困る…」「だね。手がかりになるものがあれば良いけど…」
ゴソゴソ…ガタッ! ………バサバサッ!
「…ん?」「どうした?」「私が見覚えないPCが…」
「どれどれ…ってそれ俺のだ!」「何ッ!?」「あ、先代PCのHDDまで…」
「先代?」「うん、操作ミスでシステムデータ飛ばしちゃって起動しなくなって…」「そりゃやっちゃったねぇ…」
「こっちに繋ごうと思ったんだけどカバーの開け方がわかんなくて…貰い物だったから」「なるほど」
「…そういえば寝る前に小説作ってたっけ…」「小説?」
「…のはずが現実化してるけどね…」「そういう内容かっ!」
「ははは…」 ゴソゴソ…ガサガサ…
 
「ここにはもう何もなさそうだね」「みたいだな…」「んじゃ、他はどうだったか聞いてみますか」
「お、こなた。そっちは終わったのか?」
「うん。***のPCがあったよ」「そりゃすごいな…」
「そっちは?」「いや、何もなかった」
「そう…」「上はどうだろう?」「そうだね、聞きに行こうか」

605 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:21:39 ID:rKHimthH
「あ、こなた。そっちは?なんかあった?」「うん、***のPCが」
「それはすごいわね…」「あ、お父さんと反応同じだ」「え゛、マジ?」
「こっちにはそれらしきマンガがあったけど…」「らき☆すた…?」
「…どうも俺のっぽいな」「あ、やっぱり」
「私達がマンガになってて、タイトルがらき☆すたって言ってたよね?」「うん、これだね」
「確かに私達そのものね…見つけたときはびっくりしたわよ」
「中見た?」「まあ、ある程度ね。もう既視感どころじゃないわよ、コレ」
「そりゃそうだろうね、何せ日常ネタだっていうんだから」
「PCにはアニメ本編動画あるけど…」「それも気になるわね」
「そうだね、見てる時間は…ちょっと微妙だね…つかさたちは?」「そろそろ戻ってくると思うけど…」
などと言っているとタイミングよく「お姉ちゃん、こんなのあったよ」と言いながらつかさが戻ってくる。
「あ、これもらき☆すただね」「私が見つけたのが1巻、つかさが2・3巻…」
「4・5があとあるんだけど…みゆきさんが持ってくるかな?」と言っていると
「はい、4・5巻はこっちにありました」と、みゆきさんも戻ってきた。
「じゃあこれでらき☆すた原作がそろったわけか」
「読んでみてかまいませんか?」「どうぞ。なんか手がかりになれば良いけど」
「むしろPCじゃない?」「うん、PCも調べたほうがいいかもね」
「…あまり人に見られたくないデータもかなりあるんだが」
「あ〜、わかるよ、うん。わかる。あ、じゃあみんなが帰ってから私が責任持って確認するよ。話合うんでしょ?」「まあ一応…」
「プライバシーがありますからね。私はそれでかまいませんよ」
「じゃあそうしようか」
「あ、ちょっと確認したいことがあるんだけどPC使わせてもらっていい?」「ん?何?」
「いや、もしかしてメルアド生きてたりするかな…と」
「それはちょっと無いんじゃない?普通に考えたら…」とかがみがもっともな事を言う。
「でもマンガとかだとなぜかアカウント生きてて異世界に飛ばしたやつからメールきてたりするよね」「それがありそうでさ」
「うん、いいよ。…あ、ちょっと待って」
「またなんか見られるとヤバイもん見てたんじゃないの?」「ありそうだなぁ…」
「なんでもいいじゃん。ほい、どうぞ」「ありがとう。えっと…」カタカタカタカタ…
「どう?」「…マジで生きてたよ…しかもなんかメールきてる」
「マジで!?」「うん…えっと…」
「「「「「『そちらの世界へ君を送りし者』…?」」」」」

 『私は人々の妄想を現実化出来る力を持ち、またそれを趣味とする者だ。今回は君の妄想を選んだ、というわけだ。』
『君はこれから最低2週間はそちらの世界に居ることが出来る。そして2週間後に君は1度目の帰るか留まるかの選択の機会を得る。』
『君は複数回、帰るか留まるかを選択する機会を得る。その回数・間隔はこちらの気まぐれだ。』
『君の持ち物をいくつかそちらへと送った。パソコンはそちらで変更・作成したデータを元の世界へ持ち帰ることが出来る。』
『君がそちらに居る間、こちらでは時が止まったような状態になる。そちらにいくら居ようとも、元に戻れば寝た直後だ。』
『私が最後の選択、と決めたとき、戻らず留まることを選んだとき、君は永久にもとの世界へ戻る手段を失う。』
『また、最後の選択で戻らなければ、元の世界の君は死亡する。また、そのそばに、私が間接的に君を殺した、とメッセージが記される』
『とりあえず今後2週間はそちらでの生活を楽しむことだ。確実に1回目の選択は2週間後に訪れる。』

606 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:22:12 ID:rKHimthH
 「………」「さすがにここまで来るとネタとは言えないね…」と、こなた。
「そうですね…信じられませんが、信じざるを得ないですね」と、みゆきさん。
「…なんだかとんでもないことに巻き込まれたみたいね…」と、かがみ。
「…えっと、とりあえず2週間はこっちに確実に居ることになるんだよね?」と、つかさ。
「そうみたいだな…」
「で、どうするの?」と、こなたが明らかに説明不十分な質問をする。
「どうするって何よ?」と、もっともなかがみのツッコミ。
「いや、今後どのように過ごすのかってことだよ」
「まあ、こいつの言うように、2週間は安泰で、なおかつ最低もう1回選択の余地があるなら、とりあえずは楽しむべきなのかな、と…」
「そうですね、このメッセージをそのまま受け取れば、それが最善でしょうね」と、みゆきさん。
「で、学校とか、そういうのはどうするわけ?」と、かがみが聞く。
「どうしよう、黒井先生に話してみる?」と、つかさが言う。
それに対し「それで何とかなるとは思えないんだけどねぇ…」「そうですね、難しいと思います」と、かがみとみゆきさんが苦言を呈す。
「こういう時には駄目元で話すもんだよ」と、こなたがつかさをフォローする。
「そうだよ、明日聞いてみようよ」と、つかさがさらに言う。
「そうですね、このような非常事態ですし、駄目元でも話すべきかも知れませんね」と、みゆきさんも考え直す。
「じゃあ、明日聞いてみましょう。で、本当にそろそろ私達は帰っていい?」とかがみが聞く。
「そうだね、今日のところはもういいかな」
「では、私達は失礼します」
「じゃあ、また明日学校でね」
「じゃあね〜」
「うん、じゃあまた明日」

というわけで、かがみたちは帰宅したのであった。

第4章 〜布教用〜
 「みんな帰ったのか?」「うん、いろいろ見つけたし、もう今日のところは良いかな、って」
「で、何か収穫は?」「《自称》***をこっちに送ったやつからメールがきてた。最低2週間はこっちに居ることになるらしいよ」
「そうか、わかった。***君、よろしくな」「はい、よろしくお願いします」
「とりあえず空いてる部屋使ってもらえばいいかな?」
「うん、それでいいだろう。2階に簡単に片づけすれば使える部屋があったから、そこでいいな」
「だね。まぁ、自分で片付けてもらえばいいかな」
「そういえばゆ〜ちゃん遅いなぁ。何か言ってたっけ?」
「『田村さんのところに行ってくる』って言ってたと思うぞ。時間的にそろそろ帰ってくると思うが」
と言っているとタイミングよくゆたかが帰ってくる。「ただいま〜」「あ、おかえり〜」
「あれ、その人は?」「今日から最低2週間居候確定の桑島 ***君。一応ゆ〜ちゃんと同い年らしいよ」「どういうこと?」
「ん〜…異世界から飛ばされてきたみたいだね」「え!?」
「…まあ証拠もいくつかあるからあとで見せるよ」
「じゃあ夕食の準備でもするかな」「え?してなかったの?」
「物探ししたりしてたからな。それに一人増えたわけだし」
「ああそうか、増えたから予定と違ってくるのか。じゃあ私の部屋で待ってて。出来たら呼ぶから」「わかった」
「適当にマンガとか読んでていいよ」「うん、ありがとう」

607 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:23:08 ID:rKHimthH
―そして、夕食後…

 「じゃあ、簡単に説明するね」「うん、お願い」
「***は簡単に言うと異世界人。自分の部屋の自分のベッドでうたた寝してたらいつのまにかこっちに飛ばされてて私が帰ってきたらもう部屋にいて寝てたから起こした」
「で、ご都合主義的に午後は1時間で授業終了だったのですぐみんなを呼んで質問タイムと物探し」
「***の世界ではこっちはマンガ。物探しで1〜5巻まで全部見つけた。それとなぜか***のPCがあった」
「………」
「へんじがない りかいできないようだ」「………………」
「い〜ま〜の〜僕〜に〜は〜理解できない〜」「…はっ!?」
「あ、我に返った」「それなんですか?」「…言葉では概念を説明できないし理解もd」「状況をループさせる気かっ!」
「あはは、ごめんごめん、ついね」(二人のテンションについていけない…)
「とりあえずなんとなくはわかった?」「う〜ん…まあ、なんとなくは…」
「普通に考えてどう考えてもデンパなことを並べ立ててるようにしか思えないような状態なんだし、とりあえずそれで十分だと思うなぁ」
「まあ私はゲームで慣れてるから対応できるけど…それと同じ理解力を求めるのは無茶だよね」
「…なんだか田村さんやパティちゃんが話を聞きたがりそうな気がする」「ああ、あの二人なら話を聞いたらすぐ来たがるねぇ」
「なんか夏コミの同人誌のネタにされそうな気がしてきた…」「あ〜ありそうだねぇ…覚悟しといたほうが良いかも」
「まぁ、悪くは無いけどね」「あ、いいんだ」「それも記念に…なるかな?」「まあなるんじゃない?」
「というか夏コミ行ってみたいなぁ」「う〜ん、次に〔あいつ〕からメールきたときにでも交渉でもしてみる?」「何て?」
「いや、単純に『夏コミ行きたい、次の選択の機会をその後にしろ』とか」「そんなんでいいんだろうか…」
「とりあえずはいいんじゃない?返答なんか駄目元で」「そりゃ駄目元だろうけど…」
「だんだんついていけなくなってきたんだけど…」「いつのまにか今後の事話し始めちゃってたね…」
「ゆ〜ちゃんは何か聞きたいこととかある?」「う〜ん、特に無いかな」
「じゃあ今夜は話し合いタイムは終了、各自自分の部屋に戻る…でいいかな」
「そうだな、そろそろ時間も遅くなってきたことだし」「まあ私はネトゲやってから寝るけどね」
「やっぱりそうなるのか」「うん、お姉ちゃんいつも寝る前に必ずゲームやってから寝てるよ」
「1日1回はログインしておかないといつのまにかいろいろ状況変わってたりするんだよ」
「ふーん…俺のPCスペック不足でネトゲなんかまともに動かないからぜんぜんやったこと無いからよくわからんな…」
「まぁ、ヘタにハマると生活に支障きたすからねぇ。私が言うのもなんだけど」「まったくだな」
「じゃあ、おやすみ〜」「おやすみ〜」と、ゆたかが部屋へと戻る。
「俺、寝れるのか…?」「時間つぶしにマンガなら貸すよ?」「じゃあせっかくだし借りようかな」
「おk。過去にどんなのにハマった?こっちにもあるタイトルならそこから好み考えて紹介するけど」
「ひぐらしのなく頃に、涼宮ハルヒの憂鬱、らき☆すた、ひだまりスケッチ…てとこかな」
「う〜んと、じゃあとりあえずコレは?」「『みなみけ』か」「お、知ってる?」
「Yahoo!知恵袋で紹介された経験あり」
「ってことは名前は知ってるけど内容を知らないが興味ありって所かな?」
「まーそんなとこかな」「まぁ紹介経験ありなら多分大丈夫でしょ。はい、どーぞ」「サンキュー」
「読んじゃってまたヒマなら適当に探して持ってって。ネトゲって結構集中力大事でね」「了解」

608 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:27:35 ID:hEF9+Rb2
こういうのもUPしました。
よろしければご一読の上、ご感想なども宜しくお願いします。
ttp://ncode.syosetu.com/n4815f/

609 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 23:43:16 ID:pN0EicsE
投下終了です。
>>601-602ですが、専ブラ側でローカルあぼんしてて見えてませんでしたorz

さるさん引っかかったのでシベリア郵便さんにレス代行依頼です…
ID違うけど気にしないで下さい

610 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 01:30:20 ID:AveMTVkj
>>599
何だか、目をつぶった状態でアニメを見ているような感覚になった。
二次作品とはいえ、いくら何でも描写がなさすぎる。
簡単な状況説明と台詞の羅列でしかなく、これじゃあ台本にもならんよ。
例えば部屋の様子を描いたり、話している間のキャラの仕草や表情の変化を描いたり、そ
ういった部分を少し加えるだけでも、読者の印象はかなり変わると思う。


>>608
実在の人物をそのまま登場させるのはアレなんで、せめて名前変えるくらいはしよーぜ。
あと、お笑いをモチーフにしてるからには最後に何か気の利いたオチがほしかった。

611 名前:608:2008/11/17(月) 13:48:19 ID:FUfMfKI6
>>610
ありがとうございます。
名前は変えるべきでしたね^^;
オチはもう少しひねって考えて、書き足したいと思います。

612 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 00:50:35 ID:QtTz/Yfj
>>607
取りあえず、文章作品を書きたいのならもう少し“読む”習慣をつけた方がいいかと。
普段、マンガしか読んでないだろ?

613 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 01:45:32 ID:dmTXv+rZ
>>607
友達は本当に全部これを呼んだのか?もしそうなら凄い忍耐力だ。
故意に理解を困難にしているのかと思うほどの文の構成で、
このスレじゃなかったら精神病院に行けといわれたぞ

614 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 02:16:22 ID:iZ/0Fvn/
>>607
正直パネェっす。文章として成立していない。とりあえず本を読みましょう。

615 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 15:00:07 ID:/su1MCnV
今朝、珈琲をいれたマグカップから、悪魔が生まれたんだ。

真ん中に渦を作って、カップの淵に波紋を広げながら、
湯気と一緒に、ゆっくりゆっくりと上ってきたんだ。
でも僕は、昨日のニュースを流しているテレビが気になって、
口に含んだパンを流し込むために、珈琲と一緒に悪魔を飲み込んでしまった。
悪魔は死んだ。

ふと気づくと、家を出る時間が迫っていた。
今日は雨が降っている。いつもより道も込むだろう。
僕はあわてて食器を片付けると、急いでネクタイを首に巻いた。
その時、玄関に置いてある黒い革靴から、悪魔が生まれたんだ。
牛皮の皺から這い出るように、真っ黒い肢体をくねらせるように、
ゆっくりゆっくりと悪魔が上ってきた。
でも僕はそれに気づかないで靴を履いた。悪魔は死んだ。

バスを待っていると、雨足が強くなってきた。
道路の溝に水溜りが広がってきた。
すると突然、その水溜りから悪魔が生まれたんだ。
でもその上をタクシーが通過したので、悪魔は死んだ。

バスに揺られながらぼんやりと窓を眺めている時。
トンネルを通過中に窓ガラスが鏡の役割をしたんだ。ふと目に入る自分の顔。
今朝、剃り残した無精ヒゲに気づいて、思わず苦笑していると、
毛穴の中から悪魔が生まれたんだ。

ものすごく狭そうだった。
明らかに無茶だった。
やめろ。やめておけ!
僕が少しだけ心配していると、やがて悪魔は死んだ。
秋が過ぎていく。

616 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 22:03:23 ID:Fi/GHKtG
どういう作品だよwww
無駄に雰囲気だけあるなw

617 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 12:21:12 ID:O6rjuUcr
俺は死ぬのかもしれない。
奇病。
もはや、そう表現するしか無いだろう。
全身の毛穴が開く。
全身に無数にある毛穴の全てが、環境や意思に反して開く。
最初に気付いたときは、直径1mm程度。 それはすぐに1センチ程に達した。
すでに手遅れだったのだろうか。今では、直径が1メートルを越している。
毛穴はその後もどんどん広がっていく。

俺はもう駄目かもしれない。
俺の毛穴に、水溜りが出来始めた。

本当にもう駄目かもしれない。
俺の毛穴に、ちょっとした海が出来ていた。

もう駄目だ。
俺の毛穴に、昆虫や鳥類が住み始めた。

毛穴はどんどん広がっていく。

本当にもう駄目?
俺の毛穴に、食物連鎖が出来上がり始めた。

ああ、やっぱり駄目だ。
俺の毛穴に、知的生命体が社会を形成し始めた。
 
もはや、どこからどこまでが毛穴なのか分からない。
何が自分の身体なのか分からない。
お前らは俺の穴に住んでいるのか?
穴は俺なのか? その空間は、俺ではない何かなのか?

パレードが始まって
大きな花火が鳴り響く。

さようなら。俺。
死とは何だ?

618 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 16:07:28 ID:lywDkWsC
よくわからないがオサレですね。
そういえば「全身の毛穴をブチ開けろよ!」とかいうセリフに聞き覚えがあるんだが、
なんだったか。


619 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 19:25:24 ID:B5pub+hl
純粋な小説じゃなくて、動画小説っていうの作ってるんだけど、スレ違いだったらごめんよ……

まだ未完だし、稚拙で意味が判らない話(作者ひとりよがり)になってるかもしれない。
だから、もしそれでもいいって人がいたら、途中まででも酷評でも感想を聞かせてくれないか。

俺ならきっと何かできる! って思ってたけど、やってみたら全然だめだった。
それでも誰かをワクワクさせる何かを作りたいんだ。

あらすじはこんな感じ

罪悪感と恐怖心を利用した、実在する「呪い」
呪いによって現実と夢を逆転させられてしまう少年と、
彼を助けるために現れた少女。
現実を拒否する少年を巧みな「嘘」で助け出そうとする。


一話目解説に「創発晒し」って入れておくよ。

ttp://www.nicovideo.jp/mylist/8208058

620 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 20:57:36 ID:P1FJtw4S
>>619
なんかうまく見れないんだけど

621 名前:619:2008/11/19(水) 21:02:05 ID:B5pub+hl
>620

あ、ごめん。1話だけ何故か10秒でとまっちゃうんだ。
15秒ぐらいまでとばしてくれるとみれると思う。

というかそもそもニコ動も誰でも見れるわけじゃないよね。

レスも推敲しないと駄目だった……

622 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 23:31:44 ID:3gyGZ2F/
小説書き数ヶ月の初心者です。
なんか構成とか句読点の打ち方とか変だなぁ、とは思うんですけどいくら自分で手を加えても違和感が残るので、皆様の意見を聞きたいなぁ、と。
甘口〜中辛くらいで御願いします。

####ここから####
「……お前らもこりねえなぁ……」
 なんて呟きながら、首だけ動かしてあたりを見渡す。パッと見ただけで、十数名以上のいかにもガラの悪そうな連中が私の周りを取り囲んでいる。全員が全員、下品な笑みを浮かべており、皆金属バットや木刀で武装していた。
 ……しかし、何なんだその肩についてるトゲとか、モヒカンとか。某世紀末を舞台にした漫画の登場人物(しかもザコ)のつもりかね。
 その中でも特に体格のいい、いかにもボスっぽい風貌の男(実際こいつらのボスである)、黒沢が私の正面に立った。
「へっ、今日という今日は覚悟してもらうぜ……」
「……その台詞、これで何回目だー?」
 主人公に何回も蹴散らされるザコキャラの台詞の台詞だぞ、それ。まぁ実際にザコなんだけど。
「……調子に乗ってられるのも今のうちだ……」
 と、黒沢は手に持った木刀で、自分の部下達を指す。
「見ろ、この数を! これが俺の部下全員だ!!」
 ……その程度で脅してるつもりなのかね、と冷めた目で見つめる。
「……ど、どうしたんだよ、ビビレよ!」
「ビビレ、って言われてもな……」
 むしろお前の方がビビっているように見えるわけだが。
「お前、この間五人がかりで大負けしたばっかりじゃねえか……それがちょっと倍に増えたって怖くもなんともねーよ」
「なっ……んだと……!?」
 ……あれ、そんなに挑発っぽく聞こえたか? 怒らせるつもりはなかったんだが。相変わらず気の短い奴め。
 軽く溜息を吐きながら、肩をすくめた。
「やれやれだ……ってあれ?」
 黒沢の方を向くと、なんか真赤な顔でこっちを睨みつけている。やべっ、どうやら今の動作で完全にキレたらしい。今にも何か怒鳴り散らそうと、大きく息を吸っている。
「もういい!! 手前らやっちま」
 言い終わる前に顔面にハイキックを叩き込んだ。首が面白いくらい捻れて、愉快に吹っ飛んでいく黒沢。
「がはっ」
「く、黒沢さぁん!?」
「て、手前っ!!」
 と、黒沢の部下が叫ぶと同時に、黒沢は地面と熱いキスを交わすこととなった。そのまま、ピクリとも動く様子がない。ううん? これで私の四六勝目か?
「くそったれ、かかれぇ!!」
「おおおお!!」
 ボスを失った男達が、一斉に私に飛び掛ってくる。その動きには統率も何もない(黒沢がいても変わらないだろうけど)。
 そいつらに向かって、私は挑発するように親指をくいっと下におろす。そして、とびっきり挑発するような笑みを浮かべて(いつも鏡の前で練習しているので、かなり自信がある)言い放った。
「やれやれ、まぁた時間の無駄だぜ」
 夕日に染まった、川原の近くのスポーツ公園のことである。
####ここまで####

623 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 00:03:39 ID:l/aVOs1U
改行した方がいい、あと括弧の多様もやめた方がいい
文の陳腐化に拍車をかけている


624 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 00:04:40 ID:Am0MXOdU
台詞多すぎね?

625 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 03:09:27 ID:Lw7hCfXr
地面に熱いキスというのが欧米的?だがユーモア溢れて面白いな。
使い古されているのかもしれないが案外いい表現だと思った。
まあだけど少なすぎて評価の仕様が無いというのが実情だ。


626 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 08:20:22 ID:a+/0yHK9
地の文に口語を入れているのはわざとか?そうでないならやめたほうがいい。


余談だが俺の彼女は長門有希だ。昨日は俺んちまで来てカレー作ってくれたぜw

627 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 14:39:57 ID:CiENSoYW
>>622
率直な感想を言うと、話の展開も台詞も拙いし、陳腐そのもの。
だけど、文章自体はリズムよくて読みやすいし、センスあるんじゃないかなあとも感じた。
元々、本を読むのが好きなタイプだと思う。書き続ければ、かなり伸びるんじゃなかろうか。

個人的な提案としては……
・三人称で書いてみる(一人称だと、慣れない内は独りよがりな文章になりがちだし、展開も制限される)
・長編を一本書くよりも、掌編や短編を何本も書く(アイディアや構成を考える練習になる)
こういった練習をしてみるのはいかがだろうか。

文章作法に関しては後からいくらでも身に付くので、そんなにこだわらないでもいいと思うが、取りあえず……
・句読点は、実際に書いたものを音読してみて、息継ぎのタイミングに合わせる。
・改行は40〜50字くらいの間隔で。
こんな感じでいいんじゃないかな。

行き詰まったら、その辺の小説・シナリオ関連のマニュアル本や、webサイトを参考にしてみるといい。

628 名前:622:2008/11/20(木) 21:19:36 ID:IEr2x6xS
色々とアドバイスありがとうございます。

>>623
確かに改行しないと見難いですね……
括弧とか使うの大好きなんですけど、言われて改めて見ると、確かになんか読みにくいような。

>>624
そうですか?
私はこれくらいで丁度いいかなぁ、と思ったんですけど……

>>625
どこかの作品で見たことがあります。<地面に熱いキス
これからもちょくちょく作品を投下していこうと思うので、よろしく御願いします。

>>626
どちらかといえばわざとやりましたが……まずいですかね?
ライトノベルとか読んでると割りとよく出る書き方かなぁ、と思ったんですが。
それと長門は俺の嫁。

>>627
こんなに長い感想&アドバイス、有難う御座います。
センスがあるなんて言われたのは初めてです……
確かに、一人称で書いてると三人称で書いてるときよりも何となく書き辛いですね……
慣れるまでは三人称で書いていこうと思います。

629 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 03:02:12 ID:IGwy3INR
>>622
俺も文章のテンポいいと思うな。平易で読みやすい
残念なのはキャラや展開が薄っぺらいこと
主人公に余裕がありすぎて、読み進めても緊張感や達成感を得られないだろうなって思った
このあと道化に変わるとかなら、こういうお約束な展開もアリだけど

630 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 10:33:42 ID:bVornP17
>>622
・三点リーダ多いのが気になるー。文章がスカスカして見えるから減らした方がいい。意外と減らしても雰囲気出るから
・ボスっぽい、じゃ黒沢のキャラ・風体がわからんよ。
・独白ばっかりで描写がおざなりな気がする。もっと辺りの様子も書いて欲しい
かなー

631 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 18:20:42 ID:52/fVSgU
ラブコメ予定のラノベを真似た小説のプロローグ書いてみたんだけど、投下してもいいですか?

632 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 18:29:57 ID:TKbBFOyB
>>631
見てみないと何とも言えないので、
その真似たと言うラノベのタイトルも投下の際に教えてください。

丸写しはダメよw

633 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 18:32:47 ID:52/fVSgU
作品を真似たんじゃなくて、ラノベ特有の軽い文体を真似たという意味ですw

634 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 18:36:27 ID:TKbBFOyB
>>633
ああ、そういう事なら問題なんじゃないでしょうか?


635 名前:1:2008/11/21(金) 18:44:45 ID:52/fVSgU
じゃあ投下してみますwアドバイスとかくださいw

ぷろろーぐ

 晴天直下の昼下がり。
 雑居ビルが立ち並ぶ街中で、黒山が取り囲む中心部に僕たち三人と向かい合う一つの異形。
 僕の右隣には制服姿の長身少女――久遠《クオン》が立っている。
 白と紺を基調にしたツートンカラーに赤のスカーフがアクセントのセーラーと紺のプリーツスカート。
 黒のカチューシャでワンサイドアップにまとめたダークブラウンの髪。目鼻立ちは端整で年齢不相応の色っぽい口元
が目を引くが、姿態全体からは快活さや清々しさが溢れている。
 対して僕の左。同じ制服姿でたおやかに佇むのは小柄な少女、永遠《トワ》だ。
 黒髪ショートの清楚系。長い睫毛に縁取られた大きな瞳がチャーミング。真っ白な肌が際だっていてお人形みたいに
可愛い。
 そして僕たちから数メートル先に相対しているのは謎の異容――宇宙から飛来した怪人だ。
 僕より一回り大きい人型図体で、体表は昆虫のような甲殻が被覆している。
 お定まりのSF映画に登場しそうなエイリアンの姿形を前にして、人間の想像力の豊かさに思ひ入る。
 実は僕たち三人はこうして度々襲来してくる宇宙人たちから地球を守るために造られたアンドロイドなのだ。
 見た目は普通の高校生だが身体機能は常人と異にする。久遠は細い四肢からは想像できない馬鹿力を発揮する。永遠
は知能特化型。そして僕は……これからお見せすることになるので、敢えて言う必要はないだろう……。
 両陣営微動だにしない構図。
 双方睨み合いの中、緊張を破ったのは久遠だった。
「うへえ、気色悪……。ま、一応聞いてあげるけどさ、何しに来たわけ? 最近あんたみたいなの多いし迷惑なんだけ
ど」
「ぐふふ。今地球侵略って宇宙で流行ってるのさ。なんていうか、ファッション? 俺もそれに倣ったって訳よ
(笑)」
 怪人の妙に流暢な告白には軽くスルーを決め込んで僕らは瞬時にアクションに移った。
 各自役回りを淀みなくこなす。
 久遠が怪人を後ろから羽交い締めにし、永遠が下から押さえつける。
 怪人は桎梏を嵌められたかのように身動きが取れなくなった。
 哀れなるかな、呻吟する怪人。
 さて準備は整った。
「さあ、セツナ! 決め技をぶち込むのよ!」
 久遠から発せられた掛け声を合図に僕はスタートをきる。
 僕は(蝶のように可憐に舞い孔雀のように優雅にステップを刻みつつクイックターンを小粋に決めながら)敵の元へ
と進む。断っておくが、括弧内は後刻僕が知ったリポーターの実況談だからな。
 もがく怪人。
 それを取り押さえる久遠と永遠が僕の乾坤一擲の必殺を放たんとする体勢を物々しく見守る。
 周囲の人々は固唾を呑んで環視している。
 時が失われてしまったような、世界に僕という主役だけが今動いている感覚。
 怪人の歪んだ顔が目前に迫った。
 そして飛んだ。

 ムチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――――ッ
 
 潤いを帯びた弾力的な両の柔肉がへし合う戯れ。
 唇と唇がねじれの位置で重なり合う空間演出。
 人はそれをキスと呼ぶ。接吻でもオーケー。
 キス――なんて心地よい響きだろう。
 輝ける青春のシグマ。愛憎を分かつ裏切りと禁断のファイ。
 真の愛の確認に他ならない、かの口吻はその間理性の箍を吹っ飛ばすほどに甘く、蕩ける。俺の頭ん中はまさにエン
トロピー極大だぜ。へっへっへ。
 そう僕は今、この怪人とキスを交わしたのだ。
 体表は硬質の怪人だが裂けて捲れたリップは柔らかくヌメりがあった。
 僕が自分の口周りに纏わり付く怪人の粘液を半ば放心状態で拭き取っていると、突如歓声が沸き上がった。
 地球を悪から救った正義のヒーローへ凱歌の絶唱。
「やったねセツナ! 今日も最高だったよ!」相変わらず快活な声音で久遠がそう言う。
「セツナちゃん、格好良かったよ。あっ……私何言ってるんだろ。恥ずかしい……」永遠がなぜか頬を朱に染めながら
呟く。
「地球を救ってくれてありがとう」「我らのヒーローセツナ!」「おっちゃんもキスされたいわん」みんな思い思いに
僕に労いの言葉を投げ掛ける。

636 名前:2:2008/11/21(金) 18:45:17 ID:52/fVSgU
 さっきまで目の先にいた当の怪人はもう消えていた。
 僕の口づけによって怪人は僅か数セコンドの内に跡形もなく消し飛んだのだ。
 実は、僕の唇には即時性の致死兵器が組み込まれている。僕の口唇が対象者の口唇に触れると、そこから量子電子デ
バイスを搭載したナノマシンが瞬時に注入され対象者に感染する。生体内部に侵入したナノマシンはそこで自己増殖し
生体構造を解体、エネルギーに変換して跡形もなく消散させてしまう。まあ、これだけの威力だから出力は半端ないこ
とは明らかで、電力供与も相当なければならないのだが、それについては僕たちアンドロイドには体内に小型原子炉が
収まっていてここから電力パスが行われているので問題ない。しかし原子炉の真意は自爆装置としてのリーサルウェポ
ンだったりする。また、兵器の起動ステータスをアクティブにするには僕らを創った本部からの承認が必要になる。こ
の他にも監視やデータ収集といった役割も兼ねて、体内に内臓された小型遠隔制御ネットワークノードを介して本部か
ら常時情報がアクセスされているのだ。悪用や誤爆を避けるためのプロテクト仕様だが、はっきり言って必要時以外で
こんなもの使いたくもない。
 なんで唇なのかは訊かないでくれ。別に手とかでもいいじゃないか。正にその通り、僕もそう思う。一説には開発者
の趣味とか噂されたが、真相は不明だ。
 そんなわけで、この兵器の開発には膨大な費用と先端的複合技術の数々が注ぎ込まれている。涙ぐましい人類の結晶
だ。馬鹿に違いない。
 迫り来る悪の魔手から地球を防衛するという旗幟の下世界一丸となって開発に心血を注いだ結果、いくつかの国家が
負債で破綻するほどに醵出を要したのが僕の唇に宿る凶器。費用対効果があまりにも釣り合わなすぎるということで量
産化は頓挫、これが呼び水となって世界各地で無駄遣い反対を標榜した苛烈なシュプレヒコールが相次いだ曰わく付き
でもある。
 そしてこれは僕だけが保有する兵器である。
 その人類の無駄な汗と無駄な金穴の結晶である口づけをされた怪人は「こんな死に方……一生の不覚。ファーストキ
スだったのに……」と断末魔の叫びを上げながら人知れず天に召されていったのが、僕の頭に残っていた。というか…
…息が臭かった。地球侵略の前にせめて口臭くらい気にして欲しい。
 気がつくと周りからセツナコールが巻き起こっていた。みんなが口々に僕の名前を謳う。
 明日の新聞のトップには我らが唇の貴公子セツナ、濃厚なキスによってまたしても地球を救う!≠ネんて見出しが
でかでかと掲載されるのだろう。
 ああ、なんだか涙が出てきたよ。地球を救ったというのになんでだろうな。
「うわ、セツナ泣いてるう。地球を救うのなんてもう何度目でしょ、泣くことないのに。ねえねえ、さっきの奴のキス
の味どうだった? 気になるなあ」
 久遠が僕の側まで駆け寄ってきてけらけら笑いながら囃し立てた。
 知るかそんなもん。数ヶ月放置した襤褸雑巾みたいな味だなんて言えるわけない。
 涙が止まらない。ねえ、僕頑張ったよね? こんな恥じらいの人生もう耐えられない。だから、いいよ……ね。ゴー
ルしても。
「きゃあ、セツナちゃん、何してるの! だめだよ。早まっちゃだめ」
 携帯していた打ち紐を付近の街路樹の高枝に固定して、急ごしらえで作った先っちょの円環に僕が首を突っ込もうと
したのを、永遠が慌てて制止する。
「うるさい、僕はもう死ぬんだ。死なせてくれえ……」
 女リポーターとカメラマンが速歩で寄ってきた。
「おおっと、私たちの愛しのキス製造器セツナ! 何やらパフォーマンスをしています! 何でしょうかこれは。輪っ
か状のロープ……はっ、もしやこれは縊死自殺でしょうか。とりあえずインタビューをしてみましょう。セツナさん今
の心境は?」
 そう言ってマイクを向けてきたので、それを女の口に突っ込んでやった。
 ついでにカメラをたたき落としてやった。テレビ局のカメラって数千万くらいするんだっけ、まあいいや。

 こうしてまた僕のヒーローごっこの一日が幕を閉じた。
 だが僕はこのとき知る由もなかった。
 地球に迫りつつある青い影。
 豈はからんや。まさか僕がこれほどまでにキスというものが困難だと悟らされるなんて。
 ――彼女はかつてないほどに強敵だった。


637 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:05:37 ID:TKbBFOyB
投下終わり?
えーっと、ここのルールは正確に知らないんだけど、一応投下の時って、age推奨なの?

もし違うなら>>633、sage覚えた方がいいですよ。

>>635-636
軽い文章を真似たと言う事ですが、これ軽くは無いですよね?
ストーリー自体は軽いと思いますが、それに反して文章は重いと思います。

まず、漢字。
割と難解と思われる漢字がところどころにありますよね?
一人称と言う事は、登場人物、主人公の視点で物語が進むと言う事になるじゃないですか。
この主人公は、普段からそんな難解な漢字を交えて会話するような人物なのでしょうかね?
それと、途中で改行してるところ、あるでしょ?
ある程度文章は適度に切って書くと、すこしリズミカルになると思うんですが、いかがでしょう?
少なくとも一つの単語の途中で改行は入れない方がいいと思います。
あれ、ブラウザの自動改行じゃないでしょ?

あと、発想は面白いと思うんですが、あまり見たくない戦いだなあw

そんな感じでしょうか?
他の方の意見も聞いてください。

638 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:11:57 ID:vQ0Ibbtm
あ、それは俺も思った
わざわざ画数の多い感じを選んで使ってるようなところがある

あと、投下終わったら投下終了ですとかなんとか言って欲しい

639 名前:635:2008/11/21(金) 19:16:07 ID:52/fVSgU
投下終了です、すいません……orz
sage心がけます。

改行はわざとです。文章が長すぎます、と出て投稿エラーになるので、途中で切ったんですが。。。

地の文では衒気があっても良いかと思ってるんですが、どうなんでしょう?
ラノベで知的でない主人公でも地の文では結構難しい言い回しを使ってたりしてたようなw
ハルヒとかw

640 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:24:47 ID:TKbBFOyB
>>639
一つの文節が長いとね、途中で読むの嫌になる人がいるかもw
そういうのも重さに繋がると思うんですよね。
結構一つの文のボリュームって、大事ですよ。

そうか、ハルヒも参考にしてるんですね。
ハルヒの文は軽いと言うか、個人的には軽妙に読ませる文だと思ってるんですが。
少なくとも軽薄な文章とは思えないのでね。
結構ハードな部分のある文章だと思いますよ。
あれは、いかに堅い内容を出来るだけ砕いて書くか、とか、
一つの文節をどういう長さで書くかってところで調整してると思うんです。
あの作者も時々ワザと長文使ってんな〜と思って読んでますが、
それも演出でしょ。
あまりそういうところは、表面だけ真似ない方がよろしいかと。

641 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:32:33 ID:hzfhRJVw
>>635>>636
しょっぱなから解説モードってのは勘弁しとくれ。とにかく疲れる。
話の流れ上どうしても、こういった設定に関する説明が必要だというなら、主人公ではなくリポーターあたりに
でも語らせてみちゃあどうだ?
主人公が地の文でべらべら喋るよりは、読みやすくなると思う。

642 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:43:41 ID:52/fVSgU
>>640
どちらかというと、エロゲにありがちなスノッブのきいたテキストを参考にした、の方が近いかもしれませんw
エロゲって言うと反発くらいそうなのでラノベで糊塗してみましたが・・・。

>>641
確かに解説がウザかったですねw
プロローグしか投下できない以上、無理矢理挿入したんですが本来は本編入ってから説明することでしたね……。

643 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:44:46 ID:57sWclyP
(笑)はどうかと思う

設定は面白い
でも、兵器うんたらの流れは序盤にする話じゃない気がする

644 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:48:43 ID:TKbBFOyB
>>642
エロゲだからどうだと言うのではなくて(おれもやるしw)
ゲームのテキストって小説とは違いますよ。
あと>>641に乗っかってしまいますが……。
本編に入っても、ああいう形での説明はやっぱり嫌われます。
でもおれも昔そういう書き方してたんだよな……。

とりあえず読者を置いてきぼりにするつもりで書いてみるというのはどうでしょう?
ただ、ここで間違って欲しくない点が一つ。
説明と描写は違いますからね。
説明はしなくていいけど、描写は絶対必要ですから。
時々ごっちゃに考える人がいるので念のため。

645 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 19:51:55 ID:+Ug/f/Yg
>>635
俺も文節長いの気になった

>晴天直下の昼下がり。
>雑居ビルが立ち並ぶ街中で、黒山が取り囲む中心部に僕たち三人と向かい合う一つの異形。

最初のこれとか、まず黒山の人だかりが出来てるのか、と思ったら中に主人公達がいるのか、
と思ったら怪人と向き合ってる?
んん?どういう状況だ?まず誰を注目すればいいんだ?そもそも黒山って人だかりのこと?
雑居ビルに囲まれてる状況を比喩してるのかも、って感じで混乱した

646 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 20:05:54 ID:57sWclyP
エロゲにせよラノベにせよ
「エロゲ」とか「ラノベ」と単純に一つ括るのはどうかと思う

「エロゲ」にだって「ラノベ」にだって多様性はあって、
「ラノベの文章」なんてのは幻想にしかすぎない様な

647 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/21(金) 21:53:46 ID:+HZG29xn
しかし、傾向というものは出せるし、デフォルメして抽出すれば、それぞれの顔ってのも見えてくるからな。

648 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/22(土) 01:13:15 ID:d6bVMa/8
エロゲ、というか所謂サウンドノベルゲームは基本的に
主人公=プレイヤーなので一人称。
ゲームと小説、物語の違いというのは決定的なものがある。


649 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/22(土) 09:51:44 ID:NMHUpILn
最近のラノベって、回りくどい独特の言い回しや、奇をてらった表現ばかり多用していて読みづらいよな。ちっ
とも『ライト』じゃない。
好き嫌いの問題だから悪いとは言わんが、少なくとも『初心者』を自認するうちは、ああいった文体を真似るの
は控えた方がいいと思う。
まずはセオリー通りの読みやすい文章、構成を心がけて、基本を身につけるのが一番だわな。
その段階をすっ飛ばして、いきなり『個性的な文体』を生みだそうとしても、十中八九、失敗するぜよ。

650 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/22(土) 11:00:58 ID:EpHtjvE+
基本は大事だよねー。

651 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 22:41:25 ID:u3r4JQ+y
最近書き始めた小説の冒頭だけなんだけど、投下してもいいかな?
そもそも断らなくていいのかもしれないけど、、

652 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 22:42:38 ID:Lf5iH9aF
おkおk!!

653 名前:651『まっくろーちゅ!』:2008/11/25(火) 22:50:04 ID:u3r4JQ+y
 背筋に走った嫌な感覚と共に俺は目を覚ました。
 濃紺の夜空に浮かぶ金色の月。美しくも眩しすぎるその光に目を細める。
「くそっ、こんな時間に……」
 狭まった視界に映るひとつの影、徐々に鮮明になる意識がその輪郭を際立たせた。

 艶のある長い黒髪と、闇に溶けるような漆黒のローブ。
 整った顔立ちは余裕の表情で満ち、輝く赤い瞳からは強い意志が感じられた。
「あら、起きちゃったかしら」

 この狭い四畳半の中、俺と彼女がこうして対峙する事に説明は必要ない。
 なぜなら、彼女は生物学上『ゴキブリ』と呼ばれる存在なのだから。

「寝込みを襲う事が卑怯だとは思わないでね、あなたと私にはすでに体格というハンデが
あるんですもの」
 窓際に立ち、隙間風にたなびく彼女の髪は、俺の足元にまでその影を伸ばしている。
「ああ、その通りだ。俺たちの勝負にルールはない。その小さい脳みそで考えたにしては
上出来じゃないか」

 強がってはみたものの、暗闇のゴキブリほど恐ろしいものはない。圧倒的に不利なのは
明らかに俺だった。
 ここから電気のスイッチまではおよそ2メートル。彼女の素早さを考慮すると背中を向け
て走るわけにもいかない。確実にその姿を見失ってしまう。
 そうなってしまえば俺の負けだ。たとえ部屋に明かりが点いたとしても、それが照らすの
は俺の屍になるだろう。
 今は最初の攻撃をいかに防ぐか、それだけを考えろ。好機は必ず訪れるはずだ。

「ずいぶん落ち着いてるのね。それとも何か対策でも練っているのかしら」
 嫌な汗が頬を伝った。ゴキブリごときに考えを読まれているというのか。
「小ざかしいな。そのよく喋る口にホウ酸団子でも突っ込んでやろうか?」
 瞬間、強烈な羽音が耳元を掠めた。揺れる髪。それだけで体中の肌が粟立つ。
 いや、それよりも後ろに回りこまれてしまった事の方がまずい。暗闇の中で視覚に頼る
のは得策ではない。耳だ、耳をすますんだ。

「ほら、何も出来なかったじゃない。次で終わりよ!」
 後ろに気を取られていたが、その声は俺の前方から聞こえたのだ。

「こっちか!」
 俺は素早く布団を掴み、思い切り跳ね上げた。その動作が近づく羽音を消し去る。
 かさりという音と小さな悲鳴――
 巨大なバリケードとなった布団が、ゆっくりと落ちながらその柔らかさを取り戻す。

「よし、防いだぞ! クソッタレが!」
 俺は転がり落ちるようにベッドから脱出すると電気のスイッチを入れ、そのまま玄関まで
走った。目的はそこに置いてあるホームセンターの買い物袋だ。
「逃げるの! 人間のくせに!」
 追ってくるゴキブリを背に、袋に手を突き入れ「それ」を取り出した。
「逃げるだって? 冗談じゃあない。こいつがさっそく役立つとは思わなかったよ」
「そ! それは……!」

654 名前:651:2008/11/25(火) 22:53:33 ID:u3r4JQ+y
えらい中途半端ですけど、これだけで投下終了です。
何か感じたことがあれば、何でも受け止めますので批評あればお願いします。

自分で気になるのは
冒頭の魅力というか、続けて読みたくなるのかどうかかな、、
自分だけじゃわからなくてさ、、

655 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 22:55:29 ID:4Oz8CAO3
>>653
カフカの変身と森見の四畳半神話体系を下敷きにしているのが丸わかりwwwww


656 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 22:55:58 ID:RfllqSQE
圧倒的に続きを読みたくなった
これだけは間違いないね

657 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 23:00:48 ID:L85IyqW/
面白いと思うよw
続きが夜みたい

658 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/25(火) 23:02:53 ID:Lf5iH9aF
殺されるのかよw

659 名前:651:2008/11/25(火) 23:04:15 ID:u3r4JQ+y
>>655
うーん、どっちも知らないんだ。ただなんかオーソドックスなのが最初はいいのかと思って。
カフカの変身っていうのは、板でもよく見かけるから今度読んでみるよ。
四畳半神話体系っていうのは、あれかな? 男おいどんみたいなやつ?
2ヶ月前に初めて小説書くときに、ありがちかもしれないけど長編かくぞー!って始めて、
で、やっぱりめちゃくちゃになって。それで部屋に絞ろうかと思って書いてみたんだ。

>>656
ありがとう、そんな風に言われたらがんばって続けられる気がしてきた。
こんなこと言うと子供みたいかもしれないけど。おっさんなんだけど。

660 名前:651:2008/11/25(火) 23:25:08 ID:u3r4JQ+y
>>657
ありがとう。もしこれが完成できたら、どこかで公開しようと思ってるんだ。
そのときは一行だけでもここで報告できたらいいな。

>>658
殺されはしないんだけど、ゴキブリと人間の心温まる話にしたいと、、
どうしてここまでしか書けなかったのかというと、実はその殺虫剤の
ネーミングがどうしても思い浮かばなくて、、
俺はあほだ。


あと、なんか感想とかもらうのも初めてでやたら返事とかしてるけど、
うざかったらごめんよ、、

661 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 03:00:04 ID:MDPQKqfc
異世界召喚モノなんだけど、俺も冒頭で興味を引けるか見てもらいたい

 巨樹に覆われた深い森の中、わずかに光が射す広場。倒れた木に腰掛けた少女が、疲れた顔で遠くを見つめていた。
「鏡なんてあったかなぁ。多分ないよねー……」
 少女は消え入るように呟くと、自らの声音に戸惑いを覚えた。
 なんて透き通った甘い声だろう。
 耳に届く自分の声は、予想よりずっと穏やかで可憐だった。
 まるで他人事のような感想だが、当の本人にすれば無理からぬ話だ。
 なにせ彼女が意味のある言葉を発するなど、今まで一度とてなかったのだから。
 会話なら、ただ聞くだけで用は足りた。返答に声など不要だった。
 記憶にあるのは、剣を振り下ろすときの気勢や、打撃に耐えるうめきなど、言葉とも言えぬ音吐ばかり。
「いっそ声なんてなくてもよかったけどね」
 そう口にして、すぐに考えを改める。
 この手の演出は、いつだって世界をリアルにしてくれた。
「まぁ、いまさら考えることでもないか……」
 少女は気を取り直すと、かたわらにある荷袋をあさり始める。
 見慣れない、けれど使い慣れた道具たちを見つけ、沈んでいた心が少しだけ浮き立ってくる。
 手に取る端から珍しくて、つい目的を忘れそうになるが、探し物の鏡が見つかる気配はない。
「やっぱりない……あー、そうだこれなら!」
 何事かひらめいた少女は、腰に佩いた愛剣を鞘ごと持ち上げ、胸の前に捧げる。
 つる草を模した護拳に指先をくぐらせ、逆手で柄を握った。そして、ゆっくりと剣を引き抜いてゆく。
 シャーという鞘走りの音が鳴り、剣身が半ばまで覗いた。
「うわ、なにこれ……」

662 名前:661:2008/11/26(水) 03:01:22 ID:MDPQKqfc
──青い。
 少女は驚きに息を呑む。
 眼前にあるのは青白い光をたたえる刃だ。身幅4センチほどのそれは、凪いだ水面のような燐光を見せている。
 その清廉な佇まいは、とても人の手によるものとは思えない。
 我知らず少女はため息をついた。
「これが呪鍛ってやつ……すご……」
 鉄の呪鍛。鉄が持つ魔術への抵抗を取り払うかわりに、比類ない硬度を与える儀式。
 ヴィラ正教の専売特許と言われるが、教会が独占したくなる気持ちも頷ける。これは秘蹟と呼ぶに足る神秘だ。
「いやいや、感心してる場合じゃなくって」
 尽きぬ興味をはらうように、少女は頭を振ると改めて剣身を見つめる。
 磨き上げられたブレードは、鏡とは言わぬまでも十分その代役は務まりそうだ。
「でも、細くて見づらいなぁ。ブロードソードとか言っちゃって詐欺でしょ」
 彼女の愛剣の分類であり、『幅広の剣』という意味を持つブロードソードだが、実際の身幅は日本刀などと比べても格別広いわけではない。
 元々の由来が、レイピアに代表する細身の剣との対比からゆえに、そう呼ばれるにすぎない。
「うーん、こんなかんじかな」
 少女は捧げ持った剣を、遠ざけたり傾けたりしてから、満足いく角度が見つかったのか、自分の顔を映しこむようにそれを覗いた。

663 名前:661:2008/11/26(水) 03:06:28 ID:MDPQKqfc
途中だけど以上

あと質問なんですが
チグハグな描写が続くけど混乱しないか
主人公が何者か予想できるか
文章堅すぎたり、説明がうざったくないか

そのへん教えてもらえるとありがたいです

664 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 03:14:50 ID:Zy0Dcb1i
チグハグな描写は気にならなかった
混乱を誘うのはむしろ突然出てくる専門用語的な奴かな
これは単純に俺が嫌いなだけかもしれんが

主人公が何者かは……わかんね
「声が無くてもいい」ってことはモノだったのかな、くらいは想像したけど

文章が硬すぎる印象は無し
説明ももうちょっとあってもいいと思う

気になったのは「」で囲んだ文章の多さかな?
登場人物が一人しかいないから削れるとこは削った方がいいかと

後「……」もいくつか削れると思う
これ削るだけで文章が締まるから意識的に減らした方がいいよ

665 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 07:22:01 ID:HOm2TLYF
ちょっと凝り過ぎ?
いやそんな気がした

ゆっくり抜いて鞘走りが聞こえることはないだろうし
見慣れないけれど使い慣れたってのも表現として奇形な気がする

666 名前:ミスト ◆rTqYLqirEw :2008/11/26(水) 09:25:11 ID:dPKb4b5U
 小説書き初心者です。あまり感想を貰ったことがなく、批評が欲しいです。いたらない点が多くあるかと思いますが、率直な感想をよろしくお願いしますm(_ _)m
 上の作品は電撃LLのお題『十五年目の告白』で書きました。下の作品は、上の作品の過去話です。

http://x85.peps.jp/realize01100205/book/c_index.php?cn=7&_cus=ka0wlf&tnum=4&md=view&c_rows=0
http://x85.peps.jp/realize01100205/book/c_index.php?cn=7&_cus=k8sc5k&tnum=2&md=view&c_rows=0

667 名前:ミスト ◆rTqYLqirEw :2008/11/26(水) 09:27:27 ID:dPKb4b5U
>上の作品は電撃LLのお題『十五年目の告白』で書きました。下の作品は、上の作品の過去話です。
 あと、早速訂正です。上下が逆でした(汗)。下のURL作品から読んで貰えると嬉しいです。

668 名前:661:2008/11/26(水) 10:03:39 ID:MDPQKqfc
>>664
感想ありがとうございます!
漠然とモヤッとしてた部分にチェック入りすぎてワロタ
チグハグな部分は気にならないようで安心しました
専門用語は自分でもちょっとキモイと思いました。読者置いてきぼりですよね
ネタバレすると、ネットゲームの自キャラとして転生?するお話で
ゲーム内常識みたいな感じでこんなふうになりました
多分タイトルやあらすじでネトゲとバレてると、お目こぼししてもらえるのか。やっぱりキモイのか

主人公に関しては、画面越しに見ていたので、こんな描写になりました
声は戦闘ボイスはあるけど、フルボイスではないみたいな

説明は性格なのか最低限にしてしまいがちです。もしくは難しいから逃げてるのか
もうちょっと厚みがあっていいですよね。今後の課題として気を遣いたいです

「」はセリフ多いほうが読みやすいのかなー、と多めに入れてました
独り言だしちょっと変な人でした。口語は楽なので逃げてしまいがちです
「……」もなるほど。ちょっと意識してみます


>>665
やはりナルっぽいのでしょうか。自分でもうっすらそんな気が…
素で書くとこんななので性癖かもしれません。気をつけないといけないです
鞘走ってないですねwww鞘鳴りとすればいけるのか

見慣れないけど〜のくだりは、元がゲームということで
ゲーム内では使い慣れてる、という含みがありました
でも、その理屈だとゲーム内で見慣れてるだろプゲラってなっちゃいますね
それはアイコンでしか見ないから、などと苦しい言い訳を


669 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 12:37:45 ID:SvHoEmEf
>>653
こりゃいいw
無理矢理アラ探しをする必要もないと思うので、この調子でどんどん書いとくれ。完成し
たら是非読みたい。

>>661
一番気になったのは、やはり不自然な独り言の多さかなあ。せっかくの作品の雰囲気が壊
れてしまう。
地の文の語り口も、もうちょいシンプルでもいいと思うぜ。このノリで続くと疲れる。

>>666
うーん……正直、話にまったく入り込めなかった。
細かな光景や仕草ばかり描かれていて、肝心の人物の内面やら行動の動機やらがよく分か
らんからだろうか。

670 名前:ミスト ◆rTqYLqirEw :2008/11/26(水) 17:07:56 ID:dPKb4b5U
>>669
感想ありがとうございます! 質問ですが、それは下の作品でしょうか?
参考にしたいので詳しく聞かせてくださると嬉しいです。

671 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 18:20:25 ID:aAaRtaW4
>>667
上も下もキャラの行動指針が見えなかった。
繊細な描写は上手いと思った。


672 名前:ミスト ◆rTqYLqirEw :2008/11/26(水) 18:32:18 ID:dPKb4b5U
>>671
なるほどです。
あとキャラの行動は行動主義なので、心理描写はしていないのです。
むむ……しかしそれが動機付けの失敗になるとは……精進します。

673 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 20:44:25 ID:SvHoEmEf
>>670
どちらの作品も、人物の行動や心の動きに脈絡がない(ように見えてしまう)
作者の頭の中では、一つ一つの言動が意味のあるものとして、きっちり理由付けがされて
るのかもしれんが、それが伝わってこない。

あとは、やたら細かい描写をしている部分と大ざっぱな部分との差が激しく、統一感がな
いとも感じた。
不必要な(と思える)部分に力が入り、力を入れるべき部分がおざなりな、いわゆる『木
を見て森を見ない』状態になっちゃいないだろうか。

674 名前:ゆらゆら ◆cA6dKyFJJM :2008/11/26(水) 21:46:22 ID:aAaRtaW4
自分の実力のほどを試してみたいのでこちらに投下させていただきます。
百合っぽい恋愛物を目指してみました。

675 名前:ゆらゆら ◆cA6dKyFJJM :2008/11/26(水) 21:47:17 ID:aAaRtaW4
『レンズの向こう側』
「カナコ、なにしてるの」
 フレームの曲がってしまったメガネを手にした私に、サヤカがベッドの上から気怠るそうに声をかけてきた。
「――メガネ壊れた」
「ああ、やっぱり? 昨日なんか踏んだ感じがしたんだ」
「その時に言ってよ!」
「言った所で無駄。『お願い! やめないでぇ〜!』だなんて言ってたし」
 ううぅ、と間抜けな泣き声をあげた私を、サヤカは寝ぼけ眼でブラかなにかを探しながら鼻で笑う。
 いやー、昨日は萌えた燃えた、そう付け足してくるサヤカをにらむけれど、輪郭がぼやけてハッキリ見えない。
 昨日のままだとしたら一糸まとわぬ姿の筈だ。
 サヤカの無駄な肉が付いていない肢体は見馴れているかけれど、良く見えない事で無駄な想像が入る余地が出来る。
 なんだか無駄な妄想――もとい、想像をしてしまいなんだか恥ずかしい。
 そう言えば私も似たり寄ったりの格好だった。その方が恥ずかしい。
 ベッドの上じゃちっとも恥ずかしくないのが不思議だ。
「早く着替えないとまずいんじゃない?」
「そんな事言われても……良く見えないし」
「仕方ないなぁ。私が着替えさせてあげようか?」
「それだけは勘弁して」
 私は壊れたメガネをかけてどうにか着替える。かなり見にくいけど無いよりはマシなレベルだ。
 も同様に着替えている。彼女は凛とした、どちらかと言えばカッコイイ感じの服装を好み、それが似合っているので羨ましい。
 彼女に言わせれば、背が小さい私は可愛いそうだ。服を買いに行けば、彼女が好みのロリ系の服を勧めれる。
 お互いの理想とは真逆のスタイルは恨めしいけど、理想のスタイルのパートナーを見つけれた事は幸せなのかも知れない。
「カナコさぁ、今日どうすんの?」
「昔かったコンタクトしようと思うけど」
 引き出しからコンタクトを探している私に、サヤカはいきなり後ろから抱きついてきた。
「コンタクトはダーメ。だってさ、メガネをしてないカナコを見るのってベッドの上かお風呂だけじゃん。反応しちゃうよ」
「反応!?」
「どう、試してみる?」
 首筋に息を吹きかけながら、サヤカは私の身体をまさぐって来る。
「駄目だって! 遅刻しちゃうよ!」
「ちっ。帰って来たら楽しむからいいよ」

676 名前:ゆらゆら ◆cA6dKyFJJM :2008/11/26(水) 21:47:59 ID:aAaRtaW4
「楽しむって何を!」
「そりゃまあ、昨日の続きを。昨日よりも激しく」
 その言葉に激しかった昨日の夜を思い出してしまい、顔がボウッと赤くなるのが解る。
「恥ずかしがる事もないじゃん。昨日はあんなに乱れてたんだから。いや、違うな。いつもだった」
「私を何だと思ってるのよ! 私はね、いつもガマンしてるんだからっ! サヤカを攻めたいって思ってもサヤカが攻めてくるんでしょ!」
「だってねぇ……カナコが可愛いから仕方ないじゃん」
「サヤカも可愛いのっ! 私だってサヤカを気持ち良くしたいんだから!」
「……マジ? ちょっと落ち着きなよ」
 ぴったりと私にくっついていたサヤカが離れる。温かい彼女の体温を名残惜しんで息を吐くと、彼女はクスリと笑った。
「それじゃあ、今夜を楽しみにしますか」
 隙を見せたらひっくり返すけどね、とのたまう彼女の瞳は、多分肉食獣とか猛禽類の物に近いだろう。
 あーあ、なんでこんな人を好きになったんだろ。
 後悔はしないけどね。サヤカは下手な男よりずっと上手いしカッコイイし。

 終わり。

677 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 21:56:03 ID:aAaRtaW4
投下終了。

678 名前:ミスト ◆rTqYLqirEw :2008/11/26(水) 22:29:36 ID:dPKb4b5U
>>673
 ふむふむ。
『木を見て森を見ない』……確かにそうかもしれません。プロットがないまま書き始めたのもあり、統一感がないという感想も頷けます。
 脈絡がない、伝わらないのは完全にわたしの力不足ですね……頑張ります。

679 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/26(水) 22:36:09 ID:Ptk35hux
>>677
文章は特に問題ないんじゃない?もう少し個性的でインパクトのある表現をちりばめられれば、もっといいかと思うけど。
内容に関しては面白くはないよ。続きを読みたいとも思わないなぁ。
ただ百合好きの人を萌えさせることに主眼を置いているなら、目標は達成されてるのかもしれないね。

680 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 01:18:51 ID:10IQm08c
>>675>>676
これだけだと単なるヤオイ文だな、良いとも悪いとも判断しづらい。

百合萌え向けのSSとしてなら、これでいいと思う。
もし本格的な恋愛物にしたいのなら、単に二人の甘ったるい関係を描くだけでなく、衝突
や苦悩、葛藤、障害……みたいな要素を加えて読み手に刺激を与えるようにしないと、お
そらく途中で飽きられる。

681 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/27(木) 23:26:36 ID:bPImOabd
>>675

俺自身まだ未熟なので、感じたことだけ。

最初の6行ぐらいが、すごくいい感じだった。
なぜかここだけ何度読んでも飽きない。

「――メガネ壊れた」
ていう所のダッシュも、いい間がでてると思う。

ただ、俺の中でイメージされた光景は二段ベッドだったんだけど、なんでだろう。
百合慣れしてないからかもしれない。

682 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/28(金) 00:35:38 ID:3x+Tn90a
主人公が何処にいるか書いてないから、ベッドの上の「上」って言葉で
相対的に位置を測っちゃうんだと思う
こういうむつみごとは、寝起きでお互いベッドにいるとき発生するし
主人公もベッドの上にいるはずだから、「上」ってことは2段ベッド?となるのかと
というか俺も位置つかめなくて混乱した

683 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 04:23:06 ID:PinU7SF5
創作文芸板の人達が怖いんですが・・・

684 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 05:01:18 ID:RIlVQ/hS
俺もあいつら怖いwww
居たけどねw

685 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 10:17:36 ID:iu87MTvb
プロを目指すなら、かくあるべしって人が多いよな
かなりギスギスした板だ

686 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 10:32:27 ID:q18mC6vC
あそこは自分を追い詰めすぎて、自己像に現実が追いつかなくなった結果
精神的にキチャってる人が多い
俺も何年か前にあそこいた時そうだったからよくわかるw

687 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/29(土) 13:56:23 ID:aVMoZ7A1
まぁここは趣味で楽しく創作しようって板だし
そういう意味で差別化されてるな

688 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/30(日) 16:15:09 ID:hyM0RHjA
ライトノベル作家を目指してるゆとりです。
情景描写とテンポに関して重点的にアドバイスいただければ幸いです。


 路地裏に大輪の紅い花が咲いた。
「──え?」
 と呟く少女の眼前には、巨大な人……のシルエットをかろうじて保っているバケモノ。ふと下を
向くと、その巨大な腕が自分の腹部を貫いているのが見えた。
(──え、マジ? 夢とかじゃないの?)
 混乱する頭。しかし、どこか隅っこの方で冷静に分析する自分がいる。
 まず眼前にいるバケモノ。
 前述の通り人のシルエットは保っている。が、それはあくまでシルエットの話で、パーツなど一
つ一つ挙げていったら差異は数え切れないほど出てくるだろう。まるで、昆虫を人間の形にしたよ
うな、やけに硬質的なモノであった。身長は多分三メートルはある。その両腕は、まるで丸太のよ
うに太さだった(そして、そのうち右腕の方が少女の腹を打ち貫いている)。
 そして、腹部の傷。
(うわぁ……キモ……)
 際限なく溢れる鮮血が、学校指定の紺色ジャージと混ざり、妙な色合いを見せていた。多分、後
ろを振り向いたら、胃やらなんやら飛び散ってるんだろうなぁ……なんて思う。実際のところ、動
かそうとしても首も眼球もピクリともしないが。
(ヤバイな……本当に、死ぬ……?)
 不思議と痛みは感じなかった。
 恐怖もない。
 ただ、意識が薄ぼんやりとしていく。
 今まで積み重ねてきた何かが崩れていくような、これからの自分にあったはずの可能性が虚無へ
と還っていくような、あやふやな感覚。
(あー……)
 掠れる視界の中。
(──近道なんてしなければよかったな……)
 そんな平凡な後悔を抱いたまま。
 少女──如月良は、
 死んだ。

689 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/30(日) 18:39:34 ID:2WvdTJSE
>>688
……と――を使い過ぎな気がする
使い過ぎるとテンポが悪くなるよ

690 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/30(日) 19:03:35 ID:UxvWGjBN
>>688
文章は、やや回りくどいが悪くないと思う。よく練って書いたものだと思うし、書き慣れてる印象。
昆虫人間に関する描写は、もう少しコンパクトにまとめてもいいかもしれない。詳しく描くと『一瞬の出来事』
というインパクトが薄れてしまうので、ちょっともったいない。

あと、『刺されても不思議と痛みはない、なぜか冷静だった……』という表現は小説ではよくあるけど、こりゃ
嘘だ。
実際に戦争で撃たれまくり刺されまくったウチのじーちゃんによれば、とにかく痛いし頭がパニックになるもん
らしいぞ。

691 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/30(日) 20:37:33 ID:tyDoHSH8
っていうか、とんでもない状況のわりに冷静すぎてワロタw

692 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/30(日) 21:10:10 ID:80smGrIx
>>688
全体に読みやすいし読ませるね
俺も演出がややくどいように感じるけど、好みの範囲内かな。好きな人は好きな感じ。

>まず眼前にいるバケモノ。
すぐ上でも眼前を使ってるから、ちとひっかかる。堅い表現だしね
「目の前のバケモノ。」とかにすればスッキリしそう

>首も眼球もピクリともしないが。
かなり状況を観察してるのに、眼球を動かせないのは違和感
首だけでいいと思う。もしくは、うつむいた視線を持ち上げることすら叶わない〜とか

693 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/02(火) 22:37:38 ID:KhLg8vEh
最近投げっぱなしが多いなwww

694 名前:光差す海:2008/12/02(火) 22:53:29 ID:8VpceFpG
皆さんお久しぶりです、またぞろ駄作を書き上げたので、
是非感想、指南をお願いします。

快適ハイテンション囃子
http://ncode.syosetu.com/n4980f/
芥川賞作家、町田康の作風を真似たユーモア小説です。
以前よりかなり短いので読みやすいと思います。

空、晴れあがった
http://ncode.syosetu.com/n5839f/
こちらは連載形式で、途中なのですが、純粋な恋愛小説です。
島崎藤村の初恋と言う詩をモチーフに書いています。


「お前オマージュとかそんなんばっかか氏ね」と言う突っ込みはまだ初心者なのでどうか御容赦くださいw

695 名前:光差す海:2008/12/02(火) 23:01:53 ID:8VpceFpG
コテがわからなくなりましたね・・・まぁいいか
どうも、掲載している小説サイトいわく、ブログも作ったほうがいいらしいので
一応作りました。メアド欄に掲載しておきます。意味あるかわからないけどw

696 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 00:08:34 ID:5E/JBiHX
>>695
全体的な感想を言うと、どちらの作品もとても読みづらい。
長い割に、主人公がどんな人間なのか、この作品で何を描きたいのかが伝わらず、話にま
ったく入り込めなかった。
主人公のある一日を切り取り、その日起こった出来事とその都度感じたことを、一から十
まで並べ立てただけの話だよな。
ヤマもオチもイミも全体の統一感もなく、小説というよりはDQNやスイーツのブログみた
いに感じた。それを狙って書いてるんだろうか?

この二作よりだったら、以前に投下した異世界トリップの話の方が、未熟ではあるけれど
も描きたい内容や構成がはっきりしていて、良い作品だったと思う。

697 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 00:13:31 ID:5E/JBiHX
ついでに書くが、コテ付けての自分語りや作品の自己解説、初心者宣言は、2chでは嫌わ
れる元だぜ。
分かってやってるならいいんだが。

あと全文を外部リンクするより、集中的に見てもらいたい一部分をスレに直接投下する方
が感想批評はつきやすい。
俺みたいに最初から最後まで読む暇人なんて、そんなにいないのだよ。

698 名前:光差す海:2008/12/03(水) 00:54:53 ID:aieh4Fh9
>>696-697
そうですか・・町田康という作家はまさにそういう作家なのですよ。
100%狙って書いているのは間違いないのです。
ただ、作風を知らない人にはそういう風に読まれてしまうのですね。
ついた感想が面白かったと言う物であったので正直残念です。

空、のほうは特定の層を狙って書いていますので、正直大の大人には
面白くないかもしれません。

自分のこのスタイルがこれまでは特段批判されなかったので、
コテつけたりしていましたが、悪評なら名無しに戻りますね。

699 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 11:10:26 ID:5E/JBiHX
「こーいうもんなんです」と言われてしまえばそれまでだわさ。

思うんだが、そこまで自分&自分の作品に自信を持ってるんなら、わざわざこんな批評ス
レに持ち込む必要はないよな。
書き手の投下を待ち望んでるスレは、他にいくらでもあるんだぜ。

700 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 13:20:21 ID:yWHW4kvE
歴史上の人物でバトルロワイヤルスレの139、143、144何ですが、ネタレスですが初投稿なんで批評をお願いします。

701 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 18:52:45 ID:0+0tdfLy
>>700
ネタとしてはそれなりに面白い。
句読点の打ち忘れが多いけど、ただのネタならならあんな感じで良いんじゃなかろうか。


702 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 19:47:21 ID:yWHW4kvE
>>701
どうもありがとうございます。句読点とかは気をつけたつもりでした……
あの程度で一時間ぐらいかかった。もっと凝ったのを書いてる人は凄いな……

703 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 20:21:05 ID:SeQsyWOu
>>701
お前見に行ったのか?寛大なのか暇人なのか・・・・・・

704 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 20:32:02 ID:0+0tdfLy
>>703
あのスレに行ったら寛大になれた自分に気付いたよ。

705 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/04(木) 19:07:49 ID:z5Wf+aEn
ああ、俺にも何となく分かった。

706 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:18:26 ID:oNQHvcg2
誰かお題くれませんか?
三題噺みたく3つのキーワードで小説を書きたいです。

707 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:21:26 ID:hIT+SGDg
はーい
「矛盾」

708 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:21:57 ID:1fBgQ6Bo




709 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:22:08 ID:jWiZG1mQ
じゃあ「雪」

710 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:24:46 ID:RPhHuCS3
「宣告」でどうだ

711 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:28:30 ID:oNQHvcg2
難しいな…

712 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:28:43 ID:Bn1PQfv5
三題噺スレでやればいいぢゃないか

713 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:29:10 ID:oNQHvcg2
じゃあ「矛盾」「雪」「宣告」で

714 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 22:32:26 ID:RPhHuCS3
706が初めて三題噺に挑戦してみる、という理解

715 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 00:30:00 ID:SVlwUeof
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219834486/562
誰かお願いします。
自分では、
1.ネタがベタ
2.故にオチが読める、トリック(って言うのかな)としてなりたたない
3.とくに特別な描写もないからなんの感傷も呼ばない
4.結果空気というか、「あっそ。ふーん」って感じな物になっている

こんな感じなのかなとは思うんですが、ほぼ創作はやったことない上に自分で書いた物なんで誰かの意見が聞きたくて……

716 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 11:47:49 ID:sUjP8xq1
>>715
>>疲れきった足を家へと向ける。家路へと付いた。家に帰り、
3回も言われるとちょっとくどい。削れるところがありそうだ。

>>木枯らしに吹かれながら、それでも元気に野球をしている少年達と窓を隔て、
>>必要以上に暖房の効いた、相変わらず地球に優しくない部屋でのことだった。
これは順序逆に書いたほうが分かりやすいと思う。

>>万年床と化している布団の中で、僕は彼女へと一つの恨み節を投げかける。
>>「……幽霊は会いたがってくれてるんじゃないのかよ。
>>何で会いに来ないんだよ……」
>>明日になっても、明後日になっても彼女は会いに来なかった。
幽霊=彼女と考えるとちょっと腑に落ちないところがある。
主人公は彼女の死を知らない様子だったのに、何故彼女が幽霊になったと分かっているのだろうか?

そんなに卑下するものではないと思うんだぜ。

717 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/10(水) 23:29:11 ID:3TpQc173
遅くなりました、回答ありがとうございます!

>3回も言われるとちょっとくどい
なるほど、そういや表現の重複とか考えて書いたこと今までなかったです。
今度から少し意識してみますね

>順序逆に
思いつきもしませんでした。確かに言われてみると少し読みづらいかもしれませんね。

>分かっているのだろうか?
えっと、彼女の命が残り短い事はお互い知ってるっていうつもりで書いてました。
これ書く前に読んだ小説に影響されて、ミスリードさせてやろうさせてやろうと張り切りすぎたせいで逆にわかりづらくなっちゃってますかね。

>そんなに卑下
ありがとうございます。これからも精進します

718 名前:653:2008/12/14(日) 22:35:10 ID:bzJyUYe8
以前ここでゴキブリ小説の冒頭を投下させてもらったものです。
一応全部書きあがったんだけど、処女作なだけに発表していいものかわからなくて
相談に乗ってもらえるとうれしいよ。

1.どうせ処女作なんてめたくそなんだから、このスレに全部投下して批評を貰うべき。
2.ラ研とかで揉まれてこいや!
3.ゴキブリ少女? 擬人化スレいけ。
4.ゴキブリならGGGだろjk
5.すきにしるwwww

さあどれだ!

719 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:36:21 ID:bKIvX8s9
どれにするにせよ俺がその文を読むことは疑いようのない事実

720 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:37:25 ID:7JHqfMEz
らき☆蓋さんのところに行くと、非常にいいアドバイスが貰えるとは思う
見てもらいたいだけならGかな、感想もつくだろうし

批評が欲しいなららき☆蓋
これはガチ

721 名前:653:2008/12/14(日) 22:44:11 ID:bzJyUYe8
>>720
ありがとう。ちょっと探していってみるよ。
批評なれしてないから、ショックでちびらないように気をつける。

722 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:46:24 ID:bKIvX8s9
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1228978952/
貼っとくね

723 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:47:07 ID:7JHqfMEz
らき☆蓋さんのところ紹介

【俺が】お前らの創作批判してやんよwww【ルール】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1228978952/l50

批判文を読めば分かると思うけどかなり参考になる
一方的に悪く言われるとかはないと思うから安心していいと思う

724 名前:653:2008/12/14(日) 22:51:24 ID:bzJyUYe8
おまいら大好きだ!

725 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:54:14 ID:7JHqfMEz
単純に俺が、らき☆蓋の批判を読みたいだけだったりw

もちろん>>653氏の作品も楽しみにしてまっせ

726 名前:653:2008/12/14(日) 22:57:15 ID:bzJyUYe8
緊張して分割がうまくできないwwww
うpろだにあげようかしら。

727 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 22:58:49 ID:7JHqfMEz
分割してスレに貼った方が色んな人には読んでもらえるかな
ろだはあんまりお勧めしない

728 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 23:14:42 ID:bKIvX8s9
ゴキブリと寝るのはぞっとしない絵だ

729 名前:653:2008/12/14(日) 23:19:45 ID:bzJyUYe8
貼り付けてきた! ながすぎたかもしれないwwww
処女作ってことは伏せておこう。

730 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/14(日) 23:22:43 ID:7JHqfMEz
処女作なのか……
普通に上手だったと思うよ

今後の活動予定は?
S-1とか三題スレとか色々あるので、挑戦してみてくれ

731 名前:653:2008/12/14(日) 23:30:34 ID:bzJyUYe8
GGGのお題創作は3つぐらいやったことあるよー
短いのばかりだけど。

今後は未完の長編?を書きたいなーって思ってる。
というか619なんだけど、今思うと恥ずかしくて顔からジェット噴射しちゃう。

732 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:25:50 ID:FVM0DXWe
本当に冒頭の冒頭しか書いてないんですが、自分だけで作って読んでいるとよくわからなくなってくるので、
良かったら感想もらえませんでしょうか?
分かりやすい文章、読みやすい文章を心がけたつもりです。
2ちゃん用に一マスあけはしてません。あと、改行もわざと多めにしているので、そこは気にしない方向でお願いします。

733 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:27:14 ID:vgV+QEwL
ぜひぜひ!

734 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:28:38 ID:FVM0DXWe
良い街だ。それがこの街に入った最初の感想だ。
馬車に抜かれ、馬に砂埃を浴び。商人の団体からは決して綺麗とはいえない風貌を馬鹿にされ。
草ばっかりの街道を歩いていた俺にとってはオアシスといっても過言ではない。
大きな街では無いのが良い。たくさん居れば、それだけ治安維持のためのポリスがはびこっているからだ。
小さな街ではないのが良い。住人の団結が強く、俺のような旅人は目立ってしまうからだ。

行商人でごった返す街の入り口を抜け、『BAR』と書かれた看板が掲げられた建物に入る。
昼間だというのに中は暗かった。入り口右手のカウンターの中に恰幅の良い男が一人。店主であろう。
カウンター席は10人分ほどか。店の奥に2人ほど客がいる。
その反対にはテーブルが3つほど。一つのテーブルにはイスが5つ。2つのテーブルがそれぞれ3人ほどで埋まっている。
俺は入り口に一番近いカウンターに座る。店主らしき男が寄ってきた。とりあえず、なんでもいいから腹に入れたかった。
「水と何か食べれるものを。持ち合わせが少ないんで、豪勢なものは辞めてくれ。」
店主らしき男は静かにうなずくと、元の位置に戻っていった。

前回の仕事で大失敗をしたため、逃げるように街を出たのが一週間前。
ほとんど飲まず食わずで歩いてきた。おそらく、この食事で持ち合わせは全てなくなってしまうだろうが、食べなければ死んでしまう。
店主らしき男が置いた質素な食事を食べ、久しぶりににごっていない水を飲みほすと、少し落ち着いた。
胸ポケットからタバコを一本取り出し、マッチで火をつける。タバコも残り3本。この贅沢品に次に出会えるのはいつになるのか。
この感触を忘れないように深く息を吸い込み煙を肺に送る。少しためてから静かに長く吐き出す。ここまで来てようやく回りを見渡す余裕が出てきた。


735 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:29:42 ID:FVM0DXWe

「随分、旨そうにタバコ吸うね、お兄さん。」

気がつけば、隣に少女が一人。
決して綺麗とはいえない服に身を包み、伸ばし放題の髪を頭の上で結んでいる。
そして、何より、少し吊り上がった意志の強そうな目に惹かれた。

「タバコ。私にも一本、頂戴よ。」
「悪いな、こんな贅沢品、人に恵んでやるほど持ち合わせていないよ。」
「それもそうか。残念。」

少女は苦笑を浮かべると、俺から目をそらしカウンター奥の棚を見つめた。

「なにか、用かい? お嬢さん。」
「ちょっとね。訳あって腕っ節の強そうな旅人探してたんだけど……。」
「それじゃ、声をかける相手を間違ったな。」
「確かにネ。そんな身体でよく旅ができるね。そんなに線が細い旅人始めてみたよ。」
「よく言われるよ。なら、何故俺に声をかけた?」
「だって、そんな身体でも旅が続けられるってことは何かしらの理由があるんでしょう?逆に腕が立つんじゃないかな? ってネ。銃の一つでもあれば、体格の差なんて関係ないし。」
「まあね。ただ、それも外れだ。」

俺は羽織っていた薄汚れたマントをめくって見せる。そこには左右の腰に小さなカバンがくくりつけてあるだけだった。
少女はそれを見ると、またカウンター奥の棚に目線を送った。

「あらら、私の勘も鈍っちゃったみたい。」
「長く生きていればそういうこともあるさ。別を探してくれ。」
「私はそんなに生きないよ。うん、そうだね、そうする。でも、その前に。」

そう言うと、少女は話のためにおざなりになっていた俺のタバコをつまむ。

「レディーの期待に添えなかったバツ。これはもらっていくね。」

ニッと笑うとタバコをくわえて出て行ったしまった。
なかなか、可愛らしい娘だった。タバコを取られたのと少女と話が出来たこと。あわせればプラスマイナ0、イーブンというところだろうか。

食事代を払うと持ち合わせはほぼ0。すっからかんだ。早く次の仕事を見つけなければ死んでしまう。
薄暗い建物を出ると、太陽に焼かれ、目がくらんだ。







736 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:31:11 ID:FVM0DXWe
今のところ以上です。
辛目で構わないので、色々突っ込みもらえると嬉しいです。


737 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:37:57 ID:D9euxRyB
気になったとこ

「」で囲んだところの最後の。は必要ない
「レディーの期待に添えなかったバツ。これはもらっていくね」
みたいな感じにした方がいいと思う

語尾が連続して同じ音だとちょっと微妙だったりする
「〜〜だ」の後に「〜〜だ」が続くみたいな
単調でどうしても嫌な感じになるんだよね

とりあえずこの辺かな?

738 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:44:57 ID:Qgd8dsOl
なんとなく表現がぎくしゃくしてるような気はするね

739 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:46:06 ID:FVM0DXWe
>>737
ありがとうございます。「」の最後に。いらないんですね。気をつけます。
>>734の4,5行目は対比するためにわざと〜〜だ。としたんですが、読みづらいですかね?

あと、引っかかるのが情景描写。実はコレが苦手であえて多めに入れてみたんですが、
少なくて分からんとか、多すぎてウザイとかありますかね?

740 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:47:04 ID:FVM0DXWe
>>738
ぎくしゃくか……。要するに、語彙力がないってことになりますよね……。

741 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:49:28 ID:vgV+QEwL
俺もまだまだ未熟者なのでとりあえず気になったところだけ。

>大きな街では無いのが良い。たくさん居れば、それだけ治安維持のためのポリスがはびこっているからだ。
>小さな街ではないのが良い。住人の団結が強く、俺のような旅人は目立ってしまうからだ。
ここわかりづらいかもしれない。

大きくない町が好き → 大きい町が嫌いな理由
小さくない町が好き → 小さい町がきらいな理由

って流れだけど、たとえば

大きな街ではないのがよい。大きすぎる街は人も多く、それだけポリスも増えるからだ。
小さな街ではないのがよい。小さすぎる街は団結が強く〜

みたいに、理由の前にもう一度主語を入れたほうがいいのかもね。

あと、バーの情景描写でイスがいくつとか、テーブルがいくつとか、いらないと思う。
(後々パズル的な要素で使うならともかく)
用はそれぐらいの規模だってことを書ければいいんじゃないかな。

なんちゃって。でもすらすら最後まで読めるし、ノリもテンポも良いと思うよ。
一緒にがんばろうぜ!

742 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:51:10 ID:D9euxRyB
一人称形式にしては説明的すぎるかも

良い街だ。それがこの街に入った最初の感想だ。
ってのは

良い街だ、と俺は思った。
くらいにシンプルにしていいんじゃないかーと

743 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:51:24 ID:Qgd8dsOl
滑らかにつながってないのかな
それは一文一文の中でもそうだし、
段落の中の文同士もそう

「店主らしき男」の回数がくどいかな、とかもそうだね

744 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/15(月) 23:56:41 ID:FVM0DXWe
>>741
確かに主語いれるだけで分かりやすくなりますね。
イス、テーブルはムリヤリ入れた感があります……。恐らくもう出ないんで必要ないですね。
ありがとうございます。精進します。

>>742
確かに。短編にするつもりなんですが……。どうしても説明的になってしまうんですよね。
まだ、未完って言うのもありますが、要不要をもう少し精査しなきゃ駄目ですね。

>>743
店主の男は自分でも書いててウザイとは思ってました。とはいえ、それを入れないと誰の行動か分からなくなってしまうような気がして……。なくとも分かりますかね?
つながってないということは必要な説明部分を飛ばしてしまっているということですか?

745 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:00:02 ID:0sli2HJs
一つ一つの文のベクトルが段落のベクトルとずれてたり、互いに重複していたり、
脳内で完結しているのか欠落してる感が時にあったり……

失礼を承知で、非才の俺がリライトしてみてもいいか尋ねてみる

746 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:02:30 ID:Taqq88QD
>>745
全然OKです。てか、いまいち頭良くないんでむしろそっちのほうがありがたいです。

747 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:09:27 ID:lgK+cRXu
>>734の2段落目をリライトしてみる

行商人でごった返す街を抜け酒場に入る。昼間だというのに中は暗い。
カウンターの中に男が一人いるのを確認し、俺は入り口に一番近いカウンター席を選ぶ。
座ったのを確認すると店主らしき男が近寄ってくる。
「水と何か食べれるものを。持ち合わせが少ないんで、豪勢なものは辞めてくれ」
そう伝えると男は静かにうなずき、元の位置に戻っていった。

くらいに削っちゃうかな、俺なら
あれ? 改悪じゃね?

串の人に期待だ

748 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:12:45 ID:Taqq88QD
>>747
確かにこっちのほうがわかりやすいですね。
この酒場は二人の出会いが重要なので、場所としての重要さはない予定。
で、あれば、酒場の細かい描写って蛇足なだけですよね?

749 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:15:34 ID:cLyIBbJB
>>748

冒頭で「大きすぎず小さすぎない街」ってのが結構強調されてるから、
747ぐらい削っても、店の規模的なものはおおよそ想像がつくのかもしれないね。

でもやっぱりそういう判断って一人じゃ難しいんだよねー

750 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:18:31 ID:lgK+cRXu
いっそ三人称形式で書くってのも手かもしれない
主人公に感情とか思考がなくて一人称に向いてないと思った

751 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:19:54 ID:Taqq88QD
>>749
そうでした。自分でさんざん強調してましたね。
その規模の街なら馬鹿でかい分けないですよね。
であれば削っちゃっていいか……。
難しいですね。自分は分かって書いてるからなんとも判断がつきずらい。
スレに張るだけでもだいぶ第三者的に見れるものですね。

752 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:20:25 ID:0sli2HJs
良い街だ、それがこの街に入って最初の感想だった。
馬車には抜かれ、馬からは砂埃を浴び、商人の団体から決して綺麗とはいえない風貌を馬鹿にされる。
そんな、草ばかりの街道を歩いていた身にしてみれば、オアシスと言っても過言ではない。
治安維持のためのポリスがはびこるほど人口も多くなく、旅人が目立ってしまうほど少なくもない。
ちょうどいい大きさの街だった。

行商人でごった返す入り口から街へ入り、『BAR』と書かれた看板が掲げられた建物に入る。
昼間だというのに中は暗かった。入り口右手のカウンターの中には店主と思しき恰幅の良い男が一人。
カウンター席は十人分ほどか。店の奥には、二人ほど客の姿が見えた。
三つほどあるテーブル席は、ひとつを残してどれも三、四人ほど腰かけている。
入り口に一番近いカウンターに座る。男が寄ってきた。とりあえず、なんでもいいから腹に入れたいところだ。
「水と何か食べられるものを。持ち合わせが少ないんで、豪勢なものはいらない。」
男は静かにうなずき、戻っていった。

前回の仕事で大失敗をしでかし、逃げるように街を出たのが一週間前。
ほとんど飲まず食わずで歩いてきた。持ち合わせは全てなくなってしまうだろうが、食べなければ死んでしまう。
店主が置いた質素な食事を食べ、久しぶりに濁っていない水を飲みほすと、気分も少し落ち着いた。
胸ポケットから一本取り出し、マッチを擦る。タバコは残り3本。この贅沢も次はいつになるのか。
感触を忘れぬようにとばかり深く息を吸い込み、煙を肺に送る。そのまま煙をとどめ、静かにゆっくりと吐き出す。ここまで来てようやく、辺りに注意を払う余裕が出てきた。

ちょっと書いてみた。主観が入った文章なのは勘弁してください

753 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:22:08 ID:0sli2HJs
あ、カギカッコとじの前の句点見落としてた
これはダメな例だと思っておくれwww

754 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:22:19 ID:Taqq88QD
>>750
三人称か……。やったことないし、なんか、苦手意識というか、難しそうというか。
主人公が最後までこれなら一人称の利点がないかな……。
そこら辺は完成させてからもう一度考えて見ます。


755 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:27:16 ID:XH5vYyw/
>>732
主観入りまくりの感想です。参考程度に。

1、最初の数行が読みにくく分かりづらいです。
>>馬車に抜かれ、馬に砂埃を浴び。商人の団体からは決して綺麗とはいえない風貌を馬鹿にされ。
特にこれ。一つの文章が長くなるのを嫌う気持ちは分かりますが、浴び。され。←こういう句点の使い方はまずいです。
読者は冒頭の数行で読み続けるかを判断するので、ここは気合を入れて書いて欲しいところ。
2、世界観が分かりません。西部劇? だとしたらポリスじゃなくてシェリフや保安官を使ったほうが良いかも。
私だけかもしれませんが、ポリスという単語は近代的な匂いがします。
3、少女の言動と風貌に違和感が。会話だけ抜き出すと大人の女性のような感じですね。(あくまで私の主観イメージ)

756 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:27:53 ID:lgK+cRXu
三人称リライト

男は行商人でごった返す街の入り口を抜けると、
『BAR』と書かれた看板の掲げられている建物に入っていった。
店内は昼間にも関わらず薄暗い。
入り口右手のカウンターに店主と思われる恰幅の良い男が一人。
カウンター席は10人が収容できる程度だろうか。店の奥で2人の客が談笑している。
その反対にはテーブルが3つあり、その内2つのテーブルが3人くらいの団体に占領されていた。
男が入り口に一番近いカウンターに座ると、店主らしき男が近寄っていく。
「水と何か食べれるものを。持ち合わせが少ないんで、豪勢なものは勘弁してくれ」
そう男が言うと店主らしき男は静かにうなずき、彼の定位置に戻っていった。

やっぱりこっちの方があってると思う
俺は書きやすかった

757 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:34:45 ID:lgK+cRXu
偉そうなこと言ってるけど、俺も文章は正直アレだからなぁ
そこは串の人と同じく話半分に聞いておいてくださいなw

758 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:38:14 ID:Taqq88QD
>>752
こうして直してもらうと、イラン部分がたくさんあるのがよくわかりました。
読み直しがたりないですね。ありがとうございます。

>>755
最初が肝心ですもんね。やっぱりそこでの。は違和感ありますか……。
ポリスは世界観にちょいと関係してくるので……。完成させてからもう一度考えて見ます。
少女のセリフ回しはわざとです。こっちもキャラ設定に関するところなので。同じく完成させてから考えて見ます。

>>756-757
いえいえ、今の状態では三人称のほうがいいですね。
ただ、もう少し感情豊かなキャラにするつもりでいるので、コレも作りながら考えて見ます。


てか、未完なので、感想とか難しいですよね。すみません。


759 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:41:56 ID:lgK+cRXu
ほいほい、こっちこそ自分の未熟さが実感できたぜw

ある程度書きなおしていって自信がついたら>>723のスレがお勧め
俺のとは比較にならないくらい、いい意見が貰えると思うよ

760 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/16(火) 00:43:39 ID:Taqq88QD
>>759
とんでもない。大変参考になりました。
みなさんありがとうございます。
続きがんばって書きます。今度は完成したらまた参上いたします。
どうもですノシ

761 名前:(1/2):2008/12/17(水) 11:08:24 ID:txq3jHHn
 月明かりと街灯に照らされた夜の繁華街の歩道を、僕はクラスメートの木葉瑠璃と歩いていた。
 街中で偶然会ったのだ。
 この前のこともあったから少し気まづかったが、学級委員という立場上そのままにしておけず。
なんとなく少し話をして、和解してみないかというような雰囲気になった。

 行き交う人々と雑音を後目に、二人して横並びに歩を進めている。
 僕の眼鏡越しに戸惑うやり場のない視点、それを前方や足下に世話しなく持っていきながら。
 どこへ行くともなく、お喋りをするでもなく。
 そっと横を見てみれば、当の木葉さんは当たり前のようにすぐ隣りにいた。
 ショートボブの活発そうな女の子。彼女を敬遠していた僕から見ても、雑誌モデルのような可愛らしい横顔をしているなと思う。
 よくよく眺めれば、今風でどこか小悪魔的でもある。彼女がモテるという噂話も納得だった。
 そんなことを思いながらまじまじと見てしまうと、余計に言葉が出なくなった。
 互いの距離は密着というほどでもないが、離れているというわけでもない。お互いに私服なのもあって、今までにないこの距離感が僕は妙に居心地悪かった。
 僕の視線に気づいたのか、彼女はこちらを
見て小首をかしげた。さらさらした髪が片側に流れる。
 そして何かを思い出そうとするような表情を見せると、はっとした顔で僕に問いかけてきた。

「ねえねえ、甲斐くん! 甲斐くんは明日馬くんって名前だよね?
 前から思ってたけど、明日馬くんって珍しい名前だね」

 ニコニコしながら言い放たれた言葉に、なんだそんなことか、と僕は呆れ気味になった。
 大体、木葉さんだって十分珍しい名字じゃないか。
 そう突っ込みたくなる。だが突っ込みたくなる衝動を我慢する。

「そ、そうかな。まあそうだね」
「そうだよ!」

 歩きながらニコニコしてこちらを見ている。
 他の男なら、そんなこんなでコロっといっちゃうんだろう。これは確かに、百万ドルの笑顔と言えるぐらい可愛いと僕でも解る。
 だが僕は、彼女のそういうところが苦手だ。
 いや苦手というか、何だかよくは解らないが、胸がムズムズしてくる。
 気恥ずかしくなって、目を合わせられない。
 けど。この前みたいに、トラブルが元でお互い熾烈な口喧嘩をしていた時のことを思えば、こういう会話は凄い進歩に思える。
 まあトラブルメーカーであり一種のアイドル的な存在である子と、僕がたまたま
こうしてるなんて信じられないね。
 僕には一番縁遠いタイプなのだから。
 それはそうと、まだニコニコしている。
 これは『上手いところに目をつけた。これどうでしょう?(誉めて誉めて)』というリアクション待ちの状態なんだろうか。
 何にせよ、こちらが何か話さないと。もう耐えられそうにない。
 僕は立ち止まり、口を開いた。

「木葉さんの方は瑠璃さんだっけ? 瑠璃っていうと濃い赤みがかった青色、
 群青色に近い色のことだし、ガラスやガラス工芸品の古い名称のことでもあるね」

 ほぼ同時に立ち止まった彼女の顔から、笑顔が消えた。
 立ち尽くしたまま惚けたような顔をして、話している僕を見つめている。それこそポカーンという言葉がぴったりと当てはまるだろう。
 だけど、もう止まらなかった。

「それにスズメ目である鳥のオオルリ、コルリ。そして蝶のルリタテハと、瑠璃というのはそれぞれの古称でもあるんだよ」

 僕は人差し指を振りながら、自慢気に演説する。

「特にオオルリ。その姿や囀りはね、それはとても美しい。ウイグス、コマドリと並んで日本三鳴鳥なんだ」

 止まらない。
 もう自分では止められない。

762 名前:(2/2):2008/12/17(水) 11:18:02 ID:txq3jHHn
 誰か僕を止めてくれ。
 この口を塞いでくれ。

「ああ! あと瑠璃は宝石であるラピスラズリの和名でもあって。
 ラピスラズリは十二月の誕生石で、その名前は『群青の空の色』を意味してるんです」

 ずり落ちた自分の眼鏡を中指でくいっとあげながら、僕の演説は幕を閉じた。
 暴走だ。
 冷や汗が流れ落ちる。

「……そうなんだ! すごい!」

 そうそう、僕はすごいんですよ。
 ――って、ええ?
 僕は木葉さんの顔を見た。
 彼女は多分、興奮してるようだ。頬が少し上気している。
 その興奮は、尚も言葉と共に続いた。

「キミってやっぱ頭良いんだね! ……そりゃそうか。学級委員だし、優等生だもん。
 なんだかあたし、自分の名前大好きになっちゃいそう。オオルリ、だっけ? どんなだろー、見てみたい!」

 いつの間にか僕達はまた歩き出していた。帰路のために別れるまでの間、歩きながら暫く喋っていた。
 喋っていたと言っても、僕が三ならあちらは七の割合で。
 けど楽しい時間だった。
 会話の合間には「あたしばっかり喋ってる。ごめんね」という気遣いも入った。
 意外と気がつくいい子だ。いや意外と、というのは失礼だ。僕が勝手な先入観とイメージを彼女に持っていただけだろう。
 そして喋っている時の木葉瑠璃さんは、前にもまして満面の笑顔だった。
時にケラケラと笑っていた。少なくとも表面的には楽しそうだった。
 僕は思った。
 木葉さんは、イメージどころではなかったと。僕が考えていた以上の、斜め上をいく人物だった。
 こうして僕と話をしていた彼女は、ぶっちぎりで変人だった。きっと。



以上。
今考えてる長編用のプロットのワンシーンをイメージして、抜粋的に試しに書いたものです。
実はジャンルは学園青春ホラー考えてるんですが、ここだけだとラノベ調で軽すぎましたかね。
何か感想や意見あったら聞かせて下さい。
まだプロットが固まってないので、特に文体やキャラ、雰囲気の印象なんか聞けると嬉しいです。
あと文章で特におかしな所があればそこも。

763 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 11:31:25 ID:txq3jHHn
すんません、途中抜けました。
見てみたい!」のあと


 せわしなく変わる豊かな表情の数々。
 僕が唖然として見ている最中でも
「――そういえば、由美も甲斐くんのこと『あいつは嫌味なぐらい頭が良い。あと性格も嫌味』って言ってたなぁ。あ、ごめん!」とか
「まあそうだよね、甲斐くんは成績だってトップクラスだし。それに比べたらあたしなんて――」
などと身振り手振りを携えて、ペラペラ喋っている。
 今の僕の耳には半分ぐらいしか入ってこなかった。
だが、この子は見てて飽きない、僕はそう感じていた。

「あとラピスラズリの和名なんだね。あ、ラピスラズリ欲しくなっちゃったかも。
 ていうかあたし、誕生日十二月だし。やだ、もしかして誕生日知ってた? なわけないよねー」
ここから、いつの間にか僕達は〜、になります。

764 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 14:55:02 ID:QMNtdZ8O
三行目 気まづかった→気まずかった
誤字はこれくらいかなー? 見落としあったらゴメン

雑感
全体的に「。」が多すぎるかと
「、」で済みそうなところを「。」にしちゃってる気がする
>>761の3行目ラストとか、「けど。」のとことか

後、わざとかもしれないけれども、
一文にまとめられる文章は、まとめた方がいいと思う

書き出しの「街中で偶然出会ったのだ。」の部分とか
いかにも説明的でぎこちない印象を受けてしまう

キャラ的な要素でいうなら、
主人公がいかにも噂とかに興味がなさそうな感じなのに、
地の文の描写が妙に俗っぽいのがちぐはぐな印象

でも、ここだけ読んでもキャラは分からんからなぁ
的外れなこと言ってたらゴメン

と、これくらいかな?
他に聞きたいことあれば、答えるよ〜

765 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 15:23:17 ID:txq3jHHn
>>764
どもどもです。
「。」が多いのと一文にまとめられる文章を、というのは、多分なるべく一文を短めにしようって所からでした。
つい長くなるとゴタゴタしてしまったりするので。意識しすぎたんですかね。
「けど。」のとこはちょっとリズムを止めたかったんですけど、違和感ある様なら失敗かもしれません。
更に自分で書き直してはいるんですが、書き出しの言われた部分は直しを入れてるので、やはり不備がありましたね。

一番気になるのがキャラの所で、地の文の描写が俗っぽいですか。
ちぐはぐっていうと、例えばどういう感じだといいんですかねぇ。
やはり地の文のキャラをもう少し興味がないという風にクールに抑えた方がいいんでしょうか。
僕としてはそういう感じでいくと、余りに淡々とした視点になるんじゃないかなと。
理知的なキャラにしたいんですが、そういう事で多分俗っぽくもなってます。

766 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 15:42:08 ID:QMNtdZ8O
>>765
やっぱり「。」の多さは意識してたんですね
好きか嫌いかと言われると好きな表現ではあるのですが、
変か変じゃないかと聞かれるとやはり変である気がします
この辺は個人の主観によるところが大きいので、
一概に直した方がいいとも言い切れません

俗っぽさについて補足

雑誌モデルのような可愛らしい横顔、という部分は、
(ここを読んだ限りでは)主人公が雑誌モデルという例えを
とっさに出せるようなキャラに見えないんですよね

今風でどこか小悪魔的でもある。彼女がモテるという噂話も納得だった、ってことは
(ここを読んだ限りでは)主人公が人の噂を気にするタイプに見えなかったってのがあります
小悪魔的、という比喩もなんだか頭が悪そうに見えたり(あくまで俺主観では、ですがw)

でも、この部分だけだと正直キャラを判断するには材料が足りないので、
まったく的外れな指摘である可能性もあったりします

参考程度に捉えてくだせぇ
夜になると俺より頼れるお兄さんが来るかもなのでそちらにも期待してくださいw

767 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 15:45:52 ID:ykm8NksD
地の文の語り口が一定してないかなあとは感じた。
出だしは堅くて“理知的”な感じだけど、途中は砕けたりで。

前後関係が分からんから話そのものには言及しづらいけど、この場面だけみる限りでは、
テンパっていきなり蘊蓄たれ流す主人公の方が、どちらかというと“変人”に見えてしま
うな。

キャラの性格、口調、行動を一貫させるため、イメージキャストを考えるのもいいかもし
れない。
「この作品を映像化するなら、誰に演じてもらおう」と、現実の俳優をイメージすると、
人物に一本芯が通る。

768 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 16:06:22 ID:qI2fP5Hw
> 月明かりと街灯に照らされた夜の繁華街の歩道を、僕はクラスメートの木葉瑠璃と歩いていた。
これを
 「月明かりと街灯に照らされた繁華街の歩道を、木葉と歩いていた。」
こうするくらいの気力は欲しいかな、一人称ならば。
がんがれー

769 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 16:40:08 ID:NmCyB/0S
文章の切り方が個性的で面白かった。
必要ない文章は思い切って切り捨てた方が読みやすさが増すと思う。
重大な問題があるとすれば、色々な言葉で可愛いと形容されている女の子よりも、ヘタレてく主人公の方が可愛いって事かな。
狙ってやってるのかも知れないけど。

個人的には続きが読みたくなる作品だと思ったよ。

770 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 16:40:39 ID:txq3jHHn
>>766
難しいですね、色々と。参考になります。
雑誌モデルと小悪魔的って表現は、完全に僕の語彙の無さからきてます(笑)
それに代わるキャラに合わせた表現、キャラが思い浮かびそうなより良い表現がストンと出ればよかったんですが。
作者より理知的にしたいのに、知能レベルが多分僕の所まで下がってるのは、未熟の致す所ですね。
あと主人公の感性から言わせたんじゃなく、
ヒロインの設定から持ってきて言わせてしまった様な視点(作者の)
が原因の一端かもしれないと気づきました。

>>767
非常に参考になります。
実は僕も読み直してみたりしてる時、それを感じてました。
最初と途中のノリが違ってるなと。
けどこれぐらいなら大丈夫かなと甘く見てました。だけど見事にバレてしましたね。
バレるって事はダメだって事なので原因を探って意識を修正したいと思います。
多分悪い意味で筆が乗ってきて途中で崩れた、或いは最初が乗りきれてなかったから
無駄に一貫出来てなくてダメなんだと。
上に書いた様な、理知的だと淡々となる、かといってそうじゃないと俗っぽくなる
という僕の迷いなんかも出てるんだと思われます。

変人に関しては、主人公変人なんで、それを相手してるヒロインも変人(主人公側から見て)
だって所からきてます。

一応キャラにはそういう様なモデルを配してはいるんですが、そのままだと同じになっちゃうので色々混ざってます。
それがコントロール出来てないんですね、多分。
固まりきれてないんでブレてるんでしょうね。
何せ初心者なもんで、キャラを安定させる意識ってのも難しいです。

>>768
削っていけって事ですね。解りました。

771 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 16:50:34 ID:txq3jHHn
>>769
解りました。見切りつけて切り捨てる意識を持ちます。
僕としては、やっぱりヒロインの方を可愛く見せたいので、それはちょっと悔しいです。
言われた主人公のヘタレさも、ヒロインの魅力を引き立てる、出す為の狙いとしてやってた節があるので。

ありがとうございます。精進して頑張ります。

772 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 17:06:27 ID:NmCyB/0S
成る程。ヘタレ書き手からアドバイスをば。

美辞麗句を書き連ねるよりも、女の子のちょっとした仕草を描写した方が読者に可愛さが伝わると思うよ。
ニコニコ笑うだけじゃなくて、笑うとエクボができるとか、笑うときに口に手を添えるとかなんとか。
自分が見てツボな描写を入れたらどうだろう。

773 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 21:15:32 ID:qI2fP5Hw
>>771
徹底して無駄を削ってからセンスを見せるべく膨らみを持たせるとかなり良くなると思うよ

774 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 22:37:39 ID:97ieJP+E
ここも良スレだなーとしみじみ。

775 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/19(金) 09:27:59 ID:62SDcn6U
ども761です

>>772
先に本当の事を言うと、細かい所まで気がつきませんでした。
ただ漠然と可愛らしい笑顔のイメージがあって、同時に主人公から見たら可愛いんだけどなんだか可笑しいっていう不思議さを描きたくて。
「ニコニコ」って語句を天丼気味に被せていって、つっこみぽい語りにさせてるのはそこからです。
けど仕草や細かい情感は単純に忘れてた所があるので入れてみたいです。
入れてはみたいんですが、そこでふと思う事があって。
少し質問いいですかね?
これ、主人公はヒロインに対して余り興味や好意はないんです(少なくともこの時点では)。
又はあるとしても本人が気づいてないってレベルの物なので、無い様な感じにしたいと。
だから主人公から見れば「可愛い」というのは一般的観点や美的感覚からきてます。
まあそうなんだろう、というあくまで客観的な視点で、余り感情は入ってなくて(一応そう描いたつもりではいます…)。
そういう場合、そこまで細やかな観点を描いていいものかどうか。これが湧き上がった疑問で。
主人公からすると、興味ない風なので、ヒロインのそういう細部までは余り目がいかない、見てないんじゃないかと思うんです。
そこが「ニコニコ」という漠然としたイメージ、大ざっぱな感想ともリンク(僕の意識とも)してる所も多分あるかなと。
そういう事でこういう主人公の心理的要素が絡む場合、自然気にしてない仕草などの描写を排除した方がいいのだろうか?
又は入れてもいいのか?という疑問と、僕自身が可愛さを伝えたいとそう思ってるので指摘された類の描写も入れたい気持ちはあるんですが、
では入れたい場合はどういう感じで処理すればいいんだろうか?という主人公の心理的要素との兼ね合いが、今解らなくて。
何かアドバイス頂きたいです。

>>773
どもども。そこが難しいですね…。意識してやってみます。

776 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/19(金) 11:24:48 ID:R5lNP4+G
>>775
難しい質問だなぁw
ま、自分ならこうするって事を少しばかり。

基本的に現時点での主人公の思考次第。
潜在的な好意の強さで変わるからなんとも言えない。
ヒロインの可愛さを描写するなら主人公に思考を語らせるのがベターかな。
ドキッとしたり、ちょっと良いなと思ったり、ただ視界に入っただけなのかとか。
ホントに興味ないなら描写は切り捨てかネガティブな思考を持たせたり。

長編ならほかのシーンとの兼ね合いってのがホントの所だろうね。

最後に1つアドバイス。
仕草の類いの描写はマンガを文章にしてみると結構上達するよん。

777 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 13:51:20 ID:1SiclSfK
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1228125928/l50
○●○創作文芸板競作祭・クリスマス祭り2008○●○

現在参加者二名につき、作品募集中。気が向いたらよろしく。

778 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:49:43 ID:iEdnMFBR
うわここにもか

779 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 09:50:52 ID:pM6pzI3h
>>775
今更だけど…。
入れるのは問題無いと思う。ただ、確かに感心ない人をじっと観察する人間はいないと思うので、その理由付けさえちゃんと出来ればOKだと。
例えばこの作品であれば
『普段制服だけど私服だから思わずまじまじと見ちゃった』とか『昨日電話してて友達が可愛いを連呼していたため、細かく観察してしまった』とか。
あるいはこの部分が二人が仲良くなったきっかけのエピソードみたいだから『一通り話して改めて見てみると…』って感じで後ろの方に持って来るのはいかがでしょうか。

780 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 19:59:00 ID:QRoV7KG4
はじめて書き上げた作品って何ページで時間はどのぐらいかけた?

781 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 20:18:54 ID:1h/N7Wda
ページって何基準のページ?
KBとかならわかるがページだとわかんない

782 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 20:22:49 ID:NnvriENK
はじめまして。
SS晒します。
http://wannabee.mine.nu/uploader/files/up1986.txt
感想でも批評でも、お願いします。

783 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 20:32:34 ID:QRoV7KG4
>>781
原稿用紙換算で

784 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:16:05 ID:ghoH8TEs
>>780
初めての創作は400字詰め原稿用紙に五枚くらい。
時間は30分程度。
小学生の頃の創作作文だけどね。

785 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 23:16:18 ID:My3lxTuL
>>784
マジで?30分なら俺ががんばっても原稿用紙2枚半程度しか書けないんだが……。

786 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 00:27:32 ID:KIAvi95v
頭悪いのが書きたくて即興で書いた、反省はしていない
変なところは多いと思うけど、良かったら感想を頼む


 エデンのサイクロイド


「風の中に立っていると、まるでボクが奪われていくような錯覚を覚えるんだ」
 ボクは空に向かって呟いた。
 全身を包むように吹いた北風が、一枚羽織っているだけのボロ布の隙間を抜けて、ボクから体温と、何かを奪っていく。空は薄い雲と雲の隙間から、何食わぬ顔でボクを眺めていた。
「そしてそのまま、あなたはボクを全部、削り取ってしまう」
 既に足元の屋根の感覚は消えてしまっていて、膝が寒さと空っぽの心で笑っていた。ボクは空の透明な青を見つめながら喋り続ける。
 この言葉が、空にいる神様に届いてほしくて、ボクはひたすら口を動かした。
「お願いがあります」
「削り取られたボクが消えてなくなったら、神様、どうかボクを、神様のところに置いてください」
「神様の足元にある楽園に、もう一度、崩れたボクを作り直してください」
 風が不意に、ボクの口を塞ぐように飛び込んできた。猛烈な突風に煽られて、ボクは足を滑らせる。高い高い城のてっぺんから、ゆっくりと体を離していく。
 神様が……ボクに接吻してくれた。
 これはきっと、エデンへ導く、突風だ。
 ボクの周りを取り巻くようにして吹いた後、風はボクを抱きとめるように下から吹き上げた。
 その瞬間、ボクは神の愛を知った。神はこれほどまでに優しくて、暖かかったんだ。
 そして同時に風が囁き、ボクは世界を知った。

『この人の世こそ、神の足元の楽園だ』

 それからのことは、よく覚えていない。

787 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 12:52:38 ID:Xw/osz+n
>>786
透き通ったイメージが想像できて不思議な雰囲気があるのですが、
詩的なもので、ここで終わりだったならごめんなさい、自分には分からなかった・・・
「ボク」という言葉が結構強い印象があるので、多用すると気になるかもしれませんね。

ただ、もしこれが何かの物語の冒頭だけなら、ちょっと続きを読んでみたい気になります。
頑張ってくださいね!

というのもまあ、あまり経験のない自分のアレなので・・・

788 名前:がおーん(「・ω・)「 ◆GAOON2chso :2008/12/28(日) 12:04:42 ID:6iIdfT76
『大鏡』

 村上龍にも少し飽きたので、たまには古典でも読もうと思って図書館へ行った。
とりあえず、目に入ったカウンターの女性の図書館員に「『大鏡』はありますか?」とたずねた。
俺より歳若に見える彼女は俺の顔を見るなり顔を強張らせ、「つきあたりを左に曲がったところです」とくぐもった声で答えた。
無愛想な態度にムッとしながら歩く。書架の案内サインの十進分類コードが500、400とカウントダウンを始める。
文学の十進分類コードは900番代のはず・・・・・・だが、ついにカウントは000に。
そして、俺は半ば諦めの表情で顔を左に向けた。

 そこにあるのは、2つの扉。その扉には男性と女性のピクトサインが貼られている。
そう、誰がどう考えてもこの扉の向こうはトイレだ。
扉を開けると洗面台の前に見事な『大鏡』があった。
どうやら最近の司書は『大鏡』も知らないらしい。俺は笑いをこらえながら用を足し、髪型を整えようと大鏡に向かった。
手ぐしで髪を整え、もう一度大鏡を覗き込んだ。
髪の毛が鼻のあたりについていたのを見つけたので、つまんで洗面台に捨てようとした。
・・・・・・ぷつっ。鼻に鮮烈な痛みが走る。涙目になりながら、手にした毛を凝視すると、それはまぎれもなく鼻毛であった。

 私は手を洗い、涙目を袖でぬぐってから、もう一度手ぐしで髪型を整えた。
そしてカウンターへ戻り、先ほどの図書館員に一言「ありがとう」と声をかけた。
彼女は私の声にぎょっとして顔を上げ、私の顔をしげしげと眺めた。
そして、にっこり微笑んで「『大鏡』は雑誌コーナーの向こう側にあります」と何事もなかったように答えた。

789 名前:がおーん(「・ω・)「 ◆GAOON2chso :2008/12/28(日) 12:05:20 ID:6iIdfT76
『フライパン』

とあるフライパンのメーカーがヨーロッパでの販路拡大のため、フランス人、イタリア人、ドイツ人を雇いました。
フランス人営業マンは実演販売にてフライパン一つで見事な料理を作って見せ、
たくさんのフライパンを売り上げ、料理の材料費を本社経費で落としました。
イタリア人営業マンも負けじと軽妙なトークと身振り手振りを駆使して実演販売を行い、
これまたたくさんフライパンを売り上げ、さらにはメーカー希望小売価格より高く値をつけて上前を撥ねていました。
ドイツ人営業マンは『百年使っても大丈夫』と言いながら、ソーセージを焼くだけ。
他の2人ほどフライパンは売れませんでした。

10年後。
フランス・イタリア人営業マンは実演販売に磨きをかけて高い売り上げを維持するも、
ドイツ人営業マンの売り上げは減る一方。
それもそのはず、フライパンは本当に『百年使っても大丈夫』だったのですから。

20年後。
フランス人営業マンは経費削減で材料費が会社から出なくなり、材料費が自腹に。
イタリア人営業マンは上前を撥ねていたのがバレて、懲戒解雇の憂き目に。
ドイツ人営業マンはといえば、ここに来て売り上げが急上昇。
彼は不思議に思いました。『百年使っても大丈夫なら、買い換え需要もないだろうに』と。
客は口々に言いました。
『ママがソーセージを焼くときは、決まってこのフライパンだったのよ』と。

790 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 12:06:27 ID:f+GkyYa8
名作古典特設コーナーがあったってオチかな

791 名前:がおーん(「・ω・)「 ◆GAOON2chso :2008/12/28(日) 12:06:34 ID:6iIdfT76
昔、創作文芸板にあった20行SSスレがなくなったようなので、
こちらに引っ越してきました。上2作は昔の創作分です。

792 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 12:08:37 ID:f+GkyYa8
>>789
子供世代が母の味を求めたのですな

793 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 12:10:18 ID:f+GkyYa8
確かにどっちも20行だw
3行スレと1レスで創作スレはあるけど20行スレはここにもないな
それぐらいの分量でぴったり収めるのって難しいけど結構楽しいかも
ある程度ストックがあるならスレ立てちゃってもいいかもね


794 名前:がおーん(「・ω・)「 ◆GAOON2chso :2008/12/28(日) 13:11:23 ID:6iIdfT76
>>792
ドイツ人はいつまでも壊れない丈夫なものを創るから商売下手だ
というヨーロッパにある冗談を元ネタにして書き始めた。
これを書き込んだ当時クリスマスイブだったので
ハートウォーミングなオチに改変したというのが正直なところ。



スレを一通り見て思ったのが、投稿の大半が1シーンの描写ばかりで
起承転結のストーリーが書けてるのがないなというのが正直な印象。

文法や言葉の誤用は読むとき頭の中で読み換えるので気にしないけど
1、1レスで収まる分量で起承転結をつける(シーンではなくストーリーを書く)
2、擬音語、擬態語は極力使わない
 (使う場合はそこがクライマックスだとかシャッターチャンスのような重要ポイントとして使う)
3、二次創作は辞めて、どこにでもいるような人の誰にでも起こるような話にする
4、書き手の主観は出来るだけ控えめに

せめてこのぐらいの意識がないと、興味のない人には全く読んでもらえないし
いつまでも初心者扱いされちゃうと思う。
とりあえず、向田邦子の随筆『父の詫び状』を読んでほしい。
挿絵もないのに読み手がまるでテレビカメラを持って撮影してるのかと思うぐらい
視覚的でわかりやすく、控えめでちょっと辛口な書き手の思いを薬味のように効かした文章を是非。


795 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 10:45:11 ID:oVp+fzuf
どこにでもいるような人の誰にでも起こるような話は別に読みたいと思わないな
誰にでも起こるような話でも面白くなるなら、その時点で特別な人間だと言えるし

796 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 17:08:04 ID:U+Hbsu9P
>>794
言いたいことは分かるがここは初心者の練習スレであって、自分の言いたいアドバイスを書いていくスレではない
口調は穏やかだけどアドバイスが押しつけがましいよ
作品一つにきちんとした感想を付けた方がよろこばれるし、スレの空気と趣旨にあってると思うよ

797 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:32:26 ID:Bhrs7ES2
逆に言えば、そういう話でお茶の間の定番となった作品を生み出した
長谷川町子やさくらももこがいかに凄い存在か、ってことでもある。

798 名前:797:2008/12/29(月) 23:40:50 ID:Bhrs7ES2
>>797>>795です、アンカー漏れすみません。

799 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 15:59:34 ID:2JEmOLxp
>>795-796
こういう考えの人はいつまで経っても初心者以下だよ。
自分が楽しむだけの文章を書きたいなら、
わざわざここで書かずに自分のブログにだけ書けばいいと思うよ。

他人が期待する文章を書いても尚、自分が面白いと思えるものが書けないなら
はっきりいってコピペ以下、嵐と同じ価値しかないよ。


800 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:03:09 ID:TLoeVL1L
新たな七英雄の登場か!?

801 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:04:53 ID:2JEmOLxp
あと3点リーダーの使い方とか、カギかっこの使い方とか
こういうのって最近では小学校の文法で習わないのか?
そういうレベルの指摘はわざわざしないほうがいいと思うけど
そういう指摘をせざるを得ないレベルってのはどうかと思う。

802 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:05:29 ID:mHXmIoGR
アドバイスに対する批評、さらにそれに対する批評ってのは、ちょっとスレ違いじゃないかな。

803 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:21:43 ID:1mDqd62x
ネガティブな内容にだけ即レスが付くあたりが悲しいな。
およそ、隣の酷評スレから逃げてきた連中のスレなのか、ここは?

804 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:47:41 ID:mbBxpJXW
>>734-735
冒頭の『良い街だ』というのはダメです。理由を後で説明するにしても不自然です。
ここは『○○なオレにとっては良い街だ』とか『○○するには良い街だ』として
冗長な『それがこの街に入った最初の感想だ』をカットすべきです。

『大きな街では〜目立ってしまうからだ』の部分がハードボイルド調なのに
少女の台詞がラノベ調なので、世界観が不安定になっています。
ここはどちらかに絞ったほうが良いでしょう。
ハードボイルド調にするなら、台詞はより短く断定的にするのが基本です。

次にバーの描写ですが、『暗い』と書いておきながら
それに近い文章でバーの全景を描写すると、読み手に主人公の実感が伝わりません。
バーの描写は細かく何度かに分けて主人公の視点と同化させましょう。

あと、『線が細い』というのは体格が華奢というよりも、
どちらかといえば神経質というメンタルな部分を指摘する言い方ですし
主人公の台詞もまた、そういうメンタリティーの持ち主かと思わせています。
ここは素直に『華奢な』という表現のほうが良いでしょう。

805 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 16:48:28 ID:+C4tp00R
この板の経緯、このスレの傾向を鑑みずに、それらしいことを書いたつもりで
ひとり悦に入るようなタイプのひとのことは気にしなくていいよ
どうこう言ってる当人がいちばんコミュニケーション不全みたいな文章なんだもの

806 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/01(木) 14:14:40 ID:ynwimU1O
つーか本人が書いてる大鏡だって完結してるかどうかすら分からんし、
はっきり言って、だからどうした?と言う感想しか浮かばないよな。
フライパンは一応完結してるけど、10年後とか、20年後とかやっつけで端折ってるだけで、
ギリギリ小説って感じだし。
謎なのが794の自己設定が、他人の期待する文章だと思い込んでるところだよな
実際にはただの勘違いと妄想なのに

おまけに799なんか本人だとバレバレ、もうどうせならハンネつければいいのに
折角トリも工夫したんですからねえ

807 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 10:55:44 ID:FXElQUiP
>>806
SSのオチも満足に理解できない奴が批評家ぶるなよ、恥ずかしいぞw
悪いことは言わないから、SSの1つでもあげてくれよ。
>>804のように優しく添削してやるからさ。

808 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 11:08:46 ID:cWvVd23t
>>807
どうでもいいので空気読んでください。
ここは度胸のない初心者のためのスレであって、批評スレじゃないんです。

いやいや、批評しなくてどうするんだよ。と言いたい気持ちは分かりますが、
まあ、カリカリせずになんとなくこのスレのふいんきを察していただければと
思う次第です。

またこの板には不特定多数の投稿から、不特定多数の批評・感想を貰う
目的のスレはまだないので、立ててみてはいかがでしょうか。

809 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 11:17:17 ID:R0NTjxYx
批評スレあってもいいと思うが、この分だと投下にくらべて批評家の供給が過剰になりそうだなw

810 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 11:18:31 ID:PBUyeiyL
押し付けがましいアドバイスするくらいなら文芸板に帰ってほしい
スレの空気悪くするようなコテは要らん

811 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 11:28:59 ID:3q9XoYcr
このスレは>>1に在るとおり、
『初心者のための練習と実力向上を目指したスレ』と思ってたんだけど、
今はどういうスレになってるのか、さっぱりわからない。
文芸板みたいに『甘口』『辛口』とか
批評レベルを書き手が指定してないし、
投稿の際に仮でもコテをつけないものだから
批評を毛嫌いしてるのが投稿主なのか
赤の他人なのかさえわからないってのも困りものだ。

812 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 12:02:44 ID:b/KBQs2p
>>788>>789みたいな、
何の面白みもないもん庇う奴なんて本人以外いねえよ
大体アホさ加減が最初出てきたときから変わってねえじゃねえか

必要なのはルールじゃなくて、
>>807みたいな反論する時だけは名乗る度胸も無いカスは、
アホみたいなことを言わないように自制することだ
まあ、今回のことで住人のモラルが如何に大切かと言うことは分かったな

813 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 12:10:12 ID:3q9XoYcr
カスとか言っちゃう単発さんのモラルとは
さぞかしすばらしいんでしょうなぁ。

814 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 12:25:13 ID:R0NTjxYx
なんでageて煽っちゃうかな、そこで
そんなに議論がしたいか

815 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 12:32:38 ID:EtkIFgx/
批評とアドバイスは違う。

少々厳しくても、その人の事を考えて書くなら、ちゃんと書いていれば伝わるんじゃない?
アドバイス一つ書くにしても、それなりに気は使わなきゃ。

816 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:08:01 ID:b/KBQs2p
>>813
いい加減に自分の実力の無さを認めろよ

817 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:24:24 ID:LL9prUC5
>>816
是非ともキミの実力をここで、トリップなりコテハンでもつけて披露してくれよ。
オレはまだキミから学ぶべきものがあるなら、勉強させてもらう意思はあるんでね。

まあ、少なくとも人に読まれることを前提にしたこのスレで
>>812みたいに『ルールは必要ない』とか論理性を完全に放棄した
知性の欠片も感じられないレスを平気でつけるキミの文章ならば
文芸としてでなく医学レベルで価値があるだろうからさw

818 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:30:00 ID:R0NTjxYx
こーいう議論以下の口ゲンカを隔離できるなら批評スレ建てるか
テンプレ考えてこよう

819 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:42:49 ID:PBUyeiyL
常に作者と対等な目線でレスをつけるようにしましょう

例 「○○した方がいい」 ×
   「個人的には○○した方が気持ちよく読めると思います」 ○

これテンプレに追加ね

820 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:48:41 ID:b/KBQs2p
>>817
いや、お前こそ病院に行けって、この手の自己肥大は見ているこっちが恥ずかしくなる。
自分の事を認めて欲しいなら来る場所が違うだろ
カウンセラーか犬にでも相手してもらえ

821 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 13:54:28 ID:DSPDccXU
昔風の言葉使い好きなんだけど(〜かい?〜かしら)
やっぱり現代風にしたほうが読みやすいものだろうか

822 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 14:07:07 ID:g9QH2n+b
創作には創作の、批評には批評のノウハウがあり、全くの別物なのよね。
このスレはどちらかと言うと、作る立場の人間同士が集まり意見を出し合うための場所だと思う。
批評家同士での舌戦を繰り広げたいのなら、お隣の創文板の方が盛り上がりますよ。

823 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 14:08:07 ID:DTo8yEAQ
>>818
いや、あまり板内に感染拡げないでたもれ

824 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 14:16:07 ID:b/KBQs2p
(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2005/12/13(火) 22:57:32
【年齢】四捨五入すると30
【性別】♂
【住所】東京の片隅
【職業】サボリーマン
【創作歴】中学:卒業文集でスポーツドキュメンタリーのような文章を書き、
担任の国語教師に絶賛されるが同級生にはドン引きされる。
高校:深夜ラジオのはがき職人として、ステッカーなどのノベルティをゲット。
大学:漫画雑誌の読者コーナーの常連として、テレホンカードなどのノベルティをゲット。
現在:2ちゃんなど掲示板に短文をこそこそと書く。
【作品の分野】ニュースなどを元ネタとしたごく短いショートショート。
【好きな作家】向田邦子(エッセイストとして)。有名どころは全くと言っていいほど読んでません。
【備考】図書館巡りを趣味として1年。これまでに訪問した図書館は200館以上。本屋にはないレア本が読めるので楽しい。

・・・・・・やめた、俺もうコイツに関わりたくない、何かコイツおかしい

825 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 14:57:48 ID:LL9prUC5
>>ID:b/KBQs2p
おかしい奴におかしいって言われるのは正常の証。
基地外の特徴は自分が基地外だと認識できないこと。

826 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 15:04:06 ID:Spc/wOVU
ID:b/KBQs2pが創作者でも批評家でもないのがダメなんだよ。
別に創作文が書けなくてもいいが、自分の意見を文章で述べることができないのは恥ずべきこと。

827 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 16:05:51 ID:eEqvlG9l
>>821
見なれない人は違和感を感じるだろうね

逆手にとってキャラづけに活かしてはどうだろうか?
主人公が使う場合、古い言い回しであることを第三者に指摘させたり
地の文の場合でも、登場人物の一人に現代風の話し方をさせてみたり

舞台設定が古い時代だったら……お手上げだ

828 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 17:45:35 ID:MfTpTLSN
初投下してみたいんですけど、レス辺りの文字数制限とか、あるんですか?

あと、いきなりの長文はまずいですかねぇ?


829 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 17:53:10 ID:R0NTjxYx
文字数は全角2000文字程度までだが
1レス60行までという仕様もある
1行40文字で書いてるなら50行程度を目安に切るといいかも

長文はぜんぜんまずくないけど連投規制があるので、
事前に投下時間を告知するか、雑談スレあたりで支援(連投にならないように間にレスをいれてもらうこと)をお願いするとよい

830 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 17:53:34 ID:JKL0j7L6
>>821
地の文に使われまくってたら気になるかもしれない
キャラ付けくらいならいいんでね?
ただ、使い慣れてない感じがするとダメだから、多少気を使って書かないといけないと思う

831 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 18:03:18 ID:OH3dmJ9X
>>821
読んでみないとなんとも言えない

832 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 18:31:33 ID:MfTpTLSN
 とりあえず、投下してみます。厳しく批評をお願いします・・・

「餅」

 今年初めての食べ物は、田舎の餅だった。
 毎年変わらない味を提供してくれる田舎の母に感謝しつつ、私は今年もこの餅を食べている。
 雑煮の中に浮かぶ餅を見ながら、私はぼんやりと昔のことを思い出していた。

 それは私が小学生のときだった。冬休みに入ってからというもの、年末にかけて我が家は嵐の
ように忙しかった。
 大掃除は父の担当。お節と餅つきは母の担当。そして私達姉妹は、それの補助という形で、一
家総出で新年の準備をしていたのだ。
 私は、冷たい水と寒い風を嫌がり、大掃除の手伝いを妹に押し付け、いくらかましな、母の料理
の手伝いを買って出た。
 母は魔法のように次々と料理を作る。私も補助という形で手伝ってはいるのだが、たいていは煮
物の見張りだとか、簡単な野菜の下ごしらえだとかしか任せてもらえなく、重要な部分はすべて
母の手によって仕上げられた。

 それは、母と一緒に餅つきに取り掛かっていたときだった。昔ながらの杵と臼、というわけにはい
かず、餅つきも機械に頼りきりなのだが、それでもその頃にはもう、自宅で餅つきをするという家
庭は珍しかった。餅つき機から付きたての餅を取り出し、母と私で小さくちぎりながら形を作って
いたら、外で網戸を洗っていた妹が、「お客さん」と言って母を呼びにきたのだ。
 母は手を休めて玄関へと向かう。私は、餅を丸めながら、玄関の音に聞き耳を立てていた。
 「まあ」とか、「それは」とか、母のため息まじりの声が聞こえる。どうやら、訪問客は近所のおば
さんらしかった。
 しばらく母は玄関で立ち話をしたあと、台所に戻ってきた。よく見ると、その目には涙が浮かんで
いた。
「近所のおばあちゃん、ほら、あなたがよく遊んでもらってたあのおばあちゃんよ。おばあちゃん
ね、ずいぶん前からご病気らしいのよ。それで、もう今年ももつかもたないかっていうことらしく
て……」
 私はその話を聞いて、絶句した。母の話にでてきたおばあちゃんとは、昔からよく遊んでもらっ
ていて、本当のおばあちゃんのように接していた人だった。しばらく顔を見ていないと思ったら、ま
さか病気になっていただなんて……。
「それでね、おばあちゃんが、最後に、あなたのつくったお餅を食べたい、っておっしゃっているみ
たいなのよ。あなた、今からおばあちゃんに持って行ってくれる?」
 そういって、母は目頭を押さえた。私はうんうんとうなずき、今、自分が丸めていたお餅を手に
とって、持つものも持たずに台所を飛び出していた。
 家に来ていたおばさんと一緒に、私はそのおばあちゃんの家へ行き、おばあちゃんが寝ている
という部屋に入らせてもらった。
 久しぶりに見るおばあちゃんの顔は、最後に見たときより、大分痩せているような気がした。
 おばさんが、おばあちゃんの耳元で何かささやいた。すると、おばあちゃんはゆっくりと目をあけ、
私のほうをみた。そして、にっこりと笑った。
 私は、その優しいおばあちゃんの笑顔が大好きだった。知らず知らずのうちに、私の目にも涙が
浮かんできた。
 おばさんに促され、私は食べやすくちぎったお餅を、おばあちゃんの口へと運ぶ。おばあちゃん
は、味わうようにゆっくりと口を動かして、そして、飲み込んだ。食べ終わった後、おばあちゃんの
口が小さく動いた。
 私には、確かに「ありがとう」と聞こえた。
 その後、おばあちゃんは静かに息を引き取った。私達家族も、おばあちゃんとの最後のお別れの
ため、お葬式に出席した。
 献花のためにあけられた箱の窓から、おばあちゃんの顔を覗き込む。おばあちゃんは、満足そう
な顔で、眠るように目を閉じていた。

 それから何年たったことか。私は、今も変わらず、毎年おばあちゃんが最後に食べたがっていた
お餅を食べている。そして、毎年変わらず、一つよけいにお雑煮を作るのだ。
「おばあちゃん、このお餅が本当に好きだもんね」
 私は誰も居ない場所に向かって、そう話しかけた。半透明のおばあちゃんは、最後に私に見せた
あの笑顔で、今年も笑っている。

 以上です。

833 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/02(金) 18:48:43 ID:MfTpTLSN
>>829

ありがとうございました。
早速、投下してみました。

もしよろしければ、批評等もよろしくお願いします。

834 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 10:30:23 ID:ZGbFy+3C
>>827
違和感を感じる?

使い方間違ってるぞ

835 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 12:43:15 ID:6joye6eo
>>833
まず死にかけの婆ちゃんに餅を食わせるのは、どうなのかな……。
それと表現がちょいちょい気になったけど表現技法について語るほどの力はないから、そこはスルー

あと何がしたいのかわからないというか……正直、伝わってくるものが何もありませんでした。
それと前半が日記のようで飽きました。
批判ばっかりでごめんなさい。的外れな批判かもしれないんで、まぁテキトーに流してくらはい


836 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 13:58:58 ID:XV0udQo0
わたくしも、人様の文章を批評出来る程のものではないが…

書き出しは謎がある方がいいと思います。
お年寄りに餅がちょっと…なら、他の食べ物に代えたとして
テーブルに一人分多い皿がある場面から始まり
そして、懐古するシーンとか。

わたしより、もっとうまく批評出来る方が
いらっしゃると思うので、ここで失礼します。

837 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:02:48 ID:MnBdhKjD
とりあえず人生初の小説投下 できるだけ厳しくお願いします へこむくらいに

 AはBの事が気に食わなかった。何時もBの事を目障りに思っていた。
「Bは何時もそうだ、何か有意義なことを見つけてそれを仕事にすればいいのに、そんなにグータラしていて、僕は嫌な気分だよ。」
「そうかい、君の有意義なことは僕に文句やケチをつけることなのかい?」
「親切心というものが解らない奴だな、仕事をすれば良い生活ができるだろう。何時もぼうっとしていて遊んでいるのは良くない。何か仕事を見つけなさい。」
そう忠告して、Aは何時もの仕事をしに出かけて行ってしまった。Bは空を見て一人歌を作っていた。

838 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:03:20 ID:MnBdhKjD
 Bはそんなに変りものと言うほどでもなかったが、何もしないということで少し有名だった。
そういうわけで、たまに好奇心旺盛な奴が集会などに呼ぶ時があった。そんな時はお茶や菓子が出るので断る理由もなく集会に出た。
その集会で、どうしたらもっと仕事ができて、良い生活ができるかという話になったとき、お茶を飲んで一言も話さなかったBが突然口を開いた。
「本当に仕事ばかりしていて楽しいのか、それより自分で自分の事をきちんとやれば最低限の生活が手に入る。それでいいじゃないか」
周りの人たちは、Bが楽をしたいだけだと言って、相手にしなかった。そしてまた前の話に戻ると、Bはそれまでと同じくお茶を飲んで菓子を食って帰って行った。

839 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:03:50 ID:MnBdhKjD
 Aはとても仕事に熱心で、将来は何処かの社長にでもなるのではないかと噂されるような有望な奴だった
そのため、人が寄って来た。家庭も出来、帰る場所があった。仕事をして、お金を貯めて、良い生活をしていれば安心だ。
その時ふとBの事を思い出した。仕事もしなく、自給自足で畑で一日を過ごす。しかし充実してるようだ。

自分のしていることは、本当に充実しているのか?楽しいのか?

疑問を持ったその時、地震があって、積み重なったモノが崩れて、Aは死んでしまった

840 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:04:21 ID:MnBdhKjD
 その晩、AがBの夢に出てきて言った。
「お前は何時もそうだ、無関心で何もしない。俺を見てみろ、家族のために、人のために仕事をして死んでいった。お前は何も感じないのか?」
「関係ないね、興味が無いものに構っている時間は無いよ」
「冷たい奴だな……俺はお前のためにあんなに言っただろう」
「それは君の自己満足だ。僕に君の考えを押し付けないでくれ。正直に言うとそれは君の自業自得なんじゃあないのかい?」
そしてBはそのまま寝てしまったので、Aはうなだれて、少し考えたあと、もう少し魂のまま留まることにした

「俺がやってきたことは無意味だったのか?」
疑問は強くなっていった。そして、こんなに人のためにやって来たのだから、皆すごく悲しんでるに違いないだろう。
と、最後に一日かけて別れのあいさつをしに行くことにした。

841 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:04:51 ID:MnBdhKjD
家の様子を見に行った 遺産相続の問題で喧嘩をしていて一人も死について喚き散らすことはなかった

会社の様子を見に行った 今の仕事をどう終わらせるか議論していて一人も死について語る者はいなかった

友人の様子を見に行った 借金を返さなくて済むと喜び、一人も死について悲しむことはなかった

そしてようやく気付いた
「俺が慕われていたのは俺の性格からじゃない……仕事が出来たからだ。仕事が出来なくなればお払い箱だ。仕事を取れば、何もない。
人に振り回されて、自分を知らなくて、これじゃあ何も進歩は無い、赤ん坊と同じじゃあないか……」
そこで夜にBの家に行き謝った
「今になってやっとわかったような気がするよ。お前は、何もしていなかったんじゃないんだな。
自分なりに暮らすにはそれだけの苦労が必要だ。お前は自給自足をして、一日それだけのために費やしていた。それが楽しかったみたいだったけどな
一番楽をしたかったのは俺たちだ。結果このようなことになってしまって……俺を叱ってくれ。馬鹿だった。」

「まあ死んでからそんなこと言ったって仕方がないよ。せいぜい来世を楽しむ準備を。僕は明日3時起きなんだよじゃあね」
Bは何時ものように床に入って明日に備えていた

842 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 15:14:34 ID:zu8342n7
>>832
文章は読みやすくて良いと思う。

このスレに投下するため、一レス以内に収めることを意識して書いた作品なんだろうか?
だとしたらよくまとまってると思うが、前半部を少し削って何かおばあちゃんとのエピソ
ードを差し込んだ方が、読む側も感情移入しやすいかも。

まあ、さすがにこの文字数でまとめるには無理がある話だと思うので、これを元に場面、
描写や会話文を増やし、改めて短編として仕立てるのがいいかと思う。

843 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 17:14:05 ID:Su9w+I+H
>>832
読んだ文章自体は普通だと思うけど……とりあえず思ったこと。厳しく、ということらしいのでちょっと厳しめに

・餅が餅としか書かれていないから全然おいしそうじゃない、というか風情が無い
タイトルにするくらいのキーアイテムなんだからもっと大事に書くべし
母なんかも、ただ母じゃなくて、どういう「母」なのかをきちっとアピールしなきゃ伝わらん

・上と関連するけど、「餅」「母」「おばあちゃん」辺りが使われすぎてくどい
道徳の教科書ならいいかもしれないけど、小説として面白く魅せるなら工夫がいる

・半透明のばあちゃんが出てくるくらい仲良かったの? という印象
突然出てきて死にかけで餅食って死んだだけじゃ感情移入できない
毎年あげてる描写も無いのに「死ぬ前におまえの作った餅が食いたいよ」とか言われてもポカーン
おばあちゃんを機能させるなら、昔から遊んでもらっていた点とか餅あげてたとかはかなり強調して書くべき
それを示すためだけのシーンがあってもいいくらい

・これ餅じゃなくても物語成立するよね。何故餅を使ったのか、という理由を感じさせるような要素があったらもっと良かった

お涙頂戴にしたかったら、涙が出るくらいの土台をしっかり作る。ちょっといい話、とするなら中身が足りない
郷愁とか田舎の良さとか書きたいなら田舎感が全然出ていない
結局何がしたかったのか分からなかったから、書きたいものが何なのかを意識して、
魅せ方を考えながら書くだけでも全然違うはず
文章は下手ではないから頑張って

844 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 18:00:12 ID:6joye6eo
>>841
視点の統一くらいは勉強してからまた出直してきてください。
二人の視点を通して物語を描くのはまだ早いです。剣道の初心者がいきなり二刀流で戦うようなもんです。
まずは、基本、常識を身に付けましょう。ネットで検索すれば学べます。

845 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 18:26:31 ID:iPDaFGI1
>>835
表現技法、何でもいいので教えてください
参考にしたいので・・・・・・
文章勉強のための小説だったので、自分でも伝えるものが何か
わからないまま書いたのが失敗でした

>>836
なるほど、最初にお皿を一人分多く書くのですね
今回、結構いきあたりばったり的な書き方をしたので、
書いてるうちにオチを考えたのでした
すみません

>>842
そうです、このスレに投下するために書いたのでした
とりあえず文章の批判をしてもらおうと思ったので、
今回は勉強させてもらいました

>>843
私はお題を考えたあと、それに合わせて物語を作るので、
毎回、構想等をしっかり練っていないのです。
今回のお題が「餅」だっただけで、そのアイテムを使うためだけに
この文章を書いたことも失敗でした
また、勉強をしなおします

皆さん、ありがとうございました。大変勉強になりました
また次回投下するときも、よろしくお願いします

846 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 18:57:24 ID:Iw9c6eFX
>>834
違和感を感じる

847 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/03(土) 20:57:19 ID:Su9w+I+H
>>837
一応。鍵括弧には文の区切りという意味もあるから「。」はいらないんだぜ

とりあえずこれはあらすじとか説法に近いと思われ
ストーリー上のイベントの羅列で、申し訳ないが小説というにはちょっとお粗末な出来
何も書いてないから説得力が無い。あからさまで押し付けがましい

この小説では「真面目に働く事」と「悠々自適に生活する事」についてハッキリした優劣が付いているけど、
実際に人間の考え方は千差万別で、皆が皆この小説のように感じているわけではないわな
この手の小説では、その辺の考えが違う人を丸め込んで
「とりあえずこういう結論がでちゃうんだよね」っていう風に納得させないといけない
その丸め込むための表現が「死んでから悲しんでくれる人が居ない」だけでは陳腐だし淡白
もっと言えば展開が作者にとって都合が良すぎる。一人も悲しまない状況ってのは相当奇異な状況で、
相応の理由が無いと起こりえない。そこを一行ずつで説明を片付けるのは手抜きにしか見えない

自分の思考を伝えるためならまあいいかもしれないけど、面白く読ませるなら考えて書かないといかん
少なくとも思考の強制は反感を招くし、面白くない。作者が読者に合わせないとね

でもやりたいことがはっきりしているのは嫌いじゃないぜ
作品のテーマがしっかりしているのは大事
とりあえず、面白い文章ってどんなんだろうとか考えながら、
本を読んだり書いたりするといいんじゃなかろうか

848 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/04(日) 01:02:37 ID:1hI9yrR1
>>837
対照的な人物としてBを登場させてるけど、Aという人間の立場や考えを作中で説明させ
るためだけに、無理矢理、話に絡めている感じがする。
読みづらいだけなので、Bの部分はカットしてもいいのでは。

「仕事人間のAが自身の人生を省みる」というのが骨子だろうから、無理にBを絡めずA
の視点から書き、内面を描くようにした方がすっきりすると思う。

849 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/04(日) 21:18:21 ID:k9UFXFZp
念のため文章作法の基本事項を挙げておくと、

 ・句点が"。"、読点が"、"
 ・カッコは通常「」を使う
  ・カッコの中でカッコを使うなら『』を使って区別する
 ・文の終わりには必ず句点を付ける
 ・段落のはじめは全角スペース一マス空ける
  ・会話文は例外、行頭のスペースは入れない
 ・会話文の最後("」"の直前)の句点は省く
 ・―(ダッシュ)や…(三点リーダ)は必ず二個ずつ使う
  ・似ているが「・・・」は三点リーダではない
 ・疑問符"?"や感嘆符"!"の直後はスペースを入れる

こんな感じ
これをなんとなく覚えたら一度その辺にある小説を二、三ページ書き写してみるといい
一文字一文字書き写してるうちに上記のリストが何を意味してるかも自然とわかるはず
もっと詳しい事は「原稿用紙 使い方」でググれ

850 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/04(日) 21:18:55 ID:k9UFXFZp
ただし、これらを意図的に無視して読者に何らかの特別な印象を与えようとする方法も当然ある
そもそもこの作法は平均的な慣例を基準に定めて統一しただけのもの
昔の作家が「〜だろう。」と鍵括弧の直前に句点を置いてたり
現代作家が臨場感を出すためか疑問符感嘆符の直後のスペースを除いてたりと
例外なんざ腐るほどある
ぶっちゃけ一般基準にそぐわないから違和感が出て、それを「読みづらい」と思うってだけの話

とはいえ絶対的な基準を知ってなければ万人に通じる文章は書けない
何の必然性もなく文章作法をめちゃくちゃに書けば、一般的にはただの雑文と化す
つか内容を読みもしないで「文章作法がなってない」とか叩かれたら切ないでしょ
なんの分野にしても型を破るためにはまず型を覚えなきゃならないってこと
なぜここでこう書いたのかをためらいなく答えられるなら、
というかそれがそう書かざるを得ないと自信もって言い切れるんなら、
別にこんな作法の一つや二つ無視したって一向に構わないと個人的には思う

851 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/04(日) 23:41:02 ID:5h84Tf5Q
その文章作法は出版社の基準で投稿用のものなので
ネットでの初心者スレには必要ないよ
縦書きと横書きの視覚効果も違うんだし

852 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 02:55:05 ID:hJNgvRd7
口酸っぱく言うのもどうかとは思うが、知っていて損は無いだろ
というか、実際読みやすくするための文章作法なんだし
この作法に慣れるとこれで無い場合読みにくいっていう
叩くほどじゃないにせよ、守ってたほうが個人的には気持ちいいな

853 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 05:00:06 ID:8T5UDBRZ
2chの投稿だと、段落や字詰めについて読みやすくするべき工夫は「お作法」と著しく異なるね
出版的な慣例は通じないところがあるから、俺はあまり気にしないな

854 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 05:37:54 ID:lFry67sf
>>844
>>837-841
この作品に視点上の問題があるんですか?
それとも未熟な技量で複数の視点を扱うのは良くないということですか?

855 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 08:03:11 ID:BT/Dv+6C
>>854
お前の文章読解力すごいな……。とりあえず冬休みの宿題終わらせて来いよ。

856 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 11:42:48 ID:92ilDLOm
>>854
俺は>>844じゃないが……多分後者だと思うぞ
一般的な意見だろ
書き方自体に破綻はないしね
小説っていうかどうかは別だが…

あんまりそう噛みつくなw


857 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 12:42:40 ID:DHl4/hZW
>>854
後者じゃね
少なくとも人生にしてはしょぼいよな

そういう風に物事をさっぱり表すのは相当な高等技術だよ
物事をよく知らないと本質はつけない

858 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:00:44 ID:RmgcXkvQ
 一人称の視点で主人公の心理描写を描こうと思っている。
 状況として、ある風景を見て今の自分の置かれてる立場や心理状態を
書くつもり。

 その際、風景描写から心理描写までもっていくステップがどうしても
短絡的になってしまう。個人的に地の文がぎっしり書かれている小説が
好きなので、真似ているのだけれど、うまいくいかない。

 どなたかコツを教えていただけると嬉しい。
 


859 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:04:25 ID:92ilDLOm
心理描写は書かずにできるだけ情景で表すこと、かな
視点に対する視野の描写は読み手に必ず何らかの効果を呼び起こすから、
後はその方向性の問題で
意味ありげな描写なんかは避けた方が無難

シーンと心情書いてくれると助かるかな……

860 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:10:42 ID:TxMHQC2W
というかね、
一人称の限界って、「そのキャラのボキャブラリーの範囲でしか書けない」ってとこなんだよな。
だから、
「何この主人公、馬鹿だと思ったら妙に色々言いやがる」とか、
「主人公、大学生なのに厨みたいな事しかいわねえ〜〜〜www」とか、
そういう罠が待ってるw

その辺注意だねえ。

861 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:21:59 ID:RmgcXkvQ
例えば
 場所は海岸
 これから人と待ち合わせをしている主人公がいる。そして最近、
いろんなことに波長が合わないで、多少困惑している。
さらに主人公は、その人と波長が合わなく苦手意識を持っている。

 この海岸の波の動きから、今の自分の心理状態(ああ、これから
あの波長の合わない人合うのか、最近は波長が合わないなという
結論を出す)まで10行ぐらいのステップでもっていきたい

 分かりづらかったらすいません。
 
 

  

862 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:30:21 ID:DHl4/hZW
>>858
言いたいことがよく分からんが、情景も心理も織り交ぜて書けばいいんじゃないのか。
・空が青い。俺はそれを綺麗だと思った。
じゃなくて
・綺麗な青い空だ。
みたいな

863 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:34:35 ID:92ilDLOm
「波打ち際を緩やかに歩く。今日はそれほど波も高くない。惹かれるように海へ近づていく。
幼女(笑)とこれから会うことを考えると妙にぎくしゃくした、足が砂に取られて進めないような、そんな気分になった」

「今朝からの風が海岸の木々を強く揺さぶる。長年の風波に耐えて腰の曲がった木々が、しなり撓む。
海に眼を戻すと、沖に白波の立つのが見えた。ひと際強い風に、よろめいてしまう」


「満ち潮だろうか、規則的に波は寄せ、波は返す。つられて貝殻が波打ち際を転がる。
つと波の舌先がこちらへ伸びてきた。十分余裕を持って避けたと思ったが、足首まで汐に浸かってしまった」

とかこんな具合の描写に、その他の風景、思考を絡めるのはどうだろう

864 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:41:05 ID:RmgcXkvQ
>>862
 わかりづらくてごめん もう一回うまく書けるかわからないけど
 
 主人公がある風景を見て、事実を述べて後、そこから抽象概念を
 取り出して自分の今の心理に結びつけるという長い地の文を書きたい
 ↑
 こういう地の文を自分のスタイルというか自分の文体にしたいだけ。
 ”綺麗な青い空だ。”のような単純に終わらせたくない
 
 
 

865 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 13:54:04 ID:RmgcXkvQ
>>863
せっかく書いてもらって申し訳ないけど、もう一度
風景描写は一人称だから主人公の思考の内なんだけれど、そのまま
主人公がその風景から読み取れること(事実)を語って、心理状態(ここでは
”最近、波長が合わないことが多いな”という心理状態)にまでにもっていく
地の文を書きたいということ。 

 それで自分は
 波を見る→波長が合わないなぁという
 地の文が飛躍がありすぎて白けるので、長いステップを踏んで
 波長が合わないなぁという結論にまで達したものを書きたいということ

 ああっ また分かりづらいかもしれない。説明へたでごめん
 でも切実なんだ。だれかわかってくれる人いてくれるとうれしい。

 

866 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 14:09:21 ID:DHl4/hZW
>>864
>>861を読まずに書き込んだから誤解を招いたwwスマネ
まあ別に綺麗な空が云々は喩えであって、別に感情や情景の説明が長くてもいいと思うぞ

 目の前には、どこまでも海と空が続いている。天気が良く、遠くに水平線も見えた。どちらも青くてどこまでも伸びているのに、交わりはしない。ふと、そんな事を思った。
 少し視点を下げると、さっきまでは遠くにあった波が、足下まできていた。
 波は静かに押し寄せては引いていく。時折波が重なり、大きくなって僕の足を脅かすが、それが引くと小さな波が続く。
 その光景がどこか今の自分を示している気がして、やがて足が濡れるようになっても変わらず、僕はそこに立ち尽くしていた。


携帯だとうまく書けないな
やっぱり情景描写である程度は暗に示すのがいいかも


867 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 14:18:13 ID:DHl4/hZW
今度は>>865を読んでなかった
携帯氏ね
吊ってくる

868 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 14:37:24 ID:RmgcXkvQ
>>866
アドバイスありがとう。参考になります。

 あと、他にも質問があって、悩んでたんだけども。描写のときの
 抽象概念の取り出し方とか。
 例えば、牢獄に監禁されていてある時、牢獄から出ることから許され、
 自由を手に入れる。
 ↓
 束縛からの解放みたいな

 みなさんがこれをやる時にどのような思考をしているかが知りたい
 自分で何度も考えるのだけれど、全然出てこないので

 
 

869 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/05(月) 14:47:07 ID:TxMHQC2W
>>868
ふむ。
どうやら心理描写と情景描写を混同しているふしがあるな。

君の例文だと、もうそのまま書き方を変えただけなんだよね。

どうなんだろうなあ?

心理描写ならそのときの気持ちを書くわけだから、その気分を描写するわけだし、
情景描写だったら、動きだけを追ってればいいわけだ。

抽象的に書きたいなら心理描写の方が合ってるけどさ。
それって何も、自分に起こってる現象を抽象的にすることは無いんだよな。

このスレ、容量限界が近いぞw


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