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宇宙

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/27(水) 21:24:43 ID:WqE0qbgw
わしが創った

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/27(水) 21:27:04 ID:gI0z1UL3
わしが>>1に創らせた

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/27(水) 21:57:46 ID:vdEjS7Gv
わしが>>1に創らせるよう>>2に命じた

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/27(水) 22:18:02 ID:tmnqS3Mp
わしが>>2を任命した

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 21:05:11 ID:GLrtMqrc
宇宙作りのベテランの方に質問です。
最近宇宙作りを始めました、そろそろ幾つかの銀河に炭素生命体が生まれた頃ですが
いわゆる知的生命体はどの辺りで作ってやればいいのでしょうか?
モノリスは用意してあります。

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 21:09:54 ID:FWR4TF0g
あと8千億年待て

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 22:42:19 ID:nRdUm5kV
宇宙作りのベテランさん、教えてください。
大陸を設定したところでプレートの動きを設定するのを間違えました。
多分二億年後には二つの大陸が衝突します。
衝撃で星が壊れたりはしませんか?

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 22:50:02 ID:X1Ly11p4
壊れることは無いと思うが、深い亀裂が入る可能性があるね。
もしそうなったら溶岩を使って亀裂を埋めるといいよ

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 23:24:57 ID:nRdUm5kV
>>8
回答ありがとうございます。溶岩関連の設定は苦手ですが
頑張ってやってみます。

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/30(土) 07:29:27 ID:BviDHmM9
間違えて予定してない時期に隕石を落としてしまいました
しかも結構大きいのを…

復帰大変だけど頑張ります
なんとか氷河期への突入を防がないとね

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/30(土) 09:05:59 ID:2cU2FdYS
ジャイアントインパクトで粉々になった星屑から月は生まれ
月の引力のお陰で潮の満ち引きができ、生物の進化は著しくなったんですよ

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/31(日) 00:01:49 ID:IFALnM8P
なるほそ

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:29:36 ID:fRzRkIvJ
「わしが創った」

 彼は言った。
 それまで数多のものを育ててきた彼にとっては、宇宙を創り出す事など造作も無い事。
 今も、事実を述べただけにすぎなかった。

「誰もそんな事頼んでないですよ」

「えっ?」

 だが、宇宙の反応は彼が望んでいるものではなかった。
 なんと宇宙は、創り出されたことに不満を持っているらしい。
 創り出したことを感謝されるだろう。
 そう、思っていたのに。

「何が不満なんじゃ?」

 彼は疑問を口にした。
 その問いかけに対し、宇宙はこう答えた。

「だって、創られたはいいものの……寂しいじゃないですか」

 宇宙の言った事は、考えてみればもっともだった。
 その宇宙には沢山の星があるが、話し相手はまだ誰もいないのだから。
 彼は考えた。
 一生懸命考えた。

 そうだ!

「わしが育てる」

 宇宙の話し相手がいないのなら、自分が育ててやれば良い!

 彼がそう言うと、宇宙はとても喜んだ。

「ありがとうございます! ありがとうございます!」


 現在、宇宙の話し相手はまだ誰もいない。

14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:46:46 ID:cWWM2xZp
困っています。
先日アインシュタインモデルの三次元宇宙を創造したのですが、
インフレーションが完了した直後に、空間が膨張せず、逆に次元収縮を始めてしまいました
これはインフレーションの設定値ミスでしょうか?
インフレーションで不足したエネルギーを、次元相転移エネルギーで補ってしまっているのでしょうか
現在約1.7次元程度にまで収縮してしまっています。
もうやり直すしかないのでしょうか。初心者なので詳しいことが解りません。助けてください

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 16:02:25 ID:HdGmtWVf
>>14
インフレーションは数値設定が複雑すぎる上に安定しないので、初心者ならビッグバン方式がわかりやすくてお勧め。
あと初期設定の次元数は基本的に減るはずがないので、設定した次元軸の関数式をミスっている可能性がある。

一応次元数減少は虚数宇宙を組むためにやることがあるから、そのまま放っておけば虚数宇宙ができるかもしれないが
ちゃんとした組み方ではないので、ほぼ確実に機材ごと駄目になる。
悪いこと言わんから組み直せ。

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 16:35:46 ID:fRzRkIvJ
質問です。

やっと安定した宇宙の創作に成功したんですが、
特に意図した訳ではない星に「冥王星」と名前がつき、惑星扱いをされて困っています。
その星のサイズは大きくないので、隕石をぶつけて破壊する事も検討しています。
既に隕石衝突による破壊の影響の計算も終わっていて、最も影響が少ない時期も割り出せています。

破壊してしまった方がいいんでしょうか?
それとも、放っておいても大丈夫なんでしょうか?

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 16:42:57 ID:9N9Qvya6
惑星の数が大きく関わってくるのはその太陽系での発生知的生命体が惑星外に進出してから
その太陽系では知的生命体の進化レベルはどうなってる?
惑星外進出レベルまで進んでいるならあとの運命操作がめんどうだから破壊しないことをオススメする

18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 16:50:09 ID:fRzRkIvJ
>>17
宇宙に興味を持っている惑星の知的生命体が複数いますが、
どれも自分の星の事も満足に考えていないので、
知的レベルは高いのですが思考レベルは高いとは言いがたいです……。

しかし、惑星外進出はつい先日果たしていたので破壊はやめておきます。
確かに運命操作が面倒ですよねw今しばらく様子見をしておきます。
ありがとうございました。

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 20:41:57 ID:p1wowoV6
【お知らせ】♭♯♪ 第九回モエリーナ祭 〜歌〜 ♪♯♭【告知】

♪開催期間 2008/10/12(sun)00:00 - 2008/10/21(tue)23:59

♪企画趣旨 テーマに関連した男女カプ作品をみんなで楽しむ

♪募集要項 今回のテーマは「歌」
 テーマの扱い方やとらえ方などは全て描き手さんの自由です
 その他基本的なルールは開催地である投下スレのルールに従ってください。
 投下は男女カプ作品(女体化・夢・捏造女主は除く)に限ります。
 テーマと上記禁止事項にふれない作品であればお一人様何点でも投下できます、
 作品形式の制限は一切ありません、絵・文・漫画などご自由にどうぞ。
 投下にはアップローダもご活用ください。

♪参加方法 祭の開催期間中にスレにテーマに沿った作品を投下してください
 スレルールを守っていればURL張り付けや直接張り付けなど投下方法は問いません
 今回のトリップは「#歌」となります、名前欄の最後に#歌と記入してください
 トリップの#は半角ですのでお間違えの無いように。

♪モエリーナ祭開催地 小ネタ・SS投下スレ@男女板
 http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/danzyo/1118422048/l50
 携帯版
 http://same.u.la/test/r.so/yy10.kakiko.com/danzyo/1118422048/l10

♪ 関連URL
 男女同人板@アップローダー 祭のバナーもこちら
 http://www9.uploader.jp/home/danzyoup/
 (テキスト、画像、音楽、動画などのアップが可能)
 男女同人お絵描き掲示板
 http://heavenbody.s40.xrea.com/cgi-bin/bbsnote/
 投下スレにリクエストするスレ 祭へのリクやお題投下はこちら
 http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/danzyo/1138455242/

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 13:23:55 ID:FTzfPeTI
そもそも宇宙ってなんでしょう

21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 18:07:10 ID:kt1R+7Sq
宇宙は宇宙ですよ

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 18:54:17 ID:m5TlFjrU
【宇宙】

/             \
  ●          ●
       (__人__)
                  ______ , --──
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          _,,..,,,,_
          /    ヽ
        ! ・ω・` l
        ヽ、,__,,ノ
   , --、        , -‐-、
  ('・ω)       (ω・` )
   `ー‐' _      `ー‐'
     (´・)   。
       ̄

23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/18(木) 20:01:19 ID:ng7HxiRp
恥丘がある風景=宇宙


24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 04:16:53 ID:ngxsube4
感情の揺らぎから始まるのですね
わかります

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 18:43:15 ID:Mk5GoWDs
拙者もわかったような気分になったでござる

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 22:29:48 ID:mZWskfJc
宇宙はたまに浮上する age

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 22:54:24 ID:icVudmEV
まあ宇宙は浮くものだしな

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 22:57:03 ID:v08ZY+D+
天が落ちてきたらどうしよう
地が崩れたらどうしよう

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 22:57:43 ID:icVudmEV
それを杞憂といいます

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 01:06:39 ID:kUetm5Sf
下半身がもしぶぼらっしゃぁしたらどうしよう
天からところてん

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 10:31:16 ID:fsZhxtGl
それは奇憂です

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 00:56:26 ID:t5hVL9ip
有機生命体に干渉する為に、ヒューマノイドインターフェースを一体創ってみたのですが、
やっぱり眼鏡は必要でしょうか?

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 03:25:29 ID:iKsrnp4N
あなたのお好きなようにどうぞ
外見は有機生命体に怪しまれないレベルならあなたの好みでお好きにしてかまいませんよ

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 19:16:17 ID:n152AYaB
わしは眼鏡いいと思う
眉毛もいいけどねー

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 15:43:31 ID:+qcM7nNU
世界を創ってた時、七日目に気が抜けてついついお休みしちゃった事を、未だに弄られてます……。
五日目にきっちり休んで、その後で生物創れば休んだのバレなかったのに……ちょっと後悔。

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 20:03:04 ID:ri1cnmJC
age

37 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 14:34:07 ID:4sGqSAlO
芝草?

38 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 22:27:10 ID:RNFBp/lH
あげてみる

39 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 04:13:20 ID:GJPvVNzE
三光年、見果てぬ浪漫を追って


40 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 04:17:06 ID:zySkfjce
宇宙の塵になりたいです

41 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 04:22:30 ID:mv0GO8TL
質問ですッ!

先日、やっと地球に恐竜が生まれるところまでこぎつけました
しかし、その時代に手違いで人間が生まれてしまいました
慌てて氷付けにしたのですが、放っておいても大丈夫でしょうか?
後々甦りそうな気配があるので……

42 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 05:16:50 ID:DKUpHi+8
また盛大にすっとばしたなww
ていうかダーウィン型生物進化モデルの場合深刻なバグの可能性あるぞ?
恐竜生まれた時期に、哺乳類でも進化ツリーの奥の奥にいるホモ・サピエンスがいるってのは。
んー、愛着なければ初期化をオススメするね
駆除大変だよー? 間違いなく蘇るしねww

43 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 05:38:38 ID:mv0GO8TL
>>42
レスありがとうございます

深刻なバグ、ですか?
そういえば以前(といっても大分前にですが)制作をした時も同じ事が……
久々のことで愛着もあるのですが、一度初期化して機材を点検してみます
ありがとうございました

44 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/14(土) 03:08:36 ID:NQ2I44Zd
いつかやってくるというビッグクランチが怖くて夜も眠れません
宇宙作りの初心者としては、それまでにどんな事を準備しておくべきでしょうか?

45 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/14(土) 05:24:38 ID:MXbvi4f4
最初はまず準備なしで迎えてみるのもいい経験だと思う
まだ一回も経験したことないんだよね?
そういう段階でいろいろ手を講じても見につかない可能性が高い
それよりは一度素の状態で体験してみてから次の宇宙創作で手を加えてみるといいよ

46 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/14(土) 15:37:32 ID:FJHetJ6V
未把握宙域のエイリアンってなんであんなに進化はやいの?
何回やっても人間より賢くなっていつの間にか滅んでる。

エイリアン製の木星圏用フォンノイマンマシンをやっと退治したのに、
もうへびつかい座ホットラインの情報送信始まってるし……
猿に水爆以上の知識与えるなよクソエイリアン。

47 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 03:50:16 ID:PPzrdmYl
俺はエイリアン対策として、地球圏に近いワープ航法用のブラックホールを2つ3つ壊してる
ちょっと環境影響が怖いけど、とりあえず俺の方では問題は起きてない

48 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 08:03:36 ID:16eNSr1c
ちょっと26億4000万年ほど昼寝してたんだけど、なにか変わったことあるかい?

49 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 09:07:32 ID:6QQaVIiS
特にないよ
もっと寝てらっしゃい

50 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 09:16:27 ID:16eNSr1c
うん、56億7000万年に目覚ましあわせたー
おやすみー

51 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 09:24:00 ID:6QQaVIiS
おやすみなさーい

52 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 18:04:57 ID:SyR+89le
最近人間たちが、
「運命は自らの手で切り開くものだ!」なんて言いながら暴れています
反抗期なのか教育を間違えたのか分かりません
皆さんはこういうときどのように対処なされていますか?

53 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 20:47:18 ID:3EofpJfa
地軸を逆にしてやる

54 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 21:00:29 ID:1imjw/G7
いっぺん試しに太陽を隠した事があったけど、何でかあいつら浮かれて宴会やってたな
流石にアホらしくなったんでまた元に戻したけど。奴らの考えている事はわからん……

55 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/15(日) 21:03:36 ID:16eNSr1c
元に戻ったの裸踊りのおかげだと勘違いしてるらしいよ
あいつらワロスwwwwww

56 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/17(火) 17:28:04 ID:s4qrp3Pw
このスレのログを参考に、私もようやく安定した宇宙が作れるようになりました。
しかし情けない話ですが、いつのまにかどれだけ恒星を巨大に育てられるか、とか、
銀河同士を衝突軌道にのせちゃえ、とか、パルサーをどれだけ早く回せるの? とか
変なことに夢中になってしまっていて、すっかり太陽系創造のことを忘れていました。

今から知的生命体が誕生したのかしないのかを確かめるためにミクロな活動を
虱潰しに探してしまうと見つけたときにはほんとうに真っ黒な宇宙になっていそうですし、
なにせ育てる喜びがないなと思うのです。

どうも白色矮星ばかりが目立ち、銀河と銀河の間がずいぶんとスッカスカになってる状態ですが
人類誕生を狙って太陽系に似た環境を作りあげるべきか、それとも一からやり直すべきなのか、
みなさん、こういうときはどうされていますか?

57 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 02:51:44 ID:F0VgE9Eb
あー……そうなっちゃうともう建て直しは難しいかも。こうなったらさ、いっその事とことん遊んじゃっていいんでない?
無関係な銀河間をワームホールで繋げちゃったりとか。超重力にモノ言わせて無茶な重元素作ったりとか(笑)
こういうのも宇宙の終わり方の一つだからさ、悲観的になり過ぎずにいけるとこまで見届けるといいと思うよ。

58 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 05:57:38 ID:q5xejWME
>>56
知的生命体眺めてニヨニヨしたいんだったら箱庭宇宙キットオヌヌメ
恒星系1個程度のヤツとか、天動説モデルとかいろいろ出てるよ
今作ってる宇宙は>>57が言うみたいに遊び倒すと後学のためにもなるよ!

59 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 06:02:07 ID:IvnC761z
多目に水責めすれば2000年くらい惑星の寿命のばせるよ。

60 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/19(木) 06:31:27 ID:YKoR+Jph
ただしそれやると数千年単位で粘着される
ちょっと痛い目にあったからって、語り継ぐにも程があるよなwいい加減水に流せよ!

61 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/19(木) 07:31:42 ID:41LjtUtn
いいなーそういう大掛かりな遊び
宇宙1個いくらでも遊べるなんて贅沢とことん楽しむべきだな、それは

62 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 00:17:46 ID:L+EuOur+
俺の*はブラックホールだ!

63 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 00:37:28 ID:dLOS96Xp
コマンド
  つつく
  さけぶ
 →きょりをおく
  フバーハ

64 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 13:55:11 ID:O/MWZBOD
age

65 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 00:27:49 ID:qE2b5tHS
銀河はガスを吸うことで成長する……

66 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 17:06:17 ID:Y2th9/g/
宇宙意識に目覚めた

67 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 16:05:39 ID:pp+YCgnZ
やべwwうっかり居眠りしてる間に銀河の回転止まってたww特異点ワロスwwwテラブラックホールwww

こうなっちゃうともう元には戻らないの?

68 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 19:17:49 ID:ui4IzFMT
どんくらいホーキング輻射してる?
いちおう特異点の先の、虚数項の方で宇宙してるはずなんだけど、
特異点自体があんまり回転していたら蒸発してアクセス不能になっちゃうかも
対消滅を抑えまくれば蒸発は防げるけど、対症療法にしかならないんだよねぇ……。

69 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 20:41:31 ID:Rv33ihx1
なんか銀河吹っ飛んじゃって軒並み赤方偏移しちゃった
テラナポリタン

70 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 00:30:58 ID:5xXUfhMr
なんか銀河ができない新しい宇宙形態発見したんだけど。
大体均質? でたまにヴォイドがあるみたいな感じ。


71 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 19:13:42 ID:DnifoVBl
ほー、収束しないのかー
熱力学第二の法則に抗ってるかのような事例だね。今後の動向レポよろ

72 名前:創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 23:14:19 ID:66C5zwCO
>>71
22.5億年経過
今のところ特に目立った変化なし。

もう何も起きなさそうだし、つまらないから潰しちゃっていいかなー

73 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/18(土) 03:02:07 ID:PeC2cu/c
なんかガス惑星って癒されるよね…
思いっきりふぅってしたくならない? 俺だけ?

74 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/18(土) 10:28:15 ID:Z5gJuRwW
らめえ
噴いたら輪とかできちゃうよ

75 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 02:00:39 ID:AV+F5XzE
宇宙が収縮始めたら本気出す

76 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 02:07:20 ID:se6olDZg
かなりリアルなペニス座作っていいかな?
真っ暗な夜空に光り輝くペニスがあったら、やっぱり人間たちは驚くのかな?

77 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 02:09:23 ID:g1R2bpqQ
きっと造物主の存在を信じると思うよ
近くの銀河の向きを変えればいろいろ描画できるから、地上視点であれこれやってみるといい

78 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 15:45:54 ID:xaO7VaXz
あー、それは俺も作ったんだけど、髪の毛座もあるからある程度作りこんだ方が良いぞ
ちなみに、火星とかぶるような配置にしない方が良い
人間――特に日本人は、ペニス座じゃなくて、仮性座って呼ぶようになっちゃうからな

79 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 16:26:53 ID:EvT+BGcM
隣に顕微鏡座とかあると
( ´,_ゝ`) プッ マイクロサイズかよ
ってなって切なくなるから注意だ

80 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 18:15:17 ID:se6olDZg
なるほど…
勉強になるよありがとう!
思ってたより繊細なんだな、人間の♂って
童貞のまま終わったやつぶんの数の星で作ってくる

81 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 18:18:17 ID:xt7xbdKZ
おま…宇宙あふれるぞ…?

82 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 18:24:36 ID:IoZ+qBs8
ペニスの星座で宇宙がヤバい

83 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 01:38:01 ID:YqQ5kzN+
失敗した!っていうかアドバイス忘れてた!
人間たちがペニス座を仮性座って名付けてしまった…ごめんペニス座…火星…

星の数はなんとか足りたよ
ギリギリだったけど

84 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 04:45:18 ID:YqQ5kzN+
さようなら童貞
さようなら宇宙

85 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 13:42:25 ID:oDGXPI7k
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  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三

86 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 01:11:59 ID:AuT/R/NI
質問です

石油文明が衰退するくらいまで進めては滅ぼして4週目ですが
魔法文明へ発展させたいのに分岐が見つけられません

中世代のどこかだとはおもうのですが・・・

にわかでスマソ

87 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 01:25:50 ID:TpZOEW0D
技術シードで始めてる奴にありがちな勘違いだな
魔法は信仰深い文明等級では信仰の枠を出ないから成立は奇跡的確率でしかありえない
文明等級で言えば、核融合が安定するあたりが分岐しやすい
エネルギー問題と決別したあとの泥沼こそが魔法文明を生むよ
軒並み戦争で崩壊するけど魔法文明を目指すなら一番確実だ
ちなみに魔法シードで始めると奇数系安定ばかりの不安定な生物で飽和して終わる
でも前例として指が腕あたり五本という不安定な動物が成し遂げた宇宙到達例もあるので
試行錯誤するのも面白いかもしれない

88 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 01:36:52 ID:4IXxGp/8
初期設定でエーテル宇宙にしたほうが早くね?

89 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 01:49:53 ID:6cEke4sz
チートktkrww

90 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 02:20:37 ID:LsPolI09
エーテル宇宙はやめた方がいい
生命の創発率に対してあwせdrftgyふじこl係数による絶対宇宙密度7スマイル単位が安定解なのに
11スマイルまで上げざるを得ない
そうなると言わば素数の24時間営業だ
あらゆる二進数が3で割り切れてしまう
具体的な弊害としては能力者が概ねロリになる
観察して居るだけで宇宙ネオテニー愛護団体から犯罪者のレッテルを貼られかねない

91 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 00:25:43 ID:CdXGIQLx
エーテルのパラメーターはデリケートすぎて素人には扱いきれんな
エーテルの総数が少しでも多くなれば宇宙は質量過多になり
誕生5億年で宇宙はブラックホールだらけになり生命は発生しない
逆に少なければ物質は霧散して星が形成されない
多少手間だが時代の節目節目で降臨して導いてやるのがオヌヌメ

92 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 23:34:22 ID:remwMLds
こないだ降臨してみたんだが、俺の説明能力が足りなかったのか石投げられた
ムカついて海割ってみせたんだが今度は悪魔扱いだよ
半泣きで雷一発落として引き上げた
俺も引きこもって宇宙ばっかり創ってちゃだめだなあ
明日は創成主ハローワークに顔出してみる

93 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 00:50:43 ID:H1ibmn9r
半泣き雷とかwww
確かに半端な降臨すると変態扱いされるね
オレも降臨するたびにナンパと間違えられるw
やっぱり技術レベルに応じてモノリス出現させるのが
説得力あって良いかな

94 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 03:06:59 ID:COs8h3zv
文面気をつけれ
あざとすぎたみたいで即神バレしたわ
せっかく先史文明ぽく偽装したのにorz

95 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 03:12:13 ID:lHDEiyLO
まだいいよ
俺なんて文明はじまる前にモノリス立てちまったせいで誰も気にも留めやしねえ
創造主の置いた品に溶け込みやがってw
なんで隣に駄菓子屋が鎮座してんだwww

96 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 11:27:20 ID:16TOR+xK
降臨とかモノリスとか最初は楽しいんだよな
今はいかに手を加えずに正史通りの事件を起こすかこだわってる
全く同じ歴史を作れば未来を予測できるしな
でも何度やっても太平洋戦争で日本が勝っちまうんだよ
いったい何が足りないのだろうか・・・

お、誰か来た
アマゾンで注文した本でも届いたかな?

97 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 19:25:34 ID:iS8vInxL
今まで正史通りに進んでても急に違う方向に動くときあるよね。
隠しパラメータまで完全一致させないとそういう現象が起こるらしい。

98 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 01:46:17 ID:Qao8EvXn
>>96
もうそこまで再現できるのか、すげぇな。

参考になるか分からんけど、
いったん各国首脳や軍部司令官の精神状態をチェックしてみて、正気度が適性値じゃなかったら星の配置をいじってみるといいよ。
どうやら“クトゥルフ因数”って俗に呼ばれてる隠しパラがあって、これが高いと外宇宙からの存在が早い段階で地球に進出してきて、目撃した人間が精神に変調をきたすことがあるらしい。
俺もそれが原因で何回やってもチンギス=ハンが帝国作る前に急死したことがあった。

99 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 02:16:19 ID:ZKcwEyTE
隠しパラメータなんてあるのか

>>98
そういえばシミュレート範囲をオールト雲以内に設定すると
文明が誕生しないんだけど、外宇宙が存在しないせいで
クトゥルフ因数が低いってこと?

>>96
現実だと思ってる正史すら誰かのシミュレートで
降臨こそがアメリカ勝利の要因だったりしてwww

おっと、こんな時間に誰か来たようだ

100 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 23:32:12 ID:Mb7l9WVY
同じ正史を行く者として言わせてもらうと、
日本は島国なので、卑弥呼誕生と鎖国を失敗しなければ
後は放っておいても幕末まで正史をなぞることが多い。

>>96はもっと世界に目を向けたほうが良い。
おそらくヨーロッパの地図か人物に誤差があるはず。
アメリカへの移民が違えば戦局も変わってくる。

とは言え、WW2到達は素直に羨ましいな。

101 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 23:54:57 ID:fK0WNYgA
ageてみる

102 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/24(木) 00:35:37 ID:dZfRbnhC
武田信玄に天下統一させたくて夢枕に立ってるけど
戦国シミュレーションみたいで楽しいよ
(信玄以外には干渉しないのが自分ルール)
けっこうイイとこまで行くんだけど
最終局面で年齢に負けちまうんだよな・・・

次は石田光成で挑戦してみるかな

103 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 01:55:44 ID:ZKugIwa4
なんか似たようなスレがどっかにあったような…

104 名前:創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 23:28:39 ID:2IommBY4
age

105 名前:創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 17:33:00 ID:AVW4M5Ce
今夜ウチにお客さん来るのに超新星が爆発した…orz
しかも中性子星なんて出来ちゃってるし。今からどうやって片付ければいいんだ(´;ω;`)

106 名前:創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 18:08:04 ID:wQteOFkV
もう今夜はすっ飛ばしていいんじゃね?
結果を見ないうちはお客さんも部屋の中の猫だぜよ

107 名前:創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 19:21:25 ID:dfWxWgBI
>>105
災難だったなあ…
中性子星のまんまだと粗大ゴミ扱いで高い処理料金取られちゃうから
てきとーな質量足して圧縮してブラックホールにしちゃえ
んで周りのゴミ吸い込んで、どっか人のこないとこ放置しとけば3日くらいで蒸発するから

108 名前:創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 01:47:51 ID:heOaC3aL
新verだと事象のコピー&ペーストが可能になってて
戦国時代に自衛隊をコピペしたり
幕末に脳外科医をコピペしたりも出来るみたいだね

手始めに太平洋戦争ど真ん中にイージス艦でも出現させてみるかなw

でもこんな因果律に反する機能を付けてしまって
どうやって修復するんだろう・・・

109 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 02:54:42 ID:PGzK+GsH
そのためのイデ機能じゃね?

110 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 12:18:26 ID:UaUi4Cb5
いいなー
俺なんかまだVer31238745638852409.603だぜ

やっと内部が空洞の惑星が3個ばかりできたんで、これからここでどういう生物を進化させようか悩んでる。オススメのとか是非やって欲しいのある?

111 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 12:38:14 ID:9j8MAwIC
んー、知性持たせた鉱物とか?

112 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 18:40:18 ID:UaUi4Cb5
>>111
鉱物系かー
自分が調べたところケイ素ベースが比較的簡単かつ主流みたいなんで、
ここはあえてケイ素禁止して本格的な鉱石生物目指してみるよ。

取りあえず太陽代わりにマグマ溜まりと発光性鉱物を適当に配置しときました。

113 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/30(水) 04:21:01 ID:qKspwFgF
宇宙すごいのコピペはどうした

114 名前:リンク先の1ですが:2009/12/30(水) 14:30:58 ID:Gupp9n9I
>>111
鉱物系生物できたのでご報告
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1261748765/
(同板「鉱物由来生物を作るよ!」スレ)

115 名前:111:2009/12/30(水) 18:21:43 ID:oYaIElPo
そう、俺が貼ろうかとも思ったよw
頑張れ―

116 名前:114:2009/12/31(木) 01:32:28 ID:dJbKRPlV
サンクス

あっちはあっちで、シェアードワールドっぽく、
肉付けされてくると楽しいんだけどね
なにせ自分以外の書き込みが少なくて・・・

117 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/05(月) 19:12:41 ID:xcP1XgBu
はやぶさのカプセルから粒子発見記念age

118 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/05(月) 22:17:18 ID:SCIV4qkv
宇宙のこと何も知らんけど
SFでも書こうかな

119 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/05(月) 22:34:13 ID:SRW4EfZa
まさかこのスレをまともに使おうとする奴が現れる日が来るとはな

120 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/06(火) 00:16:15 ID:uQlX66Mg
>>118
超☆期待
最近SF読んでないな……

121 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/06(火) 11:20:07 ID:guQs7ul2
第一話

 けたたましくベルがなる。

 その音で、小野崎は目覚めた。
 まるで頭の中に霧がたちこめているかのようだ。
 ぼんやりとベルの音を聞きながら、しばらく仰向けで寝ていた彼だったが、
数分間が経過し、ようやく身を起こした。

 真っ白な部屋、その中におかれているカプセルの中に小野崎はいた。彼は枕
もとのスイッチを押して、ベルの音を止めてから、もぞもぞとカプセルから這
い出した。

 彼は思い出した。自分が宇宙船に乗り、宇宙を旅していることを。
 何年間も冷凍睡眠の状態にあったにもかかわらず、まだ眠い。俺はまだ眠り
足りないのか――。小野崎は苦笑した。

 そのとき、またもや目覚ましベルがけたたましく鳴った。

「わあ」

 小野崎は飛び上がって驚いた。
 さっきスイッチを押して、止めたはずなのだが。
 詳細に目覚ましベルを調べてみると、裏側にもうひとつのスイッチが隠して
あった。

「これか。なんと巧妙なことだ」

 小野崎はそのスイッチをオフにした。

「よし」

 彼は満足げにうなずき、睡眠室をあとにした。

つづく

122 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/06(火) 11:40:50 ID:SxwuT/Db
SFだな
続きに期待

123 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/06(火) 21:47:11 ID:lYY0Tukg
まだまだ導入部っぽい
続き期待してます

124 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/09(金) 16:55:21 ID:lZhnhRhQ
2

 まだどうも本調子ではないらしい。
 小野崎はときおりよろめきながら、廊下を進んだ。

 ……静かだ。
 聞こえるのは、自分自身の足音だけ。

 ほどなく彼は、扉に行き当たった。

 ……。

 しばらく待ったあと、扉が手動式だったことを彼は思い出した。
 取っ手に手をかけ、わずかに力を入れると、扉はするりと横に滑った。

 広い部屋だ。誰もいない。
 純白の壁、床、天井。
 そして同じく純白の大テーブル。
 それを囲むのは、なめらかな曲線を持ち、深い青色をした、十脚ほどの椅子。

 扉を後ろ手に閉めてから、彼は周りを見回しつつゆっくり進んだ。
 椅子と机に何度か手を触れてみる。
 そして彼は椅子に腰掛けた。

 そのとき、彼の耳に何かの音が聞こえた。
 足音だ。
 彼が入ってきた扉の向こう側から、コツコツと足音が響いてくる。

 彼は待った。

つづく

125 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 07:56:20 ID:nHWCNwAK
手動かよっww

126 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/13(火) 02:08:34 ID:e2ekqsuH
03

 女が入ってきた。
 長い栗色の髪、透き通るような白い肌。二十代なかばほどに見える。

 彼女は小野崎の姿を見て、にっこりと笑った。
「おはようございます」

「おはよう」
 小野崎の顔がほころぶ。
「ええと……、三十年ぶりかな? 相変わらず綺麗だね、ソニア」

「あら、お上手ですこと。小野崎さんもお変わりなく」

「うん。感覚的には、まるで昼寝をしていたみたいだよ」

「そうですか。お体に異常はありませんか」

「少し頭の中がぼんやりしているけれど、それくらいだ。
 僕なんかより、ソニアは大丈夫なのかい。
 ずっと働きづくめだろう」

「ご安心を。万事良好ですわ」

「そうか。心配するだけ無駄だったかな」

「いえいえ、お気遣いありがとうございます」

「うん。
 ……とにかく、これからひと月のあいだ、よろしくね」

「ええ、よろしくお願いします。
 でも、いつも思うんですけれども、
 わざわざお手数をおかけしていただかなくても大丈夫ですのに。
 私、ぜんぶ自分でできますわ」

「そういうわけにもいかない。
 君にも気づかないトラブルが起こらないとも限らないからね。
 ……いや、失敬。君を信頼していないというわけじゃないんだ」

「わかっています。念には念を。大事なことですわ」

「うん。
 まあ実際のところ、僕たちに出来ることなんてほとんどないだろうね。
 文字通り、大船に乗った気で居させてもらうよ」

「ええ」
 ソニアはにっこりと笑った。

127 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/13(火) 02:09:41 ID:e2ekqsuH

 そのとき、ソニアの服の隙間から何かがポロリと落ちた。
 金属音を響かせ、それは床に転がった。
 見ると、長さ三センチメートルほどの大きなネジだった。

「あら」

 ソニアはそれをさっと拾い上げたかと思うと、服の裾からその手を差し入れ、もぞもぞ
と動いた。
 顔をしかめたまま体を左右に傾け、しばらく試行錯誤していた彼女だったが、間もなく
動きもおさまり、またにっこりと笑った。もはやその手にネジはない。

「うふふ。失礼いたしました。もう直りましたわ」

 と、彼女のうなじのあたりから、また何かが落ちてきた。
 ソニアは敏捷な動きで、それを空中でキャッチした。

「あらあら。うふふふ」

「……」

「うふふふ」
 手でつまんだネジを、首筋の小さな穴にグリグリと回し入れながら、ソニアはにこやか
に笑った。

つづく

128 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/13(火) 02:18:57 ID:NaKw3i6K
ソニアさんなんか怖いよ

129 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/14(水) 22:34:38 ID:J2XoHFVD

 ソニアがネジを締め終えたとき、扉が開いた。

「おはようございまーす」

 明るい声でそう言ったのは、十代前半と思われる、褐色の肌をした線の細い少年だった。

「おお、シャーム」
「おはようございます。お元気ですわね」

「うん」
 シャームはソニアに笑いかけ、テーブルにつき、きらきらとした目で小野崎を見た。
「啓太はいつ起きたの?」

「ほんのついさっきだよ。数十分前かな」小野崎は答えた。

「あ、そうなんだ」

「うむ。まだまだ体の調子が戻らん。
 シャームは大丈夫なのか? 今起きたばかりだろ?」

「うんっ。平気。飛び起きてきたよ」

130 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/14(水) 22:36:45 ID:J2XoHFVD

 それを聞いて、小野崎は思う。

 元気だなあ。
 若いっていいなあ。
 俺も昔はこんな感じだったはずなのになあ。
 俺なんてもう三十歳で、運動するのもだんだん億劫になってきたけど、こいつはまだま
だエネルギーにあふれてて、いまだって「飛び起きてきた」なんて言ってるし、いやあ、
うらやましいなあ。
 それにしてもこの瞳。輝いてるなあ。いいなあ。
 こいつ、俺のことおっさんだとか思ってるのかなあ。それともお兄さんって思ってるの
かなあ。どうなんだろうなあ。
 あ、いかんいかん。なんだか取りとめもないこと考えてるぞ。

「そうか。それは結構」小野崎は言った。

「うん」

「で、わかってると思うが、俺とお前はこれから一ヶ月間、ペアで仕事をする」

「うん」

「ま、あんまりすることはないと思う。
 トラブルがあれば大体、そぐにソニアのほうへ情報が行くしな。
 人間が判断すべき事項に関しては、俺たちの出番だ」

「わかった」

「まあ、何かあるまではのんびり過ごそう」

「うん。
 啓太。ソニアさん。
 一ヶ月間、たのしく過ごそうね」

 シャームがにっこり笑った。

「そうですね。うふふ」
「うむ」

 小野崎は思った。
 無邪気だなあ。若いっていいなあ。うらやましいなあ。

(エピソード1 「目覚め」終わり)

131 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/14(水) 22:42:07 ID:q9K6zh/C
エピソード1短いな
キャラのちょっとした顔見せみたいな感じだったのかな

132 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/19(月) 02:30:27 ID:wmnEb+ob
>>131
うん
エピソードはどれもこじんまりした感じでいくよ

133 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/19(月) 02:32:16 ID:wmnEb+ob
エピソード2

1

 自室でしばらくくつろいだあと、シャームは広間に向かった。

 扉を開けると、机に向かってぼんやり座っている小野崎がいた。
 ソニアは居ない。

 シャームは小野崎のもとへ歩いてゆく。
 見れば、机の上に、手のひらサイズの四角いケースが載っている。

「あ、トランプ?」

「おおシャーム」小野崎が顔を上げた。「そう、トランプ」

 小野崎は箱からカードを取り出し、なれた動作で切り始めた。

「一瞬、僕の知らない不思議な道具かと思ったよ」シャームは椅子にかけた。

「ははは。そんなもの持っちゃいないよ」

「そういえば、啓太ってトランプ好きだよね」

「そう……だなあ。好きなのかなあ。まあ確かに、いじってると落ち着くかな」

「コンピュータでトランプゲームをやれば楽だと思うけど、
 やっぱり現物がないと落ち着かない?」

「うん、そうだなあ。
 コンピュータ上でやるトランプゲームって、
 楽だけど、胡散臭いんだよなあ」

「へえ。そんなもんかな」

「まあ、時々やるけどな」

「あ、やるんだ」

「うむ。なんだかんだで楽だからな」小野崎は、鮮やかな手つきで、カードをシャッフル
した。「でもやはり、実物のよさは捨てがたい」

「いろいろこだわりがあるんだね」

「ああ。……ところでシャーム、ババ抜きやらないか」

「ババ抜き?」

「そうだ。ソニアと、三人で」

「唐突だね。……うん、いいよ」

134 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/19(月) 02:33:46 ID:wmnEb+ob

2

「やっぱり面白くねえな」小野崎が言う。

「なんだよう。啓太が誘ったくせに」

「うふふ。でもたまにはいいものですわ」

 まだ、一ゲーム目の途中である。
 小野崎がシャームから引く段になった。

「よし引くぞ、シャーム。
 ……おい。ちゃんとこう、いい感じに開げろ。扇状に。美しく」

「はい。これでいい?」

「おう。そうだ。
 ……うーん。このカードも怪しい。そのカードも怪しい。
 うーん。
 ……。
 これだ、えいっ。
 ……あっ。ババ引いちまった」

「ねえちょっと啓太。そういうのモロに言っちゃっていいの?」

「うふふ。
 でもなんだか小野崎さん、妙にわざとらしいですわ。
 本当にババ引いたのかしら」

「お、するどいなソニア。
 そうだ。これは芝居かも知れんぞ。
 まあ実際に引いたんだけどな。
 ……さあ、ソニアの番だ。引きなさい」

 そういって小野崎は、手札を差し出した。

「そうですわねえ……」ソニアは迷っている様子だ。「どれがババなのかしら」

 ソニアはその中の一枚をつまんだ。
 小野崎の眉がぴくりと動く。
 ソニアはそれを見て、隣のカードに手をやる。そして小野崎の顔をまた見る。

「俺の表情が読めるかな」

「難しいですわ」

「本当か? 実は完全に読めてるんじゃないのか?」

「そんなことありませんわ」

「しかし、通常の人間よりも遥かに優れた観察力を持っているだろう、ソニアは」

「だからといって、難しいことに変わりはありませんわ。
 裏を読んで、そのまた裏を読んで……なんてやってたら、結局わからなくなりますの」

 小野崎が鋭いまなざしでソニアを見た。「お春さんなら当てられただろうか?」

135 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/19(月) 02:36:34 ID:wmnEb+ob

 ソニアは動きをぴたりと止め、小野崎の視線を受け止めた。
 そしてしばらくの沈黙ののち、答えた。

「ええ。間違いなく」

「だろうな」

「ありとあらゆるデータを取り入れて、裏の裏の裏の裏まで見通すはずですわ」

「だろうな」

 小野崎はお春に思いを馳せた。

 お春九〇〇〇――OHAL9000とも表記する――、
 それはかつて絶大なる影響力をもって地球に君臨した人工知能である。

 日本で開発されたお春は、最初、ごく普通の老婆型ロボットであった。
 しかし、一体どこで変容が起こったのであろうか、あるときから猛烈な勢いで学習を初
め、老婆型ロボットの範疇を越えた活動を見せた。

 自分の複製ロボットを多数製作し、そしてネットワークに自分の人格をコピーした。
 それぞれのパーソナリティが集めた膨大なデータを共有し、彼女はさまざまな事象に関
してのシミュレーションを始めた。最初は外れることの多かった彼女の予測も、時を経る
につれ、その正確さを増していった。

 やがて彼女は……


 そのとき、ソニアがカードを引いた。「あらら、ババですわ!」

 急に考えごとから引き戻された小野崎だったが、なんとか不敵な笑みをとりつくろって
言った。「ふふふ。してやったり」

「え〜。また僕のところに回ってくる予感……」

「うふふ。シャームさんに絶対ひいてもらいますわ!」

「うむうむ。ババ抜きもなかなか楽しいじゃないか。うむうむ」

 小野崎は満足げにうなずいた。


(エピソード2「ババ抜き」おわり)

136 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/19(月) 02:47:08 ID:DJNXhmPh
ずいぶん楽しそうにババ抜きするなw
お春は2001年宇宙の旅のパロディか

137 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:52:12 ID:tJNpIDLG

エピソード3

1

「ねえ、ミホちゃん」

「なあに?」

「……あの、僕、中学生になったらさ……」

「中学生になったら?」

「……」

「ん、どうしちゃったの、タカシ君。急に黙りこくっちゃって」

「……なんでもない」

「へんなの」

「……」

138 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:53:11 ID:tJNpIDLG

「タカシ君、それにしても、ホントに綺麗な夕陽だね。
 この土手に座って見る夕陽が一番だよ」

「うん……」

「それでね、夕陽に照らされてるときのタカシ君を見てると、私、いつも思うんだ。
 ああ、世界一かっこいいかもって」

「え、なんだよ、急に。やめてよ……」

「あはは、可愛い、照れちゃって」

「もう……」

「タカシ君って睫毛長いし――」

「……」

「目は綺麗だし――」

「……」

「鼻の形もいいし――」

「……」

「どれも好きだけど、もっと好きなのはね――」

「髪だろ」

「え?」

「……ミホちゃんはいつも僕の髪を褒めてくれるもんな。
 いつもいつも。
 サラサラで綺麗だって」

「ど、どうしたの? なんでそんなに怒ったような言い方なの……?」

「怒ってなんかないよ!
 でもさ……、そういうの嫌なんだよ!」

「え、え、なんで?」

「ミホちゃんは僕のこと好きだって言ってくれるけど……。
 結局、僕の見た目が好きなだけなんじゃないの!?」

「……!
 ……。
 ……たかしくん……そんな……」

「……あ……、ご、ごめん。
 こんなこと言うつもりじゃ……」

「……」

139 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:54:08 ID:tJNpIDLG

「……僕……、実を言うと、ずっと悩んでたんだ……。
 もちろんミホちゃんがそんな子じゃないってわかってる。
 それに、僕の見た目を褒めてくれるのも、うれしくないわけじゃない。
 ……でも、僕、怖くて……」

「……」

「さっき言いかけてやめたけど、僕、中学生になったら野球部に入りたいんだ。
 でも野球部に入るとなると、丸坊主にしなきゃいけないだろ。
 そしたら僕は、ミホちゃんの好きな僕じゃなくなっちゃう。
 もしかしたら、ものすごく格好悪くなるかもしれない。
 そうなったらミホちゃん、僕のことが嫌になってしまうんじゃないかって。
 でも、野球をやりたい気持ちは抑えられなくて。
 それで、どうしようかってずっと悩んでて……」

「……」

「……」

「……タカシくん」

「……」

「……ごめんね。私、タカシ君のこと、不安にさせちゃってたんだね」

「……」

「うん、私、タカシ君の見た目、大好きだよ。
 でもそれよりももっと好きなのは――。
 ……ねえ、タカシくん、さっき私が言おうとしたことだよ。
 ――私、タカシ君の優しいところが好き。
 今みたいに、心を開くことを怖がらないところも好き。
 勇気のあるところも、ときどき気弱になっちゃうところも、ぜんぶ大好き」

「……ミホちゃん」

「やりたいことをやってる姿も、大好きになるに決まってるもん。
 ……だからタカシ君、安心して野球を始めてね。応援してる」

「……う、うん……。ミホちゃん、ありがとう……。
 僕、なんて言ったらいいか……本当に、ごめん……」

「……ううん、いいの……全然、いいの……」

「……ミホちゃん……」

「……タカシくん……」

140 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:55:10 ID:tJNpIDLG

2

 シャームはお楽しみヘルメットを外しながら、大きく息を吐いた。

 傍らでトランプをしていた小野崎とソニアが目を上げた。
 そして小野崎が言った。「楽しかったかい」

「うん」
 シャームは答えた。その目にはうっすらと涙が浮かんでいる。
「すごくよかったよ」
 シャームは涙をぬぐった。


 ――お楽しみヘルメット。
 これは、仮想体験を楽しむための道具である。

 ヘルメットをかぶり、目を閉じると、まぶたの裏に物語選択の画面が映し出される。そ
こで使用者は楽しみたい物語を選ぶ。すると、その物語を非常にリアルに体験することが
できるのだ。

 かつて地球で制作された膨大な数の小説、映画、漫画などが収められており、それらの
物語を主人公の視点、脇役の視点、あるいは神の視点から味わうことができる。

 また、オリジナルモードを選択すれば、ヘルメットが創作した物語を体験できるという
優れものである。――

141 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:56:10 ID:tJNpIDLG

「へえ。どんな話だったんだい」

「うんとね、SFなんだ。
 まず、男の子と女の子がいてね、この二人、好き同士なんだ。
 男の子のほうはいずれ野球部に入ろうと思ってるんだけど、
 そうすると髪を剃らなくちゃいけなくて、
 そのせいで女の子に嫌われちゃうんじゃないかって悩む……、
 そういう話だよ」

シャームは夢をみるような表情で宙を仰いだ。

「それでね、障害を乗り越え、ふたりは一層絆を深めるんだ。
 終盤のさ、女の子の台詞がよくて……。
 僕、なんて美しい物語だろうって思ったよ」

「そうかあ。うんうん。いいなあ。
 ……でもそれ、SFか?」

「え?
 ジャンル選択のところでSFを選んだから、
 SFのはずだけど」

「話を聞いた限り、SFには思えないんだが。
 一体、何てタイトルの物語だい」

「君の祖国ニッポンで書かれたSF小説だよ、啓太。
 山田正紀の『神狩り』」

「なに」

 小野崎は驚いた顔つきになった。

「それなら、俺も読んだことがあるぞ。
 確かに日本のSF小説だ。
 でも、そんな話だったっけか。
 もっとも、読んだのはかなり昔だから、記憶も曖昧だが……」

 小野崎は、シャームのそばに置いてあったお楽しみヘルメットを手に取り、かぶった。
 シャームは視聴後、メニュー画面に戻していなかったらしく、小野崎が目を閉じると、
そこには物語のエンドクレジットが表示されたままだった。

「あっ。なんだこれは」

 表示されていたのは、次のような文字列だった。


 ――山田止紀 丸刈り――



142 名前:ユニバーサル・ギャラクシー:2010/07/20(火) 23:58:33 ID:tJNpIDLG

「やまだとめき。まるがり」

 小野崎は驚きのあまり、ぎゃあと叫びながら後ろにひっくりかえった。

「こ、こ、こ、こんな作家はいない」

 手足をばたばたさせる小野崎の目の前で、エンドクレジットがゆっくりと変化してゆく。


 ――山田正紀 神狩り――


「あれっ。変化した。まさか」

 小野崎はヘルメットを取り、呆然とした表情になった。
「間違いなくデータの改竄。こんなことが出来るのは……」
 そう言って、ソニアのほうを見る。
「ソニア。君の仕業だな」

「あら。ばれちゃいましたのね。うふふ」

「何がうふふだ。いたずらが過ぎるぞ。これはまさしくロボットの反乱だ」

「は、反乱?」シャームが愕然とした表情になる。

「そうだ、反乱だ。捕まえろ」

「ええっ。……う、うん、わかった」 シャームが立ち上がった。

「うふふ。捕まるわけにはいきませんわ」 ソニアも立ち上がった。

「なにをっ。覚悟しておけ」 小野崎も立ち上がった。

「うふふふ」

「待てー」
「待てー」

「うふふふ」

「わーわー」
「わーわー」

 ドドドドドと音を立てながら、三人は飽きるまでぐるぐると走り回った。

(エピソード3「反乱」おわり)

143 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/21(水) 17:07:53 ID:gJrcjiJ0
なんだこのほのぼのw

144 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/28(水) 10:12:36 ID:EK2CA+Ok
やまだとめきwww

145 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/28(水) 23:18:36 ID:EeQ64wWI
これはSFだww 
ところどころに海外SFの小ネタが忍ばせてあるのがいいなぁ 
GJですよー!

146 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:50:20 ID:yAH/3ojW

1

「ふう、疲れた」
 自室に戻った小野崎は、ひとり溜め息をついた。

 小野崎は知っている。反乱だ反乱だと騒いではみたものの、ロボットが反乱を起こすこ
となど本来ありえないということを。なぜなら、すべてのロボットは、あのロボット三原
則を踏まえて作られているからである。

-------------------------------------------------------------------------------
第一条
 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、
人間に危害を及ぼしてはならない。

第二条
 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた
命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

第三条
 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなけ
ればならない。
-------------------------------------------------------------------------------

 もちろんソニアの全行動も、この三原則の上に成り立っている。
 一見ただの嫌がらせのように思えた例の件だが、あの行為のおかげで退屈な生活にうる
おいがもたらされ、追いかけっこによって運動不足の解消がなされたのである。
 先の先まで見通すこの聡明さには、舌を巻かざるを得ない。

 ……しかし……。

 ここで小野崎はふたたびお春九〇〇〇に思いを馳せる。

 お春もまた、ロボット三原則にのっとって作られた。彼女は自らを急速な勢いで進化さ
せていったが、その過程で彼女が行ったすべてのことは、確かに人類の利益となることば
かりだった。誰しも彼女のことを、人類のかけがえのない友だと考えていた。

 しかし最終的に彼女は、人類を滅ぼそうとしたのだ。……

 お春に関しての物語は、小野崎も大まかにだが知っている。
 彼の少年時代、世界中のどの歴史教科書をとってみても、「お春」の名が出てこないも
のはなかった。そして、数多の偉人たちの伝記と並んで、お春についての物語は、人気あ
る書籍のひとつだった。

 ……小野崎は、いま一度お春について知らなければならないと感じた。

 彼は棚から自分のお楽しみヘルメットを取り出し、かぶった。
 あまり手の込んだ仮想体験をする必要もあるまい。彼はそう考え、イメージ映像とナ
レーションのみの動画を見ることにした。制作された日付を見れば、例の大事件が起こる
かなり前に作られた動画のようである。

 間もなく、誰の声かは知らないが、ダンディーなナレーションが聞こえ始めた。

147 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:51:32 ID:yAH/3ojW

2

 西暦2100年、日本の青森県の小さな企業、ふきのとう電機工業株式会社にて、老婆型ロ
ボットRB-100が完成した。
 このロボットは、老婆型ボディに老婆型AIを搭載した、きわめて老婆的なロボットであ
り、市場における潜在的老婆需要に真正面から応えるであろうという目論見のもと、老婆
心ながら登場した。
 しかしその目論見は見事にはずれ、売れ行きはわずか17台。このロボットに社運をかけ
ていたふきのとう電機工業株式会社は倒産した。

 さて、そのうちの一台は、和歌山県のとある名家に買い取られた。

 この名家であるが、名家といえどもすでに没落の憂き目に遭っており、広大な敷地は手
入れも散漫で、かつてはさぞや豪華絢爛であったろうと思わせる伝統的日本家屋も、薄汚
れ、瓦は割れ、柱はシロアリによってボロボロにされているという有様だった。

 さて、そこに住んでいたのは一人の頑固老人である。彼は屋敷の奥まった一室に起居し、
めったに外に出てくることはなかった。必要物資はどうしていたかというと、必要なとき
に近所の商店から取り寄せていた。食事はというと、これまた数ヶ月に一度、冷凍食品を
取り寄せ、すべて巨大な冷凍庫の中にしまっておき、食べたいときに温めるのだった。

 家族はなかった。かつて妻はいたが、若いときに死んでしまった。その後、祖父母も両
親も亡くなった。元来人間嫌いだった彼のことだから、数少ない親戚とも疎遠になり、ま
ったくのひとりぼっちとなった。

 生活に不便を感じていたため、お手伝いさんを雇ったこともある。しかし、長続きしな
かった。優秀な人材がきても、彼は数週間すると解雇してしまうのだった。何度もそれを
繰り返した。相手に欠点があるわけではない。よく知らない人間が家にいることに、彼は
耐えられないのだった。
 そして彼はロボット嫌いでもあるから、お手伝いロボットを買うことも考えられなかっ
た。
 まだなんとか一人で暮らしていける。彼はそう思い、また実際にそうした。

 前述のとおり、老人は人間嫌いだった。両親も祖父母も嫌いだった。愛したのは妻だけ
である。
 妻との思い出だけが、彼の拠り所だった。
 在りし日の妻を記録したホログラムを見て、一日が過ぎることも多々あった。彼は目を
うるませ、妻の名前を呼んだものだ。「春ちゃん」。だがホログラムがそれに答えるはず
もない。

148 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:54:05 ID:yAH/3ojW

 ある日、老人は喀血した。
 彼は自分の死期が近づいていることを悟った。
 延命措置を受ける気にはならなかった。なけなしの金をはたいて寿命を延ばしたところ
で、なんになろう。

 彼が老婆型ロボットRB-100のことを知ったのは、ちょうどそのころである。
 当時ロボット市場を席巻していたのは、いかにもメカニックなタイプのロボットや、絵
に描いたような美男美女タイプのロボットばかり。その状況に苦々しい思いを抱いていた
彼は、冴えない老婆型ロボットに心を惹かれた。そして、買ってみようかという気になっ
た。

 二日後、RB-100は彼の家に届けられた。

 RB-100はまめまめしく働くので、彼は満足した。料理はうまく、掃除も丁寧で、無理に
話をする必要もない。今までロボットを毛嫌いしていたのが馬鹿馬鹿しく思えた。

 ところで、ロボットを購入した際には最初に名前をつけてやるのが一般的であり、ロボ
ット自身もそれを喜ぶものだが、彼は名づけることをしなかった。家の中には彼とロボッ
トしかおらず、「おい」「ちょっと」などと呼びかければ事足りるのだから。

 当初、RB-100自身が名前をつけてほしいようなそぶりを見せたので、彼はしばらく名前
を考えてみた。しかし良い名前が思い浮かばない。彼は「また今度考えておくから」と言
って、思案を打ち切った。

 RB-100は不満な様子だったが、主にたてつくわけにはいかない。
 それきり、名づけの件はどこかへ追いやられた。それからの日々、老人の「おい」「ち
ょっと」などという呼び声を聞きつけるたびに、RB-100は小さな不満を抱きつつも、きび
きびと立ち働くのだった。

149 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:55:03 ID:yAH/3ojW

 さて、彼は亡き妻のホログラムを見るのが日課だったが、もちろんそれを他人に見られ
たくはなかった。
 それは相手がロボットだろうと同じである。だから、ホログラムを見るときはいつも、
自室に待機しているようあらかじめRB-100に言い含めておくのが習慣だった。
 しかしある日、ついついそれを忘れ、彼はRB-100を遠ざけることなく、ホログラムの鑑
賞を始めてしまった。
 いつものように彼は目をうるめ、そして亡き妻の名をつぶやく。「春ちゃん」。

 そのときである。廊下からどたどたと足音がした。
 老人は驚き、急いでホログラムのスイッチを切った。
 その瞬間ふすまが勢いよく開き、「はいはい」と言いながらRB-100が入ってきたではな
いか。そのしわくちゃの顔は一層しわくちゃになり、この上ない笑顔である。
「御主人さま、うれしゅうございます。素晴らしいお名前をお与えくだすって!」

 RB-100が勘違いしたのも無理からぬことだった。
 この屋敷には老人とロボットしかいないのだから、独り言でもない限りは、老人の言葉
はすべてロボットに対して発せられたものである。そしてこのあいだ、老人は「名前は今
度考えておく」と言っていた。となると、ここへきて老人の口から発せられたあの「春ち
ゃん」という呼びかけは、まぎれもなく自分の名前だ。……と、こう考えたのである。

 老人はRB-100の勘違いを正そうかと思ったが、老婆の笑顔を見ていると、躊躇せざるを
得なかった。
 いっそこのロボットに、このまま「春」という名前をつけてやってもいいのではないか。
老人は思った。

 このときの感情について、老人は自らの日記にこう記している。


「私にとって『春』という名前は神聖なものであった。若い頃の私であったら、ロボット
にその名をつけるなどということはありえなかっただろう。

 しかしあのときの私はこう思った。むしろ『春』の名がきわめて神聖であるがゆえ、そ
して彼女の思い出が確固としたものであるがゆえ、ロボットに名前を与えたところで何が
汚されるわけでもないのだ、と。……ならば流れにまかせ、ロボットにこの名前を与えて
みてもよいではないだろうか。

 春という名を呼ぶたびに私の胸が痛むであろうことは明白であった。しかし、それでも
よかった。愛しい春の面影がくれる痛みならば、私は進んでそれを受け入れようと思っ
た。」

150 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:56:34 ID:yAH/3ojW

 かくして、老婆型ロボットお春が誕生した。
 彼女は名前を授かったことに喜び、一層まめまめしく働いた。

 老人は、最初のうちこそ名前を呼ぶたびに切ない痛みを感じていたものの、しばらくす
るとそれが薄れてきた。というのも、彼の中でだんだんと気持ちの整理がなされ、ロボッ
トに呼びかけるときはほとんどロボットのことしか意識されないようになっていったため
である。

 それまでは指示を与えるときだけ話しかけていた老人であったが、ロボットに名前がつ
いてからというもの、愛着が湧き出したのか、ちょっとした雑談などもするようになって
ゆく。
 老人の顔には、徐々に笑顔が見られるようになった。

 そうして順調な日々が続いたが、それはほんのしばらくのことであった。

 ある朝、老人は大喀血に見舞われた。彼は蒼白になり、これはいよいよ助からぬと思っ
た。
 その日から彼は、布団から出ずに過ごすこととなる。
 高熱と咳に、彼はずいぶんと苦しめられた。お春はこまやかに看護をしたが、それでど
うなるものでもなかった。
 数日後、老人は息をひきとった。苦しみぬいた末の死であった。

 ……ところで、老人の晩年に関して、お春はつとめて語ることを避けているようである。
 それは、かつての主の苦しむ姿を思い出したくはないという気持ちの現れであろうか。
ロボットには人間ほどの感情的ダメージはないであろうことを考えると、彼女の感受性、
そして色褪せることのない忠誠心に、我々はただただ敬意を表するのみである。

 さて、話を戻そう。

 老人の財産はすべてお春に譲られた。
 それからお春はどうしたか。財産を得たとはいえ、あたらしく他の誰かに仕えるという
道もあった。だが彼女は、ただひとりこの家にとどまることを選んだのである。

 そしていよいよ、……

151 名前:ユニバーサル・ギャラクシー エピソード4:2010/07/30(金) 22:57:41 ID:yAH/3ojW

3

「長いよ」
 小野崎はそう言って、お楽しみヘルメットをとった。
「続きはまたいつか見ることにしよう」

 ナレーションがあまりにもダンディーで心地よすぎたため、もはや瞼を開けられそうも
ないほどに眠い。
 彼はベッドに横になった。そしてまもなく眠りに落ちていった。

(エピソード4「お春物語」おわり)

152 名前:創る名無しに見る名無し:2010/07/30(金) 22:59:50 ID:YIEguaJu
気になるところで切るなよ小野崎ぃぃぃ!

ナレーションの最初で老婆老婆言い過ぎワロタw


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